JP2024036167A - 空中表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示品質を向上させることが可能な空中表示装置を提供する。
【解決手段】 空中表示装置は、画像を表示する表示素子20と、表示素子20からの光を受けるように配置され、表示素子20からの光を、表示素子20と反対側に反射し、空中に空中像を結像する光学素子40と、空中像と重なる空間領域に検知領域を形成し、検知領域内の対象物を検知するセンシング素子50と、観察者の位置を算出し、観察者の位置に基づいて、表示素子20の画像の位置を補正する補正部とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】 空中表示装置は、画像を表示する表示素子20と、表示素子20からの光を受けるように配置され、表示素子20からの光を、表示素子20と反対側に反射し、空中に空中像を結像する光学素子40と、空中像と重なる空間領域に検知領域を形成し、検知領域内の対象物を検知するセンシング素子50と、観察者の位置を算出し、観察者の位置に基づいて、表示素子20の画像の位置を補正する補正部とを含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空中表示装置に関する。
画像や動画などを空中像として表示可能な空中表示装置が研究され、新しいヒューマン・マシン・インターフェースとして期待されている。空中表示装置は、例えば、2面コーナーリフレクタがアレイ状に配列された2面コーナーリフレクタアレイを備え、表示素子の表示面から出射される光を反射し、空中に実像を結像する。2面コーナーリフレクタアレイによる表示方法は、収差が無く、面対称位置に実像(空中像)を表示することができる。
特許文献1は、透明平板の表面から突出した透明な四角柱を2面コーナーリフレクタとして使用し、複数の四角柱を平面上にアレイ状に配置した光学素子を開示している。また、特許文献2は、第1及び第2光制御パネルの各々を、透明平板の内部に垂直に複数の平面光反射部を並べて形成し、第1及び第2光制御パネルを、互いの平面光反射部が直交するように配置した光学素子を開示している。特許文献1、2の光学素子は、表示素子から出射された光を直交する反射面で2回反射させ、空中像を生成している。
特許文献1、2の光学素子を利用した表示装置は、光学素子の斜方向から観察することで空中像を認識できるものであり、光学素子の法線方向からの観察では良好な空中像を認識することは難しい。
本発明は、表示品質を向上させることが可能な空中表示装置を提供する。
本発明の第1態様によると、画像を表示する表示素子と、前記表示素子からの光を受けるように配置され、前記表示素子からの光を、前記表示素子と反対側に反射し、空中に空中像を結像する光学素子と、前記空中像と重なる空間領域に検知領域を形成し、前記検知領域内の対象物を検知するセンシング素子と、観察者の位置を算出し、前記観察者の位置に基づいて、前記表示素子の画像の位置を補正する補正部とを具備する空中表示装置が提供される。
本発明の第2態様によると、前記補正部は、前記観察者までの水平距離と垂直距離とに基づいて、前記表示素子の前記画像のずらし量を算出する、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第3態様によると、前記補正部は、前記表示素子のうち前記観察者と前記検知領域とを通る直線上に前記画像を表示させる、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第4態様によると、前記観察者を撮像し、前記観察者までの距離を測定する距離画像センサをさらに具備し、前記補正部は、前記距離画像センサの出力に基づいて、前記観察者の位置を算出する、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第5態様によると、前記距離画像センサにより取得された撮像データに基づいて、前記観察者の顔を認識する認識部をさらに具備し、前記補正部は、前記認識部の認識結果に基づいて、前記観察者の位置を算出する、第4態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第6態様によると、前記センシング素子は、前記検知領域に向けて光を発光する発光部と、前記対象物で反射された反射光を受光する受光部とを含む、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第7態様によると、前記光学素子は、平面状の基材と、前記基材の下に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に直交する第2方向に並んだ複数の光学要素とを含み、前記複数の光学要素の各々は、前記基材の法線方向に対してそれぞれが傾き、互いに接する入射面及び反射面を有する、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第8態様によると、前記表示素子と前記光学素子との間に配置され、前記表示素子からの光のうち斜め方向の光成分を透過する配向制御素子をさらに具備する、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第9態様によると、前記配向制御素子は、交互に配置された複数の透明部材及び複数の遮光部材を含み、前記複数の遮光部材は、前記配向制御素子の法線に対して傾いている、第8態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第10態様によると、前記表示素子及び前記光学素子は、互いに平行に配置される、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明の第11態様によると、光を発光する照明素子をさらに具備し、前記表示素子は、前記照明素子からの光を受けるように配置され、液晶表示素子で構成される、第1態様に係る空中表示装置が提供される。
本発明によれば、表示品質を向上させることが可能な空中表示装置を提供することができる。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[1] 空中表示装置1の構成
図1は、本発明の実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。図1において、X方向は、空中表示装置1のある1辺に沿った方向であり、Y方向は、水平面内においてX方向に直交する方向であり、Z方向は、XY面に直交する方向(法線方向ともいう)である。図2は、図1に示した空中表示装置1のXZ面における側面図である。図2では、センシング素子50及び距離画像センサ60の図示を省略している。図3は、空中表示装置1の外観を説明する斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る空中表示装置1の斜視図である。図1において、X方向は、空中表示装置1のある1辺に沿った方向であり、Y方向は、水平面内においてX方向に直交する方向であり、Z方向は、XY面に直交する方向(法線方向ともいう)である。図2は、図1に示した空中表示装置1のXZ面における側面図である。図2では、センシング素子50及び距離画像センサ60の図示を省略している。図3は、空中表示装置1の外観を説明する斜視図である。
空中表示装置1は、画像(動画を含む)を表示する装置である。空中表示装置1は、自身の光出射面の上方の空中に、空中像を表示する。空中表示装置1の光出射面とは、空中表示装置1を構成する複数の部材のうち最上層に配置された部材の上面を意味する。空中像とは、空中に結像する実像である。
空中表示装置1は、照明素子(バックライトともいう)10、表示素子20、配向制御素子30、光学素子40、センシング素子50、距離画像センサ60、及び筐体70を備える。照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、及び光学素子40は、この順にZ方向に沿って配置され、互いに平行に配置される。照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、及び光学素子40は、互いに所望の間隔を空けるようにして、図示せぬ固定部材で所望の位置に固定される。
照明素子10は、照明光を発光し、この照明光を表示素子20に向けて出射する。照明素子10は、光源部11、導光板12、及び反射シート13を備える。照明素子10は、例えばサイドライト型の照明素子である。照明素子10は、面光源を構成する。照明素子10は、後述する角度θ1の斜め方向に光強度がピークになるように構成してもよい。
光源部11は、導光板12の側面に向き合うように配置される。光源部11は、導光板12の側面に向けて光を発光する。光源部11は、例えば白色LED(Light Emitting Diode)からなる複数の発光素子を含む。導光板12は、光源部11からの照明光を導光し、照明光を自身の上面から出射する。反射シート13は、導光板12の底面から出射した照明光を、再び導光板12に向けて反射する。照明素子10は、導光板12の上面に、光学特性を向上させる部材(プリズムシート、及び拡散シートを含む)を備えていてもよい。
表示素子20は、透過型の表示素子である。表示素子20は、例えば液晶表示素子で構成される。表示素子20の駆動モードについては特に限定されず、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、又はホモジニアスモードなどを用いることができる。表示素子20は、照明素子10から出射された照明光を受ける。表示素子20は、照明素子10からの照明光を透過して光変調を行う。そして、表示素子20は、その画面に所望の画像を表示する。表示素子20の詳細な構成については後述する。
配向制御素子30は、不要光を低減する機能を有する。不要光とは、空中像を生成するのに寄与しない光成分であり、法線方向に光学素子40を透過する光成分を含む。配向制御素子30は、法線方向に対して角度θ1の斜め方向を中心として所定の角度範囲の光成分を透過するとともに、上記角度範囲以外の光成分を遮光するように構成される。配向制御素子30の面積は、表示素子20の面積とほぼ同じに設定される。配向制御素子30の詳細な構成については後述する。
光学素子40は、底面側から入射した光を上面側に反射する。また、光学素子40は、底面側から斜めに入射した入射光を、例えば正面方向(法線方向)に反射する。光学素子40の面積は、表示素子20の面積以上に設定される。光学素子40の詳細な構成については後述する。光学素子40は、空中に空中像2を結像する。空中像2は、光学素子40の素子面に平行であり、2次元の画像である。素子面とは、光学素子40が面内方向に広がる仮想的な平面を言う。素子面は、面内と同じ意味である。その他の素子の素子面についても同様の意味である。光学素子40の正面にいる観察者3は、空中像2を視認することができる。
センシング素子50は、空中表示装置1が生成した空中像2の一部又は全部を含む空間領域に検知領域51を形成する。センシング素子50は、検知領域51に存在する対象物(物体)を検知する。センシング素子50は、検知領域51に赤外光を出射し、対象物で反射された反射光を検知する。センシング素子50は、検知領域51に向けて赤外光を発光する発光部と、対象物で反射された反射光を検知する受光部(センサ)とを含む。センシング素子50は、例えば、複数の発光素子と複数の受光素子とが交互に一列に並んだラインセンサで構成される。ラインセンサは、赤外光を用いてライン状に空間をスキャンすることが可能であり、複数の発光素子が並んだ方向と光が進む方向とからなる2次元の空間をスキャンすることが可能である。センシング素子50が出射する赤外光の方向は、適宜設定可能であり、例えば、斜め上方に赤外光を出射するように構成してもよい。
距離画像センサ60は、自身から対象物までの距離を測定する機能と、対象物を撮像する機能とを有する。距離画像センサ60は、TOF(time of light)方式の距離画像センサで構成される。TOF方式は、発光素子から出射された光が対象物に照射され、対象物で反射された反射光を受光素子で検知するまでの時間に基づいて、対象物までの距離を測定する方式である。また、距離画像センサ60は、撮像素子を備え、被写体を撮像する。距離画像センサ60は、距離測定用のレーザー光(例えば赤外光)を発光する発光素子と、画像を撮像する撮像素子とを含む。撮像素子は、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサ、又はCCD(charge coupled device)センサで構成される。撮像素子は、TOF方式の受光素子としても用いられる。
なお、距離画像センサ60に変えて、自身から対象物までの距離を測定する距離センサと、対象物を撮像する撮像素子とを別々に設けてもよい。この実施例の場合、距離センサは、レーザー光(例えば赤外光)を発光する発光部と、対象物で反射された反射光を受光する受光部とを含むように構成される。
筐体70は、照明素子10、表示素子20、配向制御素子30、光学素子40、センシング素子50、及び距離画像センサ60を収容する。筐体70は、上部に光学素子40を露出する開口部と、距離画像センサ60を露出する開口部とを有する。また、筐体70の一側部には、センシング素子50が取り付けられる。
なお、センシング素子50は、筐体70に収容されず、筐体70の外の任意の位置に配置してもよい。センシング素子50は、検知動作に最適な箇所に配置することが可能である。また、距離画像センサ60は、筐体70に収容されず、筐体70の外の任意の位置に配置してもよい。距離画像センサ60は、検知動作に最適な箇所に配置することが可能である。
[1-1] 表示素子20の構成
図4は、図1に示した表示素子20の模式的な平面図である。
図4は、図1に示した表示素子20の模式的な平面図である。
表示素子20は、表示領域21、額縁22、及びケース23を備える。表示領域21は、画像を表示する領域である。額縁22は、表示領域21の周囲の周辺領域であり、画素を駆動する周辺回路が配置される領域である。額縁22は、黒の遮光層(ブラックマトリクス)で遮光され、観察者からは黒で視認される。ケース23は、表示素子20を構成する基板を周囲から固定する。
表示領域21には、マトリクス状に配置された複数の画素Dpが設けられる。マトリクス状に配置された複数の画素を画素アレイともいう。複数の画素Dpの各々は、表示素子20が表示する画像の色情報の最小単位である。画素Dpは、例えば、光の三原色である赤(R)、緑(G)、及び青(B)にそれぞれ対応する赤サブ画素R、緑サブ画素G、及び青サブ画素Bで構成される。なお、画素Dpの面積は、図示した面積より十分小さい。
画素アレイの列数を“md”、行数を“nd”とする。表示素子20の画素数は、“md*nd”である。表示素子20の画素数は任意に設定可能である。
[1-2] 配向制御素子30の構成
図5Aは、図1に示した配向制御素子30の平面図である。図5Bは、図5AのA-A´線に沿った配向制御素子30の断面図である。
図5Aは、図1に示した配向制御素子30の平面図である。図5Bは、図5AのA-A´線に沿った配向制御素子30の断面図である。
基材31は、XY面において平面状に構成され、直方体を有する。基材31は、光を透過する。
基材31上には、それぞれがY方向に延び、X方向に並んだ複数の透明部材33が設けられる。また、基材31上には、それぞれがY方向に延び、X方向に並んだ複数の遮光部材34が設けられる。複数の透明部材33と複数の遮光部材34とは、隣接するもの同士が接するようにして交互に配置される。
複数の透明部材33及び複数の遮光部材34上には、基材32が設けられる。基材32は、XY面において平面状に構成され、直方体を有する。基材32は、光を透過する。
透明部材33は、XZ面において、基材31の法線方向に対して角度θ1の斜め方向に延びる。透明部材33は、XZ面において、側面が角度θ1だけ傾いた平行四辺形である。透明部材33は、光を透過する。
遮光部材34は、XZ面において、基材31の法線方向に対して角度θ1の斜め方向に延びる。遮光部材34は、XZ面において、側面が角度θ1だけ傾いた平行四辺形である。遮光部材34は、光を遮光する。遮光部材34の厚みは、透明部材33の厚みより薄く設定される。
隣接する2個の遮光部材34は、Z方向において互いの端部が若干重なるように配置される。
基材31、32、及び透明部材33としては、ガラス、又は透明な樹脂(アクリル樹脂を含む)が用いられる。遮光部材34としては、例えば、黒色の染料又は顔料が混入された樹脂が用いられる。
なお、基材31、32の一方又は両方を省略して、配向制御素子30を構成してもよい。複数の透明部材33と複数の遮光部材34とが交互に配置されていれば、配向制御素子30の機能を実現できる。
このように構成された配向制御素子30は、法線方向に対して角度θ1の斜め方向の光強度がピークになるように、表示光を透過することができる。例えば、配向制御素子30は、法線方向に対して30°±30°の範囲以外の光成分を遮光するように構成される。望ましくは、配向制御素子30は、法線方向に対して30°±20°の範囲以外の光成分を遮光するように構成される。
なお、変形例として、配向制御素子30は、照明素子10と表示素子20との間に配置してもよい。また、配向制御素子30を省略して、空中表示装置1を構成してもよい。
[1-3] 光学素子40の構成
図6は、図1に示した光学素子40の斜視図である。図6には、光学素子40の一部を拡大した拡大図も図示している。図6の拡大図は、XZ面における側面図である。
図6は、図1に示した光学素子40の斜視図である。図6には、光学素子40の一部を拡大した拡大図も図示している。図6の拡大図は、XZ面における側面図である。
光学素子40は、基材41、及び複数の光学要素42を備える。基材41は、XY面において平面状に構成され、直方体を有する。
基材41の底面には、複数の光学要素42が設けられる。複数の光学要素42の各々は、三角柱で構成される。光学要素42は、三角柱の3個の側面がXY面と平行になるように配置され、1つの側面が基材41に接する。複数の光学要素42は、それぞれがY方向に延び、X方向に並んで配置される。換言すると、複数の光学要素42は、XZ面において鋸歯状を有する。
複数の光学要素42の各々は、入射面43及び反射面44を有する。Y方向から見て、左側の側面が入射面43であり、右側の側面が反射面44である。入射面43は、表示素子20からの光が入射する面である。反射面44は、入射面43に外部から入射した光を、光学要素42の内部で反射する面である。入射面43と反射面44とは、角度θpを有する。
基材41及び光学要素42は、透明材料で構成される。光学要素42は、例えば、基材41と同じ透明材料によって基材41と一体的に形成される。基材41と光学要素42とを個別に形成し、透明な接着材を用いて基材41に光学要素42を接着してもよい。基材41及び光学要素42を構成する透明材料としては、ガラス、又は透明な樹脂(アクリル樹脂を含む)が用いられる。
このように構成された光学素子40は、入射光を内部で反射して、空中に実像を結像する。また、光学素子40は、素子面の正面の位置に、空中像を結像する。
[1-4] 距離画像センサ60の構成
距離画像センサ60は、撮像素子61を備える。図7は、距離画像センサ60に含まれる撮像素子61の模式的な平面図である。
距離画像センサ60は、撮像素子61を備える。図7は、距離画像センサ60に含まれる撮像素子61の模式的な平面図である。
撮像素子61は、基板62、撮像領域63、及び周辺領域64を備える。撮像領域63は、光を電気信号に変換する領域である。周辺領域64は、撮像領域63の周囲の領域であり、画素を駆動する周辺回路が配置される領域である。周辺領域64は、黒の遮光層で遮光される。基板62には、回路が設けられる。
撮像領域63には、マトリクス状に配置された複数の画素Ppが設けられる。マトリクス状に配置された複数の画素を画素アレイともいう。複数の画素Ppの各々は、光を電気信号に変換する領域の最小単位である。なお、画素Ppの面積は、図示した面積より十分小さい。
画素アレイの列数を“mi”、行数を“ni”とする。撮像素子61の画素数は、“mi*ni”である。撮像素子61の画素数は任意に設定可能である。図7の“C”は、撮像素子61の中心(撮像素子中心と称する)である。撮像素子中心“C”は、左から“mi/2”列目の画素の端を通る線と、上から“ni/2”行目の画素の端を通る線との交差点である。
[1-5] 空中表示装置1のブロック構成
図8は、空中表示装置1のブロック図である。空中表示装置1は、制御部80、記憶部81、入出力インターフェース(入出力IF)82、表示部83、センシング素子50、距離画像センサ60、及び入力部84を備える。制御部80、記憶部81、及び入出力インターフェース82は、バス85を介して互いに接続される。
図8は、空中表示装置1のブロック図である。空中表示装置1は、制御部80、記憶部81、入出力インターフェース(入出力IF)82、表示部83、センシング素子50、距離画像センサ60、及び入力部84を備える。制御部80、記憶部81、及び入出力インターフェース82は、バス85を介して互いに接続される。
入出力インターフェース82は、表示部83、センシング素子50、距離画像センサ60、及び入力部84に接続される。入出力インターフェース82は、表示部83、センシング素子50、距離画像センサ60、及び入力部84のそれぞれに対して、所定の規格に応じたインターフェース処理を行う。
表示部83は、照明素子10、及び表示素子20を備える。表示部83は、画像を表示する。
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサにより構成される。制御部80は、記憶部81に格納されたプログラムを実行することで各種機能を実現する。制御部80は、表示処理部80A、情報処理部80B、検知位置算出部80C、顔認識部80D、及び画像補正部80Eを備える。
表示処理部80Aは、表示部83(具体的には、照明素子10、及び表示素子20)の動作を制御する。表示処理部80Aは、照明素子10のオン及びオフを制御する。表示処理部80Aは、表示素子20に画像信号を送信し、表示素子20に画像を表示させる。
情報処理部80Bは、空中表示装置1が表示する画像を生成する。情報処理部80Bは、記憶部81に格納された画像データを用いることが可能である。情報処理部80Bは、図示せぬ通信機能を用いて外部から画像データを取得してもよい。
検知位置算出部80Cは、センシング素子50の動作を制御する。検知位置算出部80Cは、センシング素子50に含まれる発光部が赤外光を出射するように制御し、所定の空間領域に赤外光からなる検知領域51を形成する。検知位置算出部80Cは、センシング素子50に含まれる受光部から送られる複数の検知信号に基づいて、観察者3の指3Aの位置を算出する。
顔認識部80Dは、撮像素子61から撮像データを取得する。顔認識部80Dは、撮像素子61から取得した撮像データを用いて、目、鼻、口、及び輪郭などの複数の特徴点を抽出し、複数の特徴点の位置関係に基づいて顔を認識する。さらに、顔認識部80Dは、複数の特徴点の位置関係に基づいて、目の位置を認識する。
画像補正部80Eは、距離画像センサ60の動作を制御する。画像補正部80Eは、距離画像センサ60から送られる情報に基づいて、観察者3の位置を算出する。さらに、画像補正部80Eは、観察者3の位置に関する情報に基づいて、表示素子20に表示する画像の位置を補正する。
記憶部81は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及びSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、及びレジスタ等の揮発性記憶装置とを含む。記憶部81は、制御部80が実行するプログラムを格納する。記憶部81は、制御部80の制御に必要な各種データを格納する。さらに、記憶部81は、空中表示装置1が表示する画像のデータを格納する。
入力部84は、例えばタッチパネルやボタンなどを含み、ユーザが入力した情報を受け付ける。情報処理部80Bは、入力部84が受け付けた情報に基づいて、表示部83に表示する画像を選択することが可能である。
[2] 空中表示装置1の動作
次に、上記のように構成された空中表示装置1の動作について説明する。
次に、上記のように構成された空中表示装置1の動作について説明する。
[2-1] 空中像2の表示動作
まず、空中像2の表示動作について説明する。
図2の矢印は、光路を示している。図2に示すように、表示素子20の任意の点“o”から出射された光は、配向制御素子30に入射する。表示素子20から出射された光のうち角度θ1の光成分(角度θ1を中心とした所定の角度範囲の光成分を含む)は、配向制御素子30を透過する。配向制御素子30を透過した光は、光学素子40に入射する。光学素子40は、入射光を、配向制御素子30と反対側に反射し、空中に空中像2を結像する。
まず、空中像2の表示動作について説明する。
図2の矢印は、光路を示している。図2に示すように、表示素子20の任意の点“o”から出射された光は、配向制御素子30に入射する。表示素子20から出射された光のうち角度θ1の光成分(角度θ1を中心とした所定の角度範囲の光成分を含む)は、配向制御素子30を透過する。配向制御素子30を透過した光は、光学素子40に入射する。光学素子40は、入射光を、配向制御素子30と反対側に反射し、空中に空中像2を結像する。
図9は、光学素子40における光の反射の様子を説明する斜視図である。図10は、光学素子40における光の反射の様子を説明するXZ面の側面図である。図10は、観察者3の両目(すなわち、両目を結ぶ線)がX方向に平行な状態で光学素子40を見た図である。図11は、光学素子40における光の反射の様子を説明するYZ面の側面図である。図11は、観察者3の両目がY方向に平行な状態で光学素子40を見た図である。
表示素子20の任意の点“o”から出射された光は、光学素子40の入射面43に入射し、反射面44に到達する。反射面44の法線方向に対して臨界角よりも大きい角度で反射面44に到達した光は、反射面44で全反射され、光学素子40の光学要素42が形成されている側の反対側の平面から出射される。臨界角とは、その入射角を超えると全反射する最少の入射角である。臨界角は、入射面の垂線に対する角度である。
図10のXZ面では、点“o”から出射された光は、光学要素42の反射面44で全反射され、その光は空中で結像されて空中像を生成する。
図11のYZ面では、点“o”から出射された光は、光学要素42の反射面44で反射されず、その光は空中で結像することがないため空中像の生成に寄与しない。
すなわち、観察者3が空中像を視認できる条件は、観察者3の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態(例えばX方向に対して±10度)である。また、観察者3の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態でY方向に沿って視点を移動した場合、空中像を常に認識することができる。
図12は、光学素子40における入射面43及び反射面44の角度条件を説明する図である。
Z方向(素子面に垂直な方向)に対する入射面43の角度をθ2、Z方向に対する反射面44の角度をθ3、入射面43と反射面44とのなす角度をθpとする。角度をθpは、以下の式(1)で表される。
θp=θ2+θ3 ・・・(1)
θp=θ2+θ3 ・・・(1)
配向制御素子30から角度θ1で出射された光は、入射面43に入射する。光学素子40の材料の屈折率をnp、空気の屈折率を1とする。入射面43における入射角をθ4、屈折角をθ5とする。反射面44における入射角をθ6、反射角をθ7(=θ6)とする。光学素子40の上面における入射角をθ8、屈折角をθ9とする。屈折角θ9が出射角である。出射角θ9は、以下の式(2)で表される。
θ9=sin-1(np*sin(sin-1((1/np)*sin(90°-(θ1+θ2)))+θ2+2θ3-90°)) ・・・(2)
θ9=sin-1(np*sin(sin-1((1/np)*sin(90°-(θ1+θ2)))+θ2+2θ3-90°)) ・・・(2)
反射面44における臨界角は、以下の式(3)で表される。
臨界角<θ6(=θ7)
臨界角=sin-1(1/np) ・・・(3)
臨界角<θ6(=θ7)
臨界角=sin-1(1/np) ・・・(3)
すなわち、反射面44における入射角θ6は、反射面44における臨界角より大きく設定される。換言すると、反射面44の角度θ3は、反射面44に入射する光の入射角が臨界角より大きくなるように設定される。
また、入射面43に入射した光は、入射面43で全反射されないように設定される。すなわち、入射面43の角度θ2は、入射面43に入射する光の入射角が臨界角より小さくなるように設定される。
光学素子40の素子面と空中像2の面との角度、及び光学素子40の素子面と空中像2の面との距離は、光学素子40に入射する光の角度θ1、光学素子40の屈折率、光学素子40の入射面43の角度θ2、光学素子40の反射面44の角度θ3を最適に設定することで調整が可能である。
[2-2] 全体動作の流れ
次に、空中表示装置1における全体動作の流れについて説明する。図13は、空中表示装置1における全体動作を説明するフローチャートである。
次に、空中表示装置1における全体動作の流れについて説明する。図13は、空中表示装置1における全体動作を説明するフローチャートである。
撮像素子61は、観察者3を撮像し、撮像データ65を生成する(ステップS100)。
続いて、顔認識部80Dは、撮像素子61から撮像データ65を取得する。顔認識部80Dは、撮像素子61から取得した撮像データ65に基づいて、観察者3の顔を認識する(ステップS101)。
続いて、距離画像センサ60は、観察者3までの距離を測定する(ステップS102)。具体的には、距離画像センサ60は、距離測定用のレーザー光(例えば赤外光)を発光し、対象物で反射された反射光を受光する。そして、距離画像センサ60は、レーザー光の往復時間に基づいて、観察者3までの距離を測定する。
続いて、画像補正部80Eは、観察者3の位置を算出する(ステップS103)。具体的には、画像補正部80Eは、空中表示装置1の光出射面から観察者3までの距離L、及び距離画像センサ60の中心から観察者3の目までの高さHを算出する。距離Lを水平距離、高さHを垂直距離とも呼ぶ。
続いて、画像補正部80Eは、観察者3の位置に基づいて、表示素子20に表示する画像の位置を補正する(ステップS104)。
続いて、表示素子20は、画像補正部80Eにより補正された位置に画像を表示する(ステップS105)。光学素子40は、表示素子20からの光を反射し、空中に空中像2を結像する。
続いて、センシング素子50は、所定の空間領域に赤外光からなる検知領域51を形成する(ステップS106)。
続いて、検知位置算出部80Cは、センシング素子50の検知結果に基づいて、観察者3が空中像2をタッチしたか否か、すなわち、観察者3のタッチ操作を判定する(ステップS107)。
タッチ操作を検知しない場合(ステップS107=No)、制御部80は、ステップS100以降の動作を繰り返す。
タッチ操作を検知した場合(ステップS107=Yes)、検知位置算出部80Cは、観察者3がタッチした位置(タッチ位置)が、検知領域51のうち予め決められた操作領域内であるか否かを判定する(ステップS108)。
タッチ位置が操作領域内でない場合(ステップS108=No)、制御部80は、ステップS107以降の動作を繰り返す。
タッチ位置が操作領域内である場合(ステップS108=Yes)、表示素子20は、タッチされた情報にリンクした画像を表示する(ステップS109)。
続いて、制御部80は、観察者3による終了操作を監視する(ステップS110)。終了操作は、例えば、入力部84を用いて行われる。終了操作を検知しない場合(ステップS110=No)、制御部80は、ステップS107以降の動作を繰り返す。終了操作を検知した場合(ステップS110=Yes)、制御部80は、処理を終了する。
[2-3] 顔認識動作
次に、観察者3の顔を認識する動作(顔認識動作)について説明する。図14は、観察者3の顔を認識する動作を説明する模式図である。
次に、観察者3の顔を認識する動作(顔認識動作)について説明する。図14は、観察者3の顔を認識する動作を説明する模式図である。
撮像素子61は、観察者3を撮像し、撮像データ65を生成する。顔認識部80Dは、撮像素子61から撮像データ65を取得する。顔認識部80Dは、撮像素子61から取得した撮像データ65を用いて、目、鼻、口、及び輪郭などの複数の特徴点を抽出し、複数の特徴点の位置関係に基づいて顔を認識する。図16では、四角形の枠が顔と認識される。さらに、顔認識部80Dは、複数の特徴点の位置関係に基づいて、目の位置を認識する。
顔認識部80Dによる顔認識の結果に基づいて、空中表示装置1と観察者3との位置関係が判定される。
[2-4] 画像補正動作の概略
次に、表示素子20に表示する画像の位置を補正する動作(画像補正動作)の概略について説明する。
次に、表示素子20に表示する画像の位置を補正する動作(画像補正動作)の概略について説明する。
図15は、観察者3が空中表示装置1を正面から見た場合の空中表示装置1の動作を説明する斜視図である。図15では、空中像2としてボタンを一例として示している。
表示素子20は、自身の画面の中央付近にボタンの画像24を表示する。光学素子40は、表示素子20からの光を反射し、空中に空中像2を結像する。
センシング素子50は、空中像2が表示される空間領域を含む検知領域51を形成する。検知領域51は、赤外光で形成される。観察者3の指3Aが空中像2をタッチすると、センシング素子50は、検知領域51内の観察者3の指3Aを検知する。検知位置算出部80Cは、センシング素子50から送られる複数の検知信号に基づいて、観察者3の指3Aの位置を算出する。これにより、空中表示装置1は、観察者3に向けて空中像2を表示させるとともに、観察者3が空中像2をタッチしたことを検知できる。
表示素子20が画像24を中央に表示した状態で、観察者3が空中表示装置1を斜め上から見た場合、空中像2は、検知領域51より上側にずれて視認される。この場合、観察者3の指3Aが空中像2をタッチしたことを検知できない可能性がある。表示素子20が画像24を中央に表示した状態で、観察者3が空中表示装置1を斜め下から見た場合、空中像2は、検知領域51より下側にずれて視認される。この場合も、観察者3の指3Aが空中像2をタッチしたことを検知できない可能性がある。
図16は、観察者3が空中表示装置1を斜めから見た場合の空中表示装置1の動作を説明する斜視図である。図16の説明における上下の定義は、図16の状態で配置された空中表示装置1を基準にしている。
センシング素子50は、固定された空間領域に検知領域51を形成する。すなわち、センシング素子50は、観察者3の位置に関わらず、常時同じ位置に検知領域51を形成する。
観察者3が空中表示装置1を斜め上から見ていると判定された場合、表示素子20は、画像24を中央(図15の画像の位置)よりも下側に移動して表示する。これにより、空中表示装置1は、検知領域51に重なるように空中像2を表示することができる。また、空中表示装置1は、観察者3の指3Aが空中像2をタッチしたことを検知できる。
観察者3が空中表示装置1を斜め下から見ていると判定された場合、表示素子20は、画像24を中央(図15の画像の位置)よりも上側に移動して表示する。これにより、空中表示装置1は、検知領域51に重なるように空中像2を表示することができる。また、空中表示装置1は、観察者3の指3Aが空中像2をタッチしたことを検知できる。
[2-5] 画像補正動作の詳細
次に、表示素子20に表示する画像の位置を補正する詳細な動作について説明する。
次に、表示素子20に表示する画像の位置を補正する詳細な動作について説明する。
図17は、観察者3が空中像2をタッチする様子を説明する斜視図である。
センシング素子50が形成する検知領域51の中心を“Sc”とする。空中表示装置1の光出射面から観察者3までの距離を“L”、空中表示装置1の光出射面から検知領域51までの距離を“Ls”、検知領域51から観察者3までの距離を“Le”とする。空中表示装置1の光出射面は、空中表示装置1の上面と同じ意味である。距離Lsは、空中表示装置1の仕様に応じて決まる設計値である。距離Lは、“L=Ls+Le”で表される。距離Lは、距離画像センサ60により測定された距離情報に基づいて算出される。距離Lの具体的な算出方法については後述する。
図18は、画像補正動作を説明するYZ面の側面図である。図18は、観察者3が空中表示装置1を斜め上から見た様子を示している。
距離画像センサ60の中心(具体的には、撮像素子61の中心)を基準にして、観察者3の目の高さを“H”、検知領域51の中心Scの高さを“Hs”、検知領域51の中心Scから観察者3の目までの高さを“He”とする。高さHsは、空中表示装置1の仕様に応じて決まる設計値である。高さHは、“H=Hs+He”で表される。高さHは、距離画像センサ60により撮像された画像データと、顔認識部80Dによる顔認識の結果とに基づいて算出される。高さHの具体的な算出方法については後述する。
図19は、画像補正動作を説明するXZ面の平面図である。図19は、図18の空中表示装置1を上から見た図である。
距離画像センサ60の中心から検知領域51の中心ScまでのX方向の距離を“Xd”、距離画像センサ60の中心から観察者3までの斜距離を“Lf”とする。距離Xdは、空中表示装置1の仕様に応じて決まる設計値である。斜距離Lfは、距離画像センサ60により測定された距離情報に基づいて算出される。
距離Lは、以下の式(4)で表される。
L=√((Lf2-Xd2)) ・・・(4)
距離Lは、以下の式(4)で表される。
L=√((Lf2-Xd2)) ・・・(4)
表示素子20における画像のずらし量を“Hi”とする。ずらし量Hiは、以下の式(5)で表される。
Hi:He=Ls:Le
Hi=(He*Ls)/Le=((H-Hs)*Le)/(L-Le) ・・・(5)
Hi:He=Ls:Le
Hi=(He*Ls)/Le=((H-Hs)*Le)/(L-Le) ・・・(5)
画像補正部80Eは、式(5)を用いて、ステップS104における画像位置を補正する動作を行う。
(観察者3の高さHの算出)
次に、観察者3の目の高さHの算出方法について説明する。
次に、観察者3の目の高さHの算出方法について説明する。
図20は、被写体3Bと撮像素子61による像68との関係を説明する模式図である。
距離画像センサ60は、レンズ66を備える。レンズ66は、撮像素子61の上方に配置され、図示せぬ筐体によって固定される。
撮像素子61は、レンズ66を介して被写体3Bを撮像する。撮像素子61には、被写体3Bの像68が照射される。
被写体3Bの高さを“Oa´”、被写体3Bからレンズ66の中心(レンズ中心)までの距離(被写体距離と称する)を“fa”、像68の高さ(像高さと称する)を“Ob”、レンズ66の中心から撮像素子61までの距離を“fb”とする。これらの数値は、「fa:fb=Oa´:Ob」の関係を有する。被写体距離faは、前述した観察者3までの距離Lに対応する。
図21は、基準被写体3Bの距離と像68の高さとの関係を説明する模式図である。距離画像センサ60は、撮像素子61及びレンズ66を収容する筐体67を備える。筐体67は、レンズ66を支持する。レンズ66の中心の面は、距離画像センサ60の主面(又は上面)ともいう。図21では、基準被写体3Bとレンズ66の中心との距離がd1、d2、dn(d1<d2<dn)の場合を示している。撮像素子61の中心を通る垂線を“Cz”と表記する。垂線Czからの基準被写体3Bの高さを“Oa”とし、“Oa”を基準被写体高さと称する。図21の“Oa”は、図20の“Oa´”の半分である。被写体の高さと像の高さとをそれぞれ半分にした場合でも、前述した被写体と像との比の関係を満たす。
図22は、図21の被写体距離d1における像68-1の高さを説明する模式図である。撮像素子61の中心Cを通る水平線を“Cx”と表記する。
像高さは、撮像素子61の画素ライン位置に換算することができる。撮像素子61の画素アレイにおける行数及び列数が決まると、像高さに対応する画素ライン位置(中心Cからの画素の行数)が算出される。すなわち、像高さは、画素ライン位置に対応する。撮像素子61における水平線Cxから像68-1の最上部までの画素ライン数を“n1”とする。
図23は、図21の被写体距離d2における像68-2の高さを説明する模式図である。被写体距離d2における画素ライン数が“n2”である。
図24は、図21の被写体距離dnにおける像68-nの高さを説明する模式図である。被写体距離dnにおける画素ライン数が“nn”である。
図21乃至図24から、被写体距離が大きくなるにつれて、画素ライン数が少なくなる(像高さが小さくなる)ことが理解できる。図21乃至図24の関係は、予め基準データDfとして算出され、この基準データDfは、記憶部81に格納されている。
図25は、像高さを算出する方法を説明する図である。図25の横軸は、被写体距離を表し、縦軸は、像高さを表している。縦軸の像高さは、撮像素子61の画素ライン数に対応する。図25に示した直線は、基準データDfをプロットしたものである。
図25の黒丸は、撮像素子61が取得した像の一例である。取得した像の被写体距離が“fe”、像高さが“Oe”であるものとする。被写体距離feに対応する基準データDfから、基準像高さOrが算出される。“Oe/Or”の値から、高さHが算出される。高さHは、以下の式(6)で表される。基準被写体高さOaは、基準データDfとともに記憶部81に格納されている。
H=Oa・(Oe/Or) ・・・(6)
H=Oa・(Oe/Or) ・・・(6)
被写体3Bの高さを、顔認識部80Dで算出された観察者3の目の位置とすると、式(6)を用いて、観察者3の目の高さHが算出される。
なお、高さHは、観察者3の目の高さに限定されるものではない。顔認識部80Dは、観察者3の顔のおおまかな位置を算出するようにしてもよい。この場合、高さHとしては、観察者3の顔の高さが用いられる。
(観察者3の位置を算出する動作)
図26は、ステップS103における観察者3の位置を算出する動作を説明するフローチャートである。
図26は、ステップS103における観察者3の位置を算出する動作を説明するフローチャートである。
画像補正部80Eは、ステップS100で取得された撮像データ65に基づいて、像高さOeを算出する(ステップS200)。
続いて、画像補正部80Eは、記憶部81に格納された基準データDfに基づいて、パラメータ“Oe/Or”を算出する。続いて、画像補正部80Eは、式(6)を用いて、観察者3の目の高さHを算出する(ステップS201)。
続いて、画像補正部80Eは、式(4)を用いて、観察者3までの距離Lを算出する(ステップS202)。
このようにして、観察者3の位置、すなわち、観察者3の目の高さH、及び観察者3までの距離Lが算出される。その後、ステップS104において、表示素子20に表示する画像の位置を補正する動作が行われる。
[2-6] 画像補正部80Eの具体的な動作
次に、画像補正部80Eの具体的な動作について説明する。図27は、観察者3が空中表示装置1を正面から見た場合の画像補正部80Eの動作を説明する図である。観察者3の位置(例えば観察者3の目の位置)は、前述したように、距離画像センサ60及び画像補正部80Eによって算出される。
次に、画像補正部80Eの具体的な動作について説明する。図27は、観察者3が空中表示装置1を正面から見た場合の画像補正部80Eの動作を説明する図である。観察者3の位置(例えば観察者3の目の位置)は、前述したように、距離画像センサ60及び画像補正部80Eによって算出される。
観察者3が空中表示装置1を正面から見ていると判定された場合、画像補正部80Eは、表示素子20の画像24の位置を補正せず、表示素子20は、通常の位置、例えば、画面の中央に画像24を表示する。これにより、観察者3は、検知領域51と重なる空間領域に空中像2を視認する。よって、観察者3が指3Aで空中像2をタッチした場合、センシング素子50は、タッチ操作を検知することができる。
図28は、観察者3が空中表示装置1をY方向における上側から見た場合の画像補正部80Eの動作を説明する図である。観察者3が空中表示装置1をY方向における上側から見ている判定された場合、画像補正部80Eは、表示素子20の画像24をY方向における下側にずらす。画像補正部80Eは、ずらし量Hiだけ画像24がずれるように、画像位置を補正する。すなわち、画像補正部80Eは、表示素子20のうち観察者3と検知領域51とを通る直線上に画像24を表示させる。例えば、画像補正部80Eは、観察者3の目と検知領域51の中心とを通る直線上に画像24の中心がくるように、表示素子20に画像24を表示させる。これにより、観察者3は、検知領域51と重なる空間領域に空中像2を視認する。
図29は、観察者3が空中表示装置1をY方向における下側から見た場合の画像補正部80Eの動作を説明する図である。観察者3が空中表示装置1をY方向における下側から見ている場合、画像補正部80Eは、表示素子20の画像24をY方向における上側にずらす。画像補正部80Eは、ずらし量Hiだけ画像24がずれるように、画像位置を補正する。すなわち、画像補正部80Eは、表示素子20のうち観察者3と検知領域51とを通る直線上に画像24を表示させる。例えば、画像補正部80Eは、観察者3の目と検知領域51の中心とを通る直線上に画像24の中心がくるように、表示素子20に画像24を表示させる。これにより、観察者3は、検知領域51と重なる空間領域に空中像2を視認する。
[3] 実施形態の効果
実施形態によれば、空中表示装置1は、表示素子20から出射された光を光学素子40で反射させることで、空中に空中像2を表示することができる。また、空中表示装置1は、その正面方向において、光学素子40の素子面に平行に空中像2を表示することができる。また、表示品質を向上させることが可能な空中表示装置1を実現できる。
実施形態によれば、空中表示装置1は、表示素子20から出射された光を光学素子40で反射させることで、空中に空中像2を表示することができる。また、空中表示装置1は、その正面方向において、光学素子40の素子面に平行に空中像2を表示することができる。また、表示品質を向上させることが可能な空中表示装置1を実現できる。
また、観察者3の両眼がX方向(すなわち、複数の光学要素42が並ぶ方向)に平行、又はそれに近い状態で光学素子40を見た場合に、観察者3は、空中像を視認することができる。また、観察者3の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態でY方向に沿って視点を移動した場合、空中像を常に視認することができる。また、観察者3の両眼がX方向に平行、又はそれに近い状態において、より広い視野角を実現できる。
また、観察者3が空中表示装置1を見る位置に応じて、表示素子20の画像の位置を補正するようにしている。これにより、観察者3から見て、センシング素子50が形成する検知領域51と空中像2とを重ねることができる。よって、観察者3が空中像2をタッチする操作をより正確に検知することができる。
また、観察者3の目の位置を算出し、観察者3の目の位置に応じて、表示素子20の画像の位置を補正することができる。これにより、観察者3が空中像2をタッチする操作をより正確に検知することができる。
また、空中表示装置1を構成する複数の素子を平行に配置することができる。これにより、Z方向に小型化が可能な空中表示装置1を実現できる。
[4] 変形例
上記実施形態では、観察者3がY方向に移動した場合に、表示素子20の画像をY方向に沿ってずらす実施例について説明している。これと同じ動作原理で、観察者3がX方向に移動した場合、表示素子20の画像をX方向にずらすように制御される。表示素子20の画像をX方向にずらす動作は、実施形態で説明したY方向に画像をずらす動作のX方向とY方向とを入れ替えた動作に対応する。
上記実施形態では、観察者3がY方向に移動した場合に、表示素子20の画像をY方向に沿ってずらす実施例について説明している。これと同じ動作原理で、観察者3がX方向に移動した場合、表示素子20の画像をX方向にずらすように制御される。表示素子20の画像をX方向にずらす動作は、実施形態で説明したY方向に画像をずらす動作のX方向とY方向とを入れ替えた動作に対応する。
また、観察者3がY方向に移動したことを検知した場合に、表示素子20の画像を、観察者3が移動した方向と反対方向に常に一定のずらし量だけずらすようにしてもよい。これにより、画像の位置を補正する制御をより簡略化できる。
上記実施形態では、表示素子20の画像の位置を補正するようにしている。変形例として、観察者3の位置に応じて、センシング素子50の検知領域51を移動させるようにしてもよい。
上記実施形態では、鋸歯状を有する光学素子40を結像素子として用いている。しかし、これに限定されず、本実施形態は、空中に空中像を結像可能な他の種類の結像素子を備えた空中表示装置に適用することも可能である。
上記実施形態では、表示素子20と光学素子40とを平行に配置している。しかし、これに限定されず、光学素子40に対して表示素子20を斜めに配置してもよい。表示素子20と光学素子40との角度は、0度より大きく45度より小さい範囲に設定される。この変形例では、配向制御素子30を省略できる。
上記実施形態では、光学要素42の左側の側面が入射面43、右側の側面が反射面44として定義している。しかし、これに限定されず、入射面43と反射面44とを逆に構成してもよい。この場合、実施形態で説明した空中表示装置1の作用も左右が逆になる。
上記実施形態では、表示素子20として液晶表示素子を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。表示素子20は、自発光型である有機EL(electroluminescence)表示素子、又はマイクロLED(Light Emitting Diode)表示素子などを用いることも可能である。マイクロLED表示素子は、画素を構成するR(赤)、G(緑)、B(青)をそれぞれLEDで発光させる表示素子である。自発光型の表示素子20を用いる場合、照明素子10は不要である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…空中表示装置、2…空中像、3…観察者、10…照明素子、11…光源部、12…導光板、13…反射シート、20…表示素子、21…表示領域、22…額縁、23…ケース、24…画像、30…配向制御素子、31,32…基材、33…透明部材、34…遮光部材、40…光学素子、41…基材、42…光学要素、43…入射面、44…反射面、50…センシング素子、51…検知領域、60…距離画像センサ、61…撮像素子、62…基板、63…撮像領域、64…周辺領域、65…撮像データ、66…レンズ、67…筐体、68…像、70…筐体、80…制御部、80A…表示処理部、80B…情報処理部、80C…検知位置算出部、80D…顔認識部、80E…画像補正部、81…記憶部、82…入出力インターフェース、83…表示部、84…入力部、85…バス。
Claims (11)
- 画像を表示する表示素子と、
前記表示素子からの光を受けるように配置され、前記表示素子からの光を、前記表示素子と反対側に反射し、空中に空中像を結像する光学素子と、
前記空中像と重なる空間領域に検知領域を形成し、前記検知領域内の対象物を検知するセンシング素子と、
観察者の位置を算出し、前記観察者の位置に基づいて、前記表示素子の画像の位置を補正する補正部と、
を具備する空中表示装置。 - 前記補正部は、前記観察者までの水平距離と垂直距離とに基づいて、前記表示素子の前記画像のずらし量を算出する
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記補正部は、前記表示素子のうち前記観察者と前記検知領域とを通る直線上に前記画像を表示させる
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記観察者を撮像し、前記観察者までの距離を測定する距離画像センサをさらに具備し、
前記補正部は、前記距離画像センサの出力に基づいて、前記観察者の位置を算出する
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記距離画像センサにより取得された撮像データに基づいて、前記観察者の顔を認識する認識部をさらに具備し、
前記補正部は、前記認識部の認識結果に基づいて、前記観察者の位置を算出する
請求項4に記載の空中表示装置。 - 前記センシング素子は、前記検知領域に向けて光を発光する発光部と、前記対象物で反射された反射光を受光する受光部とを含む
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記光学素子は、平面状の基材と、前記基材の下に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に直交する第2方向に並んだ複数の光学要素とを含み、
前記複数の光学要素の各々は、前記基材の法線方向に対してそれぞれが傾き、互いに接する入射面及び反射面を有する
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記表示素子と前記光学素子との間に配置され、前記表示素子からの光のうち斜め方向の光成分を透過する配向制御素子をさらに具備する
請求項1に記載の空中表示装置。 - 前記配向制御素子は、交互に配置された複数の透明部材及び複数の遮光部材を含み、
前記複数の遮光部材は、前記配向制御素子の法線に対して傾いている
請求項8に記載の空中表示装置。 - 前記表示素子及び前記光学素子は、互いに平行に配置される
請求項1に記載の空中表示装置。 - 光を発光する照明素子をさらに具備し、
前記表示素子は、前記照明素子からの光を受けるように配置され、液晶表示素子で構成される
請求項1に記載の空中表示装置。
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