JP2024033830A - 硬化性樹脂組成物およびその硬化体 - Google Patents
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Abstract
【課題】低ばね定数および低圧縮永久ひずみであり、かつ、機械的強度(引張強さ、切断時伸び、引裂強さ)に優れる硬化体を形成することができる、MOCAフリーであり、かつ、硬化性に優れる硬化性樹脂組成物を提供すること。【解決手段】ポリエーテルポリオール(A)、アミン化合物(B)およびポリイソシアネート(C)を含有し、前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む、硬化性樹脂組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、硬化性樹脂組成物およびその硬化体に関する。
樹脂硬化体は、列車から受ける荷重や振動を緩衝するための充填層や、エンジンなどの振動体に接して使用される緩衝材などとして用いられている。
軌道、特に、地下鉄などの軌道には、PC(プレストレスト・コンクリート)まくらぎなどのコンクリート製まくらぎが用いられ、該コンクリート製まくらぎ下部には、このような緩衝材としての樹脂硬化体が用いられている。
軌道、特に、地下鉄などの軌道には、PC(プレストレスト・コンクリート)まくらぎなどのコンクリート製まくらぎが用いられ、該コンクリート製まくらぎ下部には、このような緩衝材としての樹脂硬化体が用いられている。
前記樹脂硬化体としては、緩衝材などとして作用することを目的として、特に、列車などの運行による振動が軌道の周りの環境に伝わり難くする(振動絶縁)のために、従来より、ばね定数の小さい硬化体を形成できるポリウレタン系やポリウレア系樹脂組成物が使用されており、例えば、特許文献1には、コンクリート製まくらぎの底面および側面に低発泡ウレタンエラストマーの発泡硬化体が接着被覆された弾性まくらぎの製造方法が記載されている。
また、前記従来の樹脂硬化体には、変位が大きくても容易に破壊しないよう、靭性を上げるために、MOCA(3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン)が使用されていることが多い。
しかしながら、MOCAは、特定化学物質障害予防規則の第2類物質とされており、健康被害への影響から、使用を避けることが求められており、MOCAを用いることなく、MOCAを用いた場合と同程度の靭性を有する樹脂硬化体が求められている。
また、前記樹脂硬化体には、機械的強度(引張強さ、切断時伸び、引裂強さ)に優れること、低い圧縮永久ひずみを有すること、所望の用途に応じた低いばね定数を有すること、が求められることもある。
また、前記樹脂硬化体には、機械的強度(引張強さ、切断時伸び、引裂強さ)に優れること、低い圧縮永久ひずみを有すること、所望の用途に応じた低いばね定数を有すること、が求められることもある。
さらに、従来の低いばね定数を有する樹脂硬化体を形成する樹脂組成物は、その硬化性に劣る(硬化するまでの時間が長い)傾向にあり、この点でも改良の余地があった。
本発明は以上のことに鑑みてなされたものであり、低ばね定数および低圧縮永久ひずみであり、かつ、機械的強度(引張強さ、切断時伸び、引裂強さ)に優れる硬化体を形成することができる、MOCAフリーであり、かつ、硬化性に優れる硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、下記構成例によれば、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
本発明の構成例は、以下のとおりである。
本発明の構成例は、以下のとおりである。
[1] ポリエーテルポリオール(A)、アミン化合物(B)およびポリイソシアネート(C)を含有し、
前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、
前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む、
硬化性樹脂組成物。
前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、
前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む、
硬化性樹脂組成物。
[2] 前記ポリエーテルポリオール(A1)の重量平均分子量が1,000~12,000である、[1]に記載の硬化性樹脂組成物。
[3] 前記ポリエーテルポリオール(A2)の重量平均分子量が500~9,000である、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[3] 前記ポリエーテルポリオール(A2)の重量平均分子量が500~9,000である、[1]または[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
[4] 軌道用である、[1]~[3]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物の硬化体。
本発明によれば、低ばね定数(例:0.9~2.9MN/m)でありながら、高温下(例:70℃)でも低圧縮永久ひずみ(例:23%以下)であり、機械的強度(引張強さ、切断時伸び、引裂強さ)に優れる硬化体を形成することができる、MOCAフリーであり、かつ、硬化性に優れる(例:可使時間が120分以下)硬化性樹脂組成物を提供することができる。
従って、このような硬化性樹脂組成物は、作業性に優れ、人体や環境への負荷が小さく、また、該硬化性樹脂組成物によれば、列車などの運行による振動が軌道の周りの環境に伝わり難くする(振動絶縁)ことができるため、軌道用、特に、コンクリート製まくらぎ下部に形成される硬化体用として好適に用いられる。
従って、このような硬化性樹脂組成物は、作業性に優れ、人体や環境への負荷が小さく、また、該硬化性樹脂組成物によれば、列車などの運行による振動が軌道の周りの環境に伝わり難くする(振動絶縁)ことができるため、軌道用、特に、コンクリート製まくらぎ下部に形成される硬化体用として好適に用いられる。
≪硬化性樹脂組成物≫
本発明に係る硬化性樹脂組成物(以下「本組成物」ともいう。)は、ポリエーテルポリオール(A)[以下「成分(A)」ともいう。他の成分についても同様。]、アミン化合物(B)およびポリイソシアネート(C)を含有し、
前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、
前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む。
本発明に係る硬化性樹脂組成物(以下「本組成物」ともいう。)は、ポリエーテルポリオール(A)[以下「成分(A)」ともいう。他の成分についても同様。]、アミン化合物(B)およびポリイソシアネート(C)を含有し、
前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、
前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む。
本組成物は、MOCAフリーの組成物であることが好ましい。
本組成物によれば、MOCAを用いないにもかかわらず、低ばね定数、低圧縮永久ひずみであり、機械的強度に優れる硬化体を形成することができる。
なお、本発明において、MOCAフリーの組成物とは、MOCAを実質的に含まない組成物のことをいい、本組成物に、意識的にMOCAを配合しないことをいう。
なお、MOCAを実質的に含まない組成物とは、本組成物100質量%中のMOCAの含有量が0.001質量%以下であることをいう。
本組成物によれば、MOCAを用いないにもかかわらず、低ばね定数、低圧縮永久ひずみであり、機械的強度に優れる硬化体を形成することができる。
なお、本発明において、MOCAフリーの組成物とは、MOCAを実質的に含まない組成物のことをいい、本組成物に、意識的にMOCAを配合しないことをいう。
なお、MOCAを実質的に含まない組成物とは、本組成物100質量%中のMOCAの含有量が0.001質量%以下であることをいう。
本組成物は、1成分型の組成物であってもよいが、貯蔵安定性に優れる等の点から、2成分型以上の組成物であることが好ましく、2成分型の組成物であることがより好ましい。この場合、通常、前記成分(A)および成分(B)は主剤に配合され、前記成分(C)は硬化剤に配合され、該主剤と硬化剤とを混合することによって、本組成物を調製することができる。また、本組成物は、前記主剤および硬化剤以外の第3剤等を含む3成分以上型の組成物であってもよい。
これら主剤、硬化剤や第3剤等は、通常、それぞれ別個の容器にて保存、貯蔵、運搬等され、使用直前に混合して用いられる。
これら主剤、硬化剤や第3剤等は、通常、それぞれ別個の容器にて保存、貯蔵、運搬等され、使用直前に混合して用いられる。
本組成物は、溶剤や分散媒を含まない無溶剤型の組成物であってもよく、溶剤や分散媒を含む溶剤型の組成物であってもよいが、硬化収縮が起こり難い硬化体を容易に形成できる等の点から、本組成物は無溶剤型の組成物であることが好ましい。
本組成物の可使時間は、好ましくは120分以下、より好ましくは100分以下である。
可使時間が前記範囲にあると、硬化性に優れるため、列車が運行していない夜間等の軌道に本組成物から硬化体を形成する場合であっても、短時間で所望の硬化体を形成することができる。
また、本組成物の可使時間は、本組成物から硬化体を形成する際の作業性に優れる等の点から、好ましくは45分以上であり、より好ましくは60分以上である。
該可使時間は、具体的には、下記実施例に記載の方法(硬化性)で測定することができる。
可使時間が前記範囲にあると、硬化性に優れるため、列車が運行していない夜間等の軌道に本組成物から硬化体を形成する場合であっても、短時間で所望の硬化体を形成することができる。
また、本組成物の可使時間は、本組成物から硬化体を形成する際の作業性に優れる等の点から、好ましくは45分以上であり、より好ましくは60分以上である。
該可使時間は、具体的には、下記実施例に記載の方法(硬化性)で測定することができる。
本組成物は、本発明の効果がより発揮される等の点から、軌道に好適に使用される。
本組成物は、具体的には、地下鉄などの軌道に用いられるコンクリート製まくらぎ下部の硬化体形成用組成物であることが好ましい。
本組成物は、具体的には、地下鉄などの軌道に用いられるコンクリート製まくらぎ下部の硬化体形成用組成物であることが好ましい。
<ポリエーテルポリオール(A)>
成分(A)は、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含む。
成分(A)は、成分(A1)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。また、成分(A)は、成分(A2)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。さらに、成分(A)は、成分(A1)および(A2)以外のポリエーテルポリオールを含んでもよい。
成分(A)は、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含む。
成分(A)は、成分(A1)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。また、成分(A)は、成分(A2)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。さらに、成分(A)は、成分(A1)および(A2)以外のポリエーテルポリオールを含んでもよい。
[ポリエーテルポリオール(A1)]
成分(A1)は、ポリエチレンオキシド構造[-(CH2CH2-O)n-(nは2以上の数)]を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオールであり、1分子中にヒドロキシ基を2つまたは3つ有するポリエーテルである。
成分(A1)は、ポリエチレンオキシド構造[-(CH2CH2-O)n-(nは2以上の数)]を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオールであり、1分子中にヒドロキシ基を2つまたは3つ有するポリエーテルである。
成分(A1)の具体例としては、2個以上の活性水素を有する化合物と、エチレンオキサイドとの付加重合物が挙げられる。
前記2個以上の活性水素を有する化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール等の水酸基を有する化合物;エチレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、1,6-ヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、クロロジアミノベンゼン、キシリレンジアミン等のアミノ基を有する化合物;N-アミノエチルエタノールアミン等の水酸基およびアミノ基を有する化合物が挙げられる。
2個以上の活性水素を有する化合物は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
前記2個以上の活性水素を有する化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール等の水酸基を有する化合物;エチレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、1,6-ヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、クロロジアミノベンゼン、キシリレンジアミン等のアミノ基を有する化合物;N-アミノエチルエタノールアミン等の水酸基およびアミノ基を有する化合物が挙げられる。
2個以上の活性水素を有する化合物は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
成分(A1)の重量平均分子量は、高い機械強度を持ちつつ、柔軟性のある硬化体を容易に形成することができる等の点から、好ましくは1,000~12,000、より好ましくは2,000~11,000である。
本組成物中の成分(A1)の含有量は、得られる組成物の硬化性を向上させることができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは1~30質量%、より好ましくは5~20質量%である。
また、本組成物中の成分(A1)の含有量は、得られる組成物の硬化性を向上させることができる等の点から、本組成物中の成分(A1)および(A2)の含有量の合計100質量%に対し、好ましくは10~90質量%、より好ましくは25~85質量%である。
また、本組成物中の成分(A1)の含有量は、得られる組成物の硬化性を向上させることができる等の点から、本組成物中の成分(A1)および(A2)の含有量の合計100質量%に対し、好ましくは10~90質量%、より好ましくは25~85質量%である。
[ポリエーテルポリオール(A2)]
成分(A2)は、成分(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオールである。つまり、成分(A2)は、ポリエチレンオキシド構造を有さない2官能または3官能ポリエーテルポリオールであり、1分子中にヒドロキシ基を2つまたは3つ有するポリエーテルである。
成分(A2)は、成分(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオールである。つまり、成分(A2)は、ポリエチレンオキシド構造を有さない2官能または3官能ポリエーテルポリオールであり、1分子中にヒドロキシ基を2つまたは3つ有するポリエーテルである。
成分(A2)中のポリエーテル構造の繰り返し単位としては、飽和炭化水素または不飽和炭化水素のどちらでもよく、例えば、1,2-プロピレングリコール単位、1,3-プロパンジオール単位、2-メチル-1,3-プロパンジオール単位、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール単位、1,4-ブタンジオール単位、2-メチル-1,4-ブタンジオール単位、3-メチル-1,4-ブタンジオール単位、3-メチル-1,5-ペンタンジオール単位、1,6-ヘキサンジオール単位、1,7-ヘプタンジオール単位、1,8-オクタンジオール単位、1,9-ノナンジオール単位、1,10-デカンジオール単位、1,4-シクロヘキサンジメタノール単位が挙げられる。
成分(A2)の具体例としては、2個以上の活性水素を有する化合物と、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとの付加重合物が挙げられ、2個以上の活性水素を有する化合物と、プロピレンオキサイドとの付加重合物が好ましい。
該2個以上の活性水素を有する化合物としては、成分(A1)の欄で挙げた化合物と同様の化合物が挙げられる。2個以上の活性水素を有する化合物は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
該2個以上の活性水素を有する化合物としては、成分(A1)の欄で挙げた化合物と同様の化合物が挙げられる。2個以上の活性水素を有する化合物は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
成分(A2)の重量平均分子量は、高い機械強度を持ちつつ、柔軟性のある硬化体を容易に形成することができる等の点から、好ましくは500~9,000、より好ましくは800~7,000である。
本組成物中の成分(A2)の含有量は、高い機械強度を持ちつつ、柔軟性のある硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは1~30質量%、より好ましくは2~20質量%である。
<アミン化合物(B)>
成分(B)は、成分(C)と反応することでウレア結合を形成することができる3級以外のアミン化合物であることが好ましい。ウレア結合は、耐水、耐食、酸やアルカリ等の耐薬品性に優れるなどの特徴を有する。
成分(B)は、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む。
成分(B)は、成分(C)と反応することでウレア結合を形成することができる3級以外のアミン化合物であることが好ましい。ウレア結合は、耐水、耐食、酸やアルカリ等の耐薬品性に優れるなどの特徴を有する。
成分(B)は、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む。
[ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)]
成分(B1)は、下記式(I)で表される化合物である。なお、下記式(I)中のnは、下記式(I)で表される化合物の分子量が、好ましくは300~1500となるような値であり、低ばね定数であり、機械的強度に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、より好ましくは450~530となるような値である。
成分(B)は、成分(B1)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。
成分(B1)は、下記式(I)で表される化合物である。なお、下記式(I)中のnは、下記式(I)で表される化合物の分子量が、好ましくは300~1500となるような値であり、低ばね定数であり、機械的強度に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、より好ましくは450~530となるような値である。
成分(B)は、成分(B1)を1種含んでもよく、2種以上含んでもよい。
本組成物中の成分(B1)の含有量は、特に圧縮永久ひずみの小さい硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.5~5.0質量%、より好ましくは0.8~4.0質量%である。
また、本組成物中の成分(B1)の含有量は、硬化性に優れる組成物を容易に得ることができ、低ばね定数、低圧縮永久ひずみおよび機械的強度にバランスよく優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物中の成分(B1)および(B2)の含有量の合計100質量%に対し、好ましくは45~95質量%、より好ましくは50~90質量%である。
また、本組成物中の成分(B1)の含有量は、硬化性に優れる組成物を容易に得ることができ、低ばね定数、低圧縮永久ひずみおよび機械的強度にバランスよく優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物中の成分(B1)および(B2)の含有量の合計100質量%に対し、好ましくは45~95質量%、より好ましくは50~90質量%である。
[化合物(B2)]
成分(B2)は、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物である。
成分(B2)としては、これらの中でも、硬化性に優れる組成物を容易に得ることができ、圧縮永久ひずみの小さい硬化体を容易に形成することができる等の点から、ジエチルトルエンジアミンが好ましい。
成分(B2)は、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物である。
成分(B2)としては、これらの中でも、硬化性に優れる組成物を容易に得ることができ、圧縮永久ひずみの小さい硬化体を容易に形成することができる等の点から、ジエチルトルエンジアミンが好ましい。
本組成物中の成分(B2)の含有量は、特に機械的強度に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.1~2.0質量%、より好ましくは0.2~1.0質量%である。
<ポリイソシアネート(C)>
成分(C)は、成分(A)および(B)と反応し硬化可能な、イソシアネート基を2つ以上有する化合物であればよい。
成分(C)は、1種を用いてもよく、2種以上用いてもよい。
成分(C)は、成分(A)および(B)と反応し硬化可能な、イソシアネート基を2つ以上有する化合物であればよい。
成分(C)は、1種を用いてもよく、2種以上用いてもよい。
成分(C)の具体例としては、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下「MDI」と略称する。〔例:2,2’-MDI、2,4’-MDI、4,4’-MDI〕)、ポリメリックMDI(クルードMDI)、トリレンジイソシアネート(以下「TDI」と略称する。〔例:2,4-TDI、2,6-TDI〕)、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート類;キシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族イソシアネート類;ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート類;前記イソシアネートのカルボジイミド変性体、およびイソシアネート化合物と低分子ポリオール等とを反応させて得られるポリウレタン系プレポリマーが挙げられる。
これらの中でも、本組成物の可使時間を適切に調整することができ、柔軟性に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、芳香族イソシアネートおよびそのプレポリマーが好ましく、TDIおよびそのプレポリマーがより好ましい。
これらの中でも、本組成物の可使時間を適切に調整することができ、柔軟性に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、芳香族イソシアネートおよびそのプレポリマーが好ましく、TDIおよびそのプレポリマーがより好ましい。
成分(C)としては、イソシアネートを含む成分を用いればよく、該成分は、従来公知の方法で合成して得てもよいし、市販品を用いてもよい。なお、市販品には、ポリイソシアネートを主成分として含み、さらに該イソシアネートの異性体等を含む場合や溶剤を含む場合があり、本発明では、これらの市販品を特に制限なく使用することができる。
本組成物中のポリオールの水酸基および本組成物中のアミン化合物のアミノ基に対する成分(C)のイソシアネート基の当量比を百分率で表したイソシアネートインデックスは、好ましくは70~200、より好ましくは90~150である。
イソシアネートインデックスが前記範囲にあると、硬化不良や発泡の原因となりにくいため好ましく、さらに良好な柔軟性を示す硬化体を容易に形成することができる。
イソシアネートインデックスは以下の方法にて算出される。
イソシアネートインデックスが前記範囲にあると、硬化不良や発泡の原因となりにくいため好ましく、さらに良好な柔軟性を示す硬化体を容易に形成することができる。
イソシアネートインデックスは以下の方法にて算出される。
イソシアネートインデックス=イソシアネートの当量数/(ポリオールの水酸基当量数+アミン化合物の活性水素当量数+その他の成分の活性水素を有する成分の活性水素当量数)×100
イソシアネートの当量数=(イソシアネートの配合量×NCO含有率(%)/100)/NCOの分子量
ポリオールの水酸基当量数=(ポリオールの水酸基価(mgKOH/g)×ポリオールの配合量/KOHの分子量
アミン化合物の活性水素当量数=(アミン化合物のアミン価(mgKOH/g)×アミン化合物の配合量/KOHの分子量
なお、これらの式における各成分の配合量の単位は質量(g)であり、NCO基の分子量は42、NCO含有率はイソシアネート中のNCO基の割合を質量%で表したものであり、単位換算の都合上、KOHの分子量はmgに換算して56,100とする。
イソシアネートの当量数=(イソシアネートの配合量×NCO含有率(%)/100)/NCOの分子量
ポリオールの水酸基当量数=(ポリオールの水酸基価(mgKOH/g)×ポリオールの配合量/KOHの分子量
アミン化合物の活性水素当量数=(アミン化合物のアミン価(mgKOH/g)×アミン化合物の配合量/KOHの分子量
なお、これらの式における各成分の配合量の単位は質量(g)であり、NCO基の分子量は42、NCO含有率はイソシアネート中のNCO基の割合を質量%で表したものであり、単位換算の都合上、KOHの分子量はmgに換算して56,100とする。
成分(C)の含有量は、適切な粘度を有する組成物を容易に得ることができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは30~60質量%、より好ましくは40~50質量%である。
<その他の成分>
本組成物は、必要に応じ、本発明の目的を損なわない範囲で、前記成分(A)~(C)以外のその他の成分を含んでもよい。
該その他の成分としては、可塑剤、顔料、分散剤、消泡剤、触媒(硬化促進剤)、水分吸着剤、表面調整剤、湿潤分散剤、酸化防止剤、レオロジーコントロール剤、レベリング剤、溶剤等が挙げられる。
その他の成分はそれぞれ、1種単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本組成物が2成分型の組成物である場合、これらその他の成分は硬化剤に配合してもよいが、主剤に配合することが好ましい。
本組成物は、必要に応じ、本発明の目的を損なわない範囲で、前記成分(A)~(C)以外のその他の成分を含んでもよい。
該その他の成分としては、可塑剤、顔料、分散剤、消泡剤、触媒(硬化促進剤)、水分吸着剤、表面調整剤、湿潤分散剤、酸化防止剤、レオロジーコントロール剤、レベリング剤、溶剤等が挙げられる。
その他の成分はそれぞれ、1種単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本組成物が2成分型の組成物である場合、これらその他の成分は硬化剤に配合してもよいが、主剤に配合することが好ましい。
[可塑剤]
柔軟性により優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物は可塑剤を含有することが好ましい。
可塑剤としては、例えば、ナフサを熱分解して得られる低沸点留分等の液状炭化水素樹脂、常温で固形の石油樹脂、キシレン樹脂、クマロンインデン樹脂、塩素化パラフィン、フタル酸系、アジピン酸系、トリメリット酸系等の可塑剤が挙げられ、ブリードアウトし難い化合物が好ましい。
可塑剤の具体例としては、特開2006-342360号公報に記載の液状炭化水素樹脂および可撓性付与樹脂、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、2-エチルヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペート、トリオクチルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、プロセスオイルが挙げられる。
柔軟性により優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物は可塑剤を含有することが好ましい。
可塑剤としては、例えば、ナフサを熱分解して得られる低沸点留分等の液状炭化水素樹脂、常温で固形の石油樹脂、キシレン樹脂、クマロンインデン樹脂、塩素化パラフィン、フタル酸系、アジピン酸系、トリメリット酸系等の可塑剤が挙げられ、ブリードアウトし難い化合物が好ましい。
可塑剤の具体例としては、特開2006-342360号公報に記載の液状炭化水素樹脂および可撓性付与樹脂、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、2-エチルヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシルアジペート、トリオクチルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、プロセスオイルが挙げられる。
本組成物に可塑剤を用いる場合、該可塑剤の配合量は、本組成物の可使時間を長くすることができ、柔軟性に優れる硬化体を容易に形成することができる等の点から、本組成物100質量%に対し、好ましくは10~50質量%、より好ましくは15~40質量%である。
[顔料]
本組成物は、所望の用途に応じて、着色、硬化収縮の低減、コストダウン等のために顔料を含有してもよい。
顔料は、所望の用途等に応じて適宜選択され、有機顔料、無機顔料、金属酸化物からなる複合酸化物顔料など多岐に亘り、その構造、形状などにより、着色、防錆等様々な機能を付与することができる。
前記顔料としては、具体的には、着色顔料、体質顔料等が挙げられる。
本組成物は、所望の用途に応じて、着色、硬化収縮の低減、コストダウン等のために顔料を含有してもよい。
顔料は、所望の用途等に応じて適宜選択され、有機顔料、無機顔料、金属酸化物からなる複合酸化物顔料など多岐に亘り、その構造、形状などにより、着色、防錆等様々な機能を付与することができる。
前記顔料としては、具体的には、着色顔料、体質顔料等が挙げられる。
着色顔料としては、例えば、カーボンブラック、酸化チタン、弁柄、酸化鉄、水酸化鉄、群青等の無機顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等の有機顔料が挙げられる。
体質顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、カリ長石、カオリン、クレー、タルク、ベントナイト、炭酸マグネシウム、シリカが挙げられる。
本組成物に顔料を用いる場合、該顔料の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは1.0~20質量%、より好ましくは3.0~15質量%である。
[分散剤]
分散剤の種類としては特に制限されないが、リン酸エステル系分散剤等が挙げられる。
本組成物に分散剤を用いる場合、該分散剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.1~2質量%である。
分散剤の種類としては特に制限されないが、リン酸エステル系分散剤等が挙げられる。
本組成物に分散剤を用いる場合、該分散剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.1~2質量%である。
[消泡剤]
硬化物の強度や品質等の点から、本組成物の硬化体には、気泡が存在していないことが好ましい。このため、本組成物には、消泡剤を配合することが好ましい。
消泡剤の種類としてはシリコーン系消泡剤、ミネラルオイル系消泡剤などが挙げられる。消泡剤としては、水系、溶剤系、無溶剤系のいずれも用いることができる。
本組成物に消泡剤を用いる場合、該消泡剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.01~1質量%である。
硬化物の強度や品質等の点から、本組成物の硬化体には、気泡が存在していないことが好ましい。このため、本組成物には、消泡剤を配合することが好ましい。
消泡剤の種類としてはシリコーン系消泡剤、ミネラルオイル系消泡剤などが挙げられる。消泡剤としては、水系、溶剤系、無溶剤系のいずれも用いることができる。
本組成物に消泡剤を用いる場合、該消泡剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.01~1質量%である。
[触媒]
本組成物には、反応を促進する触媒を用いてもよい。また、これらの触媒は、通常主剤に添加される。触媒の例としては、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテート、スズオクチレート等のスズカルボン酸塩;トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチルブタンジアミン等の3級アミン系触媒;2-エチルヘキサン酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸マンガン、オクチル酸亜鉛、カルボン酸亜鉛等のスズ以外の金属カルボン酸塩;1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7(DBU)のステアリン酸塩、オレイン酸塩、ギ酸塩等のDBU塩;オクチル酸等の有機酸;が挙げられる。
本組成物に触媒を用いる場合、該触媒の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.01~5質量%である。
本組成物には、反応を促進する触媒を用いてもよい。また、これらの触媒は、通常主剤に添加される。触媒の例としては、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテート、スズオクチレート等のスズカルボン酸塩;トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチルブタンジアミン等の3級アミン系触媒;2-エチルヘキサン酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸マンガン、オクチル酸亜鉛、カルボン酸亜鉛等のスズ以外の金属カルボン酸塩;1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7(DBU)のステアリン酸塩、オレイン酸塩、ギ酸塩等のDBU塩;オクチル酸等の有機酸;が挙げられる。
本組成物に触媒を用いる場合、該触媒の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.01~5質量%である。
[水分吸着剤]
大気中や、成分(A)等に含まれ得る水分を系内に取り込んだ本組成物から硬化体を形成する場合、成分(C)と水分とが反応し、発泡する可能性がある。この発泡を抑制するために系内の水分を除去することが好ましく、このため、本組成物には、水分吸着剤を配合することが好ましい。
水分吸着剤としては、水分吸着能があれば特に制限されず、従来公知の物質を用いることができるが、市販品としては、「モレキュラーシーブ4A」(ユニオン昭和(株)製)等が挙げられる。
本組成物に水分吸着剤を用いる場合、該水分吸着剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.1~3質量%である。
大気中や、成分(A)等に含まれ得る水分を系内に取り込んだ本組成物から硬化体を形成する場合、成分(C)と水分とが反応し、発泡する可能性がある。この発泡を抑制するために系内の水分を除去することが好ましく、このため、本組成物には、水分吸着剤を配合することが好ましい。
水分吸着剤としては、水分吸着能があれば特に制限されず、従来公知の物質を用いることができるが、市販品としては、「モレキュラーシーブ4A」(ユニオン昭和(株)製)等が挙げられる。
本組成物に水分吸着剤を用いる場合、該水分吸着剤の配合量は、本組成物100質量%に対し、好ましくは0.1~3質量%である。
<本組成物の調製方法>
前記主剤および硬化剤等は、これらの剤に配合する各成分を混合(混練)することで、調製することができる。この混合(混練)の際には、各成分を一度に添加・混合してもよく、複数回に分けて添加・混合してもよい。また、季節、環境等に応じて加温、冷却等しながら混合してもよい。
本組成物は、これら主剤、硬化剤および必要に応じて用いられる他の剤(例:第3剤)を混合(混練)することで、調製することができる。
前記混合(混練)の際には、従来公知の混合機、分散機、攪拌機等を使用でき、例えば、混合・分散ミル、モルタルミキサー、ロール、ペイントシェーカー、ホモジナイザーが挙げられる。
前記主剤および硬化剤等は、これらの剤に配合する各成分を混合(混練)することで、調製することができる。この混合(混練)の際には、各成分を一度に添加・混合してもよく、複数回に分けて添加・混合してもよい。また、季節、環境等に応じて加温、冷却等しながら混合してもよい。
本組成物は、これら主剤、硬化剤および必要に応じて用いられる他の剤(例:第3剤)を混合(混練)することで、調製することができる。
前記混合(混練)の際には、従来公知の混合機、分散機、攪拌機等を使用でき、例えば、混合・分散ミル、モルタルミキサー、ロール、ペイントシェーカー、ホモジナイザーが挙げられる。
前記混合する方法としては特に制限されないが、前記主剤の調製時や、主剤と硬化剤との混合時に、空気が取り込まれると、得られる硬化体内に気泡が残り、ひび割れやへたりの原因となる傾向にあるため、主剤の調製時に脱泡工程を行ったり、主剤と硬化剤との混合時に低回転で撹拌を行うことにより、本組成物中への空気の取り込み量を減らすことが好ましい。
≪硬化体≫
本発明に係る硬化体(以下「本硬化体」ともいう。)は、本組成物の硬化体であり、本組成物を硬化させることで形成される。本硬化体は、通常、発泡体ではない。
本硬化体の形状や厚みは、該硬化体を設けたい場所に応じて適宜選択すればよい。
本発明に係る硬化体(以下「本硬化体」ともいう。)は、本組成物の硬化体であり、本組成物を硬化させることで形成される。本硬化体は、通常、発泡体ではない。
本硬化体の形状や厚みは、該硬化体を設けたい場所に応じて適宜選択すればよい。
本硬化体をコンクリート製まくらぎ下部に用いる場合は、列車などの運行による振動が軌道の周りの環境に伝わり難くする(振動絶縁)ことができる等の点から、本硬化体のばね定数は、好ましくは0.9~2.9MN/mである。
該ばね定数は、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
該ばね定数は、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
本硬化体をコンクリート製まくらぎ下部に用いる場合、該硬化体には、常時荷重が加わっている状態となるため、へたり難いことが求められることが多い。特に、高温(例:70℃)下であっても、へたり難いことが求められることが多い。
従って、このような用途に好適に用いることができる等の点から、本硬化体の圧縮永久ひずみは、好ましくは23%以下、より好ましくは18%以下であり、下限は特に制限されず、例えば0%であってもよい。
該圧縮永久ひずみは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
従って、このような用途に好適に用いることができる等の点から、本硬化体の圧縮永久ひずみは、好ましくは23%以下、より好ましくは18%以下であり、下限は特に制限されず、例えば0%であってもよい。
該圧縮永久ひずみは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
機械的強度に優れ、軌道用に好適に用いることができる等の点から、本硬化体の引張強さは、好ましくは0.9MPa以上、より好ましくは1.0MPa以上であり、上限は特に制限されないが、例えば5.0MPa以下である。
該引張強さは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
該引張強さは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
機械的強度に優れ、軌道用に好適に用いることができる等の点から、本硬化体の切断時伸びは、好ましくは150%以上、より好ましくは200%以上であり、上限は特に制限されないが、例えば1000%以下である。
該切断時伸びは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
該切断時伸びは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
機械的強度に優れ、軌道用に好適に用いることができる等の点から、本硬化体の引裂強さは、好ましくは2kN/m以上、より好ましくは3.5kN/m以上であり、上限は特に制限されないが、例えば10kN/m以下である。
該引裂強さは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
該引裂強さは、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
本硬化体は、例えば、本組成物を該硬化体を形成したい場所に配置し、特に、本組成物を該硬化体を形成したい場所に充填し、次いで、該本組成物を硬化させることで形成することが好ましい。つまり、本組成物は、樹脂充填材(てん充材組成物)であることが好ましい。
本硬化体を形成したい場所に本組成物を配置する方法としては、特に制限されないが、例えば、必要により本組成物が所定の場所から流れ出ないよう、型枠を設置した後、本組成物を流し込む(てん充)する方法、予め不織布等の袋体を設置し、該袋体内に本組成物を充填し硬化させる方法が挙げられる。
例えば、コンクリート製まくらぎ下部に本硬化体を形成する際には、通常、本硬化体を形成してから、その上に、コンクリート製まくらぎを形成するが、必要により本組成物が所定の場所から流れ出ないよう型枠や不織布等の袋体等を設置した後、コンクリート製まくらぎ下部に本組成物をてん充する方法で本硬化体を形成してもよい。なお、コンクリート製まくらぎ下部に本組成物をてん充する際には、必要により、コンクリート製まくらぎを所定位置に持ち上げておいてから、本組成物をてん充してもよい。
例えば、コンクリート製まくらぎ下部に本硬化体を形成する際には、通常、本硬化体を形成してから、その上に、コンクリート製まくらぎを形成するが、必要により本組成物が所定の場所から流れ出ないよう型枠や不織布等の袋体等を設置した後、コンクリート製まくらぎ下部に本組成物をてん充する方法で本硬化体を形成してもよい。なお、コンクリート製まくらぎ下部に本組成物をてん充する際には、必要により、コンクリート製まくらぎを所定位置に持ち上げておいてから、本組成物をてん充してもよい。
本組成物を硬化させる際には、硬化時間を短くする等の点から、加熱してもよいが、通常、加熱することなく常温下で放置すればよい。
本組成物は、常温下での硬化性にも優れているため、常温下で硬化させることができる。このため、本組成物は、軌道用として好適に用いられる。
本組成物は、常温下での硬化性にも優れているため、常温下で硬化させることができる。このため、本組成物は、軌道用として好適に用いられる。
本硬化体をコンクリート製まくらぎ下部に用いる場合、該硬化体の厚みは、通常15~40mm、好ましくは20~25mmである。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されない。
[実施例1~11および比較例1~9]
容器に、表1に記載の主剤を構成する各成分を、表1に記載の量(数値)に従って入れ、混合することで主剤を調製した。
調製した主剤と、表1に記載の量(数値)の表1に記載の硬化剤とを混合し、硬化性樹脂組成物を調製した。
表1中の各成分の数値は、それぞれ質量部を示す。なお、表1に記載の各成分の説明を表2に示す。
容器に、表1に記載の主剤を構成する各成分を、表1に記載の量(数値)に従って入れ、混合することで主剤を調製した。
調製した主剤と、表1に記載の量(数値)の表1に記載の硬化剤とを混合し、硬化性樹脂組成物を調製した。
表1中の各成分の数値は、それぞれ質量部を示す。なお、表1に記載の各成分の説明を表2に示す。
<硬化性>
23℃において、主剤と硬化剤とを混合して硬化性樹脂組成物を調製してから、該組成物の粘度が40Pa・sに達するまでの時間を硬化性の評価の指標とした。
なお、粘度は東機産業(株)のB型粘度計(4号ローター、60rpm)を用いて測定した。結果を表1に示す。
粘度が40Pa・sに達するまでの時間が120分以下の場合、硬化性に優れるといえ、45~120分の範囲にある場合、軌道用等に好適に用いることができる。
23℃において、主剤と硬化剤とを混合して硬化性樹脂組成物を調製してから、該組成物の粘度が40Pa・sに達するまでの時間を硬化性の評価の指標とした。
なお、粘度は東機産業(株)のB型粘度計(4号ローター、60rpm)を用いて測定した。結果を表1に示す。
粘度が40Pa・sに達するまでの時間が120分以下の場合、硬化性に優れるといえ、45~120分の範囲にある場合、軌道用等に好適に用いることができる。
<ばね定数>
まず、図1に示す型枠の各部品(図1の白い部品)をパーツクリーナーを用いて清掃し、組み立てた後に内面となる部分を、信越化学工業(株)製のKF-96-SP(シリコーン離型剤)で離型処理した。離型処理した各部品を、図1に示す形状(100mm×100mm×25mm(厚み))になるように、ボルトを用い、固定金具で締め上げ固定した。この際に、ボルトが緩んでいないよう、隙間ができないよう、固定金具を締め込み過ぎないようにして、型枠を形成した。
まず、図1に示す型枠の各部品(図1の白い部品)をパーツクリーナーを用いて清掃し、組み立てた後に内面となる部分を、信越化学工業(株)製のKF-96-SP(シリコーン離型剤)で離型処理した。離型処理した各部品を、図1に示す形状(100mm×100mm×25mm(厚み))になるように、ボルトを用い、固定金具で締め上げ固定した。この際に、ボルトが緩んでいないよう、隙間ができないよう、固定金具を締め込み過ぎないようにして、型枠を形成した。
次に、調製した硬化性樹脂組成物を、形成した型枠に流し込んだ。この際に、硬化性樹脂組成物の流し込み量が型枠の大きさとぴったりになるよう、硬化性樹脂組成物を流し込んだ。
硬化性樹脂組成物を型枠に流し込んでから、室温で3日間程度放置し、硬化性樹脂組成物の表面を指触することにより硬化を確認した後、型枠を外すことで、硬化体を3個作製した。型枠を外す際には、得られる硬化体に、割れや欠けが生じないように注意深く型枠を外した。作製した硬化体の大きさをノギスを用いて測定し、100mmであるはずの長さ部分が100±1mmであり、かつ、厚みが25±0.5mmであった場合、該硬化体を用いてばね定数測定の試験を行った。
硬化性樹脂組成物を型枠に流し込んでから、室温で3日間程度放置し、硬化性樹脂組成物の表面を指触することにより硬化を確認した後、型枠を外すことで、硬化体を3個作製した。型枠を外す際には、得られる硬化体に、割れや欠けが生じないように注意深く型枠を外した。作製した硬化体の大きさをノギスを用いて測定し、100mmであるはずの長さ部分が100±1mmであり、かつ、厚みが25±0.5mmであった場合、該硬化体を用いてばね定数測定の試験を行った。
作製した硬化体それぞれを、圧縮試験機(サーボパルサーEHF-EG10-20L、(株)島津製作所製)を用いて、硬化体の100×100mmの面に対して、23±2℃において、変位速度:1mm/minの条件で、荷重4.4kNまで予圧を2回かけてから約0kNまで除荷後30秒間保持し、再度硬化体に荷重4.4kNまで載荷した際の、荷重0.98kNおよび3.92kN時の硬化体の変位を、レーザー変位計(HL-G103-AC、パナソニック(株)製、標線間距離:100mm)を用いて測定し、下記式からばね定数を算出した。結果を表1に示す。
ばね定数が0.9~2.9MN/mの範囲にある硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
ばね定数が0.9~2.9MN/mの範囲にある硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
ばね定数(MN/m)=(F2(kN)-F1(kN))/(X2(mm)-X1(mm))
[F2は荷重3.92kNであり、X2は、該荷重3.92kNの時の硬化体の変位(mm)であり、F1は荷重0.98kNであり、X1は、該荷重0.98kNの時の硬化体の変位(mm)である。]
[F2は荷重3.92kNであり、X2は、該荷重3.92kNの時の硬化体の変位(mm)であり、F1は荷重0.98kNであり、X1は、該荷重0.98kNの時の硬化体の変位(mm)である。]
<圧縮永久ひずみ>
JIS K 6262:2013に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の圧縮永久ひずみを測定した。結果を表1に示す。
圧縮永久ひずみが23%以下である硬化体は、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
JIS K 6262:2013に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の圧縮永久ひずみを測定した。結果を表1に示す。
圧縮永久ひずみが23%以下である硬化体は、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
得られる硬化体の大きさが、50mm×50mm×25mm(厚み)となるように型枠の大きさを変更した以外は、前記ばね定数の測定と同様にして、硬化体を作製した。
作製した硬化体の厚みと、作製した硬化体を、70℃の環境にて、厚み方向に25%圧縮した状態で30時間静置した後、圧力を解放してから30分後の硬化体の厚みとを測定した。下記式から圧縮永久ひずみCS(%)を算出した。
CS=(t0-t1)/(t0-t2)×100
[CS:圧縮永久ひずみ(%)、t0:作製した硬化体の厚み(mm)、t1:硬化体を圧縮装置から取り出してから30分後の硬化体の厚み(mm)、t2:スペーサー厚み(mm)]
作製した硬化体の厚みと、作製した硬化体を、70℃の環境にて、厚み方向に25%圧縮した状態で30時間静置した後、圧力を解放してから30分後の硬化体の厚みとを測定した。下記式から圧縮永久ひずみCS(%)を算出した。
CS=(t0-t1)/(t0-t2)×100
[CS:圧縮永久ひずみ(%)、t0:作製した硬化体の厚み(mm)、t1:硬化体を圧縮装置から取り出してから30分後の硬化体の厚み(mm)、t2:スペーサー厚み(mm)]
<引張強さおよび切断時伸び>
JIS K 6251:2017に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の引張強さおよび切断時伸びを測定した。結果を表1に示す。
引張強さが0.9MPa以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。また、切断時伸びが150%以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
JIS K 6251:2017に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の引張強さおよび切断時伸びを測定した。結果を表1に示す。
引張強さが0.9MPa以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。また、切断時伸びが150%以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
前記圧縮永久ひずみの測定と同様にして、硬化体を作製した。作製した硬化体から、厚さ2mmのダンベル状3号形の試験片を作製し、引張試験機((株)島津製作所製、オートグラフAGS-X)を用いて、試験速度500mm/minで該試験片を引っ張り、該試験片が切断するまでの最大荷重を測定した。また切断時の試験片の標線間の伸びも同時に測定した。下記式から引張強さT(MPa)および切断時伸びE(%)を算出した。
T=F/S
[T:引張強さ(MPa)、F:最大荷重(N)、S:試験片の断面積(mm2)]
E=((L1-L0)/L0)×100
[E:切断時伸び(%)、L0:初期の標線間距離(20mm)、L1:切断時の標線間距離(mm)]
T=F/S
[T:引張強さ(MPa)、F:最大荷重(N)、S:試験片の断面積(mm2)]
E=((L1-L0)/L0)×100
[E:切断時伸び(%)、L0:初期の標線間距離(20mm)、L1:切断時の標線間距離(mm)]
<引裂強さ>
JIS K 6252-1:2015に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の引裂強さを測定した。結果を表1に示す。
引裂強さが2kN/m以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
JIS K 6252-1:2015に準拠して、具体的には以下のようにして、硬化体の引裂強さを測定した。結果を表1に示す。
引裂強さが2kN/m以上である硬化体は、実用上問題ないといえ、特に、コンクリート製まくらぎ下部に好適に用いることができる。
前記圧縮永久ひずみの測定と同様にして、硬化体を作製した。作製した硬化体から、厚さ2mmのアングル形の試験片を作製し、引張試験機((株)島津製作所製、オートグラフAGS-X)を用いて、試験速度500mm/minで該試験片を引っ張り、該試験片が破断するまでの最大荷重を測定した。下記式から引裂強さT(kN/m)を算出した。
T=F/t
[T:引裂強さ(kN/m)、F:最大荷重(N)、t:試験片の厚さ(mm)]
T=F/t
[T:引裂強さ(kN/m)、F:最大荷重(N)、t:試験片の厚さ(mm)]
Claims (5)
- ポリエーテルポリオール(A)、アミン化合物(B)およびポリイソシアネート(C)を含有し、
前記ポリエーテルポリオール(A)が、ポリエチレンオキシド構造を有する2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A1)と、該ポリエーテルポリオール(A1)以外の2官能または3官能ポリエーテルポリオール(A2)とを含み、
前記アミン化合物(B)が、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(B1)と、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンおよびN,N'-ジ-sec-ブチル-1,4-フェニレンジアミンから選ばれる少なくとも1種の化合物(B2)とを含む、
硬化性樹脂組成物。 - 前記ポリエーテルポリオール(A1)の重量平均分子量が1,000~12,000である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記ポリエーテルポリオール(A2)の重量平均分子量が500~9,000である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 軌道用である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物の硬化体。
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JP2022137687A JP2024033830A (ja) | 2022-08-31 | 2022-08-31 | 硬化性樹脂組成物およびその硬化体 |
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- 2022-08-31 JP JP2022137687A patent/JP2024033830A/ja active Pending
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