JP2024009642A - インパクトビームを有する車両 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書に開示する技術は、路面を走行する車両に関し、特に、サイドドアの内部にインパクトビームを有する車両に関する。
特許文献1に、車両が開示されている。この車両では、サイドドアの内部に、インパクトビームが配置されている。インパクトビームの両端は、ブラケット及びリインフォースメントを用いて、サイドドアに取り付けられている。
車両では、様々な衝突試験が公的に規定されており、一定の基準をクリアすることが求められる。側面衝突に対して要求される基準も厳しくなっており、インパクトビームの取付構造に関して、新たな技術が必要とされている。
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。この車両は、車体の側面に設けられたサイドドアと、前記サイドドアの内部に配置されたインパクトビームと、前記サイドドアに固定されており、前記インパクトビームの一端を車両左右方向の内側から支持するブラケットプレートと、前記サイドドアに固定されており、前記ブラケットプレートに前記車両左右方向の内側から対向するクラッシュボックスと、前記ブラケットプレートの前記クラッシュボックスに対向する面に接合された補強プレートとを備える。前記ブラケットプレート及び前記補強プレートは、前記クラッシュボックスが対向する範囲を越えて、前記インパクトビームの長手方向に延びている。
車両に側面衝突が発生すると、インパクトビームに大きな衝突荷重が負荷される。このとき、インパクトビームの一端は、ブラケットプレート、補強プレート材及びクラッシュボックスの三者によって、車両の内側から強固に支持される。加えて、ブラケットプレート及び補強プレートは、クラッシュボックスが対向する範囲を越えて、インパクトビームの長手方向へ長く延びている。これにより、インパクトビームの一端がブラケットプレートから外れて、車両の内部へ入り込むことが回避される。
図面を参照して、実施例の車両について説明する。ここで、図面における方向FRは、車両の前後方向における前方を示し、方向RRは、車両の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両の左右方向における左方を示し、方向RHは車両の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両の上下方向における上方を示し、方向DWは車両の上下方向における下方を示す。
図1から図3に示すように、本実施例の車両は、車体の側面に設けられたサイドドア10と、サイドドア10の内部に配置されたインパクトビーム20を備える。サイドドア10は、アウタパネル12とインナパネル14を有する。アウタパネル12とインナパネル14は、それぞれ金属で構成されたパネル材であり、インパクトビーム20は、それらのパネル12、14の間に位置する。インパクトビーム20は、金属で構成されたパイプ状の部材であって、車両の前後方向に延びている。
車両はさらに、ブラケットプレート30と、クラッシュボックス40と、補強プレート50とを備える。ブラケットプレート30は、サイドドア10の内部に位置しており、サイドドア10のインナパネル14に固定されている。ブラケットプレート30は、金属で構成された板材であり、インパクトビーム20の前端22を、車両左右方向の内側から支持している。ブラケットプレート30には、半筒形状の凹部32が形成されており、インパクトビーム20の前端22は、当該凹部32に収容されている。インパクトビーム20は、ブラケットプレート30に溶接されており、インパクトビーム20に沿って溶接ビード24が長く形成されている。
クラッシュボックス40は、サイドドア10の内部に位置しており、サイドドア10のインナパネル14に固定されている。クラッシュボックス40は、ブラケットプレート30に対して、左右方向の内側から対向している。これにより、車両に側面衝突が発生したときに、車両の内側へ変位するインパクトビーム20の前端22が、クラッシュボックス40によって支持される。クラッシュボックス40は、金属で構成された箱状の部材であり、インパクトビーム20が当接したときに、自身が塑性変形することによって衝突エネルギーを吸収する。なお、クラッシュボックス40の具体的な構成については特に限定されない。
補強プレート50は、金属で構成された板状の部材であり、ブラケットプレート30に接合されている。補強プレート50は、ブラケットプレート30とクラッシュボックス40との間に位置しており、ブラケットプレート30の内面30a(即ち、クラッシュボックス40に対向する面)に接合されている。特に限定されないが、補強プレート50は、複数の溶接点56(図1中のX印)において、ブラケットプレート30に溶接されている。複数の溶接点56は、補強プレート50の全体に亘って広く分布しており、側面衝突においてブラケットプレート30及び補強プレート50に変形が生じた場合でも、両者の剥離が抑制される。補強プレート50は、インパクトビーム20の長手方向に沿って、第1の部分52と第2の部分54とに区分することができる。
補強プレート50の第1の部分52は、クラッシュボックス40が対向する範囲A(図2参照)に位置する部分である。特に限定されないが、第1の部分52は、概してハット形状を有しており、クラッシュボックス40と対向する面は平坦であって、ブラケットプレート30との間に一定の空間を形成する。これにより、補強プレート50の第1の部分52は、クラッシュボックス40と同様に、車両に側面衝突が発生したときは、自身が塑性変形することによって衝突エネルギーを吸収することができる。
補強プレート50の第2の部分54は、第1の部分52から車両の後方に向けて、インパクトビーム20に沿って延びている。即ち、補強プレート50は、クラッシュボックス40が対向する範囲Aを越えて、クラッシュボックス40が対向しない範囲B(図2参照)まで、インパクトビーム20の長手方向に延びている。特に限定されない、第2の部分54の形状は、第1の部分52の形状と異なり、ブラケットプレート30に合わせた形状となっている。前述したように、ブラケットプレート30には、円筒状の凹部32が形成されており、補強プレート50の第2の部分54にも同様に、円筒状の凹部が形成されている。
車両に側面衝突が発生すると、インパクトビーム20には、車両の外側から大きな衝突荷重が負荷される。このとき、インパクトビーム20の前端22は、車両の内側に向けて変位するが、ブラケットプレート30、補強プレート50及びクラッシュボックス40の三者によって、車両の内側から強固に支持される。このとき、クラッシュボックス40及び補強プレート50は塑性変形し、それによって衝突エネルギーが吸収される。
一方、インパクトビーム20の中間部分は、インパクトビーム20の前端22(及び後端)よりも、車両の内側へより大きく変位しようとする。その結果、インパクトビーム20の前端22(及び後端)では、インパクトビーム20の長手方向に沿って引張荷重が作用する。この点に関して、本実施例の車両では、ブラケットプレート30及び補強プレート50が、クラッシュボックス40が対向する範囲Aを越えて、インパクトビーム20の長手方向に長く延びている。これにより、インパクトビーム20の前端22がブラケットプレート30から外れて、車両の内部へ入り込むことが回避される。また、ブラケットプレート30及び補強プレート50は、それらの先端部分まで十分に溶接されているので、補強プレート50のエッジが車両の内部へ入り込むことも回避される。
10:サイドドア、20:インパクトビーム、22:インパクトビームの前端、30:ブラケットプレート、40:クラッシュボックス、50:補強プレート、52:補強プレートの第1の部分、54:補強プレートの第2の部分、
Claims (1)
- 車体の側面に設けられたサイドドアと、
前記サイドドアの内部に配置されたインパクトビームと、
前記サイドドアに固定されており、前記インパクトビームの一端を車両左右方向の内側から支持するブラケットプレートと、
前記サイドドアに固定されており、前記ブラケットプレートに前記車両左右方向の内側から対向するクラッシュボックスと、
前記ブラケットプレートの前記クラッシュボックスに対向する面に接合された補強プレートと、を備え、
前記ブラケットプレート及び前記補強プレートは、前記クラッシュボックスが対向する範囲よりも、前記インパクトビームの長手方向に沿って長く延びている、
車両。
Priority Applications (1)
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JP2022111321A JP2024009642A (ja) | 2022-07-11 | 2022-07-11 | インパクトビームを有する車両 |
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JP2022111321A Pending JP2024009642A (ja) | 2022-07-11 | 2022-07-11 | インパクトビームを有する車両 |
Country Status (1)
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2022
- 2022-07-11 JP JP2022111321A patent/JP2024009642A/ja active Pending
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