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JP2023180131A - 試験装置及び計測方法 - Google Patents

試験装置及び計測方法 Download PDF

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JP2023180131A
JP2023180131A JP2022093266A JP2022093266A JP2023180131A JP 2023180131 A JP2023180131 A JP 2023180131A JP 2022093266 A JP2022093266 A JP 2022093266A JP 2022093266 A JP2022093266 A JP 2022093266A JP 2023180131 A JP2023180131 A JP 2023180131A
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沖人 梅原
Okijin Umehara
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Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

【課題】試験片によらず高精度な計測を可能とする試験装置及び測定方法を提供すること。【解決手段】試験装置1は、試験片を支持する支持ユニット10と、試験片を押圧する圧子24と、圧子24の下端が試験片に接触しない退避位置から圧子24を試験片に対して近接する方向に向かって等速移動させて圧子24で試験片を押圧して破壊する移動ユニット21と、圧子24が試験片を押圧する荷重を計測するロードセル23と、少なくとも移動ユニット21を制御する制御ユニット100と、圧子24の移動距離を検出する圧子移動量検出ユニット40を備える。制御ユニット100は、試験片の破壊が検出された場合に、試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の圧子24の移動距離を荷重値に換算し、直前の荷重値に加算することで試験片の破壊時の荷重値を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、試験装置及び計測方法に関する。
半導体チップの強度を測定する手法として一般的にSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)規格G36-0303で既定される3点曲げ試験が広く利用され、この試験を行うために試験装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-094833号公報
特許文献1等に示された試験装置は、試験片となる半導体チップを圧子で押圧し破壊する。試験装置は、圧子が試験片を押圧する荷重を測定するロードセルを備え、試験片が破壊された際の荷重値をもとに抗折強度を算出する。
一般に、計測可能荷重値が小さいロードセルと比べて計測可能荷重値が大きいロードセルは、荷重値の分解能が低くなる。低荷重で破壊できる試験片に対して高荷重用のロードセルを使用すると細かい計測ができずに正確な計測が難しい。そこで、低荷重で破壊できる試験片用の試験装置と、破壊に高荷重が必要な試験片用の試験装置とを分け、それぞれ提供している。
しかし、一台の試験装置で破壊に高荷重が必要な試験片と低荷重で破壊できる試験片の両方を試験したいとの要望がある。破壊する試験片に応じてロードセルを交換するのは手間である。
本発明の目的は、試験片によらず高精度な計測を可能とする試験装置及び測定方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の試験装置は、試験片の下面側を支持する支持部を有した支持ユニットと、該支持ユニットより上方に配置され該支持ユニットで支持された試験片を押圧する圧子と、該圧子の先端が該支持ユニットで支持された試験片に接触しない退避位置から該圧子を該支持ユニットで支持された試験片に対して近接する方向に向かって等速移動させて該圧子で試験片を押圧して破壊する移動ユニットと、該圧子が該支持ユニットで支持された試験片を押圧する荷重を計測するロードセルと、少なくとも該移動ユニットを制御するコントローラと、を備えた試験装置であって、該移動ユニットで移動される該圧子の移動量を検出する圧子移動量検出ユニットを備え、該ロードセルは所定の分解能で該圧子が試験片を押圧する荷重を計測し、該コントローラは、該圧子が該退避位置から該近接する方向に移動する間に該ロードセルで荷重が検出されることで該圧子の試験片への当接を検知するとともに、該圧子の試験片への当接を検出した後に、該ロードセルの計測値が上昇から下降に転じることで試験片の破壊を検出し、該ロードセルの該分解能の間で該試験片の破壊が検出された場合に、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を荷重値に換算し、該直前の荷重値に加算することで試験片の破壊時の荷重値を算出することを特徴とする。
前記試験装置において、該コントローラは、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を最終移動量とし、試験片の破壊を検知する前に該ロードセルで第1の荷重値が計測されてから第2の荷重値が計測される間の該圧子の移動量に対する該最終移動量の割合を、該第1の荷重値と該第2の荷重値との差に乗じた荷重値を、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値に加えて試験片の破壊時の荷重値を算出しても良い。
本発明の計測方法は、圧子を試験片の上面から離間した退避位置から該試験片に対して近接する方向に向かって等速移動させて、該圧子で該試験片を押圧し破壊して、該試験片の強度を測定する計測方法であって、該圧子が該退避位置から該近接する方向に移動する間に、ロードセルで該圧子が該試験片を押圧する荷重を計測することで該圧子の試験片への当接を検知するとともに、該圧子の試験片への当接を検出した後に、該ロードセルの計測値が上昇から下降に転じることで該試験片の破壊を検出し、該試験片の破壊が検出された場合に、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を荷重値に換算し、該直前の荷重値に加算することで試験片の破壊時の荷重値を算出することを特徴とする。
前記計測方法において、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を最終移動量とし、該試験片の破壊を検知する前に該ロードセルで第1の荷重値が計測されてから第2の荷重値が計測される間の該圧子の移動量に対する該最終移動量の割合を、該第1の荷重値と該第2の荷重値との差に乗じた荷重値を、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値に加えて試験片の破壊時の荷重値を算出しても良い。
本発明は、試験片によらず高精度な計測を可能とするという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された試験装置の測定対象の試験片を模式的に示す斜視図である。 図3は、図2に示された試験片が製造されるウェーハを模式的に示す斜視図である。 図4は、図1に示された試験装置の退避位置の圧子と試験片などを模式的に示す正面図である。 図5は、図4に示された試験片に圧子が当接した状態を模式的に示す正面図である。 図6は、図4に示された試験片が破壊された状態を模式的に示す正面図である。 図7は、図1に示された試験装置のロードセルの圧子の下端が試験片に接触してからの計測結果を模式的に示す図である。 図8は、図1に示された試験装置のロードセルの計測結果及び圧子移動量検出ユニットの検出結果を模式的に示す図である。 図9は、実施形態1の変形例に係る試験装置の構成例の要部の斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る試験装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された試験装置の測定対象の試験片を模式的に示す斜視図である。図3は、図2に示された試験片が製造されるウェーハを模式的に示す斜視図である。
実施形態1に係る図1に示す試験装置1は、図2に示された試験片200を破壊して、試験片200の強度である抗折強度σを測定する装置である。図2に示された試験片200は、基板201と、基板201の表面202に形成されたデバイス203とを備える、所謂、半導体チップである。図2に示された試験片200は、図3に示すウェーハ204から個々に分割されて製造される。なお、試験片200とウェーハ204の同一部分には、同一符号を付して説明する。
(ウェーハ)
実施形態1では、ウェーハ204は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを基板201とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。ウェーハ204は、基板201の表面202に格子状に形成された複数の分割予定ライン205によって格子状に区画された領域にデバイス203が形成されている。実施形態1において、ウェーハ204は、外周縁に環状フレーム206が装着された粘着テープ207が表面202の裏側の裏面208(下面に相当)に貼着されて、環状フレーム206に支持されている。また、ウェーハ204は、分割予定ライン205に沿って個々の試験片200に個片化されている。
なお、実施形態1では、試験片200は、基板201の表面202にデバイス203が形成されているが、本発明では、表面202にデバイス203が形成されていなくても良い。
(試験装置)
次に試験装置1を説明する。図4は、図1に示された試験装置の退避位置の圧子と試験片などを模式的に示す正面図である。図5は、図4に示された試験片に圧子が当接した状態を模式的に示す正面図である。図6は、図4に示された試験片が破壊された状態を模式的に示す正面図である。図7は、図1に示された試験装置のロードセルの圧子の下端が試験片に接触してからの計測結果を模式的に示す図である。図8は、図1に示された試験装置のロードセルの計測結果及び圧子移動量検出ユニットの検出結果を模式的に示す図である。
試験装置1は、図1に示すように、装置本体2と、下部容器3と、支持ユニット10と、押圧ユニット20と、破片排出ユニット30と、圧子移動量検出ユニット40と、コントローラである制御ユニット100とを備える。下部容器3は、装置本体2上に配置され、上側に開口4が形成された箱状に形成されている。
支持ユニット10は、試験片200の裏面208を支持するものである。支持ユニット10は、下部容器3内に収容されている。支持ユニット10は、図1、図4、図5及び図6に示すように、試験片200を支持する一対の長尺支持部材11と、長尺支持部材11それぞれの水平方向と平行なX軸方向における位置と一対の長尺支持部材11間の間隔12とを変更する支持部材移動機構13(図1のみに示す)とを備える。一対の長尺支持部材11は、互いにX軸方向に所定の間隔12を有して配設されている。長尺支持部材11は、それぞれ、直方体上の支持部本体14と、支持部本体14に設けられた支持突起15(支持部に相当)とを有している。
一対の長尺支持部材11の支持部本体14は、互いにX軸方向に間隔をあけて配置され、互いの間に間隔12が設けられている。支持部本体14は、上面が水平方向と平行である。
支持突起15は、支持部本体14それぞれの上面の互いに隣接する縁部から上方に向かって突出して形成されている。即ち、支持突起15は、支持ユニット10に一対設けられ、これら一対の支持突起15は、X軸方向に所定の間隔Lを有して配設されている。なお、一対の支持突起15間の間隔Lは、支持突起15の上端151間の間隔である。実施形態1では、支持突起15は、水平方向と平行でかつX軸方向に対して直交するY軸方向に直線状に延びて、支持部本体14の前述した縁部の全長に亘って配置されている。支持突起15の上面のX軸方向の断面形状は、上方に凸の曲面に形成され、Y軸方向の全長に亘って同形状に形成されている。支持突起15は、上端151に試験片200の裏面208が載置されて、試験片200の裏面208側を支持する。
支持部材移動機構13は、各長尺支持部材11をX軸方向に移動させるものであって、装置本体2に固定された固定板16に回転自在に設けられたボールねじと、ボールねじを回転するモータと、各長尺支持部材11をX軸方向に移動自在に支持するガイドレールとを備える。
押圧ユニット20は、支持ユニット10の一対の支持突起15に裏面208が支持された試験片200を圧子24で押圧し、試験片200の押圧時に押圧ユニット20にかかる荷重を計測するとともに、支持ユニット10に支持された試験片200を押圧して破壊するものである。押圧ユニット20は、下部容器3の上方に設けられている。
押圧ユニット20は、図1に示すように、移動ユニット21と、移動基台22と、圧子24と、ロードセル23とを備える。
移動ユニット21は、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に対して、圧子24を相対的にZ軸方向に近接移動させるものである。なお、Z軸方向は、X軸方向とY軸方向に対して直交する方向である。移動ユニット21は、装置本体2から上方に延びて装置本体2に固定された支持板211と、支持板211に軸心回りに回転自在に支持されたボールねじ212と、ボールねじ212を軸心回りに回転するモータ213と、移動基台22をZ軸方向に移動自在に支持するガイドレール214とを備える。
支持板211、ボールねじ212及びガイドレール214の長手方向は、Z軸方向と平行である。ボールねじ212は、移動基台22に設けられたねじ孔に螺合している。ガイドレール214は、支持板211に取り付けられている。移動ユニット21は、モータ213がボールねじ212を軸心回りに回転することで、移動基台22を介して圧子24をZ軸方向に移動する。
実施形態1では、移動ユニット21は、図4に示す圧子24の先端である下端241が支持ユニット10で支持された試験片200に接触しない退避位置から圧子24を支持ユニット10で支持された試験片200に対してZ軸方向に沿って近接する方向に向かって等速移動させて、圧子24で試験片200を押圧して破壊するユニットでもある。なお、退避位置は、圧子24の下端241が支持ユニット10で支持された試験片200の上面である表面から所定の間隔をあけた位置である。
移動基台22は、直方体状に形成され、下面側に下方に延びた円筒状の第1支持部材221が接続されており、第1支持部材221の下端側にロードセル23が固定されている。ロードセル23は、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を圧子24が押圧する荷重の値(以下、荷重値と記す)を計測し、計測結果を制御ユニット100に出力する。
ロードセル23が計測する荷重値は、押圧ユニット20が退避位置から圧子24を支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接させる際に、圧子24が試験片200に接触するまではゼロ(N)である。
ロードセル23が計測する荷重値は、押圧ユニット20が退避位置から圧子24を支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接させる際に、圧子24が図5に示すように試験片200に当接すると、ゼロから増加する。ロードセル23が計測する荷重値は、圧子24が試験片200に接触した位置よりも更に支持ユニット10に近接させると、圧子24の移動に伴なって徐々に増加する。ロードセル23が計測する荷重値は、圧子24が図6に示すように支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を破壊すると、最大値P3(図7に示し、以下、破壊時の荷重値P3と記す)からゼロ(N)になる。破壊時の荷重値P3は、試験片200の抗折強度σに対応する。
なお、図7の横軸は、圧子24の下端241が支持ユニット10で支持された試験片200に当接してからの圧子24の移動距離(移動量に相当)を示し、右端に向かうにしたがって徐々に圧子24が支持ユニット10寄りの位置に位置することを示している。図7の縦軸は、圧子24の下端241が支持ユニット10で支持された試験片200に当接してからのロードセル23が計測した荷重値(N)を示している。
このように、ロードセル23が計測する荷重値は、図7に示すように、圧子24の下端241が支持ユニット10で支持された試験片200に当接した位置から試験片200が破壊されるまで圧子24の移動距離と比例して増加する。また、ロードセル23が制御ユニット100に出力する荷重値は、0と1とからなる所定(例えば256)の桁数の所謂デジタル信号である。このために、ロードセル23が制御ユニット100に出力する荷重値は、所定の分解能ΔP(図7及び図8に示す)おきの荷重値を示すこととなる。即ち、ロードセル23は、所定の分解能ΔPで圧子24が試験片200を押圧する荷重値を計測する。
なお、図8の縦軸は、圧子24の下端241が支持ユニット10で支持された試験片200に当接してからのロードセル23が計測した荷重値(N)及び圧子移動量検出ユニット40が検出した圧子24の移動距離を示している。図8の横軸は、経過時間を示している。
ロードセル23の下側には、図1に示すように、円筒状の第2支持部材222を介して挟持部材223が取り付けられている。挟持部材223は、正面視で略門型形状に形成されており、互いに対向する一対の挟持面224間に支持ユニット10の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を押圧する圧子24が固定されている。
圧子24は、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11間の間隔12より上方でかつ一対の長尺支持部材11の支持突起15の上端151のX軸方向の間隔Lの中央に配置され、支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200を押圧するものである。圧子24は、支持ユニット10の支持突起15と平行に伸張し、下方に向かうにしたがって幅が狭くなる先細りの板状に形成され、下端が下側に凸の曲面に形成されている。なお、本発明では、圧子24の形状は、これに限定されない。圧子24は、下端241がY軸方向と平行に挟持部材223により支持され、下端241が支持ユニット10の一対の支持突起15間の中央の上方に配置される。
また、移動基台22の両側面には、板状に形成された一対の接続部材225が取り付けられている。接続部材225は、移動基台22の側面から下方に向かって延び、下端が挟持部材223の下端よりも下方に配置されている。
また、押圧ユニット20は、図1に示すように、上部容器25と、エアー供給ユニット26とを備える。上部容器25は、接続部材225の下端に取り付けられ、下方に開口部を有して、支持ユニット10の一対の長尺支持部材11を収容可能な箱状に形成されている。また、上部容器25は、挟持部材223の下方に配置され、圧子24を通すことが可能な圧子挿入孔251が設けられている。
上部容器25は、例えば透明な材質(ガラス、プラスチック等)により構成されている。また、上部容器25は、開口4を通して下部容器3内に侵入可能な大きさに形成されている。このために、移動ユニット21によって押圧ユニット20が下方に移動されると、上部容器25は、下部容器3に挿入され、支持ユニット10の上側を覆う。
エアー供給ユニット26は、圧子24の下端部にエアーを吹き付けるものである。エアー供給ユニット26は、圧子24に向かってエアーを噴射するノズル261と、ノズル261に開閉弁262を介してエアーを供給するエアー供給源263とを備える。
ノズル261は、パイプ状に形成され、上部容器25のノズル挿入穴内に通されて、先端が上部容器25内の圧子24の下端241に対向する。エアー供給ユニット26は、ノズル261からエアーを圧子24の下端部に吹き付けて、圧子24の下端241、支持突起15の上面等に付着した異物を除去する。
破片排出ユニット30は、下部容器3の内部に存在する試験片200の破片209(図6に示す)を排出するものである。破片排出ユニット30は、試験片200の破片209を排出するための経路を構成する破片排出路311と、破片排出路311に開閉弁312を介して接続した吸引源313とを備える。
破片排出路311は、一端が下部容器3の底部を貫通した破片排出口に接続し、他端が開閉弁312を介して吸引源313に接続されている。
破片排出ユニット30は、開閉弁312が開いて、吸引源313が破片排出路311を吸引することで、破片209を下部容器3外に排出する。
圧子移動量検出ユニット40は、移動ユニット21で支持された圧子24のZ軸方向の退避位置からの移動量である移動距離を検出するものである。実施形態1では、圧子移動量検出ユニット40は、圧子24の移動距離を制御ユニット100に出力する所謂エンコーダである。実施形態1では、圧子移動量検出ユニット40が制御ユニット100に出力する移動距離は、0と1とからなる所定(例えば256)の桁数の所謂デジタル信号である。
即ち、圧子移動量検出ユニット40は、所定の第2の分解能Δdで圧子24の移動距離を検出する。なお、実施形態1では、圧子24の下端241が試験片200に当接してから圧子移動量検出ユニット40は、ロードセル23が分解能ΔPで計測した荷重値を出力する間に複数(実施形態1では、7つ)の検出結果即ち移動距離を制御ユニット100に出力する。このために、圧子24の下端241が試験片200に当接してから圧子24が支持ユニット10に近付いて試験片200を押圧する際のロードセル23の荷重の分解能ΔPよりも圧子移動量検出ユニット40の移動距離の第2の分解能Δdが細かい。
制御ユニット100は、試験装置1の上述した各ユニットをそれぞれ制御して、各試験片200に対する試験動作を試験装置1に実施させるものである。即ち、制御ユニット100は、少なくとも移動ユニット21を制御する。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、試験装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して試験装置1の上述した各ユニットに出力する。
また、制御ユニット100は、試験動作の状態や画像などを表示する表示画面を有する表示手段である表示ユニットと、制御ユニット100に接続されかつオペレータが試験装置1の制御ユニット100に情報などを入力する際に用いる入力手段であるタッチパネルと、報知ユニットとが接続されている。即ち、試験装置1は、表示ユニットと、タッチパネルと、報知ユニットとを備える。
表示ユニットは、液晶表示装置などにより構成される。タッチパネルは、表示ユニットの表示画面に重ねられる。報知ユニットは、光を発ししてオペレータに報知するパトライト(登録商標)と、オペレータに音を発して報知するスピーカとを備える。また、報知ユニットは、表示ユニットにオペレータに報知する画像を表示する。
また、制御ユニット100は、図1に示すように、荷重値算出部101を備える。荷重値算出部101は、圧子24が退避位置から試験片200に近接する方向に移動する間にロードセル23でゼロを超える荷重値が検出されることで圧子24の試験片200への当接を検知するとともに、圧子24の試験片200への当接を検出した後に、ロードセル23の計測値である荷重値が上昇から下降に転じることで試験片200の破壊を検出する。また、荷重値算出部101は、ロードセル23の分解能ΔPの間で試験片200の破壊が検出された場合に、試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2(図7及び図8に示す)が計測された後の圧子24の移動距離d2(図7及び図8に示す)を荷重値に換算し、換算した荷重値を直前の荷重値P2に加算することで試験片200の破壊時の荷重値P3を算出するものである。
荷重値算出部101は、圧子24が退避位置から試験片200に近接する方向に移動する間にロードセル23の計測した荷重値と、圧子移動量検出ユニット40の検出した移動量とを取得し、各々を取得した時刻と紐付けて記憶する。荷重値算出部101は、ロードセル23の計測した最新の荷重値がゼロよりも大きくなると、圧子24の試験片200への当接を検知する。荷重値算出部101は、圧子24の試験片200への当接を検知した後に、ロードセル23の計測した最新の荷重値が直前の荷重値を下回ると、試験片200の破壊を検出する。
荷重値算出部101は、試験片200の破壊を検出すると、試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2が計測された時点から試験片200の破壊を検出するまでの間の圧子24の移動距離d2(図7に示す)を算出する。なお、直前の荷重値P2は、第2の荷重値に相当する。移動距離d2は、試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2が計測された後の圧子24の移動量と、最終移動量とに相当し、実施形態1では、図8に示すように、直前の荷重値P2が計測された時点から試験片200の破壊を検出するまでの間の圧子移動量検出ユニット40が出力した移動距離の差である。
荷重値算出部101は、直前の荷重値P2が計測された時点とこの直前の荷重値P2の一つ前に計測された荷重値P1(図7に示す)との間の圧子24の移動距離d1(図7及び図8に示す)を算出する。なお、荷重値P1は、第1の荷重値に相当する。移動距離d1は、試験片200の破壊を検知する前にロードセル23で第1の荷重値である荷重値P1が計測されてから第2の荷重値である直前の荷重値P2が計測される間の圧子24の移動量に相当し、実施形態1では、第1の荷重値である荷重値P1が計測されてから第2の荷重値である直前の荷重値P2が計測される間の圧子移動量検出ユニット40が出力した移動距離の差である。
荷重値算出部101は、以下の式1を用いて、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出する。
Figure 2023180131000002
荷重値算出部101は、式1を用いて、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、移動距離d1に対する最終移動量である移動距離d2に対する割合、即ち、(d2/d1)を算出し、(d2/d1)を分解能ΔP(第1の荷重値と第2の荷重値との差に相当)に乗算して(即ち乗じて)、移動距離d2を荷重値((d2/d1)×Δp)に換算する。荷重値算出部101は、式1を用いて、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、移動距離d2が換算された荷重値((d2/d1)×Δp)を試験片200が破壊される直前の荷重値P2に加算することで(即ち、加えて)、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出する。なお、図8は、移動距離d1間に圧子移動量検出ユニット40が8回検出結果を出力し、移動距離d2間に圧子移動量検出ユニット40が4回検出結果を出力する場合を示している。
制御ユニット100は、試験片200の抗折強度σを算出するものである。制御ユニット100は、一対の支持突起15の上端151間のX軸方向の間隔をL(mm)とし、試験片200の破壊時の荷重値P3をW(N)とし、試験片200のY軸方向の幅をbとし、試験片200の厚みをh(mm)とすると、以下の式2を用いて抗折強度σを算出する。
Figure 2023180131000003
制御ユニット100は、抗折強度σと、試験片200の情報(例えば、ID情報)とを1対1で対応付けて記憶する。
なお、荷重値算出部101の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施することにより実現される。
(計測方法)
次に、実施形態1に係る計測方法を図面に基づいて説明する。実施形態1に係る計測方法は、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出する方法であって、圧子24を試験片200の上面である表面から離間した退避位置から試験片200に対して近接する方向に向かって等速移動させて、圧子24で試験片200を押圧し破壊して、試験片200の抗折強度σを測定する方法でもある。実施形態1に係る計測方法は、試験装置1の試験動作でもある。
前述した構成の試験装置1は、オペレータ等がタッチパネル120を操作するなどして入力した試験条件など制御ユニット100が受け付けて記憶する。なお、試験条件は、退避位置、退避位置からの圧子24の試験片200に近接する方向の移動速度、試験片200の厚みh、試験片200の幅b、一対の支持突起15の上端151間の間隔L等が含まれる。試験装置1は、制御ユニット100がオペレータの試験動作の開始指示を受け付けると、試験動作即ち計測方法を開始する。
計測方法では、試験装置1は、制御ユニット100が、開閉弁262,312を閉じ、移動ユニット21を制御して、圧子24を退避位置に位置付け、支持部材移動機構13を制御して一対の長尺支持部材11のX軸方向における位置を調整するとともに、長尺支持部材11間の間隔12を試験条件の一対の支持突起15の上端151間の間隔Lを満たす間隔にする。計測方法では、試験装置1は、図示しない搬送ユニットにより支持ユニット10の一対の支持突起15上に試験片200の裏面208が載置される。
実施形態1において、計測方法では、試験装置1は、制御ユニット100が移動ユニット21を制御して、圧子24を図4に示す退避位置から支持ユニット10の一対の支持突起15で裏面208が支持された試験片200に近接する方向の移動を開始する。すると、上部容器25等が圧子24とともに試験片200に近接移動を開始し、下部容器3内に侵入し、上部容器25が一対の長尺支持部材11の上側を覆う。
また、計測方法では、試験装置1は、圧子24の試験片200に近接する方向の移動を開始した後、制御ユニット100の荷重値算出部101が、ロードセル23で荷重が検出することで、図5に示す圧子24の試験片200への当接を検知する。計測方法では、試験装置1は、圧子24が試験片200に当接した後も更に圧子24等を移動ユニット21で近接する方向に移動させて試験片200を圧子24により押圧する。
圧子24の移動とともに、ロードセル23が計測する荷重値が上昇する。試験動作では、試験装置1は、制御ユニット100が、圧子24等を更に近接する方向に移動させて、試験片200を圧子24により更に押圧し、試験片200を撓ませ、図6に示すように、試験片200を破壊する。試験片200が破壊されると、ロードセル23が計測する荷重値が上昇から下降に転じて、荷重値算出部101が試験片200の破壊を検出する。
試験片200の破壊を検出すると、試験装置1は、制御ユニット100の荷重値算出部101が前述した式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出するとともに、制御ユニット100が式2を用いて破壊した試験片200の抗折強度σを算出し、算出した抗折強度σと試験片200の情報とを1対1で対応付けて記憶して、計測方法を終了する。こうして、試験装置1は、試験片200の一対の支持突起15及び圧子24を用いた3点曲げ試験を行い、この3点曲げ試験により、試験片200の抗折強度σを算出する。
このように、実施形態1に係る計測方法は、制御ユニット100の荷重値算出部101が式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、圧子24が退避位置から近接する方向に移動する間にロードセル23で荷重値が検出されることで圧子24の試験片200への当接を検知するとともに、圧子24の試験片200への当接を検出した後に、ロードセル23の計測値である荷重値が上昇から下降に転じることで試験片200の破壊を検出する。また、実施形態1に係る計測方法は、制御ユニット100の荷重値算出部101が式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、試験片200の破壊が検出された場合に、試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2が計測された後の圧子24の移動距離d2を荷重値に換算し、換算した荷重値を直前の荷重値P2に加算することで試験片200の破壊時の荷重値P3を算出する。
また、実施形態1に係る計測方法は、制御ユニット100の荷重値算出部101が式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、移動距離d1に対する最終移動量である移動距離d2に対する割合、即ち、(d2/d1)を算出し、(d2/d1)を分解能ΔP(第1の荷重値と第2の荷重値との差に相当)に乗算して(即ち乗じて)、移動距離d2を荷重値((d2/d1)×Δp)に換算する。実施形態1に係る計測方法は、制御ユニット100の荷重値算出部101が式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出することで、移動距離d2が換算された荷重値((d2/d1)×Δp)を試験片200が破壊される直前の荷重値P2に加算することで(即ち、加えて)、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出する。
なお、圧子24によって試験片200を押圧すると、圧子24に異物(試験片200の破片209等)が付着することがある。この破片209等の異物は試験の精度に影響を与えることがあるため、除去されることが好ましい。実施形態1では、試験装置1は、試験動作の終了後、開閉弁262を開いて、エアー供給ユニット26によって圧子24にエアーを吹き付け、圧子24に付着した異物を除去する。なお、本発明では、エアー供給ユニット26を用いて圧子24等から異物を除去するタイミングに制限はない。例えば、異物の除去は、一の試験片200の試験が完了した後、次の試験片200の試験が行われるまでの間に、必要に応じて実施される。
試験片200の試験やエアー供給ユニット26による異物の除去を繰り返すと、下部容器3の内部には試験片200の破片209が蓄積される。そこで、実施形態1では、試験装置1は、破片排出ユニット30を用いて下部容器3の内部に蓄積された破片209を回収する。試験装置1は、破片排出ユニット30を用いると、下部容器3の開口4の内部を手作業で清掃することなく、破片209を素早く除去できる。
以上説明した実施形態1に係る試験装置1及び計測方法は、制御ユニット100が試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2が計測された時点から試験片200の破壊を検出するまでの間の圧子24の移動距離d2を荷重値に換算し、直前の荷重値P2に加算することで試験片200の破壊時の荷重値P3を算出するので、圧子移動量検出ユニット40で検出された圧子24の移動距離d2をロードセル23の分解能ΔP以下の荷重値に換算することとなる。その結果、実施形態1に係る試験装置1及び計測方法は、ロードセル23の分解能ΔP以下の精度で破壊時の荷重値P3を算出することができ、試験片200によらず高精度な計測を可能とするという効果を奏する。
また、実施形態1に係る試験装置1及び計測方法は、制御ユニット100が式1を用いて試験片200の破壊時の荷重値P3を算出するので、ロードセル23の分解能ΔP以下の精度で破壊時の荷重値P3を算出することができる。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る試験装置を図面に基いて説明する。図9は、実施形態1の変形例に係る試験装置の構成例の要部の斜視図である。なお、図9は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
変形例に係る試験装置1は、図9に示すように、圧子移動量検出ユニット40-2が、支持板211に取り付けられかつZ軸方向と平行なリニアスケール41と、移動基台22に取り付けられリニアスケール41のメモリを読み取って圧子24のZ軸方向の位置を検出する読み取りヘッド42とを備えている。圧子移動量検出ユニット40は、検出結果を制御ユニット100に出力する。なお、変形例においても、圧子移動量検出ユニット40-2の第2の分解能Δdは、ロードセル23の分解能ΔPよりも細かい。
実施形態1の変形例に係る試験装置1は、制御ユニット100が試験片200の破壊が検出される直前の荷重値P2が計測された時点から試験片200の破壊を検出するまでの間の圧子24の移動距離d2を荷重値に換算し、直前の荷重値P2に加算することで試験片200の破壊時の荷重値P3を算出するので、実施形態1と同様に、ロードセル23の分解能ΔP以下の精度で破壊時の荷重値P3を算出することができ、試験片200によらず高精度な計測を可能とすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本発明では、圧子移動量検出ユニット40は、サーボモータであるモータ213のエンコーダであって、所定の移動距離毎にパルス状の信号を制御ユニット100に出力するものでも良い。この場合、圧子移動量検出ユニット40が制御ユニット100に出力するパルス状の信号は、圧子24の移動距離が所定の第2の分解能Δdおきになるたびに制御ユニット100に出力される。なお、この場合も、圧子24の下端241が試験片200に当接してから圧子24が支持ユニット10に近付いて試験片200を押圧する際のロードセル23の荷重の分解能ΔPよりも圧子移動量検出ユニット40の移動距離の第2の分解能Δdが細かい。また、本発明では、式1を用いて、試験片200の破壊時の荷重値P3を算出すればよく、式2を用いて抗折強度σを算出しなくても良い。
1 試験装置
10 支持ユニット
15 支持突起(支持部)
21 移動ユニット
23 ロードセル
24 圧子
40,40-2 圧子移動量検出ユニット
100 制御ユニット(コントローラ)
241 下端(先端)
200 試験片
208 裏面(下面)
d2 移動距離(移動量、最終移動量)
P1 荷重値(第1の荷重値)
P2 直前の荷重値(第2の荷重値)
P3 破壊時の荷重値
ΔP 分解能(差)

Claims (4)

  1. 試験片の下面側を支持する支持部を有した支持ユニットと、該支持ユニットより上方に配置され該支持ユニットで支持された試験片を押圧する圧子と、該圧子の先端が該支持ユニットで支持された試験片に接触しない退避位置から該圧子を該支持ユニットで支持された試験片に対して近接する方向に向かって等速移動させて該圧子で試験片を押圧して破壊する移動ユニットと、該圧子が該支持ユニットで支持された試験片を押圧する荷重を計測するロードセルと、少なくとも該移動ユニットを制御するコントローラと、を備えた試験装置であって、
    該移動ユニットで移動される該圧子の移動量を検出する圧子移動量検出ユニットを備え、
    該ロードセルは所定の分解能で該圧子が試験片を押圧する荷重を計測し、
    該コントローラは、該圧子が該退避位置から該近接する方向に移動する間に該ロードセルで荷重が検出されることで該圧子の試験片への当接を検知するとともに、該圧子の試験片への当接を検出した後に、該ロードセルの計測値が上昇から下降に転じることで試験片の破壊を検出し、
    該ロードセルの該分解能の間で該試験片の破壊が検出された場合に、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を荷重値に換算し、該直前の荷重値に加算することで試験片の破壊時の荷重値を算出する、試験装置。
  2. 該コントローラは、
    該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を最終移動量とし、
    試験片の破壊を検知する前に該ロードセルで第1の荷重値が計測されてから第2の荷重値が計測される間の該圧子の移動量に対する該最終移動量の割合を、該第1の荷重値と該第2の荷重値との差に乗じた荷重値を、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値に加えて試験片の破壊時の荷重値を算出する、請求項1に記載の試験装置。
  3. 圧子を試験片の上面から離間した退避位置から該試験片に対して近接する方向に向かって等速移動させて、該圧子で該試験片を押圧し破壊して、該試験片の強度を測定する計測方法であって、
    該圧子が該退避位置から該近接する方向に移動する間に、ロードセルで該圧子が該試験片を押圧する荷重を計測することで該圧子の試験片への当接を検知するとともに、該圧子の試験片への当接を検出した後に、該ロードセルの計測値が上昇から下降に転じることで該試験片の破壊を検出し、
    該試験片の破壊が検出された場合に、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を荷重値に換算し、該直前の荷重値に加算することで試験片の破壊時の荷重値を算出する、計測方法。
  4. 該試験片の破壊が検出される直前の荷重値が計測された後の該圧子の移動量を最終移動量とし、
    該試験片の破壊を検知する前に該ロードセルで第1の荷重値が計測されてから第2の荷重値が計測される間の該圧子の移動量に対する該最終移動量の割合を、該第1の荷重値と該第2の荷重値との差に乗じた荷重値を、該試験片の破壊が検出される直前の荷重値に加えて試験片の破壊時の荷重値を算出する、請求項3に記載の計測方法。
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