JP2023175346A - 身体用水性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献3には、脂肪相を含む生理学的に許容される媒体中に、(i)a)少なくとも1個のヘテロ原子を含んだ炭化水素系繰返し単位を有するポリマー骨格、及び任意選択でb)6~120個の炭素原子を含み、これらの炭化水素系単位に結合している、任意に官能化されていてもよいペンダント脂肪鎖及び/又は末端脂肪鎖を含む、100,000未満の重量平均分子質量を有する第1ポリマー、(ii)アニオン性フィルム形成ポリマー、(iii)カチオン性フィルム形成ポリマーを含む組成物が開示されている。この組成物は、ケラチン物質に迅速なメイクアップ効果をもたらし、特にマスカラとして、ケラチン物質のためのメイクアップ方法、及び手入れに応用される旨記載されている。
特許文献4には、非イオン性又はアニオン性ポリサッカライドに基づくヒドロコロイドからなる第一のポリマー、アクリル-又はメタアクリルアミドアルキルスルホン酸又はその塩から構成される第二のポリマー、及び両親媒性ポリマーである第三のポリマーの組合せを含有するヘアスタイリングゲルが、湿った毛髪にボリューム付与効果を示し、乾燥した毛髪にヘアスタイルを構造づける効果を有する旨記載されている。
また特許文献5には、電荷密度が所定の範囲にあるカチオン性ポリマーと、所定のアニオン性構成単位を80質量%以上100質量%以下含み、重量平均分子量が4,000以上80,000以下のアニオン性ポリマーとを含有する毛髪化粧料が、傷んだ毛髪の感触及び外観を改善することができ、繰り返しの洗髪によってもこれらの効果を持続させることができる旨記載されている。
ポリイオンコンプレックスは、カチオン系ポリマーとアニオン系ポリマーとのイオン性相互作用により形成される集合体であり、ポリイオンコンプレックスを含む処理用組成物を処理対象物に塗布すると、キューティクル様の高弾性皮膜を形成することができる。これにより、処理対象物の質感が向上し、例えば前記組成物をヘアコンディショナー等の毛髪化粧料組成物として用いた際には、毛髪のケア効果が発現し、毛髪の絡まり抑制効果の向上等が期待される。しかしながら、特許文献1~5には、毛髪の絡まり抑制効果の向上については特段言及されていない。また、毛髪の処理効果は1回の洗髪により失われることがあり、処理効果の持続性の向上が望まれていた。
すなわち本発明は、下記に関する。
[1](A)1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上であるカチオン性ポリマー、(B)アニオン性ポリマー、(C)寒天、及び、水を含有する身体用水性組成物。
[2]上記[1]に記載の身体用水性組成物を含む化粧料組成物。
[3]上記[2]に記載の化粧料組成物を毛髪に適用し、次いで、該毛髪を温度80℃以上に加熱する工程を有する、毛髪の処理方法。
該水性組成物は、皮膚化粧料組成物、毛髪化粧料組成物等の各種化粧料組成物として用いることができる。また、該水性組成物を各種化粧料組成物のプレミックスとして用いることも可能である。例えば、該水性組成物に追加の成分を配合して、皮膚化粧料組成物又は毛髪化粧料組成物を調製することができる。
本明細書において「身体用水性組成物」とは、身体の表面、例えば、皮膚、毛髪、睫毛、眉毛、爪等のケラチン物質の表面を処理するために用いる水性組成物を意味する。「水性組成物」とは、水を主成分とする組成物を意味し、好ましくは水の含有量が50質量%以上の組成物を意味する。
本発明の身体用水性組成物は、好ましくはケラチン物質処理用の水性組成物であり、より好ましくは皮膚又は毛髪処理用の水性組成物である。
本明細書において「成分Xを含有する」とは、成分Xを配合することをも包含する。
本発明の身体用水性組成物(以下、単に「水性組成物」又は「本発明の組成物」ともいう)は、(A)1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上であるカチオン性ポリマー、(B)アニオン性ポリマー、(C)寒天、及び、水を含有する。
本発明の組成物は上記構成を有することにより、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性を向上し得、特に、毛髪処理に用いた際には毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性を向上させることができる。
本発明の組成物は、成分(A)と成分(B)とのイオン性相互作用により形成されるポリイオンコンプレックスを含むものである。ポリイオンコンプレックスにおいては、成分(A)-成分(B)間でイオン性相互作用による架橋構造が形成されており、これにより本発明の組成物を用いて得られる皮膜は高い弾性率を発現すると考えられる。
さらに本発明の組成物は成分(C)として寒天を含有する。(C)寒天は主成分であるノニオン性のアガロースと、少量のアニオン性のアガロペクチンとから構成され、ダブルヘリックス構造を有する。
本発明の組成物を用いて得られる皮膜においては、成分(A)と成分(B)とにより形成される前記架橋構造が、ダブルヘリックス構造を有する成分(C)により補強されていると考えられる。成分(B)-成分(C)間は水素結合が可能であるため、成分(C)が成分(B)により前記架橋構造内に保持される。さらに、成分(C)は熱によりゾル-ゲル転移し、冷却されると3次元架橋構造を有する硬いゲルとなるため、皮膜中では、成分(A)~(C)からなる、より高強度化されたネットワークが形成されていると考えられる。
以上の効果により、本発明の組成物を用いると、1回の処理によっても処理対象物の質感向上効果等が得られ、且つ、その後に洗浄を行っても成分(A)~(C)を含む皮膜が、洗い流されずに残留しやすくなり、効果の持続性が得られると考えられる。
また本発明に用いる成分(A)の1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上であることにより、得られる皮膜の潤滑性が向上すると考えられる。これによって処理対象物の質感がより向上し、本発明の組成物を毛髪処理に用いた際には、毛髪の絡まり抑制効果が向上すると考えられる。
成分(A)は、1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上であるカチオン性ポリマーであり、成分(B)との相互作用によりポリイオンコンプレックスを形成し得るポリマーである。
成分(A)であるカチオン性ポリマーは、好ましくはカチオン性基を有し、且つ総電荷として正に帯電しているポリマーである。成分(A)は本発明の効果を阻害しない範囲で、カチオン性基以外に、アニオン性基、ノニオン性基、又は、ベタイン基等の両性基を有していてもよい。
本明細書においてカチオン性基とはカチオン基、又は、イオン化されてカチオン基になり得る基であり、具体的には、第一級アミノ基、第二級アミノ基、第三級アミノ基、第四級アンモニウム基が挙げられる。
アニオン性基とはアニオン基、又は、イオン化されてアニオン基になり得る基であり、具体的には、カルボキシ基、スルホン酸基、リン酸基等の酸性基からなる群から選ばれる1種以上が挙げられ、好ましくはカルボキシ基及びスルホン酸基から選ばれる1種以上、より好ましくはカルボキシ基である。アニオン性基の少なくとも一部は中和され、塩の状態になっていてもよい。
成分(A)の1質量%水溶液の30℃における粘度は、具体的には実施例に記載の方法により測定できる。
なお、成分(A)として2種以上のポリマーを用いてもよく、この場合の成分(A)のカチオン電荷密度は、それぞれのポリマーのカチオン電荷密度と配合量から加重平均して算出することにより求められる。
成分(A)として用いられるポリマーの具体例としては、1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上である、カチオン化ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム塩重合体、第4級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリル酸塩重合体、ジアリル第4級化アンモニウム塩重合体、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩重合体、ビニルイミダゾリウムトリクロリド・ビニルピロリドン共重合体(ポリクオタニウム-16)、ビニルピロリドン・アルキルアミノ(メタ)アクリレート共重合体、ビニルピロリドン・アルキルアミノ(メタ)アクリレート・ビニルカプロラクタム共重合体、アルキルアクリルアミド・(メタ)アクリレート・アルキルアミノアルキルアクリルアミド・ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート共重合体、アジピン酸・ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を用いることができる。なお本明細書において「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸又はメタクリル酸を意味し、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
第4級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリル酸塩重合体としては、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩共重合体(ポリクオタニウム-11)、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体(ポリクオタニウム-52)等が挙げられる。
ジアリル第4級化アンモニウム塩重合体としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体(ポリクオタニウム-6)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-7)、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体(ポリクオタニウム-39)等が挙げられる。
式(1)中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2~R4はそれぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基である。Xは-O-又は-NH-であり、mは1以上4以下の数である。
一般式(1)におけるXは、好ましくは-O-であり、mは、好ましくは1以上3以下、より好ましくは2以上3以下である。
成分(B)は、成分(A)との相互作用によりポリイオンコンプレックスを形成し得るポリマーである。本明細書において「アニオン性ポリマー」とは、アニオン性基を有し、且つカチオン性基及び両性基を実質的に有さないポリマーを意味する。「カチオン性基及び両性基を実質的に有さない」とは、アニオン性基に対するカチオン性基及び両性基のモル量が好ましくは0.1%以下であることをいう。
成分(B)は、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点から、(B1)(メタ)アクリル酸由来の構成単位を含む架橋型重合体及びアニオン性多糖類からなる群から選ばれる1種以上を含むことが好ましい。
上記(メタ)アクリル酸の単独重合体としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、及びこれらの塩が挙げられる。
上記(メタ)アクリル酸の共重合体としては、(メタ)アクリル酸/マレイン酸共重合体、(メタ)アクリル酸/イタコン酸共重合体、(メタ)アクリル酸/フマル酸共重合体、(メタ)アクリル酸/酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸/2-ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/(N-アルキル)アクリルアミド共重合体、及びこれらの塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を用いることができる。
上記のうち、(メタ)アクリル酸の共重合体としては、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましく、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステルがより好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アルキルの炭素数が好ましくは1以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは8以上であり、好ましくは40以下、より好ましくは36以下、更に好ましくは32以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
上記の中でも、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点から、アニオン性多糖類としては、好ましくはカルボキシ基を有する多糖類又はその塩であり、より好ましくはアルギン酸、カルボキシメチルセルロース、又はこれらの塩であり、更に好ましくはアルギン酸又はその塩である。
成分(B1)のアニオン電荷密度は、ポリマー1gあたりに含有されるアニオン性基のモル数である。なお、成分(B1)のアニオン性基の少なくとも一部が中和塩になっている場合、上記アニオン性基のモル数には、塩の状態をとっているアニオン性基のモル数も含めるものとする。
成分(B1)として2種以上のポリマーを用いてもよく、この場合の成分(B1)のアニオン電荷密度は、それぞれのポリマーのアニオン電荷密度と配合量から加重平均して算出することにより求められる。
成分(B1)の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定できる。
成分(B)は、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性をより向上させる観点、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点から、さらに、(B2)前記成分(B1)以外のアニオン性ポリマーを含むことが好ましい。成分(B2)は、(C)寒天、及び、必要に応じ用いられる(D)ノニオン性ポリマーと水素結合を形成しやすく、成分(A)-成分(B)により形成されたポリイオンコンプレックスの架橋構造と複合化した成分(C)、(D)と水素結合を形成することで、成分(A)-成分(B)により形成されたポリイオンコンプレックスの架橋構造内に効果的に保持することができると考えられる。この効果により、本発明の組成物により対象物を処理した後にすすぎや洗浄を行っても成分(C)、(D)が洗い流されずに皮膜内に残留しやすくなり、処理効果の持続性が向上すると考えられる。
ここでいう「分子量」は、重量平均分子量を意味し、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定できる。
成分(B2)として好適に用いられる、(メタ)アクリル酸由来の構成単位を含む非架橋型重合体としては、ポリ(メタ)アクリル酸の他、(メタ)アクリル酸/マレイン酸共重合体、(メタ)アクリル酸/イタコン酸共重合体、(メタ)アクリル酸/フマル酸共重合体、(メタ)アクリル酸/酢酸ビニル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸/2-ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/(N-アルキル)アクリルアミド共重合体、及びこれらの塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を用いることができる。
成分(B2)として好適に用いられる、上記以外のカルボキシ基を有するポリマーとしては、ポリマレイン酸、マレイン酸/ジイソブチレン共重合体、マレイン酸/スチレン共重合体、安息香酸ホルムアルデヒド縮合物、安息香酸/フェノール/ホルムアルデヒド縮合物、及びこれらの塩が挙げられる。
(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体又はその塩としては、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル又はその塩がより好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アルキルの炭素数が好ましくは1以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは8以上、より更に好ましくは12以上であり、好ましくは40以下、より好ましくは36以下、更に好ましくは32以下、より更に好ましくは24以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸/アクリル酸アルキルエステルが好ましく、(アクリル酸/アクリル酸オクチル)共重合体、及び(アクリル酸/アクリル酸ステアリル)共重合体からなる群から選ばれる1種以上がより好ましく、(アクリル酸/アクリル酸ステアリル)共重合体が更に好ましい。
成分(B2)として2種以上のポリマーを用いてもよく、この場合の成分(B2)のアニオン電荷密度は、それぞれのポリマーのアニオン電荷密度と配合量から加重平均して算出することにより求められる。
(C)寒天は主成分であるノニオン性のアガロースと、少量のアニオン性のアガロペクチンとから構成されるものであれば特に制限されず、市販品を用いることができる。
成分(C)の1.5%水溶液のゼリー強度は、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点から、好ましくは10g以上、より好ましくは50g以上、更に好ましくは100g以上、より更に好ましくは200g以上であり、また、好ましくは1,500g以下、より好ましくは1,000g以下、より好ましくは800g以下である。成分(C)のゼリー強度は、1.5%水溶液を20℃で15時間放置、凝固させたゲルについて、その表面1cm2当たり20秒間耐え得る最大重量(g数)であり、日寒水式の方法により求めることができる。
本発明の組成物は、さらに(D)成分(C)以外のノニオン性ポリマーを含有することができる。本明細書において「ノニオン性ポリマー」とは、イオン性基である、カチオン性基、アニオン性基、及び両性基を実質的に有さないポリマーを意味する。
ポリアルキレングリコールのモノ又はジアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数、及び、ポリアルキレングリコールのモノ又はジ脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数は、好ましくは1以上36以下、より好ましくは4以上32以下、更に好ましくは8以上24以下、より更に好ましくは12以上22以下である。また、ポリアルキレングリコールのモノ又はジアリールエーテルにおけるアリール基の炭素数は、好ましくは6以上36以下、より好ましくは6以上32以下、更に好ましくは6以上24以下、より更に好ましくは6以上22以下である。
(メタ)アクリル酸エステル由来の構成単位を含む重合体の具体例としては、(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)共重合体等が挙げられる。
成分(D)の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定できる。
本発明の組成物は水性組成物であることから、水を含有する。水としては、脱イオン水又は蒸留水が好ましい。なお、組成物の安定性を損なわない範囲で、次亜塩素酸等で殺菌した水道水、地下水等を用いてもよい。
水性組成物中の各成分の含有量又は配合量は、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点から、好ましくは下記の通りである。
なお本発明の水性組成物では、本発明の効果に対し、成分(A)と成分(B)とのカチオン電荷/アニオン電荷比よりも、成分(A)と成分(B)の質量比の方が優位に働く。
水性組成物のpHは、身体に用いる際の安全性の観点から、水性組成物を水で20倍希釈した水溶液の25℃におけるpHとして、好ましくは3.0以上、より好ましくは3.2以上である。また、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点、及び水性組成物の安定性の観点から、好ましくは7.5以下、より好ましくは7.0以下、更に好ましくは6.0以下、より更に好ましくは5.0以下である。
上記pHは、pHメーターを用いて、実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の組成物の製造方法は特に制限されないが、水性組成物の安定性の観点、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点、及び水性組成物の安定性の観点、並びに製造効率の観点から、成分(A)の水溶液、成分(B)の水溶液、及び成分(C)の水溶液をそれぞれ調製し、次いで、これらの水溶液を混合する工程を含む方法により製造することが好ましい。なお、成分(B)として成分(B1)及び成分(B2)を併用する場合には、成分(B1)の水溶液と成分(B2)の水溶液とをそれぞれ調製し、成分(C)の水溶液と混合することが好ましい。
酸等のpH調整剤を配合する場合は、成分(A)の水溶液と成分(C)の水溶液とを混合して得られた混合液にpH調整剤を添加して所望のpHに調整し、次いで、成分(B)の水溶液と混合することが好ましい。
本発明はさらに、前記身体用水性組成物を含む化粧料組成物を提供する。本発明の化粧料組成物を処理対象物に適用することで、処理対象物の質感及びその持続性を向上させることができる。特に、本発明の化粧料組成物を毛髪処理に用いた際には、毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性を向上できる。
化粧料組成物の種類としては、皮膚化粧料組成物、毛髪化粧料組成物が挙げられ、毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性を向上させる観点からは、好ましくは毛髪化粧料組成物である。
水性組成物中では成分(A)~(C)が前述したネットワーク構造を形成した状態で安定して存在しているため、追加の成分を配合しても該ネットワーク構造が破壊され難い。そのため、水性組成物を含む化粧料組成物は、処理対象物の質感及びその持続性向上効果を維持できると考えられる。
乳化組成物の形態である化粧料組成物の製造方法は特に制限されない。例えば、前記水性組成物と、油性成分を含む油性相とを混合し、次いで、必要に応じ水性組成物以外の水性相及び/又は他の油性成分を添加して混合する方法;油性成分を含む油性相と、水性組成物以外の水性相とを混合し、次いで、前記水性組成物を添加して混合する方法;等が挙げられる。安定性の高い乳化組成物を製造する観点、処理対象物の質感向上効果及び該効果の持続性、特に、毛髪処理に用いた際の毛髪の絡まり抑制効果及びその持続性向上の観点からは、前記水性組成物と、油性成分を含む油性相とを混合し、次いで、必要に応じ水性組成物以外の水性相及び/又は他の油性成分を添加して混合する方法により、乳化組成物を製造することが好ましい。
ここでいう「水性相」とは、乳化組成物の製造工程において水相を構成する相を意味し、「油性相」とは、乳化組成物の製造工程において油相を構成する相を意味する。
また、ここでいう油性相に含まれる油性成分としては、好ましくはイオン性界面活性剤、及び、疎水性基を有する両親媒性物質が挙げられる。イオン性界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤が例示され、疎水性基を有する両親媒性物質としては、高級アルコールが例示される。「水性組成物以外の水性相」としては、有機酸又は無機酸、水性媒体等が挙げられ、「他の油性成分」としては、油剤が挙げられる。さらに、乳化組成物には、「追加の成分」として例示したその他の成分を適宜用いることができる。
また、毛髪化粧料組成物の製品形態としては、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント(洗い流さないタイプを含む)、ヘアスタイリング剤、ヘアカラー、パーマネント剤等が挙げられる。これらの中でも、本発明の効果の有効性の観点から、好ましくはヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、又はヘアスタイリング剤である。
本発明はさらに、前記化粧料組成物を毛髪に適用し、次いで、該毛髪を温度80℃以上に加熱する工程を有する、毛髪の処理方法を提供する。本発明の毛髪の処理方法によれば、記化粧料組成物を毛髪に適用してから加熱することで、毛髪表面に形成された皮膜中の成分(B)-成分(C)間の水素結合がより強固になるため、毛髪の絡まり抑制効果の持続性をより向上させることができると考えられる。
化粧料組成物を毛髪に適用する方法の具体例としては、化粧料組成物がヘアシャンプーである場合は、ヘアシャンプーを毛髪に適用し、毛髪上で泡立てる操作と、その後にすすぎ流す工程を行う。化粧料組成物がヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント又はヘアパックである場合は、例えば洗浄後の毛髪にこれらを適用してなじませた後、必要に応じてすすぎ流す工程を行う。
化粧料組成物を適用する際の毛髪は乾燥状態、湿潤状態のいずれでもよいが、好ましくは湿潤状態の毛髪である。
化粧料組成物を適用する毛髪は、頭髪の全部であってもよく、その一部であってもよい。
化粧料組成物を水で洗い流す時間は、好ましくは5秒間以上3分間以下である。水の温度は、身体に負担が掛からない程度でよく、好ましくは15℃以上50℃以下、より好ましくは25℃以上45℃以下である。
化粧料組成物を適用した後の毛髪は、タオルドライ、ドライヤー等で乾燥させた後に、加熱に供することが好ましい。
以上の方法により処理した毛髪は、繰り返し洗髪を行っても、毛髪が絡まり難いという効果が持続されやすくなる。
各例で使用したカチオン性ポリマー(成分(A)又は成分(A’))の1質量%水溶液を調製し、B型粘度計(東機産業(株)製、TVB-10)を用いて30℃における水溶液粘度を測定した。本実施例において、成分(A)以外のカチオン性ポリマーを「成分(A’)」と表記した。
各例の水性組成物を水で20倍に希釈し、pHメーター((株)堀場製作所製、F-51)を用いて、25℃におけるpHを測定した。
「花王泡ヘアブリーチL」(第1剤)7mL、花王(株)製「花王泡ヘアカラーd」(第2剤)15mLを混合し、長さ20cm、質量20gの日本人毛のトレスに塗布した。20分静置後、35~40℃の温水で十分にすすいだ(ブリーチ処理)。その後、下記組成のプレーンシャンプーで2回洗浄した。該ブリーチ処理を4回繰り返して評価用のダメージトレスを作製した。
(1)ダメージトレス20gに水10g±0.5gを含水させて、各例の水性組成物を4mL塗布し、手でなじませて30秒間放置した後、35~40℃の温水で15秒間すすいだ。
(2)すすぎ後のトレスの含水量を10gに調整し、ブラシで梳いて絡まりを完全に解いてから、コーミングフォース測定装置(宇都宮精機(株)製「KOT-0303」)にセットし、業務用ヘアブラシ SL-801(サンビー工業(株)製)をトレスの最上部に貫通させ、一定の速度(60rpm)で手動でコーミングし、くしを毛先まで通した時に掛かる荷重(g)を測定した。コーミングは50回行い、計50点のコーミング荷重の平均値を「処理直後のコーミングフォース」の値とした。コーミングフォースの値が小さい方が毛髪が絡まり難く、良好な結果であることを示す。なお、水性組成物による処理を行わなかったダメージトレス(10g±0.5g含水)のコーミング荷重は1568gであった。
(質量%)
ポリオキシエチレン(2.0)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(*1) : 15.5
ラウリン酸ジエタノールアミド(*2) : 2.2
エデト酸二ナトリウム : 0.15
安息香酸ナトリウム : 0.18
オキシベンゾン : 0.03
リン酸 : 0.07
塩化ナトリウム : 0.8
香料 : 0.4
精製水 : 残 量
合計 :100.00
(*1)エマールE-27C(花王(株)製、有効成分27質量%)として42.0質量%
(*2)アミノーンC-11S(花王(株)製)
前記「処理直後のコーミングフォースの測定」において(1)~(2)を行った後、以下の(3)を2回行った。
(3)タオルドライ及びドライヤー乾燥を行った後、トレスを再度水で濡らして、前記プレーンシャンプー1mLで30秒間、トレスの表裏を20回ずつこすり洗いし、15秒間すすいだ。
その後(2)の操作を行い、コーミングフォースを測定した。コーミングフォースが850g以下であれば、持続性が良好であると判断した。
前記「処理直後のコーミングフォースの測定」において(1)~(2)を行った後、(3)を4回行ってから再度(2)の操作を行い、コーミングフォースを測定した。コーミングフォースの値が小さい方が持続性が良好であり、コーミングフォースが950g以下であれば、持続性がより良好であると判断した。
前記「処理直後のコーミングフォースの測定」において(1)~(2)を行った後、トレスのタオルドライ及びドライヤー乾燥を行った。次いでコームでテンションをかけながら、180℃に設定したフラットアイロン(GOLDWELL製「VOSS GF(L41)」)で10回ストレートセットを行った(加熱処理)。加熱処理後、(3)を4回行ってから(2)の操作を行い、コーミングフォースを測定した。
表に記載した成分を用いて、以下の手順で水性組成物を調製した。
カチオン性ポリマー(成分(A)又は成分(A’))の2質量%水溶液、(B1)アニオン性ポリマーの2質量%水溶液、(C)寒天の1質量%水溶液(ゲル)をそれぞれ調製した。これらの水溶液と、表に記載のその他の成分、及び残量の水を、各成分が表に記載の配合量となるように混合した。具体的には、水、カチオン性ポリマー(成分(A)又は成分(A’))水溶液、(C)寒天水溶液、及び酸の順に加え、90℃の水浴で加熱しながら、寒天が完全に溶解するまで攪拌羽で攪拌した。寒天が溶解したら、90℃で加熱を継続しながら、(B1)アニオン性ポリマー水溶液を徐々に添加した。添加終了後に加熱を中止し、攪拌しながら常温まで放冷し、水性組成物を得た。
得られた水性組成物を用いて、前記方法で評価を行った。結果を表1~2に示す。
表に記載した成分を用いて、以下の手順で水性組成物を調製した。
カチオン性ポリマー(成分(A)又は成分(A’))の2質量%水溶液、(B1)アニオン性ポリマーの2質量%水溶液、(B2)アニオン性ポリマーの1質量%水溶液、(C)寒天の1質量%水溶液(ゲル)、及び、(D)ノニオン性ポリマーの5質量%水溶液をそれぞれ調製した。これらの水溶液と、その他の成分、及び残量の水を、各成分が表に記載の配合量となるように混合した。具体的には、水、(B1)アニオン性ポリマー水溶液、(D)ノニオン性ポリマー水溶液、(B2)アニオン性ポリマー水溶液、酸、及び(C)寒天水溶液の順に加え、90℃の水浴で加熱しながら、(C)寒天が完全に溶解するまで攪拌羽で攪拌した。(C)寒天が溶解したら、90℃で加熱を継続しながら、カチオン性ポリマー(成分(A)又は成分(A’))水溶液を徐々に添加した。添加終了後に加熱を中止し、攪拌しながら常温まで放冷し、水性組成物を得た。
得られた水性組成物を用いて、前記方法で評価を行った。結果を表1に示す。
表に記載した成分を用いて、以下の手順で水性組成物を調製した。
カチオン性ポリマー(成分(A’))の2質量%水溶液、(B1)アニオン性ポリマーの2質量%水溶液、(B2)アニオン性ポリマーの1質量%水溶液をそれぞれ調製した。これらの水溶液と、表に記載のその他成分、及び残量の水を、各成分が表に記載の配合量となるように混合した。具体的には、水、(B1)アニオン性ポリマー水溶液、、(B2)アニオン性ポリマー水溶液、及び塩の順に添加し、これらをペンシルミキサーで攪拌した。攪拌を継続しながら、カチオン性ポリマー(成分(A’))水溶液を徐々に添加し、水性組成物を得た。
得られた水性組成物を用いて、前記方法で評価を行った。結果を表2に示す。
<成分(A):カチオン性ポリマー>
*1 ポリクオタニウム-52(N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体)、花王(株)製「ソフケア KG-101W-E」
*2 ポリクオタニウム-52(N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体)、花王(株)製「ソフケア KG-301W」
*3 ポリクオタニウム-37(塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム重合体)、BASFジャパン(株)製「Cosmedia Ultragel 300」、一般式(1)で表される構成単位の含有量:100モル%
*4 ポリクオタニウム-6(塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体)、Lubrizol Advanced Materials, Inc.製「マーコート100」
*5 ポリクオタニウム-22(塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液)、Lubrizol Advanced Materials, Inc.製「マーコート 295」
*6 アルギン酸ナトリウム、(株)キミカ製「キミカアルギンI-3-150」、Mw:190万~230万
*7 アルギン酸ナトリウム、(株)キミカ製「キミカアルギンIL-2」、Mw:50万~90万
*8 カルボキシメチルセルロース、第一工業製薬(株)製「セロゲン F-5」
*9 カルボキシビニルポリマー、Lubrizol Advanced Materials, Inc.製「カーボポール980」
*10 (アクリル酸/アクリル酸ステアリル)コポリマー、花王(株)製「ソフケア SA-37W」
*11 ポリアクリル酸、東亜合成(株)製「ジュリマーAC-10L」
*12 試薬WAKO寒天、富士フイルム和光純薬(株)製 ゼリー強度:400~600g/cm2
*13:ポリエチレングリコール、青木油脂工業(株)製「ブラウノン PEG-20000S」、Mw:2万
*14 ポリビニルピロリドン、BASFジャパン(株)製「ルビスコールK90」、Mw:120万
*15 90%乳酸、PURAC Thailand Ltd.製「PURAC ULTRAPURE90」
該水性組成物は、皮膚化粧料組成物、毛髪化粧料組成物等の各種化粧料組成物として用いることができる。また、該水性組成物を各種化粧料組成物のプレミックスとして用いることも可能である。例えば、該水性組成物に追加の成分を配合して、皮膚化粧料組成物又は毛髪化粧料組成物を調製することができる。
Claims (14)
- (A)1質量%水溶液の30℃における粘度が500mPa・s以上であるカチオン性ポリマー、(B)アニオン性ポリマー、(C)寒天、及び、水を含有する身体用水性組成物。
- 前記成分(A)が下記一般式(1)で表される構成単位を含むポリマーである、請求項1に記載の身体用水性組成物。
式(1)中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2~R4はそれぞれ独立に、炭素数1以上4以下のアルキル基である。Xは-O-又は-NH-であり、mは1以上4以下の数である。 - 前記身体用水性組成物中に含まれる前記成分(A)及び前記成分(B)の合計量に対する前記成分(C)の質量比[(C)/{(A)+(B)}]が0.01以上1.0以下である、請求項1又は2に記載の身体用水性組成物。
- 前記身体用水性組成物中に含まれる前記成分(B)に対する前記成分(A)の質量比[(A)/(B)]が1.0以上30以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(B)が(B1)(メタ)アクリル酸由来の構成単位を含む架橋型重合体及びアニオン性多糖類からなる群から選ばれる1種以上を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(B1)がアルギン酸又はその塩である、請求項5に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(B)がさらに(B2)前記成分(B1)以外のアニオン性ポリマーを含む、請求項5又は6に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(B2)が分子量1,000以上30,000以下の、(メタ)アクリル酸由来の構成単位を含む非架橋型重合体である、請求項7に記載の身体用水性組成物。
- さらに(D)前記成分(C)以外のノニオン性ポリマーを含有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(D)がポリアルキレングリコール又はその誘導体、及び、ビニルピロリドン由来の構成単位を含む重合体からなる群から選ばれる1種以上である、請求項9に記載の身体用水性組成物。
- 前記身体用水性組成物を水で20倍希釈した水溶液の25℃におけるpHが6.0以下である、請求項1~10のいずれか1項に記載の身体用水性組成物。
- 前記成分(A)が塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム重合体、及びN,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1~11のいずれか1項に記載の身体用水性組成物。
- 請求項1~12のいずれか1項に記載の身体用水性組成物を含む化粧料組成物。
- 請求項13に記載の化粧料組成物を毛髪に適用し、次いで、該毛髪を温度80℃以上に加熱する工程を有する、毛髪の処理方法。
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