JP2023171983A - 研削装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送パッドの吸着面に、研削屑、または、研削屑を含む噴霧が吸着面に付着しないようにして、吸着面の洗浄を不要にすることができる研削装置を提供する。
【解決手段】スピンナテーブル(42)で吸引保持したウェーハWを洗浄液で洗浄するスピンナ洗浄機構(27)と、該チャックテーブル(43)から該スピンナテーブル(42)にウェーハ(W)を搬送パッド(38)で保持し搬送する搬送機構(36)と、制御部(90)とを備える研削装置であって、該制御部(90)は、加工室内(80、81)でチャックテーブル(43)に保持されたウェーハWを該砥石で研削加工しているときに、該搬送パッド(38)を、該搬送機構(36)によって該スピンナテーブル(42)の上方に移動させる。
【選択図】図1
【解決手段】スピンナテーブル(42)で吸引保持したウェーハWを洗浄液で洗浄するスピンナ洗浄機構(27)と、該チャックテーブル(43)から該スピンナテーブル(42)にウェーハ(W)を搬送パッド(38)で保持し搬送する搬送機構(36)と、制御部(90)とを備える研削装置であって、該制御部(90)は、加工室内(80、81)でチャックテーブル(43)に保持されたウェーハWを該砥石で研削加工しているときに、該搬送パッド(38)を、該搬送機構(36)によって該スピンナテーブル(42)の上方に移動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、研削装置に関する。
半導体製造に用いられる研削装置では、チャックテーブルで吸引保持されたウェーハに対し、回転する研削砥石を接触させて研削している。この際、研削屑が発生する。研削屑は、周囲に飛散することで、研削加工したウェーハの不良を発生させる問題がある。
例えば、研削工程の際、研削砥石の近くで待機している搬送パッドの吸着面に付着することがある。そして、次に研削加工したウェーハを吸引保持したときに、吸着面とウェーハとの間に研削屑が介在して、研削屑によってウェーハを破損させることがある。
特許文献1の研削装置では、加工室内においてチャックテーブルに保持されたウェーハに研削水を供給して環状の砥石で研削している。加工室内で加工を行い、さらに、加工室の出入口に水シールを形成することで、研削屑、または、研削屑を含む噴霧を加工室の外に排出しないようにしている。
特許文献2の研削装置では、吸着面を洗浄する洗浄ユニットを配置している。搬送パッドの吸着面に研削屑が付着した場合、洗浄ユニットで研削屑を洗い流し、吸着面を清潔にすることができる。
半導体製造に用いられる研削装置において、製造効率を上げるために、より簡易な装置構成と簡易な手法で、搬送パッドの吸着面を綺麗な状態で維持する必要がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、研削屑、または、研削屑を含む噴霧が搬送パッドの吸着面に付着しないようにして、吸着面の洗浄を不要にする研削装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の研削装置は、保持面でウェーハを保持するチャックテーブルと、該保持面に保持されたウェーハを砥石で研削する研削機構と、ウェーハと該砥石とに水を供給するノズルと、該チャックテーブルと該砥石と該ノズルとを収容する加工室と、該チャックテーブルを該保持面に平行な方向で該加工室内と該加工室外とに移動させる移動機構と、スピンナテーブルで吸引保持したウェーハを洗浄液で洗浄するスピンナ洗浄機構と、該チャックテーブルから該スピンナテーブルにウェーハを搬送パッドで保持し搬送する搬送機構と、制御部とを備える研削装置であって、該制御部は、該加工室内で該チャックテーブルに保持されたウェーハを該砥石で研削加工しているときに、該搬送パッドを、該搬送機構によって該スピンナテーブルの上方に移動させる。
さらに、該スピンナ洗浄機構でウェーハを洗浄する洗浄時間を設定する洗浄時間設定部と、該チャックテーブルの該保持面に保持されたウェーハを該砥石で研削する研削レシピを設定する研削レシピ設定部と、該研削レシピ設定部に設定した研削レシピから研削時間を算出する研削時間算出部と、を備え、該制御部は、該研削時間算出部が算出した該研削時間と、該洗浄時間設定部で設定した洗浄時間とを比較して該研削時間が該洗浄時間より長いとき、該搬送パッドを該スピンナ洗浄機構に移動させる、ことが好ましい。
本発明の研削装置によれば、搬送パッドの吸着面に、研削屑、または、研削屑を含む噴霧が吸着面に付着しないようにして、吸着面の洗浄を不要にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本実施形態に係る研削装置について説明する。図1は、本実施形態に係る保護部材形成装置の全体を示している。図2は、本実施形態に係る研削装置の搬送パッドを、搬送機構によってスピンナテーブルの上方に移動させた状態を示している。
各図に示すX軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直な関係にある。X軸方向とY軸方向は略水平な方向であり、Z軸方向は上下方向(垂直方向)である。各図において、X軸方向を示す両矢線のうち、Xの文字が付されている側を左方とし、Xの文字が付されていない側を右方とする。Y軸方向を示す両矢線のうち、Yの文字が付されている側を前方とし、Yの文字が付されていない側を後方とする。Z軸方向を示す両矢線のうち、Zの文字が付されている側を上方とし、Zの文字が付されていない側を下方とする。
図1に示すように、研削装置1は、ウェーハWに対して搬入処理、粗研削加工、仕上げ研削加工、洗浄処理、搬出処理からなる一連の作業を全自動で実施するように構成されている。ウェーハWは、略円板状に形成されており、カセットCに収容された状態で研削装置1に搬入される。なお、ウェーハWは、研削対象になる板状のワークであればよく、シリコン、ガリウムヒ素等の半導体基板でもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等の無機材料基板でもよいし、さらに半導体製品のパッケージ基板等でもよい。ウェーハWは、裏面(図1中上面)が研削加工される被研削面とされ、表面(図1中下面)には保護テープTが貼着される。
研削装置1の基台11の前側には、複数のウェーハWが収容された一対のカセットCが載置されている。一対のカセットCの後方には、カセットCに対してウェーハWを出し入れするカセットロボット16が設けられている。カセットロボット16の両斜め後方には、加工前のウェーハWを位置決めする位置決め機構21と、加工済みのウェーハWを洗浄するスピンナ洗浄機構26とが設けられている。位置決め機構21とスピンナ洗浄機構26の間には、加工前のウェーハWをチャックテーブル42に搬入する搬入機構31と、チャックテーブル42から加工済みのウェーハWを搬出する搬送機構36とが設けられている。
カセットロボット16は、多節リンクからなるロボットアーム17の先端にハンド部18を設けて構成されている。カセットロボット16では、カセットCから位置決め機構21に加工前のウェーハWが搬送される他、スピンナ洗浄機構26からカセットCに加工済みのウェーハWが搬送される。位置決め機構21は、仮置きテーブル22の周囲に、仮置きテーブル22の中心に対して進退可能な複数の位置決めピン23を配置して構成される。位置決め機構21では、仮置きテーブル22上に載置されたウェーハWの外周縁に複数の位置決めピン23が突き当てられることで、ウェーハWの中心が仮置きテーブル22の中心に位置決めされる。
搬入機構31は、基台11上で旋回可能な搬入アーム32の先端に搬入パッド33を設けて構成される。搬入機構31では、搬入パッド33によって仮置きテーブル22からウェーハWが持ち上げられ、搬入アーム32によって搬入パッド33が旋回されることでチャックテーブル42にウェーハWが搬入される。搬送機構36は、基台11上で旋回可能な搬送アーム37の先端に搬送パッド38を設けて構成される。搬送機構36では、搬送パッド38によってウェーハWが吸引保持されてチャックテーブル42から持ち上げられ、搬送アーム37によって搬送パッド38が旋回されることでチャックテーブル42からウェーハWが搬出される。搬送パッド38の下面には、多孔質のポーラス板によってウェーハWを吸引保持する吸着面が形成され、吸着面は吸引源に接続されている。
スピンナ洗浄機構26は、スピンナテーブル27に向けて洗浄水または乾燥エアを噴射するノズル28と、洗浄時にスピンナ洗浄機構26を覆うカバー29、を設けて構成される。スピンナ洗浄機構26では、スピンナテーブル27がウェーハWを保持する。基台11内からカバー29が上昇して、スピンナ洗浄機構26を覆う。カバー29で覆われたスピンナ洗浄機構26内で洗浄水がノズルから噴射されてウェーハWがスピンナ洗浄された後、乾燥エアが吹き付けられてウェーハWが乾燥される。
また、スピンナ洗浄機構26を覆うカバー29をカセットC側と移動機構41側に分割し、カセットC側のカバーと移動機構41側のカバーが、それぞれ個別に昇降する構成としてもよい。
また、スピンナ洗浄機構26の他の形態として、ウェーハWを保持したスピンナテーブル27が基台11内に降下されて、洗浄する構成としてもよい。この場合、基台11内で洗浄水が噴射されてウェーハWがスピンナ洗浄された後、乾燥エアが吹き付けられてウェーハWが乾燥される。
搬入機構31及び搬送機構36の後方には、3つのチャックテーブル42が周方向に均等間隔で、回転可能に配置された移動機構(ターンテーブル)41が設けられている。各チャックテーブル42の上面には、保護テープTを介してウェーハWを吸引保持する保持面43が形成されている。
移動機構41が120度間隔で間欠回転することで、ウェーハWが搬入及び搬出される搬入出位置45a、粗研削機構(研削機構)46に対峙する粗研削位置45b、仕上げ研削機構(研削機構)55に対峙する仕上げ研削位置45cの順に位置付けられる。粗研削位置45bでは、粗研削機構50によってウェーハWが所定の厚みまで粗研削される。仕上げ研削位置45cでは、仕上げ研削機構55によってウェーハWが仕上げ厚みまで仕上げ研削される。移動機構41の周囲には、コラム12、13が立設されている。
移動機構41の軸心上部には、粗研削位置45b及び仕上げ研削位置45cの近傍にはそれぞれ、チャックテーブル42の保持面高さを測定する第1の測定手段44aと、ウェーハWの上面高さを測定する第2の測定手段44bとが設けられている。第1の測定手段44a及び第2の測定手段44bは、共に接触式のハイトゲージで構成される。
移動機構41の周囲には、粗研削機構50、および、仕上げ研削機構55をそれぞれ覆い、粗研削加工室80、および、仕上げ研削加工室81が設けられている。各加工室は、箱形状のカバー部材82によって形成されている。カバー部材82には、移動機構41が回転した際、チャックテーブル42が、加工室に出入り可能となるように開口した開口壁83が設けられている。チャックテーブル42が、保持面43に平行な方向で加工室内と加工室外とに移動できる構成になっている。
各加工室内には、チャックテーブル42が保持しているウェーハWと砥石とに水を供給するノズル(不図示)が設けられている。ウェーハWと砥石とに水を供給するノズルの位置は、特に限定はされず、加工室内のいずれかの場所に設けてもよく、または、研削機構の研削ホイール53、58から供給する構成としてもよい。
カバー部材82の上壁部84には、研削ホイール53、58の挿通を可能とする円形開口部85が設けられている。
移動機構41の上面には各チャックテーブルが設けられた領域を仕切る仕切り板46が設けられている。仕切り板46は、移動機構41の軸心部から半径方向に延出して設けられており、チャックテーブル42の高さより高く形成されている。
仕切り板46の上面には、溝(不図示)を備え、移動機構41の軸心部内部の水供給部(不図示)から溝に水が供給される構成を備えている。この構成により、粗研削加工室80、および、仕上げ研削加工室81の開口壁83の下面との間で、溝に供給された水の表面張力により水シールを形成する。
水シールは、各加工室内に位置付けられたチャックテーブル42を仕切る機能を有する。水シールによって、研削加工の際に発生する。研削屑などの飛沫を隣接する加工室への侵入や、加工室外への飛散を抑制することができる。
コラム12には、粗研削機構50を上下動させる駆動機構61が設けられている。駆動機構61は、コラム12の前面に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール62と、一対のガイドレール62にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル63とを有している。Z軸テーブル63の前面には、ハウジング64を介して粗研削機構50が支持されている。Z軸テーブル63の背面側にはボールネジ65が螺合されており、ボールネジ65の一端には駆動モータ66が連結されている。駆動モータ66によってボールネジ65が回転駆動され、粗研削機構50がガイドレール62に沿ってZ軸方向に移動される。
同様に、コラム13には、仕上げ研削機構55を上下動させる駆動機構71が設けられている。駆動機構71は、コラム13の前面に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール72と、一対のガイドレール72にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル73とを有している。Z軸テーブル73の前面には、ハウジング74を介して仕上げ研削機構55が支持されている。Z軸テーブル73の背面側にはボールネジ75が螺合されており、ボールネジ75の一端には駆動モータ76が連結されている。駆動モータ76によってボールネジ75が回転駆動され、仕上げ研削機構55がガイドレール72に沿ってZ軸方向に移動される。
粗研削機構50のスピンドル51の下端にはマウント52が設けられ、マウント52の下面に複数の粗研削砥石(研削砥石)50が環状に配設された粗研削用の研削ホイール53が装着される。粗研削砥石54は、例えば、ダイヤモンド砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めたダイヤモンド砥石で構成される。また、仕上げ研削機構55のスピンドル56の下端にはマウント57が設けられ、マウント57の下面に複数の仕上げ研削砥石(研削砥石)59が環状に配設された仕上げ研削用の研削ホイール58が装着される。仕上げ研削砥石59は、粗研削砥石54よりも粒径が細かい砥粒で構成される。
このような研削装置1でウェーハWを研削する場合、先ず、カセットC内からウェーハWが位置決め機構21に搬送されて、位置決め機構21でウェーハWがセンタリングされる。次に、ウェーハWの裏面となる被研削面を上向き、表面に貼着された保護テープTを下向きとしてチャックテーブル42上の搬入出位置45aに、ウェーハWが搬入されてウェーハWが吸引保持される。そして、移動機構41の回転によってウェーハWが粗研削位置45b、仕上げ研削位置45cの順に位置付けられる。
粗研削位置45bでのウェーハWの粗研削加工は、ウェーハWに貼着された保護テープTの表面を被保持面としてチャックテーブル42で吸引保持される。この状態で、チャックテーブル42をZ軸回りに回転しつつ回転する粗研削砥石54がウェーハWの上面に接触され、ウェーハWの上面が被研削面として粗研削される。そして、移動機構41が回転された後の仕上げ研削位置45cにおけるウェーハWの仕上げ研削加工は、チャックテーブル42をZ軸回りに回転しつつ回転する仕上げ研削砥石59がウェーハWの被研削面(上面)に接触されて仕上げ研削される。
仕上げ研削後、搬送機構36の搬送パッド38によってウェーハWの被研削面が吸引保持され、ウェーハWがスピンナ洗浄機構26に搬出される。スピンナ洗浄機構26でウェーハWが洗浄され、スピンナ洗浄機構26からカセットCへウェーハWが搬出される。
研削装置1は、制御部90(図1)によって統括的に制御され、制御部90は、各種処理を実行するプロセッサと、各種パラメータやプログラムなどを記憶する記憶部(メモリ)と、によって構成されている。例えば、制御部90において、後述する搬送パッド38をスピンナテーブル27の上方に移動させる動作が制御されている。
制御部90の記憶部には、洗浄時間設定部91が含まれる。洗浄時間設定部91には、スピンナ洗浄機構26でウェーハWを洗浄する洗浄時間を記憶している。
制御部90の記憶部には、研削レシピ設定部92が含まれる。研削レシピ設定部92には、チャックテーブル42の保持面43に保持されたウェーハWを砥石で研削する研削レシピを記憶している。研削レシピは、所望のウェーハWの研削前のウェーハ厚み、研削完了を判断する仕上げウェーハ厚み、チャックテーブル42の回転数、砥石を下降させる送り速度、砥石の回転数などを設定している。
制御部90の記憶部には、研削時間算出部93が含まれる。研削時間算出部93は、該研削レシピ設定部に設定した研削レシピの研削前のウェーハ厚みと仕上げウェーハ厚みとの差(研削量)と、砥石を下降させる送り速度とから研削時間を算出する。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る研削装置の機能について説明する。図2は、本実施形態に係る研削装置において、加工室内でチャックテーブル42に保持されたウェーハWを砥石で研削加工しているときに、搬送パッド38を、搬送機構36によってスピンナテーブル27の上方に移動させた状態の斜視図である。
本実施形態に係る研削装置は、図2に示すように、加工室内でチャックテーブル42に保持されたウェーハWを砥石で研削加工しているときに、搬送パッド38を、搬送機構36によってスピンナテーブル27の上方に移動させている。
この構成により、搬送パッド38を研削機構、または、加工室、の遠方に待機させることができる。これにより、研削機構から飛散する研磨屑、または、移動機構(ターンテーブル)41を回転させた際、加工室の出入り口から飛散する研磨屑を含んだ噴霧、が搬送パッド38に付着することを防ぐことができる。
したがって、簡易な構成および簡易な手法で、搬送パッド38の吸着面を綺麗な状態に維持することができる。また、搬送パッド38を洗浄するための専用のユニットによる洗浄時間をなくすことができ、生産効率を向上させることができる。
本実施形態において、搬送パッド38を、搬送機構36によってスピンナテーブル27の上方に移動させる動作について説明する。
当該動作は、研削工程において、任意のタイミングで実施してよい。例えば、研削工程を開始する前のタイミングで実施してもよく、研削工程実施中に行ってもよい。
制御部90において、搬送パッド38をスピンナテーブル27の上方に移動させる動作は制御されている。研削時間算出部93において、研削レシピ設定部92に記憶された研削レシピから研削時間が算出される。
続けて、算出された研削時間は、スピンナ洗浄時間設定部91に記憶された洗浄時間と比較される。制御部90において、算出された研削時間が、洗浄時間設定部91で設定された洗浄時間より長いと判断された場合、搬送機構36が基台11上で旋回し、搬送パッド38はスピンナ洗浄機構26の上方に移動する。
また、搬送パッド38を、スピンナテーブル27の上方に待機している時に、搬送パッド38の吸着面からエアを噴出させて吸着面とスピンナテーブル49の上面との間にエア層を形成してもよい。噴出したエアによって、より効果的に、研磨屑、または、研磨屑を含んだ噴霧が付着することを防ぐことができるため好ましい。
また、スピンナ洗浄機構26を覆うカバー29を分割し、カセットC側のカバーと移動機構41側のカバーが、それぞれ個別に動作する構成としてもよい。
この場合、搬送パッド38を、スピンナテーブル27の上方に待機している際は、移動機構41側のカバーを上昇させて、加工室側から飛散する研削屑を防ぐことができるため好ましい。また、移動機構41側のカバーを上昇させた際、搬送アーム37がカバーに衝突して、カバーの上昇が妨げられるため、移動機構41側のカバーにおいて、上昇時に搬送アーム37が待機する箇所に溝を設けてもよい。また、移動機構41側のカバーは、搬送パッド38をスピンナテーブル27の上方に待機させたときの搬送アーム37に衝突しないように、上昇可能に分割されていてもよい。
研削工程における仕上げ研削後、仕上げ研削後のチャックテーブル42が搬入出位置45aに移動する。スピンナ洗浄機構26の上方の搬送パッド38は、搬送機構36により基台11上で旋回する。搬送パッド38がウェーハWの被研削面を吸引保持し、スピンナ洗浄機構26に搬出され、ウェーハWの洗浄が行われる。
また、本実施形態において、図1に示すように、研削装置1は、粗研削加工、および、仕上げ研削加工を行う目的として、複数の研削機構を備える構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、単一の研削機構を備える構成であってもよい。
以上説明したように、研削屑、または、研削屑を含む噴霧が搬送パッドの吸着面に付着しないようにして、吸着面の洗浄を不要にすることができる。これにより、簡易な構成および簡易な手法で、搬送パッドの吸着面を綺麗な状態に維持することができる。また、搬送パッドを洗浄するための専用のユニットによる洗浄時間をなくすことができ、生産効率を向上させることができる。
1 :研削装置
11 :基台
12 :コラム
13 :コラム
16 :カセットロボット
17 :ロボットアーム
18 :ハンド部
21 :位置決め機構
22 :仮置きテーブル
23 :位置決めピン
26 :スピンナ洗浄機構
27 :スピンナテーブル
28 :ノズル
29 :カバー
31 :搬入機構
32 :搬入アーム
33 :搬入パッド
36 :搬送機構
37 :搬送アーム
38 :搬送パッド
41 :移動機構
42 :チャックテーブル
43 :保持面
44a :第1の測定手段
44b :第2の測定手段
45a :搬入出位置
45b :粗研削位置
45c :仕上げ研削位置
46 :仕切り板
50 :粗研削機構
51 :スピンドル
52 :マウント
53 :研削ホイール
54 :粗研削砥石
55 :仕上げ研削機構
56 :スピンドル
57 :マウント
58 :研削ホイール
59 :仕上げ研削砥石
61 :駆動機構
62 :ガイドレール
63 :Z軸テーブル
64 :ハウジング
65 :ボールネジ
66 :駆動モータ
71 :駆動機構
72 :ガイドレール
73 :Z軸テーブル
74 :ハウジング
75 :ボールネジ
76 :駆動モータ
80 :粗研削加工室
81 :仕上げ研削加工室
82 :カバー部材
83 :開口壁
84 :上壁部
85 :円形開口部
90 :制御部
91 :スピンナ洗浄時間設定部
92 :研削レシピ設定部
93 :研削時間算出部
C :カセット
T :保護テープ
W :ウェーハ
11 :基台
12 :コラム
13 :コラム
16 :カセットロボット
17 :ロボットアーム
18 :ハンド部
21 :位置決め機構
22 :仮置きテーブル
23 :位置決めピン
26 :スピンナ洗浄機構
27 :スピンナテーブル
28 :ノズル
29 :カバー
31 :搬入機構
32 :搬入アーム
33 :搬入パッド
36 :搬送機構
37 :搬送アーム
38 :搬送パッド
41 :移動機構
42 :チャックテーブル
43 :保持面
44a :第1の測定手段
44b :第2の測定手段
45a :搬入出位置
45b :粗研削位置
45c :仕上げ研削位置
46 :仕切り板
50 :粗研削機構
51 :スピンドル
52 :マウント
53 :研削ホイール
54 :粗研削砥石
55 :仕上げ研削機構
56 :スピンドル
57 :マウント
58 :研削ホイール
59 :仕上げ研削砥石
61 :駆動機構
62 :ガイドレール
63 :Z軸テーブル
64 :ハウジング
65 :ボールネジ
66 :駆動モータ
71 :駆動機構
72 :ガイドレール
73 :Z軸テーブル
74 :ハウジング
75 :ボールネジ
76 :駆動モータ
80 :粗研削加工室
81 :仕上げ研削加工室
82 :カバー部材
83 :開口壁
84 :上壁部
85 :円形開口部
90 :制御部
91 :スピンナ洗浄時間設定部
92 :研削レシピ設定部
93 :研削時間算出部
C :カセット
T :保護テープ
W :ウェーハ
Claims (2)
- 保持面でウェーハを保持するチャックテーブルと、
該保持面に保持されたウェーハを砥石で研削する研削機構と、
ウェーハと該砥石とに水を供給するノズルと、
該チャックテーブルと該砥石と該ノズルとを収容する加工室と、
該チャックテーブルを該保持面に平行な方向で該加工室内と該加工室外とに移動させる移動機構と、
スピンナテーブルで吸引保持したウェーハを洗浄液で洗浄するスピンナ洗浄機構と、
該チャックテーブルから該スピンナテーブルにウェーハを搬送パッドで保持し搬送する搬送機構と、
制御部と、を備える研削装置であって、
該制御部は、該加工室内で該チャックテーブルに保持されたウェーハを該砥石で研削加工しているときに、該搬送パッドを、該搬送機構によって該スピンナテーブルの上方に移動させる研削装置。 - 該スピンナ洗浄機構でウェーハを洗浄する洗浄時間を設定する洗浄時間設定部と、
該チャックテーブルの該保持面に保持されたウェーハを該砥石で研削する研削レシピを設定する研削レシピ設定部と、
該研削レシピ設定部に設定した研削レシピから研削時間を算出する研削時間算出部と、を備え、
該制御部は、該研削時間算出部が算出した該研削時間と、該洗浄時間設定部で設定した洗浄時間とを比較して該研削時間が該洗浄時間より長いとき、該搬送パッドを該スピンナ洗浄機構に移動させる、請求項1記載の研削装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022083478A JP2023171983A (ja) | 2022-05-23 | 2022-05-23 | 研削装置 |
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