JP2023141421A - 半導体処理装置及びウエハ載置方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体ウエハがチャックステージに載置される際に、チャックステージの載置面に対して半導体ウエハの面が傾くことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】半導体処理装置は、チャックステージと、チャックステージの周囲に設けられたアウターリングとを備える。アウターリングが、半導体ウエハの内側部分以外の外縁部を吸着している間に、チャックステージ及びアウターリングの一方が他方に対して相対的に移動することにより、半導体ウエハの内側部分がチャックステージに載置される。【選択図】図8
Description
本開示は、半導体処理装置及びウエハ載置方法に関する。
半導体デバイスの製造工程では、半導体ウエハ(以下、ウエハと記すこともある)に設けられた半導体デバイスの電気特性を測定する電気的検査を行うために、当該半導体デバイスの電極パッドにプローブを接触させるプローブ装置が用いられる。
例えば、格納部に格納されたウエハが、搬送アームでプリアライメント部に搬送され、プリアライメント部によってプリアライメントされ、搬送アームでチャックステージに搬送され、チャックステージによって吸着保持される。そして、駆動機構でチャックステージを移動させ、プローブ装置のプローブと、ウエハの半導体デバイスの電極パッドとを接触させることによって、半導体デバイスとテスタとを電気的に接続させる。このような電気的接続を行うことによって、半導体デバイスの電気的な検査が行われる(例えば特許文献1参照)。
一方、半導体デバイスの特性向上のためウエハは薄厚化している。しかし薄厚化することで、ウエハの割れや反りによる不良が急激に増加する。その対策としてTAIKOプロセスと呼ばれる方法が知られている(例えば特許文献2参照)。TAIKOプロセスでは、ウエハの裏面のうち、外縁部を研削せずに残し、内側部分を研削して凹部を形成する。これにより、ウエハの外縁部は元の厚さを保持し、ウエハ全体の機械的強度がある程度維持されるので、ウエハの割れや反りが低減される。
上記TAIKOプロセスで作られたウエハを積載するためのチャックステージとして、ウエハの内側部分(つまり薄厚部)が載置される載置面と、ウエハの外縁部(つまり突出部)が配置される段差部とを有する構造が提案されている(例えば特許文献3参照)。
しかしながら、チャックステージにウエハを載置する際に、上記チャックステージの載置面に対する、TAIKOプロセスで作られたウエハの面の傾きが大きいと、載置面の端部と、ウエハの内側部分とが接触して、不具合が生じる場合があった。
そこで、本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、半導体ウエハがチャックステージに載置される際に、チャックステージの載置面に対して半導体ウエハの面が傾くことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体処理装置は、半導体ウエハに処理が行われる場合に、前記半導体ウエハの内側部分が載置されるチャックステージと、前記チャックステージの周囲に設けられたアウターリングとを備え、前記アウターリングが、前記半導体ウエハの前記内側部分以外の外縁部を吸着している間に、前記チャックステージ及び前記アウターリングの一方が他方に対して相対的に移動することにより、前記半導体ウエハの前記内側部分が前記チャックステージに載置される。
本開示によれば、アウターリングが、半導体ウエハの外縁部を吸着している間に、チャックステージ及びアウターリングの一方が他方に対して相対的に移動することにより、半導体ウエハの内側部分がチャックステージに載置される。このような構成によれば、半導体ウエハがチャックステージに載置される際に、チャックステージの載置面に対して半導体ウエハの面が傾くことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。以下の各実施の形態で説明される特徴は例示であり、すべての特徴は必ずしも必須ではない。また、以下に示される説明では、複数の実施の形態において同様の構成要素には同じまたは類似する符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「表」または「裏」などの特定の位置及び方向は、実際の実施時の位置及び方向とは必ず一致しなくてもよい。
<実施の形態1>
以下では、半導体処理装置がプローブ装置である場合を主に説明する。プローブ装置は、半導体ウエハの電気特性の測定処理、例えば半導体ウエハに設けられた半導体デバイスの電気特性の測定処理を行う装置である。
以下では、半導体処理装置がプローブ装置である場合を主に説明する。プローブ装置は、半導体ウエハの電気特性の測定処理、例えば半導体ウエハに設けられた半導体デバイスの電気特性の測定処理を行う装置である。
図1は、本実施の形態1に係るプローブ装置の構成を示す平面図である。図1のプローブ装置は筐体1を備える。プローブ装置の筐体1内部には、半導体ウエハ3を収納する半導体ウエハキャリア2と脱着可能な図示しないロードポートが設けられている。半導体ウエハ3には、プローブ装置で電気特性が測定される半導体デバイス9が設けられている。半導体デバイス9は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、RC-IGBT(Reverse Conducting - IGBT)、SBD(Schottky Barrier Diode)、PND(PN junction diode)などである。半導体デバイス9の材料は、通常の珪素(Si)であってもよいし、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、及び、ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体であってもよい。半導体デバイス9の材料がワイドバンドギャップ半導体である場合には、高温下及び高電圧下の安定動作、及び、スイッチ速度の高速化が可能となる。
図2は、本実施の形態1に係る半導体ウエハ3の構成を示す平面図及び断面図である。なお図2では、半導体デバイス9の図示は省略されている。
半導体ウエハ3の裏面は、薄厚部である内側部分21と、内側部分21以外の外縁部である裏面外縁部22とを有する。裏面外縁部22は、厚み方向に突出し、内側部分21よりも厚い突出部22aを含む。半導体ウエハ3には、例えばTAIKOプロセスで作成されたTAIKOウエハが適用される。
例えば、半導体ウエハ3の直径は150mmであり、内側部分21の厚さは100μm程度であり、突出部22aの横幅は数mmであるが、これらの数値に限ったものではない。なお以下の説明では、半導体ウエハ3の表面の外縁部を、裏面外縁部22と区別するために表面外縁部23と記し、裏面外縁部22と表面外縁部23との間の半導体ウエハ3の側部を外周部と記す。裏面外縁部22と表面外縁部23とを区別しない場合に、それらを外縁部と記す。
図1のプローブ装置は、筐体1だけでなく、搬送アーム4と、サブチャック5と、アウターリング6と、チャックステージ7と、位置決め機構8と、図示しないプローブカードとを備える。以下、図1のプローブ装置の概要について説明する。
図1の搬送アーム4は、図1の紙面の面内方向であるX方向及びY方向と、図1の紙面の面外方向であるZ方向と、図1の紙面の面内で回転する方向であるθ方向とに移動可能な駆動機構を有する。このように構成された搬送アーム4は、半導体ウエハキャリア2に収納された半導体ウエハ3を搬出及び搬入したり、半導体ウエハ3を半導体ウエハキャリア2からサブチャック5、チャックステージ7の順に搬送したりする。
サブチャック5は、半導体ウエハ3を吸着保持した状態で半導体ウエハ3を回転させる回転機構を有する。サブチャック5が、回転されている半導体ウエハ3の外縁部または外周部を測定することにより、半導体ウエハ3の偏芯量の補正と、ノッチまたはオリフラの角度の検出とが行われる。
アウターリング6は、チャックステージ7の周囲、つまりチャックステージ7の外周部に設けられている。アウターリング6は、サブチャック5で偏芯量が補正された半導体ウエハ3の突出部22aを吸着する。また、アウターリング6は、チャックステージ7に対して図1の紙面の面外方向であるZ方向に移動可能な駆動機構を有する。アウターリング6が、突出部22aを吸着している間に、チャックステージ7に対してZ方向に移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7に載置される。
チャックステージ7は、X,Y,Z,θ方向に移動可能な駆動機構を有する。半導体ウエハ3に電気特性の測定処理が行われる場合、チャックステージ7は、チャックステージ7に載置された半導体ウエハ3の内側部分21を吸着する。プローブ装置は、チャックステージ7と、プローブカードのプローブとを介して、チャックステージ7に載置された半導体ウエハ3の電気特性を測定する。
アウターリング6が半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止して当該半導体ウエハ3の突出部22aと接する間に、位置決め機構8は、半導体ウエハ3の外周部と接する。これにより、位置決め機構8は、半導体ウエハ3の平面方向(図1の紙面の面内方向)の位置を制限する。図1の位置決め機構8は、半導体ウエハ3の外周部の少なくとも3か所を挟むことが可能な機構であるが、これに限ったものではない。
図示しないプローブカードは、半導体デバイス9の半導体ウエハ3の表面に設けられた図示しない電極パッドと接触されるプローブを有する。プローブカードは、プローブ装置のクランプ機構によってプローブ装置に固定される。
次に、図1のプローブ装置の詳細について説明する。
プローブ装置は、処理開始のための操作を受けると、半導体ウエハ3が、ロードポートにセットされた半導体ウエハキャリア2内のスリットに収納されているか否かを、例えば光学センサの遮光または反射により検出する。
搬送アーム4は、上記駆動機構でX,Y方向に移動することによって、半導体ウエハキャリア2内に移動し、検出された半導体ウエハ3を吸着する。搬送アーム4は、図示しない真空回路に接続された溝または穴から空気を吸い込むことによって裏面外縁部22または表面外縁部23を吸着してもよい。または、搬送アーム4は、図示しない圧空回路に接続された溝または穴から空気を排出することによって旋回流で真空を発生させる効果(サイクロン効果)を利用して、半導体ウエハ3の裏面外縁部22または表面外縁部23をベルヌーイ吸着してもよい。ベルヌーイ吸着は、吸着対象物を非接触で吸着可能であるため、接触による発塵及び汚染の発生を避けたい半導体プロセスで用いられる。なお、ベルヌーイ吸着する機構として、例えばベルヌーイチャックなどがある。
搬送アーム4は、半導体ウエハ3を吸着した状態で搬送する。例えば、搬送アーム4は、上記駆動機構でX,Y方向に移動して半導体ウエハキャリア2外に移動し、上記駆動機構でθ方向に旋回し、上記駆動機構でX,Y方向に移動して半導体ウエハ3をサブチャック5の直上に搬送する。そして、搬送アーム4は、上記駆動機構でZ方向に移動して半導体ウエハ3をサブチャック5上に載置する。
サブチャック5は、半導体ウエハ3の裏面を、図示しない環状の吸着溝または吸着孔から空気を吸引して吸着して保持するか、ベルヌーイチャックによって非接触でベルヌーイ吸着して保持する。
サブチャック5は、サブチャック5に吸着された半導体ウエハ3を上記回転機構によって回転させながら、半導体ウエハ3の外縁部または外周部を光学センサの遮光または反射で検出する。サブチャック5は、その検出結果に基づいて、半導体ウエハ3の偏芯量を検出し、かつ、ノッチまたはオリフラの位置を検出する。
半導体ウエハ3の偏芯量が、予め設定された設定値よりも大きい場合、偏芯量が設定値以下になるように偏芯量の補正が行われる。例えば、サブチャック5は、半導体ウエハ3の吸着を解除し、搬送アーム4は、サブチャック5に載置された半導体ウエハ3を吸着してサブチャック5から受け取る。搬送アーム4は、上記駆動機構でX,Y方向に移動して、半導体ウエハ3の偏芯量を0にする位置としてサブチャック5に規定された位置に半導体ウエハ3を搬送し、サブチャック5は半導体ウエハ3を吸着する。サブチャック5は、上記と同様に、回転機構及び光学センサによって半導体ウエハ3の偏芯量を検出し、かつ、ノッチまたはオリフラの位置を検出する。以上のような、サブチャック5による偏芯量の検出と、搬送アーム4による半導体ウエハ3の搬送とが、半導体ウエハ3の偏芯量が設定値以下になるまで繰り返されることによって、偏芯量の補正が行われる。
なお、半導体ウエハ3の偏芯量の補正は、搬送アーム4の搬送によって行われるのではなく、サブチャック5がX,Y方向に移動可能な駆動機構を有している場合には、当該駆動機構の搬送によって行われてもよい。また、半導体ウエハ3の偏芯量の補正は、搬送アーム4の搬送によって行われるのではなく、半導体ウエハ3の外周部の少なくとも3か所を挟む機構によって行われてもよい。
半導体ウエハ3の偏芯量が設定値以下である場合、半導体ウエハ3の中心に対するノッチまたはオリフラの角度がプローブ装置で予め設定された角度となるように上記回転機構でサブチャック5または半導体ウエハ3を回転させる。
サブチャック5は、偏芯量が補正され、ノッチまたはオリフラの角度が予め設定された角度になった半導体ウエハ3の吸着を解除し、搬送アーム4は、当該半導体ウエハ3を吸着してサブチャック5から受け取る。
搬送アーム4は、半導体ウエハ3の表面外縁部23を吸着した状態で、上記駆動機構でθ方向に旋回し、上記駆動機構でX,Y方向に移動して半導体ウエハ3をアウターリング6及びチャックステージ7の直上に搬送する。搬送アーム4は、上記駆動機構でZ方向に移動し、チャックステージ7の周囲に設けられたアウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着する。
ここで、半導体ウエハ3の偏芯量は、上述したサブチャック5によって設定値以下となっている。しかしながら、半導体ウエハ3の偏芯量の補正以降の様々な動作によって、アウターリング6上の半導体ウエハ3の偏芯量は大きくなる。様々な動作としては例えば、サブチャック5から搬送アーム4への受け渡し時のサブチャック5の吸着解除及び搬送アーム4の吸着と、搬送アーム4による半導体ウエハ3の旋回時の半導体ウエハ3にかかる遠心力と、搬送アーム4の上記駆動機構の停止位置精度と、チャックステージ7の上記駆動機構の停止位置精度と、搬送アーム4からチャックステージ7への受け渡し時の搬送アーム4の吸着解除とが想定される。以上のような半導体ウエハ3の偏芯量の補正以降の様々な動作によって、半導体ウエハ3の偏芯量は、例えば0.5mmから1m程度になる場合がある。
例えば半導体ウエハ3の直径が300mmであり、半導体ウエハ3の内側部分21の直径が293mmであり、チャックステージ7において半導体ウエハ3の内側部分21が載置される平面部の直径が291mmである場合を想定する。この場合、半導体ウエハ3がチャックステージ7から1mm以上ずれてチャックステージ7に搭載されると、チャックステージ7の平面部の端部と、半導体ウエハ3の内側部分21とが接触して、ウエハが割れてしまうという問題がある。
上記問題を解決する構成として、チャックステージ7の平面部の直径寸法を小さくする構成が考えられる。しかしながら、この構成では、半導体ウエハ3の内側部分21とチャックステージ7の平面部とが接触する面積が小さくなるので、半導体ウエハ3に半導体デバイス9が設けられる面積が小さくなり、半導体デバイス9の生産性が悪くなる。
上記問題を解決する別の構成として、図3及び図4に示すように、チャックステージ7の外周に、半導体ウエハ3の外周部と接触することによって半導体ウエハ3の偏芯量を補正する3以上または環状のガイド部41を設ける構成が考えられる。なお、図3及び図4のガイド部41には、この補正の実効性を高めるためにテーパ部42が設けられている。
しかしながらこのような構成では、図3に示すように、半導体ウエハ3の外縁部または外周部と、テーパ部42とが接触して擦れることによって、発塵やチッピングが生じる場合がある。この場合、塵埃やチッピング片が、チャックステージ7の平面部7aと、半導体ウエハ3の内側部分21との間に挟まれ、半導体ウエハ3の電気特性を正常に測定できなくなってしまうことがある。また、半導体ウエハ3に割れが生じてしまうこともある。また図4に示すように、チャックステージ7の平面部7aの端部と、半導体ウエハ3の内側部分21とが接触して擦れることによって、発塵やチッピングが生じる場合がある。この場合、上記と同様に、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることがある。
また、ガイド部41の有無に関わらず、搬送アーム4からチャックステージ7への受け渡し時の状態次第で、チャックステージ7の平面部7aに対する、半導体ウエハ3の面の傾きが大きい場合があり、そのような場合には図4の現象と同様の現象が生じる。
これに対して本実施の形態1に係るプローブ装置では、後述するように、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部7aに載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制可能となっている。
チャックステージ7は、X,Y,Z,θ方向に移動可能な駆動機構を有する。また、チャックステージ7は、半導体ウエハ3の内側部分21が載置される平面部を有する。この平面部は、電気伝導率の高い導体、例えば金メッキからなり、半導体ウエハ3の裏面に設けられたドレイン電極と接触して電気的に接続される。チャックステージ7は、平面部に載置された半導体ウエハ3の内側部分21を真空で吸着する環状の吸着溝または吸着孔を有する。
図1に示すように、アウターリング6はチャックステージ7の周囲に設けられている。図5(a)及び図5(b)はそれぞれ、アウターリング6の構成を示す平面図、及び、当該平面図のA-A線に沿った断面図である。図6(a)及び図6(b)はそれぞれ、アウターリング6の別構成を示す平面図、及び、当該平面図のA-A線に沿った断面図である。
アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着する図示しない真空回路に接続された吸着溝31(図5参照)または吸着孔32(図6参照)を有する。また、この吸着溝31または吸着孔32は、図示しない切換え弁で高圧エアーを排気する圧空回路に接続されており、アウターリング6は、吸着溝31または吸着孔32から気体を排出することで、半導体ウエハ3をアウターリング6から浮上させる機能を備える。
本実施の形態1では、吸着溝31または吸着孔32が、切換え弁で真空回路及び圧空回路と選択的に接続されるが、アウターリング6の構成はこれに限ったものではない。例えば、気体吸引専用の溝または孔と、気体排出専用の溝または孔とがそれぞれ設けられたアウターリング6であってもよい。
アウターリング6が、突出部22aを吸着している間にチャックステージ7に対してZ方向に移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7に載置される。これにより、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部に載置される際に、チャックステージ7の平面部に対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することが可能となっている。
<動作>
図7及び図8は、本実施の形態1に係るプローブ装置の動作を説明する断面図である。以下、アウターリング6の構成が図5の構成である場合について説明するが、図6の構成である場合も以下と同様である。
図7及び図8は、本実施の形態1に係るプローブ装置の動作を説明する断面図である。以下、アウターリング6の構成が図5の構成である場合について説明するが、図6の構成である場合も以下と同様である。
図7(a)に示すように、搬送アーム4は、チャックステージ7上方に搬送された半導体ウエハ3の突出部22aをアウターリング6に載置し、アウターリング6は、突出部22aを吸着溝31で吸着する。この時点では、アウターリング6のうち、半導体ウエハ3の突出部22aと接触する面は、チャックステージ7の平面部7aよりも上側に位置する。このため、半導体ウエハ3の内側部分21と、チャックステージ7の平面部7aとは接触していない。
図7(b)に示すように、搬送アーム4は、半導体ウエハ3の吸着を解除し、半導体ウエハ3から離れる。
図7(c)に示すように、位置決め機構8が、位置決め機構8の図示しない駆動機構によって、半導体ウエハ3の外周部の少なくとも3か所と接するように移動して挟むことで、半導体ウエハ3の偏芯量を補正する。位置決め機構8が偏芯量を補正する間、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止し、吸着溝31から圧空を排出して半導体ウエハ3をアウターリング6の表面から浮上させる。この浮上により、半導体ウエハ3の突出部22aとアウターリング6の表面との擦れが抑制されるので、半導体ウエハ3の偏芯量の補正の際に、発塵の発生、及び、突出部22aの傷の発生が抑制される。また、半導体ウエハ3の内側部分21とチャックステージ7の平面部7aとは接触しないので、半導体ウエハ3の偏芯量の補正の際に、発塵の発生、及び、内側部分21の傷の発生が抑制される。
図7(c)の補正が終了すると、図8(a)に示すように、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着溝31で吸着し、位置決め機構8は、位置決め機構8の上記駆動機構によって半導体ウエハ3の外周部から離れる。
図8(b)に示すように、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着溝31で吸着したまま、アウターリング6の上記駆動機構により-Z方向に移動する。それから、アウターリング6の載置面が、チャックステージ7の載置面(つまり平面部7a)よりも下側に位置する間に、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7に載置される。
半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7の平面部7aに載置される直前または載置される時に、アウターリング6は半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止する。それと並行して、チャックステージ7は、平面部7aに設けられた吸着溝または吸着孔によって半導体ウエハ3の内側部分21を吸着する。
プローブ装置は、チャックステージ7に載置された半導体ウエハ3の外縁部または外周部を図示しないカメラで3か所以上撮影して当該縁の位置情報を生成し、当該位置情報に基づいて、半導体ウエハ3の中心を算出する。半導体ウエハ3に設けられた半導体デバイス9を図示しないカメラで撮影して、半導体デバイス9のθ方向のずれがゼロになるように、チャックステージ7は、チャックステージ7の上記駆動機構でθ方向に移動する。これにより、半導体ウエハ3のアライメントが終了する。
プローブ装置は、図示しない別のカメラでアライメントされたプローブの先を、半導体ウエハ3の表面に設けられた半導体デバイス9の電極パッドに接触させる。これにより、プローブ装置の図示しないテスタなどの測定部は、チャックステージ7及びプローブを介して、半導体デバイス9と電気的に導通される。測定部は、電気的に導通された半導体デバイス9の電気特性を測定する。半導体ウエハ3に設けられた半導体デバイス9の測定が終了した後、搬送アーム4は、チャックステージ7上の半導体ウエハ3を回収し、半導体ウエハキャリア2に収納して処理を終了する。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1によれば、アウターリング6が、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着している間にチャックステージ7に対して移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7に載置される。このような構成によれば、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部7aに載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することができる。この結果、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることを抑制することができる。
以上のような本実施の形態1によれば、アウターリング6が、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着している間にチャックステージ7に対して移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7に載置される。このような構成によれば、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部7aに載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することができる。この結果、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることを抑制することができる。
また本実施の形態1によれば、アウターリング6が半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止して突出部22aと接する間に、位置決め機構8は半導体ウエハ3の外周部と接する。このような構成によれば、半導体ウエハ3の偏芯量の補正以降の様々な動作によって、アウターリング6上の半導体ウエハ3の偏芯量は大きくなっていても、位置決め機構8によって偏芯量を補正することができる。
また本実施の形態1によれば、アウターリング6は、位置決め機構8が半導体ウエハ3の外周部と接する間に、半導体ウエハ3の突出部22aに気体を排出する。このような構成によれば、半導体ウエハ3をアウターリング6の表面から浮上させることができるので、半導体ウエハ3の偏芯量の補正の際に、半導体ウエハ3の突出部22aとアウターリング6の表面との擦れを抑制することができる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、アウターリング6が、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着している間にチャックステージ7に対して移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7の平面部7aに載置された。
実施の形態1では、アウターリング6が、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着している間にチャックステージ7に対して移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7の平面部7aに載置された。
これに対して本実施の形態2では、アウターリング6が、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着している間に、チャックステージ7が、チャックステージ7の上記駆動機構によってアウターリング6に対して移動する。この移動によって、半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7の平面部7aに載置される。
このような本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部に載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することができる。この結果、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることを抑制することができる。
また本実施の形態2によれば、チャックステージ7に載置された半導体ウエハ3に設けられた半導体デバイス9の電極パッドとプローブ先端とをコンタクトさせるのに用いられるチャックステージ7の駆動機構と併用することができる。このためプローブ装置の低コスト化が期待できる。
なお、アウターリング6の吸着面と、チャックステージ7の平面部7aとの高さの差が変更されるように、チャックステージ7及びアウターリング6の一方が他方に対して相対的に移動すれば、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7に載置される。このため、チャックステージ7及びアウターリング6の両方が移動することによって、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7に載置されてもよい。
<実施の形態3>
図9~図11は、本実施の形態3に係るプローブ装置の動作を説明する断面図である。 本実施の形態3では、チャックステージ7の平面部7aに3か所以上の貫通孔が設けられ、チャックステージ7は、当該3か所以上の貫通穴に通された3本以上のピンを有するリフトピン61と、リフトピン61を上下に移動させる図示しない上下機構とを含む。以下、アウターリング6の構成が図5の構成である場合について説明するが、図6の構成である場合も以下と同様である。
図9~図11は、本実施の形態3に係るプローブ装置の動作を説明する断面図である。 本実施の形態3では、チャックステージ7の平面部7aに3か所以上の貫通孔が設けられ、チャックステージ7は、当該3か所以上の貫通穴に通された3本以上のピンを有するリフトピン61と、リフトピン61を上下に移動させる図示しない上下機構とを含む。以下、アウターリング6の構成が図5の構成である場合について説明するが、図6の構成である場合も以下と同様である。
図9(a)に示すように、搬送アーム4は、チャックステージ7上方に半導体ウエハ3を搬送する。実施の形態1に係る搬送アーム4は、半導体ウエハ3の表面を吸着したのに対して、本実施の形態3に係る搬送アーム4は、半導体ウエハ3の裏面を吸着する。
図9(b)に示すように、搬送アーム4が、半導体ウエハ3の吸着を解除し、リフトピン61が、搬送アーム4から突出するように移動することで、搬送アーム4上の半導体ウエハ3が、リフトピン61に載置される。このとき、搬送アーム4は、例えばリフトピン61の3本以上のピンの間の隙間に位置する。
図9(c)に示すように搬送アーム4は、半導体ウエハ3から離れる。
図10(a)に示すように、リフトピン61は、リフトピン61の上記駆動機構により-Z方向に移動し、半導体ウエハ3の突出部22aをアウターリング6に載置する。
図10(b)に示すように、位置決め機構8が、位置決め機構8の図示しない駆動機構によって、半導体ウエハ3の外周部の少なくとも3か所と接するように移動して挟むことで、半導体ウエハ3の偏芯量を補正する。位置決め機構8が偏芯量を補正する間、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止し、吸着溝31から圧空を排出して半導体ウエハ3をアウターリング6の表面から浮上させる。この浮上により、半導体ウエハ3の突出部22aとアウターリング6の表面との擦れが抑制されるので、半導体ウエハ3の偏芯量の補正の際に、発塵の発生、及び、突出部22aの傷の発生が抑制される。また、半導体ウエハ3の内側部分21とチャックステージ7の平面部7aとは接触しないので、半導体ウエハ3の偏芯量の補正の際に、発塵の発生、及び、内側部分21の傷の発生が抑制される。
図10(b)の補正が終了すると、図10(c)に示すように、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着溝31で吸着し、位置決め機構8は、位置決め機構8の上記駆動機構によって半導体ウエハ3の外周部から離れる。
図11に示すように、アウターリング6は、半導体ウエハ3の突出部22aを吸着溝31で吸着したまま、アウターリング6の上記駆動機構により-Z方向に移動する。それから、アウターリング6の載置面が、チャックステージ7の載置面(つまり平面部7a)よりも下側に位置する間に、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7に載置される。
半導体ウエハ3の内側部分21が、チャックステージ7の平面部7aに載置される直前または載置される時に、アウターリング6は半導体ウエハ3の突出部22aの吸着を停止する。それと並行して、チャックステージ7は、平面部7aに設けられた吸着溝または吸着孔によって半導体ウエハ3の内側部分21を吸着する。
その後、実施の形態1と同様に、チャックステージ7がθ方向に移動して半導体ウエハ3のアライメントが終了し、プローブの先が半導体デバイス9の電極パッドに接触して、図示しない測定部が、半導体デバイス9の電気特性を測定する。半導体ウエハ3に設けられた半導体デバイス9の測定が終了した後、リフトピン61が、リフトピン61の上記駆動機構により+Z方向に移動して、半導体ウエハ3がリフトピン61に載置される。搬送アーム4は、リフトピン61上の半導体ウエハ3を回収し、半導体ウエハキャリア2に収納して処理を終了する。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部7aに載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することができる。この結果、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることを抑制することができる。また本実施の形態3によれば、半導体ウエハ3の裏面を吸着可能な搬送アーム4を用いることができる。
以上のような本実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、半導体ウエハ3の内側部分21がチャックステージ7の平面部7aに載置される際に、チャックステージ7の平面部7aに対して半導体ウエハ3の面が傾くことを抑制することができる。この結果、電気特性を正常に測定できなくなったり、半導体ウエハ3に割れが生じたりすることを抑制することができる。また本実施の形態3によれば、半導体ウエハ3の裏面を吸着可能な搬送アーム4を用いることができる。
<変形例>
以上の説明では、プローブ装置は、搬送アーム4及びサブチャック5を備えたが、搬送アーム4及びサブチャック5は必須ではない。また以上の説明では、半導体処理装置はプローブ装置であったがこれに限ったものではない。半導体処理装置は、チャックステージに載置された半導体ウエハに処理を行う装置であればよく、例えば半導体ウエハにドライエッチング処理を行うドライエッチング装置などであってもよい。また、半導体ウエハ3には突出部22aが設けられなくてもよい。
以上の説明では、プローブ装置は、搬送アーム4及びサブチャック5を備えたが、搬送アーム4及びサブチャック5は必須ではない。また以上の説明では、半導体処理装置はプローブ装置であったがこれに限ったものではない。半導体処理装置は、チャックステージに載置された半導体ウエハに処理を行う装置であればよく、例えば半導体ウエハにドライエッチング処理を行うドライエッチング装置などであってもよい。また、半導体ウエハ3には突出部22aが設けられなくてもよい。
なお、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
3 半導体ウエハ、6 アウターリング、7 チャックステージ、7a 平面部、8 位置決め機構、21 内側部分、22 裏面外縁部、22a 突出部、61 リフトピン。
Claims (7)
- 半導体ウエハに処理が行われる場合に、前記半導体ウエハの内側部分が載置されるチャックステージと、
前記チャックステージの周囲に設けられたアウターリングと
を備え、
前記アウターリングが、前記半導体ウエハの前記内側部分以外の外縁部を吸着している間に、前記チャックステージ及び前記アウターリングの一方が他方に対して相対的に移動することにより、前記半導体ウエハの前記内側部分が前記チャックステージに載置される、半導体処理装置。 - 請求項1に記載の半導体処理装置であって、
前記チャックステージに載置された前記半導体ウエハの電気特性が、前記チャックステージを介して測定される、半導体処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体処理装置であって、
前記半導体ウエハの前記外縁部は、厚み方向に突出する突出部を含み、
前記アウターリングの載置面が、前記チャックステージの載置面よりも下側に位置する間に、前記半導体ウエハの前記内側部分が前記チャックステージに載置される、半導体処理装置。 - 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の半導体処理装置であって、
前記アウターリングが前記半導体ウエハの前記外縁部の吸着を停止して当該半導体ウエハの前記外縁部と接する間に、前記半導体ウエハの外周部と接する位置決め機構をさらに備える、半導体処理装置。 - 請求項4に記載の半導体処理装置であって、
前記アウターリングは、前記位置決め機構が前記半導体ウエハの前記外周部と接する間に、前記半導体ウエハの前記外縁部に気体を排出する、半導体処理装置。 - 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の半導体処理装置であって、
前記チャックステージはリフトピンを含む、半導体処理装置。 - チャックステージの周囲に設けられたアウターリングが、半導体ウエハの内側部分以外の外縁部を吸着している間に、前記チャックステージ及び前記アウターリングの一方が他方に対して相対的に移動することにより、前記半導体ウエハの前記内側部分が前記チャックステージに載置される、ウエハ載置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022047742A JP2023141421A (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | 半導体処理装置及びウエハ載置方法 |
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