JP2023137872A - 盤冷却システム、構造体、及び、盤内の冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各盤に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システムを提供すること。
【解決手段】 実施形態によれば、盤冷却システムは、箱型の複数の盤、複数の第1のチャンネルを有する床チャンバ、及び、空気供給部を有する。複数の盤は、底部及び底部とは反対側の上部を有する。床チャンバは、複数の盤を載置する床板部を有する。複数の第1のチャンネルは、床板部に設けられ複数の盤の底部を通して盤の内側にそれぞれ連通する。複数の第1のチャンネルは、盤の数と同じかそれよりも多い。空気供給部は、床チャンバに接続され、複数の盤内の温度に比べて低い温度の空気を床チャンバに供給する。
【選択図】 図1
【解決手段】 実施形態によれば、盤冷却システムは、箱型の複数の盤、複数の第1のチャンネルを有する床チャンバ、及び、空気供給部を有する。複数の盤は、底部及び底部とは反対側の上部を有する。床チャンバは、複数の盤を載置する床板部を有する。複数の第1のチャンネルは、床板部に設けられ複数の盤の底部を通して盤の内側にそれぞれ連通する。複数の第1のチャンネルは、盤の数と同じかそれよりも多い。空気供給部は、床チャンバに接続され、複数の盤内の温度に比べて低い温度の空気を床チャンバに供給する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、盤冷却システム、構造体、及び、盤内の冷却方法に関する。
例えば工場、ビル、コンテナ等の構造体の屋内の電気室に設置されている盤は、床上に設置され、発電、送電、配電、動力、その他の設備における運転状態の監視及び制御を主目的とする。各盤には、ファンや、空調機などが取り付けられている。
本発明が解決しようとする課題は、各盤に要求されるメンテナンス等の作業時間を削減可能な盤冷却システム、構造体、及び、盤内の冷却方法を提供することである。
実施形態によれば、盤冷却システムは、箱型の複数の盤、複数の第1のチャンネルを有する床チャンバ、及び、空気供給部を有する。複数の盤は、底部及び底部とは反対側の上部を有する。床チャンバは、複数の盤を載置する床板を有する。複数の第1のチャンネルは、床板に設けられ複数の盤の底部を通して盤の内側にそれぞれ連通し、盤の数と同じかそれよりも多い。空気供給部は、床チャンバに接続され、複数の盤内の温度に比べて低い温度の空気を床チャンバに供給する。
(第1実施形態)
図1から図7を用いて第1実施形態に係る盤冷却システム(盤通気システム)20を有する構造体10について説明する。
図1から図7を用いて第1実施形態に係る盤冷却システム(盤通気システム)20を有する構造体10について説明する。
図1には、盤冷却システム20を有する構造体10を示す。構造体10は、躯体床(底床)12と、躯体天井14と、躯体床12及び躯体天井14間の複数の躯体壁16とを有し、これらの間に空間18を形成する。本実施形態では、構造体10の空間18は、図示しない扉等により適宜に閉塞/解放可能であることが好適である。構造体10の一例は、盤冷却システム20を設置するためのコンテナである。構造体10の他の例は、盤冷却システム20が配置される工場やビル等である。
本実施形態に係る盤冷却システム20は、床チャンバ22と、天井側チャンバ(天井換気チャンバ)24と、複数の盤26と、空調機28とを有する。
床チャンバ22は、躯体床12及び躯体壁16と協働して床チャンバ22を形成する床板部42と、床板部42に設けられる第1のチャンネル(吹出口)44とを有する。床チャンバ22内には、図示しない配線や配管が配置される。
床板部42は、躯体床12から離間する上方で、躯体床12の上面に対して例えば平行に配置される。
本実施形態では、床板部42は、第1のチャンネル44を有する床板42aと、第1のチャンネル44が形成されていない床板42bとが並べられる例について説明する。床板部42は床板42a,42bに分割されず、1枚板であってもよい。
床板42a,42bの形状及び大きさは揃っていることが好適であるが、異なる形状及び大きさが組み合わせられることも好適である。本実施形態では、各床板42a,42bは、例えば正方形状で同じ大きさに形成される。各床板42a,42bは、例えば躯体床12に固定される図示しない支持脚により支持される。各床板42a,42bの裏面に躯体床12に支持される図示しない支柱が取り付けられていてもよい。
複数の床板42a,42bのうち、盤26を載置したい位置には、第1のチャンネル44が設けられる床板42aが配置される。すなわち、床板部42の一部である床板42aには、第1のチャンネル44が形成されている。第1のチャンネル44は、床板部42の上側と下側とを連通させる。第1のチャンネル44は、例えば矩形状や円形状など、適宜の形状に形成される。本実施形態では、第1のチャンネル44は、矩形状の開口縁を有する例について説明する。
第1のチャンネル44を有する床板42a、第1のチャンネル44がない床板42bは、適宜に配置を変更可能であることが好適である。第1のチャンネル44を有する床板42aは、例えば適宜の間隔ごとに配置されることが好適である。第1のチャンネル44を有する床板42aの数は、盤26の個数と同じか、それよりも多い。なお、図1中には、第1のチャンネル44を有する床板42a、第1のチャンネル44がない床板42bが図1中の横方向に沿って交互に配置されている例を示す。
例えば1つの床板42aの第1のチャンネル44を覆うように、箱型の1つの盤26が設置される。盤26は、例えば金属材等で形成される。盤26は、図1に示すように、第1のチャンネル44を有する床板42aと、第1のチャンネル44がない床板42bとにまたがって配置されることも好適である。盤26の底部は、盤26が設置される床板42aの外縁よりも内側に配置されることも好適である。盤26は、例えば、直方体状に形成される自立型として形成される。
図2に示すように、盤26は、チャンネルベース(底部)52と、箱体54と、扉56とを有する。
図1及び図2に示すように、チャンネルベース52は、床板42aの第1のチャンネル44の外縁を囲うように環状に形成され、盤26が載置される床板42a及び床板42bに固定される。本実施形態では、チャンネルベース52は、例えば矩形環状に形成されている。
箱体54は、矩形環状のチャンネルベース52の上側に固定される。箱体54は、略直方体状に形成される。箱体54の開口部には、例えば開き戸式や、両開き戸式等の扉56が取り付けられる。なお、箱体54内には、例えば通電等の使用により発熱する部位を有する各種機器が設置される。扉56は、箱体54に対して開閉可能である。このため、箱体54内の各種機器は、着脱及びメンテンナンスが容易な状態に設置される。なお、箱体54は、本実施形態では、高さが例えば2m以内など、作業者が盤26に配置される各種機器のメンテナンス等を行いやすい高さに形成されることが好適である。
箱体54の内側と、床板42aの下側の床チャンバ22とは、第1のチャンネル44、チャンネルベース52により連通されている。第1のチャンネル44は、箱体54の内側と、床板42aの下側の床チャンバ22とを連通させるだけでなく、配線及び配管を通す通路として用いられる。なお、配線及び配管を通す通路と第1のチャンネル44とを別に形成してもよい。
盤26には、第2のチャンネルとして開口縁58が設けられる。開口縁58は、箱体54の内側と外側とを連通させる貫通孔を形成する。第2のチャンネルとして開口縁58は、箱体54の例えば天板54aに設けられる。開口縁58は、例えば矩形状や円形状など、適宜の形状に形成される。開口縁58は、箱体54の内側と外側とを連通させるだけでなく、配線や配管を通す通路として用いられる。なお、配線及び配管を通す通路と開口縁58とを別に形成してもよい。
天井側チャンバ24は、躯体天井14及び躯体壁16と協働して天井側チャンバ24を形成する天井板62と、天井板62に設けられる第3のチャンネル64とを有する。天井側チャンバ24内には、図示しない配線や配管が配置される。
天井板62は、躯体天井14に固定される図示しない支持部により支持される。天井板62は、躯体天井14から離間する下方で、躯体天井14の下面に対して例えば平行に配置される。天井板62は、床板部42の床板42a,42bと同様に、例えば矩形状などの複数の板材が並べられて形成されてもよく、1枚板であってもよい。本実施形態では、天井板62が1枚板である例について説明する。
なお、床板部42と天井板62との間の距離は、作業者が容易に移動できる距離であることが好適である。また、各盤26間の距離は、盤26の扉56を開けて作業者が容易に作業を行えるように離間していることが好適である。
図1に示すように、天井板62には、複数の第3のチャンネル64が形成されている。第3のチャンネル64は、例えば適宜の間隔に形成される。第3のチャンネル64は、盤26が床板部42に設置されていない状態で、第1のチャンネル44に対向する位置に設けられることが好適である。このため、第3のチャンネル64は、第1のチャンネル44の直上に盤26が配置されたときに、第2のチャンネルとしての開口縁58に対向する位置に設けられることが好適である。なお、第3のチャンネル64は、盤26が配置されると想定される位置の直上に配置されることが好適であるが、後述する管状部材70により、多少のずれは許容される。
第3のチャンネル64は、例えば矩形状や円形状など、適宜の形状に形成される。第3のチャンネル64は、天井板62の上側と下側とを連通させる。第3のチャンネル64は、天井板62の上側と下側とを連通させるだけでなく、配線や配管を通す通路として用いられる。
図1及び図3に示すように、開口縁(第2のチャンネル)58及び第3のチャンネル64の少なくとも一方は、天井側チャンバ24の内側と盤26のチャンネルベース(底部)52とは反対側の上部(天板54a近傍)の内側とを連通させる管状部材(通気ユニット)70を有する。図3に示す管状部材70は、例えば蛇腹状に形成され、一端が盤26の開口縁(第2のチャンネル)58を覆うように天板54aに固定され、他端70aが第3のチャンネル64を覆うように天井板62に固定される。本実施形態では、管状部材70の他端70aは、例えば略正方形状の環状の枠体として形成される。管状部材70の他端70aの形状は、第3のチャンネル64の開口形状と同じであることが好適である。管状部材70は、盤26の内側と天井側チャンバ24の内側とを連通することが可能であれば、例えば布素材、金属素材又はゴム素材など、素材や形状は問わず、適宜のものを用いることができる。このように、管状部材70が適宜の可撓性を有すると、開口縁(第2のチャンネル)58と第3のチャンネル64との接続に余裕を持たせることができる。
図1に示すように、床チャンバ22及び天井側チャンバ24には、空調機28が接続されている。空調機28は、日常点検等のメンテナンス業務が容易に行える位置に設置される。図1中に示す空調機28は、屋外に配置されてもよく、屋内に設置されてもよい。
床チャンバ22には、空調機28の吸気部(空気供給部)28aが接続されている。吸気部28aは、床チャンバ22に接続され、複数の盤26内の温度に比べて低い温度の空気を床チャンバ22に導入する。吸気部28aから吸気する空気の温度は、例えば空調機28を制御することで適宜に変更される。
天井側チャンバ24には、空調機28の排気部(空気排気部)28bが接続されている。排気部28bは、天井側チャンバ24に接続され、複数の盤26内を通した空気を天井側チャンバ24に排気する。一例として、空調機28は、排気部28bからの空気の一部を例えば構造体10の外側などの屋外に排気する。空調機28は、排気部28bからの空気の残り及び例えば構造体10の外側などの屋外からの空気を熱交換して例えば盤26内よりも低い温度の冷気を吸気部28aから床チャンバ22に供給する。
本実施形態では、吸気部28a及び排気部28bは、それぞれ空調機28の一部であり、空気の一部が循環する。また、空調機28は、構造体10内に入れる空気の一部を構造体10の外側から随時導入する。なお、吸気部28a及び排気部28bは、独立した別構造であってもよい。吸気部28aは、構造体10の外側から取り込む空気を適宜の温度に制御して床チャンバ22内に導入するだけでもよい。また、排気部28bは、単に、空気を吸引し、構造体10の外側等に排気する機能を有しているだけでもよい。
図4に示すように、床板42aには、第1のチャンネル44の開閉を行う第1の通気シャッター46を載置する載置部48が設けられる。載置部48は、本実施形態では、例えば第1のチャンネル44の形状と同様に矩形環状に形成される。載置部48は、床板42aの第1のチャンネル44の開口縁の下側に固定されている。
複数の第1のチャンネル44のうち、盤26が直上に載置されない場合、第1のチャンネル44には、図5に示す第1の通気シャッター46が載置部48に載置される。第1の通気シャッター46は、例えば略正方形の板状である。第1の通気シャッター46は、床チャンバ22内に吸気部28aから吸気される空気の圧力により移動しない重量に形成される。第1の通気シャッター46が載置部48に載置されている場合、床チャンバ22の内側と外側とは閉塞される。第1の通気シャッター46は、取っ手46aを有する。作業者は、取っ手46aを把持して、載置部48の上方、すなわち、床板42aの上方に第1の通気シャッター46を着脱可能である。このため、第1の通気シャッター46は、床チャンバ22内に吸気部28aから吸気される空気の圧力により移動しないが、作業者が把持して移動させることができる程度の重量に形成される。
なお、第1の通気シャッター46が第1のチャンネル44から取り外された場合、第1の通気シャッター46は、適宜の位置に保管される。第1の通気シャッター46の保管位置は、構造体10の空間18の内側であっても外側であってもよい。
図6に示すように、天井板62には、第3のチャンネル64の開閉を行う第2の通気シャッター66が載置される。複数の第3のチャンネル64のうち、盤26が直下に配置されない場合、第3のチャンネル64には、図7に示す第2の通気シャッター66が配置される。第2の通気シャッター66は、蓋板66aと嵌合部66bとを有する。嵌合部66bは、第3のチャンネル64の開口縁を閉塞する矩形板状に形成される。蓋板66aは、第3のチャンネル64の開口縁を覆い、嵌合部66bよりも大きい、例えば矩形板状に形成される。このため、蓋板66aは、天井板62の上に引っかかり、第2の通気シャッター66が下側に落下することを防ぐ。そして、嵌合部66bは、蓋板66aと協働して第3のチャンネル64を閉塞し、天井側チャンバ24の空気を空間18内に排気させないようにする。
作業者は、第2の通気シャッター66の嵌合部66bを下側から天井側チャンバ24の躯体天井14に向かって押圧して、第3のチャンネル64の上方、すなわち、天井板62の上方に第2の通気シャッター66を着脱可能である。第2の通気シャッター66が第3のチャンネル64に載置されている場合、第2の通気シャッター66が第3のチャンネル64に載置されている位置での天井側チャンバ24の内側と外側とは、閉塞される。なお、第2の通気シャッター66が第3のチャンネル64から取り外された場合、第2の通気シャッター66は、例えば天井板62に載置される。
盤26を床板部42に設置する場合、必要に応じて床板42a,42bを移動する。そして、盤26が設置される床板42aの第1のチャンネル44を開放するように、第1の通気シャッター46を、盤26を設置する床板42aから取り外す。また、盤26を設置する床板42aの直上の第3のチャンネル64を開放するように、第2の通気シャッター66を天井板62から取り外す。そして、第1のチャンネル44を開放した床板42a上に盤26を設置し、盤26の天板54aの開口縁58と第3のチャンネル64とを管状部材70で接続する。
複数の第1のチャンネル44のうち、盤26の直下の第1のチャンネル44は床チャンバ22と連通し、盤26の直下から外れた第1のチャンネル44は、第1の通気シャッター46で閉塞されている。このため、本実施形態では、盤26の外側の床板42bと天井板62との間の空間に床チャンバ22と直接的に連通している箇所はない。複数の第3のチャンネル64のうち、盤26の直上の第3のチャンネル64は天井側チャンバ24と連通し、盤26の直上から外れた第3のチャンネル64は、第2の通気シャッター66で閉塞されている。
このように構成された構造体10の盤冷却システム20を用いて盤26内を冷却する動作、及び、盤冷却システム20のメンテナンス作業について説明する。
空調機28は、例えばファンにより吸気部28aから適宜の圧力の空気を床チャンバ22に供給する。空調機28は、例えばファンの回転により天井側チャンバ24を通して排気部28bに取り込んだ空気を熱交換して冷やし、吸気部28aに供給する。このように、空調機28は、天井側チャンバ24を通して暖気(例えば盤26の各種機器の周辺の温度と同程度かそれよりも高温の空気)を取り込んで熱交換して床チャンバ22に冷気(例えば盤26の各種機器の周辺の温度と同程度かそれよりも低温の空気)を吸気する。なお、空調機28の排気部28bは、暖気に限らず、天井側チャンバ24内に入る空気を空調機28に取り込むことができる。
床チャンバ22に吸気された空気は、床チャンバ22、第1のチャンネル44、盤26のチャンネルベース52、箱体54内を通して、箱体54の上部に設けられる開口縁(第2のチャンネル)58、管状部材70、第3のチャンネル64を通して天井側チャンバ24に抜ける。すなわち、空調機28は、複数の盤26に対して、各盤26のそれぞれの直下の床チャンバ22の第1のチャンネル44から各盤26の箱体54内を通して天井側チャンバ24に空気を通す。
各盤26の箱体54内の温度は、通常、第1のチャンネル44を通して各盤26の箱体54内に供給される空気の温度よりも高い。このため、空調機28の吸気部28aから床チャンバ22、第1のチャンネル44、盤26のチャンネルベース52を通して箱体54内に各盤26の箱体54内の温度よりも低い温度の空気が供給されると、各盤26の箱体54内の各種機器及びその周囲が冷却され、各種機器の温度上昇が抑制される。そして、箱体54内を下側から上側に流れた空気は、盤26の開口縁(第2のチャンネル)58、管状部材70を通して第3のチャンネル64から天井側チャンバ24に流れる。
天井側チャンバ24に流れた空気は、排気部28bを通して空調機28に回収される。
そして、このような複数の盤26内の各種機器の冷却は、例えば1つの空調機28により同時に行われる。
このように、盤冷却システム20は、例えば1つの空調機28を用いて複数の盤26に対して同時に盤26内の各種機器の周辺の温度よりも低い温度の空気を導入し、複数の盤26内の各種機器の冷却を行うことができる。したがって、盤冷却システム20は、各盤26にファン及び空調機(例えばエアーコンディショナー)を設けていなくても、各盤26とは別の空調機28を用いて複数の盤26内の各種機器を冷却することができる。
盤26内の盤冷却システム20による冷却方法は、床チャンバ22の複数の第1のチャンネル44を通して第1のチャンネル44の直上の盤26内に、盤26内の温度に比べて低い温度の空気を直接導入することと、盤26の上部に設けられる開口縁(第2のチャンネル)58から盤26内を通した空気を盤26の外側に導出することとを備える。本実施形態では、盤26内を通した空気を盤26の外側の天井側チャンバ24内に導出する。本実施形態に係る盤冷却システム20による冷却方法によって、盤26を設置する床板部42に複数の第1のチャンネル44を配置し、第1のチャンネル44から直接的に盤26内に導入される冷気により、複数の盤26の内側の各種機器を冷却することができる。このため、複数の盤26に必要な冷却を例えば1つの空調機28で行うことができる。盤26の直下から冷気を盤26内に導入することにより、盤26の外側を通して盤26内を冷却するよりも、効率的に盤26内の各種機器を冷却することができる。
盤冷却システム20のメンテナンス作業について説明する。本実施形態に係る盤冷却システム20を用いることにより、盤26ごとに空調設備(冷却装置)を設ける必要がない。空調機28は、各盤26に対して直接的には連結されず、間接的に連結される。本実施形態に係る盤冷却システム20では、空調機28と盤26との直接的な接続箇所をなくすことができる。本実施形態に係る盤冷却システム20を用いることにより、空調機28を盤26から離れた位置に設置することができる。このため、本実施形態に係る盤冷却システム20では、空調機28が盤26ごとに設置されている場合に比べて、空調機28の製造・保守性を向上することができる。本実施形態に係る盤冷却システム20を用いる場合、作業者は、例えば1つの空調機28のメンテナンスを行うことで、複数の盤26の空調メンテナンスを行ったことと同じこととなる。また、各盤26に空調機28を取り付ける必要がないため、メンテナンス等に必要な部品点数を削減することができる。
なお、複数の第1のチャンネル44の数が盤26の数よりも多く、第1のチャンネル44の直上の盤26内に、盤26内の温度に比べて低い温度の空気を床板42bと天井板62との間の空間を通さず、床チャンバ22から直接導入するとき、複数の第1のチャンネル44のうち、盤26が直上に設置された第1のチャンネル44を通して選択的に低い温度の空気を導入し、盤26が直上に設置されていない第1のチャンネル44に低い温度の空気をすることが第1の通気シャッター46により抑制される。このため、盤26内の温度に比べて低い温度の空気を、効率的に盤26内に導入し、盤26内の各種機器を効率的に冷却することができる。
また、本実施形態に係る盤冷却システム20を用いることで、作業者が空調機28を各盤26に取り付ける作業(製造作業)の時間も削減することができる。
したがって、本実施形態に係る盤冷却システム20を用いることにより、盤冷却システム20の部品点数を削減でき、盤26の製造・保守の作業時間を削減することができる。このため、本実施形態によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
本実施形態に係る盤冷却システム20では、盤26は、図1中の横方向に並べられるだけでなく、図示しない奥行き方向にも並べられることが好適である。
空調機28は、図1中に示す1つに限らず、例えば図示しない奥行き方向に空調機28を設置してもよい。例えば盤冷却システム20が複数の空調機28を有する場合、床チャンバ22内を区画し、1つの空調機28で冷却する盤26を限定してもよく、床チャンバ22内を開放し、複数の空調機28で冷却空気が到達し得る範囲を広く取ってもよい。この場合も、空調機28の数よりも、盤26の数が多くなることが好適である。なお、吸気部28aの数と、排気部28bの数とは、異なっていてもよい。
空調機28は、図1中に示す1つに限らず、例えば図示しない奥行き方向に空調機28を設置してもよい。例えば盤冷却システム20が複数の空調機28を有する場合、床チャンバ22内を区画し、1つの空調機28で冷却する盤26を限定してもよく、床チャンバ22内を開放し、複数の空調機28で冷却空気が到達し得る範囲を広く取ってもよい。この場合も、空調機28の数よりも、盤26の数が多くなることが好適である。なお、吸気部28aの数と、排気部28bの数とは、異なっていてもよい。
本実施形態では、1つの空調機28で床チャンバ22に吸気部28aを接続し、天井側チャンバ24に排気部28bを接続する例について説明した。空調機28は、種々のものを用いることができる。例えば、構造体10の外側の気温が例えば盤26内の温度よりも低い場合、空調機28の代わりに、熱交換を行わない送風機等を用いてもよい。
例えば、空調機28は、構造体10の例えば外側から空気を吸気し、空調機28で熱交換して床チャンバ22に接続した吸気部28aを通して冷気を床チャンバ22に吸気する。空調機28は、空調機28で天井側チャンバ24に排気された空気を排気部28bから構造体10の例えば外側に排気してもよい。この場合も、構造体10の内側の空間18の換気を行いつつ、1つの空調機28で複数の盤26を冷却することができる。
本実施形態では、1つの第1のチャンネル44の直上に1つの盤26を設置する例について説明した。例えば2つなど複数の第1のチャンネル44を覆うように、1つの盤26が設置されることも好適である。
第1の通気シャッター46は、床板42aの上方に着脱するもののほか、スライドにより第1のチャンネル44を開閉するように構成されることも好適である。このとき、第1の通気シャッター46は、床板42aの裏面に沿うように移動可能であると、盤26が配置される際に第1の通気シャッター46が邪魔になることが防止される。
第2の通気シャッター66は、天井板62の上方に着脱するもののほか、スライドにより第3のチャンネル64を開閉するように構成されることも好適である。このとき、第2の通気シャッター66は、天井板62の裏面(躯体天井14側の面)に沿うように移動可能であると、盤26が配置される際に第2の通気シャッター66が邪魔になることが防止される。
上述したように、本実施形態に係る盤冷却システム20は、空調機28の数よりも多い数の盤26を同時に冷却することができる。盤26の直下から盤26の上方に空気を通すので、空気の曲がりを少なくすることができ、効率的に盤26内の各種機器の冷却を行うことができる。本実施形態に係る盤冷却システム20は、各盤26に空調機28を配置しなくてもよい。このため、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を減らすことができる。したがって、本実施形態によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
(第2実施形態)
図8及び図9を用いて第2実施形態に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。本実施形態に係る構造体10は第1実施形態に係る構造体10の変形例であって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。これは、以下に説明する第3実施形態及び第3実施形態の変形例でも同様である。
図8及び図9を用いて第2実施形態に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。本実施形態に係る構造体10は第1実施形態に係る構造体10の変形例であって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。これは、以下に説明する第3実施形態及び第3実施形態の変形例でも同様である。
図8に示すように、複数の第1のチャンネル44の少なくとも1つには、空調機28の吸気部28aに例えば近い側から遠ざかるにつれて第1のチャンネル44を通して空気を盤26のチャンネルベース52を通し易くする案内部72a,72b,72cが設けられる。案内部72a,72b,72cは、各第1のチャンネル44を通る単位時間当たりの空気の流量を調整する。
図8中には、3つの第1のチャンネル44を示す。第1の案内部72aは、吸気部28aに最も近い近距離の第1のチャンネル44に配置される。第2の案内部72bは、吸気部28aに最も遠い遠距離の第1のチャンネル44に配置される。第3の案内部72cは、近距離及び遠距離の間の中間距離の第1のチャンネル44に配置される。
図8及び図9に示すように、各案内部72a,72b,72cは、第1のチャンネル44の外縁に固定される案内板74を有する。
案内板74は、例えば盤26を床板42a上に配置した後、例えばチャンネルベース52のケーブル引き込み口から第1のチャンネル44に向かって案内板74を差し込み、案内板74の上部を例えば盤26等に取り付ける。これにより、案内板74が盤26のチャンネルベース52に固定される。案内板74は、例えば第1のチャンネル44のうち、吸気部28aに対して最も遠い側の内縁に固定される。このため、各案内部72a,72b,72cの案内板74は吸気部28aから供給される空気の流れを曲げて、案内板74を取り付けた第1のチャンネル44に導くことができる。
なお、図8及び図9中、各案内部72a,72b,72cは、案内板74として平板状に形成される例について説明する。各案内部72a,72b,72cは、内側を吸気部28aに向けるハーフパイプ状など、曲面として形成されていてもよい。
ここで、図8に示すように、第1の案内部72aと第2の案内部72bとを比較すると、第2の案内部72bの案内板74のうち、床板42aから躯体床12に向かって突出する突出長(突出面積)は、第1の案内部72aの案内板74のうち、床板42aから躯体床12に向かって突出する突出長(突出面積)よりも大きい。
そして、吸気部28aから床チャンバ22内に導入され、各第1のチャンネル44を通過する空気量が、第1の案内部72aと第2の案内部72bとで単位体積あたり同量となるように案内板74が形成されることが好適である。すなわち、案内部72a,72b,72cは、図8に示す3つの第1のチャンネル44を通る空気の単位時間当たりの流量及び温度が略一定の状態となるように、3つの第1のチャンネル44に配置されることが好適である。このため、案内部72a,72b,72cは、単位時間当たりに第1のチャンネル44を通る空気の流量をそれぞれ調整することができる。
図8に示す例では、3つの盤26を図8に示す横方向に並べて配置する状態を示す。この場合、第1のチャンネル44に案内部72a,72b,72cを取り付けている。空調機28の吸気部28aに近い盤26の案内部72aは案内板74が躯体床12に向かう突出量を小さくし、空調機28の吸気部28aから遠い盤26の案内部72bは案内板74が躯体床12に向かう突出量を大きくする。通常、空調機28の吸気部28aから近い第1のチャンネル44ほど、吸気部28aからの空気が通りやすい。本実施形態では、案内板74の下方への突出量を空調機28の吸気部28aに近いほど短く、遠いほど長くすることで、単位時間あたりに床チャンバ22内から第1のチャンネル44を通す空気の量(体積)を均一化し易くすることができる。このため、空調機28の吸気部28aから近い盤26であっても、遠い盤26であっても、盤26内の冷却性能を均一化し易くすることができる。
なお、案内部72a,72b,72cの案内板74の下方への突出量は、吸気部28aから吸気される単位時間当たりの体積、床チャンバ22の大きさ、第1のチャンネル44の形状や大きさ等により変化し得る。
本実施形態では、図8に示すように、吸気部28aに最も近い第1のチャンネル44に案内部72aを設けた例について説明した。吸気部28aに最も近い第1のチャンネル44には、案内部72aは設けられていなくてもよい。
本実施形態によれば、第1実施形態で説明した盤冷却システム20に対して、案内部72a,72b,72cを取り付けるだけである。このため、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
(第3実施形態)
図10及び図11を用いて第3実施形態に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図10及び図11を用いて第3実施形態に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図10に示すように、本実施形態では、各盤26の箱体54の上部の天板54aには、第2のチャンネルとして、複数のスリット58aが形成される。すなわち、第1実施形態で説明した開口縁58の代わりに、複数のスリット58aが形成された例について説明する。複数のスリット58aの開口量は、適宜に設定される。なお、あるスリット58aの開口量は、例えば必要な配線や配管がスリット58aを通るように形成される。
図10に示す複数のスリット58aは、箱体54に対して閉じた扉56の面に平行に延びる。また、複数のスリット58aは、箱体54の開口に対して奥行き方向に並べられる。複数のスリット58aは、箱体54に対して閉じた扉56の面に直交する方向に延びていてもよい。また、複数のスリット58aは、箱体54の開口に対して左右方向に並べられていてもよい。
本実施形態では、盤26と第3のチャンネル64との間に管状部材70が設けられていない。
図11に示すように、本実施形態では、天井板62には、例えば1つの第3のチャンネル(通気口)64が設けられる。第3のチャンネル64の位置は、図11中では、空調機28の排気部28bに対して遠い位置としたが、空調機28の排気部28bに近い位置でも良い。また、第3のチャンネル64の位置は、図11中の左右方向に並ぶ3つの盤26のうち、例えば真ん中の盤26の直上にあってもよい。このように、第3のチャンネル64の位置は、天井板62において、適宜に設定可能である。
本実施形態に係る盤冷却システム20では、空調機28の吸気部28aから供給され、床チャンバ22、第1のチャンネル44、盤26内、複数のスリット(第2のチャンネル)58aを通した空気は、それぞれ盤26の外側に排出される。空調機28の排気部28bは、複数のスリット58aを通した空気を、第3のチャンネル64を通して、天井側チャンバ24に案内し、天井側チャンバ24内に案内された空気を順次排気する。
本実施形態に係る盤冷却システム20は、盤26に管状部材(通気ユニット)70を取付けなくても、盤26の外側に温められた空気を排気することができる。
本実施形態に係る盤冷却システム20では、管状部材(通気ユニット)70と第2の通気シャッター66を導入しなくてもよい。このため、管状部材(通気ユニット)70と第2の通気シャッター66とを導入するコストを削減することができ、また、これらを盤26や天井板62に取り付ける手間を削減できる。
本実施形態によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
(第3実施形態の第1変形例)
図12及び図13を用いて第3実施形態の第1変形例に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図12及び図13を用いて第3実施形態の第1変形例に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図12に示すように、本変形例では、各盤26の箱体54の天板54aは、例えば閉塞される。各盤26の扉56には、第2のチャンネルとして例えば複数のスリット58bが形成されている。複数のスリット58bは、扉56の例えば上部に形成されていることが好適である。なお、複数のスリット58bは、箱体54のうち、天板54aから離れた上部に形成されていてもよい。
図13に示すように、空調機28の吸気部28aから供給され、床チャンバ22、第1のチャンネル44、盤26内、複数のスリット(第2のチャンネル)58bを通した空気は、それぞれ盤26の外側に排出される。空調機28の排気部28bは、複数のスリット58bを通した空気を、第3のチャンネル64を通して、天井側チャンバ24に案内し、天井側チャンバ24内に案内された空気を順次排気する。
なお、複数のスリット58bが天板54aでなく、扉56の上部に設けられ、複数のスリット58bから空気を排出し続けることで、スリット58bを通して盤26内に埃等を入り難くすることができる。
本変形例によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
(第3実施形態の第2変形例)
図14及び図15を用いて第3実施形態の第2変形例に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図14及び図15を用いて第3実施形態の第2変形例に係る盤冷却システム20を有する構造体10について説明する。
図14に示すように、本変形例では、各盤26の箱体54の天板54aには、複数のスリット58aが形成され、扉56の上部には、複数のスリット58bが形成されている。複数のスリット58a,58bは、それぞれ、第2のチャンネルとして形成される。
図15に示すように、空調機28の吸気部28aから供給され、床チャンバ22、第1のチャンネル44、盤26内、複数のスリット(第2のチャンネル)58a,58bを通した空気は、それぞれ盤26の外側に排出される。空調機28の排気部28bは、複数のスリット58a,58bを通した空気を、第3のチャンネル64を通して、天井側チャンバ24に案内し、天井側チャンバ24内に案内された空気を順次排気する。
盤26の2つの面から温められた空気を排気することができるので、盤26内に床チャンバ22からの冷気を導入しやすくすることができ、空調機28による空気の循環効率を高めることができる。
本変形例によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減可能な盤冷却システム20及び構造体10を提供することができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の盤冷却システム20及び構造体10によれば、各盤26に要求されるメンテナンスの作業時間を削減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…構造体、12…躯体床、14…躯体天井、16…躯体壁、18…空間、20…盤冷却システム、22…床チャンバ、24…天井側チャンバ、26…盤、28…空調機、28a…吸気部、28b…排気部、42…床板部、42a,42b…床板、44…第1のチャンネル、46…第1の通気シャッター、52…チャンネルベース、54…箱体、54a…天板、56…扉、58…開口縁(第2のチャンネル)、62…天井板、64…第3のチャンネル。
Claims (10)
- 底部を有する箱型の複数の盤、
前記複数の盤を載置する床板部と、前記床板部に設けられ前記複数の盤の前記底部を通して前記盤の内側にそれぞれ連通し、前記盤の数と同じかそれよりも多い複数の第1のチャンネルとを有する床チャンバ、及び、
前記床チャンバに接続され、前記複数の盤内の温度に比べて低い温度の空気を前記床チャンバに供給する空気供給部、
を有する盤冷却システム。 - 前記複数の盤は、前記底部とは反対側の上部に、前記盤の内側と外側とを連通する第2のチャンネルを有する、
請求項1に記載の盤冷却システム。 - 前記盤の前記上部より上側に設けられ、前記床板部に対向する天井板を備える天井側チャンバを有し、
前記天井板には、前記天井側チャンバに連通するとともに前記第2のチャンネルに連通する第3のチャンネルが設けられ、
前記天井側チャンバには、前記複数の盤内、前記第2のチャンネル、及び、前記第3のチャンネルを通した空気を前記天井側チャンバに排気する空気排気部が接続される、
請求項2に記載の盤冷却システム。 - 前記空気供給部及び前記空気排気部を有する空調機を有する、請求項3に記載の盤冷却システム。
- 前記第2のチャンネル及び前記第3のチャンネルの少なくとも一方は、前記天井側チャンバの内側と前記盤の前記上部とを連通させる管状部材を有する、請求項3又は請求項4に記載の盤冷却システム。
- 前記複数の第1のチャンネルの少なくとも1つには、前記空気供給部に近い側から遠ざかるにつれて前記第1のチャンネルを通して前記空気を前記盤の前記底部を通し易くする案内部が設けられる、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の盤冷却システム。
- 前記複数の第1のチャンネルの少なくとも1つには、前記床チャンバの内側と外側との連通を閉塞する通気シャッターが設けられる、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の盤冷却システム。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の前記盤冷却システムを有する構造体。
- 床チャンバの複数の第1のチャンネルを通して前記第1のチャンネルの直上の盤内に、前記盤内の温度に比べて低い温度の空気を直接導入することと、
前記盤の上部に設けられる第2のチャンネルから前記盤内を通した空気を前記盤の外側に導出することと
を備える、盤内の冷却方法。 - 前記複数の第1のチャンネルの数が前記盤の数よりも多いとき、前記第1のチャンネルの直上の盤内に、前記盤内の温度に比べて低い温度の空気を直接導入することは、前記複数の第1のチャンネルのうち、前記盤が直上に設置された第1のチャンネルに選択的に前記低い温度の空気を導入することを含む、請求項9に記載の盤内の冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022044290A JP2023137872A (ja) | 2022-03-18 | 2022-03-18 | 盤冷却システム、構造体、及び、盤内の冷却方法 |
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JP2022044290A Pending JP2023137872A (ja) | 2022-03-18 | 2022-03-18 | 盤冷却システム、構造体、及び、盤内の冷却方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN118198905A (zh) * | 2024-03-26 | 2024-06-14 | 湖南天威电气股份有限公司 | 一种可故障定位检测的环网柜 |
-
2022
- 2022-03-18 JP JP2022044290A patent/JP2023137872A/ja active Pending
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