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JP2009041836A - 空調機用室内機 - Google Patents

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JP2009041836A
JP2009041836A JP2007206675A JP2007206675A JP2009041836A JP 2009041836 A JP2009041836 A JP 2009041836A JP 2007206675 A JP2007206675 A JP 2007206675A JP 2007206675 A JP2007206675 A JP 2007206675A JP 2009041836 A JP2009041836 A JP 2009041836A
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Japan
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electronic device
component box
electrical component
indoor unit
chamber
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JP2007206675A
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Akihiro Kajimoto
明裕 梶本
Akitoshi Ueno
明敏 上野
Shuichi Taguchi
秀一 田口
Tomohiro Nishimura
朋宏 西村
Keisuke Nakatsuka
啓介 中塚
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】電装品箱内に配置される電子機器が当該電装品箱内部に入り込んだ水に、直接、曝され難い空調機用室内機を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る空調機用室内機10は、室内に据え付けられる空調機用室内機10であって、空調用の構成機器が内部に配置されるケーシング11と、外部電源とケーブル21を介して接続されて前記構成機器を制御する電子機器22が内部に配置される電装品箱20と、を備え、電装品箱20は、その内部と外部とを連通する連通部24aが形成され、当該電装品箱20内部を電子機器22が配置される電子機器配置室23と連通部24aが形成されたその他の室24とに区分けする防水隔壁25を有し、防水隔壁25には前記二つの室23,24を連通する貫通孔26が設けられることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内に据え付けられ、空調室内に対して所望の空調を行う空調機用室内機に関する。
加工食品の製造工場等において空調を行う場合、空調機用室内機から吹き出された冷気が加工食品や原料に直接当たることで当該加工食品等が部分的に乾燥することや、前記冷気が所定の方向に吹き出されることで室内温度に偏りが生じて前記食品等の品質が低下することを避ける必要がある。そのため、従来から、前記加工食品の製造工場等において用いられる空調システムとしては、図5に示すようなソックダクト131から冷気を供給する空調システム100が用いられている(特許文献1参照)。
具体的には、前記空調システム100は、ソックダクト131と、このソックダクト131が冷気の吹出し口に接続される空調機用室内機(室内ユニット)110と、を備える。ソックダクト131は、合成繊維や難燃性繊維で形成された通気性のある袋状のダクトで、当該ダクト131全表面から極めて低速で均一に冷気を吹き出すことができる。即ち、ソックダクト131は、その周囲の全方向へ染み出すように冷気を空調される室内に供給できる。そのため、前記加工食品等において空調機用室内機110にソックダクト131が接続されて空調が行われることで、室内温度が均一となり、且つ前記加工食品等に直接冷気(冷風)が当たらない。
また、前記空調機用室内機110は、吸い込んだ空気を冷却してソックダクト131内に吹き出す(供給する)ものであり、熱交換器113や送風機112等の空調用の構成機器が内部に配置されたケーシング111と、これら構成機器を制御する基板等の電子機器が内部に配置された電装品箱(図示せず)と、を備える。
この電装品箱は、その内部に空調機用室内機110で用いられる電子機器が集中して配置され、これら電子機器のメンテナンスや修理等の便宜のため、通常、ケーシング111の外側に取り付けられている。即ち、前記電装品箱がケーシング111の外側に取り付けられることで、当該電装品箱の蓋(カバー)等を開くだけで作業者等が電子機器に容易にアクセスでき、メンテナンスや修理等の作業が行い易い。
前記電装品箱内に配置された前記電子機器は、ケーシング111内の前記構成機器と接続ケーブルを介して接続され、前記構成機器を制御している。また、前記電子機器は、外部電源とも電源ケーブルを介して接続され、前記外部電源から電力を供給されている。
これらケーブルもメンテナンスや修理等の便宜のため、前記電装品箱及びケーシング111の外側を通るように配線されている。
特開平11―28995号公報
ところで、農作物を栽培する際のビニルハウス等の栽培施設内の空調には、農作物に直接吹き出した風が当たらず、当該ビニルハウス内の温度を均一にすることが求められる。そのため、上記のようなソックダクト131を用いた空調機用室内機110がビニルハウス内において使用される場合がある。
このようなビニルハウスにおいては、農作物を栽培しているため、定期的に水が散布されて内部の湿度が非常に高くなる場合がある。この場合、ビニルハウス内の前記空調機用室内機110は、湿度が非常に高い空気に曝される。
ここで、前記空調機用室内機110の電装品箱には、外部電源やケーシング111内の前記構成機器からのケーブルを内部に引込むための貫通孔が設けられている。この貫通孔は、前記ケーブルを挿通した後にパテ等で隙間が埋められるが、前記隙間が完全に埋っていない場合がある。また、前記空調機用室内機110は、低温の空気に曝されることで電装品箱内面に結露が生じる場合があるため、当該電装品箱の底部には、電装品箱内面(内部)で発生した結露等を外部へ排水する排水孔が設けられる場合がある。即ち、電装品箱には、外部から構成部材を引込むためや排水等のために、その内部と外部とを連通する部位(連通部)が形成されている場合がある。
この場合、空調機用室内機110が前記ビニルハウス内に設置されていると、上記のように空調機用室内機110が高湿度の空気に曝された際に、前記隙間や排水孔等の連通部から空気中の水分(湿気又は水蒸気)が前記電装品箱内部に入り込む場合がある。この場合、前記電装品箱内部に配置された電子機器が前記入り込んだ水分に直接曝されることになる。そのため、前記電子機器が前記入り込んだ水分、即ち水によって故障することが懸念された。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、電装品箱内に配置される電子機器が当該電装品箱内部に入り込んだ水に、直接、曝され難い空調機用室内機を提供することを課題とする。
上記課題を解消すべく、本発明に係る空調機用室内機は、室内に据え付けられる空調機用室内機であって、空調用の構成機器が内部に配置されるケーシングと、外部電源とケーブルを介して接続されて前記構成機器を制御する電子機器が内部に配置される電装品箱と、を備え、前記電装品箱は、その内部と外部とを連通する連通部が形成され、当該電装品箱内部を前記電子機器が配置される電子機器配置室と前記連通部が形成されたその他の室とに区分けする防水隔壁を有し、前記防水隔壁には前記二つの室を連通する貫通孔が設けられることを特徴とする。
かかる構成によれば、防水隔壁によって電装品箱の内部が区分けされているため、電装品箱内に水(水分)が浸入した場合でも、前記水は、前記連通部を通じてその他の室に浸入するのみであり、電機器配置室に配置された電子機器は、直接、前記水に曝されない。しかも、その他の室に浸入した前記水は、防水隔壁によって阻まれ、電子機器配置室に浸入し難い。そのため、前記電子機器は、外部から電装品箱20内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
また、前記防水隔壁に貫通孔が設けられることで、前記電子機器配置室からその他の室に亘って配置する必要のある部材を配置することが可能となる。
本発明にかかる空調機用室内機においては、前記その他の室は、前記ケーブルが前記連通部を通じて前記電装品箱外部から内部に導入されるケーブル導入室であり、前記貫通孔は、前記ケーブル導入室に導入されたケーブルを前記電子機器に接続するために前記ケーブル導入室側から前記電子機器配置室側へ通過させるための通過孔であってもよい。
かかる構成によれば、電装品箱の外部から内部に導入されるケーブルに沿って電装品箱内に水が浸入した場合でも、前記水は、ケーブル導入室に浸入するのみであり、電子機器配置室に配置された電子機器は、直接、前記水に曝されない。しかも、ケーブル導入室に浸入した前記水は、前記同様、防水隔壁によって阻まれ、電子機器配置室に浸入し難い。そのため、前記電子機器は、外部から前記ケーブルに沿って電装品箱内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
また、前記防水隔壁は、前記ケーブル導入室が下側になるよう、前記電装品箱内部を上下に区分けする構成であってもよい。
かかる構成によれば、電子機器配置室の下側にケーブル導入室が位置するため、当該ケーブル導入室に浸入した水は、上側に位置する電子機器配置室へはケーブルを伝って浸入し難くなる。
また、前記防水隔壁は、少なくとも一部が下方に向かって傾斜し、その最下部に前記通過孔又は前記ケーブル導入室内と電子機器配置室内とを連通する隔壁排水孔の少なくとも一方が設けられる構成であってもよい。
かかる構成によれば、電子機器配置室に水が浸入した場合であっても、この浸入した水は、電子機器配置室の底部を構成する防水隔壁の傾斜に沿って最下部に向かって流れる。この最下部には通過孔又は隔壁排水孔が設けられ、即ち、最下部で電子機器配置室内とケーブル導入室内とを連通する孔が設けられているため、前記防水隔壁に沿って流れてきた水は、下側のケーブル導入室に前記孔を通じて排水される。そのため、電子機器配置室内に水が留らず、電子機器はより濡れ難くなる。
この場合、前記防水隔壁は、前記電子機器が配置される内壁面から離れるに従って下がるように傾斜する構成が好ましい。
かかる構成によれば、電子機器配置室に水が浸入した場合であっても、この水が前記防水隔壁上にたまり、それが当該防水隔壁上を電子機器配置室内に配置された電子機器から離れる方向に流れるため、より電子機器が濡れ難くなる。
また、前記ケーブル導入室の底部は、少なくとも一部が下方に向かって傾斜し、その最下部に電装品箱の外部と内部とを連通する導入室排水孔が設けられる構成であってもよい。
かかる構成によれば、ケーブル導入室に導入されるケーブルに沿って浸入した水、及び電子機器配置室から排水された水がケーブル導入室の底部に沿って最下部に向かって流れる。この最下部には前記導入室排水口が設けられているため、前記底部に沿って流れてきた水、即ち、電装品箱内部に浸入した水が外部に排水される。
また、前記電装品箱は、前記ケーシングの外側に取り付けられる構成であってもよい。
かかる構成によれば、電装品箱内部の電子機器の修理及びメンテナンスの際に、電装品箱がケーシングの外側に露出しているため、作業が行い易くなる。
また、電装品箱がケーシングの外側に取り付けられているため、空調を行っている室内の空気に直接曝され、当該電装品箱内部に水が浸入する場合があり得る。しかし、その場合でも、前記水は、前記同様、防水隔壁によって電装品箱の内部が区分けされているため、ケーブル導入室に浸入するのみである。また、防水隔壁によって阻まれるため前記ケーブル導入室に浸入した水は電子機器配置室に浸入し難い。その結果、前記電子機器は、外部から電装品箱内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
以上より、本発明によれば、電装品箱内に配置される電子機器が当該電装品箱内部に入り込んだ水に、直接、曝され難い空調機用室内機を提供することができるようになる。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る空調機用室内機(以下、単に「室内ユニット」とも称する。)は、例えば、加工食品の工場やビニルハウス等の栽培施設内に据え付けられるものであり、ダクト(又はソックダクト)やコンデンシングユニット(室外ユニット)と共に冷却システムを構成している。
具体的には、図1及び図2に示されるように、室内ユニット10は、天井吊下げ型の室内ユニット10であり、空調機用の構成機器が内部に配置されるケーシング11と、電子機器が内部に配置される電装品箱20とを備えている。
ケーシング11は、前後が開口した四角い角筒状に形成されており、その内部には、前記空調機用の構成機器として、空調を行う室内(以下、単に「室内」とも称する)の空気を吸排気する送風機12と、この送風機12によって吸入した前記室内の空気を冷却するための熱交換器(蒸発器)13と、この熱交換器13の下側に配置され、当該熱交換器13から滴下するドレンを受けるドレンパン14等が配置されている。尚、本実施形態のケーシング11において、空気が吹き出される側が前方側で、前記空気が吸入される側が後方側とする。
また、ケーシング11の後方側開口15は、室内の空気を吸入するための吸入口15であり、ケーシング11の前方側開口16は、熱交換器13によって冷却された前記空気を吹き出すための吹き出し口16である。この吹き出し口16は、後述するダクト30又はソックダクト31を接続可能に構成されている(図4(a)及び図4(b)参照)。
送風機12は、ケーシング11後方側の吸入口15を通じて室内の空気をケーシング11内に吸入して前方側に吹き出すものである。この送風機12は、ファンモータ12aと、このファンモータ12aに連結されて回転駆動される羽根車12bとを備えたシロッコファンである。
熱交換器13は、送風機12の前方側(吹き出し口16側)に配置されたフィンチューブ型の熱交換パネルである。本実施形態においては、この熱交換器13は、蒸発器としてのみ機能する。これにより、熱交換器13は、送風機12によって吸入口15を通じてケーシング11内に吸入された空気と熱交換を行って、当該空気を冷却することができる。しかし、これに限定される必要はなく、熱交換器13は、凝縮器としても機能するように構成されてもよい。このように構成することで、室内ユニット10は、暖房運転、即ち、吸入した空気を加熱して吹き出すことも可能となる。
ドレンパン14は、熱交換器13において空気中の水分が凝縮されて当該熱交換器13から滴下するドレンを受けるためのもので、熱交換器13の下側、即ち、ケーシング11の下部に配置される。このドレンパンに溜まったドレンは、ドレンポンプ(図示せず)によってケーシング11の外部に排水される。
電装品箱20は、ケーシング11の外側の側面に取り付けられた箱状体である。この電装品箱20の内部には、外部電源とケーブル(電源ケーブル)21aを介して接続されて前記空調機用の構成機器を制御する電子機器22が配置されている。この電子機器22は、前記空調機用の構成機器とも接続ケーブル21bを介して接続されている。
詳細には、図3にも示すように、電装品箱20は、当該電装品箱20内部を、上下2つの部屋(室)、即ち、前記電子機器22が配置される電子機器配置室23とその他の室(本実施形態においては、前記ケーブル(電源ケーブル21a及び接続ケーブル21b)21が後述の貫通孔(連通部)24aを通じて当該電装品箱20内部に導入されるケーブル導入室)24とに区分けする防水隔壁25を有する。
防水隔壁25は、表面が塗装された金属板であり、電装品箱20の内部空間を区分け(仕切ることが)できるよう、当該電装品箱20の内部形状に即した形状(本実施形態においては、矩形状)に形成されている。また、防水隔壁25には、ケーブル21が通過することができる通過孔26が設けられている。
接続ケーブル21bは、メンテナンスの便宜のため、ケーシング11及び電装品箱20の外部を通るように配線されている。即ち、接続ケーブル21bは、一方側端部がケーシング11内に引き込まれて前記構成機器に接続され、他方側端部が電装品箱20内に引き込まれて電子機器22に接続されている。
電装品箱20についてより詳細に説明すると、電装品箱20は、当該電装品箱20をケーシング11の側面側から見た場合に、手前側(ケーシング11に取り付けられている側と反対側)が開口した箱状体の電装品箱本体20aと、この開口を開閉可能に覆っている蓋20bとで構成されている。
電装品箱20の上側に形成される電子機器配置室23には、複数の電子機器22が配置されている。これら複数の電子機器22は、全て共通の内壁面(ケーシング11側、即ち奥側の内壁面)に取り付けられている。
電装品箱20の下側に形成されるケーブル導入室24には、外部からケーブル21を引込むための貫通孔24aが設けられている。即ち、貫通孔24aは、防水隔壁25に設けられる通過孔26よりも下側に位置するように設けられている。この貫通孔24aは、ケーブル導入室24の内部と外部(電装品箱20の外部)とを連通し、ケーブル21が挿通される。この貫通孔24aは、本実施形態においては、各ケーブル21a,21bに対応して複数設けられているが、一つの貫通孔24aに全てのケーブル21a,21bを挿通するようにしてもよい。このようにして貫通孔24aを通じてケーブル導入室24内に導入されたケーブル21は、上側に向かって延び、後述する防水隔壁25の通過孔26を通過して電子機器配置室23に導入され、内部に配置された複数の電子機器22,22,…にそれぞれ接続される。
このようにケーブル21をケーブル導入室24(電装品箱20)に導入して内部の電子機器22と接続した後に、当該ケーブル21と貫通孔24aとの隙間は、パテ等で埋められる(塞がれる)。
このような電子機器配置室23とケーブル導入室24とを区分けする防水隔壁25は、電装品箱20の電子機器22が配置された(ケーシング11側の)内壁面から離れるに従って下がるように、即ち、前記手前側が下がるように傾斜して電装品箱20に取り付けられている。そして、防水隔壁25には、最下部に通過孔26が設けられている。この通過孔26は、ケーブル導入室24に導入されたケーブル21を電子機器配置室23側へ通過させるための貫通孔である。尚、本実施形態において、通過孔26は、防水隔壁25の最下部に設けられているが、これに限定される必要はなく、他の部位に設けられてもよい。この場合、防水隔壁25の前記最下部には、ケーブル導入室24と電子機器配置室23とを連通する隔壁排水孔26’が設けられる。この隔壁排水孔26’は、電子機器配置室23内に浸入した水をケーブル導入室24に排水するための貫通孔であり、両室23,24を連通するように防水隔壁25に設けられていればよい。
また、ケーブル導入室24の底部(又は電装品箱20の底部)27も前記手前側が下がるように傾斜して形成されている。即ち、底部27は、防水隔壁25と平行若しくは略平行となるように形成されている。そして、その最下部には、ケーブル導入室24(電装品箱20)の外部と内部とを連通する導入室排水孔28が設けられている。尚、この導入室排水孔28は、底部27に限定される必要はなく、底部27の最下部近傍の側壁等に設けられてもよい。即ち、ケーブル導入室24に浸入した水が底部27に沿って最下部に溜まり、この溜まった水を外部に排水できる位置であればよい。
このように構成された室内ユニット10は、吹き出し口16に図4(a)に示されるような冷風を案内する筒状のダクト30、又は、図4(b)に示されるような合成繊維や難燃性繊維で形成された通気性のある袋状のダクト(いわゆるソックダクト)31が接続され、さらに室外に配置されたコンデンシングユニット(図示しない)を接続されることで冷却システムを構成する。尚、ソックダクト31は、吹き出し口チャンバー32等を介してケーシング11の吹き出し口16に接続される。
本実施形態に係る室内ユニット10は、以上の構成からなり、次に、この室内ユニット10の動作について説明する。
電源ケーブル21aが外部電源に接続され、室内ユニット10、より詳細には、電装品箱20内部の電子機器22が通電される。そして、この電子機器22からの制御信号や駆動電流等が接続ケーブル21bを通じてケーシング11内の前記構成機器に供給される。この制御信号や駆動電流に基づいて、室内ユニット10のファンモータ12a,12aが駆動されて、送風機12の羽根車12bが回転する。また、ファンモータ12aの駆動と共に、熱交換器13内には、コンデンシングユニット(図示せず)から冷媒が供給される。ここで、前述のように、熱交換器13は、蒸発器として作用する。そして、羽根車12bの回転に伴って、室内の空気がケーシング11の吸入口15を通じて送風機12に吸入される。この吸入された空気は、羽根車12bによって前方側に吹き出されて熱交換器13に到達し、当該熱交換器13において冷却された後、吹出し口16を通じて、当該吹き出し口16に接続されたダクト30又は吹き出し口チャンバー32を介してソックダクト31へ吹き出される。このダクト30又はソックダクト31に吹き出された冷風は、当該ダクト30又はソックダクト31を経て室内に供給される。このようにして、室内の冷房(空調)が行われる。
次に、本実施形態に係る室内ユニット10の作用及び効果を説明する。
本発明に係る室内ユニット10は、空調用の構成機器が内部に配置されるケーシング11と、外部電源とケーブル21を介して接続されて前記構成機器を制御する電子機器22が内部に配置される電装品箱20と、を備える。そして、前記電装品箱20は、その内部と外部とを連通する連通部24aが形成され、当該電装品箱20内部を前記電子機器22が配置される電子機器配置室23と連通部24aが形成されたその他の室24とに区分けする防水隔壁25を有し、防水隔壁25には前記二つの室23,24を連通する貫通孔26が設けられる。このように防水隔壁25によって電装品箱20の内部が区分けされているため、電装品箱20内に水(水分)が浸入した場合でも、前記水は、前記連通部24aを通じてその他の室に浸入するのみであり、電機器配置室23に配置された電子機器22は、直接、前記水に曝されない。しかも、その他の室24に浸入した前記水は、防水隔壁25によって阻まれ、電子機器配置室23に浸入し難い。そのため、電子機器22は、外部から電装品箱20内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
また、防水隔壁25に貫通孔26が設けられることで、電子機器配置室23からその他の室24に亘って配置する必要のある部材を配置することが可能となる。
また、その他の室24は、ケーブル21が連通部24aを通じて電装品箱20外部から内部に導入されるケーブル導入室24であり、貫通孔26は、ケーブル導入室24に導入されたケーブル21を電子機器22に接続するためにケーブル導入室24側から電子機器配置室23側へ通過させるための通過孔26である。そのため、電装品箱20の外部から内部に導入されるケーブル21に沿って電装品箱20内に水が浸入した場合でも、前記水は、ケーブル導入室24に浸入するのみであり、電子機器配置室23に配置された電子機器22は、直接、前記水に曝されない。しかも、ケーブル導入室24に浸入した前記水は、前記同様、防水隔壁25によって阻まれ、電子機器配置室23に浸入し難い。その結果、電子機器22は、外部からケーブル21に沿って電装品箱20内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
また、防水隔壁25は、ケーブル導入室24が下側になるよう、電装品箱20内部を上下に区分けする。即ち、電子機器配置室23とケーブル導入室24とが、ケーブル導入室24を下側にして上下に並ぶように電装品箱20内に形成される。このように電子機器配置室23の下側にケーブル導入室24が位置するため、当該ケーブル導入室24に浸入した水は、上側に位置する電子機器配置室23へはケーブル21を伝って浸入し難くなる。
また、防水隔壁25は、下方に向かって傾斜し、その最下部に通過孔26が設けられている。そのため、電子機器配置室23に水が浸入した場合であっても、この浸入した水は、電子機器配置室23の底部を構成する防水隔壁25の傾斜に沿って最下部に向かって流れる。この最下部には通過孔26が設けられているため、防水隔壁25に沿って流れてきた水は、下側のケーブル導入室24に通過孔26を通じて排水される。その結果、電子機器配置室23内に水が留らず、電子機器22はより濡れ難くなる。
また、防水隔壁25は、電子機器22が配置される内壁面から離れるに従って下がるように傾斜する。そのため、電子機器配置室23に水が浸入した場合であっても、この水が防水隔壁25上にたまり、それが当該防水隔壁25上を電子機器配置室23内に配置された電子機器から離れる方向(前記手前側)に流れるため、より電子機器22が濡れ難くなる。
また、ケーブル導入室24の底部27は、前記手前側に向かって下方に傾斜し、その最下部に電装品箱20の外部と内部とを連通する導入室排水孔28が設けられる。そのため、ケーブル導入室24に導入されるケーブル21に沿って浸入した水、及び電子機器配置室23から排水された水がケーブル導入室24の底部27に沿って最下部に向かって流れる。この最下部には導入室排水孔28が設けられているため、底部27に沿って流れてきた水、即ち、電装品箱20内部に浸入した水が外部に排水される。
また、電装品箱20は、ケーシング11の外側に取り付けられる。そのため、電装品箱20内部の電子機器22の修理及びメンテナンスの際に、電装品箱20がケーシング11の外側に露出しているため、作業が行い易くなる。
また、電装品箱20がケーシング11の外側に取り付けられているため、空調を行っている室内の空気に直接曝され、当該電装品箱20内部に水が浸入する場合があり得る。しかし、その場合でも、前記水は、前記同様、防水隔壁25によって電装品箱20の内部が区分けされているため、ケーブル導入室24に浸入するのみである。また、防水隔壁25によって阻まれるためケーブル導入室24に浸入した水は電子機器配置室23に浸入し難い。その結果、電子機器22は、外部から電装品箱20内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
尚、本発明の室内ユニットは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本実施形態においては、電子機器配置室23とケーブル導入室24とが上下に並ぶように防水隔壁25が設けられているが、電子機器配置室とケーブル導入室とが左右に並ぶように防水隔壁を設けてもよい。このように防水隔壁を設けても、電子機器が配置される部屋とケーブルが導入される部屋とが区分けされることで、電装品箱内に水が浸入した場合でも、前記水は、ケーブル導入室に浸入するのみであり、電子機器配置室に配置された電子機器は、直接、前記水に曝されない。しかも、ケーブル導入室に浸入した前記水が防水隔壁によって阻まれ、電子機器配置室に浸入し難いため、電子機器は、外部から電装品箱内部に浸入した水に直接曝され難くなる。
本実施形態に係る空調機用室内機の斜視図を示す。 同実施形態に係る空調機用室内機のケーシングの一部を外した状態の斜視図を示す。 同実施形態に係る空調機用室内機における電装品箱部分の概略構成図を示す。 同実施形態に係る空調機用室内機であって、(a)は、吹き出し口にダクトを接続した状態の概略斜視図を示し、(b)は、吹き出し口にソックダクトを接続した状態の概略斜視図を示す。 従来のソックダクトを備えた空調機用室内機の側面図を示す。
符号の説明
10 空調機用室内機(室内ユニット)
11 ケーシング
20 電装品箱
21 ケーブル
22 電子機器
23 電子機器配置室
24 ケーブル導入室
24a 貫通孔(連通部)
25 防水隔壁
26 通過孔(貫通孔)

Claims (7)

  1. 室内に据え付けられる空調機用室内機であって、
    空調用の構成機器が内部に配置されるケーシングと、
    外部電源とケーブルを介して接続されて前記構成機器を制御する電子機器が内部に配置される電装品箱と、を備え、
    前記電装品箱は、その内部と外部とを連通する連通部が形成され、当該電装品箱内部を前記電子機器が配置される電子機器配置室と前記連通部が形成されたその他の室とに区分けする防水隔壁を有し、
    前記防水隔壁には前記二つの室を連通する貫通孔が設けられることを特徴とする空調機用室内機。
  2. 前記その他の室は、前記ケーブルが前記連通部を通じて前記電装品箱外部から内部に導入されるケーブル導入室であり、
    前記貫通孔は、前記ケーブル導入室に導入されたケーブルを前記電子機器に接続するために前記ケーブル導入室側から前記電子機器配置室側へ通過させるための通過孔であることを特徴とする請求項1に記載の空調機用室内機。
  3. 前記防水隔壁は、前記ケーブル導入室が下側になるよう、前記電装品箱内部を上下に区分けすることを特徴とする請求項2に記載の空調機用室内機。
  4. 前記防水隔壁は、少なくとも一部が下方に向かって傾斜し、その最下部に前記通過孔又は前記ケーブル導入室内と電子機器配置室内とを連通する隔壁排水孔の少なくとも一方が設けられることを特徴とする請求項3に記載の空調機用室内機。
  5. 前記防水隔壁は、前記電子機器が配置される内壁面から離れるに従って下がるように傾斜することを特徴とする請求項3又は4に記載の空調機用室内機。
  6. 前記ケーブル導入室の底部は、少なくとも一部が下方に向かって傾斜し、その最下部に電装品箱の外部と内部とを連通する導入室排水孔が設けられることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の空調機用室内機。
  7. 前記電装品箱は、前記ケーシングの外側に取り付けられることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の空調機用室内機。
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