JP2023132192A - ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパー - Google Patents
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Abstract
【課題】マスキング効果及び変調効果を有する香料をアルコールフリーのウェットワイパー用薬液に添加する場合であっても、薬液との相溶性がよく、ウェットワイパー使用時に香料の消臭効果(マスキング効果及び変調効果)を維持しており、肌刺激性が低く、べたつきが少ないウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供する。
【解決手段】マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないウェットワイパー用薬液であって、薬液のpHが4.0以上7.0以下で、薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を、合計配合量0.1%以上10%以下含み、界面活性剤の合計配合量と香料の配合量との比率が、1:3以上10:1以下であることを特徴とする、ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供する。
【選択図】なし
【解決手段】マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないウェットワイパー用薬液であって、薬液のpHが4.0以上7.0以下で、薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を、合計配合量0.1%以上10%以下含み、界面活性剤の合計配合量と香料の配合量との比率が、1:3以上10:1以下であることを特徴とする、ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、マスキング効果及び変調効果を有する香料を含むウェットワイパー用薬液及び該薬液を用いるウェットワイパーに関する。
近年、介護人口が増加傾向にあり、施設や在宅での介護者の負担が大きくなっている。介護ケアでは、特に排泄物の処理においては、臭いが介護者にとって負担となる場合がある。
このような臭いの問題の解決策としては、臭いの原因となる物質の発生、増加を抑制することで消臭する技術が開発されている。
一方、消臭の別の方法として、おしりふきなどのウェットワイパーとして、香料を配合した商品が店頭で市販されている。これらは香料の香りにより、排泄物の臭いを上書きする、いわゆるマスキングの技術を用いている。しかしながら、香料入りのウェットワイパーは、排泄物処理時の便臭と混ざり合って、より不快臭が増してしまうなどの問題がある。
一方、消臭の別の方法として、おしりふきなどのウェットワイパーとして、香料を配合した商品が店頭で市販されている。これらは香料の香りにより、排泄物の臭いを上書きする、いわゆるマスキングの技術を用いている。しかしながら、香料入りのウェットワイパーは、排泄物処理時の便臭と混ざり合って、より不快臭が増してしまうなどの問題がある。
上述した原因物質の発生・増加を抑制する技術として、例えば、特許文献1には、水系洗浄剤が、繊維シート1重量部に対し1~10重量部含浸された肛門又は陰部周辺清浄用シートであって、水系洗浄剤は、β-グルクロニダーゼ阻害剤0.01~2.0重量%及び水80~99.9重量%を含有する肛門又は陰部周辺清浄用シートが開示されており、β-グルクロニダーゼ阻害剤により、尿臭の原因物質の発生・増加を抑制する技術が記載されている。
また、マスキングに関連する技術として、特許文献2には、フローラル系香気を有する基調香料成分と、動物臭系又は油脂系の香気を有する動物性香料からなり、フローラル系香気を人肌臭と変調させて変調植物系香気となす変調香料成分と、糞便臭系の臭気を有する動物性香料からなり、変調植物系香気をさらに香らせる残部をなす強調香料成分と、からなる植物系身体用フレグランスの目標処方から強調香料成分のみを除外した差分処方に従い調合され、該差分処方が10質量%以上90質量%以下の基調香料成分と、1質量%以上60質量%以下の変調香料成分とからなり、単独では変調植物系香気が弱まる一方、糞便臭系の悪臭が重畳したとき、悪臭を強調香料の代替成分とすることで変調植物系香気が強調されて香ることを特徴とする糞便臭抑制用フレグランスが開示され、便臭と混ざり合った際でも、不快臭が増した香りに変化するのではなく、便臭を取り込んで、別の香りに変化し、不快臭を感じにくくなる技術が記載されている。
また、マスキングに関連する技術として、特許文献2には、フローラル系香気を有する基調香料成分と、動物臭系又は油脂系の香気を有する動物性香料からなり、フローラル系香気を人肌臭と変調させて変調植物系香気となす変調香料成分と、糞便臭系の臭気を有する動物性香料からなり、変調植物系香気をさらに香らせる残部をなす強調香料成分と、からなる植物系身体用フレグランスの目標処方から強調香料成分のみを除外した差分処方に従い調合され、該差分処方が10質量%以上90質量%以下の基調香料成分と、1質量%以上60質量%以下の変調香料成分とからなり、単独では変調植物系香気が弱まる一方、糞便臭系の悪臭が重畳したとき、悪臭を強調香料の代替成分とすることで変調植物系香気が強調されて香ることを特徴とする糞便臭抑制用フレグランスが開示され、便臭と混ざり合った際でも、不快臭が増した香りに変化するのではなく、便臭を取り込んで、別の香りに変化し、不快臭を感じにくくなる技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1に開示されるような技術は、尿便臭の原因物質が発生しない対策としては有効であるが、発生した尿便臭に対して有効とは言えない。
一方で、特許文献2に開示されるような香料をウェットワイパー製品の薬液に含有する場合、通常、他の薬液成分との相溶性(白濁や玉の発生)や、ワイパーを使用した際の消臭性(香りの拡散性)の観点から、ウェットワイパーの薬液成分の一部にアルコールが含有されるが、特に排泄物の処理に用いる場合には、肛門近傍等の過敏な範囲を清拭したり、床ずれなどの皮膚の状態が悪い箇所を清拭したりする必要があるため、このような香料をアルコールフリーの薬液に含有することが求められる。
しかしながら、アルコールを含有しない薬液処方でこのような香料を含有させようとすると、薬液成分との相溶性やワイパー使用時の香りの拡散性が安定せず、特にマスキング効果及び変調効果を有する香料のような機能性香料の含有は困難であった。
しかしながら、アルコールを含有しない薬液処方でこのような香料を含有させようとすると、薬液成分との相溶性やワイパー使用時の香りの拡散性が安定せず、特にマスキング効果及び変調効果を有する香料のような機能性香料の含有は困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、マスキング効果及び変調効果を有する香料をアルコールフリーのウェットワイパー用薬液に添加する場合であっても、薬液との相溶性がよく、ウェットワイパー使用時に香料の消臭効果(マスキング効果及び変調効果)を維持しており、肌刺激性が低く、べたつきが少ないウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供することを目的とする。
発明者は鋭意検討を行い、マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないウェットワイパー用薬液において、薬液のpHと、特定の界面活性剤の合計配合量をそれぞれ所定の数値範囲内とし、かつ、界面活性剤と香料との配合比を所定の比率とすることで、マスキング効果及び変調効果を有する香料をアルコールフリーのウェットワイパー用薬液に添加する場合であっても、薬液との相溶性がよく、ウェットワイパー使用時に香料の消臭効果(マスキング効果及び変調効果)を維持しており、肌刺激性が低く、べたつきが少ないウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーとすることができ、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないウェットワイパー用薬液であって、薬液のpHが4.0以上7.0以下で、薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を、合計配合量0.1%以上10%以下含み、上記界面活性剤の合計配合量と上記香料の配合量との比率が、1:3以上10:1以下であることを特徴とする、ウェットワイパー用薬液である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のウェットワイパー用薬液をシートに含浸させたウェットワイパーであって、上記シートは不織布のシートであり、上記不織布の繊維配合比率は、木材由来繊維の比率が40%以上80%以下であることを特徴とする、ウェットワイパーである。
(3)本発明の第3の態様は、(2)に記載のウェットワイパーであって、上記シートの重量に対する薬液の重量の割合である含浸倍率が、200%以上300%以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、マスキング効果及び変調効果を有する香料をアルコールフリーのウェットワイパー用薬液に添加する場合であっても、薬液との相溶性がよく、ウェットワイパー使用時に香料の消臭効果(マスキング効果及び変調効果)を維持しており、肌刺激性が低く、べたつきが少ないウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
<薬液>
本発明の一実施形態に係るウェットワイパー用薬液(以下、単に「薬液」とも称する)は、マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないことを特徴とする。アルコールを含有しないことにより、薬液を含浸させたウェットワイパーを身体の過敏な部分や、皮膚の状態が悪い箇所に使用しても、肌への刺激が少なく、かつ、香料を含有することにより、消臭効果(マスキング効果及び変調効果)も有するウェットワイパーとすることができる。
本発明の一実施形態に係るウェットワイパー用薬液(以下、単に「薬液」とも称する)は、マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないことを特徴とする。アルコールを含有しないことにより、薬液を含浸させたウェットワイパーを身体の過敏な部分や、皮膚の状態が悪い箇所に使用しても、肌への刺激が少なく、かつ、香料を含有することにより、消臭効果(マスキング効果及び変調効果)も有するウェットワイパーとすることができる。
(香料)
薬液に含まれるマスキング効果及び変調効果を有する香料としては、特開2017-006694号公報に開示されているような、単独では変調植物系香気が弱まる一方、糞便臭系の悪臭が重畳したとき、悪臭を強調香料の代替成分とすることで変調植物系香気が強調されて香ることを特徴とする香料であることが好ましい。そのような香料であれば特に限定されないが、例えばシキボウ株式会社製の「デオマジックKY-PG245」等が挙げられる。
薬液に含まれるマスキング効果及び変調効果を有する香料としては、特開2017-006694号公報に開示されているような、単独では変調植物系香気が弱まる一方、糞便臭系の悪臭が重畳したとき、悪臭を強調香料の代替成分とすることで変調植物系香気が強調されて香ることを特徴とする香料であることが好ましい。そのような香料であれば特に限定されないが、例えばシキボウ株式会社製の「デオマジックKY-PG245」等が挙げられる。
(界面活性剤)
薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を含むが、中でもポリオキシエチレンオレイルエーテルを含むことが好ましい。なお、ポリオキシエチレンオレイルエーテルとしては、例えばオレス-12等が挙げられる。
薬液における界面活性剤の合計配合量は、0.1%以上10%以下であり、0.5%以上5%以下であることが好ましい。0.1%未満であると、香料の薬液への相溶性に劣り、10%を超えると、薬液がべたつきやすくなる。
なお、界面活性剤の合計配合量と香料の配合量との比率は、1:3以上10:1以下であり、1:5以上5:1以下であることが好ましい。比率が1:3未満であると、香料の薬液への相溶性に劣り、10:1を超えると、薬液がべたつきやすくなる。
薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を含むが、中でもポリオキシエチレンオレイルエーテルを含むことが好ましい。なお、ポリオキシエチレンオレイルエーテルとしては、例えばオレス-12等が挙げられる。
薬液における界面活性剤の合計配合量は、0.1%以上10%以下であり、0.5%以上5%以下であることが好ましい。0.1%未満であると、香料の薬液への相溶性に劣り、10%を超えると、薬液がべたつきやすくなる。
なお、界面活性剤の合計配合量と香料の配合量との比率は、1:3以上10:1以下であり、1:5以上5:1以下であることが好ましい。比率が1:3未満であると、香料の薬液への相溶性に劣り、10:1を超えると、薬液がべたつきやすくなる。
また、上述した界面活性剤の他に、一種類以上のノニオン性界面活性剤を更に含んでいてもよい。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビタンジ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンジ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド等を挙げることができるが、中でもポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビタンジ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンジ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド等を挙げることができるが、中でもポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
(その他の成分)
本発明の一実施形態に係る薬液は、殺菌性能及び防黴性能を向上させるための各種成分(殺菌及び防黴成分)を配合してもよい。これら殺菌及び防黴成分としては、安息香酸、安息香酸塩類、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、感光素、クロルクレゾール、クロロブタノール、サリチル酸、サリチル酸塩類、ソルビン酸、ソルビン酸塩類、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸塩類、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、レゾルシン、亜鉛・アンモニア・銀複合置換ゼオライト、安息香酸パントテニルエチルエーテル、イソプロピルメチルエーテル、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、クロルヘキシジン、1,3-ジメチロール-5,5-ジメチルヒダントイン、臭化アルキルイソキノリウム、チアントール、チモール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、ヒノキチオール、ピリチオン亜鉛、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、N,N”-メチレンビス[N’-(3-ヒドロキシメチル-2,5-ジオキソ-4-イミダゾリジニル)ウレア]、ヨウ化パラジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウム等が挙げられ、これらの群から選ばれる1種以上を、例えば薬液中に0.05%以上1.0%以下含むことができる。
また、薬液を含浸したウェットワイパーを使用した際の手荒れを抑制する目的で、各種植物抽出系保湿成分やアミノ酸類を、薬液に配合してもよい。
本発明の一実施形態に係る薬液は、殺菌性能及び防黴性能を向上させるための各種成分(殺菌及び防黴成分)を配合してもよい。これら殺菌及び防黴成分としては、安息香酸、安息香酸塩類、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、感光素、クロルクレゾール、クロロブタノール、サリチル酸、サリチル酸塩類、ソルビン酸、ソルビン酸塩類、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸塩類、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩、フェノキシエタノール、フェノール、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、レゾルシン、亜鉛・アンモニア・銀複合置換ゼオライト、安息香酸パントテニルエチルエーテル、イソプロピルメチルエーテル、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、クロルヘキシジン、1,3-ジメチロール-5,5-ジメチルヒダントイン、臭化アルキルイソキノリウム、チアントール、チモール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、ヒノキチオール、ピリチオン亜鉛、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、N,N”-メチレンビス[N’-(3-ヒドロキシメチル-2,5-ジオキソ-4-イミダゾリジニル)ウレア]、ヨウ化パラジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウム等が挙げられ、これらの群から選ばれる1種以上を、例えば薬液中に0.05%以上1.0%以下含むことができる。
また、薬液を含浸したウェットワイパーを使用した際の手荒れを抑制する目的で、各種植物抽出系保湿成分やアミノ酸類を、薬液に配合してもよい。
薬液のpHは4.0以上7.0以下であり、4.3以上6.5以下であることが好ましく、4.5以上6.0以下であることがより好ましい。pHが4.0未満であると肌への刺激が大きく、7.0よりを超えると香料の薬液への相溶性に劣る。なお、薬液のpHは緩衝作用を有する有機酸とその塩を含浸液に添加して調整することができる。
また、薬液中の水の含有率は80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。水の含有率が上記の数値範囲内であると、薬液を含浸したウェットワイパーを使用しても、皮膚への刺激が少ない薬液及びウェットワイパーとすることができる。
また、薬液中の水の含有率は80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。水の含有率が上記の数値範囲内であると、薬液を含浸したウェットワイパーを使用しても、皮膚への刺激が少ない薬液及びウェットワイパーとすることができる。
<ウェットワイパー>
本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、上述したウェットワイパー用薬液をシートに含浸させたウェットワイパーである。
このとき、シートの重量に対する薬液の重量の割合である含浸倍率は、200%以上300%以下であることが好ましく、220%以上290%以下であることがより好ましく、240%以上280%以下であることが更に好ましい。含浸倍率が200%未満であると、香料によるマスキング効果及び変調効果が低下し、含浸倍率が300%を超えると、薬液がべたついてしまい、ウェットワイパーで身体を拭き取りにくい。
本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、上述したウェットワイパー用薬液をシートに含浸させたウェットワイパーである。
このとき、シートの重量に対する薬液の重量の割合である含浸倍率は、200%以上300%以下であることが好ましく、220%以上290%以下であることがより好ましく、240%以上280%以下であることが更に好ましい。含浸倍率が200%未満であると、香料によるマスキング効果及び変調効果が低下し、含浸倍率が300%を超えると、薬液がべたついてしまい、ウェットワイパーで身体を拭き取りにくい。
(シート)
ウェットワイパーに用いるシートは、木材繊維と化学繊維からなる不織布のシートであることが好ましい。木材繊維としては、例えばパルプ、レーヨン、コットン等が挙げられ、中でも風合いや毛羽立ちの少なさの観点からレーヨンが好ましい。また、化学繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられ、中でもポリエチレンテレフタレートが好ましい。そして、これらを接着するために熱可塑性繊維を配合してもよい。なお、熱可塑性繊維は単一の樹脂成分でもよく、複数の樹脂成分の組み合わせでもよい。
また、不織布の繊維配合比率は、木材由来繊維の比率が40%以上80%以下であることが好ましく、45%以上75%以下であることがより好ましく、50%以上70%以下であることが更に好ましい。木材由来繊維の比率が上記の数値範囲内であることにより、シートの触感がよく、また薬液の吸液性や香料の拡散性が良好となる。
ウェットワイパーに用いるシートは、木材繊維と化学繊維からなる不織布のシートであることが好ましい。木材繊維としては、例えばパルプ、レーヨン、コットン等が挙げられ、中でも風合いや毛羽立ちの少なさの観点からレーヨンが好ましい。また、化学繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられ、中でもポリエチレンテレフタレートが好ましい。そして、これらを接着するために熱可塑性繊維を配合してもよい。なお、熱可塑性繊維は単一の樹脂成分でもよく、複数の樹脂成分の組み合わせでもよい。
また、不織布の繊維配合比率は、木材由来繊維の比率が40%以上80%以下であることが好ましく、45%以上75%以下であることがより好ましく、50%以上70%以下であることが更に好ましい。木材由来繊維の比率が上記の数値範囲内であることにより、シートの触感がよく、また薬液の吸液性や香料の拡散性が良好となる。
不織布の製法としては、スパンレース、エアレイド、スパンボンド、エアスルー等の製法が採用されるが、中でもスパンレースが好ましい。
不織布の目付(平方メートルあたりの重量)は、30g/m2以上60g/m2以下であることが好ましく、33g/m2以上50g/m2以下であることがより好ましく、35g/m2以上45g/m2以下であることが更に好ましい。目付が30g/m2未満であるとシートの薬液保持量が少なく、清拭中にウェットワイパーが乾いてしまう。目付が60g/m2を超えるとシートが厚くなりすぎて、ウェットワイパーで身体を拭き取りにくい。
不織布の目付(平方メートルあたりの重量)は、30g/m2以上60g/m2以下であることが好ましく、33g/m2以上50g/m2以下であることがより好ましく、35g/m2以上45g/m2以下であることが更に好ましい。目付が30g/m2未満であるとシートの薬液保持量が少なく、清拭中にウェットワイパーが乾いてしまう。目付が60g/m2を超えるとシートが厚くなりすぎて、ウェットワイパーで身体を拭き取りにくい。
(形状)
本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、シートが一枚毎に積層され、一枚一枚をポップアップ形式で取り出すことができることが好ましく、また、上下に積層されたウェットワイパーが、それぞれZ字折りやV字折りされて、相互に掛け合わされていることが好ましい。
なお、ウェットワイパーは不織布をロール状に巻き取り、容器へ充填し、所定の間隔に施したミシン目が裁断されることにより取り出しが可能なボトル製品であってもかまわない。また、一枚毎に四つ折りや六つ折りされて積層され、ポップアップしない製品であってもかまわない。
本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、シートが一枚毎に積層され、一枚一枚をポップアップ形式で取り出すことができることが好ましく、また、上下に積層されたウェットワイパーが、それぞれZ字折りやV字折りされて、相互に掛け合わされていることが好ましい。
なお、ウェットワイパーは不織布をロール状に巻き取り、容器へ充填し、所定の間隔に施したミシン目が裁断されることにより取り出しが可能なボトル製品であってもかまわない。また、一枚毎に四つ折りや六つ折りされて積層され、ポップアップしない製品であってもかまわない。
シートの寸法は、一辺が150mm以上600mm以下程度であることが望ましい。シートが上記の寸法である場合、身体を清拭しやすいウェットワイパーとすることができる。
(包装)
また、本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、例えば特開2008-189370号公報に開示されるような、取り出し口を有する包装フィルムによりピロー包装されていることが好ましいが、スタンドパウチ形状やその他の形状であってもかまわない。
包装フィルムによって包装される場合は、取り出し口にはウェットワイパーの乾燥を防ぐためのフラップシールや、蓋が用いられることが好ましい。
また、本発明の一実施形態に係るウェットワイパーは、例えば特開2008-189370号公報に開示されるような、取り出し口を有する包装フィルムによりピロー包装されていることが好ましいが、スタンドパウチ形状やその他の形状であってもかまわない。
包装フィルムによって包装される場合は、取り出し口にはウェットワイパーの乾燥を防ぐためのフラップシールや、蓋が用いられることが好ましい。
ウェットワイパーを包装する包装フィルムは二層以上の構成であり、一層にバリア層を有することが好ましい。バリア層を有さない場合、ウェットワイパーが乾きやすく、また薬液中の香りが揮発して消臭効果が得られにくい場合がある。包装フィルムが二層以上の構成である場合、例えば基材/バリア層/シーラント層のような構成であることが好ましい。
基材としては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルムや、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィンフィルムが用いられることが好ましい。バリア層には、例えばアルミ箔や蒸着フィルムが用いられることが好ましい。そして、シーラント層には、ポリエチレンやポリプロピレンフィルムが用いられることが好ましい。上述した材料を用いた包装の構成としては、例えばPET12/VMPET12/LLDPE40のような構成が挙げられる。
基材としては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルムや、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィンフィルムが用いられることが好ましい。バリア層には、例えばアルミ箔や蒸着フィルムが用いられることが好ましい。そして、シーラント層には、ポリエチレンやポリプロピレンフィルムが用いられることが好ましい。上述した材料を用いた包装の構成としては、例えばPET12/VMPET12/LLDPE40のような構成が挙げられる。
なお、包装フィルムにおける取り出し口の寸法(面積)は800mm2以上6000mm2以下であることが好ましい。寸法が800mm2未満であると、ウェットワイパーを取り出し口から取り出しにくく、寸法が6000mm2を超えると、開封後、保管中に薬液中の香料が揮発する場合がある。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<薬液の調製>
下記の表1に示す含有量の除菌剤、防腐剤、界面活性剤、pH調整剤、溶剤、保湿剤及び香料を含む、実施例1~12及び比較例1~4の薬液をそれぞれ調製した。また、参考例としてアルコールを含有する薬液も同時に調製した。
なお、各実施例、各比較例及び参考例において、いずれも除菌剤はベンザルコニウムクロリド、防腐剤はブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエーテル、pH調整剤はクエン酸、溶剤は水、保湿剤はグリセリン(グリセレス-26)、香料はデオマジックKY-PG245を用いた。
下記の表1に示す含有量の除菌剤、防腐剤、界面活性剤、pH調整剤、溶剤、保湿剤及び香料を含む、実施例1~12及び比較例1~4の薬液をそれぞれ調製した。また、参考例としてアルコールを含有する薬液も同時に調製した。
なお、各実施例、各比較例及び参考例において、いずれも除菌剤はベンザルコニウムクロリド、防腐剤はブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエーテル、pH調整剤はクエン酸、溶剤は水、保湿剤はグリセリン(グリセレス-26)、香料はデオマジックKY-PG245を用いた。
<ウェットワイパーのパッケージの作製>
薬液の調製後、調製した薬液を不織布のシートに含浸させた実施例1~12、比較例1~4及び参考例のウェットワイパーを作製した。いずれも不織布のシートは木材由来繊維としてレーヨン、化学繊維としてポリエチレンテレフタレートを用い、目付は40g/m2、寸法は200mm×200mmとした。
そして、シートを薬液に含浸させたウェットワイパーを、ポップアップ形式で取り出せるように、一枚毎にZ字折りして72枚積層したものを、取り出し口を有する包装フィルムで包装したものをパッケージとして用意した。なお、実施例10を除く各実施例、各比較例及び参考例において、包装フィルムの構成はいずれもPET12/VMPET12/LLDPE40とした。
作製した各実施例、各比較例及び参考例のウェットワイパーのパッケージに対して、以下の官能評価を行った。
薬液の調製後、調製した薬液を不織布のシートに含浸させた実施例1~12、比較例1~4及び参考例のウェットワイパーを作製した。いずれも不織布のシートは木材由来繊維としてレーヨン、化学繊維としてポリエチレンテレフタレートを用い、目付は40g/m2、寸法は200mm×200mmとした。
そして、シートを薬液に含浸させたウェットワイパーを、ポップアップ形式で取り出せるように、一枚毎にZ字折りして72枚積層したものを、取り出し口を有する包装フィルムで包装したものをパッケージとして用意した。なお、実施例10を除く各実施例、各比較例及び参考例において、包装フィルムの構成はいずれもPET12/VMPET12/LLDPE40とした。
作製した各実施例、各比較例及び参考例のウェットワイパーのパッケージに対して、以下の官能評価を行った。
(溶解性(白濁、玉発生等))
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出し、清拭した際に、シート上に析出物や不溶物があることにより、不快と感じるかを評価した。モニター30人のうち、不快と回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出し、清拭した際に、シート上に析出物や不溶物があることにより、不快と感じるかを評価した。モニター30人のうち、不快と回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
(消臭性)
疑似便臭(ジメチルスルフィッド(0.1%)、イソ吉草酸(0.2%)、ジメチルジスルフィッド(0.2%)、酪酸(0.3%)、インドール(0.5%)、及びジプロピレングリコール(98.7%)を0.02g)に対する消臭性(マスキング効果及び変調効果)を臭気判定士により官能評価を行い、無加工品に対する消臭性を評価した。無加工品よりも不快度が3ポイント以上改善した場合は◎、2.5ポイント以上改善した場合は〇、2ポイント以上改善した場合は△、2ポイント以下しか改善しなかった場合は×とした。
疑似便臭(ジメチルスルフィッド(0.1%)、イソ吉草酸(0.2%)、ジメチルジスルフィッド(0.2%)、酪酸(0.3%)、インドール(0.5%)、及びジプロピレングリコール(98.7%)を0.02g)に対する消臭性(マスキング効果及び変調効果)を臭気判定士により官能評価を行い、無加工品に対する消臭性を評価した。無加工品よりも不快度が3ポイント以上改善した場合は◎、2.5ポイント以上改善した場合は〇、2ポイント以上改善した場合は△、2ポイント以下しか改善しなかった場合は×とした。
(乾きにくさ)
パッケージからウェットワイパーを一枚取り出し、室温23℃、湿度50%の空間に10分間静置した際の薬液の重量変化を評価した。乾燥重量減少が0%以上20%以下であった場合は◎、21%以上40%以下であった場合は〇、41%以上50%以下であった場合は△、51%以上であった場合は×とした。
パッケージからウェットワイパーを一枚取り出し、室温23℃、湿度50%の空間に10分間静置した際の薬液の重量変化を評価した。乾燥重量減少が0%以上20%以下であった場合は◎、21%以上40%以下であった場合は〇、41%以上50%以下であった場合は△、51%以上であった場合は×とした。
(べたつき)
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出し、使用者が自身の肌を清拭した後に、清拭した箇所がべたついて、不快と感じるかを評価した。モニター30人のうち、不快と回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出し、使用者が自身の肌を清拭した後に、清拭した箇所がべたついて、不快と感じるかを評価した。モニター30人のうち、不快と回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
(シートの取り出し性)
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出す際に、シートが取り出し口より取り出しやすいかを評価した。モニター30人のうち、取り出しにくいと回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
パッケージよりウェットワイパーを一枚取り出す際に、シートが取り出し口より取り出しやすいかを評価した。モニター30人のうち、取り出しにくいと回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
(肌への刺激)
パッケージからウェットワイパーを一枚取り出し、使用者がシートを往復30回肌へ清拭した際に、肌への刺激があるかを評価した。モニター30人のうち、刺激があると回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
パッケージからウェットワイパーを一枚取り出し、使用者がシートを往復30回肌へ清拭した際に、肌への刺激があるかを評価した。モニター30人のうち、刺激があると回答した人が0名以上3名以下であった場合は◎、4名以上6名以下であった場合は〇、7名以上10名以下であった場合は△、11名以上であった場合は×とした。
各実施例、各比較例及び参考例における薬液の成分及びpH、シートの繊維の比率及び薬液の含浸倍率、パッケージのバリアフィルムの有無及び取り出し口の寸法、並びに各官能評価の結果を下記の表1に示す。
以上より、本実施例によれば、マスキング効果及び変調効果を有する香料をアルコールフリーのウェットワイパー用薬液に添加する場合であっても、薬液との相溶性がよく、ウェットワイパー使用時に香料の消臭効果(マスキング効果及び変調効果)を維持しており、肌刺激性が低く、べたつきが少ないウェットワイパー用薬液及びウェットワイパーを提供することができる。
Claims (3)
- マスキング効果及び変調効果を有する香料を含有し、アルコールを含有しないウェットワイパー用薬液であって、
薬液のpHが4.0以上7.0以下で、
薬液は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリオキシエチレンオレイルエーテルの少なくとも一種類から選択される界面活性剤を、合計配合量0.1%以上10%以下含み、
前記界面活性剤の合計配合量と前記香料の配合量との比率が、1:3以上10:1以下であることを特徴とする、ウェットワイパー用薬液。 - 請求項1に記載のウェットワイパー用薬液をシートに含浸させたウェットワイパーであって、
前記シートは不織布のシートであり、前記不織布の繊維配合比率は、木材由来繊維の比率が40%以上80%以下であることを特徴とする、ウェットワイパー。 - 前記シートの重量に対する薬液の重量の割合である含浸倍率が、200%以上300%以下であることを特徴とする、請求項2に記載のウェットワイパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022037372A JP2023132192A (ja) | 2022-03-10 | 2022-03-10 | ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパー |
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JP2022037372A JP2023132192A (ja) | 2022-03-10 | 2022-03-10 | ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023132192A true JP2023132192A (ja) | 2023-09-22 |
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ID=88065637
Family Applications (1)
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JP2022037372A Pending JP2023132192A (ja) | 2022-03-10 | 2022-03-10 | ウェットワイパー用薬液及びウェットワイパー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023132192A (ja) |
-
2022
- 2022-03-10 JP JP2022037372A patent/JP2023132192A/ja active Pending
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