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JP2004529148A - ウェットタイプの抗菌性拭取り用品 - Google Patents

ウェットタイプの抗菌性拭取り用品 Download PDF

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JP2004529148A
JP2004529148A JP2002582899A JP2002582899A JP2004529148A JP 2004529148 A JP2004529148 A JP 2004529148A JP 2002582899 A JP2002582899 A JP 2002582899A JP 2002582899 A JP2002582899 A JP 2002582899A JP 2004529148 A JP2004529148 A JP 2004529148A
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Procter and Gamble Co
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Abstract

下記の(i)及び(ii)を含んでなるウェットタイプの抗菌性拭取り用品であって、
(i)不織布基材;及び
(ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
(a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約2.0重量%:
【化1】
Figure 2004529148

(式中、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;R及びRは各々独立して、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族又は芳香族炭化水素基であるが、ただしR及びRの少なくとも1つは芳香族部分を含む;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
(b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約5.0重量%:
【化2】
Figure 2004529148

(式中、R、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;Rは、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族炭化水素基である;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
(c)水性キャリア
該拭取り用品は、該拭取り用品が適用された表面においてグラム陽性及びグラム陰性の両細菌の個体数を実質上均等に減少させる。更に該拭取り用品及び容器を含む物品、並びに該拭取り用品を調製及び使用する方法も提供される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェットタイプの抗菌性拭取り用品(premoistened antibacterial wipe)、ウェットタイプの拭取り用品を含む物品、及びウェットタイプの抗菌性拭取り用品を調製及び使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現代の消費者は、細菌及び細菌が引き起こし得る潜在的な疫病及び病気を懸念している。このことは、表面を殺菌及び/又は除菌するために利用可能な抗菌製品が過剰にあることからも明らかである。このような物品の例は、抗菌性乳児用拭取り用品、抗菌性硬質表面用拭取り用品、抗菌性食器洗浄液などである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの抗菌性製品自体を使用することが潜在的な問題を生じる場合もある。1つの代表的な問題は、抗菌性成分が、ある種の細菌に対する方が別の細菌に対するよりも効果的であるということである。例えば、抗菌性成分はグラム陽性菌に対して極めて効果的であるが、グラム陰性菌については最小限の効果しかない。これによって、通常の細菌の個体数に比べてある種の細菌の個体数が不均衡になる。時間が経つと、このことによって細菌の濃度が不自然になり、抗菌性製品が予防することを目的としていた疫病及び病気を発生する可能性がある。
【0004】
従って、製品を適用した後の表面上において1つ以上の細菌の個体数が不均衡にならないような様式で、表面上の全ての細菌の個体数を減少させる製品が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の態様により、ウェットタイプの拭取り用品が提供される。該拭取り用品は、下記の(i)及び(ii)を含んでなる:
(i)不織布基材;及び
(ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
(a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約2.0重量%:
【化1】
Figure 2004529148
(式中、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;R及びRは各々独立して、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族又は芳香族炭化水素基であるが、ただしR及びRの少なくとも1つは芳香族部分を含む;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
(b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約5.0重量%:
【化2】
Figure 2004529148
(式中、R、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;Rは、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族炭化水素基である;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
(c)水性キャリア
該拭取り用品は、該拭取り用品が適用された表面においてグラム陽性及びグラム陰性の両細菌の個体数を実質的に均等に減少させる。
【0006】
本発明の第二の態様によれば、製品が提供される。該製品は、下記の(A)及び(B)を含んでなる:
(A)容器;
(B)複数のウェットタイプの拭取り用品
該ウェットタイプの拭取り用品は、本発明に基づくウェットタイプの拭取り用品を含む。
【0007】
本発明の第三の態様によれば、個別のウェットタイプの拭取り用品を確実に1つずつ連続的に分配するためのポップアップ式分配装置が提供される。該装置は、下記の(A)及び(B)を含んでなる:
(A)内部部分、及び上記ウェットタイプの拭取り用品を連続的に引き出すための開口部とを有する容器;及び
(B)本発明による複数の上記ウェットタイプの抗菌性拭取り用品
該ウェットタイプの拭取り用品は、前記容器の内部部分において積み重ねられ、折り畳まれて差し込まれている。
【0008】
本発明の第4の態様によれば、表面上のグラム陽性及びグラム陰性の両細菌の個体数を実質的に均等に減少させる方法が提供される。該方法は、表面とウェットタイプの抗菌性拭取り用品とを接触させる工程を少なくとも含み、該拭取り用品は、下記の(i)及び(ii)を含んでなる:
(i)不織布基材;及び
(ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
(a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約2.0重量%:
【化3】
Figure 2004529148
(式中、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;R及びRは各々独立して、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族又は芳香族炭化水素基であるが、ただしR及びRの少なくとも1つは芳香族部分を含む;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
(b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約5.0重量%:
【化4】
Figure 2004529148
(式中、R、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;Rは、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族炭化水素基である;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
(c)水性キャリア。
【0009】
本発明の第5の態様により、ウェットタイプの拭取り用品が提供される。該拭取り用品は、下記の(i)及び(ii)を含んでなる:
(i)不織布基材;及び
(ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
(a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約2.0重量%:
【化5】
Figure 2004529148
(式中、Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
(b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 約0.0001重量%〜約5.0重量%:
【化6】
Figure 2004529148
(式中、Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
(c)水性キャリア
該拭取り用品は、該拭取り用品が適用された表面においてグラム陰性菌の個体数を減少させる。
【0010】
引用される全ての文献は、関連部分において本明細書に引用して援用される;いずれの文献の引用も、それが本発明に関する先行技術となることの容認として解釈されるべきではない。
【0011】
本明細書において、特に指定しない限り、全てのパーセント、比率、及び割合は重量であり、全ての温度は摂氏温度(℃)である。全ての測定値は、特に指定のない限りSI単位による。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本明細書で使用する時、用語「水溶液」とは、少なくとも50重量%が水である溶液のことをいう。
【0013】
本明細書で使用する時、用語「ウェットタイプの拭取り用品」は、消費者が使用する前に流体組成物で基材を湿らせることなどにより湿らせた基材を含む、拭取り用品のことをいう。特に、「ウェットタイプの拭取り用品」は、一般的に湿気不透過性の容器又は包み材などへの包装の前に湿らせた基材を有する拭取り用品をいう。
【0014】
「ウェット拭取り用品」及び「ぬれナプキン」と呼ぶこともできる、かかるウェットタイプの拭取り用品は、男及び女の乳児と同様に、全年齢の成人の洗浄用途に好適である。かかる拭取り用品はまた、物質を身体に適用するために使用する物品を含むことができ、メークアップ、皮膚コンディショナー、軟膏及び医療品の適用などが挙げられるが、これには限定されない。かかる拭取り用品はまた、ペットを洗浄する又は手入れをするために使用する物品、並びに家庭台所及びバスルーム表面、眼鏡、運動及び体操道具、自動車表面などの、表面及び物体の一般洗浄に使用する物品を含むことができる。
【0015】
本明細書で使用する時、用語「重量%」又は「重量百分率」は、ローションの全重量に対する百分率としての拭取り用品のローション中の構成成分の重量を指す。
【0016】
本明細書で使用する時、用語「水溶性」は、ある構成成分が、25℃において少なくとも約0.25重量%のレベルで、水に溶解可能であること、さもなければ分散可能であること(ミセル溶液を作るなど)を意味する。
【0017】
本明細書で使用する時、用語「界面活性剤」は、好ましくは界面に配向する材料を指し、界面活性剤類の種類として、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0018】
本明細書で使用する時、用語「乳化剤」又は「可溶化剤」は、ローション組成物中の1つ以上の他の構成成分がローションから相分離する傾向を減少させる構成成分を指す。
【0019】
本明細書で使用する時、用語「共活性剤」は、界面活性剤又は乳化剤/可溶化剤のいずれかとして作用することができる構成成分を意味する。
【0020】
本明細書で使用する時、用語「生物学的表面」とは、生物上の表面、通常は皮膚、毛髪、爪などのような生物の外表面のことを指す。それは、顔、手、臀部などのような生物上の特定の位置もその範囲内に含む。また、成人、未成年者、幼児、及び乳児、その他の高等霊長類などのような様々な生物が含まれる。代表的な例としては、尿、便、食物などで汚れた乳児の皮膚、例えば、顔、手、臀部などが挙げられる。
【0021】
本明細書で使用する時、「実質的に均等に減少させる」という語句は、グラム陰性菌の個体数における減少が、グラム陰性菌の個体数における減少に対して同程度の割合であることを意味する。すなわち、例えば、グラム陰性菌の個体数における減少が、グラム陽性菌の個体数における減少に比べて不均衡ではなく、その逆もまた同様である。「実質的に均等に減少する」という語句は、表面上のグラム陽性菌の個体数のlog減少率が、表面上のグラム陰性菌の個体数のlog減少率の±2の範囲内であることを意味することが極めて好ましい。このlog減少率が測定される時間は、グラム陰性及びグラム陽性の両細菌で同じにすべきである。log減少率を測定するための1つの好適な時間は、表面上に本発明に基づく拭取り用品を適用した5分後である。別の好適な時間は、表面上に本発明に基づく拭取り用品を適用した10分後である。
【0022】
本明細書で使用する時、「含む」という用語は、本発明を実施する際、多様な構成成分、成分又は工程を共同して使用できることを意味する。それ故に、「含む」という用語は、より限定的な用語「本質的に〜からなる」及び「〜からなる」を含む。
【0023】
本発明の1つの実施形態において、使い捨て拭取り物品及び/又はウェットタイプの拭取り用品は、「乳児用拭取り用品」であってもよい。すなわちそれは、汚れたおむつを交換する際に、介護人によって幼児及び/又は乳児に使用されるように設計された拭取り用品である。拭取り用品は、幼児から便、乾燥した尿などを取り除くのに使用してもよい。あるいは「乳児用拭取り用品」は、手及び/又は顔の洗浄の代わりに子供をリフレッシュさせるために、更には子供又は子供の衣服から汚れ、食物、嘔吐物、粘液などを取り除くために使用してもよい。これらの拭取り用品はまた、リフレッシュするために、メークアップなどを取り除くために成人によって使用されてもよいが、基材及び/又はローションは幼児及び/又は乳児を考慮して製造される。
【0024】
本発明の別の実施形態において、使い捨て拭取り物品及び/又はウェットタイプの拭取り用品は、「成人用拭取り用品」であってもよい。すなわち、リフレッシュ、食物除去、洗浄、肌に直接触れる用途などのために成人用に特別に製造される。
【0025】
本発明の別の実施形態において、使い捨て拭取り物品及び/又はウェットタイプの拭取り用品は、「硬質表面の洗浄用拭取り用品」であってもよい。すなわち、それは、床、調理台上面、シンク、壁、タイルなどの硬質表面に使用するように設計された拭取り用品である。それは、タイル、セラミック、木材、磁器、金属、ガラスなどのような種々の表面に使用されるように製造できる。あるいはそれは、台所、浴室、車などのような特定の領域で使用されるように製造することもできる。
【0026】
本発明の1つの好ましい実施形態において、拭取り物品は使い捨てであってもよい。更に拭取り物品は、好ましくは織布基材、不織布基材、発泡体、フィルム、スポンジなどから選択される基材であってもよい。
【0027】
(i)基材
本発明のウェットタイプの拭取り用品は、天然繊維、合成繊維、又は天然繊維と合成繊維との混合物の織布又は不織布ウェブを含む、基材を含む。好適な天然繊維として、木材パルプ繊維、木綿、及びレーヨンなどの、セルロース繊維などが挙げられるが、これらに限定されない。好適な合成繊維には、一般に織物に使用される繊維が含まれ、ポリエステル及びポリプロピレン繊維などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0028】
種々の形成方法を使用して本発明に使用するための好適な繊維質ウェブを形成できる。例えば、ウェブは、エアレイイング(air-laying)などの乾式不織布形成技法により、又は抄紙機上などでの湿式積層により、製造することができる。他の不織布製造技法も使用することができ、接着剤結合、メルトブローン、スパンボンド、ニードルパンチ、及び湿式からみ合わせ、並びに積層方法などの技法が挙げられるが、これらに限定されない。
【0029】
1つの実施形態では、乾燥繊維質ウェブは、天然繊維、短繊維の合成繊維、及びラテックス結合剤の組み合わせを含むエアレイド不織布ウェブであり得る。乾燥繊維質ウェブは、木材パルプ繊維約20〜80重量%、短繊維のポリエステル繊維10〜60重量%、及び結合剤約10〜25重量%であることができる。
【0030】
乾燥繊維質ウェブは、1平方メートルあたり約40〜約80グラムの坪量を有することができる。乾燥ウェブの密度は、ウェットタイプの拭取り用品から液体を蒸発させた後に測定することができ、密度は立方センチメートルあたり約0.12グラム未満であり得る。密度は、一貫する単位で測定した乾燥ウェブの厚さで割った乾燥ウェブの坪量であり、乾燥ウェブの厚さは、約13平方センチ(2平方インチ)の面積を有し1平方センチあたり約15g(1平方インチあたり約95g)の制限圧を提供する環状の荷重台を使用して測定する。1つの実施形態において、乾燥ウェブは、1平方メートルあたり約64グラムの坪量、約0.06cmの厚さ、及び1立法センチメートルあたり約0.11グラムの密度を有することができる。
【0031】
1つの実施形態において乾燥繊維質ウェブは、木材パルプ繊維を少なくとも50重量%、更に好ましくは木材パルプ繊維を少なくとも約70重量%含み得る。本発明の使用に好適な1つの特別なエアレイド不織布ウェブは、セルロース繊維(約2.6mmの平均繊維長を有する南部の軟木クラフト紙)を約73.5重量%、繊維長約1.35g/9000mのデニール及び約2センチ(0.85インチ)の短繊維を有するポリエステル繊維を約10.5重量%、及びスチレンブタジエン共重合体を含む結合剤組成物を約16重量%含む。結合剤組成物は、シャーロット(Charlotte)N.C.のマラードクリークポリマー(Mallard Creek Polymers)からロべーヌ(Rovene)5550(固体スチレンブタジエン49%)として市販されているラテックス接着剤を使用して作ることができる。
【0032】
本発明における使用に好適な1つのエアレイド不織布ウェブは、プロクターアンドギャンブル社(Procter & Gamble Co.)(米国オハイオ州シンシナティ)から市販されているパンパース(PAMPERS)ブランドの乳児用拭取り用品に使用されているエアレイド不織布ウェブである。
【0033】
以下の特許はウェブに関する開示のために参照される:1975年1月28日発行の米国特許第3,862,472号;1976年9月28日発行の米国特許第3,982,302号;1977年1月25日発行の米国特許第4,004,323号;1977年11月8日発行の米国特許第4,057,669号;1978年7月4日発行の米国特許第4,097,965号;1979年12月4日発行の米国特許第4,176,427号;1978年12月26日発行の米国特許第4,130,915号;1979年1月16日発行の米国特許第4,135,024号;1980年2月26日発行の米国特許第4,189,896号;1980年6月10日発行の米国特許第4,207,367号;1981年10月20日発行の米国特許第4,296,161号;1982年1月25日発行の米国特許第4,309,469号;1987年7月28日発行の米国特許第4,682,942号;米国特許第4,637,859号;米国特許第5,223,096号;米国特許第5,240,562号;米国特許第5,556,509号;及び米国特許第5,580,423号。
【0034】
1つの別の実施形態において、基材は、1平方メートルあたり約62グラムの坪量を有する湿式からみ合わせウェブを含むことができ、レーヨン繊維を約50重量%、及びポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、又はその組み合わせを約50重量%を含むことができる。別の実施形態では、基材は、外側の層において表面材質を提供するために、熱によって収縮するネット状のスクリム素材又は連続的なプラスチックフィルム素材の形態であり得る、内部の圧迫層に結合した1平方メートルあたり約30グラムの坪量を有するポリエステル繊維の不織布ウェブのような2つの外側の湿式からみ合わせウェブの積層体を含むことができる。
【0035】
本発明の1つの好ましい実施形態において、ウェットタイプの拭取り用品は、乾燥基材を、乾燥繊維質ウェブ1グラムあたり少なくとも0.5グラムの組成物で湿らせることによって製造される。より好ましくは、乾燥基材1グラムあたり少なくとも約1.0グラム、より好ましくは少なくとも約1.5グラムの組成物で、乾燥基材を湿らせる。より好ましくは、乾燥基材1グラムあたり最大で約5.0グラム、より好ましくは最大で約4.0グラム、更により好ましくは最大で約3.5グラムの組成物で、乾燥基材を湿らせる。0.5の「負荷率」とは、乾燥基材を、乾燥基材1グラムあたり0.5グラムの組成物で湿らせることを意味する。
【0036】
本発明の1つの実施形態において、基材表面は本質的に平坦である。本発明の別の実施形態において、基材の表面は任意選択的に高くした部分及び/又は低くした部分を含んでいてもよい。これらは、拭取り用品によって清浄されるべき表面(すなわち、幼児の臀部、成人の顔など)の、意匠文字、しるし、商標、幾何学的なパターン、画像の形態であることができる。それは、基材表面にランダムに配置されてもよいし、又はある形態の繰り返しパターンであってもよい。それは基材片面、又は両面上であってもよい。1つの実施形態において、基材は、繰り返しパターン又は基材の交互に高くした部分及び低くした部分を含む。基材表面中又は表面上におけるこのような変化は、拭取り用品の目的とする用途に関する情報、消費者が使用している拭取り用品がどのブランド又はどの種類であるかを消費者に伝えるために含まれていてもよく、拭取り用品が適用される表面の洗浄を助けるために含まれてもよい。1つの実施形態において消費者と接触する基材表面は平坦であるが、洗浄される物品が接触する反対の表面は粗いか、又はある様式で不規則なものである。理論に限定されることを望まないが、表面中又は表面上の変化が、拭取り行為に加えて表面に機械的な作用を与えると考えられている。
【0037】
基材という用語が2つ以上の基材の積層体を含むことも本発明の範囲内である。市販の積層体又は専用積層体も本発明の範囲内である。
【0038】
本発明の1つの実施形態において基材はフラッシャブルである。すなわち、基材を便器、室内便器などで水に流すことによって処分してもよく、基材は便器を詰まらせず、無菌システムの問題にもならない。
【0039】
本発明の別の実施形態において基材は生分解性である。例えば、基材をポリエステルアミドのような生分解性基材から製造できる。
【0040】
(ii)ローション:
使い捨て拭取り物品及び/又はウェットタイプの拭取り用品に使用するのに好適な本発明のローションは、第一の四級窒素化合物、第二の四級窒素化合物、及び水性キャリアを含む。本明細書に使用されるローション組成物は透明又は半透明であるのが好ましく、より好ましくは透き通っている。しかし不透明又は着色したローション組成物もまた本発明の範囲内である。
【0041】
(a)第一の四級窒素化合物
本発明のローション組成物は、好ましくは下記式の第一の四級窒素化合物を含む。
【化7】
Figure 2004529148
式中、R及びRは好ましくはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;R及びRが各々独立して、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族又は芳香族炭化水素基であるが、ただしR及びRの少なくとも1つは芳香族部分を含む;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される。
【0042】
本発明の1つのより好ましい実施形態において、R及びRは直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルキルアリール;直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルコキシアリール;置換又は非置換のアリール;直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルキル;及び直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルケニルからなる群より各々独立して選択される。R及びRは各々独立して、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルキルアリール及び直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルコキシアリールからなる群より選択されるのが更により好ましい。
【0043】
本発明の別のより好ましい実施形態において、Rが下記式を有する。
【化8】
Figure 2004529148
式中、nは約0〜約6の整数である;zは約0〜約3の整数である;Rは約1〜約12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状の脂肪族炭化水素基である。本発明の本実施形態の更により好ましい態様において、zは0である。すなわちRが下記式を有する。
【化9】
Figure 2004529148
式中、n及びRは以上で記載された通りである。
【0044】
本発明の別のより好ましい実施形態において、Rが下記式を有する。
【化10】
Figure 2004529148
式中、mは約0〜10の数である;及びRは以上で記載された通りである。
【0045】
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第一の四級窒素化合物は下記式を有する。
【化11】
Figure 2004529148
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第一の四級窒素化合物は下記式を有する。
【化12】
Figure 2004529148
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第一の四級窒素化合物は下記式を有する。
【化13】
Figure 2004529148
本発明の1つのより好ましい実施形態において、Xはハロゲン、スルフェート、メチルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される。Xは塩素、臭素、スルフェート、メチルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択されるのが更により好ましい。
【0046】
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第一の四級窒素化合物は、マッキンタイア(McIntyre)から入手可能なマッカーニウム(Mackernium)S−85、更にマッキンタイアから入手可能なマッカーニウムSDC−85、クラリアント(Clariant)から入手可能なHOE S 4131、ロディア(Rhodia Inc.)から入手可能なアルカクワット(Alkaquat)DMB−451、及びロンザ(Lonza Inc.)から入手可能なバルクワット(Barquat)MB−50のような市販の四級窒素化合物から好適に選択されてもよい。
【0047】
本組成物において、第一の四級窒素化合物は、通常、組成物の約0.0001重量%〜約2.0重量%、好ましくは約0.001重量%〜約1.5重量%、より好ましくは約0.002重量%〜約1.0重量%の濃度で存在する。
【0048】
(b)第二の四級窒素化合物
本発明のローション組成物は、好ましくは下記式の第二の四級窒素化合物を含む。
【化14】
Figure 2004529148
式中、R、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;Rは、約1〜約30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状の脂肪族炭化水素基である;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される。
【0049】
本発明の1つのより好ましい実施形態において、Rは、好ましくは直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルキル;直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルコキシ;及び直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルケニルからなる群より選択される。Rは、好ましくはC12〜C20の直鎖又は分枝鎖アルキルであるのが更により好ましい。
【0050】
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第一の四級窒素化合物は下記式を有する。
【化15】
Figure 2004529148
本発明の1つのより好ましい実施形態において、Xはハロゲン、スルフェート、メチルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される。Xは塩素、臭素、スルフェート、メチルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択されるのが更により好ましい。
【0051】
本発明の別の更により好ましい実施形態において、第二の四級窒素化合物は、マッキンタイアから入手可能なマッカーニウムCTC−25、更にマッキンタイアから入手可能なマッカーニウムCTC−30、ロンザから入手可能なバルクワットCT−29、ヘンケル(Henkel)から入手可能なデヒコートA、及びステパン(Stepan)から入手可能なアモニックス(AMMONYX)CETACのような市販の四級窒素化合物から好適に選択されてもよい。
【0052】
本組成物において、第二の四級窒素化合物は、通常、組成物の約0.0001重量%〜約5.0重量%、好ましくは約0.001重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.002重量%〜約2.0重量%の濃度で存在する。
【0053】
(c)水性キャリア
主要割合、例えば、本明細書の組成物の約3分の2超過(通常、おおよそ80重量%〜99.7重量%)は、成分の可溶化キャリアとして水、及び任意選択的に毒物学的に許容可能な有機溶媒を含む。好適な毒物学的に許容可能な溶媒としては、C〜Cアルコール、C〜Cジオール、C〜Cトリオール、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好適な水性キャリアの1つの例は水である。好適な水性キャリアの別の例は、水及びジプロピレングリコールである。好適な水性キャリアのさらなる例は、水及びエタノールである。別の好ましい毒物学的に許容可能な有機溶媒はグリセロールである。
毒物学的に許容可能な有機溶媒の混合物は本発明の範囲内である。
任意選択的な有機溶媒を使用する場合、有機溶媒は通常、組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.002重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約1重量%の濃度で組成物中に存在する。
【0054】
(組成物のpH)
本発明のローション組成物のpHは変更可能である。pHの選択は、多くの要因に左右される。それには、基材の選択、組成物の構成成分、洗浄されるべき物品などが挙げられるが、これらに限定されない。例えば、パーソナル拭取り用品は、ヒトの皮膚上でのその目的用途と適合性のあるpHを有するように製造される。
【0055】
pH域が選択されるいずれの場合でも、ウェットタイプの拭取り用品の全ての構成成分がそのpH域内で安定であるのが好ましい。このことは、組成物中に存在する全ての構成成分及び基材が、そのpH域で安定であることを意味する。
【0056】
(任意成分)
本発明のローションは、追加の任意成分を含んでいてもよい。代表的ないくつかの追加的なローション成分は、1996年7月9日に発行された米国特許第5,534,265号;1991年8月27日に発行された米国特許第5,043,155号;及び1997年7月15日に発行された米国特許第5,648,083号に見出すことができる。
【0057】
任意成分を使用する場合、各々の成分は通常、組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.002重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約1重量%の濃度で組成物中に存在する。
【0058】
(界面活性剤)
本発明のローション組成物は、好ましくは界面活性剤を含む。特に組成物は、好ましくは非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性、両性、双性イオン性、及びそれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤が挙げられる。好適な界面活性剤の代表的な例は、「界面活性剤及び洗剤」(I及びII巻、シュワルツ、ペリー、及びベルク(Schwartz,Perry and Berch))に示されている。そのような多様な界面活性剤はまた、全般的に米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の23欄58行〜29欄23行に記載されている。
【0059】
界面活性剤が存在する場合、界面活性剤は通常、組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.002重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約1重量%の濃度で組成物中に使用される。
【0060】
非イオン性界面活性剤−非イオン性界面活性剤を使用する場合、好適な非イオン性界面活性剤のいずれを利用してもよい。例えば、分枝、中鎖分枝、直鎖、キャップあり、キャップなし、低発泡など。いくつかの好適な非イオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコール、フェノール、又は酸のアルキレンオキシド(エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド)付加物、エチレンオキシド、プロピレンオキシドブロックコポリマー、ポリソルベート、グルコース(アルキルポリグルコシド又はAPG)の脂肪族アルコール付加物が挙げられる。非イオン性界面活性剤の混合物も可能である。
【0061】
好適な非イオン性界面活性剤の特定の例としては、イソセテス(Isoceteth)−20、アルコキシル化アルコール(アーラソルブ(Arlasolve)200としてユニケマ(Uniqema)(デラウェア州ウィルミントン、コンコードプラザ(Concord Plaza)から市販されている);プルロニック(Pluronic)62ブランド、BASF社(ニュージャージー州マウントオリーブ(Mount Olive))から入手可能なプロピレンオキシド及びエチレンオキシドのブロックコポリマー;ポロキサマー(Poloxamer)101− ポロキサマー407、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドのブロックコポリマー;ダバノール(Dobanol)(商標)及びネオドール(Neodol)(登録商標)シリーズの非イオン性界面活性剤(シェル・オイル(Shell Oil)社から入手可能);シンペロニック(Synperonic)シリーズの非イオン性界面活性剤(インペリアル・ケミカル・インダストリーズPLC(Imperial Chemical Industries PLC)から入手可能);ルテンゾル(Lutensol)(登録商標)シリーズの非イオン性界面活性剤(BASFから入手可能);タージトール(Tergitol)(登録商標)シリーズの非イオン性界面活性剤(ユニオン・カーバイド(UNION CARBIDE))から市販されている)が挙げられる。
【0062】
別の種類の好適な非イオン性界面活性剤は、ポリアルキレンオキシドポリシロキサンである。通常、ポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサン疎水部分及び1つ以上の親水性のポリアルキレン鎖を有する。側鎖(ペンダント部分)として、又はポリシロキサン疎水部分とのブロックコポリマー部分として、親水性のポリアルキレン鎖を組み込むことができる。ポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、下記一般式によって記載される。
【0063】
―(CHSiO―[(CHSiO]―[(CH)(R)SiO]―Si(CH―R
式中、a+bは約1〜約50、好ましくは約1〜約30、更に好ましくは約1〜約25であり、各Rは同一であるか又は異なり、メチル及び次の一般式を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基からなる群より選択される;
−(CHO(CO)(CO)
少なくとも1つのRは、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、式中、nは3又は4、好ましくは3である;(全てのポリアルキレンオキシ側基の)cの合計は1〜約100、好ましくは約6〜約100の値を有する;c+dの合計は約5〜約150、好ましくは約7〜約100の値を有し、各Rは同一であるか又は異なり、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、及びアセチル基、好ましくは水素及び/又はメチル基からなる群より選択される。各ポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基である少なくとも1個のR基を有する。
【0064】
これらの種類の界面活性剤の非限定的な例は、CK−ウィトコ(CK-Witco)より入手可能な、シルエット(Silwet)(登録商標)界面活性剤である。エチレンオキシ(CO)基だけを含む代表的なシルエット(登録商標)界面活性剤は、シルエットL−7608;シルエットL−7607;シルエットL−77;シルエットL−7605;シルエットL−7604;シルエットL−7600;シルエットL−7657;シルエットL−7602;シルエットL−7622;シルエットL−8600;シルエットL−8610;及びシルエットL−8620である。
【0065】
エチレンオキシ(CO)及びプロピレンオキシ(CO)基の両方を含むシルエット(登録商標)界面活性剤の非限定例は、シルエットL−720;シルエットL−7001;シルエットL−7002;シルエットL−7210;シルエットL−7200;及びシルエットL−7220である。
【0066】
プロピレンオキシ(CO)基だけを含むシルエット(登録商標)界面活性剤の非限定例は、シルエットL7500;シルエットL7510;シルエットL7550;及びシルエットL8500である。
【0067】
ポリエーテル鎖(R)中のエチレンオキシ単位(−CO)の数は、ポリアルキレンオキシドポリシロキサンを水分散性又は水溶性にするのに十分な値でなければならない。ポリアルキレンオキシ鎖にプロピレンオキシ基が存在する場合、それは鎖中にランダムに分布するか、又はブロックとして存在し得る。好ましいシルエット(登録商標)の非限定的な例には、L7001、L7200、及びL7087が挙げられる。好ましい特性を有するシルエット(登録商標)界面活性剤の混合物も、本発明の範囲内である。
【0068】
本組成物中に非イオン性界面活性剤を使用する場合、非イオン性界面活性剤は通常、組成物の約0.0002重量%〜約2重量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.7重量%、より好ましくは約0.002重量%〜約0.4重量%の濃度で存在する。
【0069】
陰イオン性界面活性剤−陰イオン性界面活性剤を本発明のローション組成物に使用することができる。いくつかの好適な陰イオン性界面活性剤としては:アルキルベンゼンスルホネート(直鎖、高級2−フェニル、MLAS変更物を含む);分枝又は直鎖、置換又は非置換のアルキルスルホネート、分枝又は直鎖、置換又は非置換のアルキルスルフェート;アルキルエーテルスルフェート;アルコキシル化スルフェート、例えば、アルキルエトキシル化スルフェート;イセチオネート;アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、パラフィンスルホネート;アルキルホスフェート、例えば、アシルイセチオネート;N−アシルタウレート、アルキルスクシナメート、及びスルホスクシナメート;スルホスクシナメートのモノエステル;アルキルカルボキシレート;アルキルポリエトキシカルボキシレート;脂肪族アルコールのエチレン及び/又はエチレン/プロピレンオキシド付加物のホスフェートエステル;ジアルキルスルホサクシネート;2−エチルヘキシルスルフェート;並びにモノ及びジメチルナフタレンスルホネートが挙げられる。
【0070】
両性界面活性剤−本明細書で用いるのに好適な両性界面活性剤には、式、RNOを有し、式中、R、R、及びRがそれぞれ独立して、1〜30個までの炭素原子を有する飽和置換又は非置換、直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖であるアミンオキシドが含まれる。本発明に基づいて用いるのに好ましいアミンオキシド界面活性剤は、式、RNOを有し、Rが1〜30個、好ましくは6〜20個、更に好ましくは8〜16個、最も好ましくは8〜12個の炭素原子を含む炭化水素鎖であり、R及びRがそれぞれ別個に、1〜4個、好ましくは1〜3個の炭素原子を含む置換又は非置換、直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖であって、更に好ましくはメチル基であるところのアミンオキシドである。Rは飽和置換又は非置換、直鎖又は分枝鎖の炭化水素鎖であってよい。
【0071】
本明細書に用いるのに好適なアミンオキシドは、例えば、ヘキスト(Hoechst)社から購入できるナチュラルブレンドのC〜C10アミンオキシドと同様に、C12〜C16アミンオキシドである。
【0072】
双性イオン性界面活性剤−本明細書に用いることのできる好適な双性イオン性界面活性剤は、比較的広いpH範囲下で、同一分子に陽イオン性親水性基及び陰イオン性親水性基の両方を有する。典型的な陽イオン性基は四級アンモニウム基であるが、ホスホニウム基、イミダゾリウム基、及びスルホニウム基などその他の正電荷をもつ基を用いることもできる。典型的な陰イオン性親水性基はカルボキシレート及びスルホネートであるが、スルフェート、ホスホネートなどのような他の基も使用することができる。
【0073】
極めて好ましい双性イオン性界面活性剤には、ベタイン及びスルホベタイン界面活性剤、その誘導体又はその混合物が挙げられる。更に、前記ベタイン又はスルホベタイン界面活性剤は穏やかな作用を有するため、デリケートな表面、例えば、乳児の皮膚の洗浄に特に好適である。また、ベタイン及びスルホベタイン界面活性剤は、皮膚及び/又は処理表面に対して極めて刺激が少ない。
【0074】
好適なベタイン及びスルホベタイン界面活性剤としては、アシルベタイン、アルキルイミダゾリンアラニンベタイン、グリシンベタイン、これらの誘導体のような官能化ベタインが挙げられる。このような洗剤のよく知られた例のいくつかは、米国特許第2,082,275号、米国特許第2,702,279号、及び米国特許第2,255,082号に記載されている。
【0075】
特に好適なベタイン界面活性剤の例としては、ココナッツベタイン及びラウリルベタインのようなアルキルジメチルベタインが挙げられる。ココナッツベタインは、アモニル(Amonyl)265(登録商標)という商品名でセピック(Seppic)社から入手可能である。ラウリルベタインは、エムピゲン(Empigen)BB/L(登録商標)という商品名でアルブライト・アンド・ウィルソン社(Albright & Wilson)から購入できる。別のシリーズの好適なベタイン及びスルタイン界面活性剤は、マッキンタイアグループ(McIntyre Group)(米国イリノイ州シカゴ)から入手可能なマッカム(Mackam)シリーズの界面活性剤である。好適な例としては、ラウリンアミドプロピルベタインであるマッカムLMB(登録商標)、コカミドプロピルヒドロキシスルタインであるマッカムCBS50G(登録商標)が挙げられる。
【0076】
他の好適な双性イオン性界面活性剤としては、C10〜C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピレン)スルホベタインであり、「ヴァリオン(Varion)CASスルホベタイン」(登録商標)という商品名でシェレックス社(Sherex Company)から入手可能である。
【0077】
双性イオン性界面活性剤が存在する場合、双性イオン性界面活性剤は通常、組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.002重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約1重量%の濃度で組成物中に使用される。
【0078】
ポリマー−1つの実施形態において、ローションは非セルロース性の水溶性有機ポリマー、例えば、エチレンオキシドのポリマーを含んでいてもよい。好ましいポリマーは、式、H(OCHCHOH(n=150〜160000)を有するPEG−7M、エチレンオキシドである。好適なPEG−7Mは、ユニオン・カーバイド(Union Carbide)社(06817−0001、コネティカット州ダンブリ(Danbury))からポリオックス(Polyox)WSR N−750として市販されている。
【0079】
防腐剤−本組成物を高pHで製造すれば、細菌、真菌、又はカビのような汚染物質の生物学的成長の傾向を減少できる。同様に酸性又は中性pHの組成物においては、細菌、真菌、又はカビのような汚染物質の生物学的成長が問題となり得る。しかし防腐剤は、製造時又は使用中の汚染物質による生物学的成長を確実に防止するのに役立ち得る。例えば、カビを防止及び/又は排除するための防腐剤が含まれる。防腐剤は、塩基性pHを有する組成物には必要でない場合があることに留意すべきである。しかし、塩基性pHを有する組成物に防腐剤が含まれていてもよい。
【0080】
防腐剤は、液体ローション及び/又は基材中の微生物の成長を防ぐ。一般にこのような防腐剤は、疎水性又は親水性の有機分子である。好適な防腐剤としては、メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラベン;リンゴ酸及び安息香酸のような有機酸;及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。別の好適な防腐剤は、ヒドロキシメチルグリシネート(hudroxymethylglycinate)であり、これはシュットン・ラボラトリーズ(Syutton Laboratories)から商品名シュットサイドA(SUTTOCIDE A)として市販されている。
【0081】
防腐剤を使用する場合、防腐剤は通常、組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.002重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約1重量%の濃度で組成物中に存在する。
【0082】
保湿剤−保湿剤は、水を角質層に引き込むように機能して皮膚を水和する、吸湿性の物質である。水は真皮によって又は大気によってもたらされてもよい。保湿剤の例として、グリセリン、プロピレングリコール、及びリン脂質が挙げられる。
【0083】
皮膚軟化剤−本明細書で使用する時、皮膚軟化剤は、皮膚を、軟化する、滑らかにする、しなやかにする、コートする、潤滑する、又は湿りを与える物質である。用語、皮膚軟化剤は、従来型脂質材料(例えば、脂肪類、ろう類)、極性脂質(更に水溶性にするために親水性に変性した脂質)、シリコーン類、炭化水素、及びその他の溶媒材料を含むが、これらに限定されない。本発明に有用な皮膚軟化剤は、石油基剤の、脂肪酸エステル型、アルキルエトキシレート型、脂肪酸エステルエトキシレート類、脂肪アルコール型、ポリシロキサン型、ムコ多糖類、又はそれらの混合物であり得る。好適な皮膚軟化剤のいくつかの例としては、ラノリン、ワセリンタラ肝油、及び鉱油が挙げられる。
【0084】
本明細書に用いるのに好適な代表的なシリコーン油としては、ジメチコーン(あるいは直鎖ポリジメチルシロキサンポリマー、ジメチルシリコーンと称される)、置換の直鎖ジメチコーン、シクロメチコーン、ジメチコノール、トリメチルシロキシシリケート、及びそれらの混合物が挙げられる。このようなシリコーンは、例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)社(ミシガン州ミッドランド(Midland))から商品名ダウ・コーニング200流体(ジメチコーン)、ダウ・コーニング1401流体(シクロメチコーン及びジメチコノール)、ダウ・コーニング593流体(ジメチコーン及びトリメチルシロキシシリケート)、及びダウ・コーニング2503流体(ステアリルジメチコーン)として市販されている。本明細書に用いるのに好適なこのようなシリコーン油及びその他のシリコーン油は、技術パンフレットにおいて番号付けされた24−414C−93及び題名「パーソナルケア用溶液の形状(Shaping Solutions for Personal Care)」(ダウ・コーニング社、ミシガン州ミッドランド、1993年)に記載されている。別の好適な皮膚軟化剤は、アルゾ・インターナショナル(Alzo international)(米国ニュージャージー州)から入手可能なデルモール(Dermol)G−7LC(登録商標)(ポリエチレン(7)グリセリルエーテルラクテート又はグリセレス−7−ラクテート)である。デルモール(Dermol)G−7LC(登録商標)は、乳酸から製造される天然由来の皮膚軟化剤である。
【0085】
香料−香料は、組成物に審美的に満足のいく匂いを与えるために本組成物中に任意選択的に組み入れられる。種々の香料物質、特にカンキツ系、マツ、及び「野外の」新鮮な香りのような匂い特性をもたらすものが利用できる。あるいは香料は、不快な成分臭を隠すために導入されてもよい。本明細書で有用な香料のいくつかは、マイケル(Michael)に対して1992年4月28日に発行された米国特許第5,108,660号の第8欄48〜68行及び第9欄1〜68行及び第10欄1〜24行により詳細に記載されており、この特許、特に該当部分を本明細書に参考のために示す。
【0086】
香料可溶化剤−香料可溶化剤は、水不溶性の香料成分のローションから沈殿する傾向を減少させる構成成分である。香料可溶化剤の例として、エタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール、及びフェノキシエタノールなどのアルコール;ポリソルベートを含むがこれに限定されないHLBの高い(13を超えるHLB)あらゆる乳化剤;並びに高エトキシ化酸及びアルコールが挙げられる。
【0087】
キレート剤−本明細書に好ましいキレート剤は、ポリホスフェート塩若しくは有機ポリカルボン酸塩、例えば、クエン酸ナトリウム及び/若しくはカリウム、並びに/又はエチレンジアミン四酢酸ナトリウム及び/若しくはカリウムであり、これらは商業上、標準的物品である。他の有機ポリカルボン酸、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸も使用できる。錯化ホスフェートも使用できるが、ホスフェート濃度が特に禁止されているか、又は非常に制限されているような規制理由から一般に使用されない。通常、使用するならば、キレート剤は、組成物の約0.0005重量%〜約3重量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.003重量%〜約0.2重量%の濃度で存在する。キレート剤は、硬度が高くとも配合物の効力を維持できる。
【0088】
緩衝剤−製品のpHを所望の範囲に維持するために緩衝剤を本明細書のローションに使用してもよい。製造性を容易にするために、このような緩衝剤はそのカリウム塩の形態であるのが望ましいことが多い。ナトリウム塩も許容可能であり、更に好ましいのはアルキルスルフェート/スルホネート界面活性剤との組み合わせである。炭酸カリウム及び/若しくはナトリウム、重炭酸カリウム及び/若しくはナトリウム、水酸化カリウム及び/若しくはナトリウム(水和物)、クエン酸カリウム及び/若しくはナトリウム、並びに/又はオルトリン酸カリウム及び/若しくはナトリウムは、好都合であり、好ましいpH緩衝剤である。水酸化カルシウム及び/又はマグネシウムも、塩基性pHを調製するために、特に組成物がカルシウムイオン封鎖剤を含まない場合に使用できる。水酸化ナトリウム及びカリウムは、緩衝系の一部として使用できる。
【0089】
組成物において緩衝剤が存在する場合、緩衝剤の濃度は、組成物の約0.0005重量%〜約10重量%、好ましくは約0.0015重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.0025重量%〜約1.5重量%である。
【0090】
スキンケア剤−ローションはまた、皮膚の回復を促進する機能を提供するため有効量のスキンケア剤、例えば、角質溶解剤(kerotolytic)を含むことができる。特に好ましい角質溶解剤は、実験式、Cを有する複素環式有機化合物、アラントレイン((2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル)尿素)である。アラントインは、ニュージャージー州エマーソン(Emerson,New Jersey)のトリ−K産業(Tri-K Industries)から市販されている。本発明によるウェットタイプの拭取り用品は、過水和した皮膚などの皮膚の回復を促進する、有効量のアラントインを任意選択的に含んでいてもよい。別の好適なスキンケア剤は、フォネックス・ケミカルズ(Phonex Chemicals)(米国ニュージャージー州)から入手可能なセンシバ(Sensiva)SC50(登録商標)である。センシバSC50(登録商標)は、3[(2−エチルヘキシル)オキシ]1,2−プロパンジオールを含む。
【0091】
他の任意成分−本発明のローションはまた、任意選択的に他の任意剤、例えば:パンテノール、ビサボロール、イクタモール(ichthammol)、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸アンモニウム、ビタミンE(トコフェロール又はトコフェロールアセテート)、ビタミンA(レチニル又はレチニルパルミテート)のような皮膚沈静剤;緑茶抽出物、コーラ抽出物、オート麦抽出物、チャノキ(teat tree)抽出物、及びアロエのような植物抽出物;及び皮膚湿潤剤;粉剤などを含んでいてもよい。
【0092】
(C)製品
本製品は、以上で記載したようなウェットタイプの拭取り用品を含み、それは消費者用の使用説明書を具備する容器中に包装され得る。本発明の製品は、通常、(A)容器、(B)1つ以上のウェットタイプの拭取り用品、及び任意選択的に(C)この物品に関連して使用説明書を含み、この使用説明書は、ウェットタイプの拭取り用品で表面を拭取るための指示を含み、この表面は、生物学的表面及び生物学的に接触する表面からなる群より選択される。
【0093】
本物品に有用な容器には、例えば、PETタブ、フローラップ(flow wrap)小袋、個々に包装された拭取り用品用の切り込みのはいった袋、及びその他の当該技術分野で既知の、ウェットタイプの拭取り製品用の他の包装が挙げられるが、これらに限定されない。通常、本発明のウェットタイプのものは、ウェットタイプの拭取り用品に装填される組成物が蒸発するのを防ぐために容器内に保存される。容器はまた個々の拭取り用品の移動を促進することもできる。
【0094】
本発明の1つの実施形態において、製品は、「リーチイン式」容器であってもよく、ウェットタイプの拭取り用品は折り畳まれて、積み重ねられた別々のシートの形態である。この構成によれば、容器の最上部の拭取り用品に「到達」し、拭取り用品を抜き取るユーザーに触れるタオルは、一度に1枚である。残りの拭取り用品は、積み重ねられ、折り畳まれた構成のままである。リーチイン式容器は、タブ状の構成(硬質容器)又は軟質、一般に長方形の包装構成を有する場合が多く、通常、残存する拭取り用品を早期の乾燥から守るため再び密閉可能な蓋を有するか、又は覆われている。
【0095】
本発明の1つの実施形態において、製品は「ポップアップ式」のディスペンサーであってもよく、包装から最初に引き出される拭取り用品の後縁部が開口又は開口部を通して次の拭取り用品の前縁部を引き出す。最初の拭取り用品が容器から排出されると、次の拭取り用品の前縁部から分離して、次の拭取り用品の前縁部を開口の縁の容易に利用可能な位置で維持させる。1つのポップアップ式配置において、別々に折り畳まれた拭取り用品は、積み重なるような構成で差し込まれる。拭取り用品は、差し込まれて(折り合わされて)、それらは互いに接着するように縁の部分で重なっている。重なった領域における接着力は、重なった各領域の分離が生じる前に、1つの拭取り用品が容器の開口部を通して次の拭取り用品の前縁部を引っ張るのに必要な力を与える。本発明のローションシステムは、「ポップアップ式」ディスペンサーに関連する欠点(例えば、連鎖、飛び出し(liftoff)、及び後退(fall back))を最小限にすることができるので、特に「ポップアップ式」ディスペンサーに用いるのに好適である。
【0096】
個別のウェットタイプの拭取り用品を確実に1つずつ連続的に分配するための1つの代表的な「ポップアップ式」分配装置であって、該装置は、
(A)内部部分及び開口部を有し、連続的にウェットタイプの湿った拭取り用品を端から端までを引き出すために、好ましくは実質的にS型である容器;
(B)本発明の第一の実施形態に基づく複数のウェットタイプの拭取り用品からなり、該ウェットタイプの拭取り用品は、前記容器の前記内部部分において積み重ねられ、折り畳まれて差し込まれており、好ましくは折り畳みのパターンは実質的に折り合わされたZ型折りである。
【0097】
個別のウェットタイプの拭取り用品を確実に1つずつ連続的に分配するために好適な「ポップアップ式」分配装置のさらなる情報は、米国特許出願第09/344,695号(1999年6月25日出願)(P&G整理番号7496R)に見出すことができ、この文献の関連部分は本明細書に引用して援用する。
【0098】
本発明の1つの実施形態において、本発明の製品は更に、容器に関連して使用説明書を含んでいてもよい。本明細書で使用する時、語句「関連して」は、使用説明書を製品の消費者に伝えることができるように、指示が容器自体に直接印刷されていること、又はカタログ、印刷広告、電子広告、及び/若しくは口頭伝達を含むが、これらに限定されない様々な方式で提示されることのいずれかを意味する。
【0099】
使用説明書は、例えば、すすぎを伴うか又は伴わないいずれかのウェットタイプの拭取り用品を用いて、表面を拭取るための指示を含む。使用説明書は、1つの拭取り用品のみを使用するための使用法が含まれていてもよいし、又は例えば、2つ、3つ、若しくは更にそれ以上の多数の拭取り用品を使用するための指示が含まれていてもよい。
【0100】
使用説明書は、以下に記載する方法を実行するための指示を含むことができる。使用説明書は通常、本物品の容器に関連している。
【0101】
(方法)
本発明のウェットタイプの拭取り用品を調製する際に、組成物は基材上及び/又は基材中に配置されるべきである。拭取り用品基材と本発明の組成物とを組み合わせる技術は、当該技術分野において周知である。拭取り用品基材と組成物とを組み合わせる一般的な方法の例には、本発明の組成物で拭取り用品基材をコーティング、浸漬、ドリップ、又は噴霧することが含まれていてもよい。本発明の組成物は、本発明の所望の利益を与えるのに十分な濃度で拭取り用品基材に添加される。
【0102】
本発明のローションは、次の実施例により製造でき、この実施例は代表的ではあるが、限定的でないことを意味する。
【実施例】
【0103】
(実施例1)
【表1】
Figure 2004529148
注釈:
1.シュットサイドA及び安息香酸ナトリウムの混合物;
2.シルエットL−7657;
3.プロピレングリコール;
4.塩化セトリモニウム及び塩化ベンゼトニウムの混合物;
5.マッカムLMB及びマッカムCBS50Cの混合物;
6.センシバSC50;
7.デルモールG−7LC
(実施例2)
【表2】
Figure 2004529148
注釈:
1.シュットサイドA;
2.安息香酸ナトリウム;
3.シルエットL−7657;
4.プロピレングリコール;
5.塩化ベンザルコニウム及び塩化セトリモニウムの混合物;
6.マッカムLMB;
7.マッカムCBS50C;
8.センシバSC50;
9.デルモールG−7LC
(実施例3)
【表3】
Figure 2004529148
(実施例4)
【表4】
Figure 2004529148
しかるべく、本発明の特定の実施形態を例示し説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変形及び変更が可能であることは、当業者には明白である。従って、付随する請求項において、開示した特徴の組み合わせを含む、本発明の範囲内にある全てのそのような変形及び変更を包含しようとするものである。

Claims (10)

  1. 下記の(i)及び(ii)を含んでなるウェットタイプの抗菌性拭取り用品であって、
    (i)不織布基材;及び
    (ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
    (a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 0.0001重量%〜2.0重量%:
    Figure 2004529148
    (式中、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;R及びRは各々独立して、1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状、脂肪族又は芳香族炭化水素基であるが、ただしR及びRの少なくとも1つは芳香族部分を含む;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
    (b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 0.0001重量%〜5.0重量%:
    Figure 2004529148
    (式中、R、R及びRはC〜Cアルキルから各々独立して選択される;Rは、1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状脂肪族炭化水素基である;Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
    (c)水性キャリア
    該拭取り用品は、該拭取り用品が適用された表面においてグラム陽性及びグラム陰性の両細菌の個体数を実質上均等に減少させる、上記ウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  2. 前記第一の四級窒素化合物において、R及びRが各々独立して、直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルキルアリール;直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルコキシアリール;置換又は非置換アリール;直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルキル;及び直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換、環状又は非環状のアルケニルからなる群より選択される、請求項1に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  3. 前記第一の四級窒素化合物において、Rが下記式:
    Figure 2004529148
    (式中、nは0〜6の整数であり、zは0〜3の整数であり、Rは1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環状又は非環状の脂肪族炭化水素基である)を有し、Rが下記式:
    Figure 2004529148
    (式中、mは0〜10の数であり、z及びRは上記で記載した通りである)を有する、請求項1又は2のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  4. 前記第一の四級窒素化合物が下記式:
    Figure 2004529148
    を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  5. 前記第二の四級窒素化合物において、Rが直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルキル;直鎖又は分枝鎖、置換又は非置換のアルコキシ;及び直鎖又は分岐鎖、置換又は非置換のアルケニルからなる群より選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  6. 前記表面上のグラム陽性菌の個体数のlog減少率が、前記表面上のグラム陰性菌の個体数のlog減少率の±2以内である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  7. 前記表面上のグラム陽性菌の個体数の前記log減少率、及び前記表面上のグラム陰性菌の個体数の前記log減少率が、前記拭取り用品を前記表面に適用した5分後に測定される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  8. 下記の(i)及び(ii)を含んでなるウェットタイプの抗菌性拭取り用品であって、
    (i)不織布基材;及び
    (ii)下記の(a)、(b)及び(c)を含んでなるローション:
    (a)下記式の第一の四級窒素化合物のローション 0.0001重量%〜2.0重量%:
    Figure 2004529148
    (式中、Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);
    (b)下記式の第二の四級窒素化合物のローション 0.0001重量%〜5.0重量%:
    Figure 2004529148
    (式中、Xはハロゲン、スルフェート、アルキルスルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される);及び
    (c)水性キャリア
    該拭取り用品は、該拭取り用品が適用された表面においてグラム陰性菌の個体数を減少させる、上記拭取り用品。
  9. 前記水性キャリアが、水、C〜Cアルコール、C〜Cポリオール、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載のウェットタイプの抗菌性拭取り用品。
  10. 個別のウェットタイプの拭取り用品を確実に1つずつ連続的に分配するためのポップアップ式分配装置であって、該装置は、
    (A)内部部分、及び上記ウェットタイプの拭取り用品を連続的に引き出すための開口部を有する容器;及び
    (B)請求項1〜9のいずれか一項に記載の複数の上記ウェットタイプの抗菌性拭取り用品からなり、上記ウェットタイプの拭取り用品は、上記容器の上記内部部分において積み重ねられ、折り畳まれて差し込まれている、上記分配装置。
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