JP2023111020A - 撮像素子の制御方法、撮像素子及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】CMOSイメージセンサにおけるAD変換回路の量子化誤差に起因する固定パターンノイズを低減する撮像素子の制御方法を提供する。【解決手段】撮像素子は、少なくとも、光電変換部と、フローティングディフュージョンと、フローティングディフュージョンの電圧をリセットする第一リセットスイッチと、をそれぞれ有して行列状に配置された複数の画素を有する撮像素子は、画素列ごとに配置された、垂直信号線、垂直信号線と接続されるクランプ容量、クランプ容量をリセットする第二リセットスイッチと、をそれぞれ有する列回路を備える。第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングと第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングとの間の時間を、設定値に応じて変更する。【選択図】図3
Description
本発明は、撮像素子の制御方法、撮像素子及びプログラムに関し、特に撮像素子の信号読み出し駆動制御方法に関する。
従来、デジタルカメラなどに用いられる撮像素子では、いわゆる、カラムAD変換方式のCMOSイメージセンサが知られている。カラムAD変換方式のCMOSイメージセンサでは、行列状に配置された画素の列ごとに配置されたAD変換回路を使って、画素のアナログ信号をAD変換して順次読み出す。例えば、特許文献1では、カラムAD変換方式のCMOSイメージセンサの構成が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、AD変換回路の量子化誤差が固定パターンノイズとなって画質を悪化させることがある。
本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであり、CMOSイメージセンサにおけるAD変換回路の量子化誤差に起因する固定パターンノイズを低減する撮像素子の制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における撮像素子の制御方法は、光電変換部と、前記光電変換部で生成した電荷を保持可能であるフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンの電圧をリセットする第一リセットスイッチと、前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた画素信号を出力するソースフォロワと、をそれぞれ有して行列状に配置された複数の画素と、画素列ごとに配置された、前記複数の画素の前記ソースフォロワと接続される垂直信号線と、前記垂直信号線と接続されるクランプ容量と、前記クランプ容量をリセットする第二リセットスイッチと、をそれぞれ有する列回路と、を備えた撮像素子の制御方法であって、前記第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングと前記第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングとの間の時間を、設定値に応じて変更することを特徴とする。
本発明によれば、CMOSイメージセンサにおけるAD変換回路の量子化誤差に起因する固定パターンノイズを低減する撮像素子の制御方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る撮像素子の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の撮像素子100は、カラムAD変換方式のCMOSイメージセンサとして知られる構成である。撮像素子100は、画素部101、垂直走査部102、列アンプ部103、AD変換部104、画素105、垂直信号線106、出力部107を含む。本実施形態の撮像素子100は、画素列ごとに設けられた垂直信号線106、列アンプ部103、AD変換部104等から構成される列読み出し回路(列回路)を備えている。
図1は、第1実施形態に係る撮像素子の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の撮像素子100は、カラムAD変換方式のCMOSイメージセンサとして知られる構成である。撮像素子100は、画素部101、垂直走査部102、列アンプ部103、AD変換部104、画素105、垂直信号線106、出力部107を含む。本実施形態の撮像素子100は、画素列ごとに設けられた垂直信号線106、列アンプ部103、AD変換部104等から構成される列読み出し回路(列回路)を備えている。
画素部101には、光学系により結像された光学像を受光する画素105が複数あり、複数の画素105が行列状に配置されている。説明のため、垂直方向6行、水平方向8列、のみの画素部101を示したが、画素部101は、実際には、さらに多くの画素105によって構成される。
垂直走査部102は、画素部101の複数の行を垂直方向に順次選択し、複数の駆動パルス信号を各画素に与える。こうして各画素の電圧信号は垂直信号線106を介して列アンプ部103に出力される。列アンプ部103は、入力された各画素の電圧信号を所定のゲインで増幅して出力する。
AD変換部104は、入力された列アンプ部103の電圧信号を、所定のbit数でAD変換して、デジタル信号値に変換する。ここでAD変換方式は、シングルスロープ型が一般的に用いられる。シングルスロープ型では、時間に対して一定の比率で電圧が変化するランプ信号と、画素の電圧信号とを比較して、信号の大小関係が反転したタイミングのカウント値をメモリに記録することによって、デジタル信号値を得る。また、本実施形態におけるAD変換部104は、いわゆるCDS動作を行うための複数のデジタルメモリと差分処理回路を含むCDS処理部を有する。
なお、CDS動作とは、相関2重サンプリング(Correlated Double Sampling)動作である。CDS動作において、AD変換部104は、フローティングディフュージョンにおけるリセット電圧レベルに応じた画素信号をAD変換してN信号とする。また、AD変換部104は、フローティングディフュージョンにおけるリセット電圧レベルに光電変換部201(後述)の蓄積電荷を加えた電圧レベルに応じた画素信号をAD変換してS信号とする。AD変換部104は、N信号への変換と、S信号への変換とを、順次AD変換する。
出力部107は、各画素のデジタル信号値を撮像素子100の外部へ、所定の信号フォーマットに変換して伝送路から出力する。
図2は、第1実施形態に係る撮像素子の等価回路図である。説明のため、1つの画素と、その画素の信号の出力経路のみを示した。図2に示すように、画素105は、光電変換部201、転送スイッチ202、フローティングディフュージョン203、リセットスイッチ204、ソースフォロワトランジスタ205、選択スイッチ206、を含む構成である。以下、フローティングディフュージョンをFDと称し、ソースフォロワトランジスタをSFと称す。この構成は、4トランジスタ型のCMOSイメージセンサの画素として知られている。
列アンプ部103は、反転アンプ208、クランプ容量209、クランプスイッチ210、フィードバック容量211、ゲイン切替スイッチ212を含む構成である。
次に、画素105の詳細構成を説明する。光電変換部201は、受光量に応じた信号電荷を生成して蓄積するフォトダイオードとして機能する。転送スイッチ202は、信号パルスPTXにより駆動され、光電変換部201で蓄積された信号電荷を、FD203に転送する。
FD203は、光電変換部201で生成され光電変換部201から転送された信号電荷を保持可能であり、電荷保持部として機能する。またFD203は、保持した電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部としても機能する。
リセットスイッチ204(第一リセットスイッチ)は、信号パルスPRESにより駆動され、FD203の電荷を電源ノードVDDに排出して、FD203の電圧をリセット可能な構成となっている。リセットスイッチ204は、FD203の電圧をリセットする。
SF205は、FD203の電圧に応じた信号を、画素の電圧信号(画素信号)として垂直信号線106に出力する。SF205は、垂直信号線と接続された定電流源207と共に、ソースフォロワ回路を構成している。
選択スイッチ206は、信号パルスPSELによって駆動され、SF205と垂直信号線106を接続する。垂直信号線106に出力された画素の電圧信号は、列アンプ部103で電圧増幅された後、さらに後段のAD変換部104へ出力される。
反転アンプ208は、クランプ容量209および複数のフィードバック容量211と共に、入力電圧信号を所定ゲインで増幅するゲインアンプを構成している。このゲインは、クランプ容量209とフィードバック容量211との比で決定されるため、ゲイン切替スイッチ212の動作状態を切り替えることで、その設定ゲインを切り替え可能な構成となっている。すなわち、本実施形態の列回路は、クランプ容量209と接続された反転アンプ208を備え、反転アンプ208における設定ゲインの設定値を変更することが可能な構成である。
図2では、説明のため、フィードバック容量211として、2つのフィードバック容量211aと211bを示し、ゲイン切替スイッチ212として、2つのゲイン切替スイッチ212aと212bのみを図示した。しかし、フィードバック容量211やゲイン切替スイッチ212を更に用いることで、多段の設定ゲイン切り替えが可能となる。
図3は、第1実施形態に係る撮像素子の駆動タイミングチャートである。説明のため、単位行読み出し期間中の図2にかかわる駆動信号パルスのみを示した。信号パルスHDは、水平同期信号である。また、図3における信号パルスHD、PSEL、PRES、PC0R、PTXは、デジタル信号波形である。いずれも、各信号波形のHighレベルの状態(以下、H状態)またはLowレベルの状態(以下、L状態)を示している。また、図3における垂直信号線106電圧は、アナログ信号波形であり、読み出し動作中の連続的な電圧状態を例示している。以下では、各タイミングTにおける各信号波形の状態をH状態またはL状態にて示す。
T301で、撮像素子100が信号パルスHDの立ち下りエッジを受信したことに応じて、垂直走査部102によって単位行の画素信号読み出しが開始される。
T302で、信号パルスPSELがH状態になると、選択スイッチ206がONされて、SF205と垂直信号線106とが接続状態となる。
T303で、信号パルスPRESがL状態になると、リセットスイッチ204がOFFされて、FD203がリセット電圧レベルにリセットされる。
T303からT304dの期間では、信号パルスPRESがL状態、信号パルスPC0RがH状態になることで、FD203のリセット電圧レベルに応じた画素信号がクランプ容量209にクランプされる。このクランプ動作では、FD203のリセット電圧レベルのリセットノイズ(主としてkTCノイズ成分)によって列アンプ部103の動作電圧レンジを外れてしまうことを抑制している。一方で、第1実施形態では信号パルスPC0R立ち下げタイミングT304dを、列アンプ部103の設定ゲインに応じてT304a、T304b、T304cに変化させるように制御することに特徴がある。詳細は後述する。信号パルスPC0Rの立ち下げは、クランプ容量209をリセットするクランプスイッチ210(第二リセットスイッチ)によって行う。クランプスイッチ210は、列アンプ部103の入出力を接続するスイッチである。
T305で、AD変換部104がリセット電圧レベルに対してAD変換を行い、得られたデジタル信号値を「N信号」としてデジタルメモリに保持する。
T306からT307の期間では、信号パルスPTXがH状態になることで、FD203のリセット電圧レベルに光電変換部201の蓄積電荷が加わった後の電圧レベルに基づく画素信号が垂直信号線106に出力される。
T308で、AD変換部104が上記画素信号に対してAD変換を行い、このデジタル信号値を「S信号」としてデジタルメモリに保持する。
上記S信号とN信号は、いわゆるCDS動作として「S信号-N信号」の差分処理された後に、出力部107を介して信号出力されることになる。
ここで改めて、第1実施形態の特徴であるPC0Rの立ち下げタイミングの制御についての詳細を述べる。図3では、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングがT304a、T304b、T304cに変化した場合のタイミングチャートをそれぞれ破線で示している。なお、立ち下げタイミングとは、各信号パルスをH状態からL状態に変更するタイミングのことである。本実施形態とは、リセットスイッチ204によるリセット解除タイミングとクランプスイッチ210によるリセット解除タイミングとの間の時間を、撮影条件に関する設定値に応じて変更する。
T304dでは垂直信号線106の電圧がリセット電圧レベルの状態に静定しているのに対して、T304a、T304b、T304cでは、リセット電圧レベルよりも高い静定前の状態である。すると、クランプ容量209にはリセットノイズが未確定状態の電圧がクランプされることになり、クランプ容量209にクランプされた電圧と静定後の電圧に「ずれ」が生じる。この場合「ずれ」を含んだ電圧信号がAD変換部104に入力されてN信号が得られることになる。また、この「ずれ」はランダムなリセットノイズに基づく「ずれ」であるので、画素ごとかつフレームごとにばらつく。
ところで、T304dで信号パルスPC0Rを立ち下げてリセットノイズが完全にクランプされると、列ごとのAD変換回路に固有の量子化誤差が毎フレーム発生する。このため、カラムAD変換方式のセンサでは垂直方向に筋状の固定パターンノイズが生じる。量子化誤差は光量に依存しないため、特に信号レベルの小さい暗部でこの量子化誤差が縦筋状の固定パターンノイズとなって画質を悪化させることがある。また、この量子化誤差はAD変換回路におけるAD変換処理のbit数の少ない場合で顕著となる。そこで、本実施形態の撮像素子の制御方法は、このN信号を画素ごとかつフレームごとにばらつかせることで、量子化誤差に起因する固定パターンノイズを改善させている。
量子化誤差の量は、列アンプ部103の設定ゲインに依存しない。このため特に列アンプ部103が低ゲイン設定である場合はランダムノイズが小さくて、量子化誤差起因の固定パターンノイズが画質に影響し易いため、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングをT304a、T304b、T304cにすることが有効である。また、低ゲイン設定であればクランプされないリセットノイズ成分が列アンプ部103に入力されたとしても、列アンプ部103の動作電圧レンジを外れてしまうことは起きない。
高ゲイン設定の場合には、ランダムノイズが大きくて、量子化誤差起因の固定パターンノイズが画質には影響し難い。その上、クランプされなかったリセットノイズ成分が更にゲイン倍されて列アンプ部103動作電圧レンジを外れることがある。このため、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングをT304dにすることが好ましい。列アンプ部103の動作電圧レンジを外れると高輝度部の信号が黒沈みして著しい画質劣化を起こすため、これを避けるべきである。
なお、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングをT304a、T304b、T304cにすることでクランプされないリセットノイズ成分は、N信号とS信号のそれぞれに含まれる。すると、前述のCDS動作によって除去されることになる。このため、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングをT304dからT304a、T304b、T304cに変更しても、ランダムノイズを悪化させることなく量子化誤差起因の固定パターンノイズを低減できる。
図4は、第1実施形態に係る撮像素子の制御テーブルである。図4は、列アンプ部103の設定ゲインに応じた信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングを示している。
図3で説明したように、列アンプ部103が低ゲイン設定である場合は、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングをT304dよりも早いタイミングであるT304a、T304b、T304cにすることが、固定パターンノイズの改善に有効であり好ましい。また、高ゲイン設定の場合は、T304dにすることが好ましい。
列アンプ部103の設定ゲインが1倍の場合、信号パルスPRESの立ち下げタイミングであるT303よりさらに手前のT304aでPC0Rを立ち下げる。この場合、クランプ容量209にクランプされる電圧と静定後の電圧のずれが特に大きいため、固定パターンノイズの改善効果が大きい。
列アンプ部103の設定ゲインが2倍、4倍の場合、それぞれT303の後のT304b、T304cでPC0Rを立ち下げる。列アンプの設定ゲインが上がると、列アンプ部103の動作電圧レンジのマージンが圧迫されるので、リセット電圧レベルが静定する前の少し高い電圧でクランプする。この時、固定パターンノイズの改善効果だけに着目すれば、T304aで立ち下げるゲイン1倍の時よりも小さい。しかし、設定ゲインに依存するランダムノイズ成分が増えるため、問題ない。
列アンプ部103の設定ゲインが8倍以上の場合、T303の後のT304dでPC0Rを立ち下げる。設定ゲイン8倍以上では、列アンプ部103の動作電圧レンジを外れることを確実に回避するため、リセット電圧レベルが静定した状態でクランプする。この時、ゲイン設定に依存するランダムノイズ成分が支配的であるため、ゲイン設定に依存しない固定パターンノイズ成分は画質に影響しない。
上記の駆動制御方法は一例であり、個々の撮像素子の設計や特性やその画質に合わせて、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、ISO感度や、AD変換回路のbit数に応じて、信号パルスのタイミングを制御してもよい。
設定値をISO感度とする場合、ISO感度が低いほど、リセットスイッチ204によるリセット解除タイミングとクランプスイッチ210によるリセット解除タイミングとの間の時間を短くする。さらに、ISO感度が所定の値よりも小さい場合、リセットスイッチ204によるリセット解除タイミングよりも、クランプスイッチ210によるリセット解除タイミングを早くすることとしてもよい。
設定値をAD変換回路のbit数とする場合、bit数が小さいほど、リセットスイッチ204によるリセット解除タイミングとクランプスイッチ210によるリセット解除タイミングとの間の時間を短くする。さらに、bit数が所定の値よりも小さい場合、リセットスイッチ204によるリセット解除タイミングよりも、クランプスイッチ210によるリセット解除タイミングを早くすることとしてもよい。
[第2実施形態]
以下、図5乃至図7を参照して、第2実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
以下、図5乃至図7を参照して、第2実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
図5は、第2実施形態に係る撮像素子の等価回路図である。第2実施形態の等価回路は、列アンプ部103が無く、垂直信号線106とAD変換部104が直接接続する構成である点が第1実施形態と異なる。
図5に示すように、AD変換部104は、コンパレータ501、クランプ容量502、クランプスイッチ503、カウンタ504、CDS処理部505、を含む。AD変換部104は、前述のように、シングルスロープ型のAD変換回路を構成している。
コンパレータ501は、時間に対して一定の比率で電圧が変化するランプ信号と、画素の電圧信号とを比較して、信号の大小関係を比較する比較器である。
クランプ容量502は、コンパレータ501の入力部の結合容量である。クランプスイッチ503は、信号パルスCOMP_FBで駆動され、コンパレータの入力-出力間をショートするフィードバックスイッチである。
カウンタ504は、コンパレータ501の出力が反転したタイミングのカウント値を出力して、そのカウント値がCDS処理部505のデジタルメモリに記録される。
CDS処理部505は、いわゆるCDS動作を行うための複数のデジタルメモリと差分処理回路を含む。
図6は、第2実施形態に係る撮像素子の駆動タイミングチャートである。第2実施形態のタイミングチャートは、信号パルスPC0Rが無い代わりに信号パルスCOMP_FBがある点において第1実施形態と異なる。
T303からT604dの期間では、信号パルスPRESがL状態、信号パルスCOMP_FBがH状態になる。これにより、FD203のリセット電圧レベルに応じた画素信号がクランプ容量502にクランプされる。
このクランプ動作では、FD203のリセット電圧レベルのリセットノイズによってAD変換部104の動作電圧レンジを外れてしまうことを抑制している。一方で、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、信号パルスCOMP_FBの立ち下げタイミングT604dを、設定ゲインに応じてT604a、T604b、T604cに変化させるように制御することに特徴がある。
第2実施形態では、列アンプ部が無い構成である。このため、コンパレータ501に入力するランプ信号の時間に対する電圧変化比率を変更することで、ゲインを実現することになる。
図7は、第2実施形態に係る撮像素子の制御テーブルである。図7には、ランプ信号によって実現するゲインに応じた信号パルスCOMP_FBの立ち下げタイミングを示している。
T604dでは垂直信号線106の電圧がリセット電圧レベルの状態に静定しているのに対して、T604a、T604b、T604cは、リセット電圧レベルよりも高い静定前の状態である。すると、クランプ容量502にはリセットノイズが未確定状態の電圧がクランプされることになり、クランプ容量502にクランプされた電圧と静定後の電圧に「ずれ」が生じる。この場合「ずれ」を含んだ電圧信号がAD変換部104に入力されてN信号が得られることになる。また、この「ずれ」はランダムなリセットノイズに基づく「ずれ」であるので、画素ごとかつフレームごとにばらつく。本実施形態の撮像素子の制御方法は、このN信号を画素ごとかつフレームごとにばらつかせることで、量子化誤差に起因する固定パターンノイズを改善させている。
上記の駆動制御方法は一例であり、個々の撮像素子の設計や特性やその画質に合わせて、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
[第3実施形態]
以下、図8乃至図10を参照して、第3実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
以下、図8乃至図10を参照して、第3実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
図8は、第3実施形態に係る撮像素子の等価回路図である。第3実施形態の等価回路は、定電流源207の構成を詳細に表した点が第1実施形態と異なる。
図8に示すように、定電流源207は、トランジスタ801、サンプルホールド容量802、サンプルホールドスイッチ803、を含む。
トランジスタ801は、そのゲートにバイアス電圧を印加することで、垂直信号線106とSF206とで構成されるソースフォロワ回路に所定の電流負荷を供給する。
サンプルホールド容量802は、バイアス電圧を一定に保持するための電圧保持容量である。
サンプルホールドスイッチ803は、信号パルスbiasS/Hによって駆動され、サンプルホールド容量802の、サンプル状態とホールド状態の切り替えを制御している。サンプルホールド容量802は信号パルスbiasS/HがH状態のときサンプル状態、L状態のときはホールド状態となる。
図9は、第3実施形態に係る撮像素子の駆動タイミングチャートである。第3実施形態のタイミングチャートは、信号パルスbiasS/Hが追加されている点において第1実施形態と異なる。
T303からT304dの期間では、信号パルスPRESがL状態、信号パルスPC0RがH状態になることで、FD203のリセット電圧レベルに応じた画素信号がクランプ容量209にクランプされる。
第3実施形態では、信号パルスbiasS/Hの立ち下げタイミングT904aを、列アンプ部103の設定ゲインに応じてT904bに変化させるように制御することに特徴がある。
図10は、第3実施形態に係る撮像素子の制御テーブルである。図10は、列アンプ部103の設定ゲインに応じた信号パルスbiasS/Hの立ち下げタイミングを示している。
サンプルホールド容量802は、1行あたりの信号読み出し期間中のバイアス電圧をホールドしておくことで、時間変化するノイズ成分を抑制している。そこで第3実施形態では、PC0Rが立ち下がるタイミングT304dで、サンプルホールド容量802をサンプル状態にしておくことで、時間変化するノイズを意図的に発生させている。
すると、クランプ容量209には定電流源207から発生したノイズの電圧がクランプされることになり、クランプ容量209にクランプされた電圧と、バイアス電圧がホールドされた後の電圧(保持電圧)に「ずれ」が生じる。この場合「ずれ」を含んだ電圧信号がAD変換部104に入力されてN信号が得られることになる。また、この「ずれ」はランダムなノイズに基づく「ずれ」であるので、画素ごとかつフレームごとにばらつく。本実施形態の撮像素子の制御方法は、このN信号を画素ごとかつフレームごとにばらつかせることで、量子化誤差に起因する固定パターンノイズを改善させている。
列アンプ部103の設定ゲインが1倍、2倍、4倍の場合、信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングであるT304dより後のT904bでbiasS/Hを立ち下げる。この場合、クランプ容量209にクランプされる電圧とバイアス電圧がホールドされた後の電圧のずれが発生するため、固定パターンノイズの改善効果が得られる。
列アンプ部103の設定ゲインが8倍以上の場合、T304dの手前のT904aでbiasS/Hを立ち下げる。設定ゲイン8倍以上では、列アンプ部103の動作電圧レンジを外れることを確実に回避するため、バイアス電圧がホールドされた後でクランプする。この時、ゲイン設定に依存するランダムノイズ成分が支配的であるため、ゲイン設定に依存しない固定パターンノイズ成分は画質に影響しない。
上記の駆動制御方法は一例であり、個々の撮像素子の設計や特性やその画質に合わせて、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
[第4実施形態]
以下、図11乃至図13を参照して、第4実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
以下、図11乃至図13を参照して、第4実施形態による、撮像素子の制御方法について説明する。但し、第1実施形態と同様の構成要素については同じ記号を付し、詳細な説明は省く。
図11は、第4実施形態に係る撮像素子の等価回路図である。第4実施形態の等価回路は、画素105の構成にゲイン切替機能を追加した点が第1実施形態と異なる。
図11に示すように、第4実施形態の画素105は、ゲイン切替容量1101と、ゲイン切替スイッチ1102を含む。
ゲイン切替スイッチ1102は、信号パルスPFDで駆動されて、FD203とゲイン切替容量1101との接続を制御している。信号パルスPFDがH状態の場合、FD203はゲイン切替容量1101と接続されて、高容量状態となって画素信号の電圧レベルとしては小さくなる。一方、信号パルスPFDがL状態の場合、FD203はゲイン切替容量1101と非接続状態となって、画素信号の電圧レベルとしては大きくなるため、ゲインの切り替えが可能となる。本実施形態の説明において、信号パルスPFDがH状態である時に対して、L状態の時のゲイン比は例えば1.3倍程度である。
図12は、第4実施形態に係る撮像素子の駆動タイミングチャートである。第4実施形態のタイミングチャートは、信号パルスPFDが追加されている点において第1実施形態と異なる。
T303からT304dの期間では、信号パルスPRESがL状態、信号パルスPC0RがH状態になることで、FD203のリセット電圧レベルに応じた画素信号がクランプ容量209にクランプされる。
図13は、第4実施形態に係る撮像素子の制御テーブルである。図13では、列アンプ部103の設定ゲインに応じた信号パルスPFDの制御方法を示している。第4実施形態では、信号パルスPFDの波形を列アンプ部103の設定ゲインに応じて変化させるように制御することに特徴がある。
ゲイン切替スイッチ1102は、FD203の容量を変化させるため、H状態からL状態に、あるいはL状態からH状態に変わると、画素信号のリセット電圧レベルおよびkTCノイズ成分が変化する。そこで第4実施形態では、リセット電圧レベルをクランプする信号パルスPC0Rの立ち下げタイミングの前後で、信号パルスPFDの状態を意図的に変化させている。
すると、クランプ容量209にクランプされた電圧と、信号パルスPFDが変化した後の電圧に「ずれ」が生じる。この場合「ずれ」を含んだ電圧信号がAD変換部104に入力されてN信号が得られることになる。また、この「ずれ」はランダムなノイズに基づく「ずれ」であるので、画素ごとかつフレームごとにばらつく。本実施形態の撮像素子の制御方法は、このN信号を画素ごとかつフレームごとにばらつかせることで、量子化誤差に起因する固定パターンノイズを改善させている。
列アンプ部103の設定ゲインが1倍、2倍の時に信号パルスPFDはH状態でAD変換処理するようにゲインが配分されている場合、期間T1204~T309では信号パルスPFDをH状態とする。逆に期間T301~T1204では信号パルスPFDをL状態とする。なお、T1204は、上述のT304dよりも後で且つT305よりも前のタイミングである。
列アンプ部103の設定ゲインが4倍の時に信号パルスPFDはL状態でAD変換処理するようにゲインが配分されている場合、期間T1204~T309では信号パルスPFDをL状態とする。逆に期間T301~T1204では信号パルスPFDをH状態とする。
設定ゲインがこれら1倍、2倍、4倍の場合、クランプ容量209にクランプされる電圧と信号パルスPFDが変化した後の電圧にずれが発生するため、固定パターンノイズの改善効果が得られる。
一方、列アンプ部103の設定ゲインが8倍以上の時に信号パルスPFDはL状態でAD変換処理するようにゲインが配分されている場合、期間T1204~T309では信号パルスPFDをL状態とする。また、期間T301~T1204でも信号パルスPFDをL状態とする。
設定ゲイン8倍以上では、列アンプ部103の動作電圧レンジを外れることを確実に回避するため、信号パルスPFDの切り替え制御は行わない。この時、ゲイン設定に依存するランダムノイズ成分が支配的であるため、ゲイン設定に依存しない固定パターンノイズ成分は画質に影響しない。
[その他の実施形態]
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。特に、上記実施形態の駆動制御方法は一例であり、個々の撮像素子の設計や特性やその画質に合わせて、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。特に、上記実施形態の駆動制御方法は一例であり、個々の撮像素子の設計や特性やその画質に合わせて、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:撮像素子
101:画素部
102:垂直走査部
103:列アンプ部
104:AD変換部
105:画素
106:垂直信号線
201:光電変換部
203:フローティングディフュージョン
204:リセットスイッチ
205:ソースフォロワトランジスタ
209:クランプ容量
210:クランプスイッチ
101:画素部
102:垂直走査部
103:列アンプ部
104:AD変換部
105:画素
106:垂直信号線
201:光電変換部
203:フローティングディフュージョン
204:リセットスイッチ
205:ソースフォロワトランジスタ
209:クランプ容量
210:クランプスイッチ
Claims (13)
- 光電変換部と、
前記光電変換部で生成した電荷を保持可能であるフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンの電圧をリセットする第一リセットスイッチと、
前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた画素信号を出力するソースフォロワと、
をそれぞれ有して行列状に配置された複数の画素と、
画素列ごとに配置された、
前記複数の画素の前記ソースフォロワと接続される垂直信号線と、
前記垂直信号線と接続されるクランプ容量と、
前記クランプ容量をリセットする第二リセットスイッチと、
をそれぞれ有する列回路と、
を備えた撮像素子の制御方法であって、
前記第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングと前記第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングとの間の時間を、設定値に応じて変更する
ことを特徴とする撮像素子の制御方法。 - 前記列回路は、
前記クランプ容量が含まれる列アンプと、
前記列アンプの出力電圧をAD変換するAD変換回路と、
をさらに備え、
前記第二リセットスイッチは、前記列アンプの入出力を接続するスイッチであり、
前記AD変換回路は、前記フローティングディフュージョンにおけるリセット電圧レベルに応じた画素信号と、前記フローティングディフュージョンにおけるリセット電圧レベルに前記光電変換部の蓄積電荷を加えた電圧レベルに応じた画素信号とを順次AD変換することで、N信号及びS信号とする
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記設定値は、ISO感度であり、
前記ISO感度が低いほど、前記第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングと前記第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングとの間の時間を短くする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記ISO感度が所定の値よりも小さい場合、前記第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングよりも、前記第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングを早くする
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記設定値は、AD変換回路のbit数であり、
前記bit数が小さいほど、前記第一リセットスイッチによるリセット解除タイミングと前記第二リセットスイッチによるリセット解除タイミングとの間の時間を短くする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記列回路は、前記クランプ容量と接続された反転アンプをさらに備え、
前記設定値は、前記反転アンプの設定ゲインである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子の制御方法。 - 光電変換部と、
前記光電変換部で生成した電荷を保持可能であるフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた画素信号を出力するソースフォロワと、
をそれぞれ有して行列状に配置された複数の画素と、
画素列ごとに配置された、
前記複数の画素の前記ソースフォロワと接続される垂直信号線と、
前記垂直信号線と接続されるクランプ容量と、
前記クランプ容量をリセットするリセットスイッチと、
をそれぞれ有する列回路と、
前記列回路は、
バイアス電圧に応じた電流を前記垂直信号線に供給するトランジスタと、
前記バイアス電圧を保持するサンプルホールド容量と、
前記サンプルホールド容量のサンプル状態とホールド状態を切り替えるサンプルホールドスイッチと、
を備えた撮像素子の制御方法であって、
前記リセットスイッチによるリセット解除タイミングに対する前記サンプルホールドスイッチをサンプル状態からホールド状態へ切り替えるタイミングを、設定値に応じて変更する
ことを特徴とする撮像素子の制御方法。 - 光電変換部と、
前記光電変換部で生成した電荷を保持可能であるフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンの電圧に応じた画素信号を出力するソースフォロワと、
前記フローティングディフュージョンと接続されるゲイン切替容量と、
前記フローティングディフュージョンと前記ゲイン切替容量とに接続され前記フローティングディフュージョンの容量を切り替えるゲイン切替スイッチと、
をそれぞれ有して行列状に配置された複数の画素と、
画素列ごとに配置された、
前記複数の画素の前記ソースフォロワと接続される垂直信号線と、
前記垂直信号線と接続されるクランプ容量と、
前記クランプ容量をリセットするリセットスイッチと、
をそれぞれ有する列回路と、
を備えた撮像素子の制御方法であって、
前記リセットスイッチによるリセット解除タイミングに対する前記ゲイン切替スイッチを切り替えるタイミングを、設定値に応じて変更する
ことを特徴とする撮像素子の制御方法。 - 前記設定値は、列アンプのゲインである
ことを特徴とする請求項7または8に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記列回路は、CDS処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記列回路は、AD変換回路をさらに備え、
前記設定値は、前記AD変換回路のbit数である
ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の撮像素子の制御方法。 - 前記請求項1乃至11のいずれか1項の撮像素子の制御方法によって制御される
ことを特徴とする撮像素子。 - 前記請求項1乃至11のいずれか1項の撮像素子の制御方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022012633A JP2023111020A (ja) | 2022-01-31 | 2022-01-31 | 撮像素子の制御方法、撮像素子及びプログラム |
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2022
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