JP2023090449A - 動力工具 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、ポリッシャやグラインダ等の動力工具に関する。
ポリッシャやグラインダ等の動力工具には、作業者が把持するための補助ハンドル(例えばサイドハンドル)が設けられている。補助ハンドルは、工具本体のハウジングに取り付けられるため、工具本体から発生する振動が補助ハンドルを介して作業者の手に伝わり、使用感が悪化する。
この対策として、例えば特許文献1には、工具本体をクランプする締付バンドにクランプ力を発生させるネジ付きロッドと、ネジ付きロッドを収容するグリップ部との間にクッションゴムを設けたり、グリップ部内に動吸振器を設けたりする防振ハンドルの発明が開示されている。
この対策として、例えば特許文献1には、工具本体をクランプする締付バンドにクランプ力を発生させるネジ付きロッドと、ネジ付きロッドを収容するグリップ部との間にクッションゴムを設けたり、グリップ部内に動吸振器を設けたりする防振ハンドルの発明が開示されている。
上記従来の動力工具では、特許文献1のような防振ハンドルが取り付けられるものは防振効果が得られる一方、防振ハンドルが取り付けられないものは防振効果を得ることができないという問題があった。
そこで、本開示は、補助ハンドル自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができる動力工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、ハウジングの側面に設けたナット部材に、補助ハンドルを螺合させて取り付け可能な動力工具であって、
ナット部材は、弾性体を介してハウジングに保持されていることを特徴とする。
ナット部材は、弾性体を介してハウジングに保持されていることを特徴とする。
本開示によれば、補助ハンドルが取り付けられるハウジング側において、ナット部材が弾性的に保持されるため、動力工具側に防振機能を付与可能となる。よって、補助ハンドル自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができ、好適な使用感を維持できる。
本開示の一実施形態において、弾性体は、ナット部材の全周に亘って配置されていてもよい。
この構成によれば、ナット部材の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材と弾性体とをハウジングに取り付ける取付部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、ナット部材及び弾性体を安定状態でハウジングに保持させることができる。
本開示の一実施形態において、取付部材は、ハウジングに螺合させて取り付けるものであってもよい。
この構成によれば、取付部材をハウジングへ簡単に着脱でき、ナット部材及び弾性体の交換等も容易に行える。
本開示の一実施形態において、ナット部材は、取付部材によって回り止めされるものであってもよい。
この構成によれば、弾性支持されるナット部材を取付部材を利用して簡単に回り止めすることができる。
本開示の一実施形態において、ハウジングに、取付部材の脱落を防止する外れ防止部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、取付部材の脱落を好適に防止できる。
この構成によれば、ナット部材の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材と弾性体とをハウジングに取り付ける取付部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、ナット部材及び弾性体を安定状態でハウジングに保持させることができる。
本開示の一実施形態において、取付部材は、ハウジングに螺合させて取り付けるものであってもよい。
この構成によれば、取付部材をハウジングへ簡単に着脱でき、ナット部材及び弾性体の交換等も容易に行える。
本開示の一実施形態において、ナット部材は、取付部材によって回り止めされるものであってもよい。
この構成によれば、弾性支持されるナット部材を取付部材を利用して簡単に回り止めすることができる。
本開示の一実施形態において、ハウジングに、取付部材の脱落を防止する外れ防止部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、取付部材の脱落を好適に防止できる。
本開示の一実施形態において、ナット部材は、ハウジングに設けた支点部を中心に回転可能に結合されて、ナット部材とハウジングとの間に弾性体が介在されていてもよい。
この構成によれば、支点部を中心に回転するナット部材を容易に弾性保持することができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材と支点部との間には、クリアランスが設定されていてもよい。
この構成によれば、ナット部材を支点部で結合しても支点部からナット部材に伝わる振動を軽減することができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材の回転方向でナット部材を挟んだ弾性体の反対側には、第2の弾性体が設けられていてもよい。
この構成によれば、支点部を中心に回転するナット部材を何れの回転方向でも弾性保持することができる。
本開示の一実施形態において、ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドルの下端に先端工具を装着可能としたギヤハウジングを有し、ナット部材は、ギヤハウジングの側面に設けられていてもよい。
この構成によれば、前部で振動が発生するグラインダ等の補助ハンドルについて効果的な防振が可能となる。
この構成によれば、支点部を中心に回転するナット部材を容易に弾性保持することができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材と支点部との間には、クリアランスが設定されていてもよい。
この構成によれば、ナット部材を支点部で結合しても支点部からナット部材に伝わる振動を軽減することができる。
本開示の一実施形態において、ナット部材の回転方向でナット部材を挟んだ弾性体の反対側には、第2の弾性体が設けられていてもよい。
この構成によれば、支点部を中心に回転するナット部材を何れの回転方向でも弾性保持することができる。
本開示の一実施形態において、ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドルの下端に先端工具を装着可能としたギヤハウジングを有し、ナット部材は、ギヤハウジングの側面に設けられていてもよい。
この構成によれば、前部で振動が発生するグラインダ等の補助ハンドルについて効果的な防振が可能となる。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、動力工具の一例であるグラインダを示す斜視図である。図2は、グラインダの側面図、図3は、グラインダの中央縦断面図である。
グラインダ1は、前後方向に延びるモータハウジング2を有する。モータハウジング2の前側には、正面視四角形状の中間ハウジング3が組み付けられている。中間ハウジング3の前側には、ギヤハウジング4が組み付けられている。モータハウジング2の後部には、前後方向に延びるグリップハウジング5が組み付けられている。
モータハウジング2は、円筒形の後ハウジング部6と、正面視四角形状の前ハウジング部7とを有している。後ハウジング部6内にモータ8が収容されている。前ハウジング部7は、ギヤハウジング4の前方からねじ込まれるネジにより、中間ハウジング3を介してギヤハウジング4に連結されている。
図1は、動力工具の一例であるグラインダを示す斜視図である。図2は、グラインダの側面図、図3は、グラインダの中央縦断面図である。
グラインダ1は、前後方向に延びるモータハウジング2を有する。モータハウジング2の前側には、正面視四角形状の中間ハウジング3が組み付けられている。中間ハウジング3の前側には、ギヤハウジング4が組み付けられている。モータハウジング2の後部には、前後方向に延びるグリップハウジング5が組み付けられている。
モータハウジング2は、円筒形の後ハウジング部6と、正面視四角形状の前ハウジング部7とを有している。後ハウジング部6内にモータ8が収容されている。前ハウジング部7は、ギヤハウジング4の前方からねじ込まれるネジにより、中間ハウジング3を介してギヤハウジング4に連結されている。
モータ8の回転軸9は、前後方向に延びている。回転軸9の前部は、前ハウジング部7及び中間ハウジング3を貫通してギヤハウジング4内に突出している。中間ハウジング3内で回転軸9には、ファン10が固定されている。ギヤハウジング4内で回転軸9の前端には、第1ベベルギヤ11が固定されている。
ギヤハウジング4の下部には、ベアリングボックス12が下方からネジ止めされている。ギヤハウジング4とベアリングボックス12との内部には、スピンドル13が上下方向に軸支されている。スピンドル13には、第1ベベルギヤ11に噛合する第2ベベルギヤ14が固定されている。
スピンドル13の下端は、ベアリングボックス12から下方へ突出している。スピンドル13の下端には、円盤状の先端工具(例えば砥石)15が直交状に装着される。ベアリングボックス12の下部には、先端工具15の後部を上方及び後方から覆う平面視半円形状のホイールカバー16が取り付けられている。
ギヤハウジング4の下部には、ベアリングボックス12が下方からネジ止めされている。ギヤハウジング4とベアリングボックス12との内部には、スピンドル13が上下方向に軸支されている。スピンドル13には、第1ベベルギヤ11に噛合する第2ベベルギヤ14が固定されている。
スピンドル13の下端は、ベアリングボックス12から下方へ突出している。スピンドル13の下端には、円盤状の先端工具(例えば砥石)15が直交状に装着される。ベアリングボックス12の下部には、先端工具15の後部を上方及び後方から覆う平面視半円形状のホイールカバー16が取り付けられている。
グリップハウジング5は、前グリップ部20と、中グリップ部21と、後グリップ部22とを有する。前グリップ部20は、前方へ拡開し、モータハウジング2の後ハウジング部6の外側に組み付けられる。中グリップ部21は、前グリップ部20よりも小径で、内部にスイッチ23を収容している。後グリップ部22は、後方へ拡開し、内部にコントローラ24及び端子台25を収容している。後グリップ部22には、電源となるバッテリパック26が装着されている。
モータハウジング2及びグリップハウジング5の下側には、スイッチレバー27が設けられている。スイッチレバー27は、前端が後ハウジング部6の下面へ回転可能に連結されて中グリップ部21の下面まで後方に延びている。スイッチレバー27の上側への押し込み操作でスイッチ23がONする。
モータハウジング2及びグリップハウジング5の下側には、スイッチレバー27が設けられている。スイッチレバー27は、前端が後ハウジング部6の下面へ回転可能に連結されて中グリップ部21の下面まで後方に延びている。スイッチレバー27の上側への押し込み操作でスイッチ23がONする。
図4及び図5に示すように、ギヤハウジング4の左右の側面には、有底の取付穴30,30が左右対称に設けられている。取付穴30,30は、左右外側へやや前向きで開口している。各取付穴30の内周には、雌ネジ部31が形成されている。各取付穴30に、後述するサイドハンドル60が取り付けられる支持機構部32がそれぞれ設けられている。支持機構部32,32は、左右対称であるため、以下、左側の支持機構部32について説明する。
支持機構部32は、ワッシャ33と、ナット部材34と、弾性体35と、取付リング36と、カバー板37とを備えている。弾性体35を除く各部品は金属製である。弾性体35は、ゴム等の弾性材料で形成される。
ワッシャ33は、取付穴30の底部に収容される。
ナット部材34は、ワッシャ33の左側で取付穴30に収容されている。ナット部材34は、内周に雌ネジ部40を有する筒状である。ナット部材34は、外フランジ41と内フランジ42とを備えている。ナット部材34の外周面には、互いに平行な一対のナット側面取部43,43が形成されている。外フランジ41は、ナット部材34の左端部に同軸で形成されている。外フランジ41の外周面にも、ナット側面取部43,43と平行な一対のフランジ側面取部44,44が形成されている。内フランジ42は、外フランジ41と略同じ外径で、ナット部材34の右端部に同軸で形成されている。
支持機構部32は、ワッシャ33と、ナット部材34と、弾性体35と、取付リング36と、カバー板37とを備えている。弾性体35を除く各部品は金属製である。弾性体35は、ゴム等の弾性材料で形成される。
ワッシャ33は、取付穴30の底部に収容される。
ナット部材34は、ワッシャ33の左側で取付穴30に収容されている。ナット部材34は、内周に雌ネジ部40を有する筒状である。ナット部材34は、外フランジ41と内フランジ42とを備えている。ナット部材34の外周面には、互いに平行な一対のナット側面取部43,43が形成されている。外フランジ41は、ナット部材34の左端部に同軸で形成されている。外フランジ41の外周面にも、ナット側面取部43,43と平行な一対のフランジ側面取部44,44が形成されている。内フランジ42は、外フランジ41と略同じ外径で、ナット部材34の右端部に同軸で形成されている。
弾性体35は、小径部45と、小径部45より大径の大径部46とを同軸で有する二段径の筒状である。小径部45は、外フランジ41より右側でナット部材34に外装される。小径部45の外径は、ナット部材34の外フランジ41の外径よりも大きくなっている。小径部45には、ナット部材34のナット側面取部43,43に嵌合する一対の弾性体側面取部47,47が形成されている。
大径部46は、小径部45の右端部と一体形成されている。大径部46は、内フランジ42を右端面を除いて左側から覆う形状となっている。
弾性体35は、ナット部材34にインサート成形等で一体化してもよいし、別体に作成した弾性体35をナット部材34に外装させることで一体化してもよい。
大径部46は、小径部45の右端部と一体形成されている。大径部46は、内フランジ42を右端面を除いて左側から覆う形状となっている。
弾性体35は、ナット部材34にインサート成形等で一体化してもよいし、別体に作成した弾性体35をナット部材34に外装させることで一体化してもよい。
取付リング36は、外リング部50と内リング部51とを備えて弾性体35よりも軸方向の長さが短くなっている。外リング部50は、ナット部材34の外フランジ41及び内フランジ42の外径よりも大きい内径を有している。外リング部50の内周には、外フランジ41のフランジ側面取部44,44と平行な一対のリング側面取部52,52が形成されている。外リング部50の外周には、取付穴30の雌ネジ部31に螺合するネジ部53が形成されている。外リング部50の左端面には、直径方向に溝54,54が形成されている。溝54,54は、工具等による取付リング36の回転操作用である。
内リング部51の内径は、外リング部50の内径よりも大きく形成されている。内リング部51の外径は、外リング部50の外径よりも小さく形成されている。
カバー板37は、中央に円形孔55を備えている。円形孔55は、取付リング36の外リング部50よりも小径で、ナット部材34の外フランジ41よりも大径となっている。円形孔55の上下には、一対の小孔56,56が形成されている。ギヤハウジング4の左側面には、カバー板37を受ける平坦な受け面17が形成されている。受け面17には、小孔56,56に対応する一対のネジ孔18,18が形成されている。
内リング部51の内径は、外リング部50の内径よりも大きく形成されている。内リング部51の外径は、外リング部50の外径よりも小さく形成されている。
カバー板37は、中央に円形孔55を備えている。円形孔55は、取付リング36の外リング部50よりも小径で、ナット部材34の外フランジ41よりも大径となっている。円形孔55の上下には、一対の小孔56,56が形成されている。ギヤハウジング4の左側面には、カバー板37を受ける平坦な受け面17が形成されている。受け面17には、小孔56,56に対応する一対のネジ孔18,18が形成されている。
支持機構部32の組み付けは、以下の通り行われる。
まず、ワッシャ33と、弾性体35を一体に外装したナット部材34とを取付穴30に収容した状態で、取付リング36を外側から嵌合させる。このとき、外リング部50のリング側面取部52,52を外フランジ41のフランジ側面取部44,44に合わせる。そして、ネジ部53を雌ネジ部31に螺合させて取付リング36をねじ込む。すると、取付リング36は、ナット部材34及び弾性体35を一体に回転させながら取付穴30の奥にねじ込まれる。内リング部51がワッシャ33に当接するとねじ込みが終了する。この状態では、図6に示すように、ナット部材34の内フランジ42には、外リング部50のリング側面取部52,52が、軸方向で見てオーバーラップしている。よって、ナット部材34は、弾性体35を介してワッシャ33に押圧されて抜け止めされる。こうしてナット部材34は、取付穴30内で弾性体35により全周に亘って弾性的に保持される。
最後にカバー板37を、円形孔55内にナット部材34を位置させた状態で受け面17にあてがい、小孔56,56を貫通させたネジ57,57をネジ孔18,18にねじ込む。すると、取付リング36がカバー板37によって外側から覆われて不意の回転(緩み)が規制される。仮に取付リング36に緩みが生じてもギヤハウジング4から脱落することがない。
まず、ワッシャ33と、弾性体35を一体に外装したナット部材34とを取付穴30に収容した状態で、取付リング36を外側から嵌合させる。このとき、外リング部50のリング側面取部52,52を外フランジ41のフランジ側面取部44,44に合わせる。そして、ネジ部53を雌ネジ部31に螺合させて取付リング36をねじ込む。すると、取付リング36は、ナット部材34及び弾性体35を一体に回転させながら取付穴30の奥にねじ込まれる。内リング部51がワッシャ33に当接するとねじ込みが終了する。この状態では、図6に示すように、ナット部材34の内フランジ42には、外リング部50のリング側面取部52,52が、軸方向で見てオーバーラップしている。よって、ナット部材34は、弾性体35を介してワッシャ33に押圧されて抜け止めされる。こうしてナット部材34は、取付穴30内で弾性体35により全周に亘って弾性的に保持される。
最後にカバー板37を、円形孔55内にナット部材34を位置させた状態で受け面17にあてがい、小孔56,56を貫通させたネジ57,57をネジ孔18,18にねじ込む。すると、取付リング36がカバー板37によって外側から覆われて不意の回転(緩み)が規制される。仮に取付リング36に緩みが生じてもギヤハウジング4から脱落することがない。
支持機構部32に取り付けられるサイドハンドル60は、図7及び図8に示すように、樹脂製のグリップ部61と、グリップ部61に保持されてグリップ部61から突出するネジ軸62とを備えている。
よって、サイドハンドル60を使用する場合、左右どちらか(ここでは左側)の支持機構部32のナット部材34に、ネジ軸62を螺合させてねじ込む。すると、サイドハンドル60は、ナット部材34を介してギヤハウジング4に結合される。ネジ軸62のねじ込みの際、ナット部材34は、外フランジ41のフランジ側面取部44,44が取付リング36のリング側面取部52,52に嵌合することで回転が規制される。従って、弾性体35があってもネジ軸62を支障なくナット部材34にねじ込むことができる。取り外す場合も同様である。
よって、サイドハンドル60を使用する場合、左右どちらか(ここでは左側)の支持機構部32のナット部材34に、ネジ軸62を螺合させてねじ込む。すると、サイドハンドル60は、ナット部材34を介してギヤハウジング4に結合される。ネジ軸62のねじ込みの際、ナット部材34は、外フランジ41のフランジ側面取部44,44が取付リング36のリング側面取部52,52に嵌合することで回転が規制される。従って、弾性体35があってもネジ軸62を支障なくナット部材34にねじ込むことができる。取り外す場合も同様である。
以上の如く構成されたグラインダ1において、グリップハウジング5の中グリップ部21を把持した手でスイッチレバー27を押し込み操作してスイッチ23をONさせる。すると、コントローラ24がモータ8を駆動させる。よって、回転軸9の回転が第1、第2ベベルギヤ11,14を介してスピンドル13に伝達される。こうしてスピンドル13と一体に回転する先端工具15で被加工材の研削等が可能となる。
この作業時には、先端工具15やモータ8に起因する振動が発生することがある。しかし、サイドハンドル60が結合されるナット部材34とギヤハウジング4との間には、弾性体35が介在されているので、サイドハンドル60へ伝わる振動が低減される。よって、グリップ部61を把持する作業者の手に振動による不快感が生じにくくなる。
この作業時には、先端工具15やモータ8に起因する振動が発生することがある。しかし、サイドハンドル60が結合されるナット部材34とギヤハウジング4との間には、弾性体35が介在されているので、サイドハンドル60へ伝わる振動が低減される。よって、グリップ部61を把持する作業者の手に振動による不快感が生じにくくなる。
上記実施例1のグラインダ1は、ギヤハウジング4(ハウジングの一例)の側面に設けたナット部材34に、サイドハンドル60(補助ハンドルの一例)を螺合させて取り付け可能である。
そして、ナット部材34は、弾性体35を介してギヤハウジング4に保持されている。
この構成によれば、サイドハンドル60が取り付けられるギヤハウジング4側において、ナット部材34が弾性的に保持されるため、グラインダ1側に防振機能を付与可能となる。よって、サイドハンドル60自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができ、好適な使用感を維持できる。
そして、ナット部材34は、弾性体35を介してギヤハウジング4に保持されている。
この構成によれば、サイドハンドル60が取り付けられるギヤハウジング4側において、ナット部材34が弾性的に保持されるため、グラインダ1側に防振機能を付与可能となる。よって、サイドハンドル60自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができ、好適な使用感を維持できる。
弾性体35は、ナット部材34の全周に亘って配置されている。
よって、ナット部材34の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
ナット部材34と弾性体35とをギヤハウジング4に取り付ける取付リング36(取付部材の一例)が設けられている。
よって、ナット部材34及び弾性体35を安定状態でギヤハウジング4に保持させることができる。
取付リング36は、ギヤハウジング4に螺合させて取り付けられる。
よって、取付リング36をギヤハウジング4へ簡単に着脱でき、ナット部材34及び弾性体35の交換等も容易に行える。
ナット部材34は、取付リング36によって回り止めされる。
よって、弾性支持されるナット部材34を取付リング36を利用して簡単に回り止めすることができる。
よって、ナット部材34の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
ナット部材34と弾性体35とをギヤハウジング4に取り付ける取付リング36(取付部材の一例)が設けられている。
よって、ナット部材34及び弾性体35を安定状態でギヤハウジング4に保持させることができる。
取付リング36は、ギヤハウジング4に螺合させて取り付けられる。
よって、取付リング36をギヤハウジング4へ簡単に着脱でき、ナット部材34及び弾性体35の交換等も容易に行える。
ナット部材34は、取付リング36によって回り止めされる。
よって、弾性支持されるナット部材34を取付リング36を利用して簡単に回り止めすることができる。
ギヤハウジング4に、取付リング36の脱落を防止するカバー板37(外れ防止部材の一例)が設けられている。
よって、ねじ込み結合した取付リング36の緩みや脱落を好適に防止できる。
ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドル13の下端に先端工具15を装着可能としたギヤハウジング4を前部に有する。そして、ナット部材34は、ギヤハウジング4の側面に設けられている。
よって、前部で振動が発生するグラインダ1のサイドハンドル60について効果的な防振が可能となる。
よって、ねじ込み結合した取付リング36の緩みや脱落を好適に防止できる。
ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドル13の下端に先端工具15を装着可能としたギヤハウジング4を前部に有する。そして、ナット部材34は、ギヤハウジング4の側面に設けられている。
よって、前部で振動が発生するグラインダ1のサイドハンドル60について効果的な防振が可能となる。
なお、上記実施例1において、ナット部材及び弾性体の形態は適宜変更可能である。
例えばナット部材は、外フランジがない形状であってもよい。この場合、ナット部材に設けたナット側面取部を取付リングのリング側面取部に嵌合させればよい。
ナット部材と弾性体との回転方向での一体化は、面取部による二面幅を利用するものに限らない。例えば、ナット部材と弾性体との横断面形状を四角形や六角形等の多角形状として両者を回転方向で一体化させてもよい。
弾性体は、筒体に限らない。弾性体は、周方向の一部がスリットによって分断された横断面C字状であってもよい。複数の弾性体をナット部材の周囲に配置してもよい。この場合、弾性体は、ボール形状やニードル形状であってもよい。
取付リングは、ナット部材に嵌合する形状であれば、上記例の二面幅に限定されない。ナット部材と弾性体との一体化と同様に、横断面形状を四角形や六角形等の多角形状として両者を嵌合させてもよい。端面の溝に代えて穴を設けてもよい。取付リングは、螺合以外の構造(例えば係止部と被係止部とによる係止構造等)でギヤハウジングに取り付けてもよい。但し、取付リングは省略できる。
外れ防止部材は、カバー板に限らない。ギヤハウジングにネジ止めされる複数の外れ防止部材を用いて取付リングを外側から押さえてもよい。但し、外れ防止部材は省略できる。
例えばナット部材は、外フランジがない形状であってもよい。この場合、ナット部材に設けたナット側面取部を取付リングのリング側面取部に嵌合させればよい。
ナット部材と弾性体との回転方向での一体化は、面取部による二面幅を利用するものに限らない。例えば、ナット部材と弾性体との横断面形状を四角形や六角形等の多角形状として両者を回転方向で一体化させてもよい。
弾性体は、筒体に限らない。弾性体は、周方向の一部がスリットによって分断された横断面C字状であってもよい。複数の弾性体をナット部材の周囲に配置してもよい。この場合、弾性体は、ボール形状やニードル形状であってもよい。
取付リングは、ナット部材に嵌合する形状であれば、上記例の二面幅に限定されない。ナット部材と弾性体との一体化と同様に、横断面形状を四角形や六角形等の多角形状として両者を嵌合させてもよい。端面の溝に代えて穴を設けてもよい。取付リングは、螺合以外の構造(例えば係止部と被係止部とによる係止構造等)でギヤハウジングに取り付けてもよい。但し、取付リングは省略できる。
外れ防止部材は、カバー板に限らない。ギヤハウジングにネジ止めされる複数の外れ防止部材を用いて取付リングを外側から押さえてもよい。但し、外れ防止部材は省略できる。
次に、本開示の他の実施例を説明する。但し、支持機構部を除いてグラインダの構成等は実施例1と同じであるため、重複する説明は省略して支持機構部を中心に説明する。
図9はグラインダの斜視図、図10は側面図、図11は、図10のC-C線の一部拡大断面図である。
グラインダ1Aにおいて、ギヤハウジング4の内部には、回転軸9が突出する筒状部65が形成されている。筒状部65の左右両側には、左右側面に円形の開口67,67を形成した収容部66,66が形成されている。各収容部66に支持機構部70がそれぞれ収容されている。ここでも支持機構部70,70は左右対称であるため、以下、左側の支持機構部70について説明する。
図9はグラインダの斜視図、図10は側面図、図11は、図10のC-C線の一部拡大断面図である。
グラインダ1Aにおいて、ギヤハウジング4の内部には、回転軸9が突出する筒状部65が形成されている。筒状部65の左右両側には、左右側面に円形の開口67,67を形成した収容部66,66が形成されている。各収容部66に支持機構部70がそれぞれ収容されている。ここでも支持機構部70,70は左右対称であるため、以下、左側の支持機構部70について説明する。
支持機構部70は、図12及び図13に示すように、ナット部材71と、第1弾性体72と、第2弾性体73と、連結ピン74と、支点ピン75とを備えている。
ナット部材71は、前後方向に延びる板状で、後部寄りの位置にナット部76を直交状に備えている。ナット部76は、ナット部材71の左面に突出する筒状で、内周には、雌ネジ部77が形成されている。ナット部材71の前部で右面には、ボス部78が形成されている。ボス部78の中心には、上下方向に支持孔79が貫通形成されている。
ナット部76の後側でナット部材71には、雌ネジ部77よりも小径の貫通孔80が直交状に形成されている。ナット部材71の右面で貫通孔80の上下には、右側へ突出する一対の支持リブ81,81が設けられている。
ナット部材71は、前後方向に延びる板状で、後部寄りの位置にナット部76を直交状に備えている。ナット部76は、ナット部材71の左面に突出する筒状で、内周には、雌ネジ部77が形成されている。ナット部材71の前部で右面には、ボス部78が形成されている。ボス部78の中心には、上下方向に支持孔79が貫通形成されている。
ナット部76の後側でナット部材71には、雌ネジ部77よりも小径の貫通孔80が直交状に形成されている。ナット部材71の右面で貫通孔80の上下には、右側へ突出する一対の支持リブ81,81が設けられている。
第1弾性体72は、ナット部材71の左側に配置されている。第1弾性体72は、ナット部76に外装される短筒状で、ゴム等の弾性材料で形成される。第1弾性体72は、ナット部76の突出長さよりも軸方向に長く形成されている。第1弾性体72の外径は、収容部66の開口67よりも小径となっている。第1弾性体72の右端部には、フランジ82が周設されている。フランジ82は、ナット部76への外装状態でナット部材71の左面に当接する。フランジ82の外径は、開口67よりも大きくなっている。
第2弾性体73は、ナット部材71の右側に配置されている。第2弾性体73は、板部85と、板部85から右側に突出する球体部86とを備え、ゴム等の弾性材料で形成されている。板部85は、ナット部材71の支持リブ81,86の間に嵌合する四角形状を有している。板部85の左面には、有底孔87が形成されている。
第2弾性体73は、ナット部材71の右側に配置されている。第2弾性体73は、板部85と、板部85から右側に突出する球体部86とを備え、ゴム等の弾性材料で形成されている。板部85は、ナット部材71の支持リブ81,86の間に嵌合する四角形状を有している。板部85の左面には、有底孔87が形成されている。
連結ピン74は、左端部がナット部材71の貫通孔80に挿入される。この状態で、第2弾性体73の板部85を支持リブ81,86の間に嵌合させて、有底孔87に連結ピン74の右端部を挿入する。すると、第2弾性体73は、貫通孔80と有底孔87とに跨がる連結ピン74によってナット部材71に連結される。この状態で球体部86は、ナット部材71から右側に突出する。
ギヤハウジング4において、収容部66の前部の上下位置には、図14に示すように、挿入孔68,68が形成されている。挿入孔68,68に支点ピン75が上方から挿入されて収容部66を貫通する。
支点ピン75は、上部分75aが上側の挿入孔68に圧入される。収容部66を貫通する支点ピン75の下部分75bは、上部分75aよりも細径で、ナット部材71の支持孔79よりも小径となっている。
ギヤハウジング4において、収容部66の前部の上下位置には、図14に示すように、挿入孔68,68が形成されている。挿入孔68,68に支点ピン75が上方から挿入されて収容部66を貫通する。
支点ピン75は、上部分75aが上側の挿入孔68に圧入される。収容部66を貫通する支点ピン75の下部分75bは、上部分75aよりも細径で、ナット部材71の支持孔79よりも小径となっている。
支持機構部70の組み付けは、以下の通り行われる。
ナット部材71の左面に第1弾性体72を、右面に連結ピン74を介して第2弾性体73をそれぞれ取り付ける。次に、ナット部材71を、ボス部78を前側にして収容部66内に収容する。そして、支持孔79と上下の挿入孔68,68との位置を合わせて各孔79,68に跨がって支点ピン75をギヤハウジング4の上側から挿入する。すると、図14に示すように、ナット部材71は、収容部66内で支点ピン75を中心に左右へ揺動可能に支持される。支点ピン75の下端は、ベアリングボックス12の上面に当接するため、下方への抜け止めがなされる。
この状態で第1弾性体72は、収容部66の開口67の中心に位置してフランジ82をギヤハウジング4の内面に当接させる。同時に第2弾性体73は、球体部86をギヤハウジング4内の筒状部65の外面に当接させる。よって、ナット部材71は、第1、第2弾性体72,73を介して収容部66内で弾性支持されることになる。
ナット部材71の左面に第1弾性体72を、右面に連結ピン74を介して第2弾性体73をそれぞれ取り付ける。次に、ナット部材71を、ボス部78を前側にして収容部66内に収容する。そして、支持孔79と上下の挿入孔68,68との位置を合わせて各孔79,68に跨がって支点ピン75をギヤハウジング4の上側から挿入する。すると、図14に示すように、ナット部材71は、収容部66内で支点ピン75を中心に左右へ揺動可能に支持される。支点ピン75の下端は、ベアリングボックス12の上面に当接するため、下方への抜け止めがなされる。
この状態で第1弾性体72は、収容部66の開口67の中心に位置してフランジ82をギヤハウジング4の内面に当接させる。同時に第2弾性体73は、球体部86をギヤハウジング4内の筒状部65の外面に当接させる。よって、ナット部材71は、第1、第2弾性体72,73を介して収容部66内で弾性支持されることになる。
支点ピン75の下部分75bは、ナット部材71の支持孔79よりも小径であるため、下部分75bと支持孔79との間には、クリアランスCが生じている。よって、支点ピン75によるナット部材71の組み付けが容易に行える。また、ギヤハウジング4の振動が支点ピン75を介してナット部材71に伝わりにくくなる。なお、クリアランスCがあっても第1、第2弾性体72,73によってナット部材71のがたつきは規制される。
サイドハンドル60を使用する場合、左右どちらか(ここでは左側)の支持機構部70のナット部76に、ネジ軸62を螺合させてねじ込む。すると、図15及び図16に示すように、サイドハンドル60は、ナット部材71を介してギヤハウジング4に結合される。
サイドハンドル60を使用する場合、左右どちらか(ここでは左側)の支持機構部70のナット部76に、ネジ軸62を螺合させてねじ込む。すると、図15及び図16に示すように、サイドハンドル60は、ナット部材71を介してギヤハウジング4に結合される。
以上の如く構成されたグラインダ1Aにおいて、グリップハウジング5の中グリップ部21を把持した手でスイッチレバー27を押し込み操作してスイッチをONさせる。すると、コントローラ24がモータ8を駆動させる。よって、回転軸9の回転が第1、第2ベベルギヤ11,14を介してスピンドル13に伝達され、先端工具15を回転させる。こうして回転する先端工具15で被加工材の研削等が可能となる。
この作業時には、先端工具15やモータ8に起因する振動が発生することがある。しかし、サイドハンドル60が結合されるナット部材71とギヤハウジング4との間には、第1、第2弾性体72,73が介在されているので、サイドハンドル60へ伝わる振動が低減される。よって、グリップ部61を把持する作業者の手に振動による不快感が生じにくくなる。
この作業時には、先端工具15やモータ8に起因する振動が発生することがある。しかし、サイドハンドル60が結合されるナット部材71とギヤハウジング4との間には、第1、第2弾性体72,73が介在されているので、サイドハンドル60へ伝わる振動が低減される。よって、グリップ部61を把持する作業者の手に振動による不快感が生じにくくなる。
上記実施例2のグラインダ1Aは、ギヤハウジング4の側面に設けたナット部材71に、サイドハンドル60を螺合させて取り付け可能である。
そして、ナット部材71は、第1弾性体72(弾性体の一例)を介してギヤハウジング4に保持されている。
この構成によれば、サイドハンドル60が取り付けられるギヤハウジング4側において、ナット部材71が弾性的に保持されるため、グラインダ1A側に防振機能を付与可能となる。よって、サイドハンドル60自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができ、好適な使用感を維持できる。
そして、ナット部材71は、第1弾性体72(弾性体の一例)を介してギヤハウジング4に保持されている。
この構成によれば、サイドハンドル60が取り付けられるギヤハウジング4側において、ナット部材71が弾性的に保持されるため、グラインダ1A側に防振機能を付与可能となる。よって、サイドハンドル60自体に防振機能がなくても防振効果を得ることができ、好適な使用感を維持できる。
第1弾性体72は、ナット部材71のナット部76の全周に亘って配置されている。
よって、ナット部76の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
ナット部材71は、ギヤハウジング4に設けた支点ピン75(支点部の一例)を中心に回転可能に結合されて、ナット部材71とギヤハウジング4との間に第1弾性体72が介在されている。
よって、支点ピン75を中心に回転するナット部材71を容易に弾性保持することができる。
ナット部材71と支点ピン75との間には、クリアランスCが設定されている。
よって、ナット部材71を支点ピン75で結合しても支点ピン75からナット部材71に伝わる振動を軽減することができる。
よって、ナット部76の周方向でムラなく均等に防振効果を得ることができる。
ナット部材71は、ギヤハウジング4に設けた支点ピン75(支点部の一例)を中心に回転可能に結合されて、ナット部材71とギヤハウジング4との間に第1弾性体72が介在されている。
よって、支点ピン75を中心に回転するナット部材71を容易に弾性保持することができる。
ナット部材71と支点ピン75との間には、クリアランスCが設定されている。
よって、ナット部材71を支点ピン75で結合しても支点ピン75からナット部材71に伝わる振動を軽減することができる。
ナット部材71の回転方向でナット部材71を挟んだ第1弾性体72の反対側には、第2弾性体73(第2の弾性体の一例)が設けられている。
よって、支点ピン75を中心に回転するナット部材71を何れの回転方向でも弾性保持することができる。
ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドル13の下端に先端工具15を装着可能としたギヤハウジング4を前部に有する。そして、ナット部材71は、ギヤハウジング4の側面に設けられている。
よって、前部で振動が発生するグラインダ1Aのサイドハンドル60について効果的な防振が可能となる。
よって、支点ピン75を中心に回転するナット部材71を何れの回転方向でも弾性保持することができる。
ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドル13の下端に先端工具15を装着可能としたギヤハウジング4を前部に有する。そして、ナット部材71は、ギヤハウジング4の側面に設けられている。
よって、前部で振動が発生するグラインダ1Aのサイドハンドル60について効果的な防振が可能となる。
上記実施例2において、ナット部材の形状は、上記例に限定されない。例えば、ナット部材は、全体を板状とせず、筒状のナット部に、支点ピンが貫通する筒部を接線方向に結合した構造であってもよい。
支点部は、支点ピンによる構造に限らない。例えば、ナット部材に支点ピンを一体に形成してギヤハウジングの内部に設けた凹部に嵌合させる等してもよい。逆に、ギヤハウジングの内部にピン部を設けてナット部材に設けた凹部に嵌合させてもよい。
支点部は、上記例のようにナット部材の前側に配置させる場合に限らない。支点部は、ナット部材の後側でもよいし、上側又は下側でもよい。
第1弾性体は、筒状でなくてもよい。第1弾性体は、ナット部材でなくギヤハウジングの内面に保持させてもよい。第2弾性体も同様にギヤハウジング内に保持させてもよい。第2弾性体の形状も適宜変更できる。球体部に代えて他の形状も採用できる。但し、第2弾性体は省略できる。
支点部は、支点ピンによる構造に限らない。例えば、ナット部材に支点ピンを一体に形成してギヤハウジングの内部に設けた凹部に嵌合させる等してもよい。逆に、ギヤハウジングの内部にピン部を設けてナット部材に設けた凹部に嵌合させてもよい。
支点部は、上記例のようにナット部材の前側に配置させる場合に限らない。支点部は、ナット部材の後側でもよいし、上側又は下側でもよい。
第1弾性体は、筒状でなくてもよい。第1弾性体は、ナット部材でなくギヤハウジングの内面に保持させてもよい。第2弾性体も同様にギヤハウジング内に保持させてもよい。第2弾性体の形状も適宜変更できる。球体部に代えて他の形状も採用できる。但し、第2弾性体は省略できる。
以下、各例に共通する変更例を説明する。
動力工具は、バッテリパックを電源とするDC工具でなく、商用電源を用いるAC工具であってもよい。
動力工具は、グラインダに限らない。ポリッシャやサンダ等の他の研削・研磨工具、丸鋸、カッタ等の切断工具等であっても、補助ハンドルを用いるものであれば、本開示は適用可能である。よって、動力工具は、電動工具に限らない。エア工具やエンジン工具等であっても、本開示は採用可能である。
よって、補助ハンドルの取付位置は、ギヤハウジングに限らない。モータハウジングでもよいし、他のハウジングでもよい。補助ハンドルの向きも左右方向に限らない。補助ハンドル自体の形態も、ナット部材にねじ込み結合可能であれば、上記サイドハンドルに限定されない。例えばグリップ部は、リング状であってもよい。
動力工具は、バッテリパックを電源とするDC工具でなく、商用電源を用いるAC工具であってもよい。
動力工具は、グラインダに限らない。ポリッシャやサンダ等の他の研削・研磨工具、丸鋸、カッタ等の切断工具等であっても、補助ハンドルを用いるものであれば、本開示は適用可能である。よって、動力工具は、電動工具に限らない。エア工具やエンジン工具等であっても、本開示は採用可能である。
よって、補助ハンドルの取付位置は、ギヤハウジングに限らない。モータハウジングでもよいし、他のハウジングでもよい。補助ハンドルの向きも左右方向に限らない。補助ハンドル自体の形態も、ナット部材にねじ込み結合可能であれば、上記サイドハンドルに限定されない。例えばグリップ部は、リング状であってもよい。
1,1A・・グラインダ、2・・モータハウジング、4・・ギヤハウジング、5・・グリップハウジング、8・・モータ、9・・回転軸、13・・スピンドル、15・・先端工具、17・・受け面、30・・取付穴、31,40,77・・雌ネジ部、32,70・・支持機構部、33・・ワッシャ、34,71・・ナット部材、35・・弾性体、36・・取付リング、37・・カバー板、41・・外フランジ、42・・内フランジ、53・・ネジ部、57・・ネジ、60・・サイドハンドル、61・・グリップ部、62・・ネジ軸、66・・収容部、67・・開口、72・・第1弾性体、73・・第2弾性体、74・・連結ピン、75・・支点ピン、76・・ナット部、85・・板部、86・・球体部。
Claims (10)
- ハウジングの側面に設けたナット部材に、補助ハンドルを螺合させて取り付け可能な動力工具であって、
前記ナット部材は、弾性体を介して前記ハウジングに保持されていることを特徴とする動力工具。 - 前記弾性体は、前記ナット部材の全周に亘って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
- 前記ナット部材と前記弾性体とを前記ハウジングに取り付ける取付部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力工具。
- 前記取付部材は、前記ハウジングに螺合させて取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の動力工具。
- 前記ナット部材は、前記取付部材によって回り止めされることを特徴とする請求項4に記載の動力工具。
- 前記ハウジングに、前記取付部材の脱落を防止する外れ防止部材が設けられていることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の動力工具。
- 前記ナット部材は、前記ハウジングに設けた支点部を中心に回転可能に結合されて、前記ナット部材と前記ハウジングとの間に前記弾性体が介在されていることを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
- 前記ナット部材と前記支点部との間には、クリアランスが設定されていることを特徴とする請求項7に記載の動力工具。
- 前記ナット部材の回転方向で前記ナット部材を挟んだ前記弾性体の反対側には、第2の弾性体が設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の動力工具。
- 前記ハウジングは、前部に、下方へ突出させたスピンドルの下端に先端工具を装着可能としたギヤハウジングを有し、前記ナット部材は、前記ギヤハウジングの側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の動力工具。
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Legal Events
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