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JP2023051391A - 撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラム Download PDF

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JP2023051391A JP2021162017A JP2021162017A JP2023051391A JP 2023051391 A JP2023051391 A JP 2023051391A JP 2021162017 A JP2021162017 A JP 2021162017A JP 2021162017 A JP2021162017 A JP 2021162017A JP 2023051391 A JP2023051391 A JP 2023051391A
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Abstract

【課題】撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラムを提供する。【解決手段】デジタルカメラ100は、焦点検出用画素61b及び焦点検出用画素61cを含む画素群が配置される第1受光領域(画素ライン63)と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域(画素ライン62)とを含む撮像素子5と、システム制御部11と、を備え、システム制御部11は、第1露光時間(露光時間EX1)にて撮像素子5に撮像を行わせる記録用撮像制御と、上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間(露光時間EX2)として撮像素子5に撮像を行わせる表示用撮像制御)と、を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラムに関する。
特許文献1には、ライブビュー表示のための撮像用信号を読み出すライブビュー用読み出しモードと、焦点検出用信号及び自動露光用測光情報に用いるための撮像用信号を固体撮像素子から読み出す焦点検出・自動露光用読み出しモードとを含む2つ以上の読み出しモードをフレーム毎に順次循環的に繰り返して行う固体撮像装置が記載されている。
特許文献2には、焦点検出用画素を含む行と、焦点検出用画素を含まない、撮像用画素からなる行とを有する撮像素子を有する撮像装置が記載されている。この撮像装置は、測光手段による測光結果に基づいて、撮像用画素のための第1の電荷蓄積時間と、焦点検出用画素のための第1の電荷蓄積時間より長い第2の電荷蓄積時間とを演算し、焦点検出用画素を含まない行を第1の電荷蓄積時間で、焦点検出用画素を含む行を第2の電荷蓄積時間で駆動し、第1の電荷蓄積時間で駆動された行の撮像用画素から得られた画像信号を周期的に更新して表示し、第2の電荷蓄積時間で駆動された行の焦点検出用画素から得られた画像信号に基づいて、位相差方式の焦点検出処理を行う。
特許文献3には、複数の画素の全画素の信号を読み出す全画素読み出しモードと、複数の画素の信号を間引いて読み出す間引き読み出しモードとを切り替える切り替え部と、切り替え部により間引き読み出しモードに切り替えられた場合に、画像生成のために用いられる撮像行と、焦点検出用画素を有する焦点検出行とで、独立して電荷の蓄積制御を行う制御部とを備える撮像装置が記載されている。
特開2009-089105号公報 特開2015-068959号公報 特開2010-219958号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態の撮像装置は、焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子と、プロセッサと、を備え、上記プロセッサは、第1露光時間にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行う、ものである。
本開示の技術に係る一つの実施形態の撮像制御方法は、焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御方法であって、第1露光時間にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行う、ものである。
本開示の技術に係る一つの実施形態の撮像制御プログラムは、焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御プログラムであって、プロセッサに、第1露光時間にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行わせる、ものである。
本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。 図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。 相関演算結果を示す曲線の一例を示す図である。 図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時における動作を説明するためのタイミングチャートの一例を示す図である。 デジタルカメラ100の動作の第一変形例を説明するためのタイミングチャートである。 デジタルカメラ100の動作の第二変形例を説明するためのタイミングチャートである。 画素ライン63を露光する際に用いるプログラム線図の一例を示す図である。 画素ライン63を露光する際に用いるプログラム線図の一例を示す図である。 スマートフォン200の外観を示すものである。 図9に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、撮像レンズ1、絞り2、レンズ制御部4、レンズ駆動部8、及び絞り駆動部9を有するレンズ装置40と、本体部100Aと、を備える。本体部100Aは、撮像部50と、システム制御部11と、操作部14と、表示装置22と、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read only memory)等を含むメモリ16と、メモリ16へのデータ記録及びメモリ16からのデータ読み出しの制御を行うメモリ制御部15と、デジタル信号処理部17と、記録媒体21へのデータ記録及び記録媒体21からのデータ読み出しの制御を行う外部メモリ制御部20と、を備える。
レンズ装置40は、本体部100Aに着脱可能なものであってもよいし、本体部100Aと一体化されたものであってもよい。撮像レンズ1は、光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ等を含む。このフォーカスレンズは、撮像レンズ1及び絞り2を含む撮像光学系の焦点を調節するためのレンズであり、単一のレンズ又は複数のレンズで構成される。フォーカスレンズが光軸方向に移動することで、フォーカスレンズの主点の位置が光軸方向に沿って変化し、被写体側の焦点位置の変更が行われる。なお、フォーカスレンズとしては、電気的な制御により、光軸方向の主点の位置を変更可能な液体レンズが用いられてもよい。
レンズ装置40のレンズ制御部4は、本体部100Aのシステム制御部11と有線又は無線によって通信可能に構成される。レンズ制御部4は、システム制御部11からの指令にしたがい、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるフォーカスレンズを制御してフォーカスレンズの主点の位置を変更したり、絞り駆動部9を介して絞り2の絞り値を制御したりする。
撮像部50は、撮像レンズ1及び絞り2を含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子5と、撮像素子5を駆動する撮像素子駆動部10と、を備える。
撮像素子5は、複数の画素61が二次元状に配置された撮像面60(図2参照)を有し、撮像光学系によってこの撮像面60に結像される被写体像をこの複数の画素61によって画素信号に変換して出力する。撮像素子5は、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)イメージセンサが好適に用いられる。以下では撮像素子5がCMOSイメージセンサであるものとして説明する。
デジタルカメラ100の電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して撮像素子5を駆動し、レンズ装置40の撮像光学系を通して撮像した被写体像を画像信号として出力させる。
撮像素子駆動部10は、システム制御部11からの指令に基づいて駆動信号を生成してこの駆動信号を撮像素子5に供給することで、撮像素子5を駆動する。撮像素子駆動部10は、ハードウェア的な構成は、半導体素子等の回路素子を組み合わせて構成された電気回路である。
システム制御部11には、操作部14を通して利用者からの指示信号が入力される。操作部14には、後述する表示面22bと一体化されたタッチパネルと、各種ボタン等が含まれる。
システム制御部11は、デジタルカメラ100全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、撮像制御プログラムを含むプログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。システム制御部11の実行するプログラムは、メモリ16のROMに格納されている。
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部11は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
表示装置22は、有機EL(electroluminescence)パネル又は液晶パネル等で構成される表示面22bと、表示面22bの表示を制御する表示コントローラ22aと、を備える。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、外部メモリ制御部20、及び表示コントローラ22aは、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。撮像素子5は、複数の画素61が行方向Xとこれに直交する列方向Yに二次元状に配置された撮像面60を有する。複数の画素61には、撮像光学系の瞳領域の行方向Xに並ぶ異なる2つの部分を通過した一対の光束の一方を受光し受光量に応じた信号を検出する焦点検出用画素61bと、この一対の光束の他方を受光し受光量に応じた信号を検出する焦点検出用画素61cと、この一対の光束の両方を受光し受光量に応じた信号を検出する通常画素61aと、が含まれる。
図2の例では、撮像面60には、通常画素61aが行方向Xに複数個配列されてなる画素ライン62と、焦点検出用画素61bと焦点検出用画素61cが交互に行方向Xに配列されてなる画素ライン63と、が列方向Yに交互に配列されている。画素ライン63には、焦点検出用画素61bと焦点検出用画素61cのペアが複数含まれていればよく、このペア以外に通常画素61aが含まれる場合もある。以下では、画素ライン62と画素ライン63のことを区別しない場合に単に画素ラインとも記載する。撮像素子5には、更に、撮像面60に配列された画素61を駆動する駆動回路64と、撮像面60に配列された各画素ラインの各画素61から信号線に読み出される画素信号を処理する信号処理回路65と、を備える。
以下では、図2において撮像面60の列方向Yの一端側(図中の上側)の端部を上端といい、撮像面60の列方向Yの他端側(図中の下側)の端部を下端という。撮像面60における各画素ライン63が配置される領域が第1受光領域を構成する。撮像面60における各画素ライン62が配置される領域が第2受光領域を構成する。
駆動回路64は、撮像素子駆動部10からの信号に基づいて、各画素ラインを独立に駆動し、各画素ラインに含まれる各画素61のリセット(光電変換素子に蓄積されている電荷の排出)と、この各画素61の光電変換素子に蓄積された電荷に応じた画素信号の信号線への読み出し等を行う。
信号処理回路65は、画素ラインの各画素61から信号線に読み出された画素信号に対し、相関二重サンプリング処理を行い、相関二重サンプリング処理後の画素信号をデジタル信号に変換してデータバス25(図1参照)に出力する。信号処理回路65は、撮像素子駆動部10によって制御される。
デジタル信号処理部17は、撮像素子5からデータバス25に出力された画素信号群にデモザイク処理及びガンマ補正処理等の信号処理を施して撮像画像データを生成する。
デジタルカメラ100は、1回の撮像指示に応じて複数の撮像画像データを連続して生成して記録媒体21に記録する連写モードを搭載している。
システム制御部11は、連写モードにおいては、撮像素子駆動部10によって撮像素子5をローリングシャッタ方式により駆動して被写体を撮像させる。ローリングシャッタ方式の駆動は、ローリングリセット駆動と、ローリング読み出し駆動と、を含む。ローリングリセット駆動は、画素ラインの各画素61をリセットしてその各画素61の露光を開始する処理を、画素ラインを変えながら順次行う駆動である。ローリング読み出し駆動は、露光されている画素ラインの各画素61から信号を読み出して、その画素ラインの露光を終了する処理を、画素ラインを変えながら順次行う駆動である。
システム制御部11は、連写モードにおいては、撮像指示を受けると、撮像画像データの記録、表示面22bへのライブビュー画像の表示、及び焦点検出に用いるための画素信号を撮像素子5から出力させる記録用撮像制御を連続して行う。また、システム制御部11は、この複数回の記録用撮像制御のそれぞれの間において、表示面22bへのライブビュー画像の表示及び焦点検出に用いるための画素信号を撮像素子5から出力させる表示用撮像制御を少なくとも1回行う。記録用撮像制御は第1制御を構成し、表示用撮像制御は第2制御を構成する。
焦点検出とは、同一の画素ライン63に含まれる各焦点検出用画素61bから出力された第1画素信号群と各焦点検出用画素61cから出力された第2画素信号群との相関演算を行い、その相関演算の結果に基づいて、対象被写体に合焦させるために必要なフォーカスレンズの駆動量を導出する処理を言う。
相関演算とは、第1画素信号群からなるデータ波形と、第2画素信号群からなるデータ波形とをシフト量dずらしたときの2つのデータ波形によって囲まれる面積S[d]を、シフト量dを複数の値で変えて演算する処理である。
図3は、相関演算結果を示す曲線の一例を示す図である。図3の横軸はシフト量dを示し、図3の縦軸は面積S[d]を示す。面積S[d]が最小値minとなるときのシフト量d=d1に基づいてデフォーカス量を導出することで、フォーカスレンズの駆動量を導出可能となる。面積S[d]の最大値maxは、対象被写体に依存しており、例えばコントラストの高い被写体(≒明るい条件)であれば最大値maxは大きくなり、コントラストの低い被写体(≒暗い条件)であれば最大値maxは小さくなる。最大値maxと最小値minの差が小さくなると、最小値minを決定しにくくなることから、この最大値maxの大きさが、フォーカスレンズの駆動量の導出精度(換言すると焦点検出精度)に影響を与える。
システム制御部11は、記録用撮像制御においては、画素ライン62及び画素ライン63の露光時間を第1露光時間(後述の露光時間EX1)として撮像素子5による撮像を行わせる。第1露光時間は、ユーザによって設定された露出、又は、被写体の明るさ等により自動で設定された露出に基づいて決まる値である。
システム制御部11は、表示用撮像制御においては、画素ライン62の露光時間を上記の第1露光時間とし、且つ、画素ライン63の露光時間を第2露光時間(後述の露光時間EX2)として撮像素子5による撮像を行わせる。第2露光時間は、上述した最小値minの検出精度を十分に確保できる露出条件によって決まる値であり、第1露光時間と同じ値になる場合もあれば、第1露光時間よりも大きい値になる場合もある。ただし、焦点検出用画素61bと焦点検出用画素61cは、通常画素61aよりも受光量が少ないことから、第2露光時間は第1露光時間よりも長くなることがほとんどである。
図4は、図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時における動作を説明するためのタイミングチャートの一例を示す図である。
図4の上段には、撮像素子5の各画素ラインの駆動タイミングが示されている。図4の上段において、縦軸は画素ラインの列方向Yの位置を示している。この駆動タイミングにて示される実線の斜め線RR(一部のみ符号を付してある)は、ローリング読み出し駆動によって各画素ラインの露光が終了されるタイミングを示している。この駆動タイミングにて示される破線の斜め線RS1(一部のみ符号を付してある)は、各画素ラインのリセット(露光開始)が行われるタイミングを示している。この駆動タイミングにて示される一点鎖線の斜め線RS2(一部のみ符号を付してある)は、各画素ライン63のリセット(露光開始)が行われるタイミングを示している。この駆動タイミングにて示される破線の斜め線RS3(一部のみ符号を付してある)は、各画素ライン62のリセット(露光開始)が行われるタイミングを示している。斜め線RRとこの右隣の斜め線RRとで囲まれる期間が、制御周期としての1フレーム期間を構成している。図4では、記録用撮像制御が実行されるフレーム期間をフレーム期間71とし、表示用撮像制御が実行されるフレーム期間をフレーム期間72として示している。図4の例では、システム制御部11は、撮像指示を受けると、記録用撮像制御(フレーム期間71)、表示用撮像制御(フレーム期間72)、及び表示用撮像制御(フレーム期間72)をこの順で行う処理を繰り返し実行する。
記録用撮像制御が行われるフレーム期間71では、斜め線RS1とこの右隣の斜め線RRとで囲まれる期間が、全ての画素ラインの露光時間EX1を示している。フレーム期間71における露光時間EX1での撮像によって撮像素子5の各画素61から出力された画素信号群は、撮像画像データの生成と、ライブビュー画像の生成と、焦点検出と、に用いられる。
表示用撮像制御が行われるフレーム期間72では、斜め線RS2とこの右隣の斜め線RRとで囲まれる期間が、画素ライン63の露光時間EX2を示し、斜め線RS3とこの右隣の斜め線RRとで囲まれる期間が、画素ライン62の露光時間EX1を示している。図4に示すように、露光時間EX2は、露光時間EX1よりも長くなっている。フレーム期間72における露光時間EX2での撮像によって各画素ライン63から出力された画素信号群は、焦点検出に用いられる。フレーム期間72における露光時間EX1での撮像によって各画素ライン62から出力された画素信号群は、ライブビュー画像の生成に用いられる。
図4の“表示更新”の項目に示す矩形は、表示面22bに表示されたライブビュー画像の更新が行われる期間を示している。図4の“AF(オートフォーカス)演算”の項目に示す矩形は、焦点検出が行われる期間を示している。図4の“予測演算”の項目に示す矩形は、それまでの過去の焦点検出で得たフォーカスレンズの駆動量に基づいて、これより後の記録用撮像制御の露光開始タイミングにおけるフォーカスレンズの駆動量を予測する処理が行われる期間を示している。図4の“フォーカスレンズ駆動”の項目に示す矩形は、予測演算の結果に基づいてフォーカスレンズの駆動が行われる期間を示している。
システム制御部11は、撮像指示を受けるまでは、記録用撮像制御(ただし露光時間はEX1でなくともよい)を続けて実行し、これによって得た画素信号群に基づいて、ライブビュー画像の表示、焦点検出、及び予測演算を繰り返し行う。そして、システム制御部11は、撮像指示を受けると、その時点で予測していた最初のフレーム期間71の開始時点での駆動量にしたがってフォーカスレンズを駆動し、焦点制御を行う(図4中のステップS0)。
撮像指示を受けた後、システム制御部11は、最初のフレーム期間71において記録用撮像制御を実行する。システム制御部11は、その記録用撮像制御を終了すると、続けて2回の表示用撮像制御を行う。また、システム制御部11は、その記録用撮像制御で得た画素ライン62の画素信号群に基づいてライブビュー画像を生成し、これを表示面22bに表示させて表示を更新する(図4中のステップS2)。また、システム制御部11は、その記録用撮像制御で得た画素ライン63の画素信号群に基づいて焦点検出を実行し(図4中のステップS3)、それによって得たフォーカスレンズの駆動量と、過去の焦点検出で得たフォーカスレンズの駆動量とに基づいて、2回目のフレーム期間71の露光開始時におけるフォーカスレンズの駆動量を予測する(図4中のステップS4)。
システム制御部11は、2回目のフレーム期間71における露光の開始までに、ステップS4で予測した駆動量でのフォーカスレンズの駆動が完了できる場合には、2回目のフレーム期間71の露光開始までに、その予測した駆動量にしたがってフォーカスレンズを駆動して合焦制御を行う。なお、図4は、2回目のフレーム期間71における露光の開始までに、ステップS4で予測した駆動量でのフォーカスレンズの駆動が完了できない場合を示している。このような場合には、システム制御部11は、最初のフレーム期間71が終了すると、最初のフレーム期間71中のステップS1にて予測していた2回目のフレーム期間71の露光開始時の駆動量にしたがって、フォーカスレンズを駆動する(図4のステップS5)。
システム制御部11は、撮像指示後の最初のフレーム期間72が終了すると、そのフレーム期間72の撮像で得た画素ライン62の画素信号群に基づいてライブビュー画像を生成し、これを表示面22bに表示させて表示を更新する(図4中のステップS6)。また、システム制御部11は、最初のフレーム期間72が終了すると、そのフレーム期間72の撮像で得た画素ライン63の画素信号群に基づいて焦点検出を実行し(図4中のステップS7)、それによって得たフォーカスレンズの駆動量と、過去の焦点検出で得たフォーカスレンズの駆動量(少なくともステップS3で求められた駆動量)とに基づいて、3回目のフレーム期間71の露光開始時におけるフォーカスレンズの駆動量を予測する(図4中のステップS8)。
システム制御部11は、撮像指示後の2回目のフレーム期間72が終了すると、そのフレーム期間72の撮像で得た画素ライン62の画素信号群に基づいてライブビュー画像を生成し、これを表示面22bに表示させて表示を更新する(図4中のステップS9)。また、システム制御部11は、2回目のフレーム期間72が終了すると、そのフレーム期間72の撮像で得た画素ライン63の画素信号群に基づいて焦点検出を実行し(図4中のステップS10)、それによって得たフォーカスレンズの駆動量と、過去の焦点検出で得たフォーカスレンズの駆動量(ステップS3とステップS7で得た駆動量を含む)とに基づいて、3回目のフレーム期間71の露光開始時におけるフォーカスレンズの駆動量を予測する(図4中のステップS11)。そして、システム制御部11は、ステップS11で予測した駆動量にしたがってフォーカスレンズを駆動する(図4中のステップS12)。以降は、ステップS2~ステップS12と同じ動作が繰り返される。
以上のように、デジタルカメラ100によれば、フレーム期間71においては記録に適した露出で撮像が行われるため、高品質の撮像画像データを記録することができる。また、フレーム期間72において、画素ライン62についてはフレーム期間71と同じ露光時間EX1にて撮像が行われ、この画素ライン62から出力される画素信号群に基づいてライブビュー画像が更新される。このため、ライブビュー画像の明るさを一定にすることができ、連写中のライブビュー画像の品質を向上させることができる。また、フレーム期間72において、画素ライン63については、焦点検出に適した露光時間EX2にて撮像が行われ、この画素ライン63から出力される画素信号群に基づいて焦点検出が行われる。このため、この焦点検出の結果を用いた合焦制御の精度を向上させることができる。
(デジタルカメラ100の動作の第一変形例)
図5は、デジタルカメラ100の動作の第一変形例を説明するためのタイミングチャートである。この第一変形例では、フレーム期間72にて設定される露光時間EX2を、1フレーム期間あたりの上限値(以下、最長露光時間と記載)よりも長くする場合の動作例を示している。
図5では、図4に示す斜め線RRのうち、フレーム期間72とその次のフレーム期間72の境界を構成している斜め線RRが太い実線に変更されている。この太い斜め線RRは、画素ライン62のみから画素信号を読み出し、画素ライン63からは画素信号の読み出しを行わないローリング読み出し駆動が行われるタイミングを示している。また、図5では、図4に対し、3つ目、6つ目、及び9つ目のフレーム期間72における画素ライン63からの画素信号の読み出し(つまり、太い斜め線RRの直後の斜め線RS2)が省略されている。
図5に示す変形例の動作では、フレーム期間71の直後のフレーム期間72の終了タイミングにおいては、画素ライン63からの画素信号の読み出しは行われない。このため、図4に示されていたステップS7及びステップS8は削除されている。そして、フレーム期間71の後の2回目のフレーム期間の終了タイミングにおいては、画素ライン63からの画素信号の読み出しが行われる。このように、図5の変形例では、画素ライン63に対する露光を2回のフレーム期間にわたって継続させることで、露光時間EX2を最長露光時間よりも長くしている。
第一変形例によれば、露光時間EX2を最長露光時間よりも長くできるため、暗い被写体であっても、合焦制御を高精度に行うことが可能となる。また、画素ライン62からの画素信号の読み出しはフレーム期間毎に行われるため、露光時間EX2が長くなっても、ライブビュー画像の更新頻度は落ちることがない。この結果、連写中のライブビュー画像の品質を高めることができる。
(デジタルカメラ100の動作の第二変形例)
図6は、デジタルカメラ100の動作の第二変形例を説明するためのタイミングチャートである。この第二変形例では、フレーム期間72にて設定される露光時間EX2を、図5の例よりもさらに長くする場合の動作例を示している。
図6は、フレーム期間71と次のフレーム期間71との間に、3つのフレーム期間72が存在する点が図4とは大きく異なる。また、図6では、ステップS5が、ステップS4にて予測された駆動量にしたがってフォーカスレンズを駆動する処理に変更されている。また、図6は、この3回のフレーム期間72同士の境界を構成している斜め線RRが太線となっている。この太い斜め線RRは、画素ライン62のみから画素信号を読み出し、画素ライン63からは画素信号の読み出しを行わないローリング読み出し駆動が行われるタイミングを示している。また、図6では、この3つのフレーム期間72のうちの最初のフレーム期間72においてのみ斜め線RS2で示されるローリングリセット駆動が行われ、3つのフレーム期間72のうちの最初のフレーム期間72以外のフレーム期間72では斜め線RS2で示されるローリングリセット駆動は行われない。つまり、フレーム期間71の後の3回のフレーム期間72にわたって、画素ライン63の露光が継続されるようになっている。
図6に示す変形例の動作では、フレーム期間71の直後の2回のフレーム期間72の終了タイミングにおいては、画素ライン63からの画素信号の読み出しは行われない。このため、図4に示されていたステップS7、ステップS8、ステップS10、及びステップS11は削除されている。そして、フレーム期間71の後の3回目のフレーム期間の終了タイミングにおいては、画素ライン62及び画素ライン63からの画素信号の読み出しが行われる。そして、この画素信号に基づくライブビュー画像の更新(ステップS21)と、この画素信号に基づく焦点検出(ステップS22)と、この焦点検出結果と過去の焦点検出結果に基づく、3回目のフレーム期間71の露光開始時におけるフォーカスレンズの駆動量の予測(ステップS23)とが行われる。
その後、2回目のフレーム期間71が終了すると、ステップS2に相当するステップS24、ステップS3に相当するステップS25、及びステップS4に相当するステップS26が行われる。そして、システム制御部11は、ステップS26で予測した駆動量にしたがってフォーカスレンズを駆動する(ステップS27)。以降は、ステップS6、ステップS9、ステップS21、ステップS22、及びステップS23と同様の処理が繰り返される。
このように、図6の変形例では、画素ライン63に対する露光を3回のフレーム期間にわたって継続させることで、露光時間EX2を最長露光時間よりも長くしている。この変形例によれば、露光時間EX2を図5の例よりも更に長くできるため、より暗い被写体に対しての合焦制御を高精度に行うことが可能となる。また、画素ライン62からの画素信号の読み出しはフレーム期間毎に行われるため、露光時間EX2が長くなっても、ライブビュー画像の更新頻度は落ちることがない。この結果、連写中のライブビュー画像の品質を高めることができる。
(デジタルカメラ100の好ましい例)
ここでは、フォーカスレンズの駆動量の予測方法の好ましい例を説明する。例えば、図4のステップS11では、システム制御部11は、ステップS3で導出された駆動量と、ステップS7で導出された駆動量と、ステップS10で導出された駆動量と、に基づいてフォーカスレンズの駆動量を予測する。システム制御部11は、これら3つの駆動量から、重み付け最小二乗法によって、駆動量の時間変化を示す一次関数を求め、この一次関数から、予測するタイミングにおける駆動量を予測値として導出する。
システム制御部11は、この重み付け最小二乗法で3つの駆動量のそれぞれに設定される重みづけ係数を、焦点検出に適した露光時間での撮像によって得られた画素信号に基づいて導出された第1駆動量(図4の例では、ステップS7とステップS10にてそれぞれ得られる駆動量)については相対的に大きい値とし、記録に適した露光時間での撮像によって得られた画素信号に基づいて導出された第2駆動量(図4の例では、ステップS3にて得られる駆動量)については、第1駆動量に対する重みづけ係数よりも小さい値とする。このようにすることで、フレーム期間71で行われる撮像の露出が焦点検出に適していない場合であっても、駆動量の予測精度を高めることができる。
なお、第2駆動量の重みづけ係数は、固定値とするのではなく可変としてもよい。例えば、システム制御部11は、フレーム期間71で行われた撮像の撮像条件(撮像感度又は焦点検出に適した露出との露出差)に基づいて、この重みづけ係数を変更する。システム制御部11は、この撮像条件が焦点検出の精度を確保できる状態であれば、第2駆動量の重みづけ係数を大きい値とし、この撮像条件が焦点検出の精度を確保できない状態であれば、第2駆動量の重みづけ係数を小さい値とする。例えば、撮像感度が高い状態では、ノイズが増えることによって焦点検出の精度が低下する傾向にある。そこで、システム制御部11は、撮像感度が閾値未満のときには第1駆動量の重みづけ係数を第2駆動量の重みづけ係数と同じにし、撮像感度が閾値以上のときには、その撮像感度の大きさに反比例させて第1駆動量の重みづけ係数を小さくする。また、システム制御部11は、露出差が閾値未満のときには第1駆動量の重みづけ係数を第2駆動量の重みづけ係数と同じ値にし、露出差が閾値以上のときには、その露出差の大きさに反比例させて第1駆動量の重みづけ係数を小さくする。このようにすることで、駆動量の予測精度を高めることができる。
(デジタルカメラ100の別の好ましい例)
第一変形例と第二変形例では、露光時間EX2を最長露光時間よりも長くできる一方、露光時間EX2が最長露光時間以下のときと比べると、焦点検出の頻度が低下したり、連写のフレームレートが低下したりする。そのため、露光時間EX2を最長露光時間以下におさめながら、フォーカスレンズの駆動量の予測精度を高められるようにすることが好ましい。
例えば、システム制御部11は、露光時間EX2を最長露光時間に設定しても、対象被写体の明るさに応じて決まる画素ライン63の適正露出(焦点検出に適した露出)が得られない場合には、フレーム期間72での撮像における撮像素子5の撮像感度を増加させる。
図7は、撮像感度とF値が所定値の場合における露出値(EV(Exposure Value)値)と露光時間に相当するTV(time value)値との関係を定義したプログラム線図の一例を示している。図7では、上述した最長露光時間がTV5.6である場合のプログラム線図を示している。図7に示すように、画素ライン63の適正露出がEV23からEV8付近までの範囲では、TV値(露光時間)の調整によってその適正露出が実現される。画素ライン63の適正露出がEV7.5以下になると、TV5.6は維持したまま、撮像感度を上記所定値から既定の上限値までの間で変化させることで、その適正露出が実現される。図中の太破線が撮像感度の増加によるプログラム線図の変化を示している。そして、画素ライン63の適正露出が更に低下してEV5.5を下回ると、撮像感度を既定の上限値に設定しても、TV値を下げない限りは適正露出を実現することができない。このため、TV値がTV5.6よりも小さい値へと変更されて、その適正露出が確保される(図7中の左側の太実線)。TV値がTV5.6よりも小さい値へと変更されることは、すなわち、図4に示す動作(画素ライン63の露光を1つのフレーム期間72内で終了させる動作)から、図5又は図6に示す動作(画素ライン63の露光を複数のフレーム期間72に亘って継続させる動作)に切り替わることを意味する。
このように、露光時間EX2を最長露光時間に設定したとしても、焦点検出のための適正露出が実現できない場合には、最長露光時間を延ばさずともその適正露出が実現できる範囲で、撮像感度を増加させることで、露光時間EX2が最長露光時間を超える機会を減らすことができる。これにより、焦点検出の頻度の低下と連写のフレームレートの低下を極力防ぎながら、合焦制御の精度を確保することができる。
なお、以上の説明では、撮像感度を既定の上限値まで増加させても適正露出が実現できない場合には、露光時間EX2を最長露光時間よりも大きい値に変更するものとした。しかし、撮像感度を既定の上限値まで増加させて適正露出が実現できない場合でも、状況によっては、焦点検出の精度を確保できる場合がある。例えば、適正露出が実現できない状態で画素ライン63による撮像を行った場合でも、この撮像によって得られる図3に示した曲線の最大値maxが大きければ、最小値minの決定を高精度に行うことができ、焦点検出の精度は確保できる。
そこで、システム制御部11は、露光時間EX2を最長露光時間に設定し且つ撮像感度を既定の上限値に設定しても画素ライン63の適正露出が得られない場合には、直前の撮像(フレーム期間71での撮像)において画素ライン63から出力された画素信号に基づく情報が既定条件を満たす限り、露光時間EX2を最長露光時間に設定し且つ撮像感度を既定の上限値に設定して表示用撮像制御を行う。既定条件とは、例えば、画素ライン63から出力された画素信号に基づく相関演算の結果を示す曲線の最大値maxと最小値minの比(max/min)が閾値を超えること、又は、最大値maxと最小値minの差(max-min)が閾値を超えること、等である。
図8は、撮像感度とF値が所定値の場合における露出値とTV値との関係を定義したプログラム線図の一例を示している。図8では、上述した最長露光時間がTV5.6である場合のプログラム線図を示している。図8に示すように、適正露出がEV23からEV8付近までの範囲では、TV値の調整によってその適正露出が実現される。適正露出がEV7.5以下になると、TV5.6は維持したまま、撮像感度を上記所定値から既定の上限値までの間で変化させることで、その適正露出が実現される(図中の太破線)。そして、適正露出が更に低下してEV5.5を下回ると、既定条件が満たされている場合には、撮像感度は既定の上限値に設定され、且つ、露光時間EX2は最長露光時間に設定されたまま、つまり、適正露出よりも露出が低いアンダー露光の状態で、表示用撮像制御が行われる(図中の細い破線)。一方、適正露出がEV5.5を下回り且つ既定条件が満たされていない場合には、TV値を下げない限りは焦点検出精度を確保できず、また適正露出を実現することができない。このため、TV値がTV5.6よりも小さい値へと変更されて、その適正露出が確保される(図8中の左側の太い実線)。
このように、露光時間EX2を最長露光時間に設定し且つ撮像感度を既定の上限値まで増加させても適正露出の確保が難しい場合には、既定条件を満たす限り、アンダー露光での表示用撮像制御を行うことで、露光時間EX2が最長露光時間を超える機会を減らすことができる。これにより、焦点検出の頻度の低下と連写のフレームレートの低下を極力防ぎながら、合焦制御の精度を確保することができる。
次に、本発明の撮像装置の別実施形態であるスマートフォンの構成について説明する。
図9は、スマートフォン200の外観を示すものである。図9に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。
また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造又はスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図10は、図9に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。
また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータ等の送受信、ウェブデータ又はストリーミングデータ等の受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)又は文字情報等を表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)等を表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指又は尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指又は尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図10に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。さらに、外縁部分の幅は、筐体201の大きさ等に応じて適宜設計されるものである。
さらにまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等が挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205又はマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。
また、図9に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチ等を用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図9に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指等で押下されるとオンとなり、指を離すとバネ等の復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラム及び制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称又は電話番号等を対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータ、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータ等を一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。
なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)等)又はネットワーク(例えば、イーサネット(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)、SIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホン等がある。
外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達したり、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにしたりすることができる。
GNSS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GNSS衛星ST1~STnから送信されるGNSS信号を受信し、受信した複数のGNSS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GNSS受信部214は、無線通信部210又は外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサ等を備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向又は加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラム及び制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。主制御部220のマイクロプロセッサはシステム制御部11と同様の機能を持つ。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信又はデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能、電子メールの送受信を行う電子メール機能、又はウェブページを閲覧するウェブブラウジング機能等がある。
また、主制御部220は、受信データ又はダウンロードしたストリーミングデータ等の画像データ(静止画像又は動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。
画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
さらに、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。
表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコン又はスクロールバー等のソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。
なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像等について、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作と上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付けたりする。
さらに、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域又はソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。
ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指等によって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラにおける撮像部50を含む。
カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記憶したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることができる。
図9に示すスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示したり、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用したりすることができる。
また、GNSS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。さらには、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断したり、現在の使用環境を判断したりすることもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGNSS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等を付加して記憶部212に記憶したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、合焦制御を高頻度にて行うことができる。
以上説明してきたように、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1)
焦点検出用画素(焦点検出用画素61b及び焦点検出用画素61c)を含む画素群が配置される第1受光領域(画素ライン63)と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域(画素ライン62)とを含む撮像素子(撮像素子5)と、
プロセッサ(システム制御部11)と、を備え、
上記プロセッサは、
第1露光時間(露光時間EX1)にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御(記録用撮像制御)と、
上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間(露光時間EX2)として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御(表示用撮像制御)と、を行う、
撮像装置。
(2)
(1)に記載の撮像装置であって、
上記第2露光時間と上記第1露光時間は異なる、
撮像装置。
(3)
(2)に記載の撮像装置であって、
上記第2露光時間は、上記第1露光時間より長い、
撮像装置。
(4)
(1)から(3)のいずれかに記載の撮像装置であって、
上記第1受光領域と上記第2受光領域は、それぞれ複数の画素ラインから構成される、
撮像装置。
(5)
(1)から(4)のいずれかに記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1制御を複数回行い、
上記第1制御と次の上記第1制御の間に、上記第2制御を少なくとも1回行う、
撮像装置。
(6)
(5)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1制御と次の上記第1制御の間に、複数回の上記第2制御を連続して行い、
上記第1受光領域に対する露光を上記複数回の第2制御間で継続させる、
撮像装置。
(7)
(6)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記複数回の第2制御の開始後における上記第2受光領域の画素群からの信号の出力を、上記複数回の第2制御ごとに行わせる、
撮像装置。
(8)
(1)から(7)のいずれかに記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1制御によって上記撮像素子から出力される信号に基づく画像データを記録及び表示に使用し、
上記第2制御によって上記第2受光領域の画素群から出力される信号に基づく画像データを記録及び表示のうちの表示のみに使用する、
撮像装置。
(9)
(8)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1制御によって上記第1受光領域の画素群から出力される第1信号を、上記撮像素子と被写体との間に配置されるフォーカスレンズの駆動に使用し、
上記第2制御によって上記第1受光領域の画素群から出力される第2信号を、上記フォーカスレンズの駆動に使用する、
撮像装置。
(10)
(9)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1制御によって上記第1受光領域の画素群から出力される上記第1信号に基づいて決められる上記フォーカスレンズの第1駆動量と、その第1制御の後の上記第2制御によって上記第1受光領域の画素群から出力される上記第2信号に基づいて決められる上記フォーカスレンズの第2駆動量と、に基づいて、それより後の上記第1制御における上記フォーカスレンズの駆動量を予測し、
上記駆動量の予測に用いる上記第1駆動量の重みづけ係数を、上記第2駆動量の重みづけ係数よりも小さくする、
撮像装置。
(11)
(10)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、上記第1駆動量の上記重みづけ係数を上記第1制御における撮像条件に基づいて制御する、
撮像装置。
(12)
(1)から(11)のいずれかに記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第2露光時間を、上記撮像素子により撮像される被写体の明るさに応じて設定し、
上記第1制御を複数回行い、
上記第1制御と次の上記第1制御の間に少なくとも1回の上記第2制御を行い、
上記第2露光時間を1回の上記第2制御あたりの上限値(最長露光時間)に設定しても、1回の上記第2制御において、上記被写体の明るさに応じて決まる上記第1受光領域の適正露出が得られない場合に、上記第2制御における上記撮像素子の撮像感度を増加させる、
撮像装置。
(13)
(12)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第2露光時間を上記上限値に設定し且つ上記撮像感度を既定の上限値に設定しても上記適正露出が得られない場合には、上記第1制御と次の上記第1制御の間に複数回の上記第2制御を連続して行い且つ上記第1受光領域に対する露光を上記複数回の第2制御間で継続させる、
撮像装置。
(14)
(12)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第2露光時間を上記上限値に設定し且つ上記撮像感度を既定の上限値に設定しても上記適正露出が得られない場合には、上記焦点検出用画素から出力された信号に基づく情報が既定条件を満たす限り、上記第2露光時間を上記上限値に設定し且つ上記撮像感度を上記既定の上限値に設定して上記第2制御を行う、
撮像装置。
(15)
(14)に記載の撮像装置であって、
上記プロセッサは、
上記第2露光時間を上記上限値に設定し且つ上記撮像感度を上記既定の上限値に設定しても上記適正露出が得られず、且つ、上記既定条件が満たされない場合には、上記第1制御と次の上記第1制御の間に複数回の上記第2制御を連続して行い且つ上記第1受光領域に対する露光を上記複数回の第2制御間で継続させる、
撮像装置。
(16)
焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御方法であって、
第1露光時間にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、
上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行う、
撮像制御方法。
(17)
焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、上記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御プログラムであって、
プロセッサに、
第1露光時間にて上記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、
上記第2受光領域の露光時間を上記第1露光時間とし、上記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として上記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行わせる、
撮像制御プログラム。
1 撮像レンズ
2 絞り
4 レンズ制御部
5 撮像素子
8 レンズ駆動部
9 絞り駆動部
10 撮像素子駆動部
11 システム制御部
14,207 操作部
15 メモリ制御部
16 メモリ
17 デジタル信号処理部
20 外部メモリ制御部
21 記録媒体
22a 表示コントローラ
22b 表示面
22 表示装置
24 制御バス
25 データバス
40 レンズ装置
50 撮像部
60 撮像面
61a 通常画素
61b,61c 焦点検出用画素
61 画素
62,63 画素ライン
64 駆動回路
65 信号処理回路
71,72 フレーム期間
100A 本体部
100 デジタルカメラ
200 スマートフォン
201 筐体
202 表示パネル
203 操作パネル
204 表示入力部
205 スピーカ
206 マイクロホン
208 カメラ部
210 無線通信部
211 通話部
212 記憶部
213 外部入出力部
214 GNSS受信部
215 モーションセンサ部
216 電源部
217 内部記憶部
218 外部記憶部
220 主制御部

Claims (17)

  1. 焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、前記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子と、
    プロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    第1露光時間にて前記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、
    前記第2受光領域の露光時間を前記第1露光時間とし、前記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として前記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行う、
    撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第2露光時間と前記第1露光時間は異なる、
    撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記第2露光時間は、前記第1露光時間より長い、
    撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
    前記第1受光領域と前記第2受光領域は、それぞれ複数の画素ラインから構成される、
    撮像装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1制御を複数回行い、
    前記第1制御と次の前記第1制御の間に、前記第2制御を少なくとも1回行う、
    撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1制御と次の前記第1制御の間に、複数回の前記第2制御を連続して行い、
    前記第1受光領域に対する露光を前記複数回の第2制御間で継続させる、
    撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記複数回の第2制御の開始後における前記第2受光領域の画素群からの信号の出力を、前記複数回の第2制御ごとに行わせる、
    撮像装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1制御によって前記撮像素子から出力される信号に基づく画像データを記録及び表示に使用し、
    前記第2制御によって前記第2受光領域の画素群から出力される信号に基づく画像データを記録及び表示のうちの表示のみに使用する、
    撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1制御によって前記第1受光領域の画素群から出力される第1信号を、前記撮像素子と被写体との間に配置されるフォーカスレンズの駆動に使用し、
    前記第2制御によって前記第1受光領域の画素群から出力される第2信号を、前記フォーカスレンズの駆動に使用する、
    撮像装置。
  10. 請求項9に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1制御によって前記第1受光領域の画素群から出力される前記第1信号に基づいて決められる前記フォーカスレンズの第1駆動量と、当該第1制御の後の前記第2制御によって前記第1受光領域の画素群から出力される前記第2信号に基づいて決められる前記フォーカスレンズの第2駆動量と、に基づいて、それより後の前記第1制御における前記フォーカスレンズの駆動量を予測し、
    前記駆動量の予測に用いる前記第1駆動量の重みづけ係数を、前記第2駆動量の重みづけ係数よりも小さくする、
    撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、前記第1駆動量の前記重みづけ係数を前記第1制御における撮像条件に基づいて制御する、
    撮像装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第2露光時間を、前記撮像素子により撮像される被写体の明るさに応じて設定し、
    前記第1制御を複数回行い、
    前記第1制御と次の前記第1制御の間に少なくとも1回の前記第2制御を行い、
    前記第2露光時間を1回の前記第2制御あたりの上限値に設定しても、1回の前記第2制御において、前記被写体の明るさに応じて決まる前記第1受光領域の適正露出が得られない場合に、前記第2制御における前記撮像素子の撮像感度を増加させる、
    撮像装置。
  13. 請求項12に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第2露光時間を前記上限値に設定し且つ前記撮像感度を既定の上限値に設定しても前記適正露出が得られない場合には、前記第1制御と次の前記第1制御の間に複数回の前記第2制御を連続して行い且つ前記第1受光領域に対する露光を前記複数回の第2制御間で継続させる、
    撮像装置。
  14. 請求項12に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第2露光時間を前記上限値に設定し且つ前記撮像感度を既定の上限値に設定しても前記適正露出が得られない場合には、前記焦点検出用画素から出力された信号に基づく情報が既定条件を満たす限り、前記第2露光時間を前記上限値に設定し且つ前記撮像感度を前記既定の上限値に設定して前記第2制御を行う、
    撮像装置。
  15. 請求項14に記載の撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第2露光時間を前記上限値に設定し且つ前記撮像感度を前記既定の上限値に設定しても前記適正露出が得られず、且つ、前記既定条件が満たされない場合には、前記第1制御と次の前記第1制御の間に複数回の前記第2制御を連続して行い且つ前記第1受光領域に対する露光を前記複数回の第2制御間で継続させる、
    撮像装置。
  16. 焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、前記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御方法であって、
    第1露光時間にて前記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、
    前記第2受光領域の露光時間を前記第1露光時間とし、前記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として前記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行う、
    撮像制御方法。
  17. 焦点検出用画素を含む画素群が配置される第1受光領域と、前記焦点検出用画素を含まない画素群が配置される第2受光領域とを含む撮像素子を制御する撮像制御プログラムであって、
    プロセッサに、
    第1露光時間にて前記撮像素子に撮像を行わせる第1制御と、
    前記第2受光領域の露光時間を前記第1露光時間とし、前記第1受光領域の露光時間を第2露光時間として前記撮像素子に撮像を行わせる第2制御と、を行わせる、
    撮像制御プログラム。
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