[go: up one dir, main page]

JP2023030253A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023030253A
JP2023030253A JP2021135288A JP2021135288A JP2023030253A JP 2023030253 A JP2023030253 A JP 2023030253A JP 2021135288 A JP2021135288 A JP 2021135288A JP 2021135288 A JP2021135288 A JP 2021135288A JP 2023030253 A JP2023030253 A JP 2023030253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
cover
closing cover
image forming
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021135288A
Other languages
English (en)
Inventor
隆大 飯塚
Takatomo Iizuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fujifilm Business Innovation Corp
Priority to JP2021135288A priority Critical patent/JP2023030253A/ja
Priority to US17/560,293 priority patent/US11865851B2/en
Publication of JP2023030253A publication Critical patent/JP2023030253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/12Guards, shields or dust excluders
    • B41J29/13Cases or covers

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

Figure 2023030253000001
【課題】画像形成装置における媒体排出部の正面側を覆って開閉する開閉カバーが、下ヒンジのとき筐体の正面手前側に重力方向で真上を0°とすると90°から150°程度の角度までしか開かないよう構成されている場合に比べて、媒体排出部に排出された記録媒体を取り出しやすくする。
【解決手段】筐体と、画像形成部と、筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と側面開口とにより外側に開放された空間を有する媒体排出部と、筐体の正面のうち媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、筐体の正面のうち少なくとも第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆う第2カバーとを備え、第1開閉カバーは、その閉じたときの下端部が第2カバーの上部に第1開閉カバーを筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その開けたときの下端部と第2カバーとの距離が10mm以下になるまで開くよう取り付けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は画像形成装置に関するものである。
下記特許文献1には、装置本体内から用紙が排紙される胴内排紙部と、胴内排紙部の内部をほぼ気密性に維持するための胴内排紙部の開口を開閉可能に覆う排紙前カバーおよび排紙左カバーとを有し、その排紙前カバーおよび排紙左カバーが、装置本体に対してカバーの下端側に配置された回転軸を中心に回動可能に設けられている画像形成装置が記載されている。
下記特許文献2には、装置本体内から用紙が排紙される胴内積載部と、胴内積載部の空間の前面を覆うカバー部材とを有し、そのカバー部材が装置本体に対してカバーの下端側に配置されたヒンジ(軸)を中心に回動可能に設けられている記録材処理装置が記載されている。
特開2016-16945号公報(段落0031、図3,図2) 特開2012-98531号公報(段落0009、0015-0017,0030、図1,図3)
この発明は、以下の場合に比べて、媒体排出部に排出された記録媒体を取り出しやすくなる画像形成装置を提供するものである。
以下の場合とは、筐体の正面で左右の一方に偏った正面側とその一方の側面側に開放された空間からなり、画像の形成された記録媒体が排出される媒体排出部を有する画像形成装置において、その媒体排出部の正面側を覆って開閉する開閉カバーが、その開閉カバーの下端側に配置の下ヒンジの場合に重力方向の真上を0°としたとき筐体の正面手前側に90°から150°程度の角度になるまでしか開かないように構成されている場合である。また、以下の場合とは、上記画像形成装置において、その開閉カバーの上端側に配置の上ヒンジの場合に重力方向の真下を0°としたとき筐体の正面手前側に90°から150°程度の角度になるまでしか開かないように構成されている場合である。
この発明(1)は、
筐体と、
画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆い、設置面に対してほぼ垂直で前記第1開閉カバーよりも上下方向で長い第2カバーと、
を備え、
前記第1開閉カバーは、その閉じたときの下端部が前記第2カバーの上部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その開けたときの下端部と前記第2カバーとの距離が10mm以下になるまで開くよう取り付けられている画像形成装置である。
また、この発明(2)は、
筐体と、
画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆う第2カバーと、
を備え、
前記第1開閉カバーは、その閉じたときの下端部が前記第2カバーの上部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その閉じたときの姿勢から170°から180°の範囲の角度で開くよう取り付けられている画像形成装置である。
さらに、この発明(3)は、
筐体と、
画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆う第2カバーと、
を備え、
前記第1開閉カバーは、その閉じたときの上端部が前記筐体に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その閉じたときの姿勢から170°以上の範囲の角度で開くよう取り付けられている画像形成装置である。
この発明(4)は、上記発明(1)から(3)のいずれかの画像形成装置において、前記開閉支持部材は、前記少なくとも1つの軸とその軸受けが、前記第1開閉カバーを開けたときに前記第2カバーよりもユーザに対して手前側に位置するよう取り付けられている画像形成装置である。
この発明(5)は、上記発明(1)、(2)または(4)の画像形成装置において、前記第2カバーのうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分が、平面になっている画像形成装置である。
この発明(6)は、上記発明(3)または(4)の画像形成装置において、前記筐体のうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分が、平面になっている画像形成装置である。
上記発明(1)および(2)によれば、媒体排出部の正面側を覆って開閉する開閉カバーが、下ヒンジの場合に重力方向で真上を0°としたとき筐体の正面手前側に90°から150°程度の角度になるまでしか開かないように構成されている場合に比べて、記録媒体を取り出すときの手が開閉カバーにぶつかるおそれがなく、媒体排出部に排出された記録媒体を取り出しやすくなる。
上記発明(3)によれば、媒体排出部の正面側を覆って開閉する開閉カバーが、上ヒンジの場合に重力方向で真下を0°としたとき筐体の正面手前側に90°から150°程度の角度になるまでしか開かないように構成されている場合に比べて、開閉カバーが記録媒体を取り出すときの視界を邪魔するおそれや記録媒体を取り出すときの手が開閉カバーにぶつかるおそれがなく、媒体排出部に排出された記録媒体を取り出しやすくなる。
上記発明(4)によれば、開閉支持部材の少なくとも1つの軸とその軸受けが第1開閉カバーを開けたときに第2カバーよりもユーザに対して手前側に位置しないよう取り付けられている場合に比べて、第1開閉カバーを上記発明(1)から(3)で特定する各状態になるようそれぞれ開けることが容易にできる。
上記発明(5)によれば、第2カバーのうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分がその一部に他の部分から突出する部分を有する面である場合に比べて、第1開閉カバーの開けることを阻害するものがなく、第1開閉カバーを上記発明(1)から(3)で特定する各状態になるようそれぞれ開けることができる。
上記発明(6)によれば、第2カバーのうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分がその一部に他の部分から突出する部分を有する面である場合に比べて、第1開閉カバーの開けることを阻害するものがなく、第1開閉カバーを上記発明(1)から(3)で特定する各状態になるようそれぞれ開けることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図1の画像形成装置の第1開閉カバーを開けたときの斜視図である。 図1の画像形成装置の第2開閉カバーを開けたときの斜視図である。 図1の画像形成装置の第2開閉カバーを開けたときの正面概要図である。 (A)は第1開閉カバーを閉じたときの開閉支持部材等の概略断面図、(B)は第1開閉カバーを開けたときの開閉支持部材等の概略断面図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図6の画像形成装置の第1開閉カバーを開けたときの斜視図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図8の画像形成装置の第1開閉カバーを開けたときの斜視図である。 (A)は図8の第1開閉カバーを閉じたときの開閉支持部材等の概略断面図、(B)は図8の第1開閉カバーを開けたときの開閉支持部材等の概略断面図である。 第1開閉カバーと第2開閉カバーの別の構成例を示す正面概要図である。 (A)は第1開閉カバーを閉じたときの別の開閉支持部材等の概略断面図、(B)は第1開閉カバーを開けたときの別の開閉支持部材等の概略断面図である。 比較例1の下ヒンジの第1開閉カバーを開けたときの状態の概略断面図である。 比較例2の上ヒンジの第1開閉カバーを開けたときの状態の概略断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態.
図1は、この発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1Aを斜め前方から見たときの斜視図である。図2は、画像形成装置1Aの第1開閉カバーを開けたときの斜視図である。図3は、画像形成装置1Aの第2開閉カバーを開けたときの斜視図である。
図1等の各図面において矢印を付して示す上下、左右および前後の各方向は、画像形成装置1Aを使用するときにユーザ(使用者)が立って向き合うことを想定した画像形成装置1Aの正面Ftを基準にして表した方向になる。
第1の実施形態に係る画像形成装置1Aは、図1から図3のいずれかに示されるように、筐体10Aと、筐体10Aの内部または外部に配置される画像形成部2、媒体排出部40および外部読取部60と、筐体10Aの正面の所要の部分をそれぞれ覆って開閉する第1開閉カバー15Aおよび第2開閉カバー11Aとを備えている。第2開閉カバー11Aは、第2カバーの一例であり、開閉可能なカバーとして構成されている。
筐体10Aは、内部の骨組み部分と外部の外装部(外装部分)を有しており、複数のフレーム、外装カバー等の材料で所要の構造および形状からなる構造体である。
第1の実施形態における筐体10Aは、図1に示されるように、その外観が上下方向に長い直方体状の形状からなる構造体として形成されている。
また、筐体10Aは、その外装部が、例えば正面開閉カバーを構成する第2開閉カバー11Aおよび第1開閉カバー15A,背面カバー、左の側面開閉カバー、右の側面カバー14等の外装カバーにより形成されている。このうち背面カバー、右の側面カバー14等の外装カバーは、例えば開閉動せず固定して取り付けられた非開閉カバーになっている。また、外装カバーは、特に異なる説明をする場合を除いて、不透明なカバー(外部から透視できないカバー)として構成されている。
第2開閉カバー11Aと第1開閉カバー15Aの詳細については後述する。
画像形成部2は、画像を記録媒体9に形成するための機器を有する部分である。
第1の実施形態における画像形成部2は、図3または図4に示されるように、画像を作成して記録媒体9に形成する作像部20と、作像部20で使用される記録媒体9を収容して作像部20に供給する媒体供給部30とを有している。ここで、作像部20は、機能上の観点からすると媒体排出部40を含むといえるが、本例では便宜上、媒体排出部40を含まないものとして扱う。記録媒体9としては、例えば、所定のサイズからなるシート状の普通紙、コート紙、厚紙等の媒体が使用される。
画像形成部2における作像部20は、現像剤からなる画像を最終的に記録媒体9に形成する電子写真方式の作像装置を用いて構成されている。
電子写真方式の作像装置からなる作像部20は、いずれも図示しない、像を保持する面を有する感光体等の像保持体と、その像保持体の周囲に配置される帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置等の機器と、像保持体から離れた位置に配置される定着装置を備えている。また、この作像部20は、現像剤補給装置、画像処理装置、制御装置等の機器も備えている。このうち転写装置としては、像保持体に形成する現像剤からなる画像を記録媒体9に直接転写する直接転写方式の装置や、その画像を像保持体から中間転写体を中継して記録媒体9に転写する中間転写方式の装置が採用される。
また、作像部20は、画像形成装置1Aと接続される情報端末機等の外部機器から入力される画像情報に対応した画像を形成する機能と、外部読取部60で読み取られる情報を画像情報として用いてその画像情報に対応した画像を形成する機能を備えている。
このため、作像部20では、上記作像装置において像保持体を中心にした帯電動作、画像情報に対応した露光動作、現像動作、転写動作がこの順に行われる。これにより、作像部20では、像保持体に現像剤からなる画像が作成され、しかる後、その画像が像保持体から記録媒体9に転写される。また、作像部20では、画像が転写された記録媒体9に対して定着動作が行われ、これにより、その画像が記録媒体9に定着される。
画像形成部2における媒体供給部30は、作像部20の下方に配置されている。この媒体供給部30は、いずれも図示しない、記録媒体9を収容するトレイ等の収容体と、その収容体から記録媒体9を送り出す送出装置等の機器を備えている。
収容体は、筐体10Aの内側から外側に引き出して記録媒体9の収容作業等が可能に取り付けられている。この収容体は、単数に限らず、複数であってもよい。また送出装置は、収容体の数と同数のものが配置される。
この媒体供給部30では、作像部20における転写動作に合わせて所要の記録媒体9が作像部20にむけて送り出される。図4における符号37は、記録媒体9が媒体供給部30から作像部20の一部(記録媒体9に画像の転写を行う部分)を通過して排出口41に至るように搬送される主な媒体搬送路である。
次に、媒体排出部40は、画像形成部2で画像が形成された記録媒体9が排出される部分である。
この媒体排出部40は、作像部20の上方に配置されている。また、この媒体排出部40は、筐体10Aの正面部の上部の一部に排出空間43を有している。排出空間43は、図2に示されるように、右側に偏って開口する正面開口43aと、右の側面部に正面部から連続して開口する側面開口43dとで外側に向けて開放された空間になっている。
また、媒体排出部40は、排出空間43の左側の内壁面に、記録媒体9の排出口41が設けられている。また、媒体排出部40は、排出空間43の底面に、排出口41から排出された記録媒体9を積載して収容する積載面部42が設けられている。積載面部42は、例えば、排出口41から右方向に離れるにつれて上方に盛り上がるよう傾く面、要するに右肩上がりの斜面として形成されている。
媒体排出部40では、作像部20において記録媒体9に画像が形成されると、その画像が形成された記録媒体9が媒体搬送路37を経由して搬送された後に排出口41から排出されて収容される。
次に、外部読取部60は、筐体10Aの外部(本例では上方の外部)において読取対象物を読み取る形式の読取部である。
この外部読取部60は、図1等に示されるように、読取対象物を載せて置く台部61と、台部61に置かれる読取対象物を読み取る読取機器部65等の構造部や機器で構成されている。
台部61は、読取対象物を載せて静止させた状態で置くことが可能な平らな上面部61aを有する板状の部材で構成されている。また、台部61は、その上面部61aが筐体10Aの最上面になるよう筐体10Aの上端に取り付けられる。
読取対象物は、台部61に置いて読取機器部65により台部61の上方から読み取ることが可能な物であればよく、例えば、画像の情報が記録されたシート状の原稿の他に、本、雑誌、食品、植物等の立体的な物が含まれる。
読取機器部65は、図4に示されるように、台部61に置かれる読取対象物を光学的に読み取ることが可能な読取機器65aとその読取機器65aを支持して取り付ける部材等で構成されている。第1の実施形態における読取機器部65は、読取機器65aが、台部61の後端側から上方に所要の長さだけ立ち上がった状態で支持部67により支持されて台部61の方を読み取ることが可能な姿勢で取り付けられている。
読取機器65aとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子やレンズ等の光学素子を組み合わせて構成されるカメラが使用される。この読取機器65aとしてのカメラは、書画カメラと称されることもある。読取機器部65は、読み取りの際に台部61に置かれている読取対象物を照明する照明機器を備えていてもよい。
また、読取機器部65は、図1等に示されるように、その読取機器65aを支持する部材の根元側でかつ手前側の位置に、画像形成装置1Aの操作をする操作パネル91が設けられている。操作パネル91は、その操作性の向上等の観点から、台部61より上方に離れた位置に存在するよう配置されている。この操作パネル91は、主に、操作画面の表示と操作が可能なタッチ式液晶パネル等の表示部を有したものであるが、ボタン等の機械的な操作部を備えていてもよい。
次に、画像形成装置1Aにおける第2開閉カバー11Aについて説明する。
第2開閉カバー11Aは、図1から図3等に示されるように、筐体10Aの正面のうち少なくとも第1開閉カバー15Aで覆う部分を除く部分であって画像形成部2を含む部分を覆うことが可能な開閉カバーとして構成されている。
第1の実施形態における画像形成部2を含む部分は、作像部20と媒体供給部30と媒体搬送路37を含む部分としている。
外部読取部60の台部61は、筐体10Aの正面を含む上端部を形成しているが、第1の実施形態では筐体10Aの正面に含まれない部分として扱う。また、上端部は、対象とする面等の領域のうち上端から上方方向の10分の1になる下方位置に至る途中までの部分またはその下方位置に至るまでの部分とする。
また、第2開閉カバー11Aは、その全体形状が、筐体10Aの正面のうち台部61よりも下方の部分であって第1開閉カバー15Aで覆う部分を除く部分に対応した形状になっている。
換言すれば、第2開閉カバー11Aの全体形状は、上下方向に長い長方形のうち第1開閉カバー15Aで覆う部分の形状で切り欠かれた切欠き部を有した形状になっている。上記第1開閉カバー15Aで覆う部分の形状は、図2に示されるように、媒体排出部40の正面開口43aとその直下に存在する正面部分18Aを合体させてなる横長の長方形状である。
また、第2開閉カバー11Aは、その外表面11Aa(図5参照)が左右の端部の後方に湾曲する湾曲面部を除けば、平面になっている。第2開閉カバー11Aは、開いたときの第1開閉カバー15Aと少なくとも向き合う部分が、少なくとも平面になっている。なお、その向き合う部分は、その一部に後方に窪んだ部分や後方に湾曲する部分が存在してもよい。
また、第2開閉カバー11Aは、画像形成装置1Aが設置される設置面GL(図4参照)に対してほぼ垂直の状態で配置され、また第1開閉カバー15Aよりも上下方向で長い寸法からなる形状のカバーとして構成されている。
ほぼ垂直の状態とは、設置面に対して垂直の状態(90°の角度をなす状態または重力方向に沿う状態)から前後に10°程度の角度をなす範囲内にある状態である。
さらに、第2開閉カバー11Aは、図3等に示されるように、筐体10Aの正面の左端においてヒンジ等の複数(本例では3つ)の第2開閉支持部材16を介して矢印Do,Dcで示す方向に開閉動するよう取り付けられている。これにより、第2開閉カバー11Aは、その全体が左横方向(矢印Doで示す方向)に開くようになっている。
ちなみに、右の側面カバー14の前側端部には、図1や図3等に示されるように取っ手誘導窪み部14cが設けられている。取っ手誘導窪み部14cは、第2開閉カバー11Aを開ける際に、第2開閉カバー11Aの取っ手になる部分にユーザの指を引っ掛けやすいように誘導する窪み形状で形成された部分である。
次に、画像形成装置1Aにおける第1開閉カバー15Aについて説明する。
第1開閉カバー15Aは、図1、図2等に示されるように、筐体10Aの正面のうち媒体排出部40の正面開口43aの一部を含む部分を覆うように開閉する、正面の部分的な開閉カバーである。
媒体排出部40の正面開口43aの一部は、正面開口43a全体の8割程度の範囲を占める部分である。媒体排出部40の正面開口43aの一部を覆うよう構成された第1開閉カバー15Aについては後述する(図11)。
第1開閉カバー15Aは、図2、図5等のいずれかに示されるように、その閉じたときの下端部15vが第2開閉カバー11Aの上部に開閉支持部材8により接続されており、これにより、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近または接触した状態になるまで開くよう取り付けられている。
第2開閉カバー11Aの上部は、対象とする領域の上下方向における中央から上端に至る部分とする。第1の実施形態における第2開閉カバー11Aの上部は、図2等に示されるように第2開閉カバー11Aの上記した切り欠き部における上端とする。
また、第1開閉カバー15Aに適用される開閉支持部材8は、第1開閉カバー15Aの閉じたときの下端部15vと第2開閉カバー11Aの上部との間を接続して使用されるので、下ヒンジとして機能する。
さらに、第1開閉カバー15Aが第2開閉カバー11Aの表面に接近した状態になるとは、開けたときの第1開閉カバー15Aの少なくとも下端部(実際は閉じたときの上端部15t)が第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに近づくが接しない非接触の状態になることをいう。
また、第1開閉カバー15Aが第2開閉カバー11Aの表面に接触した状態になるとは、開けたときの第1開閉カバー15Aの少なくとも下端部が第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接触した状態になることをいう。
そして、第1開閉カバー15Aは、図5(B)等に示されるように、その開けたときの下端側になる下端部15tと第2開閉カバー11Aとの離間距離D1が10mm以下になるまで開くよう開閉支持部材8に支持されて取り付けられている。これにより、第1開閉カバー15Aは、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近または接触した状態になるまで開くようになる。
この場合、第1開閉カバー15Aについて上記離間距離D1が10mmを超えるようになって開くように構成したときは、媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときのユーザの手が第1開閉カバー15Aにぶつかるおそれが生じ、媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出しにくくなる。
ちなみに、ユーザの手がぶつかるおそれについては、記録媒体9を取り出すときのユーザの手は、媒体排出部40に対してその下方側から向かって延びるような軌跡を描くように移動することが多い。このため、その軌跡が下ヒンジを介して開けた状態の第1開閉カバー15Aと交差する可能性が高まり、その結果、ユーザの手が開けた状態の第1開閉カバー15Aにぶつかる可能性も高まる。
また、第1開閉カバー15Aは、図5(B)等に示されるように、その閉じたときの姿勢から筐体10Aの正面手前側に170°から180°の範囲の角度θ1で開くよう開閉支持部材8により取り付けられていると言い換えることもできる。この場合も、第1開閉カバー15Aは、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近または接触した状態になるまで開くようになる。
角度θ1は、図5に示されるように、閉じたときの第1開閉カバー15Aの外表面15Aaの位置または重力方向Gの真上を0°(閉じ位置P)としたときに、筐体10Aの正面側に開けた第1開閉カバー15Aの外表面15Aaまでのなす角度とする。170°から180°の範囲は、170°以上かつ180°以下の範囲である。
この場合、第1開閉カバー15Aについて上記角度θ1が150°以下の範囲の角度になって開くように構成したときは、媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときのユーザの手が第1開閉カバー15Aにぶつかるおそれが生じ、媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出しにくくなる。
第1の実施形態における第1開閉カバー15Aは、全体の外観形状がほぼ矩形(厳密には横長のほぼ長方形)の形状からなるカバーである。この第1開閉カバー15Aは、その外表面15Aaが右端部の後方に湾曲する面部分を除いてほぼ平面になっている。
これにより、第1開閉カバー15Aは、筐体10Aの正面のうち媒体排出部40の正面開口43aの全部と、その正面開口43aの直下に連続して存在する正面部分18Aとを併せて覆うことができる開閉カバーになっている。
ここで、第1の実施形態における媒体排出部40の正面開口43aは、その全体形状が、図4等に示されるように、横長の長方形のうち下辺が記録媒体9の積載面部42の正面から見える形状に変更された形状からなる開口である。
つまり、この積載面部42の正面から見える形状は、右肩上がりの傾斜面に沿う線とその傾斜の右上端から筐体10Aの右端にほぼ水平に延びる線とを組み合わせた線形状になっている。これは、この正面開口43aの形状が、左側に存在する台形と右側に存在する四角形とを結合した形状になっているとも換言できる。
また、筐体10Aの上記正面部分18Aは、その全体形状が、図4等に示されるように媒体排出部40の正面開口43aの下辺部とその正面開口43aの最下部Pvから左右方向に延びる仮想の水平線VLと筐体10Aの右の端部10mとで囲まれるほぼ台形からなる部分である。
この正面部分18Aは、第1開閉カバー15Aにより覆って開閉することが必要な部分(媒体排出部40の正面開口43a)とは異なって開閉が不要な部分でもある。
また、第1開閉カバー15Aは、その下端部15vが、図2,図4,図5等に示されるように第2開閉カバー11Aの上部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に矢印Mo,Mcで示す方向に回転して第1開閉カバー15Aを筐体10Aの正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材8により接続されている。
この場合、開閉支持部材8は、閉じているときの第1開閉カバー15Aおよび第2開閉カバー11Aの各内側面に配置されて取り付けられている。このときの第1開閉カバー15Aの内側や第2開閉カバー11Aの内側面とは、図5(A)に示されるように、その各開閉カバー15A,11Aが閉じているときの外表面15Aa,11Aaとは反対側の内表面15Ab,11Abをいう。
第1の実施形態では、開閉支持部材8として、左右方向で離れた異なる位置に配置する左右の開閉支持部材8A,8Bが適用されている。
左右の開閉支持部材8A,8Bは、図5に示されるように、台座81と、本体部82と、スライド部83と、3つのリンク84a,84b,84cと、3つの軸85a,85b,85cとを備えている。
台座81は、支持体になる第2開閉カバー11Aの内表面11Abに固定されるよう取り付けられている。この台座81は、例えばブラケット形式のフレームであるが、第2開閉カバー11Aの一部として形成される部分であってもよい。
本体部82は、台座81の上面に取り付けられて固定されている部分である。
スライド部83は、本体部82に対して前方に突出するよう所要の距離だけ進退移動する部分である。このスライド部83は、その左右の側面から突出するピン83aが本体部82に形成された前後方向に長いスライド孔82aに嵌め入れられた状態で移動案内されるとともに移動範囲が規制される部品として形成されている。
軸85a,85b,85cは、リンク84a,84b,84cの基部や結合部を回動可能にそれぞれ接続する軸である。
第1軸85aは、リンク84aの基部を接続するようスライド部83の軸受けに配置されている。第2軸85bは、リンク84aとリンク84bを接続するよう各端部(結合部)の軸受けに配置されている。第3軸85cは、リンク84bの基部を接続するようリンク84cの軸受けに配置されている。
また、軸85a,85b,85cはいずれも、第1開閉カバー15Aを開閉する際に移動(変位)する軸になっている。
リンク84a,84b,84cは、スライド部83に対して回動可能に延びる3節のオープンループ構造をなすリンクである。
第1リンク84aは、その一端部が第1軸85aを介してスライド部83の上方に立ち上がるよう回動可能に取り付けられている。第2リンク84bは、その一端部が第2軸85bを介して第1リンク84aの他端部に回動可能に接続されていて、その他端部が第3軸85cを介して第3リンク84cに回動可能に接続されている。第3リンク84cは、第1開閉カバー15Aの内側の下端部15vに固定されるよう取り付けられるとともに、第2リンク84bの他端部が第3軸85cを介して回動可能に取り付けられている。
またリンク84a,84b,84cは、第1開閉カバー15Aを閉じたときと開けたときに、その各姿勢が第1開閉カバー15Aの次の開閉操作を受けない限りにおいてそれぞれ保持される仕組みになっている。
第1開閉カバー15Aは、閉じた状態では、図5(A)に示されるように、第2開閉カバー11Aの切り欠き部における上端の上方においてほぼ垂直に起立した状態になる。
この際、第1開閉カバー15Aは、その外表面15Aaが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaとほぼ面一の状態になるよう、左右の開閉支持部材8A,8Bにより支持されつつ保持される。
このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、スライド部83が後退移動して本体部82に格納されたような状態になる。また、このときの開閉支持部材8A,8Bは、第1リンク84a、第2リンク84bおよび第3リンク84cがスライド部83の上方において第2軸85bと第3軸85cでそれぞれVの字状に屈曲して交互に折り畳まれたような状態になる。
またこのときの開閉支持部材8A,8Bは、第1開閉カバー15Aの内側と第2開閉カバー11Aの内側に配置されているので、装置の正面Ft側から見えないようになっている(図1を参照)。
また、第1開閉カバー15Aは、開けた状態では、図5(B)に示されるように、第2開閉カバー11Aの切り欠き部における上端において、その閉じたときにおける上端部15tを下にしてかつそのときにおける下端部15vを上にした状態(換言すれば表裏面を反対にした状態)で、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近または接触した状態に保持される。
この際、第1開閉カバー15Aは、その外表面15Aaが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaと接触または接近した状態になるよう、左右の開閉支持部材8A,8Bにより支持されつつ保持される。
このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、スライド部83が前方に移動して本体部82から突出したような状態になり、また第1リンク84aが第1軸85aで回動してスライド部83から前方に倒れ込んでほぼ水平の姿勢に維持された状態になる。この際、第1軸85aはスライド部83の移動に伴って前方に移動して変位し、第2軸85bはスライド部83の移動と第1リンク84aの姿勢の変化に伴って前方に下降するよう移動して変位する。
また、このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、第2リンク84bが、第2軸85bで回動して倒れ込んだ第1リンク84aの他端部から第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近するように傾いた状態になる。この際、第3軸85cは第2リンク84bおよび第3リンク84cの姿勢の変化に伴って前方に下降するよう移動して変位する。
さらに、このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、第3リンク84cが、第2リンク84bの他端部において第3軸85cでほぼ180°の角度だけ回動して第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近した状態になる。第1開閉カバー15Aは、実質的に、移動する第3軸85cを中心に回転して開いた状態になる。
またこの際、左右の開閉支持部材8A,8Bは、第2リンク84bや第3リンク84cが装置の正面Ft側から見えるようになる(図2や図5(B)を参照)。
またこの際、左右の開閉支持部材8A,8Bは、図5(B)に示されるように、第2軸85bおよび第3軸85cとそれらの図示しない軸受けが第2開閉カバー11Aよりもユーザに対して装置の手前Ft側に位置するようになる。
以上の構成からなる画像形成装置1Aは、図1に示されるように、第2開閉カバー11Aと第1開閉カバー15Aを閉じているときは、筐体10Aの正面において少なくとも画像形成部2と媒体排出部40の正面開口43aを含む部分とが、不透明である第2開閉カバー11Aおよび第1開閉カバー15Aによってそれぞれ覆われた状態になる。
これにより、画像形成装置1Aでは、例えば画像形成動作、外部読取動作等の動作が行われず使用されないときに、筐体10Aの正面側から媒体排出部40(の正面開口43a)が視認されることがなくなる。この結果、画像形成装置1Aでは、筐体10Aの正面手前側から見た際、媒体排出部40の存在感のない整然とした外観が得られる。
また、この画像形成装置1Aは、例えば、画像形成動作等の動作を行うために使用するときには、図2に示されるように、第2開閉カバー11Aを閉じた状態で第1開閉カバー15Aだけを装置の正面Ft手前側に開けた状態にすることができる。
これにより、画像形成装置1Aでは、筐体10Aの正面において少なくとも媒体排出部40の正面開口43aの全部と正面部分18Aとが外部に解放された状態になる。この結果、画像形成動作により画像が形成された記録媒体9が媒体排出部40に排出されたときには、ユーザは媒体排出部40の例えば正面開口43aから手を差し入れて当該排出された記録媒体9を媒体排出部40から取り出すことができる。
そして画像形成装置1Aでは、第1開閉カバー15Aを開けたときには、図2や図5(B)に示されるように、第1開閉カバー15Aの外表面15Aaが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaと、上記した各条件を満たすように接触または接近した状態になるまで開くことになる。
これにより、開けた第1開閉カバー15Aは、図5(B)に示されるように、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaから装置の正面Ft手前側に突出する量E1が、例えば図13に示されるような比較例1の第1開閉カバー150等に関する構成例の場合(突出する量Ex)に比べると、大幅に減少する。
この場合、突出する量E1は、第2開閉カバー11Aの外表面11Aaと第1開閉カバー15Aの内表面15Abとの最大の距離になる。また、図13に示される比較例1は、下ヒンジで支持される第1開閉カバー150が閉じたときの姿勢または重力方向Gの真上を0°(閉じ位置P)としたときの位置から、正面手前側に90°ないし150°程度の範囲の角度θxになるまでしか開かないよう構成されている構成例である。
したがって、画像形成装置1Aでは、図13に示される比較例1の第1開閉カバー150のように角度θxになるまでしか開かないよう構成されている場合に比べると、開けたときの第1開閉カバー15Aが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaから突出する量E1が限界に近いレベルまで少なくなり、ユーザの媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときの手の軌跡と交差する可能性がほぼ無くなる。このことから、画像形成装置1Aでは、ユーザの手が開けたときの第1開閉カバー15Aにぶつかるおそれがなくなり、ユーザが媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出しやすくなる。
また、画像形成装置1Aにおける左右の開閉支持部材8A,8Bは、図5(B)に示されるように、第2軸85bおよび第3軸85cとそれらの図示しない軸受けが第2開閉カバー11Aよりも装置の正面Ft手前側に位置するようになっている。
このため、画像形成装置1Aでは、左右の開閉支持部材8A,8Bの第2軸85bおよび第3軸85cとその軸受けが第1開閉カバー15Aを開けたときに第2開閉カバー11Aよりも正面Ft手前側に位置しないよう取り付けられている場合に比べると、第1開閉カバー15Aを第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに対して上記した各条件を満たすように接近または接触した状態になるよう開けることが容易になる。
さらに、画像形成装置1Aにおける第2開閉カバー11Aは、図1,図2,図5等に示されるように、開いたときの第1開閉カバー15Aと少なくとも向き合う部分が平面になっている。
このため、画像形成装置1Aでは、第2開閉カバー11Aのうち開いたときの第1開閉カバー15Aと少なくとも向き合う部分がその一部に他の部分から前方等に突出する部分を有する面である場合に比べると、第2開閉カバー11Aの少なくとも該当する向き合う部分に第1開閉カバー15Aの開けることを阻害するものがなく、第1開閉カバー15Aを上記した各条件を満たす状態になるよう開けられやすくなる。
この他、画像形成装置1Aにおける第1開閉カバー15Aは、開閉可能な第2開閉カバー11Aに取り付けられている。
このため、画像形成装置1Aでは、第1開閉カバー15Aが媒体排出部40の正面開口43a以外の正面部分18Aを覆って開閉する場合であってその正面部分18Aに着脱部品27A,27Bの装着部を設ける必要がある場合に、次の効果がある。すなわち、その装着部に、第1開閉カバー15Aを開けただけでは第2開閉カバー11Aによって一部が覆われて着脱作業を行えない着脱部品27B(図2を参照)が存在することがあっても、第2開閉カバー11Aを開けることでその着脱部品27Bの着脱作業を行えるようになる(図3や図4を参照)。
着脱部品27A,27Bとしては、例えば、画像形成部2の作像部20で使用する現像剤を補給する現像剤が収容された現像剤容器が挙げられる。
第2の実施形態.
図6は、この発明の第2の実施形態に係る画像形成装置1Bを斜め前方側から見たときの斜視図である。図7は、画像形成装置1Bの第1開閉カバー15Bを開けたときの斜視図である。
第2の実施形態に係る画像形成装置1Bは、図6と図7に示されるように、第1開閉カバー15Aに代えて第1開閉カバー15Bを適用した点と、その第1開閉カバー15Bに適合する第2開閉カバー11Bを適用した点で変更した以外は第1の実施形態に係る画像形成装置1Aと同じ構成になっている。筐体10Bは、第1開閉カバー15Bと第2開閉カバー11Bに変更される点を除いて第1の実施形態における筐体10Aと同じ構成になっている。
このため以下の説明では、共通する構成部分については第1の実施形態で用いた符号を同様に付して表し、その説明を必要な場合を除いて省略する。
第2の実施形態における第1開閉カバー15Bは、第1の実施形態における第1開閉カバー15Aで覆って開閉する部分(媒体排出部40の正面開口43aの全部と正面部分18A:図2を参照)に加えて、図7に示されるように、筐体10Bのうち媒体排出部40の正面開口43aの左端から筐体10Bの左の端部に至る第2正面部分18Bも含んで開閉するよう構成されている。
第2正面部分18Bは、その全体形状が、図7に示されるように媒体排出部40の正面開口43aの左端の辺部と、筐体10Bの左の端部10hと、正面開口43aの最下部Pvから左右方向に延びる仮想の水平線VL(図4を参照)の延長線と、外部読取部60の台部61とで囲まれるほぼ四角形からなる部分である。
また第2正面部分18Bは、正面部分18Aの場合と同様に、第1開閉カバー15Bにより覆って開閉することが必要な部分とは異なって開閉が不要な部分でもある。開閉することが必要な部分は、媒体排出部40の正面開口43aと正面部分18Aである。
また、第1開閉カバー15Bは、図6や図7に示されるように、全体の外観形状がほぼ矩形からなる開閉カバーとして構成されている。ほぼ矩形は、筐体10Bの横幅とほぼ同じ長さからなる横長のほぼ長方形の形状である。
これにより、第1開閉カバー15Bは、筐体10Bの正面のうち媒体排出部40の正面開口43aと、その正面開口43aの直下に存在する正面部分18Aと、その正面開口43aから左の端部10hに至る第2正面部分18Bとを併せて覆うことができる開閉カバーになっている。
第1開閉カバー15Bは、図7に示されるように、その閉じたときの下端部が第2開閉カバー11Bの上部における上端と左右の開閉支持部材8A,8Bにより接続されており、第2開閉カバー11Bの外表面11Baに対して、第1の実施形態における第1開閉カバー15Aの場合と同様の条件を満たすように接近または接触した状態になるまで開くよう取り付けられている(図5(B)を参照)。
左右の開閉支持部材8A,8Bは、第1の実施形態における左右の開閉支持部材8A,8Bと同様のものであり、第1開閉カバー15Bの左右方向で離れた異なる位置に配置されている。
次に、第2開閉カバー11Bは、図6と図7に示されるように、筐体10Bの正面のうち第1開閉カバー15Bで覆う部分を除く部分であって、画像形成部2(図3,図4を参照)を含む部分を覆うことが可能な開閉カバーとして構成されている。第1開閉カバー15Bで覆う部分は、媒体排出部40の正面開口43aの全部と正面部分18Aと第2正面部分18Bとである。
また、第2開閉カバー11Bは、その全体形状が、筐体10Bの正面のうち台部61よりも下方の部分である上下方向に長い長方形の形状になっている。
換言すれば、第2開閉カバー11Bの全体形状は、上記上下方向に長い長方形のうち第1開閉カバー15Bで開閉する部分の形状で切り欠かれた形状になっている。
また、第2開閉カバー11Bは、図6や図7に示されるように、その外表面11Baが左右の端部の後方に湾曲する湾曲面部を除けば、平面になっている。第2開閉カバー11Bは、開いたときの第1開閉カバー15Bと少なくとも向き合う部分がほぼ平面になっている。
第2開閉カバー11Bは、これ以外については第1の実施形態における第2開閉カバー11Aとほぼ同じ構成になっている。
以上の構成からなる画像形成装置1Bは、図6に示されるように、第2開閉カバー11Bと第1開閉カバー15Bを閉じているときは、筐体10Bの正面において少なくとも画像形成部2と媒体排出部40の正面開口43aを含む部分とが不透明である第2開閉カバー11Bおよび第1開閉カバー15Bによってそれぞれ覆われた状態になる。
これにより、画像形成装置1Bでは、例えば画像形成動作、外部読取動作等の動作が行われず使用されないときに、筐体10Bの正面側から媒体排出部40(の正面開口43a)が視認されることがなくなる。この結果、画像形成装置1Bでは、筐体10Bの正面手前側から見た外観が媒体排出部40の存在感がなく、しかも第2開閉カバー11Bと第1開閉カバー15Bとの間で上下方向に延びる分割線も存在することなく、より整然とした外観が得られるようになる。
また、この画像形成装置1Bは、画像形成動作等の動作を行うために使用するときには、図7に示されるように、第2開閉カバー11Bを閉じた状態で第1開閉カバー15Bだけを装置の正面Ft手前側に開けた状態にすることができる。
これにより、画像形成装置1Bでは、筐体10Bの正面において少なくとも媒体排出部40の正面開口43aと正面部分18Aと第2正面部分18Bとがいずれも外部に解放された状態になる。この結果、画像形成動作により画像が形成された記録媒体9が媒体排出部40に排出されたときには、ユーザは媒体排出部40の正面開口43aから手を差し入れて当該排出された記録媒体9を媒体排出部40から取り出すことができる。
そして画像形成装置1Bでは、図7に示されるように、第1開閉カバー15Bを開けたときに、その第1開閉カバー15Bの外表面が第2開閉カバー11Bの外表面11Baと第1の実施形態における第1開閉カバー15Aの場合と同様の条件を満たすように接触または接近した状態になるまで開くことになる(図5(B)を参照)。
これにより、開けた第1開閉カバー15Bは、図5(B)に示されるように、第1の実施形態における第1開閉カバー15Aの場合とほぼ同様に、第2開閉カバー11Bの外表面11Baから装置の正面Ft手前側に突出する量E1が、図13に示される比較例1の第1開閉カバー150等に関する構成例である場合(突出する量Ex)に比べると、大幅に減少する。
したがって、画像形成装置1Bでは、図13に示される比較例1の第1開閉カバー150のように角度θxになるまでしか開かないよう構成されている場合に比べると、開けたときの第1開閉カバー15Bが第2開閉カバー11Bの外表面11Baから突出する量E1が限界に近いレベルまで少なくなり、ユーザの媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときの手の軌跡と交差する可能性がほぼ無くなる。このことから、画像形成装置1Bにおいても、ユーザが媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出す際、開けたときの第1開閉カバー15Bにユーザの手がぶつかるおそれがなくなり、ユーザが媒体排出部40から記録媒体9を取り出しやすくなる。
また、画像形成装置1Bにおいても、第1の実施形態に係る画像形成装置1Aで得られる上記他の効果が同様に得られる。
第3の実施形態.
図8は、この発明の第3の実施形態に係る画像形成装置1Cを斜め前方側から見たときの斜視図である。図9は、画像形成装置1Cの第1開閉カバー15Cを開けたときの斜視図である。
第3の実施形態に係る画像形成装置1Cは、図8と図9に示されるように、外部読取部60を有しない筐体10Cに変更した点と、第1開閉カバー15Bに代えて上端側に配置する開閉支持部材8A,8Bに支持されて開閉する第1開閉カバー15Cを適用した点で変更した以外は第2の実施形態に係る画像形成装置1Bと同じ構成になっている。
以下の説明では、共通する構成部分については第2の実施形態(第1の実施形態も含む)で用いた符号を同様に付して表し、その説明を必要な場合を除いて省略する。
筐体10Cは、第1開閉カバー15Cに変更される点と外部読取部60を省略されている点を除いて第2の実施形態における筐体10Bとほぼ同じ構成になっている。このため、筐体10Cは、その内部に画像形成部2および媒体排出部40が配置されている。
また、筐体10Cは、外部読取部60を省略した関係で、上面部に上面カバー13を配置している。さらに、筐体10Cは、上面カバー13と媒体排出部40の上辺部との間に正面上端カバー11D,右上端カバー14D等の外装カバーが設けられている。正面上端カバー11Dは、開閉動しない非開閉式のカバーであるが、開閉式のカバーとして構成しても構わない。
第3の実施形態における第1開閉カバー15Cは、全体の外観形状がほぼ矩形(厳密には横長のほぼ長方形)の形状からなるカバーである。この第1開閉カバー15Cは、その外表面15Caがほぼ平面になっている。
これにより、第1開閉カバー15Cは、筐体10Cの正面のうち媒体排出部40の正面開口43aの全部と、その正面開口43aの直下に連続して存在する正面部分18Aと、その正面開口43aの左側に存在する第2正面部分18Bとを併せて覆うことができる開閉カバーになっている。
そして、第1開閉カバー15Cは、図9、図10等のいずれかに示されるように、その閉じたときの上端部15tが筐体10Cの一部である正面上端カバー11Dの下部に左右の開閉支持部材8A,8Bにより支持されて接続されている。これにより、第1開閉カバー15Cは、正面上端カバー11Dの外表面11Daに接近または接触した状態になるまで開くよう取り付けられている。
この場合、第1開閉カバー15Cに適用される左右の開閉支持部材8A,8Bは、第1開閉カバー15Cの閉じたときの上端部15tと正面上端カバー11Dの下部との間を接続して使用されるので、上ヒンジとして機能する。
また、第1開閉カバー15Cが正面上端カバー11Dの表面である外表面11Daに接近した状態になるとは、開けたときの第1開閉カバー15Cの少なくとも下端部(実際は閉じたときの下端部15v)が正面上端カバー11Dの外表面11Daに近づくが接しない非接触の状態になることをいう。
また、第1開閉カバー15Cが正面上端カバー11Dの外表面11Daに接触した状態になるとは、開けたときの第1開閉カバー15Cの少なくとも下端部15vが正面上端カバー11Dの外表面11Daに接触した状態になることをいう。
また、第1開閉カバー15Cは、図10(B)等に示されるように、その閉じたときの姿勢から筐体10Cの正面手前側に170°以上の範囲の角度θ2で開くよう左右の開閉支持部材8A,8Bに支持されて取り付けられている。これにより、第1開閉カバー15Cは、正面上端カバー11Dの外表面11Daに接近または接触した状態になるまで開くようになる。
この場合、角度θ2は、図10に示されるように、閉じたときの第1開閉カバー15Cの外表面15Caの位置または重力方向Gの真下を0°(閉じ位置Q)としたときに、筐体10Cの正面手前側に開けた第1開閉カバー15Cの外表面15Caまでのなす角度とする。また、第1開閉カバー15Cは、170°以上の範囲の角度θ2で開くが、その角度θ2の最大値は、例えば、第1開閉カバー15Cを開けたときに最初に接触する筐体10Cの一部に接触して止まったときの角度か、または左右の開閉支持部材8A,8Bの最大に開くときの角度のいずれかになる。
また、第1開閉カバー15Cについて図14に示される比較例2の場合のように上記角度θ2が150°以下の範囲の角度になって開くように構成したときは、第1開閉カバー15Cが媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときのユーザの視界を邪魔してしまうおそれが生じるか、第1開閉カバー15Cが記録媒体9を取り出すときのユーザの手が第1開閉カバー15Cにぶつかるおそれが生じる。このため、ユーザは、媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出しにくくなる。
ちなみに、ユーザの視界を邪魔してしまうおそれについては、記録媒体9を取り出すときのユーザの視線は、媒体排出部40に対してその上方側から向けられることが多い。この場合は、その視線が上ヒンジを介して開けた状態の第1開閉カバー15Cと交差する可能性が高まり、その結果、ユーザの媒体排出部40を見るときの視界が開けた状態の第1開閉カバー15Cで妨げられる可能性も高まる。
さらに、第1開閉カバー15Cは、その閉じたときの上端部15tが、図9,図10等に示されるように正面上端カバー11Dの下部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に矢印Mo,Mcで示す方向に回転して第1開閉カバー15Cを筐体10Cの正面手前側に開くよう支持する左右の開閉支持部材8A,8Bにより接続されている。
左右の開閉支持部材8A,8Bとしては、第1の実施形態における開閉支持部材8A,8Bと同様のものが適用されている。
第1開閉カバー15Cは、閉じた状態では、図10(A)に示されるように、正面上端カバー11Dの下端の下方であって第2開閉カバー11Cの上部の上方においてほぼ垂直に起立した状態になる。
この際、第1開閉カバー15Cは、その外表面15Caが第2開閉カバー11Cの外表面11Caと正面上端カバー11Dの外表面11Daとに対してほぼ面一の状態になるよう、左右の開閉支持部材8A,8Bにより支持されつつ保持される。
このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、上下が逆になる点で異なるが、それ以外については第1の実施形態における開閉支持部材8A,8Bとほぼ同じ状態になる。
またこのときの開閉支持部材8A,8Bは、第1開閉カバー15Cの内側と正面上端カバー11Dの内側に配置されているので、装置の正面Ft側から見えないようになっている(図8を参照)。
また、第1開閉カバー15Cは、開けた状態では、図10(B)に示されるように、正面上端カバー11Dの下端において、その下端部15vを上にしてかつその上端部15tを下にした状態(換言すれば表裏面を反対にした状態)で正面上端カバー11Dの外表面11Daに接近または接触した状態に保持される。
この際、第1開閉カバー15Cは、その外表面15Caが正面上端カバー11Dの外表面11Daと接触または接近した状態になるよう、左右の開閉支持部材8A,8Bにより支持されつつ保持される。
このときの左右の開閉支持部材8A,8Bは、上下が逆になる点で異なるが、それ以外については第1の実施形態における開閉支持部材8A,8Bの場合とほぼ同じ動きをし、かつほぼ同じ状態になる。また、このときの第1開閉カバー15Cは、実質的に、移動する第3軸85cを中心に回転して開いた状態になる。
またこの際、左右の開閉支持部材8A,8Bは、第2リンク84bや第3リンク84cが装置の正面Ft側から見えるようになる(図8や図10(B)を参照)。
またこの際、左右の開閉支持部材8A,8Bは、図10(B)に示されるように、第2軸85bおよび第3軸85cとそれらの図示しない軸受けが正面上端カバー11Dおよび第2開閉カバー11Cよりもユーザに対して装置の手前Ft側に位置するようになる。
以上の構成からなる画像形成装置1Cは、図8に示されるように、第2開閉カバー11Cと第1開閉カバー15Cを閉じているときは、筐体10Cの正面において少なくとも画像形成部2と媒体排出部40の正面開口43aとを含む部分とが、不透明である第2開閉カバー11Cおよび第1開閉カバー15Cによってそれぞれ覆われた状態になる。
また、この画像形成装置1Cは、例えば、画像形成動作等の動作を行うために使用するときには、図9に示されるように、第2開閉カバー11Cを閉じた状態で第1開閉カバー15Cだけを装置の正面Ft手前側に開けた状態にすることができる。
これにより、画像形成装置1Cでは、筐体10Cの正面において少なくとも媒体排出部40の正面開口43aの全部と正面部分18Aと第2正面部分18Bが外部にそれぞれ解放された状態になる。この結果、画像形成動作により画像が形成された記録媒体9が媒体排出部40に排出されたときには、ユーザは媒体排出部40の例えば正面開口43aから手を差し入れて当該排出された記録媒体9を媒体排出部40から取り出すことができる。
そして画像形成装置1Cでは、第1開閉カバー15Cを開けたときには、図9や図10(B)に示されるように、第1開閉カバー15Cの外表面15Caが正面上端カバー11Dの外表面11Daと、上記した条件を満たすように接触または接近した状態になるまで開くことになる。
これにより、開けた第1開閉カバー15Cは、図10(B)に示されるように、正面上端カバー11Dの外表面11Daから装置の正面Ft手前側に突出する量E2が、例えば図14に示されるような比較例2の第1開閉カバー150C等に関する構成例の場合(突出する量Ex)に比べると、大幅に減少する。
この場合、図14に示される比較例2は、上ヒンジで支持される第1開閉カバー150Cが閉じたときの姿勢または重力方向Gの真下を0°(閉じ位置Q)としたときの位置から、正面手前側に90°ないし150°程度の範囲の角度θyになるまでしか開かないよう構成されている構成例である。
したがって、画像形成装置1Cでは、図14に示される比較例2の第1開閉カバー150Cのように角度θyまでしか開かないよう構成されている場合に比べると、図10(B)に示されるように、開けたときの第1開閉カバー15Cが正面上端カバー11Dの外表面11Daから突出する量E2が限界に近いレベルまで少なくなる。このため、ユーザの媒体排出部40から記録媒体9を取り出すときの視界の妨げになる可能性や、そのときのユーザの手の軌跡と交差する可能性がほぼ無くなる。このことから、画像形成装置1Cでは、ユーザの視界が開けたときの第1開閉カバー15Cで妨げられるおそれやユーザの手が開けたときの第1開閉カバー15Cにぶつかるおそれがなくなり、ユーザが媒体排出部40に排出された記録媒体9を取り出しやすくなる。
また、画像形成装置1Cにおける左右の開閉支持部材8A,8Bも、図10(B)に示されるように、第2軸85bおよび第3軸85cとそれらの図示しない軸受けが第2開閉カバー11Cと正面上端カバー11Dよりも装置の正面Ft手前側に位置するようになっている。
このため、画像形成装置1Cでは、左右の開閉支持部材8A,8Bの第2軸85bおよび第3軸85cとその軸受けが第1開閉カバー15Cを開けたときに第2開閉カバー11Cと正面上端カバー11Dよりも正面Ft手前側に位置しないよう取り付けられている場合に比べると、第1開閉カバー15Cを正面上端カバー11Dの外表面11Daに対して上記した条件を満たすように接近または接触した状態になるよう開けることが容易になる。
さらに、画像形成装置1Cにおける筐体10Cの一部である正面上端カバー11Dは、図8,図10等に示されるように、開いたときの第1開閉カバー15Cと少なくとも向き合う部分が平面になっている。
このため、画像形成装置1Cでは、正面上端カバー11Dのうち開いたときの第1開閉カバー15Cと少なくとも向き合う部分がその一部に他の部分から前方等に突出する部分を有する面である場合に比べると、正面上端カバー11Dの少なくとも該当する向き合う部分に第1開閉カバー15Cの開けることを阻害するものがなく、第1開閉カバー15Cを上記した条件を満たす状態になるよう開けられやすくなる。
この他、画像形成装置1Cにおける第1開閉カバー15Cは、図10(B)に示されるように、その開けたときの上端部(これは閉じたときの下端部15vでもある)と正面上端カバー11Dとの離間距離D2が10mm以下になるまで開くよう左右の開閉支持部材8A,8Bに支持されて取り付けられてもいる。これにより、第1開閉カバー15Cは、正面上端カバー11Dの外表面11Daに接近または接触した状態になるまで開くようにもなっている。
変形例.
この発明は、第1から第3の各実施形態で例示した内容に限定されるものではなく、例えば、以下に挙げるような変形例も含むものである。
第2および第3の実施形態における第1開閉カバー15B,15Cとしては、図11に示される第1開閉カバー15Eを適用してもよい。
図11に示される第1開閉カバー15Eは、媒体排出部40の正面開口43aの一部を含む部分を覆うように開閉するよう構成された開閉カバーである。より具体的には、第1開閉カバー15Eは、媒体排出部40の正面開口43aの一部と正面部分18Aの一部と第2正面部分18Bの一部を覆うようになっている。
この場合、媒体排出部40の正面開口43aの一部は、媒体排出部40からの記録媒体9の取り出しが不要なときに媒体排出部40の正面開口43aからのユーザの手のアクセスを阻止できるようにする等の観点から、正面開口43a全体の8割程度の範囲を占める部分とされる。
また、第1の実施形態における第1開閉カバー15Aについても、媒体排出部40の正面開口43aの一部を覆う開閉カバーとして構成することも可能である。
第1および第2の実施形態における第1開閉カバー15A,15Bの開閉支持部材8としては、上記左右の開閉支持部材8A,8Bに代えて、図12に示されるような形式の開閉支持部材8Cを左右の開閉支持部材として適用してもよい。
開閉支持部材8Cは、本体部86と、可動部87と、2つの軸85d,85eとを備える、いわば簡易型の開閉支持部材である。
本体部86は、第2開閉カバー11A、11Bの上部に固定して取り付けられる部分である。可動部87は、本体部86の上端部に回動可能に取り付けられるとともに第1開閉カバー15A,15Bの下端部15vと回動可能に取り付けられる部分である。2つの軸85d,85eは、本体部86と可動部87と第1開閉カバー15A,15Bの下端部15vとの各間をそれぞれ回動可能に接続する軸である。このうち軸85eは、可動部87の移動に伴って移動する軸である。
この開閉支持部材8Cは、第3の実施形態における第1開閉カバー15Cにも適用することも可能である。
例えば、この開閉支持部材8Cを適用した第1開閉カバー15Aは、閉じた状態では、図12(A)に示されるように、第2開閉カバー11Aの上端の上方においてほぼ垂直に起立した状態に保持される。
この際、第1開閉カバー15Aは、その外表面15Aaが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaとほぼ面一の状態になるよう左右の開閉支持部材8A,8Bで保持される。
このときの左右の開閉支持部材8Cは、可動部87が第2開閉カバー11Aの上端の上方においてほぼ垂直に起立した状態になる。
またこの際、この開閉支持部材8Cは、第1開閉カバー15Aの内側と第2開閉カバー11Aの内側に配置されるので、第1開閉カバー15Aを閉じているときには装置の正面Ft側から見えないようになっている(図12(A)を参照)。
また、第1開閉カバー15Aは、開けた状態では、図12(B)に示されるように、第2開閉カバー11Aの上端において、その上端部15tを下にしてかつその下端部15vを上にした状態(換言すれば表裏面を反対にした状態)で第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近または接触した状態に保持される。
この際、第1開閉カバー15Aは、その外表面15Aaが第2開閉カバー11Aの外表面11Aaと接触または接近した状態になるよう左右の開閉支持部材8Cに支持されつつ保持される。
このときの左右の開閉支持部材8Cは、はじめに可動部87が第4軸85dで回動して第1開閉カバー15Aと共に装置の正面手前側に倒れ込んでほぼ水平の姿勢に維持された状態になる。続いて、第1開閉カバー15Aが、水平の姿勢に維持された可動部87に対して第5軸85eでほぼ90°の角度だけ回動して下方に倒れるように動いて第2開閉カバー11Aの外表面11Aaに接近した状態になる。
またこの際、左右の開閉支持部材8Cは、可動部87が装置の正面Ft側から見えるようになる(図12(B)を参照)。
さらにこの際、左右の開閉支持部材8Cは、図12(B)に示されるように、第5軸85eとその図示しない軸受けが第2開閉カバー11Aより装置の手前Ft側に位置するようになる。
第1ないし第3の実施形態における第2開閉カバー11A,11B,11Cとしては、開閉動しないカバーを適用してもよい。
第1の実施形態に係る画像形成装置1Aにおいては、第1開閉カバー15Aを半透明のカバーとして構成してもよい。
半透明は、例えば、閉じた第1開閉カバー15Aから媒体排出部40の正面開口43a(実際には積載面部42)の輪郭を少し(何となく)透視できる程度の透明性や、通常時は透視できないが媒体排出部40の排出空間43が平常時よりも明るくなったときに少し透視できる程度の透明性である。
このように構成した場合は、第1開閉カバー15Aを閉じたときでも、例えば図1に破線で積載面部42を示すように、第1開閉カバー15Aから媒体排出部40(実際には積載面部42)を少し透視できるようにすることが可能になる。
また、この場合は、画像形成装置1Aにおいて、媒体排出部40の積載面部42に記録媒体9が排出されると、媒体排出部40の排出空間43を照明する照明部を設けるようにしてもよい。この場合は、第1開閉カバー15Aが閉じられていても、媒体排出部40の排出空間43が平常時よりも明るくなっていることがわかるので、使用者に媒体排出部40の積載面部42に取り忘れの記録媒体9があることを気づかせるようにすること(注意喚起を促すこと)ができる。
半透明については、媒体排出部40の積載面部42に排出された記録媒体9があることを閉じた第1開閉カバー15Aから透視できる程度の透明性としてもよい。
第2および第3の実施形態に係る画像形成装置1B,1Cにおいても、第1開閉カバー15B,15Cを半透明のカバーとして構成してもよい。
この場合、第1開閉カバー15B,15Cの全体を半透明にする構成や、第1開閉カバー15B,15Cのうち媒体排出部40の正面開口43aと正面部分18Aを覆う部分だけ半透明にする構成を採用することができる。
このように構成した場合は、第1開閉カバー15B,15Cを閉じたときでも、例えば図6や図8に破線で積載面部42等を示すように、第1開閉カバー15B,15Cから少なくとも媒体排出部40(実際には積載面部42)を少し透視できるようにすることが可能になる。
媒体排出部40としては、筐体10A(10B,10C)において左右の右側に偏って設けられるものに限らず、その左右の左側に偏って設けられるものであってもよい。
また媒体排出部40の正面開口43aは、第1の実施形態等における正面開口43aの形状に限らず、排出空間43や積載面部42の形状に対応させた他の形状としてもよい。
画像形成装置1としては、第1および第2の実施形態に係る画像形成装置1A,1Bにおいて外部読取部60を省略した構成の画像形成装置であってもよい。外部読取部60を省略した構成の画像形成装置としては、例えば、第3の実施形態に係る画像形成装置1Cが挙げられる。
この他、画像形成装置としては、画像形成部2が現像剤を用いた電子写真方式の画像形成部であることに限らず、他の画像形成方式(例えばインク吐出方式等)からなる画像形成部2を有するものであってもよい。
1A,1B…画像形成装置
2 …画像形成部
8A,8B,8C…左右の開閉支持部材(開閉支持部材の一例)
9 …記録媒体
10A,10B…筐体(筐体の一例)
10h…左の端部
10m…右の端部
11A,11B,11C…第2開閉カバー(第2カバーの一例)
15A,15B,15C…第1開閉カバー(第1開閉カバーの一例)
15t…閉じたときの上端部(または開けたときの下端部)
15v…閉じたときの下端部(または開けたときの上端部)
40…媒体排出部
43…排出空間(開放された空間の一例)
43a…正面開口
43b…側面開口
85a,85b,85c,85e…軸(少なくとも1つの移動する軸の一例)
D …離間距離
θ …角度

Claims (6)

  1. 筐体と、
    画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
    前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
    前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆い、設置面に対してほぼ垂直で前記第1開閉カバーよりも上下方向で長い第2カバーと、
    を備え、
    前記第1開閉カバーは、その閉じたときの下端部が前記第2カバーの上部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その開けたときの下端部と前記第2カバーとの距離が10mm以下になるまで開くよう取り付けられている画像形成装置。
  2. 筐体と、
    画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
    前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
    前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆う第2カバーと、
    を備え、
    前記第1開閉カバーは、その閉じたときの下端部が前記第2カバーの上部に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その閉じたときの姿勢から170°から180°の範囲の角度で開くよう取り付けられている画像形成装置。
  3. 筐体と、
    画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    前記筐体の正面で左右の一方に偏る正面開口と前記正面開口から連続する側面開口とにより外側に開放された空間を有し、前記空間内に前記画像形成部で画像が形成された記録媒体が排出される媒体排出部と、
    前記筐体の正面のうち前記媒体排出部の正面開口の一部を含む部分を覆って開閉する第1開閉カバーと、
    前記筐体の正面のうち少なくとも前記第1開閉カバーで覆う部分を除く部分を覆う第2カバーと、
    を備え、
    前記第1開閉カバーは、その閉じたときの上端部が前記筐体に、少なくとも1つの移動する軸を中心に回転して前記第1開閉カバーを前記筐体の正面手前側に開くよう支持する開閉支持部材により接続されて、その閉じたときの姿勢から170°以上の範囲の角度で開くよう取り付けられている画像形成装置。
  4. 前記開閉支持部材は、前記少なくとも1つの軸とその軸受けが、前記第1開閉カバーを開けたときに前記第2カバーよりもユーザに対して手前側に位置するよう取り付けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2カバーのうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分が、平面になっている請求項1、2または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記筐体のうち開いたときの前記第1開閉カバーと少なくとも向き合う部分が、平面になっている請求項3または4に記載の画像形成装置。
JP2021135288A 2021-08-23 2021-08-23 画像形成装置 Pending JP2023030253A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021135288A JP2023030253A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 画像形成装置
US17/560,293 US11865851B2 (en) 2021-08-23 2021-12-23 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021135288A JP2023030253A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023030253A true JP2023030253A (ja) 2023-03-08

Family

ID=85227722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021135288A Pending JP2023030253A (ja) 2021-08-23 2021-08-23 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11865851B2 (ja)
JP (1) JP2023030253A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2443175A1 (de) * 1974-09-10 1976-03-25 Siemens Ag Vorrichtung in schreibmaschinen zum schwenkbaren lagern der oberen gehaeuseabdeckung
JPS62131571U (ja) * 1986-02-12 1987-08-19
JPH056040A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH11214861A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012123234A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US9908351B1 (en) * 2017-02-27 2018-03-06 Datamax-O'neil Corporation Segmented enclosure
CN211567374U (zh) * 2019-09-26 2020-09-25 武汉理工大学 一种基于无线通讯模块带有保护装置的户外打印机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4301900B2 (ja) 2003-09-09 2009-07-22 シャープ株式会社 画像形成装置
JP5594065B2 (ja) * 2010-11-02 2014-09-24 富士ゼロックス株式会社 記録材処理装置
JP2012098531A (ja) 2010-11-02 2012-05-24 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置
JP2012113220A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置
JP2012118133A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置及び画像形成装置
JP6414729B2 (ja) 2014-07-09 2018-10-31 株式会社リコー 画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2443175A1 (de) * 1974-09-10 1976-03-25 Siemens Ag Vorrichtung in schreibmaschinen zum schwenkbaren lagern der oberen gehaeuseabdeckung
JPS62131571U (ja) * 1986-02-12 1987-08-19
JPH056040A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH11214861A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012123234A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US9908351B1 (en) * 2017-02-27 2018-03-06 Datamax-O'neil Corporation Segmented enclosure
CN211567374U (zh) * 2019-09-26 2020-09-25 武汉理工大学 一种基于无线通讯模块带有保护装置的户外打印机

Also Published As

Publication number Publication date
US20230055676A1 (en) 2023-02-23
US11865851B2 (en) 2024-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110875995B (zh) 介质输送装置及图像读取单元
JP7073690B2 (ja) 記録装置
JP6901342B2 (ja) 情報処理装置
US9197794B2 (en) Electronic device
EP2106116A2 (en) Transportation device and image processing apparatus
JP2009058643A (ja) 画像形成装置
JP2009058644A (ja) 画像形成装置
JP5131785B2 (ja) 画像処理装置
JP2023030253A (ja) 画像形成装置
JP6482409B2 (ja) プリント装置
JP7031398B2 (ja) 原稿読取装置および複合機
CN103458148B (zh) 图像读取装置
US20220144570A1 (en) Sheet conveying device
JP2023030405A (ja) 画像読取装置
JP2009058641A (ja) 画像形成装置
JP6098060B2 (ja) 画像処理装置
US10742826B2 (en) Media sensing assembly in a manual input feeder of an image forming device
JP7404992B2 (ja) 記録装置
JP3163914U (ja) 画像形成装置
JP6409728B2 (ja) 原稿搬送装置、画像形成装置
JP7547124B2 (ja) 画像形成装置
JP2023030251A (ja) 差込口開閉カバー付きの装置と画像形成装置
JP2009058642A (ja) 画像形成装置
JP4774266B2 (ja) 画像形成装置の排紙部構造及び画像形成装置
JP2023031208A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20250610