JP2023025364A - 測定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、測定装置に関する。
光を測定することによって周囲の物体までの距離情報を取得するLiDAR(Light Detection and Ranging)などの測定装置が従来技術として知られている(例えば、特許文献1)。
従来の測定装置では、光源の光と対象物に反射された光(信号光)との干渉波を検出することによって、測定装置に対する対象物の相対速度及び距離を測定する。
しかし測定の際、測定装置内部で反射された光がノイズとなって干渉波の検出を困難とし、測定装置の測定能力を低下させる虞があった。
本発明は、上記点に鑑み、高い測定能力を持つ測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、一つの態様として、周波数変調した光ビームを生成する光ビーム生成部と、前記光ビームを対象物に照射するとともに、対象物に反射された光を信号光として受光する光学装置と、前記光学装置を通過した前記信号光を受光するとともに、前記光学装置に反射された光を参照光として受光する受光部と、前記信号光と前記参照光との干渉波の周波数に基づき、前記対象物までの距離及び前記対象物の相対速度の少なくとも1つを求める演算部と、を備える測定装置を提示する。
本発明によれば、高い測定能力を持つ測定装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、同一の又は類似する構成について共通の符号を付して重複した説明を省略することがある。
<第1実施形態>
図1に、第1実施形態として示す測定装置100の概略的な構成を示している。測定装置100は、対象物50に向けて光ビームを照射する装置であり、例えば、光探知機(LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)、光レーダ装置、光検出測距装置等とも称される。)の構成要素として用いられる。測定装置100は、光学装置10、周波数変調した光ビーム(以下、「周波数変調光」とも称する。)を生成する光ビーム生成装置11を主に備える。以下の説明において、測定装置100が対象物50に向けて光ビームを照射する方向を前方、その反対を後方とする。
図1に、第1実施形態として示す測定装置100の概略的な構成を示している。測定装置100は、対象物50に向けて光ビームを照射する装置であり、例えば、光探知機(LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)、光レーダ装置、光検出測距装置等とも称される。)の構成要素として用いられる。測定装置100は、光学装置10、周波数変調した光ビーム(以下、「周波数変調光」とも称する。)を生成する光ビーム生成装置11を主に備える。以下の説明において、測定装置100が対象物50に向けて光ビームを照射する方向を前方、その反対を後方とする。
図2は、測定装置100の一例を示すブロック図である。同図に示すように、測定装置100は、光学装置10、周波数変調した光ビーム(以下、「周波数変調光」とも称する。)を生成する光ビーム生成装置11、サーキュレータ14、光ファイバ111、112、113、光電変換器116、増幅器117、及び演算装置15を備える。光学装置10は、スキャナ12及び投受光光学系13を備える。尚、以上の構成に加えて、測定装置100には、更に各種の光路調節機構が設けられてもよい。
光ビーム生成装置11は、例えば、分布帰還型(DFB(Ddistributed FeedBack))レーザ素子を電流制御することにより、近赤外線波長領域(λ=780~2500nm)の光ビームを生成する。光ビーム生成装置11は、信号発生装置101、電流源102、レーザ光源103、温度制御装置104を備える。
信号発生装置101は、波形発生器(ファンクションジェネレータ)であり、電流源102から出力される電流を制御するための電圧信号を生成する。本例では、信号発生装置101は、三角波の電圧信号を生成して電流源102に入力する。
電流源102は、レーザ光源103によって生成されるレーザ光の周波数を制御するための電流信号を生成する。電流源102は、上記電流信号として、信号発生装置101から入力される電圧信号に応じた波形の電流信号を生成する。本例では、電流源102は、三角波の電圧信号によって制御された三角波の電流信号を生成してレーザ光源103に入力する。
レーザ光源103は、電流により発振する周波数の制御(波長の制御)が可能なレーザ発振素子を用いて構成される。本例では、レーザ光源103は、分布帰還型(DFB)レーザ素子を用いて構成されるものとする。レーザ光源103は、電流源102から入力される電流信号に応じて周波数変調したレーザ光(光ビーム)を生成する。本例では、レーザ光源103は、三角波の電流信号により周波数変調(直接変調)したレーザ光を生成する。レーザ光源103は、例えば、193.4024~193.4266[THz](λ=1549.903~1550.097[nm])の範囲で周波数変調したレーザ光(周波数変調光)を生成する。生成されたレーザ光は、に入射する。
温度制御装置104は、レーザ光源103を構成するレーザ発振素子を所定の温度に維持する。温度制御装置104は、例えば、温度センサや熱電冷却素子(ペルチェ素子)を用いて構成され、例えば、レーザ発振素子の温度に基づき熱電冷却素子をフィードバック制御することによりレーザ光源103を所定の温度に維持する。
スキャナ12は、光ビームの照射される角度を変化させることにより、光ビームを走査させる機能を有する。走査方法は、フォトニック結晶、液晶などさまざまなものが採用され得る。例えば、スキャナ12が、ガルバノスキャナやMEMSミラー等のように、回転または移動する鏡またはレンズを備え、光ビームを反射または屈折させて光ビームを走査させる構成とすることができる。あるいは、スキャナ12がモータ等の駆動装置を備え、投受光光学系13をXY方向に移動させることによって光ビームを走査させてもよい。
投受光光学系13は、コリメートレンズ等のレンズで構成され、光ファイバ112から出射した光の広がりを調整(走査光が平行状態になるように調整)する。投受光光学系13によって調整された光ビームは、スキャナ12に入射し、所定の走査パターンを持つ走査光として対象物50に向けて照射される。
投受光光学系13は、走査光が対象物50に照射されることにより反射して戻ってくる光(以下、信号光と称する)を集光する機能も有する。投受光光学系13は受光した信号光を光ファイバ112の端部(後述する端部112E)に集光する。集光された信号光は、光ファイバ112に入射し、サーキュレータ14へ伝送される。
光ファイバ111、112、113は、いずれもサーキュレータ14と接続される。光ファイバ111はレーザ光源103とサーキュレータ14とを接続し、レーザ光源から光を伝送する。光ファイバ113は、サーキュレータ14と光電変換器116とを接続し、サーキュレータ14から光電変換器116へ光を伝送する。
光ファイバ112は、サーキュレータ14から光ビームを伝送し、その端部112Eから投受光光学系13へ光ビームを照射する機能を有する。加えて、光ファイバ112は、投受光光学系13から集光された信号光と後方反射光とを端部112Eで受光し、受光した光をサーキュレータ14へ伝送する機能も有する。
ここで後方反射光とは、レーザ光源103から出射した光ビームが測定装置100内で反射されることによって生成された、走査光とは異なる光を指す。
後方反射光の発生源としては、投受光光学系13の最後部に配置されたレンズの後端面(後端面13Eとする)が挙げられる(図3(a))。光ファイバ112から出射した光の大部分は、上述の通り投受光光学系13及びスキャナ12を通過して対象物50へ向けて照射される。同時に、光ファイバ112から出射した光の一部は、レンズの後端面13Eに反射され光ファイバ112に入射する。
後方反射光の発生源としてスキャナ12が用いられてもよい(図3(b))。光ファイバ112から出射した光の一部はスキャナ12に反射され、後方反射光として光ファイバ112に受光される。
後方反射光の強度、エネルギー量、または進行方向などは、端部112Eの形状や角度によって調整される。加えて、スキャナ12や光学系を構成する各レンズの形状、光学膜などによっても、後方反射光の強度、エネルギー量、または進行方向を調整することができる。
後方反射光は、信号光と干渉して干渉波(以下、「光ビート信号」と称する。)を生じさせる参照光として機能する。光ビート信号を含んだ光は、光ファイバ112に伝送される。
サーキュレータ14は、光ファイバ111によって伝送された光ビームを光ファイバ112へ伝送し、光ファイバ112によって伝送された光を、光ファイバ113を介して光電変換器116へ伝送する機能を有する。
光電変換器116は、光ファイバ113を介して入射する光を光電変換し、入射する光の強度に応じた電流信号(光電流)を生成する。光電変換器116は、例えば、光検出器(フォトダイオード、バランス型光検出器等)を用いて構成される。光電変換器116によって生成された電流信号は増幅器117に入力される。
増幅器117は、光電変換器116から入力される電流信号(光電流)を電圧信号に変換して演算装置15に入力する。増幅器117は、例えば、トランスインピーダンス増幅器を用いて構成される。
演算装置15は、例えば、プロセッサ(CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等)、記憶装置(主記憶装置、補助記憶装置)、アナログ/デジタル変換器(A/D変換ボード等)、通信装置(ネットワークカード等)等を備えた情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。演算装置15は、A/D変換器により、増幅器117から入力される電圧信号をデジタル信号として取り込み、取り込んだデジタル信号についてフーリエ変換(FFT)等の信号解析処理を行い、周波数変調された光信号の解析手法により、対象物50までの距離や対象物50との間の相対速度を求める。
より具体的には、演算装置15は、時間分割された区間(以下、「単位時間区間」と称する。)毎の干渉波(光ビート信号)について、参照光に対する信号光の時間遅れを求め、求めた時間遅れに基づき、対象物50までの距離と、測定装置100に対する対象物50の相対速度を求める。
ここで参照光の電界El及び信号光の電界Erは次式で表わすことができる。
ここでAlは電界Elの振幅、αは変調周期Tmに対する変調の変化率、τは反射光の参照光に対する時間遅れ、ω0は中心角速度、φ0は位相の調整値である。
式1及び式2から、参照光と信号光とが干渉することにより得られる干渉波の電界強度lは次式のようになる。
上式において、最終項の余弦の位相を表わす項のうち、時刻tに依存する項はατtのみである。従って、光ビート信号の角速度(周波数)として観測されるのはατである。
図4は、対象物50までの距離又は相対速度を求める原理を説明する図であり、周波数変調波(三角変調波)の時刻tと角速度ωとの関係、及び、時刻tと周波数fとの関係を示すグラフである。ここで対象物50までの距離をRとした場合、光速をcとして、距離Rと時間遅れτとの間には次の関係がある。
前述のように、角速度(周波数)として観測されるのはατであるので、対象物50との間に相対速度が無いとした場合、光ビート信号の信号解析処理により得られる2つの周波数を夫々、f1,f2とすれば、次式から距離に対応する周波数fRを求めることができる。
ここで変調周期Tmに対する変調の変化率αとΔfとの間には次の関係がある。
また、相対速度に対応する周波数fDは、ドップラー効果の理論式に基づき次式で表わすことができる。
尚、νは対象物50との間の相対速度、λ0は周波数変調光の中心波長(中心周波数f0の逆数)である。
<第2実施形態>
第2実施形態による測定装置200について図5を用いて説明する。第1実施形態における測定装置100は、投光と受光とが同一の光学系(投受光光学系13)によって行われていた。一方、第2実施形態における測定装置200では、投受光光学系13に代わり、光の照射を行う投光光学系131及び受光を行う受光光学系132の2つの光学系が備えられている。また、測定装置200はサーキュレータ14を備えていない。
第2実施形態による測定装置200について図5を用いて説明する。第1実施形態における測定装置100は、投光と受光とが同一の光学系(投受光光学系13)によって行われていた。一方、第2実施形態における測定装置200では、投受光光学系13に代わり、光の照射を行う投光光学系131及び受光を行う受光光学系132の2つの光学系が備えられている。また、測定装置200はサーキュレータ14を備えていない。
投光光学系131及び受光光学系132は、スキャナ12とともに光学装置210を構成する。投光光学系131はレーザ光源103と光ファイバ112によって接続される。また、受光光学系132は、光電変換器116と光ファイバ114によって接続される。測定装置200におけるその他の構成については、測定装置100と同様であるため、測定装置100と同一の参照符号を付して説明を省略する。
投光光学系131は、コリメートレンズ等のレンズを用いて構成され、光ファイバ112から出射した光の広がりを調整(走査光が平行状態になるように調整)する。投光光学系131によって調整された光は、スキャナ12に入射し、所定の走査パターンを持つ走査光として対象物50に向けて照射される。
受光光学系132は、信号光を受光する機能を有する。投受光光学系13は受光した信号光を光ファイバ114の端部に集光する。集光された信号光は、光ファイバ114に入射して、伝送される。
受光光学系132は、さらに後方反射光も受光する。後方反射光の発生源は、投光光学系131及びスキャナ12のいずれかであり、特に、投光光学系131を構成するレンズの後端面で生成された後方反射光を用いることが好適である。受光光学系132が集光した後方反射光は、光ファイバ114によって受光される。このとき後方反射光は、信号光と干渉して干渉波(光ビート信号)を生じさせる参照光として機能する。光ビート信号を含んだ光は、光ファイバ114によって光電変換器116へ伝送される。
上述のように2つの光学系を備えた測定装置200においても、測定装置100と同様、後方反射光を参照光として用いて対象物50までの距離及び相対速度を計測することができる。
<従来技術との比較>
上記実施形態による測定装置100、200の持つ技術的効果について、特許文献1などの従来技術による測定装置300(図6)と比較することによって説明を行う。
上記実施形態による測定装置100、200の持つ技術的効果について、特許文献1などの従来技術による測定装置300(図6)と比較することによって説明を行う。
測定装置300は、レーザ光源が生成した周波数変調光を光分岐器によって分岐し、分岐した周波数変調光の一方を、光学系及びスキャナを介して対象物50へ照射する。対象物50に反射された光は光学系によって信号光として受光され、光カプラへ伝送される。
測定装置300の光分岐器で分岐したもう一方の周波数変調光は、参照光として光カプラへと伝送される。光カプラにおいて干渉波(光ビート信号)が生成され、演算装置において解析される。なお、信号光と参照光の光路長を等しいものとするために光導波路が用いられる場合がある。
測定装置300の光カプラでは、本来解析されるべき信号光と参照光との干渉波に加え、光学系などで発生した後方反射光と信号光との干渉波もノイズとして生成されてしまう。装置内で発生する後方反射光は、対象物50に照射されて戻ってきた信号光よりも強いエネルギーを持つ光として受光される。そのため、図7に示すように、ノイズの大きさが、信号光と参照光による干渉波の大きさを上回ってしまう。これは、信号光と参照光による干渉波をノイズに埋没させ、解析されるべき干渉波の検出を困難なものとしてしまう。この課題は、単純に走査光のエネルギーを増大させることによっては解決しない。レーザ光源の出射エネルギーを増やすと、後方反射光のエネルギーも増大してしまうためである。
一方、測定装置100、200では、後方反射光自体を参照光とするため、従来のように干渉波が2つ観測されてしまう虞がない。そのため、干渉波の解析を確実に実行することが可能である。加えて、測定装置100、200では、光分岐器、光導波路、光カプラ、及び参照光を伝送するための光ファイバなど、従来必要であった素子、部品を省略し、簡素で小型化した装置構成とすることができる。
<効果>
測定装置100、200は、周波数変調した光ビームを生成する光ビーム生成装置11(本発明の光ビーム生成部に相当する)と、光ビームを対象物50に照射するとともに、対象物に反射された光を信号光として受光する光学装置10、210を備える。また、光ファイバ112、114(受光部に相当する)は、光学装置10、210を通過した信号光を受光するとともに、光学装置10、210に反射された光を参照光として受光する。演算装置15(演算部に相当)は、信号光と参照光との干渉波の周波数に基づき、対象物50までの距離及び対象物50の相対速度の少なくとも1つを求める。
測定装置100、200は、周波数変調した光ビームを生成する光ビーム生成装置11(本発明の光ビーム生成部に相当する)と、光ビームを対象物50に照射するとともに、対象物に反射された光を信号光として受光する光学装置10、210を備える。また、光ファイバ112、114(受光部に相当する)は、光学装置10、210を通過した信号光を受光するとともに、光学装置10、210に反射された光を参照光として受光する。演算装置15(演算部に相当)は、信号光と参照光との干渉波の周波数に基づき、対象物50までの距離及び対象物50の相対速度の少なくとも1つを求める。
上記構成によれば、後方反射光自体を参照光とするため、従来のように干渉波が2つ生成されてしまう虞がなく、干渉波の検出及び解析を確実に実行することが可能となる。測定装置100、200の測定能力を高いものとすることができる。また、測定装置100、200は、部品点数が少なく簡素な構成となる。
光ビームを対象物50へ照射する投受光光学系13または投光光学系131は、レンズで構成される。光ファイバ112、114は、それぞれ、投受光光学系13の後端面13E及び投光光学系131の後端面において反射された光を参照光として受光する。
上記構成では、後端面13Eでの後方反射光を受光することにより、大きなエネルギーを持った光を参照光とする。干渉波自体も大きなものなるため、干渉波の検出が容易となる。
投受光光学系13は、走査光を照射するだけでなく、信号光の受光も行い、光ファイバ112に信号光を集光する機能を有する。また、光ファイバ112は、光ビームを光学装置10に向けて出射させる。
上記構成では、投光及び受光を1つの光学系で実行する。1光学系とした構成ででは、投受光の光学系を分けた場合と異なり、距離による視差が生じず、光ビームの屈折の影響も少ない。また、装置を小型化することができる。
測定装置100において、サーキュレータ14(誘導部に相当)は、光ビーム生成装置11で生成された光ビームを光ファイバ112へ伝送し、信号光と参照光との干渉波を光ファイバ112から光電変換器116へ伝送する。
このような構成とすることにより、各装置への光ビームの伝送を簡易な構成によって実行することができる。特に、光ファイバ111、112、113を効率よく配置することができる。
測定装置100、200では、光ファイバ112、114に信号光を受光させることにより、簡易な構成とすることができる。
<変形例>
測定装置100においては、光ファイバ112の端部112Eで発生した後方反射光が参照光として用いられてもよい。この場合、光ファイバ112の端部112Eは、光ビームを出射させる光学装置の一部として機能すると解釈される。同時に、光ファイバ112は受光部としても機能すると解釈される。
測定装置100においては、光ファイバ112の端部112Eで発生した後方反射光が参照光として用いられてもよい。この場合、光ファイバ112の端部112Eは、光ビームを出射させる光学装置の一部として機能すると解釈される。同時に、光ファイバ112は受光部としても機能すると解釈される。
サーキュレータ14の代わりとして、分岐器、結合器の組合せが用いられ、本発明における誘導部に相当する機構として機能してもよい。
光ファイバ112、114及び光電変換器116の代わりにフォトダイオードなどの受光素子が用いられ、信号光が受光される構成としてもよい。
10 光学装置、11 光ビーム生成装置、50 対象物、100、200 測定装置、101 信号発生装置、102 電流源、103 レーザ光源、104 温度制御装置、111、112、113、114 光ファイバ、116 光電変換器、117 増幅器、15 演算装置
Claims (6)
- 周波数変調した光ビームを生成する光ビーム生成部と、
前記光ビームを対象物に照射するとともに、対象物に反射された光を信号光として受光する光学装置と、
前記光学装置を通過した前記信号光を受光するとともに、前記光学装置に反射された光を参照光として受光する受光部と、
前記信号光と前記参照光との干渉波の周波数に基づき、前記対象物までの距離及び前記対象物の相対速度の少なくとも1つを求める演算部と、
を備える測定装置。 - 前記光学装置は、前記光ビームを前記対象物に向けて照射する、レンズで構成された光学系を有し、
前記受光部は、前記光学系の後端面に反射された光を前記参照光として受光する、請求項1に記載の測定装置。 - 前記光学系は、前記信号光を受光して前記受光部に集光する、請求項2に記載の測定装置。
- 前記受光部は、前記光ビームを前記光学装置に向けて出射させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定装置。
- 前記演算部と接続され、光を電気信号に変える変換器と、
前記光ビーム生成部、前記受光部、及び前記変換器のそれぞれに接続された誘導部と、をさらに備え、
前記誘導部は、
前記光ビーム生成部で生成された前記光ビームを前記受光部へ伝送し、
前記受光部が受光した前記信号光と前記参照光とによって生成された前記干渉波を前記変換器へ伝送する、請求項4に記載の測定装置。 - 前記受光部は光ファイバによって構成される、請求項1から5のいずれか1項に記載の測定装置。
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