JP2023004405A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型のヘルメットを収納可能な容量を収納ボックスに確保しつつ、車両を小型化すると共に、収納の利便性を向上させる。
【解決手段】収納ボックスは、第1収納部と第2収納部とを含む。第1収納部は、ヘルメットを収納可能である。第2収納部は、第1収納部の後方に配置される。モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部の第2底壁の下方に配置される。車両平面視において、モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部と重なる。モータドライバは、前方且つ下方に向かって傾斜して配置される。車両側面視において、モータドライバの軸線の前方への延長線は、第1収納部と重なる。車幅方向において、モータドライバは、左シートフレームと右シートフレームとの間に配置される。車両側面視において、モータドライバの少なくとも一部は、左シートフレーム又は右シートフレームと重なる。
【選択図】図7
【解決手段】収納ボックスは、第1収納部と第2収納部とを含む。第1収納部は、ヘルメットを収納可能である。第2収納部は、第1収納部の後方に配置される。モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部の第2底壁の下方に配置される。車両平面視において、モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部と重なる。モータドライバは、前方且つ下方に向かって傾斜して配置される。車両側面視において、モータドライバの軸線の前方への延長線は、第1収納部と重なる。車幅方向において、モータドライバは、左シートフレームと右シートフレームとの間に配置される。車両側面視において、モータドライバの少なくとも一部は、左シートフレーム又は右シートフレームと重なる。
【選択図】図7
Description
本発明は、鞍乗型車両に関する。
近年、鞍乗型車両には、モータジェネレータを備えるものがある。モータジェネレータは、エンジンを始動するスタータモータと、エンジンに駆動されることにより発電する発電機とを兼ねる。また、モータジェネレータを備える鞍乗型車両には、モータジェネレータを制御するためのモータドライバが搭載される。
例えば、特許文献1の鞍乗型車両では、モータドライバは、収納ボックスの後方において直立した姿勢で配置されている。また、特許文献2の鞍乗型車両では、モータドライバは、収納ボックスの側方に配置されている。収納ボックスの側面には凹みが設けられており、凹み内にモータドライバが配置されている。
モータドライバは、電動モータを駆動する駆動回路と、駆動回路のスイッチング動作を制御する制御回路とを含む。駆動回路は、サイズの大きいキャパシタンスなどの部品を含む。また、駆動回路は、発熱量の大きいFETなどの部品を含む。そのため、モータドライバは、放熱ための空間、或いは構造を必要とする。従って、モータドライバは、サイズが大きくなり易い。
そのため、上述した特許文献1の鞍乗型車両のように、モータドライバが収納ボックスの後方に配置される場合、車両の後部が車両前後方向に大型化する。また、モータドライバが直立した姿勢で配置されることで、車両の後部が車両上下方向に大型化する。上述した特許文献2の鞍乗型車両のように、収納ボックスの側面の凹みにモータドライバが配置される場合、収納ボックスの容量が小さくなる。
収納ボックスには、ヘルメットを収納可能であることが求められる。特に、フルフェイスの大きなヘルメットを収納可能であることが好ましい。しかし、大型のヘルメットを収容するためには、大きな深さと幅とが収納ボックスに必要となる。そのため、上述の特許文献1のようにモータドライバが配置されると、車両の後部が、車両前後方向にさらに大型化する。また、上述の特許文献2のようにモータドライバが配置されると、収納ボックスに大型のヘルメットを収納することが困難である。
一方、収納ボックスには、収納の利便性の観点から、手袋、拭き取り用のクロス、或いはレインコートなどの小物を入れるスペースが求められる。小物の出し入れを容易にするために、小物用のスペースは、深いよりも浅い方が好ましい。
本発明の目的は、大型のヘルメットを収納可能な容量を収納ボックスに確保しつつ、車両を小型化すると共に、収納の利便性を向上させることにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、シートと、車体フレームと、収納ボックスと、エンジンユニットと、モータジェネレータと、モータドライバとを備える。車体フレームは、シートを支持する左シートフレームと右シートフレームとを含む。収納ボックスは、シートの下方に配置される。収納ボックスは、車幅方向において左シートフレームと右シートフレームとの間に配置される。エンジンユニットは、車体フレームに揺動可能に支持される。エンジンユニットは、エンジンと、伝達機構と、後輪とを含む。エンジンは、収納ボックスの下方に配置される。伝達機構は、エンジンの動力を伝達する。後輪は、伝達機構からの動力によって回転する。モータジェネレータは、エンジンを始動するスタータモータ機能と、エンジンに駆動されることにより発電する発電機能とを有する。
収納ボックスは、第1収納部と第2収納部とを含む。第1収納部は、ヘルメットを収納可能である。第1収納部は、第1底壁と第1後壁とを含む。第1後壁は、第1底壁から上方へ延びる。第2収納部は、第1収納部の後方に配置される。第2収納部は、第2底壁を含む。第2底壁は、第1後壁の上部から後方へ延びる。モータドライバの少なくとも一部は、第2底壁の下方に配置される。車両平面視において、モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部と重なる。モータドライバは、後端よりも前端が下方に位置するように、前方且つ下方に向かって傾斜して配置される。車両側面視において、モータドライバの軸線の前方への延長線は、第1収納部と重なる。車幅方向において、モータドライバは、左シートフレームと右シートフレームとの間に配置される。車両側面視において、モータドライバの少なくとも一部は、左シートフレーム又は右シートフレームと重なる。
本発明に係る鞍乗型車両では、エンジンユニットは、車体フレームに揺動可能に支持される。すなわち、本発明に係る鞍乗型車両は、ユニットスイングタイプのエンジンユニットを備えている。ユニットスイングタイプのエンジンユニットは、エンジンユニットの後部よりも前部の方が上下方向の可動範囲は小さい。そのため、収納ボックスの前部を深くし易い。
本発明に係る鞍乗型車両では、収納ボックスは、第1収納部と第2収納部とを含んでいる。第1収納部は、第2収納部の前方に位置している。また、車両側面視において、モータドライバの軸線の前方への延長線は、第1収納部と重なる。従って、第1収納部の深さを大きくすることで、第1収納部の容量が大きく確保される。また、第2収納部は、第1収納部よりも底が浅く、モータドライバは、第2収納部の下方に配置される。従って、第2収納部の下方の空間が、モータドライバを収納するスペースとして利用される。そのため、モータドライバを収納するスペースによって、第1収納部が狭められることなく、第1収納部に大きな容量が確保される。それにより、大型のヘルメットを収納可能な容量が、収納ボックスに確保される。また、第2収納部の底が浅いことで、小物の出し入れが容易であり、収納の利便性が向上する。
本発明に係る鞍乗型車両では、モータドライバは、第2収納部の下方に配置される。そのため、モータドライバが第2収納部の後方に配置される場合と比べて、車両が、車両前後方向に小型化される。また、第2収納部の底が浅いと共に、モータドライバは、前方且つ下方に向かって傾斜して配置される。そのため、モータドライバが直立して配置される場合と比べて、モータドライバを収納するスペースが車両上下方向に小さくなる。それにより、鞍乗型車両が、車両上下方向において小型化される。
本発明に係る鞍乗型車両では、車幅方向において、モータドライバは、左シートフレームと右シートフレームとの間に配置される。また、車両側面視において、モータドライバの少なくとも一部は、左シートフレーム又は右シートフレームと重なる。すなわち、左右のシートレールの間のスペースが、モータドライバを収納するために用いられる。それにより、鞍乗型車両が、車幅方向に小型化される。また、モータドライバが、左シートフレーム又は右シートフレームに対して上下方向に離れて配置される場合と比べて、鞍乗型車両が、上下方向に小型化される。
モータドライバの軸線の水平方向に対する傾斜角度は、45度より小さくてもよい。この場合、モータドライバが垂直よりも水平に近い角度で傾斜していることで、車両が車両上下方向に小型化される。
モータドライバの少なくとも一部は、第2収納部よりも後方に位置してもよい。この場合、モータドライバの熱が、第2収納部の後方の空間に放熱される。それにより、左右のシートフレームの少なくとも一方によって、モータドライバの側方が囲まれても、モータドライバの放熱性が向上する。
鞍乗型車両は、クロスメンバをさらに備えてもよい。クロスメンバは、第2収納部の後方に配置され、左シートフレームと右シートフレームとに接続されてもよい。車両平面視で、モータドライバは、クロスメンバに重なってもよい。この場合、モータドライバがクロスメンバを避けてクロスメンバの後方に配置される場合と比べて、車両が車両前後方向に小型化される。
モータドライバは、左シートフレーム、及び/又は、右シートフレームに取り付けられてもよい。この場合、大型のモータドライバが強固に支持される。
モータドライバは、ドライバ本体とコネクタとを含んでもよい。コネクタは、ドライバ本体から突出していてもよい。コネクタは、前方且つ下方へ向かって傾斜していてもよい。この場合、コネクタ内への水の浸入が抑えられる。
鞍乗型車両は、バッテリをさらに備えてもよい。バッテリは、モータジェネレータに電力を供給してもよい。バッテリは、第1収納部の前方に配置されてもよい。この場合、第1収納部の前方のスペースは、上下方向に大きな寸法を確保し易い。このスペースを利用して、容量の大きいバッテリを収納できる。また、バッテリが第1収納部の後方に配置される場合と比べて、鞍乗型車両の後部が小型化される。
鞍乗型車両は、エンジン制御ユニットをさらに備えてもよい。エンジン制御ユニットは、エンジンを制御してもよい。モータドライバは、エンジン制御ユニットと一体化されてもよい。この場合、モータドライバとエンジン制御ユニットとが共通のスペースにコンパクトに配置される。
車両側面視で、モータドライバの底面の前方への延長線は、第1収納部と重なってもよい。この場合、第1収納部の深さが大きい。それにより、第1収納部の容量が大きく確保される。
モータドライバは、放熱フィンを含んでもよい。放熱フィンは、モータドライバの上面から突出していてもよい。この場合、モータドライバからの熱が上方へ逃げやすいことで、モータドライバの放熱性が向上する。
鞍乗型車両は、リアカバーをさらに備えてもよい。リアカバーは、シートの下方に配置されてもよい。リアカバーは、底カバー部を含んでもよい。底カバー部は、第2収納部の下方に配置されてもよい。モータドライバは、底カバー部に対して隙間をおいて底カバー部の上方に配置されてもよい。この場合、モータドライバの熱が、底カバー部との隙間から逃げやすい。それにより、モータドライバの放熱性が向上する。
本発明によれば、鞍乗型車両において、大型のヘルメットを収納可能な容量を収納ボックスに確保しつつ、車両を小型化すると共に、収納の利便性を向上させることができる。
以下、図面を参照して実施形態に係る鞍乗型車両について説明する。図1は、実施形態に係る鞍乗型車両1の側面図である。鞍乗型車両1は、スクータである。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、前輪3と、ステアリング装置4と、エンジンユニット5と、車体カバー6と、シート7とを備えている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、シートフレーム14とを含む。ヘッドパイプ11は、前斜め下方に延びている。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方へ延びている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12から後方へ延びている。シートフレーム14は、シート7の下方に配置されている。シートフレーム14は、後斜め上方へ向かって延びている。
前輪3は、ステアリング装置4に回転可能に支持されている。ステアリング装置4は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリング装置4は、ハンドルバー15とフロントフォーク16とを含む。ハンドルバー15は、フロントフォーク16に接続されている。フロントフォーク16は、前輪3を回転可能に支持している。
車体カバー6は、フロントカバー21と、レッグシールド22と、フートボード23と、ロアカバー24と、リアカバー25とを含む。フロントカバー21は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。フロントカバー21は、前輪3の上方に配置されている。レッグシールド22は、フロントカバー21の後方に配置されている。レッグシールド22は、ダウンフレーム12の後方に配置されている。
フートボード23は、シート7の前方、且つ、レッグシールド22の後方に配置されている。フートボード23は、車幅方向に亘って平坦な形状を有する。ただし、フートボード23は、上方に突出した中央部を有してもよい。フートボード23は、ロアフレーム13の上方に配置されている。ロアカバー24は、フートボード23の下方に配置されている。リアカバー25は、フートボード23の後方に配置される。リアカバー25は、シート7の下方に配置されている。リアカバー25は、シートフレーム14の側方と下方とに配置されている。リアカバー25の後部には、テールライト26が取り付けられる。
エンジンユニット5は、シート7の下方に配置されている。図2は、エンジンユニット5及びリアカバー25内の構造を示す側面図である。エンジンユニット5は、ピボット軸19回りに揺動可能に、車体フレーム2に支持されている。エンジンユニット5は、エンジン17と、伝達機構18と、後輪8とを備えている。エンジン17は、シートフレーム14に支持されている。伝達機構18は、エンジン17の動力を後輪8に伝達する。伝達機構18は、例えばCVT(無段変速機)である。ただし、伝達機構18は、CVT以外のトランスミッションであってもよい。後輪8は、伝達機構18に回転可能に支持されている。後輪8は、伝達機構18からの動力によって回転する。
図3は、シート7が取り外された状態の車両後部の上面図である。図2及び図3に示すように、鞍乗型車両1は、収納ボックス30を備えている。収納ボックス30は、シート7の下方に配置されている。エンジン17は、収納ボックス30の下方に配置されている。収納ボックス30は、リアカバー25内に配置されている。
図3に示すように、シートフレーム14は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとを含む。左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとは、左右方向に互いに離れて配置されている。収納ボックス30は、車幅方向において左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとの間に配置されている。車両側面視で、収納ボックス30は、左右のシートフレーム14L,14Rと重なる。
収納ボックス30は、第1収納部31と第2収納部32とを含む。第1収納部31は、第2収納部32よりも大きな容積を有している。図2に示すように、第1収納部31は、ヘルメット100を収納可能である。詳細には、第1収納部31は、フルフェイスのヘルメット100を収納可能である。第2収納部32は、第1収納部31の後方に配置されている。第2収納部32は、第1収納部31と連通している。車両側面視で、第1収納部31は、左右のシートフレーム14L,14Rと重なる。車両側面視で、第2収納部32は、左右のシートフレーム14L,14Rと重なる。
鞍乗型車両1は、バッテリ収納部33を有している。バッテリ収納部33は、シート7の下方に位置している。バッテリ収納部33は、バッテリ収納部33の前方に配置されている。バッテリ収納部33内には、バッテリ34が配置される。シート7の前部は、ヒンジ35を介して車体フレーム2に接続されている。シート7は、ヒンジ35によって回転可能に支持されている。シート7は、ヒンジ35周りに回転することで、収納ボックス30を開閉する。
図4は、エンジンユニット5の断面とエンジン17の制御システムの構成を示す図である。図4に示すように、エンジン17は、クランク軸41と、コンロッド42と、ピストン43と、燃料噴射装置44と、点火プラグ45と、クランクケース46と、シリンダボディ47と、シリンダヘッド48とを含む。クランク軸41は、コンロッド42を介してピストン43に接続されている。シリンダヘッド48内には、燃焼室49が設けられている。クランク軸41は、クランクケース46内に配置されている。ピストン43は、シリンダボディ47内に配置されている。燃料噴射装置44と点火プラグ45とは、シリンダヘッド48内に配置されている。燃料噴射装置44は、燃焼室49へ燃料を噴射する。点火プラグ45は、燃焼室49内の混合気に点火する。
鞍乗型車両1は、モータジェネレータ50を備えている。モータジェネレータ50は、エンジン17に取り付けられている。モータジェネレータ50は、エンジン17を始動するスタータモータ機能と、エンジン17に駆動されることにより発電する発電機能とを有する。モータジェネレータ50は、例えば三相ブラシレス型モータであり、ジェネレータとしても機能する。スタータモータ機能においては、モータジェネレータ50に、バッテリ34から電力が供給される。発電機能においては、モータジェネレータ50からの電力により、バッテリ34が充電される。
モータジェネレータ50は、ステータ51とロータ52とを含む。ステータ51は、ステータコア53とコイル54とを含む。ステータコア53は、クランクケース46に取り付けられている。コイル54は、ステータコア53に巻回されている。ロータ52は、クランク軸41に取り付けられている。ロータ52は、クランク軸41の回転によって回転する。ロータ52には、冷却ファン55が取り付けられている。ロータ52は、ロータ本体56と永久磁石57とを含む。ロータ本体56は、筒状の形状を有している。永久磁石57は、ロータ本体56に取り付けられている。永久磁石57は、ステータ51と向かい合って配置されている。
図4に示すように、鞍乗型車両1は、エンジン制御ユニット61と、モータドライバ62と、スタータスイッチ63とを備えている。エンジン制御ユニット61と、モータドライバ62とは、バッテリ34と電気的に接続されている。エンジン制御ユニット61は、コンピュータを含む。エンジン制御ユニット61は、エンジン17を制御するためのプログラムとデータとを記憶している。エンジン制御ユニット61は、プログラム及びデータに従い、エンジン17を制御する。例えば、エンジン制御ユニット61は、点火プラグ45の点火を制御する。エンジン制御ユニット61は、燃料噴射装置44による燃料の噴射を制御する。
モータドライバ62は、エンジン制御ユニット61と電気的に接続されている。モータドライバ62は、モータジェネレータ50を制御する。モータドライバ62は、FET等のスイッチング素子とコンデンサとを含む。モータドライバ62は、モータジェネレータ50がスタータモータとして機能するときには、モータジェネレータ50とバッテリ34との間の通電と、電流の遮断とを切り換える。モータドライバ62は、モータジェネレータ50が発電機として機能するときには、モータジェネレータ50からの交流電流の整流と電圧の制御とを行う。
スタータスイッチ63は、例えばハンドルバー15に取り付けられている。スタータスイッチ63は、エンジン制御ユニット61と電気的に接続されている。エンジン17が停止時状態であるときに、スタータスイッチ63が押されることで、エンジン制御ユニット61は、エンジン17を始動する。エンジン制御ユニット61は、モータドライバ62を制御して、モータジェネレータ50にクランクシャフトを回転させる。また、エンジン制御ユニット61は、燃料噴射装置44による燃料の噴射と、点火プラグ45による点火とを行う。それにより、エンジン17が始動する。
エンジン制御ユニット61は、アイドリングストップ機能を有してもよい。アイドリングストップ機能では、エンジン制御ユニット61は、車両の停車時に、エンジン17のアイドリングを停止させる。また、エンジン制御ユニット61は、車両の発進時に、スタータスイッチ63の操作無しで、自動的にエンジン17を始動させる。
図5及び図6は、モータドライバ62の斜視図である。本実施形態では、モータドライバ62は、エンジン制御ユニット61と一体化されている。図5及び図6に示すように、モータドライバ62は、ドライバ本体64と、ドライバ回路65と、コネクタ66-68とを含む。ドライバ本体64は、ドライバ回路65を収容している。ドライバ回路65は、上述したスイッチング素子及びコンデンサなどの電子部品と、電子部品が実装された基板とを含む。
ドライバ本体64は、上面71と、底面72と、第1側面73と、第2側面74と、第3側面75と、第4側面76とを含む。上面71は、第1~第4側面73-76のそれぞれよりも大きな面積を有する。上面71には、複数の放熱フィン77が設けられている。複数の放熱フィン77は、上面71から突出している。なお、図面においては、複数の放熱フィン77のうちの一部のみに符号77が付されている。上面71には、凸部78が設けられている。凸部78は、上面71から突出している。凸部78内には、コンデンサなどの高さのある電子部品が配置される。
底面72は、上面71の反対側に配置されている。底面72は、平坦な形状を有している。底面72は、第1~第4側面73-76のそれぞれよりも大きな面積を有する。第1~第4側面73-76は、上面71と底面72とに接続されている。第1側面73には、コネクタ66-68が接続されている。第2側面74は、第1側面73の反対側に配置されている。第3側面75と第4側面76とは、第1側面73及び第2側面74に垂直な方向に延びている。第4側面76は、第3側面75の反対側に配置されている。
以下、モータドライバ62の説明においては、上面71及び底面72に垂直な方向が、モータドライバ62の厚さ方向と定義される。第1側面73及び第2側面74に垂直な方向が、モータドライバ62の縦方向と定義される。また、第3側面75及び第4側面76に垂直な方向が、モータドライバ62の横方向と定義される。ドライバ本体64は、縦方向及び横方向に比べて、厚さ方向に小さい薄型の形状を有している。ドライバ本体64は、横方向に比べて縦方向に小さい形状を有している。
ドライバ本体64は、第1取付部79と第2取付部80とを含む。第1取付部79と第2取付部80とは、ドライバ本体64から、モータドライバ62の左右に突出している。第1取付部79は、第3側面75に接続されている。第2取付部80は、第4側面76に接続されている。第1取付部79と第2取付部80とには、それぞれ孔790,800が設けられている。孔790,800に通されるネジにより、モータドライバ62が車体フレーム2に取り付けられる。
コネクタ66-68は、ドライバ本体64から突出している。コネクタ66-68は、第1側面73から、突出している。コネクタ66-68は、第1コネクタ66と、第2コネクタ67と、第3コネクタ68とを含む。第1~第3コネクタ66-68は、モータドライバ62の左右方向に並んでいる。第1コネクタ66と第2コネクタ67とは、ドライバ回路65に接続される。第3コネクタ68は、エンジン制御ユニット61に接続される。
次に、鞍乗型車両1におけるモータドライバ62の配置について説明する。図2に示すように、モータドライバ62は、収納ボックス30の下方に配置されている。図7は、収納ボックス30の拡大側面断面図である。図7に示すように、第1収納部31は、第1前壁81と、第1底壁82と、第1後壁83とを含む。第1前壁81は、バッテリ収納部33と第1収納部31とを区画している。第1前壁81は、上下方向に延びている。第1底壁82は、第1前壁81から後方へ延びている。第1底壁82は、下方へ向かって凹んだ形状を有している。第1後壁83は、第1底壁82から上方へ延びる。
第2収納部32は、第2底壁84と第2後壁85とを含む。第2底壁84は、第1後壁83の上部から後方へ延びる。詳細には、第2底壁84は、第1後壁83の上部から、後斜め上方へ延びている。車両側面視で、第2底壁84は、シートフレーム14に重なる。第2後壁85は、第2底壁84の後部から上方へ延びている。第2後壁85は、シートフレーム14の後端140よりも前方に位置している。
リアカバー25は、底カバー部27と上カバー部28とを含む。底カバー部27は、第2収納部32の下方に配置される。底カバー部27は、第2底壁84の下方に配置されている。底カバー部27は、第2底壁84に対して間隔をおいて配置されている。底カバー部27は、シートフレーム14よりも下方に配置されている。底カバー部27は、第2収納部32よりも後方まで延びている。
上カバー部28は、底カバー部27の上方に配置されている。上カバー部28は、シートフレーム14よりも上方に配置されている。上カバー部28は、シートフレーム14の後端140よりも後方まで延びている。上カバー部28は、シート7の後端よりも後方まで延びている。上カバー部28は、第2後壁85から後方に離れて配置される。
第2収納部32の後方には、クロスメンバ29が配置されている。図8は、シート7及び収納ボックス30が省略された車両後部の上面図である。図8に示すように、クロスメンバ29は、車幅方向に延びている。クロスメンバ29は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとに接続されている。図7に示すように、シート7が閉じられた状態で、クロスメンバ29は、シート係止部36を受ける。シート係止部36は、シート7の後部の底面72から下方に突出している。シート7が閉じられた状態では、上カバー部28と第2後壁85との間にシート係止部36が配置される。
モータドライバ62の少なくとも一部は、第2底壁84の下方に配置されている。図3に示すように、車両平面視において、モータドライバ62の少なくとも一部は、第2収納部32と重なる。図9は、図7におけるIX-IX断面図である。図3及び図9に示すように、車幅方向において、モータドライバ62は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとの間に配置されている。
図7に示すように、モータドライバ62の少なくとも一部は、第2収納部32よりも後方に位置する。すなわち、モータドライバ62の後端621は、第2後壁85よりも後方に位置する。モータドライバ62の後端621は、シートフレーム14の後端140よりも前方に位置する。モータドライバ62の前端620は、車両前後方向において、第1後壁83と第2後壁85との間に位置する。
車両側面視において、モータドライバ62の少なくとも一部は、シートフレーム14と重なる。車両側面視において、モータドライバ62の後端621は、シートフレーム14と重なる。モータドライバ62は、底カバー部27の上方に配置される。モータドライバ62は、底カバー部27に対して隙間をおいて配置される。モータドライバ62は、クロスメンバ29の下方に配置される。図8に示すように、車両平面視において、モータドライバ62に少なくとも一部は、クロスメンバ29と重なる。
モータドライバ62は、前方且つ下方に向かって傾斜して配置されている。モータドライバ62の前端620は、後端621よりも下方に位置する。モータドライバ62の上面71は、車両の上方を向いて配置される。モータドライバ62の底面72は、車両の下方を向いて配置される。モータドライバ62の上面71と底面72とは、前方且つ下方に向かって傾斜して配置されている。
モータドライバ62の第1側面73は、車両の前方を向いて配置される。モータドライバ62の第2側面74は、車両の後方を向いて配置される。モータドライバ62の第3側面75は、車両の左方を向いて配置される。モータドライバ62の第4側面76は、車両の右方を向いて配置される。
モータドライバ62の厚さ方向は、車両の前後方向よりも車両の上下方向に近い。すなわち、モータドライバ62の厚さ方向と車両の上下方向との間の角度は、モータドライバ62の厚さ方向と車両の前後方向との間の角度よりも小さい。モータドライバ62の縦方向は、車両の上下方向よりも車両の前後方向に近い。すなわち、モータドライバ62の縦方向と車両の前後方向との間の角度は、モータドライバ62の縦方向と車両の上下方向との間の角度よりも小さい。モータドライバ62の横方向は、車幅方向と一致している。モータドライバ62は、モータドライバ62の厚さ方向において、第2収納部32と底カバー部27との間に配置されている。モータドライバ62は、モータドライバ62の横方向において、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとの間に配置されている。
モータドライバ62の軸線の水平方向に対する傾斜角度は、45度より小さい。モータドライバ62の軸線は、第1側面73に垂直に第1側面73の中心を通る直線である。コネクタ66-68は、ドライバ本体64から、前方且つ下方へ向かって突出している。コネクタ66-68は、前方且つ下方へ向かって傾斜している。
図8に示すように、第1コネクタ66には、第1ケーブル88が接続される。第2コネクタ67には、第2ケーブル89が接続される。第3コネクタ68には、第3ケーブル90が接続される。ケーブル88-90は、第2収納部32の下方において、コネクタ66-68から側方へ延びている。
図7に示すように、車両側面視において、モータドライバ62の軸線の前方への延長線A1は、第1収納部31と重なる。車両側面視で、モータドライバ62の底面72の前方への延長線A2は、第1収納部31と重なる。すなわち、第1底壁82の少なくとも一部は、モータドライバ62の軸線の前方への延長線A1よりも下方に位置する。第1底壁82の少なくとも一部は、モータドライバ62の底面72の前方への延長線A2よりも下方に位置する。
図9に示すように、モータドライバ62は、ステー37を介して、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとに取り付けられる。ステー37は、車幅方向に延びている。ステー37は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとに接続されている。ステー37は、モータドライバ62の下方に配置されている。モータドライバ62の第1取付部79と第2取付部80とは、ネジ86,87によってステー37に固定される。それにより、モータドライバ62が、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとに取り付けられる。
本実施形態に係る鞍乗型車両1では、エンジンユニット5は、車体フレーム2に揺動可能に支持される。すなわち、鞍乗型車両1は、ユニットスイングタイプのエンジンユニット5を備えている。ユニットスイングタイプのエンジンユニット5は、エンジンユニット5の後部よりも前部の方が上下方向の可動範囲は小さい。そのため、収納ボックス30の前部を深くし易い。
鞍乗型車両1では、収納ボックス30は、第1収納部31と第2収納部32とを含んでいる。第1収納部31は、第2収納部32の前方に位置している。また、車両側面視において、モータドライバ62の軸線の延長線A1は、第1収納部31と重なる。従って、第1収納部31の深さが大きい。そのため、第1収納部31の容量が大きく確保される。
また、第2収納部32は、第1収納部31よりも底が浅く、モータドライバ62は、第2収納部32の下方に配置される。従って、第2収納部32の下方の空間が、モータドライバ62を収納するスペースとして利用される。そのため、モータドライバ62を収納するスペースによって、第1収納部31が狭められることなく、第1収納部31に大きな容量が確保される。それにより、大型のヘルメット100を収納可能な容量が、収納ボックス30に確保される。また、第2収納部32の底が浅いことで、小物の出し入れが容易であり、収納の利便性が向上する。
鞍乗型車両1では、モータドライバ62は、第2収納部32の下方に配置される。そのため、モータドライバ62が第2収納部32の後方に配置される場合と比べて、車両が、車両前後方向に小型化される。また、第2収納部32の底が浅いと共に、モータドライバ62は、前方且つ下方に向かって傾斜して配置される。そのため、モータドライバ62が直立して配置される場合と比べて、モータドライバ62を収納するスペースが車両上下方向に小さくなる。それにより、鞍乗型車両1が、車両上下方向において小型化される。
鞍乗型車両1では、車幅方向において、モータドライバ62は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとの間に配置される。また、車両側面視において、モータドライバ62の少なくとも一部は、左シートフレーム14L又は右シートフレーム14Rと重なる。すなわち、左右のシート7レールの間のスペースが、モータドライバ62を収納するために用いられる。それにより、鞍乗型車両1が、車幅方向に小型化される。また、モータドライバ62が、左シートフレーム14L又は右シートフレーム14Rに対して上下方向に離れて配置される場合と比べて、鞍乗型車両1が、上下方向に小型化される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両1は、スクータに限らず、モペッドなどの他の種類の車両であってもよい。車体フレーム2の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、上記の実施形態では、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとは、左右対称の形状を有している。従って、上記の実施形態では、シートフレーム14は、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとのいずれを意味してもよい。しかし、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとは、左右非対称の形状を有してもよい。その場合、左シートフレーム14Lと右シートフレーム14Rとのいずれか一方に対して、モータドライバ62が上記の実施形態のように配置されてもよい。
収納ボックス30の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、第1収納部31は、フルフェイスのヘルメット100を収納可能でなくてもよい。第1収納部31と第2収納部32とが区画されてもよい。車両側面視で、第1収納部31は、モータドライバ62の軸線の前方への延長線A1よりも上方に位置してもよい。バッテリ34の配置は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。
モータドライバ62の構造及び配置は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、モータドライバ62は、エンジン制御ユニット61と別体であってもよい。モータドライバ62の底面72に、放熱フィン77が設けられてもよい。車両平面視で、モータドライバ62の全体が、第2収納部32と重なってもよい。車両平面視で、モータドライバ62の全体が、シートフレーム14と重なってもよい。コネクタ66-68は、車幅方向、或いは上方を向いて配置されてもよい。
本発明によれば、鞍乗型車両1において、大型のヘルメットを収納可能な容量を収納ボックスに確保しつつ、車両を小型化すると共に、収納の利便性を向上させることができる。
2:車体フレーム、 5:エンジンユニット、 7:シート、 8:後輪、 14L:左シートフレーム、 14R:右シートフレーム、 17:エンジン、 18:伝達機構、 25:リアカバー、 27:底カバー部、 29:クロスメンバ、 30:収納ボックス、 31:第1収納部、 32:第2収納部、 34:バッテリ、 50:モータジェネレータ、 61:エンジン制御ユニット、 62:モータドライバ、 64:ドライバ本体、 66-68:コネクタ、 77:放熱フィン、 82:第1底壁、 83:第1後壁、 84:第2底壁
Claims (11)
- シートと、
前記シートを支持する左シートフレームと右シートフレームとを含む車体フレームと、
前記シートの下方に配置され、車幅方向において前記左シートフレームと前記右シートフレームとの間に配置される収納ボックスと、
前記収納ボックスの下方に配置されるエンジンと、前記エンジンの動力を伝達する伝達機構と、前記伝達機構からの動力によって回転する後輪と、を含み、前記車体フレームに揺動可能に支持されたエンジンユニットと、
前記エンジンを始動するスタータモータ機能と、前記エンジンに駆動されることにより発電する発電機能とを有するモータジェネレータと、
前記モータジェネレータを制御するモータドライバと、
を備え、
前記収納ボックスは、
第1底壁と、前記第1底壁から上方へ延びる第1後壁とを含み、ヘルメットを収納可能な第1収納部と、
前記第1後壁の上部から後方へ延びる第2底壁を含み、前記第1収納部の後方に配置された第2収納部と、
を含み、
前記モータドライバの少なくとも一部は、前記第2底壁の下方に配置され、
車両平面視において、前記モータドライバの少なくとも一部は、前記第2収納部と重なり、
前記モータドライバは、後端よりも前端が下方に位置するように、前方且つ下方に向かって傾斜して配置され、
車両側面視において、前記モータドライバの軸線の前方への延長線は、前記第1収納部と重なり、
車幅方向において、前記モータドライバは、前記左シートフレームと前記右シートフレームとの間に配置され、
車両側面視において、前記モータドライバの少なくとも一部は、前記左シートフレーム又は前記右シートフレームと重なる、
鞍乗型車両。 - 前記モータドライバの軸線の水平方向に対する傾斜角度は、45度より小さい、
請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記モータドライバの少なくとも一部は、前記第2収納部よりも後方に位置する、
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。 - 前記第2収納部の後方に配置され、前記左シートフレームと前記右シートフレームとに接続されるクロスメンバをさらに備え、
車両平面視で、前記モータドライバは、前記クロスメンバに重なる、
請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記モータドライバは、前記左シートフレーム、及び/又は、前記右シートフレームに取り付けられる、
請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記モータドライバは、
ドライバ本体と、
前記ドライバ本体から突出するコネクタと、
を含み、
前記コネクタは、前方且つ下方へ向かって傾斜している、
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記モータジェネレータに電力を供給するバッテリをさらに備え、
前記バッテリは、前記第1収納部の前方に配置される、
請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記エンジンを制御するエンジン制御ユニットをさらに備え、
前記モータドライバは、前記エンジン制御ユニットと一体化されている、
請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 車両側面視で、前記モータドライバの底面の前方への延長線は、前記第1収納部と重なる、
請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記モータドライバは、前記モータドライバの上面から突出する放熱フィンを含む、
請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記シートの下方に配置されるリアカバーをさらに備え、
前記リアカバーは、前記第2収納部の下方に配置される底カバー部を含み、
前記モータドライバは、前記底カバー部に対して隙間をおいて前記底カバー部の上方に配置される、
請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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