JP2022176610A - 隔膜真空計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隔膜真空計は、ダイアフラムの変位に応じて第1、第2の電極の間隔が変化するセンサチップと、駆動信号を第2の電極に印加する信号発生器120と、駆動信号と位相がずれた信号を出力する信号発生器121と、第1の電極から出力される電流を電圧に変換する増幅器122と、増幅器122の出力から駆動信号に同期した信号を復調する同期検波部128と、増幅器122の出力から信号発生器121の出力信号に同期した信号を復調する同期検波部129と、同期検波部128,129の出力から第1、第2の電極の直列抵抗に比例した値を算出し、この直列抵抗に比例した値からセンサチップの温度に比例した値をセンサチップ温度として求める温度算出部127を備える。
【選択図】 図4
Description
また、本発明の隔膜真空計の1構成例(第1の実施例)は、算出された前記静電容量値を前記センサチップの温度によって補正して計測圧力値に変換するように構成された圧力計測部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例(第2、第3の実施例)において、前記第2の電極と前記第4の電極とは、電気的に接続されて単一の電極として形成されることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例(第2、第3の実施例)は、前記補正された第1の静電容量値を前記センサチップ温度によって補正して計測圧力値に変換するように構成された圧力計測部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の隔膜真空計の1構成例(第1~第3の実施例)は、前記センサチップ温度をユーザーに通知するように構成された温度通知部をさらに備えることを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図、図2は隔膜真空計に用いられるセンサチップの要部の構成を示す断面図である。
容量・温度検出部12は、センサ駆動信号を出力する信号発生器120と、センサ駆動信号と位相がずれた信号を出力する信号発生器121と、容量CfとオペアンプA1とからなる増幅器122と、差動入力型のローパスフィルタ123-1,123-2と、増幅器122とローパスフィルタ123-1との間に設けられたスイッチ124と、増幅器122とローパスフィルタ123-2との間に設けられたスイッチ125と、可動電極106と固定電極105との間の静電容量値を算出する容量算出部126と、センサチップ1の温度を算出する温度算出部127とから構成される。
信号発生器121は、圧力・温度計測時にセンサ駆動信号Esin(2πft)と90度位相がずれた信号Esin(2πft+π/2)をスイッチ125に印加する(図3ステップS101)。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図8は本発明の第2の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の隔膜真空計は、受圧部10aと、回路部11aとを備えている。
容量・温度検出部12aは、センサ駆動信号を出力する信号発生器130と、センサ駆動信号と位相がずれた信号を出力する信号発生器131と、増幅器132,133と、減算器134と、差動入力型のローパスフィルタ135~137と、増幅器132とローパスフィルタ135との間に設けられたスイッチ138と、減算器134とローパスフィルタ136との間に設けられたスイッチ139と、増幅器132とローパスフィルタ137との間に設けられたスイッチ140と、容量算出部141と、参照容量算出部142と、温度算出部143と、容量補正部144とから構成される。
減算器134は、増幅器132の出力信号Aから増幅器133の出力信号Bを減算する。
参照容量算出部142は、同期検波部146の出力vrの振幅から静電容量(参照容量)Crの値を算出する(図10ステップS203)。
第1の実施例と同様に、温度算出部143は、同期検波部145の出力vcと同期検波部147の出力vtとから式(5)により直列抵抗Rxの値を算出し(図10ステップS205)、直列抵抗Rxの値からセンサチップ1aの温度を導出する(図10ステップS206)。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図12は本発明の第3の実施例に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図であり、図1、図8と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の隔膜真空計は、受圧部10aと、回路部11bとを備えている。受圧部10aの構成は第2の実施例で説明したとおりである。
回路部11bは、容量・温度検出部12bと、圧力計測部13bと、温度通知部14とから構成される。
信号発生器130は、圧力・温度計測時にセンサ駆動信号Esin(2πft)をセンサチップ1aの第2の電極(例えば可動電極106)と第4の電極(例えば可動電極108)とスイッチ138,139とに印加する(図10ステップS200)。
参照容量算出部142bは、同期検波部146の出力vrと同期検波部150の出力vtとから静電容量(参照容量)Crの値を算出する(図10ステップS203)。この参照容量Crは、式(4)において、CxをCrに置き換え、vcをvrに置き換えた式により算出することができる。
温度算出部143bは、同期検波部146の出力vrと同期検波部150の出力vtとから直列抵抗Rrの値を算出し(図10ステップS205)、直列抵抗Rrの値からセンサチップ1aの温度を導出する(図10ステップS206)。
更に、第2~第3実施例において、第2の電極と第4の電極を別々の電極とせずに、電気的に接続されて単一の電極として形成してもよい。
Claims (8)
- 台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、
センサ駆動信号を前記第2の電極に印加するように構成された第1の信号発生器と、
前記センサ駆動信号と位相がずれた信号を出力するように構成された第2の信号発生器と、
前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された増幅器と、
前記増幅器の出力信号から前記センサ駆動信号に同期した信号を復調するように構成された第1の同期検波部と、
前記増幅器の出力信号から前記第2の信号発生器の出力信号に同期した信号を復調するように構成された第2の同期検波部と、
前記第1、第2の同期検波部の出力信号から前記第1、第2の電極間の静電容量に比例した値を静電容量値として算出するように構成された容量算出部と、
前記第1、第2の同期検波部の出力信号から前記第1、第2の電極の直列抵抗に比例した値を算出し、この直列抵抗に比例した値から前記センサチップの温度に比例した値をセンサチップ温度として求めるように構成された温度算出部とを備えることを特徴とする隔膜真空計。 - 請求項1記載の隔膜真空計において、
算出された前記静電容量値を前記センサチップの温度によって補正して計測圧力値に変換するように構成された圧力計測部をさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。 - 台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極と、前記第1の電極の外側の前記台座に形成された第3の電極と、前記第2の電極の外側の前記ダイアフラムに前記第3の電極と対向するように形成された第4の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、
センサ駆動信号を前記第2、第4の電極に印加するように構成された第1の信号発生器と、
前記センサ駆動信号と位相がずれた信号を出力するように構成された第2の信号発生器と、
前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1の増幅器と、
前記第3の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第2の増幅器と、
前記第1の増幅器の出力信号から前記第2の増幅器の出力信号を減算するように構成された減算器と、
前記第1の増幅器の出力信号から前記センサ駆動信号に同期した信号を復調するように構成された第1の同期検波部と、
前記減算器の出力信号から前記センサ駆動信号に同期した信号を復調するように構成された第2の同期検波部と、
前記第1の増幅器の出力信号から前記第2の信号発生器の出力信号に同期した信号を復調するように構成された第3の同期検波部と、
前記第1、第3の同期検波部の出力信号から前記第1、第2の電極間の静電容量に比例した値を第1の静電容量値として算出するように構成された第1の容量算出部と、
前記第2の同期検波部の出力信号から前記第3、第4の電極間の静電容量に比例した値を第2の静電容量値として算出するように構成された第2の容量算出部と、
前記第1、第3の同期検波部の出力信号から前記第1、第2の電極の直列抵抗に比例した値を算出し、この直列抵抗に比例した値から前記センサチップの温度に比例した値をセンサチップ温度として求めるように構成された温度算出部と、
前記第2の静電容量値により前記第1の静電容量値を補正するように構成された容量補正部とを備えることを特徴とする隔膜真空計。 - 台座に形成された第1の電極と、前記台座とギャップを隔てて配置されたダイアフラムに前記第1の電極と対向するように形成された第2の電極と、前記第1の電極の外側の前記台座に形成された第3の電極と、前記第2の電極の外側の前記ダイアフラムに前記第3の電極と対向するように形成された第4の電極とを備え、被測定媒体の圧力による前記ダイアフラムの変位に応じて前記第1、第2の電極の間隔が変化するように構成されたセンサチップと、
センサ駆動信号を前記第2、第4の電極に印加するように構成された第1の信号発生器と、
前記センサ駆動信号と位相がずれた信号を出力するように構成された第2の信号発生器と、
前記第1の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第1の増幅器と、
前記第3の電極から出力される電流を電圧に変換して増幅するように構成された第2の増幅器と、
前記第1の増幅器の出力信号から前記第2の増幅器の出力信号を減算するように構成された減算器と、
前記第1の増幅器の出力信号から前記センサ駆動信号に同期した信号を復調するように構成された第1の同期検波部と、
前記減算器の出力信号から前記センサ駆動信号に同期した信号を復調するように構成された第2の同期検波部と、
前記減算器の出力信号から前記第2の信号発生器の出力信号に同期した信号を復調するように構成された第3の同期検波部と、
前記第1の同期検波部の出力信号から前記第1、第2の電極間の静電容量に比例した値を第1の静電容量値として算出するように構成された第1の容量算出部と、
前記第2、第3の同期検波部の出力信号から前記第3、第4の電極間の静電容量に比例した値を第2の静電容量値として算出するように構成された第2の容量算出部と、
前記第2、第3の同期検波部の出力信号から前記第3、第4の電極の直列抵抗に比例した値を算出し、この直列抵抗に比例した値から前記センサチップの温度に比例した値をセンサチップ温度として求めるように構成された温度算出部と、
前記第2の静電容量値により前記第1の静電容量値を補正するように構成された容量補正部とを備えることを特徴とする隔膜真空計。 - 請求項3または4記載の隔膜真空計において、
前記第2の電極と前記第4の電極とは、電気的に接続されて単一の電極として形成されることを特徴とする隔膜真空計。 - 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
前記補正された第1の静電容量値を前記センサチップ温度によって補正して計測圧力値に変換するように構成された圧力計測部をさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
前記第2の信号発生器は、前記センサ駆動信号に対して位相が90度ずれた信号を出力することを特徴とする隔膜真空計。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の隔膜真空計において、
前記センサチップ温度をユーザーに通知するように構成された温度通知部をさらに備えることを特徴とする隔膜真空計。
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