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JP2022169977A - プレスカシメ金型 - Google Patents

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二朗 鍵谷
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Abstract

【課題】プレス式管継手及び配管要素を構成する材料によらず余部の形成を低減しつつ当該管継手と当該配管要素とを気密又は液密に接続する。【解決手段】プレス式管継手の環状膨出部に対応する環状溝部とプレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側又は片側に位置する部分である被縮径部を取り囲むように配設されて被縮径部に対向する6つの平面である押圧面とが形成された成形面を備え当該押圧面によって被縮径部を押圧することにより被縮径部を縮径させるプレスカシメ金型において、プレス式管継手の軸周りに2つ又は3つの部分金型にプレスカシメ金型を分割し、各部分金型において隣り合う押圧面の間には当該隣り合う押圧面の延長面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、プレスカシメ金型に関する。より具体的には、本発明は、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができるプレスカシメ金型に関する。
例えばステンレス鋼を始めとする鉄等の金属からなる薄肉の配管要素を接続することによって構成される配管システムの施工においては、例えば作業の容易性及び安全性の確保等の観点から、火器等の使用を必要としないメカニカル形管継手が使用されることが一般的である。メカニカル形管継手は、ステンレス協会によって定められる規格(SAS322)により、プレス式、拡管式、ナット式、転造ネジ式、差し込み式及びカップリング式等の種々の形式に分類される。
メカニカル形管継手によれば、配管要素としての直管の端部を当該管継手(のソケット部)に内挿して環状膨出部を変形させる(カシメ加工する)ことにより、配管要素同士を接続して配管システムを編成することができる。このようなメカニカル形管継手の具体例としては、例えば特許文献1(特許第3436822号公報)に開示されている「プレス式管継手」を挙げることができる。このプレス式管継手においては、ソケット部に形成された環状膨出部の内側(環状溝)に弾性材料からなる環状のシール部材(Oリング)が装着され、配管要素(接続管)の端部(管端)がソケット部及びシール部材の内部に挿入される。そして、この状態が保持されたままソケット部の軸方向において環状膨出部を挟む両側の部分及び環状膨出部がプレスカシメ金型によって縮径加工(カシメ加工)され、径方向における内向き(求心方向)にシール部材が圧縮されて、当該管継手と配管要素とが気密又は液密に接続される。
図13は、配管要素の管端に一体的に形成されたプレス式管継手に他の配管要素が接続される様子を示す模式図である。図13に示す例においては、配管要素211の管端における一定の範囲に亘ってソケット部221が一体的に形成されている。そして、ソケット部221には環状膨出部222が一体的に形成されており、環状膨出部222の内側には図示しない環状のシール部材が内装されている。これらのソケット部221と環状膨出部222とシール部材とによってプレス式管継手220が構成されている。
他の配管要素212とプレス式管継手220とを接続する際には、黒塗りの矢印によって図中に示すように、プレス式管継手220のソケット部221及び図示しないシール部材の内部に配管要素212の管端が挿入される。次に、この状態が保持されたまま、環状膨出部222及びソケット部221の軸方向において環状膨出部222を挟む両側の部分(図中に示す斜線部223を参照)が図示しないプレスカシメ金型によって縮径加工(カシメ加工)されて、配管要素212とプレス式管継手220とが気密又は液密に接続される。また、環状膨出部222の両側に略六角形の横断面を有する縮径部(以降、「六角断面縮径部」と称呼される場合がある。)が形成されるので、配管要素212とプレス式管継手220との相対的な移動(例えば、割出し及び/又は抜け等)の発生も低減される。
六角断面縮径部は、六角断面縮径部に対応する略六角形の横断面を有する空洞部分を有し且つ周方向において複数個(典型的には2つ又は3つ)の部分的な金型(部分金型)に分割されたプレスカシメ金型を径方向における内向きに動かしてソケット部(の軸方向において環状膨出部を挟む両側の部分の両方又は一方)を縮径させることによって形成される。このような有限数の方向(例えば2方向又は3方向)からの径方向における内向き(求心方向)の動きによって環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることは不可能である。しかしながら、ソケット部の軸方向において環状膨出部を挟む両側(場合によっては片側)の部分(以降、「被縮径部」と称呼される場合がある。)をその横断面が略六角形となるように縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料が被縮径部によって引っ張られる。その結果として、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることができる。
従って、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させるためには、六角断面縮径部の横断面の形状が出来る限り正確な正六角形となるように被縮径部を縮径させることが重要である。そして、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることにより、環状膨出部に内包された環状の弾性体からなるシール部材もまた均一に圧縮されて、配管要素の直管部とプレス式管継手とを気密又は液密に接続することができる。ところが、現実には、六角断面縮径部の横断面の形状が正確な正六角形となるように被縮径部を縮径させて環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることは容易ではない。以下、2つの部分金型に分割されたプレスカシメ金型を使用して六角断面縮径部を形成する場合について説明する。
図14、図15及び図16の(a)は、それぞれ、従来技術に係るプレスカシメ金型(以降、単に「従来カシメ金型」と称呼される場合がある。)を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程の開始時点、縮径の途中段階、及び縮径がほぼ完了した時点における被縮径部を示す模式図である。また、図16の(b)は、図16の(a)において太い破線によって囲まれている部分の拡大図である。
従来カシメ金型300を構成する一対の部分金型310及び320には3つの押圧面313a乃至313c及び3つの押圧面323a乃至323cがそれぞれ形成されている。図14に例示するように、これら6つの押圧面によって囲まれる空間に、配管要素212の管端が内部に挿入されたプレス式管継手220のソケット部221が設置される。この際、一対の部分金型310及び320の成形面に形成された環状の溝(図示せず)にソケット部221に形成された環状膨出部(図示せず)が嵌合するように、部分金型310及び320とプレス式管継手220とが配置される。
そして、図15及び図16に例示するように、一対の部分金型310及び320を互いに近付けることにより、それぞれが有する3つの押圧面313a乃至313c及び3つの押圧面323a乃至323cによって径方向における内向き(求心方向)にソケット部221の外周面が押圧される。その結果、図16の(a)に例示するように、略正六角形の横断面を有する縮径部(六角断面縮径部)が得られる。この際、隣り合う2つの押圧面の間の角部の形状に材料が馴染まず、従来カシメ金型の空洞内に材料が収まりきらない場合がある。その結果、図16の(b)に例示するように、一対の部分金型310及び320の合い面(カシメ金型の分割面)において余部(ツマミ部)が形成される場合がある(太い破線によって囲まれている部分を参照)。
上記のような余部(ツマミ部)は、六角断面縮径部のみならず、六角断面縮径部から環状膨出部に亘って連続的に形成される場合がある。図17及び図18は、それぞれ、従来カシメ金型300を使用してプレス式管継手220と配管要素212とを接続する過程の縮径の途中段階及び縮径がほぼ完了した時点における環状膨出部を示す模式図である。図17及び図18に例示するように、プレス式管継手220の被縮径部のみならず環状膨出部にまで余部(ツマミ部)が形成される場合がある。
上記のような場合、余部(ツマミ部)の横断面(長手方向に垂直な面による断面)の形状及び/又は大きさによっては、プレス式管継手220のソケット部221の内部に挿入された配管要素212と余部(ツマミ部)との間のみならず、環状膨出部の内側(環状溝)に装着された環状のシール部材(Oリング)230と余部(ツマミ部)との間にも隙間が生ずる場合がある(太い破線によって囲まれている部分を参照)。この場合、当該隙間は、六角断面縮径部~環状膨出部~六角断面縮径部を通る流路(軸方向のバイパス流路)となる可能性が有り、プレス式管継手220と配管要素212との気密又は液密な接続を達成することが困難となる虞がある。従って、プレス式管継手と配管要素とを縮径加工(カシメ加工)によって気密又は液密に接続するためには、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の如何によらず余部(ツマミ部)の形成を低減することが望ましい。
尚、上述したような不具合は、例えばプレス式管継手のソケット部と金型の成形面との摩擦係数が大きい場合等において、プレスカシメ金型の成形面に沿ってソケット部が円滑に摺動することができず、ソケット部を構成する材料がプレスカシメ金型の分割面に向かって集中的に塑性流動することに起因するものと考えられる。即ち、六角断面縮径部の成形に伴う歪が最終的にプレスカシメ金型の分割面の近傍に集中してしまう現象により、余部(ツマミ部)が形成されるものと考えられる。
上述したようなカシメ加工時における変形による歪を吸収する手段として、例えば特許文献2(実用新案登録第3052402号公報)においては、継手に外嵌された金属管を継手の外周面に設けられた環状溝部へカシメ加工によって押し込むためのカシメ刃部に複数の逃がし部(凹部)を設けることが提案されている。これによれば、変形による歪みが逃がし部へと逃げることができるので、逃がし部以外の部分における縮径状態が適切なものとなり、全体として適切なカシメ状態を得ることができるとされている。しかしながら、当該工法は変形による歪みを緩和するために金属管の一部を逃がし部において意図的に突出させるものであり、全体としてカシメ加工は実現できても、金属管と継手との気密又は液密な接続を確実に達成することはできない。
更に、特許文献3(米国特許出願公開第2021/0008611号明細書)においては、一方の部分金型の成形面は3つの平面によって構成され且つ他方の部分金型の成形面は曲面と凹部とによって構成されているプレスカシメ金型が提案されている。他方の部分金型の凹部は「回り止め(割出し阻止)」のためのストッパ機能を担うものと思われ、縮径部の横断面の形状が正確な正六角形となるように縮径部を形成することは企図されていない。また、一方の部分金型の成形面は、上述した従来カシメ金型を構成する部分金型と同様に、正六角形の隣接する3つの辺に対応する平面によって構成されており、従来カシメ金型について上述した問題を解決することはできない。
特許第3436822号公報 実用新案登録第3052402号公報 米国特許出願公開第2021/0008611号明細書
前述したように、当該技術分野においては、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の如何によらず余部(ツマミ部)の形成を低減しつつ六角断面縮径部を正確に形成して当該管継手と当該配管要素とを気密又は液密に接続することができるプレスカシメ金型が求められている。
そこで、本発明者は鋭意研究の結果、プレスカシメ金型を構成する部分金型の隣り合う押圧面の間に当該押圧面よりも径方向において外側にまで拡がる空間を有する凹部を設けることにより、上記課題を解決することができることを見出した。
具体的には、本発明に係るプレスカシメ金型(以降、「本発明カシメ金型」と称呼される場合がある。)は、環状溝部と押圧面とが形成された成形面を備え、プレス式管継手の被縮径部を押圧面によって押圧することにより被縮径部を縮径させるように構成されたプレスカシメ金型である。環状溝部は、プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである。被縮径部は、プレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側又は片側に位置するプレス式管継手の部分である。押圧面は、被縮径部を取り囲むようにプレス式管継手の軸周りに配設されて被縮径部に対向する6つの平面である。
本発明カシメ金型は、プレス式管継手の軸周りに2つ又は3つの部分金型に分割されている。本発明カシメ金型が2つの部分金型に分割されている場合は、各々の部分金型は3つの押圧面を有する。本発明カシメ金型が3つの部分金型に分割されている場合は、各々の部分金型は2つの押圧面を有する。
更に、各々の部分金型において、隣り合う押圧面の間の部分である角部には、当該隣り合う押圧面をそれぞれ延長することによって得られる2つの平面である仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部が設けられている。
上記のように、本発明カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部が隣り合う押圧面の間の部分である角部に設けられている。従って、従来カシメ金型に比べて、押圧面と被縮径部との接触面積が少なくなる。その結果、プレス式管継手のソケット部と金型の成形面との摩擦係数が大きい場合においても、押圧面に沿って被縮径部を円滑に摺動させて、当該金型の分割面に向かって集中的に塑性流動する材料を低減することができる。即ち、被縮径部の縮径に伴う歪が当該金型の分割面の近傍に集中してしまう現象の発生を低減することができる。また、凹部によって画定される空間が角部に存在するので、被縮径部の縮径に伴う歪みを凹部においても緩和することができる。故に、本発明カシメ金型によれば、余部(ツマミ部)の形成を抑制してプレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の各実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の第1実施態様に係るプレスカシメ金型(第1カシメ金型)の構成を例示する模式的な正面図である。 図1の(a)に例示した第1カシメ金型を構成する2つの部分金型の構成の一例を示す模式的な斜視図である。 図2に例示した2つの部分金型を分割面側から観察した場合における模式的な平面図である。 図1の(a)に例示した第1カシメ金型の模式的な側面図(a)及び(a)において線B-Bによって表される平面による第1カシメ金型の模式的な断面図(b)である。 図3の(b)に例示した部分金型120の線A-Aによって表されるプレス式管継手の軸を含む平面による断面の輪郭を示す模式図である。
第1カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程の開始時点における被縮径部を示す模式図である。 第1カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程における縮径の途中段階にある被縮径部を示す模式図である。 第1カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程において縮径がほぼ完了した時点における被縮径部を示す模式図である。 第1カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程において縮径がほぼ完了した時点における環状膨出部を示す模式図である。
本発明の第2実施態様に係るプレスカシメ金型(第2カシメ金型)を構成する一対の部分金型のうちの一方の部分金型の構成を例示する模式的な斜視図(a)及び(a)に例示した部分金型を分割面側から観察した場合における模式的な平面図(b)である。 本発明の第3実施態様に係るプレスカシメ金型(第3カシメ金型)を構成する部分金型の模式的な正面図(a)、押圧面が形成された部分の模式的な断面図(b)、及び凹部が設けられた部分の模式的な断面図(c)である。 本発明の第5実施態様に係るプレスカシメ金型(第5カシメ金型)を構成する一対の部分金型のうちの一方の部分金型の模式的な正面図(a)、(a)に例示する部分金型の押圧面が形成された部分の模式的な断面図(b)並びに(a)及び(b)に例示した部分金型を分割面側から観察した場合における模式的な平面図(c)である。 配管要素の管端に一体的に形成されたプレス式管継手に他の配管要素が接続される様子を示す模式図である。
従来技術に係るプレスカシメ金型(従来カシメ金型)を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程の開始時点における被縮径部を示す模式図である。 従来カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程における縮径の途中段階にある被縮径部を示す模式図である。 従来カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程において縮径がほぼ完了した時点における被縮径部を示す模式図である。 従来カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程における縮径の途中段階にある環状膨出部を示す模式図である。 従来カシメ金型を使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程において縮径がほぼ完了した時点における環状膨出部を示す模式図である。
《第1実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係るプレスカシメ金型(以降、「第1カシメ金型」と称呼される場合がある。)について説明する。
〈構成〉
第1カシメ金型は、環状溝部と押圧面とが形成された成形面を備え、プレス式管継手の被縮径部を押圧面によって押圧することにより被縮径部を縮径させるように構成されたプレスカシメ金型である。環状溝部は、プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである。被縮径部は、プレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側又は片側に位置するプレス式管継手の部分である。押圧面は、被縮径部を取り囲むようにプレス式管継手の軸周りに配設されて被縮径部に対向する6つの平面である。
第1カシメ金型は、プレス式管継手の軸周りに2つ又は3つの部分金型に分割されている。第1カシメ金型が2つの部分金型に分割されている場合は、各々の部分金型は3つの押圧面を有する。第1カシメ金型が3つの部分金型に分割されている場合は、各々の部分金型は2つの押圧面を有する。
更に、各々の部分金型において、隣り合う押圧面の間の部分である角部には、当該隣り合う押圧面をそれぞれ延長することによって得られる2つの平面である仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部が設けられている。
図1は、第1カシメ金型の構成を例示する模式的な正面図である。(a)に例示する第1カシメ金型101aは2つの部分金型110及び120に分割されている。部分金型110は3つの押圧面113a、113b及び113cを有し、部分金型120は3つの押圧面123a、123b及び123cを有する。(b)に例示する第1カシメ金型101bは3つの部分金型110乃至130に分割されている。部分金型110は2つの押圧面113a及び113bを有し、部分金型120は2つの押圧面123a及び123bを有し、部分金型130は2つの押圧面133a及び133bを有する。以下の説明においては2つの部分金型110及び120に分割されている第1カシメ金型101aについて述べる。しかしながら、3つの部分金型110乃至130に分割されている第1カシメ金型101bについても、部分金型の数及び各々の部分金型が有する押圧面の数が異なる点を除き、第1カシメ金型101aと同様である。
図2は、図1の(a)に例示した第1カシメ金型101aを構成する2つの部分金型110及び120の構成の一例を示す模式的な斜視図である。但し、図2の(a)に例示する部分金型110は、図1の(a)に例示した部分金型110の分割面が上を向くように部分金型110を時計周りに180°回転させた状態にある。図3は、図2に例示した2つの部分金型110及び120を分割面側から観察した場合における模式的な平面図である。図2及び図3の何れにおいても、部分金型110は(a)に、部分金型120は(b)に、それぞれ描かれている。更に、図4は、図1の(a)に例示した第1カシメ金型101aの模式的な側面図(a)及び(a)において線B-Bによって表される平面による第1カシメ金型101aの模式的な断面図(b)である。
図2及び図3の(a)並びに図4の(b)に例示する部分金型110が備える成形面111には、環状溝部112と3つの押圧面113a、113b及び113cとが形成されている。成形面111は、第1カシメ金型101aによってカシメ加工が施される対象であるプレス式管継手(図示せず)に対向する側(内側)の部分金型110の面である。環状溝部112は、プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである。押圧面113a、113b及び113cは、プレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側に位置する部分である被縮径部の各々に対向しつつプレス式管継手の軸周りに配列するように設けられた3つの平面である。即ち、第1カシメ金型101aを構成する部分金型110においては、プレス式管継手の軸方向において環状溝部112を挟んで対向するように一対の押圧面113a、一対の113b及び一対の113c(即ち、合計で6つの押圧面)が設けられている。
上記と同様に、図2及び図3の(b)並びに図4の(b)に例示する部分金型120が備える成形面121には、環状溝部122と3つの押圧面123a、123b及び123cとが形成されている。成形面121は、第1カシメ金型101aによってカシメ加工が施される対象であるプレス式管継手(図示せず)に対向する側(内側)の部分金型120の表面である。環状溝部122は、プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである。押圧面123a、123b及び123cは、プレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側に位置する部分である被縮径部の各々に対向しつつプレス式管継手の軸周りに配列するように設けられた3つの平面である。即ち、第1カシメ金型101aを構成する部分金型120においても、プレス式管継手の軸方向において環状溝部122を挟んで対向するように一対の押圧面123a、一対の123b及び一対の123c(即ち、合計で6つの押圧面)が設けられている。
上述したような2つの部分金型110及び120によって構成される第1金型101aは、結果として、プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである環状溝部と、プレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側に位置するプレス式管継手の部分である被縮径部を取り囲むようにプレス式管継手の軸周りに配設されて被縮径部に対向する6つの平面である押圧面と、が形成された成形面を備える。尚、プレス式管継手と配管要素(図示せず)とを相互の位置関係が十分に固定され且つ気密又は液密に接続することが可能である限り、必ずしもプレス式管継手の軸方向における環状膨出部の両側に被縮径部を設ける必要は無く、環状膨出部の片側にのみ被縮径部を設けてもよい。
第1カシメ金型101aは、6つの押圧面113a乃至113c及び123a乃至123cによって被縮径部を押圧することにより被縮径部を縮径させるように構成されている。具体的には、これら6つの押圧面によって囲まれる空間に配管要素の管端が内部に挿入されたプレス式管継手のソケット部が設置される。この際、一対の部分金型110及び120の成形面111及び121にそれぞれ形成された環状溝部112及び122にソケット部に形成された環状膨出部が嵌合するように、部分金型110及び120とプレス式管継手とが配置される。そして、図示しない駆動装置(例えば、プレス機械等)によって一対の部分金型110及び120を互いに近付けることにより、3つの押圧面113a乃至113c及び3つの押圧面123a乃至123cによって径方向における内向き(求心方向)に被縮径部が押圧される。その結果、横断面の形状が正六角形に近付くように被縮径部が縮径されて、前述した六角断面縮径部が形成される。
この際、前述したように、従来技術に係るプレスカシメ金型(従来カシメ金型)においては、隣接する2つの押圧面の間の角部の形状に材料が馴染まず、従来カシメ金型の空洞内に材料が収まりきらない場合がある。その結果、一対の部分金型の分割面において余部(ツマミ部)が形成される場合がある。このような余部(ツマミ部)の形成により、六角断面縮径部における配管要素と余部(ツマミ部)との間のみならず環状膨出部の内側(環状溝)に装着された環状のシール部材(Oリング)と余部(ツマミ部)との間にも隙間が生ずる場合がある。この場合、当該隙間は、六角断面縮径部~環状膨出部~六角断面縮径部を通る流路(軸方向のバイパス流路)となる可能性が有り、プレス式管継手と配管要素との気密又は液密な接続を達成することが困難となる虞がある。
ところが、第1カシメ金型101aを構成する2つの部分金型110及び120においては、隣り合う押圧面の間の部分である角部に凹部が設けられている。具体的には、図3及び図4の(b)に例示するように、部分金型110においては、隣り合う押圧面113aと押圧面113aとの間には凹部114aが、隣り合う押圧面113bと押圧面113cとの間には凹部114bが、それぞれ設けられている。一方、部分金型120においては、隣り合う押圧面123aと押圧面123aとの間には凹部124aが、隣り合う押圧面123bと押圧面123cとの間には凹部124bが、それぞれ設けられている。
尚、上述したように、凹部とは、隣り合う押圧面をそれぞれ延長することによって得られる2つの平面である仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する窪みである。換言すれば、プレス式管継手の軸に直交する平面への垂直投影図において、凹部によって画定される空間(成形面に形成された窪み)は、6つの押圧面をそれぞれ通る6つの直線によって規定される六角形の外側にまで及んでいる。
図5は、図3の(b)に例示した部分金型120の線A-Aによって表されるプレス式管継手の軸を含む平面による断面の輪郭を示す模式図である。図5において、線Ca-Caは押圧面123aを延長することによって得られる仮想的な平面(仮想押圧面Pa)を表し、線Cb-Cbは押圧面123bを延長することによって得られる仮想的な平面(仮想押圧面Pb)を表し、線Cc-Ccは押圧面123cを延長することによって得られる仮想的な平面(仮想押圧面Pc)を表す。押圧面123aと押圧面123bとの間の部分である角部には凹部124aが設けられており、凹部124aは仮想押圧面Pa及び仮想押圧面Pbの少なくとも一方よりもプレス式管継手(図示せず)の径方向における外側にまで及んでいる。同様に、押圧面123bと押圧面123cとの間の部分である角部には凹部124bが設けられており、凹部124bは仮想押圧面Pb及び仮想押圧面Pcの少なくとも一方よりもプレス式管継手(図示せず)の径方向における外側にまで及んでいる。
図示しないが、図3の(b)に例示した部分金型120の環状溝部122を挟んで線A-Aとは反対側に位置する線A’-A’によって表される平面による断面についても上記と同様である。また、図示しないが、もう一方の部分金型110についても上記と同様である。
尚、凹部の構成(例えば、形状及び大きさ等)は、例えば、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の機械的強度、硬度、第1カシメ金型の成形面との摩擦係数及び塑性加工特性等、様々な要因に応じて、所期の余部(ツマミ部)抑制効果が達成されるように、適宜定めることができる。また、凹部によって画定される空間は、必ずしも角部の全体において隣り合う押圧面の仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がっている必要は無い。即ち、凹部によって画定される空間において、何れの仮想押圧面よりもプレス式管継手の径方向における内側に留まっている部分が含まれていてもよい。
ここで、第1カシメ金型101aを使用して被縮径部を縮径させて六角断面縮径部を形成する場合について説明する。
図6、図7の(a)及び図8は、それぞれ、第1カシメ金型101aを使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程の開始時点、縮径の途中段階、及び縮径がほぼ完了した時点における被縮径部を示す模式図である。また、図7の(b)は、図7の(a)において太い破線によって囲まれている部分の拡大図である。尚、図面におけるスペースの都合上、図7及び図8においては押圧面及び凹部の符号は省略されている。
図6に例示するように、第1カシメ金型101aを構成する一対の部分金型110及び120には3つの押圧面113a乃至113c及び3つの押圧面123a乃至123cがそれぞれ形成されている。これら6つの押圧面によって囲まれる空間に、配管要素210の管端が内部に挿入されたプレス式管継手220のソケット部221が設置される。この際、前述したように、一対の部分金型110及び120の成形面に形成された環状溝部(図示せず)にソケット部221に形成された環状膨出部(図示せず)が嵌合するように、部分金型110及び120とプレス式管継手220とが配置される。
そして、図7の(a)において白抜きの矢印によって示すように一対の部分金型110及び120を互いに近付ける。これにより、3つの押圧面113a乃至113c及び3つの押圧面123a乃至123cによって径方向における内向き(求心方向)にソケット部221の外周面が押圧される。
この際、前述した従来技術に係るプレスカシメ金型(従来カシメ金型)においては、前述したように、プレス式管継手のソケット部と金型の成形面との摩擦係数が大きい場合等において、プレスカシメ金型の成形面に沿ってソケット部が円滑に摺動することができない。このため、ソケット部を構成する材料がプレスカシメ金型の分割面に向かって集中的に塑性流動して、六角断面縮径部の成形に伴う歪が最終的にプレスカシメ金型の分割面の近傍に集中してしまう。その結果、一対の部分金型の合い面(カシメ金型の分割面)において余部(ツマミ部)が形成されがちであった。
しかしながら、第1カシメ金型101aにおいては、図6に例示したように、各々の部分金型において隣り合う押圧面の間の部分である角部に凹部114a、114b、124a及び114bが設けられている。従って、第1カシメ金型101aにおいては、従来カシメ金型に比べて、押圧面の総面積がより小さい。その結果、図7の(b)において黒塗りの両矢印によって表されているように、プレス式管継手と金型の成形面との摩擦係数が大きい場合においても、押圧面に沿って被縮径部を円滑に摺動させて、当該金型の分割面に向かって集中的に塑性流動する材料を低減することができる。即ち、被縮径部の縮径に伴う歪が当該金型の分割面の近傍に集中してしまう現象の発生を低減することができる。また、凹部(114a他)によって画定される空間が角部に存在するので、被縮径部の縮径に伴う歪みを凹部においても緩和することができる。
上記効果により、第1カシメ金型101aによれば、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の如何によらず余部(ツマミ部)の形成を低減しつつ、図8に例示するように、六弁の花のような、高い対称性を有する略六角形の横断面を有する縮径部(六角断面縮径部)を形成することができる。
図9は、第1カシメ金型101aを使用してプレス式管継手と配管要素とを接続する過程の縮径の途中段階及び縮径がほぼ完了した時点における環状膨出部を示す模式図(a)及び(a)において太い破線によって囲まれている部分の拡大図(b)である。前述したように、略六角形の横断面を有する縮径部(六角断面縮径部)となる被縮径部を縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料が被縮径部によって引っ張られる。一方、上述したように、第1カシメ金具101aによれば、余部(ツマミ部)の形成を低減しつつ、高い対称性を有する六角断面縮径部を形成することができる。その結果、図9に例示するように、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることができる。即ち、第1カシメ金型101aによれば、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる
〈効果〉
以上説明してきたように、第1カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、仮想押圧面の両方又は一方よりもプレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部が隣り合う押圧面の間の部分である角部に設けられている。従って、従来カシメ金型に比べて、押圧面と被縮径部との接触面積が少なくなる。その結果、プレス式管継手のソケット部と金型の成形面との摩擦係数が大きい場合においても、押圧面に沿って被縮径部を円滑に摺動させて、当該金型の分割面に向かって集中的に塑性流動する材料を低減することができる。即ち、被縮径部の縮径に伴う歪が当該金型の分割面の近傍に集中してしまう現象の発生を低減することができる。また、凹部によって画定される空間が角部に存在するので、被縮径部の縮径に伴う歪みを凹部においても緩和することができる。故に、第1カシメ金型によれば、余部(ツマミ部)の形成を抑制してプレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。
《第2実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第2実施形態に係るプレスカシメ金型(以降、「第2カシメ金型」と称呼される場合がある。)について説明する。
上述したように、第1カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、隣り合う押圧面の間に設けられた凹部により成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることにより、余部(ツマミ部)の形成を抑制し、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。部分金型の合い面(カシメ金型の分割面)における余部(ツマミ部)の形成を抑制する観点からは、隣り合う押圧面の間のみならず分割面の近傍においても成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることが望ましい。
〈構成〉
そこで、第2カシメ金型は、上述した第1カシメ金型であって、部分金型の成形面の周方向における両端部のプレス式管継手の軸方向における両端部に傾斜部が設けられていることを特徴とするプレスカシメ金型である。傾斜部は、プレス式管継手の軸方向における端部へ向かうほどプレス式管継手の軸から遠ざかるように傾斜した部分である。
図10は、第2カシメ金型102を構成する一対の部分金型のうちの一方の部分金型110の構成を例示する模式的な斜視図(a)及び(a)に例示した部分金型110を分割面側から観察した場合における模式的な平面図(b)である。図10の(a)及び(b)は、第1カシメ金型101aを構成する部分金型110に関する説明において参照した図2の(a)及び図3の(a)にそれぞれ対応する。
図10の(a)に例示するように、第2カシメ金型102を構成する部分金型110の成形面111の周方向における両端部のプレス式管継手の軸方向における両端部(即ち、成形面111の四隅)には傾斜部115が設けられている(太い破線によって囲まれた部分を参照)。また、図10の(b)に例示するように、傾斜部115は、プレス式管継手の軸AXの方向における端部へ向かうほどプレス式管継手の軸AXから遠ざかるように傾斜した部分である。図10の(b)に例示するように、第2カシメ金型102の分割面への垂直投影図において、傾斜部115はプレス式管継手の軸AXに対して角度θにて傾斜している。
尚、傾斜部の構成(例えば、形状、大きさ及びプレス式管継手の軸に対する傾斜角等)は、例えば、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の機械的強度、硬度、第2カシメ金型の成形面との摩擦係数及び塑性加工特性等、様々な要因に応じて、所期の余部(ツマミ部)抑制効果が達成されるように、適宜定めることができる。例えば、傾斜部は、上述した要件を満たす限りにおいて、平面によって構成されていてもよく、或いは曲面によって構成されていてもよい。更に、傾斜部は、平面及び/又は曲面の組み合わせによって構成されていてもよい。また、図示しないが、もう一方の部分金型120の成形面121に設けられる傾斜部についても上記と同様である。
〈効果〉
以上説明してきたように、第2カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、成形面の周方向における両端部のプレス式管継手の軸方向における両端部に傾斜部が設けられている。傾斜部は、プレス式管継手の軸方向における端部へ向かうほどプレス式管継手の軸から遠ざかるように傾斜している。従って、第2カシメ金型においては、隣り合う押圧面の間のみならず分割面の近傍においても成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることができる。その結果、第2カシメ金型によれば、部分金型の合い面(カシメ金型の分割面)における余部(ツマミ部)の形成をより有効に抑制して、プレス式管継手と配管要素とをより確実に気密又は液密に接続することができる。
尚、上述した第1カシメ金型101aに関する説明において参照した図1乃至図3においても傾斜部が描かれているが、第1カシメ金型においては、傾斜部は必須の構成要件ではない。
《第3実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第3実施形態に係るプレスカシメ金型(以降、「第3カシメ金型」と称呼される場合がある。)について説明する。
上述したように、第1カシメ金型及び第2カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、隣り合う押圧面の間に設けられた凹部により成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることにより、余部(ツマミ部)の形成を抑制し、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。
一方、前述したように、有限数の方向(例えば2方向又は3方向)からの径方向における内向き(求心方向)の動きによって環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることは不可能である。しかしながら、プレス式管継手の軸方向において環状膨出部を挟む両側又は片側に位置する被縮径部を6つの押圧面によって押圧して横断面が略六角形となるように被縮径部を縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料が被縮径部によって引っ張られる。その結果として、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることができる。
しかしながら、成形面において凹部が占める割合が過度に大きい場合、成形面において押圧面によって押圧される部分が占める割合が低くなり、被縮径部を縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料が被縮径部によって引っ張られ難くなる虞がある。その結果、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることが困難となる虞がある。特に、例えば凹部がプレス式管継手の軸方向において過度に長く且つ環状溝部の近傍において過度に深い場合、上記問題がより顕著となる。
上記のような場合、プレス式管継手の軸方向における凹部と環状溝部との間の成形面において、被縮径部を縮径させる過程においてプレス式管継手に接触してプレス式管継手を十分に押圧することが可能な部分が少ないか又は存在しない可能性がある。また、環状溝部の近傍を除く成形面が凹部によって周方向(軸周り方向)に分断されるので、被縮径部を縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料を引っ張る応力が主として軸方向にしか作用しない可能性もある。その結果、環状膨出部を均一且つ環状に縮径させることが困難となる可能性が高い。
〈構成〉
そこで、第3カシメ金型は、上述した第1カシメ金型又は第2カシメ金型であって、凹部のプレス式管継手の軸方向における内側の端部に徐変部が設けられていることを特徴とするプレスカシメ金型である。徐変部は、凹部のプレス式管継手の径方向における深さがプレス式管継手の軸方向における内側へ向かうほど浅くなる部分である。
図11は、第3カシメ金型103を構成する部分金型120の模式的な正面図(a)、押圧面123cが形成された部分の模式的な断面図(b)、及び凹部124aが設けられた部分の模式的な断面図(c)である。図11の(a)に例示するように、第3カシメ金型103を構成する部分金型120においても、上述した第1カシメ金型101aを構成する部分金型120と同様に、3つの押圧面123a、123b及び123cが成形面121に形成されており、隣り合う押圧面123aと押圧面123aとの間には凹部124aが、隣り合う押圧面123bと押圧面123cとの間には凹部124bが、それぞれ設けられている。
図11の(b)は、(a)に例示した部分金型120の線D-Dによって表されるプレス式管継手の軸を含む平面による模式的な断面図であり、(a)から明らかであるように、部分金型120の押圧面123cが形成された部分の模式的な断面図である。図示しないプレス式管継手の環状膨出部に嵌合する環状溝部122の軸方向(破線の両矢印)における両側に押圧面123cがそれぞれ形成されている。図示しないが、部分金型120の押圧面123bが形成された部分及び押圧面123aが形成された部分についても上記と同様である。また、図示しないが、もう一方の部分金型110についても上記と同様である。
図11の(c)は、(a)に例示した部分金型120の線E-Eによって表されるプレス式管継手の軸を含む平面による模式的な断面図であり、(a)から明らかであるように、部分金型120の凹部124aが設けられた部分の模式的な断面図である。図示しないプレス式管継手の環状膨出部に嵌合する環状溝部122の軸方向(破線の両矢印)における両側に凹部124aがそれぞれ形成されている。更に、プレス式管継手の軸方向における凹部124aの内側の端部においては、凹部124aの深さが内側へ向かうほど浅くなっている(太い破線によって囲まれた部分を参照)。即ち、凹部124aの内側の端部には徐変部が設けられている。図示しないが、部分金型120の凹部124bが設けられた部分についても上記と同様である。また、図示しないが、もう一方の部分金型110についても上記と同様である。
尚、徐変部の構成(例えば、形状、大きさ及び深さの変化パターン等)は、例えば、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の機械的強度、硬度、第3カシメ金型の成形面との摩擦係数及び塑性加工特性等、様々な要因に応じて、所期の余部(ツマミ部)抑制効果が達成されるように、適宜定めことができる。例えば、徐変部は、上述した要件を満たす限りにおいて、平面によって構成されていてもよく、或いは曲面によって構成されていてもよい。更に、徐変部は、平面及び/又は曲面の組み合わせによって構成されていてもよい。
〈効果〉
以上説明してきたように、第3カシメ金型においては、凹部のプレス式管継手の軸方向における内側の端部に徐変部が設けられており、凹部のプレス式管継手の径方向における深さがプレス式管継手の軸方向における内側へ向かうほど浅くなっている。このように凹部の内側の端部に徐変部が設けることにより、徐変部を設けない場合に比べて、被縮径部を縮径させる過程において凹部の内側の端部の近傍の部分がプレス式管継手に接触してプレス式管継手を押圧する可能性を高めることができる。また、被縮径部を縮径させる過程において凹部の内側の端部の近傍の部分がプレス式管継手に接触することにより、上述した成形面の凹部による分断の程度が軽減される。その結果、被縮径部を縮径させる過程において環状膨出部を構成する材料を引っ張る応力が環状溝部の全周に亘ってより均等に作用して、環状膨出部をより均一且つ環状に縮径させることができる。
尚、上述した第1カシメ金型101a及び第2カシメ金具102に関する説明において参照した図1乃至図4及び図10においても徐変部が描かれているが、第1カシメ金型及び第2カシメ金具においては、徐変部は必須の構成要件ではない。
《第4実施形態》
以下、本発明の第4実施形態に係るプレスカシメ金型(以降、「第4カシメ金型」と称呼される場合がある。)について説明する。
上述したように、第1カシメ金型乃至第3カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、隣り合う押圧面の間に設けられた凹部により成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることにより、余部(ツマミ部)の形成を抑制し、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。部分金型の合い面(カシメ金型の分割面)における余部(ツマミ部)の形成を更に抑制する観点からは、成形面と被縮径部との摩擦係数を低減することが望ましい。成形面と被縮径部との摩擦係数を低減するための具体的な手段としては、例えば、被縮径部を構成する材料に対して低い摩擦係数を呈する被膜を成形面に形成すること等を挙げることができる。
〈構成〉
そこで、第4カシメ金型は、上述した第1カシメ金型乃至第3カシメ金型の何れかであって、成形面の少なくとも一部に炭窒化チタン層が形成されていることを特徴とするプレスカシメ金型である。炭窒化チタン(TiCN)層は、高い硬度、低い摩擦係数及び強い密着力を有するセラミックコーティングであり、成形面の少なくとも一部に形成することにより、成形面と被縮径部との摩擦係数を低減することができる。
炭窒化チタン(TiCN)層は、第4カシメ金型を構成する部分金型の成形面の全面に形成されていてもよく、或いは成形面の一部(例えば、押圧面等)にのみ形成されていてもよい。尚、炭窒化チタン層を成形面の少なくとも一部に形成するための手法は特に限定されないが、具体例としては、例えば、PVD法(物理気相成長法)及びCVD法(化学蒸着法)等を挙げることができる。
〈効果〉
以上のように、第4カシメ金型においては、成形面の少なくとも一部に炭窒化チタン層が形成されているので、成形面と被縮径部との摩擦係数を低減することができる。従って、第4カシメ金型によれば、部分金型の合い面(カシメ金型の分割面)における余部(ツマミ部)の形成を更に有効に抑制してプレス式管継手と配管要素とを更に確実に気密又は液密に接続することができる。
《第5実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第5実施形態に係るプレスカシメ金型(以降、「第5カシメ金型」と称呼される場合がある。)について説明する。
上述したように、第1カシメ金型乃至第4カシメ金型を構成する各々の部分金型においては、隣り合う押圧面の間に設けられた凹部により成形面と被縮径部との接触面積を低減し且つ被縮径部の縮径に伴う歪を分散及び/又は緩和させることにより、余部(ツマミ部)の形成を抑制し、プレス式管継手と配管要素とを確実に気密又は液密に接続することができる。
また、前述した従来技術に係るプレスカシメ金型(従来カシメ金型)と同様に環状膨出部の両側又は片側に略六角形の横断面を有する縮径部(六角断面縮径部)が形成されるので、プレス式管継手と配管要素との相対的な移動(例えば、割出し及び/又は抜け等)の発生も低減される。
ところが、プレス式管継手の用途によっては、プレス式管継手と配管要素とをより強固に固定・接続して両者の相対的な移動(例えば、割出し及び/又は抜け等)の発生をより確実に低減することが要求される場合がある。
〈構成〉
そこで、第5カシメ金型は、上述した第1カシメ金型乃至第4カシメ金型の何れかであって、プレス式管継手の径方向において内側へ突出する突起が少なくとも1つの押圧面に形成されていることを特徴とするプレスカシメ金型である。
図12は、第5カシメ金型を構成する一対の部分金型のうちの一方の部分金型の構成の一例を示す模式図である。具体的には、図12の(a)は第5カシメ金型105が備える部分金型110の模式的な正面図であり、(b)は部分金型110の押圧面113cが形成された部分の模式的な断面図であり、(c)は(a)及び(b)に例示した部分金型110を分割面側から観察した場合における模式的な平面図である。但し、(c)においては、凹部の符号は省略されており、また、押圧面113a、113b及び113c及びこれらの押圧面に形成された突起116の符号は、図示しないプレス式管継手の軸方向において環状溝部112を挟んで互いに対向する位置のうちの一方にのみ付されている。
図12の(a)に例示するように、第5カシメ金型105を構成する部分金型110においても、上述した第1カシメ金型101aを構成する部分金型110と同様に、3つの押圧面113a、113b及び113cが成形面111に形成されており、隣り合う押圧面113aと押圧面113aとの間には凹部114aが、隣り合う押圧面113bと押圧面113cとの間には凹部114bが、それぞれ設けられている。加えて、3つの押圧面113a、113b及び113cには、図示しないプレス式管継手の径方向において内側へ突出する1つの突起116がそれぞれ形成されている。
また、図12の(b)は、(a)に例示した部分金型110の線F-Fによって表されるプレス式管継手の軸を含む平面による模式的な断面図であり、(a)から明らかであるように、部分金型110の押圧面113cが形成された部分の模式的な断面図である。図示しないプレス式管継手の環状膨出部に嵌合する環状溝部112の軸方向(破線の両矢印)における両側に押圧面113cがそれぞれ形成されている。加えて、これら2つの押圧面113cには、プレス式管継手の径方向において内側へ突出する1つの突起116がそれぞれ形成されている。図示しないが、部分金型110の押圧面113bが形成された部分及び押圧面113aが形成された部分についても上記と同様である。
更に、図12の(c)に例示するように、第5カシメ金型105を構成する部分金型110においては、図示しないプレス式管継手の軸方向において環状溝部122を挟んで互いに対向する位置に3つの押圧面113a、113b及び113cがそれぞれ形成されている。加えて、押圧面113a、113b及び113cには、図示しないプレス式管継手の径方向において内側へ突出する1つの突起116がそれぞれ形成されている。
第5かしめ金型105の他方の部分金型120の図12に対応する図面は省略するが、部分金型120もまた、上述した部分金型110と同様の構成を有する。
尚、押圧面に形成される突起の構成(例えば、形状、大きさ、高さ及び1つの押圧面に形成される突起の数等)は、例えば、プレス式管継手及び配管要素を構成する材料の機械的強度、硬度、プレス式管継手と配管要素との摩擦係数及びプレス式管継手の用途において要求されるプレス式管継手と配管要素との接続強度等、様々な要因に応じて適宜定めることができる。また、突起が形成される押圧面の数及び押圧面において突起が形成される位置についても、上記と同様に、様々な要因に応じて適宜定めることができる。尚、被縮径部の縮径に伴う歪みを凹部においても緩和する観点からは、凹部から出来る限り離れた位置に突起を形成することが望ましい。具体的には、押圧面の中心又は中心の近傍に突起を形成することが望ましい。
〈効果〉
以上説明してきたように、第5カシメ金型においては、プレス式管継手の径方向において内側へ突出する突起が少なくとも1つの押圧面に形成されている。このように押圧面に形成された突起は、被縮径部を縮径させる過程において、より局所的に且つより深く被縮径部を押圧する。その結果、第5カシメ金型によれば、プレス式管継手と配管要素とをより強固に固定・接続して両者の相対的な移動(例えば、割出し及び/又は抜け等)の発生をより確実に低減することができる。
以上、本発明を説明することを目的として、特定の構成を有する幾つかの実施形態につき、時に添付図面を参照しながら説明してきたが、本発明の範囲は、これらの例示的な実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、特許請求の範囲及び明細書に記載された事項の範囲内で、適宜修正を加えることが可能であることは言うまでも無い。
101a,101b,102,103,105…プレスカシメ金型
110,120,130…部分金型
111,121…成形面
113a,113b,113c,123a,123b,123c…押圧面
114a,114b,124a,124b…凹部
115…傾斜部
116…突起
210,211,212…配管要素
220…プレス式管継手
221…ソケット部
222…環状膨出部
230…シール部材(Oリング)

Claims (5)

  1. プレス式管継手の環状膨出部に対応する形状を有する環状の窪みである環状溝部と、
    前記プレス式管継手の軸方向における前記環状膨出部の両側又は片側に位置する前記プレス式管継手の部分である被縮径部を取り囲むように前記プレス式管継手の軸周りに配設されて前記被縮径部に対向する6つの平面である押圧面と、
    が形成された成形面を備え、
    前記押圧面によって前記被縮径部を押圧することにより前記被縮径部を縮径させるように構成された、
    プレスカシメ金型であって、
    前記プレスカシメ金型は、前記プレス式管継手の軸周りに2つ又は3つの部分金型に分割されており、
    前記プレスカシメ金型が2つの前記部分金型に分割されている場合は、各々の前記部分金型は3つの前記押圧面を有し、
    前記プレスカシメ金型が3つの前記部分金型に分割されている場合は、各々の前記部分金型は2つの前記押圧面を有し、
    各々の前記部分金型において、隣り合う前記押圧面の間の部分である角部には、当該隣り合う前記押圧面をそれぞれ延長することによって得られる2つの平面である仮想押圧面の両方又は一方よりも前記プレス式管継手の径方向における外側にまで拡がる空間を画定する凹部が設けられている、
    ことを特徴とする、プレスカシメ金型。
  2. 請求項1に記載されたプレスカシメ金型であって、
    前記部分金型の成形面の周方向における両端部の前記プレス式管継手の軸方向における両端部に、前記プレス式管継手の軸方向における端部へ向かうほど前記プレス式管継手の軸から遠ざかるように傾斜した部分である傾斜部が設けられている、
    ことを特徴とする、プレスカシメ金型。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたプレスカシメ金型であって、
    前記凹部の前記プレス式管継手の軸方向における内側の端部には前記凹部の前記プレス式管継手の径方向における深さが前記プレス式管継手の軸方向における内側へ向かうほど浅くなる部分である徐変部が設けられている、
    ことを特徴とする、プレスカシメ金型。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載されたプレスカシメ金型であって、
    前記成形面の少なくとも一部に炭窒化チタン層が形成されている、
    ことを特徴とする、プレスカシメ金型。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載されたプレスカシメ金型であって、
    前記プレス式管継手の径方向において内側へ突出する突起が少なくとも1つの前記押圧面に形成されている、
    ことを特徴とする、プレスカシメ金型。
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