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JP2022158352A - 化合物、重合体、重合性組成物、接着剤、コーティング剤、硬化物及び硬化物の製造方法 - Google Patents

化合物、重合体、重合性組成物、接着剤、コーティング剤、硬化物及び硬化物の製造方法 Download PDF

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JP2022158352A
JP2022158352A JP2021063164A JP2021063164A JP2022158352A JP 2022158352 A JP2022158352 A JP 2022158352A JP 2021063164 A JP2021063164 A JP 2021063164A JP 2021063164 A JP2021063164 A JP 2021063164A JP 2022158352 A JP2022158352 A JP 2022158352A
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Pending
Application number
JP2021063164A
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English (en)
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豊史 篠塚
Toyoji Shinozuka
剛 遠藤
Takeshi Endo
衆資 岡本
Shusuke Okamoto
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Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Corp
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Abstract

【課題】硬化時の収縮が少ない重合性組成物を提供すること。【解決手段】分子内にイソシアヌレート構造、ウレタン結合及び1つのエチレン性不飽和結合含有基を有する化合物である。また、前記化合物、前記化合物をモノマーとする重合体、又は前記化合物、及びメタクリレート化合物若しくはアクリレート化合物をモノマーとする共重合体と、重合開始剤とを含有する重合性組成物である。前記エチレン性不飽和結合含有基は、ビニル基、イソプロぺニル基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、含窒素環状化合物並びにそれを用いた重合体及び重合性組成物に関する。
ウレタン結合とアクリロイル基とを有するウレタンアクリレートは、UV硬化が可能であることからコーティング剤、接着剤、UV硬化塗料及びレジスト等に広く使用されている。
例えば、特許文献1には、ウレタン結合、チオウレタン結合又はイミノ基を有するエチレン性不飽和基含有反応性ウレタン化合物及びそれを含む硬化性組成物が記載されており、柔軟性及び密着強度等の特性に優れた硬化物が得られることが記載されている。また、特許文献2には、シクロ環構造またはビシクロ環構造と、ヌレート環構造とを有するウレタン(メタ)アクリレート(A)とコロイダルシリカ(B)とを含有するコーティング用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が記載されており、硬度が高く、且つ、低硬化収縮の硬化塗膜が形成できることが記載されている。
国際公開第2008/146685号 特開2010-083959号公報
本発明の目的は、硬化時の収縮が少ない重合性組成物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ウレタン結合及び1つのエチレン性不飽和結合含有基を有する化合物にイソシアヌレート構造を導入することで、重合体にしたときの体積変化が抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、分子内にイソシアヌレート構造、ウレタン結合及び1つのエチレン性不飽和結合含有基を有する化合物である。
本発明の化合物を用いた重合性組成物は、硬化収縮が少ないことから、コーティング剤や接着剤として有用である。
本発明の化合物は、分子内にイソシアヌレート構造、ウレタン結合及び1つのエチレン性不飽和結合含有基を有するものである。
エチレン性不飽和結合含有基とは炭素-炭素二重結合を末端に有する基であり、例えば、ビニル基、ビニルオキシ基、アリル基、アリルオキシ基、アリルアミノ基、イソプロぺニル基、イソプロぺニルオキシ基、イソプロぺニルアミノ基、アクリロイルオキシ基、アクリルアミド基、メタクリロイルオキシ基及びメタクリルアミド基等が挙げられる。
エチレン性不飽和結合含有基が、ビニル基、イソプロぺニル基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基である化合物は、硬化性に優れるため好ましい。
前記化合物は、下記一般式(I)で表される化合物であることが、硬化収縮が小さいため好ましい。
Figure 2022158352000001
(式中、R、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1~20の炭化水素基、置換基を有してもよい炭素原子数1~20の複素環基、又は前記炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基を表し、
ただし、R、R、及びRの1つが、エチレン性不飽和結合含有基、又は置換基としてエチレン性不飽和結合含有基を有する炭素原子数3~20の炭化水素基若しくは前記炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基であり、
、X及びXは、それぞれ独立に、炭素原子数1~20の2価の炭化水素基、又は前記2価の炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基を表し、
<群A>は、-O-、-S-、-CO-、-CO-O-及び-SO-であり、
a、b及びcは、それぞれ独立に、0又は1を表し、
ただし、a+b+c≧1である。)
前記炭素原子数1~20の炭化水素基は、炭素原子及び水素原子からなる炭素原子数1~20の基である。炭素原子数1~20の炭化水素基としては、例えば、炭素原子数1~20の脂肪族炭化水素基及び炭素原子数6~20の芳香族炭化水素環含有基が挙げられる。
炭素原子数1~20の脂肪族炭化水素基としては、炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基及び炭素原子数4~20のシクロアルキルアルキル基等が挙げられる。
炭素原子数1~20のアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよい。直鎖のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、iso-アミル、tert-アミル、ヘキシル、ヘプチル及びオクチルが挙げられる。分岐のアルキル基としては、iso-プロピル、sec-ブチル、tert-ブチル、iso-ブチル、iso-ペンチル、tert-ペンチル、2-ヘキシル、3-ヘキシル、2-ヘプチル、3-ヘプチル、iso-ヘプチル、tert-ヘプチル、iso-オクチル、tert-オクチル、2-エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、へブロタデシル、オクタデシル等が挙げられる。
炭素原子数3~20のシクロアルキル基としては、炭素原子数3~20の飽和単環式アルキル基、炭素原子数3~20の飽和多環式アルキル基、及びこれらの基の環中の水素原子の1つ以上がアルキル基で置換された炭素原子数4~20の基が挙げられる。前記飽和単環式アルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル及びシクロデシル等が挙げられる。前記飽和多環式アルキル基としては、アダマンチル、デカハイドロナフチル、オクタヒドロペンタレン及びビシクロ[1.1.1]ペンタニル等が挙げられる。飽和単環式又は飽和多環式アルキル基の環中の水素原子を置換するアルキル基としては、前記炭素原子数1~20のアルキル基として例示した基が挙げられる。飽和多環式アルキル基の環中の水素原子の1つ以上が、アルキル基で置換された基としては、例えば、ボルニル等が挙げられる。
炭素原子数4~20のシクロアルキルアルキル基とは、アルキル基の水素原子が、シクロアルキル基で置換された炭素原子数4~20の基を意味する。シクロアルキルアルキル基中のシクロアルキル基は単環であってもよく、多環であってもよい。シクロアルキル基が単環である炭素原子数4~20のシクロアルキルアルキル基としては、例えば、シクロプロピルメチル、2-シクロブチルエチル、3-シクロペンチルプロピル、4-シクロヘキシルブチル、シクロヘプチルメチル、シクロオクチルメチル、2-シクロノニルエチル及び2-シクロデシルエチル等が挙げられる。シクロアルキル基が多環である炭素原子数4~20のシクロアルキルアルキル基としては、3-3-アダマンチルプロピル及びデカハイドロナフチルプロピル等が挙げられる。
炭素原子数6~20の芳香族炭化水素環含有基は、芳香族炭化水素環を含み、複素環を含まない炭化水素基であり、脂肪族炭化水素基を有していてもよい。芳香族炭化水素環含有基としては、例えば、炭素原子数6~20のアリール基及び炭素原子数7~20のアリールアルキル基が挙げられる。
炭素原子数6~20のアリール基は、単環構造であってもよく、縮合環構造であってもよく、更に2つの芳香族炭化水素環が連結したものであってもよい。炭素原子数6~20の縮合環構造のアリール基としては、2つ以上の芳香族炭化水素環が縮合した構造である炭素原子数7~20の炭化水素型芳香族縮合環基等が挙げられる。
炭素原子数6~20の単環構造のアリール基としては、例えば、フェニル、トリル、キシリル、エチルフェニル、2,4,6-トリメチルフェニル等が挙げられる。炭素原子数7~20の炭化水素型芳香族縮合環基としては、例えば、ナフチル、アントラセニル、フェナントリル、ピレニル、フルオレニル及びインデノフルオレニル等が挙げられる。
2つの芳香族炭化水素環が連結したアリール基は、2つの単環構造の芳香族炭化水素環が連結したものであってもよく、単環構造の芳香族炭化水素環と縮合環構造の芳香族炭化水素環とが連結したものであってもよく、縮合環構造の芳香族炭化水素環と縮合環構造の芳香族炭化水素環とが連結したものであってもよい。
2つの芳香族炭化水素環を連結する連結基としては、単結合、スルフィド基(-S-)及びカルボニル基等が挙げられる。
2つの単環構造の芳香族炭化水素環が連結したアリール基としては、例えば、ビフェニル、ジフェニルスルフィド、ベンゾイルフェニル等が挙げられる。
炭素原子数7~20のアリールアルキル基は、アルキル基中の水素原子の1つ以上がアリール基で置換された基である。炭素原子数7~20のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル、フルオレニル、インデニル、9-フルオレニルメチル、α-メチルベンジル、α,α-ジメチルベンジル、フェニルエチル及びナフチルプロピル基等が挙げられる。
炭素原子数1~20の炭化水素基が有していてもよい置換基としては、前記エチレン性不飽和結合含有基、ハロゲン原子、炭素原子数1~3のハロゲン化アルキル基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシ基、エポキシ基、メルカプト基及びイソシアネート基等が挙げられる。
前記炭素原子数2~10の複素環基は、複素環式化合物から水素原子を1つ除いた基である。複素環基は、単環構造であってもよく、縮合環構造であってもよい。炭素原子数2~10の縮合環構造の複素環基としては、複素環と、複素環又は炭化水素環とが縮合した構造である炭素原子数3~10の複素環含有縮合環基等が挙げられる。具体的な複素環基としては、例えば、ピリジル、キノリル、チアゾリル、テトラヒドロフラニル、ジオキソラニル、テトラヒドロピラニル、メチルチオフェニル、ヘキシルチオフェニル、ベンゾチオフェニル、ピロリル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリミジニ、フリル、チエニル、ベンゾオキサゾール-2-イル、チアゾリル、イソチアゾリ、オキサゾリル、イソオキサゾリル、モルホルニル等が挙げられる。
複素環基は置換基を有していてもよく、該置換基としては、前記エチレン性不飽和結合含有基、ハロゲン原子、炭素原子数1~3のハロゲン化アルキル基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、炭素原子数1~6のアルコキシ基、アミノ基、カルボキシ基、エポキシ基、メルカプト基及びイソシアネート基等が挙げられる。
前記炭素原子数1~20の2価の炭化水素基としては、前記炭素原子数1~20の炭化水素基から水素を1つ除いた2価の基が挙げられ、例えば、炭素原子数1~20のアルキレン基及び炭素原子数6~20のアリーレン基等が挙げられる。
前記炭素原子数1~20の炭化水素基中のメチレン基の2つ以上が前記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基は、該2価の基が隣り合う構造を有しない。
本発明において、基の炭素原子数は、基中の水素原子が置換基で置換されている場合、その置換後の基の炭素原子数を規定する。例えば、前記炭素原子数1~20のアルキル基の水素原子が置換されている場合、炭素原子数1~20とは、水素原子が置換された後の炭素原子数を指し、水素原子が置換される前の炭素原子数を指すのではない。
また、本発明において、所定の炭素原子数の基中のメチレン基が2価の基で置き換えられた基の炭素原子数は、その置換前の基の炭素原子数を規定する。例えば、炭素原子数1~20のアルキル基中のメチレン基が2価の基で置き換えられた基の場合、炭素原子数1~20とは、アルキル基中のメチレン基が2価の基で置き換えられる前の炭素原子数を指し、置き換えられた後の炭素原子数を指すのではない。
前記一般式(I)中のR、R、及びRのうち1つ以上が炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6~20のアリール基である化合物は、硬化収縮が小さい重合性組成物が得られることから好ましい。
前記一般式(I)中のRが、エチレン性不飽和結合含有基、又は置換基としてエチレン性不飽和結合含有基を有する炭素原子数3~20の炭化水素基である場合、前記一般式(I)中のR及びRが炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6~20のアリール基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましく、炭素原子数4~15のアルキル基、炭素原子数6~15のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6~15のアリール基であることがより好ましく、炭素原子数5~10のアルキル基、炭素原子数8~12のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6~10のアリール基であることが特に好ましい。
前記一般式(I)中のR及びRが、炭素原子数1~20のアルキル基である場合、該アルキル基が直鎖状アルキル基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましい。
前記一般式(I)中のR及びRが、炭素原子数3~20のシクロアルキル基である場合、該シクロアルキル基が飽和多環式アルキル基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましい。
前記一般式(I)中のR及びRが、置換基を有してもよい炭素原子数6~20のアリール基である場合、該アリール基が単環構造又は縮合環構造であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましく、単環構造であることがより好ましい。また、置換基を有する場合、該置換基が炭素原子数1~3のハロゲン化アルキル基又は炭素原子数1~6のアルコキシ基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましい。
前記一般式(I)中のRが、エチレン性不飽和結合含有基である場合、該エチレン性不飽和結合含有基がビニル基、アリル基又はイソプロぺニル基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましく、ビニル基であることが特に好ましい。
前記一般式(I)中のRが、置換基としてエチレン性不飽和結合含有基を有する炭素原子数3~20の炭化水素基である場合、Rが置換基としてアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有する炭素原子数4~20の炭化水素基であることが、得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましく、置換基としてアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有する炭素原子数4~10の炭化水素基であることがより好ましい。
前記一般式(I)において、a+b+cが2又は3である化合物は、硬化収縮が小さいことから好ましい。
前記一般式(I)中のX、X及びXが、炭素原子数1~20のアルキレン基である化合物は、硬化収縮が小さい重合性組成物が得られることから好ましく、炭素原子数1~5のアルキレン基であることがより好ましい。
前記一般式(I)中のX、X及びXが、炭素原子数1~20のアルキレン基である場合、該アルキレン基が直鎖状アルキレン基であることが得られる重合性組成物の硬化収縮が小さいことから好ましい。
本発明の化合物の具体例としては、下記の化合物が挙げられる。
Figure 2022158352000002
Figure 2022158352000003
Figure 2022158352000004
本発明の重合体は、前記化合物をモノマーとするものである。前記重合体は前記化合物の単独重合体でもよく、エチレン性不飽和結合を有する他の化合物との共重合体でもよい。
重合方法は特に制限されず、溶媒を使用した溶液重合でもよく、モノマーが液状の場合は塊状重合でもよい。
重合に用いる重合開始剤は、エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合に用いられるラジカル重合開始剤であればよく、従来既知の化合物を用いることが可能である。ラジカル重合開始剤は、光ラジカル重合開始剤及び熱ラジカル重合開始剤のいずれも用いることができる。
光ラジカル重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル等のベンゾイン類;ベンジルジメチルケタール等のベンジルケタール類;アセトフェノン、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、2,2-ジエトキシ-2-フェニルアセトフェノン、1-ベンジル-1-ジメチルアミノ-1-(4’-モルホリノベンゾイル)プロパン、2-モルホリル-2-(4’-メチルメルカプト)ベンゾイルプロパン、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノ-プロパン-1-オン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1-ヒドロキシ-1-ベンゾイルシクロヘキサン、2-ヒドロキシ-2-ベンゾイルプロパン、2-ヒドロキシ-2-(4’-イソプロピル)ベンゾイルプロパン、N,N-ジメチルアミノアセトフェノン、1,1-ジクロロアセトフェノン、4-ブチルベンゾイルトリクロロメタン、4-フェノキシベンゾイルジクロロメタン等のアセトフェノン類;2-メチルアントラキノン、1-クロロアントラキノン、2-アミルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4-ジメチルチオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン、2-クロロチオキサントン、2,4-ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、4,4’-ジクロロベンゾフェノン、4,4’-ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン類;2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルホスフィンオキシド等のオキサイド類;3-(2-メチル-2-モルホリノプロピオニル)-9-メチルカルバゾール等のカルバゾール類;ベンジル、ベンゾイル蟻酸メチル等のα-ジカルボニル類;特開2000-80068号公報、特開2001-233842号公報、特開2005-97141号公報、特表2006-516246号公報、特許第3860170号公報、特許第3798008号公報、WO2006/018973号公報、特開2011-132215号公報、WO2015/152153号公報に記載の化合物等のオキシムエステル類;p-メトキシフェニル-2,4-ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-メチル-4,6-ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-フェニル-4,6-ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-ナフチル-4,6-ビス(トリクロロメチル)-s-トリアジン、2-(p-ブトキシスチリル)-s-トリアジン等のトリアジン類;過酸化ベンゾイル、2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、エチルアントラキノン、1,7-ビス(9’-アクリジニル)ヘプタン、チオキサントン、1-クロル-4-プロポキシチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ベンゾフェノン、フェニルビフェニルケトン、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルスルフィド、2-(p-ブトキシスチリル)-5-トリクロロメチル-1,3,4-オキサジアゾール、9-フェニルアクリジン、9,10-ジメチルベンズフェナジン、ベンゾフェノン/ミヒラーズケトン、ヘキサアリールビイミダゾール/メルカプトベンズイミダゾール、チオキサントン/アミン等が挙げられる。
熱ラジカル重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1-ジ(t-ブチルパーオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、4,4-ジ(t-ブチルパーオキシ)ブチルバレレート、ジクミルパーオキサイド等の過酸化物類;2,2’-アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類;テトラメチルチラウムジスルフィド等が挙げられる。
共重合体の場合に用いる、エチレン性不飽和結合を有する他の重合性化合物としては、例えば、アクリル酸-2-ヒドロキシエチル、アクリル酸-2-ヒドロキシプロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸-N-オクチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸イソノニル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、イソシアヌル酸トリス(2-アクリロイルオキシエチル)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレート等のアクリレート化合物;メタクリル酸-2-ヒドロキシエチル、メタクリル酸-2-ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ターシャリーブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、トリメチロールプロパントリメタクリレート、イソシアヌル酸トリス(2-メタクリロイルオキシエチル)等のメタクリレート化合物等が挙げられる。
アクリレート化合物及びメタクリレート化合物の少なくとも一方をモノマーとして共重合した重合体は、基材への密着性に優れることから好ましい。硬化収縮が少ないことから、本発明の化合物の比率が、全モノマー中に50wt%以上であることが好ましく、75wt%以上であることがより好ましく、90wt%以上であることが特に好ましい。
本発明の重合性組成物は、前記化合物又は前記重合体、及び重合開始剤を含有するものである。このような構成の重合性組成物は、硬化収縮が小さいため好ましい。
前記重合性組成物を構成する各成分については上述した通りである。
前記重合開始剤の含有量は、前記化合物又は前記重合体100質量部に対して0.1~10質量部であることが、硬化性に優れることから好ましく、1~5質量部であることがより好ましい。
前記重合性組成物は、溶剤を含有してもよい。溶剤としては、重合性組成物の各成分を溶解又は分散し得るものであればよく、例えば、メチルエチルケトン、メチルアミルケトン、ジエチルケトン、アセトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン及び2-ヘプタノン等のケトン系溶剤;エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタン、1,2-ジエトキシエタン及びジプロピレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸-n-プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n-ブチル、3-メトキシブチルアセテート、酢酸シクロヘキシル、乳酸エチル、コハク酸ジメチル及びテキサノール等のエステル系溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテル及びエチレングリコールモノエチルエーテル等のセロソルブ系溶剤;メタノール、エタノール、イソ-又はn-プロパノール、イソ-又はn-ブタノール及びアミルアルコール等のアルコール系溶剤;エチレングリコールモノメチルアセテート、エチレングリコールモノエチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3-メトキシブチルアセテート及びエトキシエチルプロピオネート等のエーテルエステル系溶剤;ベンゼン、トルエン及びキシレン等のBTX系溶剤;ヘキサン、ヘプタン、オクタン及びシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤;テレピン油、D-リモネン及びピネン等のテルペン系炭化水素油;ミネラルスピリット、スワゾール#310(以上、コスモ松山石油製);及びソルベッソ#100(以上、エクソン化学製);等のパラフィン系溶剤;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロロエチレン、塩化メチレン及び1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素系溶剤;クロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤;カルビトール系溶剤、アニリン、トリエチルアミン、ピリジン、酢酸、アセトニトリル、二硫化炭素、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド及び水等が挙げられ、これらの溶剤は1種又は2種以上の混合溶剤として使用することができる。
前記重合性組成物は、紫外線吸収剤を含有してもよい。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、及び酸化チタン微粒子等の紫外線を吸収する無機微粒子等が挙げられる。
これらの紫外線吸収剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記重合性組成物は、目的に応じて種々の成分を含有することができる。例えば、耐候性を向上させる目的でヒンダードアミン系光安定剤(HALS)を含有してもよく、耐熱性及び耐候性を向上させる目的で酸化防止剤を含有してもよく、保存安定性を向上させる目的でラジカル重合禁止剤を含有してもよい。
前記重合性組成物の硬化は、前記重合開始剤からラジカルを発生させることにより行うことができる。重合開始剤が光ラジカル重合開始剤である場合は光の照射によりラジカルが発生し、熱ラジカル重合開始剤である場合は加熱によりラジカルが発生する。
具体的な硬化方法としては、例えば、前記重合性組成物を基材に塗布し、必要に応じて乾燥した後、加熱又は紫外線等の光を照射することにより硬化膜を形成する方法等が挙げられる。硬化条件は、使用するモノマーと開始剤の種類により適宜設定すればよい。
前記重合性組成物が光ラジカル重合開始剤を含む場合、光照射する工程を有する製造方法によって硬化物を製造することができる。光源としては、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、水銀蒸気アーク灯、キセノンアーク灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、蛍光灯、タングステンランプ、エキシマーランプ、殺菌灯、発光ダイオード、CRT光源等が挙げられるが、好ましくは、波長300~450nmの光を発光する超高圧水銀ランプ、水銀蒸気アーク灯、カーボンアーク灯、キセノンアーク灯等が用いられる。
本発明の重合性組成物及び硬化物は、硬化性塗料、ワニス、硬化性接着剤、プリント基板、表示装置(カラーテレビ、PCモニタ、携帯情報端末及びデジタルカメラ等のカラー表示の液晶表示パネルにおけるカラーフィルタ、種々の表示用途用のカラーフィルタ、CCDイメージセンサのカラーフィルタ、タッチパネル、電気発光表示装置、プラズマ表示パネル、有機ELの黒色隔壁)、粉末コーティング、印刷インク、印刷版、接着剤、ゲルコート、電子工学用のフォトレジスト、電気メッキレジスト、エッチングレジスト、はんだレジスト、絶縁膜、ブラックマトリクス、及びLCDの製造工程において構造を形成するためのレジスト、電気及び電子部品を封入するための組成物、ソルダーレジスト、磁気記録材料、微小機械部品、導波路、光スイッチ、めっき用マスク、エッチングマスク、カラー試験系、ガラス繊維ケーブルコーティング、スクリーン印刷用ステンシル、ステレオリトグラフィによって三次元物体を製造するための材料、ホログラフィ記録用材料、画像記録材料、微細電子回路、脱色材料、画像記録材料のための脱色材料、マイクロカプセルを使用する画像記録材料用の脱色材料、印刷配線板用フォトレジスト材料、UV及び可視レーザー直接画像系用のフォトレジスト材料、プリント回路基板の逐次積層における誘電体層形成に使用するフォトレジスト材料及び保護膜等の各種の用途に使用することができる。
本発明の重合性組成物は、硬化収縮が小さいことから位置制度に優れ、また密着性も高いため接着剤として特に有用である。また、硬化収縮が小さいことからコーティング剤としても特に有用である。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例等により何ら制限されるものではない。
(中間体製造例1)
200mLの二つ口フラスコにトリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレート(15.66g;60.00mmol)、イミダゾール(10.20g;149.8mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド(50mL)を加えて均一系になるまで攪拌を行った。次に、tert-ブチルジメチルシリルクロライド(10.86g;72.00mmol)のDMF(40mL)溶液を滴下ロート入れて前記二つ口フラスコに装着し、系全体を窒素置換した。氷浴中で滴下ロートから前記溶液をゆっくりと滴下し、すべて加え終えた後に反応溶液を室温で12時間攪拌し、5%の炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を加えて反応停止を行った。この反応溶液を酢酸エチル(400mL)と5%の炭酸ナトリウム水溶液(200mL)で分液し、有機層に硫酸ナトリウムを加えて2時間乾燥後にろ過し、得られたろ液を減圧濃縮することで溶媒を留去した。最後に、反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1→1/4)によって分画することで、目的のDiolを白色固体として得た(収量7.90g;21.1mmol、収率35%)。
m.p.=70.2-72.1 oC. 1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 4.14 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 4.06 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.86-3.81 (m, 6H), 2.66 (s, 2H), 0.86 (s, 9H), 0.04 (s, 6H);13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 150.48, 149.60, 60.58, 59.60, 45.29, 44.78, 25.89, 18.35, -5.37; IR (ATR, cm-1) ν 3249, 2936, 2930, 2861, 2858, 1675, 1448, 1354, 1322, 1253, 1192, 1094, 991, 913, 836, 773. HRMS m/z: [M+H]+ Calcd for [C15H30N3O6Si1]+376.19039; Found 376.19058.
Figure 2022158352000005
(中間体製造例2)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.88g;5.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(190mg;0.301mmol)をTHF(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にヘキシルイソシアナート(1.30g;10.2mmol)のTHF(6.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(5.5mL:5.5mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)によって分画することで、目的のBU(n-Hexyl)OHを無色透明な液体として得た(収量2.40g;4.65mmol、収率93%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.07 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 4.80 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.09 (t, J = 5.8 Hz, 4H), 3.95 (t, J = 5.8 Hz, 4H), 3.81 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.50 (q, J = 6.0 Hz, 2H), 2.90 (dt, J = 6.4, 6.8 Hz, 4H), 1.35-1.32 (m, 4H), 1.27-1.21 (m, 12H), 0.84 (t, J = 7.0 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 156.57, 149.66, 149.16, 61.24, 60.07, 45.08, 42.55, 41.24, 31.58, 29.91, 26.51, 22.69, 14.16; IR (ATR, cm-1) ν 3343, 2955, 2927, 2857, 1682, 1530, 1453, 1360, 1314, 1244, 1189, 1143, 1132, 1048, 1006, 881, 849, 762, 725. HRMS m/z: [M+H]+ Calcd for [C23H42N5O8]+516.30334; Found 516.30428.
Figure 2022158352000006
(実施例1)
30mLのナスフラスコ中でBU(n-Hexyl)OH(1.83g;3.55mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(50mg;0.080mmol)をTHF(7.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(1.30g;10.2mmol)をシリンジで加え、60℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/3)によって分画することで、目的のBU(n-Hexyl)UAを無色透明な液体として得た(収量2.25g;3.43mmol、収率97%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.30 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 7.07 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 1.6, 17.6 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 10.0, 16.8 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 2.0, 10.4 Hz, 1H), 4.11-3.94 (m, 14H), 3.22 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H), 2.90 (dt, J = 6.0, 6.8 Hz, 4H), 1.34-1.20 (m, 16H), 0.83 (t, J = 6.8 Hz, 3H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.40, 156.09, 155.88, 148.69, 131.66, 128.22, 62.89, 60.36, 60.01, 41.68, 41.54, 40.22, 30.97, 29.30, 25.87, 22.05, 13.91; IR (ATR, cm-1) ν 3414, 3315, 2933, 2929, 2858, 1697, 1676, 1533, 1449, 1408, 1358, 1318, 1252, 1186, 1147, 1050, 983, 962, 890, 809, 771, 761, 725, 662. HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C29H48N6Na1O11]+679.32787; Found 679.32838.
Figure 2022158352000007
(実施例2)
30mLのナスフラスコ中でBU(n-Hexyl)OH(2.40g;4.66mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(28mg;0.23mmol)及びトリエチルアミン(1.88g;18.6mmol)をジクロロメタン(9.3mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に塩化アクリロイル(506mg;5.59mmol)をシリンジでゆっくりと氷浴中で加え、室温で2時間攪拌した後、5%炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えて反応停止を行った。次に、この反応溶液をジクロロメタン(200mL)と5%の炭酸ナトリウム水溶液(200mL)で分液し、得られた有機層に硫酸ナトリウムを加えて2時間静置した。これをろ過してろ液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)によって分画することで、目的のBU(n-Hexyl)Aを無色透明な液体として得た(収量1.66g;2.91mmol、収率62%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 6.38 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.07 (dd, J = 10.4, 17.2 Hz, 1H), 5.84 (dd, J = 1.2, 10.4 Hz, 1H), 5.02 (s, 2H), 4.40 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 4.27 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 4.21 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 4.14 (t, J = 4.4 Hz, 4H), 3.10 (dt, J = 6.8 Hz, 4H), 1.46-1.41 (m, 4H), 1.31-1.26 (m, 12H), 0.86 (t, J = 7.2 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.40, 156.09, 155.88, 148.69, 131.66, 128.22, 62.89, 60.36, 60.01, 41.68, 41.54, 40.22, 30.97, 29.30, 25.87, 22.05, 13.91; IR (ATR, cm-1) ν 3414, 3315, 2933, 2929, 2858, 1697, 1676, 1533, 1449, 1408, 1358, 1318, 1252, 1186, 1147, 1050, 983, 962, 890, 809, 771, 761, 725, 662. HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C26H43N5Na1O9]+592.29585; Found 592.29509.
Figure 2022158352000008
(中間体製造例3)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.88g;5.00mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(61.3mg;0.501mmol)及びトリエチルアミン(2.02g;20.0mmol)をジクロロメタン(10.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に塩化ヘプタノイル(1.52g;10.2mmol)をシリンジでゆっくりと氷浴中で加え,室温で4時間攪拌を行った。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し,得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=7/1→4/1)によって分画することで、前駆体のジエステルモノシリル化合物を得た。次に、ジエステルモノシリル化合物のTHF(10mL)溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(5.5mL:5.5mmol)を加えて、室温で2時間反応させた後に減圧濃縮することで溶媒を留去した。得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1→1/1)によって分画することで、目的のDE(n-Hexyl)OHを無色透明な液体として得た(収量1.52g;3.14mmol、収率63%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 4.79 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 4.18 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 4.00 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.50 (dt, J = 6.0, 6.4 Hz, 2H), 2.22 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 1.50-1.43 (m, 4H), 1.27-1.21 (m, 12H), 0.84 (t, J = 6.8 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 173.24, 149.36, 149.31, 60.88, 57.81, 44.77, 41.55, 33.74, 31.32, 28.51, 24.57, 22.35, 14.28; IR (ATR, cm-1) ν 3543, 2955, 2927, 2857, 1707, 1684, 1453, 1361, 1317, 1279, 1232, 1160, 1146, 1056, 991, 763. HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C23H39N3Na1O8]+508.26348; Found 508.26401.
Figure 2022158352000009
(実施例3)
30mLのナスフラスコ中でDE(n-Hexyl)OH(1.18g;2.44mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(31mg;0.049mmol)をTHF(4.8mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(379mg;2.69mmol)をシリンジで加え、60℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)によって分画することで、目的のDE(n-Hexyl)UAを白色固体として得た(収量1.16g;1.85mmol、収率76%)。
m.p.=40.6-42.5 oC. 1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 6.43 (dd, J = 1.6, 17.6 Hz, 1H), 6.12 (dd, J = 10.8, 17.6 Hz, 1H), 5.86 (dd, J = 1.2, 10.4 Hz, 1H), 5.27 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 4.33-4.16 (m, 14H), 3.48 (dt, J = 5.2, 5.6 Hz, 2H), 2.26 (t, J = 7.8 Hz, 4H), 1.61-1.54 (m, 4H), 1.33-1.24 (m, 12H), 0.88 (t, J = 7.2 Hz, 6H);13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 173.92, 166.11, 156.20, 149.09, 149.00, 131.50, 128.10, 63.65, 61.56, 60.88, 42.31, 42.18, 40.24, 34.16, 31.56, 28.89, 24.76, 22.58, 14.14; IR (ATR, cm-1) ν 3376, 2954, 2927, 2851, 1722, 1686, 1526, 1453, 1408, 1234, 1185, 1159, 985. HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C29H46N4Na1O11]+649.30608; Found 649.30686.
Figure 2022158352000010
(中間体製造例4)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をDMF(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にフェニルイソシアナート(0.959g;8.04mmol)のDMF(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、60℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)によって分画することで、目的のBU(Ph)OHを白色固体として得た(収量1.76g;3.52mmol、収率88%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.60 (s, 2H), 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 4H), 7.25 (t, J = 7.8 Hz, 4H), 6.97 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 4.81 (brs, 1H), 4.23 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 4.06 (t, J = 5.8 Hz, 4H), 3.81 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.48 (brd, J = 4.4 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 153.28, 148.89, 138.96, 128.73, 122.51, 118.29, 60.69, 57.35, 44.34, 41.49; IR (ATR, cm-1) ν 3315, 3134, 2958, 2926, 1674, 1599, 1537, 1443, 1323, 1313, 1213, 1072, 1055, 889, 752, 690. HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C23H25N5Na1O8]+522.16008; Found 522.16083.
Figure 2022158352000011
(実施例4)
50mLのナスフラスコ中でBU(n-Hexyl)OH(2.25g;4.50mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(27mg;0.22mmol)及びトリエチルアミン(1.82g;18.0mmol)をジクロロメタン(9.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に塩化アクリロイル(611mg;6.75mmol)をシリンジでゆっくりと氷浴中で加え、室温で2時間攪拌した後、5%炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えて反応停止を行った。次に、この反応溶液をジクロロメタン(300mL)と5%の炭酸ナトリウム水溶液(200mL)で分液し、得られた有機層に硫酸ナトリウムを加えて2時間静置した。これをろ過してろ液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって分画することで、目的のBU(Ph)Aを白色固体として得た(収量0.784g;1.42mmol、収率32%)。
mp=156.8-157.6 oC. 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.61 (s, 2H), 7.42 (d, J = 8.0 Hz, 4H), 7.24 (t, J = 8.0 Hz, 4H), 6.96 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 6.27 (dd, J = 1.2, 1.6, Hz, 1H), 6.07 (dd, J = 10.0, 10.4 Hz, 1H), 5.86 (dd, J = 1.6, 2.0 Hz, 1H), 4.27- 4.22 (m, 6H), 4.06- 4.04 (m, 6H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.35, 153.29, 148.86, 138.97, 131.82, 128.73, 128.04, 122.49, 118.25, 60.99, 60.70, 41.60, 41.25; IR (ATR, cm-1) ν 3329, 3138, 3072, 2964, 1749, 1722, 1693, 1668, 1601, 1553, 1443, 1358, 1265, 1215, 1184, 1061, 985, 889, 833, 810, 742, 694, 667, 609. HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C26H27N5Na1O9]+576.17065; Found 576.17141.
Figure 2022158352000012
(中間体製造例5)
50mLのナスフラスコ中でトリメチロールエタン(1.20g;10.0mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(126mg;0.200mmol)をN,N-ジメチルアミノホルムアルデヒド(10.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にn-ヘキシルイソシアナート(2.80g;22.0mmol)をシリンジで加え、60℃で12時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)によって分画することで、目的のBU(Tri n-Hexyl)OHを無色透明な液体として得た(収量1.98g;5.29mmol、収率53%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm), δ 7.05 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 4.58 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 3.79 (s, 4H), 3.24 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 2.92 (dt, J = 6.0, 6.8 Hz, 4H), 1.37-1.22 (m, 16H), 0.86-0.81 (m, 9H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 156.85, 66.02, 63.64, 40.68, 31.47, 29.86, 26.41, 22.55, 16.89, 14.39; IR (ATR, cm-1) ν 3317, 2927, 2856, 1686, 1533, 1458, 1246, 1142, 1041, 1012, 775. HRMS (ESI) m/z: [M+Na]+ Calcd for [C19H38N2Na1O5]+397.26784; Found 397.26833.
Figure 2022158352000013
(比較例1)
20mLのナスフラスコ中でBU(Tri n-Hexyl)OH(749mg;2.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(25.2mg;0.0400mmol)をTHF(2.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(339mg;2.40mmol)をシリンジで加え、60℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1)によって分画することで、目的のBU(Tri n-Hexyl)UAを無色透明な液体として得た(収量951mg;1.84mmol、収率92%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.34 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 6.33 (dd, J = 1.2, 17.6 Hz, 1H), 6.14 (dd, J = 10.4, 17.2 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 1.2, 10.4 Hz, 1H), 4.09 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.85-3.79 (m, 6H), 3.24 (dt, J = 5.2, 6.0 Hz, 2H), 2.93 (q, J = 6.4 Hz, 4H), 1.36-1.22 (m, 16H), 0.86-0.82 (m, 9H);13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 166.11, 156.73, 156.43, 131.50, 128.00, 66.55, 66.17, 63.54, 41.79, 41.12, 40.15, 38.90, 31.55, 29.90, 26.54, 26.44, 22.61, 22.58, 16.88, 16.71, 14.06; IR (ATR, cm-1) ν 3317, 2937, 2926, 2856, 1693, 1529, 1466, 1408, 1244, 1188, 1144, 1036, 810, 775. HRMS (ESI) m/z: [M+Na]+ Calcd for [C25H45N3Na1O8]+538.31043; Found 538.31143.
Figure 2022158352000014
(中間体製造例6)
50mLのナスフラスコ中でシクロヘキサントリオール(1.32g;10.0mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(126mg;0.200mmol)をN,N-ジメチルアミノホルムアルデヒド(10.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にn-ヘキシルイソシアナート(2.80g;22.0mmol)をシリンジで加え、60℃で16時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1→1/1→1/2)によって分画することで、目的のBU(CH n-Hexyl)OHを白色固体として得た(収量1.69g;4.37mmol、収率44%)。
m.p.=105.8-109.4 oC. 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.06 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 6.96 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 4.89-4.75 (m, 3H), 4.51-4.43 (m, 2H), 4.07 (s, 1H), 3.55-3.49 (m, 1H), 2.92 (dt, J = 6.4, 6.8 Hz, 4H), 2.16-2.06 (m, 2H), 1.85 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.40-1.08 (m, 19H), 0.84 (t, J = 6.8 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 156.14, 156.02, 67.61, 64.34, 64.01, 41.38, 40.69, 38.38, 38.12, 31.51, 29.92, 29.87, 26.45, 22.60, 14.42; IR (ATR, cm-1) ν 3514, 3325, 2939, 2927, 2856, 1693, 1660, 1533, 1466, 1246, 1228, 1128, 1070, 1014, 891, 775. HRMS (ESI) m/z: [M+Na]+ Calcd for [C20H38N2Na1O5]+409.26784; Found 409.26850.
Figure 2022158352000015
(比較例2)
20mLのナスフラスコ中でBU(CH n-Hexyl)OH(773mg;2.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(25.2mg;0.0400mmol)をテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(339mg;2.40mmol)をシリンジで加え,60℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/2)によって分画することで、目的のBU(CH n-Hexyl)UAを無色透明な液体として得た(収量968mg;1.83mmol、収率92%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.37 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.30 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 7.04 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 6.38 (dd, J = 1.6, 17.6 Hz, 1H), 6.18-6.10 (m, 1H), 5.93-5.89 (m, 1H), 5.03-5.01 (m, 1H), 4.79-4.74 (m, 1H), 4.59-4.53 (m, 2H), 4.08 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.26-3.21 (m, 2H), 2.92 (dt, J = 6.0, 6.4 Hz, 4H), 2.19-2.17 (m, 2H), 1.95-1.92 (m, 1H), 1.54 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 1.37-1.21 (m, 18H), 0.83 (t, J = 6.8 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 166.20, 166.17, 155.78, 155.61, 155.50, 131.58, 128.13, 128.08, 69.02, 67.96, 67.89, 67.42, 63.70, 41.12, 40.24, 40.11, 37.51, 35.64, 31.57, 30.03, 26.52, 22.67, 14.14; IR (ATR, cm-1) ν 3319, 2941, 2927, 2856, 1693, 1522, 1456, 1408, 1240, 1192, 1132, 1011, 985, 781, 775. HRMS (ESI) m/z: [M+Na]+ Calcd for [C26H45N3Na1O8]+550.31043; Found 550.30937.
Figure 2022158352000016
(比較例3)
30mLのナスフラスコ中でDE(n-Hexyl)OH(1.52g;3.14mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(19mg;0.16mmol)及びトリエチルアミン(1.27g;12.5mmol)をジクロロメタン(6.3mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に塩化アクリロイル(341mg;3.77mmol)をシリンジでゆっくりと氷浴中で加え、室温で2時間攪拌した後、5%の炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えて反応停止を行った。次に、この反応溶液をジクロロメタン(200mL)と5%の炭酸ナトリウム水溶液(200mL)で分液し、得られた有機層に硫酸ナトリウムを加えて2時間静置した。これをろ過してろ液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)によって分画することで、目的のDE(n-Hexyl)Aを無色透明な液体として得た(収量874mg;1.62mmol、収率52%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm), δ 6.40 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.08 (dd, J = 10.8, 17.2 Hz, 1H), 5.85 (dd, J = 1.2, 10.4 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 4.30 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 4.23 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 4.17 (t, J = 5.0 Hz, 4H), 2.27 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 1.62-1.55 (m, 4H), 1.30-1.25 (m, 12H), 0.88 (t, J = 7.0 Hz, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 173.82, 166.05, 149.04, 131.65, 128.00, 61.27, 60.93, 42.18, 42.05, 34.16, 31.58, 28.91, 24.76, 22.60, 14.16; IR (ATR, cm-1) ν 2954, 2927, 2872, 2856, 1730, 1686, 1452, 1408, 1161, 984, 808, 762. HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C26H41N3Na1O9]+562.27405; Found 562.27334.
Figure 2022158352000017
(実施例5)
10mLのナスフラスコ中でBU(n-Hexyl)UA(328mg;0.500mmol)及び光重合開始剤(ADEKA製 N-1919、5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度200mWの光を4時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(n-Hexyl)UA)を淡黄色固体として得た(収量296mg;0.451mmol、収率90%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 6.13 (brs, 1H), 5.58 (brs, 2H), 4.24-4.12 (brm, 14H), 3.33 (brs, 2H), 3.08 (brs, 4H), 2.25 (brs, 1H), 1.61-1.26 (brm, 18H), 0.88-0.85 (brm, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 174.56, 156.59, 156.52, 156.38, 149.50, 149.11, 63.75, 61.57, 61.03, 42.33, 41.79, 41.04, 40.02, 31.56, 29.90, 26.49, 22.63, 14.10; IR (ATR, cm-1) ν 3337, 2938, 2927, 2857, 1683, 1527, 1453, 1361, 1319, 1241, 1148, 1132, 1044, 763, 725.
(実施例6)
10mLのナスフラスコ中でBU(n-Hexyl)A(285mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を6時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(n-Hexyl)A)を淡黄色固体として得た(収量266mg;0.466mmols、収率93%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 5.67 (brs, 2H), 4.19-4.06 (brm, 12H), 3.02 (brs, 4H), 2.49-2.15 (brm, 1H), 1.71-1.22 (brs, 18H), 0.95-0.80 (brm, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 174.32, 156.38, 149.12, 61.63, 61.07, 42.30, 41.72, 31.49, 29.84, 26.42, 22.58, 14.02; IR (ATR, cm-1) ν 3334, 2938, 2925, 2854, 1682, 1528, 1451, 1361, 1287, 1242, 1162, 1143, 1132, 1046, 1005, 762.
(実施例7)
10mLのナスフラスコ中でDE(n-Hexyl)UA(313mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を6時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(DE(n-Hexyl)UA)を淡黄色固体として得た(収量271mg;0.432mmol、収率86%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 5.91 (brs, 1H), 4.28-4.16 (brm, 14H), 3.37 (brs, 2H), 2.43-2.24 (brm, 5H) 1.93-1.27 (brm, 18H), 0.88-0.85 (brm, 6H);13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 173.88, 173.76, 156.48, 149.08, 63.59, 61.56, 60.90, 61.07, 42.39, 42.09, 34.15, 31.57, 28.90, 24.77, 22.60, 14.16; IR (ATR, cm-1) ν 3371, 2934, 2927, 2858, 1706, 1686, 1528, 1453, 1367, 1292, 1233, 1157, 1103, 1038, 818, 763, 727.
(実施例8)
10mLのナスフラスコ中でBU(Ph)A(277mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を24時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(Ph)A)を淡黄色固体として得た(収量218mg;0.394mmol、収率79%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.53 (brs, 2H), 7.39 (brs, 4H), 7.20 (brs, 4H), 6.93 (brs, 2H), 4.19- 4.02 (brm, 12H), 2.22 (brs, 1H), 1.57 (brs, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 173.86, 153.26, 148.85, 148.77, 138.94, 128.71, 122.52, 118.29, 60.86, 60.68, 51.71, 49.08, 41.56, 41.03; IR (ATR, cm-1) ν 3288, 2933, 2864, 1682, 1599, 1529, 1454, 1300, 1254, 1225, 1161, 1065, 1026, 993, 862, 750, 690, 634.
(比較例4)
10mLのナスフラスコ中でBU(Tri n-Hexyl)UA(258mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を4時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(Tri n-Hexyl)UA)を淡黄色固体として得た(収量248mg;0.480mmol、収率96%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 6.36 (brs, 1H), 5.64 (brs, 2H), 4.11-3.91 (brm, 8H), 3.36 (brs, 2H), 3.08 (brs, 4H), 2.52-2.28 (brs, 1H), 1.90-1.25 (brm, 18H), 0.90-0.84 (brm, 9H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 174.55, 157.09, 156.76, 66.55, 66.19, 64.13, 63.73, 41.90, 41.17, 39.98, 38.90, 29.93, 26.57, 22.64, 16.77, 14.10; IR (ATR, cm-1) ν 3315, 2941, 2926, 2856, 1693, 1529, 1450, 1414, 1333, 1240, 1147, 1111, 1022, 833, 773, 725.
(比較例5)
10mLのナスフラスコ中でBU(CH n-Hexyl)UA(264mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を7時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100C,0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(CH n-Hexyl)UA)を淡黄色固体として得た(収量244mg;0.462mmol、収率92%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 6.99 (brs, 2H), 5.02-4.56 (brm, 3H), 4.09-3.96 (brm, 2H), 3.18 (brs, 2H), 2.93 (brs, 4H), 2.19-1.94 (brm, 4H), 1.54-1.21 (brm, 21H), 0.83 (brs, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 174.63, 155.99, 155.81, 68.84, 67.82, 67.34, 64.05, 63.59, 41.74, 41.07, 40.04, 37.45, 35.57, 31.56, 29.96, 26.54, 22.64, 14.11; IR (ATR, cm-1) ν 3317, 2945, 2927, 2858, 1693, 1514, 1456, 1377, 1298, 1228, 1130, 1034, 1009, 773, 725.
(比較例6)
10mLのナスフラスコ中でDE(n-Hexyl)A(270mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をN,N-ジメチルホルムアルデヒド(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を6時間照射した。この反応溶液を混合溶媒(メタノール:水=1:1)に注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(DE(n-Hexyl)A)を淡黄色固体として得た(収量253mg;0.470mmol、収率94%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 4.26-4.14 (brm, 12H), 2.25 (brs, 4H), 1.85-1.27 (brm, 19H), 0.89-0.85 (brm, 6H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 173.72, 173.58, 149.30, 149.16, 61.57, 60.96, 42.19, 41.98, 34.14, 31.61, 28.94, 24.81, 22.62, 14.17; IR (ATR, cm-1) ν 2954, 2927, 2856, 1732, 1686, 1452, 1365, 1319, 1232, 1159, 1103, 1034, 995, 816, 762.
(比較例7)
10mLのナスフラスコ中にTAI(423mg;1.00mmol)及びN-1919(31.7mg;0.0600mmol)を加え、50℃で融解させた後に均一系になるまで攪拌し、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を4時間照射した。得られた硬化物を粉砕してメタノール中で洗浄し、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のネットワークポリマーを淡黄色固体として得た(収量417mg、収率98%)。
13C-NMR (CP-MAS) δ 175.04, 166.79, 150.22, 129.12, 62.04, 42.16, 33.65; IR (ATR, cm-1) ν 2958, 1705, 1682, 1446, 1362, 1255, 1153, 1057, 985, 810, 762.
Figure 2022158352000018
(実施例9)
10mLのナスフラスコ中にTAI(148mg;0.350mmol)、BU(n-Hexyl)UA(295mg;0.450mmol)及びN-1919(16.0mg;0.0320mmol)を加え、均一系になるまで攪拌した後に窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を4時間照射した。得られた硬化物を粉砕してメタノール中で洗浄し、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のネットワークポリマーを淡黄色固体として得た(収量433mg、収率98%)。
13C-NMR (CP-MAS) δ 175.09, 166.40, 157.36, 150.22, 129.07, 62.63, 52.37, 42.25, 32.53, 27.55, 23.59, 18.26, 14.84; IR (ATR, cm-1) ν 3358, 2954, 2929, 2858, 1682, 1525, 1448, 1362, 1319, 1240, 1151, 1109, 1043, 762.
(実施例10)
10mLのナスフラスコ中にTAI(84.7mg;0.200mmol)、BU(n-Hexyl)UA(394mg;0.600mmol)及びN-1919(12.7mg;0.0240mmol)を加え、均一系になるまで攪拌した後に窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を4時間照射した。得られた硬化物を粉砕してメタノール中で洗浄し、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のネットワークポリマーを淡黄色固体として得た(収量456mg、収率95%)。
13C-NMR (CP-MAS) δ 174.95, 157.16, 150.13, 61.99, 42.25, 32.58, 31.31, 27.45, 23.59, 14.84; IR (ATR, cm-1) ν 3342, 2937, 2926, 2858, 1682, 1525, 1450, 1362, 1321, 1240, 1149, 1109, 1043, 762.
<体積変化率>
実施例5~10及び比較例3~5で得られた重合体について、以下のようにして体積変化率を測定した。結果を表1及び2に示した。
モノマー及びポリマーの密度を、ヘリウム雰囲気下においてSHIMADZU AccuPyc 1330で測定し、下記式から体積変化率を算出した。体積変化率が-とは体積収縮を、+とは体積膨張をそれぞれ表している。
[(モノマーの密度-ポリマーの密度)/モノマーの密度]×100
体積変化率が小さいほど、低カールのコーティング剤となることから好ましい。体積変化率は+5%~-5%であることが好ましく、+1%~-1%であることがより好ましい。
Figure 2022158352000019
Figure 2022158352000020
Figure 2022158352000021
(中間体製造例7)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をTHF(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に1-アダマンチルイソシアナート(1.43g;8.04mmol)のTHF(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)によって分画することで、目的のBU(Ad)OHを白色固体として得た(収量1.16g;1.88mmol、収率47%)。
m.p.=116.8-120.2 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 6.75 (s, 2H), 4.78 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.06 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 3.95 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 3.82 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.52 (dt, J = 6.0, 6.4 Hz, 2H), 1.97 (s, 6H), 1.80 (s, 12H), 1.57 (t, J = 14.4 Hz, 12H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ153.78, 148.76, 148.70, 58.99, 57.37, 49.69, 44.18, 42.02, 41.53, 40.99, 35.92, 28.77; IR (ATR, cm-1) ν 3345, 2906, 2850, 1688, 1524, 1455, 1361, 1280, 1227, 1187, 1154, 1060, 763; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C31H45N5Na1O8]+638.31658; Found 638.31743.
(中間体製造例8)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をDMF(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に4-メトキシフェニルイソシアナート(1.20g;8.04mmol)のDMF(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)によって分画することで、目的のBU(MeOPh)OHを薄黄色液体として得た(収量1.34g;2.39mmol、収率60%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.39 (s, 2H), 7.30 (d, J = 7.2 Hz, 4H), 6.82 (d, J = 9.2 Hz, 4H), 4.81 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.21 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 4.04 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.68 (s, 6H), 3.48 (dt, J = 5.6, 6.4 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 155.32, 153.91, 149.40, 149.36, 132.35, 120.36, 114.39, 61.01, 57.83, 55.62, 44.79, 42.01; IR (ATR, cm-1) ν 3311, 3136, 3059, 2956, 2835, 1674, 1601, 1522, 1510, 1450, 1414, 1362, 1298, 1213, 1176, 1057, 1028, 827, 760, 633, 565, 519; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C25H29N5Na1O10]+582.18121; Found 582.18279.
(中間体製造例9)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をDMF(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液に4-トリフルオロメチルフェニルイソシアナート(1.50g;8.04mmol)のDMF(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/3)によって分画することで、目的のBU(CFPh)OHを白色固体として得た(収量1.42g;2.24mmol、収率56%)。
m.p.=98.4-102.1 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 10.04 (s, 2H), 7.61 (s, 8H), 4.80 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.27 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 4.07 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 3.80 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.47 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 153.01, 148.79, 148.71, 142.53, 125.91, 125.87, 125.61, 122.91, 122.52, 122.21, 117.84, 61.00, 57.16, 44.23, 41.24; IR (ATR, cm-1) ν 3304, 2964, 2924, 1689, 1603, 1529, 1448, 1414, 1325, 1221, 1157, 1099, 1065, 1014, 833, 762; HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C25H23F6N5Na1O8]+658.13485; Found 658.13582.
(中間体製造例10)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をジクロロメタン(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にナフチルイソシアナート(1.36g;8.04mmol)のジクロロメタン(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2→1/4)によって分画することで、目的のBU(Nph)OHを白色固体として得た(収量1.34g;2.24mmol、収率56%)。
m.p.=93.2-98.5 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.51 (s, 2H), 8.07-8.04 (m, 2H), 7.92-7.90 (m, 2H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.55-7.44 (m, 8H), 4.86 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 4.12 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 3.88 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.48 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 154.70, 149.03, 148.96, 133.69, 133.59, 128.03, 126.05, 125.83, 125.61, 125.18, 122.82, 121.43, 60.97, 57.47, 44.43, 41.66; IR (ATR, cm-1) ν 3275, 3047, 2960, 2875, 1674, 1599, 1539, 1498, 1446, 1404, 1344, 1317, 1236, 1209, 1176, 1105, 1063, 1038, 1012, 856, 783, 758; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C31H29N5Na1O8]+622.19138; Found 622.19159.
(中間体製造例11)
50mLのナスフラスコ中でDiol(1.50g;4.00mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(152mg;0.240mmol)をジクロロメタン(4.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にベンジルイソシアナート(1.07g;8.04mmol)のジクロロメタン(4.0mL)溶液をシリンジでゆっくりと加えた後、反応溶液を60℃で4時間反応させた。次に、この反応溶液に1MのテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(4.4mL:4.4mmol)を加え、室温で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2→1/4)によって分画することで、目的のBU(Bn)OHを白色固体として得た(収量1.61g;3.05mmol、収率76%)。
m.p.=63.2-69.4 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.67 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 7.31-7.19 (m, 10H), 4.81 (s, 1H), 4.14 (t, J = 6.2 Hz, 8H), 3.98 (t, J = 5.4 Hz, 4H), 3.81 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 3.51 (brs, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 156.27, 148.89, 148.86, 139.59, 128.24, 126.96, 126.77, 60.47, 57.42, 44.31, 43.75, 41.67; IR (ATR, cm-1) ν 3340, 3028, 2962, 2926, 1674, 1522, 1450, 1358, 1315, 1236, 1134, 1039, 760, 696; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C25H29N5Na1O8]+550.19138; Found 550.19204.
(実施例11)
30mLのナスフラスコ中でBU(Ad)OH(1.16g;1.88mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(24mg;0.038mmol)をジクロロメタン(6.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(292mg;2.07mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/2)によって分画することで、目的のBU(Ad)UAを白色固体として得た(収量1.28g;1.70mmol、収率90%)。
m.p.=75.6-84.3 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.30 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 6.75 (s, 2H), 6.35 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 10.0, 10.8 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 1.2, 10.0 Hz, 1H), 4.12-3.94 (m, 14H), 3.22 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H), 1.96 (s, 6H), 1.79 (s, 12H), 1.56 (t, J = 14.4 Hz, 12H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.45, 156.09, 153.83, 148.71, 148.64, 131.70, 128.24, 62.93, 60.39, 59.06, 49.75, 41.62, 41.02, 35.96, 28.82; IR (ATR, cm-1) ν 3336, 2904, 2848, 1682, 1522, 1452, 1408, 1360, 1281, 1277, 1225, 1184, 1153, 1078, 1059, 984, 916, 810, 762; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C37H52N6Na1O11]+779.35917; Found 779.36032.
(実施例12)
30mLのナスフラスコ中でBU(Ph)OH(1.56g;3.12mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(39mg;0.062mmol)をジクロロメタン(6.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(484mg;3.43mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって分画することで、目的のBU(Ph)UAを白色固体として得た(収量1.61g;2.51mmol、収率80%)。
m.p.=61.2-66.9 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.58 (s, 2H), 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 4H), 7.29-7.22 (m, 5H), 6.97 (t, J = 7.6 Hz, 4H), 6.32 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.12 (dd, J = 10.4, 17.2 Hz, 1H), 5.93 (dd, J = 1.2, 10.0 Hz, 1H), 4.22 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 4.10-4.03 (m, 8H), 3.96 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.20 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.23, 155.87, 153.06, 148.64, 148.57, 138.73, 131.48, 128.53, 128.01, 122.31, 118.09, 62.70, 60.51, 60.22, 41.33, 41.09; IR (ATR, cm-1) ν 3305, 2958, 1678, 1599, 1533, 1500, 1443, 1410, 1363, 1313, 1215, 1186, 1088, 1061, 1030, 982, 910, 810, 754, 692; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C29H32N6Na1O11]+663.20267; Found 663.20372.
(実施例13)
30mLのナスフラスコ中でBU(MeOPh)OH(1.34g;2.39mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(31mg;0.048mmol)をジクロロメタン(4.8mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(371mg;2.63mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2→1/4)によって分画することで、目的のBU(MeOPh)UAを白色固体として得た(収量1.49g;2.13mmol、収率89%)。
m.p.=54.8-61.3 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.40 (s, 2H), 7.29 (s, 5H), 6.82 (d, J = 12.4 Hz, 4H), 6.32 (dd, J = 1.6, 17.2 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 10.8, 17.6 Hz, 1H), 5.92 (dd, J = 1.2, 10.0 Hz, 1H), 4.20 (t, J = 6.0 Hz, 4H), 4.11-4.02 (m, 8H), 3.97 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.68 (s, 6H), 3.21 (dt, J = 5.2, 5.6 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.82, 156.46, 155.19, 153.80, 149.16, 149.11, 132.25, 132.05, 128.52, 120.25, 114.24, 63.26, 60.91, 60.78, 55.47, 41.94; IR (ATR, cm-1) ν 3319, 3128, 3055, 2954, 2904, 2835, 1686, 1601, 1520, 1512, 1452, 1412, 1362, 1296, 1215, 1178, 1065, 1032, 984, 829, 762, 733, 700, 633, 565, 521; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C31H36N6Na1O13]+723.22380; Found 723.22420.
(実施例14)
30mLのナスフラスコ中でBU(CFPh)OH(1.42g;2.24mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(28mg;0.045mmol)をジクロロメタン(9.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(351mg;2.49mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/2)によって分画することで、目的のBU(CFPh)UAを白色固体として得た(収量686mg;0.883mmol、収率39%)。
m.p.=165.4-170.5 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 10.02 (s, 2H), 7.60 (s, 8H), 7.27 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 6.31 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.12 (dd, J = 10.4, 17.6 Hz, 1H), 5.91 (dd, J = 1.2, 10.0 Hz, 1H), 4.26 (t, J = 5.6 Hz, 4H), 4.08-4.03 (m, 8H), 3.96 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.20 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.96, 156.70, 156.47, 149.08, 141.02, 139.87, 132.16, 128.59, 128.44, 127.26, 127.17, 63.30, 60.81, 44.01, 42.11, 41.96; IR (ATR, cm-1) ν 3371, 3292, 2966, 1689, 1605, 1529, 1446, 1414, 1340, 1325, 1227, 1157, 1111, 1068, 1016, 985, 964, 897, 835, 762;HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C31H30F6N6Na1O11]+799.17744; Found 799.17726.
(実施例15)
30mLのナスフラスコ中でBU(Bn)OH(1.61g;3.05mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(39mg;0.061mmol)をジクロロメタン(6.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(430mg;3.35mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)によって分画することで、目的のBU(Bn)UAを無色透明液体として得た(収量1.88g;2.81mmol、収率92%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.66 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 7.31-7.19 (m, 11H), 6.33 (dd, J = 1.2, 17.6 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 10.4, 17.2 Hz, 1H), 5.92 (dd, J = 1.2, 10.0 Hz, 1H), 4.15-3.94 (m, 18H), 3.21 (dt, J = 5.2, 5.6 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.96, 156.70, 156.55, 149.08, 141.02, 139.87, 132.16, 128.59, 128.44, 127.26, 127.17, 63.30, 60.81, 44.01, 42.11, 41.96; IR (ATR, cm-1) ν 3325, 3030, 2956, 1682, 1522, 1452, 1408, 1360, 1236, 1188, 1138, 1039, 984, 810, 762, 698; HRMS m/z: [M+Na]+ Calcd for [C31H36N6Na1O11]+691.23397; Found 691.23473.
(実施例16)
30mLのナスフラスコ中でBU(Nph)OH(1.34g;2.24mmol)及びジラウリン酸ジブチルすず(28mg;0.045mmol)をジクロロメタン(4.5mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この溶液にアクリル酸2-イソシアナトエチル(348mg;2.47mmol)をシリンジで加え、40℃で2時間反応させた。この反応溶液を減圧濃縮することで溶媒を留去し、得られた反応残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって分画することで、目的のBU(Nph)UAを白色固体として得た(収量1.34g;1.81mmol、収率81%)。
m.p.=75.2-77.8 oC; 1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.50 (s, 2H), 8.06-8.04 (m, 2H), 7.92-7.90 (m, 2H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.54-7.44 (m, 8H), 7.31 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 1.2, 17.2 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 10.4, 17.2 Hz, 1H), 5.91 (dd, J = 1.2, 104 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 4.15-4.02 (m, 10H), 3.21 (dt, J = 5.6, 6.0 Hz, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 165.45, 156.08, 154.69, 148.89, 148.82, 133.68, 133.55, 131.69, 128.23, 128.12, 128.01, 126.04, 125.80, 125.59, 125.19, 122.81, 121.50, 62.91, 60.98, 60.47, 41.71; IR (ATR, cm-1) ν 3302, 3045, 2956, 1682, 1531, 1471, 1452, 1406, 1344, 1254, 1209, 1188, 1107, 1065, 1038, 1012, 982, 860, 793, 760;HRMS m/z: [M+Na]+Calcd for [C37H36N6Na1O11]+763.23397; Found 763.23459.
(実施例17)
10mLのナスフラスコ中でBU(Ad)UA(378mg;0.500mmol)及び光重合開始剤(ADEKA製 N-1919、5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を6時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(Ad)UA)を淡黄色固体として得た(収量303mg;0.401mmol、収率80%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 7.12 (brs, 1H), 6.67 (brs, 2H), 4.06-3.96 (brm, 14H), 3.18 (brs, 2H), 2.24 (brs, 1H), 1.96-1.57 (brm, 32H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 173.79, 155.89, 153.73, 148.62, 148.55, 59.05, 49.68, 41.57, 40.97, 35.90, 28.80; IR (ATR, cm-1) ν 3350, 2904, 2848, 1682, 1506, 1452, 1360, 1277, 1221, 1151, 1078, 1059, 916, 762.
(実施例18)
10mLのナスフラスコ中でBU(Ph)UA(320mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を9時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(Ph)UA)を淡黄色固体として得た(収量206mg;0.322mmol、収率64%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.56 (brs, 2H), 7.39 (brs, 4H), 7.21 (brs, 5H), 6.93 (brs, 2H), 4.21-3.95 (brm, 14H), 3.15 (brs, 2H), 2.22 (brs, 1H), 1.60 (brs, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 174.76, 155.78, 153.02, 148.50, 138.68, 128.46, 122.25, 118.01, 62.46, 60.48, 60.24, 41.30; IR (ATR, cm-1) ν 3315, 3045, 2958, 1682, 1599, 1533, 1444, 1313, 1215, 1061, 901, 756, 692.
(実施例19)
10mLのナスフラスコ中でBU(MeOPh)UA(350mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を24時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(MeOPh)UA)を淡黄色固体として得た(収量268mg;0.383mmol、収率77%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.36 (brs, 2H), 7.29-7.07 (brm, 5H), 6.79 (brs, 4H), 4.19-3.64 (brm, 20H), 3.15 (brs, 2H), 2.16 (brs, 1H), 1.63 (brs, 2H); 13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 174.56, 155.74, 154.58, 153.17, 148.50, 131.71, 119.61, 113.64, 62.60, 60.60, 60.30, 54.86, 41.37; IR (ATR, cm-1) ν 3313, 3068, 2960, 2833, 1682, 1601, 1512, 1452, 1414, 1296, 1213, 1174, 1061, 1028, 827, 760, 633.
(実施例20)
10mLのナスフラスコ中でBU(CFPh)UA(388mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を6時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(CFPh)UA)を淡黄色固体として得た(収量287mg;0.370mmol、収率74%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.96 (brs, 2H), 7.57 (brs, 8H), 7.12 (brs, 1H), 4.23-3.94 (brm, 14H), 3.14 (brs, 2H), 2.21 (brs, 1H), 1.58 (brs, 2H);13C-NMR (100 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 173.83, 156.00, 153.17, 148.76, 142.68, 126.01, 123.09, 122.77, 122.45, 122.14, 118.00, 62.73, 61.18, 60.40, 41.48; IR (ATR, cm-1) ν 3319, 3057, 2960, 1682, 1605, 1533, 1456, 1414, 1317, 1215, 1119, 1109, 1066, 1014, 839, 762, 646.
(実施例21)
10mLのナスフラスコ中でBU(Nph)UA(370mg;0.500mmol)及びN-1919(5.3mg;0.010mmol)をDMF(1.0mL)に溶解させ、窒素置換を行った。この反応系を室温で攪拌させながら、365nm、照度2000mWの光を16時間照射した。この反応溶液をメタノールに注いで生成物を再沈殿させ、得られた沈殿物を吸引ろ過で回収して100℃、0.10MPaの条件下で12時間加熱乾燥することで、目的のPoly(BU(Nph)UA)を淡黄色固体として得た(収量344mg;0.465mmol、収率93%)。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6, at r.t., ppm) δ 9.44 (brs, 2H), 8.00-7.11 (brm, 15H), 4.27-3.98 (brm, 14H), 3.13 (brs, 2H), 2.19 (brs, 1H), 1.40 (brs, 2H); 13C-NMR (100 MHz, CDCl3, at r.t., ppm) δ 174.72, 156.54, 149.01, 138.75, 128.58, 127.47, 63.57, 61.56, 61.30, 45.45, 44.89, 42.30, 39.91; IR (ATR, cm-1) ν 3313, 3049, 2856, 1682, 1498, 1473, 1456, 1402, 1209, 1174, 1105, 1063, 1038, 1012, 758.
<体積変化率>
実施例17~21の重合体について、上述のようにして体積変化率を測定した。結果を表3に示した。
Figure 2022158352000022
表1及び3に示した通り、本発明の化合物は、重合体にしたときの体積変化率が小さく、硬化収縮が少ない。また、表2に示した通り、共重合体においても体積変化の抑制が可能である。

Claims (12)

  1. 分子内にイソシアヌレート構造、ウレタン結合及び1つのエチレン性不飽和結合含有基を有する化合物。
  2. 下記一般式(I)で表される請求項1に記載の化合物。
    Figure 2022158352000023
    (式中、R、R、R、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素原子数1~20の炭化水素基、置換基を有してもよい炭素原子数1~20の複素環基、又は前記炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基を表し、
    ただし、R、R、及びRの1つが、エチレン性不飽和結合含有基、又は置換基としてエチレン性不飽和結合含有基を有する炭素原子数3~20の炭化水素基若しくは前記炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基であり、
    、X及びXは、それぞれ独立に、炭素原子数1~20の2価の炭化水素基、又は前記2価の炭化水素基中のメチレン基の1つ以上が、下記<群A>より選ばれる2価の基に置換された基を表し、
    <群A>は、-O-、-S-、-CO-、-CO-O-及び-SO-であり、
    a、b及びcは、それぞれ独立に、0又は1を表し、
    ただし、a+b+c≧1である。)
  3. 、R、及びRのうち1つ以上が、炭素原子数1~20のアルキル基、炭素原子数3~20のシクロアルキル基又は置換基を有してもよい炭素原子数6~20のアリール基である請求項2に記載の化合物。
  4. a+b+cが2又は3である請求項2又は3に記載の化合物。
  5. エチレン性不飽和結合含有基が、ビニル基、イソプロぺニル基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基である請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物をモノマーとする重合体。
  7. 請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物、並びにメタクリレート化合物及びアクリレート化合物の少なくとも一方をモノマーとして共重合した請求項6に記載の重合体。
  8. 請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又は請求項6若しくは7に記載の重合体、及び重合開始剤を含有する重合性組成物。
  9. 請求項8に記載の重合性組成物を含有する接着剤。
  10. 請求項8に記載の重合性組成物を含有するコーティング剤。
  11. 請求項8に含有する重合性組成物の硬化物。
  12. 請求項8に記載の重合性組成物に、光照射する工程を有する硬化物の製造方法。
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