JP2022124565A - 多剤式毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 仕上がり時の毛髪の、なめらかさの向上と柔らかさの向上とを両立し得る多剤式毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】 本発明の多剤式毛髪化粧料は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、かつカチオン界面活性剤が配合されていないか、またはカチオン界面活性剤の配合量が0.1質量%以下であるA剤と、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたB剤とを備えることを特徴とするものである。
【選択図】 なし
【解決手段】 本発明の多剤式毛髪化粧料は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、かつカチオン界面活性剤が配合されていないか、またはカチオン界面活性剤の配合量が0.1質量%以下であるA剤と、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたB剤とを備えることを特徴とするものである。
【選択図】 なし
Description
本発明は、仕上がり時の毛髪の、なめらかさの向上と柔らかさの向上とを両立し得る多剤式毛髪化粧料に関するものである。
ヘアトリートメントなどの毛髪化粧料に関しては、1剤式のものだけでなく、配合組成の異なる複数の剤を組み合わせた多剤式のものも知られており、例えば1剤式の毛髪化粧料では奏し得ない種々の効果を確保することが試みられている(特許文献1)。
本発明は、仕上がり時の毛髪の、なめらかさの向上と柔らかさの向上とを両立し得る多剤式毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明の多剤式毛髪化粧料は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、かつカチオン界面活性剤が配合されていないか、またはカチオン界面活性剤の配合量が0.1質量%以下であるA剤と、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたB剤とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、仕上がり時の毛髪の、なめらかさの向上と柔らかさの向上とを両立し得る多剤式毛髪化粧料を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)に基づいて本発明を説明する。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、かつカチオン界面活性剤が配合されていないか、またはカチオン界面活性剤の配合量が0.1質量%以下であるA剤と、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたB剤とを備えたものである。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料であれば、例えば、洗髪後の濡れた状態の毛髪に、A剤を塗布し洗い流すことなく続けてB剤を塗布するか、またはB剤を塗布し洗い流すことなく続けてA剤を塗布した後に、洗い流してから乾燥するなどすることで、A剤に係るリン酸系アニオン界面活性剤とB剤に係るカチオン界面活性剤とが相乗的に作用して、仕上がり時の毛髪のなめらかさ(毛髪に手を通したときの、毛髪の根元部分から毛先部分まで均一にすべりやすい手触り)と、毛髪の柔らかさ(毛髪に手を通したときに柔らかく感じる手触り)とが向上する。
また、A剤とB剤とを備える本実施形態の多剤式毛髪化粧料であれば、塗布後の毛髪を洗い流したときのなめらかさ(水で流した際に毛髪がすべりやすく、毛髪表面のざらつきが感じられ難い手触り)も向上する。
〔A剤〕
本実施形態の多剤式毛髪化粧料に係るA剤は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものである。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料に係るA剤は、リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものである。
A剤に係るリン酸系アニオン界面活性剤は、リン酸基を有するアニオン界面活性剤である。
前記リン酸系アニオン界面活性剤として、例えば、下記一般式(1)~(3)で表されるものが挙げられる。
上記一般式(1)中、R1は炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を表し、R2は炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状炭化水素基、水素、ナトリウムまたはカリウムを表し、R3は水素、ナトリウムまたはカリウムを表す。
上記一般式(2)中、R4は炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を表し、nは、5以上20以下を表す。なお、nの数値は酸化エチレンの平均付加モル数である。
上記一般式(3)中、R5は炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を表し、xは5以上20以下を表し、yは5以上20以下を表す。なお、x、yはそれぞれ酸化プロピレンの平均付加モル数、酸化エチレンの平均付加モル数である。
上記一般式(1)で表されるリン酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を、1つまたは2つ有するリン酸系アニオン界面活性剤が挙げられる。
前記炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を1つ有するリン酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリルリン酸、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウリルリン酸2Na、ラウリルリン酸カリウム、セチルリン酸カリウムなどが挙げられる。
前記炭素数8以上24以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐鎖状の炭化水素基を2つ有するリン酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、リン酸ジセチル、ジオレイルリン酸などが挙げられる。
上記一般式(2)で表されるリン酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸(セテス-10リン酸、セテス-20リン酸など)、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸(オレス-3リン酸、オレス-5リン酸、オレス-10リン酸など)、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸(ステアレス-10リン酸など)などが挙げられる。
上記一般式(3)で表されるリン酸系アニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテルリン酸(PPG-5セテス-10リン酸など)などが挙げられる。
A剤には、リン酸系アニオン界面活性剤の1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
なお、A剤に配合されるリン酸系アニオン界面活性剤としては、仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から、上記一般式(1)で表されるリン酸系アニオン界面活性剤、および上記一般式(2)で表されるリン酸系アニオン界面活性剤から選ばれる1種または2種以上を用いるとよい。
A剤におけるリン酸系アニオン界面活性剤の配合量は、A剤とB剤との併用による仕上がり時の毛髪のなめらかさ、および柔らかさを、より良好に高める観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。なお、A剤におけるリン酸系アニオン界面活性剤の配合量は、塗布後の毛髪を洗い流したときのなめらかさをより良好に高める観点から、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。
A剤に配合される高級アルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、セタノール、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコールなどの、飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭素数が12~22のアルコールが挙げられる。A剤には、これらの高級アルコールのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
A剤における高級アルコールの配合量は、特に限定されないが、例えば1質量%以上15質量%以下である。
なお、A剤をより好適な剤型であるクリーム状とする場合、A剤における高級アルコールの配合量は、2質量%以上であることが好ましく、4質量%以上であることがより好ましい。また、A剤をクリーム状とする場合における高級アルコールの配合量は10質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましい。
なお、A剤中のカチオン界面活性剤の量が多いと、仕上がり時の毛髪のなめらかさ、および柔らかさが低下する傾向にある。よって、A剤には、カチオン界面活性剤が配合されないか、またはカチオン界面活性剤が配合される場合には、その配合量は0.1質量%以下である。なお、上記の傾向から、A剤にはカチオン界面活性剤が配合されないことが好ましい。
A剤に配合可能なカチオン界面活性剤としては、B剤に配合可能なものとして後述する各種のカチオン界面活性剤のうちの、1種または2種以上が挙げられる。
A剤に配合可能なカチオン界面活性剤としては、B剤に配合可能なものとして後述する各種のカチオン界面活性剤のうちの、1種または2種以上が挙げられる。
なお、A剤にカチオン界面活性剤が配合される場合、仕上がり時の毛髪のなめらかさ、および柔らかさをより良好に高める観点から、その配合量としては、0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましい。
A剤は、水が配合されたものとしてもよい。A剤における水の配合量は、例えば75質量%以上95質量%以下である。
A剤には、上記の各成分以外にも、通常の毛髪化粧料に配合されている各種成分が、任意に配合されたものとすることができる。このような任意成分としては、例えば、リン酸系アニオン界面活性剤以外のアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白またはその加水分解物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料などが挙げられる。
例えば、A剤が好適な剤型であるクリーム状である場合、乳化安定性を高める観点からは、ノニオン界面活性剤が配合されたものとすることが好ましい。ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルアルカノールアミドなどが挙げられる。A剤におけるノニオン界面活性剤の配合量は、例えば0.1質量%以上5質量%以下である。
また、本実施形態の多剤式毛髪化粧料を用いて処理した毛髪の仕上がり時において、柔らかさをより高め、かつしっとりとした手触りを確保する観点からは、A剤にエステル油が配合されたものとすることが好ましい。エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピルなどの直鎖脂肪酸と低級アルコールとのエステル、パルミチン酸セチル、カプリル酸セチルなどの直鎖脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、パルミチン酸2-エチルヘキシルなどの直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、イソステアリン酸イソプロピルなどの分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル、エチルヘキサン酸セチルなどの分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ジカプリル酸プロピレングリコールなどの脂肪酸と多価アルコールとのエステル、イソノナン酸2-エチルヘキシルなどの分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、アジピン酸ジイソプロピルなどのジカルボン酸と低級アルコールとのエステルなどが挙げられる。A剤におけるエステル油の配合量は、例えば0.1質量%以上5質量%以下である。
さらに、本実施形態の多剤式毛髪化粧料を用いて処理した毛髪の仕上がり時において、ツヤを高める観点からは、蛋白またはその加水分解物が配合されたものとすることが好ましい。蛋白またはその加水分解物は、公知の蛋白またはその加水分解物を用いるとよく、その中でも加水分解ケラチンがより好ましい。A剤における蛋白またはその加水分解物の配合量は、例えば0.1質量%以上0.5質量%以下である。
A剤のpHは、例えば、5以上8以下である。なお、本明細書でいうA剤、B剤およびその他の剤のpHは、公知のpHメーターを用いて、25℃で計測した値である。
A剤は、例えば、液状、ローション状、クリーム状、ゲル状などの剤型とすることができる。なお、A剤は、毛髪への塗布を容易に行う観点から、クリーム状が好適である。
A剤は、例えば、水中油型乳化物である。
A剤は、例えば、水中油型乳化物である。
A剤が好適な剤型であるクリーム状である場合、その粘度は、例えば3,000mPa・s以上20,000mPa・s以下である。本明細書でいうA剤、B剤およびその他の剤の粘度は、B型粘度計において、粘度に応じて選定したローターを使用して25℃で計測した60秒後の値である。
〔B剤〕
本実施形態の多剤式毛髪化粧料に係るB剤は、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものである。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料に係るB剤は、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものである。
B剤に配合されるカチオン界面活性剤としては、例えば、炭素数が12以上22以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭化水素鎖を有する第4級アンモニウム塩、または炭素数が12以上22以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭化水素基を有する第3級アミン塩が挙げられ、上記塩としては、ハロゲン塩、アルキル硫酸塩などが挙げられる。
炭素数が12以上22以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭化水素基を有する第4級アンモニウム塩としては、例えば、モノ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムなど)、ジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩(塩化ジココイルジメチルアンモニウムなど)またはエチレンオキサイド(E.O.)付加型の第4級アンモニウム塩などが挙げられる。
炭素数が12以上22以下の飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭化水素基を有する第3級アミン塩としては、例えば、脂肪酸アミドアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン(ポリオキシエチレンオレイルアミンなど)、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドなどが挙げられる。
B剤には、カチオン界面活性剤の1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
B剤におけるカチオン界面活性剤の配合量は、A剤とB剤との併用による仕上がり時の毛髪のなめらかさ、および柔らかさを、より良好に高める観点から、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。なお、B剤におけるカチオン界面活性剤の配合量は、塗布後の毛髪を洗い流したときのなめらかさをより良好に高める観点から、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましい。
B剤に配合される高級アルコールとしては、飽和または不飽和の直鎖状または分岐状の炭素数が12~22のアルコールが挙げられる。高級アルコールとしては、先に例示したA剤に配合される高級アルコールを用いることができる。B剤には、高級アルコールの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
B剤における高級アルコールの配合量は、特に限定されないが、例えば1質量%以上15質量%以下である。
なお、B剤を、より好適な剤型であるクリーム状とする場合には、B剤における高級アルコールの配合量は、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることがより好ましい。また、B剤をクリーム状とする場合における高級アルコールの配合量は9質量%以下であることが好ましく、7質量%以下であることがより好ましい。
B剤は、水が配合されたものとしてもよい。B剤における水の配合量は、例えば70質量%以上90質量%以下である。
B剤にはリン酸系アニオン界面活性剤が配合されなくてもよく、配合されたものとしてもよいが、配合される場合の配合量は、0.5質量%未満であることが好ましい。前記リン酸系アニオン界面活性剤は、先に例示したA剤に配合されるリン酸系アニオン界面活性剤を意味する。
B剤には、上記の各成分以外にも、通常の毛髪化粧料に配合されている各種成分が、任意に配合されたものとすることができる。このような任意成分としては、例えば、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白またはその加水分解物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料などが挙げられる。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料を用いて処理した毛髪の仕上がり時において、すべり感を高める観点からは、B剤にシリコーンが配合されたものとすることが好ましい。シリコーンとしては、例えば、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルトリシロキサン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ジメチコノール、高重合ジメチコノール、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、トリメチルシロキシケイ酸、メチルハイドロジェンポリシロキサン、カプリリルメチコン、ラウリルジメチコンなどのうちの1種または2種以上が挙げられる。B剤におけるシリコーンの配合量は、例えば0.5質量%以上15質量%以下である。
B剤は、毛髪の仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から、1種または2種以上のエステル油が配合されたものが好ましい。エステル油としては、A剤に配合され得るエステル油として先に例示したものを用いることができる。B剤にエステル油が配合される場合、その配合量は、例えば0.1質量%以上5質量%以下である。
B剤のpHは、例えば、3以上6以下である。
B剤は、例えば、液状、ローション状、クリーム状、ゲル状などの剤型とすることができる。なお、B剤は、毛髪への塗布を容易に行う観点から、クリーム状が好適である。
B剤は、例えば、水中油型乳化物である。
B剤は、例えば、水中油型乳化物である。
B剤が好適な剤型であるクリーム状である場合、その粘度は、例えば5,000mPa・s以上30,000mPa・s以下である。
〔多剤式毛髪化粧料の構成〕
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、A剤およびB剤のみで構成されていてもよいが、必要に応じて1種または2種以上の他の処理剤を含んでいてもよい。
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、A剤およびB剤のみで構成されていてもよいが、必要に応じて1種または2種以上の他の処理剤を含んでいてもよい。
(前処理剤)
例えば、多剤式毛髪化粧料は、A剤およびB剤とともに、A剤およびB剤の使用前に用いられる前処理剤を備えることができる。
例えば、多剤式毛髪化粧料は、A剤およびB剤とともに、A剤およびB剤の使用前に用いられる前処理剤を備えることができる。
前処理剤としては、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものが挙げられる。
前処理剤に配合され得るカチオン界面活性剤としては、先に例示したB剤に配合されるカチオン界面活性剤のうちの1種または2種以上が挙げられる。前処理剤におけるカチオン界面活性剤の配合量は、例えば1.5質量%以上3質量%以下である。
前処理剤に配合され得る高級アルコールとしては、先に例示したA剤に配合される高級アルコールのうちの1種または2種以上が挙げられる。前処理剤における高級アルコールの配合量は、例えば1.5質量%以上5質量%以下である。
前処理剤は、水が配合されたものとしてもよい。前処理剤における水の配合量は、例えば70質量%以上90質量%以下である。
前処理剤にはリン酸系アニオン界面活性剤が配合されなくてもよく、配合されたものとしてもよいが、配合される場合の配合量は、0.5質量%未満であることが好ましい。前記リン酸系アニオン界面活性剤は、先に例示したA剤に配合されるリン酸系アニオン界面活性剤を意味する。
前処理剤には、上記の各成分以外にも、通常の毛髪化粧料に配合されている各種成分が、任意に配合されたものとすることができる。このような任意成分としては、例えば、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白またはその加水分解物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料などが挙げられる。
前処理剤は、毛髪の仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から、1種または2種以上のエステル油が配合されたものが好ましい。エステル油としては、A剤に配合され得るエステル油として先に例示したものを用いることができる。前処理剤にエステル油が配合された場合、その配合量は、例えば0.1質量%以上5質量%以下である。
前処理剤は、仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から、アニオン性高分子の1種または2種以上が配合されたものが好ましい。前処理剤にアニオン性高分子の1種または2種以上が配合された場合、その配合量は、特に限定されないが、例えば、0.1質量%以上8質量%以下である。
前記アニオン性高分子としては、例えば、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ヒアルロン酸またはその塩、アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマーなどが挙げられる。なお、仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から、前処理剤に、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸が配合されることが好ましい(ヒドロキシプロピルデンプンリン酸の好ましい配合量としては4質量%以上6質量%以下)。
前処理剤は、1種または2種以上のシリコーンが配合されたものであってもよく、シリコーンが配合されないものであってもよい。前処理剤にシリコーンが配合される場合、シリコーンとしては先に例示したB剤に配合され得るシリコーンを用いることができ、その配合量は、例えば0.1質量%以上0.5質量%未満である。
前処理剤は、例えば、液状、ローション状、クリーム状、ゲル状などの剤型とすることができる。なお、前処理剤は、毛髪への塗布を容易に行う観点から、クリーム状が好適である。
前処理剤は、例えば、水中油型乳化物である。
前処理剤は、例えば、水中油型乳化物である。
前処理剤のpHは、例えば、3以上8以下である。
前処理剤が好適な剤型であるクリーム状である場合、その粘度は、例えば5,000mPa・s以上30,000mPa・s以下である。
(後処理剤)
また、多剤式毛髪化粧料は、例えば、A剤およびB剤とともに、A剤およびB剤の使用後に用いられる後処理剤を備えることができる。
また、多剤式毛髪化粧料は、例えば、A剤およびB剤とともに、A剤およびB剤の使用後に用いられる後処理剤を備えることができる。
後処理剤としては、カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたものが挙げられる。
後処理剤に配合され得るカチオン界面活性剤としては、先に例示したB剤に配合されるカチオン界面活性剤のうちの1種または2種以上が挙げられる。後処理剤におけるカチオン界面活性剤の配合量は、例えば1.5質量%以上3質量%以下である。
後処理剤に配合され得る高級アルコールとしては、先に例示したA剤に配合される高級アルコールのうちの1種または2種以上が挙げられる。後処理剤における高級アルコールの配合量は、例えば4質量%以上8質量%以下である。
後処理剤は、水が配合されたものとしてもよい。後処理剤における水の配合量は、例えば70質量%以上90質量%以下である。
後処理剤にはリン酸系アニオン界面活性剤が配合されなくてもよく、配合されたものとしてもよいが、配合される場合の配合量は、0.5質量%未満であることが好ましい。前記リン酸系アニオン界面活性剤は、先に例示したA剤に配合されるリン酸系アニオン界面活性剤を意味する。
後処理剤は、例えば、液状、ローション状、クリーム状、ゲル状などの剤型とすることができる。なお、後処理剤は、毛髪への塗布を容易に行う観点から、クリーム状が好適である。
後処理剤は、例えば、水中油型乳化物である。
後処理剤は、例えば、水中油型乳化物である。
後処理剤には、上記の各成分以外にも、通常の毛髪化粧料に配合されている各種成分が、任意に配合されたものとすることができる。このような任意成分としては、例えば、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白またはその加水分解物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料などが挙げられる。
後処理剤には、1種または2種以上のシリコーンが配合されたものであると、仕上がりのなめらかさをより良好に高める観点から好適である。前記シリコーンとしては、先に例示したB剤に配合され得るシリコーンを用いることができる。
後処理剤にシリコーンが配合された場合、その配合量は、例えば0.5質量%以上10質量%以下である(仕上がりのなめらかさをより良好に高める観点から、シリコーンの配合量が好ましくは5質量%以上10質量%以下)。
後処理剤のpHは、例えば、3以上8以下である。
後処理剤が好適な剤型であるクリーム状である場合、その粘度は、例えば5,000mPa・s以上30,000mPa・s以下である。
なお、本実施形態の多剤式毛髪化粧料において、前処理剤、または後処理剤には、B剤と同様の成分組成のものを使用することができる。
なお、前処理剤としては、例えば、カチオン界面活性剤、高級アルコール、およびエステル油が配合され、シリコーンが配合されないかまたはシリコーンの配合量が0.5質量%未満のものを用いてもよい。
また、後処理剤としては、例えば、カチオン界面活性剤、高級アルコール、およびシリコーンが0.5質量%以上配合されたものを用いてもよい。
前処理剤または後処理剤を備えた多剤式毛髪化粧料の具体例としては、例えば、A剤と、カチオン界面活性剤、高級アルコールおよび水とともにエステル油が配合され、シリコーンが配合されないかまたはシリコーンの配合量を0.5質量%未満としたB(i)剤と、カチオン界面活性剤、高級アルコールおよび水とともに、シリコーンを0.5質量%以上で配合されたB(ii)剤とを組み合わせた3剤式の多剤式毛髪化粧料が挙げられる。上記3剤式の多剤式毛髪化粧料は、例えば、以下(3-1)から(3-4)に示す手順で使用することができる。
(3-1) B(i)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(ii)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(ii)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-2) B(ii)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(i)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(i)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-3)A剤、B(ii)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(ii)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(i)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-4)A剤、B(i)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(i)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(ii)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-2) B(ii)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(i)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(i)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-3)A剤、B(ii)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(ii)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(i)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(3-4)A剤、B(i)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(i)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(ii)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
さらに、B剤と同様の成分組成の前処理剤および後処理剤を備えた多剤式毛髪化粧料の具体例としては、例えば、A剤と、カチオン界面活性剤、高級アルコールおよび水とともにエステル油が配合され、シリコーンは配合されないかまたはシリコーンの配合量を0.5質量%未満としたB(a)剤と、B(a)剤の組成からカチオン界面活性剤、高級アルコールおよびエステル油のうちの少なくとも1つの種類を変更し、またはB(a)剤の組成から配合成分の配合量のみを変更したB(b)剤と、カチオン界面活性剤、高級アルコールおよび水とともに、シリコーンを0.5質量%以上で配合されたB(c)剤とを組み合わせた4剤式の多剤式毛髪化粧料が挙げられる。上記4剤式の多剤式毛髪化粧料は、例えば、以下(4-1)から(4-6)に示す手順で使用することができる。
(4-1)B(a)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(b)剤の順に塗布するか、またはB(b)剤、A剤の順に塗布する工程; B(c)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-2)B(a)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(c)剤の順に塗布するか、またはB(c)剤、A剤の順に塗布する工程; B(b)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-3)B(b)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(a)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(a)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(c)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-4)B(b)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(c)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(c)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(a)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-5)B(c)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; B(a)剤、A剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(a)剤、A剤の順に塗布する工程; B(b)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-6)B(c)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; B(b)剤、A剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(b)剤、A剤の順に塗布する工程; B(a)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-2)B(a)剤を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(c)剤の順に塗布するか、またはB(c)剤、A剤の順に塗布する工程; B(b)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-3)B(b)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(a)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(a)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(c)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-4)B(b)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; A剤、B(c)剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(c)剤、A剤の順に毛髪に塗布する工程; B(a)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-5)B(c)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; B(a)剤、A剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(a)剤、A剤の順に塗布する工程; B(b)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
(4-6)B(c)を前処理剤として毛髪に塗布する工程; B(b)剤、A剤の順に毛髪に塗布するか、またはB(b)剤、A剤の順に塗布する工程; B(a)剤を後処理剤として毛髪に塗布する工程; を備える手順。
さらに、本実施形態の多剤式毛髪化粧料は、A剤およびB剤、さらには上記前処理剤および上記後処理剤以外の毛髪処理剤を備えることもできる。多剤式毛髪化粧料における、A剤、B剤、上記前処理剤および上記後処理剤以外の毛髪処理剤の配合成分については、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく、適宜設定することができる。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料は、例えば、2剤式毛髪化粧料(A剤、およびB剤を備えたもの)、3剤式毛髪化粧料(A剤、B剤、および、前処理剤または後処理剤を備えたもの)、4剤式毛髪化粧料(前処理剤、A剤、B剤、および後処理剤を備えたもの)、5剤式毛髪化粧料(前処理剤、A剤、B剤、後処理剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤を備えたもの)などが挙げられる。
〔多剤式毛髪化粧料の使用方法〕
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、例えば、濡れた状態の毛髪にA剤を塗布し、そのA剤を洗い流すことなく、前記毛髪にB剤を塗布する(A剤に重ね塗りする)か、または、濡れた状態の毛髪にB剤を塗布し、そのB剤を洗い流すことなく、前記毛髪にA剤を塗布する(B剤に重ね塗りする)方法で使用することができる。すなわち、本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料を使用するに際しては、A剤およびB剤の毛髪への塗布順序については特に制限はなく、いずれを先に塗布してもよい(前処理剤、後処理剤のいずれかまたはその両方を備えた多剤式毛髪化粧料、およびA剤、B剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料においても、同様である)。なお、A剤を毛髪に塗布した後にB剤を塗布し、さらにA剤を再度塗布したり、B剤を毛髪に塗布した後にA剤を塗布し、さらにB剤を再度塗布したりすることもできる。
なお、本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、A剤を塗布した後にB剤を塗布する方法で使用すると、仕上がり時のなめらかさ、仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から好適である(前処理剤、後処理剤のいずれかまたはその両方を備えた多剤式毛髪化粧料、およびA剤、B剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料においても同様である)。
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、例えば、濡れた状態の毛髪にA剤を塗布し、そのA剤を洗い流すことなく、前記毛髪にB剤を塗布する(A剤に重ね塗りする)か、または、濡れた状態の毛髪にB剤を塗布し、そのB剤を洗い流すことなく、前記毛髪にA剤を塗布する(B剤に重ね塗りする)方法で使用することができる。すなわち、本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料を使用するに際しては、A剤およびB剤の毛髪への塗布順序については特に制限はなく、いずれを先に塗布してもよい(前処理剤、後処理剤のいずれかまたはその両方を備えた多剤式毛髪化粧料、およびA剤、B剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料においても、同様である)。なお、A剤を毛髪に塗布した後にB剤を塗布し、さらにA剤を再度塗布したり、B剤を毛髪に塗布した後にA剤を塗布し、さらにB剤を再度塗布したりすることもできる。
なお、本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、A剤を塗布した後にB剤を塗布する方法で使用すると、仕上がり時のなめらかさ、仕上がり時の柔らかさをより良好に高める観点から好適である(前処理剤、後処理剤のいずれかまたはその両方を備えた多剤式毛髪化粧料、およびA剤、B剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料においても同様である)。
また、前処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料の場合、前処理剤は、A剤およびB剤を塗布する前の濡れた状態の毛髪に塗布し、これを洗い流すことなくA剤およびB剤を重ね塗りすればよい。さらに、後処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料の場合、後処理剤は、A剤およびB剤を塗布した状態の毛髪に、A剤およびB剤を洗い流すことなく重ね塗りすればよい。
また、A剤、B剤、前処理剤および後処理剤以外の毛髪処理剤も備えた多剤式毛髪化粧料において、上記毛髪処理剤を毛髪に塗布する順序については、特に制限はないが、A剤とB剤との間には、上記毛髪処理剤は塗布しないことがより好ましい(すなわち、A剤とB剤とは続けて毛髪に塗布することがより好ましい)。
A剤、B剤、前処理剤、後処理剤、その他の毛髪処理剤を毛髪に塗布する際には、例えば適量を手に取って塗布することができる。
本実施形態の多剤式毛髪化粧料は、例えば、毛髪に塗布した多剤式毛髪化粧料を洗い流した後、乾燥させて用いられるものである。
〔多剤式毛髪化粧料の用途〕
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、シャンプーでの洗浄後の毛髪に適用する多剤式のヘアトリートメントとして使用できる他、パーマネントウェーブ処理、縮毛矯正処理などの毛髪変形処理の前処理剤、中間処理剤および後処理剤や、ヘアカラー処理の前処理剤および後処理剤などとして使用することができる。
本実施形態に係る多剤式毛髪化粧料は、シャンプーでの洗浄後の毛髪に適用する多剤式のヘアトリートメントとして使用できる他、パーマネントウェーブ処理、縮毛矯正処理などの毛髪変形処理の前処理剤、中間処理剤および後処理剤や、ヘアカラー処理の前処理剤および後処理剤などとして使用することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、以下の表1ではA1剤~A10剤全体で、それぞれ100%となるように、また、表2ではB1剤~B3剤全体で、それぞれ100%なるように、各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、これらの表中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。
A1剤~A10剤の調製
リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、ジオレイルリン酸、オレス-5リン酸、セチルリン酸カリウム(セチルリン酸K)、PPG-5セテス-10リン酸、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)、ラウレス硫酸ナトリウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、N-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩、エタノール、セテアリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、フェノキシエタノール、水を使用し、表1に示す組成でA1剤~A10剤を調製した。A1剤~A10剤のpHは、いずれも5以上8以下の範囲内に収まっており、それらの粘度は、いずれも3,000mPa・s以上20,000mPa・s以下の範囲内に収まっていた。また、A1剤~A10剤は、水中油型乳化物であり、クリーム状の剤型であった。
リン酸ジセチル、セテス-10リン酸、ジオレイルリン酸、オレス-5リン酸、セチルリン酸カリウム(セチルリン酸K)、PPG-5セテス-10リン酸、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)、ラウレス硫酸ナトリウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、N-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩、エタノール、セテアリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、フェノキシエタノール、水を使用し、表1に示す組成でA1剤~A10剤を調製した。A1剤~A10剤のpHは、いずれも5以上8以下の範囲内に収まっており、それらの粘度は、いずれも3,000mPa・s以上20,000mPa・s以下の範囲内に収まっていた。また、A1剤~A10剤は、水中油型乳化物であり、クリーム状の剤型であった。
表1において、水の欄の「計100とする」とは、A1剤~A10剤を構成する水以外の各成分の合計量に、水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。
B1剤~B3剤の調製
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、ステアリルアルコール、セタノール、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、ジメチルポリシロキサン、アジピン酸ジイソプロピル、パルミチン酸セチル、イソプロパノール、オリーブ油、メドウフォーム油、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(60E.O.)、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、フェノキシエタノール、香料、水を使用し、表2に示す組成でB1剤~B3剤を調製した。B1剤~B3剤のpHは、いずれも3以上6以下の範囲内に収まっており、それらの粘度は、いずれも5,000mPa・s以上30,000mPa・s以下の範囲内に収まっていた。また、B1剤~B3剤は、水中油型乳化物であり、クリーム状の剤型であった。
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、ステアリルアルコール、セタノール、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、ジメチルポリシロキサン、アジピン酸ジイソプロピル、パルミチン酸セチル、イソプロパノール、オリーブ油、メドウフォーム油、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(60E.O.)、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、フェノキシエタノール、香料、水を使用し、表2に示す組成でB1剤~B3剤を調製した。B1剤~B3剤のpHは、いずれも3以上6以下の範囲内に収まっており、それらの粘度は、いずれも5,000mPa・s以上30,000mPa・s以下の範囲内に収まっていた。また、B1剤~B3剤は、水中油型乳化物であり、クリーム状の剤型であった。
表2において、水の欄の「計100とする」とは、B1剤~B3剤を構成する水以外の各成分の合計量に、水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。
実施例1
A1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
A1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
実施例2
B1剤とA1剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
B1剤とA1剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
比較例1
B1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
B1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
実施例1、2および比較例1の多剤式毛髪化粧料について、下記の評価を行った。
酸化染毛処理の履歴がある日本人女性の毛髪から、長さ約20cm、重さ5gの毛束を複数作製し、これらの毛束をラウレス硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、水道水で軽くすすいだ。
すすぎ後の濡れた状態の毛束に、表3に示す1剤:0.5gを塗布し、続いて表3に示す2剤:0.5gを重ね塗りした。そして、塗布後の毛束を水道水で洗い流したときの毛髪のなめらかさ(水で流した際に毛髪がすべりやすく、毛髪表面のざらつきが感じ難い手触り)を評価した。評価は、日常的に毛髪化粧料の評価を行っている10名のパネラーのそれぞれが、下記評価基準に従って点数付けをすることによって行った。
(毛髪の洗い流し時のなめらかさの評価基準)
5点:とても良い、
4点:より良い、
3点:良い、
2点:やや悪い、
1点:悪い。
5点:とても良い、
4点:より良い、
3点:良い、
2点:やや悪い、
1点:悪い。
そして、各パネラーの付けた評価点の平均点を算出し、以下の基準に従ってランク付けを行った。
(評価の平均点のランク付け基準)
○:平均点が3.7点以上、
△:平均点が3点以上3.7点未満、
×:平均点が3点未満。
○:平均点が3.7点以上、
△:平均点が3点以上3.7点未満、
×:平均点が3点未満。
さらに、毛髪の洗い流し時のなめらかさを評価した各毛束をドライヤーで乾燥させて、仕上がり時のなめらかさ(毛髪に手を通したときの、毛髪の根元部分から毛先部分まで均一にすべりやすい手触り)と、柔らかさ(毛髪に手を通したときに柔らかく感じる手触り)とを評価した。いずれの評価も、上記10名のパネラーのそれぞれが、下記評価基準に従って点数付けをすることによって行った。
(仕上がり時の毛髪のなめらかさ、および柔らかさの評価基準)
5点:とても良い、
4点:より良い、
3点:良い、
2点:やや悪い、
1点:悪い。
5点:とても良い、
4点:より良い、
3点:良い、
2点:やや悪い、
1点:悪い。
そして、各パネラーの付けた評価点の平均点を算出し、仕上がり時の毛髪のなめらかさの平均点と、仕上がり時の毛髪の柔らかさの平均点とを合計し、下記基準に従って総合評価を行った。
(仕上がり時の毛髪のなめらかさと、仕上がり時の毛髪の柔らかさとの総合評価基準)
○:両平均点の合計が7点以上、
×:両平均点の合計が7点未満。
○:両平均点の合計が7点以上、
×:両平均点の合計が7点未満。
上記の各評価結果を表3に示す。なお、表3における「洗い流し時のなめらかさ」の欄の括弧内の数値は、各パネラーの評価点の平均点を意味している(後記の表4~表8においても同様である)。
表3に示す通り、A剤とB剤とを備える実施例1、2の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、洗い流し時のなめらかさ、および仕上がり時の総合評価結果が良好であった。これに対し、B剤のみで構成された比較例1の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、仕上がり時のなめらかさが劣っていた。
なお、A剤、B剤の順に使用した実施例1の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、B剤、A剤の順に使用した実施例2の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪に比べて、洗い流し時のなめらかさ、並びに仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさが良好であった。
実施例3
B1剤とA1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
B1剤とA1剤とB3剤とを組み合わせて多剤式毛髪化粧料を得た。
実施例3の多剤式毛髪化粧料について、実施例1の多剤式毛髪化粧料などと同様にして洗い流し時の毛髪のなめらかさの評価、仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさの評価、並びに仕上がり時の毛髪の状態の総合評価を行った。なお、実施例3の多剤式毛髪化粧料を濡れた状態の毛束に塗布するに際しては、表4および表5に示す1剤:0.5gを塗布し、続いて表4および表5に示す2剤:0.5gを重ね塗りし、さらに続いて表4および表5に示す3剤:0.5gを重ね塗りした。
上記の各評価結果を、実施例1の多剤式毛髪化粧料(2剤式毛髪化粧料)の評価結果と併せて表4に示す。なお、表4では、比較を容易にするために、実施例1の多剤式毛髪化粧料に係るA1剤を「2剤」の欄に、同B3剤を「3剤」の欄に記載する。
実施例3の多剤式毛髪化粧料は、実施例1の多剤式毛髪化粧料と比較した場合、B1剤を前処理剤として備えたものといえる。この実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、表4に示す通り、洗い流し時のなめらかさ、および仕上がり時の総合評価結果が良好であり、実施例1の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪と比べて、仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさが、より良好であった。
また、実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪の評価結果を、実施例2の多剤式毛髪化粧料(2剤式毛髪化粧料)の評価結果と併せて表5に示す。
実施例3の多剤式毛髪化粧料は、実施例2の多剤式毛髪化粧料と比較した場合、B3剤を後処理剤として備えたものといえる。この実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、表5に示す通り、実施例2の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪と比べて、洗い流し時のなめらかさ、並びに仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさが、より良好であった。
実施例4~6、比較例2~5
表6に示すように、A1剤に代えてA2剤~A8剤のいずれかを用いた以外は実施例3と同様にして、実施例4~6および比較例2~5の多剤式毛髪化粧料を得た。
表6に示すように、A1剤に代えてA2剤~A8剤のいずれかを用いた以外は実施例3と同様にして、実施例4~6および比較例2~5の多剤式毛髪化粧料を得た。
実施例4~6および比較例2~5の多剤式毛髪化粧料について、実施例3の多剤式毛髪化粧料と同様にして洗い流し時の毛髪のなめらかさの評価、仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさの評価、並びに仕上がり時の毛髪の状態の総合評価を行った。これらの評価結果を、実施例3の多剤式毛髪化粧料の評価結果と併せて表6に示す。
表6に示す通り、実施例4~6の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、実施例3の多剤式毛髪化粧料の場合と同様に、洗い流し時のなめらかさ、および仕上がり時の総合評価結果が良好であった。
なお、A5剤~A8剤は、リン酸系アニオン界面活性剤に代えて他の界面活性剤が配合されたものであるが(A5剤およびA6剤:リン酸系アニオン界面活性剤以外のアニオン界面活性剤を配合、A7剤:カチオン界面活性剤を配合、A8剤:両性界面活性剤を配合)、これらをA剤に代えて使用した比較例2~5の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、洗い流し時のなめらかさが劣っており、また、仕上がり時のなめらかさ、仕上がり時の柔らかさのいずれかまたはその両方が劣っていた。
比較例6、7
A1剤に代えてA9剤またはA10剤を用いた以外は実施例3と同様にして、比較例6、7の多剤式毛髪化粧料を得た。
A1剤に代えてA9剤またはA10剤を用いた以外は実施例3と同様にして、比較例6、7の多剤式毛髪化粧料を得た。
比較例6、7の多剤式毛髪化粧料について、実施例3の多剤式毛髪化粧料と同様にして洗い流し時の毛髪のなめらかさの評価、仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさの評価、並びに仕上がり時の毛髪の状態の総合評価を行った。これらの評価結果を、実施例3の多剤式毛髪化粧料の評価結果と併せて表7に示す。
A9剤およびA10剤は、比較的多くの量のカチオン界面活性剤がリン酸系アニオン界面活性剤と共に配合されたものであるが、これをA剤に代えて使用した比較例6、7の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪に比べて、洗い流し時のなめらかさ、並びに仕上がり時のなめらかさおよび柔らかさが劣っていた。
実施例7、8
B1剤に代えてB2剤またはB3剤を用いた以外は実施例3と同様にして、実施例7、8の多剤式毛髪化粧料を得た。
B1剤に代えてB2剤またはB3剤を用いた以外は実施例3と同様にして、実施例7、8の多剤式毛髪化粧料を得た。
実施例7、8の多剤式毛髪化粧料について、実施例3の多剤式毛髪化粧料と同様にして洗い流し時の毛髪のなめらかさの評価、仕上がり時の毛髪のなめらかさおよび柔らかさの評価、並びに仕上がり時の毛髪の状態の総合評価を行った。これらの評価結果を、実施例3の多剤式毛髪化粧料の評価結果と併せて表8に示す。
B2剤は、B1剤からカチオン界面活性剤の種類を変えたものであるが、これを用いた実施例7の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した場合と同様に、洗い流し時のなめらかさ、および仕上がり時の総合評価結果が良好であった。
実施例8の多剤式毛髪化粧料は、A1剤およびB3剤のみで構成されている点で実施例1の多剤式毛髪化粧料と共通しており、また、毛髪の処理に際してA1剤を毛髪に塗布する前および後にB3剤を塗布した点において実施例1の多剤式毛髪化粧料で処理した場合と相違し、かつ特にシリコーンが配合されたB3剤を1剤とした点において、これが配合されていないB1剤を1剤とした実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した場合と相違する。この実施例8の多剤式毛髪化粧料で処理した毛髪は、例えば、実施例3の多剤式毛髪化粧料で処理した場合と比較すると、仕上がり時のなめらかさが特に優れていた。
処方例1
処方例1の多剤式毛髪化粧料は、表1に示すA1剤、表2に示すB1剤、B3剤、および、表2に示すB2剤の組成から0.5質量%の水を0.5質量%のジメチルポリシロキサンにのみ置き換えた組成のB4剤を用いて、B1剤、A1剤、B4剤、B3剤の順で、適宜の塗布量とした各剤を洗い流すことなく毛髪に連続塗布して使用するものである。この処方例1の多剤式毛髪化粧料は、B1剤を前処理剤として、B3剤を後処理剤としてそれぞれ備えたものである。
処方例1の多剤式毛髪化粧料は、表1に示すA1剤、表2に示すB1剤、B3剤、および、表2に示すB2剤の組成から0.5質量%の水を0.5質量%のジメチルポリシロキサンにのみ置き換えた組成のB4剤を用いて、B1剤、A1剤、B4剤、B3剤の順で、適宜の塗布量とした各剤を洗い流すことなく毛髪に連続塗布して使用するものである。この処方例1の多剤式毛髪化粧料は、B1剤を前処理剤として、B3剤を後処理剤としてそれぞれ備えたものである。
Claims (4)
- リン酸系アニオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、かつカチオン界面活性剤が配合されていないか、またはカチオン界面活性剤の配合量が0.1質量%以下であるA剤と、
カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されたB剤
とを備えることを特徴とする多剤式毛髪化粧料。 - 前記B剤におけるカチオン界面活性剤の配合量が0.5質量%以上である請求項1に記載の多剤式毛髪化粧料。
- カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、前記A剤および前記B剤の使用前に用いられる前処理剤をさらに備える請求項1または2に記載の多剤式毛髪化粧料。
- カチオン界面活性剤および高級アルコールが配合されており、前記A剤および前記B剤の使用後に用いられる後処理剤をさらに備える請求項1~3のいずれかに1項に記載の多剤式毛髪化粧料。
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