JP2022114914A - 駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 - Google Patents
駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022114914A JP2022114914A JP2021011391A JP2021011391A JP2022114914A JP 2022114914 A JP2022114914 A JP 2022114914A JP 2021011391 A JP2021011391 A JP 2021011391A JP 2021011391 A JP2021011391 A JP 2021011391A JP 2022114914 A JP2022114914 A JP 2022114914A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- housing
- drive unit
- electric machine
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
【課題】構成が複雑になることを抑制し、構成に要する費用が嵩むことを抑制することができる駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法を提供する。【解決手段】駆動ユニット10は、第1回転電機2及び第2回転電機3と、電力制御ユニット4と、第1ケース31と、第2ケース32と、各3相コネクタ28,29と、ねじ部材62とを備える。第1回転電機2及び第2回転電機3は第1ケース31に収容される。電力制御ユニット4は第2ケース32に収容される。各3相コネクタ28,29は、第1電機側バスバー44及び第2電機側バスバー45と第1制御側バスバー41及び第2制御側バスバー42とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する。ねじ部材62は、第1ケース31に形成されたねじ装着部61に装着される軸部及び第2ケース32に形成された貫通孔71に臨む頭部を備える。ねじ部材62は貫通孔71よりも大きいフランジ部を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法に関する。
従来、例えば、複数の回転電機を備える駆動装置と、駆動装置の複数の回転電機を制御する制御ユニットとを一体化する駆動ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この駆動ユニットは、駆動装置と制御ユニットとを電気的に結合するための第1ボルトと、駆動装置と制御ユニットとを機械的に固定するための複数の第2ボルトとを備える。
ところで、上記した従来技術の駆動ユニットのように、電気的な結合と機械的な固定とに異なるボルトを必要とする場合、構成が複雑になるとともに構成に要する費用が嵩むという問題が生じる。また、上記した従来技術の駆動ユニットでの電気的な結合のための第1ボルトは、ナット装着部とねじ部とで互いに巻き方向が逆方向である段付きボルトのように特別なボルトであり、より一層、構成が複雑になるとともに費用が嵩むという問題が生じる。
本発明は、構成が複雑になることを抑制し、構成に要する費用が嵩むことを抑制することができる駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る駆動ユニット(例えば、実施形態での駆動ユニット10)は、少なくとも1つの回転電機(例えば、実施形態での第1回転電機2及び第2回転電機3)と、前記少なくとも1つの回転電機の電力授受を制御する電力制御ユニット(例えば、実施形態での電力制御ユニット4)と、前記少なくとも1つの回転電機と前記電力制御ユニットとの各々を収容する第1筐体(例えば、実施形態での第1ケース31)及び第2筐体(例えば、実施形態での第2ケース32)と、前記少なくとも1つの回転電機の入出力部(例えば、実施形態での各端子U1,V1,W1、各端子U2,V2,W2)に接続される第1導電部材(例えば、実施形態での第1電機側バスバー44、第2電機側バスバー45)と前記電力制御ユニットの入出力部(例えば、実施形態での各相端子Ua,Va,Wa、各相端子Ub,Vb,Wb)に接続される第2導電部材(例えば、実施形態での第1制御側バスバー41、第2制御側バスバー42)とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する差し込み型の接続部材(例えば、実施形態での各3相コネクタ28,29)と、前記第1筐体に形成されたねじ装着部(例えば、実施形態でのねじ装着部61)に装着される軸部(例えば、実施形態での軸部62a)及び前記第2筐体に形成された貫通孔(例えば、実施形態での貫通孔71)に臨む頭部(例えば、実施形態での頭部62b、頭部62f)を有するねじ部材(例えば、実施形態でのねじ部材62)とを備え、前記ねじ部材は、前記貫通孔よりも大きいフランジ部(例えば、実施形態でのフランジ部62c)、前記貫通孔よりも大きい前記頭部(例えば、実施形態での頭部62f)又は前記頭部に装着されるとともに前記貫通孔よりも大きい装着部材(例えば、実施形態での装着部材81)を備える。
(1)本発明の一態様に係る駆動ユニット(例えば、実施形態での駆動ユニット10)は、少なくとも1つの回転電機(例えば、実施形態での第1回転電機2及び第2回転電機3)と、前記少なくとも1つの回転電機の電力授受を制御する電力制御ユニット(例えば、実施形態での電力制御ユニット4)と、前記少なくとも1つの回転電機と前記電力制御ユニットとの各々を収容する第1筐体(例えば、実施形態での第1ケース31)及び第2筐体(例えば、実施形態での第2ケース32)と、前記少なくとも1つの回転電機の入出力部(例えば、実施形態での各端子U1,V1,W1、各端子U2,V2,W2)に接続される第1導電部材(例えば、実施形態での第1電機側バスバー44、第2電機側バスバー45)と前記電力制御ユニットの入出力部(例えば、実施形態での各相端子Ua,Va,Wa、各相端子Ub,Vb,Wb)に接続される第2導電部材(例えば、実施形態での第1制御側バスバー41、第2制御側バスバー42)とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する差し込み型の接続部材(例えば、実施形態での各3相コネクタ28,29)と、前記第1筐体に形成されたねじ装着部(例えば、実施形態でのねじ装着部61)に装着される軸部(例えば、実施形態での軸部62a)及び前記第2筐体に形成された貫通孔(例えば、実施形態での貫通孔71)に臨む頭部(例えば、実施形態での頭部62b、頭部62f)を有するねじ部材(例えば、実施形態でのねじ部材62)とを備え、前記ねじ部材は、前記貫通孔よりも大きいフランジ部(例えば、実施形態でのフランジ部62c)、前記貫通孔よりも大きい前記頭部(例えば、実施形態での頭部62f)又は前記頭部に装着されるとともに前記貫通孔よりも大きい装着部材(例えば、実施形態での装着部材81)を備える。
(2)上記(1)に記載の駆動ユニットでは、前記接続部材は、端子部材(例えば、実施形態での各制御側バスバー41,42)と、前記端子部材が差し込まれる受け部材(例えば、実施形態での接続部材46)とを備え、前記ねじ装着部は、前記軸部の全体を装着可能であり、前記軸部の長さ(例えば、実施形態での長さLA)は、前記受け部材に差し込まれる前記端子部材の先端(例えば、実施形態での先端41a,42a)と前記受け部材及び前記端子部材の接点(例えば、実施形態での接点41b,42b)との間の最大距離(例えば、実施形態での最大距離D)よりも大きくてもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載の駆動ユニットでは、前記第1筐体及び前記第2筐体の一体的な連結状態にて、前記フランジ部、前記貫通孔よりも大きい前記頭部又は前記装着部材と、前記貫通孔の前記第1筐体側の開口端(例えば、実施形態での開口端71a)とは、前記軸部の軸方向に所定距離だけ離れていてもよい。
(4)本発明の一態様に係る駆動ユニットの組立方法は、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の駆動ユニット(例えば、実施形態での駆動ユニット10)の組立方法であって、前記第1筐体及び前記第2筐体の分離状態にて、前記ねじ部材を前記第1筐体に形成された前記ねじ装着部に装着する工程(例えば、実施形態での第1工程)と、前記ねじ部材の前記頭部を前記第2筐体に形成された前記貫通孔に臨ませながら、前記接続部材によって前記第1導電部材と前記第2導電部材とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する工程(例えば、実施形態での第2工程)とを含む。
上記(1)によれば、第1筐体に装着されるとともに第2筐体の貫通孔よりも大きい部位又は部材を有するねじ部材を備えることによって、第1筐体及び第2筐体の連結状態にて第1筐体から取り外す方向に回転させられるねじ部材が第2筐体を第1筐体から離れる方向に変位させる。これにより、構成が複雑になることを抑制しながら、第1筐体と第2筐体との連結状態の解除並びに第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
上記(2)の場合、端子部材の先端と接点との間の最大距離よりも軸部の長さが大きいねじ部材を備えることによって、ねじ装着部に装着されているねじ部材の軸部がねじ装着部から取り外されるまでの間に、端子部材と受け部材との接触が的確に解除される。これにより、単純な構成でありながら、第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
上記(3)の場合、第2筐体の貫通孔よりも大きい部位又は部材を有するねじ部材は、第1筐体及び第2筐体の一体的な連結状態にて第2筐体から離れて配置されることによって、第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続及び機械的な固定を規制することを防ぐことができる。
上記(4)によれば、第2筐体の貫通孔よりも大きい部位又は部材を有するねじ部材を第1筐体に装着した後に、ねじ部材の頭部を第2筐体の貫通孔に臨ませながら第1導電部材と第2導電部材とを電気的に接続及び機械的に固定する。これにより、第1筐体及び第2筐体の連結状態にて第1筐体から取り外す方向に回転させられるねじ部材が第2筐体を第1筐体から離れる方向に変位させるので、構成が複雑になることを抑制しながら、第1筐体と第2筐体との連結状態の解除並びに第1導電部材と第2導電部材との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る駆動ユニット10について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態での駆動ユニット10の構成を示す分解斜視図である。図2は、実施形態での駆動ユニット10を搭載する車両1の一部の構成を示す図である。
以下において、3次元空間で互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の各軸方向は、各軸に平行な方向である。例えば図1に示すように、Z軸方向は、車両1の上下方向に平行であり、Y軸方向は、駆動ユニット10の各回転電機2,3の回転軸の軸方向に平行であり、X軸方向は、Z軸方向及びY軸方向に直交する。
図1は、実施形態での駆動ユニット10の構成を示す分解斜視図である。図2は、実施形態での駆動ユニット10を搭載する車両1の一部の構成を示す図である。
以下において、3次元空間で互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の各軸方向は、各軸に平行な方向である。例えば図1に示すように、Z軸方向は、車両1の上下方向に平行であり、Y軸方向は、駆動ユニット10の各回転電機2,3の回転軸の軸方向に平行であり、X軸方向は、Z軸方向及びY軸方向に直交する。
<車両>
本実施形態による駆動ユニット10は、例えば、電動車両等の車両1に搭載されている。電動車両は、電気自動車、ハイブリッド車両及び燃料電池車両等である。電気自動車は、バッテリを動力源として駆動する。ハイブリッド車両は、バッテリ及び内燃機関を動力源として駆動する。燃料電池車両は、燃料電池を動力源として駆動する。
図2に示すように、車両1は、例えば、第1回転電機2及び第2回転電機3と、電力制御ユニット4と、バッテリ5と、電子制御ユニット6と、ゲートドライブユニット7とを備える。なお、第1回転電機2及び第2回転電機3は回転電機ユニット8を形成する。
本実施形態による駆動ユニット10は、例えば、電動車両等の車両1に搭載されている。電動車両は、電気自動車、ハイブリッド車両及び燃料電池車両等である。電気自動車は、バッテリを動力源として駆動する。ハイブリッド車両は、バッテリ及び内燃機関を動力源として駆動する。燃料電池車両は、燃料電池を動力源として駆動する。
図2に示すように、車両1は、例えば、第1回転電機2及び第2回転電機3と、電力制御ユニット4と、バッテリ5と、電子制御ユニット6と、ゲートドライブユニット7とを備える。なお、第1回転電機2及び第2回転電機3は回転電機ユニット8を形成する。
第1回転電機2は、例えば、車両1の走行駆動用であって、バッテリ5から電力制御ユニット4を介して供給される電力により力行動作することによって回転駆動力を発生させる。なお、第1回転電機2は、車輪側から回転軸に入力される回転動力により回生動作することによって発電電力を発生させてもよい。
第2回転電機3は、例えば、車両1の発電用であって、回転軸に入力される回転動力によって発電電力を発生させる。第2回転電機3は、例えば、内燃機関に連結可能である場合、内燃機関の動力によって発電する。第2回転電機3は、例えば、車輪に連結可能である場合、車輪側から回転軸に入力される回転動力により回生動作することによって発電電力を発生させる。なお、第2回転電機3は、車輪に連結可能である場合、バッテリ5から電力制御ユニット4を介して供給される電力により力行動作することによって回転駆動力を発生させてもよい。
例えば、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々は、3相交流のブラシレスDCモータである。3相は、U相、V相及びW相である。各回転電機2,3は、界磁用の永久磁石を有する回転子と、回転子を回転させる回転磁界を発生させる3相のステータ巻線を有する固定子とを備える。3相のステータ巻線は、電力制御ユニット4に接続されている。
第2回転電機3は、例えば、車両1の発電用であって、回転軸に入力される回転動力によって発電電力を発生させる。第2回転電機3は、例えば、内燃機関に連結可能である場合、内燃機関の動力によって発電する。第2回転電機3は、例えば、車輪に連結可能である場合、車輪側から回転軸に入力される回転動力により回生動作することによって発電電力を発生させる。なお、第2回転電機3は、車輪に連結可能である場合、バッテリ5から電力制御ユニット4を介して供給される電力により力行動作することによって回転駆動力を発生させてもよい。
例えば、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々は、3相交流のブラシレスDCモータである。3相は、U相、V相及びW相である。各回転電機2,3は、界磁用の永久磁石を有する回転子と、回転子を回転させる回転磁界を発生させる3相のステータ巻線を有する固定子とを備える。3相のステータ巻線は、電力制御ユニット4に接続されている。
電力制御ユニット4は、例えば、第1電力変換部21及び第2電力変換部22と、第3電力変換部23と、第1平滑コンデンサ24及び第2平滑コンデンサ25と、抵抗器26と、ノイズフィルタ27とを備える。
第1電力変換部21及び第2電力変換部22は、例えば、直流と交流との電力変換を行うインバータ等の同一の回路を備える。第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々は、正極端子及び負極端子と、3相のU相端子、V相端子及びW相端子とを備える。
第1電力変換部21の正極端子Pa及び第2電力変換部22の正極端子Pbは、第3電力変換部23の第2正極端子P2に接続されている。第1電力変換部21の負極端子Na及び第2電力変換部22の負極端子Nbは、第3電力変換部23の第2負極端子N2に接続されている。
第1電力変換部21の3相の各相端子Ua,Va,Waは、3相コネクタ28を介して、第1回転電機2の3相の各ステータ巻線の端子U1,V1,W1に接続されている。第2電力変換部22の3相の各相端子Ub,Vb,Wbは、3相コネクタ29を介して、第2回転電機3の3相の各ステータ巻線の端子U2,V2,W2に接続されている。
第1電力変換部21の正極端子Pa及び第2電力変換部22の正極端子Pbは、第3電力変換部23の第2正極端子P2に接続されている。第1電力変換部21の負極端子Na及び第2電力変換部22の負極端子Nbは、第3電力変換部23の第2負極端子N2に接続されている。
第1電力変換部21の3相の各相端子Ua,Va,Waは、3相コネクタ28を介して、第1回転電機2の3相の各ステータ巻線の端子U1,V1,W1に接続されている。第2電力変換部22の3相の各相端子Ub,Vb,Wbは、3相コネクタ29を介して、第2回転電機3の3相の各ステータ巻線の端子U2,V2,W2に接続されている。
第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々は、例えば、3相でブリッジ接続される複数のスイッチング素子及び整流素子によって形成されるブリッジ回路を備える。スイッチング素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はMOSFET(Metal Oxide Semi-conductor Field Effect Transistor)等のトランジスタである。整流素子は、各トランジスタに並列に接続されるダイオードである。
ブリッジ回路は、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームU相トランジスタUH,ULと、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームV相トランジスタVH,VLと、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームW相トランジスタWH,WLとを備える。ブリッジ回路は、各トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ-エミッタ間でエミッタからコレクタに向けて順方向に接続される還流ダイオードを備える。
ブリッジ回路は、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームU相トランジスタUH,ULと、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームV相トランジスタVH,VLと、対を成すハイサイドアーム及びローサイドアームW相トランジスタWH,WLとを備える。ブリッジ回路は、各トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ-エミッタ間でエミッタからコレクタに向けて順方向に接続される還流ダイオードを備える。
ハイサイドアームの各トランジスタUH,VH,WHのコレクタは、正極端子(正極端子Pa又は正極端子Pb)に接続されている。ローサイドアームの各トランジスタUL,VL,WLのエミッタは、負極端子(負極端子Na又は負極端子Nb)に接続されている。3相の各相において、ハイサイドアームの各トランジスタUH,VH,WHのエミッタとローサイドアームの各トランジスタUL,VL,WLのコレクタとは、3相の各相端子(各相端子Ua,Va,Wa又は各相端子Ub,Vb,Wb)に接続されている。
第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々は、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々の動作を制御する。各電力変換部21,22は、各トランジスタUH,VH,WH,UL,VL,WLのゲートに入力されるスイッチング指令であるゲート信号に基づき、各相のトランジスタ対のオン(導通)/オフ(遮断)を切り替える。
各電力変換部21,22は、例えば各回転電機2,3の力行時には、各正極端子Pa,Pb及び各負極端子Na,Nbから入力される直流電力を3相交流電力に変換して各回転電機2,3に供給する。各電力変換部21,22は、各回転電機2,3の3相のステータ巻線への通電を順次転流させることによって回転駆動力を発生させる。
各電力変換部21,22は、例えば各回転電機2,3の回生時には、各回転電機2,3の回転に同期がとられた各相のトランジスタ対のオン(導通)/オフ(遮断)駆動によって、3相の各相端子Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wbから入力される3相交流電力を直流電力に変換する。各電力変換部21,23は、3相交流電力から変換された直流電力を、第3電力変換部23を介してバッテリ5に供給することが可能である。
各電力変換部21,22は、例えば各回転電機2,3の力行時には、各正極端子Pa,Pb及び各負極端子Na,Nbから入力される直流電力を3相交流電力に変換して各回転電機2,3に供給する。各電力変換部21,22は、各回転電機2,3の3相のステータ巻線への通電を順次転流させることによって回転駆動力を発生させる。
各電力変換部21,22は、例えば各回転電機2,3の回生時には、各回転電機2,3の回転に同期がとられた各相のトランジスタ対のオン(導通)/オフ(遮断)駆動によって、3相の各相端子Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wbから入力される3相交流電力を直流電力に変換する。各電力変換部21,23は、3相交流電力から変換された直流電力を、第3電力変換部23を介してバッテリ5に供給することが可能である。
第3電力変換部23は、例えば、昇圧及び降圧の双方向の電力変換を行うDC-DCコンバータ等を備える。第3電力変換部23は、第1正極端子P1及び第1負極端子N1と、第2正極端子P2及び第2負極端子N2とを備える。
第3電力変換部23の第1正極端子P1及び第1負極端子N1は、バッテリ5の正極端子BP及び負極端子BNに接続されている。第3電力変換部23の第2正極端子P2及び第2負極端子N2は、各電力変換部21,22の正極端子Pa,Pb及び負極端子Na,Nbに接続されている。
第3電力変換部23の第1正極端子P1及び第1負極端子N1は、バッテリ5の正極端子BP及び負極端子BNに接続されている。第3電力変換部23の第2正極端子P2及び第2負極端子N2は、各電力変換部21,22の正極端子Pa,Pb及び負極端子Na,Nbに接続されている。
第3電力変換部23は、例えば、対を成すローサイドアーム及びハイサイドアームのスイッチング素子及び整流素子と、リアクトルとを備える。スイッチング素子は、IGBT又はMOSFET等のトランジスタである。対を成すローサイドアーム及びハイサイドアームのスイッチング素子は、ローサイドアームの第1トランジスタS1及びハイサイドアームの第2トランジスタS2である。整流素子は、第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2の各々のコレクタ-エミッタ間でエミッタからコレクタに向けて順方向に並列に接続される還流ダイオードである。リアクトルは、チョークコイルLである。
ローサイドアームの第1トランジスタS1のエミッタは、第1負極端子N1及び第2負極端子N2に接続されている。ハイサイドアームの第2トランジスタS2のコレクタは、第2正極端子P2に接続されている。第1トランジスタS1のコレクタと第2トランジスタS2のエミッタとは、チョークコイルLの両端の第1端に接続されている。チョークコイルLの両端の第2端は第1正極端子P1に接続されている。
第3電力変換部23は、各トランジスタS1,S2のゲートに入力されるスイッチング指令であるゲート信号に基づき、各トランジスタS1,S2のオン(導通)/オフ(遮断)を切り替える。
第3電力変換部23は、昇圧時において、バッテリ5から第1正極端子P1及び第1負極端子N1に入力される電力を昇圧して、昇圧後の電力を第2正極端子P2及び第2負極端子N2から出力する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオフ(遮断)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオン(導通)時にリアクトル(チョークコイルL)の直流励磁によって磁気エネルギーを蓄積する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオン(導通)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオフ(遮断)時にリアクトル(チョークコイルL)の磁気エネルギーによって発生する誘導電圧と第1正極端子P1及び第1負極端子N1に印加される電圧との重畳によって、第1正極端子P1及び第1負極端子N1よりも高い電圧を第2正極端子P2及び第2負極端子N2に発生させる。
第3電力変換部23は、昇圧時において、バッテリ5から第1正極端子P1及び第1負極端子N1に入力される電力を昇圧して、昇圧後の電力を第2正極端子P2及び第2負極端子N2から出力する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオフ(遮断)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオン(導通)時にリアクトル(チョークコイルL)の直流励磁によって磁気エネルギーを蓄積する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオン(導通)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオフ(遮断)時にリアクトル(チョークコイルL)の磁気エネルギーによって発生する誘導電圧と第1正極端子P1及び第1負極端子N1に印加される電圧との重畳によって、第1正極端子P1及び第1負極端子N1よりも高い電圧を第2正極端子P2及び第2負極端子N2に発生させる。
第3電力変換部23は、降圧時において、第2正極端子P2及び第2負極端子N2から入力される電力を降圧して、降圧後の電力を第1正極端子P1及び第1負極端子N1からバッテリ5へと出力する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオン(導通)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオフ(遮断)時にリアクトル(チョークコイルL)の直流励磁によって磁気エネルギーを蓄積する。第3電力変換部23は、ハイサイドアームの第2トランジスタS2のオフ(遮断)及びローサイドアームの第1トランジスタS1のオン(導通)時にリアクトル(チョークコイルL)の磁気エネルギーによって発生する誘導電圧の降圧によって、第2正極端子P2及び第2負極端子N2よりも低い電圧を第1正極端子P1及び第1負極端子N1に発生させる。
第1平滑コンデンサ(第1平滑キャパシタ)24は、第3電力変換部23の第1正極端子P1と第1負極端子N1との間に接続されている。第1平滑コンデンサ24は、バッテリ5に並列に接続されている。第1平滑コンデンサ24は、第3電力変換部23の降圧時における第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2のオン/オフの切換動作に伴って発生する電圧変動を平滑化する。
第2平滑コンデンサ(第2平滑キャパシタ)25は、第3電力変換部23の第2正極端子P2と第2負極端子N2との間に接続されている。第2平滑コンデンサ25は、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々の各トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのオン/オフの切換動作に伴って発生する電圧変動を平滑化する。第2平滑コンデンサ25は、第3電力変換部23の昇圧時における第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2のオン/オフの切換動作に伴って発生する電圧変動を平滑化する。
第2平滑コンデンサ(第2平滑キャパシタ)25は、第3電力変換部23の第2正極端子P2と第2負極端子N2との間に接続されている。第2平滑コンデンサ25は、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々の各トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのオン/オフの切換動作に伴って発生する電圧変動を平滑化する。第2平滑コンデンサ25は、第3電力変換部23の昇圧時における第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2のオン/オフの切換動作に伴って発生する電圧変動を平滑化する。
抵抗器26は、第1電力変換部21の正極端子Pa及び負極端子Na間、第2電力変換部22の正極端子Pb及び負極端子Nb間並びに第3電力変換部23の第2正極端子P2及び第2負極端子N2間に接続されている。
ノイズフィルタ27は、第1電力変換部21の正極端子Pa及び負極端子Na間、第2電力変換部22の正極端子Pb及び負極端子Nb間並びに第3電力変換部23の第2正極端子P2及び第2負極端子N2間に接続されている。ノイズフィルタ27は、直列に接続される2つのコンデンサ(キャパシタ)27aを備える。2つのコンデンサ27aの接続点は、車両1のボディグラウンド等に接続されている。
バッテリ5は、例えば、車両1の動力源である高圧のバッテリである。バッテリ5は、バッテリケースと、バッテリケース内に収容される複数のバッテリモジュールとを備える。バッテリモジュールは、直列又は並列に接続される複数のバッテリセルを備える。
バッテリ5は、第3電力変換部23の第1正極端子P1に接続される正極端子BP及び第1負極端子N1に接続される負極端子BNを備える。バッテリ5の正極端子BP及び負極端子BNは、バッテリケース内において直列に接続される複数のバッテリモジュールの正極端及び負極端に接続されている。
バッテリ5は、第3電力変換部23の第1正極端子P1に接続される正極端子BP及び第1負極端子N1に接続される負極端子BNを備える。バッテリ5の正極端子BP及び負極端子BNは、バッテリケース内において直列に接続される複数のバッテリモジュールの正極端及び負極端に接続されている。
電子制御ユニット6は、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々の動作を制御する。例えば、電子制御ユニット6は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサによって所定のプログラムが実行されることにより機能するソフトウェア機能部である。ソフトウェア機能部は、CPU等のプロセッサ、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)及びタイマー等の電子回路を備えるECU(Electronic Control Unit)である。なお、電子制御ユニット6の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路であってもよい。
例えば、電子制御ユニット6は、第1回転電機2の電流検出値と、第1回転電機2のトルク指令値に応じた電流目標値とを用いる電流のフィードバック制御等を実行し、ゲートドライブユニット7に入力する制御信号を生成する。
例えば、電子制御ユニット6は、第2回転電機3の電流検出値と、第2回転電機3の回生指令値に応じた電流目標値とを用いる電流のフィードバック制御等を実行し、ゲートドライブユニット7入力する制御信号を生成する。
制御信号は、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々の各トランジスタUH,VH,WH,UL,VL,WLをオン(導通)/オフ(遮断)駆動するタイミングを示す信号である。例えば、制御信号は、パルス幅変調された信号等である。
例えば、電子制御ユニット6は、第2回転電機3の電流検出値と、第2回転電機3の回生指令値に応じた電流目標値とを用いる電流のフィードバック制御等を実行し、ゲートドライブユニット7入力する制御信号を生成する。
制御信号は、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々の各トランジスタUH,VH,WH,UL,VL,WLをオン(導通)/オフ(遮断)駆動するタイミングを示す信号である。例えば、制御信号は、パルス幅変調された信号等である。
電子制御ユニット6は、第3電力変換部23の昇圧及び降圧の双方向の電力変換を制御する。例えば、電子制御ユニット6は、第3電力変換部23の昇圧時における昇圧電圧指令又は第3電力変換部23の降圧時における降圧電圧指令に応じた電流目標値を用いて、ゲートドライブユニット7に入力する制御信号を生成する。制御信号は、第3電力変換部23の各トランジスタS1,S2をオン(導通)/オフ(遮断)駆動するタイミングを示す信号である。
ゲートドライブユニット7は、電子制御ユニット6から受け取る制御信号に基づいて、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の各々の各トランジスタUH,VH,WH,UL,VL,WLを実際にオン(導通)/オフ(遮断)駆動するためのゲート信号を生成する。例えば、ゲート信号は、制御信号の増幅及びレベルシフト等によって生成される。
ゲートドライブユニット7は、第3電力変換部23の第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2の各々をオン(導通)/オフ(遮断)駆動するためのゲート信号を生成する。例えば、ゲートドライブユニット7は、第3電力変換部23の昇圧時における昇圧電圧指令又は第3電力変換部23の回生時における降圧電圧指令に応じたデューティー比のゲート信号を生成する。デューティー比は、第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2の各オン時間の比率である。
ゲートドライブユニット7は、第3電力変換部23の第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2の各々をオン(導通)/オフ(遮断)駆動するためのゲート信号を生成する。例えば、ゲートドライブユニット7は、第3電力変換部23の昇圧時における昇圧電圧指令又は第3電力変換部23の回生時における降圧電圧指令に応じたデューティー比のゲート信号を生成する。デューティー比は、第1トランジスタS1及び第2トランジスタS2の各オン時間の比率である。
<駆動ユニット>
図3は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化前の状態(第1状態)を示す図である。図4は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態(第2状態)を示す図である。図5は、図4に示す接続部材46を拡大して示す図である。図6は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後に分離された状態(第3状態)を示す図である。
図1に示すように、駆動ユニット10は、電力制御ユニット4と、第1回転電機2及び第2回転電機3の回転電機ユニット8と、第1回転電機2及び第2回転電機3を収容する第1ケース31と、電力制御ユニット4を収容する第2ケース32とを備える。
図3は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化前の状態(第1状態)を示す図である。図4は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態(第2状態)を示す図である。図5は、図4に示す接続部材46を拡大して示す図である。図6は、実施形態での駆動ユニット10の一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後に分離された状態(第3状態)を示す図である。
図1に示すように、駆動ユニット10は、電力制御ユニット4と、第1回転電機2及び第2回転電機3の回転電機ユニット8と、第1回転電機2及び第2回転電機3を収容する第1ケース31と、電力制御ユニット4を収容する第2ケース32とを備える。
第1ケース31の外形は、例えば、第2ケース32が配置される搭載台33を備える有底円筒状等である。第2ケース32の外形は、例えば、矩形箱型等である。第1ケース31と、搭載台33に配置される第2ケース32とは、一体的に固定される。
第1ケース31内において、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々の回転軸2a,3aは相互に同軸に配置されている。各回転軸2a,3aは、トランスミッション(図示略)に連結されている。トランスミッションは、例えば、第1ケース31に固定されたミッションケース(図示略)に収容されている。各回転軸2a,3aは、ミッションケースを貫通してトランスミッションに連結されている。
第1ケース31内において、第1回転電機2及び第2回転電機3の各々の回転軸2a,3aは相互に同軸に配置されている。各回転軸2a,3aは、トランスミッション(図示略)に連結されている。トランスミッションは、例えば、第1ケース31に固定されたミッションケース(図示略)に収容されている。各回転軸2a,3aは、ミッションケースを貫通してトランスミッションに連結されている。
搭載台33は、一体的に配置される2つの3相コネクタ28,29を備える。2つの3相コネクタ28,29は、例えば、第2ケース32から突出する2つの3相のバスバーと、第1ケース31の内部に配置される2つの3相のバスバーとを電気的に接続する。
図1、図2及び図3に示すように、第2ケース32から突出する2つの3相のバスバーは、第1電力変換部21の3相の各相端子Ua,Va,Waに接続される3相の第1制御側バスバー41と、第2電力変換部22の3相の各相端子Ub,Vb,Wbに接続される3相の第2制御側バスバー42とである。各3相の第1制御側バスバー41及び第2制御側バスバー42は、第2ケース32の内部にて、例えば、樹脂等の電気的絶縁性の材料によって形成された成形体43によって固定されている。
第1ケース31の内部に配置される2つの3相のバスバーは、第1回転電機2の3相の各端子U1,V1,W1に接続される3相の第1電機側バスバー44と、第2回転電機3の3相の各端子U2,V2,W2に接続される3相の第2電機側バスバー45とである。各3相の第1電機側バスバー44及び第2電機側バスバー45は、第1ケース31の内部にて、2つの3相コネクタ28,29に接続されている。
各バスバー41,42,44,45は、例えば、銅板等の導電性の板状部材である。
図1、図2及び図3に示すように、第2ケース32から突出する2つの3相のバスバーは、第1電力変換部21の3相の各相端子Ua,Va,Waに接続される3相の第1制御側バスバー41と、第2電力変換部22の3相の各相端子Ub,Vb,Wbに接続される3相の第2制御側バスバー42とである。各3相の第1制御側バスバー41及び第2制御側バスバー42は、第2ケース32の内部にて、例えば、樹脂等の電気的絶縁性の材料によって形成された成形体43によって固定されている。
第1ケース31の内部に配置される2つの3相のバスバーは、第1回転電機2の3相の各端子U1,V1,W1に接続される3相の第1電機側バスバー44と、第2回転電機3の3相の各端子U2,V2,W2に接続される3相の第2電機側バスバー45とである。各3相の第1電機側バスバー44及び第2電機側バスバー45は、第1ケース31の内部にて、2つの3相コネクタ28,29に接続されている。
各バスバー41,42,44,45は、例えば、銅板等の導電性の板状部材である。
図4及び図5に示すように、各3相コネクタ28,29は、例えば同一の構成として、各3つの導電性の接続部材46と、各3つの接続部材46を固定する共通の成形体47とを備える。成形体47は、例えば、樹脂等の電気的絶縁性の材料によって形成されている。
3相コネクタ28の3つの接続部材46は、3相の第1制御側バスバー41と3相の第1電機側バスバー44とを電気的に接続する。3相コネクタ29の3つの接続部材46は、3相の第2制御側バスバー42と3相の第2電機側バスバー45とを電気的に接続する。
例えば、各接続部材46の断面形状はH字型である。各接続部材46は、一対の板状部材51と、一対の板状部材51の中央部同士を連結する連結部材52とを備える。
一対の板状部材51の各中央部から両側の端部のうち一対の第1端部51aは、各3相コネクタ28,29の3つの差し込み口28a,29aの各々から内部に差し込まれる各制御側バスバー41,42を厚さ方向の両側から挟み込むことによって、各制御側バスバー41,42を各接続部材46に電気的に接続するとともに機械的に固定する。一対の第1端部51aの各々は、相互に向かい合う方向に突出する突出部51bを備える。一対の第1端部51aの各々は、突出部51bによって各制御側バスバー41,42と接触する。
一対の板状部材51の各中央部から両側の端部のうち一対の第2端部51cは、各電機側バスバー44,45を厚さ方向の両側から挟み込んで固定している。
3相コネクタ28の3つの接続部材46は、3相の第1制御側バスバー41と3相の第1電機側バスバー44とを電気的に接続する。3相コネクタ29の3つの接続部材46は、3相の第2制御側バスバー42と3相の第2電機側バスバー45とを電気的に接続する。
例えば、各接続部材46の断面形状はH字型である。各接続部材46は、一対の板状部材51と、一対の板状部材51の中央部同士を連結する連結部材52とを備える。
一対の板状部材51の各中央部から両側の端部のうち一対の第1端部51aは、各3相コネクタ28,29の3つの差し込み口28a,29aの各々から内部に差し込まれる各制御側バスバー41,42を厚さ方向の両側から挟み込むことによって、各制御側バスバー41,42を各接続部材46に電気的に接続するとともに機械的に固定する。一対の第1端部51aの各々は、相互に向かい合う方向に突出する突出部51bを備える。一対の第1端部51aの各々は、突出部51bによって各制御側バスバー41,42と接触する。
一対の板状部材51の各中央部から両側の端部のうち一対の第2端部51cは、各電機側バスバー44,45を厚さ方向の両側から挟み込んで固定している。
図3、図4及び図6に示すように、駆動ユニット10は、第1ケース31の搭載台33に設けられるねじ装着部61に装着されるねじ部材62を備える。ねじ装着部61には、ねじ部材62が挿入されるねじ穴61aが形成されている。ねじ部材62は、例えば、ねじ装着部61に嵌め合わされるねじ山が形成されている軸部62aと、軸部62aの端部に設けられる頭部62bと、頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出するフランジ部62cとを備える。ねじ部材62の軸部62aの軸方向は、例えばZ軸方向に平行である。
ねじ装着部61は、ねじ部材62の軸部62aの全体を装着可能に形成されている。例えば、ねじ装着部61のねじ穴61aの深さは、ねじ部材62の軸部62aの長さLAよりも大きい。ねじ部材62の軸部62aの長さLAは、各接続部材46に差し込まれる各制御側バスバー41,42の先端41a,42aと、各接続部材46の一対の第1端部51aの各突出部51bと各制御側バスバー41,42との接点41b,42bとの間の最大距離Dよりも大きい。
ねじ装着部61は、ねじ部材62の軸部62aの全体を装着可能に形成されている。例えば、ねじ装着部61のねじ穴61aの深さは、ねじ部材62の軸部62aの長さLAよりも大きい。ねじ部材62の軸部62aの長さLAは、各接続部材46に差し込まれる各制御側バスバー41,42の先端41a,42aと、各接続部材46の一対の第1端部51aの各突出部51bと各制御側バスバー41,42との接点41b,42bとの間の最大距離Dよりも大きい。
第2ケース32は、第1ケース31の搭載台33のねじ装着部61に装着されたねじ部材62の頭部62bに軸方向で臨む貫通孔71が形成された支持部72を備える。貫通孔71の大きさは、ねじ部材62の頭部62bよりも大きい。例えば、頭部62bの外形が円柱状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、頭部62bの外径は貫通孔71の直径よりも小さい。
ねじ部材62の頭部62bには、ねじ部材62を軸周りに回転させるドライバー又は六角レンチ等の適宜の工具が貫通孔71から装着される工具装着部62dが形成されている。例えば、ねじ部材62が六角レンチによって軸周りに回転させられる六角穴付きボルトである場合、頭部62bには六角レンチが挿入される六角形の穴が形成された工具装着部62dが設けられている。
ねじ部材62の頭部62bには、ねじ部材62を軸周りに回転させるドライバー又は六角レンチ等の適宜の工具が貫通孔71から装着される工具装着部62dが形成されている。例えば、ねじ部材62が六角レンチによって軸周りに回転させられる六角穴付きボルトである場合、頭部62bには六角レンチが挿入される六角形の穴が形成された工具装着部62dが設けられている。
ねじ部材62のフランジ部62cの大きさは、貫通孔71よりも大きい。例えば、フランジ部62cの外形が頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する円環板状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、フランジ部62cの外径は貫通孔71の直径よりも大きい。
第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62のフランジ部62cと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態でねじ部材62がねじ装着部61から外される方向に回転させられると、フランジ部62cは貫通孔71の搭載台33側の開口端71aに接触して、軸部62aの軸方向に沿って第2ケース32の支持部72を第1ケース31の搭載台33から離すように変位させる。これに伴い、各3相コネクタ28,29の接続部材46に差し込まれている各制御側バスバー41,42は、各接続部材46から外されるように変位する。
第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62のフランジ部62cと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態でねじ部材62がねじ装着部61から外される方向に回転させられると、フランジ部62cは貫通孔71の搭載台33側の開口端71aに接触して、軸部62aの軸方向に沿って第2ケース32の支持部72を第1ケース31の搭載台33から離すように変位させる。これに伴い、各3相コネクタ28,29の接続部材46に差し込まれている各制御側バスバー41,42は、各接続部材46から外されるように変位する。
以下、駆動ユニット10の組立方法について説明する。
先ず、図3に示すように、第1ケース31と第2ケース32とが分離されている第1状態の第1工程では、搭載台33のねじ装着部61にねじ部材62が装着される。この第1状態では、例えば、ねじ部材62の軸部62aの全体がねじ穴61aに挿入され、頭部62bがねじ穴61aの開口端に接している。
次に、第1状態から、図4に示すように、第1ケース31と第2ケース32とが一体化された第2状態に移行する工程(第2工程)の場合、第2ケース32から突出する各制御側バスバー41,42が、Z軸方向に沿って第1ケース31(搭載台33)の各3相コネクタ28,29の接続部材46に差し込まれる(第2工程)。このとき、第2ケース32の支持部72の貫通孔71がねじ部材62の頭部62bに軸方向(つまりZ軸方向に平行な方向)で臨むように設定されながら、第1ケース31(搭載台33)と第2ケース32とがZ軸方向に沿って相互に接近する。
図4及び図5に示すように、各制御側バスバー41,42の各接続部材46に対する挿入量が最大となった状態にて、各制御側バスバー41,42は、各接続部材46に電気的に接続されるとともに機械的に固定される。これに伴い、第1ケース31と第2ケース32とは一体的に連結される。なお、上述したように、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された第2状態にて、ねじ部材62のフランジ部62cと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
先ず、図3に示すように、第1ケース31と第2ケース32とが分離されている第1状態の第1工程では、搭載台33のねじ装着部61にねじ部材62が装着される。この第1状態では、例えば、ねじ部材62の軸部62aの全体がねじ穴61aに挿入され、頭部62bがねじ穴61aの開口端に接している。
次に、第1状態から、図4に示すように、第1ケース31と第2ケース32とが一体化された第2状態に移行する工程(第2工程)の場合、第2ケース32から突出する各制御側バスバー41,42が、Z軸方向に沿って第1ケース31(搭載台33)の各3相コネクタ28,29の接続部材46に差し込まれる(第2工程)。このとき、第2ケース32の支持部72の貫通孔71がねじ部材62の頭部62bに軸方向(つまりZ軸方向に平行な方向)で臨むように設定されながら、第1ケース31(搭載台33)と第2ケース32とがZ軸方向に沿って相互に接近する。
図4及び図5に示すように、各制御側バスバー41,42の各接続部材46に対する挿入量が最大となった状態にて、各制御側バスバー41,42は、各接続部材46に電気的に接続されるとともに機械的に固定される。これに伴い、第1ケース31と第2ケース32とは一体的に連結される。なお、上述したように、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された第2状態にて、ねじ部材62のフランジ部62cと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
また、第2状態から、図6に示すように、第1ケース31と第2ケース32とが一体化後に分離された第3状態に移行する工程(第3工程)の場合、適宜の工具が第2ケース32の支持部72の貫通孔71からねじ部材62の頭部62bの工具装着部62dに装着され、ねじ部材62がねじ装着部61から外される方向に回転させられる。これにより、ねじ部材62のフランジ部62cは貫通孔71の搭載台33側の開口端71aに接触して、軸部62aの軸方向に沿って第2ケース32の支持部72を第1ケース31の搭載台33から離すように変位させる。これに伴い、各3相コネクタ28,29の接続部材46に差し込まれている各制御側バスバー41,42は、各接続部材46から外されるように変位する。
各制御側バスバー41,42は、各接続部材46から外れると、各接続部材46との間の電気的な接続及び機械的な固定が解除される。これに伴い、第1ケース31と第2ケース32との一体的な連結が解除される。
各制御側バスバー41,42は、各接続部材46から外れると、各接続部材46との間の電気的な接続及び機械的な固定が解除される。これに伴い、第1ケース31と第2ケース32との一体的な連結が解除される。
上述したように、実施形態の駆動ユニット10は、第1ケース31に装着されるとともに第2ケース32の貫通孔71よりも大きいフランジ部62cを有するねじ部材62を備えることによって、第1ケース31及び第2ケース32の連結状態にて第1ケース31から取り外す方向に回転させられるねじ部材62が第2ケース32を第1ケース31から離れる方向に変位させる。これにより、構成が複雑になることを抑制しながら、第1ケース31と第2ケース32との連結状態の解除並びに各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
ねじ部材62の軸部62aの長さLAは、各制御側バスバー41,42の先端41a,42aと接点41b,42bとの間の最大距離Dよりも大きいことによって、ねじ装着部61に装着されているねじ部材62の軸部62aがねじ装着部61から取り外されるまでの間に、各接続部材46と各制御側バスバー41,42との接触が的確に解除される。これにより、単純な構成でありながら、各接続部材46を介した各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62のフランジ部62cと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れていることによって、各接続部材46を介した各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45との電気的な接続及び機械的な固定が規制されることを防ぐことができる。
2つの3相コネクタ28,29は一体的に配置されていることによって、例えば2つの3相コネクタ28,29が独立的に配置されている場合等に比べて、ねじ部材62の配置自由度を向上させることができる。例えば、第2ケース32の支持部72が設けられるスペース等のように、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態で形成される適宜の空きスペースにねじ部材62を配置することができる。
実施形態の駆動ユニット10の組立方法によれば、ねじ部材62を第1ケース31に装着した後に、ねじ部材62の頭部62bを第2ケース32の貫通孔71に臨ませながら各制御側バスバー41,42と各接続部材46とを電気的に接続及び機械的に固定する。したがって、第1ケース31及び第2ケース32の連結状態にて第1ケース31から取り外す方向に回転させられるねじ部材62のフランジ部62cは、第2ケース32を第1ケース31から離れる方向に変位させる。これにより、構成が複雑になることを抑制しながら、第1ケース31と第2ケース32との連結状態の解除並びに各接続部材46を介した各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45との電気的な接続及び機械的な固定の解除を容易に行うことができる。
(変形例)
以下、実施形態の変形例について説明する。なお、上述した実施形態と同一部分については、同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
以下、実施形態の変形例について説明する。なお、上述した実施形態と同一部分については、同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
(第1変形例)
上述した実施形態では、ねじ部材62のフランジ部62cの大きさは、貫通孔71よりも大きいとしたが、これに限定されない。例えば、フランジ部62cの代わりに貫通孔71よりも大きい部材を備えてもよい。
図7は、実施形態の第1変形例での駆動ユニット10Aの一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態を示す図である。
図7に示すように、第1変形例の駆動ユニット10Aは、実施形態のねじ部材62の代わりに、第1変形例のねじ部材62Aを備える。
第1変形例のねじ部材62Aは、例えば、軸部62aと、頭部62bと、フランジ部62eと、頭部62bに装着されるとともに貫通孔71よりも大きい装着部材81とを備える。
フランジ部62eは、頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する。フランジ部62eの大きさは、貫通孔71よりも小さい。例えば、フランジ部62eの外形が頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する円環板状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、フランジ部62eの外径は貫通孔71の直径よりも小さい。
装着部材81は、例えば、座金又はC字型のリング等である。例えば、装着部材81の外形が頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する円環板状である場合、装着部材81の外径は貫通孔71の直径よりも大きい。
なお、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62Aの頭部62bに装着された装着部材81と、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
上述した実施形態では、ねじ部材62のフランジ部62cの大きさは、貫通孔71よりも大きいとしたが、これに限定されない。例えば、フランジ部62cの代わりに貫通孔71よりも大きい部材を備えてもよい。
図7は、実施形態の第1変形例での駆動ユニット10Aの一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態を示す図である。
図7に示すように、第1変形例の駆動ユニット10Aは、実施形態のねじ部材62の代わりに、第1変形例のねじ部材62Aを備える。
第1変形例のねじ部材62Aは、例えば、軸部62aと、頭部62bと、フランジ部62eと、頭部62bに装着されるとともに貫通孔71よりも大きい装着部材81とを備える。
フランジ部62eは、頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する。フランジ部62eの大きさは、貫通孔71よりも小さい。例えば、フランジ部62eの外形が頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する円環板状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、フランジ部62eの外径は貫通孔71の直径よりも小さい。
装着部材81は、例えば、座金又はC字型のリング等である。例えば、装着部材81の外形が頭部62bよりも軸方向の直交方向に突出する円環板状である場合、装着部材81の外径は貫通孔71の直径よりも大きい。
なお、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62Aの頭部62bに装着された装着部材81と、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
(第2変形例)
上述した実施形態では、ねじ部材62は貫通孔71よりも大きいフランジ部62cを備えるとしたが、これに限定されない。例えば、フランジ部62cは省略されてもよい。
図8は、実施形態の第2変形例での駆動ユニット10Bの一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態を示す図である。
図8に示すように、第2変形例の駆動ユニット10Bは、実施形態のねじ部材62の代わりに、第2変形例のねじ部材62Bを備える。
第2変形例のねじ部材62Bは、例えば、軸部62aと、貫通孔71よりも大きい頭部62fとを備える。頭部62fには適宜の工具が装着される工具装着部62dが設けられている。例えば、頭部62fの外形が円柱状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、頭部62fの外径は貫通孔71の直径よりも大きい。
なお、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62Bの頭部62fと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
また、第2ケース32の支持部72には、第1ケース31及び第2ケース32の連結状態にてねじ部材62Bの頭部62fの一部が挿入される凹部72aが形成されてもよい。
上述した実施形態では、ねじ部材62は貫通孔71よりも大きいフランジ部62cを備えるとしたが、これに限定されない。例えば、フランジ部62cは省略されてもよい。
図8は、実施形態の第2変形例での駆動ユニット10Bの一部の断面図であって、第1ケース31及び第2ケース32の一体化後の状態を示す図である。
図8に示すように、第2変形例の駆動ユニット10Bは、実施形態のねじ部材62の代わりに、第2変形例のねじ部材62Bを備える。
第2変形例のねじ部材62Bは、例えば、軸部62aと、貫通孔71よりも大きい頭部62fとを備える。頭部62fには適宜の工具が装着される工具装着部62dが設けられている。例えば、頭部62fの外形が円柱状であるとともに、貫通孔71の外形が軸方向から見て円形である場合、頭部62fの外径は貫通孔71の直径よりも大きい。
なお、第1ケース31及び第2ケース32が一体化された状態にて、ねじ部材62Bの頭部62fと、貫通孔71の搭載台33側の開口端71aとは、軸部62aの軸方向に所定距離だけ離れている。
また、第2ケース32の支持部72には、第1ケース31及び第2ケース32の連結状態にてねじ部材62Bの頭部62fの一部が挿入される凹部72aが形成されてもよい。
(他の変形例)
上述した実施形態では、第2ケース32から突出する各制御側バスバー41,42が第1ケース31に設けられる各3相コネクタ28,29の接続部材46に抜き差しされるとしたが、これに限定されない。
例えば、各制御側バスバー41,42と各接続部材46との組み合わせの代わりに、平刃型又はピン型等の適宜の形状の差し込みプラグ(端子)と、差し込みプラグ(端子)が抜き差しされるプラグ受けとの組み合わせによって、各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45とが電気的に接続されるとともに機械的に固定されてもよい。
上述した実施形態では、第2ケース32から突出する各制御側バスバー41,42が第1ケース31に設けられる各3相コネクタ28,29の接続部材46に抜き差しされるとしたが、これに限定されない。
例えば、各制御側バスバー41,42と各接続部材46との組み合わせの代わりに、平刃型又はピン型等の適宜の形状の差し込みプラグ(端子)と、差し込みプラグ(端子)が抜き差しされるプラグ受けとの組み合わせによって、各制御側バスバー41,42と各電機側バスバー44,45とが電気的に接続されるとともに機械的に固定されてもよい。
また、例えば、各3相コネクタ28,29は第2ケース32に設けられてもよい。この場合、第2ケース32内にて各3相コネクタ28,29の接続部材46は各制御側バスバー41,42と接続されていればよい。第1ケース31から突出する各電機側バスバー44,44又は適宜の形状の差し込みプラグ(端子)は、第2ケース32に設けられる各3相コネクタ28,29の接続部材46に抜き差しされればよい。
上述した実施形態では、ねじ部材62は第1ケース31の搭載台33のねじ装着部61に装着されるとしたが、これに限定されない。
例えば、ねじ部材62は第2ケース32の適宜の部位に設けられたねじ装着部に装着されてもよい。この場合、第1ケース31は、第2ケース32のねじ装着部に装着されたねじ部材62の頭部62bに軸方向で臨む貫通孔が形成された部位を備えていればよい。
例えば、ねじ部材62は第2ケース32の適宜の部位に設けられたねじ装着部に装着されてもよい。この場合、第1ケース31は、第2ケース32のねじ装着部に装着されたねじ部材62の頭部62bに軸方向で臨む貫通孔が形成された部位を備えていればよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…車両、2…第1回転電機(回転電機)、2a…回転軸、3…第2回転電機(回転電機)、3a…回転軸、4…電力制御ユニット、8…回転電機ユニット、10…駆動ユニット、28…3相コネクタ(接続部材)、29…3相コネクタ(接続部材)、31…第1ケース(第1筐体)、32…第2ケース(第2筐体)、41…第1制御側バスバー(第2導電部材、端子部材)、42…第2制御側バスバー(第2導電部材、端子部材)、41a,42a…先端、41b,42b…接点、44…第1電機側バスバー(第1導電部材)、45…第2電機側バスバー(第1導電部材)、46…接続部材(受け部材)、61…ねじ装着部、62…ねじ部材、62a…軸部、62b…頭部、62c…フランジ部、62f…頭部、71…貫通孔、71a…開口端、72…支持部、81…装着部材、D…最大距離、LA…長さ、U1,V1,W1,U2,V2,W2…各端子、Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wb…各相端子。
Claims (4)
- 少なくとも1つの回転電機と、
前記少なくとも1つの回転電機の電力授受を制御する電力制御ユニットと、
前記少なくとも1つの回転電機と前記電力制御ユニットとの各々を収容する第1筐体及び第2筐体と、
前記少なくとも1つの回転電機の入出力部に接続される第1導電部材と前記電力制御ユニットの入出力部に接続される第2導電部材とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する差し込み型の接続部材と、
前記第1筐体に形成されたねじ装着部に装着される軸部及び前記第2筐体に形成された貫通孔に臨む頭部を有するねじ部材と
を備え、
前記ねじ部材は、前記貫通孔よりも大きいフランジ部、前記貫通孔よりも大きい前記頭部又は前記頭部に装着されるとともに前記貫通孔よりも大きい装着部材を備える
ことを特徴とする駆動ユニット。 - 前記接続部材は、端子部材と、前記端子部材が差し込まれる受け部材とを備え、
前記ねじ装着部は、前記軸部の全体を装着可能であり、
前記軸部の長さは、前記受け部材に差し込まれる前記端子部材の先端と前記受け部材及び前記端子部材の接点との間の最大距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動ユニット。 - 前記第1筐体及び前記第2筐体の一体的な連結状態にて、前記フランジ部、前記貫通孔よりも大きい前記頭部又は前記装着部材と、前記貫通孔の前記第1筐体側の開口端とは、前記軸部の軸方向に所定距離だけ離れている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動ユニット。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の駆動ユニットの組立方法であって、
前記第1筐体及び前記第2筐体の分離状態にて、前記ねじ部材を前記第1筐体に形成された前記ねじ装着部に装着する工程と、
前記ねじ部材の前記頭部を前記第2筐体に形成された前記貫通孔に臨ませながら、前記接続部材によって前記第1導電部材と前記第2導電部材とを、電気的に接続するとともに機械的に固定する工程と
を含む
ことを特徴とする駆動ユニットの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021011391A JP2022114914A (ja) | 2021-01-27 | 2021-01-27 | 駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021011391A JP2022114914A (ja) | 2021-01-27 | 2021-01-27 | 駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022114914A true JP2022114914A (ja) | 2022-08-08 |
Family
ID=82747376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021011391A Pending JP2022114914A (ja) | 2021-01-27 | 2021-01-27 | 駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022114914A (ja) |
-
2021
- 2021-01-27 JP JP2021011391A patent/JP2022114914A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9072189B2 (en) | Substrate unit | |
US11271500B2 (en) | Rotating electric machine drive unit | |
WO2020195788A1 (ja) | 機電一体型ユニット | |
JP5017997B2 (ja) | インバータ装置 | |
CN109698631B (zh) | 电力转换装置 | |
US11038367B2 (en) | Power supply apparatus for vehicle | |
US11394311B2 (en) | Power conversion apparatus | |
JP2022114914A (ja) | 駆動ユニット及び駆動ユニットの組立方法 | |
CN110718997B (zh) | 驱动单元 | |
US20200358333A1 (en) | Rotating electric machine drive unit | |
JP2008289243A (ja) | バスバーの締結構造 | |
JP7390277B2 (ja) | 回転電機ユニット | |
JP2020039242A (ja) | 駆動ユニット | |
JP2012239255A (ja) | 電力変換装置 | |
JP6786463B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP7322835B2 (ja) | 電力変換装置 | |
WO2022074986A1 (ja) | 電気製品の製造方法、および、電気製品 | |
US20230318477A1 (en) | Electric power conversion device | |
WO2021210306A1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP7263766B2 (ja) | 電力変換装置 | |
CN209544154U (zh) | 电化学池 | |
JP4613798B2 (ja) | コネクタの組付け構造、電気機器ユニットおよびその製造方法 | |
JP2020202211A (ja) | 素子ユニット及び素子ユニットの製造方法 | |
JP2021180541A (ja) | 電力変換装置 | |
CN119727303A (zh) | 用于制造电机的电路装置的方法、电路装置的功率半导体模块以及相应的电路装置 |