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JP2022101471A - 発光装置 - Google Patents

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JP2022101471A
JP2022101471A JP2021181461A JP2021181461A JP2022101471A JP 2022101471 A JP2022101471 A JP 2022101471A JP 2021181461 A JP2021181461 A JP 2021181461A JP 2021181461 A JP2021181461 A JP 2021181461A JP 2022101471 A JP2022101471 A JP 2022101471A
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light emitting
incident
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emitting device
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JP2021181461A
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卓弥 橋本
Takuya Hashimoto
創一郎 三浦
Soichiro Miura
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

Figure 2022101471000001
【課題】光検出器を備え、小型化された発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置100は、第1発光素子20と、第2発光素子20と、第1発光素子から出射された光の一部を受ける第1受光領域53と、第2発光素子から出射された光の一部を受ける第2受光領域53と、を含む受光面52が上面に設けられた光検出器50と、第1発光素子及び第2発光素子から出射された光が入射する1または複数の入射面41と、1または複数の入射面に入射した光が出射される1または複数の出射面42と、を有し、上面視で、一部あるいは全部が光検出器の上面と重なるように配置される1または複数のレンズ部材40と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、発光装置に関する。
従来、発光素子から出射された光の一部を光電変換素子で受光し、その受光結果に基づいて光学制御を行う光学ユニットが知られている。例えば、特許文献1には、光源と、光源から出射される光をコリメートするコリメータレンズと、コリメータレンズを保持するホルダと、光検出器とを備える光ヘッドが開示されている。この光ヘッドにおいて、ホルダに設けられた反射面で反射した光が光検出器に入射する。その受光結果は光源の出力のフィードバック制御に用いられる。
特開2005-203074号公報
光検出器を備え、小型化された発光装置を提供する。
本開示の発光装置は、例示的で非限定的な実施形態において、第1発光素子と、第2発光素子と、前記第1発光素子から出射された光の一部を受ける第1受光領域と、前記第2発光素子から出射された光の一部を受ける第2受光領域と、を含む受光面が上面に設けられた光検出器と、前記第1発光素子及び第2発光素子から出射された光が入射する1または複数の入射面と、前記1または複数の入射面に入射した光が出射される1または複数の出射面と、を有し、上面視で、一部あるいは全部が前記光検出器の上面と重なるように配置される1または複数のレンズ部材と、を備える発光装置。
本開示による発光装置によれば、光検出器を備えた小型の発光装置を提供できる。
図1は、本開示の実施形態に係る発光装置の斜視図である。 図2は、本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの一部を除いた状態の斜視図である。 図3は、本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの一部を除いた状態の上面図である。 図4は、図1のIV-IV断面線における断面図である。 図5は、パッケージの内部の配線例を例示する上面図である。 図6は、第2基板の上面図である。 図7は、光学部材の斜視図である。 図8は、光検出器の接合面の上面図である。 図9は、図3における部分Xの拡大上面図である。 図10Aは、図3における部分Xの他の拡大上面図である。 図10Bは、図3における部分Xの更なる他の拡大上面図である。 図11は、発光素子から出射される主要部分の光、及び周辺部分の光のうちの代表的な光が進む様子を模式的に示す図である。 図12は、主として、複数の傾斜面を含む入射回避面を有するレンズ部材の構造例を示す断面図である。 図13は、本開示の実施形態に係る発光装置の変形例を示す断面図である。 図14は、ビームコンバイナをさらに備える本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの一部を除いた状態の斜視図である。 図15は、ビームコンバイナをさらに備える本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの一部を除いた状態の上面図である。 図16は、本開示の実施形態に係る発光装置を備えるヘッドマウントディスプレイの構成例を模式的に示す側面図である。
本明細書または特許請求の範囲において、三角形、四角形などの多角形は、数学的に厳密な意味の多角形に限定されず、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含むものとする。また、多角形の隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本明細書および特許請求の範囲で記載される“多角形”に含まれる。
多角形に限らず、台形や円形や凹凸など、特定の形状を表す言葉についても同様である。その形状を形成する各辺を扱う場合も同様である。つまり、ある辺において、隅や中間部分に加工が施されていたとしても、“辺”には加工された部分も含まれる。部分的な加工のない“多角形”や“辺”を、加工された形状と区別する場合は“厳密な”を付して、例えば、“厳密な四角形”などと記載するものとする。
本明細書または特許請求の範囲において、「垂直」または「平行」という用語は、±5°以内の誤差を含む。
本明細書または特許請求の範囲において、ある名称によって特定される要素が複数あり、それぞれの要素を区別して表現する場合に、要素のそれぞれの頭に“第1”、“第2”などの序数詞を付記することがある。例えば、請求項では「発光素子が基板上に配されている」と記載されている場合、明細書中において「第1発光素子と第2発光素子とが基板上に配列されている」と記載されることがある。第1”および“第2”の序数詞は、単に2個の発光素子を区別するために使用されている。これらの序数詞の順序に特別の意味はない。同一の序数詞が付された要素名が、明細書と特許請求の範囲との間で、同一の要素を指さない場合がある。例えば、明細書において“第1発光素子”、“第2発光素子”、“第3発光素子”の用語で特定される要素が記載されている場合、特許請求の範囲における“第1発光素子”および“第2発光素子”が、明細書における“第1発光素子”および“第3発光素子”に相当することがある。また、特許請求の範囲に記載された請求項1において、“第1発光素子”の用語が使用され、“第2発光素子”の用語が使用されていない場合、請求項1に係る発明は、1個の発光素子を備えていればよく、その発光素子は、明細書中の“第1発光素子”に限定されず、“第2発光素子”または“第3発光素子”であり得る。
本明細書または特許請求の範囲において、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向または位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品、製造装置等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。
図面に示される要素または部材の寸法、寸法比率、形状、配置間隔等は、わかり易さのために誇張されている場合がある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略することがある。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。実施形態は、本発明の技術思想が具体化されたものではあるが、本発明を限定するものではない。実施形態の説明で示される数値、形状、材料、ステップ、そのステップの順序などは、あくまでも一例であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の改変が可能である。以下の説明において、同一の名称、符号によって特定される要素は、同一または同種の要素であり、それらの要素について重複した説明を省略することがある。
本実施形態に係る発光装置100を説明する。図1から図10Bは、発光装置100の例示的な一形態を説明するための図面である。図1は、本実施形態に係る発光装置100の斜視図である。図2は、パッケージ内部の構成がわかるように発光装置100からパッケージ10の一部を除いた状態の斜視図である。図3は、図2と同様の状態の上面図である。図4は、図1のIV-IV断面線における断面図である。図5は、パッケージ10の内部の配線例を示す上面拡大図である。図6は、第2基板90の上面図である。図7は、レンズ部材40の斜視図である。図8は、光検出器50の接合面51の平面図である。図9は、図3における部分Xの拡大図である。図10Aは、図3における部分Xの他の拡大図である。図10Bは、図3における部分Xの更なる他の拡大図である。
説明の便宜上、二次元平面内において、互いに直交する1D及び2Dの矢印が図面に記載されており、この矢印の示す方向を、1D方向及び2D方向と記載することとする。同じ実施形態に係る複数の図面間で、1D及び2Dは対応している。図面が複雑になることを避けるために、図2、図3及び図4において、保護素子60A、及びパッケージ10の内部の配線は省略されている。図3における部分Xを示す破線は、説明の便宜上の仮想線である。図3、図5において、発光素子20から出射される主要部分の光が点線で示されている。図7において、レンズ部材40を貫通するレンズ面の光軸40Lが二点鎖線で示されている。
本実施形態に係る発光装置100は、パッケージ10、1または複数の発光素子20、1または複数のサブマウント30、1または複数のレンズ部材40、光検出器50、1または複数の保護素子60A、温度測定素子60B、及び、基板90を含む複数の構成要素を備える。
図示される発光装置100の例では、パッケージ10の内部の空間に、3つの発光素子20、3つのサブマウント30が配置されている。レンズ部材40及び光検出器50がパッケージ10の外側に配置されている。3つの発光素子20から出射された発散光は、それぞれ、パッケージ10の光取出面10Aから外部側方に出射された後、3つのレンズ部材40によってそれぞれコリメートされる。
まず、各構成要素について説明する。
(パッケージ10)
パッケージ10は、実装面11Mが含まれる基部11と、実装面11Mを囲う側壁部12と、を有する。基部11の実装面11Mは、他の構成要素が配される領域である。また、パッケージ10は、基板15と、基板15に固定されるキャップ16と、を有する。基部11は基板15に含まれており、側壁部12はキャップ16に含まれている。なお、以降では、基板15と基板90を区別するため、それぞれ、第1基板15、第2基板90と称することがある。
図示される例において、キャップ16は、実装面11Mに配された他の構成要素を間に挟んで実装面11Mと対向する上部(蓋部分)と、実装面11Mに配された他の構成要素を囲う側部(枠部分)とを含む。キャップ16の側部は側壁部12を含む。なお、側壁部12は、キャップ16の一部として構成されなくてもよい。例えば、パッケージ10は、基部11と側壁部12が一体となった1つの部材と、上部を有する他の1つの部材と、で構成されるパッケージに代えることもできる。
基部11の実装面11Mの法線方向から見る上面視で、基部11及びキャップ16の外形は、いずれも矩形である。これらの外形は、いずれも矩形である必要はなく、四角形以外の多角形、または、一部もしくは全部に曲線、屈曲、または凹凸が含まれる形状であってもよい。
基部11は、1以上の上面を有する。基部11が有する1以上の上面には、実装面11Mが含まれる。基部11が有する1以上の上面には、実装面11Mに配置される1または複数の構成要素を囲う周辺領域11Pを有する上面が含まれる。図示される発光装置100の例においては、周辺領域11Pは、実装面11Mを有する上面と同じ上面に設けられている。なお、実装面11Mと周辺領域11Pは同じ平面になくてもよく、例えば、実装面11Mと周辺領域11Pとが高低差を有する異なる上面に設けられてもよい。
周辺領域11Pは、キャップ16が接合される領域である。周辺領域11Pは、上面視で、基部11の外形と、実装面11Mにおいて複数の構成要素を配置するための配置領域との間に設けられる。図示される発光装置100の例では、上面視で実装面11Mの配置領域はおよそ矩形であり、周辺領域11Pは配置領域を囲う矩形環状に設けられている。周辺領域11Pの上面には、キャップ16の側部の下面が接合される。周辺領域11Pには、キャップ16との接合のための金属膜が配され得る。
図4に例示されるように、パッケージ10は、高い透光性を有する領域である透光性領域13を有する。また、パッケージ10は、透光性領域13が含まれる光取出面10Aを有する。この光取出面10Aは、パッケージ10の側壁部12における1または複数の外側面のうちの1面に含まれる。なお、高い透光性を有するとは、そこに入射する主要な光の透過率が80%以上である性質を意味する。例えば、青色光を主要な光とする場合は青色光に対する透過率が80%以上であれば高い透光性を有するといえ、赤外光を主要な光とする場合は赤外光に対する透過率が80%以上であれば高い透光性を有するといえる。
パッケージ10は、1または複数の外側面において、透光性領域13以外の透光性領域を有していてよい。また、パッケージ10は、一部に非透光性の領域(高い透光性を有していない領域)を有していてもよい。図示される例において、パッケージ10は、矩形に応じた4つの外側面を有し、また、4面全てが透光性を有しているが、光取出面10Aは1面のみである。
キャップ16は、その全体が透光性材料で形成されていてもよいし、側部のみが透光性材料で形成されてもよい。光取出面10Aを含む一部分が第1透光性材料から形成され、その他の部分が第2透光性材料または非透光性材料から形成されてもよい。
キャップ16は、上部と側部とが一体となって形成され得る。例えば、ガラス、プラスチック、石英などの透光性材料から、成形またはエッチングなどの加工技術を利用して、例えば箱型形状などの所望の形状を有するキャップ16を作製することが可能である。キャップ16は、異なる材料を主材料として別個に形成された上部と側部とを接合して形成してもよい。例えば、上面部は単結晶または多結晶シリコンを主材料とし、側面部はガラスを主材料とすることができる。
図示される発光装置100の例において、光取出面10Aは、実装面11Mが拡がる方向に対して垂直である。光取出面10Aは、実装面11Mが拡がる方向に対して垂直である必要はなく、傾斜していてもよい。
複数の配線領域14が実装面11Mに設けられる。複数の配線領域14は、基部11の内部を通り、基部11の下面に設けられた配線領域と電気的に接続され得る。配線領域14に電気的に接続される配線領域は、基部11の下面に限らず、実装面11Mの配置領域の外側であれば、基部11の他の外表面(上面または外側面)に設けることができる。複数の配線領域14は、金属などの導電体から形成され、パターニングされた膜または層であり得る。複数の配線領域14には、対となって構成される2つの配線領域を1セットとした場合に、複数セットの配線領域が含まれ得る。1つのセットを構成する2つの配線領域は、1つの構成要素と電気的に接続され、パッケージ10の外部から電源供給を受けるために利用される。
基部11は、セラミックを主材料として形成することができる。基部11に用いられるセラミックの例は、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、炭化ケイ素などを含む。また、基部11は、配線領域14と基部11の下面に設けられた配線領域とを電気的に接続する金属ビアを内部に有するセラミック基板から形成され得る。
パッケージ10は、例えば、高さが2.5mm以下、上面視で、矩形形状の外形における1辺の長さが8mm以下の寸法を有し得る。また、例えば、高さが2mm以下、上面視で、矩形形状の外形における1辺の長さが4mm以下の寸法を有し得る。
(発光素子20)
発光素子20は、光出射面21から光を出射する。発光素子20の例は、半導体レーザ素子である。発光素子20は、上面視で長方形の外形を有し得る。発光素子20が端面出射型の半導体レーザ素子である場合、上面視で長方形の2つの短辺のうちの一辺を含む側面が、光の出射端面であり、光出射面21である。この例において、発光素子20の上面及び下面は、光出射面21よりも面積が大きい。発光素子20は、端面出射型の半導体レーザ素子に限定されず、面発光型の半導体レーザ素子、または発光ダイオード(LED)であってもよい。
発光素子20は、1のエミッタを有するシングルエミッタである。発光素子20は、2つ以上のエミッタを有するマルチエミッタであってもよい。発光素子20の光出射面21から出射される光は、拡がりを有する発散光である。なお、発散光でなくてもよい。
発光素子20が半導体レーザ素子の場合、半導体レーザ素子から出射される光(レーザ光)は、光出射面21に平行な面において楕円形状のファーフィールドパターン(以下、「FFP」という。)を形成する。FFPとは、光出射面から離れた位置における出射光の形状や光強度分布である。複数のエミッタを有する発光素子20においては、各エミッタから、楕円形状のFFPの光が出射される。
FFPの楕円形状の中心を通る光、言い換えると、FFPの光強度分布においてピーク強度の光を、光軸を進む光、あるいは、光軸を通る光と呼ぶものとする。また、光軸を進む光の光路を、その光の光軸と呼ぶものとする。
ここで、FFPの光強度分布に基づき、ピーク強度値に対して所定の強度比以上の強度を有する光を「主要部分」の光と呼び、所定の強度比未満の強度を有する光を、「非主要部分」の光と呼ぶものとする。なお、所定の強度比は、0%より大きく50%以下である。例えば、所定の強度比を50%とすることができる。また例えば、所定の強度比を1/eとすることができる。
半導体レーザ素子である発光素子20から出射される光のFFPの楕円形状において、楕円の短径方向を遅軸方向、長径方向を速軸方向というものとする。半導体レーザ素子を構成する活性層を含んだ複数の層は、例えば、速軸方向に積層される。FFPの光強度分布に基づき、光強度分布の半値全幅または1/eに相当する角度を、その半導体レーザ素子の光の拡がり角とする。
発光素子20として、例えば、青色の光を出射する半導体レーザ素子、緑色の光を出射する半導体レーザ素子、または、赤色の光を出射する半導体レーザ素子などを採用することができる。また、これら以外の光を出射する半導体レーザ素子を採用してもよい。
ここで、青色の光は、その発光ピーク波長が420nm~494nmの範囲内にある光をいうものとする。緑色の光は、その発光ピーク波長が495nm~570nmの範囲内にある光をいうものとする。赤色の光は、その発光ピーク波長が605nm~750nmの範囲内にある光をいうものとする。
青色の光を発する半導体レーザ素子、または、緑色の光を発する半導体レーザ素子として、窒化物半導体を含む半導体レーザ素子が挙げられる。窒化物半導体としては、例えば、GaN、InGaN、及びAlGaNを用いることができる。赤色の光を発する半導体レーザ素子として、InAlGaP系やGaInP系、GaAs系やAlGaAs系の半導体を含むものが挙げられる。
(サブマウント30)
サブマウント30は、2つの接合面を有し、直方体の形状で構成される。一方の接合面の反対側に他方の接合面が設けられる。2つの接合面は、それぞれ、サブマウント30の上面30M及び下面である。2つの接合面の間の距離が他の対向する2面の間の距離よりも短い。サブマウント30の形状は直方体に限らなくてよい。サブマウント30は、例えば、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、または炭化ケイ素を用いて形成することができる。サブマウント30の下面には、接合のための金属膜が設けられている。一方、サブマウント30の上面30Mには、他の構成要素に電気的に接続される複数の配線領域31が設けられ得る。
(レンズ部材40)
レンズ部材40は、入射面41と、入射面41に入射した光が出射される出射面42と、を有する。レンズ部材40の入射面41および/または出射面42にレンズ面が形成され得る。図7に示される例において、レンズ部材40は平面の入射面41及びレンズ面の出射面42を有する。入射する光がコリメートされて出射するように、レンズ部材40は形成される。なお、図7に示されるレンズ部材40の形状はあくまでも例示であり、本開示のレンズ部材はこの形状に限定されない。レンズ部材の形状は、例えば加工のし易さなどを考慮して適宜決定され得る。
レンズ部材40の入射面41および/または出射面42に、反射防止膜または保護膜などの光学膜が設けられ得る。レンズ部材40には、複数のレンズ面が形成され得る。
レンズ部材40は、透光性を有する材料、例えばガラスまたはプラスチックから形成され得る。レンズ部材40の光が透過しない部分の形状は任意であるが、他の構成要素に固定され得る形状を有していることが好ましい。図7に示されるレンズ部材40の例において、レンズ部材40は、平坦な領域を有する下面43を有している。レンズ部材40のレンズ面の光軸40Lと下面43とは平行である。また、レンズ部材40の下面43は接合領域として機能し得る。
ここで、図4を参照して、3つの仮想的な平面P1、P2及びP3を定義する。図4において、それらの3つの平面P1、P2及びP3は二点鎖線で示されている。第1平面P1は、レンズ部材40の入射面41を含み、かつ、その面に平行な面で規定される。第2平面P2は、レンズ部材40の下面43を含み、かつ、その面に平行な面で規定される。第3平面P3は、レンズ部材40の入射回避面45を含み、かつ、その面に平行な面で規定される。
レンズ部材40は、1または複数の入射回避面45を有し得る。入射回避面45は、下面43よりも上方に形成される。入射回避面45は、入射面41よりも出射面42側に形成される。なお、入射面41よりも出射面42側から、入射面41よりも出射面42側と反対側にまで亘って、入射回避面45が形成されてもよい。入射回避面45は、下面43と交わり上方に延びる2つの側面と交わる。
レンズ部材40は、他の部材に固定するための接合面を含むことが好ましい。図7に示されるレンズ部材40の例において、下面43が接合面として機能する。なお、下面43以外の面が接合面として機能してもよい。
図7は、レンズ部材40が有する入射回避面45が1つである例を示している。なお、詳細は後述するが、図12は、レンズ部材40が有する入射回避面45が複数である例を示している。図7に示されるレンズ部材40の例において、入射回避面45は、入射面41と交わり、入射面41から連続し、かつ、入射面41に対して斜めに形成される。また、入射回避面45は、入射面41と交わり、かつ、レンズ面の光軸40Lまたは下面43に対して所定の角度で傾斜する。入射回避面45は下面43にも交わる。レンズ面の光軸40Lを通り第2平面Pに垂直な断面視で(例えば図4の断面を参照)、第2平面P2を基準とした時計回りの角度で規定される傾斜角度の範囲は、例えば20°以上30°以下であり得る。
レンズ部材40において、入射回避空間46が画定される。図4に示されるように、入射回避空間46は、第1平面P1、第2平面P2、及び入射回避面45に囲まれる空間である。また、入射回避空間46はさらに、それぞれが入射回避面45と交わる2つの対向する側面に囲まれる空間である。図示される発光装置100の例において、入射回避空間46はくさびの形状を有する。ただし、入射回避空間46の形状はこれに限定されない。図示される発光装置100の例において、下面43はU字の形状を有している。ただし、下面43はこの形状に限定されない。
入射回避面45は、一部に反射面を有し得る。反射面の反射率は、入射回避面45に入射する光のピーク波長に対して、例えば99%以上であり、100%に近くなることが好ましい。
(光検出器50)
光検出器50は、接合面51と、受光面52と、1または複数の側面とを有する。受光面52の反対側に位置する面が、接合面51となる。なお、接合面51の位置はこれに限らない。光検出器50の上面が受光面52として機能する。光検出器50の外形は直方体である。なお、その外形は直方体とは異なる外形であってもよい。
受光面52には、1または複数の受光領域53が設けられる。受光面52には、互いに電気的に分離された複数の受光領域53が設けられ得る。1または複数の受光領域53のそれぞれは、入射光の強度または光量に応じて電気信号を出力する光電変換素子の受光面である。このような光電変換素子の典型例は、フォトダイオードである。
図示される光検出器50の例において、受光面52には、複数の受光領域53が設けられている。また、受光面52には、3つの受光領域53が設けられている。ただし、受光領域53の数は3つに限定されない。複数の受光領域53は、所定の間隔をあけて並べて配される。複数の受光領域53は、1D方向に並べて配される。言い換えれば、1D方向は、受光面52において複数の受光領域53が並ぶ方向ということができ得る。
受光面52の外形の例は矩形である。図示される光検出器50の例において、受光面52の2D方向の長さは、1D方向の長さよりも短い。ただし、光検出器50の受光面52の第1方向の長さと第2方向の長さとは同じであってもよい。または、受光面52の第2方向の長さが、第1方向の長さよりも長くてもよい。
受光領域53は、受光面52において矩形の外形を有している。受光領域53の形状は、矩形に限らず、受光面52に入射する光の形状に応じて適宜設計され得る。図示される光検出器50の例では、各受光領域53は長方形の外形を有している。矩形を構成する四辺のうちの二辺(長方形の場合は短辺)は1D方向に平行であり、他の二辺(長方形の場合は長辺)は2D方向に平行である。
複数の受光領域53のそれぞれにおいて、第1方向の長さ(X1、X2、X3)よりも、第2方向の長さ(Z1、Z2、Z3)が長い。図示される光検出器50の例において、複数の受光領域53は同じサイズ(形状及び大きさ)であるが、同じサイズでなくてもよい。
図8に例示されるように、光検出器50は、1または複数の配線領域54を有する。図示される例において、1または複数の配線領域54は接合面51に設けられている。なお、1または複数の配線領域54は接合面51以外の面、例えば側面に設けられていてよい。それぞれの配線領域54は受光領域53に電気的に接続される。配線領域54は、金属などの導電体から形成され、パターニングされた膜または層であり得る。光検出器50は、接合面51に設けられた複数の配線領域54を介して外部回路に電気的に接続され得る。
(保護素子60A)
保護素子60Aは、特定の素子(例えば発光素子20)に過剰な電流が流れて破壊されてしまうことを防ぐための回路要素である。保護素子60Aの典型例は、ツェナーダイオードなどの定電圧ダイオードである。ツェナーダイオードとしては、Siダイオードを採用できる。
(温度測定素子60B)
温度測定素子60Bは、周辺の温度を測定するための温度センサとして利用される素子である。温度測定素子60Bの例はサーミスタである。
(配線70)
配線70は、両端を接合部とする線状の形状を有する導電体から構成される。言い換えると、配線70は、線状部分の両端に、他の構成要素に接合する接合部を有する。配線70は、例えば、金属のワイヤである。金属の例は、金、アルミニウム、銀、銅などを含む。
(第2基板90)
第2基板90は、発光装置100の構成要素を支持し、これらの構成要素に含まれる電子部品と電気的に接続し得る構造を有している。第2基板90は、発光装置100の構成要素以外の要素、電子部品または光学部品を支持していてもよい。
第2基板90は、図6に例示されるように、複数の接合領域91を有している。接合領域91には、他の構成要素との接合のための金属膜が形成され得る。また、他の構成要素に電気的に接続する1または複数の配線領域95が第2基板90の上面に形成され得る。例えば、配線領域95は、第2基板90の内部を通り、第2基板90の下面に設けられた配線領域と電気的に接続され得る。なお、第2基板90の上面には、さらに接合領域や配線領域が設けられていてもよい。
第2基板90は、セラミックを主材料として形成することができる。第2基板90に用いられるセラミックの例は、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、炭化ケイ素などを含む。
第2基板90は、底面99Mを有する凹部99を有し得る。凹部99は、他の構成要素を収容することが可能である。他の構成要素は、底面99Mに実装され得る。凹部99は、他の構成要素の外形に適合するように形成され、上面視で矩形の形状を有する。第2基板90の実装面90Mと凹部99の底面99Mとの間に段差があり、底面99Mは、実装面90Mよりも基板の厚さ方向において下方に位置する。また、他の構成要素に電気的に接続する配線領域96が底面99Mに設けられている。例えば、配線領域96は、配線領域95と同様に、第2基板90の内部を通り、第2基板90の下面に設けられた配線領域と電気的に接続され得る。配線領域96は、金属などの導電体から形成され、パターニングされた膜または層であり得る。
図示される第2基板90の例において、複数の接合領域91が、第2基板90の実装面90Mにおける凹部99を間に挟んだ両側の領域に設けられている。両側の領域の一方に、複数の接合領域91が間隔を空けて並んで配置され、両側の領域の他方に、複数の接合領域91が間隔を空けて並んで配置されている。ただし、両側の領域のそれぞれに、複数の接合領域91を配置する代わりに、1つの接合領域91を配置することが可能である。
(発光装置100)
次に、発光装置100について説明する。
発光装置100において、1または複数の発光素子20は、パッケージ10の内部に配される。1または複数の発光素子20は、第1基板15の実装面11Mに配され、パッケージ10の側壁部12に囲まれる。図示される発光装置100の例において、複数の発光素子20が、パッケージ10の内部に配されている。
1または複数の発光素子20は、1または複数のサブマウント30を介して実装面11Mに配される。各発光素子20が、サブマウント30を介して実装面11Mに配される。1または複数のサブマウント30は、パッケージ10の内部に配される。1つの発光素子20が、1つのサブマウント30に配される。ただし、複数の発光素子20を、1つのサブマウント30に配してもよい。また、いずれの発光素子20も、サブマウント30を介さずに実装面11Mに配されてよい。サブマウント30を利用することで、実装面11Mから発光素子20の発光点までの高さを高くすることができる。
図示される発光装置100は、3つの発光素子20を備えている。3つの発光素子20は、それぞれ、赤色の光、緑色の光及び青色の光を出射する。ただし、発光装置100が備える発光素子20の個数は3つに限定されず、2つや4つ以上であり得る。3つの発光素子20はいずれも半導体レーザ素子である。図示される発光装置100では、緑色の光を放射する発光素子20が中央に配置される。この発光素子20の両隣に、赤色の光を放射する発光素子20と、青色の光を放射する発光素子20とが配置される。ただし、RGB3色の並びは、この配置に限定されない。
以降、説明の便宜上、複数の発光素子20に含まれる2つの発光素子20を、第1発光素子20及び第2発光素子20と記載することとする。また、3つの発光素子20を、第1発光素子20、第2発光素子20、及び、第3発光素子20と記載することとする。また、図示される発光装置100の例においては、中央に配置される発光素子20を第1発光素子20とし、第1発光素子20の両隣に配置される2つの発光素子20をそれぞれ、第2発光素子20、第3発光素子20と記載することとする。
図示される発光装置100の例において、複数の発光素子20は、並べて配置される。複数の発光素子20は、1D方向に並べて配される。複数の発光素子20は、光出射面から2D方向に進む光を出射する。2D方向に進む光は、例えば、発光素子20から出射される光軸を進む光であり得る。複数のサブマウント30は、1D方向に沿って間隔を空けて並んでいる。サブマウント30は、一方の接合面である上面30Mにおいて発光素子20に接合する。また、反対側の他方の接合面、つまり下面は第1基板15の実装面11Mに接合する。
各発光素子20は、光出射面21がパッケージ10の光取出面10Aを向くように配置される。図示される発光装置100の例において、上面視で、複数の発光素子20の発光点は第1方向に平行な一直線上に配される。隣り合う2つの発光素子20の発光点の間隔は、例えば200μm以上3000μm以下に調整し得る。
図5に示される配線例において、複数の配線領域14は、光出射面21の反対側に位置する発光素子20の背面の側において、複数の発光素子20が配置される領域と周辺領域11Pとの間の領域に設けられている。複数の配線領域14は3つの一対の配線領域14を含む。3つの一対の配線領域14は、第1方向に沿って配置される。
発光装置100において、1または複数の保護素子60Aは、パッケージ10の内部に配される。各保護素子60Aは、第1基板15の実装面11Mに配される。ただし、少なくとも1つの保護素子60Aが、パッケージ10の外部に配されてもよい。保護素子60Aは発光素子20を保護するために配される。発光装置100において、1の発光素子20に対し、1の保護素子60Aが設けられる。つまり、発光素子20の数と同数の保護素子60Aが配される。
図5に示される配線例において、複数の保護素子60Aは、3つの発光素子20に対応した3つの保護素子60Aを含む。3つの保護素子60Aは第1基板15の実装面11Mに配される。1つの発光素子20に係る一対の配線領域14に1つの保護素子60Aが実装される。より詳しく説明すると、保護素子60Aは、一対の配線領域14を跨ぐようにして、それぞれの配線領域14の上に配置される。
発光素子20のp側電極及びn側電極の一方が、サブマウント30の上面30Mに設けられる配線領域31に電気的に接続される。配線70の一端は配線領域31に接合され、配線70の他端は、第1基板15の実装面11Mに設けられた一対の配線領域14の一方に接合される。また、別の配線70の一端は、発光素子20のp側電極及びn側電極の他方に接合され、別の配線70の他端は、実装面11Mに設けられた一対の配線領域14の他方に接合される。
上面視で、サブマウント30の第1方向に対になっている2つの側面のそれぞれを含む2つの仮想的な平面の間に、このサブマウント30に配される発光素子20を保護する保護素子60Aが配される。また、第1方向に隣り合う2つのサブマウント30のうちの少なくとも一方のサブマウント30に配される発光素子20に係る配線70が配線領域14に接合される接合箇所は、この2つのサブマウント30の対向する2つの側面のそれぞれを含む2つの仮想的な平面の間に、設けられる。このように、配線領域14に保護素子60A及び配線70を接続させることで、発光装置100の1D方向の長さを抑えることができる。
1または複数の発光素子20はそれぞれ、パッケージ10の側方に向かって光を出射する。1または複数の発光素子20はそれぞれ、光出射面21から、光取出面10Aの方向に向かって発散光を出射する。光出射面21から出射される光軸を進む光は、実装面11Mと平行に進む。発光素子20から出射されてパッケージ10の側壁部12の透光性領域13を透過した光は、光取出面10Aから側方へと出射される。
パッケージ10は、光取出面10Aから1または複数の発散光を出射する。光取出面10Aから出射される光の光軸は、2D方向に平行である。光取出面10Aから出射される光の光軸は、光取出面10Aに対して垂直である。光取出面10Aから出射される1または複数の発散光はそれぞれ、1または複数の発光素子20の互いに異なる発光素子20から出射された光である。なお、発散光は進むほど照射領域が大きくなる。そこで、発散光の照射領域を、中心部分と、中心部分を囲う周辺部分とに分けて捉えることがある。例えば、発散光の中心部分を主要部分の光が照射される領域とし、発散光の周辺部分を非主要部分の光が照射される領域とすることができる。
図示される発光装置100の例では、光取出面10Aから出射される複数の発散光の、光取出面10Aにおける照射領域の中心部分は、互いに重ならない。所定の強度比を1/eとした主要部分の光が照射される領域を中心部分とした場合にも、これは満たされる。従って、少なくとも、所定の強度比が1/e以上50%以下の範囲でこれは満たされるといえる。
発光装置100において、パッケージ10の内部には封止された閉空間が作り出される。第1基板15とキャップ16とを所定の雰囲気下で接合することにより、パッケージ10の内部に気密封止された閉空間が作り出される。発光素子20が配される空間を気密封止することにより、集塵による品質劣化を抑制することができる。
発光装置100において、第2基板90に、パッケージ10が実装される。また、パッケージ10の第1基板15が、第2基板90に実装される。第1基板15の複数の配線領域14、及び、第2基板90の複数の配線領域95を介して、第1基板15の実装面11Mに配された各種の電子部品は、発光装置100の外部の回路に電気的に接続され得る。
発光装置100において、光検出器50は、第2基板90に配置される。光検出器50はパッケージ10の外部に配置される。光検出器50は、光取出面10Aの側方において、受光面52を上に向けて配置される。光検出器50は、光取出面10Aから側方へと出射された発散光を、部分的に受光する。光検出器50は、周辺部分の光を受光する。光検出器50は、発散光のうち、下方に進む光を受光する。
受光面52は、実装面11Mに平行な仮想平面であって、光取出面10Aから出射される発散光のうち実装面11Mに平行な方向に進む光が含まれる仮想平面よりも下方に設けられる。受光面52は、実装面11Mを含む仮想的な平面よりも下方に設けられる。受光面52は、パッケージ10の下面を含む仮想的な平面よりも下方に設けられる。受光面52は、実装面90Mを含む仮想的な平面上か、この平面よりも下方に設けられる。これにより、光取出面10Aから下方に進む光を受光させることができる。なお、受光面52は、パッケージ10の下面を含む仮想的な平面よりも上方に設けられてもよい(例えば、後述する図13の形態)。
光検出器50は、第2基板90に設けられた凹部99に収容される。凹部99に収容されるように光検出器50を配置することで、受光面52を低い位置に配することができる。そのため、受光面52から発光素子20の発光点までの十分な高さを確保しやすくなる。これにより、発散光を受光しやすくなる。
凹部99の底面99Mに設けられた1または複数の配線領域96は、光検出器50が凹部99に収容された状態で、光検出器50の接合面51に設けられた1または複数の配線領域54に電気的に接合する。このようにすることで、第2基板90の実装面90Mにおける光検出器50の周辺に、配線領域96を設けることが不要となり、発光装置100の小型化に寄与し得る。1または複数の受光領域53は、光取出面10Aから出射される1または複数の発散光を受光する。各受光領域53は、互いに異なる発散光を受光する。受光面52には、1または複数の発光素子20に1対1に対応して、1または複数の受光領域53が設けられる。上面視で、発散光の光軸が、この発散光の一部を受光する受光領域53を通過するように、各受光領域53が設けられる。
発光装置100は、少なくとも1以上の光検出器50を備える。例えば、発光装置100は、複数の光検出器50を配し、これによって複数の受光領域53を設けてもよい。例えば、1つの光検出器50に1つの発散光のための受光領域53を設けてもよい。発光装置100に備わる1以上の光検出器50は、1または複数の受光面を有し、複数の受光領域53が設けるように構成することができる。
発光装置100において、1または複数のレンズ部材40は、第2基板90に配置される。各レンズ部材40の下面43が、第2基板90の実装面90Mに接合される。各レンズ部材40は、光取出面10Aの側方に配置される。1または複数のレンズ部材40は、その入射面41と、光取出面10Aとが対向するように配置される。1または複数のレンズ部材40のレンズ面の光軸40Lは、光取出面10Aに対して垂直である。1または複数のレンズ部材40の入射面41には、1または複数の発光素子20のそれぞれの光軸を通る光が入射する。なお、レンズ面の光軸40Lは、光取出面10Aに対して必ずしも垂直でなくてもよい。
光取出面10Aから入射面41までの距離は、0.2mm以上0.5mm以下であることが好ましい。またあるいは、光取出面10Aから入射面41までの距離は、光出射面21から光取出面10Aまでの距離よりも小さいことが好ましい。このようにレンズ部材40を配置することで、発散光を取り込むためにレンズ部材40の形状が大型化するのを抑えることができる。
2D方向に関し、光出射面10Aと入射面41との間に他の構成要素は配置されない。つまり、光出射面10Aから2D方向に進み入射面41を通るあらゆる直線は、いずれの構成要素も通過しない。なお、光出射面10A及び入射面41上に成膜される膜(反射防止膜など)については、ここでは光出射面10A及び入射面41の一部とみなす。
レンズ部材40は、下面43が光検出器50の受光面52に対向するように光検出器50の上方に配置される。レンズ部材40は、上面視で、一部あるいは全部が光検出器50の上面と重なるように配置される。このような配置によれば、第2基板90の実装面90Mにおいて光検出器50を配置する領域が、上面視で、レンズ部材40を配置する領域に少なくとも部分的に重なる。このことは発光装置100の小型化に寄与し得る。
1または複数のレンズ部材40のそれぞれは、入射回避空間46が光出射面10A側を向くように配置される。入射回避面45は、入射回避空間46の上方に位置し、レンズ部材40と入射回避空間46の境界面となる。受光面52は、入射回避空間46の下方に位置し、光検出器50と入射回避空間46の境界面となる。入射回避面45の全部または一部は、上面視で、受光領域53の全部または一部に重なる。入射回避空間46は、レンズ部材40と第2基板90とに挟まれた空間となる。入射面41と平行な仮想平面上に、入射回避空間46への入り口となる開口部47が画定される。
光取出面10Aから出射された中心部分の光は、入射面41に入射する。なお、中心部分の光の全てを、入射面41に入射させてよい。光取出面10Aから出射された周辺部分の光の一部は、入射回避空間46を進む。光取出面10Aから出射された発散光のうち、光軸よりも下方に進む光が、入射回避空間46を進む。光取出面10Aから出射され、入射回避空間46を進む光は、受光領域53に入射して受光される。図示される発光装置100の例で、所定の強度比を1/eとした主要部分の光が照射される領域を中心部分とした場合にも、これらは満たされる。光出射面10Aから出射された光の一部を、入射回避空間46を通過させて受光面52に入射させることで、受光面52に受光される光の損失を抑えることができる。
入射面41と入射回避面45とが交わる直線は、実装面11Mに平行な仮想平面であって、光取出面10Aから出射される発散光のうち実装面11Mに平行な方向に進む光が含まれる仮想平面よりも下方に設けられる。またあるいは、下面43は、光取出面10Aから出射される発散光の光軸よりも下方に位置する。またあるいは、下面43は、実装面11Mよりも下方に位置する。これにより、光取出面10Aから下方に進む光のみを開口部47に入射させることができ、中心部分の光を出射面42から出射させることができる。
レンズ部材40は、凹部99を間に挟んで両側の領域にそれぞれ設けられた接合領域91において、第2基板90と接合する。そのため、厳密には、受光面52とレンズ部材40の下面とは接触せず、接合材の厚みの分だけ間隔を有し得る(特に図4を参照)。ただし、レンズ部材40と第2基板90に挟まれる入射回避空間46を特定する際には、この間隔は無いものとみなす。接合領域91には接合層として例えば金属層98が形成される。なお、レンズ部材40は光検出器50の受光面52に接合され得る。より詳細には、レンズ部材40の下面43の全体が、金属層または樹脂層を介して光検出器50の受光面52に接合され得る。レンズ部材40を受光面52に接合させることで、受光面52に対する実装精度を向上させることができる。
上面視で、レンズ部材40の下面と、入射回避面45とが交わる直線は、受光面52を通過する。この直線は、2D方向における入射面41と出射面42の中間点を通り1D方向に平行な直線よりも出射面42側に位置する。上面視で受光領域53は全てレンズ部材40に包含され、また、受光領域53の一部の領域が入射回避空間46との境界となる。2D方向に関して、この一部の領域の長さは、受光領域53の長さの50%以上である。このようにすることで、より多くの光を、入射回避空間46から受光領域53に入射させることができる。
図示される発光装置100の例では、発光素子20に1対1に対応して、複数のレンズ部材40が設けられる。各レンズ部材40は、1D方向に並べて配置される。3つの発光素子20のそれぞれに対応するレンズ部材40は、対応する発光素子20から出射された光が入射面41に入射して出射面42から出射される。なお、レンズ部材40は独立した部材に限定されない。レンズ部材40は、独立した部材のそれぞれの機能を有する1つの部材として一体的に形成された構造を有し得る。
1つの受光領域53には、1つの発光素子20から出射される周辺部分の光のうちの、入射回避空間46を通過した光が照射される。複数の受光領域53のそれぞれは、対応する1の発光素子20から出射される周辺部分の光のうち入射回避空間46を通過した光が照射される。
1または複数のレンズ部材40は、上面視で、一部あるいは全部が光検出器50の受光面52と重なるように配置され得る。図示される発光装置100の例において、各レンズ部材40は、上面視で、一部が光検出器50の受光面52と重なるように配置される。3つのレンズ部材40の全体が、上面視で、光検出器50の受光面52に重なる。さらに、複数の受光領域53は、上面視で、1または複数のレンズ部材40に包含され得る。このような配置にすることで、光検出器を備えた発光装置の小型化が実現される。図9に示されるように、各受光領域53は上面視で各レンズ部材40に包含され、3つの受光領域53は、3つのレンズ部材40の全体に包含される。
図9、図10A及び図10Bにおいて、U字の形状を有する下面43の外形が破線で示されている。上面視で、レンズ部材40は、下面43が受光領域53に部分的に重なるように光検出器50の上方に配置され得る。これにより、入射回避空間46を通る光が受光領域53に到達しやすくなる。または、レンズ部材40は、下面43が受光領域53に重ならないように光検出器50の上方に配置され得る。
図10Aに例示されるように、上面視で、下面43は受光領域53に部分的に重なって配置することができる。レンズ部材40の下面43は、光検出器50の受光面52に例えば樹脂層を介して接合され得る。そのため、第2基板90に接合領域91を有していなくてもよい。上面視で、下面43は第2基板90の実装面90Mにも部分的に重なっていてもよい。上面視で、レンズ部材40の下面43はU字の形状を有し、受光領域53に部分的に重なる。図示される発光装置100の例では、3つのレンズ部材40の下面43は、全体として、3つの受光領域53に部分的に重なる。
またあるいは、図10Bに例示されるように、上面視で、下面43は受光領域53に重ならないように配置することができる。これにより、入射回避空間46における受光領域53の面積比率を向上させることができ、受光量を増やすことができる。レンズ部材40は、受光面52における受光領域53以外の領域に例えば樹脂層を介して接合され得る。
発光装置100において、温度測定素子60Bは、第2基板90の実装面90Mに配される。なお、温度測定素子60Bは、パッケージ10の内部に配置されてもよい。温度測定素子60Bは、実装面90Mに設けられた一対の配線領域95の上に実装され、一対の配線領域95に電気的に接続する。
図11は、発光素子20から出射される中心部分の光L1、及び周辺部分の光L2のうちの代表的な光が進む様子を模式的に示す図である。なお、発光装置100は、キャップ16を備えない形態もあり得ることと、光取出面10Aの有無が発光装置100における光学作用の理解に致命的な影響を及ぼさないことも明らかであるため、図11ではキャップ16を有さない状態を示している。図11において、中心部分の光L1が点線で示され、周辺部分の光L2が一点鎖線で示されている。
発光素子20の光出射面21から出射される主要部分の光L1は、レンズ部材40の入射面41に入射し、レンズ部材40の内部を透過して出射面42から出射される。コリメートされた光L1が出射面42から出射される。
一方、発光素子20から出射された周辺部分の光L2は、入射回避空間46を通り、レンズ部材40の入射面41及び入射回避面45に入射せずに、光検出器50の受光面52に設けられた受光領域53に到達する。入射回避空間46から直接受光領域53に受光されることで、受光量の損失を抑えることができる。入射回避空間46には、発光素子20から出射された光の一部であって、斜め下方に向かって進行する光が通過する。受光領域53に入射する周辺部分の光L2は、発光素子20から出射される光の平均出力に対して、3%以上10%以下の強度を有することが好ましく、例えば3%以上5%以下の強度を有することがさらに好ましい。これにより、光電変換素子による十分な検出精度を得ることができる。
レンズ部材40に設けられた入射回避面45の下面43に対する傾斜角度は、例えば、入射する光の波長や、サブマウント30の厚さ方向における発光素子20の発光点から光検出器50の受光面52までの距離に応じて調整され得る。そのため、複数の発光素子20間で実装面90に垂直な方向の発散光の拡がりが異なっていれば、それぞれに対応する入射回避面45の角度も互いに異なり得る。例えば、速軸方向の拡がり角がより大きい方の光に対応する入射回避面45の傾斜角度は、速軸方向の拡がり角がより小さい方の光に対応する入射回避面45の傾斜角度よりも大きい。図示される発光装置100の例では、赤色の光の速軸方向の拡がり角が、緑色または青色の光の速軸方向の拡がり角よりも大きい。
図12は、傾斜角度の異なる複数の入射回避面45が1つの入射回避空間46を画定する、レンズ部材40Aの構造例を示す断面図である。図12のレンズ部材40の例では、2つの入射回避面45を有している。ここでは、入射面41に近い順に、第1入射回避面45A、第2入射回避面45Bと呼ぶものとする。下面43に対する第1入射回避面45Aの傾斜角度は、下面43に対する第2入射回避面45Bの傾斜角度と相違する。図示される例では、第2入射回避面45Bの傾斜角度が第1入射回避面45Aの傾斜角度よりも大きい。第2入射回避面45Bは、入射回避空間46を進む光のピーク波長に対して、例えば99%以上の反射率を有する反射面となっている。
入射回避空間46に入射する周辺部分の光L2の一部は、第2入射回避面45Bに到達し得る。第2入射回避面45Bによって反射された光は、受光領域53に入射する。受光領域53に到達する光は、入射回避面45に入射せずに受光領域53に到達する光と、入射回避面45で反射されて受光領域53に到達する光とを含み得る。これにより、受光領域53に受光される光の光量を増やすことができる。
発光素子20から出射された中心部分の光L1、及び、周辺部分の光であって光軸よりも上方に進む光は、入射面41に入射してレンズ部材40の内部を透過し、出射面42から出射される。各レンズ部材40はそれぞれ、対応する発光素子20から出射された光をコリメートする。
図13は、本実施形態に係る発光装置100の変形例を示す断面図である。この変形例による発光装置100Aは、光検出器50が第2基板90の実装面90Mの上に配置されている点において、上述した発光装置100と相違する。
光検出器50は、第2基板90の実装面90Mの上に配置され得る。レンズ部材40は、例えば樹脂層を介して光検出器50の受光面52に接合される。この場合においても、1または複数のレンズ部材40は、一部または全部が光検出器50の受光面52と重なるように配置され、かつ、1の受光領域53が上面視で1のレンズ部材40に包含されるように配置され得る。
発光装置100Aは、第2基板90に凹部を形成しなくてよく、平板形状の第2基板90で構成することができるため、第2基板90の製造が容易になる。
図14は、ビームコンバイナ80をさらに備える実施形態に係る発光装置100からキャップ16を除いた状態の斜視図である。図15は、当該発光装置100からキャップ16を除いた状態の上面図である。図15において、発光素子20から出射される光のうちの主要部分の光に含まれる光軸上を進む光が点線で示されている。
発光装置100は、ビームコンバイナ80をさらに備え得る。ビームコンバイナ80は、コリメート光の出射方向を同軸に合わせることにより、合波したコリメート光を出射する。ビームコンバイナ80は、レンズ部材40の出射面42から出射され、2D方向に入射するコリメート光の出射方向を同軸に合わせた上で、2D方向に合波したコリメート光を出射する。
ビームコンバイナ80は複数の光学部材81を接合した構造を有する。光学部材81は、可視光を透過するガラスまたはプラスチックなどの透明材料から形成され得る。光学部材81は、例えばダイクロイックミラーによって実現される。ダイクロイックミラーは、所定の波長選択性を有する誘電体多層膜によって形成される。誘電体多層膜は、Ta/SiO、TiO/SiO、Nb/SiOなどから形成され得る。
図16は、本開示の実施形態に係る発光装置100を備えるヘッドマウントディスプレイ300の構成例を模式的に示す側面図である。このヘッドマウントディスプレイ300は、テンプル250と、視野部260とを備えている。視野部260は、ヘッドマウントディスプレイ300を装着するユーザの眼前に位置する。視野部260は、例えば、画面を表示する表示部として用いることができる、また例えば、視野部260は、メガネのレンズとして用いることができる。発光装置100から出射された光は、ユーザに表示する画面の作成に利用される。
発光装置100はテンプル250部分に配置される。テンプル250の内側に、発光装置100は実装される。図16では、発光装置100が側面に見えるように記載されているが、実際には発光装置100の外観は外部から視認されない状態にある。発光装置100は光が出射される2D方向の長さの方が、1D方向の長さよりも大きい。1D方向のサイズは、例えば7mm以上10mm以下であることが好ましい。1D方向のサイズを小さくすることで、テンプルの1D方向の幅を小さくすることができる。
以上、本発明に係る実施形態を説明してきたが、本発明に係る発光装置は、実施形態の発光装置に厳密に限定されるものではない。つまり、本発明は、実施形態により開示された発光装置の外形や構造に限定されなければ実現できないものではない。例えば、保護素子を有しない発光装置であってもよい。また、全ての構成要素を必要十分に備えることを必須とせずに適用され得るものである。例えば、特許請求の範囲に、実施形態により開示された発光装置の構成要素の一部が記載されていなかった場合、その一部の構成要素については、代替、省略、形状の変形、材料の変更などの当業者による設計の自由度を認め、その上で特許請求の範囲に記載された発明が適用されることを特定するものである。
実施形態に係る発光装置は、ヘッドマウントディスプレイ、プロジェクタ、照明、ディスプレイ等に使用することができる。
10:パッケージ
10A:光取出面
11:基部
11M:実装面
11P:周辺領域
12:側壁部
13:透光性領域
14:配線領域
15:基板(第1基板)
16:キャップ
20:発光素子
30:サブマウント
30M:上面
31:配線領域
40、40A:レンズ部材
41:入射面
42:出射面
43:下面
45:入射回避面
46:入射回避空間
47:開口部
50:光検出器
51:接合面
52:受光面
53:受光領域
54:配線領域
60A:保護素子
60B:温度測定素子
70:配線
90:基板(第2基板)
95、96:配線領域
99:凹部
100、100A:発光装置

Claims (13)

  1. 第1発光素子と、
    第2発光素子と、
    前記第1発光素子から出射された光の一部を受ける第1受光領域と、前記第2発光素子から出射された光の一部を受ける第2受光領域と、を含む受光面が上面に設けられた光検出器と、
    前記第1発光素子及び第2発光素子から出射された光が入射する1または複数の入射面と、前記1または複数の入射面に入射した光が出射される1または複数の出射面と、を有し、上面視で、一部あるいは全部が前記光検出器の上面と重なるように配置される1または複数のレンズ部材と、
    を備える発光装置。
  2. 上面視で、前記第1受光領域及び第2受光領域は、前記1または複数のレンズ部材に包含される請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記レンズ部材は前記光検出器の上面に接合されている、請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記レンズ部材は、金属層または樹脂層を介して前記光検出器の前記上面に接合されている、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記1または複数のレンズ部材のうち、少なくとも前記第1発光素子から出射された光が入射する第1レンズ部材は、下面と、前記入射面よりも前記出射面側かつ前記下面よりも上方に形成される1または複数の入射回避面と、をさらに有し、
    前記第1発光素子から出射された光の一部が、前記入射面を含む第1平面、前記下面を含む第2平面、及び、前記1または複数の入射回避面によって囲まれる空間である入射回避空間を通り、前記第1レンズ部材の入射面及び前記1または複数の入射回避面に入射せずに前記第1受光領域へと到達する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記1または複数の入射回避面は、前記入射面と交わり前記入射面から連続し前記入射面に対して斜めに形成される1つの入射回避面で構成され、
    前記入射回避空間は、さらに、前記第1平面、前記第2平面、及び、前記入射回避面を含む第3平面に囲まれる空間であり、
    前記第1発光素子から出射された光の一部であって、斜め下方に向かって進行する光が、前記入射回避空間を通り、前記第1レンズ部材に入射せずに前記第1受光領域へと到達する、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記入射回避面で反射された光が、前記第1受光領域へと到達する、請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記レンズ部材の下面は、前記光検出器の前記上面に接合され、
    上面視で、前記下面は前記第1受光領域及び第2受光領域に部分的に重なっている、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 前記レンズ部材の下面は、前記光検出器の前記上面に接合され、
    上面視で、前記下面は前記第1受光領域及び第2受光領域に重なっていない、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 前記第1発光素子は半導体レーザ素子であり、前記第1発光素子から出射された光のピーク光強度の1/e以上の光が前記第1レンズ部材の入射面に入射し、前記第1発光素子から出射された光のピーク光強度の1/e未満の光が、前記入射回避空間を通り前記第1受光領域に入射する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載の発光装置。
  11. 透光性領域を有する光取出面を有し、内部に閉空間が形成されるパッケージをさらに備え、
    前記第1発光素子及び第2発光素子は、前記パッケージの内部に配され、
    前記1または複数のレンズ部材、及び、前記光検出器は、前記パッケージの外部に配される請求項1乃至10のいずれか一項に記載の発光装置。
  12. 第3発光素子をさらに備え、
    前記光検出器は、前記第3発光素子から出射された光の一部を受ける第3受光領域をさらに含む前記受光面を有し、
    前記1または複数のレンズ部材は、前記1または複数の入射面において、前記第3発光素子から出射された光が入射し、前記1または複数の出射面から、前記1または複数の入射面に入射した光が出射され、
    前記第1発光素子、第2発光素子、及び、第3発光素子はそれぞれ、赤色、緑色、及び、青色の光を出射する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の発光装置。
  13. 前記1または複数のレンズ部材は、前記第1発光素子、第2発光素子、及び、第3発光素子から出射された光をコリメートする請求項12に記載の発光装置。

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