JP2022077847A - 熱硬化性マレイミド樹脂組成物、並びにその樹脂組成物からなる未硬化樹脂フィルム及び硬化樹脂フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
(A)芳香族マレイミド化合物、(B)ビスフェノール構造を有するアリル基含有カーボネート樹脂、及び、(C)反応促進剤を含む熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
(A)ビスフェノール構造を有し、かつ数平均分子量が3,000~50,000である芳香族マレイミド
(B)ビスフェノール構造を有するアリル基含有カーボネート樹脂
及び
(C)反応開始剤
を含む熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
<2>
前記(A)成分が下記一般式(1)で示される芳香族ビスマレイミド化合物である<1>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
X1は独立して、下記式
mは1~30の数であり、
nは1~5の数であり、
A1及びA2はそれぞれ独立して、下記式(2)
X2は独立して、下記式
R1は独立して、水素原子、塩素原子、又は炭素数1~6の脂肪族炭化水素基である)
又は下記式(3)
で示される2価の芳香族基である。)
<3>
前記式(1)のX1と前記式(3)のX1とが同じ2価の基である<2>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
<4>
(B)成分が下記式(4)で表される化合物を含むものである<1>から<3>のいずれか1つに記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
<5>
前記式(4)中のビスフェノール構造がビスフェノールA型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールE型及びビスフェノールF型からなる群から選択される1種以上のビスフェノール構造である<4>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
<6>
前記式(4)中のX4の1個以上が脂環式ジメタノール構造を有する2価の有機基である<4>又は<5>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
<7>
<1>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物からなる未硬化樹脂フィルム。
<8>
<1>に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物の硬化物からなる硬化樹脂フィルム。
従って、本発明の熱硬化性マレイミド樹脂組成物は、FPC用に好適に用いることができ、具体的にはコア基板やカバーレイフィルムとして、さらには熱硬化性であるためにこれ自体を接着剤としても使用することができる。
(A)成分はビスフェノール構造を有し、かつ数平均分子量が3,000~50,000である芳香族マレイミドである。(A)成分は1分子中に2個以上、好ましくは2~5個のマレイミド基を有し、中でも芳香族ビスマレイミドであることが好ましい。
[測定条件]
展開溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
流量:0.35mL/min
検出器:示差屈折率検出器(RI)
カラム: TSK Guardcolumn SuperH-L
TSKgel SuperHZ4000(4.6mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperHZ3000(4.6mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperHZ2000(4.6mmI.D.×15cm×2)
(いずれも東ソー社製)
カラム温度:40℃
試料注入量:5μL(濃度0.2質量%のTHF溶液)
X1は独立して、下記式
mは1~30の数であり、
nは1~5の数であり、
A1及びA2はそれぞれ独立して、下記式(2)
X2は独立して、下記式
R1は独立して、水素原子、塩素原子、または炭素数1~6の脂肪族炭化水素基である)
又は下記式(3)
で示される2価の芳香族基である。)
X2としては、原料の入手のしやすさの観点から-CH2-、-C(CH3)2-が好ましい。また、R1は独立して、水素原子、塩素原子、又は非置換もしくは置換の炭素数1~6の脂肪族炭化水素基である。非置換もしくは置換の炭素数1~6の脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、t-ブチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、これらの基の水素原子の一部又は全部が、F、Cl、Br等のハロゲン原子等で置換された基、例えば、トリフルオロメチル基等を挙げることができる。R1としては、原料の入手のしやすさの観点から、水素原子又は非置換もしくは置換の炭素数1~3の脂肪族炭化水素基であることが好ましく、A1とA2は異なることがより好ましい。前記式(1)において、A1が前記式(2)のとき、A2が前記式(3)の場合か、またはA1が前記式(3)のとき、A2が前記式(2)の場合がある。
本発明では(A)成分の硬化剤として(B)ビスフェノール構造を有するアリル基含有カーボネート樹脂を使用する。硬化剤である(B)成分がビスフェノール構造を有することから(A)成分の芳香族マレイミドとの相溶性に優れ、硬化ムラ等の発生も減少させることができる。
置換基以外の主骨格であるビスフェノール構造の例としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールB型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールC型、ビスフェノールE型、ビスフェノールS型、ビスフェノールZ型、ビスフェノールAF型など挙げられるが、(A)成分との相溶性や原料の入手のしやすさからビスフェノールA型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールE型、ビスフェノールF型が好ましい。
置換基以外の主骨格であるビフェノール構造とは、2つのフェノールの、フェノール性ヒドロキシ基が結合する炭素原子以外の芳香族環上の炭素原子同士が直接結合した構造である。
脂肪族環は、熱時の酸化による影響を減らすために飽和炭化水素脂肪族環であることが好ましい。脂肪族環の炭素数は、6~20が好ましく、8~15がより好ましい。
脂肪族環の具体例としては、シクロヘキサン環、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン環、ビシクロ[4.4.0]デカン環、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン環等が挙げられる。
また、置換基としては、アリル基、アルキル基、ハロゲン原子等が挙げられる。
(B)成分中のアリル基の数は、1分子中に2個以上であることが好ましく、3~20個であることがより好ましい。
(B)成分のビスフェノール構造を有するアリル基含有カーボネート樹脂の配合量は、本発明の(A)成分、(B)成分及びその他の熱硬化樹脂成分の総和中、5~40質量%であることが好ましく、10~35質量%でより好ましい。
本発明で用いられる(C)成分の反応開始剤は、(A)成分のマレイミド基及び(B)成分のアリル基の単独架橋反応や(A)成分と(B)成分の架橋反応を促進するために添加するものである。
(C)成分としては架橋反応を促進するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、イミダゾール類、第3級アミン類、第4級アンモニウム塩類、三フッ化ホウ素アミン錯体、オルガノホスフィン類、オルガノホスホニウム塩等のイオン触媒;有機過酸化物、ヒドロペルオキシド、アゾイソブチロニトリル等のラジカル重合開始剤などが挙げられる。これらの中でも、特に(A)成分と(B)成分の架橋を促進する観点から有機過酸化物が好ましい。有機過酸化物としては、ジクミルパーオキシド、t-ブチルパーオキシベンゾエート、t-アミルパーオキシベンゾエート、ジベンゾイルパーオキシド、ジウラロイルパーオキシド等が挙げられる。
(C)成分の反応開始剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、公知の事実であるが、種類によって成形時の硬化速度は異なり、例えば有機過酸化物を使用する際は有機過酸化物の半減期温度を確認する。半減期温度と反応開始温度には相関が強い。
本発明の熱硬化性マレイミド樹脂組成物は、前記(A)~(C)成分の他に、前記樹脂組成物をワニス化する目的で(D)有機溶剤を添加することが好ましい。前記有機溶剤の例としては、アニソール、テトラリン、キシレン、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の熱硬化性マレイミド樹脂組成物には、更に必要に応じて各種の添加剤を配合することができる。該添加剤として本発明の効果を損なわない範囲で、樹脂特性を改善するためにアクリル樹脂、エポキシ樹脂、(A)成分以外の脂肪族環を有するマレイミド樹脂などの熱硬化性樹脂、オルガノポリシロキサン、シリコーンオイル、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、有機合成ゴム、光安定剤、重合禁止剤、難燃剤、顔料、染料、接着助剤等を配合してもよいし、電気特性を改善するためにイオントラップ剤等を配合してもよい。さらには誘電特性を改善するために含フッ素材料等を配合してもよいし、熱膨張率(CTE)の調整のためにシリカなどの無機充填材を加えてもよい。
この熱硬化性マレイミド樹脂組成物は、フィルム状やシート状に加工することができ、未硬化でも硬化後でもそのフィルムのハンドリング性は良く、例えば180°にフィルムを折り曲げてもフィルムが二つに切れることがない。以下にフィルムの作製方法や使用例を例示するが、これに限定されるものではない。
展開溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
流量:0.35mL/min
検出器:示差屈折率検出器(RI)
カラム: TSK Guardcolumn SuperH-L
TSKgel SuperHZ4000(4.6mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperHZ3000(4.6mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperHZ2000(4.6mmI.D.×15cm×2)
(いずれも東ソー社製)
カラム温度:40℃
試料注入量:5μL(濃度0.2質量%のTHF溶液)
攪拌機、ディーンスターク管、冷却コンデンサー及び温度計を備えた1Lのガラス製4つ口フラスコに、2,2-ビス[4-(2,3-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物65.06g(0.125モル)、4,4-メチレンビス(2,6-ジエチルアニリン)35.26g(0.115モル)及びアニソール250gを加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、副生した水分を留去しながら2時間撹拌し、ブロックコポリマーを合成した。
その後、室温まで冷却したブロックコポリマー溶液入りのフラスコに、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン7.05g(0.015モル)を加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、副生した水分を留去しながら2時間撹拌し、両末端ジアミン体を合成した。
得られた両末端ジアミン体溶液入りのフラスコを室温まで冷却してから無水マレイン酸を1.45g(0.015モル)加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、副生した水分を留去しながら2時間撹拌し、下記式(5)で示される芳香族マレイミド化合物のワニスを得た。芳香族マレイミド化合物のMnは11,500であった。
攪拌機、ディーンスターク管、冷却コンデンサー及び温度計を備えた1Lのガラス製4つ口フラスコに、2,2-ビス[4-(2,3-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物65.06g(0.125モル)、4,4-メチレンビス(2,6-ジプロピルアニリン)40.78g(0.115モル)及びアニソール250gを加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、副生した水分を留去しながら2時間撹拌し、ブロックコポリマーを合成した。
その後、室温まで冷却したブロックコポリマー溶液入りのフラスコに、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン7.05g(0.015モル)を加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、発生した水分を留去しながら2時間撹拌し、両末端ジアミン体を合成した。
得られた両末端ジアミン体溶液の入ったフラスコを室温まで冷却させてから無水マレイン酸を1.45g(0.015モル)加え、80℃で3時間撹拌することでアミック酸を合成した。その後、そのまま150℃に昇温し、副生した水分を留去しながら2時間撹拌し、下記式(6)で示される芳香族マレイミド化合物のワニスを得た。芳香族マレイミド化合物のMnは12,500であった。
合成例1で合成した式(5)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40質量%のアニソールワニス100g準備し、アリルビスフェノールF・トリシクロデカンジメタノール共縮合カーボネート樹脂(群栄化学工業(株)製、軟化点103℃)を12g添加し、110℃で撹拌し、すべて溶解させて室温まで放冷した。そのワニスに0.4gのジクミルパーオキシドを添加し、すべて溶解させて熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
合成例1で合成した式(5)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40質量%のアニソールワニス100gに替えて、合成例2で合成した式(6)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40%のアニソールワニス100gを用いた他は実施例1と同様の方法で熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
合成例1で合成した式(5)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40質量%のアニソールワニス100gを準備し、そのワニスに0.4gのジクミルパーオキシドを添加し、すべて溶解させて熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
合成例1で合成した式(5)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40質量%のアニソールワニス100gを準備し、アルケニル基含有フェノール樹脂(群栄化学工業(株)製、製品名:1PP-2、25℃で固体)を12g添加し、110℃で撹拌し、すべて溶解させて室温まで放冷した。そのワニスに0.4gのジクミルパーオキシドを添加し、すべて溶解させて熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
合成例1で合成した式(5)の芳香族マレイミド化合物を含む不揮発分40質量%のアニソールワニス100gに替えて、フェニルメタンマレイミド(大和化成工業(株)製、製品名:BMI-2300)40gを用いた他は実施例1と同様の方法で熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
下記構造を有する長鎖アルキル基含有マレイミド化合物(Designer Molecules Inc.製、製品名:BMI-3000J)40g、ジクミルパーオキシドを0.4g準備し、これらを60gのトルエンに添加し、すべて溶解させて熱硬化性マレイミド樹脂組成物を調製した。
比較用のポリイミドとして、ポリイミド製フィルム(東レ・デュポン社製、製品名:カプトン、厚さ50μm)を用いた。
比較用のMPI(変性ポリイミド)として、変性ポリイミド製フィルム(カネカ製、製品名:アピカルNPI、厚さ50μm)を用いた。
[実施例1、2、比較例1~4]
実施例1、2、比較例1~4で調製したワニス状の熱硬化性マレイミド樹脂組成物を、厚さ38μmのPETフィルム上に、乾燥後の厚さが50μmになるようにローラーコーターで塗布し、100℃で20分間乾燥させて未硬化樹脂フィルムを得た。さらに、前記未硬化樹脂フィルムを、厚さ100μmのテトラフルオロエチレン-エチレン共重合樹脂フィルム(AGC株式会社製、製品名:アフレックス)上に、未硬化樹脂フィルムの樹脂層がテトラフルオロエチレン-エチレン共重合樹脂フィルムに接するように載せ、180℃で1時間の条件で硬化させることで硬化樹脂フィルムを得た。
なお、下記評価試験では、PETフィルムを剥がした未硬化樹脂フィルム、PETフィルム及びテトラフルオロエチレン-エチレン共重合樹脂フィルムを剥がした硬化樹脂フィルムを各評価試験に供した。その結果を表1及び表2に示す。
前記未硬化樹脂フィルム及び硬化樹脂フィルムを180°に5回折り曲げ、フィルムに割れなどの欠陥がでないものを○、フィルムに割れなどの欠陥が出たものを×とした。
比較例5及び比較例6では、それぞれ上記ポリイミド製フィルム及び変性ポリイミド製フィルムを用いて、実施例1、2、比較例1~4の未硬化樹脂フィルム及び硬化樹脂フィルムと同様にフィルムハンドリング性を試験し、評価した。
前記硬化樹脂フィルムを用いて、ネットワークアナライザ(キーサイト社製 E5063-2D5)とストリップライン(キーコム株式会社製)を接続し、上記硬化樹脂フィルムの周波数10GHzにおける比誘電率と誘電正接を測定した。
比較例5及び比較例6では、それぞれ上記ポリイミド製フィルム及び変性ポリイミド製フィルムを用いて、実施例1、2、比較例1~4の硬化樹脂フィルムと同様に比誘電率と誘電正接を測定した。
前記硬化樹脂フィルムのガラス転移温度(Tg)をTAインスツルメント製DMA-800により測定した。
比較例5及び比較例6では、それぞれ上記ポリイミド製フィルム及び変性ポリイミド製フィルムを用いて、実施例1、2、比較例1~4の硬化樹脂フィルムと同様にガラス転移温度を測定した。
実施例1の前記硬化樹脂フィルムと比較例5、6の樹脂フィルムを、85℃、85%RHの恒温恒湿器に入れ、各樹脂フィルムを各所定の時間吸湿させた。吸湿後の樹脂フィルムを用いてネットワークアナライザ(キーサイト社製 E5063-2D5)とストリップライン(キーコム株式会社製)を接続し、上記樹脂フィルムの周波数10GHzにおける比誘電率と誘電正接を測定した。
Claims (8)
- (A)ビスフェノール構造を有し、かつ数平均分子量が3,000~50,000である芳香族マレイミド
(B)ビスフェノール構造を有するアリル基含有カーボネート樹脂
及び
(C)反応開始剤
を含む熱硬化性マレイミド樹脂組成物。 - 前記式(1)のX1と前記式(3)のX1とが同じ2価の基である請求項2に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
- (B)成分が下記式(4)で表される化合物を含むものである請求項1から3のいずれか1項に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
- 前記式(4)中のビスフェノール構造がビスフェノールA型、ビスフェノールAP型、ビスフェノールE型及びビスフェノールF型からなる群から選択される1種以上のビスフェノール構造である請求項4に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
- 前記式(4)中のX4の1個以上が脂環式ジメタノール構造を有する2価の有機基である請求項4又は5に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物。
- 請求項1に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物からなる未硬化樹脂フィルム。
- 請求項1に記載の熱硬化性マレイミド樹脂組成物の硬化物からなる硬化樹脂フィルム。
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JP2020188889A JP7387235B2 (ja) | 2020-11-12 | 2020-11-12 | 熱硬化性マレイミド樹脂組成物、並びにその樹脂組成物からなる未硬化樹脂フィルム及び硬化樹脂フィルム |
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- 2020-11-12 JP JP2020188889A patent/JP7387235B2/ja active Active
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