JP2022054717A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022054717A5 JP2022054717A5 JP2020161894A JP2020161894A JP2022054717A5 JP 2022054717 A5 JP2022054717 A5 JP 2022054717A5 JP 2020161894 A JP2020161894 A JP 2020161894A JP 2020161894 A JP2020161894 A JP 2020161894A JP 2022054717 A5 JP2022054717 A5 JP 2022054717A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- active metal
- ceramic
- alumina
- copper
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
前記セラミックス部品がアルミナであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス封着部品を提供する。
前記活性金属層が、銅およびチタンを含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス封着部品を提供する。
前記金属固定板が、銅、銅系合金、鉄、鉄系合金であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のセラミックス封着部品を提供する。
セラミックス部品3は、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、ジルコニア添加アルミナ(アルジル)のいずれか1種であることが好ましい。ジルコニア添加アルミナは、アルミナと酸化ジルコニウムを混合した焼結体である。絶縁封着部品としてコストパフォーマンスが良いアルミナおよびジルコニア添加アルミナのいずれか1種であることが好ましい。また、アルミナには焼結助剤を添加してもよい。これは添加した焼結助剤がガラス相からなる粒界相を形成してアルミナ焼結体を緻密化するためである。焼結助剤としては、マンガン(Mn)、けい素(Si)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)などが挙げられ、これらを、Mn、Si、MgおよびCaの少なくとも1種以上を金属元素単体換算で合計1~10wt%添加することが好ましい。
セラミックス部品3と接合する金属部品2の材質は、鉄(Fe)および鉄系合金、銅(Cu)および銅系合金、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、42アロイ(Ni42wt%、Mn0.8wt%以下、残Fe)、コバール(Ni29wt%、Co17wt%、残Fe)などが挙げられる。コストパフォーマンスに優れているのは鉄であり、鉄による金属部品を形成することが好ましい。金属部品はプレスなどにより所定の形状にし。耐食性や濡れ性の向上のためにニッケルなどのめっきを行うことが可能である。
円筒形状のセラミックス部品に接合する金属固定板の外径はセラミックス部品の面取り部を除いた平面部よりも小さく、内径はセラミックス部品の面取り部を除いた内径よりも大きいことが好ましい。これは、金属部品の外径よりも大きく、内径よりも小さくしても気密と接合強度向上に効果がないためである。また、金属部品の幅(外径と内径の差)は、セラミックス部品の幅(内径と外径と差)の1/2以上であることが好ましい。1/2よりも小さいと十分な気密と接合強度を得られない可能性がある。また、組み立てが難しくオフセンターの状態になりやすいためである。金属固定板の厚さは、0.05~1.0mmが、さらには0.1~0.5mmが好ましい。厚さが0.05mm未満であると金属固定板としての強度が弱く作業性が劣るためである。1.0mmよりも厚いとセラミックスとの熱膨張差により接合部分にクラックが入りやすいためである。
活性金属層は、活性金属ペーストをセラミックス部品にスクリーン印刷法などで印刷し、大気雰囲気中で乾燥させた後、真空中または非酸化雰囲気中などで焼成することにより形成する。このとき、図4に示すように、面取り部には活性金属層が形成されることが好ましい。これは、活性金属層を面取り部まで形成することにより、活性金属層端部における熱応力がかかる方向を変化させ、クラックを防止することができるためである。活性金属ペーストは、活性金属粉末または活性金属粉末に他の金属粉末を混合したものに、有機バインダーと有機溶剤を加えたものである。有機バインダーは乾燥工程や焼成工程により焼失するものであれば特に限定されるものではない。好ましい一例としてはエチルセルロースが挙げられる。有機溶剤は乾燥工程や焼成工程により焼失するものであれば特に限定されるものではない。好ましい一例としてはテレピネオールやブチルカルビトールが挙げられる。活性金属ペーストは、たとえば活性金属粉末と金属粉末とを解砕混合をした後、有機バインダーおよび有機溶剤と混合して調製されたものである。また、活性金属粉末の比率は0.1~100wt%、好ましくは0.5~10wt%である。ペーストの印刷厚さは10~40μmが好ましい。印刷厚さが10μm未満であると活性金属層の厚さにばらつきができ接合強度を低下させる。一方、40μmを越えるとそれ以上の効果が得られない。また、乾燥温度は大気雰囲気中50~100℃、好ましくは50~80℃である。また、乾燥時間は5~30分、好ましくは10~20分である。ペースト乾燥後に金属固定板をペースト面上に設置して活性金属接合を行う。活性金属接合温度は600~1000℃、好ましくは700~900℃である。また、活性金属接合時間は接合温度に到達した状態で5分~1時間の範囲が好ましい。活性金属接合雰囲気は必要に応じ、真空中や非酸化性雰囲気で行うものとする。また、真空中で行う場合は、1×10 -2 Pa以下であることが好ましい。また、非酸化性雰囲気は窒素雰囲気やアルゴン雰囲気が挙げられる。真空中または非酸化性雰囲気とすることにより、接合層が酸化されるのを抑制することができる。これにより、接合強度の向上が図られる。
Claims (3)
- 前記セラミックス部品がアルミナであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス封着部品。
- 前記活性金属層が、銅およびチタンを含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス封着部品。
- 前記金属固定板が、銅、銅系合金、鉄、鉄系合金であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のセラミックス封着部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020161894A JP7534171B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | セラミックス封着部品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020161894A JP7534171B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | セラミックス封着部品およびその製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022054717A JP2022054717A (ja) | 2022-04-07 |
JP2022054717A5 true JP2022054717A5 (ja) | 2023-12-04 |
JP7534171B2 JP7534171B2 (ja) | 2024-08-14 |
Family
ID=80997638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020161894A Active JP7534171B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | セラミックス封着部品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7534171B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001220254A (ja) | 2000-02-14 | 2001-08-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 金属−セラミック接合体 |
JP3607553B2 (ja) | 2000-02-14 | 2005-01-05 | 日本特殊陶業株式会社 | 金属−セラミック接合体及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-09-28 JP JP2020161894A patent/JP7534171B2/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6146707B2 (ja) | セラミックス−金属の接合体およびその製造方法 | |
JP2022054717A5 (ja) | ||
JPS6365635B2 (ja) | ||
JPS6227037B2 (ja) | ||
JPH03261669A (ja) | セラミックスと金属との接合体およびその製造法 | |
JP4562400B2 (ja) | 活性金属を含むロウ材を用いた接合体及びその製造方法 | |
JP2003535482A (ja) | 材料複合体ならびに複合体の製造方法および用途 | |
JP4220869B2 (ja) | セラミックパッケージの製造方法 | |
JP4348112B2 (ja) | メタライズ層形成セラミックス焼結体、メタライズ用ペースト、及びメタライズ層形成セラミックス焼結体の製造方法 | |
JP2797020B2 (ja) | 窒化珪素と金属との接合体およびその製造法 | |
JPWO2021261453A5 (ja) | ||
JP7534171B2 (ja) | セラミックス封着部品およびその製造方法 | |
JP7631412B2 (ja) | セラミックス封着部品およびその製造方法 | |
JP4457056B2 (ja) | 接合用セラミック部材の製造方法、接合用セラミック部材、接合体、真空スイッチ、及び真空容器 | |
JP2023124937A (ja) | セラミックス封着部品およびその製造方法 | |
JP2826840B2 (ja) | セラミック体と金属部材の接合方法 | |
JP2024016326A (ja) | セラミックス封着部品およびその製造方法 | |
JP2784540B2 (ja) | メタライズ用組成物 | |
JPH061671A (ja) | セラミック体と金属部材の接合方法 | |
JP2704158B2 (ja) | 導電性メタライズ層を有する窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法 | |
JPH0753624B2 (ja) | 炭化珪素系セラミックス表面の金属化組成物 | |
JPH0450186A (ja) | 窒化アルミニウム基材への金属化層形成方法 | |
JPS6111912B2 (ja) | ||
JP2003192447A (ja) | セラミツクス基複合材料とその製造方法 | |
JPH0362674B2 (ja) |