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JP2022039340A - 充電器 - Google Patents

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JP2022039340A
JP2022039340A JP2020144318A JP2020144318A JP2022039340A JP 2022039340 A JP2022039340 A JP 2022039340A JP 2020144318 A JP2020144318 A JP 2020144318A JP 2020144318 A JP2020144318 A JP 2020144318A JP 2022039340 A JP2022039340 A JP 2022039340A
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power
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健次 村里
Kenji Murasato
広伸 橋本
Hironobu Hashimoto
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】電動車両の外部に設けられた充電器を用いた電動車両の充電において、安定的な充電を実現する。【解決手段】ポータブル充電器2は、外部電源3から供給される交流電力を受けるように構成されたACプラグ21と、外部電源3からACプラグ21に供給される電流が電流容量値を超過しないように、ACプラグ21からの交流電力を直流電力に変換する電力変換動作を実行するAC/DC充電器3と、AC/DC変換器23からの直流電力を車両1に設けられたインレット11に出力するように構成されたDCコネクタ24と、AC/DC変換器23による電力変換動作に用いられる電流容量値を設定する操作部25とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、充電器に関し、より特定的には、車両を充電するための充電器に関する。
現在、市販されている電動車両(プラグインハイブリッド車、電気自動車等)には充電器が搭載されている。充電器は、外部の給電設備(外部電源)から供給される交流(AC:Alternating Current)電力を、車載バッテリを充電するための直流(DC:Direct Current)電力に変換する。
今後、DC充電方式の外部電源(いわゆる急速充電装置)の普及が進むことが予想されている。急速充電装置を用いる場合にはAC/DC変換を要さないため、ユーザによっては車載のAC/DC充電器が必ずしも必要でないことが考えられる。そこで、車両に備え付けのAC/DC充電器に代えて、持ち運びが可能な充電器(いわばポータブル充電器)が提案されている(たとえば特開2020-68618号公報(特許文献1)参照)。
特開2020-68618号公報 特許第6086044号
一般に、従来の車載の充電器が外部電源(家庭に設置された充電装置、または、公共の充電スタンドなど)に接続された場合、車両と外部電源との間で通信が行われ、充電条件等に関する各種情報がやり取りされる。この情報のなかには、外部電源から車両に供給可能な最大電流(電流容量値)に関する情報が含まれる。
一方で、持ち運びが可能な充電器が外部電源に接続された場合には、充電器と外部電源との間の通信が行われない限り、充電器が外部電源の電流容量値を把握できない。また、当該充電器の想定使用態様においては、充電器の使用機会毎に、接続先の外部電源が異なる可能性がある。したがって、外部電源の電流容量を固定値とすることも好ましくない。したがって、充電開始に伴い、電流容量値を上回る電流が外部電源から充電器に向けて流れる可能性がある。その結果、外部電源のブレーカが落ちるなどの状況が発生し、車両の充電を継続できないことも考えられる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、電動車両の外部に設けられた電動車両の充電において、安定的な充電を実現することである。
(1)本開示のある局面に従う充電器は、ACコネクタと、電力変換装置と、DCコネクタと、電流設定部とを備える。ACコネクタは、交流電源から供給される交流電力を受けるように構成されている。電力変換装置は、交流電源からACコネクタに供給される電流が設定値を超過しないように、ACコネクタからの交流電力を直流電力に変換する電力変換動作を実行する。DCコネクタは、電力変換装置からの直流電力を車両に設けられたインレットに出力するように構成されている。電流設定部は、電力変換装置による電力変換動作に用いられる設定値を設定する。
上記(1)の構成においては、充電器に設けられた電流設定部により設定された値が交流電源からの供給電流を制限するための設定値(最大値であってもよいし、目標値であってもよい)として設定される。後述する例では、充電器は、ユーザ操作または電流センサによる検出値に応じて、設定値を設定できる。したがって、充電器は、電力変換装置の電力変換動作に用いられる設定値を交流電源から取得しなくても適切な設定値を取得可能である。よって、上記(1)の構成によれば、充電器を用いて車両の充電を安定的に実行できる。
(2)充電器は、電力変換装置の動作状態をユーザに通知するように構成された通知部をさらに備える。
上記(2)の構成によれば、車両の通知部(車載ディスプレイ等)を用いなくとも、電力変換装置の動作状態を充電器からユーザに直接通知できる。
本開示によれば、電動車両の外部に設けられた充電器を用いた電動車両の充電において、安定的な充電を実現できる。
実施の形態1に係る充電器が用いられる充電システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1における車両およびポータブル充電器の構成をより詳細に示すブロック図である。 電流設定部の構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係るポータブル充電器による充電制御を示すフローチャートである。 実施の形態2における車両1およびポータブル充電器の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るポータブル充電器による充電制御を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<充電システムの全体構成>
図1は、実施の形態1に係る充電器が用いられる充電システムの全体構成を概略的に示す図である。図1を参照して、充電システム9は、車両1と、ポータブル充電器2と、外部電源3とを備える。
車両1は、本実施の形態では電気自動車(EV:Electric Vehicle)である。ただし、車両1は、外部電源3から供給される電力による充電(いわゆる外部充電)が可能に構成された車両であれば、たとえばプラグインハイブリッド車(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)であってもよいし、燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)であってもよい。
ポータブル充電器2は、ユーザにより車両1に必要に応じて搭載される。そして、たとえば車両1の外出先において車両1を充電する場合に、車両1から取り出されて使用される。図1には、車両1がポータブル充電器2を介して外部電源3のコネクタ30(たとえばコンセント)に電気的に接続されようとする状況が図示されている。
図2は、実施の形態1における車両1およびポータブル充電器2の構成をより詳細に示すブロック図である。図2を参照して、車両1は、インレット11と、電圧センサ12と、電流センサ13と、充電リレー14と、バッテリ15と、PCU(Power Control Unit)16と、モータジェネレータ17と、動力伝達ギヤ18と、駆動輪19と、ECU(Electronic Control Unit)10とを備える。
インレット11は、嵌合等の機械的な連結を伴ってポータブル充電器2のDCコネクタ24を挿入することが可能に構成されている。DCコネクタ24の挿入に伴い、車両1とポータブル充電器2との間が電気的に接続される。また、車両1のECU10とポータブル充電器2のコントローラ20とがCAN(Controller Area Network)等の通信規格に従う通信線CLにより接続される。これにより、ECU10とコントローラ20との間で各種情報(指令、メッセージまたはデータ等)を相互に送受信することが可能になる。
電圧センサ12は、インレット11と充電リレー14との間において電力線間の直流電圧を検出し、その検出結果をECU10に出力する。電流センサ13は、上記電力線を流れる電流を検出し、その検出結果をECU10に出力する。ECU10は、電圧センサ12および電流センサ13による検出結果に基づき、ポータブル充電器2からの供給電力(バッテリ15の充電電力)を算出できる。
充電リレー14は、インレット11とバッテリ15との間に電気的に接続されている。ECU10からの指令に従って充電リレー14が閉成されると、インレット11とバッテリ15との間での電力伝送が可能な状態となる。
バッテリ15は、複数のセル(図示せず)を含む組電池である。各セルは、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池などの二次電池である。バッテリ15は、車両1の駆動力を発生させるための電力を供給する。また、バッテリ15は、モータジェネレータ17により発電された電力を蓄える。
PCU16は、コンバータおよびインバータ(いずれも図示せず)を含む。PCU16は、ECU10からの指令に従って、バッテリ15から供給された電力を用いてモータジェネレータ17を駆動する。
モータジェネレータ17は、交流回転電機である。モータジェネレータ17の出力トルクは、動力伝達ギヤ18を通じて駆動輪19に伝達され、車両1を走行させる。また、モータジェネレータ17は、車両1の制動動作時には、駆動輪19の回転力によって発電することができる。モータジェネレータ17による発電電力は、PCU16によってバッテリ15の充電電力に変換される。
ECU10は、各センサ等からの信号に応じて、車両1が所望の状態となるように機器類を制御する。なお、ECU10は、機能毎に複数のECU(たとえば電池ECU、MGECUなど)に分割して構成されていてもよい。
ポータブル充電器2は、外部電源3から供給される交流電力を、車両1に搭載されたバッテリ15の充電するための直流電力に変換する。ポータブル充電器2は、ACプラグ21と、電力線ACLと、電圧センサ22と、AC/DC変換器23と、給電線PL,NLと、DCコネクタ24と、操作部25と、充電ランプ26と、通信部27と、コントローラ20とを含む。これらの構成要素は単一の筐体(図示せず)に設けられている。
ACプラグ21は、外部電源3のコネクタ30(コンセント等)に接続されるように構成されている。コネクタ30に接続された状態において、ACプラグ21は、外部電源3から供給される交流電力を受ける。なお、ACプラグ21は、本開示に係る「ACコネクタ」に相当する。「ACコネクタ」のオス/メスは特に限定されない。
電力線ACLは、外部電源3からACプラグ21を介して供給される交流電力をAC/DC変換器23へ伝送する。
電圧センサ22は、電力線ACL間の電圧を検出し、その検出結果をコントローラ20に出力する。
AC/DC変換器23は、電力線ACL上の交流電力を、車両1に搭載されたバッテリ15を充電するための直流電力に変換する(電力変換動作)。電力変換動作には、外部電源3からポータブル充電器2に供給可能な最大電流(電流容量)に関する情報が用いられる。電流容量が大きいほど、電力変換動作により変換される電力値が大きくなる。なお、AC/DC変換器23による電力変換は、力率改善のためのAC/DC変換と、電圧レベル調整のためのDC/DC変換との組み合わせによって実行されてもよい。
給電線PL,NLは、AC/DC変換器23から出力された直流電力をDCコネクタ24へ伝送する。
DCコネクタ24は、車両1のインレット11に挿入することが可能に構成されている。インレット11に挿入された状態において、DCコネクタ24は、AC/DC変換器23からの直流電力をインレット11に出力する。
操作部25は、ポータブル充電器2に対するユーザ操作を受け付ける。本実施の形態において、操作部25は、AC/DC変換器23による電力変換動作に関するユーザ操作を受け付けるように構成されている。操作部25の構成例については図3にて説明する。なお、操作部25は、本開示に係る「電流設定部」に相当する。
充電ランプ(充電インジケータ)26は、コントローラ20からの指令に従って、AC/DC変換器23の動作状態をユーザに報知する。より具体的には、充電ランプ26は、AC/DC変換器23の動作時(すなわち、車両1の充電時)には点灯する一方で、AC/DC変換器23の停止時(車両1の非充電時)には消灯する。これにより、ポータブル充電器2の近くにいるユーザがAC/DC変換器23の動作状態を容易に確認できる。なお、ポータブル充電器2は、充電ランプ26に代えて小型ディスプレイ(液晶パネル等)を備えていてもよい。操作部25と小型ディスプレイとがタッチパネルとして一体的に構成されていてもよい。
通信部27は、コントローラ20からの指令に従って、AC/DC変換器23の動作状態をユーザの携帯端末(スマートホン等)に送信する。これにより、ユーザは、ポータブル充電器2から離れた場所からでもAC/DC変換器23の動作状態を確認できる。なお、充電ランプ26および通信部27のうちの一方または両方は、本開示に係る「通知部」に相当する。
コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ201と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリ202と、入出力ポート203とを含む。コントローラ20は、電圧センサ22により検出された電圧、操作部25からの信号、車両1からの信号、ならびに、メモリ202に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、ポータブル充電器2の構成要素を制御する。具体的には、コントローラ20は、AC/DC変換器23による電力変換動作を制御したり、充電ランプ26の点灯/消灯を制御したり、通信部27による通信を制御したりする。なお、AC/DC変換器23およびコントローラ20は、本開示に係る「電力変換装置」に相当する。
<電流容量の設定>
以上のように構成された充電システム9において、ポータブル充電器2と外部電源3との間で通信が行われない場合、ポータブル充電器2は、外部電源3の電流容量値を把握できない。また、ポータブル充電器2の想定使用態様においては、ポータブル充電器2の使用機会毎に、接続先の外部電源3が異なる可能性がある。したがって、外部電源3の電流容量を固定値とすることも好ましくない。したがって、充電開始に伴い、外部電源3から供給可能な最大電流(電流容量)を超過する電流が外部電源3からポータブル充電器2に向けて流れる可能性がある。その結果、たとえば電源ブレーカーが落ちるなどの状況が発生し、車両1の充電を継続できないことも考えられる。
そこで、本実施の形態においては、操作部25を用いて外部電源3の電流容量を設定し、それにより外部電源3から供給可能な最大電流を制限する構成を採用する。
図3は、操作部25の構成の一例を示す図である。図3を参照して、操作部25は、たとえば、3通りの電流容量値(最大電流値)を切り替え可能に構成されている。図3には3つのボタンが図示されている。この例では、ユーザが図中左側のボタンを操作した場合、電流容量が8Aに設定される。ユーザが中央のボタンを操作した場合、電流容量が12Aに設定される。ユーザが右側のボタンを操作した場合、電流容量が16Aに設定される。
なお、日本(米国であってもよい)において、単相100Vの交流電力を供給する外部電源(系統電源)は、通常、12Aの電流容量を有する。また、単相200Vの交流電力を供給する外部電源は、16Aの電流容量を有する。8Aの電流容量は、欧州の単相100Vの交流電源に対応する。
ユーザは、ポータブル充電器2と外部電源3とを接続するのに際し、外部電源3の電流容量を判断できる。たとえば、日本のユーザは、外部電源3(たとえば家庭用コンセント)が単相100Vの交流電源である場合、電流容量を12Aと判断し、外部電源3が単相200Vの交流電源である場合、電流容量を16Aと判断できる。そして、ユーザは、自身が判断した電流容量を操作部25を操作することで設定する。これにより、たとえポータブル充電器2と外部電源3との間の通信が行われなくとも、外部電源3の電流容量をポータブル充電器2に設定し、外部電源3からポータブル充電器2に供給される電流が過大にならないように電流を制限できる。
<充電制御フロー>
図4は、実施の形態1に係るポータブル充電器2による充電制御を示すフローチャートである。このフローチャート(および後述する図6のフローチャート)は、たとえば予め定められた演算周期毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて繰り返し実行される。各ステップは、コントローラ20によるソフトウェア処理により実現されるが、コントローラ20内に作製されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。以下、ステップをSと略す。
当該フローチャートの実行開始に先立ち、車両1のインレット11とポータブル充電器2のACコネクタ24とが接続されているものとする。コントローラ20は、車両1から供給される電源電圧を用いて動作する。ただし、ポータブル充電器2は、コントローラ20が単独でも動作可能なように内蔵バッテリ(図示せず)を備えていてもよい。
図4を参照して、S101において、コントローラ20は、ユーザが操作部25を操作して外部電源3の電流容量値を選択しているか否かを判定する。ユーザが操作部25を操作することでいずれかの電流容量値を選択している場合(S101においてYES)、コントローラ20は、AC/DC変換器23の電力変換動作に用いられる外部電源3の電流容量値を、ユーザにより選択された値に設定する(S102)。
一方、ユーザが電流容量値を選択するための操作を操作部25に対して行っていない場合(S101においてNO)、コントローラ20は、AC/DC変換器23の電力変換動作に用いられる外部電源3の電流容量値を規定値(デフォルト値)に設定する(S103)。当該規定値としては、操作部25の操作により選択可能な最大値以外を設定することが望ましい。図3に示した例では、電流容量値を16A以外の値、たとえば12Aに設定できる。
S102またはS103の処理の実行後、コントローラ20は、外部電源3のコネクタ30とACプラグ21とが接続されているかどうかを判定する(S104)。具体的には、コントローラ20は、電圧センサ22により電力線ACLの電圧値(ただし、0以外の値)が検出されている場合にACプラグ21が外部電源3のコネクタ30に接続されていると判定できる。ACプラグ21が接続されていない場合(S104においてNO)、コントローラ20は、処理をメインルーチンに戻す。これにより、S101以降の一連の処理が繰り返される。ACプラグ21が接続されると(S104においてYES)、コントローラ20は、処理をS105に進める。
S105において、コントローラ20は、電圧センサ22により検出された電力線ACLの電圧値が正常範囲内の値であるかどうかを判定する。電圧センサ22により検出された電圧が正常範囲内である場合(S105においてYES)、コントローラ20は、車両1のECU10との通信により取得した各種情報(車両1からの要求電力、車両1側の電流制限に関する情報等)に基づき、ポータブル充電器2から車両1への電力供給を開始(既に電力供給を開始している場合には継続)する(S106)。この際、外部電源3からポータブル充電器2への供給電流は電流容量未満に抑制される。また、コントローラ20は、充電ランプ26を点灯させる(S107)。
ポータブル充電器2から車両1への電力供給中、コントローラ20は、車両1から充電停止要求を受信したかどうかを判定する(S108)。コントローラ20は、車両1から充電停止要求を受信するまでは処理をS105に戻し、車両1への電力供給を継続する(S108においてNO)。車両1から充電停止要求を受信すると(S108においてNO)、コントローラ20は、ポータブル充電器2から車両1への電力供給を終了する(S109)。さらに、コントローラ20は、充電ランプ26を消灯させる(S110)。
電圧センサ22により検出された電力線ACLの電圧が正常範囲外の値である場合(S105においてNO)、たとえば、外部電源3に設けられたブレーカー(図示せず)が作動するなどして外部電源3からポータブル充電器2への電力供給が途絶えた場合、コントローラ20は、車両1への電力供給と中断するとともに(S111)、充電ランプ26を消灯させる(S112)。
さらに、コントローラ20は、ポータブル充電器2から車両1への電力供給を中断した旨(車両1の充電が中断した旨)をユーザに通知するように、通信部27を制御する(S113)。
S114において、コントローラ20は、次回のAC/DC変換器23の電力変換動作に用いられる電流容量値を現在の電流容量値よりも低下させる。より詳細には、コントローラ20は、次回のS103の処理にて設定される規定値を、今回のS103の処理にて設定された値よりも、たとえば1段階だけ小さな値に設定する。一例として、今回のS103の処理にて電流容量が12Aに設定されていた場合、コントローラ20は、次回のS103の処理にて設定される規定値を8Aに設定できる。
以上のように、実施の形態1においては、ユーザが操作部25に対して行った操作により選択された値が外部電源3の電流容量値として設定される。つまり、ポータブル充電器2は、AC/DC変換器23の電力変換動作に用いられる外部電源3の電流容量値を外部電源3に代えてユーザから取得する。ユーザが外部電源3の種類を確認することで、適切な電流容量値をポータブル充電器2に設定することが可能である。したがって、実施の形態1によれば、ポータブル充電器2は、適切に設定された電流容量値に従って車両1の充電を安定的に実行できる。
また、一般に、車載の充電器では、外部電源に設けられたブレーカーの作動等により外部電源から充電器への電力供給が途絶えた場合、車両に設けられたMID(Multi-Information Display)などのディスプレイ(図示せず)を用いて、異常の発生をユーザに通知できる。本実施の形態の係るポータブル充電器2には充電ランプ26および通信部27が設けられている。したがって、車載ディスプレイを使用しなくとも、ポータブル充電器2からユーザに直接、異常の発生を通知することが可能である。
[実施の形態2]
実施の形態1では、ユーザが操作部25を操作することで、すなわち、ユーザが手動で外部電源3の電流容量値を設定する構成について説明した。実施の形態2においては、ユーザ操作を要さず、コントローラ20が自動で外部電源3の電流容量値を設定する構成について説明する。
図5は、実施の形態2における車両1およびポータブル充電器2Aの構成を示すブロック図である。図5を参照して、ポータブル充電器2Aは、操作部25に備えない点において、実施の形態1に係るポータブル充電器2(図2参照)と異なる。コントローラ20は、ユーザが操作部25を操作することで設定した値に代えて、電圧センサ22が電力線ACLの電圧を検出した値によって、外部電源3の電流容量値を設定する。つまり、実施の形態2では、電圧センサ22およびコントローラ20が本開示に係る「電流設定部」に相当する。
なお、車両1の構成は、実施の形態1における車両1の構成(図2参照)と同様であるため、説明は繰り返さない。
図6は、実施の形態2に係るポータブル充電器2Aによる充電制御を示すフローチャートである。図6を参照して、S201において、コントローラ20は、外部電源3のコネクタ30とACプラグ21とが接続されているかどうかを判定する。ACプラグ21が接続されていない場合(S201においてNO)、コントローラ20は、処理をメインルーチンに戻す。ACプラグ21が接続されると(S201においてYES)、コントローラ20は、処理をS202に進める。
S202において、コントローラ20は、S201にて電圧センサ22により検出された電力線ACLの電圧に応じて、車両1の充電に使用するための外部電源3の電流容量情報を設定する。具体的な数値を含む例を用いて説明する。
電圧センサ22により検出された電圧が外部電源3が単相100Vの交流電源であることを示す場合、たとえば、電圧センサ22により検出された電圧の実効値Veffが100Vを含む所定範囲内である場合(-50V≦Veff≦150Vである場合など)、コントローラ20は、外部電源3の電流容量情報を12Aに設定する。
電圧センサ22により検出された電圧が外部電源3が単相200Vの交流電源であることを示す場合、たとえば、電圧センサ22により検出された電圧の実効値Veffが200Vを含む所定範囲内である場合(-150V<Veff≦250Vである場合など)、コントローラ20は、外部電源3の電流容量情報を16Aに設定する。なお、これらの例は日本における具体例の1つに過ぎず、数値は適宜変更され得る。
続くS203以降の処理は、実施の形態1におけるS105以降の処理と同様であるため、詳細な説明は繰り返さない。
以上のように、実施の形態2においては、電圧センサ22を用いて検出された電力線ACLの電圧値に基づいて、外部電源3の電流容量値が設定される。つまり、ポータブル充電器2は、AC/DC変換器23の電力変換動作に用いられる外部電源3の電流容量値を外部電源3からの供給電圧に応じて設定する。外部電源3からの供給電圧と外部電源3の電流容量値との間に相関関係が存在するためである。よって、実施の形態2によれば、ポータブル充電器2は、外部電源3からの供給電圧に応じて設定した電流容量値に従って車両1の充電を安定的に実行できる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、11 インレット、12 電圧センサ、13 電流センサ、14 充電リレー、15 バッテリ、16 PCU、17 モータジェネレータ、18 動力伝達ギヤ、19 駆動輪、10 ECU、2,2A ポータブル充電器、21 ACプラグ、22 電圧センサ、23 AC/DC変換器、24 DCコネクタ、25 操作部、26 充電ランプ、27 通信部、20 コントローラ、201 プロセッサ、202 メモリ、203 入出力ポート、3 外部電源、30 コネクタ、9 充電システム、ACL 電力線、CL 通信線、NL,PL 給電線。

Claims (2)

  1. 交流電源から供給される交流電力を受けるように構成されたACコネクタと、
    前記交流電源から前記ACコネクタに供給される電流が設定値を超過しないように、前記ACコネクタからの交流電力を直流電力に変換する電力変換動作を実行する電力変換装置と、
    前記電力変換装置からの直流電力を車両に設けられたインレットに出力するように構成されたDCコネクタと、
    前記電力変換装置による電力変換動作に用いられる前記設定値を設定する電流設定部とを備える、充電器。
  2. 前記電力変換装置の動作状態をユーザに通知する通知部をさらに備える、請求項1に記載の充電器。
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