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JP2022036487A - 制御装置 - Google Patents

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JP2022036487A JP2020140718A JP2020140718A JP2022036487A JP 2022036487 A JP2022036487 A JP 2022036487A JP 2020140718 A JP2020140718 A JP 2020140718A JP 2020140718 A JP2020140718 A JP 2020140718A JP 2022036487 A JP2022036487 A JP 2022036487A
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遼太 曽根
Ryota Sone
康弘 松村
Yasuhiro Matsumura
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Denso Corp
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Abstract

【課題】電気加熱式触媒の温度を適切に制御することのできる制御装置、を提供する。【解決手段】電気加熱式触媒200の制御装置10は、電気加熱式触媒200に発熱用電力を供給する電力供給部11と、電気加熱式触媒200の温度を取得する温度取得部12と、を備える。電力供給部11は、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒200の温度変化に基づいて、目標電力量を設定し、電気加熱式触媒200に供給される発熱用電力の積算値が、目標電力量に到達すると、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給を停止する。【選択図】図1

Description

本開示は、電気加熱式触媒の制御装置に関する。
車両には、排ガスを浄化するための触媒装置が設けられる。触媒装置は、排ガスに含まれる窒素酸化物などの有害物質を、高温の触媒を通過させることにより浄化する装置である。触媒装置を機能させるためには、触媒の温度を所定の活性温度以上に保つ必要がある。
近年、例えば冷間始動時の早い段階から排ガスを浄化することを目的として、車両に電気加熱式触媒を搭載することについて検討が進められている。電気加熱式触媒では、外部から供給される発熱用電力により触媒を加熱し、触媒の温度を活性温度まで迅速に到達させることができる。このため、排ガスの温度が比較的低い冷間始動時においても、短時間のうちに排ガスの浄化を開始することが可能となる。下記特許文献1には、このような電気加熱式触媒の構成等について記載されている。
特開2020-33980号公報
電気加熱式触媒の温度を活性温度まで到達させるための、発熱用電力の電力量の目標値として、目標電力量が予め設定される。電気加熱式触媒に供給された発熱用電力の電力量が、当該目標電力量に到達すると、発熱用電力の供給が停止される。
ところで、車両の冷間始動時などにおいては、電気加熱式触媒の内部に水分が付着している場合がある。このような水分は、例えば、排ガスもしくは空気の中に含まれる水分が結露して、電気加熱式触媒のうち排ガスの通る流路の壁面等に付着したものである。
電気加熱式触媒の内部に水分が存在している状態で、電気加熱式触媒への発熱用電力の供給が開始された場合には、発生した熱の一部が、上記水分の温度上昇や蒸発のための熱として用いられてしまうこととなる。その結果、電気加熱式触媒に供給された発熱用電力の電力量が上記の目標電力量に到達しても、電気加熱式触媒の温度が依然として活性温度に到達しない事態が生じ得る。
本開示は、電気加熱式触媒の温度を適切に制御することのできる制御装置、を提供することを目的とする。
本開示に係る制御装置は、電気加熱式触媒(200)の制御装置(10)であって、電気加熱式触媒に発熱用電力を供給する電力供給部(11)と、電気加熱式触媒の温度を取得する温度取得部(12)と、を備える。電力供給部は、電気加熱式触媒に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒の温度変化に基づいて、目標電力量を設定し、電気加熱式触媒に供給される発熱用電力の積算値が、目標電力量に到達すると、電気加熱式触媒に対する発熱用電力の供給を停止する。
電気加熱式触媒に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒の温度変化は、電気加熱式触媒に付着した水分の量に応じたものとなる。そこで、上記構成の制御装置では、電気加熱式触媒に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒の温度変化に基づいて、電力供給部が目標電力量を設定することとしている。電気加熱式触媒に供給される発熱用電力の電力量の目標値、である目標電力量が、電気加熱式触媒に付着した水分の量に応じて適切に設定されるので、電気加熱式触媒の温度を適切に制御し、確実に活性温度に到達させることが可能となる。
本開示によれば、電気加熱式触媒の温度を適切に制御することのできる制御装置、が提供される。
図1は、本実施形態に係る制御装置の構成、及び、当該制御装置が搭載される車両の構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示される電気加熱式触媒の構成を示す断面図である。 図3は、図1に示される電気加熱式触媒の構成を示す断面図である。 図4は、電気加熱式触媒の温度と抵抗値との関係を示す図である。 図5は、電気加熱式触媒の温度制御について説明するための図である。 図6は、電気加熱式触媒の温度制御について説明するための図である。 図7は、図1に示される制御装置、により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、目標電力量を設定する方法について説明するための図である。 図9は、電気加熱式触媒の温度変化の勾配と、目標電力量と、の対応関係の例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る制御装置10は、電気加熱式触媒200を制御するための装置であって、電気加熱式触媒200と共に車両MVに搭載されるものである。制御装置10の説明に先立ち、図1を参照しながら、車両MVの構成について先ず説明する。
図1に示されるように、車両MVは、内燃機関100と、排気配管20と、を備えている。内燃機関100は所謂エンジンであって、燃料を燃焼させることにより、車両MVの走行用の駆動力を発生させる装置である。排気配管20は、内燃機関100で生じた排ガスを、車両MVの外部へと導き排出するための配管である。尚、図1においては、車両MVの構成の一部のみが模式的に示されており、車両MVが備える他の構成、例えば吸気配管や車輪などについては図示が省略されている。
排気配管20の途中となる位置には、制御装置10の制御対象である電気加熱式触媒200が設けられている。電気加熱式触媒200は、排ガスに含まれる窒素酸化物などの有害物質を浄化するための装置である。図2及び図3を参照しながら、電気加熱式触媒200の構成について説明する。図2には、電気加熱式触媒200を、排ガスの流れる方向に対し平行な面で切断した場合の断面が模式的に描かれている。図3には、電気加熱式触媒200を、排ガスの流れる方向に対し垂直な面で切断した場合の断面が模式的に描かれている。両図に示されるように、電気加熱式触媒200は、外筒210と、基材220と、電極230と、保持部材240と、を備えている。
外筒210は、後述の基材220等を内部に収容し保持するための部材である。外筒210の形状は概ね円筒形状となっている。図2に示されるように、排気配管20のうち外筒210の近傍の部分は、外筒210の内径に合わせて拡径されており、このように拡径された排気配管20が外筒210へと接続されている。このため、外筒210は、排ガスを外部へと導く排気配管20の一部となっている。
基材220は、導電性のセラミックスにより形成された円柱形状の部材である。基材220には、複数の流路221がハニカム状に形成されている。それぞれの流路221は、基材220の中心軸に沿った方向に沿って延びるように形成されている。当該方向は、図2における左右方向であり、図3における紙面奥行き方向である。基材220には、不図示の触媒が担持させてある。このような構成により、基材220の導電性が確保されている。排ガスは、基材220の各流路221を流れる際に、流路221の表面に露出した触媒に触れながら流れることとなる。触媒としては、例えば三元触媒のような、排ガスを浄化するための金属触媒として知られている種々の材料を用いることができる。
電極230は、触媒として機能する基材220に対し、外部から電力を供給するための一対の電極である。電極230間に電圧が印加されると、導電性のセラミックスからなる基材220には電流が流れて、生じたジュール熱によって基材220の温度が上昇する。このため、例えば冷間始動時のように、排ガスの温度が比較的低いときには、電極230から電力を供給することで基材220の温度を上昇させ、短時間のうちに基材220を活性温度に到達させることができる。「活性温度」とは、排ガスの浄化性能を十分に発揮し得るような基材220の温度のことである。
基材220の温度のことを、以下では「電気加熱式触媒200の温度」のようにも表記する。また、一対の電極230から基材220に供給される上記電力は、電気加熱式触媒200を発熱させてその温度を上昇させるための電力であるから、当該電力のことを以下では「発熱用電力」とも表記する。
図3に示されるように、電極230は、表面電極部231と、突出部232と、端子部233と、を有している。表面電極部231は、基材220の表面の一部を覆うように形成された電極である。表面電極部231は、基材220の表面のうち、基材220の中心軸を挟んで互いに対向する2カ所に形成されている。表面電極部231の材料としては、導電性を有する金属等が用いられる。
突出部232は、それぞれの表面電極部231の表面から、外側に向けて突出するように形成された部材である。突出部232の材料としては、表面電極部231と同様に、導電性を有する金属等が用いられる。突出部232は、その一端が表面電極部231に対して接合されている。突出部232は、それぞれの表面電極部231に対し一つずつ設けられている。
端子部233は、突出部232のうち表面電極部231とは反対側の端部から、更に外側に向けて突出するように形成された棒状の部材である。端子部233の材料としては、やはり導電性を有する金属部材が用いられる。端子部233は、その一端が突出部232に対して接合されている。端子部233は、それぞれの突出部232に対し一つずつ設けられている。
端子部233のうち、突出部232とは反対側の部分は、絶縁性の保持部材211を介して、外筒210の外側へと突出している。端子部233のうち外筒210の外側には、発熱用電力を供給するための配線が接続される。つまり、それぞれの端子部233は、外部から発熱用電力の供給を受けるための電極端子として機能する。
図3に示されるように、表面電極部231、突出部232、及び基材220からなる導電性部材の表面全体は、絶縁層250により覆われている。これにより、これら導電性部材と外筒210との電気的な絶縁が確保されている。
保持部材240は、外筒210の内側において基材220を保持するための部材である。保持部材240としては、例えば、繊維状のアルミナが用いられる。保持部材240は、外筒210の内周面と、基材220の外周面との間に形成された隙間の全体を埋めるように配置されている。
図1を再び参照しながら、制御装置10の構成について説明する。先に述べたように、制御装置10は、電気加熱式触媒200を制御するための装置である。制御装置10は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータ装置として構成されている。制御装置10は、その機能を表すブロック要素として、電力供給部11と、温度取得部12と、記憶部13と、駆動回路14と、を備えている。
電力供給部11は、電気加熱式触媒200に発熱用電力を供給する処理を行う部分である。電力供給部11は、後述の駆動回路14の動作を制御することにより、電気加熱式触媒200に供給される発熱用電力の大きさ等を調整する。電力供給部11によって行われる処理の具体的な内容については後に説明する。
温度取得部12は、電気加熱式触媒200の温度を取得する処理を行う部分である。本実施形態の温度取得部12は、発熱用電力が供給される基材220の抵抗値を取得し、当該抵抗値に基づいて基材220の温度、すなわち電気加熱式触媒200の温度を取得する。
図4の線L10に示されるのは、基材220の温度(横軸)と、基材220の抵抗値(縦軸)との対応関係の一例である。本実施形態に係る基材220は、温度が高くなるにしたがってその抵抗値も高くなる、所謂PTC特性を有している。線L10に示される対抗関係は、予めマップとして記憶部13に記憶されている。
温度取得部12は、電気加熱式触媒200に供給される発熱用電力の、電圧及び電流の値をそれぞれ不図示のセンサにより取得し、これらの値に基づいて基材220の抵抗値を算出する。その後、当該抵抗値と、記憶部13に記憶されている線L10の対応関係に基づいて、基材220の温度を取得する。
尚、基材220は、温度が高くなるにしたがってその抵抗値が低くなる、所謂NTC特性を有するものとして構成されていてもよい。この場合、記憶部13に記憶されている温度と抵抗値との対応関係は、図4の線L11に示されるようなものとなる。
上記のような態様に替えて、温度取得部12が、電気加熱式触媒200に設けられた温度センサからの信号に基づいて、電気加熱式触媒200の温度を直接的に取得することとしてもよい。
記憶部13は、制御装置10に設けられた不揮発性の記憶装置であり、例えばSSDやHDDである。記憶部13には、上記のように、電気加熱式触媒200の温度と抵抗値との対応関係が記憶されている。記憶部13には、当該対応関係以外の情報も記憶されているのであるが、これについては後に説明する。
駆動回路14は、電気加熱式触媒200に発熱用電力を供給するために設けられた回路である。図2に示されるように、駆動回路14は、遮断回路141と、スイッチング回路142と、バッテリ143と、を有している。
遮断回路141は、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給を遮断するための回路である。電気加熱式触媒200に対し発熱用電力の供給が行われるときには、遮断回路141は閉状態とされる。遮断回路141の動作は電力供給部11によって制御される。
スイッチング回路142は、不図示のスイッチング素子により構成された回路であって、バッテリ143と電気加熱式触媒200との間を繋ぐ電力経路の開閉を切り換えるものである。スイッチング回路142の動作は電力供給部11によって制御される。電力供給部11は、スイッチング回路142の開閉動作におけるデューティを調整することで、電気加熱式触媒200に対し供給される発熱用電力の大きさを調整する。
バッテリ143は、発熱用電力の供給源となる蓄電装置であって、例えばリチウムイオンバッテリである。バッテリ143としては、車両MVに搭載された補機用のバッテリが用いられる。このような態様に替えて、電気加熱式触媒200に対し発熱用電力を供給するための専用の蓄電装置として、バッテリ143が設けられていてもよい。
本実施形態の駆動回路14は制御装置10に内蔵されている。このような態様に替えて、駆動回路14が、制御装置10とは別の装置として構成され、制御装置10の外側に配置されていてもよい。
制御装置10によって行われる、電気加熱式触媒200の温度制御の概要について説明する。図5(A)に示されるのは、電気加熱式触媒200に供給される発熱用電力の電圧値、の時間変化の例である。先に述べたように、電力供給部11は、スイッチング回路142の開閉動作におけるデューティを調整し、これにより発熱用電力の大きさを調整する。図5(A)の線L20に示される例では、時刻t10から時刻t13までの期間において、スイッチング回路142の開閉動作が繰り返され、電気加熱式触媒200に発熱用電力が供給される。
図5(B)に示されるのは、温度取得部12によって取得される電気加熱式触媒200の温度、の時間変化の例である。時刻t10において、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給が開始されると、線L30や線L31に示されるように、電気加熱式触媒200の温度は次第に上昇して行く。本実施形態では、電気加熱式触媒200の活性温度以上の温度として、目標温度T10が設定されている。電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給は、基本的に、電気加熱式触媒200の温度が目標温度T10に到達するまでの間継続される。
図5(C)に示されるのは、電気加熱式触媒200に供給された発熱用電力の積算値、すなわち電力量の時間変化の例である。時刻t10において、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給が開始されると、線L40や線L41に示されるように、当該電力量は次第に増加して行く。この電力量は、電気加熱式触媒200に供給されたエネルギーの積算値ということもできる。
本実施形態では、電気加熱式触媒200に供給された発熱用電力の電力量についての目標値が設定される。当該目標値のことを、以下では「目標電力量」とも称する。目標電力量は、電気加熱式触媒200の温度を、上記の目標温度T10に到達させるために必要なエネルギーの値として、予め設定される。図5(C)の線L40は、目標電力量としてE10が設定された場合における、電力量の時間変化の例である。図5(C)の線L41は、目標電力量としてE11が設定された場合における、電力量の時間変化の例である。このように、本実施形態では、目標電力量として常に一定の値が設定されるのではなく、状況に応じて異なる値の目標電力量が都度設定される。
ところで、車両MVの冷間始動時などにおいては、電気加熱式触媒200の内部に水分が付着している場合がある。このような水分は、例えば、排ガスもしくは空気の中に含まれる水分が結露して、電気加熱式触媒200のうち排ガスの通る流路221の内壁面等に付着したものである。電気加熱式触媒200の内部に付着する水分の量は、内燃機関100が始動されるまでの間に経過した時間(ソーク時間)の長さや、当該時間における気温や湿度等によって異なる量となる。
図5(B)に示される線L30は、電気加熱式触媒200の内部における水分量が0の状態で、発熱用電力の供給が開始された場合における、電気加熱式触媒200の温度変化の例を示している。この場合、電気加熱式触媒200に供給された発電用電力のエネルギーは、概ねその全てが、基材220の温度上昇のために用いられる。このため、線L30に示されるように、発熱用電力の供給が開始された時刻t10以降において、電気加熱式触媒200の温度は比較的速い速度で上昇している。
この場合においては、目標電力量として、図5(C)に示されるE10が設定される。図5(C)の線L40に示されるように、電気加熱式触媒200に供給された電力量が、時刻t13において目標電力量E10に到達すると、図5(A)の線L20に示されるように、この時点で発電用電力の供給が停止される。また、図5(B)の線L30に示されるように、この時刻t13と概ね等しいタイミングにおいて、電気加熱式触媒200の温度は目標温度T10に到達する。
図5(A)の線L21、図5(B)の線L31、及び図5(C)の線L41は、いずれも、電気加熱式触媒200の内部に比較的多量の水分が付着している状態で、発熱用電力の供給が開始された場合の例を示している。
この場合、電気加熱式触媒200に供給された発電用電力のエネルギーは、その一部が基材220の温度上昇のために用いられる一方で、他の一部は、上記水分の温度上昇、及び、水分を蒸発させるためのエネルギーとして用いられる。従って、目標電力量として、先の例と同じE10が設定された場合には、電気加熱式触媒200の温度を目標温度であるT10まで到達させることができない。
そこで、本実施形態に係る制御装置10の電力供給部11は、電気加熱式触媒200の内部に比較的多量の水分が付着している場合には、目標電力量としてE10よりも大きなE11を設定することとしている。このE11は、電気加熱式触媒200の内部に水分が付着している状況で、電気加熱式触媒200の温度を目標温度T10に到達させるのに必要なエネルギーである。
この場合、図5(B)の線L31に示されるように、時刻t10において発電用電力の供給が開始されると、電気加熱式触媒200の温度は上昇し始める。その後の時刻t11において、電気加熱式触媒200の温度が例えば100℃程度まで上昇すると、電気加熱式触媒200に付着していた水分が沸騰し始める。時刻t11からしばらくの間は、供給された発電用電力のエネルギーの大部分が、水分を沸騰させるための潜熱として消費される。このため、時刻t11から、水分が蒸発し終える時刻t12までの期間においては、電気加熱式触媒200の温度は殆ど上昇しない。
時刻t12以降においては、電気加熱式触媒200の内部に水分が存在しない。このため、電気加熱式触媒200に供給された発電用電力のエネルギーは、概ねその全てが、基材220の温度上昇のために用いられるようになる。
発電用電力の供給は、電気加熱式触媒200に供給された電力量が、目標電力量であるE11に到達する時刻t14まで継続される。電気加熱式触媒200に供給された電力量が、時刻t14において目標電力量E11に到達すると、図5(A)の線L21に示されるように、この時点で発電用電力の供給が停止される。また、図5(B)の線L31に示されるように、この時刻t14と概ね等しいタイミングにおいて、電気加熱式触媒200の温度は目標温度T10に到達する。
目標電力量の設定は、図5の例におけるE10とE11との間で択一的に行われるのではなく、電気加熱式触媒200の内部における水分量に応じて適宜行われる。
図6(A)には、図5(B)と同様に、温度取得部12によって取得される電気加熱式触媒200の温度の時間変化の例が示されている。図6(B)には、図5(C)と同様に、電気加熱式触媒200に供給された発熱用電力の積算値、すなわち電力量の時間変化の例が示されている。線L50及び線L60は、電気加熱式触媒200の内部に水分が付着していない状態で、発熱用電力の供給が開始された場合の例を示している。線L51及び線L61は、電気加熱式触媒200の内部に比較的少量の水分が付着している状態で、発熱用電力の供給が開始された場合の例を示している。線L52及び線L62は、電気加熱式触媒200の内部に比較的多量の水分が付着している状態で、発熱用電力の供給が開始された場合の例を示している。
線L60に示されるように、電気加熱式触媒200の内部に水分が付着していない場合には、目標電力量として比較的小さなE20が設定される。この場合、比較的速い時刻t21において、発電用電力の積算値はE20に到達し、電気加熱式触媒200の温度は目標温度T10に到達する。
線L61に示されるように、電気加熱式触媒200の内部に比較的少量の水分が付着している場合には、目標電力量として、E20よりも大きなE21が設定される。この場合、時刻t21よりも後の時刻t22において、発電用電力の積算値はE21に到達し、電気加熱式触媒200の温度は目標温度T10に到達する。
線L62に示されるように、電気加熱式触媒200の内部に比較的多量の水分が付着している場合には、目標電力量として、E21よりも大きなE22が設定される。この場合、時刻t22よりも後の時刻t23において、発電用電力の積算値はE22に到達し、電気加熱式触媒200の温度は目標温度T10に到達する。
以上のように、電力供給部11は、電気加熱式触媒200の内部における水分量に応じて、目標電力量を適切な値に都度設定した上で、電気加熱式触媒200に対する発電用電力の供給を行うこととしている。目標電力量の具体的な設定方法については後に説明する。
このような温度制御を実現するために、制御装置10によって実行される処理の流れについて、図7を参照しながら説明する。図7に示される一連の処理は、制御装置10のうち主に電力供給部11によって実行される。尚、図7に示される一連の処理が開始されるのは、例えば、内燃機関100が始動された直後のタイミング等、電気加熱式触媒200による排ガスの浄化が必要となるタイミングである。
当該処理の最初のステップS01では、電気加熱式触媒200への通電、すなわち、発熱用電力の供給が開始されたか否かが判定される。例えば、不図示の上位ECUからの指令により、電力供給部11による発熱用電力の供給が開始されると、ステップS01ではYesとの判定がなされる。発熱用電力の供給開始を、上位ECUからの指令に基づくことなく、制御装置10が独自の判断に基づいて行うこととしてもよい。
ステップS01において、電気加熱式触媒200への通電が未だ行われていない場合には、図7に示される一連の処理を終了する。その後、図7に示される一連の処理が再度実行される。電気加熱式触媒200への通電が開始されるとステップS02に移行する。
ステップS02では、電気加熱式触媒200の温度をサンプリングする処理が開始される。以降においては、温度取得部12による温度の取得が所定の周期毎に繰り返し行われ、取得された温度の波形が記憶部13へと記憶される。
ステップS02に続くステップS03では、電気加熱式触媒200に供給された発熱用電力の電力量、であるEinの値を更新する処理が行われる。図7の処理が開始されるよりも前の時点においては、Einの初期値が0に設定される。ステップS02では、以下の式(1)に基づいてEinの値が更新される。
in=Ein+PinΔt・・・(1)
式(1)の左辺第2項の「Pin」は、現時点において電気加熱式触媒200に供給されている発熱用電力の値である。同項の「Δt」は、ステップS02の処理が前回行われた時点から、今回行われるまでの間に経過した時間である。
ステップS03に続くステップS04では、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めたか否かが判定される。当該判定は、ステップS02以降においてサンプリングされている電気加熱式触媒200の温度の波形に基づいて行われる。
図5(B)の線L31の例のように、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めた時点(時刻t11)では、電気加熱式触媒200の温度波形における傾きが急激に変化する。例えば、電気加熱式触媒200の温度波形の微分値における減少量が、所定の閾値を超えた場合に、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めたと判定することができる。このような態様に替えて、温度取得部12により取得された温度の値が、水の沸点近くに設定された閾温度を超えた場合に、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めたと判定することとしてもよい。
尚、電気加熱式触媒200に水分が存在しない場合も考えらえる。この場合、ステップS04では、電気加熱式触媒200に水分が仮に付着していたとしたら、当該水分が沸騰し始めると推測される状況であるときに、Yesとの判定がなされることとすればよい。例えば、温度取得部12により取得された温度の値が、水の沸点近くに設定された閾温度を超えた場合に、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めたと判定することとすればよい。
ステップS04において、沸騰し始めたと判定された場合には、ステップS05に移行する。それ以外の場合には、ステップS03以降の処理が再び行われる。ステップS05では、Etgtを算出し、算出されたEtgtの値を目標電力量として設定する処理が行われる。
tgtの算出方法について説明する。図8には、図5(B)の線L31と同様に、温度取得部12によって取得される電気加熱式触媒200の温度の時間変化の例が示されている。図8に示される期間TMは、電気加熱式触媒200に対し発熱用電力の供給が開始された時刻t10から、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めた時刻t11までの期間である。
この期間TMにおける電気加熱式触媒200の温度変化は、電気加熱式触媒200に当初付着していた水分の量に応じて異なるものとなる。例えば、当該水分の量が比較的少ない場合には、水分の熱容量が小さいことに起因して、電気加熱式触媒200の温度変化の傾きは大きくなる。一方、当該水分の量が比較的多い場合には、水分の熱容量が大きいことに起因して、電気加熱式触媒200の温度変化の傾きは小さくなる。
そこで、本実施形態に係る電力供給部11は、期間TMにおける電気加熱式触媒200の温度変化の傾きに応じて、Etgtを算出することとしている。時刻t10における電気加熱式触媒200の温度をTとし、時刻t11における電気加熱式触媒200の温度をTとすると、Etgtの値は、例えば以下の式(2)によって算出することができる。
tgt=f((T-T)/TM)・・・(2)
式(2)の右辺に示される関数「f()」は、温度変化の傾きである(T-T)/TMと、目標電力量として設定されるべきEtgtと、の対応関係を表す関数である。このような関数f()としては、例えば図9に示されるような右肩下がりの関数が用いられる。関数f()を示す具体的な数式は、例えば、実験結果に適合させることにより適宜設定することができる。設定されたf()は、記憶部13に記憶されている。
図7に戻って説明を続ける。ステップS05において、電力供給部11は、ステップS02以降においてサンプリングされていた温度変化の波形に基づいて、上記の傾きである(T-T)/TMを先ず算出する。その後、電力供給部11は、記憶部13に記憶されている上記対応関係、すなわち、式(2)に示される関数f()を用いることにより、傾きに対応したEtgtの値を算出し、当該Etgtの値を目標電力として設定する。
尚、記憶部13に記憶されている対応関係は、上記のように関数f()を示す数式として記憶されていてもよいのであるが、予めマップとして記憶されていてもよい。つまり、傾きである(T-T)/TMの値毎に、目標電力量として設定されるべきEtgtの値を予め実験などにより求めておき、両値の組み合わせからなる複数のデータを、マップとして記憶部13に記憶しておいてもよい。
ステップS05に続くステップS06では、ステップS03と同様に、式(1)に基づいてEinの値が更新される。
ステップS06に続くステップS07では、Einの値が、ステップS05で設定されたEtgtの値以上となったか否かが判定される。Einの値がEtgtの値未満である場合には、ステップS06以降の処理が再度実行される。Einの値がEtgtの値以上となった場合には、ステップS08に移行する。
ステップS08に移行したということは、電気加熱式触媒200に供給された発熱用電力の電力量(Ein)が、目標電力量(Etgt)に到達したということである。このため、ステップS08では、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給を停止させる処理が行われる。この時点においては、電気加熱式触媒200の温度は概ね目標温度に到達している。
以上のように、本実施形態に係る制御装置10において、電力供給部11は、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒200の温度変化に基づいて、目標電力量であるEtgtを設定する。当該温度変化は、電気加熱式触媒200に付着していた水分の量に応じたものとなる。このため、目標電力量Etgtの値を、水分の量に応じて適切な値に設定することができる。
尚、上記における「電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間」とは、本実施形態では、図8の期間TMのことである。つまり、本実施形態では、目標電力量であるEtgtを設定するために、電気加熱式触媒200の温度変化が取得される期間として、発熱用電力の供給が開始された時刻t10から、水分が沸騰し始める時刻t11までの期間TMが設定される。しかしながら、「電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間」は、上記とは異なる期間として設定されてもよい。例えば、当該期間の始期として、時刻t10よりも後の時刻が設定されてもよい。また、当該期間の終期として、時刻t11よりも前の時刻が設定されてもよい。
また、「電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間」とは、電気加熱式触媒200に水分が付着していたことを必ずしも必要とするものではない。電気加熱式触媒200に水分が付着していない場合における、「電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間」とは、電気加熱式触媒200に水分が仮に付着していたとしたら、当該水分が沸騰し始める状況となるまでの期間、のことである。
目標電力量であるEtgtを上記のように設定した後、電力供給部11は、電気加熱式触媒200に供給される発熱用電力の積算値が、目標電力量に到達すると、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給を停止するように構成されている。これにより、電気加熱式触媒200の温度を概ね目標温度に到達させることができる。
上記における「積算値」とは、電気加熱式触媒200に対する発熱用電力の供給が開始された時点(図5の例では時刻t10)からの積算値である。しかしながら、発熱用電力の積算は、他の時点から行われることとしてもよい。例えば、図5の例における時刻t12のように、水分が蒸発し終えた時点からの積算値としてもよい。積算の開始時刻を変更した場合には、それに合わせて、目標電力量であるEtgtの値等も適宜変更すればよい。
本実施形態の電力供給部11は、電気加熱式触媒200に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、電気加熱式触媒200の温度変化の勾配、すなわち、式(2)における(T-T)/TMの値に基づいて、目標電力量であるEtgtを設定する。
尚、式(2)におけるTやTの値としては、電気加熱式触媒200の温度(単位:℃)が用いられてもよいのであるが、当該温度を示す他の物理量が用いられてもよい。例えば、基材220の抵抗値(単位:Ω)が用いられてもよい。この場合、温度取得部12は、電気加熱式触媒200の温度として、基材220の抵抗値をそのまま取得することとなる。
図9に示されるように、電力供給部11は、電気加熱式触媒200の温度変化の勾配(横軸)が大きくなる程、目標電力量であるEtgt(縦軸)を小さな値に設定する。換言すれば、目標電力量がこのように設定されるよう、温度変化の勾配と目標電力量との対応関係が設定されている。
制御装置10は、電気加熱式触媒200の温度変化の勾配と、目標電力量であるEtgtと、の対応関係を予め記憶している記憶部13を更に備えている。電力供給部11は、図9に示されるような当該対応関係に基づいて目標電力量を設定する。これにより、目標電力量の設定を、容易に且つ適切に行うことができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
本開示に記載の制御装置及び制御方法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の専用ハードウェア論理回路を含むプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと1つ又は複数のハードウェア論理回路を含むプロセッサとの組み合わせにより構成された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。専用ハードウェア論理回路及びハードウェア論理回路は、複数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により実現されてもよい。
10:制御装置
11:電力供給部
12:温度取得部
200:電気加熱式触媒

Claims (5)

  1. 電気加熱式触媒(200)の制御装置(10)であって、
    前記電気加熱式触媒に発熱用電力を供給する電力供給部(11)と、
    前記電気加熱式触媒の温度を取得する温度取得部(12)と、を備え、
    前記電力供給部は、
    前記電気加熱式触媒に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、前記電気加熱式触媒の温度変化に基づいて、目標電力量を設定し、
    前記電気加熱式触媒に供給される発熱用電力の積算値が、前記目標電力量に到達すると、前記電気加熱式触媒に対する発熱用電力の供給を停止する制御装置。
  2. 前記電力供給部は、
    前記電気加熱式触媒に付着した水分が沸騰し始めるまでの期間における、前記電気加熱式触媒の温度変化の勾配に基づいて、目標電力量を設定する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記電力供給部は、
    前記電気加熱式触媒の温度変化の勾配が大きくなる程、前記目標電力量を小さな値に設定する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記電気加熱式触媒の温度変化の勾配と、前記目標電力量と、の対応関係を予め記憶している記憶部(13)を更に備え、
    前記電力供給部は、前記対応関係に基づいて前記目標電力量を設定する、請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記積算値とは、
    前記電気加熱式触媒に対する発熱用電力の供給が開始された時点からの積算値である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
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