JP2022013869A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、送信装置及び受信装置に関する。
現在、現行の地上デジタル放送方式であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)に代わる新たな次世代の地上デジタル放送方式の検討が進められている。
次世代の地上デジタル放送方式では、キャリア変調方式として、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM、1024QAM、及び4096QAMを用いることが検討されている。
ARIB STD-B31「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」
しかしながら、次世代の地上デジタル放送方式を実現するに際して、従来のキャリア変調におけるコンスタレーションでは、雑音耐性を十分に確保することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、次世代の地上デジタル放送方式において、伝送レートの向上と共に雑音耐性の向上を実現することができる送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
第1の態様に係る送信装置は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を送信する送信装置であって、1以上の階層データをキャリア変調方式の種類に対応するテーブルに従ってデータキャリアにマッピングするマッピング部を備え、前記マッピング部は、キャリア変調方式として16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が用いられる場合で、且つ、符号化率が4/16である場合に、16QAMで伝送される4ビットのうち下位2ビットが、
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定することを要旨とする。
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定することを要旨とする。
本発明によれば、次世代の地上デジタル放送方式において、伝送レートの向上と共に雑音耐性の向上を実現することができる送信装置及び受信装置を提供することができる。
図面を参照して実施形態について説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
<デジタル放送システム>
まず、本実施形態に係るデジタル放送システムについて説明する。本実施形態に係るデジタル放送システムは、上述の次世代の地上デジタル放送方式に対応している。
まず、本実施形態に係るデジタル放送システムについて説明する。本実施形態に係るデジタル放送システムは、上述の次世代の地上デジタル放送方式に対応している。
本実施形態に係るデジタル放送システムの占有帯域幅は、例えば5.83MHz又は5.57MHzである。5.83MHzはISDB-Tよりも約4.7%拡張した帯域幅であり、伝送容量を増やすことができる。一方で、5.57MHzはISDB-Tと同じ帯域幅である。
セグメント数については、1セグメント当たりの帯域幅を狭くすることでISDB-Tの13セグメントから最大35セグメントへ拡大し、各階層への帯域配分を柔軟に行うことができるようにしている。また、サービスに応じて伝送容量及び伝送耐性をより細かく設定できるように、キャリア変調方式や符号化率などの伝送パラメータをISDB-Tよりも充実させている。
また、本実施形態に係るデジタル放送システムでは、伝送パラメータの異なる複数の階層を同時に伝送する階層伝送が可能である。各階層の伝送パラメータ等の伝送制御情報は、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号によって送信側から受信側に伝送される。
図1は、本実施形態に係るデジタル放送システムにおけるセグメント構造をISDB-Tのセグメント構造と比較して示す図である。図1(a)に、ISDB-Tのセグメント構造を示し、図1(b)に、次世代の地上デジタル放送伝送方式の互換モードのセグメント構造を示し、図1(c)に、次世代の地上デジタル放送伝送方式のノーマルモードのセグメント構造を示す。
図1(a)に示すISDB-Tでは、1つの放送チャンネルは、13セグメントによって構成されており、5.57MHzの帯域幅を有している。ISDB-Tの1つの放送チャンネル内において、中央の1セグメントが部分受信帯域αであり、このような部分受信帯域の両側に配置された12セグメントが非部分受信帯域βである。
図1(b)に示すように、次世代の地上デジタル放送伝送方式の互換モードでは、1つの放送チャンネルは、33セグメント(seg)及び調整帯域(0.07MHz)によって構成されており、ISDB-Tの1つの放送チャンネルと同じ5.57MHzの帯域幅を有している。互換モードのセグメント構造では、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントが部分受信帯域αであり、このような部分受信帯域αの両外側に配置された24セグメントが非部分受信帯域βであり、このような非部分受信帯域βの両外側に配置されるのが調整帯域γである。
図1(c)に示すように、次世代の地上デジタル放送伝送方式のノーマルモードでは、1つの放送チャンネルは、35セグメントによって構成されており、5.83MHzの帯域幅を有している。ノーマルモードのセグメント構造では、1つの放送チャンネル内において、中央の9セグメントが部分受信帯域αであり、このような部分受信帯域αの両外側に配置された26セグメントが非部分受信帯域βである。
図2は、本実施形態に係るデジタル放送システム100の構成を示す図である。
図2に示すように、デジタル放送システム100は、送信装置1と受信装置3とを有する。送信装置1は、送信データを含むOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を送信する。受信装置3は、放送伝送路を介して送信装置1が送信するOFDM信号を受信する。
送信装置1は、誤り訂正符号化後の送信データを変調シンボルにマッピングすることによりデータキャリアのキャリア変調を行うマッピング部11を有する。受信装置3は、受信データを変調シンボルからデマッピングすることによりデータキャリアのキャリア復調を行うデマッピング部41を有する。
ここで、誤り訂正符号には、ISDB-Tよりも誤り訂正能力に優れたLDPC(Low Density Parity Check)符号及びBCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem)符号を用いることができる。マッピング部11及びデマッピング部41は、キャリア変調方式として、16QAM及び1024QAMに対応する。
具体的には、マッピング部11は、MビットのデータをIQ座標値に割り当てるマッピング処理において、信号点間隔を不均一とする不均一コンスタレーション(Non-Uniform Constellation:NUC)を用いることで伝送特性の改善を図る。これにより、AWGN(Additive white Gaussian Noise)環境だけでなく、マルチパス環境においても、信号点間隔が均一の均一コンスタレーション(Uniform Constellation:UC)に比べて伝送特性を改善できる。
<送信装置>
次に、本実施形態に係る送信装置1について説明する。本実施形態において、送信装置1が、上述した互換モードにおいて2階層(A階層データ及びB階層データ)の階層伝送を行う一例について説明するが、3階層の階層伝送を行ってもよい。例えば、A階層データは、移動受信向けの放送用データであり、B階層データは、固定受信向けの放送用データである。また、送信装置1は、A階層データ及びB階層データを、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを含むOFDM信号によって送信する。
次に、本実施形態に係る送信装置1について説明する。本実施形態において、送信装置1が、上述した互換モードにおいて2階層(A階層データ及びB階層データ)の階層伝送を行う一例について説明するが、3階層の階層伝送を行ってもよい。例えば、A階層データは、移動受信向けの放送用データであり、B階層データは、固定受信向けの放送用データである。また、送信装置1は、A階層データ及びB階層データを、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを含むOFDM信号によって送信する。
図3は、本実施形態に係る送信装置1の構成を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係る送信装置1は、マッピング部11a及び11bと、レベル調整部12a及び12bと、階層合成部13と、時間インターリーブ部14と、階層内セグメント間インターリーブ部15a及び15bと、分離合成部16と、周波数インターリーブ部17と、帯域合成部18と、OFDMフレーム構成部19と、IFFT(inverse fast Fourier transform)部20と、送信部21とを有する。
マッピング部11aは、A階層データ(第1階層データ)をデータキャリアにマッピングし、マッピング部11bは、B階層データ(第2階層データ)をデータキャリアにマッピングする。具体的には、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、キャリア変調方式の種類に対応するテーブルに従って、各信号点(シンボル)のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。なお、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、コンスタレーションとして、不均一コンスタレーション(NUC)を用いる。
第1に、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が4/16である場合に、16QAMで伝送される4ビット(b0,b1,b2,b3)のうち下位2ビット(b2,b3)が、
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
ここで、「符号化率が4/16である場合」とは、符号化率4/16の誤り訂正符号のLDPC符号を用いる場合を意味するが、符号化率が厳密に4/16であることに限定するものではない。以下で述べる他の符号化率についても同様である。
第2に、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が11/16である場合に、16QAMで伝送される4ビット(b0,b1,b2,b3)のうち下位2ビット(b2,b3)が、
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
なお、16QAMで伝送される4ビット(b0,b1,b2,b3)のうち上位2ビット(b0,b1)については、コンスタレーションの象限を表す。かかる象限は、日本の地上デジタル放送の伝送方式であるISDB-T(ARIB STD-B31「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」、3.9.3「ビットインターリーブ及びマッピング」)と同様に、表3のように設定されていてもよいし、米国の地上デジタル放送の伝送方式であるATSC3.0(ATSC Standard:Physical Layer Protocol(A/322)、6.3.4「Bit to IQ Mapping」)と同様に、表4のように設定されていてもよい。
第3に、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、キャリア変調方式として1024QAMが用いられている場合、表5乃至表7に示すテーブルを用いて、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
表5は、信号点の実数部分の配置(I軸上の配置)を示すuの値を規定している。
表6は、信号点の虚数部分の配置(Q軸上の配置)を示すuの値を規定している。
表7は、符号化率が12/16の場合のu0乃至u15の値を規定している。
具体的には、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、表5及び表6を参照して、信号点(シンボル)の実数部分の配置を示すuの値及び信号点の虚数部分の配置を示すuの値を決定し、表7を参照して、これらのuの値に対応する信号点のI軸上の配置(実数部分の配置)及びQ軸上の配置(虚数部分の配置)を決定する。
例えば、1つの信号点(シンボル)を構成するビットy0,s乃至y9,sが(0010011100)である場合、かかる入力シンボルの実数部分の配置を示すuの値は、表5においてビットy0,s乃至y9,sの偶数ビット(y0,s、y2,s、y4,s、y6,s、y8,s)=(01010)に対応するu3であり、かかる入力シンボルの虚数部分の配置を示すuの値は、表6においてビットy0,s乃至y9,sの奇数ビット(y1,s、y3,s、y5,s、y7,s、y9,s)=(00110)に対応するu11である。
その結果、マッピング部11a及び11bのそれぞれは、キャリア変調方式として1024QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が12/16である場合に、ビット列(0010011100)のI軸上の配置を「0.1772(表7におけるu3に対応)」とし、ビット列(0010011100)のQ軸上の配置を「0.8263(表7におけるu11に対応)」とする。
レベル調整部12aは、A階層データがマッピングされているデータキャリア(以下、A階層データとする)のレベルを調整する。レベル調整部12bは、B階層データがマッピングされているデータキャリア(以下、B階層データとする)のレベルを調整する。
階層合成部13は、A階層データ及びB階層データを合成する。ここで、互換モードのセグメント構造が用いられる場合、階層合成部13は、かかる調整帯域に配置されるデータキャリア(以下、調整帯域データとする)を分離して、帯域合成部18に送信する。かかる調整帯域には、B階層データがマッピングされるものとする。ここで、階層合成部13は、周波数方向に等しい間隔でB階層データ(すなわち、B階層データがマッピングされているデータキャリア)を引き抜き調整帯域データとしてもよい。
時間インターリーブ部14は、A階層データ及びB階層データ(互換モードの場合、調整帯域データも)のそれぞれに対して時間インターリーブを施す。
階層内セグメント間インターリーブ部15aは、A階層データを構成する全てのセグメント内においてキャリア単位で周波数インターリーブを施す。同様に、階層内セグメント間インターリーブ部15bは、B階層データを構成する全てのセグメント内においてデータキャリア単位で周波数インターリーブを施す。
分離合成部16は、A階層データ及びB階層データから、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを生成する。具体的には、分離合成部16は、9個のセグメントからなる部分受信帯域にA階層データを割り当てた後に空きがある場合にB階層データを割り当てることによって部分受信帯域データを生成し、24個のセグメントからなる非部分受信帯域にB階層データの残りを割り当てることによって非部分受信帯域データを生成する。
例えば、A階層データが9個未満のセグメントからなる場合、分離合成部16は、B階層データのうちセグメント番号の低い方から順番に部分受信帯域に割り当てていき、A階層データ及びB階層データを合わせて9個のセグメントからなる部分受信帯域データを生成してもよい。一方、A階層データが9個のセグメントからなる場合、分離合成部16は、A階層データを部分受信帯域データとし、B階層データを非部分受信帯域データとしてもよい。
周波数インターリーブ部17は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データのそれぞれに対して所定の周波数インターリーブを施す。
帯域合成部18は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)を合成する。例えば、帯域合成部18は、1チャンネル内において、中央の9セグメントに部分受信帯域データを配置し、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを合成してもよい。
OFDMフレーム構成部19は、帯域合成部18から入力した部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データに応じて、OFDMフレームを構成する。
IFFT部20は、それぞれOFDMフレーム構成部19から出力されたOFDMフレームに対してIFFTを施す。
送信部21は、それぞれIFFT部20から出力されたOFDM信号を送信する。すなわち、送信部21は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)を含むOFDM信号を送信する。
<受信装置>
次に、本実施形態に係る受信装置3について説明する。本実施形態に係る受信装置3は、OFDM信号を受信し、1以上の階層データ(本実施形態では、2階層までの階層伝送によって送信されたA階層データ及びB階層データ)を受信することができる。なお、本実施形態に係る受信装置3は、A階層データ及びB階層データを、上述の部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを含むOFDM信号によって受信する。
次に、本実施形態に係る受信装置3について説明する。本実施形態に係る受信装置3は、OFDM信号を受信し、1以上の階層データ(本実施形態では、2階層までの階層伝送によって送信されたA階層データ及びB階層データ)を受信することができる。なお、本実施形態に係る受信装置3は、A階層データ及びB階層データを、上述の部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データを含むOFDM信号によって受信する。
図4は、本実施形態に係る受信装置3の構成を示す図である。図4に示すように、受信装置3は、受信部31と、FFT部32と、デフレーム化部33と、帯域分離部34と、周波数デインターリーブ部35と、合成分離部36と、階層内セグメント間デインターリーブ部37a及び37bと、時間デインターリーブ部38と、階層分離部39と、レベル調整部40a及び40bと、デマッピング部41a及び41bとを有する。
受信部31は、送信装置1によって送信されたOFDM信号を受信する。
FFT部32は、受信部31によって受信されたOFDM信号に対してFFTを施す。
デフレーム化部33は、FFT部32からの出力に基づいて、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)の合成データを取得する。
帯域分離部34は、デフレーム化部33から出力された合成データから、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)を分離して取得する。
周波数デインターリーブ部35は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データのそれぞれに対して、上述の周波数インターリーブ部17において施された所定の周波数インターリーブに対応する周波数デインターリーブを施す。
合成分離部36は、部分受信帯域データ及び非部分受信帯域データから、A階層データ及びB階層データを取得する。
階層内セグメント間デインターリーブ部37aは、A階層データを構成する全てのセグメントA内においてキャリア単位で周波数デインターリーブを施す。同様に、階層内セグメント間デインターリーブ部37bは、B階層データを構成する全てのセグメントB内においてデータキャリア単位で周波数デインターリーブを施す。
時間デインターリーブ部38は、A階層データ及びB階層データ(互換モードの場合は、調整帯域データも)のそれぞれに対して時間デインターリーブを施す。
階層分離部39は、A階層データ及びB階層データを分離する。ここで、互換モードのセグメント構造が用いられる場合、階層分離部39は、調整帯域データに含まれているB階層データも抽出してもよい。すなわち、階層分離部39は、時間デインターリーブ部38から出力されたB階層データに対して、調整帯域データを等間隔で挿入する。
レベル調整部40aは、A階層データのレベルを調整し、レベル調整部40bは、B階層データのレベルを調整する。ここで、レベル調整部40a及びレベル調整部40bの少なくとも一方が設けられていなくてもよい。
デマッピング部41aは、データキャリアからA階層データをデマッピングする。デマッピング部41bは、データキャリアからB階層データをデマッピングする。
具体的には、デマッピング部41a及び41bのそれぞれは、キャリア変調方式の種類に対応するテーブルに従って、各信号点(シンボル)のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。なお、デマッピング部41a及び41bのそれぞれは、コンスタレーションとして、不均一コンスタレーション(NUC)を用いる。
第1に、デマッピング部41a及び41bのそれぞれは、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が4/16である場合に、16QAMで伝送される4ビット(b0,b1,b2,b3)のうち下位2ビット(b2,b3)が、上述の表1に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
第2に、デマッピング部41a及び41bのそれぞれは、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が11/16である場合に、16QAMで伝送される4ビット(b0,b1,b2,b3)のうち下位2ビット(b2,b3)が、上述の表2に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
第3に、デマッピング部41a及び41bのそれぞれは、キャリア変調方式として1024QAMが用いられている場合で、且つ、符号化率が12/16である場合に、上述の表5乃至表7に従うように、各信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定する。
<作用・効果>
次に、本実施形態に係る作用・効果について説明する。図5は、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が4/16である場合の作用・効果を説明するための図である。図6は、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が11/16である場合の作用・効果を説明するための図である。図7は、キャリア変調方式として1024QAMが用いられている場合で、且つ、符号化率が12/16である場合の作用・効果を説明するための図である。
次に、本実施形態に係る作用・効果について説明する。図5は、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が4/16である場合の作用・効果を説明するための図である。図6は、キャリア変調方式として16QAMが用いられる場合で、且つ、符号化率が11/16である場合の作用・効果を説明するための図である。図7は、キャリア変調方式として1024QAMが用いられている場合で、且つ、符号化率が12/16である場合の作用・効果を説明するための図である。
図5乃至図7において、従来手法の均一コンスタレーションと、比較例としての非特許文献3の不均一コンスタレーションと、本実施形態の不均一コンスタレーションとのそれぞれについて、マルチパス環境(2波モデル)において誤りなく伝送が可能となる所要C/N(dB)の値を示している。ここで、横軸のD/U(dB)は、2波モデルの主波とマルチパス波の受信電力比である。従来手法は非特許文献1でも採用されている均一の信号点配置である。図5乃至図7に示すように、本実施形態における所要C/Nは、従来手法及び比較例よりも下に位置しており、伝送特性が良くなる(所要C/Nを小さくできる)ことがわかる。
よって、本実施形態に係るデジタル放送システム100によれば、次世代の地上デジタル放送方式において、伝送レートの向上と共に雑音耐性の向上を実現することができる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、1本の送受信アンテナによるSISO(Single-Input Single-Output)が適用されているケースを挙げて説明しているが、本発明は、かかるケースに限定されることはなく、複数本の送受信アンテナによるMIMO(Multi-Input Multi-Output)が適用されているケース等にも適用可能である。
上述の実施形態では、1本の送受信アンテナによるSISO(Single-Input Single-Output)が適用されているケースを挙げて説明しているが、本発明は、かかるケースに限定されることはなく、複数本の送受信アンテナによるMIMO(Multi-Input Multi-Output)が適用されているケース等にも適用可能である。
また、上述の実施形態では、2階層までの階層伝送を行うケースを例に挙げて説明したが、本発明は、かかるケースに限定されることなく、3階層までの階層伝送を行うケースにも適用可能である。
上述した送信装置1が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、受信装置3が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
送信装置1が行う各処理を実行する回路を集積化し、送信装置1を半導体集積回路(チップセット、SoC)により構成してもよい。受信装置3が行う各処理を実行する回路を集積化し、受信装置3を半導体集積回路(チップセット、SoC)により構成してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…送信装置
11a、11b…マッピング部
12a、12b…レベル調整部
13…階層合成部
14…時間インターリーブ部
15a、15b…階層内セグメント間インターリーブ部
16…分離合成部
17…周波数インターリーブ部
18…帯域合成部
19…OFDMフレーム構成部
20…IFFT部
21…送信部
3…受信装置
31…受信部
32…FFT部
33…デフレーム化部
34…帯域分離部
35…周波数デインターリーブ部
36…合成分離部
37a、37b…階層内セグメント間デインターリーブ部
38…時間デインターリーブ部
39…階層分離部
40a、40b…レベル調整部
41a、41b…デマッピング部
11a、11b…マッピング部
12a、12b…レベル調整部
13…階層合成部
14…時間インターリーブ部
15a、15b…階層内セグメント間インターリーブ部
16…分離合成部
17…周波数インターリーブ部
18…帯域合成部
19…OFDMフレーム構成部
20…IFFT部
21…送信部
3…受信装置
31…受信部
32…FFT部
33…デフレーム化部
34…帯域分離部
35…周波数デインターリーブ部
36…合成分離部
37a、37b…階層内セグメント間デインターリーブ部
38…時間デインターリーブ部
39…階層分離部
40a、40b…レベル調整部
41a、41b…デマッピング部
Claims (6)
- OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を送信する送信装置であって、
1以上の階層データをキャリア変調方式の種類に対応するテーブルに従ってデータキャリアにマッピングするマッピング部を備え、
前記マッピング部は、キャリア変調方式として1024QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が用いられる場合で、且つ、符号化率が12/16である場合に、1024QAMで伝送される10ビットについて、
に従って、信号点のI軸上の配置及びQ軸上の配置を決定することを特徴とする送信装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024023913A1 (ja) * | 2022-07-26 | 2024-02-01 | 株式会社ソシオネクスト | デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信方法 |
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2021
- 2021-06-29 JP JP2021108124A patent/JP2022013869A/ja active Pending
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WO2024023913A1 (ja) * | 2022-07-26 | 2024-02-01 | 株式会社ソシオネクスト | デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信方法 |
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