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JP2022010977A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

Figure 2022010977000001
【課題】ピッチング機能が付いた車両用シートにおいて、メインフレームを着座姿勢にする、または前傾姿勢にするアシスト機能を有しつつ、シートの横幅の増大を抑え、なおかつシートの重量の増大を抑える
【解決手段】車両用シート1は、ベースフレーム21と、ベースフレーム21上に配置され、バックフレーム30とクッションフレーム31を有するメインフレーム20と、ベースフレーム21に対しメインフレーム20を着座姿勢と前傾姿勢に揺動可能とするリンク機構22と、を備える。リンク機構22の第3の回転軸92には、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向に付勢するねじりバネ100が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートに関する。
車両用シートには、シートバック(背凭れ部)とシートクッション(座部)を含むシート本体の全体を前傾できるようにした、いわゆるピッチング機能が付いたものがある(特許文献1参照)。このピッチング機能によれば、例えばシートにチャイルドシートを取り付けた状態でもシート本体の全体を前傾させて、乗員が後列シートに乗り込むことが可能になる。
特開2017-197075号公報
ところで、上述のようなピッチング機能を有する車両用シートでは、シート本体の重量や重心によりシート本体を前傾姿勢から着座姿勢にする際、または、着座姿勢から前傾姿勢にする際に比較的強い力が必要になる。このため、シート本体を着座姿勢、または前傾姿勢にする為のアシスト機能があるとよい。
この点、特許文献1の車両用シートは、シートロック機構のロック遅れを抑制するためのものであるものの、シート本体の骨格であるメインフレーム(バックフレームとクッションフレームを含む)を前傾状態から着座状態に変位させるためのアシスト力を付与するアシスト手段を備えている。しかしながら、このアシスト手段は、前後方向に伸びるコイルバネや、そのコイルバネを固定するためのフックなどの大掛かりな機構を有しており、さらにその機構が、シートのスライド装置の固定位置よりも車幅方向の外側に配置されている。このため、上記車両用シートは、横幅が大きくなり、シートを前傾させたときの後列シートへの乗り込みスペースが狭くなる。また、シートの重量も増大し、さらに前傾姿勢から着座姿勢に戻す方向にしか作用しない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ピッチング機能が付いた車両用シートにおいて、メインフレームを着座姿勢にする、または前傾姿勢にするアシスト機能を有しつつ、シートの横幅の増大を抑え、なおかつシートの重量の増加を抑えることをその目的とする。
本発明の一態様に係る車両用シートは、ベースフレームと、ベースフレーム上に配置され、バックフレームとクッションフレームを有するメインフレームと、ベースフレームに対しメインフレームを着座姿勢と前傾姿勢に揺動可能とするリンク機構と、を備え、リンク機構の少なくとも一つの回転軸には、メインフレームを前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向又は着座姿勢から前傾姿勢に揺動する方向に付勢するバネが設けられている。
上記態様によれば、リンク機構の少なくとも一つの回転軸に設けられたバネにより、メインフレームを前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向又は着座姿勢から前傾姿勢に揺動する方向に付勢することができるので、ピッチング機能が付いた車両用シートにおいて、メインフレームを着座姿勢にする、または前傾姿勢にするアシスト機能を有しつつ、シートの横幅の増大を抑え、なおかつシートの重量の増加を抑えることができる。
上記態様において、リンク機構は、メインフレームの左右の両側に一対で設けられ、バネは、リンク機構の左右の一対の回転軸にそれぞれ設けられるようにしてもよい。
上記態様において、ベースフレームは、メインフレームの左右の両側に位置し、メインフレームを前後方向にスライドさせるためのスライドレールを有し、バネは、正面視でスライドレールと同じ位置、又はスライドレールよりも左右方向の内側の位置に設けられるようにしている。
ベースフレームは、前後方向に延伸する第1のフレームを有し、リンク機構は、クッションフレームと、第1のフレームと、フロントリンクとを有し、クッションフレームの後部と第1のフレームの後部が第1の回転軸を介して接続され、クッションフレームの前部とフロントリンクの第1の端部が第2の回転軸を介して接続され、第1のフレームの前部とフロントリンクの第2の端部が第3の回転軸を介して接続され、クッションフレームには、第1の回転軸又は第2の回転軸を揺動可能にする長孔が設けられるように構成されていてもよい。
バネは、第3の回転軸又は、長孔が設けられていない第1の回転軸又は第2の回転軸の少なくとも一個所に設けられていてもよい。
本発明によれば、ピッチング機能が付いた車両用シートにおいて、メインフレームを着座姿勢にする、または前傾姿勢にするアシスト機能を有しつつ、シートの横幅の増大を抑え、なおかつシートの重量の増大を抑えることができる。
車両用シートの構成の一例を示す斜視図である。 車両用シートの骨格の一例を示す斜視図である。 メインフレームが着座姿勢の時の車両用シートの骨格の一例を示した側面図である。 メインフレームが前傾姿勢の時の車両用シートの骨格の一例を示した側面図である。 リンク機構のねじりバネの周辺の構成を示す斜視図である。 リンク機構のねじりバネの周辺の構成を前方から見た図である。 着座姿勢のメインフレームを内側から見た側面図である。 前傾姿勢のメインフレームを内側から見た側面図である。 他のリンク機構の着座姿勢のメインフレームを示す側面図である。 他のリンク機構の前傾姿勢のメインフレームを示す側面図である。 他のリンク機構の車両用シートの骨格を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用シート1の構成の一例を示す斜視図である。例えば車両用シート1は、乗員が座るシートクッション10と、乗員が背中を凭れかけるバックシート11と、乗員の頭部を支えるヘッドレスト12と、シートベルト装置13等を備えている。
図2は、車両用シート1の骨格の概略を示す斜視図である。車両用シート1は、骨格として、例えばメインフレーム20と、ベースフレーム21と、メインフレーム20に対しベースフレーム21を着座姿勢と前傾姿勢に揺動可能とするリンク機構22と、ロック機構23を備えている。なお、着座姿勢とは、乗員が通常着座するときの姿勢(図1乃至図3に示すような姿勢)を意味する。
メインフレーム20は、シートバック11の骨格に相当するバックフレーム30と、シートクッション10の骨格に相当するクッションフレーム31を有している。
バックフレーム30は、例えば側部フレーム40と、上部接続フレーム41と、下部接続フレーム42を有している。
側部フレーム40は、車両用シート1の左右方向(車両の車幅方向)Xの両側に一対で設けられ、上下方向に延伸している。側部フレーム40は、例えば上下方向に長く板面を左右方向Xに向けた板形状を有している。上部接続フレーム41は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対の側部フレーム40の上端部同士を接続している。下部接続フレーム42は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対の側部フレーム40の下部同士を接続している。
クッションフレーム31は、例えば側部フレーム50と、前部接続フレーム51と、後部接続フレーム52を有している。
側部フレーム50は、車両用シート1の左右方向Xの両側に一対で設けられ、車両用シート1の前後方向(車両の前後方向)Yに延伸している。図2及び図3に示すように側部フレーム50は、例えば前後方向Yに長く板面を左右方向Xに向けた板形状を有している。側部フレーム50は、例えば前部から中間部まで同程度の上下幅を有し、中間部から後部にかけて広がるような上下幅を有している。側部フレーム50は、後部において上方に突出した形状を有している。側部フレーム50の後部には、リンク機構22で用いられる、左右方向Xに貫通し前後方向Yに長い長孔53が形成されている。
図2に示すように前部接続フレーム51は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対の側部フレーム50の前部同士を接続している。後部接続フレーム52は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対の側部フレーム50の後部同士を接続している。
バックフレーム30の側部フレーム40の下部とクッションフレーム31の側部フレーム50の後部は、左右方向Xに向いた回転軸54により回転可能に接続されている。回転軸54には、図示しないリクライニング機構が設けられており、このリクライニング機構によりバックフレーム30をクッションフレーム31に対し前傾及び後傾させることができる。
ベースフレーム21は、例えばロアレール60とアッパーレール61とからなるスライドレールと、第1のフレームとしてのライザー62と、前部接続フレーム63と、後部接続フレーム64を有している。
ロアレール60は、車両の床面に固定されている。ロアレール60は、車両用シート1の左右方向Xの両側に一対で設けられ、前後方向Yに直線状に延設されている。アッパーレール61は、ロアレール60上に前後方向Yにスライド自在に設けられている。アッパーレール61は、前後方向Yに長い細長形状を有している。
ライザー62は、車両用シート1の左右方向Xの両側に一対で設けられ、前後方向Yに長く板面を左右方向Xに向けた板形状を有している。ライザー62は、前部と後部が中間部に比べて広がるような上下幅を有している。ライザー62は、前部と後部において上方に突出した形状を有している。ライザー62は、アッパーレール61上に位置し、ボルトなどの固定部材65によりアッパーレール61に固定されている。なお、固定部材65は、図3に示すようにリンク機構22の後述の第3の回転軸92よりも前方と、第3の回転軸92と第1の回転軸90との前後方向Yの間の2か所に設けられている。
図2に示すように前部接続フレーム63は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対のライザー62の前部同士を接続している。前部接続フレーム63は、例えば円筒形状を有している。図3に示すように前部接続フレーム63は、リンク機構22の後述の第3の回転軸92と第1の回転軸90との前後方向Yの間であって、第3の回転軸92により近い位置に設けられている。前部接続フレーム63は、リンク機構22によりクッションフレーム31の側部フレーム50が下がったときに側部フレーム50を止めるストッパ、すなわちメインフレーム20の着座姿勢から前傾姿勢への移動を止めるストッパとしても機能する。
図2に示すように後部接続フレーム64は、左右方向Xの水平方向に向けて延伸し、一対のライザー62の後部同士を接続している。後部接続フレーム64は、例えば前部接続フレーム63よりも径が大きい円筒形状を有している。
後部接続フレーム64には、ロック機構23の後述のフック111に保持される被保持部材としてのストライカー66が固定されている。ストライカー66は、後部接続フレーム64の左右方向Xの両端部付近にそれぞれ設けられている。ストライカー66は、図7及び図8に示すように後部接続フレーム64から後方に延伸し、左右方向Xの内側に曲がり左右方向Xに延伸するように構成されている。
図2に示すようにリンク機構22は、いわゆるピッチング機能を実現するものであり、メインフレーム20の左右の両側に一対で設けられている。図3及び図4に示すようにリンク機構22は、例えば4節スライダリンク機構であり、クッションフレーム31の側部フレーム50と、ライザー62と、フロントリンク80と、長孔53内を移動する第1の回転軸90を有している。
クッションフレーム31(側部フレーム50)の後部31bとライザー62の後部62bは第1の回転軸90を介して互いに回転自在に接続されている。第1の回転軸90は、クッションフレーム31の長孔53に揺動自在に設けられている。クッションフレーム31の前部31aとフロントリンク80の第1の端部80aは第2の回転軸91を介して互いに回転自在に接続されている。ライザー62の前部62aとフロントリンク80の第2の端部80bは第3の回転軸92を介して互いに回転自在に接続されている。
リンク機構22は、フロントリンク80がライザー62に対し第3の回転軸92を中心に前方(図3及び図4における反時計周り)に回転すると、クッションフレーム31の前部31aが前方に移動しつつ下がり、第1の回転軸90が長孔53内の後方側に移動し、クッションフレーム31の後部31bが前方に移動しつつ上がり、これにより、メインフレーム20が前傾姿勢(図4に示す状態)となるように構成されている。このとき、メインフレーム20が所定量前傾すると、クッションフレーム31が前部接続フレーム63に当接してメインフレーム20の前傾動作が止められる。
またリンク機構22は、フロントリンク80がライザー62に対し第3の回転軸92を中心に後方(図3及び図4における時計周り)に回転すると、クッションフレーム31の前部31aが後方に移動しつつ上がり、第1の回転軸90が長孔53内の前方側に移動し、クッションフレーム31の後部31bが後方に移動しつつ下がり、これにより、メインフレーム20が着座姿勢(図3に示す状態)に戻るように構成されている。
図5及び図6に示すようにクッションフレーム31は、ロアレール60、アッパーレール61及びライザー62よりも左右方向Xの内側に位置している。フロントリンク80は、ライザー62とクッションフレーム31の左右方向Xの間に配置されている。
ライザー62の第3の回転軸92には、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向に付勢するねじりバネ100が設けられている。ねじりバネ100は、ライザー62とフロントリンク80の間の第3の回転軸92周りに巻き付けられ、第1の端部100aがライザー62に固定され、第2の端部100bがフロントリンク80に固定されている。メインフレーム20が前傾姿勢に移動する際には、フロントリンク80が第3の回転軸92を中心に前方側に回転し、ねじりバネ100の付勢力が強くなり、メインフレーム20が着座姿勢に戻る際には、その動作がねじりバネ100の付勢力によりアシストされる。
図2に示すロック機構23は、ベースフレーム21に対しメインフレーム20を着座姿勢で固定し、またその固定を解除するものである。ロック機構23は、メインフレーム20の左右の両側に一対で設けられている。ロック機構23は、クッションフレーム31の左右方向Xの内側であって、例えばクッションフレーム31の後方の下部に設けられている。
図7及び図8は、クッションフレーム31を左右方向Xの内側から見た図である。ロック機構23は、例えばロック解除レバー(図示せず)と連動するロック解除部材110と、ロック解除部材110によって固定状態と解放状態とを切り替え可能なフック111等を備えている。
ロック解除部材110は、例えばクッションフレーム31の前後方向Yに回動可能に構成されている。ロック解除部材110は、バネ113によりクッションフレーム31の後方側に向けて付勢されている。ロック機構23は、ロック解除レバーを動かすとロック解除部材110が前方に移動し、カム機構によりフック111の固定状態が解除され、フック111が軸周りに解放状態となるように構成されている。これにより、メインフレーム20を前傾させたときに、フック111がストライカー66によって、開く方向(図7及び図8における反時計回り)に押されて回動し、ストライカー66がフック111から外れる(図8に示す状態)。
また、ロック機構23は、メインフレーム20を後傾させたときに、フック111がストライカー66によって、閉まる方向(図7及び図8における時計回り)に押されて回動し、ストライカー66がフック111により保持され、このときフック111が固定状態となるように構成されている(図7に示す状態)。このとき、ロック解除部材110は、バネ113の作用により元の位置に戻される。
シートベルト装置13は、図2に示すようにシートバック11の内部に配置され、シートベルト120を巻き取るリトラクタ121と、シートバック11の肩部の内部に配置され、シートベルト120をシートバック11の内部から出入りさせるためのベルト出入口フレーム122と、シートベルト120を留めるバックル部123などを備えている。リトラクタ121及びベルト出入口フレーム122は、バックフレーム30の上部に取り付けられている。ベルト出入口フレーム122は、例えば上部接続フレーム41の左右方向Xの一方の端部付近に設けられている。図1に示すようにシートバック11には、ベルト出入口フレーム122に対応する位置にベルト出入口124が設けられている。
次に以上のように構成された車両用シート1のピッチング機能の動作について説明する。先ず、図3に示すように車両用シート1のメインフレーム20が通常姿勢である着座姿勢にある。このとき、図7に示すようにメインフレーム20側のロック機構23のフック111がベースフレーム21側のストライカー66を保持しており、メインフレーム20が着座姿勢でロックされている。また、メインフレーム20には、ねじりバネ100により、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に戻そうとする付勢力が作用している。
そして、乗員が車両用シート1のピッチング機能を使用する際には、先ず乗員がロック機構23のロック解除レバーを動かすと、ロック解除部材110が前方に移動し、フック111の固定状態が解除され、フック111が解放状態となる。次に、乗員がシートバック11を前方に押し、シートバック11とシートクッション10を一体的に前傾させる。このとき、図8に示すようにストライカー66がフック111から外れ、図4に示すようにリンク機構22によりメインフレーム20がベースフレーム21に対し前傾し前傾姿勢になる。メインフレーム20の前傾は、クッションフレーム31の側部フレーム50が前部接続フレーム63に当接したところで止まる。こうして、シートバック11の後方にスペースができ、例えば乗員が後列シートに乗り込むことができる。
そして、乗員がシートバック11とシートクッション10を通常の位置に戻すときには、乗員がシートバック11を後方に押し、図3に示すようにメインフレーム20がベースフレーム21に対し後傾する。このときねじりバネ100によりメインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向の付勢力が作用しており、乗員のシートバック11及びシートクッション10(メインフレーム20)を通常の着座姿勢に戻そうとする動作がアシストされる。そして、メインフレーム20が着座姿勢に戻るときには、ストライカー66がロック機構23のフック111を押し、フック111が回動して図7に示すようにストライカー66を保持する。こうして再びメインフレーム20が着座姿勢でロックされる。
本実施の形態によれば、リンク機構22の第3の回転軸92に設けられたねじりバネ100により、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向に付勢することができるので、ピッチング機能が付いた車両用シート1において、メインフレーム20を着座状態に戻すためのアシスト機能を有しつつ、シート1の横幅を小さく抑え、なおかつシート1の重量を抑えることができる。
ねじりバネ100は、リンク機構22の左右の一対の第3の回転軸92にそれぞれ設けられているので、メインフレーム20を着座状態に戻すためのアシストをメインフレーム20の左右両側でバランスよく行うことができる。
ねじりバネ100は、ロアレール60よりも左右方向Xの内側の位置に設けられているので、車両用シート1の横幅をさらに小さく抑えることができる。なお、ねじりバネ100は、正面視でロアレール60と同じ位置に設けられていてもよい。
リンク機構22は、クッションフレーム31と、ライザー62と、フロントリンク80を有し、クッションフレーム31の後部31bとライザー62の後部62bが第1の回転軸90を介して接続され、クッションフレーム31の前部31aとフロントリンク80の第1の端部80aが第2の回転軸91を介して接続され、ライザー62の前部62aとフロントリンク80の第2の端部80bが第3の回転軸92を介して接続され、クッションフレーム31には、第1の回転軸90を揺動可能にする長孔53が設けられるように構成され、ねじりバネ100は、第3の回転軸92に設けられている。これにより、部品点数が少なく、かつ強度・剛性に優れた車両用シート1のピッチング機能を実現することができる。また、ねじりバネ100によるアシスト機能を好適に実現することができる。
本実施の形態において、ねじりバネ100は、第2の回転軸91に設けられていてもよい。また、ねじりバネ100は、第3の回転軸92と第2の回転軸91の両方に設けられていてもよい。
本実施の形態におけるリンク機構22は、クッションフレーム31に第1の回転軸90を揺動可能とする長孔53を設けたものであったが、リンク機構22は、図9に示すようにクッションフレーム31の前部31aに第2の回転軸91を揺動可能とする長孔53を設けるようにしてもよい。この場合、ねじりバネ100は、第3の回転軸92又は第1の回転軸90の少なくともいずれかに設けられていてもよい。
この例では、フロントリンク80がライザー62に対し第3の回転軸92を中心に前方(図9及び図10における反時計周り)に回転すると、クッションフレーム31の前部31aが前方に移動しつつ下がり、第2の回転軸91が長孔53内の前方側に移動し、クッションフレーム31の後部31bが前方に移動しつつ上がり、これにより、メインフレーム20が前傾姿勢となる(図10に示す状態)。
また、フロントリンク80がライザー62に対し第3の回転軸92を中心に後方(図9及び図10における時計周り)に回転すると、クッションフレーム31の前部31aが後方に移動しつつ上がり、第2の回転軸91が長孔53内の後方側に移動し、クッションフレーム31の後部31bが後方に移動しつつ下がり、これにより、メインフレーム20が着座姿勢となる(図9に示す状態)。
以上の実施の形態において、リンク機構22が4節スライダリンク機構であったが、これに限られず、他の構成のリンク機構であってもよい。例えばリンク機構22は、図11に示すような4節リンク機構であってもよい。かかるリンク機構22は、例えばクッションフレーム31と、ライザー62と、フロントリンク80と、リアリンク140を有し、クッションフレーム31の後部31bとリアリンク140の第1の端部が第1の回転軸150を介して接続され、リアリンク140の第2の端部とライザー62の後部62bが第2の回転軸151を介して接続され、クッションフレーム31の前部31aとフロントリンク80の第1の端部80aが第3の回転軸152を介して接続され、ライザー62の前部62aとフロントリンク80の第2の端部80bが第4の回転軸153を介して接続されるように構成され、ねじりバネ100は、第1の回転軸150~第4の回転軸153の少なくともいずれかに設けられていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えばメインフレーム20と、ベースフレーム21と、ロック機構23の構成やシートベルト装置13の構成は、上記実施の形態のものに限られず他の構成を有していてもよい。また、バネ100は、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向に付勢するものであれば他のものであってもよい。さらに、以上の実施の形態において、バネ100は、メインフレーム20を前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向に付勢するものであったが、メインフレーム20を着座姿勢から前傾姿勢に揺動する方向に付勢するものであってもよい。この場合、バネ100以外の車両用シートの構成は、以上の実施の形態に記載したものを採用することができる。
本発明は、ピッチング機能が付いた車両用シートにおいて、メインフレームを着座姿勢にする、または前傾姿勢にするアシスト機能を有しつつ、シートの横幅の増大を抑え、なおかつシートの重量の増大を抑える際に有用である。
1 車両用シート
10 シートクッション
11 シートバック
20 メインフレーム
21 ベースフレーム
22 リンク機構
30 バックフレーム
31 クッションフレーム
53 長孔
60 ロアレール
62 ライザー
80 フロントリンク
90 第1の回転軸
91 第2の回転軸
92 第3の回転軸
100 ねじりバネ
X 左右方向
Y 前後方向

Claims (5)

  1. ベースフレームと、
    前記ベースフレーム上に配置され、バックフレームとクッションフレームを有するメインフレームと、
    前記ベースフレームに対し前記メインフレームを着座姿勢と前傾姿勢に揺動可能とするリンク機構と、を備え、
    前記リンク機構の少なくとも一つの回転軸には、前記メインフレームを前傾姿勢から着座姿勢に揺動する方向又は着座姿勢から前傾姿勢に揺動する方向に付勢するバネが設けられている、車両用シート。
  2. 前記リンク機構は、前記メインフレームの左右の両側に一対で設けられ、
    前記バネは、前記リンク機構の左右の一対の回転軸にそれぞれ設けられている、請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記ベースフレームは、前記メインフレームの左右の両側に位置し、前記メインフレームを前後方向にスライドさせるためのスライドレールを有し、
    前記バネは、正面視で前記スライドレールと同じ位置、又は前記スライドレールよりも左右方向の内側の位置に設けられている、請求項1又は2に記載に車両用シート。
  4. 前記ベースフレームは、前後方向に延伸する第1のフレームを有し、
    前記リンク機構は、前記クッションフレームと、前記第1のフレームと、フロントリンクを有し、前記クッションフレームの後部と前記第1のフレームの後部が第1の回転軸を介して接続され、前記クッションフレームの前部と前記フロントリンクの第1の端部が第2の回転軸を介して接続され、前記第1のフレームの前部と前記フロントリンクの第2の端部が第3の回転軸を介して接続され、前記クッションフレームには、前記第1の回転軸又は前記第2の回転軸を揺動可能にする長孔が設けられるように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  5. 前記バネは、前記第3の回転軸又は、前記長孔が設けられていない前記第1の回転軸又は前記第2の回転軸の少なくとも一個所に設けられている、請求項4に記載の車両用シート。
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