JP2022006607A - Vertical shaft pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、立軸ポンプに関する。 The present invention relates to a vertical shaft pump.
立軸ポンプは、ポンプケーシングと、ポンプケーシングに沿って配置された回転軸と、回転軸の下端側に取り付けられた羽根車とを備える。特許文献1に開示された立軸ポンプは、減速機を介して回転軸に接続された原動機と、この原動機を冷却するための冷却装置とを備える。冷却装置は、ポンプケーシングの下部外周に取り付けられた通水管を備え、原動機を冷却する冷却水を吸水槽内の水によって熱交換し、冷却水を降温させている。
The vertical shaft pump includes a pump casing, a rotary shaft arranged along the pump casing, and an impeller attached to the lower end side of the rotary shaft. The vertical shaft pump disclosed in
吸水槽内には水流が速い領域と遅い領域が存在し、水流が遅い領域では水流が速い領域よりも冷却水の降温効率(熱交換性)が低いが、特許文献1では吸水槽内の水流について何も考慮されていない。そのため、冷却水の降温効率について、特許文献1の立軸ポンプには改善の余地がある。
In the water absorption tank, there are a region where the water flow is fast and a region where the water flow is slow, and in the region where the water flow is slow, the cooling water temperature lowering efficiency (heat exchangeability) is lower than in the region where the water flow is fast. Nothing is considered about. Therefore, there is room for improvement in the vertical shaft pump of
本発明は、発熱機器を冷却するための冷却水を効率的に降温できる立軸ポンプを提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a vertical shaft pump capable of efficiently lowering the temperature of cooling water for cooling a heat generating device.
本発明の一態様は、吸水槽内に下部が配置された筒状のポンプケーシングと、冷却水を循環させて発熱機器を冷却する冷却装置とを備え、前記冷却装置は、前記ポンプケーシングの前記下部の外側に配置され、前記ポンプケーシングを中心として径方向に移動可能な可動部材を備え、前記可動部材は、前記冷却水を通水可能な通水管を有する、立軸ポンプを提供する。 One aspect of the present invention includes a tubular pump casing having a lower portion arranged in a water absorption tank, and a cooling device for circulating cooling water to cool a heat generating device, wherein the cooling device is the pump casing. A vertical shaft pump is provided which is arranged on the outside of the lower portion and includes a movable member which is movable in the radial direction about the pump casing, and the movable member has a water passage pipe through which the cooling water can pass.
本態様では、発熱機器を冷却する冷却装置は、ポンプケーシングを中心として径方向に移動可能な可動部材を備え、この可動部材が冷却水を通水可能な通水管を有する。よって、吸水槽内のうちの水流が速い領域に可動部材(通水管)を配置することで、冷却水を効率的に降温(熱交換)できる。また、吸水槽内において水流が速い領域は空気吸込渦が発生し易い部分であり、この領域に可動部材を配置することによって空気吸込渦の発生を抑制できる。 In this embodiment, the cooling device for cooling the heat generating device includes a movable member that can move in the radial direction around the pump casing, and the movable member has a water passage pipe through which cooling water can pass. Therefore, by arranging the movable member (water pipe) in the region of the water absorption tank where the water flow is fast, the cooling water can be efficiently lowered (heat exchange). Further, the region where the water flow is fast in the water absorption tank is a portion where an air suction vortex is likely to be generated, and the generation of the air suction vortex can be suppressed by arranging the movable member in this region.
本発明の立軸ポンプでは、発熱機器を冷却するための冷却水を効率的に降温できる。 In the vertical shaft pump of the present invention, the cooling water for cooling the heat generating device can be efficiently lowered.
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る立軸ポンプ10を示す。図1に示すように、立軸ポンプ10は、排水機場の吸水槽1に配置され、吸水槽1に流入した雨水等の液体を下流側へ排出する。
(First Embodiment)
FIG. 1 shows a
図1及び図6を参照すると、吸水槽1は、上方を覆うポンプ床(据付床)2、下方を塞ぐ底壁3、水の流入方向Fの両側を塞ぐ一対の側壁4、及び水の流入方向Fの下流側端部を塞ぐ端壁5によって画定されている。雨水等の液体は、図1及び図6において左側(上流側)から右側(下流側)に向けて流入し、吸水槽1内に溜まる。
Referring to FIGS. 1 and 6, the
図1に示すように、立軸ポンプ10は、ポンプケーシング12、回転軸20、羽根車23、駆動機構25、及び水冷式の冷却装置35を備え、定められた水位まで溜まった液体を吸水槽1から下流側へ排出する。
As shown in FIG. 1, the
ポンプケーシング12は、ポンプ床2に形成された貫通孔2aに上方から差し込み、ポンプ床2に固定されている。ポンプケーシング12は、吸水槽1内に配置された揚水管13と、ポンプ床2上に配置された吐出管17とを備える。
The
揚水管13は、ストレート管14、ベーンケース15、及びベルマウス16を備え、貫通孔2aから鉛直方向下向きに突出している。ストレート管14は、直径が一様な上部配管である。ベーンケース15は、径方向外向きに膨出した概ね楕円筒状の下部配管であり、ストレート管14の下端に接続されている。ベーンケース15の内部には、ベーンケース15と同軸で筒状の軸受ケーシング15aが設けられている。ベルマウス16は、下端に向けて次第に拡径した概ね円錐筒状の下部配管であり、ベーンケース15の下端に接続されている。ベルマウス16の下端は、底壁3に対して定められた間隔をあけて配置された吸込口16aである。
The
吐出管17は、揚水管13の上端に接続された吐出エルボ18と、ポンプ床2上に配置された送水管(図示せず)とを備える。吐出エルボ18は、軸線が90度湾曲した曲がり管であり、ストレート管14の上端に接続され、ポンプ床2から上方へ突出している。吐出エルボ18の下部には、ポンプケーシング12をポンプ床2に固定するためのベースプレート18aが設けられている。但し、ベースプレートはストレート管14の上端側に設けてもよい。
The
回転軸20は、吐出管17を貫通して揚水管13の軸線Aに沿って配置され、水中軸受21によって回転可能に支持されている。より具体的には、回転軸20は、ポンプケーシング12の内部に配置された内側部20aと、ポンプケーシング12の外部に配置された外側部20bとを備える。内側部20aの下端は、軸受ケーシング15aを貫通し、軸受ケーシング15aと吸込口16aとの間に配置されている。回転軸20の外側部20bは、吐出管17から外部へ突出し、駆動機構25に機械的に接続されている。回転軸20のうち吐出エルボ18を貫通した部分は、軸封装置22によって水密にシールされている。
The
羽根車23は、軸受ケーシング15aの下側に配置され、内側部20aの下端に取り付けられている。駆動機構25によって回転軸20が回転されると、羽根車23は、回転軸20と一体に回転し、ポンプケーシング12内を通して吸水槽1内の液体を下流側へ排出する。
The
駆動機構25は、回転軸20の外側部20bに機械的に接続され、回転軸20を回転させる。本実施形態の駆動機構25は、オペレータの指令によって駆動する駆動機26と、駆動機26の駆動力を回転軸20に伝達する伝達機構29とを備え、ポンプ床2上に配置されている。
The
駆動機26には、内燃機関の1つであるディーゼル機関が用いられている。駆動機26は、回転軸20に対して交差する向き(水平方向)へ突出する出力軸27を備える。駆動機26は、駆動によって発熱する発熱機器であり、冷却用の熱交換器28を備える。熱交換器28は、通水された冷却水が駆動機26の熱を吸着することで、駆動機26の過熱を抑制する。
A diesel engine, which is one of the internal combustion engines, is used as the
伝達機構29は、出力軸27と回転軸20にそれぞれ接続され、出力軸27の回転速度に対する回転軸20の回転速度を低減して、回転軸20を回転させる減速機である。この伝達機構29は、駆動機26と同様に、駆動によって発熱する発熱機器であり、冷却用の熱交換器30を備える。熱交換器30は、通水された冷却水が伝達機構29の熱を吸着することで、伝達機構29の過熱を抑制する。
The
冷却装置35は、熱交換器28,30に冷却水を循環供給し、駆動機26と伝達機構29の過熱を防止するために設けられている。図1及び図2に示すように、冷却装置35は、ポンプ床2上に配置された主流路37と、吸水槽1内に配置された再生流路45とを備える。主流路37では対象の発熱機器を冷却水で冷却し、再生流路45では冷却水自体を降温(再生)する。
The
主流路37には、熱交換器28,30と、再生流路45を構成する複数の通水管46,48とがそれぞれ接続されている。主流路37は、冷却水を循環させる循環ポンプ38と、補充用の冷却水を貯留したタンク39とを備える。
The
循環ポンプ38の吸込口とタンク39とは配管40によって接続されている。主流路37内及び再生流路45内の冷却水が不足すると、配管40を通してタンク39内の冷却水が主流路37に補充される。循環ポンプ38の吐出口には配管41が接続されている。配管41の下流側は二又に分岐されており、そのうち、分岐配管41aが駆動機26の熱交換器28の入口に接続され、分岐配管41bが伝達機構29の熱交換器30の入口に接続されている。
The suction port of the
駆動機26の熱交換器28の出口には、配管42の分岐配管42aが接続され、伝達機構29の熱交換器30の出口には、配管42の分岐配管42bが接続されている。熱交換器28,30側の配管42と循環ポンプ38側の配管40とは、接続配管43によって接続されている。
The
再生流路45は、接続配管43に分岐接続されており、熱交換器28,30に供給する冷却水の温度を降下(再生)させるために設けられている。循環ポンプ38によって吐出された冷却水は、熱交換器28,30を通過する際に駆動機26及び伝達機構29それぞれの熱を吸着して昇温する。続いて、再生流路45を通過する際、吸水槽1内の水に熱が奪われて降温し、再び循環ポンプ38によって熱交換器28,30に供給される。
The
再生流路45は、ポンプケーシング12に取り付けられた固定式通水管46と、ポンプケーシング12に取り付けられた複数の可動部材47がそれぞれ備える可動式通水管48と、これらを接続配管43(主流路37)にそれぞれ接続する接続管49とを備える。接続管49は、可撓性を有するフレキシブルチューブによって構成されている。本実施形態の可動式通水管48は4個用いられており、以下の説明では必要に応じて48A,48B,48C,48Dと言うことがある。
The
図2に最も明瞭に示すように、固定式通水管46と可動式通水管48はそれぞれ、冷却水を通水可能な連通状態と通水不可能な遮断状態とに切り換える切換弁51A~51Jを介して接続配管43に接続されている。切換弁51A~51Jはそれぞれ、3つの接続ポート51a~51cを備え、個々のポート51a~51cの開状態と閉状態を切換可能な三方弁である。個々の切換弁51A~51Jにおいては、接続ポート51aに熱交換器28,30側が接続され、接続ポート51bに通水管46,48が接続され、接続ポート51cに循環ポンプ38側が接続されている。
As most clearly shown in FIG. 2, the fixed
詳しくは、固定式通水管46の流入側は切換弁51Aを介して接続配管43に接続され、固定式通水管46の流出側は切換弁51Bを介して接続配管43に接続されている。可動式通水管48Aの流入側は切換弁51Cを介して接続配管43に接続され、可動式通水管48Aの流出側は切換弁51Dを介して接続配管43に接続されている。可動式通水管48Bの流入側は切換弁51Eを介して接続配管43に接続され、可動式通水管48Bの流出側は切換弁51Fを介して接続配管43に接続されている。可動式通水管48Cの流入側は切換弁51Gを介して接続配管43に接続され、可動式通水管48Cの流出側は切換弁51Hを介して接続配管43に接続されている。可動式通水管48Dの流入側は切換弁51Iを介して接続配管43に接続され、可動式通水管48Dの流出側は切換弁51Jを介して接続配管43に接続されている。
Specifically, the inflow side of the fixed
切換弁51Aの接続ポート51aと51bを連通状態として接続ポート51cを遮断状態とし、切換弁51Bの接続ポート51bと51cを連通状態として接続ポート51aを遮断状態とすることで、主流路37内の冷却水を固定式通水管46に通水可能な連通状態となる。一方、切換弁51Aの接続ポート51aと51cを連通状態として接続ポート51bを遮断状態とし、切換弁51Bの接続ポート51aと51cを連通状態として接続ポート51bを遮断状態とすることで、主流路37内の冷却水を固定式通水管46に通水不可能な遮断状態となる。但し、遮断状態で冷却水は、接続配管43及び切換弁51A,51Bを通して、熱交換器28,30側から循環ポンプ38側へ流動可能である。
The
切換弁51Cの接続ポート51aと51bを連通状態として接続ポート51cを遮断状態とし、切換弁51Dの接続ポート51bと51cを連通状態として接続ポート51aを遮断状態とすることで、主流路37内の冷却水を可動式通水管48Aに通水可能な連通状態となる。一方、切換弁51Cの接続ポート51aと51cを連通状態として接続ポート51bを遮断状態とし、切換弁51Dの接続ポート51aと51cを連通状態として接続ポート51bを遮断状態とすることで、主流路37内の冷却水を可動式通水管48Aに通水不可能な遮断状態となる。但し、遮断状態で冷却水は、接続配管43及び切換弁51C,51Dを通して、熱交換器28,30側から循環ポンプ38側へ流動可能である。
The
可動式通水管48Aと同様に、切換弁51E,51Fを介して接続配管43に接続した可動式通水管48B、切換弁51G,51Hを介して接続配管43に接続した可動式通水管48C、及び切換弁51I,51Jを介して接続配管43に接続した可動式通水管48Dも、対応する切換弁51E~51Jを切り換えることで、主流路37内の冷却水を通水可能な連通状態及び通水不可能な遮断状態に切り換えることができる。
Similar to the
引き続いて図2を参照すると、通水管46,48の入口側と出口側にはそれぞれ、冷却水の温度を検出する温度センサ52が配設されている。より具体的には、接続配管43において、切換弁51Aの上流側には温度センサ52Aが、切換弁51B,51Cの間には温度センサ52Bが、切換弁51D,51Eの間には温度センサ52Cが、切換弁51F,51Gの間には温度センサ52Dが、切換弁51H,51Iの間には温度センサ52Eが、切換弁51Jの下流側には温度センサ52Fが、それぞれ介設されている。
Subsequently, referring to FIG. 2,
温度センサ52Aは、固定式通水管46の入口側の温度を検出する第1検出部として機能する。温度センサ52Bは、固定式通水管46の出口側の温度を検出する第2検出部、及び可動式通水管48Aの入口側の温度を検出する第1検出部として機能する。温度センサ52Cは、可動式通水管48Aの出口側の温度を検出する第2検出部、及び可動式通水管48Bの入口側の温度を検出する第1検出部として機能する。温度センサ52Dは、可動式通水管48Bの出口側の温度を検出する第2検出部、及び可動式通水管48Cの入口側の温度を検出する第1検出部として機能する。温度センサ52Eは、可動式通水管48Cの出口側の温度を検出する第2検出部、及び可動式通水管48Dの入口側の温度を検出する第1検出部として機能する。温度センサ52Fは、可動式通水管48Dの出口側の温度を検出する第2検出部として機能する。
The
入口側の温度センサ52A~52Eが示す検出温度T1と、出口側の温度センサ52B~52Fが示す検出温度T2との差を演算することで、固定式通水管46及び可動式通水管48A~48Dによる冷却水の熱交換効率を判断できる。そのため、例えば入口側と出口側の温度差が最も大きくなる領域に可動式通水管48A~48Dを配置することで、冷却水の熱交換効率を向上できる。
By calculating the difference between the detection temperature T1 indicated by the
また、温度センサ52A~52Fが示す検出温度の差によって、複数の可動式通水管48A~48Dのうちのいずれかの異常(例えば破損)の有無も判断できる。例えば、出入口の温度差が過度に大きい場合(例えば15度)、通水路46,48の破損によって出口側へ冷却水が流れていないと判断できる。この場合、対応する切換弁51A~51Jを切り換えることで、対象の通水路46,48を冷却経路から除外できる。よって、冷却水の熱交換効率の低下を抑制できる。
Further, it is possible to determine whether or not there is an abnormality (for example, breakage) in any of the plurality of
次に、固定式通水管46、及び可動式通水管48を含む可動部材47の具体的構成について説明する。
Next, a specific configuration of the
図3及び図4Aに示すように、固定式通水管46は、ポンプケーシング12の下部を概ね取り囲む円弧状(C字状)で、伝熱性が良好な金属製のパイプによって構成されている。この固定式通水管46は、吸込口16aの上部外側に位置するように、ベルマウス16に形成された取付部16bに取り付けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4A, the fixed
取付部16bは、ベルマウス16から径方向外向きに突出した板状のリブ16cと、リブ16cの外端に設けられた下側支持部16dと、下側支持部16dから上向きに突出した内側支持部16eとを備える。そのうち、リブ16c及び内側支持部16eは、ベルマウス16に対して周方向に間隔をあけて複数設けられ、残りの下側支持部16dは円環状に形成されている。
The mounting
図4Aを参照すると、固定式通水管46としては、直径が異なる3種4本の固定式通水管46A~46Dが用いられている。最も直径が小さい1本の固定式通水管46A、固定式通水管46Aよりも直径が大きい2本の固定式通水管46B,46C、及び最も直径が大きい1本の固定式通水管46Dは、ポンプケーシング12の径方向に間隔をあけて配置されている。そのうち、直径が同じ固定式通水管46B,46Cは、上下に間隔をあけて配置されている。但し、固定式通水管46の数は必要に応じて変更可能である。また、固定式通水管46の配置も必要に応じて変更可能であるが、隣接した固定式通水管46の隙間は一定にすることが好ましい。
Referring to FIG. 4A, as the fixed
C字状の固定式通水管46A~46Dの両端には、それぞれ接続部材54が取り付けられている。軸線Aが延びる方向から見て、一対の接続部材54を含めた固定式通水管46A~46Dの形状は、概ね円形状である。接続部材54はそれぞれ、一端を開口して他端を閉塞した筒状であり、一端の開口には可撓性を有する接続管49が接続されている。4本の固定式通水管46A~46Dは、接続部材54の外周部にそれぞれ接続されている。一対の接続部材54のうち、切換弁51Aに連なる方から冷却水が流入して、固定式通水管46A~46Dを通過した後、切換弁51Bに連なる方から冷却水が流出する。
Connecting
複数の固定式通水管46A~46Dは、保持部材55によって保持されている。保持部材55は、接続部材54を基準として90度間隔をあけて3個配置されている。図4Bを参照すると、個々の保持部材55は、固定式通水管46A~46Dを個別に挿通する挿通孔55aを備え、一定間隔をあけて隣接した固定式通水管46A~46Dを保持する。
The plurality of fixed
図1及び図3に示すように、可動式通水管48は、螺旋状を呈するように湾曲させたパイプによって構成され、保持部材56に保持されている。可動式通水管48は、伝熱性が良好な材料(例えばキュプラニッケル銅合金)で形成されている。保持部材56は、水に対して浮力が得られる材料(例えばエンジニアリングプラスティク)で形成されている。これにより可動式通水管48は、吸水槽1内の水流に従って浮動可能である。可動式通水管48の上端と下端には、可撓性を有する接続管49がそれぞれ接続されている。これらの接続管49は、図2に示す切換弁51Cと51D、51Eと51F、51Gと51H、及び51Iと51Jのうち、いずれかに接続されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
可動式通水管48の下端から上端までの全長は、次の構成を実現可能な寸法に設定されている。羽根車23が水に漬かった定常運転時に可動式通水管48の下部が水に漬かるように、可動式通水管48の下端は、羽根車23の下端よりも下方に位置し、吸込口16aよりも上方に位置するように配置されている。空気吸込渦Sが発生し難い水位では可動式通水管48全体が水に漬かり、空気吸込渦Sが発生し易い水位では可動式通水管48の上端が水面から露出するように、可動式通水管48の上端は、ベーンケース15の上端よりも下方に位置し、羽根車23の上端よりも上方に位置するように配置されている。
The total length from the lower end to the upper end of the
ここで、空気吸込渦Sとは、図1に示すように、水面からポンプケーシング12の吸込口16aに向けて流れる水に、吸水槽1内の空気が連続的又は断続的に含まれる水流のことを意味する。例えば、吸水槽1内の水位がベーンケース15よりも高い場合、吸水槽1内の水の流れは低速であるため、空気吸込渦Sは発生し難い。排出により吸水槽1内の水位がベーンケース15よりも低くなると、吸水槽1内の水の流れが高速になるため、空気吸込渦Sが発生し易くなる。
Here, the air suction vortex S is a water flow in which the air in the
螺旋状の可動式通水管48の一側は、保持部材56によって保持されている。保持部材56は、可動式通水管48の上端から下端まで延びている。図5を参照すると、保持部材56は、可動式通水管48の一部分である個々のロール48aを個別に挿通する挿通部を備え、一定間隔をあけてポンプケーシング12の軸方向に隣接したロール48aを保持する。
One side of the spiral
本実施形態の保持部材56は、可動式通水管48の径方向内側に配置される内側部材56aと可動式通水管48の径方向外側に配置される外側部材56bとで構成されている。これらは、図示しない係止具又は係止構造によって係着され、一体化されている。可動式通水管48に対する保持部材56の取付位置は、ポンプケーシング12に最も近い位置としているが、必要に応じて変更が可能である。
The holding
図3に示すように、可動式通水管48を備える可動部材47は、ポンプケーシング12に対して周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では4個)設けられている。図6を参照すると、水の流入方向Fの下流側両側に2個の可動部材47(可動式通水管48A,48B)が配置され、水の流入方向Fの上流側両側に2個の可動部材47(可動式通水管48C,48D)が配置されている。
As shown in FIG. 3, a plurality of
個々の可動部材47は、それぞれ一対の連結部材61を有し、揚水管13の下部外側の取付枠58に移動可能に取り付けられている。この取付枠58は、一対の支持部材59及び軸部材60を備える。図6を参照すると、可動部材47はそれぞれ、揚水管13の外周部に最も近接した第1位置(図6において左側の2個)から、揚水管13の外周部から最も離反した第2位置(図6において右側の2個)を経て、概ね180度の角度範囲を個別に回転可能である。
Each
支持部材59はそれぞれ、揚水管13に取り付けられている。具体的には、一対の支持部材59のうち、一方はベルマウス16の内側支持部16eに取り付けられ、その上方に位置するように他方がベーンケース15に取り付けられている。
Each of the
軸部材60は、揚水管13の軸線Aに沿って平行に延びる直管であり、下端と上端が支持部材(軸受け)59にそれぞれ回転可能に支持されている。軸部材60は、吸水槽1内に流入した水による負荷、及び可動部材47の回転による負荷では変形しない剛体(例えば金属)によって構成されている。軸部材60の全長に応じて、軸部材60の中間部分も支持部材によって回転可能に支持されてもよい。
The
連結部材61は、軸部材60の上下2箇所に取り付けられ、軸部材60と可動式通水管48を連結する。軸部材60の全長に応じて連結部材61を3以上用いてもよい。連結部材61は、軸部材60に固着された円筒状の筒部62と、筒部62から突出したアーム63とを備える。軸部材60の回転によって可動式通水管48(可動部材47)は、揚水管13に対して水平方向に旋回する。つまり、可動部材47は、ポンプケーシング12の下部外側に配置され、ポンプケーシング12を中心として径方向に移動可能である。
The connecting
アーム63は、軸部材60の軸線と交差する向きに突出している。アーム63の先端には、保持部材56の外側部材56bが取り付けられ、この保持部材56を介して可動式通水管48が取り付けられている。但し、アーム63の先端に可動式通水管48を直接取り付けてもよい。アーム63の全長は、統計的に空気吸込渦Sが発生し易い領域に可動式通水管48を配置可能な寸法に設定されている。
The
立軸ポンプ10の運転により吸水槽1内に空気吸込渦Sが発生すると、水面から吸込口16aにかけて水流が生じるため、周囲の水は空気吸込渦Sに向けて流れる。この水流に従って可動式通水管48は、空気吸込渦S上に浮動する。これにより、可動式通水管48が水面から吸込口16aに向けた水流の妨げになるため、空気吸込渦Sを効果的に消滅でき、その位置での以後の空気吸込渦Sの発生を抑制できる。
When an air suction vortex S is generated in the
図1を参照すると、立軸ポンプ10には、ポンプケーシング12に対して可動部材47を強制的に回転させるための回転機構65が設けられている。回転機構65は、ロッド66A~66Cと、ロッド66Aの上端に着脱可能に取り付ける操作部材68とを備え、可動部材47毎に設けられている。
Referring to FIG. 1, the
第1のロッド66A、第2のロッド66B、及び第3のロッド66Cは、この順でポンプ床2から下側へ配置されており、それぞれ自在継手67によって互いの角度を変更可能に接続されている。ロッド66Aの上端は、吐出エルボ18のベースプレート18aを貫通して、ポンプ床2の上側に突出している。ロッド66Cの下端は、軸部材60の上端に接続されている。
The
個々のロッド66A~66Cは中空状であり、内部に接続管49が挿通されている。ロッド66Aから導出された接続管49が、切換弁51A~51Jに接続される。自在継手67が位置する部分では、接続管49はロッド66A~66Cから外部に導出(迂回)されている。つまり、接続管49の大部分は、ロッド66A~66C内に配置されている。但し、接続管49はロッド66A~66Cの外面に沿って配置されてもよく、その配管構造は必要に応じて変更が可能である。
The
操作部材68は、ロッド66Aの上端に着脱可能に取り付けられるレバーである。ロッド66Aに対する操作部材68の取り付けは、操作部材68の操作によってロッド66Aを回転でき、操作部材68の着脱が可能な取付構造であれば、いずれでも適用できる。また、ベースプレート18aには、ロッド66A又は操作部材68を回転不可能に保持する保持機構を設けることが好ましい。保持機構としては、ロッド66A又は操作部材68を覆うようにベースプレート18aに取付可能なカバーを設け、このカバーによってロッド66A又は操作部材68を回転不可能に保持する構成を用いることができる。
The operating
操作部材68の操作によってロッド66Aを回転させると、ロッド66B,66C、軸部材60、及び連結部材61を介して可動式通水管48を、ポンプケーシング12に対して希望位置に配置できる。また、可動式通水管48を移動させた後、ロッド66A又は操作部材68を保持機構で保持することで、吸水槽1に対する可動式通水管48の配置を維持できる。また、ロッド66A又は操作部材68を保持することなくフリーの状態にすることで、吸水槽1内の水流に従って可動式通水管48を浮動させることができる。
When the
このように、本実施形態では、水流に従った浮動、又は回転機構65による強制移動によって、吸水槽1内において水流が最も速い領域である空気吸込渦Sが発生し易い領域に可動式通水管48を配置できる。
As described above, in the present embodiment, the movable water pipe is located in the region where the air suction vortex S, which is the region where the water flow is the fastest, is likely to be generated in the
以上のように構成した立軸ポンプ10は、以下の特徴を有する。
The
駆動機26及び伝達機構29を冷却する冷却装置35は、吸水槽1内に位置するポンプケーシング12の下部を中心として径方向に移動可能な可動部材47を備え、この可動部材47が冷却水を通水可能な通水管48を有する。そのため、吸水槽1内のうちの水流が速い領域に可動部材47(可動式通水管48)を配置することで、冷却水を効率的に降温(熱交換)できる。よって、発熱機器である駆動機26と伝達機構29の過熱を抑制できる。
The
また、吸水槽1内において水流が速い領域は空気吸込渦Sが発生し易い部分であり、この領域に可動部材47を配置することによって、空気吸込渦Sを効果的に消滅でき、その位置での以後の空気吸込渦Sの発生を抑制できる。よって、ポンプ床2の劣化を引き起こすポンプ10の振動を抑制できる。
Further, in the
可動式通水管48を備える可動部材47がポンプケーシング12に複数配置されているため、冷却水の熱交換効率を向上できる。また、主流路37と可動式通水管48を連通状態と遮断状態に切り換える切換弁51を備えるため、複数の可動式通水管48のうち、破損した一部だけを冷却経路から除外できる。よって、冷却水の熱交換効率の低下を防止できるとともに、冷却装置35を構成する配管内に吸水槽1内の異物が混入することを防止できる。また、ポンプ10の運転を停止することなく、冷却装置35を継続して使用できるため、信頼性を向上できる。
Since a plurality of
可動式通水管48の出入口にそれぞれ温度センサ52が配置されているため、これらが検出した温度の差によって熱交換効率を個別に判断できる。そのため、温度差が最も大きくなる領域に可動部材47(可動式通水管48)を配置することで、冷却水の熱交換効率を確実に向上できる。
Since the
可動式通水管48が螺旋状に形成されているため、吸水槽1内の水に接することが可能な距離を確保できる。よって、可動式通水管48による熱交換効率を向上できる。
Since the
可動式通水管48のうち隣接した一部分を保持する保持部材56を備えるため、吸水槽1内の水流又はポンプケーシング12の振動による可動式通水管48自体の振動を抑制できる。よって、可動式通水管48の損傷、及びポンプケーシング12に対する可動式通水管48の取付部分の損傷を抑制できる。
Since the holding
可動部材47を回転させるロッド66A~66Cを備え、可動式通水管48には可撓性を有する接続管49が接続されているため、ポンプケーシング12に対する可動部材47の移動と、冷却水の循環とを両立できる。また、接続管49の大部分がロッド66A~66C内に配置されているため、接続管49には吸水槽1内の水流による負荷が加わり難い。よって、接続管49自体の損傷、及び接続管49と可動式通水管48の接続部分の損傷を抑制できる。
Since the
ポンプケーシング12を取り囲む固定式通水管46を備え、この固定式通水管46がポンプケーシング12の径方向に間隔をあけて複数配置されているため、冷却水の熱交換効率を更に向上できる。また、隣接した固定式通水管46を保持する保持部材55を備えるため、吸水槽1内の水流又はポンプケーシングの振動による固定式通水管46自体の振動を抑制できる。よって、固定式通水管46の損傷、及びポンプケーシング12に対する固定式通水管46の取付部分の損傷を抑制できる。
A fixed
(第2実施形態)
図7A及び図7Bは第2実施形態の立軸ポンプ10を示す。この立軸ポンプ10は、水流に従った可動式通水管48の浮動を促進するために、可動部材47に中空状の浮子部材70を備えさせた点で、第1実施形態の立軸ポンプ10と相違する。
(Second Embodiment)
7A and 7B show the
浮子部材70は、強度に優れた樹脂(例えばエンジニアリングプラスチック (Engineering plastic) )によって形成されている。浮子部材70は、可動式通水管48の内径よりも小さい外径の円筒状本体の両端に、空間部分を密閉する閉鎖部70aを備える。閉鎖部70aはそれぞれ、所定の厚みを有し、径方向に貫通した挿通孔70bを備える。
The
可動式通水管48は、浮子部材70の外周に配置され、第1実施形態と同様に接続管49によって主流路37に接続されている。浮子部材70への可動式通水管48の取り付けは、取り付けを実現できる取付構造であればいずれでも適用できる。
The
アーム63は、挿通孔70bの直径よりも小さい直径を有しており、挿通孔70bを貫通し、浮子部材70の移動を許容する。アーム63の先端には、浮子部材70の脱落を防ぐために、挿通孔70bの直径よりも大径の抜止部63aが設けられている。
The
このように構成した可動部材47は、吸水槽1内の水流に従って浮動可能な浮子部材70を備えるため、可動式通水管48も吸水槽1内の水流に従って確実に浮動する。しかも、浮子部材70(可動式通水管48)は、軸部材60に対して回転する方向への移動だけでなく、図7A及び図7Bに示すように、アーム63に沿ってポンプケーシング12に対して接近及び離反する方向への移動も可能である。
Since the
このように、第2実施形態の立軸ポンプ10では、吸水槽1内の水流が速い領域に可動式通水管48を確実に自動配置できるため、冷却水の熱交換効率を確実に向上できる。また、吸水槽1内において水流が速い部分は空気吸込渦Sが発生し易い部分であるため、空気吸込渦Sの発生も効率的に抑制できる。
As described above, in the
(第3実施形態)
図8から図10は第3実施形態の立軸ポンプ10を示す。この立軸ポンプ10は、ポンプケーシング12の外側の所定位置に可動部材47を配置するために、回転機構65に位置決め部材72を備えさせた点で、第1実施形態の立軸ポンプ10と相違する。
(Third Embodiment)
8 to 10 show the
位置決め部材72は、揚水管13の外周部に最も近接した第1位置(図9において左側の2個)から、揚水管13の外周部から最も離反した第2位置(図9において右側の2個)の範囲の所定位置に、可動式通水管48を位置決めするために設けられている。位置決め部材72は、軸部材60の上端と可動式通水管48の上部とに、それぞれ回転可能に接続されたパンタグラフジャッキからなる。なお、本実施形態では、支持部材59に対して軸部材60が回転不可能に接合され、軸部材60に対して連結部材61が回転可能に配置されている。
The positioning
位置決め部材72は、4個の可動式通水管48にそれぞれ配置されており、可動式通水管48を第1位置と第2位置に個別に移動させる。図10を参照すると、個々の位置決め部材(パンタグラフジャッキ)72は、4本のアーム73A~73D、2個の接続部材76、及び1本のネジ軸80を備える。
The positioning
アーム73A~73Bの全長は全て同一寸法であり、第1位置から第2位置までの移動距離に応じて設定されている。2本のアーム73A,73Bの一端は、ピン74によって互いに回転可能に接続され、他の2本のアーム73C,73Dの一端は、ピン74によって互いに回転可能に接続されている。アーム73A,73Cの他端は、ピン75によって一方の接続部材76にそれぞれ回転可能に接続され、他のアーム73B,73Dの他端は、ピン75によって他方の接続部材76にそれぞれ回転可能に接続されている。
The total lengths of the
接続部材76は、可動式通水管48に固着されたブラケット77、又は軸部材60に固定されたブラケット78を接続する接続部76aを備える。接続部76aは、水平方向に延びる凹溝からなり、垂直方向に貫通するピン孔76bを備える。可動式通水管48のブラケット77は、保持部材56から突出し、接続部76aに差込可能な板厚の逆L字状の部材である。ブラケット77は、ピン孔76bに一致するピン孔77aを備え、ピン79によって接続部76aに回転可能に接続されている。軸部材60のブラケット78は、接続部76aに差込可能な板厚の平板部材であり、ピン孔76bに一致するピン孔78aを備え、ピン79によって接続部76aに回転可能に接続されている。
The connecting
ネジ軸80は、アーム73A,73Bの交差部分とアーム73C,73Dの交差部分とを貫通している。ネジ軸80の下端は、アーム73C,73Dの交差部分に配置された軸受け81に回転可能に接続されている。ネジ軸80の上端側は、アーム73A,73Bの交差部分に配置されたナット(図示せず)を貫通して上方に突出している。ネジ軸80の上端には、四角柱状の頭部80aが設けられている。頭部80aには、図1に示すロッド66Cの下端が接続されている。
The
ロッド66A~66Cを介して頭部80aを操作してネジ軸80を正転させると、一対の接続部材76が近接するようにアーム73A~73Dが移動する。頭部80aを操作してネジ軸80を逆転させると、一対の接続部材76が離反するようにアーム73A~73Dが移動する。これらの移動状態は、ネジ軸80とナットの間の抵抗により保持される。
When the
図9に示すように、軸部材60のブラケット78は、可動式通水管48を回転させる向きの反対側に突出されている。図9の左側2個のように、位置決め部材72は、接続部材76を離反させることで可動式通水管48を押圧し、軸部材60に対して可動式通水管48を回転させて、揚水管13に対して可動式通水管48を近接させた第1位置に移動させる。図9の右側2個のように、位置決め部材72は、接続部材76を近接させることで可動式通水管48を引っ張り、軸部材60に対して可動式通水管48を回転させて、揚水管13に対して可動式通水管48を離反させた第2位置に移動させる。
As shown in FIG. 9, the
第1位置又は第2位置に移動された可動式通水管48は、ネジ軸80を回転させない限り、その位置に保持される。また、可動式通水管48は、第1位置と第2位置に限られず、位置決め部材72によって第1位置と第2位置の間の任意の位置に保持される。
The
この第3実施形態の立軸ポンプ10では、ポンプケーシング12に対して可動部材47(可動式通水管48)を位置決めする位置決め部材72を備えるため、吸水槽1内の水流が速い領域(つまり空気吸込渦Sの発生領域)に可動式通水管48を確実に配置できる。また、所定位置に配置した可動式通水管48は、水流の影響によって移動することはない。よって、冷却水の熱交換効率を確実に向上でき、空気吸込渦の発生を効果的に抑制できる。
Since the
(第4実施形態)
図11Aは第4実施形態の立軸ポンプ10が備える冷却装置35を示す。この冷却装置35は、通水管46,48A~48Dに連通する副流路85をポンプ床2上に設け、個々の通水管46,48に流れる冷却水の流量を調整可能とした点で、第1実施形態の冷却装置35と相違する。
(Fourth Embodiment)
FIG. 11A shows a
通水管46,48A~48Dはそれぞれ、第1実施形態と同様に切換弁51A~51Jを介して接続配管43に接続されている。切換弁51A~51Jはそれぞれ、4つの接続ポート51a~51dを備え、個々のポート51a~51dの開状態と閉状態を切換可能な四方弁である。そのうち、接続ポート51aには熱交換器28,30側が接続され、接続ポート51bには通水管46,48が接続され、接続ポート51cには循環ポンプ38側が接続されている。残りの接続ポート51dには、副流路85が接続されている。
The
副流路85は、切換弁51A~51Jの接続ポート51dにそれぞれ接続された配管86A~86Jと、これらの配管86A~86Jに接続された共通配管87とを備える。共通配管87は、接続配管43のうちの切換弁51Jの下流側に接続されている。
The
複数の配管86A~86Jのうち、可動式通水管48A~48Dの出口側に接続された配管86D,86F,86H,86Jには、可動式通水管48A~48Dを流れる冷却水の流量を個別に調整するための流量調整弁88がそれぞれ介設されている。流量調整弁88は、開度の調整によって通過可能な水量を調整可能な可変式の絞り弁であり、開度調整は電動式及び手動式のいずれでもよい。
Of the plurality of
第4実施形態の冷却装置35には、可動式通水管48A~48Dにそれぞれ接続された副流路85を備えるため、可動式通水管48A~48Dを直列及び並列のいずれの状態でも接続できる。また、副流路85には流量調整弁88が介設されているため、可動式通水管48A~48Dに対する通水量を個別に設定できる。よって、吸水槽1内の水流に応じて冷却水全体の熱交換効率を向上できる。
Since the
切換弁51A~51Jの切り換えによって複数の通水路46,48を直列に接続した場合、冷却経路全体の流体抵抗が大きくなるため、冷却流量が低下するが、冷却水の降温効率を増大する。よって、熱交換器28,30から流出した直後の出口側温度と、熱交換器28,30に流入する直前の入口側温度との差が大きくなる。
When a plurality of
切換弁51A~51Jの切り換えによって複数の通水路46,48を並列に接続した場合、冷却経路全体の流体抵抗は小さくなるため、冷却流量は増大するが、冷却水の降温効率は低下する。よって、熱交換器28,30から流出した直後の出口側温度と、熱交換器28,30に流入する直前の入口側温度との差は小さくなる。
When a plurality of
前述のように、吸水槽1の内部では領域によって流速が異なるため、特に可動式通水管48A~48Dにおいては配置によって冷却効率がそれぞれ異なる。よって、可動式通水管48A~48Dのうち、水流が速くて冷却効率が良好な領域に配置したものについては並列に接続して冷却水を集中的に流し、水流が遅くて冷却効率が好ましくない領域に配置したものについては直列に接続して冷却水の冷却効率を高めるように、冷却経路を変更する。
As described above, since the flow velocity varies depending on the region inside the
図11Bは、冷却経路と冷却水が流れる一部の流量を調整した状態の一例を示す。図11Bにおいて、複数の接続ポート51a~51dのうち、白抜き部分は開状態を示し、黒塗り部分は閉状態を示す。また、冷却経路において、冷却水が流れる部分を実線で示し、冷却水が流れない部分を破線で示す。
FIG. 11B shows an example of a state in which the cooling path and the flow rate of a part of the cooling water flow are adjusted. In FIG. 11B, of the plurality of
図11Bの例では、固定式通水管46から流出した冷却水Q1の一部(冷却水Q2)を可動式通水管48Aで冷却し、可動式通水管48Aから流出する冷却水Q2の一部(冷却水Q3)を可動式通水管48B~48Dで冷却した後、全ての冷却水を合流させている。可動式通水管48Aから流出した冷却水Q3とQ2-Q3の流量比については、配管86Dに介設した流量調整弁88によって調整されている。
In the example of FIG. 11B, a part of the cooling water Q1 (cooling water Q2) flowing out from the fixed
このように、第4実施形態の立軸ポンプ10では、通水管46,48A~48Dに対する通水量を個別に設定できるため、吸水槽1内の水流に応じて冷却水全体の熱交換効率を向上できる。また、複数の可動式通水管46,48A~48Dのうちの一部が破損した場合、破損した一部だけを冷却経路から除外できる。
As described above, in the
なお、本発明の立軸ポンプ10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
The
例えば、可動部材47(可動式通水管48)の数は、4本に限られず、1本のみであってもよく、必要に応じて変更が可能である。また、吸水槽1に対する可動部材47の配置も必要に応じて変更が可能である。
For example, the number of movable members 47 (movable water pipes 48) is not limited to four, and may be only one, and can be changed as needed. Further, the arrangement of the
第1実施形態のように、第2実施形態に示す浮動性が良い浮子部材70を用いていない可動部材47であっても、第2実施形態のように可動式通水管48をアーム63に沿って移動可能としてもよい。
Even if the
第3実施形態の位置決め部材72は、パンタグラフジャッキに限られず、ポンプケーシング12に対して可動部材47を所定の回転角度に位置決めできる構成であれば、必要に応じて変更が可能である。
The positioning
第4実施形態の立軸ポンプ10においては、第1実施形態から第3実施形態に示す可動部材47のうち、いずれでも使用できる。
In the
冷却対象の発熱機器は、駆動機26及び伝達機構29に限られず、駆動機26のみであってもよいし、伝達機構29のみであってもよい。また、大容量ポンプ用のスラスト軸受であってもよく、冷却対象の発熱機器も必要に応じて変更が可能である。
The heat generating device to be cooled is not limited to the
1…吸水槽
2…ポンプ床
2a…貫通孔
3…底壁
4…側壁
5…端壁
10…立軸ポンプ
12…ポンプケーシング
13…揚水管
14…ストレート管
15…ベーンケース(下部)
15a…軸受ケーシング
16…ベルマウス(下部)
16a…吸込口
16b…取付部
16c…リブ
16d…下側支持部
16e…内側支持部
17…吐出管
18…吐出エルボ
18a…ベースプレート
20…回転軸
20a…内側部
20b…外側部
21…水中軸受
22…軸封装置
23…羽根車
25…駆動機構
26…駆動機(発熱機器)
27…出力軸
28…熱交換器
29…伝達機構(発熱機器)
30…熱交換器
35…冷却装置
37…主流路
38…循環ポンプ
39…タンク
40…配管
41…配管
41a,41b…分岐配管
42…配管
42a,42b…分岐配管
43…接続配管
45…再生流路
46,46A~46D…固定式通水管
47…可動部材
48,48A~48D…可動式通水管
48a…ロール
49…接続管
51A~51J…切換弁
51a~51c…接続ポート
52,52A~52F…温度センサ(検出部)
54…接続部材
55…保持部材
55a…挿通孔
56…保持部材
56a…内側部材
56b…外側部材
58…取付枠
59…支持部材
60…軸部材
61…連結部材
62…筒部
63…アーム
63a…抜止部
65…回転機構
66,66A~66C…ロッド
67…自在継手
68…操作部材
70…浮子部材
70a…閉鎖部
70b…挿通孔
72…位置決め部材
73A~73B…アーム
74…ピン
75…ピン
76…接続部材
76a…接続部
76b…ピン孔
77…ブラケット
77a…ピン孔
78…ブラケット
78a…ピン孔
79…ピン
80…ネジ軸
80a…頭部
81…軸受け
85…副流路
86A~86J…配管
87…共通配管
88…流量調整弁
A…軸線
F…流入方向
S…空気吸込渦
1 ...
15a ... Bearing
16a ...
27 ...
30 ...
54 ... Connecting
Claims (12)
冷却水を循環させて発熱機器を冷却する冷却装置と
を備え、
前記冷却装置は、前記ポンプケーシングの前記下部の外側に配置され、前記ポンプケーシングを中心として径方向に移動可能な可動部材を備え、
前記可動部材は、前記冷却水を通水可能な通水管を有する、立軸ポンプ。 A cylindrical pump casing with the lower part located inside the water absorption tank,
Equipped with a cooling device that circulates cooling water to cool the heat generating equipment.
The cooling device is arranged outside the lower portion of the pump casing and includes a movable member that is radially movable around the pump casing.
The movable member is a vertical shaft pump having a water pipe through which the cooling water can pass.
前記冷却装置は、
複数の前記可動部材がそれぞれ備える前記通水管と前記発熱機器が接続された主流路と、
前記通水管に対して前記主流路内の前記冷却水を通水可能な連通状態と通水不可能な遮断状態とに個別に切り換える複数の切換弁と
を備える、請求項1に記載の立軸ポンプ。 A plurality of the movable members are arranged at intervals in the circumferential direction with respect to the pump casing.
The cooling device is
A main flow path to which the water pipe provided by each of the plurality of movable members and the heat generating device are connected,
The vertical shaft pump according to claim 1, further comprising a plurality of switching valves that individually switch between a communication state in which the cooling water in the main flow path can pass and a shutoff state in which water cannot pass through the water pipe. ..
前記切換弁にそれぞれ接続された副流路と、
前記副流路に介設され、複数の前記通水管を流れる前記冷却水の流量を個別に調整する複数の流量調整弁と
を備える、請求項2に記載の立軸ポンプ。 The cooling device is
The sub-flow paths connected to the switching valves, respectively,
The vertical shaft pump according to claim 2, further comprising a plurality of flow rate adjusting valves that are interposed in the sub-flow path and individually adjust the flow rate of the cooling water flowing through the plurality of water pipes.
前記通水管の入口側の温度を検出する第1検出部と、
前記通水管の出口側の温度を検出する第2検出部と
を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の立軸ポンプ。 The cooling device is
A first detection unit that detects the temperature on the inlet side of the water pipe, and
The vertical shaft pump according to any one of claims 1 to 3, further comprising a second detection unit for detecting the temperature on the outlet side of the water pipe.
前記冷却装置は、前記通水管と前記発熱機器を接続する可撓性を有する接続管を備え、
前記接続管の大部分は、前記ロッド内に配置されている、
請求項1から6のいずれか1項に記載の立軸ポンプ。 A hollow rod for rotating the movable member with respect to the pump casing is provided.
The cooling device includes a flexible connecting pipe for connecting the water pipe and the heat generating device.
Most of the connecting pipe is located in the rod.
The vertical shaft pump according to any one of claims 1 to 6.
前記通水管は、前記浮子部材の外周に配置されている、
請求項1から7のいずれか1項に記載の立軸ポンプ。 The movable member has a hollow float member that can float according to the water flow in the water absorption tank.
The water pipe is arranged on the outer periphery of the float member.
The vertical shaft pump according to any one of claims 1 to 7.
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