JP2022001791A - 防振装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来の防振パッド等の防振ゴムは圧縮方向に作用する。ゴムパッドには、広い荷重範囲で所望の特性を得るために、例えば、図17に示すように、様々な直径サイズ及び様々な高さの突起を設けた突起形ゴムパッドが知られている。
なお、図17(a)は突起形ゴムパッドの平面図、図17(b)はその模式的断面図である。
一般に、防振ゴムは圧縮方向に変形させるため、圧縮方向に対して低剛性を得ることは難しい。したがって、ゴムの受圧面積が一定の場合、一般には低荷重〜高荷重になるに従って、受圧面積を大きくする方法が採用される。
また、従来の防振ゴムの中で水平方向と鉛直方向の剛性比を比較的高く取れる構造として、所謂、「V形」や「くら形」の防振ゴムが提案されている。いずれも圧縮方向を主に作用する防振ゴムである。
防振ゴムの目的は、ある荷重条件で床などに設置したときの振動絶縁効果を得ることである。しかし、従来の圧縮方向の防振ゴムでは、荷重が広く変動した場合、防振性能が劣化することがある。
例えば、そのような場合の課題としては、
(1)荷重が著しく増えた場合、ゴムのたわみが許容値を超える
(2)荷重が著しく減った場合、防振系の固有振動数が大きくなる
が挙げられる。
広い荷重範囲をカバーする防振ゴムを設計するには、下記数1の概算式で検討することが一般的である。この数1は、仮定により得られた角形ゴムの設計式であるが、実験値と一致しないことも多い。
一般的な対処の方法としては、静ばね定数を低くする(低剛性)には、高さを高くする(ゴムを厚くする)ことが採用される。
この際、ゴムの静たわみとのトレードオフを考えながら、ゴムの高さ(ゴム厚)を決定する。
一般に、低剛性を実現するにはゴムの高さを現実的な範囲で大きくとることになる。上記の静ばね定数を決定したのち、動倍率から動ばね定数より適切なゴム固有振動数を設定することになる。
この場合、ゴムの高さを実用の範囲内に収めることができるか否かがポイントになる。
この設定の仕方を、一例として図18に示す。図18は、荷重に対する固有振動数とたわみの両方を記載した図である。例えば、星印で示す交差点などが好ましい設定になる。
現在、採用されている防振ゴムの形状は多種多様である。図19はゴム56・56の間に中間板57を接着したもので、これにより鉛直方向の剛性を高くし、同一断面で大荷重に耐えることができる。
例えば、免震などに使われる積層ゴムは、大荷重を支持し、低い水平ばね定数を得ようとするとゴム厚が厚くなるため、座屈を押える目的で中間板57が設けられている。また、ゴムのせん断剛性により水平方向の振動吸収に用いられる例もある。
一方、圧縮方向の剛性は高くなり、一般の防振ゴムの要求性能を満たさないものがある。圧縮方向の作用の他、ねじり方向に作用するものである。この他、配置を変えてせん断方向に作用させるものもある。
このせん断方向に作用させる方法では、一般の防振対象に適用するには、支持荷重が小さいと考えられている。
(A)従来の圧縮方向に作用するゴムパッドでは、低剛性にするには難しい。
(B)広い支持荷重をカバーすることを考慮すると、従来のゴムパッドの構成では、許容値を考慮した防振設計を満足するにはゴム高さが実用の範囲を超えてしまう課題がある。
(C)従来の防振ゴムをせん断方向に用いる方法では、支持荷重が小さいものが多い。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)広い支持荷重に対応でき、且つ振動体の振動を絶縁又は抑制する場合に個々の荷重や振動形態に応じて柔軟に調整することが可能な防振装置を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明に係る防振装置は、
外周囲に上下方向に外周部高さを有して形成された外周部と、
前記外周部内側にブリッジ部厚さを有して形成されたブリッジ部と、
前記ブリッジ部より内側に存在し、コア部厚さを有するコア部とを有し、
振動体下側面と支持面の間に設けられて前記振動体の振動が伝わることを抑制する防振装置であって、
前記ブリッジ部厚さは前記外周部高さと前記コア部厚さよりも薄く形成されており、
前記外周部、前記ブリッジ部、前記コア部は全て弾性体で構成してあり、
コア部下面及びブリッジ部下面は、外周部下面よりも上方に位置しており、
コア部上面は、外周部上面及びブリッジ部上面よりも上方に位置しており、
前記コア部と前記ブリッジ部の下方には、前記コア部下面及び前記ブリッジ部下面の高さ位置と前記外周部下面の高さ位置との差によって生じた下側隙間が前記支持面との間に有しており、
低荷重が前記コア部上面と前記外周部下面の間にかかったときには、前記ブリッジ部のせん断方向の曲げたわみ変形によって振動を抑制し、前記低荷重を超える高荷重がかかったときには、前記コア部下面が前記支持面に当接し、少なくとも前記コア部が圧縮変形することによって振動を抑制することを特徴とする。
この構成であれば、曲げたわみ変形が機能する低荷重から、圧縮変形が機能する高荷重までの広い支持荷重に対応できる防振装置を提供できる。また、外周部、ブリッジ部、コア部は全て弾性体で構成してあるので製造しやすい利点がある。
この構成であれば、外周部、ブリッジ部、コア部は全て弾性体で構成してあり、高荷重領域において、コア部が圧縮変形する領域と、コア部と外周部がともに圧縮変形する領域を備えることができる。したがって、高荷重領域において、より広い支持荷重に対応できる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記コア部下面と前記支持面との間に前記下側隙間があり、前記低荷重時には、前記ブリッジ部の前記変形によって第1圧縮静バネ定数となり、支持荷重が増大するにつれて、前記コア部の第2圧縮静バネ定数となり、更に前記コア部と前記外周部の両方の圧縮静バネ定数が得られることを特徴とする。
この構成であれば、3段階のバネ定数を有する防振装置を提供可能である。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記外周部、前記ブリッジ部、前記コア部が一体成型されていることを特徴とする。
この構成であれば、防振装置を安価に製造しやすくなる。
この構成であれば、開口を設けることでブリッジ部の曲げたわみ変形のばね定数を調整しやすくなる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記開口が設けられた前記ブリッジ部厚さが前記外周部高さの33%〜74%であることを特徴とする。
この構成であれば、ブリッジ部を薄膜構成とすることができ、はり理論の設計式をそのまま使える利点が得られる。
この構成であれば、一の防振装置の外周部の部分が隣り合う他の防振装置の外周部の部分と共用するように連結することで、ブリッジ部が曲げたわみ変形することにより生じる外周部を引っ張る力を相殺することができるので安定性を良くできる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記外周部を平面視したときに三角形、四角形、五角形、六角形、又は円形のいずれか一つの形状で形成されていることを特徴とする。
この構成であれば、直線的及び平面的に防振装置を連結する場合に好適である。なお、三角形、四角形、六角形を採用すれば、共用できる外周部の部分を多くできる。
この構成であれば、防振機能が要求される2次元の領域(面領域)において、広い支持荷重に対応できる防振装置を提供できる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記コア部の上部が上方に凸形状の曲面形状に形成してあることを特徴とする。
この構成であれば、防振装置又は振動体下側面が傾いても、コア部が平面である構成に比べて、コア部は振動体下側面に沿った状態で振動を受け止めることができる。
この構成であれば、エアダンパー部が緩衝部材となって、振動によるコア部の各衝突時の過渡特性を向上できる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記コア部の圧縮弾性係数よりも大きな圧縮弾性係数を有する高圧縮弾性部材を前記コア部の下部に設けたことを特徴とする。
この構成であれば、高圧縮弾性部材が緩衝部材となって、振動によるコア部の各衝突時の過渡特性を向上できる。
この構成であれば、異形部を設けることで振動によるコア部の各衝突時の過度特性を向上できる。
本発明の他の実施形態に係る防振装置は、前記異形部が下方に向かうに従って断面積が小さくなる先細り形状で構成したことを特徴とする。
この構成であれば、異形部を簡単に製造できる。また、その異形部をコア部本体のばね特性とは違う構成にできるので、全体として非線形ばね特性を備えた構成とすることができる。
この構成であれば、弾性ばね定数の異なる中間材をブリッジ部に挿入することで、ブリッジ部の強度を向上したり、又は曲げたわみ変形度合いを調整することができる。
モジュール化が容易で、かつ広い面積において前記広い支持荷重に対応できないという課題を解決することができる防振装置を提供することができる。
さらに、振動体の振動を絶縁又は抑制する場合に、個々の荷重や振動形態に応じて柔軟に調整することができる防振装置を提供できる。
以下、本発明の防振装置の一例として防振ゴムを例にとって図面に基づき説明する。
図1に示すように、防振ゴム1は、振動体下側面(図示せず)と床等の支持面(図示せず)の間に設けられて振動体の振動を抑制する防振ゴム1である。本実施形態に係る防振ゴム1は、所謂、スタンション(柱部)用の防振に使用できる。
防振ゴム1は大別して、外周囲に上下方向に外周部高さ2hを有して形成された外周部2と、前記外周部2の内側にブリッジ部厚さ3thを有して形成されたブリッジ部3と、
前記ブリッジ部より内側に存在し、コア部厚さ4thを有するコア部4と、を少なくとも有して構成されている。
外周部2は、防振ゴム1の外周を規定する部材であり、その外周形状は平面視において四角形、矩形、三角形、五角形、六角形、円形などの各種形状が使用用途に応じて採用できる。更には、段付、突起等の機能を付加することもできる。
なお、本明細書において「外周」とは円形や曲線などに限定されず、四角形、六角形などの周囲を規定する概念である。
ブリッジ部3は、後述するコア部4と外周部2とを接続する部材であり、穴あき等任意の形状を採用することができる。
コア部4は、当該防振ゴム1の内周を規定する部材である。その形状は、四角形、多角形、円形、球形等、使用用途に応じて任意の形状を採用することができる。
第1実施形態ではブリッジ部3はコア部4の全周を囲むように設けている構成が示されている。なお、ブリッジ部3の変形例については第3実施形態で説明する。
図1に示す構成では、外周部2は四角形の各辺を構成する平らな平板材を繋げた構成になっている。なお、外周部2が円形の場合は、曲板材で構成されることになる。
ブリッジ部上面3upは外周部上面2up及びコア部上面4upよりも低い位置にあるように構成してある。この構成によってコア部4の周囲を取り囲む環形凹部16が形成される。この構成であれば、曲げたわみ変形を行いやすくできる。また、ブリッジ部3を、コア部4を支持する部材として機能させやすくなる。また、コア部4のより中心側にブリッジ部3が接続することになるので、コア部4を安定して支持しやすくなる。
なお、外周部高さ2hに対するブリッジ部厚さ3thの比、3th/2hを、
0.33≦3th/2h<0.74
とすることもできる。
また、コア部厚さ4thに対するブリッジ部厚さ3thの比、3th/4thを、
0.33≦3th/4th<0.74
とすることもできる。
コア部下面4bo及びブリッジ部下面3boは、それぞれ外周部下面2boよりも上方に位置されるように構成してある。
荷重を受けたコア部下面4boは、下側隙間5内において、支持面に徐々に近づいていくことになる。支持面に当接しない状態では、ブリッジ部3の曲げたわみ変形のばね定数に規定される。
一方、コア部下面4boが支持面に当接して以後は(図3参照)、コア部4の圧縮変形に伴うばね定数に規定される。
なお、この下側隙間5の形状は各種の形状が考えられる。例えば、一例として外周部2の内面とブリッジ部3を繋ぐ形状を直角でなく、傾斜面にして強度を高めることができる。
本実施形態の防振ゴムを別の表現で言えば、図2(a)〜(c)のようなフレーム構造としたことを特徴としている。本構造は前記したコア部4、ブリッジ部3、外周部2(外縁部とも言える)の要素からなり、寸法・材質等を独立パラメータとして扱える。即ち、より実用の範囲で防振ゴムの仕様を検討、設計できるメリットがある。
図2(b)に示すように、コア上部に荷重Pが加わり、図2(a)のブリッジ部3と柱(本実施形態における外周部2に相当)で曲げモーメントを発生してブリッジ部3は変形する。
また、図3に示すように、ブリッジ部3は曲げと引張りによって、ゴムの鉛直剛性が設計される。静ばね定数の計算式は、はりの理論式より、以下の数2となる。条件として「両端固定・中央に集中荷重」としてある。なお、図5において、
はブリッジ部3の曲げ変形時のばね定数を示し、
はコア部4の圧縮変形時のばね定数を示し、
は外周部2の圧縮変形時のばね定数を示す。
本実施形態に係る防振ゴムにおいて、ブリッジ部3のたわみは最大応力度の範囲内で
である。なお、
は曲げによるたわみ、
はせん断によるたわみを示す。なお、各たわみは後述する数3によって計算される。
防振ゴム1を防振部材として利用する場合、たわみを大きくとりたい。本防振ゴム1の構成では、せん断より曲げでたわみを大きくとれることになる。したがって、本実施形態に係る曲げたわみを利用したゴムパッド(防振ゴム)は防振部材として優位性があると判断できる。
結論を先に言うと、図4に示す四角形の板を単位幅で十字形のブリッジ部3で固定され、十字部中央に集中荷重が掛かっているとすると、
ブリッジ部3を規定するパラメータ範囲は
ブリッジ部のたわみとせん断応力度
で規定されるので、その範囲で設計を行うことが好ましい。
防振ゴムの設計では、パラメータを調整しゴムのたわみとせん断応力度を確認する。最終的に防振系の固有振動数を20Hz以下にすることが望ましい。
以下スタンション用の防振を例に、その理由を説明する。
空調等設備用の配管支持部材としてスタンションがある。このスタンションはその下にプレートを設け,そのプレートの下に防振ゴムを挿入する。スタンションとプレートサイズおよび支持荷重は表1の通りである。
表1とゴムたわみの設定値より、ゴムサイズは次の5つが必要となる。サイズ(1)50×50(支持荷重6〜10kgf)、サイズ(2)50×50(支持荷重10〜17kgf)、サイズ(3)100×100(支持荷重15〜25kgf)、サイズ(4)100×100(支持荷重25〜42kgf)、サイズ(5)150×150(支持荷重42〜72kgf)である。これらよりゴム設計を行う。図4に示す平面板モデルを適用して数3に数値を代入して,具体的なたわみを確認する。
面内に支持荷重PがかかったときのX方向、Y方向にかかる集中荷重Wは
W=P/2になる。
ブリッジ部のたわみδは材料力学の一般式より、下記数3になる。
ここで、
L:ブリッジ部の幅[cm]、
W:集中荷重[kgf]、
P:支持荷重[kgf]、
E:ゴム(硬度60度)の圧縮弾性係数35.7[kgf/cm2]、
t:ブリッジ部厚さ[cm]、
である。
実験で得られた動ばね比により、防振系の固有振動数20Hzを満足する静たわみは3.5mm以上となる。
ブリッジ部3は主に曲げ状態(圧縮と引張り)で使用するが、支持荷重によるせん断力に注意する必要がある。数4より,ゴムのせん断応力度は、動的な場合4kgf/cm2以下である。応力度を超えないように数4のパラメータを調整する。
したがって、図4に示す四角形の板を単位幅で十字形のブリッジ部3で固定され、十字部中央に集中荷重が掛かっているとすると、数4によって静たわみ3.5mm以上と規定されることが好ましいと言える。
以下、本実施形態の防振ゴムについて図5の防振ゴムの動作説明図を参照しつつ説明する。
図5に示す防振ゴムは、コア部4の上部で防振対象の機器等の振動体を支持する。また外周部2が、床等の各種支持面に接して設置される。
図5(a)に示す無負荷または通常負荷状態において、コア部4の下部と床の間には下側隙間5がある。このとき、ゴムの静ばね特性は図5(d)に示すように荷重と変位の間には線形関係が成立する。
以上のように、加わる荷重によってゴムの静ばね特性は「ブリッジ部」→「コア部」→「コア部+外周部」と変化することで、従来の課題を解決することができる。
また、一体成型で本実施形態の防振ゴムを均一なゴム素材で構成することで安価に安定した特性を有する防振ゴムを提供できる。このような構成であると、外周部2、ブリッジ部3、コア部4の厚さや長さ等の各仕様を変えることで、図5(e)に示す特性も、適宜、変えられるので個々の状況に応じた防振ゴムを製造できる。
さらに、外周部2、ブリッジ部3、コア部4において、異なるばね定数のゴム素材を複数用いて製造した場合には、さらに設計範囲が広くなり、防振ゴムが用いられる用途に応じて最適設計を実現できる。
本実施形態に係る防振ゴムは「許容たわみ範囲内でたわみを大きくとれるゴムパッド」でもある。変位は曲げたわみとして認識できるものである。
この特性を図6に示す荷重‐変位を示す線図より補足説明する。なお、図6において、実線で示す符号52は本防振ゴム1の特性を示す線であり、符号51で示す破線はコイルバネのような線形弾性体の特性を示している。また、符号Pはたわみ制約値の位置を示し、符号53は最大荷重線を示し、符号54は常用荷重線をそれぞれ示している。
図6に示すように、線形弾性体の特性51では、最大荷重時において、たわみ制約値Pの位置を越えて過大となり、場合によって許容値を超えてしまう。
一方、本防振ゴム1の特性52では、たわみ制約値の位置内で最大荷重をとれるよう、非線形特性となっている。
さらに、本防振ゴム1ではヒステリシスループを描いており、これによる減衰効果が得られる。よって、「たわみ抑制」「減衰効果」の両効果が得られる利点がある。
図7に示すように、この第2実施形態では複数の防振ゴム1をモジュール化(連結化)することを特徴とする。モジュール化する形態としては1次元の線形に延びる構成と、2次元の面形に広がる構成が例示できる。
線形に延びる形状には、通常の直線形と、階段形に傾斜した状態で延びる形状、線形で構成された十字形や、線形で構成された円形などが例示できる。
図7においては3つの防振ゴム1が連結された部分を示している。この場合、外周部2a,2bは共用された構成になっている。つまり、外周部2aは中央位置の防振ゴム1と左側位置の防振ゴム1とで共用され、外周部2bは中央位置の防振ゴム1と右側位置の防振ゴム1とで共用されている。
また、防振ゴム1の単体であれば、ゴムの鉛直方向の剛性だけでなく、外周部2(2a)の曲げ剛性も一緒に寄与することになる。
本実施形態の構成であれば、防振ゴム1は圧縮ばねのみならず、「曲げたわみによる防振パッド」として機能させることができるので、従来のゴムパッドよりも広い荷重を許容の範囲として振動体を載置することができる。
また、防振ゴムは三角形、四角形、多角形の外周部2を有する構成が採用できる。その一例として六角形を採用した場合には、所謂、ハニカム構造となってモジュール化した場合に防振ゴムの安定性をさらに向上できる。
図16を参照すれば分かるように、外周部の形状を三角形、四角形、六角形に設定すれば、隙間なく防振ゴム1を平面的(2次元的)に連結することが可能になる。それらに対して、五角形、円形は、共用される部分が防振ゴム単体の全周に及ぼすことが難しく、隙間ができることになる。但し、多少、隙間ができても実用上は問題がない場合が多い。
図9(a)〜(e)はそれぞれブリッジ部3に開口6を設けた構成を説明するための平面図である。
図9(a)に示す構成は、ブリッジ部3として、ディスクバネとして産業界で利用されているものを適用した構成例である。
この構成では、ブリッジ部3は、外周部2の内周からコア部4の基端円22まで渦巻形に延びる渦巻開口6が形成されている。渦巻開口6は複数個設けられ、図9(a)に示す例では4つ設けられた構成が示してある。4つの渦巻開口6を設けることで、4つの渦巻片21が形成される。この渦巻片21がコア部4を支える橋部7としても機能する。
この構成であれば、コア部4に圧力がかかった時には渦巻片21は螺旋形に変形するので、コンパクトな形となり、固有振動数が設計値とよく合致するといった利点がある。
図9(b)の構成は、四角形状の外周部2の中央部からコア部4にかけて4つの橋部7が設けられ、その4つの橋部7でブリッジ部3を形成したものである。
図9(c)の構成は、ほぼ図9(b)の構成と同様であるが、コア部4の大きさが橋部7の幅と等しくなっている例である。
図9(d)の構成は、四角形状の外周部2の内部四隅にブリッジ部3を設け、図9(c)に示す略橋部7の部分を開口6とした構成である。この構成では、四隅に略四角形のブリッジ部3が設けられ、コア部4とは細帯形の橋部7で接続されるので、細帯形部の強度は高くする必要がある。
上記開口6を有するブリッジ部3を結合してモジュール化して使用することを考える場合に、2次元的に面状に充填することを考慮すると、円形よりも三角形、四角形、六角形が好ましい。この3種の中で力の分散という点で六角形は特に優れている。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
図11(a)に示すように、コア部4の上部又は下部の形状を円形に構成してもよい。コア部上部を球形にして、コア部4の回転を許す形状にすることで、ゴムの水平方向の静ばね定数を設計することも可能である。
また、球形のみならず、コア部上部を上方に凸形状のなだらかな曲面形状に形成すると、振動体の平面が傾いても片当たりになることを抑制して振動を吸収することができる。
さらに、図11(a)に示す構成では、コア部4又は外周部2における弾性ばね定数と異なる弾性ばね定数を有する中間材60を少なくともブリッジ部3に設けている。また、ブリッジ部3自体を中間材60で構成してもよい。
図9に示したブリッジ部3を薄膜構成にする構成はその一例とも言える。
中間材60の弾性ばねの設定においては、低荷重の振動体の振動を遮断する好ましい弾性ばね定数の形態が採用される。なお、図11(a)に示すように、外周部2、ブリッジ部3、コア部4の全域にわたって中間材60を設ける構成も採用可能である。
また、その他の実施形態としては、図11(b)に示すように、過負荷状態を標準状態として設計する。過負荷状態を標準状態として設計するとは、一番、負荷の厳しい領域を中心にして防振ゴムを設計するということである。ブリッジ部3による曲げたわみ変形の領域よりも、コア部4の圧縮変形の領域を大きくして、その圧縮変形の領域を重視するという考え方である。
図12に示す各構成は、床面等の支持面に支持されるコア部下部に「衝突時の過渡特性のコントロール」のためのコア部下部を設けることを特徴としている。
図12(a)の構成は、コア部下部に、床が密着時にエアダンパー部12となる構造を設けている。エアダンパー部12は空洞部10とオリフィスのような空気吸排孔11を備えている。エアダンパー部12の空気吸排孔11はコア部周面に設けられているので、衝突時に空洞部10内の空気が空気吸排孔11から出ることで、アブソーバー機能を付与できる。
図12(c)の構成は、コア部下部に特殊形状を有する異形部14を設け、その異形部14のばね特性と、コア部本体部のばね特性を異ならせて、非線形のばね特性を構成することを特徴としている。
図12(c)の構成では、異形部14が下方に向かうに従って断面積が小さくなる先細り部20で構成してある例が示してある。他にも断面積を変化させてコア部4のばね特性と異ならせた他の形状も同様に採用できる。
<防振ゴムの特性試験>
1.目的
防振ゴムが、配管支持スタンションの防振に使用できるか調べることを目的とした。具体的には配管150A(最大荷重300kg)を対象とする。防振ゴムは段落[0034]のゴムサイズ(3)と同程度のサイズで設計し、ゴムの基本特性(静的ばね定数、固有振動数)を調べた。目標値は、スタンション使用を踏まえて負荷時固有振動数を20Hz以下とした。
2.実施例の試作
図13に示す形状の防振ゴムを製作した。ブリッジ部やコア部などの各部分の寸法については、材料の特性などに合わせて適宜設定した。
防振ゴムは材質:SBR、硬度:55°で製作した。
<静的試験>
ゴムの圧縮方向に載荷した時の荷重‐変位の静特性を図14に示す。この特性により、静的ばね定数を算出した。
<動的試験>
ゴムにおもり(15〜22kgの4種、質量A<B<C<D)を積載したときの動特性を測定した。図15に測定結果を示し、振動伝達特性より固有振動数を算出した。
図14の静特性より、傾き(=ばね定数)の非線形性を確認した。傾きが変わる点は15〜22kgf程度である。図15の動特性では、傾きが変わる点相当のおもりを積載した(通常負荷〜床接触時)。そのときの固有振動数は13.0〜18.0Hzであることを確認した。
過負荷時の動特性(目標の固有振動数:20Hz以下)は、形状やゴムの特性を最適化することで、目標値を満足する構成は十分達成できると思われた。
2(2a)…外周部
2h…外周部高さ
2up…外周部上面
2bo…外周部下面
3…ブリッジ部
3th…ブリッジ部厚さ
3up…ブリッジ部上面
3bo…ブリッジ部下面
4…コア部
4th…コア部厚さ
4up…コア部上面
4bo…コア部下面
5…下側隙間
6…開口
10…空洞部
11…空気排出孔
12…エアダンパー部
14…異形部
18…高圧縮弾性部材
20…先細り部
Claims (15)
- 外周囲に上下方向に外周部高さを有して形成された外周部と、
前記外周部内側にブリッジ部厚さを有して形成されたブリッジ部と、
前記ブリッジ部より内側に存在し、コア部厚さを有するコア部とを有し、
振動体下側面と支持面の間に設けられて前記振動体の振動が伝わることを抑制する防振装置であって、
前記ブリッジ部厚さは前記外周部高さと前記コア部厚さよりも薄く形成されており、
前記外周部、前記ブリッジ部、前記コア部は全て弾性体で構成してあり、
コア部下面及びブリッジ部下面は、外周部下面よりも上方に位置しており、
コア部上面は、外周部上面及びブリッジ部上面よりも上方に位置しており、
前記コア部と前記ブリッジ部の下方には、前記コア部下面及び前記ブリッジ部下面の高さ位置と前記外周部下面の高さ位置との差によって生じた下側隙間が前記支持面との間に有しており、
低荷重が前記コア部上面と前記外周部下面の間にかかったときには、前記ブリッジ部のせん断方向の曲げたわみ変形によって振動を抑制し、前記低荷重を超える高荷重がかかったときには、前記コア部下面が前記支持面に当接し、少なくとも前記コア部が圧縮変形することによって振動を抑制することを特徴とする防振装置。 - 前記高荷重がかかった場合に前記外周部も圧縮変形することを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
- 前記コア部下面と前記支持面との間に前記下側隙間があり、前記低荷重時には、前記ブリッジ部の前記変形によって第1圧縮静バネ定数となり、支持荷重が増大するにつれて、前記コア部の第2圧縮静バネ定数となり、更に前記コア部と前記外周部の両方の圧縮静バネ定数が得られることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防振装置。
- 前記外周部、前記ブリッジ部、前記コア部が一体成型されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記ブリッジ部に開口が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記開口が設けられた前記ブリッジ部厚さが前記外周部高さの33%〜74%であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の防振装置。
- 複数の前記防振装置が、一の前記防振装置の前記外周部の部分が隣り合う他の前記防振装置の前記外周部の部分と共用するように連結されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記外周部を平面視したときに三角形、四角形、五角形、六角形、又は円形のいずれか一つの形状で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記連結が面状に広がっていることを特徴とする請求項7に記載の防振装置。
- 前記コア部の上部が上方に凸形状の曲面形状に形成してあることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の防振装置。
- 空洞部と空気吸排孔を備えたエアダンパー部を前記コア部の下部に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記コア部の圧縮弾性係数よりも大きな圧縮弾性係数を有する高圧縮弾性部材を前記コア部の下部に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記コア部の本体部形状をそのまま下方に延設した場合に比べて、単位容積当たりの弾性部材の容積量が少ない異形部を設け、前記異形部の圧縮弾性係数が前記コア部の本体部の圧縮弾性係数よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の防振装置。
- 前記異形部が下方に向かうに従って断面積が小さくなる先細り形状で構成したことを特徴とする請求項13に記載の防振装置。
- 少なくとも前記ブリッジ部の領域に、前記コア部又は前記外周部の弾性ばね定数とは異なる弾性ばね定数の中間材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の防振装置。
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