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JP2021191686A - キャップ付き容器 - Google Patents

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JP2021191686A
JP2021191686A JP2020098543A JP2020098543A JP2021191686A JP 2021191686 A JP2021191686 A JP 2021191686A JP 2020098543 A JP2020098543 A JP 2020098543A JP 2020098543 A JP2020098543 A JP 2020098543A JP 2021191686 A JP2021191686 A JP 2021191686A
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JP2020098543A
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晴也 吉田
Haruya Yoshida
利行 渡辺
Toshiyuki Watanabe
孝 脇坂
Takashi Wakisaka
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Thermos KK
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Thermos KK
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Abstract

【課題】容器本体内の圧力が上昇した場合でも、容器本体内の圧力を適切に調整できるキャップ付き容器を提供する。【解決手段】上部が開口した容器本体2と、容器本体2に着脱自在に取り付けられるキャップユニット3Aとを備え、キャップユニット3Aは、容器本体2内の圧力を調整する圧力調整部20を有し、圧力調整部20は、容器本体2内の圧力を開放する通気路21と、通気路21を開閉する弁体22と、通気路21を仕切る防水通気フィルタ23とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、キャップ付き容器に関する。
従来より、上部が開口した容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けることによって、容器本体の上部開口部を閉塞するキャップユニット(栓体)を備えたキャップ付き容器がある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
このようなキャップユニットは、容器本体の上部開口部を閉塞するキャップ本体を有して、容器本体に対してキャップ本体が螺合により取り付けられる構造となっている。また、キャップユニットは、キャップ本体に対して着脱自在に取り付けられる止水パッキンを有して、この止水パッキンにより容器本体とキャップ本体との間を密閉する(止水)する構造となっている。
特開2019−051288号公報
ところで、上述した従来のキャップ付き容器では、例えば炭酸飲料や炭酸水、ビール、発泡酒などの炭酸入り飲料を容器本体内に収容した場合、炭酸ガスの密閉性(気密性)については考慮されていないため、密閉された容器本体内における炭酸ガスの圧力が上昇する。
これに伴って、キャップ本体を取り外した際に、容器本体内の圧力が一気に開放されるため、キャップ本体が上方に向かって飛び出すこともある。
また、上記特許文献1では、使用者が蓋体を開けるための操作ボタンを押す前に、容器本体内で上昇した炭酸ガスの圧力が容器本体を閉塞する栓体を押し上げてしまい、容器本体から栓体が外れてしまう可能性が考えられる。さらに、操作ボタンを押した際に、放出される気体と共に飲料が連通孔から栓体の内筒部内に入る可能性が考えられる。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、容器本体内の圧力を適切に調整できるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体と、
前記容器本体に着脱自在に取り付けられるキャップユニットとを備え、
前記キャップユニットは、前記容器本体内の圧力を調整する圧力調整部を有し、
前記圧力調整部は、前記容器本体内の圧力を開放する通気路と、前記通気路を開閉する弁体と、前記通気路を仕切る防水通気フィルタとを有することを特徴とするキャップ付き容器。
〔2〕 前記キャップユニットは、前記容器本体の上部開口部を覆った状態で、前記容器本体に螺合により取り付けられるキャップ本体を有し、
前記圧力調整部は、前記キャップ本体に設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップ付き容器。
〔3〕 前記通気路は、前記キャップ本体の中央部を上下方向に貫通した状態で設けられていることを特徴とする前記〔2〕に記載のキャップ付き容器。
〔4〕 前記キャップ本体は、前記通気路の上部側を形成する上側孔部と、前記通気路の下部側を形成する下側孔部と、前記上側孔部と前記下側孔部との間を仕切る仕切壁と、前記仕切壁を貫通することによって前記上側孔部と前記下側孔部との間を連通させる貫通孔とを有し、
前記弁体は、前記通気路の上部側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする前記〔3〕に記載のキャップ付き容器。
〔5〕 前記圧力調整部は、前記通気路の一部を形成する中心孔が設けられた筒状部材を有し、
前記筒状部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体に螺合により取り付けられており、
前記防水通気フィルタは、前記仕切壁の貫通孔と、前記筒状部材の中心孔との間に配置されていることを特徴とする前記〔4〕に記載のキャップ付き容器。
〔6〕 前記キャップ本体は、前記通気路の上部側を形成する貫通孔と、前記通気路の下部側を形成する下側孔部とを有し、
前記弁体は、前記通液路の下部側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする前記〔3〕に記載のキャップ付き容器。
〔7〕 前記圧力調整部は、前記通気路の一部を形成する中心孔が設けられた筒状部材と、前記貫通孔に対応した貫通孔が形成された仕切部材とを有し、
前記筒状部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体に螺合により取り付けられており、
前記仕切部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体と前記筒状部材との間に配置されており、
前記防水通気フィルタは、前記キャップ本体の貫通孔と、前記仕切部材の貫通孔との間に配置されていることを特徴とする前記〔6〕に記載のキャップ付き容器。
〔8〕 前記弁体は、弾性部材からなり、前記通気路を閉塞した状態から、前記容器本体内の圧力が上昇するのに伴って、前記通気路を開放した状態へと弾性変形することを特徴とする前記〔1〕〜〔7〕の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
〔9〕 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする前記〔1〕〜〔8〕の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
〔10〕 前記容器本体内に炭酸入り飲料が収容されることを特徴とする前記〔1〕〜〔9〕の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
以上のように、本発明によれば、容器本体内の圧力を適切に調整できるキャップ付き容器を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るキャップ付き容器の構成を示す断面図である。 図1に示すキャップ付き容器の構成を示す分解斜視図である。 図1に示すキャップ付き容器が備えるキャップ本体の上面図である。 本発明の第2の実施形態に係るキャップ付き容器の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1、図2及び図3に示すキャップ付き容器1Aについて説明する。
なお、図1は、キャップ付き容器1Aの構成を示す断面図である。図2は、キャップ付き容器1Aの構成を示す分解斜視図である。図3は、キャップ付き容器1Aが備えるキャップ本体9の上面図である。
本実施形態のキャップ付き容器1Aは、図1及び図2に示すように、容器本体2と、容器本体2に着脱自在に取り付けられるキャップユニット3Aとを備え、真空断熱構造を有する容器本体2によって、容器本体2内に収容された飲料(内容物)を保冷することが可能な飲料用容器である。その中でも、例えば炭酸飲料や炭酸水、ビール、発泡酒などの炭酸入り飲料を容器本体2内に収容可能な炭酸入り飲料用容器である。
具体的に、この容器本体2は、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器4及び内容器5を有し、外容器4の内側に内容器5を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器4と内容器5との間には、真空断熱層6が設けられている。真空断熱層6は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器4の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。
容器本体2は、略円形状の底面部2aと、底面部2aの周囲から略円筒状に起立した胴部2bと、胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部2cとを有している。また、口頸部2cの上端部は、容器本体2の上部開口部2dとして、円形状に開口している。
口頸部2cの内周面には、雌ネジ部7が設けられている。さらに、雌ネジ部7の下方には、リング状の張出部8が内容器5の内周面から全周に亘って突出して設けられている。
なお、本実施形態のキャップ付き容器1Aでは、容器本体2が全体として略円筒状の外観形状を有しているが、容器本体2の外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
キャップユニット3Aは、容器本体2の上部開口部2dを閉塞する栓体を構成するものである。具体的に、このキャップユニット1Aは、容器本体2の上部開口部2dを覆った状態で、容器本体2に螺合により取り付けられるキャップ本体9を備えている。
キャップ本体9は、例えばポリプロピレン等の耐熱性樹脂からなり、容器本体2の上部開口部2dを覆う外蓋10と、上部開口部2dから容器本体2の内側に嵌め込まれる中栓11とを有している。
外蓋10は、外観が容器本体2の胴部2bと連続するように略円筒状に形成された周壁部10aと、周壁部10aの上部を閉塞する上壁部10bとを有している。中栓11は、外蓋10の内側中央部から下方に向かって略円柱状に突出して設けられている。
また、中栓11の外周面には、雄ネジ部12が設けられている。キャップ付き容器1Aでは、この雄ネジ部12と雌ネジ部7との螺合によって、容器本体2に対してキャップ本体9(キャップユニット3A)が着脱自在に取り付けられている。さらに、雌ネジ部7と雄ネジ部12とは、互いに相補形を為す二条ネジからなる。二条ネジを用いた場合、容器本体2に対してキャップ本体9(キャップユニット3A)を少ない回転操作(本実施形態では約180°)で着脱することが可能である。
すなわち、このキャップ付き容器1Aでは、上部開口部2dから容器本体2の内側に中栓11を嵌め込んだ状態から、容器本体2に対してキャップ本体9(キャップユニット3A)を右回り(以下、「閉方向」という。)に回転させることによって、雌ネジ部7と雄ネジ部12との螺合により容器本体2にキャップ本体9(キャップユニット3A)を取り付けることが可能である。
一方、容器本体2にキャップ本体9(キャップユニット3A)が取り付けられた状態から、容器本体2に対してキャップ本体9(キャップユニット3A)を左回り(以下、「開方向」という。)に回転させることによって、雌ネジ部7と雄ネジ部12との螺合を解除し、容器本体2からキャップ本体9(キャップユニット3A)を取り外すことが可能である。
中栓11の下端側には、止水パッキン13が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン13は、容器本体2の内側と中栓11との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
中栓11の下端側には、その外周面よりも縮径された縮径部11aと、縮径部11aの上端側から全周に亘って拡径方向に突出されたフランジ部11bと、フランジ部11bの下面側を周方向に切り欠くリング状の溝部11cとが設けられている。止水パッキン13は、この溝部11cに嵌合されることによって、中栓11の下端側に着脱自在に取り付けられている。
本実施形態のキャップ付き容器1Aでは、容器本体2にキャップ本体9が取り付けられた際に、止水パッキン13が弾性変形しながら、容器本体2の張出部8に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部8(容器本体2)と中栓11(キャップ本体9)との間を密閉(止水)することが可能となっている。
ところで、本実施形態のキャップユニット3Aは、容器本体2内の圧力を調整する圧力調整部20を備えている。
圧力調整部20は、容器本体2内の圧力を開放する通気路21と、通気路21を開閉する弁体22と、通気路21を仕切る防水通気フィルタ23と、通気路21の一部を形成する中心孔24aが設けられた筒状部材24とを有している。
通気路21は、キャップ本体9の中央部を上下方向に貫通した状態で設けられている。具体的に、このキャップ本体9には、通気路21の上部側を形成する上側孔部25と、通気路21の下部側を形成する下側孔部26と、上側孔部25と下側孔部26との間を仕切る仕切壁27と、仕切壁27を貫通することによって上側孔部25と下側孔部26との間を連通させる複数(本実施形態では18個)の貫通孔28とを有している。
上側孔部25及び下側孔部26は、仕切壁27を挟んだ上下両側において、平面視で円形状に形成されている。複数の貫通孔28は、平面視で円形状に形成されると共に、仕切壁27の面内に同心円状又は放射状に並んで設けられている。したがって、通気路21は、これら複数の貫通孔28を介して上側孔部25と下側孔部26との間が連通された構成を有している。なお、本実施形態では、複数の貫通孔28が設けられた構成となっているが、このような構成に限らず、1つの貫通孔28が設けられた構成であってもよい。
筒状部材24は、例えばポリプロピレン等の耐熱性樹脂からなり、全体として略円筒状に形成されている。中心孔24aは、通液路21の一部として、この筒状部材24の中心部を上下方向に貫通した状態で設けられている。
また、筒状部材24は、その下端部から拡径方向に全周に亘って突出された底壁部24bと、底壁部24bの周囲から略円筒状に起立した外筒部24cとを有している。外筒部24cの内周面には、雌ネジ部24dが設けられている。一方、縮径部11a(中栓11)の外周面には、雄ネジ部11dが設けられている。
これにより、筒状部材24は、下側孔部26の内側に挿入された状態で、この雌ネジ部24dと雄ネジ部11dとの螺合によって、中栓11(キャップ本体9)に対して着脱自在に取り付けられている。
防水通気フィルタ23は、全体として通気性を有して、且つ、容器本体2の底面部2a(下面)側に撥水性又は疎水性を持たせたシート又はフィルムからなる。防水通気フィルタ23は、下側孔部26に対応した形状を有して、下側孔部26の内側に挿入されている。また、防水通気フィルタ23は、仕切壁27の複数の貫通孔28と、筒状部材24の中心孔24aとの間に配置されている。
また、防水通気フィルタ23と筒状部材24との間には、パッキン(Oリング)29が配置されている。パッキン29は、防水通気フィルタ23と筒状部材24との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
弁体22は、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。弁体22は、通液路21の上部側に着脱自在に取り付けられている。
具体的に、この弁体22は、円筒状に突出された軸部22aと、軸部22aの上端から略ドーム状に拡がる栓部22bとを有している。一方、キャップ本体9は、図1及び図3に示すように、上壁部10b(外蓋10)の中央部を貫通する嵌合孔30と、嵌合孔30の周囲に位置して上壁部10b(外蓋10)を貫通する複数(本実施形態では2個)の貫通孔31とを有している。
弁体22は、嵌合孔30に軸部22aが嵌合されることによって、外蓋10(キャップ本体9)に対して着脱自在に取り付けられている。また、弁体22は、キャップ本体9に取り付けられた状態において、栓部22bにより複数の貫通孔31を閉塞している。複数の貫通孔31は、上部孔部25と連通されることによって、通液路21の一部を構成している。なお、本実施形態では、複数の貫通孔31が設けられた構成となっているが、このような構成に限らず、1つの貫通孔31が設けられた構成であってもよい。
以上のような構成を有する本実施形態のキャップ付き容器1Aでは、上述したキャップユニット3Aにより密閉された容器本体2内における炭酸ガスの圧力が上昇するのに伴って、中栓11が径方向に膨らみ、雌ネジ部7と雄ネジ部12との螺合が強まると共に、止水パッキン13を張出部8(容器本体2)に強く密着させる。このため、中栓11が容器本体2から外れにくくなると共に、止水パッキン13による密閉度が高くなる。また、止水パッキン13よりも弁体22の弾性力を弱くすることで、栓部22b(弁体22)が複数の貫通孔31(通気路21)を閉塞した状態から、複数の貫通孔31(通気路21)を開放した状態へと弾性変形する。
これにより、容器本体2内の炭酸ガスを通気路21を通して外部へと開放し、容器本体2内の圧力を下げることが可能である。すなわち、本実施形態のキャップ付き容器1Aでは、容器本体2内の圧力が上昇した場合でも、容器本体2内の圧力を適切に調整することが可能である。
また、本実施形態のキャップ付き容器1Aでは、上述した防水通気フィルタ23によって、容器本体2内の飲料が通液路21を通して外部へと漏れ出すことを防ぐことが可能である。一方、防水通気フィルタ23は、このような防水性を確保しながら、通気性を有することで、上述した容器本体2内で圧力が上昇した炭酸ガスを通液路21を通して外部へと放出させることが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図4に示すキャップ付き容器1Bについて説明する。
なお、図4は、本発明の第2の実施形態に係るキャップ付き容器1Bの構成を示す断面図である。また、以下の説明では、上記キャップ付き容器1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態のキャップ付き容器1Bは、図4に示すように、上記キャップユニット3Aの代わりに、容器本体2に着脱自在に取り付けられるキャップユニット3Bを備えている。
キャップユニット3Bは、上記キャップユニット3Aとは圧力調整部20の構成が異なっている。すなわち、このキャップユニット3Bが備える圧力調整部20は、上記上側孔部25、嵌合孔30及び複数の貫通孔31を省略する代わりに、通気路21の上部側を形成する複数(本実施形態では18個)の貫通孔32を有している。
複数の貫通孔32は、上壁部10b(外蓋10)を貫通した状態で、平面視で円形状に形成されると共に、上壁部10b(外蓋10)の面内に同心円状又は放射状に並んで設けられている。
また、キャップユニット3Bが備える圧力調整部20は、上記仕切壁27を省略する代わりに、複数の貫通孔32の各々に対応した複数(本実施形態では18個)の貫通孔33が形成された仕切部材34とを有している。
仕切部材34は、例えばポリプロピレン等の耐熱性樹脂からなり、全体として略円板状に形成されている。仕切部材34は、下側孔部26に対応した形状を有して、下側孔部26の内側に挿入されている。また、仕切部材34は、上壁部10b(外蓋10)と筒状部材24との間に配置されている。
複数の貫通孔33は、上壁部10b(外蓋10)を貫通する複数の貫通孔32の各々に対応して、平面視で円形状に形成されると共に、仕切部材34の面内に同心円状又は放射状に並んで設けられている。したがって、通気路21は、これら複数の貫通孔32,33を通して下側孔部26と連通された構成を有している。なお、本実施形態では、複数の貫通孔32,33が設けられた構成となっているが、このような構成に限らず、1つの貫通孔32,33が設けられた構成であってもよい。
防水通気フィルタ23は、下側孔部26の内側に挿入された状態で、上壁部10b(外蓋10)の複数の貫通孔32と、仕切部材34の複数の貫通孔33との間に配置されている。
弁体22は、通液路21の下部側に着脱自在に取り付けられている。具体的に、円筒部材24には、嵌合孔35及び複数(本実施形態では2個)の貫通孔36が設けられている。
嵌合孔35は、筒状部材24の下端部に設けられた底壁部24bの中央部を貫通して設けられている。複数の貫通孔36は、嵌合孔35の周囲に位置して底壁部24bを貫通して設けられている。
弁体22は、嵌合孔35に軸部22aが嵌合されることによって、筒状部材24(キャップ本体9)に対して着脱自在に取り付けられている。また、弁体22は、筒状部材24(キャップ本体9)に取り付けられた状態において、栓部22bにより複数の貫通孔36を閉塞している。複数の貫通孔36は、中心孔24aと連通されることによって、通液路21の一部を構成している。なお、本実施形態では、複数の貫通孔36が設けられた構成となっているが、このような構成に限らず、1つの貫通孔36が設けられた構成であってもよい。
以上のような構成を有する本実施形態のキャップ付き容器1Bでは、上述したキャップユニット3Bにより密閉された容器本体2内における炭酸ガスの圧力が上昇するのに伴って、中栓11が径方向に膨らみ、雌ネジ部7と雄ネジ部12との螺合が強まると共に、止水パッキン13を張出部8(容器本体2)に強く密着させる。このため、中栓11が容器本体2から外れにくくなると共に、止水パッキン13による密閉度が高くなる。また、止水パッキン13よりも弁体22の弾性力を弱くすることで、栓部22b(弁体22)が複数の貫通孔36(通気路21)を閉塞した状態から、複数の貫通孔36(通気路21)を開放した状態へと弾性変形する。
これにより、容器本体2内の炭酸ガスを通気路21を通して外部へと開放し、容器本体2内の圧力を下げることが可能である。すなわち、本実施形態のキャップ付き容器1Bでは、容器本体2内の圧力が上昇した場合でも、容器本体2内の圧力を適切に調整することが可能である。
また、本実施形態のキャップ付き容器1Bでは、上述した防水通気フィルタ23によって、容器本体2内の飲料が通液路21を通して外部へと漏れ出すことを防ぐことが可能である。一方、防水通気フィルタ23は、このような防水性を確保しながら、通気性を有することで、上述した容器本体2内で圧力が上昇した炭酸ガスを通液路21を通して外部へと放出させることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
また、本発明は、上述した真空断熱構造を有する容器本体によって保冷機能を持たせた炭酸入り飲料用容器に好適に適用できるが、容器本体と、容器本体に着脱自在に取り付けられるキャップユニットとを備えたキャップ付き容器に対して、本発明の圧力調整部を幅広く適用することが可能である。
1A,1B…キャップ付き容器 2…容器本体 2d…上部開口部 3A,3B…キャップユニット 4…外容器 5…内容器 6…真空断熱層 7…雌ネジ部 9…キャップ本体 10…外蓋 11…中栓 12…雄ネジ部 13…止水パッキン 20…圧力調整部 21…通気路 22…弁体 23…防水通気フィルタ 24…筒状部材 25…上側孔部 26…下側孔部 27…仕切壁 28…貫通孔 29…パッキン 30…嵌合孔 31…貫通孔 32…貫通孔 33…貫通孔 34…仕切部材 35…嵌合孔 36…貫通孔

Claims (10)

  1. 上部が開口した容器本体と、
    前記容器本体に着脱自在に取り付けられるキャップユニットとを備え、
    前記キャップユニットは、前記容器本体内の圧力を調整する圧力調整部を有し、
    前記圧力調整部は、前記容器本体内の圧力を開放する通気路と、前記通気路を開閉する弁体と、前記通気路を仕切る防水通気フィルタとを有することを特徴とするキャップ付き容器。
  2. 前記キャップユニットは、前記容器本体の上部開口部を覆った状態で、前記容器本体に螺合により取り付けられるキャップ本体を有し、
    前記圧力調整部は、前記キャップ本体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き容器。
  3. 前記通気路は、前記キャップ本体の中央部を上下方向に貫通した状態で設けられていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ付き容器。
  4. 前記キャップ本体は、前記通気路の上部側を形成する上側孔部と、前記通気路の下部側を形成する下側孔部と、前記上側孔部と前記下側孔部との間を仕切る仕切壁と、前記仕切壁を貫通することによって前記上側孔部と前記下側孔部との間を連通させる貫通孔とを有し、
    前記弁体は、前記通気路の上部側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ付き容器。
  5. 前記圧力調整部は、前記通気路の一部を形成する中心孔が設けられた筒状部材を有し、
    前記筒状部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体に螺合により取り付けられており、
    前記防水通気フィルタは、前記仕切壁の貫通孔と、前記筒状部材の中心孔との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のキャップ付き容器。
  6. 前記キャップ本体は、前記通気路の上部側を形成する貫通孔と、前記通気路の下部側を形成する下側孔部とを有し、
    前記弁体は、前記通液路の下部側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ付き容器。
  7. 前記圧力調整部は、前記通気路の一部を形成する中心孔が設けられた筒状部材と、前記貫通孔に対応した貫通孔が形成された仕切部材とを有し、
    前記筒状部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体に螺合により取り付けられており、
    前記仕切部材は、前記下側孔部の内側に挿入された状態で、前記キャップ本体と前記筒状部材との間に配置されており、
    前記防水通気フィルタは、前記キャップ本体の貫通孔と、前記仕切部材の貫通孔との間に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のキャップ付き容器。
  8. 前記弁体は、弾性部材からなり、前記通気路を閉塞した状態から、前記容器本体内の圧力が上昇するのに伴って、前記通気路を開放した状態へと弾性変形することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
  9. 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
  10. 前記容器本体内に炭酸入り飲料が収容されることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のキャップ付き容器。
JP2020098543A 2020-06-05 2020-06-05 キャップ付き容器 Pending JP2021191686A (ja)

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