JP2021185299A - 硬質床材 - Google Patents
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Abstract
Description
1. 樹脂含有硬質層及びその上方に表層を含み、前記樹脂含有硬質層の下方に反り防止層を含む床材であって、
(1)床材の厚みが5mm以下であり、
(2)温度23℃において、床材における幅5cm及び長さ30cmのサンプルの端部から幅5cm及び長さ10cmの領域Bを固定した場合の残りの幅5cm及び長さ20cmの領域Aの自重による垂下量が0.5〜8mmである、
ことを特徴とする硬質床材。
2. 表層に対する23℃のマックバーニー凹み試験機による凹み値(日本産業規格JIS A1454)が0.25以下である、前記項1に記載の硬質床材。
3. 樹脂含有硬質層が、樹脂成分、可塑剤及び充填材を含み、樹脂成分と可塑剤の合計量が当該硬質層中25〜60重量%であり、充填材が当該硬質層中40〜75重量%である、前記項1又は2に記載の硬質床材。
4. 床材の平面形状が略矩形状であり、互いに隣接する2辺に幅1〜5mmの目地状領域が設けられている、前記項1〜3のいずれかに記載の硬質床材。
5. 表層の上方にさらに保護層を含み、保護層の厚みが10〜300μmである、前記項1〜4のいずれかに記載の硬質床材。
6. (1)前記保護層は、平均粒径10〜150μmの硬質粒子を含む下層と、前記下層の上に直に配置されている上層とを有し、(2)前記上層は、前記硬質粒子による表面凹凸を打ち消す緩衝層として機能している、前記項1〜5のいずれかに記載の硬質床材。
7. 目地状領域上に保護層が形成されている、前記項4に記載の硬質床材。
8. 前記項1〜7のいずれかに記載の硬質床材の複数が床下地に敷設されてなる床構造。
本発明の硬質床材(本発明床材)は、樹脂含有硬質層及びその上方に表層を含み、前記樹脂含有硬質層の下方に反り防止層を含む床材であって、
(1)床材の厚みが5mm以下であり、
(2)温度23℃において、床材における幅5cm及び長さ30cmのサンプルの端部から幅5cm及び長さ10cmの領域Bを固定した場合の残りの幅5cm及び長さ20cmの領域Aの自重による垂下量が0.5〜8mmである、
ことを特徴とする。
本発明床材の基本構成について説明する。図1Aには、本発明床材の基本となる層構成を示す。本発明床材10は、樹脂含有硬質層11の上方に表層12が積層され、かつ、樹脂含有硬質層11の反対側の面に反り防止層16が積層されている。図1Aの硬質床材は、反り防止層16は樹脂含有硬質層11に直に接するように積層されているが、他の層を介して反り防止層16が樹脂含有硬質層11の下層として積層されていても良い。
本発明床材は、(1)床材の厚みが5mm以下であり、(2)温度23℃において、床材における幅5cm及び長さ30cmのサンプル(矩形サンプル)の端部から幅5cm及び長さ10cmの領域Bを固定した場合の残りの幅5cm及び長さ20cmの領域Aの自重による垂下量が0.5〜8mmである、床材の厚みが5mm以下であることを特徴とする。すなわち、本発明床材は、比較的薄いシート状物であって、一定のしなりやすさ(可撓性)を有することの指標として、上記厚み及び上記垂下量を有するものである。
以下においては、本発明床材で必須とする樹脂含有硬質層、表層及び反り防止層のほか、任意的に積層される層についても併せて説明する。
本発明床材において樹脂含有硬質層は芯材となり、後記に示す本発明床材の物性(本発明物性)に寄与する層である。
表層は、特に樹脂含有硬質層を保護する機能を有するものである。従って、表層は、樹脂含有硬質層に直に接するように層上に形成されていても良く、印刷層等の他の層を介して表層が形成されていても良い。
保護層は、任意的な層であるが、それを形成した場合は表層を保護し、また防汚性等の機能を付与することができる。通常は、保護層は、表層の上に(特に表層に直に接するように)形成される。さらに、保護層は、硬質床材の最表面に配置され、外部に露出した面を構成していることが望ましい。これにより、外部からの圧力、摩擦等に対して硬質床材をより確実に保護することができる。
反り防止層は、本発明床材全体が凹字状又は凸字状にそることを抑制ないしは防止するために形成される層である。特に、本発明床材が全体として凹字状にそると、本発明床材の複数を用いて互いに突き合わせて床面を形成する場合、その突き合わせ部に浮きが発生するおそれがある。このため、そのような凹字状にそる現象を抑えるために、本発明床材の裏面側に反り防止層を設けることができる。
本発明床材は、上記の通り、樹脂含有硬質層及び表層を必須とするものであるが、特に本発明床材の厚み5mm以下となる範囲内において他の層を含んでいても良い。例えば、接着層、意匠層、表層、補強層、反り防止層等が挙げられる。従って、例えば、図1Bに示すような「反り防止層/樹脂含有硬質層/補強層/意匠層/表層」からなる硬質床材、図1Cに示すような「反り防止層/樹脂含有硬質層/補強層/意匠層/表層/保護層」からなる硬質床材等を好ましい実施形態として挙げることができる。以下、樹脂含有硬質層以外の各層について説明する。
補強層は、本発明床材を平面方向又は鉛直方向に強化する機能を有するものである。このような補強層としては、特にa)有機繊維又は無機繊維の織物シート又は不織布シート(以下「繊維シート」ともいう。)及びb)前記繊維シートと前記の樹脂含有硬質層の樹脂成分とを含む複合材料の少なくとも1種を好適に用いることができる。
意匠層は、例えば絵柄、図柄、模様、文字等の所望の意匠を表現し、本発明床材に意匠性を与える機能を有する層である。上記意匠層を備えることにより、本発明床材に所望の意匠性を簡易、かつ、安価に付与することができる。また、意匠層は、単一の着色層のほか、2種以上の着色領域からなる着色層等であっても良い。
接着層は、各層を接合するために必要に応じて形成することができる。接着層は、例えば接着剤を用いて形成することができる。接着剤としては、公知又は市販のものを適宜用いることができる。
本発明の硬質床材は、前記のように、樹脂含有硬質層、表層及び反り防止層を必須とした上で、必要に応じて他の層を含む積層体から構成されている。そのうえで、好ましい樹脂含有硬質層、表層及び反り防止層の具体例としては、例えば(1)樹脂含有硬質層が、塩化ビニル系樹脂、可塑剤及び充填材を含み、樹脂成分と可塑剤の合計量が当該硬質層中25〜60重量%であり、充填材が当該硬質層中40〜75重量%であり、(2)表層が、塩化ビニル系樹脂及び可塑剤を含み、可塑剤の含有量が10重量%以下であって、かつ、充填材の含有量が0〜5重量%であり、(3)反り防止層が、塩化ビニル系樹脂及び可塑剤を含み、可塑剤の含有量が10重量%以下であって、かつ、充填材の含有量が0〜50重量%であり、(4)表層の厚みt1と反り防止層の厚みt2が(0.5×t1)≦t2≦(1.5×t1)の関係を満たす硬質床材が挙げられる。
本発明床材は、前記で示したような方法で各層を形成又は積層することにより製造することができる。すなわち、各層の積層についても、接着剤の塗工による方法のほか、接着剤の塗工によることなく、層間を熱融着で接合する方法等も採用することができる。
本発明は、硬質床材の複数が床下地に敷設されてなる床構造を包含する。例えば、略矩形状(略正方形、略長方形、略菱形、略平行四辺形等)の本発明床材を複数枚用意し、これらを床下地(例えばコンクリートスラブ等の床スラブ)上に設置することによって、本発明床材から構成される床構造を形成することができる。特に、本発明では、このような床下地に直に本発明床材を敷設することにより床構造を形成することができる。
図1Bに示すように、下層から順に「反り防止層/樹脂含有硬質層/補強層/意匠層/表層」からなる硬質床材を作製した。
表1に示す組成を有する硬質塩化ビニル系樹脂シートを用い、その表面にガラスマット(ガラス繊維からなる不織布シート)をヒートシールにより補強層を積層した。
その後、この補強層に印刷フィルムをヒートシールにより積層した。次いで、硬質塩化ビニル系樹脂製クリアフィルムをヒートシールにより積層することによって表層を形成した。硬質塩化ビニル系樹脂製クリアフィルムの配合は、塩化ビニル系樹脂100重量部、可塑剤5重量部、その他安定剤少量である。他方、硬質樹脂シートの反対側の面(裏面)に、前記と同じ硬質塩化ビニル系樹脂製フィルムをヒートシールにより積層し、反り防止層を形成した。このようにして、下層から順に「反り防止層(厚み約0.35mm)/樹脂含有硬質層(厚み約2.4mm)/補強層/意匠層(厚み約0.07mm)/表層(厚み約0.35mm)」からなる硬質床材(縦50cm×横50cm、厚み約3mm)が得られた。なお、補強層(ガラスマット)は、樹脂含有硬質層にヒートシールで埋められるので、補強層の厚みは樹脂含有硬質層の厚みに包含される。
PVC:ポリ塩化ビニル系樹脂、市販品
DOP:ジオクチルフタレート、市販品(可塑剤)
CaCO3:炭酸カルシウム、市販品、粒径約74〜149μm
層厚み:樹脂含有硬質層の厚み
硬質樹脂シートの組成を表1に示すように変更したほかは、実施例1と同様にして硬質床材を製造した。
市販の硬質材料を比較例3〜5とした。比較例3の硬質床材の厚みは約15mmであり、それ以外は厚み約3mmである。
樹脂含有硬質層の厚みを表2に示すように変更したほかは、実施例1と同様にして硬質床材を製造した。なお、表2中の樹脂含有硬質層の組成等の表記は、表1と同様の意味である。
各実施例及び比較例の硬質床材(試料)について、以下のような各物性を測定した。その結果を表1〜表2に示す。表1〜表2の結果からも明らかなように、樹脂成分等を含む特定の組成を採用することによって所望の垂下量を満たす硬質床材を提供できることがわかる。
試料をマックバーニー凹み試験機で日本産業規格JIS A1454に準じて凹み値を測定した。温度条件は、23℃及び45℃の2種類で測定した。凹み試験(23℃)は、0.2以下であることが好ましく、特に0.15以下であることがより好ましい。
試料を温度23℃・湿度50%の条件下で24時間養生した後、日本産業規格JIS A1454に準じて試料の残留凹み率を測定した。
曲げ剛性を評価するために、下記の測定方法に従って硬質床材の垂下量を測定した。まず、硬質床材を幅5cm×長さ30cmに裁断して試験用の試料とした。これを温度23℃、湿度50%RHの恒温室に入れ、24時間養生した。
次に、試料を測定装置に設置した。測定装置に試料を配置した状態を図10Aに示し、図10をa方向(上方)から見た図を図11Bに示す。この装置は、試料を配置するための台座71a,71b、試料を固定するための直方体ウエイト72、垂下量を測定するための物差し73を含む。2つの台座は、いずれも略同形状であり、高さ20cmであり、図10Aのように試料よりも十分に大きな面積を有する上面をもつ直方体である。また、台座71bは、台座71aに対して接離可能である。
図10Aに示すように、23℃の温度下で試料Sの表層側を上方に向けて、試料が台座71a,71bに跨がるように、試料の長さ10cm分の領域Bを台座71aに載せ、残りの長さ20cm分の領域Aを台座71bに載せた。次に、図10B及び図11Bに示すように、領域B全面に直方体ウエイト72を載せた。その後、台座71bをスライドさせて台座71aから離反させて取り外した。なお、図11Aには、試料にウエイトを載せる前の配置状態を示す。
次いで、その30秒後に試料Sの領域Aが下方に垂れた際の距離hを垂下量として物さし73で計測した。前記距離hは、図10Cに示すように、台座71aの表面(上面)と試料Sの右下角部Tとの間の最短の直線長さ(mm)とした。
樹脂含有硬質層の厚みを約1.2mmとしたほかは、実施例2と同様にして下層から順に「反り防止層(厚み約0.35mm)/樹脂含有硬質層(厚み約1.2mm)/補強層/意匠層(厚み約0.07mm)/表層(厚み約0.35mm)」からなる硬質床材(縦500mm×横500mm)を作製した。
実施例2及び実施例8で得られた硬質床材の凸部の吸収性能を調べた。40mm×300mmの大きさに切り取ったものを試料として用い、凸部を有する床下地モデル上に試料を敷設し、その収まり具合を測定した。その結果を表3に示す。
床下地の表面に、粘着剤をローラーによって60〜100g/m2塗布し、温度23℃、湿度50%の環境下で60分放置した。この粘着剤は、日本産業規格JIS A 5536の90°剥離強度で5.69N/50mmの強度であった。その後、図12に示すように、床下地51に下地不陸板52(縦50mm×横25mm×厚み1.0mm又は0.5mm)を配置し、下地不陸板52が中心部となるように上から試料を設置し、圧着ローラーで試料を上方から押圧した。その時の不陸段差からの収まり具合を調べた。より具体的には、図12に示すように、下地不陸板52の端部から試料Sの端部までの距離D1を端部距離として測定した。その結果、試料の端部が床下地に接着している場合を「○」とし、試料の端部が床下地から離隔している場合を「×」とした。
床下地51の表面に、粘着剤をローラーによって60〜100g/m2塗布し、温度23℃、湿度50%の環境下で60分放置した。この粘着剤は、日本産業規格JIS A 5536の90°剥離強度で5.69N/50mmの強度であった。その後、図13に示すように、下地不陸球53を配置し、下地不陸球53が試料の対角線上となるように上から試料Sを設置し、圧着ローラーで試料Sを上方から押圧した。図13は、下地不陸球の上から試料Sを配置し、その試料Sの上から見た図である。下地不陸球53としては、直径が1.0mmのものを用い、その時の不陸からの収まり具合を調べた。より具体的には、図13に示すような下地不陸球53から試料Sの角までの距離D2を測定した。その結果、試料の角が床下地に接着している場合を「○」とし、試料の角が床下地から離隔している場合を「×」とした。
実施例7、比較例3〜4のサンプルについて、試験片の大きさを変えて垂下量を測定した。各サンプルを幅5cm×長さ45cmにカットして、新たなサンプル片を作製した。これを温度23℃及び湿度50%RHの恒温室に入れ、24時間養生した。次いで、試料の長さ10cm分の領域Bを台座71aに載せ、残りの長さ35cm分の領域Aの台座71bに載せて、試験例1の「(3)垂下量」と同様にして測定した。その結果を表4に示す。
実施例1の硬質床材の表層の表面に保護層を形成した。市販の紫外線硬化型樹脂100重量部と硬質粒子(アルミナ粉末、粒度♯280、平均粒径68μm)60重量部とを混合してなる塗工液をロールによる手塗りで表層上に塗布することにより下層を形成した。その後、前記と同じ紫外線硬化型樹脂であってアルミナ粉末を含まない塗工液を前記下層の表面にフローコーターにて塗布することにより上層を形成した。このようにして下層(40μm)/上層(100μm)からなる保護層を形成した。このようにして二層の保護層を有する硬質床材を作製した。この保護層の断面の一部を走査型電子顕微鏡で観察した結果を図15に示す。図15に示すように、個々のアルミナ粒子は紫外線硬化型樹脂層(UV層)の中に完全に埋まった状態となっており、紫外線硬化型樹脂層の上面にはその粒子に由来する凹凸が形成されていないことがわかる。
用いるアルミナ粉末の粒度を表5に示すように変更したほかは、実施例9と同様にして二層の保護層を有する硬質床材を作製した。なお、各実施例及び比較例における粒度は「日本産業規格JIS R6001」研削といし用研磨材の粒度によるものである。
実施例9及び実施例9−1〜実施例9−4で得られた硬質床材の保護層の耐摩耗性及び外観をそれぞれ調べた。それらの結果を表5に示す。
耐摩耗性は、日本産業規格JIS A1453に準拠した試験法に基づいて、テーバー摩耗試験器に研磨紙S−42を取り付け、回転速度70rpmでサンプル表面を3000回転させて摩耗させた。
摩耗後の試験サンプル表面の保護層のうち、摩耗させた領域全てが残っている場合を「〇」とし、摩耗させた領域のうち、保護層の一部が無くなり、表層がむき出しになっている箇所がある場合を「△」とし、摩耗させた領域において保護層が全て摩耗し、表層がむき出しになっている場合を「×」とした。
外観は、保護層表面(上層の表面)の凹凸状態を目視にて観察した。表面が平滑となっているものを「○」とし、アルミナ粉末による凹凸が表面に浮き出ているものを「×」とした。
紫外線硬化型樹脂100重量部に対する硬質粒子(アルミナ粉末)の配合量を表6に示すように変更したほかは、実施例9と同様にして二層の保護層を形成した。このようにして二層の保護層を有する硬質床材を作製した。
実施例9及び実施例9−5〜実施例9−15で得られた硬質床材の保護層の耐摩耗性のほか、塗布時における塗工液の塗工性を調べた。それらの結果を表6に示す。
耐摩耗性は、試験例4の場合と同様にして評価した。
塗工性は、粘性が低く、問題なくローラー塗布できるものを「○」とし、粘性は少し高いがローラー塗布できるものを「△」とし、粘性が高くて流動性がなくローラー塗布できないものを「×」とした。
Claims (8)
- 樹脂含有硬質層及びその上方に表層を含み、前記樹脂含有硬質層の下方に反り防止層を含む床材であって、
(1)床材の厚みが5mm以下であり、
(2)温度23℃において、床材における幅5cm及び長さ30cmのサンプルの端部から幅5cm及び長さ10cmの領域Bを固定した場合の残りの幅5cm及び長さ20cmの領域Aの自重による垂下量が0.5〜8mmである、
ことを特徴とする硬質床材。 - 表層に対する23℃のマックバーニー凹み試験機による凹み値(日本産業規格JIS A1454)が0.25以下である、請求項1に記載の硬質床材。
- 樹脂含有硬質層が、樹脂成分、可塑剤及び充填材を含み、樹脂成分と可塑剤の合計量が当該硬質層中25〜60重量%であり、充填材が当該硬質層中40〜75重量%である、請求項1又は2に記載の硬質床材。
- 床材の平面形状が略矩形状であり、互いに隣接する2辺に幅1〜5mmの目地状領域が設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の硬質床材。
- 表層の上方にさらに保護層を含み、保護層の厚みが10〜300μmである、請求項1〜4のいずれかに記載の硬質床材。
- (1)前記保護層は、平均粒径10〜150μmの硬質粒子を含む下層と、前記下層の上に直に配置されている上層とを有し、(2)前記上層は、前記硬質粒子による表面凹凸を打ち消す緩衝層として機能している、請求項1〜5のいずれかに記載の硬質床材。
- 目地状領域上に保護層が形成されている、請求項4に記載の硬質床材。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の硬質床材の複数が床下地に敷設されてなる床構造。
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