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JP2021177111A - 空調システム - Google Patents

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JP2021177111A
JP2021177111A JP2020082779A JP2020082779A JP2021177111A JP 2021177111 A JP2021177111 A JP 2021177111A JP 2020082779 A JP2020082779 A JP 2020082779A JP 2020082779 A JP2020082779 A JP 2020082779A JP 2021177111 A JP2021177111 A JP 2021177111A
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rooms
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JP2020082779A
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篤志 高橋
Atsushi Takahashi
草太 小前
Sota Komae
滋之 永田
Shigeyuki Nagata
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】複数の部屋について、空気清浄の促進と空気調和との両立を図ることができる空調システムを提供する。
【解決手段】空調システムは、複数の部屋の室内から取り込まれた空気を複数の部屋に給気する給気ダクト19と、給気ダクト19を通過する空気を清浄化する空気清浄装置22と、清浄化された空気の給気ダクト19から複数の部屋のそれぞれへの給気量を調節する給気調節手段と、複数の部屋のそれぞれについて室内の空気質を検出する屋内空気質検出手段と、空気を冷却又は加熱して複数の部屋を冷房又は暖房する空調手段と、を備える。給気調節手段は、屋内空気質検出手段の検出結果に応じて複数の部屋のそれぞれへの給気量を変化させる。空調手段は、複数の部屋のそれぞれへの給気量に応じて空気の冷却量又は加熱量を変化させる。
【選択図】図1

Description

本開示は、空調システムに関するものである。
空調システムにおいては、第1の部屋に備えられ室外の空気を給気する給気装置と、第1の部屋に備えられこの第1の部屋を空調する空気調和装置と、部屋同士を仕切る壁を貫通して第1の部屋と第2の部屋とを連通する風路部材と、を備え、風路部材にダンパーを設け、第1の部屋及びこの第1の部屋に風路部材にて連通する部屋に設けられ各部屋の環境を検出するセンサと、このセンサの検出結果に基づいて給気装置、空気調和装置及びダンパーを制御するシステム制御装置をさらに備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−210421号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような空調システムにおいては、複数の部屋のそれぞれの空気質に応じた空気清浄と、複数の部屋のそれぞれについての空気調和すなわち冷暖房との両立について全く考慮されていない。このため、空気清浄のために特定の部屋への給気量を増加させたことで、当該部屋の空気調和が不十分又は過剰になって温熱的に不快になったり、逆に特定の部屋の空気調和を優先することで、当該部屋で生じた汚染の排気を促進できなかったりする可能性がある。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、複数の部屋のそれぞれについて、空気清浄の促進と空気調和との両立を図ることができる空調システムを提供することにある。
本開示に係る空調システムは、複数の部屋の室内から取り込まれた空気を前記複数の部屋に給気する給気ダクトと、前記給気ダクトを通過する空気を清浄化する空気清浄手段と、前記空気清浄手段により清浄化された空気の、前記給気ダクトから前記複数の部屋のそれぞれへの給気量を調節する給気調節手段と、前記複数の部屋のそれぞれについて室内の空気質を検出する屋内空気質検出手段と、空気を冷却又は加熱して前記複数の部屋を冷房又は暖房する空調手段と、を備え、前記給気調節手段は、前記屋内空気質検出手段の検出結果に応じて、前記複数の部屋のそれぞれへの給気量を変化させ、前記空調手段は、前記複数の部屋のそれぞれへの給気量に応じて、空気の冷却量又は加熱量を変化させる。
本開示に係る空調システムによれば、複数の部屋のそれぞれについて、空気清浄の促進と空気調和との両立を図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る空調システムの全体構成を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。 実施の形態1に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。 実施の形態1に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。 実施の形態1に係る空調システムの動作の別例を示すフロー図である。 実施の形態2に係る空調システムの全体構成を模式的に示す図である。 実施の形態2に係る空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。 実施の形態2に係る空調システムの動作の一例を示すフロー図である。
本開示に係る空調システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1から図6を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は空調システムの全体構成を模式的に示す図である。図2は空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。図3から図5は空調システムの動作の一例を示すフロー図である。図6は空調システムの動作の別例を示すフロー図である。
図1は、この実施の形態に係る空調システムが適用された建物10の例を模式的に示したものである。同図に示すように、建物10には、機械室11が設けられている。また、建物10には、空気調和及び空気清浄の対象となる複数の部屋が設けられている。図示の例では、複数の部屋として第1部屋12及び第2部屋13の2つの部屋が設けられている。
この実施の形態に係る空調システムは、空調装置と換気装置15とを備えている。空調装置は、空気を冷却又は加熱して、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13を冷房又は暖房する空調手段である。空調装置は、室内機14と室外機17からなる。室内機14は、建物10の機械室11内に設置されている。室外機17は、建物10の外、すなわち屋外に設置されている。室内機14と室外機17とは冷媒配管18で接続されている。
室内機14は、熱交換器23及び空調送風ファン24を備えている。室内機14の筐体には、空調吸込口21が形成されている。機械室11内の空気は、空調吸込口21から室内機14の筐体内に取り込まれる。熱交換器23は、空調吸込口21から室内機14の筐体内に取り込んだ空気と、室外機17から冷媒配管18を介して送られてきた冷媒との間で熱交換させて、空気を冷却又は加熱する。空調送風ファン24は、熱交換器23で冷却又は加熱された空気を、次に述べる給気ダクト19に送出する。
建物10には、給気ダクト19が設けられている。複数の部屋のそれぞれには給気口が形成されている。すなわち、図示の構成例では、第1部屋12に第1給気口28が形成されている。そして、第2部屋13に第2給気口29が形成されている。給気ダクト19は、室内機14と、第1給気口28及び第2給気口29を含む各部屋の給気口とに接続されている。
建物10には、排気ダクト63が設けられている。複数の部屋のそれぞれには排気口が形成されている。すなわち、図示の構成例では、第1部屋12に第1排気口61が形成されている。そして、第2部屋13に第2排気口62が形成されている。また、機械室11には、通気口64が形成されている。排気ダクト63は、通気口64と、第1排気口61及び第2排気口62を含む各部屋の排気口とに接続されている。
この実施の形態の空調システムは、空気清浄装置22をさらに備えている。ここで説明する構成例では、空気清浄装置22は空調装置の室内機14に設けられている。空気清浄装置22は、不織布フィルタ―、電気集塵機構等の除塵手段、脱臭触媒等の脱臭手段、殺菌・除菌手段、抗ウイルス手段、防カビ手段のいずれか1つ又は複数を備えており、これらの手段により空気を清浄化する。前述したように、室内機14から送出された空気は給気ダクト19を通過する。したがって、空気清浄装置22は、給気ダクト19を通過する空気を清浄化する空気清浄手段である。空気清浄装置22により清浄化された空気は、給気ダクト19を通過して第1給気口28及び第2給気口29から、第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれに給気される。
第1給気口28には、第1ダンパ26が設けられている。第1ダンパ26の開度を変更することで、第1給気口28から第1部屋12への給気量を変更できる。また、第2給気口29には、第2ダンパ27が設けられている。第2ダンパ27の開度を変更することで、第2給気口29から第2部屋13への給気量を変更できる。空調送風ファン24、並びに、第1ダンパ26及び第2ダンパ27は、空気清浄装置22により清浄化された空気の、給気ダクト19から複数の部屋のそれぞれへの給気量を調節する給気調節手段である。
以上のように構成された空調システムが適用された建物10において、第1部屋12及び第2部屋13の室内空気は、それぞれ第1排気口61及び第2排気口62から排気される。第1排気口61及び第2排気口62から排気された空気は、排気ダクト63を通って、通気口64から機械室11内に排出される。機械室11内の空気は、空調吸込口21から室内機14に取り込まれ、空気清浄装置22を通過する際に清浄化される。空気清浄装置22により清浄化された空気は、熱交換器23で冷却又は加熱された後、給気ダクト19から通過して第1給気口28及び第2給気口29から第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれに給気される。
このようにして、この実施の形態の空調システムにおいては、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13と、空気清浄装置22を備えた室内機14との間で空気を循環させる空気循環経路が形成されている。したがって、給気ダクト19は、複数の部屋の室内から取り込まれた空気を、複数の部屋に給気する。そして、前述の空調手段は、冷却又は加熱後の空気を給気ダクト19を介して複数の部屋のそれぞれに供給する。
なお、前述した空気循環経路において、第1部屋12及び第2部屋13から機械室11に通じる戻り風路は、排気ダクト63を含むものでなくともよい。例えば、各部屋のドアのアンダーカット、ドア等に設けられたガラリ、廊下等により、第1部屋12及び第2部屋13から機械室11に通じる戻り風路が形成されてもよい。
建物10の機械室11内には、換気装置15が設置されている。換気装置15には、屋外に通じる外気用ダクト20が接続されている。また、換気装置15は、室内機14と接続ダクト16を介して接続されている。換気装置15は、外気用ダクト20を介して屋外から外気を取り込む。換気装置15によって取り込まれた外気は、室内機14において、室内循環空気と混合された後、空気清浄装置22で清浄化される。そして、室内機14によって空調された後、給気ダクト19に送られる。このようにして構成された換気装置15は、屋外から外気を給気ダクト19に導入する換気手段である。また、第1部屋12及び第2部屋13から排気ダクト63を通って機械室11に排出された空気の一部が室内機14により室内へ再循環され、残りが換気装置15により屋外に排出される。
第1部屋12には、第1室内空気質センサ30が設置されている。第1室内空気質センサ30は、第1部屋12の室内の空気質を検出する。第2部屋13には、第2室内空気質センサ31が設置されている。第2室内空気質センサ31は、第2部屋13の室内の空気質を検出する。第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31は、複数の部屋のそれぞれについて室内の空気質を検出する屋内空気質検出手段である。第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31は、空気質として、空気中のVOC、臭気ガス、二酸化炭素等のガス濃度、PM2.5、埃等の粉じん濃度、ウイルス、カビ、菌等の微生物量、花粉、ダニ等のアレルゲン物質量のいずれか1つ又は複数を検出する。
第1部屋12には、第1室内温度センサ32が設置されている。第1室内温度センサ32は、第1部屋12の室内の温度を検出する。第2部屋13には、第2室内温度センサ33が設置されている。第2室内温度センサ33は、第2部屋13の室内の温度を検出する。第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33は、複数の部屋のそれぞれについて室内の温度を検出する屋内温度検出手段である。
建物10の外壁部には、屋外空気質センサ34及び屋外温度センサ35が設置されている。屋外空気質センサ34は、屋外の空気質を検出する。屋外温度センサ35は、屋外の空気の温度すなわち外気温を検出する。
室内機14には、制御装置25が設けられている。制御装置25は、室内機14及び室外機17からなる空調装置、並びに、換気装置15を含む空調システムの動作全般を制御する。次に、図2を参照しながら、以上のように構成された空調システムの制御系統の構成について説明する。同図に示すように、制御装置25は、入力部49及び表示部52を備えている。
入力部49及び表示部52は、空調装置を含む空調システムの操作パネルとして設けられている。入力部49は、使用者の操作により空調システムの動作に係るパラメータ等を入力するためのものである。表示部52は、空調システムに係る各種の情報を表示するためのものである。表示部52は、例えば液晶ディスプレイ等である。なお、入力部49と表示部52とを兼ねるタッチパネルを備えてもよい。
また、操作パネルを、室内機14の制御装置25だけでなく各部屋にリモートコントローラとして設けてもよい。各部屋にリモートコントローラを設けることで、室内機14が設置されている機械室11に行かずとも運転設定や温度設定を変更することができ利便性を向上できる。さらに、制御装置25とスマートフォン、PC等の外部端末とを通信可能に設けて、外部端末から操作可能としてもよい。このようにすることで、使用者の手元、外出先からの設定変更が可能となり利便性を向上できる。また、操作パネル等を設ける必要がなくなり、施工性も向上できる。
制御装置25は、情報取得部48、制御判断部50及び出力部51をさらに備えている。制御装置25は、ハードウェアとして、例えば、プロセッサ及びメモリを備えたコンピュータから構成されている。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリには、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM及びEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、又は、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク及びDVD等が該当する。
制御装置25のメモリには、ソフトウェアとしてのプログラムが記憶される。そして、制御装置25は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することによって予め設定された処理を実施し、ハードウェアとソフトウェアとが協働した結果として、以下に説明する情報取得部48、制御判断部50及び出力部51の各部の機能を実現する。
なお、制御装置25の回路は、例えば、専用のハードウェアとして形成されてもよい。制御装置25の回路の一部が専用のハードウェアとして形成され、かつ、当該回路にプロセッサ及びメモリが備えられていてもよい。一部が専用のハードウェアとして形成される回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、または、これらを組み合わせたものが該当する。
情報取得部48は、情報源から必要な情報を取得する。ここで説明する構成例では、情報取得部48の情報源として、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33、屋外空気質センサ34、並びに、屋外温度センサ35がある。情報取得部48は、これらのセンサの検出結果をこれらのセンサから取得する。また、情報取得部48は、入力部49に入力された情報も取得する。
さらに、情報取得部48は、屋外の空気質に関する屋外空気質情報を当該空調システムの外部から取得してもよい。この場合、情報取得部48は、例えばインターネット等の外部通信ネットワーク70に接続されている。そして、外部情報取得部48は、外部通信ネットワーク70を介して外部の情報源から屋外空気質情報を取得する。外部から取得する屋外空気質情報としては、具体的に例えば、PM2.5、花粉、光化学スモッグの発生状況の情報等が挙げられる。
制御判断部50は、情報取得部48が取得した情報に基づいて、空調システムが備える各要素の動作制御内容を決定する。具体的には、制御判断部50は、室外機17の動作、空調送風ファン24の回転数、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度、並びに、換気装置15による外気導入量等を決定する。出力部51は、制御判断部50により決定された制御内容の制御信号を生成し、室外機17、空調送風ファン24、第1ダンパ26及び第2ダンパ27、並びに、換気装置15に出力する。そして、室外機17、空調送風ファン24、第1ダンパ26及び第2ダンパ27、並びに、換気装置15のそれぞれは、制御装置25から入力された制御信号に従って動作する。また、出力部51は、表示部52に表示制御信号を出力する。表示部52は、出力部51からの表示制御信号に従って、表示内容を更新する。
以上のように構成された空調システムにおける基本的な動作としては、制御判断部50は、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33の検出結果に基づいて、室温が設定温度になるように室外機17の動作、空調送風ファン24の回転数、並びに、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度を決定する。
また、この実施の形態の空調システムにおける特徴的な動作としては、制御判断部50は、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31の検出結果に基づいて、空調送風ファン24の回転数、並びに、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度を決定する。したがって、前述した給気調節手段は、前述した屋内空気質検出手段の検出結果に応じて、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量を変化させる。例えば、第1室内空気質センサ30により検出された空気質が悪いものであるほど、第1部屋12への給気量を多くする。同様に、第2室内空気質センサ31により検出された空気質が悪いものであるほど、第2部屋13への給気量を多くする。
そして、制御判断部50は、第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量に応じて、室外機17の動作内容すなわち熱交換器23による空気の冷却量又は加熱量を決定する。したがって、前述した空調手段は、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量に応じて、空気の冷却量又は加熱量を変化させる。例えば、第1部屋12及び第2部屋13の少なくとも一方への給気量が予め設定された基準給気量以上である場合、冷暖房を抑制する。ここでいう「冷暖房を抑制」するとは、冷房であれば熱交換器23による空気の冷却量を小さくし、暖房であれば熱交換器23による空気の加熱量を小さくすることである。
以上のように構成された空調システムによれば、給気調節手段は、屋内空気質検出手段の検出結果に応じて、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量を変化させることで、複数の部屋のそれぞれについて空気清浄の促進を図りつつ、空調手段は、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量に応じて、空気の冷却量又は加熱量を変化させることで、空気調和と空気清浄の両立を図ることができる。
また、制御判断部50は、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31の検出結果に基づいて、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を決定する。したがって、前述した換気手段は、前述した屋内空気質検出手段の検出結果に応じて給気ダクト19への外気導入量を変化させる。例えば、第1室内空気質センサ30により検出された空気質及び第2室内空気質センサ31により検出された空気質の少なくとも一方が、予め設定された基準空気質よりも悪いものである場合、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を多くする。
この際、制御判断部50は、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31の検出結果だけでなく、前述した屋外空気質情報すなわち屋外空気質センサ34の検出結果に基づいて、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を決定してもよい。すなわち、前述した換気手段は、前述した屋外空気質情報に基づいて給気ダクト19への外気導入量を変化させる。
例えば、第1室内空気質センサ30により検出された空気質及び第2室内空気質センサ31により検出された空気質の少なくとも一方が、屋外空気質センサ34により検出された空気質よりも悪いものである場合、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を多くする。一方、第1室内空気質センサ30により検出された空気質及び第2室内空気質センサ31により検出された空気質の少なくとも一方よりも屋外空気質センサ34により検出された空気質の方が悪い場合、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を少なくする、あるいは、給気ダクト19への外気導入を停止する。
また、制御判断部50は、屋外温度センサ35の検出結果に基づいて、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を決定してもよい。例えば、空調装置が冷房運転を行っている場合、屋外温度センサ35により検出された外気温が空調装置の設定温度より低いときは、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を多くする。また、例えば、空調装置が暖房運転を行っている場合、屋外温度センサ35により検出された外気温が空調装置の設定温度より高いときは、換気装置15による給気ダクト19への外気導入量を多くする。
次に、以上のように構成された空調システムの動作の流れの一例を図3から図5を参照しながら説明する。まず、図3のフロー図を参照しながら、空調システムの基本的な運転動作について説明する。空調システムの運転を開始させると、ステップS101において、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出する。続くステップS102において、制御判断部50は、設定温度及びステップS101で検出した室温状況に基づいて冷暖房運転が必要か否かを判定する。そして、冷暖房運転が必要である場合、処理はステップS103へと進む。
ステップS103においては、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により各部屋の空気質状況を検出する。続くステップS104において、制御判断部50は、ステップS103で検出した空気質状況に基づいて空気清浄運転が必要か否かを判定する。そして、空気清浄運転が必要でない場合、処理はステップS105へと進んで空調システムは換気空調運転を行う。これに対し、空気清浄運転が必要である場合、処理はステップS106へと進んで空調システムは換気空調空清運転を行う。
一方、ステップS102で冷暖房運転が必要でない場合、処理はステップS107へと進む。ステップS107においては、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により各部屋の空気質状況を検出する。続くステップS108において、制御判断部50は、ステップS107で検出した空気質状況に基づいて空気清浄運転が必要か否かを判定する。そして、空気清浄運転が必要である場合、処理はステップS109へと進んで空調システムは換気空清運転を行う。これに対し、空気清浄運転が必要でない場合、処理はステップS110へと進んで空調システムは換気運転のみを行う。
次に、図3のステップS105で行われる換気空調運転の動作について、図4のフロー図を参照しながら説明する。換気空調運転を開始すると、ステップS201において、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出する。続くステップS202において、制御判断部50は、設定温度及びステップS101で検出した室温状況に基づいて室外機17の動作内容すなわち冷暖房能力と、第1部屋12及び第2部屋13への送風量を決定する。そして、ステップS203で一定時間運転した後、ステップS204において、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出し、制御判断部50は、第1部屋12及び第2部屋13の室温状況を判定する。ステップS204の後、処理はステップS205へと進む。
ステップS205においては、制御判断部50は、第1部屋12及び第2部屋13における冷暖房の充足状況を判定する。そして、全部屋が十分に冷暖房されている場合、処理はステップS206へと進み、制御判断部50は冷暖房が過剰な部屋があるか否かを判定する。冷暖房が過剰な部屋がない場合、処理はステップS209へと進み、制御内容を変更せずに換気空調運転を維持する。
一方、ステップS206で冷暖房が過剰な部屋がある場合は、処理はステップS207へと進む。ステップS207においては、制御判断部50は、ステップS206で冷暖房が過剰であると判定した部屋についての冷暖房能力及び給気量を、冷暖房を抑制するよう再設定した後、ステップS209へと移行する。また、ステップS205において冷暖房が不充足な部屋があった場合、処理はステップS208へと進み、制御判断部50は、ステップS205で冷暖房が不足していると判定した部屋についての冷暖房能力及び給気量を、冷暖房を強めるよう再設定した後、ステップS209へと移行する。ステップS209以降は室温状況に基づいてステップS201からS209の処理を繰り返す。
このような換気空調運転について、具体例を挙げながらさらに説明する。換気空調運転においては、空調システムは、まず設定温度に応じて冷暖房運転を行う。室内機14によって冷却又は加熱された空気は給気ダクト19を通って第1部屋12及び第2部屋13へと給気される。第1部屋12及び第2部屋13においては、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により室内温度が検出され、制御判断部50は、設定温度と室内温度との差に応じて空調装置の運転内容を決定する。
ここで、例えば第1部屋12では室内温度が設定温度と等しいが、第2部屋13では設定温度と室内温度との乖離が生じている場合を考える。この場合、設定温度に追従するように第2ダンパ27の開度を制御し、第2部屋13への給気量を変化させる。すなわち、冷房運転において室内温度が設定温度以上の場合、又は、暖房運転において室内温度が設定温度以下の場合には、第2ダンパ27の開度を大きくして給気量を増加させ、室内温度が設定温度になるまで冷暖房を促進させる。反対に冷房運転において室内温度が設定温度以下の場合、又は、暖房運転において室内温度が設定温度以上の場合には、第2ダンパ27の開度を小さくして給気量を現象させ、室内温度が設定温度になるまで冷暖房を抑制させる。給気量を少なくして冷暖房を抑制する。この際、ダンパ開度の調整による給気量変化だけでは冷暖房制御できない場合は、空調送風ファン24の回転数及び室外機17の動作の一方又は両方を変更することで対応する。
次に、図3のステップS106で行われる換気空調空清運転の動作について、図5のフロー図を参照しながら説明する。換気空調空清運転を開始すると、ステップS401において第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により、第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれの空気質を検出する。続く、ステップS402において、制御判断部50は、ステップS401で検出した第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質のそれぞれについて、予め設定された基準空気質よりも悪いものであるか否かを判定する。第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質の検出結果のいずれも基準空気質よりも悪いものでない場合、処理はステップS409へと進み、換気空調空清運転から換気空調運転へと移行する。
一方、第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質の検出結果少なくともいずれかが基準空気質よりも悪いものである場合、処理はステップS403へと進み、空調システムは空気清浄運転を開始する。空気清浄運転においては、まず、ステップS404で、第1ダンパ26及び第2ダンパ27のうち、空気質の検出結果が基準空気質よりも悪い部屋のものの開度を大きくして給気風量を大きくする。また、給気量調節のため、第1ダンパ26及び第2ダンパ27のうち、空気質の検出結果が基準空気質よりも悪くない部屋のものの開度は小さくする。
続くステップS405において、制御判断部50は、空調送風ファン24の回転数を増加させ給気送風量を大きくする。このようにして、ダンパ開度を大きくすることと、空調送風ファン24の送風量を増やすことで、汚染部屋への給気風量が大きくなる(ステップS406)。反対に汚染が認められない部屋に対しては、ダンパ開度を小さくすることで、空調送風ファン24の出力が増加しても、給気量が大きくならないようにする。次に、ステップS407において、汚染が認められる部屋に対しては給気量が増加しているため、冷暖房が過剰とならないように、給気量を基にして当該部屋についての冷暖房能力が一定となるように空調装置を制御する。ステップS407の後、処理はステップS408へと進む。ステップS408においては、ステップS407の状態での運転を一定時間保持した後、ステップS401からS408又はS409の処理を繰り返す。
このような換気空調空清運転について、具体例を挙げながらさらに説明する。例えば、第1室内空気質センサ30により検出された空気質のみが前述した基準空気質よりも悪い場合を考える。この場合、第1部屋12に対しては第1ダンパ26の開度を大きくすることで給気量を増加させる。また、空調送風ファン24の回転数を増加させることで、全体に対する給気量を増加させる。これらの動作により、第1部屋12に対する給気量が増え、これに伴い汚染空気は効率的に第1部屋12外へと排出される。排出された汚染空気は空気清浄装置22によって汚染が除去されて清浄化された上で再び室内へ給気される。この際、空調送風ファン24の出力増加によって、汚染が認められていない第2部屋13への給気量が増えてしまうことを防ぐため、第2ダンパ27の開度を小さくすることで対応する。第1部屋12に対しては空気清浄を目的として給気量を増加させるが、これに伴い過剰に冷暖房される可能性がある。そこで、給気量の増加に応じて室外機17を制御して、熱交換器23による空気の冷却量又は加熱量を減少させる。
また例えば、第1室内空気質センサ30により検出された空気質及び第2室内空気質センサ31により検出された空気質の両方が前述した基準空気質よりも悪い場合を考える。この場合、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度を大きくすることで第1部屋12及び第2部屋13への給気量を増加させる。また、空調送風ファン24の回転数を増加させることでも、全体に対する給気量を増加させる。これらの動作により、第1部屋12及び第2部屋13に対する給気量が増え、汚染空気は効率的に第1部屋12及び第2部屋13から排出される。排出された汚染空気は空気清浄装置22によって汚染が除去されて清浄化された上で再び室内へ給気される。この際、空気清浄を目的として給気量を増加させることで過剰に冷暖房される可能性がある。そこで、給気量の増加に応じて室外機17を制御して、熱交換器23による空気の冷却量又は加熱量を減少させる。
次に、図6のフロー図を参照しながら、この実施の形態の空調システムにおける基本的な動作の変形例について説明する。同図に示す変形例は、屋外空気質センサ34により検出された外気の空気質に応じて空調システムの運転を決定するようにしたものである。この変形例においては、空調システムの運転を開始させると、ステップS501において、屋外空気質センサ34により、屋外空気すなわち外気の空気質を検出する。続く、ステップS502において、制御判断部50は、ステップS501で検出した外気の空気質が予め設定された基準空気質よりも悪いものであるか否かを判定する。外気の空気質が基準空気質よりも悪いものでない場合、処理はステップS514へと移行して空調システムは前述した換気空調運転を行う。
一方、外気の空気質が基準空気質よりも悪い場合、処理はステップS503へと進む。ステップS503においては、換気装置15による給気ダクト19への外気導入を抑制する。すなわち、換気装置15による外気導入量を少なくする、あるいは、外気導入を停止する。ステップS503の後、処理はステップS504へと進む。
ステップS504においては、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出する。続くステップS505おいて、制御判断部50は、設定温度及びステップS504で検出した室温状況に基づいて冷暖房運転が必要か否かを判定する。そして、冷暖房運転が必要である場合、処理はステップS506へと進む。
ステップS506においては、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により各部屋の空気質状況を検出する。続くステップS507において、制御判断部50は、ステップS506で検出した空気質状況に基づいて空気清浄運転が必要か否かを判定する。そして、空気清浄運転が必要でない場合、処理はステップS508へと進んで空調システムは空調運転のみを行う。これに対し、空気清浄運転が必要である場合、処理はステップS509へと進んで空調システムは空調空清運転を行う。
一方、ステップS505で冷暖房運転が必要でない場合、処理はステップS510へと進む。ステップS510においては、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により各部屋の空気質状況を検出する。続くステップS511において、制御判断部50は、ステップS510で検出した空気質状況に基づいて空気清浄運転が必要か否かを判定する。そして、空気清浄運転が必要である場合、処理はステップS512へと進んで空調システムは送風空清運転を行う。これに対し、空気清浄運転が必要でない場合、処理はステップS513へと進んで空調システムは送風運転のみを行う。
実施の形態2.
図7から図10を参照しながら、本開示の実施の形態2について説明する。図7は空調システムの全体構成を模式的に示す図である。図8は空調システムの制御系統の構成を示すブロック図である。図9及び図10は空調システムの動作の一例を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、空調装置を複数の部屋のそれぞれに個別に設けられる個別空調機としたものである。以下、この実施の形態2に係る空調システムについて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。説明を省略した構成については実施の形態1と基本的に同様である。以降の説明においては、実施の形態1と同様の又は対応する構成について、原則として実施の形態1の説明で用いたものと同じ符号を付して記載する。
この実施の形態に係る空調システムは、図7に示すように、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13を冷房又は暖房する空調手段として、第1個別空調機41及び第2個別空調機42を備えている。第1個別空調機41は、第1部屋12に設置されている。第1個別空調機41は、第1熱交換器43及び第1空調送風ファン45を備えている。第2個別空調機42は、第2部屋13に設置されている。第2個別空調機42は、第2熱交換器44及び第2空調送風ファン46を備えている。
例えば、機械室11の天井裏には、換気装置15が設置されている。換気装置15には、屋外に通じる外気用ダクト20が接続されている。また、換気装置15は、機械室11内に形成された換気吸込口38と換気ダクト39を介して接続されている。換気装置15は、換気送風ファン36及び換気排気ファン37を備えている。また、換気装置15には、空気清浄装置22及び外気清浄装置40が設けられている。
換気装置15は、外気用ダクト20を介して屋外から外気を取り込む。換気装置15によって取り込まれた外気は、外気清浄装置40により清浄化される。外気清浄装置40は、換気手段が導入する外気を清浄化する外気清浄手段である。
また、第1部屋12及び第2部屋13から排気ダクト63を介して機械室11内に戻された空気は、換気吸込口38から取り込まれる。換気吸込口38から取り込まれた空気は、換気ダクト39を介して換気装置15に送られ、外気用ダクト20を介して屋外から取り込まれた外気と混合された後、空気清浄装置22で清浄化される。空気清浄装置22で清浄化された空気は、給気ダクト19を通って第1部屋12及び第2部屋13に給気される。また、第1部屋12及び第2部屋13から排気ダクト63を通って機械室11に排出された空気の一部は、換気装置15の換気排気ファン37により屋外に排出される。
このようにして、この実施の形態の空調システムにおいては、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13と、空気清浄装置22を備えた換気装置15との間で空気を循環させる空気循環経路が形成されている。したがって、給気ダクト19は、複数の部屋の室内から取り込まれた空気を、複数の部屋に給気する。
この実施の形態に係る空調システムは、複数の部屋の室内にいる人を検出する人検出手段をさらに備えている。図7に示す構成例では、人検出手段として、第1人センサ53及び第2人センサ54が設けられている。第1人センサ53は、第1個別空調機41に設けられている。第2人センサ54は、第2個別空調機42に設けられている。
第1人センサ53及び第2人センサ54は、例えば、一方向に並べた複数のサーモパイルを備えている。複数のサーモパイルのそれぞれは、赤外線の受光及び温度の検出を個別に実行可能な素子を有している。そして、第1人センサ53及び第2人センサ54は、複数のサーモパイルの前述の一方向と直交する方向の向きを変えることができる。このようにすることで、第1人センサ53及び第2人センサ54は、一方向に並んだ複数のサーモパイルのそれぞれを走査させて、予め設定された対象範囲内について表面温度を検出することができる。この対象範囲は、それぞれ第1部屋12及び第2部屋13内の全体をカバーすることが望ましい。
第1人センサ53及び第2人センサ54は、サーモパイルに代えて、SOI(Silicon on Insulator)ダイオード方式の非冷却赤外線イメージセンサを備えていてもよい。SOIダイオード方式の場合、センサ部にシリコンダイオードを使用しているため、シリコン半導体ラインのみで製造可能であり、生産コストが安いというメリットがある。
第1人センサ53及び第2人センサ54は、このような構成により、前述した対象範囲内を走査して当該範囲内の表面温度分布を非接触で取得する。第1人センサ53及び第2人センサ54の検出結果、すなわち、第1人センサ53及び第2人センサ54により取得した表面温度分布データを、制御装置25等で処理することで、例えば背景との温度差から、室内における人を含む熱源の有無及びその位置、人の動作等を検出することができる。さらに、第1人センサ53及び第2人センサ54により取得した表面温度分布データを、制御装置25等で処理することで、対象空間1内の対象者2の人数も検出できる。さらに、対象空間1内の対象者2の人数の変化から、対象空間1への対象者2の入退出も検知できる。なお、第1人センサ53及び第2人センサ54として、サーモパイルの他に、カメラ、超音波センサ、可視光センサ、距離センサのいずれか、又は複数を備えてもよい。
図7では図示を省略しているが、この実施の形態の空調システムも制御装置25を備えている。制御装置25は、空調装置(第1個別空調機41、第2個別空調機42)及び換気装置15を含む空調システムの動作全般を制御する。次に、図8を参照しながら、以上のように構成された空調システムの制御系統の構成について説明する。
制御装置25の情報取得部48は、情報源から必要な情報を取得する。ここで説明する構成例では、情報取得部48の情報源として、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33、屋外空気質センサ34、並びに、屋外温度センサ35に加えて、さらに第1人センサ53及び第2人センサ54がある。情報取得部48は、これらのセンサの検出結果をこれらのセンサから取得する。
制御判断部50は、情報取得部48が取得した情報に基づいて、空調システムが備える各要素の動作制御内容を決定する。具体的には、制御判断部50は、換気送風ファン36及び換気排気ファン37の回転数、第1個別空調機41及び第2個別空調機42の動作、、並びに、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度等を決定する。出力部51は、制御判断部50により決定された制御内容の制御信号を生成し、第1個別空調機41及び第2個別空調機42、第1ダンパ26及び第2ダンパ27、並びに、換気装置15に出力する。そして、第1個別空調機41及び第2個別空調機42、第1ダンパ26及び第2ダンパ27、並びに、換気装置15のそれぞれは、制御装置25から入力された制御信号に従って動作する。
次に、図9のフロー図を参照しながら、この実施の形態の空調システムにおける基本的な動作の一例について説明する。空調システムの運転を開始させると、ステップS601において、屋外空気質センサ34により、屋外空気すなわち外気の空気質を検出する。続く、ステップS602において、制御判断部50は、ステップS601で検出した外気の空気質が予め設定された基準空気質よりも悪いものであるか否かを判定する。外気の空気質が基準空気質よりも悪いものでない場合、処理はステップS603へと進む。
ステップS603においては、換気装置15による給気ダクト19への外気導入を実行する。ステップS603の後、処理はステップS604へと進む。ステップS604においては、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出し、制御判断部50は、設定温度及び検出した室温状況に基づいて第1個別空調機41及び第2個別空調機42の冷暖房運転(個別空調運転)が必要か否かを判定する。そして、第1個別空調機41及び第2個別空調機42の冷暖房運転(個別空調運転)が必要でない場合、処理はステップS606へと進んで空調システムは個別空調運転のみを行う。これに対し、冷暖房運転(個別空調運転)が必要である場合、処理はステップS605へと進んで空調システムは換気個別空調運転を行う。
一方、ステップS602で外気の空気質が基準空気質よりも悪い場合、処理はステップS607へと進む。ステップS607においては、換気装置15による給気ダクト19への外気導入を抑制する。すなわち、換気排気ファン37の運転を抑制して換気装置15による外気導入量を少なくする、あるいは、外気導入を停止する。ステップS607の後、処理はステップS608へと進む。
ステップS608においては、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出し、制御判断部50は、設定温度及び検出した室温状況に基づいて第1個別空調機41及び第2個別空調機42の冷暖房運転(個別空調運転)が必要か否かを判定する。そして、第1個別空調機41及び第2個別空調機42の冷暖房運転(個別空調運転)が必要である場合、処理はステップS609へと進んで空調システムは送風個別空調運転を行う。これに対し、冷暖房運転(個別空調運転)が必要でない場合、処理はステップS610へと進んで空調システムは送風運転のみを行う。
次に、図9のステップS605で行われる換気個別空調運転の動作について、図10のフロー図を参照しながら説明する。換気個別空調運転を開始すると、ステップS701において第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31により、第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれの空気質を検出する。続く、ステップS702において、制御判断部50は、ステップS701で検出した第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質のそれぞれについて、予め設定された基準空気質よりも悪いものであるか否かを判定する。第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質の検出結果のいずれも基準空気質よりも悪いものでない場合、処理はステップS713へと進み、空気清浄運転を行わずに換気運転と個別空調運転とを行う。
一方、第1部屋12の空気質及び第2部屋13の空気質の検出結果少なくともいずれかが基準空気質よりも悪いものである場合、処理はステップS703へと進み、空調システムは空気清浄運転を開始する。空気清浄運転においては、まず、ステップS704で、第1ダンパ26及び第2ダンパ27のうち、空気質の検出結果が基準空気質よりも悪い部屋のものの開度を大きくして給気風量を大きくする。また、給気量調節のため、第1ダンパ26及び第2ダンパ27のうち、空気質の検出結果が基準空気質よりも悪くない部屋のものの開度は小さくする。
続くステップS705において、制御判断部50は、換気送風ファン36の回転数を増加させ給気送風量を大きくする。このようにして、ダンパ開度を大きくすることと、換気送風ファン36の送風量を増やすことで、汚染部屋への給気風量が大きくなる(ステップS706)。反対に汚染が認められない部屋に対しては、ダンパ開度を小さくすることで、空調送風ファン24の出力が増加しても、給気量が大きくならないようにする。次に、ステップS707において、第1室内温度センサ32及び第2室内温度センサ33により各部屋の室温状況を検出し、屋外温度センサ35により外気温を検出する。
続くステップS708において、制御判断部50は、ステップS707で検出した各部屋の室温と外気温との差が、予め設定された基準温度差より大きいか否かを判定する。そして、室温と外気温との温度差が基準温度差より大きい場合、処理はステップS709へと進み、換気装置15による給気ダクト19への外気導入を抑制する。すなわち、換気排気ファン37の運転を抑制して換気装置15による外気導入量を少なくする、あるいは、外気導入を停止する。ステップS709の後、処理はステップS710へと進む。一方、ステップS708で室温と外気温との温度差が基準温度差以内の場合、処理はステップS712へと進んで換気装置15は外気導入を抑制しない通常運転とし、ステップS710へと進む。
ステップS710においては、給気量を基にして各部屋についての冷暖房能力が一定となるように第1個別空調機41及び第2個別空調機42の運転を制御する。ステップS710の後、処理はステップS711へと進む。ステップS711においては、ステップS710の状態での運転を一定時間保持した後、ステップS701からS712又はS713の処理を繰り返す。
以上のように構成された空調システムにおいても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、個別空調機により空調を行うことで、建物10全体に対して単一の空調装置を適用するよりも、建物10への導入が簡易であり、空調用のダクト、空調機用の機械室を備えていない既存の建物10にも空調システムを構築することができる。
なお、外気温と設定温度に乖離がある場合、換気装置15の外気導入量増加に伴って、意図せず室内温度が変化してしまう可能性がある。そこで、例えば、部屋内に汚染が認められ、かつ外気温と設定温度に乖離がある場合は、換気排気ファン37の運転を抑制させることで、換気による外気導入を抑制又は停止し、室内循環のみで空気清浄を図る。反対に、部屋内に汚染が認められ、かつ外気温と設定温度の乖離が小さい場合では、外気の導入割合を増やし、積極的に室外へ汚染空気を排気することとする。また、複数部屋のうち1部屋でも外気温と設定温度との乖離が大きい部屋がある場合は、外気導入を抑制するとよい。また、冷房運転において外気温が設定温度以上の場合、及び、暖房運転において外気温が設定温度以下の場合に換気装置15による外気導入を抑制するとよい。
なお、外気温と設定温度に乖離が生じているが、冷房運転において外気温が設定温度以下の場合、又は暖房運転において外気温が設定温度以上の場合は、換気運転を抑制せずに積極的に外気を導入するとよい。これにより、外気導入により冷暖房を促進できるため、冷暖房負荷の軽減、省エネルギー化を図ることが可能である。ただし、外気に汚染が認められる場合は、温度状況に関わらず換気を停止又は抑制し、換気運転を送風運転へと置き換えて、室内循環による空気清浄運転を実施することが望ましい。
また、この実施の形態の空調システムにおいては、制御判断部50は、第1人センサ53及び第2人センサ54の検出結果に基づいて、換気送風ファン36の回転数、並びに、第1ダンパ26及び第2ダンパ27の開度を決定する。したがって、前述した給気調節手段は、前述した人検出手段の検出結果に応じて、複数の部屋である第1部屋12及び第2部屋13のそれぞれへの給気量を変化させる。
例えば、リビング等の人が集まりやすい部屋では、人数の増加に伴って部屋内の二酸化炭素濃度の増加が懸念される。そこで、第1人センサ53及び第2人センサ54を用いることで部屋内の人の在室状況を判断し、在室人数が多い場合には当該部屋への給気量を増加させる空気清浄運転を実施する。このようにすることで、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31によって汚染を検知する前に、空気清浄運転を実施しておくことで汚染の発生を未然に防ぐことができる。
また、制御の一例として、住宅のLDK空間に第1人センサ53又は第2人センサ54を設けて在室している人の位置を検出し、生活行動に伴う室内空気汚染を予測することが挙げられる。例えば、キッチン空間に第1人センサ53又は第2人センサ54を設置しておき、キッチン空間に人がいると検出された場合、あるいはキッチン空間に人が一定時間とどまっている場合は、調理を行われていると判断して、調理臭除去のため空気清浄運転を実施する。これにより、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31が汚染を検知する前に、空気清浄運転を行うことができ、より迅速に汚染を除去することができる。
第1人センサ53及び第2人センサ54の検出結果に基づく制御に関して、室内空気汚染の発生予測は、制御装置25に人口知能等の学習機能を備えることで行ってもよい。すなわち、第1室内空気質センサ30及び第2室内空気質センサ31と、第1人センサ53及び第2人センサ54の検出結果に基づき、汚染を検出した時に、在室している人がどの位置にとどまっていたか、どのような動作をしていたかを学習し、検出結果と学習結果に基づき空気汚染の発生が見込まれる場合には空気清浄運転を実施する等の制御を行ってもよい。
第1人センサ53及び第2人センサ54を用いて、人がいない場合に空気清浄運転を実施してもよい。例えば、就寝時で静粛性が求められる場合、大風量が直接人に当たることで不快感が生じる場合等、各運転に伴う給気風量の増加が悪影響を及ぼす状況も想定される。そこで、第1人センサ53及び第2人センサ54を用いて、室内に人がいないと判断される場合に、積極的に冷暖房運転や空気清浄運転を実施し、人の不在時に空調、空気清浄をしておくといった運転を行ってもよい。
なお、第1給気口及び第2給気口29に風向調節機能を備え、給気風の風向調節制御を行ってもよい。これにより、例えば空気清浄運転に伴って給気風量が増加した場合に、第1人センサ53及び第2人センサ54による部屋内の人の位置検出結果をもとに、人を避けるように風向を制御することで、人に直接給気風が当たってしまうことによって生じる不快感を防ぐことができる。
風向調節機能は、部屋内の温度均一化を目的に制御してもよい。例えば、冷房運転の場合は風向を天井向きに、暖房運転の場合は風向を床向きにすることで、対流により冷暖房された空気が部屋内を好適に循環する。ただし、床面に風を送る場合でも、人のいない空間に給気風を向ける等、基本的には人を避けるように制御するのがよい。また、風向調節機能は、使用者が風向を操作できるようしてもよい。これにより、特定の空間に向けて風を送りたい場合や、反対に特定の空間に風を当てたくない場合に、任意で風向を調節することができる。
10 建物
11 機械室
12 第1部屋
13 第2部屋
14 室内機
15 換気装置
16 接続ダクト
17 室外機
18 冷媒配管
19 給気ダクト
20 外気用ダクト
21 空調吸込口
22 空気清浄装置
23 熱交換器
24 空調送風ファン
25 制御装置
26 第1ダンパ
27 第2ダンパ
28 第1給気口
29 第2給気口
30 第1室内空気質センサ
31 第2室内空気質センサ
32 第1室内温度センサ
33 第2室内温度センサ
34 屋外空気質センサ
35 屋外温度センサ
36 換気送風ファン
37 換気排気ファン
38 換気吸込口
39 換気ダクト
40 外気清浄装置
41 第1個別空調機
42 第2個別空調機
43 第1熱交換器
44 第2熱交換器
45 第1空調送風ファン
46 第2空調送風ファン
48 情報取得部
49 入力部
50 制御判断部
51 出力部
52 表示部
53 第1人センサ
54 第2人センサ
61 第1排気口
62 第2排気口
63 排気ダクト
64 通気口
70 外部通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の部屋の室内から取り込まれた空気を前記複数の部屋に給気する給気ダクトと、
    前記給気ダクトを通過する空気を清浄化する空気清浄手段と、
    前記空気清浄手段により清浄化された空気の、前記給気ダクトから前記複数の部屋のそれぞれへの給気量を調節する給気調節手段と、
    前記複数の部屋のそれぞれについて室内の空気質を検出する屋内空気質検出手段と、
    空気を冷却又は加熱して前記複数の部屋を冷房又は暖房する空調手段と、を備え、
    前記給気調節手段は、前記屋内空気質検出手段の検出結果に応じて、前記複数の部屋のそれぞれへの給気量を変化させ、
    前記空調手段は、前記複数の部屋のそれぞれへの給気量に応じて、空気の冷却量又は加熱量を変化させる空調システム。
  2. 屋外から外気を前記給気ダクトに導入する換気手段をさらに備え、
    前記換気手段は、前記屋内空気質検出手段の検出結果に応じて、前記給気ダクトへの外気導入量を変化させる請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記屋外の空気質に関する屋外空気質情報を取得する屋外空気質情報取得手段をさらに備え、
    前記換気手段は、前記屋外空気質情報に基づいて、前記給気ダクトへの外気導入量を変化させる請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記屋外空気質情報取得手段は、当該空調システムの外部から前記屋外空気質情報を取得する請求項3に記載の空調システム。
  5. 前記換気手段が導入する外気を清浄化する外気清浄手段をさらに備えた請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の空調システム。
  6. 前記空調手段は、冷却又は加熱後の空気を前記給気ダクトを介して前記複数の部屋のそれぞれに供給する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調システム。
  7. 前記空調手段は、前記複数の部屋のそれぞれに個別に設けられる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調システム。
  8. 前記複数の部屋の室内にいる人を検出する人検出手段をさらに備え、
    前記給気調節手段は、前記人検出手段の検出結果に応じて、前記複数の部屋のそれぞれへの給気量を変化させる請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の空調システム。
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