JP2021128337A - 積層体及びフレキシブル表示装置 - Google Patents
積層体及びフレキシブル表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021128337A JP2021128337A JP2021018185A JP2021018185A JP2021128337A JP 2021128337 A JP2021128337 A JP 2021128337A JP 2021018185 A JP2021018185 A JP 2021018185A JP 2021018185 A JP2021018185 A JP 2021018185A JP 2021128337 A JP2021128337 A JP 2021128337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- different
- group
- independently
- carbon atoms
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/14—Protective coatings, e.g. hard coatings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/30—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B7/00—Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
- B32B7/02—Physical, chemical or physicochemical properties
- B32B7/023—Optical properties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
- C08L101/02—Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
- C08L101/10—Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups containing hydrolysable silane groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/18—Materials not provided for elsewhere for application to surfaces to minimize adherence of ice, mist or water thereto; Thawing or antifreeze materials for application to surfaces
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/18—Coatings for keeping optical surfaces clean, e.g. hydrophobic or photo-catalytic films
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】基材(s)、中間層(c)、及び撥水層(r)をこの順に備える積層体であって、以下の(1)及び(2)の要件を満足することを特徴とする積層体。
(1)前記撥水層(r)側表面で測定した入射角12°及び反射角12°における波長530nmの分光反射率をJIS Z8701の2度視野(C光源)により算出した反射率から表面反射損失、裏面反射損失を差し引いた反射率が4.5%以下である。
(2)前記積層体の厚みが500μm以下である。
【選択図】なし
Description
[1]基材(s)、中間層(c)、及び撥水層(r)をこの順に備える積層体であって、以下の(1)及び(2)の要件を満足することを特徴とする積層体。
(1)前記撥水層(r)側表面で測定した入射角12°及び反射角12°における波長530nmの分光反射率をJIS Z8701の2度視野(C光源)により算出した反射率から表面反射損失及び裏面反射損失を差し引いた反射率が4.5%以下である。
(2)前記積層体の厚みが500μm以下である。
[2]更に、下記(3)の要件を満足する[1]に記載の積層体。
(3)前記撥水層(r)側の表面フッ素元素比が30原子%以上である。
[3]更に、下記(4)及び(5)の要件の少なくとも1つを満足する[1]又は[2]に記載の積層体。
(4)前記撥水層(r)側の算術平均高さSaが0.03〜1.00μmである。
(5)前記撥水層(r)側の水の滑落角が25°以下である。
[4]前記基材(s)の、前記中間層(c)側の最表層の表面Si比が1原子%以上である[1]〜[3]のいずれかに記載の積層体。
[5]前記撥水層(r)は、下記式(a1)で表される有機ケイ素化合物(A)と下記式(b1)で表される有機ケイ素化合物(B)の混合組成物(ca)の硬化層である[1]〜[4]のいずれかに記載の積層体。
Rfa1は、両端が酸素原子である2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立して炭素数1〜20のアルキル基であり、R11が複数存在する場合は複数のR11がそれぞれ異なっていてもよく、R12が複数存在する場合は複数のR12がそれぞれ異なっていてもよく、R13が複数存在する場合は複数のR13がそれぞれ異なっていてもよく、
E1、E2、E3、E4、及びE5は、それぞれ独立して水素原子又はフッ素原子であり、E1が複数存在する場合は複数のE1がそれぞれ異なっていてもよく、E2が複数存在する場合は複数のE2がそれぞれ異なっていてもよく、E3が複数存在する場合は複数のE3がそれぞれ異なっていてもよく、E4が複数存在する場合は複数のE4がそれぞれ異なっていてもよく、E5が複数存在する場合は複数のE5がそれぞれ異なっていてもよく、
G1及びG2は、それぞれ独立して、シロキサン結合を有する2〜10価のオルガノシロキサン基であり、
J1、J2、及びJ3は、それぞれ独立して、加水分解性基又は−(CH2)e6−Si(OR14)3であり、e6は1〜5であり、R14はメチル基又はエチル基であり、J1が複数存在する場合は複数のJ1がそれぞれ異なっていてもよく、J2が複数存在する場合は複数のJ2がそれぞれ異なっていてもよく、J3が複数存在する場合は複数のJ3がそれぞれ異なっていてもよく、
L1及びL2は、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子、又はフッ素原子を含んでいてもよい炭素数1〜12の2価の連結基であり、L1が複数存在する場合は複数のL1がそれぞれ異なっていてもよく、L2が複数存在する場合は複数のL2がそれぞれ異なっていてもよく、
d11は、1〜9であり、
d12は、0〜9であり、
a10及びa14は、それぞれ独立して0〜10であり、
a11及びa15は、それぞれ独立して0又は1であり、
a12及びa16は、それぞれ独立して0〜9であり、
a13は、0又は1であり、
a21、a22、及びa23は、それぞれ独立して0〜2であり、
e1、e2、及びe3は、それぞれ独立して1〜3である。
Rfb10は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、
Rb11、Rb12、Rb13及びRb14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rb11が複数存在する場合は複数のRb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rb12が複数存在する場合は複数のRb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rb13が複数存在する場合は複数のRb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rb14が複数存在する場合は複数のRb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfb11、Rfb12、Rfb13及びRfb14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfb11が複数存在する場合は複数のRfb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb12が複数存在する場合は複数のRfb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb13が複数存在する場合は複数のRfb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb14が複数存在する場合は複数のRfb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rb15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rb15が複数存在する場合は複数のRb15がそれぞれ異なっていてもよく、
A1は、−O−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−NR−、−NRC(=O)−、又は−C(=O)NR−であり、前記Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4の含フッ素アルキル基であり、A1が複数存在する場合は複数のA1がそれぞれ異なっていてもよく、
A2は、加水分解性基であり、A2が複数存在する場合は複数のA2がそれぞれ異なっていてもよく、
b11、b12、b13、b14及びb15は、それぞれ独立して0〜100の整数であり、
cは、1〜3の整数であり、
Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-c、b11個の−{C(Rb11)(Rb12)}−、b12個の−{C(Rfb11)(Rfb12)}−、b13個の−{Si(Rb13)(Rb14)}−、b14個の−{Si(Rfb13)(Rfb14)}−、b15個の−A1−は、Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-cが末端となり、パーフルオロポリエーテル構造を形成せず、かつ−O−が−O−乃至−Fと連結しない限り、任意の順で並んで結合する。
[6]前記中間層(c)は、下記式(c1)〜(c3)のいずれかで表される有機ケイ素化合物(C)の混合組成物(cc)の硬化層又は前記有機ケイ素化合物(C)の蒸着層である[1]〜[5]のいずれかに記載の積層体。
Rx11、Rx12、Rx13、Rx14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx11が複数存在する場合は複数のRx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rx12が複数存在する場合は複数のRx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rx13が複数存在する場合は複数のRx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rx14が複数存在する場合は複数のRx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx11、Rfx12、Rfx13、Rfx14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx11が複数存在する場合は複数のRfx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx12が複数存在する場合は複数のRfx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx13が複数存在する場合は複数のRfx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx14が複数存在する場合は複数のRfx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx15が複数存在する場合は複数のRx15がそれぞれ異なっていてもよく、
X11は、加水分解性基であり、X11が複数存在する場合は複数のX11がそれぞれ異なっていてもよく、
Y11は、−NH−、又は−S−であり、Y11が複数存在する場合は複数のY11がそれぞれ異なっていてもよく、
Z11は、ビニル基、α−メチルビニル基、スチリル基、メタクリロイル基、アクリロイル基、アミノ基、イソシアネート基、イソシアヌレート基、エポキシ基、ウレイド基、又はメルカプト基であり、
p1は、1〜20の整数であり、p2、p3、p4は、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、p5は、1〜10の整数であり、
p6は、1〜3の整数であり、
Z11がアミノ基でない場合はY11の少なくとも1つが−NH−であり、Y11が全て−S−である場合はZ11がアミノ基であり、
Z11−、−Si(X11)p6(Rx15)3-p6、p1個の−{C(Rx11)(Rx12)}−、p2個の−{C(Rfx11)(Rfx12)}−、p3個の−{Si(Rx13)(Rx14)}−、p4個の−{Si(Rfx13)(Rfx14)}−、p5個の−Y11−は、Z11−及び−Si(X11)p6(Rx15)3-p6が末端となり、−O−が−O−と連結しない限り、任意の順で並んで結合する。
Rx20及びRx21は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx20が複数存在する場合は複数のRx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rx21が複数存在する場合は複数のRx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx20及びRfx21は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx20が複数存在する場合は複数のRfx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx21が複数存在する場合は複数のRfx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx22及びRx23はそれぞれ独立して、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx22及びRx23が複数存在する場合は複数のRx22及びRx23がそれぞれ異なっていてもよく、
X20及びX21はそれぞれ独立して、加水分解性基であり、X20及びX21が複数存在する場合は複数のX20及びX21がそれぞれ異なっていてもよく、
p20は、それぞれ独立して1〜30の整数であり、p21は、それぞれ独立して0〜30の整数であり、p20又はp21を付して括弧でくくられた繰り返し単位の少なくとも1つは、アミン骨格−NR100−に置き換わっており、前記アミン骨格におけるR100は水素原子又はアルキル基であり、
p22及びp23はそれぞれ独立して、1〜3の整数であり、
p20個の−{C(Rx20)(Rx21)}−、p21個の−{C(Rfx20)(Rfx21)}−は、p20個又はp21個が連続である必要はなく、任意の順で並んで結合し、両末端が−Si(X20)p22(Rx22)3-p22及び−Si(X21)p23(Rx23)3-p23となる。
Z31、Z32は、それぞれ独立に、加水分解性基及びヒドロキシ基以外の、反応性官能基であり、
Rx31、Rx32、Rx33、Rx34は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx31が複数存在する場合は複数のRx31がそれぞれ異なっていてもよく、Rx32が複数存在する場合は複数のRx32がそれぞれ異なっていてもよく、Rx33が複数存在する場合は複数のRx33がそれぞれ異なっていてもよく、Rx34が複数存在する場合は複数のRx34がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx31、Rfx32、Rfx33、Rfx34は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx31が複数存在する場合は複数のRfx31がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx32が複数存在する場合は複数のRfx32がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx33が複数存在する場合は複数のRfx33がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx34が複数存在する場合は複数のRfx34がそれぞれ異なっていてもよく、
Y31は、−NH−、−N(CH3)−又は−O−であり、Y31が複数存在する場合は複数のY31がそれぞれ異なっていてもよく、
X31、X32、X33、X34は、それぞれ独立に、−ORc(Rcは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又はアミノC1-3アルキルジC1-3アルコキシシリル基である)であり、X31が複数存在する場合は複数のX31がそれぞれ異なっていてもよく、X32が複数存在する場合は複数のX32がそれぞれ異なっていてもよく、X33が複数存在する場合は複数のX33がそれぞれ異なっていてもよく、X34が複数存在する場合は複数のX34がそれぞれ異なっていてもよく、
p31は、0〜20の整数であり、p32、p33、p34は、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、p35は、0〜5の整数であり、p36は、1〜10の整数であり、p37は0又は1であり、
Z31及びZ32の少なくとも一方がアミノ基であるか、又はY31の少なくとも一つが−NH−又は−N(CH3)−であるという条件を満たし、かつ末端がZ31−及びZ32−であり、−O−が−O−と連結しない限り、p31個の−{C(Rx31)(Rx32)}−、p32個の−{C(Rfx31)(Rfx32)}−、p33個の−{Si(Rx33)(Rx34)}−、p34個の−{Si(Rfx33)(Rfx34)}−、p35個の−Y31−、p36個の−{Si(X31)(X32)−O}−、p37個の−{Si(X33)(X34)}−が任意の順で並んで結合して構成される。
[7][1]〜[6]のいずれかに記載の積層体、偏光板、タッチセンサ、及び表示パネルを含むフレキシブル表示装置。
(1)前記撥水層側表面で測定した入射角12°及び反射角12°における波長530nmの分光反射率をJIS Z8701の2度視野(C光源)により算出した反射率から表面反射損失及び裏面反射損失を差し引いた反射率が4.5%以下である。
(2)前記積層体の厚みが500μm以下である。
前記(3)の要件を備えることで、より良好な撥水性を実現できる。前記表面フッ素元素比は、40原子%以上がより好ましく、更に好ましくは50原子%以上である。前記表面フッ素元素比の上限は特に限定されないが、例えば80原子%である。前記表面フッ素元素比は後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
前記(4)の要件を備えることで、耐摩耗性をより向上できる。また前記(4)の要件は、より良好な撥水性及び/又は滑落性の実現にも有効である。前記撥水層(r)側の表面高さSaは、より好ましくは0.70μm以下であり、更に好ましくは0.50μm以下であり、一層好ましくは0.30μm以下である。また、前記表面高さSaは、0.04μm以上であってもよいし、0.05μm以上であってもよい。なお、算術平均高さSaは、ISO 25178に準拠して算出される。
前記(5)の要件において、水の滑落角は、20°以下がより好ましく、更に好ましくは15°以下であり、一層好ましくは10°以下である。水の前記滑落角の下限は特に限定されないが、例えば1°である。
前記有機ケイ素化合物(A)は、パーフルオロポリエーテル構造を有する1価の基がケイ素原子に結合すると共に、該ケイ素原子に連結基を介して又は連結基を介さずに加水分解性基が結合している化合物である。前記撥水層(r)は前記組成物(ca)を塗布して硬化させることにより得られることが好ましく、前記有機ケイ素化合物(A)由来の構造を有している。上述の通り、上記有機ケイ素化合物(A)はケイ素原子に結合した(連結基を介して結合していてもよい)加水分解性基を有しており、加水分解で生じた有機ケイ素化合物(A)の−SiOH基(SiとOHが連結基を介して結合していてもよい)同士が脱水縮合するため、撥水層(r)は、通常有機ケイ素化合物(A)由来の縮合構造を有する。前記加水分解性基としては、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アセトキシ基、イソシアネート基等が挙げられる。
Rfa1は、両端が酸素原子である2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立して(すなわち、R11とR12とR13は同一であってもよいし、互いに異なっていてもよく)炭素数1〜20のアルキル基であり、R11が複数存在する場合は複数のR11がそれぞれ異なっていてもよく、R12が複数存在する場合は複数のR12がそれぞれ異なっていてもよく、R13が複数存在する場合は複数のR13がそれぞれ異なっていてもよく、
E1、E2、E3、E4、及びE5は、それぞれ独立して水素原子又はフッ素原子であり、E1が複数存在する場合は複数のE1がそれぞれ異なっていてもよく、E2が複数存在する場合は複数のE2がそれぞれ異なっていてもよく、E3が複数存在する場合は複数のE3がそれぞれ異なっていてもよく、E4が複数存在する場合は複数のE4がそれぞれ異なっていてもよく、E5が複数存在する場合は複数のE5がそれぞれ異なっていてもよく、
G1及びG2は、それぞれ独立して、シロキサン結合を有する2〜10価のオルガノシロキサン基であり、
J1、J2、及びJ3は、それぞれ独立して、加水分解性基又は−(CH2)e6−Si(OR14)3であり、e6は1〜5であり、R14はメチル基又はエチル基であり、J1が複数存在する場合は複数のJ1がそれぞれ異なっていてもよく、J2が複数存在する場合は複数のJ2がそれぞれ異なっていてもよく、J3が複数存在する場合は複数のJ3がそれぞれ異なっていてもよく、
L1及びL2は、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子、又はフッ素原子を含んでいてもよい炭素数1〜12の2価の連結基であり、L1が複数存在する場合は複数のL1がそれぞれ異なっていてもよく、L2が複数存在する場合は複数のL2がそれぞれ異なっていてもよく、
d11は、1〜9であり、
d12は、0〜9であり、
a10及びa14は、それぞれ独立して0〜10であり、
a11及びa15は、それぞれ独立して0又は1であり、
a12及びa16は、それぞれ独立して0〜9であり、
a13は、0又は1であり、
a21、a22、及びa23は、それぞれ独立して0〜2であり、
e1、e2、及びe3は、それぞれ独立して1〜3である。
Rfa21は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、
Rfa22、Rfa23、Rfa24、及びRfa25は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfa22が複数存在する場合は複数のRfa22がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa23が複数存在する場合は複数のRfa23がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa24が複数存在する場合は複数のRfa24がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa25が複数存在する場合は複数のRfa25がそれぞれ異なっていてもよく、
R20、R21、R22、及びR23は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R20が複数存在する場合は複数のR20がそれぞれ異なっていてもよく、R21が複数存在する場合は複数のR21がそれぞれ異なっていてもよく、R22が複数存在する場合は複数のR22がそれぞれ異なっていてもよく、R23が複数存在する場合は複数のR23がそれぞれ異なっていてもよく、
R24は、炭素数1〜20のアルキル基であり、R24が複数存在する場合は複数のR24がそれぞれ異なっていてもよく、
M1は、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、M1が複数存在する場合は複数のM1がそれぞれ異なっていてもよく、
M2は、水素原子又はハロゲン原子であり、
M3は、−O−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−NR−、−NRC(=O)−、又は−C(=O)NR−(Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4の含フッ素アルキル基)であり、M3が複数存在する場合は複数のM3がそれぞれ異なっていてもよく、
M4は、加水分解性基であり、M4が複数存在する場合は複数のM4がそれぞれ異なっていてもよく、
f11、f12、f13、f14、及びf15はそれぞれ独立して0〜600の整数であり、f11、f12、f13、f14、及びf15の合計値は13以上であり、
f16は、1〜20の整数であり、
f17は、0〜2の整数であり、
g1は、1〜3の整数であり、
Rfa21−、M2−、f11個の−{C(R20)(R21)}−、f12個の−{C(Rfa22)(Rfa23)}−、f13個の−{Si(R22)(R23)}−、f14個の−{Si(Rfa24)(Rfa25)}−、f15個の−M3−、及びf16個の−[CH2C(M1){(CH2)f17−Si(M4)g1(R24)3-g1}]−は、Rfa21−、M2−が末端となり、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並び、かつ−O−が−O−乃至−Fと連結しない限り、任意の順で並んで結合する。すなわち、式(a2−1)は、必ずしもf11個の−{C(R20)(R21)}−が連続し、f12個の−{C(Rfa22)(Rfa23)}−が連続し、f13個の−{Si(R22)(R23)}−が連続し、f14個の−{Si(Rfa24)(Rfa25)}−が連続し、f15個の−M3−が連続し、f16個の−[CH2C(M1){(CH2)f17−Si(M4)g1(R24)3-g1}]−が連続して、この順で並ぶという意味ではなく、−C(R20)(R21)−Si(Rfa24)(Rfa25)−CH2C(M1){(CH2)f17−Si(M4)g1(R24)3-g1}−C(Rfa22)(Rfa23)−M3−Si(R22)(R23)−C(Rfa22)(Rfa23)−などのように、それぞれが任意の順番で並ぶことが可能である。
Rfa26、Rfa27、Rfa28、及びRfa29は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfa26が複数存在する場合は複数のRfa26がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa27が複数存在する場合は複数のRfa27がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa28が複数存在する場合は複数のRfa28がそれぞれ異なっていてもよく、Rfa29が複数存在する場合は複数のRfa29がそれぞれ異なっていてもよく、
R25、R26、R27、及びR28は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R25が複数存在する場合は複数のR25がそれぞれ異なっていてもよく、R26が複数存在する場合は複数のR26がそれぞれ異なっていてもよく、R27が複数存在する場合は複数のR27がそれぞれ異なっていてもよく、R28が複数存在する場合は複数のR28がそれぞれ異なっていてもよく、
R29、及びR30は、それぞれ独立して、炭素数1〜20のアルキル基であり、R29が複数存在する場合は複数のR29がそれぞれ異なっていてもよく、R30が複数存在する場合は複数のR30がそれぞれ異なっていてもよく、
M7は、−O−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−NR−、−NRC(=O)−、又は−C(=O)NR−であり、前記Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4の含フッ素アルキル基であり、M7が複数存在する場合は複数のM7がそれぞれ異なっていてもよく、
M5、M9は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、M5が複数存在する場合は複数のM5がそれぞれ異なっていてもよく、M9が複数存在する場合は複数のM9がそれぞれ異なっていてもよく、
M6、及びM10は、それぞれ独立して水素原子又はハロゲン原子であり、
M8、及びM11は、それぞれ独立して、加水分解性基であり、M8が複数存在する場合は複数のM8がそれぞれ異なっていてもよく、M11が複数存在する場合は複数のM11がそれぞれ異なっていてもよく、
f21、f22、f23、f24、及びf25はそれぞれ独立して0〜600の整数であり、f21、f22、f23、f24、及びf25の合計値は13以上であり、
f26、及びf28は、それぞれ独立して、1〜20の整数であり、
f27、及びf29は、それぞれ独立して、0〜2の整数であり、
g2、g3は、それぞれ独立して、1〜3の整数であり、
M10−、M6−、f21個の−{C(R25)(R26)}−、f22個の−{C(Rfa26)(Rfa27)}−、f23個の−{Si(R27)(R28)}−、f24個の−{Si(Rfa28)(Rfa29)}−、f25個の−M7−、f26個の−[CH2C(M5){(CH2)f27−Si(M8)g2(R29)3-g2}]、及びf28個の−[CH2C(M9){(CH2)f29−Si(M11)g3(R30)3-g3}]は、M10−、M6−が末端となり、少なくとも一部でパーフルオロポリエーテル構造を形成する順で並び、−O−が−O−と連続しない限り、任意の順で並んで結合する。任意の順で並んで結合することについては、上記式(a2−1)にて説明したのと同様であり、各繰り返し単位が連続して上記式(a2−2)に記載の通りの順に並ぶ意味に限定されない。
下記式(b1)で表される有機ケイ素化合物(B)は、後述する通り、A2で表される加水分解性基を有しており、通常、加水分解で生じた有機ケイ素化合物(B)の−SiOH基が、加水分解で生じた有機ケイ素化合物(A)の−SiOH基及び/又は加水分解で生じた有機ケイ素化合物(B)の−SiOH基と脱水縮合するため、好ましい態様において、前記混合組成物(ca)の硬化層である撥水層(r)は有機ケイ素化合物(A)由来の縮合構造と共に、有機ケイ素化合物(B)由来の縮合構造を有する。前記加水分解性基としては、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、アセトキシ基、イソシアネート基等が挙げられる。
Rfb10は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、
Rb11、Rb12、Rb13、Rb14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rb11が複数存在する場合は複数のRb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rb12が複数存在する場合は複数のRb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rb13が複数存在する場合は複数のRb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rb14が複数存在する場合は複数のRb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfb11、Rfb12、Rfb13、Rfb14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfb11が複数存在する場合は複数のRfb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb12が複数存在する場合は複数のRfb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb13が複数存在する場合は複数のRfb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb14が複数存在する場合は複数のRfb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rb15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rb15が複数存在する場合は複数のRb15がそれぞれ異なっていてもよく、
A1は、−O−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−NR−、−NRC(=O)−、又は−C(=O)NR−であり、前記Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4の含フッ素アルキル基であり、A1が複数存在する場合は複数のA1がそれぞれ異なっていてもよく、
A2は、加水分解性基であり、A2が複数存在する場合は複数のA2がそれぞれ異なっていてもよく、
b11、b12、b13、b14、b15は、それぞれ独立して0〜100の整数であり、
cは、1〜3の整数であり、
Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-c、b11個の−{C(Rb11)(Rb12)}−、b12個の−{C(Rfb11)(Rfb12)}−、b13個の−{Si(Rb13)(Rb14)}−、b14個の−{Si(Rfb13)(Rfb14)}−、b15個の−A1−は、Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-cが末端となり、パーフルオロポリエーテル構造を形成せず、かつ−O−が−O−乃至−Fと連結しない限り、任意の順で並んで結合する。
前記混合組成物(ca)は、通常、溶剤(D)が混合されている。前記溶剤(D)としてはフッ素系溶剤を用いることが好ましく、例えばフッ素化エーテル系溶剤、フッ素化アミン系溶剤、フッ素化炭化水素系溶剤等を用いることができ、特に沸点が100℃以上であることが好ましい。フッ素化エーテル系溶剤としては、フルオロアルキル(特に炭素数2〜6のパーフルオロアルキル基)−アルキル(特にメチル基又はエチル基)エーテルなどのハイドロフルオロエーテルが好ましく、例えばエチルノナフルオロブチルエーテル又はエチルノナフルオロイソブチルエーテルが挙げられる。エチルノナフルオロブチルエーテル又はエチルノナフルオロイソブチルエーテルとしては、例えばNovec(登録商標)7200(3M社製、分子量約264)が挙げられる。フッ素化アミン系溶剤としては、アンモニアの水素原子の少なくとも1つがフルオロアルキル基で置換されたアミンが好ましく、アンモニアの全ての水素原子がフルオロアルキル基(特にパーフルオロアルキル基)で置換された第三級アミンが好ましく、具体的にはトリス(ヘプタフルオロプロピル)アミンが挙げられ、フロリナート(登録商標)FC−3283(3M社製、分子量約521)がこれに該当する。フッ素化炭化水素系溶剤としては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンなどのフッ素化脂肪族炭化水素系溶剤、1,3−ビス(トリフルオロメチルベンゼン)などのフッ素化芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンとしては、例えばソルブ55(ソルベックス社製)等が挙げられる。
Rx11、Rx12、Rx13、Rx14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx11が複数存在する場合は複数のRx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rx12が複数存在する場合は複数のRx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rx13が複数存在する場合は複数のRx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rx14が複数存在する場合は複数のRx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx11、Rfx12、Rfx13、Rfx14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx11が複数存在する場合は複数のRfx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx12が複数存在する場合は複数のRfx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx13が複数存在する場合は複数のRfx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx14が複数存在する場合は複数のRfx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx15が複数存在する場合は複数のRx15がそれぞれ異なっていてもよく、
X11は、加水分解性基であり、X11が複数存在する場合は複数のX11がそれぞれ異なっていてもよく、
Y11は、−NH−、又は−S−であり、Y11が複数存在する場合は複数のY11がそれぞれ異なっていてもよく、
Z11は、ビニル基、α−メチルビニル基、スチリル基、メタクリロイル基、アクリロイル基、アミノ基、イソシアネート基、イソシアヌレート基、エポキシ基、ウレイド基、又はメルカプト基であり、
p1は、1〜20の整数であり、p2、p3、p4は、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、p5は、1〜10の整数であり、
p6は、1〜3の整数であり、
Z11がアミノ基でない場合はY11の少なくとも1つが−NH−であり、Y11が全て−S−である場合はZ11がアミノ基であり、
Z11−、−Si(X11)p6(Rx15)3-p6、p1個の−{C(Rx11)(Rx12)}−、p2個の−{C(Rfx11)(Rfx12)}−、p3個の−{Si(Rx13)(Rx14)}−、p4個の−{Si(Rfx13)(Rfx14)}−、p5個の−Y11−は、Z11−及び−Si(X11)p6(Rx15)3-p6が末端となり、−O−が−O−と連結しない限り、任意の順で並んで結合する。
X12は、加水分解性基であり、X12が複数存在する場合は複数のX12がそれぞれ異なっていてもよく、
Y12は、−NH−であり、
Z12は、アミノ基、又はメルカプト基であり、
Rx16は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx16が複数存在する場合は複数のRx16がそれぞれ異なっていてもよく、
pは、1〜3の整数であり、qは2〜5の整数であり、rは0〜5の整数である。
Rx20及びRx21は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx20が複数存在する場合は複数のRx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rx21が複数存在する場合は複数のRx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx20及びRfx21は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx20が複数存在する場合は複数のRfx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx21が複数存在する場合は複数のRfx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx22及びRx23はそれぞれ独立して、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx22及びRx23が複数存在する場合は複数のRx22及びRx23がそれぞれ異なっていてもよく、
X20及びX21はそれぞれ独立して、加水分解性基であり、X20及びX21が複数存在する場合は複数のX20及びX21がそれぞれ異なっていてもよく、
p20は、1〜30の整数であり、p21は、0〜30の整数であり、p20又はp21を付して括弧でくくられた繰り返し単位の少なくとも1つは、アミン骨格−NR100−に置き換わっており、前記アミン骨格におけるR100は水素原子又はアルキル基であり、
p22及びp23はそれぞれ独立して、1〜3の整数であり、
p20個の−{C(Rx20)(Rx21)}−、p21個の−{C(Rfx20)(Rfx21)}−は、p20又はp21個が連続である必要はなく、任意の順で並んで結合し、両末端が−Si(X20)p22(Rx22)3-p22及び−Si(X21)p23(Rx23)3-p23となる。
X22及びX23は、それぞれ独立して、加水分解性基であり、X22及びX23が複数存在する場合は複数のX22及びX23がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx24及びRx25は、それぞれ独立して、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx24及びRx25が複数存在する場合は複数のRx24及びRx25がそれぞれ異なっていてもよく、
−CwH2w−は、その一部のメチレン基の少なくとも1つがアミン骨格−NR100−に置き換わっており、R100は水素原子又はアルキル基であり、
wは1〜30の整数であり(ただし、アミン骨格に置き換わったメチレン基の数を除く)、
p24及びp25は、それぞれ独立して、1〜3の整数である。
Z31、Z32は、それぞれ独立に、加水分解性基及びヒドロキシ基以外の、反応性官能基である。反応性官能基としては、ビニル基、α−メチルビニル基、スチリル基、メタクリロイル基、アクリロイル基、アミノ基、エポキシ基、ウレイド基、又はメルカプト基が挙げられる。Z31、Z32としては、アミノ基、メルカプト基、又はメタクリロイル基が好ましく、特にアミノ基が好ましい。
下記式(c31−1)の*1及び*2には、それぞれ、下記式(c31−2)のp31、p32、p33、p34、p35、(p36)−1、p37で括られた単位の少なくとも1種が任意の順で結合し末端がZ−である基が結合しており、複数の前記構造(c31−1)ごとに、*1及び*2に結合する基は異なっていてもよく、
複数の前記構造(c31−1)が鎖状に結合しているときの末端となる*3は水素原子であり、*4はヒドロキシ基である。
Zは、加水分解性基及びヒドロキシ基以外の、反応性官能基であり、
Rx31、Rx32、Rx33、Rx34、Rfx31、Rfx32、Rfx33、Rf34、Y31、X31、X32、X33、X34、p31〜p37は、前記式(c3)中のこれら符号と同義である。
前記混合組成物(cc)は、溶剤(E)が混合されていることが好ましい。溶剤(E)は特に限定されず、例えば水、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、炭化水素系溶剤、エステル系溶剤などを用いることができ、特に水、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、炭化水素系溶剤が好ましい。
ケトン系溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどが挙げられる。
エーテル系溶剤としては、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどが挙げられる。
炭化水素系溶剤としては、ペンタン、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤などが挙げられる。
エステル系溶剤としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどが挙げられる。
本発明は、本発明の光学積層体を備える、フレキシブル表示装置も提供する。本発明の積層体は、好ましくはフレキシブル表示装置において前面板として用いることができ、該前面板はウインドウフィルムと称されることがある。該フレキシブル表示装置は、フレキシブル表示装置用積層体と、有機EL表示パネルとからなることが好ましく、有機EL表示パネルに対して視認側にフレキシブル表示装置用積層体が配置され、折り曲げ可能に構成されている。フレキシブル表示装置用積層体は、さらに偏光板(好ましくは円偏光板)、タッチセンサ等を含有していてもよく、それらの積層順は任意であるが、視認側からウインドウフィルム(すなわち、本発明の積層体)、偏光板、タッチセンサの順、又は、ウインドウフィルム、タッチセンサ、偏光板の順に積層されていることが好ましい。タッチセンサよりも視認側に偏光板が存在すると、タッチセンサのパターンが視認されにくくなり表示画像の視認性が良くなるので好ましい。それぞれの部材は接着剤、粘着剤等を用いて積層することができる。また、フレキシブル表示装置は、前記ウインドウフィルム、偏光板、タッチセンサのいずれかの層の少なくとも一方の面に形成された遮光パターンを具備することができる。
本発明のフレキシブル表示装置は、上記の通り、偏光板、中でも円偏光板を備えることが好ましい。円偏光板は、直線偏光板にλ/4位相差板を積層することにより、右又は左円偏光成分のみを透過させる機能を有する機能層である。たとえば外光を右円偏光に変換して有機ELパネルで反射されて左円偏光となった外光を遮断し、有機ELの発光成分のみを透過させることで反射光の影響を抑制して画像を見やすくするために用いられる。円偏光機能を達成するためには、直線偏光板の吸収軸とλ/4位相差板の遅相軸は理論上45度である必要があるが、実用的には45±10度である。直線偏光板とλ/4位相差板は必ずしも隣接して積層される必要はなく、吸収軸と遅相軸の関係が前述の範囲を満足していればよい。全波長において完全な円偏光を達成することが好ましいが実用上は必ずしもその必要はないので本発明における円偏光板は楕円偏光板をも包含する。直線偏光板の視認側にさらにλ/4位相差フィルムを積層して、出射光を円偏光とすることで偏光サングラスをかけた状態での視認性を向上させることも好ましい。
さらに前記偏光子の他の一例としては、液晶偏光組成物を塗布して形成する液晶塗布型偏光子が挙げられる。前記液晶偏光組成物は、液晶性化合物及び二色性色素化合物を含むことができる。前記液晶性化合物は、液晶状態を示す性質を有していればよく、特にスメクチック相等の高次の配向状態を有していると高い偏光性能を発揮することができるため好ましい。また、液晶性化合物は、重合性官能基を有することが好ましい。
前記二色性色素化合物は、前記液晶性化合物とともに配向して二色性を示す色素であって、重合性官能基を有していてもよく、また、二色性色素自身が液晶性を有していてもよい。
液晶偏光組成物に含まれる化合物のいずれかは重合性官能基を有する。前記液晶偏光組成物はさらに開始剤、溶剤、分散剤、レベリング剤、安定剤、界面活性剤、架橋剤、シランカップリング剤などを含むことができる。
前記液晶偏光層は、配向膜上に液晶偏光組成物を塗布して液晶偏光層を形成することにより製造される。液晶偏光層は、フィルム型偏光子に比べて厚さを薄く形成することができ、その厚さは好ましくは0.5〜10μm、より好ましくは1〜5μmである。
前記液晶偏光層は基材から剥離して転写して積層することもできるし、前記基材をそのまま積層することもできる。前記基材が、保護フィルムや位相差板、ウインドウフィルムの透明基材としての役割を担うことも好ましい。
前記延伸型位相差板の厚さは、好ましくは200μm以下、より好ましくは1〜100μmである。延伸型位相差板の厚さが前記の範囲にあると、該延伸型位相差板の柔軟性が低下し難い傾向にある。
さらに前記λ/4位相差板の他の一例としては、液晶組成物を塗布して形成する液晶塗布型位相差板が挙げられる。
前記液晶組成物は、ネマチック、コレステリック、スメクチック等の液晶状態を示す液晶性化合物を含む。前記液晶性化合物は、重合性官能基を有する。
前記液晶組成物は、さらに開始剤、溶剤、分散剤、レベリング剤、安定剤、界面活性剤、架橋剤、シランカップリング剤などを含むことができる。
前記液晶塗布型位相差板は、前記液晶偏光層と同様に、液晶組成物を下地上に塗布、硬化して液晶位相差層を形成することで製造することができる。液晶塗布型位相差板は、延伸型位相差板に比べて厚さを薄く形成することができる。前記液晶偏光層の厚さは、好ましくは0.5〜10μm、より好ましくは1〜5μmである。
前記液晶塗布型位相差板は基材から剥離して転写して積層することもできるし、前記基材をそのまま積層することもできる。前記基材が、保護フィルムや位相差板、ウインドウフィルムの透明基材としての役割を担うことも好ましい。
また、他の方法としてはλ/2位相差板と組合せることで広帯域λ/4位相差板を得る技術も知られている(例えば、特開平10−90521号公報など)。λ/2位相差板もλ/4位相差板と同様の材料方法で製造される。延伸型位相差板と液晶塗布型位相差板の組合せは任意であるが、どちらも液晶塗布型位相差板を用いることにより厚さを薄くすることができる。
前記円偏光板には斜め方向の視認性を高めるために、正のCプレートを積層する方法が知られている(例えば、特開2014−224837号公報など)。正のCプレートは、液晶塗布型位相差板であっても延伸型位相差板であってもよい。該位相差板の厚さ方向の位相差は、好ましくは−200〜−20nm、より好ましくは−140〜−40nmである。
本発明のフレキシブル表示装置は、上記の通り、タッチセンサを備えることが好ましい。タッチセンサは入力手段として用いられる。タッチセンサとしては、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等様々な様式が挙げられ、好ましくは静電容量方式が挙げられる。
静電容量方式タッチセンサは活性領域及び前記活性領域の外郭部に位置する非活性領域に区分される。活性領域は表示パネルで画面が表示される領域(表示部)に対応する領域であって、使用者のタッチが感知される領域であり、非活性領域は表示装置で画面が表示されない領域(非表示部)に対応する領域である。タッチセンサはフレキシブルな特性を有する基板と、前記基板の活性領域に形成された感知パターンと、前記基板の非活性領域に形成され、前記感知パターンとパッド部を介して外部の駆動回路と接続するための各センシングラインを含むことができる。フレキシブルな特性を有する基板としては、前記ウインドウフィルムの透明基板と同様の材料が使用できる。
ブリッジ電極は感知パターン上部に絶縁層を介して前記絶縁層上部に形成されることができ、基板上にブリッジ電極が形成されており、その上に絶縁層及び感知パターンを形成することができる。前記ブリッジ電極は感知パターンと同じ素材で形成することもでき、モリブデン、銀、アルミニウム、銅、パラジウム、金、白金、亜鉛、スズ、チタン又はこれらのうちの2種以上の合金で形成することもできる。
第1パターンと第2パターンは電気的に絶縁されなければならないので、感知パターンとブリッジ電極の間には絶縁層が形成される。該絶縁層は、第1パターンの継ぎ手とブリッジ電極との間にのみ形成することや、感知パターン全体を覆う層として形成することもできる。感知パターン全体を覆う層の場合、ブリッジ電極は絶縁層に形成されたコンタクトホールを介して第2パターンを接続することができる。
前記光硬化性有機バインダーは、本発明の効果を損ねない範囲で、例えば、アクリレート系単量体、スチレン系単量体、カルボン酸系単量体などの各単量体の共重合体を含むことができる。前記光硬化性有機バインダーは、例えば、エポキシ基含有繰り返し単位、アクリレート繰り返し単位、カルボン酸繰り返し単位などの互いに異なる各繰り返し単位を含む共重合体であってもよい。
前記無機粒子としては、例えば、ジルコニア粒子、チタニア粒子、アルミナ粒子などが挙げられる。
前記光硬化組成物は、光重合開始剤、重合性モノマー、硬化補助剤などの各添加剤をさらに含むこともできる。
前記フレキシブル画像表示装置用積層体を形成する各層(ウインドウフィルム、円偏光板、タッチセンサ)並びに各層を構成するフィルム部材(直線偏光板、λ/4位相差板等)は接着剤によって接合することができる。該接着剤としては、水系接着剤、有機溶剤系、無溶剤系接着剤、固体接着剤、溶剤揮散型接着剤、湿気硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤、嫌気硬化型、活性エネルギー線硬化型接着剤、硬化剤混合型接着剤、熱溶融型接着剤、感圧型接着剤(粘着剤)、再湿型接着剤等、通常使用されている接着剤等が使用でき、好ましくは水系溶剤揮散型接着剤、活性エネルギー線硬化型接着剤、粘着剤を使用できる。接着剤層の厚さは、求められる接着力等に応じて適宜調節することができ、好ましくは0.01〜500μm、より好ましくは0.1〜300μmである。前記フレキシブル画像表示装置用積層体には、複数の接着層が存在するが、それぞれの厚さや種類は、同じであっても異なっていてもよい。
前記カチオン重合性化合物は、ハードコート組成物におけるカチオン重合性化合物と同じ化合物を用いることができる。
活性エネルギー線硬化組成物に用いられるカチオン重合性化合物としては、エポキシ化合物が特に好ましい。接着剤組成物としての粘度を下げるために単官能の化合物を反応性希釈剤として含むことも好ましい。
活性エネルギー線組成物は、さらに重合開始剤を含むことができる。該重合開始剤としては、ラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤、ラジカル及びカチオン重合開始剤等が挙げられ、これらは適宜選択して用いられる。これらの重合開始剤は、活性エネルギー線照射及び加熱の少なくとも一種により分解されて、ラジカルもしくはカチオンを発生してラジカル重合とカチオン重合を進行させるものである。ハードコート組成物の記載の中で活性エネルギー線照射によりラジカル重合又はカチオン重合の内の少なくともいずれか開始することができる開始剤を使用することができる。
前記活性エネルギー線硬化組成物はさらに、イオン捕捉剤、酸化防止剤、連鎖移動剤、密着付与剤、熱可塑性樹脂、充填剤、流動粘度調整剤、可塑剤、消泡剤溶剤、添加剤、溶剤を含むことができる。前記活性エネルギー線硬化型接着剤によって2つの被接着層を接着する場合、前記活性エネルギー線硬化組成物を被接着層のいずれか一方又は両方に塗布後、貼合し、いずれかの被着層又は両方の被接着層に活性エネルギー線を照射して硬化させることにより、接着することができる。前記活性エネルギー線硬化型接着剤を用いる場合、その接着層の厚さは、好ましくは0.01〜20μm、より好ましくは0.1〜10μmである。前記活性エネルギー線硬化型接着剤を複数の接着層形成に用いる場合、それぞれの層の厚さや種類は同じであっても異なっていてもよい。
前記遮光パターンは、前記フレキシブル画像表示装置のベゼル又はハウジングの少なくとも一部として適用することができる。遮光パターンによって前記フレキシブル画像表示装置の辺縁部に配置される配線が隠されて視認されにくくすることで、画像の視認性が向上する。前記遮光パターンは単層又は複層の形態であってもよい。遮光パターンのカラーは特に制限されることはなく、黒色、白色、金属色などの多様なカラーであってもよい。遮光パターンはカラーを具現するための顔料と、アクリル系樹脂、エステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン、シリコーンなどの高分子で形成することができる。これらの単独又は2種類以上の混合物で使用することもできる。前記遮光パターンは、印刷、リソグラフィ、インクジェットなど各種の方法にて形成することができる。遮光パターンの厚さは、好ましくは1〜100μm、より好ましくは2〜50μmである。また、遮光パターンの厚さ方向に傾斜等の形状を付与することも好ましい。
日本電子社製 JFS−9010型を用い、励起X線:MgKα、X線出力は110Wとし、光電子脱出角度は45°、パスエネルギー50eVにて、撥水層(r)のフッ素(F1s)、基材(s)のケイ素の各種元素について、測定を行った。
レーザー顕微鏡(OLS4000、オリンパス製)を用いて、積層体の撥水層(r)の表面を拡大倍率20倍で観察した。算術平均高さSaはISO25178に準拠して評価した。算術平均高さSaはN=2の平均値とした。
得られた積層体の撥水層(r)上に、3.0μLの水滴を滴下し、接触角測定装置(協和界面科学社製、DM700)を用い、θ/2法にて、液量:3.0μLの水の接触角を測定した。
また、得られた積層体の撥水層(r)上に、6.0μLの水滴を滴下し、前記接触角測定装置(協和界面科学社製、DM700)を用い、滑落法(水滴量:6.0μL、傾斜方法:連続傾斜、滑落検出:滑落後、滑落判定距離:0.25mm)にて、積層体の撥水層(r)面の動的撥水特性(滑落角)を測定した。
コニカミノルタ製測色計(CM−3700A、光源:D65)を使用し、積層体の撥水層(r)側表面で測定した入射角12°及び反射角12°における波長530nmの分光反射率をJIS Z8701の2度視野(C光源)により求めた。この値から、表面反射損失4.2%、裏面反射損失4.2%を差し引き、反射率を算出した。また、基材(s)の中間層(c)側表面での表面反射率も同様にして測定した。
スチールウール♯0000(ボンスター社製)を具備したスチールウール試験機(大栄精機社製)を用い、スチールウールが積層体の表面(撥水層(r))に接した状態で、荷重1000gをかけて摩耗試験を行い、目視にて、剥がれ・傷が確認されるまで試験を繰り返し、剥がれ・傷が確認された際の試験回数で耐摩耗性を評価した。なお、剥がれ・傷の有無の確認は、照度1000ルクスにて行った。
Nikon社製、DIGIMICRO(型番:MFC−101A)を用いて基材(s)の厚みを測定した。なお、いずれの実施例及び比較例においても、撥水層(r)の厚みは数nm、中間層(c)の厚みは約5〜30nmであった。
有機ケイ素化合物(C)として下記式で示す、特開2012−197330号公報に記載のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランとクロロプロピルトリメトキシシランの反応物(商品名;X−12−5263HP、信越化学工業株式会社製)を0.25質量%、溶剤(E)としてヘキサンを99.75質量%混合した溶液を、室温で撹拌し、中間層(c)形成用溶液を得た。
基材(s)を、表面Si比が31.3原子%であるARフィルムに変更したこと以外は実施例1と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。
溶剤(E)として、酢酸ブチルを用いたこと以外は実施例2と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。
基材(s)を、厚みが45μmのハードコートフィルムに変更したこと以外は実施例1と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。前記ハードコートフィルムは、ポリエチレンテレフタレートから構成される樹脂層に、表面Si比が1.8原子%であるアクリル系ハードコート層が積層されたフィルムであり、実施例1と同様の大気圧プラズマ処理による活性化処理を、アクリル系ハードコート層の表面に施したものを用いた。
有機ケイ素化合物(C)をKBM−903(信越化学工業株式会社製)に変更したこと、及び溶剤(E)として、酢酸ブチルを用いたこと以外は実施例1と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。
基材(s)を、厚みが60μmで、表面Si比が0原子%であるアクリル系ハードコート層に変更したこと以外は実施例1と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。
溶剤(E)をメチルエチルケトンに変更したこと以外は、比較例1と同様にして、基材(s)、中間層(c)、撥水層(r)をこの順で含む積層体を得た。
Claims (7)
- 基材(s)、中間層(c)、及び撥水層(r)をこの順に備える積層体であって、以下の(1)及び(2)の要件を満足することを特徴とする積層体。
(1)前記撥水層(r)側表面で測定した入射角12°及び反射角12°における波長530nmの分光反射率をJIS Z8701の2度視野(C光源)により算出した反射率から表面反射損失及び裏面反射損失を差し引いた反射率が4.5%以下である。
(2)前記積層体の厚みが500μm以下である。 - 更に、下記(3)の要件を満足する請求項1に記載の積層体。
(3)前記撥水層(r)側の表面フッ素元素比が30原子%以上である。 - 更に、下記(4)及び(5)の要件の少なくとも1つを満足する請求項1又は2に記載の積層体。
(4)前記撥水層(r)側の算術平均高さSaが0.03〜1.00μmである。
(5)前記撥水層(r)側の水の滑落角が25°以下である。 - 前記基材(s)の、前記中間層(c)側の最表層の表面Si比が1原子%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の積層体。
- 前記撥水層(r)は、下記式(a1)で表される有機ケイ素化合物(A)と下記式(b1)で表される有機ケイ素化合物(B)の混合組成物(ca)の硬化層である請求項1〜4のいずれかに記載の積層体。
Rfa1は、両端が酸素原子である2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、
R11、R12、及びR13は、それぞれ独立して炭素数1〜20のアルキル基であり、R11が複数存在する場合は複数のR11がそれぞれ異なっていてもよく、R12が複数存在する場合は複数のR12がそれぞれ異なっていてもよく、R13が複数存在する場合は複数のR13がそれぞれ異なっていてもよく、
E1、E2、E3、E4、及びE5は、それぞれ独立して水素原子又はフッ素原子であり、E1が複数存在する場合は複数のE1がそれぞれ異なっていてもよく、E2が複数存在する場合は複数のE2がそれぞれ異なっていてもよく、E3が複数存在する場合は複数のE3がそれぞれ異なっていてもよく、E4が複数存在する場合は複数のE4がそれぞれ異なっていてもよく、E5が複数存在する場合は複数のE5がそれぞれ異なっていてもよく、
G1及びG2は、それぞれ独立して、シロキサン結合を有する2〜10価のオルガノシロキサン基であり、
J1、J2、及びJ3は、それぞれ独立して、加水分解性基又は−(CH2)e6−Si(OR14)3であり、e6は1〜5であり、R14はメチル基又はエチル基であり、J1が複数存在する場合は複数のJ1がそれぞれ異なっていてもよく、J2が複数存在する場合は複数のJ2がそれぞれ異なっていてもよく、J3が複数存在する場合は複数のJ3がそれぞれ異なっていてもよく、
L1及びL2は、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子、又はフッ素原子を含んでいてもよい炭素数1〜12の2価の連結基であり、L1が複数存在する場合は複数のL1がそれぞれ異なっていてもよく、L2が複数存在する場合は複数のL2がそれぞれ異なっていてもよく、
d11は、1〜9であり、
d12は、0〜9であり、
a10及びa14は、それぞれ独立して0〜10であり、
a11及びa15は、それぞれ独立して0又は1であり、
a12及びa16は、それぞれ独立して0〜9であり、
a13は、0又は1であり、
a21、a22、及びa23は、それぞれ独立して0〜2であり、
e1、e2、及びe3は、それぞれ独立して1〜3である。
Rfb10は、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、
Rb11、Rb12、Rb13及びRb14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rb11が複数存在する場合は複数のRb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rb12が複数存在する場合は複数のRb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rb13が複数存在する場合は複数のRb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rb14が複数存在する場合は複数のRb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfb11、Rfb12、Rfb13及びRfb14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfb11が複数存在する場合は複数のRfb11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb12が複数存在する場合は複数のRfb12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb13が複数存在する場合は複数のRfb13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfb14が複数存在する場合は複数のRfb14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rb15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rb15が複数存在する場合は複数のRb15がそれぞれ異なっていてもよく、
A1は、−O−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−NR−、−NRC(=O)−、又は−C(=O)NR−であり、前記Rは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数1〜4の含フッ素アルキル基であり、A1が複数存在する場合は複数のA1がそれぞれ異なっていてもよく、
A2は、加水分解性基であり、A2が複数存在する場合は複数のA2がそれぞれ異なっていてもよく、
b11、b12、b13、b14及びb15は、それぞれ独立して0〜100の整数であり、
cは、1〜3の整数であり、
Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-c、b11個の−{C(Rb11)(Rb12)}−、b12個の−{C(Rfb11)(Rfb12)}−、b13個の−{Si(Rb13)(Rb14)}−、b14個の−{Si(Rfb13)(Rfb14)}−、b15個の−A1−は、Rfb10−、−Si(A2)c(Rb15)3-cが末端となり、パーフルオロポリエーテル構造を形成せず、かつ−O−が−O−乃至−Fと連結しない限り、任意の順で並んで結合する。 - 前記中間層(c)は、下記式(c1)〜(c3)のいずれかで表される有機ケイ素化合物(C)の混合組成物(cc)の硬化層又は前記有機ケイ素化合物(C)の蒸着層である請求項1〜5のいずれかに記載の積層体。
Rx11、Rx12、Rx13、Rx14は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx11が複数存在する場合は複数のRx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rx12が複数存在する場合は複数のRx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rx13が複数存在する場合は複数のRx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rx14が複数存在する場合は複数のRx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx11、Rfx12、Rfx13、Rfx14は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx11が複数存在する場合は複数のRfx11がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx12が複数存在する場合は複数のRfx12がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx13が複数存在する場合は複数のRfx13がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx14が複数存在する場合は複数のRfx14がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx15は、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx15が複数存在する場合は複数のRx15がそれぞれ異なっていてもよく、
X11は、加水分解性基であり、X11が複数存在する場合は複数のX11がそれぞれ異なっていてもよく、
Y11は、−NH−、又は−S−であり、Y11が複数存在する場合は複数のY11がそれぞれ異なっていてもよく、
Z11は、ビニル基、α−メチルビニル基、スチリル基、メタクリロイル基、アクリロイル基、アミノ基、イソシアネート基、イソシアヌレート基、エポキシ基、ウレイド基、又はメルカプト基であり、
p1は、1〜20の整数であり、p2、p3、p4は、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、p5は、1〜10の整数であり、
p6は、1〜3の整数であり、
Z11がアミノ基でない場合はY11の少なくとも1つが−NH−であり、Y11が全て−S−である場合はZ11がアミノ基であり、
Z11−、−Si(X11)p6(Rx15)3-p6、p1個の−{C(Rx11)(Rx12)}−、p2個の−{C(Rfx11)(Rfx12)}−、p3個の−{Si(Rx13)(Rx14)}−、p4個の−{Si(Rfx13)(Rfx14)}−、p5個の−Y11−は、Z11−及び−Si(X11)p6(Rx15)3-p6が末端となり、−O−が−O−と連結しない限り、任意の順で並んで結合する。
Rx20及びRx21は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx20が複数存在する場合は複数のRx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rx21が複数存在する場合は複数のRx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx20及びRfx21は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx20が複数存在する場合は複数のRfx20がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx21が複数存在する場合は複数のRfx21がそれぞれ異なっていてもよく、
Rx22及びRx23はそれぞれ独立して、炭素数が1〜20のアルキル基であり、Rx22及びRx23が複数存在する場合は複数のRx22及びRx23がそれぞれ異なっていてもよく、
X20及びX21はそれぞれ独立して、加水分解性基であり、X20及びX21が複数存在する場合は複数のX20及びX21がそれぞれ異なっていてもよく、
p20は、それぞれ独立して1〜30の整数であり、p21は、それぞれ独立して0〜30の整数であり、p20又はp21を付して括弧でくくられた繰り返し単位の少なくとも1つは、アミン骨格−NR100−に置き換わっており、前記アミン骨格におけるR100は水素原子又はアルキル基であり、
p22及びp23はそれぞれ独立して、1〜3の整数であり、
p20個の−{C(Rx20)(Rx21)}−、p21個の−{C(Rfx20)(Rfx21)}−は、p20個又はp21個が連続である必要はなく、任意の順で並んで結合し、両末端が−Si(X20)p22(Rx22)3-p22及び−Si(X21)p23(Rx23)3-p23となる。
Z31、Z32は、それぞれ独立に、加水分解性基及びヒドロキシ基以外の、反応性官能基であり、
Rx31、Rx32、Rx33、Rx34は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数が1〜4のアルキル基であり、Rx31が複数存在する場合は複数のRx31がそれぞれ異なっていてもよく、Rx32が複数存在する場合は複数のRx32がそれぞれ異なっていてもよく、Rx33が複数存在する場合は複数のRx33がそれぞれ異なっていてもよく、Rx34が複数存在する場合は複数のRx34がそれぞれ異なっていてもよく、
Rfx31、Rfx32、Rfx33、Rfx34は、それぞれ独立して、1個以上の水素原子がフッ素原子に置換された炭素数1〜20のアルキル基又はフッ素原子であり、Rfx31が複数存在する場合は複数のRfx31がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx32が複数存在する場合は複数のRfx32がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx33が複数存在する場合は複数のRfx33がそれぞれ異なっていてもよく、Rfx34が複数存在する場合は複数のRfx34がそれぞれ異なっていてもよく、
Y31は、−NH−、−N(CH3)−又は−O−であり、Y31が複数存在する場合は複数のY31がそれぞれ異なっていてもよく、
X31、X32、X33、X34は、それぞれ独立に、−ORc(Rcは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又はアミノC1-3アルキルジC1-3アルコキシシリル基である)であり、X31が複数存在する場合は複数のX31がそれぞれ異なっていてもよく、X32が複数存在する場合は複数のX32がそれぞれ異なっていてもよく、X33が複数存在する場合は複数のX33がそれぞれ異なっていてもよく、X34が複数存在する場合は複数のX34がそれぞれ異なっていてもよく、
p31は、0〜20の整数であり、p32、p33、p34は、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、p35は、0〜5の整数であり、p36は、1〜10の整数であり、p37は0又は1であり、
Z31及びZ32の少なくとも一方がアミノ基であるか、又はY31の少なくとも一つが−NH−又は−N(CH3)−であるという条件を満たし、かつ末端がZ31−及びZ32−であり、−O−が−O−と連結しない限り、p31個の−{C(Rx31)(Rx32)}−、p32個の−{C(Rfx31)(Rfx32)}−、p33個の−{Si(Rx33)(Rx34)}−、p34個の−{Si(Rfx33)(Rfx34)}−、p35個の−Y31−、p36個の−{Si(X31)(X32)−O}−、p37個の−{Si(X33)(X34)}−が任意の順で並んで結合して構成される。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の積層体、偏光板、タッチセンサ、及び表示パネルを含むフレキシブル表示装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020024353 | 2020-02-17 | ||
JP2020024353 | 2020-02-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021128337A true JP2021128337A (ja) | 2021-09-02 |
Family
ID=77391016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021018185A Pending JP2021128337A (ja) | 2020-02-17 | 2021-02-08 | 積層体及びフレキシブル表示装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021128337A (ja) |
CN (1) | CN114868045B (ja) |
TW (1) | TW202136051A (ja) |
WO (1) | WO2021166736A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023157434A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 住友化学株式会社 | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル |
WO2023157433A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 住友化学株式会社 | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル |
WO2024024188A1 (ja) * | 2022-07-26 | 2024-02-01 | 住友化学株式会社 | 混合組成物 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024004600A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | 株式会社ニコン・エシロール | 積層体の製造方法、眼鏡レンズの製造方法 |
CN117401910A (zh) * | 2022-07-08 | 2024-01-16 | 大金工业株式会社 | 叠层体 |
WO2025004934A1 (ja) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | 株式会社ニコン・エシロール | 積層体、眼鏡レンズ |
WO2025004852A1 (ja) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | 株式会社ニコン・エシロール | 積層体、眼鏡レンズ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010217630A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Tokai Kogaku Kk | 光学物品 |
WO2017122616A1 (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 住友化学株式会社 | 含フッ素皮膜及び撥水撥油コーティング組成物 |
WO2018155324A1 (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 住友化学株式会社 | 積層体 |
WO2019093259A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | 住友化学株式会社 | 積層体 |
JP2019188822A (ja) * | 2019-07-24 | 2019-10-31 | Agc株式会社 | 保護フィルム付きガラス積層体 |
WO2020218342A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 株式会社ニコン・エシロール | 積層体及びその製造方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09258003A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-10-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 防汚性レンズ |
CN100472232C (zh) * | 2002-08-15 | 2009-03-25 | 富士胶片株式会社 | 防反射薄膜、偏振片和图象显示装置 |
JP4318577B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2009-08-26 | 株式会社巴川製紙所 | 低反射部材 |
JP4855781B2 (ja) * | 2005-02-01 | 2012-01-18 | 日東電工株式会社 | 反射防止ハードコートフィルム、光学素子および画像表示装置 |
JP2009031505A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Nof Corp | ディスプレイ用減反射性近赤外線遮蔽材及びそれを用いた電子画像表示装置 |
JP5663618B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-02-04 | 富士フイルム株式会社 | 重合性組成物、それを用いた、反射防止フィルム、偏光板、及び画像表示装置 |
US9359261B2 (en) * | 2013-05-07 | 2016-06-07 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
JP6414069B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2018-10-31 | 日油株式会社 | 耐指紋性反射防止フィルム |
KR102799874B1 (ko) * | 2015-12-28 | 2025-04-23 | 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 | 광학 적층체 |
JP2017170827A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 大日本印刷株式会社 | 積層体、タッチパネル、タッチパネル表示装置、及び積層体の製造方法 |
JP2018172646A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 住友化学株式会社 | 組成物 |
-
2021
- 2021-02-08 JP JP2021018185A patent/JP2021128337A/ja active Pending
- 2021-02-09 WO PCT/JP2021/004722 patent/WO2021166736A1/ja active Application Filing
- 2021-02-09 TW TW110105034A patent/TW202136051A/zh unknown
- 2021-02-09 CN CN202180007445.0A patent/CN114868045B/zh active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010217630A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Tokai Kogaku Kk | 光学物品 |
WO2017122616A1 (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 住友化学株式会社 | 含フッ素皮膜及び撥水撥油コーティング組成物 |
WO2018155324A1 (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 住友化学株式会社 | 積層体 |
WO2019093259A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | 住友化学株式会社 | 積層体 |
WO2020218342A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 株式会社ニコン・エシロール | 積層体及びその製造方法 |
JP2019188822A (ja) * | 2019-07-24 | 2019-10-31 | Agc株式会社 | 保護フィルム付きガラス積層体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023157434A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 住友化学株式会社 | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル |
WO2023157433A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 住友化学株式会社 | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル |
WO2024024188A1 (ja) * | 2022-07-26 | 2024-02-01 | 住友化学株式会社 | 混合組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20220140827A (ko) | 2022-10-18 |
WO2021166736A1 (ja) | 2021-08-26 |
CN114868045B (zh) | 2024-09-20 |
TW202136051A (zh) | 2021-10-01 |
CN114868045A (zh) | 2022-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2021128337A (ja) | 積層体及びフレキシブル表示装置 | |
TW202239890A (zh) | 混合組合物及積層體 | |
CN116669946B (zh) | 固化被膜及层叠体 | |
WO2022168628A1 (ja) | 混合組成物及び積層体 | |
KR102835550B1 (ko) | 적층체 및 플렉시블 표시 장치 | |
JP2022120766A (ja) | 積層体 | |
WO2023171415A1 (ja) | 混合組成物及び積層体 | |
WO2022168627A1 (ja) | 積層体及びその製造方法 | |
WO2022168636A1 (ja) | 混合組成物及びその混合組成物から形成される膜 | |
WO2022168631A1 (ja) | 混合組成物 | |
CN118829695A (zh) | 混合组合物和层叠体 | |
WO2022168633A1 (ja) | 積層体 | |
JP2023121714A (ja) | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル | |
TW202239611A (zh) | 積層體 | |
WO2023157434A1 (ja) | 積層体、ウインドウフィルム及びタッチパネル | |
WO2024024188A1 (ja) | 混合組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240910 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20241210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250603 |