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JP2021101901A - 縦型洗濯機 - Google Patents

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Mutsumi Kawabata
睦美 川端
登 田島
Noboru Tajima
登 田島
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Aqua KK
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Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd
Aqua KK
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Abstract

【課題】脱水運転後の洗濯物の仕上がりの向上を図れる縦型洗濯機を提供する。
【解決手段】縦型洗濯機1は、モータ6と、モータ6の駆動力を受けて回転する回転槽4と、回転槽4内において回転槽4の底壁4B上に配置され、モータ6の駆動力を受けて回転する回転翼5と、モータ6を制御することによって回転槽4および回転翼5を回転させる制御部21とを含む。制御部21は、回転槽4を所定の脱水回転数で回転させることによって回転槽4内の洗濯物Qを脱水する脱水運転と、脱水運転後に回転槽4内の洗濯物Qを仕上げる仕上げ運転とを実行する。制御部21は、仕上げ運転中において、回転翼5の正転および逆転を繰り返すことによって回転槽4の内周面4Cから洗濯物Qを剥がす剥がし処理と、剥がし処理後に回転槽4を脱水回転数よりも低いほぐし回転数で回転させることによって回転槽4内における洗濯物Qの絡みをほぐすほぐし処理とを実行する。
【選択図】図1

Description

この発明は、縦型洗濯機に関する。
下記特許文献1に開示された縦型洗濯機は、洗濯脱水槽と、洗濯脱水槽の底部に設けられたパルセータと、洗濯脱水槽およびパルセータのそれぞれを回転させるモータとを含む。縦型洗濯機において脱水運転が終了すると、洗濯された衣類が、互いに絡み合い、洗濯脱水槽の内壁面や底部に押し固められた状態になる。そこで、縦型洗濯機では、衣類を洗濯脱水槽から剥がすはがし行程と、絡み合った衣類をほぐすほぐし行程とが実行される。はがし行程およびほぐし行程のそれぞれでは、これらの行程毎に異なる運転条件でモータのONおよびOFFが繰り返されることによってパルセータが回転する。
特開2018−79061号公報
特許文献1の縦型洗濯機のように、パルセータの回転だけで洗濯物を洗濯脱水槽から剥がしたり、絡み合った衣類をほぐしたりしようとしても、特に洗濯物の絡みを十分にほぐすことが困難である。また、縦型洗濯機では、洗濯脱水槽に水を溜める洗濯運転やすすぎ運転において、排水前のタイミングにパルセータを回転させて水流を発生させ、この水流によって洗濯物をほぐす方法が知られるが、この方法でも、洗濯物の絡みを十分にほぐすことは困難である。洗濯物の絡みがほぐれないと、深い皺が洗濯物に残るので、洗濯物の仕上がりが損なわれてしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、脱水運転後の洗濯物の仕上がりの向上を図れる縦型洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、駆動力を発生する駆動手段と、洗濯物の出入口が形成された上端部と、底壁が設けられた下端部とを有し、前記駆動手段の駆動力を受けて回転する回転槽と、前記回転槽内において前記底壁上に配置され、前記駆動手段の駆動力を受けて回転する回転翼と、前記駆動手段を制御することによって前記回転槽および前記回転翼を回転させる制御手段であって、前記回転槽を所定の脱水回転数で回転させることによって前記回転槽内の洗濯物を脱水する脱水運転と、前記脱水運転後に前記回転槽内の洗濯物を仕上げる仕上げ運転とを実行する制御手段とを含み、前記制御手段は、前記仕上げ運転中において、前記回転翼の正転および逆転を繰り返すことによって前記回転槽の内周部から洗濯物を剥がす剥がし処理と、前記剥がし処理後に前記回転槽を前記脱水回転数よりも低いほぐし回転数で回転させることによって前記回転槽内における洗濯物の絡みをほぐすほぐし処理とを実行する、縦型洗濯機である。
また、本発明は、前記ほぐし回転数が、150rpm以上350rpm以下であることを特徴とする。
また、本発明は、前記制御手段が、前記仕上げ運転中において、前記ほぐし処理後に前記回転翼の正転および逆転を繰り返すことによって前記回転槽内の洗濯物を前記回転槽の回転中心側へ寄せる最終処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、縦型洗濯機では、脱水運転において脱水回転数での回転槽の回転により生じた強い遠心力によって回転槽内の洗濯物が脱水されるので、脱水運転の終了時点では、回転槽内の複数の洗濯物が絡み合って回転槽の内周部に貼り付いた状態にあることが想定される。そこで、縦型洗濯機では、脱水運転後に、回転槽内の洗濯物を仕上げる仕上げ運転が実行される。仕上げ運転中では、まず、剥がし処理が実行され、剥がし処理では、正転および逆転を繰り返す回転翼によって回転槽の内周部から洗濯物が剥がされる。剥がし処理後にほぐし処理が実行され、ほぐし処理では、脱水回転数よりも低いほぐし回転数で回転槽が回転することによって、脱水運転時よりも弱い遠心力が発生する。回転槽の内周部から剥がされたものの絡み合った状態にある複数の洗濯物は、この遠心力で引っ張られることによって分離するので、複数の洗濯物間での絡みを効果的にほぐすことができる。絡みがほぐされた洗濯物には深い皺が残りにくいので、脱水運転後の洗濯物の仕上がりの向上を図れる。
また、本発明によれば、ほぐし処理では、150rpm以上350rpm以下のほぐし回転数で回転槽が回転することによって、回転槽内の洗濯物を回転槽の内周部に貼り付かせることなくほぐすのに適した強さの遠心力を発生させることができる。
また、本発明によれば、仕上げ運転中では、ほぐし処理後に最終処理が実行され、最終処理では、正転および逆転を繰り返す回転翼によって回転槽内の洗濯物が回転槽の回転中心側へ寄せられる。そのため、最終処理後の回転槽内の洗濯物は、絡みがほぐれた状態で回転槽の回転中心側の取り出しやすい位置に配置されるので、使用者は、回転槽内の洗濯物を容易に取り出すことができる。
この発明の一実施形態に係る縦型洗濯機の模式的な縦断面右側面図である。 縦型洗濯機の電気的構成を示すブロック図である。 縦型洗濯機で実行される仕上げ運転を示すフローチャートである。 脱水運転の終了直後の縦型洗濯機の回転槽の平面図である。 仕上げ運転における剥がし処理の終了直後の回転槽の平面図である。 仕上げ運転におけるほぐし処理の終了直後の回転槽の平面図である。 仕上げ運転における最終処理の終了直後の回転槽の平面図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る縦型洗濯機1の模式的な縦断面右側面図である。図1の紙面に直交する方向を縦型洗濯機1の左右方向Xといい、図1における左右方向を縦型洗濯機1の前後方向Yといい、図1における上下方向を縦型洗濯機1の上下方向Zという。左右方向Xのうち、図1の紙面の奥側を縦型洗濯機1の左側X1といい、図1の紙面の手前側を縦型洗濯機1の右側X2という。前後方向Yのうち、図1における左側を前側Y1といい、図1における右側を後側Y2という。上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。
縦型洗濯機1は、筐体2と、筐体2内に配置される外槽3と、外槽3内に収容される回転槽4と、回転槽4内の下部に配置される回転翼5と、回転槽4や回転翼5を回転させる駆動力を発生する駆動手段の一例としての電動のモータ6と、モータ6の駆動力を回転槽4や回転翼5に伝達する電動の伝達機構7とを含む。
筐体2は、例えば金属製であり、ボックス状に形成される。筐体2の上面部2Aには、筐体2の内外を連通させる開口2Bが形成される。上面部2Aには、開口2Bを開閉する扉8が設けられる。上面部2Aにおいて例えば開口2Bよりも前側Y1の領域には、スイッチや液晶パネルなどで構成された表示操作部9が設けられる。使用者は、表示操作部9のスイッチなどを操作することによって、縦型洗濯機1の運転条件を自由に選択したり、縦型洗濯機1に対して運転開始や運転停止などを指示したりすることができる。表示操作部9の液晶パネルなどには、縦型洗濯機1の運転に関する情報が目視可能に表示される。
外槽3は、例えば樹脂製であり、有底円筒状に形成される。外槽3は、ばねおよび減衰機構を有する吊棒やショックアブソーバなどの支持部材10を介して筐体2に連結され、支持部材10によって弾性支持される。外槽3は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁3Aと、円周壁3Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ底壁3Bと、円周壁3Aの上側Z1側の端縁を縁取りつつ円周壁3Aの円中心側へ張り出したリング状の環状壁3Cとを有する。環状壁3Cの内側には、円周壁3Aの中空部分に上側Z1から連通する出入口3Dが形成される。出入口3Dは、筐体2の開口2Bに対して下側Z2から対向し、連通した状態にある。環状壁3Cには、出入口3Dを開閉する扉11が設けられる。底壁3Bは、略水平に延びる円板状に形成され、底壁3Bの円中心位置には、底壁3Bを貫通する貫通孔3Eが形成される。
外槽3内には、水が溜められる。外槽3には、水道水の蛇口につながった給水路12が上側Z1から接続され、水道水が給水路12から外槽3内に供給される。給水路12の途中には、給水を開始したり停止したりするために開閉される給水弁13が設けられる。外槽3には、排水路14が下側Z2から接続され、外槽3内の水は、排水路14から機外に排出される。排水路14の途中には、排水を開始したり停止したりするために開閉される排水弁15が設けられる。
回転槽4は、例えば金属製であり、外槽3よりも一回り小さい有底円筒状に形成され、内部に洗濯物Qを収容することができる。回転槽4は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁4Aと、円周壁4Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ底壁4Bとを有する。
円周壁4Aの内周面4Cは、回転槽4の内周部を構成する。内周面4Cの上端部は、回転槽4全体の上端部4Dをなす。回転槽4の上端部4Dには、内周面4Cの上端部によって縁取られた出入口4Eが形成される。出入口4Eは、円周壁4Aの中空部分を上側Z1に露出させる。出入口4Eは、外槽3の出入口3Dに対して下側Z2から対向し、連通した状態にある。出入口3Dおよび出入口4Eは、扉11によって一括開閉される。縦型洗濯機1の使用者は、開放された開口2B、出入口3Dおよび出入口4Eを介して、回転槽4に対して洗濯物Qを出し入れする。
回転槽4は、外槽3内に同軸上で収容される。外槽3および回転槽4は、洗濯槽16を構成する。洗濯槽16の全体は、支持部材10によって弾性支持される。外槽3内に収容された状態の回転槽4は、その中心軸をなして上下方向Zに延びる軸線Jを中心として回転可能である。また、回転槽4の円周壁4Aおよび底壁4Bの少なくともいずれかには、図示しない貫通孔が複数形成され、外槽3内の水は、当該貫通孔を介して、外槽3と回転槽4との間で行き来できる。そのため、外槽3内の水位と回転槽4内の水位とは、一致する。
回転槽4の底壁4Bは、回転槽4の下端部であり、外槽3の底壁3Bに対して上側Z1に間隔を隔てて略平行に延びる円板状に形成される。底壁4Bにおいて軸線Jと一致する円中心位置には、底壁4Bを貫通する貫通孔4Fが形成される。底壁4Bには、貫通孔4Fを取り囲みつつ軸線Jに沿って下側Z2へ延び出た管状の支持軸17が設けられる。支持軸17は、外槽3の底壁3Bの貫通孔3Eに挿通されて、支持軸17の下端部は、底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
回転翼5は、いわゆるパルセータであり、軸線Jを円中心とする円盤状に形成され、回転槽4内における底壁4B上に回転槽4と同軸上に配置される。回転翼5において回転槽4の出入口4Eを臨む上面部には、軸線Jを中心として放射状に配置される複数の羽根5Aが設けられる。それぞれの羽根5Aは、軸線Jを基準とする径方向Rに延びながら上側Z1へ隆起した隆起部である。回転翼5には、その円中心から軸線Jに沿って下側Z2へ延びる回転軸18が設けられる。回転軸18は、支持軸17の中空部分に挿通されて、回転軸18の下端部は、外槽3の底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
モータ6は、例えばインバータモータによって構成される。モータ6は、筐体2内において、外槽3の下側Z2に配置される。モータ6は、軸線Jを中心として回転する出力軸19を有する。伝達機構7は、支持軸17および回転軸18のそれぞれの下端部と、出力軸19の上端部との間に介在される。
伝達機構7は、モータ6が出力軸19から出力する駆動力を、支持軸17および回転軸18の一方または両方に対して選択的に伝達する。伝達機構7として、公知のものが用いられる。この実施形態ではモータ6および伝達機構7が外槽3に固定されるが、モータ6が筐体2に固定されて、モータ6の駆動力がベルトなどの伝達部材を介して伝達機構7から支持軸17や回転軸18に伝達されてもよい。モータ6の駆動力が支持軸17に伝達されると、回転槽4が、モータ6の駆動力を受けて支持軸17まわりに回転する。モータ6の駆動力が回転軸18に伝達されると、回転翼5が、モータ6の駆動力を受けて回転軸18まわりに回転する。この実施形態では、モータ6の回転方向つまり出力軸19の回転方向と、回転槽4および回転翼5のそれぞれの回転方向とは一致する。
図2は、縦型洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。縦型洗濯機1は、制御手段の一例としての制御部21を含む。制御部21は、例えば、CPU22と、ROMやRAMなどのメモリ23と、計時用のタイマ24とを含むマイコンとして構成され、筐体2内に内蔵される(図1も参照)。
縦型洗濯機1は、水位センサ25と、回転数センサ26とをさらに含む。モータ6、伝達機構7、給水弁13、排水弁15、表示操作部9、水位センサ25および回転数センサ26のそれぞれは、制御部21に対して電気的に接続される。
制御部21は、モータ6の回転を制御してモータ6に駆動力を発生させたり、モータ6の回転を停止したりする。制御部21は、伝達機構7を制御することによって、モータ6の駆動力の伝達先を支持軸17および回転軸18の一方または両方へと切り替える。モータ6の駆動力が支持軸17に伝達されると、回転槽4が回転する。モータ6の駆動力が回転軸18に伝達されると、回転翼5が回転する。このように、制御部21は、モータ6および伝達機構7を制御することによって、回転槽4および回転翼5を回転させる。さらに、制御部21は、モータ6の回転方向を制御することにより、モータ6を正転させたり逆転させたりすることができる。正転するモータ6の駆動力を受けた回転槽4および回転翼5は、例えば平面視で時計回りの方向に正転する。逆転するモータ6の駆動力を受けた回転槽4および回転翼5は、例えば平面視で反時計回りの方向に逆転する。
制御部21は、給水弁13および排水弁15の開閉を制御する。制御部21が排水弁15を閉じた状態で給水弁13を開くと、洗濯槽16に給水されて水が溜まる。制御部21が排水弁15を開くと、洗濯槽16が排水される。使用者が表示操作部9を操作して洗濯物Qの脱水条件などについて選択すると、制御部21は、その選択を受け付ける。制御部21は、表示操作部9の表示を制御する。
水位センサ25は、洗濯槽16の水位、つまり外槽3および回転槽4の水位を検知するセンサであり、水位センサ25の検出結果は、リアルタイムで制御部21に入力される。回転数センサ26は、モータ6の回転数、厳密には、モータ6における出力軸19の回転数を検出する装置であり、例えば、ホールICで構成される。回転数センサ26が読み取った回転数は、リアルタイムで制御部21に入力される。制御部21は、入力された回転数に基いて、例えば、モータ6に印加する電圧のデューティ比を制御することによって、モータ6を所望の回転数で回転させる。この実施形態では、回転槽4の回転数は、モータ6の回転数と同じであり、回転翼5の回転数は、伝達機構7での減速比などの所定の定数をモータ6の回転数に乗じて得られる値である。いずれにせよ、回転数センサ26は、モータ6の回転数を検出することによって、回転槽4および回転翼5のそれぞれの回転数も検出する。
次に、縦型洗濯機1において制御部21が実行する洗い運転、すすぎ運転および脱水運転について、説明する。縦型洗濯機1には、洗い運転、すすぎ運転および脱水運転をこの順番で実行する一般的な縦型洗濯機に限らず、洗濯物Qを乾燥させる乾燥運転も実行する縦型洗濯乾燥機も含まれるが、以下では、乾燥運転についての説明は省略する。
洗い運転では、制御部21は、洗濯槽16に所定時間給水し、モータ6によって回転翼5だけを回転させる。これにより、回転槽4内の洗濯物Qは、回転する回転翼5の羽根5Aによって撹拌されたり、洗い運転開始前に回転槽4内に投入された洗剤によって汚れが分解されたりすることによって洗浄される。洗い運転後のすすぎ運転では、制御部21は、洗濯槽16に所定時間給水し、モータ6によって回転翼5だけを回転させる。これにより、回転槽4内の洗濯物Qは、回転する回転翼5が回転槽4内に発生させる水道水の水流によってすすがれる。すすぎ運転は、複数回実行されてもよい。
脱水運転では、制御部21は、回転槽4および回転翼5を高速回転させる。具体的には、制御部21は、段階的にモータ6をONにしてモータ6の回転数を上昇させて、最終的には、モータ6の回転数を例えば800rpm以上1000rpm以下という所定の脱水回転数まで上昇させてから、脱水回転数で回転するようにモータ6を制御する。これにより、回転槽4および回転翼5も脱水回転数で回転する。この回転で生じた強い遠心力により、回転槽4内の洗濯物Qは、径方向Rの外側へ移動して回転槽4の内周面4Cに押し付けられることによって脱水される。脱水運転中の排水弁15は開いた状態にあり、脱水によって洗濯物Qから染み出た水分は、排水路14を通って排出される。脱水回転数での回転槽4の定常回転が所定時間継続すると、制御部21は、モータ6をOFFにしてモータ6の回転を停止する。これにより、脱水運転が終了する。脱水運転には、洗い運転とすすぎ運転との間に実行される中間脱水運転や、最後のすすぎ運転の後に実行される最終脱水運転があってもよい。
脱水運転、詳しくは最終脱水運転の終了時点では、回転槽4内の複数の洗濯物Qが絡み合って回転槽4の内周面4Cに貼り付いた状態にあることが想定される(後述する図4を参照)。この状態の洗濯物Qは、回転槽4内から取り出しにくいし、絡み合った洗濯物Q同士をほどくのが大変である。絡み合った洗濯物Qを放置したままにすると、深い皺が洗濯物Qに残ることによって洗濯物Qの仕上がりが損なわれるので、絡み合った洗濯物Qは早めにほどく必要がある。そこで、制御部21は、脱水運転後に、回転槽4内の洗濯物Qを仕上げる仕上げ運転を実行する。図3は、縦型洗濯機1で実行される仕上げ運転を示すフローチャートである。仕上げ運転は、剥がし処理と、剥がし処理後のほぐし処理と、ほぐし処理後の最終処理とを含み、制御部21は、仕上げ運転中において、これらの処理を順に実行する。
剥がし処理では、制御部21は、モータ6および伝達機構7を制御してモータ6の駆動力の伝達先を回転翼5だけにし、モータ6のONおよびOFFを繰り返すことによって回転翼5を反転させる(ステップS1)。回転翼5の反転とは、回転翼5が正転および逆転を繰り返すことである。回転翼5の回転時におけるモータ6の回転数は、例えば500rpm〜700rpmである。反転する回転翼5は、絡み合った状態で回転槽4の内周面4Cに貼り付いた洗濯物Qを軸線Jまわりの周方向Pに沿って掻き落とすことによって、内周面4Cから洗濯物Qを剥がす。制御部21は、回転翼5の反転を所定時間繰り返すと、モータ6を停止することによって回転翼5の反転を停止する(ステップS2)。これにより、剥がし処理が終了する。剥がし処理の終了時には、回転槽4内で内周面4Cから剥がされた洗濯物Qが、回転槽4の回転中心側つまり軸線J側に集まった状態にある(図5参照)。
剥がし処理後のほぐし処理では、制御部21は、モータ6および伝達機構7を制御してモータ6の駆動力の伝達先を回転槽4および回転翼5にし、脱水回転数よりも低いほぐし回転数で回転槽4を低速回転させる(ステップS3)。これによって、回転槽4内には、脱水運転時よりも弱い遠心力が発生する。剥がし処理によって回転槽4の内周面4Cから剥がされたものの絡み合った状態にある複数の洗濯物Q(図5参照)は、この遠心力で引っ張られて広がることによって分離するので、回転槽4内における複数の洗濯物Q間での絡みを効果的にほぐすことができる。なお、ほぐし処理中において、回転翼5は、回転槽4と一体回転する。
ほぐし回転数での回転槽4の低速回転の開始(ステップS3)から所定時間が経過したことをタイマ24が計測すると、制御部21は、モータ6を停止することによって回転槽4の回転を停止する(ステップS4)。これにより、ほぐし処理が終了する。ほぐし処理の終了時には、ほぐされた洗濯物Qが、ほぐし処理中に発生した遠心力によって径方向Rの外側つまり回転槽4の内周面4C側へ少し移動した状態にある(図6参照)。
ほぐし処理後の最終処理では、制御部21は、モータ6および伝達機構7を制御してモータ6の駆動力の伝達先を回転翼5だけにし、回転翼5を反転させる(ステップS5)。回転翼5の回転時におけるモータ6の回転数は、剥がし処理での回転翼5の回転時におけるモータ6の回転数と同じであってもよいし、剥がし処理の場合よりも小さくてもよい。反転する回転翼5は、ほぐし処理によって径方向Rの外側へ移動した洗濯物Qを回転槽4の回転中心側へ寄せる。制御部21は、回転翼5の反転を所定時間繰り返すと、モータ6を停止することによって回転翼5の反転を停止する(ステップS6)。これにより、最終処理が終了する。
仕上げ運転には、例えば3分の運転時間が設定されるので、仕上げ運転の開始つまりステップS1での回転翼5の反転の開始から運転時間が経過するまでの間は(ステップS7でNO)、制御部21は、剥がし処理、ほぐし処理および最終処理をこの順番で繰り返す。最終処理の終了時に運転時間が経過したことをタイマ24が計測すれば(ステップS7でYES)、制御部21は、仕上げ運転を終了する。仕上げ運転の終了後つまり最後の最終処理後の回転槽4内の洗濯物Qは、絡みがほぐれた状態で回転槽4の回転中心側の取り出しやすい位置に配置されるので(図7参照)、使用者は、回転槽4内の洗濯物Qを容易に取り出すことができる。
また、仕上げ運転では、洗濯物Qが、剥がし処理によって回転槽4の内周面4Cから剥がされた後に、ほぐし処理によって他の洗濯物Qと絡まないようにほぐされるので、回転槽4内から取り出した洗濯物Qには、深い皺が残りにくい。そのため、脱水運転後の洗濯物の仕上がりの向上を図れる。
ほぐし処理におけるほぐし回転数は、具体的には、150rpm以上350rpm以下である。このように定められたほぐし回転数で回転槽4が回転することによって、回転槽4内の洗濯物Qを回転槽4の内周面4Cに貼り付かせることなくほぐすのに適した強さの遠心力を発生させることができる。
ちなみに、ほぐし回転数が150rpm未満であると、遠心力が弱すぎるので、洗濯物Q同士を引き離すことが困難である。一方、ほぐし回転数が350rpmを上回ると、遠心力が強いので、脱水運転のように洗濯物Qが回転槽4の内周面4Cに再び貼り付いてしまう(図4参照)。そうなると、内周面4Cから洗濯物Qを剥がすために、次の最終処理の処理時間や、再度の剥がし処理の処理時間を延長する必要が生じる。最終処理や剥がし処理の処理時間が長くなると、洗濯物Qと回転翼5との接触時間が長くなることによって洗濯物Qが傷むおそれがある。しかし、ほぐし回転数が150rpm以上350rpm以下に設定されることによって、回転槽4の内周面4Cへの洗濯物Qの貼り付きを抑制して、最終処理や剥がし処理の処理時間を短縮できるので、洗濯物Qの傷みを軽減できる。また、剥がし処理や最終処理において、回転翼5を正転方向または逆転方向のどちらか一方向だけに回転させると、洗濯物Qが捩じれるおそれがあるが、この実施形態のように回転翼5を反転させることによって、洗濯物Qの捩じれを抑制できる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、回転槽4の回転中心である軸線Jは、この実施形態では垂直に延びるが、垂直方向に対して傾斜して配置されてもよい。また、仕上げ運転では、最終処理が省略されてもよい。
1 縦型洗濯機
4 回転槽
4B 底壁
4C 内周面
4D 上端部
4E 出入口
5 回転翼
6 モータ
21 制御部
Q 洗濯物

Claims (3)

  1. 駆動力を発生する駆動手段と、
    洗濯物の出入口が形成された上端部と、底壁が設けられた下端部とを有し、前記駆動手段の駆動力を受けて回転する回転槽と、
    前記回転槽内において前記底壁上に配置され、前記駆動手段の駆動力を受けて回転する回転翼と、
    前記駆動手段を制御することによって前記回転槽および前記回転翼を回転させる制御手段であって、前記回転槽を所定の脱水回転数で回転させることによって前記回転槽内の洗濯物を脱水する脱水運転と、前記脱水運転後に前記回転槽内の洗濯物を仕上げる仕上げ運転とを実行する制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記仕上げ運転中において、前記回転翼の正転および逆転を繰り返すことによって前記回転槽の内周部から洗濯物を剥がす剥がし処理と、前記剥がし処理後に前記回転槽を前記脱水回転数よりも低いほぐし回転数で回転させることによって前記回転槽内における洗濯物の絡みをほぐすほぐし処理とを実行する、縦型洗濯機。
  2. 前記ほぐし回転数は、150rpm以上350rpm以下である、請求項1に記載の縦型洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記仕上げ運転中において、前記ほぐし処理後に前記回転翼の正転および逆転を繰り返すことによって前記回転槽内の洗濯物を前記回転槽の回転中心側へ寄せる最終処理を実行する、請求項1または2に記載の縦型洗濯機。
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