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JP2021066467A - 包装袋および包装体 - Google Patents

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JP2021066467A
JP2021066467A JP2019192941A JP2019192941A JP2021066467A JP 2021066467 A JP2021066467 A JP 2021066467A JP 2019192941 A JP2019192941 A JP 2019192941A JP 2019192941 A JP2019192941 A JP 2019192941A JP 2021066467 A JP2021066467 A JP 2021066467A
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政弘 松下
Masahiro Matsushita
政弘 松下
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Chokoku Plast Corp
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Chokoku Plast Corp
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Abstract

【課題】冷凍保存しても樹脂製フィルムに裂けを生じさせずに容易に開封することが可能な包装体及び前記包装体を製造するための包装袋の提供。【解決手段】2枚のもしくは1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルムがシールされてなる包装袋であって、樹脂製フィルムの向かい合う面にはイージーオープン性が付与されており、包装袋は、向かい合う第1の辺と第3の辺、向かい合う第2の辺と第4の辺、第1の辺側に設けられた第1シール部及び第2の辺側に設けられた第2シール部を有し、第2シール部は第3の辺側から順に、第2の辺と略平行な平行シール部と、第2の辺に対して包装袋の内側方向に傾斜した傾斜シール部を有し、傾斜シール部の第1の辺側の端部は第1シール部の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で第1シール部と接続しており、第3の辺又は第4の辺はどちらかが開口部となるように他方の辺がシール部又は折り畳み部を有する包装袋。【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋および包装体に関する。
従来、スライスハムやレトルトハンバーグなどの食品は、プラスチックフィルム製の三方袋に収容され、当該三方袋の開口端を閉じることで密閉された包装体として流通している。このような包装体は開封が容易にできるように種々の工夫がなされている(例えば、特許文献1等)。
上記のような包装体の多くは、例えば、図8に示す包装体80のように、四角形状の2枚の樹脂製フィルム81が貼り合わされてなるものである。2枚の樹脂製フィルム81は、端縁部がシールされることによって貼り合わされており、端縁部にはシール部82が形成されている。なお、図8では内容物は省略されている。
上記のような包装体には、一般に、開封しやすいように角部の一部に非シール部が形成されている。図8に示す包装体80の場合には、左上の角部に非シール部が設けられており、非シール部の2枚の樹脂製フィルム81を摘まんでそれぞれ図中の矢印で示す方向に引っ張ることで開封することができる。なお、非シール部は対向する角部(図8の場合には右上の角部)にも設けられている場合がある。
特開2015−067305号公報
図8に示す包装体80を開封する場合には、上述のように非シール部の2枚の樹脂製フィルム81を引き剥がすようにしてシール部82に力を加える必要がある。幅の広いシール部82全体を引き剥がすために強い力が加えられると、カミナリ皺が発生し、さらにはシール部82に沿って樹脂製フィルム81が剥がれず、意図せぬ方向に樹脂製フィルム81が裂けてしまう場合があった。特に、包装体が冷凍保存されていた場合には、樹脂製フィルム81が硬くなっており、樹脂製フィルム81の裂けが生じる頻度が高かった。
そこで本発明は、樹脂製フィルムからなる包装体が冷凍保存されていたとしても、前記樹脂製フィルムに裂けを生じさせずに容易に開封することが可能な包装体、および前記包装体を製造するための包装袋を提供することを目的とする。
本発明の包装袋は、以下に記載する通りのものである。
2枚の向かい合う樹脂製フィルムもしくは1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルムがシールされてなる包装袋であって、
前記樹脂製フィルムの向かい合う面にはイージーオープン性が付与されており、
前記包装袋は、向かい合う第1の辺および第3の辺と、向かい合う第2の辺および第4の辺と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部と、を有し、
前記第2シール部は、前記第3の辺側から順に、前記第2の辺と略平行な平行シール部と、前記第2の辺に対して前記包装袋の内側方向に傾斜した傾斜シール部と、を有し、
前記傾斜シール部の前記第1の辺側の端部は、前記第1シール部の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で前記第1シール部と接続しており、
前記第3の辺または前記第4の辺は、いずれか一方の辺が開口部となるように、他方の辺がシール部もしくは折り畳み部を有する、
包装袋。
本発明により、樹脂製フィルムからなる包装体が冷凍保存されていたとしても、前記樹脂製フィルムに裂けを生じさせずに容易に開封することが可能な包装体、および前記包装体を製造するための包装袋を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 本発明の第3の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 本発明の第4の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 本発明の第5の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 本発明の第6の実施形態に係る包装袋の一例の概略を表す図である。 図5に示す包装袋を用いた包装体を開封する方法を説明するための概略図である。 従来の包装体の概略を表す図である。
本発明に係る包装袋は、2枚の向かい合う樹脂製フィルムもしくは1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルムがシールされてなる包装袋である。
樹脂製フィルムの向かい合う面にはイージーオープン性が付与されている。なお、イージーオープン性とは、内容物を収容して密封された包装体の開封部を容易に開けることが出来る特性(易開封性)をいう。例えば、フィルムの剥離強度の調節や、ハーフカットやミシン目によるフィルム・紙の切れ易さの向上、プルトップ方式による金属缶の開封性の向上などが挙げられ、これらの総称をイージーオープン性という。本発明においては、シールされて向かい合う樹脂製フィルムが、最内層に位置する特定の層(イージーオープン層)で容易に剥離されるという、剥離強度調節の特性をイージーオープン性という。
包装袋の主面は略四角形状であり、主面の第1の辺と第3の辺が向かい合い、第2の辺と第4の辺が向かい合っている。そして、第1の辺の近傍に第1シール部が、第2の辺の近傍に第2シール部が形成されている。また、第3の辺または第4の辺には、いずれか一方の辺が包装袋の開口部となるように、他方の辺にシール部もしくは折り畳み部が形成されている。
第2シール部は、第3の辺側から順に、平行シール部と傾斜シール部とを有する。平行シール部は第2の辺と略平行な部分であり、傾斜シール部は第2の辺に対して包装袋の内側に傾斜した部分である。傾斜シール部の第1の辺側の端部は、第1シール部の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で第1シール部と接続している。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る包装袋、およびこれを用いた包装体を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図1に示す包装袋10は、向かい合う2枚の樹脂製フィルム11がシールされてなるものであり、向かい合う第1の辺13および第3の辺15と、向かい合う第2の辺14および第4の辺16と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部13’と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部14’と、前記第4の辺側に設けられた第4シール部16’と、を有している。包装袋10は、第3の辺15に開口部12が形成されるように、第4シール部16’、第1シール部13’、および第2シール部14’がつながって形成された、いわゆる三方袋である。ただし、第2シール部14’の構成が従来の単純な三方袋とは異なっている。
なお、各シール部(13’、14’、16’)は、図1に示すように各辺(13、14、16)を閉じるように形成されている必要は特に無く、各辺よりも包装袋の中央よりに形成されていて各辺(包装袋の端部)自体はシールされていなくても構わない。
第2シール部14’は、前記第3の辺側から順に、平行シール部14’aと、傾斜シール部14’bと、を有する。平行シール部14’aは、前記第2の辺14と略平行に形成されている。傾斜シール部14’bは、前記第2の辺14に対して包装袋10の内側方向に傾斜して形成されている。また、傾斜シール部14’bの第1の辺側の端部は、前記第1シール部13’の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で前記第1シール部13’と接続している。傾斜シール部14’bは直線状であってもよいが、第1の辺側が凸となるようにわずかに湾曲して形成されていることが好ましい。
第2シール部14’が上記の構成を有することにより、包装袋10の、第1シール部13’、傾斜シール部14’b、および第2の辺14で囲まれた範囲には、略三角形の非シール部が形成されている。
この略三角形の非シール部は、平行シール部14’aの第1の辺側の端部から第1シール部13’までの長さTが、第1シール部13’と傾斜シール部14’bの接点から第2の辺14までの長さTよりも長いことが好ましい。なお、第1シール部13’の第2の辺側の端部が第2の辺14に届いていない場合(すなわち、後述する非シール部17を有する場合)には、平行シール部14’aの第1の辺側の端部から第1シール部13’までの長さTは、第1シール部13’が第2の辺14に届いていると仮定して決定するものとする。
前記長さTが前記長さTよりも長いことにより、包装袋10に内容物を収容して開口部12をシールした包装体を開封する際に、より綺麗に開封できるようになる。
第2シール部14’の傾斜シール部14’bは、第2の辺14に対して、30°〜60°程度傾斜していることが好ましく、30°〜50°程度傾斜していることがより好ましく、30°〜40°程度傾斜していることがさらに好ましい。傾斜角が小さ過ぎると、2枚の樹脂製フィルム11の間に指を入れにくくなる傾向にある。また、傾斜角が大きすぎると、包装体を開封するのに必要な力が大きくなる傾向にある。
なお、傾斜角とは、傾斜シール部14’bと、第2の辺14との間の角度をいうものとする。
第2シール部の平行シール部14’aの長さは、包装袋の第2の辺14の長さの1/2〜4/5であることが好ましく、3/5〜3/4であることがより好ましく、2/3〜3/4であることが更に好ましい。平行シール部14’aの長さが短いと傾斜シール部14’bの傾斜角が小さくなる傾向にあり、また、平行シール部14’aの長さが長いと傾斜シール部14’bの傾斜角が大きくなる傾向にある。
(第2の実施形態)
図2に、本発明の第2の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図2に示す包装袋20は、1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルム11がシールされてなるという点で前述の第1の実施形態に係る包装袋10と異なっており、包装袋10の第4シール部16’の替わりに第4折り畳み部16”を有している。
具体的には、包装袋20は、向かい合う第1の辺13および第3の辺15と、向かい合う第2の辺14および第4の辺16と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部13’と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部14’と、を有している。さらに、第4の辺16には第4折り畳み部16”を有しており、第4折り畳み部16”、第1シール部13’、および第2シール部14’がつながっていることにより、第3の辺15に開口部12が形成されている。
包装袋20において、第2シール部14’の構成は包装袋10のものと同様で、前記第3の辺側から順に、平行シール部14’aと、傾斜シール部14’bとを有している。これにより包装袋20の、第1シール部13’、傾斜シール部14’b、および第2の辺14で囲まれた範囲には、略三角形の非シール部が形成されている。
(第3の実施形態)
図3に、本発明の第3の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図3に示す包装袋30は、包装袋10と同様に、2枚の向かい合う樹脂製フィルム11がシールされてなるものである。但し、第4シール部16’の替わりに第3シール部15’を有するという点で前述の第1の実施形態に係る包装袋10とは異なっている。
具体的には、包装袋30は、向かい合う第1の辺13および第3の辺15と、向かい合う第2の辺14および第4の辺16と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部13’と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部14’と、第3の辺側に設けられた第3シール部15’と、を有している。そして、第1シール部13’、第2シール部14’、および第3シール部15’がつながっていることにより、第4の辺16に開口部12が形成されている。
包装袋30において、第2シール部14’の構成は包装袋10のものと同様で、前記第3の辺側から順に、平行シール部14’aと、傾斜シール部14’bとを有している。これにより包装袋30の、第1シール部13’、傾斜シール部14’b、および第2の辺14で囲まれた範囲には、略三角形の非シール部が形成されている。
(第4の実施形態)
図4に、本発明の第4の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図4に示す包装袋40は、1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルム11がシールされてなるという点で前述の第3の実施形態に係る包装袋30と異なっており、包装袋30の第3シール部15’の替わりに第3折り畳み部15”を有している。
具体的には、包装袋40は、向かい合う第1の辺13および第3の辺15と、向かい合う第2の辺14および第4の辺16と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部13’と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部14’と、を有している。さらに、第3の辺15には第3折り畳み部15”を有しており、第1シール部13’、第2シール部14’、および第3折り畳み部15”がつながっていることにより、第4の辺16に開口部12が形成されている。
包装袋40において、第2シール部14’の構成は包装袋10のものと同様で、前記第3の辺側から順に、平行シール部14’aと、傾斜シール部14’bとを有している。これにより包装袋40の、第1シール部13’、傾斜シール部14’b、および第2の辺14で囲まれた範囲には、略三角形の非シール部が形成されている。
(第5の実施形態)
図5に、本発明の第5の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図5に示す包装袋50は、基本的な構成は前述の第1の実施形態に係る包装袋10と同じであるが、第1シール部13’の第2の辺側の端部が第2の辺14に届いておらず、第1シール部13’と第2の辺14との間に非シール部17が形成されているという点が異なっている。
後述するように、第1の辺13に非シール部17が形成されていることで、包装袋50に内容物を収容して開口部12をシールした包装体とした際に、より開封し易くなる。
(第6の実施形態)
図6に、本発明の第6の実施形態に係る包装袋の一例の概略図を示す。
図6に示す包装袋60は、基本的な構成は前述の第5の実施形態に係る包装袋50と同じであるが、第2シール部14’の幅が第1シール部13’や第4シール部16’よりも細いという点、および第2シール部14’の平行シール部14’aが、第2の辺14よりも包装袋60の内側に形成されており、第2の辺14がシールされていないという点が異なっている。
上記の2つの相違点として挙げた構成はどちらも、包装袋60に内容物を収容して開口部12をシールした包装体とした際に、開封をより容易に行うことができるようにする効果がある。
(包装体)
図7に、本発明に係る包装体の一例として、図5に示す包装袋50に内容物を収容して第3の辺の開口部12をシールしてなる包装体70の概略を示す。なお、図7において内容物の図示は省略されている。
包装体70は開封する際には、第1の辺13の非シール部17と第2の辺の非シール部の部分から2枚の樹脂製フィルム11同士の間に指を入れ、傾斜シール部14’bと第2の辺14との間の非シール部(図7において破線の丸で示した部分)を摘む。そして、それぞれの樹脂製フィルム11を図7中の矢印で示す方向に引っ張り、2枚の樹脂製フィルム11を引き裂くようにすればよい。これにより、傾斜シール部14’bのある1点を起点として剥離が開始し、続けて、2枚の樹脂製フィルム11を剥がそうとする力を傾斜シール部14’bに沿ってスムーズに加えることができる。
図8に示すような従来の包装体80の場合には、2枚の樹脂製フィルム81を剥がそうとする力が線状のシール部82全体に加わって分散していたため、非常に大きな力を加える必要が有り、場合によっては意図せぬ場所で樹脂製フィルム81に裂けが生じてしまうことがあった。
これに対し、包装体70の場合には、前述の略三角形の非シール部に入れた指が、第1シール部13’と傾斜シール部14’bとの交点よりも第2の辺側に位置する第1シール部13’によりブロックされつつ、傾斜シール部14’bに当たった後、樹脂製フィルム11を剥がそうとする力が傾斜シール部14’bに沿って平行シール部14’aの方向に加わるため、傾斜シール部14’bのある1点に剥離が生じるとそこを起点としてスムーズに剥離が生じ、樹脂製フィルム11に裂けが生じないようにすることができる。また、包装体70は、従来の包装体80を開封する場合に比べて小さな力で開封を行うことができる。包装体70の開封に必要な力をより小さくし、また、樹脂製フィルム11の裂けをより抑制する観点からは、傾斜シール部14’bは直線状よりも、第1の辺側が凸となるようにわずかに湾曲している方が好ましい。これにより、指の力が湾曲した頂点部分にかかり易くなり、特定の位置から剥離が生じるようになる。
以上、図5に示す包装袋50に内容物を収容して包装体70とした場合の開封方法を説明したが、図1〜図4および図6に示す包装袋に内容物を収容して開口部12をシールしてなる包装体とした場合にも、包装体70の場合と同様に開封することができる。
包装体70は、第1の辺13に非シール部17(第1シール部13’と第2の辺14との間)が形成されていることにより、包装体70を開封する際に2枚の樹脂製フィルム11の間に指をより入れやすくなっている。この観点から、非シール部17の長さは、包装袋の第1の辺13の長さの1/10〜1/3程度であることが好ましく、1/10〜1/4程度であることがより好ましく、1/10〜1/5程度であることがさらに好ましい。
包装袋に収容する内容物は特に限定されるものではなく、惣菜など種々の冷蔵食品や冷凍食品などを選択することができる。
また、樹脂製フィルム11の素材は特に限定されるものではなく、惣菜や米飯、スープなど、従来の包装袋に利用可能なプラスチックフィルム等の樹脂製フィルムを用いることができる。樹脂製フィルムが積層フィルムの場合には、少なくとも最内層(包装袋の内面となる層)にイージーオープン性が付与されていればよい。もちろん、樹脂製フィルムはイージーオープン性が付与された単層フィルムであっても構わない。
樹脂製フィルム11をシールする方法も特に限定されず、ヒートシールなど、従来の種々の方法を採用することができる。
本発明の包装袋および包装体の実施の態様を示すと以下の通りである。
(1)2枚の向かい合う樹脂製フィルムもしくは1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルムがシールされてなる包装袋であって、
前記樹脂製フィルムの向かい合う面にはイージーオープン性が付与されており、
前記包装袋は、向かい合う第1の辺および第3の辺と、向かい合う第2の辺および第4の辺と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部と、を有し、
前記第2シール部は、前記第3の辺側から順に、前記第2の辺と略平行な平行シール部と、前記第2の辺に対して前記包装袋の内側方向に傾斜した傾斜シール部と、を有し、
前記傾斜シール部の前記第1の辺側の端部は、前記第1シール部の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で前記第1シール部と接続しており、
前記第3の辺または前記第4の辺は、いずれか一方の辺が開口部となるように、他方の辺がシール部もしくは折り畳み部を有する、
包装袋。
(2)前記第4の辺側に第4シール部または第4折り畳み部を有し、前記第3の辺に開口部を有する、
上記(1)に記載の包装袋。
(3)前記第3の辺側に第3シール部または第3折り畳み部を有し、前記第4の辺に開口部を有する、
上記(1)に記載の包装袋。
(4)前記第1シール部の第2の辺側の端部が前記第2の辺と接続していないことにより、前記第1の辺に非シール部が形成されている、
上記(1)〜上記(3)のいずれかに記載の包装袋。
(5)前記平行シール部の第1の辺側の端部から前記第1シール部までの長さは、前記第1シール部と前記傾斜シール部の接点から前記第2の辺までの長さよりも長い、
上記(1)〜上記(4)のいずれかに記載の包装袋。
(6)前記傾斜シール部が、前記第1の辺側が凸となるように湾曲している、
上記(1)〜上記(5)のいずれかに記載の包装袋。
(7)前記平行シール部が、前記第2の辺よりも内側に形成されている、
上記(1)〜上記(6)のいずれかに記載の包装袋。
(8)前記第1シール部の第2の辺側の端部と前記第2の辺との間に形成されている前記非シール部の長さは、前記第1の辺の長さの1/10〜1/3である、
上記(4)〜上記(7)のいずれかに記載の包装袋。
(9)前記平行シール部の長さは、前記第2の辺の長さの1/2〜4/5である、
上記(1)〜上記(8)のいずれかに記載の包装袋。
(10)上記(1)〜上記(9)のいずれかに記載の包装袋に内容物が収容された包装体。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例の記載内容に何ら制約されるものではない。
(実施例1)
図6に示すような包装袋60を用意した。
樹脂製フィルム11としては三井化学東セロ(株)製のOPP//イージーオープンフィルム構成を用い、各シール部はヒートシールにより形成した。
第1シール部13’の第2の辺側の端部と、第2の辺14との間の非シール部17の長さは、包装袋60の第1の辺13の長さの1/8とした。また、第2シール部14’の平行シール部14’aの長さは、包装袋60の第2の辺14の長さの3/4とした。
さらに、包装袋60に内容物として中華惣菜を収容し、第3の辺15の開口部12をヒートシールすることで包装体Aを得た。
(比較例1)
図8に示す様な従来の包装体80(包装体B)を作製した。樹脂製フィルム11は実施例1と同様に三井化学東セロ(株)製のOPP//イージーオープンフィルム構成を用い、各シール部はヒートシールにより形成した。内容物も実施例1と同様に中華惣菜とした。
<評価>
実施例1で作製した包装体Aおよび比較例1で作製した包装体Bを−10℃にて10時間保持し、その後、開封を行ない、樹脂製フィルム11に裂けが生じないか、評価を行った。包装体Aおよび包装体Bを、それぞれ20個用意して、評価を行った。
その結果、包装体Aにおいて樹脂製フィルム11に裂けが発生したものは1つもなく、全て容易に開封を行うことができた。
一方、包装体Bは、18個に樹脂製フィルム11に裂けが生じた。
10 本発明の第1の実施形態に係る包装袋
11 樹脂製フィルム
12 開口部
13 第1の辺
13’ 第1シール部
14 第2の辺
14’ 第2シール部
14’a 平行シール部
14’b 傾斜シール部
15 第3の辺
15’ 第3シール部
15” 第3折り畳み部
16 第4の辺
16’ 第4シール部
16” 第4折り畳み部
17 非シール部
20 本発明の第2の実施形態に係る包装袋
30 本発明の第3の実施形態に係る包装袋
40 本発明の第4の実施形態に係る包装袋
50 本発明の第5の実施形態に係る包装袋
60 本発明の第6の実施形態に係る包装袋
70 本発明の実施形態に係る包装体
80 従来の包装体
81 樹脂製フィルム
82 シール部

Claims (10)

  1. 2枚の向かい合う樹脂製フィルムもしくは1枚の折り畳まれて向かい合う樹脂製フィルムがシールされてなる包装袋であって、
    前記樹脂製フィルムの向かい合う面にはイージーオープン性が付与されており、
    前記包装袋は、向かい合う第1の辺および第3の辺と、向かい合う第2の辺および第4の辺と、前記第1の辺側に設けられた第1シール部と、前記第2の辺側に設けられた第2シール部と、を有し、
    前記第2シール部は、前記第3の辺側から順に、前記第2の辺と略平行な平行シール部と、前記第2の辺に対して前記包装袋の内側方向に傾斜した傾斜シール部と、を有し、
    前記傾斜シール部の前記第1の辺側の端部は、前記第1シール部の第2の辺側の端部よりも第4の辺側の位置で前記第1シール部と接続しており、
    前記第3の辺または前記第4の辺は、いずれか一方の辺が開口部となるように、他方の辺がシール部もしくは折り畳み部を有する、
    包装袋。
  2. 前記第4の辺側に第4シール部または第4折り畳み部を有し、前記第3の辺に開口部を有する、
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記第3の辺側に第3シール部または第3折り畳み部を有し、前記第4の辺に開口部を有する、
    請求項1に記載の包装袋。
  4. 前記第1シール部の第2の辺側の端部が前記第2の辺と接続していないことにより、前記第1の辺に非シール部が形成されている、
    請求項1〜3のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記平行シール部の第1の辺側の端部から前記第1シール部までの長さは、前記第1シール部と前記傾斜シール部の接点から前記第2の辺までの長さよりも長い、
    請求項1〜4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 前記傾斜シール部が、前記第1の辺側が凸となるように湾曲している、
    請求項1〜5のいずれかに記載の包装袋。
  7. 前記平行シール部が、前記第2の辺よりも内側に形成されている、
    請求項1〜6のいずれかに記載の包装袋。
  8. 前記第1シール部の第2の辺側の端部と前記第2の辺との間に形成されている前記非シール部の長さは、前記第1の辺の長さの1/10〜1/3である、
    請求項4〜7のいずれかに記載の包装袋。
  9. 前記平行シール部の長さは、前記第2の辺の長さの1/2〜4/5である、
    請求項1〜8のいずれかに記載の包装袋。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の包装袋に内容物が収容された包装体。
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