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JP2021011237A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP2021011237A
JP2021011237A JP2019127811A JP2019127811A JP2021011237A JP 2021011237 A JP2021011237 A JP 2021011237A JP 2019127811 A JP2019127811 A JP 2019127811A JP 2019127811 A JP2019127811 A JP 2019127811A JP 2021011237 A JP2021011237 A JP 2021011237A
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tank
frame
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saddle
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タンティタウィーポーン タスポン
Tantitaweeporn Taspon
タンティタウィーポーン タスポン
ファクノイ タナコーン
Phuaknoy Tanakorn
ファクノイ タナコーン
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、乗鞍型車両において、タンクカバーの振動及び撓みを抑制するとともに、外観性の向上を図ることにある。【解決手段】乗鞍型車両は、車体フレームと、サイドカバーと、燃料タンクと、タンクカバーと、を備える。車体フレームは、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、メインフレームから後方に延びるリアフレームと、を含む。サイドカバーは、車体フレームに固定される。燃料タンクは、車体フレームに支持される。タンクカバーは、サイドカバーの上方で燃料タンクを覆うように配置されるカバー本体を含み、燃料タンクに接続される。サイドカバーは、1以上のカバー締結部と、1以上のフレーム締結部と、を含む。カバー締結部は、車両側面視でタンクカバーと重なる位置に配置されタンクカバーに固定される。フレーム締結部は、カバー締結部よりも下方に配置され車体フレームに固定される。【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、車体フレームに支持された燃料タンクと、燃料タンクの側方を覆うタンクカバーと、を備えた乗鞍型車両が知られている(特許文献1参照)。タンクカバーは、燃料タンクに固定されており、ライダーによってニーグリップされる。
特許第5751916号公報
従来の乗鞍型車両では、燃料タンクの振動がタンクカバーに伝達されるため、ライダーがタンクカバーをニーグリップしたときに、燃料タンクの振動の影響をライダーが受け易い。また、ライダーがタンクカバーをニーグリップする場合、特許文献1のようにタンクカバーの撓みを抑制するための構造を別途設ける必要がある。
また、燃料タンクは、重量物であり、車体から発生する振動によって、燃料タンクからタンクカバーに振動が伝わる。さらに、タンクカバーは燃料タンクに沿った形状であり、比較的小さい形状となるため、燃料タンクから生じた振動の振幅が大きくなる。タンクカバーの振幅が大きくなると、タンクカバーの下方に設けられたサイドカバーは、タンクカバーの振動の影響を受けてしまう。このため、従来の乗鞍型車両のタンクカバーは、車体フレームにリジットに固定されるサイドカバーとの干渉問題も考慮して、サイドカバーと一定の隙間を設けて別体で車体に取り付けられている。しかしながら、この場合は、外観上の見栄えがよくない。そこで、外観を向上させるために、タンクカバーとサイドカバーを締結して隙間を隠すことが考えられるが、振動によって動くタンクカバーとフレームに固定されるサイドカバーを締結することは通常の設計思想では実現させることが難しい。
本発明の課題は、乗鞍型車両において、タンクカバーの振動及び撓みを抑制するとともに、外観性の向上を図ることにある。
(1)本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、サイドカバーと、燃料タンクと、タンクカバーと、を備える。車体フレームは、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、メインフレームから後方に延びるリアフレームと、を含む。サイドカバーは、車体フレームに固定される。燃料タンクは、車体フレームに支持される。タンクカバーは、サイドカバーの上方で燃料タンクを覆うように配置されるカバー本体を含み、燃料タンクに接続される。サイドカバーは、1以上のカバー締結部と、1以上のフレーム締結部と、を含む。カバー締結部は、車両側面視でタンクカバーと重なる位置に配置されタンクカバーに固定される。フレーム締結部は、カバー締結部よりも下方に配置され車体フレームに固定される。
本態様に係る鞍乗型車両では、車両側面視でタンクカバーと重なる位置にカバー締結部が設けられるので、タンクカバーの全体の大きさを多くすることができる。これにより、タンクカバーの振動の振幅を小さくできる。すなわち、燃料タンクからの振動がタンクカバーで吸収されやすくなる。これにより、タンクカバーの振動を抑制することができる。
また、カバー締結部とフレーム締結部とが上下方向に間隔を隔てて配置されるので、タンクカバーからサイドカバーに伝わる振動をフレーム締結部とカバー締結部の間におけるタンクカバーとサイドカバーとの合面のたわみによって吸収するができる。これにより、タンクカバーからサイドカバーに伝わる振動を抑制することができる。また、タンクカバーがサイドカバーに固定されるので、タンクカバーのみを燃料タンクに固定した場合に比べてタンクカバーの剛性が高くなる。
また、従来の乗鞍型車両では、別体でニーグリップ部周辺に締結点を設けることでニーグリップ時に生じるタンクカバーの撓みを減少させ、締結点により剛性を確保する必要があったが、タンクカバーとサイドカバーの合面でタンクカバーとサイドカバーとを締結することで、タンクカバーの撓みを効果的に抑制させることができる。
また、車両側面視でタンクカバーとサイドカバーとの間の隙間が外観から見えなくなるので、外観性の向上を図ることができる。
(2)好ましくは、フレーム締結部は、タンクカバーのカバー本体よりも下方に配置される。この場合は、フレーム締結部とカバー締結部の間におけるタンクカバーとサイドカバーとの合面を大きくすることができるので、合面のたわみによってより効果的にタンクカバーからサイドカバーに伝わる振動を抑制することができる。
(3)好ましくは、タンクカバーのカバー本体は、ニーグリップ部を含み、カバー締結部の少なくとも1つは、車両側面視でニーグリップ部の周辺に配置される。この場合は、ニーグリップ部の周辺の剛性が高くなるので、ライダーがニーグリップ部をニーグリップする場合において、タンクカバーの撓みを効果的に抑制することができる。
(4)好ましくは、サイドカバーのカバー締結部は、タンクカバーの内側に配置される。この場合は、外観性の向上を図ることができる。
(5)好ましくは、タンクカバーの下端部は、車両側面視で直線状に延びている。この場合は、例えば車両側面視でタンクカバーの下端部を前後方向に対して傾斜させた場合に比べて、撓みが集中する部分が生じにくくなる。
(6)好ましくは、カバー締結部及びフレーム締結部の各々は、前後方向に間隔を隔てて複数設けられる。この場合は、サイドカバーと車体フレーム、さらにはサイドカバーとタンクカバーとを強固に固定することができる。
(7)好ましくは、メインフレームは、外部に露出している。この場合は、メインフレームが外部に露出した鞍乗型車両において、タンクカバーの振動及び撓みを抑制することができる。
(8)好ましくは、鞍乗型車両は、リアフレームに支持されるシートをさらに備える。タンクカバーの下端部と前記シートの下端部は、車両側面視で略同一直線状に延びている。この場合は、シートの下端部のラインとタンクカバーの下端部のラインを合わせることで、剛性の高いカバー締結部付近でニーグリップすることが可能になる。
(9)好ましくは、タンクカバーは、燃料タンクよりも下方に延びサイドカバーに接続される延長部をさらに含み、延長部は、カバー締結部を差し込むための開口部を含み、サイドカバーは、開口部を介してタンクカバーと嵌合する。この場合は、サイドカバーとタンクカバーとの締結が容易になる。
(10)好ましくは、開口部に差し込まれるカバー締結部は、延長部よりも上方でタンクカバーに固定され、サイドカバーのフレーム締結部は、延長部よりも下方に配置される。この場合は、延長部によってタンクカバーの撓みを効果的に抑制することができる。
(11)好ましくは、延長部は、タンクカバーのニーグリップ部の下方に配置される。この場合は、ライダーがニーグリップ部をニーグリップする場合において、延長部によってタンクカバーの撓みを効果的に抑制することができる。
(12)好ましくは、タンクカバーは、車体フレームに固定されるフレーム締結部を含み、タンクカバーのフレーム締結部は、延長部に設けられる。この場合は、簡単な構成でタンクカバーを車体フレームに固定することができる。また、タンクカバーの剛性が高くなるので、ライダーがニーグリップ部をニーグリップするときのタンクカバーの撓みを抑制することができる。
本発明によれば、乗鞍型車両において、タンクカバーの振動及び撓みを抑制することができる。
鞍乗型車両の左側面図である。 図1のII−II線の断面図である。 サイドカバー周辺を車幅方向内側から見た図である。 タンクカバーを取り外したときの鞍乗型車両の左側面図である。 カバー本体を車幅方向外側から見た図である。 カバー本体の車幅方向内側から見た図である。 タンクカバーを車幅方向外側から見た図である。 タンクカバーを車幅方向内側から見た図である。 ライダーがタンクカバーをニーグリップしたときの状態を説明する図である。
以下、本発明の一態様に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「前後」、「上下」、「左右」等の方向を示す用語は、鞍乗型車両100を運転する時のライダーから見た方向を基準として説明する。また、車幅方向外側とは、車幅方向において鞍乗型車両の中心から遠い側を意味する。また、車幅方向内側とは、車幅方向において鞍乗型車両の中心に近い側を意味する。
図1は、鞍乗型車両100の左側面図である。図2は、図1のII−II線の断面図である。鞍乗型車両100は、車体フレーム2と、ステアリング装置3と、ハンドル4と、前輪5と、後輪6と、エンジン7と、燃料タンク8と、シート9と、左右一対のサイドカバー20と、左右一対のタンクカバー30と、を備える。
図3は、鞍乗型車両100の左側に配置されたサイドカバー30周辺を車幅方向内側から見た図である。図1から図3に示すように、車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、左右一対のメインフレーム12と、リアフレーム13と、を含む。ヘッドパイプ11は、車幅方向において鞍乗型車両100の中心に配置されている。
メインフレーム12は、前端がヘッドパイプ11に接続されている。なお、「接続」とは、直接的な接続に限らず、間接的な接続も含む。また、「接続」とは、別体の部材が互いに固定されていることに限らず、一体の部材において複数の部分が連続していることも含む。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に延びている。メインフレーム12は、内部が中空である。
メインフレーム12は、前後延伸部12aと、下方延伸部12bと、を含む。前後延伸部12aは、ヘッドパイプ11から後方かつ下方に延びている。下方延伸部12bは、前後延伸部12aの後端から下方に延びている。
メインフレーム12は、車幅方向外側において、少なくとも一部が外部に露出しており、車両側面視で視認可能である。すなわち、メインフレーム12は、カウル、或いはカバー等の部材で全体が覆われていない。
リアフレーム13は、図3に示すように、メインフレーム12に接続されている。詳細には、リアフレーム13は、上部リアフレーム13aと、下部リアフレーム13bと、を含む。上部リアフレーム13aは、メインフレーム12の前後延伸部12aの中間付近から後方に延びている。下部リアフレーム13bは、上部リアフレーム13aの下方に配置されている。下部リアフレーム13bは、メインフレーム12の前後延伸部12aの後端から後方に方向に延びている。
ステアリング装置3は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリング装置3は、ステアリングシャフト(図示せず)と、左右一対のフロントフォーク14と、トップブリッジ15と、ボトムブリッジ16と、を含む。
ステアリングシャフトは、ヘッドパイプ11に挿入され、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリングシャフトは、上端がトップブリッジ15に連結され、下端がボトムブリッジ16に連結されている。
フロントフォーク14は、トップブリッジ15から前方かつ下方に延び、下端が前輪5に連結されている。フロントフォーク14は、トップブリッジ15及びボトムブリッジ16を介してステアリングシャフトに連結されており、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。
ハンドル4は、ステアリング装置3の上部に固定されている。エンジン7は、メインフレーム12の下方に配置されている。エンジン7は、外部に露出しており、カウル、或いはカバー等の部材で覆われていない。
前輪5は、フロントフォーク14に回転可能に支持されている。後輪6は、メインフレーム12の後端に連結されたスイングアーム18に回転可能に支持されている。
図4は、鞍乗型車両100からタンクカバー30を取り外したときの鞍乗型車両100の左側面図である。燃料タンク8は、ヘッドパイプ11の後方かつメインフレーム12の上方に配置されている。燃料タンク8は、車体フレーム2に支持されている。シート9は、燃料タンク8の後方に配置されている。シート9は、リアフレーム13に支持されている。
サイドカバー20は、図3及び図4に示すように、車両側面視で略逆三角形状に形成され、リアフレーム13の車幅方向外側に配置されている。サイドカバー20は、図1に示すように、メインフレーム12の上方かつタンクカバー30及びシート9の下方に配置されている。サイドカバー20の前端は、タンクカバー30の前端よりも後方かつタンクカバー30の後端よりも前方に位置する。サイドカバー20の前端は、図4に示すように、燃料タンク8の前端よりも後方かつ燃料タンク8の後端よりも前方に位置する。サイドカバー20の後端は、メインフレーム12よりも後方に位置する。サイドカバー20の後端は、タンクカバー30の後端よりも後方かつシート9の前端よりも後方に位置する。
サイドカバー20は、車体フレーム2に固定されている。本実施形態では、サイドカバー20は、メインフレーム12の前後延伸部12a、上部リアフレーム13a、及び下部リアフレーム13bに固定されている。
サイドカバー20は、カバー本体21と、カバー部22と、1以上のカバー締結部23と、1以上のフレーム締結部24と、を含む。
図5は、カバー本体21を車幅方向外側から見た図である。図6は、カバー本体21を車幅方向内側から見た図である。カバー本体21は、車両側面視で略逆三角形状に形成されている。詳細には、カバー本体21の上端部21aは、車両側面視で前後方向に直線状に延びている。上端部21aは、タンクカバー30及びシート9の下方に位置する。カバー本体21の前下部21bは、上端部21aの前端から後方かつ下方に延びている。カバー本体21の後下部21cは、前下部21bの後端から上端部21aの後端に向かって後方かつ上方に延びている。
カバー部22は、図1及び図3に示すように、カバー本体21の中央付近を車幅方向外側から覆うようにカバー本体21に着脱可能に固定されている。なお、カバー部22は、カバー本体21と一体的に形成されてもよい。
カバー締結部23は、車両側面視でタンクカバー30と重なる位置に配置されている。カバー締結部23は、本実施形態では、タンクカバー30の内側に配置されている。すなわち、カバー締結部23の車幅方向外側は、タンクカバー30によって覆われている。
カバー締結部23は、第1〜第3カバー締結部25〜27を含む。すなわち、本実施形態では、サイドカバー20は、3つのカバー締結部23を含む。第1〜第3カバー締結部25〜27のそれぞれは、互いに前後方向に間隔を隔てて配置されている。第1〜第3カバー締結部25〜27は、カバー本体21の上端部21aよりも上方に配置されている。第1〜第3カバー締結部25〜27は、カバー本体21と一体的に形成されている。
第1カバー締結部25は、カバー本体21の上端部21aの前端付近に配置されている。第1カバー締結部25は、図4に示すように、車両側面視で燃料タンク8と重なる。第1カバー締結部25は、車幅方向に貫通する貫通孔25aを含む。
第2カバー締結部26は、第1カバー締結部25よりも後方に配置されている。第2カバー締結部26は、車両側面視で前下部21bの中間部と概ね上下方向に重なる位置に配置されている。第2カバー締結部26は、第1カバー締結部25よりも下方に配置されている。すなわち、第1カバー締結部25は、第2カバー締結部26よりも上方に配置されている。第2カバー締結部26は、車幅方向に貫通する貫通孔26aを含む。貫通孔26aは、貫通孔25aよりも下方に配置されている。
第3カバー締結部27は、第2カバー締結部26よりも後方に配置されている。また、第3カバー締結部27は、上端部21aの前後方向における中間部よりも前方に配置されている。第3カバー締結部27は、車両側面視で前下部21bの後端と概ね上下方向に重なる位置、或いは前下部21bの後端よりも前方に配置される。第3カバー締結部27は、第1カバー締結部25よりも下方に配置されている。第3カバー締結部27は、車幅方向に貫通する貫通孔27aを含む。貫通孔27aは、貫通孔25aよりも下方に配置されている。
フレーム締結部24は、第1フレーム締結部28と、第2フレーム締結部29と、を含む。すなわち、本実施形態では、サイドカバー20は、2つのフレーム締結部24を含む。フレーム締結部24は、カバー締結部23よりも下方に配置され、車体フレーム2に固定される。
第1フレーム締結部28は、上端部21aよりも下方に配置されている。第1フレーム締結部28は、カバー部22よりも前方に配置されている。第1フレーム締結部28は、第1カバー締結部25と上下方向に間隔を隔てて配置されており、車両側面視で第1カバー締結部25と概ね上下方向に重なる。第1フレーム締結部28は、車幅方向に貫通する貫通孔28aを含む。第1フレーム締結部28は、図3に示すように、メインフレーム12の前後延伸部12aに設けられたブラケット12cにボルトで固定されている。
第2フレーム締結部29は、カバー本体21を車幅方向に貫通して形成されている。第2フレーム締結部29は、第1フレーム締結部28と前後方向に間隔を隔てて配置されている。第2フレーム締結部29は、第1フレーム締結部28及び第3カバー締結部27よりも後方に配置されている。第2フレーム締結部29は、車両側面視でカバー部22と重なる。第2フレーム締結部29は、後下部21cの上方に配置されている。第2フレーム締結部29は、車幅方向に貫通する貫通孔29aを含む。第2フレーム締結部29は、下部リアフレーム13bに設けられたブラケット51にボルトで固定されている。
タンクカバー30は、図1から図3に示すように、サイドカバー20の上方で燃料タンク8を覆うように配置される。タンクカバー30は、燃料タンク8に接続され、車両側面視でサイドカバー20と一部重なる。タンクカバー30は、燃料タンク8の側方を覆う。タンクカバー30は、燃料タンク8と車幅方向に間隔を隔てて配置されている。タンクカバー30の下端部30aは、車両側面視で前後方向に直線状に延びている。すなわち、タンクカバー30とサイドカバー20との境界部分は、車両側面視で前後方向に直線状に延びている。タンクカバー30の下端部30aとシート9の下端部9aは、車両側面視で略同一直線状に延びている。
本実施形態では、鞍乗型車両100は、燃料タンク8の上方を覆うタンクセンターカバー31を含む。タンクセンターカバー31は、タンクカバー30に連結されている。タンクセンターカバー31は、燃料タンク8に固定されていない。なお、タンクセンターカバー31は、タンクカバー30と一体で構成されてもよいし、省略されてもよい。
図7は、タンクカバー30を車幅方向外側から見た図である。図8は、タンクカバー30を車幅方向内側から見た図である。タンクカバー30は、カバー本体32と、1以上のカバー締結部33と、を含む。また、好ましくは、タンクカバー30は、1以上のフレーム締結部34を含む。
カバー本体32は、概ね燃料タンク8の外形に沿う形状を有しており、燃料タンク8の側方を覆う。カバー本体32は、ニーグリップ部32aを含む。ニーグリップ部32aは、車幅方向外側から車幅方向内側に向かって凹む形状を有している。ニーグリップ部32aは、カバー本体32の中間部から後部にかけて形成されている。
カバー締結部33は、サイドカバー20のカバー締結部23に対応して設けられている。すなわち、カバー締結部33は、車両側面視でサイドカバー20のカバー締結部23と重なる。カバー締結部33は、カバー本体32の内側に配置されている。すなわち、サイドカバー20のカバー締結部23は、カバー本体32の内側に配置される。カバー締結部23の少なくとも1つは、車両側面視でニーグリップ部32aの周辺に配置される、カバー締結部33は、車両側面視でニーグリップ部32aの内側の縁部35に近接した位置に配置されている。
詳細には、カバー締結部33は、第1〜第3カバー締結部25〜27に対応する第1〜第3カバー締結部33a〜33cを含む。第1カバー締結部33aは、車両側面視で第1カバー締結部25と重なる。第1カバー締結部33aには、車幅方向に貫通する貫通孔が形成されている。第1カバー締結部33aは、第1カバー締結部25にボルトで固定される。
第2カバー締結部33bは、車両側面視で第2カバー締結部26と重なる。第2カバー締結部33bは、車両側面視で縁部35の下端と一部が重なる。第2カバー締結部33bには、車幅方向に貫通する貫通孔が形成されている。第2カバー締結部33bは、第2カバー締結部26にボルトで固定される。
第3カバー締結部33cは、車両側面視で第3カバー締結部27と重なる。第3カバー締結部33cは、車両側面視で縁部35の下端と一部が重なる。第3カバー締結部33cには、車幅方向に貫通する貫通孔が形成されている。第3カバー締結部33cは、第3カバー締結部27にボルトで固定される。
フレーム締結部34は、第1フレーム締結部34aと、第2フレーム締結部34bと、を含む。第1フレーム締結部34aは、カバー本体32の内側かつニーグリップ部32aよりも前方に配置されている。第1フレーム締結部34aは、メインフレーム12の前後延伸部12aに設けられたブラケット12dにボルトで固定される。
第2フレーム締結部34bは、タンクカバー30の第2フレーム締結部34bは、サイドカバー20のカバー本体21の内側に配置されている。第2フレーム締結部34bは、第1フレーム締結部34aと前後方向に間隔を隔てて配置されている。第2フレーム締結部34bは、車両側面視で、第3カバー締結部27と第2フレーム締結部29との間に位置する。第2フレーム締結部34bは、上部リアフレーム13aに設けられたブラケット52にボルトで固定される。
第2フレーム締結部34bは、カバー本体32の下端部30aよりも下方に配置されている。ここで、タンクカバー30は、車両側面視で燃料タンク8よりも下方に延びる延長部36をさらに含む。第2フレーム締結部34bは、延長部36の下部に設けられる。
延長部36は、サイドカバー20に接続される。延長部36は、サイドカバー20のカバー本体21の上端部21aよりも下方に延びている。延長部36は、タンクカバー30のカバー本体32の下端部30aよりも下方に延びている。延長部36は、タンクカバー30のカバー本体32の下端部30aよりも車幅方向内側に配置され、車両側面視でサイドカバー20のカバー本体21と重なる。延長部36は、ニーグリップ部32aの下方に配置される。
延長部36は、カバー締結部33を差し込むための開口部37を含む。開口部37は、上下方向かつ車幅方向に開口している。サイドカバー20は、開口部37を介してタンクカバー30と嵌合するように構成されている。例えば、サイドカバー20及びタンクカバー30の一方に爪部を設けて、サイドカバー20及びタンクカバー30の他方に爪部にかみ合う係止部が設けられている。本実施形態では、サイドカバー20の第3カバー締結部27が車幅方向外側から開口部37に差し込まれて、サイドカバー20がタンクカバー30と嵌合する。これにより、開口部37の周辺において、サイドカバー20とタンクカバー30とが車幅方向に交互に重なり合うオーバーラップ部38が形成される。オーバーラップ部38は、燃料タンク8からの振動によるタンクカバー30の撓みを抑制するとともに、タンクカバー30からサイドカバー20に伝わる振動を吸収する。オーバーラップ部38は、嵌め合いにより接続される。このとき、第3カバー締結部27は、車両側面視で、第3カバー締結部33cと重なる。第3カバー締結部27は、延長部36よりも上方に配置され、タンクカバー30の内側でタンクカバー30に固定される。
サイドカバー20のフレーム締結部24は、延長部36よりも下方に配置されている。詳細には、第1フレーム締結部28及び第2フレーム締結部29は、オーバーラップ部38よりも下方に配置されている。
上記実施形態に係る鞍乗型車両100では、車両側面視でタンクカバー30と重なる位置にカバー締結部23が設けられるので、タンクカバー30の全体の大きさを多くすることができる。これにより、タンクカバー30の振動の振幅を小さくできる。すなわち、燃料タンク8からの振動がタンクカバー30で吸収されやすくなる。これにより、タンクカバー30の振動を抑制することができる。
また、サイドカバー20のカバー締結部23とフレーム締結部24とが上下方向に間隔を隔てて配置されるので、タンクカバー30からサイドカバー20に伝わる振動をフレーム締結部24とカバー締結部23の間におけるタンクカバー30とサイドカバー20との合面のたわみによって吸収するができる。これにより、タンクカバー30からサイドカバー20に伝わる振動を抑制することができる。
特に、本実施形態では、オーバーラップ部38が嵌め合いで接続され、サイドカバー20のフレーム締結部24がオーバーラップ部38よりも下方に配置され、サイドカバー20のカバー締結部23がオーバーラップ部38よりも上方に配置される。これにより、オーバーラップ部38によってタンクカバー30の撓みをさらに効果的に抑制することができる。
また、タンクカバー30がサイドカバー20に固定されるので、タンクカバー30のみを燃料タンク8に固定した場合に比べてタンクカバー30の剛性が高くなる。また、タンクカバー30とサイドカバー20との合面でタンクカバー30とサイドカバー20とを締結することで、タンクカバー30の撓みを効果的に抑制させることができる。
また、車両側面視でタンクカバー30とサイドカバー20との間の隙間が外観から見えなくなるので、外観性の向上を図ることができる。
また、タンクカバー30の下端部30aとシート9の下端部9aとを車両側面視で略同一直線状になるように配置されているので、剛性の高いカバー締結部23付近でニーグリップすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、車体フレーム2、燃料タンク8、サイドカバー20、タンクカバー30の構成、或いは形状は前記実施形態に限定されるものではない。また、カバー締結部23及びフレーム締結部24の構成、形状、或いは固定手段等は前記実施形態に限定されるものではない。
本発明によれば、乗鞍型車両において、タンクカバーの振動及び撓みを抑制することができる。
8 燃料タンク
9 シート
9a 下端部
11 ヘッドパイプ
12 メインフレーム
13 リアフレーム
20 サイドカバー
23 カバー締結部
24 フレーム締結部
30 タンクカバー
30a 下端部
100 鞍乗型車両

Claims (12)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、前記メインフレームから後方に延びるリアフレームと、を含む車体フレームと、
    前記車体フレームに固定されるサイドカバーと、
    前記車体フレームに支持される燃料タンクと、
    前記サイドカバーの上方で前記燃料タンクを覆うように配置されるカバー本体を含み、前記燃料タンクに接続されるタンクカバーと、
    を備え、
    前記サイドカバーは、車両側面視で前記タンクカバーと重なる位置に配置され前記タンクカバーに固定される1以上のカバー締結部と、前記カバー締結部よりも下方に配置され前記車体フレームに固定される1以上のフレーム締結部と、を含む、
    鞍乗型車両。
  2. 前記フレーム締結部は、前記タンクカバーの前記カバー本体よりも下方に配置される、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記タンクカバーの前記カバー本体は、ニーグリップ部を含み、
    前記カバー締結部の少なくとも1つは、車両側面視で前記ニーグリップ部の周辺に配置される、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記サイドカバーは、前記タンクカバーの内側で前記タンクカバーに固定される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記タンクカバーの前記カバー本体の下端部は、車両側面視で直線状に延びている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記カバー締結部及び前記フレーム締結部の各々は、前後方向に間隔を隔てて複数設けられる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記メインフレームは、外部に露出している、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記リアフレームに支持されるシートをさらに備え、
    前記タンクカバーの下端部と前記シートの下端部は、車両側面視で略同一直線状に延びている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記タンクカバーは、前記燃料タンクよりも下方に延び前記サイドカバーに接続される延長部をさらに含み、
    前記延長部は、前記カバー締結部を差し込むための開口部を含み、
    前記サイドカバーは、前記開口部を介して前記タンクカバーと嵌合する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記開口部に差し込まれる前記カバー締結部は、前記延長部よりも上方で前記タンクカバーに固定され、
    前記サイドカバーの前記フレーム締結部は、前記延長部よりも下方に配置される、
    請求項9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記延長部は、前記タンクカバーのニーグリップ部の下方に配置される、
    請求項9又は10に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記タンクカバーは、前記車体フレームに固定されるフレーム締結部を含み、
    前記タンクカバーの前記フレーム締結部は、前記延長部に設けられる、
    請求項9から11のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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