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JP2020150696A - 電力変換装置 - Google Patents

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JP2020150696A
JP2020150696A JP2019046782A JP2019046782A JP2020150696A JP 2020150696 A JP2020150696 A JP 2020150696A JP 2019046782 A JP2019046782 A JP 2019046782A JP 2019046782 A JP2019046782 A JP 2019046782A JP 2020150696 A JP2020150696 A JP 2020150696A
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Abstract

【課題】容易に電力用半導体素子を交換することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る電力変換装置は、スタックを備える。このスタックは、2つのヒートシンクと、前記2つのヒートシンクの間に挟持された電力用半導体素子と、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に、これらの積層する第1方向に沿って付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢を保持して前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子の相互に圧力を印加する圧力保持手段と、前記第1方向に延伸し、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段を支持するフレームと、を含む。前記スタックは、前記第1方向に平行して載置され、前記圧力を解除したときに、前記電力用半導体素子を前記フレームを介して支持する素子支持手段をさらに含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
大電力を取り扱う電力変換装置には、平型の電力用半導体素子を多数個接続したスタックが用いられる。電力用半導体素子が故障等した場合には、新しい電力用半導体素子と交換する必要がある。
スタックは、平型の電力用半導体素子をヒートシンクに挟み込んだ状態で1列に配列して皿バネを介して両端を締め付ける。このようなスタックでは、電力用半導体素子をヒートシンクで挟み込んで締め付けることによって、熱抵抗および接触抵抗を低減させている。
スタックの電力用半導体素子を交換する場合には、両端の締め付けを緩めて、故障した電力用半導体素子を取り出すが、スタックが水平に配置されている場合等では、両端を緩めたとたんに故障していない電力用半導体素子も含めて、ほとんどの電力用半導体素子が下方に落下してしまう。そのため、スタックの下方に作業者が手をそえたり、落下防止用の板材を固定したりする必要がある。
また、新たな電力用半導体素子をスタックに組み付ける場合にも、電力用半導体素子を下方から支えつつ中心を合わせて両端を締め付ける必要があり、作業性が著しく悪く、交換に要する時間が長くなり、電力変換装置の停止期間が長くなる。
特開2003−168778号公報
実施形態は、容易に電力用半導体素子を交換することができる電力変換装置を提供する。
実施形態に係る電力変換装置は、スタックを備える。このスタックは、2つのヒートシンクと、前記2つのヒートシンクの間に挟持された電力用半導体素子と、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子が積層された第1方向に沿って付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢を保持して前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に圧力を印加する圧力保持手段と、前記第1方向に延伸し、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段を支持するフレームと、を含む。前記スタックは、前記第1方向に平行して載置された場合であって、前記圧力保持手段によって前記圧力を解除したときに、前記電力用半導体素子を前記フレームを介して支持する素子支持手段をさらに含む。
本実施形態では、容易に電力用半導体素子を交換することができる電力変換装置が実現される。
図1(a)は、第1の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図1(b)は、第1の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図1(c)は、図1(a)のAA線における矢視断面図である。 図2(a)は、第1の実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。図2(b)は、第1の実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 図3(a)は、比較例の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図3(b)は、図1(a)のAA線に相当する位置における矢視断面図である。 図4(a)は、第2の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図4(b)は、第2の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図4(c)は、図4(a)のBB線における矢視断面図である。 図5(a)は、第2の実施形態の変形例の電力変換装置のスタックの一部を例示する正面図である。図5(b)は、図5(a)のヒートシンクの側面図である。図5(c)は、図5(a)のヒートシンクの平面図である。 図6(a)は、第3の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図6(b)は、第3の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図6(c)は、図6(a)のCC線における矢視断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、第1の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図1(b)は、第1の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図1(c)は、図1(a)のAA線における矢視断面図である。
図1(a)〜図1(c)に示すように、実施形態の電力変換装置のスタック10は、電力用半導体素子11と、ヒートシンク12と、皿バネ13と、絶縁フレーム20と、金属フレーム22と、落下防止バンド30と、を備える。
以下の説明において用いる三次元座標は、以下のとおりである。すなわち、三次元座標は、電力用半導体素子11の電極の面に平行なX軸およびZ軸と、これらに直交し、スタック10の両端の電極を結ぶ方向に沿うY軸である。この例では、Z軸の負方向が重力の方向である。つまり、電力用半導体素子11の交換時に、電力用半導体素子11が落下する方向がZ軸の負方向である。
電力用半導体素子11は、平型の圧接型半導体パッケージに封入されている。電力用半導体素子11は、Y軸方向の両端に主電極をそれぞれ有する。電力用半導体素子11では、両端の電極をヒートシンク12に接続し、ヒートシンク12を介して圧力を印加することによって、電気的接続および熱的接続がはかられている。電力用半導体素子11は、たとえばサイリスタである。後述する具体的な応用回路では電力用半導体素子11は、サイリスタであるが、平型の圧接型半導体パッケージに封入された電力用半導体素子であればサイリスタに限定されず、ダイオードやIGBT、MOSFET等であってもよい。
ヒートシンク12は、電力用半導体素子11の両端の電極にそれぞれ接続されている。ヒートシンク12は、高熱伝導率および高導電率を有する金属材料で形成されている。ヒートシンク12は、たとえばアルミニウムや銅等の金属あるいはこれらの合金等である。ヒートシンク12は、電力用半導体素子11の放熱のほか、隣接して配置されている電力用半導体素子11との電気的接続およびスナバ回路等を含む外部回路との電気的接続をとるのに用いられる。
電力用半導体素子11およびヒートシンク12は交互に配置され、Y軸方向に沿って複数積層されている。電力用半導体素子11は、2つのヒートシンク12の間に設けられている。電力用半導体素子11およびヒートシンク12の積層体の両端には、金属性の押え部材14が設けられている。両端の一方の側には皿バネ(付勢手段)13が設けられ、他方には、押え部材14に固定されたロッド16にナット(圧力保持手段)15が設けられている。ロッド16には、ネジが切ってあり、ナット15を締めたり、緩めたりすることができる。ナット15を締めると、Y軸の負方向に押え部材14を介して、皿バネ13の付勢により、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の積層体に圧力が加わる。
ナット15を締めることによって、ヒートシンク12を介して隣接する電力用半導体素子11同士が電気的に接続されるとともに、電力用半導体素子11は、ヒートシンク12と熱的に接続される。ナット15を緩めると、圧力が解除されて、電力用半導体素子11およびヒートシンク12を取り出すことができる。
絶縁フレーム20は、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の積層体が延伸する方向に沿って設けられている。絶縁フレーム20は、YZ平面にほぼ平行な面を有する板材である。絶縁フレーム20は、絶縁性の材料、たとえばFRP等によって形成されている。
金属フレーム22は、押え部材14を介して、皿バネ、電力用半導体素子11およびヒートシンク12を挟み込むように配設されている。金属フレーム22は、2つの絶縁フレーム20にそれぞれネジ等の締結部材によって取り付けられている。金属フレーム22は、皿バネ13の付勢による圧力等に対して十分な強度を有するように、SUS等の金属性の材料で形成されている。
落下防止バンド(素子支持手段)30は、電力用半導体素子11ごとに設けられている。落下防止バンド30は、XY平面視で、幅を有する帯状の部材である。落下防止バンド30の幅は、電力用半導体素子11の厚さ(主電極間の距離)よりも短く、かつ、電力用半導体素子11を支持できる程度の長さを有している。
落下防止バンド30は、係止部(第1部分)31と、リング部(第2部分)32と、を含む。係止部31は、リング部32の両端に設けられている。係止部31は、X軸にほぼ平行して延伸して設けられている。係止部31のX軸方向の長さは、電力用半導体素子11が配設されている位置から絶縁フレーム20まで延伸している。
リング部32は、電力用半導体素子11の形状に応じて円弧状に成形されている。リング部32は、ナット15を緩めたときに、電力用半導体素子11を受け止める。また、リング部32は、係止部31からのZ軸方向の長さを電力用半導体素子11がスタック10に組み付けられたときの位置とほぼ一致するようにすることによって、組み付け時の電力用半導体素子11の中心合わせを容易にすることができる。
落下防止バンド30は、係止部31によって、両側の絶縁フレーム20に係止される。リング部32は、電力用半導体素子11の直下に配設される。ナット15を緩めて、スタック10の圧力を解除したときに、電力用半導体素子11がリング部32で受け止めて、電力用半導体素子11が落下するのを防止する。
落下防止バンド30の係止部31は、絶縁フレーム20の上端にそれぞれ係止されている。係止部31は、絶縁フレーム20に固定されず、Y軸方向に自由に移動することができる。そのため、スタックの締め付け等によって電力用半導体素子11およびヒートシンク12がY軸方向にスライドする場合に、落下防止バンド30も同時にY軸方向にスライドすることができる。
図2(a)は、本実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。
図2(b)は、本実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。
図2(a)および図2(b)に示すように、本実施形態の電力変換装置500は、交流端子501a〜501cを介して、交流電源1000に接続される。交流電源1000は、たとえば交流の電力系統である。この例のように、交流電源1000と電力変換装置500との間に変圧器1010が接続されてもよい。電力変換装置500は、直流端子501d,501eを介して、直流回路(図示せず)に接続される。電力変換装置500は、交流電源1000から供給される交流電圧を直流電圧に変換して、直流回路に供給する。電力変換装置500は、直流回路から供給される直流電圧を交流電圧に変換して、交流電源1000に供給する。電力変換装置500は、たとえば双方向または単一方向の他励式の電力変換装置である。
電力変換装置500は、複数のアーム510を有する。複数のアーム510は、相数に応じて設けられる。複数のアーム510のそれぞれは、スタック10を含む。アーム510は、1つのスタック10に限らず、複数のスタック10を含んでもよい。この例では、スタック10は、直列に接続された電力用半導体素子11を含んでおり、電力用半導体素子11は、サイリスタである。アーム510は、スタック10の両端に接続されたリアクトル512を介して、外部の他の回路に接続される。電力用半導体素子11の主端子間には、スナバ回路や電圧監視回路等の回路514が接続されている。そのほか、アーム510には、図示しないゲート駆動回路等も接続されている。
本実施形態の電力変換装置500の電力用半導体素子11の交換方法について説明する。
いずれかのアーム510に故障が生じた場合には、電力変換装置500は、運転を停止する。電力変換装置500の運転を停止し、各充電部の放電を確認した後、故障部の特定と交換作業が実施される。
図2(b)において、たとえば上から2個目の電力用半導体素子11が故障しているものとする。該当するアーム510において、スタック10から故障した電力用半導体素子11を取り外す作業を行う。
該当するスタック10(図1)において、ナット15を緩めてスタックの両端にかかっている圧力を解除する。ナット15を緩めることにより、落下防止バンド30は、電力用半導体素子11とともに、ヒートシンク12に間に挟まれた状態で、Y軸正方向にスライドする。
そのスタック10のすべての電力用半導体素子11が落下防止バンド30のリング部32上に受け止められる。図2(b)の上から2番目の電力用半導体素子11を鈎状の冶具を用いて取り出して、新たな電力用半導体素子11を対応する落下防止バンド30上に挿入し配設する。
ナット15を締結して、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の積層体に皿バネ13の付勢によって圧力を印加する。落下防止バンド30は、ナット15の締結に応じて、電力用半導体素子11とともに、ヒートシンク12に挟まれた状態でY軸負方向にスライドする。
本実施形態の電力変換装置500の効果について、比較例の電力変換装置の場合と比較しつつ説明する。
図3(a)は、比較例の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。
図3(b)は、図1(a)のAA線に相当する位置における矢視断面図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、比較例の電力変換装置は、スタック110を有する。比較例のスタック110は、上述の実施形態の場合の落下防止バンド30が設けられていない。他の構成要素は、実施形態の場合と同一である。
そのため、ナット15を緩めて、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の圧力を解除すると、電力用半導体素子11は、図の矢印のように下方に落下してしまう。このとき、交換対象ではない電力用半導体素子11の支持圧力も解除されてしまうので、スタック110のすべての電力用半導体素子11は、下方に落下してしまう。
故障した電力用半導体素子11が落下してさらに破損するのであればまだしも、健全な電力用半導体素子11が落下によって破損するのは、全部品交換となり、好ましくないのは明らかである。電力用半導体素子11が落下しないように、たとえば、交換の作業者は、スタック110の下方に手をそえた後にナット15を緩めたり、スタック110の下面を覆うような板材をあらかじめ固定した後に、ナット15を緩めるようにしたり、といった手順を追加する必要がある。
しかし、この方法では、下面に配置した板材上に電力用半導体素子11は受け止められるが、交換作業後に電力用半導体素子11の中心を合わせる作業を別に行う必要がある。
このように、比較例のスタック110における交換作業は、手順も多く、煩雑な作業を含むため、作業効率を向上させる必要がある。
本実施形態では、落下防止バンド30が絶縁フレーム20に支持されており、圧力を緩めたときに、電力用半導体素子11は、落下防止バンド30によって受け止められる。そのため、別に落下防止用の板材等を用意することなく、故障した電力用半導体素子11の交換を行うことができる。
落下防止バンド30は、電力用半導体素子11の形状に応じたリング部32を有しているので、電力用半導体素子11の落下防止とともに、交換後の中心出しを容易に行うことができる。
落下防止バンド30の係止部31は、絶縁フレームに固定されないので、ナット15を締めても、緩めても、絶縁フレーム20の延伸方向に自在にスライドすることができる。そのため、電力用半導体素子11の交換作業の効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図4(a)は、第2の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図4(b)は、第2の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図4(c)は、図4(a)のBB線における矢視断面図である。
上述した実施形態では、落下防止バンド30を用いて、電力用半導体素子11の落下を防止する。上述したスタックでは、電力用半導体素子11のほか、ヒートシンク12も圧力の解除時には、下方に落下し得る状態となるので、本実施形態では、交換作業時のヒートシンクの落下も防止する。
図4(a)〜図4(c)に示すように、スタック210は、上述した他の実施形態の場合と異なるヒートシンク212と、絶縁フレーム220と、ピン230と、を備える。ヒートシンク212は、絶縁フレーム220側の側面にネジ穴が設けられている。絶縁フレーム220のヒートシンク212のネジ穴に対応する位置には、貫通孔(係止手段)221が設けられている。貫通孔221には、ピン(ヒートシンク支持手段)230が貫通されている。ピン230の先端部にはネジが切ってあり、ヒートシンク212のネジ穴によって、締結されている。
絶縁フレーム220の貫通孔221は、スタック210が延伸している方向に長い長穴である。ピン230は、貫通孔221には、固定されておらず、ナット15を締めたとき、ナット15を緩めたときのいずれも貫通孔221に沿って、スライドすることができる。
ピン230は、好ましくは、絶縁性の材料で形成されている。ピンは、導電性の材料で形成されてもよいが、絶縁フレーム220の貫通孔221から突出する部分は、安全上の観点から、絶縁塗料等によって被覆等されるのが好ましい。
本実施形態では、ヒートシンク212がピン230によって、絶縁フレーム220にスライド自在に支持されている。そのため、ナット15を緩めて、ヒートシンク212への圧力を解除した場合であっても、ヒートシンク212は、ピン230によって絶縁フレーム220に支持されるので、ヒートシンク212が下方に落下することが防止される。
本実施形態の構成は、上述した第1の実施形態の場合の落下防止バンドと組み合わせて用いることができる。これらを組み合わせることによって、電力用半導体素子11およびヒートシンク12両方の落下を防止することができる。
(変形例)
上述の実施形態のヒートシンク12,212にさらに構成を加えることによって、電力用半導体素子11の落下を防止することができる。
図5(a)は、第2の実施形態の変形例の電力変換装置のスタックの一部を例示する正面図である。図5(b)は、図5(a)のヒートシンクの側面図である。図5(c)は、図5(a)のヒートシンクの平面図である。
図5(a)〜図5(c)に示すように、ヒートシンク212aは、本体212bと、素子支持部212cと、を含む。本体212bは、金属の板状体である。素子支持部212cは、本体212bの下部に設けられている。素子支持部212cは、電力用半導体素子11の外周形状に応じた円弧状の支持面212dを有する。支持面212dは、XZ平面視で、電力用半導体素子11(図中の一点鎖線)の下方外周に沿う形状とされている。素子支持部212cのY軸方向の長さ(厚さ)は、電力用半導体素子11の厚さよりも短く、かつ、スタックの圧力を解除したときに電力用半導体素子11が落下しない程度に支持できる長さに設定されている。
本体212bは、アルミニウムや銅等を含む金属によって形成されている。素子支持部212cは、好ましくは樹脂等の絶縁性の材料によって形成されるが、導電性の材料であってもよい。導電性の材料によって形成する場合には、本体212bおよび素子支持部212cを一体で形成されていてもよい。
本変形例によれば、スタックの圧力を解除したときに、電力用半導体素子11は、素子支持部212cによって受け止められるので、電力用半導体素子11の落下を防止することができる。
素子支持部212cを電力用半導体素子11の外周形状に沿う形状とすることによって、電力用半導体素子11の落下防止とともに、交換後の中心の位置合わせを容易に行うことができる。
(第3の実施形態)
図6(a)は、第3の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する平面図である。図6(b)は、第3の実施形態の電力変換装置のスタックを例示する斜視図である。図6(c)は、図6(a)のCC線における矢視断面図である。
上述した他の実施形態では、電力用半導体素子11およびヒートシンク12,212のそれぞれの落下防止する手段を構成要素に追加している。本実施形態では、電力用半導体素子11およびヒートシンク12を同時に落下防止する構成を追加する。
本実施形態の電力変換装置のスタック310は、上述した他の実施の絶縁フレーム20,220とは異なる絶縁フレーム320を有する。
図6(a)〜図6(c)に示すように、本実施形態の場合には、絶縁フレーム320は、フレーム本体320aと、支持部320bと、を含む。フレーム本体320aは、YZ平面にほぼ平行な面を有する板状部分であり、上述した他の実施形態の場合における絶縁フレーム20,220に対応する。
支持部320bは、フレーム本体320aの下端に接続され、フレーム本体320aとともにY軸方向に延伸している。支持部320bは、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の配設されている側に延伸している。支持部320bは、ヒートシンク12の下端を支持するように設けられている。支持部320bは、スタック310の圧力が解除されたときに、電力用半導体素子11およびヒートシンク12が落下しないようにこれらを支持する。
フレーム本体320aおよび支持部320bは、いずれも絶縁性の材料、たとえばFRP等によって形成されている。支持部320bは、フレーム本体320aに接着剤や締結材等によって接続されていてもよいし、フレーム本体320aと一体に成形されていてもよい。
本実施形態では、スタック310は、電力用半導体素子11およびヒートシンク12の下方に設けられた支持部320bを有する絶縁フレーム320を有する。そのため、スタックの圧力を解除した場合には、支持部320bは、電力用半導体素子11およびヒートシンク12を受け止めることができるので、これらの落下を防止することができる。
以上説明した実施形態によれば、容易に電力用半導体素子を交換することができる電力変換装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10,210,310 スタック、11 電力用半導体素子、12,212,212a ヒートシンク、13 皿バネ、14 押え部材、15 ナット、16 ロッド、20,220,320 絶縁フレーム、22 金属フレーム、30 落下防止バンド、31 係止部、32 リング部、212b 本体、212c 素子支持部、212d 支持面、221 貫通孔、230 ピン、320a 本体、320b 支持部、500 電力変換装置、510 アーム、512 リアクトル、514 回路、1000 交流電源、1010 変圧器

Claims (6)

  1. 2つのヒートシンクと、
    前記2つのヒートシンクの間に挟持された電力用半導体素子と、
    前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子が積層された第1方向に沿って付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢を保持して前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に圧力を印加する圧力保持手段と、
    前記第1方向に延伸し、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段を支持するフレームと、
    を含むスタック
    を備え、
    前記スタックは、
    前記第1方向に平行して載置された場合であって、前記圧力保持手段によって前記圧力を解除したときに、前記電力用半導体素子を前記フレームを介して支持する素子支持手段をさらに含む電力変換装置。
  2. 前記素子支持手段は、前記フレームに係止する第1部分と、前記電力用半導体素子の下方に設けられた第2部分と、を含み、
    前記第2部分は、前記電力用半導体素子の前記1方向に直交する第2方向から見た外周形状を有する請求項1記載の電力変換装置。
  3. 2つのヒートシンクと、
    前記2つのヒートシンクの間に挟持された電力用半導体素子と、
    前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子が積層された第1方向に沿って付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢を保持して前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に圧力を印加する圧力保持手段と、
    前記第1方向に延伸し、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段を支持するフレームと、
    を含むスタック
    を備え、
    前記スタックは、
    前記第1方向に平行して載置された場合であって、前記圧力保持手段によって前記圧力を解除したときに、前記2つのヒートシンクを前記フレームを介して支持するヒートシンク支持手段をさらに含む電力変換装置。
  4. 前記ヒートシンク支持手段は、前記2つのヒートシンクそれぞれに設けられ、
    前記フレームは、前記ヒートシンク支持手段を係止する係止手段を含む請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記2つのヒートシンクのそれぞれは、前記圧力保持手段によって前記圧力を解除されたときに、前記電力用半導体素子を前記フレームを介して支持する素子支持手段をさらに含む請求項3または4に記載の電力変換装置。
  6. 2つのヒートシンクと、
    前記2つのヒートシンクの間に挟持された電力用半導体素子と、
    前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に、前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子が積層された第1方向に沿って付勢する力を生成する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力を保持して前記2つのヒートシンクおよび前記電力用半導体素子に圧力を印加する圧力保持手段と、
    前記第1方向に延伸する板状体であって、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段を支持するフレームと、
    を含むスタック
    を備え、
    前記スタックは、
    前記第1方向に平行して載置された場合であって、前記圧力保持手段によって前記圧力を解除したときに、前記電力用半導体素子を前記フレームを介して支持する素子支持手段をさらに含み、
    前記素子支持手段は、
    前記フレームの下端に接続され、前記2つのヒートシンク、前記電力用半導体素子、付勢手段および圧力保持手段の下方に設けられた電力変換装置。
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