JP2020105080A - 皮膚清拭において清拭される皮膚領域の拡大方法 - Google Patents
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Description
項1. 皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大方法であって、
皮膚の清拭において、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを含む皮膚清拭用組成物が拭取具に含浸されている皮膚清拭具を使用する、前記方法。
項2. ポリエチレングリコールの平均分子量が200〜20000である、項1に記載の方法。
項3. 前記拭取具が化粧用コットンである、項1又は2に記載の方法。
項4. 皮膚清拭具の皮膚との接触面の面積の30倍以上の面積の皮膚の清拭を行う、項1〜3のいずれかに記載の方法。
項5. 1個の皮膚清拭具を用いて2カ所以上の異なる皮膚部位に対して清拭を行う、項1〜4のいずれかに記載の方法。
項6. 皮膚清拭時の清拭効果を実感させる範囲を拡大する方法であって、
皮膚の清拭において、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを含む皮膚清拭用組成物が拭取具に含浸されている皮膚清拭具を使用する、前記方法。
項7. 皮膚清拭用組成物において、さっぱりとした使用感の付与効果を持続させる方法であって、皮膚清拭用組成物に、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを配合する、前記方法。
本発明の方法は、皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大方法であって、皮膚の清拭において、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを含む皮膚清拭用組成物が拭取具に含浸されている皮膚清拭具を使用することを特徴とする。本発明において、「皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大」とは、皮膚清拭具を使用して皮膚の清拭を行う際に、1度に広い範囲の皮膚部位を清拭したり、2カ所以上の皮膚部位の清拭に繰り返し使用したりすることを指す。以下、本発明の方法について詳述する。
本発明の方法では、拭取具に含浸させる皮膚清拭用組成物として、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを含むものを使用する。このように、エタノール8〜20重量%とポリエチレングリコールを含む皮膚清拭用組成物を使用することにより、皮膚清拭具においてさっぱり感を付与する効果の持続性が向上し、清拭対象となる皮膚部位の領域を広げても十分なさっぱり感を付与することが可能になる。
本発明で使用する皮膚清拭用組成物は、エタノールを8〜20重量%含有する。このような濃度でエタノールを含有しているため、皮膚を清拭した後にさっぱり感を十分に実感させることができる。皮膚上の皮脂や汚れに対する除去効果、及び清拭後のさっぱり感をより一層好適に具備させるという観点から、本発明の皮膚清拭用組成物におけるエタノールの濃度として、好ましくは8〜17重量%、更に好ましくは10〜15重量%、特に好ましくは11〜13重量%が挙げられる。
本発明で使用される皮膚清拭用組成物の形状については、特に制限されないが、皮膚の清拭に使用し易い形状、特に拭取具に含浸し易い形状であることが好ましく、具体的には、液状又は半固形状(ジェル状、軟膏状、ペースト状)であることが好ましい。
本発明において、皮膚清拭用組成物を含浸させる拭取具については、肌の清拭に使用可能であることを限度として特に制限されないが、例えば、化粧用コットン、化粧用パフ、不織布シート、織布シート(ガーゼ等)、スポンジ等が挙げられる。これらの拭取具の構成素材については、特に制限されず、例えば、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、合成樹脂等のいずれであってもよいが、清拭する際の使用感の観点から、好ましくは天然繊維、更に好ましくは綿が挙げられる。
本発明の方法において、皮膚の清拭には、前記皮膚清拭用組成物を前記拭取具に含浸させた皮膚清拭具を使用する。前記皮膚清拭用組成物の前記拭取具に対する含浸量については、特に制限されず、従来の皮膚清拭具と同様、前記拭取具の素材等に応じて皮膚清拭ができる範囲に適宜設定すればよい。
本発明の方法では、前記皮膚清拭具を使用して皮膚の清拭を行う。
本発明は、更に、前記皮膚清拭具を用いて皮膚の清拭を行うことにより、皮膚清拭時の清拭効果を実感させる範囲を拡大する方法を提供する。本発明において、「皮膚清拭時の清拭効果を実感させる範囲を拡大する」とは、皮膚清拭具を使用して皮膚の清拭を行う際に、さっぱり感を実感できる皮膚の清拭範囲を拡大することを指し、例えば1度に広い皮膚部位に対してさっぱり感を付与したり、2カ所以上の皮膚部位にさっぱり感を繰り返し付与したりすることを指し、その具体的態様については、前記「1.皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大方法」の欄に記載の通りである。
本発明は、更に、皮膚清拭用組成物において、さっぱりとした使用感の付与効果を持続させる方法であって、皮膚清拭用組成物に、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを配合する方法を提供する。当該方法において使用される成分や濃度、皮膚清拭用組成物の製剤形態や使用方法等については、前記「1.皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大方法」の欄に記載の通りである。
表1及び2に示す組成の皮膚清拭用組成物(皮膚清拭用化粧水)を調製し、化粧用コットン(綿100%、3.5cm×5cm、2枚重ね:0.2g)に当該皮膚清拭用組成物0.8ml(400%含浸)を含浸させて皮膚清拭具を得た。
<初回及び繰り返し使用後のさっぱり感の判定基準>
5点:さっぱりした使用感を十分に感じた。
4点:さっぱりした使用感をある程度感じた。
3点:さっぱりした使用感を少し感じた。
2点:さっぱりした使用感をあまり感じなかった。
1点:さっぱりした使用感を全く感じなかった。
<刺激性の判定基準>
3点:刺激を全く感じなかった。
2点:若干の刺激があった。
1点:強い刺激を感じた。
<初回及び繰り返し使用後のさっぱり感>
◎:評点の合計値が40〜50点(さっぱり感を十分に感じられる水準)
○:評点の合計値が31〜39点(さっぱり感をある程度感じられる水準)
△:評点の合計値が25〜30点(さっぱり感があまり感じられない水準)
×:評点の合計値が10〜24点(さっぱり感が感じられない水準)
<刺激性>
◎:評点の合計値が28〜30点(刺激が全くないといえる水準)
○:評点の合計値が24〜27点(刺激がほとんど気にならない水準)
△:評点の合計値が20〜23点(若干の刺激が感じられる水準)
×:評点の合計値が10〜19点(強い刺激が感じられる水準)
Claims (5)
- 皮膚清拭具によって清拭される皮膚領域の拡大方法であって、
皮膚の清拭において、エタノール8〜20重量%、及びポリエチレングリコールを含む皮膚清拭用組成物が拭取具に含浸されている皮膚清拭具を使用する、前記方法。 - ポリエチレングリコールの平均分子量が200〜20000である、請求項1に記載の方法。
- 前記拭取具が化粧用コットンである、請求項1又は2に記載の方法。
- 皮膚清拭具の皮膚との接触面の面積の30倍以上の面積の皮膚の清拭を行う、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 1個の皮膚清拭具を用いて2カ所以上の異なる皮膚部位に対して清拭を行う、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
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