JP2020094933A - Thermal flowmeter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱式流量計に関する。 The present invention relates to a thermal type flow meter.
特許文献1には、請求項1として「被計測流体の流量を計測するセンサ素子と、前記センサ素子と電気的に接続されるLSIと、を備え、前記センサ素子の基板に空洞部が形成され、前記空洞部上の薄膜部には電気絶縁膜を介して発熱抵抗体が形成されたチップパッケージにおいて、前記LSIと前記LSIを保護するためのチップ部品は、金属のリードフレーム上に実装され、前記LSIおよび前記リードフレームは、熱硬化性樹脂で封止され、前記リードフレームは、一端側が前記熱硬化性樹脂から突出し、外部との信号の入出力を行う入出力端子部と、前記駆動回路が実装される実装部と、を有しており、前記入出力端子部は、前記実装部と一体に形成されている端子と、前記実装部とは独立して形成され、前記駆動回路とワイヤボンディングを介して電気的に接続されている端子とを、有しており、前記チップ部品は、前記実装部と一体に形成されている端子と前記実装部とは独立して形成されている端子とを橋渡しするように前記リードフレーム上に導電性接着材を介して直接実装されていることを特徴とするチップパッケージ。」と記載されている。
In
上記した従来のチップパッケージを不図示のプリント基板にはんだで実装する場合、リードフレームの素材を選定する上で、相反する特性による課題が存在する。例えば、実装部とLSIやチップ部品等の電子部品との間の熱ひずみを考慮すると、これらの電子部品の線膨張係数に近い比較的小さな線膨張係数の素材をリードフレーム素材として選定する必要がある。一方、入出力端子部とプリント基板との間のはんだひずみを考慮すると、プリント基板の線膨張係数に近い比較的大きな線膨張係数の素材をリードフレーム素材として選定する必要がある。 When the above-mentioned conventional chip package is mounted on a printed circuit board (not shown) with solder, there are problems due to conflicting characteristics in selecting the material of the lead frame. For example, considering the thermal strain between the mounting part and electronic components such as LSI and chip components, it is necessary to select a material having a relatively small linear expansion coefficient close to the linear expansion coefficient of these electronic components as the lead frame material. is there. On the other hand, considering the solder strain between the input/output terminal portion and the printed circuit board, it is necessary to select a material having a relatively large linear expansion coefficient close to that of the printed circuit board as the lead frame material.
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、温度変化により回路パッケージの半導体実装部に生じるひずみと接続端子に生じるひずみの両方を低減させることができる熱式流量計を提供することである。 The present invention has been made in view of the above points, and an object thereof is to reduce the heat generated in the semiconductor mounting portion of the circuit package and the distortion generated in the connection terminal due to temperature change. Type flow meter.
上記課題を解決する本発明の熱式流量計は、線膨張係数が異なる金属材を複数備えるリードフレームを備え、前記リードフレームは、外部と接続するための接続端子と、半導体素子が実装される半導体実装部と、を有し、前記接続端子を構成する金属材よりも前記半導体実装部を構成する金属材の方が線膨張係数が小さく、前記半導体素子に形成される検出部と前記接続端子とがそれぞれ露出した状態となるように樹脂により封止された回路パッケージを備えることを特徴とする。 A thermal type flow meter of the present invention which solves the above-mentioned problems includes a lead frame provided with a plurality of metal materials having different linear expansion coefficients, and the lead frame is mounted with a connection terminal for connecting to the outside and a semiconductor element. A semiconductor mounting portion, and the linear expansion coefficient of the metal material forming the semiconductor mounting portion is smaller than that of the metal material forming the connection terminal, and the detection portion and the connection terminal formed on the semiconductor element. It is characterized by comprising a circuit package sealed with a resin so that and are exposed.
本発明によれば、温度変化により半導体実装部に生じるひずみと接続端子に生じるひずみの両方を低減させることができる熱式流量計を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a thermal type flow meter capable of reducing both the strain generated in the semiconductor mounting portion and the strain generated in the connection terminal due to the temperature change.
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。 Further features related to the present invention will be apparent from the description of the present specification and the accompanying drawings. Further, problems, configurations and effects other than those described above will be clarified by the following description of the embodiments.
以下に説明する、発明を実施するための形態(以下、実施例)は、実際の製品として要望されている種々の課題を解決しており、特に車両の吸入空気の物理量を検出する検出装置として使用するために望ましい色々な課題を解決し、種々の効果を奏している。下記実施例が解決している色々な課題の内の一つが、上述した発明が解決しようとする課題の欄に記載した内容であり、また下記実施例が奏する種々の効果のうちの一つが、発明の効果の欄に記載された効果である。下記実施例が解決している色々な課題について、さらに下記実施例により奏される種々の効果について、下記実施例の説明の中で述べる。従って、下記実施例の中で述べる、実施例が解決している課題や効果は、発明が解決しようとする課題の欄や発明の効果の欄の内容以外の内容についても記載されている。 The modes for carrying out the invention (hereinafter, examples) described below solve various problems demanded as actual products, and particularly as a detection device for detecting a physical quantity of intake air of a vehicle. It solves various problems desirable for use and exerts various effects. One of the various problems that the following examples are solving is the content described in the column of the problems to be solved by the invention described above, and one of the various effects that the following examples have, It is the effect described in the column of the effect of the invention. Various problems solved by the following examples and various effects achieved by the following examples will be described in the description of the following examples. Therefore, the problems and effects solved by the embodiments described in the following embodiments are also described in the contents other than the contents of the problems to be solved by the invention and the effects of the invention.
以下の各実施例で、同一の参照符号は、図番が異なっていても同一の構成を示しており、同じ作用効果を成す。既に説明済みの構成について、図に参照符号のみを付し、説明を省略する場合がある。 In each of the following embodiments, the same reference numeral indicates the same configuration even if the drawing numbers are different, and has the same effect. With respect to the configurations already described, only the reference symbols are attached to the drawings, and the description may be omitted.
図1から図3は、熱式流量計の外観を示す図であり、図1は、熱式流量計の正面図、図2は、ハウジングの背面図、図3は、熱式流量計の右側面図である。
本実施例の熱式流量計1は、自動車の内燃機関に吸入される吸入空気の物理量を検出する物理量検出装置であり、内燃機関の吸気管に装着される。
1 to 3 are views showing the appearance of a thermal type flow meter, FIG. 1 is a front view of the thermal type flow meter, FIG. 2 is a rear view of a housing, and FIG. 3 is a right side of the thermal type flow meter. FIG.
The thermal
熱式流量計1は、吸気管の通路壁に設けられた取り付け孔から吸気管の内部に挿入されて利用される。熱式流量計1は、ハウジング2と、ハウジング2に取り付けられるカバー3とを備えている。ハウジング2は、合成樹脂製材料を射出成形することによって構成されており、カバー3は、例えばアルミニウム合金などの導電性材料からなる板状部材によって構成されている。カバー3は、薄い板状に形成されて、広い平坦な冷却面を有している。
The thermal
ハウジング2は、熱式流量計1を吸気管に固定するためのフランジ21と、フランジ21から突出して外部機器との電気的な接続を行うために吸気管から外部に露出するコネクタ23と、フランジ21から延びる計測部22を有している。
The
計測部22は、フランジ21からまっすぐ延びる薄くて長い形状を成し、幅広な正面221と背面222、及び幅狭な一対の側面223、224を有している。計測部22は、熱式流量計1を吸気管に取り付けた状態で、吸気管の内壁から吸気管の通路中心に向かって突出する。そして、正面221と背面222が吸気管の中心軸に沿って平行に配置され、計測部22の幅狭な側面223、224のうち計測部22の短手方向一方側の側面223が吸気管の上流側に対向配置され、計測部22の短手方向他方側の側面224が吸気管の下流側に対向配置される。熱式流量計1を吸気管に取り付けた状態で、計測部22の先端部を下面225とする。
The
熱式流量計1は、フランジ21から吸気管の中央に向かって延びる薄くて長い計測部22の先端部に副通路入口201が設けられているので、内壁面近傍の流速低下に関係する計測誤差を低減できる。また、熱式流量計1は、フランジ21から吸気管の中央に向かって伸びる計測部22の先端部に副通路入口201が設けられているだけでなく、副通路の第1出口202及び第2出口203も計測部22の先端部に設けられているので、さらに計測誤差を低減することができる。
In the thermal
熱式流量計1は、計測部22が吸気管の外壁から中央に向かう軸に沿って長く伸びる形状を成しているが、側面223、224の幅は、図3に示すように、狭い形状を成している。これにより、熱式流量計1は、被計測気体に対して流体抵抗を小さい値に抑えることができる。
The
熱式流量計1の計測部22は、吸気管に設けられた取り付け孔から内部に挿入され、熱式流量計1のフランジ21が吸気管に当接され、ねじで吸気管に固定される。フランジ21は、所定の板厚からなる平面視略矩形状を有している。
The
コネクタ23は、図4及び図5に示すように、その内部に外部端子231が設けられている。外部端子231は、熱式流量計1の計測結果である流量や温度などの物理量を出力するための端子および熱式流量計1が動作するための直流電力を供給するための電源端子である。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
ハウジング2には、副通路を形成するための副通路溝210と、回路基板4を収容するための回路室213が設けられている。回路室213と副通路溝210は、計測部22の背面222に凹設されている。回路室213は、吸気管において被計測気体の流れ方向上流側の位置となる短手方向一方側(側面223側)の領域に設けられている。そして、副通路溝210は、回路室213よりも計測部22の長手方向先端側(下面225側)の領域と、回路室213よりも吸気管における被計測気体の流れ方向下流側の位置となる短手方向他方側(側面224側)の領域に亘って設けられている。
The
副通路溝210は、カバー3との協働により副通路を形成する。副通路を形成する副通路溝210は、第1副通路溝211と、第1副通路溝211の途中で分岐する第2副通路溝212とを有している。第1副通路溝211は、計測部22の短手方向一方側の側面223に開口する副通路入口201と、計測部22の短手方向他方側の側面224に開口する第1出口202との間に亘って、計測部22の短手方向に沿って延在するように形成されている。第1副通路溝211は、吸気管内を流れる被計測気体を副通路入口201から取り込み、その取り込んだ被計測気体を第1出口202から吸気管に戻す第1副通路を構成する。第1副通路は、副通路入口201から吸気管内における被計測気体の流れ方向に沿って延在し、第1出口202までつながる。
The
第2副通路溝212は、第1副通路溝211の途中位置で分岐して計測部22の基端部側(フランジ側)に向かって折曲され、計測部22の長手方向に沿って延在する。そして、計測部22の基端部で計測部22の短手方向他方側(側面224側)に向かって折れ曲がり、計測部22の先端部に向かってUターンし、再び計測部22の長手方向に沿って延在する。そして、第1出口202の手前で計測部22の短手方向他方側に向かって折曲され、計測部22の短手方向他方側の側面224に開口する第2出口203に連続するように設けられている。第2出口203は、吸気管における被計測気体の流れ方向下流側に向かって対向配置される。第2出口203は、第1出口202とほぼ同等若しくは若干大きい開口面積を有しており、第1出口202よりも計測部22の長手方向基端部側に隣接した位置に形成されている。
The second
第2副通路溝212は、第1副通路から分岐されて流れ込んだ被計測気体を通過させて第2出口203から吸気管に戻す第2副通路を構成する。第2副通路は、計測部22の長手方向に沿って往復する経路を有する。つまり、第2副通路は、第1副通路の途中で分岐して、計測部22の基端部側に向かって延在し、計測部22の基端部側で折り返されて計測部22の先端部側に向かって延在し、副通路入口201よりも吸気管内における被計測気体の流れ方向下流側で被計測気体の流れ方向下流側に向かって対向配置される第2出口203につながる経路を有する。第2副通路溝212は、その途中位置に流量検出素子53が配置されている。第2副通路溝212は、第2副通路の通路長さをより長く確保することができ、吸気管内に脈動が生じた場合に、流量検出素子53への影響を小さくすることができる。
The second
上記構成によれば、計測部22の延びる方向に沿って副通路を形成することができ、副通路の長さを十分に長く確保できる。これにより、熱式流量計1は、十分な長さの副通路を備えることができる。したがって、熱式流量計1は、流体抵抗を小さい値に抑えられると共に高い精度で被計測気体の物理量を計測することが可能である。
According to the above configuration, the sub passage can be formed along the extending direction of the measuring
第1副通路溝211は、副通路入口201から第1出口202まで計測部22の短手方向に沿って延在して設けられているので、副通路入口201から第1副通路内に侵入した塵埃などの異物をそのまま第1出口202から排出させることができる。したがって、異物が第2副通路に侵入するのを防ぎ、第2副通路内の流量検出素子53に影響を与えるのを防ぐことができる。
The first
第1副通路溝211の副通路入口201と第1出口202は、副通路入口201の方が第1出口202よりも大きな開口面積を有している。副通路入口201の開口面積を第1出口202よりも大きくすることによって、第1副通路に流入した被計測気体を、第1副通路の途中で分岐している第2副通路にも確実に導くことができる。
Regarding the
図6は、カバー組立体の構成を説明する図である。
カバー組立体は、カバー3と、チップパッケージ(回路パッケージ)5を実装する回路基板4によって構成されている。カバー3は、例えばアルミニウム合金やステンレス合金などの金属製の導電性材料によって構成されている。カバー3は、計測部22の背面222を覆う大きさを有する平板部材からなり、接着剤によって計測部22に固定される。カバー3は、計測部22の回路室213を覆い、また、計測部22の第1副通路溝211および第2副通路溝212との協働により副通路を構成する。カバー3は、所定のコネクタターミナルとの間に導電性の中間部材を介在させることによってグランドに電気的に接続されており、除電機能を有している。
FIG. 6 is a diagram illustrating the configuration of the cover assembly.
The cover assembly includes a
カバー3の裏面には、チップパッケージ5を実装する回路基板4が固定されている。回路基板4は、例えばプリント基板からなる基板本体41を有している。基板本体41は、計測部22の長手方向に沿って延在する長方形状を有している。チップパッケージ5は、回路基板4の長手方向中央位置で回路基板4の短手方向に沿って端部から側方に突出した状態で、回路基板4に固定されている。チップパッケージ5のパッケージ本体51は、回路基板4の収容部412に厚さ方向の少なくとも一部が収容される基端部512と、回路基板4の短手方向に沿って回路基板4の端部から側方に突出する先端部511を有している。
A
カバー組立体は、カバー3をハウジング2の背面222に取り付けることによって、回路基板4を回路室213に収容し、かつ、チップパッケージ5を副通路と回路室213との間に亘って延在させてパッケージ本体51の先端部511を副通路内に配置することができる。パッケージ本体51の先端部511には、流量検出素子53が設けられており、流量検出部の検出部が第2副通路溝212内に露出して配置されるようになっている。
The cover assembly accommodates the
図7Aは、チップパッケージと回路部品が実装された回路基板の正面図、図7Bは、図7AのVIIB−VIIB線断面図、図7Cは、図7AのVIIC−VIIC線断面図である。 7A is a front view of a circuit board on which a chip package and circuit components are mounted, FIG. 7B is a sectional view taken along line VIIB-VIIB of FIG. 7A, and FIG. 7C is a sectional view taken along line VIIC-VIIC of FIG. 7A.
回路基板4には、チップパッケージ5の一部を収容するための収容部412が設けられている。収容部412は、図7Aに示すように、基板本体41の長手方向中央でかつ短手方向一方側に偏倚した箇所を部分的に切り欠くことによって構成されており(切り欠き部)、基板本体41は平面視略U字形状を有している。
The
チップパッケージ5は、図7A、図7B及び図7Cに示すように、パッケージ本体51の厚さ方向の少なくとも一部が回路基板4の収容部412に入り込んで収容されている。具体的には、パッケージ本体51の基端部512でかつパッケージ本体51の流量検出素子53が設けられる面側であるパッケージ表面部が回路基板4の収容部412に入り込んだ状態で収容されている。
As shown in FIGS. 7A, 7B, and 7C, at least a part of the
本実施例では、パッケージ本体51の厚さ方向の一部が回路基板4の収容部412に収容されるため、チップパッケージ5の厚みと端子の高さとを含めた全体の実装高さを抑制することができる。これにより、例えば、回路基板4にチップパッケージ5と混載された小型の圧力センサと同じ実装高さまで低減することができる。また、チップパッケージ5を回路基板4の上に重ねて実装した場合と比較して、実装部品の実装高さをより低く抑えることができる。したがって、計測部22の低背化を図ることができ、熱式流量計1を薄型化することができ、吸気管内の主通路における流量抵抗を低減させることができる。
In this embodiment, a part of the
なお、本実施例では、パッケージ本体51の厚さ方向の一部が回路基板4の収容部412に収容される構成の場合を例に説明したが、パッケージ本体51の厚さ方向の全体が収容される構成としてもよい。かかる構成とすることにより、計測部22の低背化をさらに促進させることができ、熱式流量計1の薄型化を図ることができる。
In the present embodiment, the case where a part of the
図7Aに示すように、回路基板4の正面には、チップパッケージ5と、圧力センサ42等の電子部品が実装されている。チップパッケージ5は、パッケージ本体51の基端部512に複数本の接続端子522が突出して設けられており、これらの接続端子522を回路基板4のパッド43にはんだで接続することにより回路基板4に一体に固定されている。チップパッケージ5には、流量検出素子53と、流量検出素子53を駆動する電子部品であるLSIとが実装されている。
As shown in FIG. 7A, the
チップパッケージ5の基端部512には、パッケージ本体51の短手方向に沿って互いに離間する方向に突出する複数の接続端子522が設けられている。回路基板4の基板本体41の実装面411には、収容部412を間に介して対向する箇所である回路基板4の長手方向一方側と他方側に複数のパッド43が分かれて設けられており、各パッド43にチップパッケージ5の複数の接続端子522がそれぞれはんだ付けされるようになっている。複数の接続端子522は、チップパッケージ5を回路基板4にはんだ固定するはんだ固定部を構成する。
The
チップパッケージ5は、LSI54と流量検出素子53をリードフレーム521の上に搭載し、熱硬化性樹脂で封止することによって構成されている。チップパッケージ5は、略平板形状に樹脂成形されたパッケージ本体51を有している。パッケージ本体51は、長方形を有しており、計測部22の短手方向に沿って延在し、パッケージ本体51の長手方向一方側の基端部512が回路基板4の収容部412に収容され、パッケージ本体51の長手方向他方側の先端部511が回路基板4から突出して配置されるようになっている。
The
チップパッケージ5の流量検出素子53は、パッケージ本体51の表面に凹設された通路溝513内に検出部が露出するように設けられている。通路溝513は、第2副通路溝212内で第2副通路溝212に沿って延在するように、パッケージ本体51の短手方向一方側の端部から短手方向他方側の端部までの全幅に亘って形成されている。流量検出素子53は、ダイヤフラム構造を有している。チップパッケージ5を樹脂で成型する際に、流量検出素子53の表面の検出部に樹脂が流れ込まないように入駒を当てて樹脂成型が行われる。チップパッケージ5は、流量検出素子53の検出部が露出するように流量検出素子53を樹脂で封止している。
The flow
チップパッケージ5の接続端子522は、パッケージ本体51の厚さ方向中央からパッケージ本体51の短手方向に突出して設けられている。接続端子522は、回路基板4のパッド43に対向する対向面を有しており、その対向面の位置は、リードフレーム521の実装面と同じ高さに設定されている。
The
チップパッケージ5は、パッケージ本体51の基端部512に設けられている複数の接続端子522を回路基板4の複数のパッド43にそれぞれはんだ付けすることにより電気的に導通されかつ回路基板4に一体的に固定される。チップパッケージ5は、回路基板4に基端部512が固定され、先端部511が回路基板4から突出しており、回路基板4に対していわゆる片持ち支持されている。
The
図8は、チップパッケージの構成を説明する模式図、図9は、チップパッケージの半導体実装部と接続端子の構成を説明する模式図、図10は、図8のX−X線断面図、図11は、チップパッケージが回路基板に実装された状態を模式的に示す図である。 8 is a schematic diagram illustrating the configuration of the chip package, FIG. 9 is a schematic diagram illustrating the configurations of the semiconductor mounting portion and the connection terminal of the chip package, and FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG. FIG. 11 is a diagram schematically showing a state in which the chip package is mounted on the circuit board.
チップパッケージ5は、リードフレーム521にLSI54と流量検出素子53が実装されて、流量検出素子53の検出部と複数の接続端子522とがそれぞれ露出した状態となるように樹脂により封止された構成を有している。リードフレーム521は、外部と接続するための接続端子522と、半導体素子であるLSI54及び流量検出素子53が実装される半導体実装部523とを有している。
The
接続端子522は、樹脂で封止されたチップパッケージ5から部分的に露出しており、図11に示すように、回路基板4のパッド43にはんだ付けされている。LSI54及び流量検出素子53は、接着層55によって半導体実装部523の上面にそれぞれ接着されている。
The
接続端子522と半導体実装部523は、互いに独立して形成され、図10に示すように、チップパッケージ5のパッケージ本体51内において同一の高さ方向に備わっている、つまり、同一の平面上に並ぶように所定距離だけ離れて配置されている。そして、半導体実装部523に実装されたLSI54と接続端子522との間がボンディングワイヤ524によって電気的に接続されており、また、LSI54と流量検出素子53との間がボンディングワイヤ525によって電気的に接続されている。
The
接続端子522と半導体実装部523は、互いに線膨張係数が異なる金属材によって構成されている。接続端子522は、回路基板4の線膨張係数に近い線膨張係数の金属材により構成され、半導体実装部523は、LSI54及び流量検出素子53の線膨張係数に近い線膨張係数の金属材により構成されている。接続端子522と半導体実装部523は、接続端子522を構成する金属材よりも半導体実装部523を構成する金属材の方が線膨張係数が小さくなっている。換言すると、半導体実装部523には、接続端子522よりも線膨張係数が小さい材質の金属材が用いられており、接続端子522には、半導体実装部523よりも線膨張係数が大きい材質の金属材が用いられている。
The
本実施例では、接続端子522を構成する銅材の線膨張係数αは16.5[ppm/℃]、はんだの線膨張係数αは、23.0[ppm/℃]、回路基板4であるガラスエポキシのプリント基板の線膨張係数αは、11.0〜15.0[ppm/℃]であり、値が互いに近似している。そして、半導体実装部523は、鉄にニッケルを配合した42アロイ(42%Ni−Fe)材により構成され、接続端子522は銅(Cu)材により構成されている。半導体実装部523を構成する42アロイ材の線膨張係数αは4.2[ppm/℃]、流量検出素子53の線膨張係数αは3.0[ppm/℃]であり、値が互いに近似している。
In this example, the linear expansion coefficient α of the copper material forming the
本実施例のチップパッケージ5は、リードフレーム521の素材として、例えば線膨張係数などの特性の異なる複数の素材を使用することにより、半導体実装部523に発生するひずみと、接続端子522のはんだひずみをともに低減させる。チップパッケージ5は、回路基板4の線膨張係数に近い線膨張係数の金属材を接続端子522に使用し、かつ、LSI54及び流量検出素子53の線膨張係数に近い線膨張係数の金属材を半導体実装部523に使用している。したがって、回路基板4と接続端子522との間の線膨張係数の差分を小さくするとともに、LSI54及び流量検出素子53と半導体実装部523との間の線膨張係数の差分を小さくすることができる。したがって、温度変化により回路基板4と接続端子522との間に生じる応力と、LSI54及び流量検出素子53と半導体実装部523との間に生じる応力の両方を軽減し、半導体実装部523に発生するひずみと、接続端子522に発生するひずみの両方を低減させることができる。
In the
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various designs can be made without departing from the spirit of the present invention described in the claims. It is something that can be changed. For example, the above-described embodiments have been described in detail in order to explain the present invention in an easy-to-understand manner, and are not necessarily limited to those having all the configurations described. Further, a part of the configuration of one embodiment can be replaced with the configuration of another embodiment, and the configuration of another embodiment can be added to the configuration of one embodiment. Furthermore, it is possible to add/delete/replace other configurations with respect to a part of the configurations of the respective embodiments.
1 熱式流量計
5 チップパッケージ
53 流量検出素子
521 リードフレーム
522 接続端子
523 半導体実装部
1 Thermal
Claims (5)
前記リードフレームは、外部と接続するための接続端子と、半導体素子が実装される半導体実装部と、を有し、
前記接続端子を構成する金属材よりも前記半導体実装部を構成する金属材の方が線膨張係数が小さく、
前記半導体素子に形成される検出部と前記接続端子とがそれぞれ露出した状態となるように樹脂により封止された回路パッケージを備える
ことを特徴とする熱式流量計。 A lead frame provided with a plurality of metal materials having different linear expansion coefficients,
The lead frame has a connection terminal for connecting to the outside, and a semiconductor mounting portion on which a semiconductor element is mounted,
The linear expansion coefficient of the metal material forming the semiconductor mounting portion is smaller than that of the metal material forming the connection terminal,
A thermal type flow meter, comprising: a circuit package sealed with a resin so that a detection part formed on the semiconductor element and the connection terminal are exposed.
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