JP2020083736A - 中空シリカ粒子及びその製造方法 - Google Patents
中空シリカ粒子及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020083736A JP2020083736A JP2018224905A JP2018224905A JP2020083736A JP 2020083736 A JP2020083736 A JP 2020083736A JP 2018224905 A JP2018224905 A JP 2018224905A JP 2018224905 A JP2018224905 A JP 2018224905A JP 2020083736 A JP2020083736 A JP 2020083736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow silica
- silica particles
- less
- hollow
- present disclosure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】本開示は、一態様において、内部空間を形成する外殻部を備え、前記外殻部がシリカを含む成分から構成される中空シリカ粒子であって、中空シリカ粒子の表面が、窒素含有シランカップリング剤で表面処理された、中空シリカ粒子に関する。
【選択図】図2
Description
特許文献2には、(a)珪酸アルカリ水溶液を熱風気流中に噴霧乾燥してシリカ系粒子前駆体粒子を調製する工程、(b)シリカ系粒子前駆体粒子を酸水溶液に浸漬し、アルカリを除去する工程、および(c)乾燥・加熱処理する工程、からなることを特徴とするシリカ系粒子の製造方法が記載されている。
特許文献3には、1.0〜2.3g/mLの真密度を有するシリカバルーン材料であって、常温下で当該シリカバルーン材料を溶媒中に分散させ、この材料が浮遊部分と沈澱部分に分離するまで静置した後に、沈澱部分の割合を求めた沈澱率が、溶媒として水を使用した場合には、投入したシリカバルーン材料のうち20重量%以下であり、かつ、溶媒としてメタノールを使用した場合には、投入したシリカバルーン材料のうち40重量%以下である、シリカバルーン材料が記載されている。
特許文献4には、特定のシランカップリング剤により表面処理された、変性中空シリカ微粒子が記載されている。
特許文献5には、平均粒子径が5〜300nmの範囲にあり、比表面積が50〜1500m2/gの範囲にあり、中空構造を有する中空シリカ微粒子が集合し、結着してなる中空シリカ微粒子集合体からなる平均粒子径1μm〜50μmの球状シリカ粒子が記載されている。
(1)シリカを有機アルカリ水溶液に溶解したシリカ溶解液を噴霧乾燥し、中空シリカ前駆体を得る工程。
(2)前記中空シリカ前駆体を焼成し、中空シリカ粒子を得る工程。
(3)前記中空シリカを窒素含有シランカップリング剤で表面処理する工程。
特許文献1に開示される製造方法では、アルカリ金属含有量が低減された中空シリカ粒子を簡便に得ることができる。しかし、該中空シリカ粒子は、樹脂に混練した場合に樹脂組成物を増粘させてしまうことがある。
本開示では、中空シリカ粒子の表面を窒素含有シランカップリング剤で表面処理することで、樹脂中での中空シリカ粒子の凝集を抑制でき、樹脂中に中空シリカ粒子を分散できると考えられる。そして、本開示の中空シリカ粒子を用いることで、アルカリ金属含有量が低減された中空シリカ粒子の良好な電気特性を生かした低粘度の樹脂組成物が得られると推定される。特に、本開示の中空シリカ粒子を樹脂中に分散させると、樹脂組成物の粘度、特に低せん断時の粘度を低くできるため、電子部品間の狭い隙間への注入や濡れ広がり性が良好となり、作業性に優れた樹脂組成物が得られると推定される。
ただし、本開示はこれらのメカニズムに限定して解釈されなくてもよい。
(1)シリカを有機アルカリ水溶液に溶解したシリカ溶解液を噴霧乾燥し、中空シリカ前駆体を得る工程。
(2)前記中空シリカ前駆体を焼成し、中空シリカ粒子を得る工程。
(3)前記中空シリカを窒素含有シランカップリング剤で表面処理する工程。
本開示の製造方法における工程(1)は、シリカが有機アルカリ水溶液に溶解したシリカ溶解液を噴霧乾燥して中空シリカ前駆体を得る噴霧乾燥工程である。シリカ溶解液を噴霧乾燥すると、シリカ溶解液の液滴表面は乾燥して緻密な膜になり、液滴内部は乾燥して空洞になり、中空構造の前駆体粒子(中空シリカ前駆体)が得られる。シリカ溶解液は、例えば、シリカを有機アルカリ水溶液と混合することにより調製できる。よって、本開示の製造方法は、一又は複数の実施形態において、シリカを有機アルカリ水溶液に混合し、シリカを有機アルカリ水溶液に溶解してシリカ溶解液を調製する溶解工程を含んでもよい。
シリカ溶解液の調製に用いられるシリカとしては、結晶性シリカ、非晶質シリカ、ヒュームドシリカ、湿式シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられ、シリカ溶解液の製造容易性、純度、コストの観点から、非晶質シリカが好ましい。
シリカ溶解液の調製に用いられる有機アルカリ水溶液は、シリカを溶解できるものであればよく、例えば、pH11以上の有機アルカリ水溶液が挙げられる。
第三級アミンとしては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルヘキサンジアミン、ジメチルアミノヘキサノール、ブチルジエタノールアミン、テトラメチルエチレンジアミン等が挙げられる。
シリカ溶解液は、例えば、シリカと有機アルカリ水溶液とを混合し、シリカを溶解させることにより得られうる。溶解方法は、シリカを溶解できれば特に制限されず、公知の溶解方法を用いることができる。溶解方法としては、例えば、加温処理、加圧処理、又は機械的粉砕処理等が挙げられ、これらを組み合わせて用いてもよい。加温条件としては、例えば、60〜200℃と設定することができる。加圧条件としては、例えば、0〜3MPaと設定することができる。機械的粉砕は、例えば、ボールミル等を用いて行うことができる。さらに、シリカを有機アルカリ水溶液に溶解させる際に、超音波振動が付与されていてもよい。
噴霧乾燥法としては、例えば、回転ディスク法、加圧ノズル法、2流体ノズル法、4流体ノズル法等の公知の方法が挙げられる。噴霧乾燥には、例えば、市販の噴霧乾燥装置を用いることができる。
本開示に係る製造方法における工程(2)は、前記工程(1)で得られた中空シリカ前駆体を焼成する焼成工程である。この工程(2)により、中空シリカ前駆体の外殻部に含まれる有機アルカリが消失又は蒸発するため、有機アルカリに起因する微細な閉気孔が複数形成された外殻部を有する中空シリカ粒子が得られる。
本開示に係る製造方法における工程(3)は、前記工程(2)で得られた中空シリカ粒子を窒素含有シランカップリング剤で表面処理する表面処理工程である。この工程(3)により、中空シリカ粒子の表面に存在するシラノール基と窒素含有シランカップリング剤とが反応し、中空シリカ粒子表面が疎水化して樹脂に分散しやすい中空シリカ粒子を得ることができる。樹脂がエポキシ樹脂の場合に、分散効果はより顕著となる。
本開示の中空シリカ粒子は、一又は複数の実施形態において、図1に示すような球状粒子である。そして、一又は複数の実施形態において、本開示の中空シリカ粒子は、該中空シリカ粒子を含む樹脂割断面のSEM画像を観察したとき、図2に示すような中空構造を有する粒子である。図2のSEM画像において、円形状の黒色部分が粒子内部の空間である。
空孔率(%)=[1−(中空シリカ粒子の真密度÷シリカ粒子の真密度)]×100
本開示は、その他の態様において、本開示の中空シリカ粒子を含有する樹脂組成物(以下、「本開示の樹脂組成物」ともいう)に関する。本開示の樹脂組成物によれば、本開示の中空シリカ粒子を含有することで、樹脂組成物の粘度を低くできる。そして、電子部品間の狭い隙間への注入や濡れ広がり性が良好となり、作業性に優れた中空シリカ含有樹脂を得ることができる。
<1> 内部空間を形成する外殻部を備え、前記外殻部がシリカを含む成分から構成される中空シリカ粒子であって、
中空シリカ粒子の表面が、窒素含有シランカップリング剤で表面処理された、中空シリカ粒子。
<3> 中空シリカ粒子は、体積頻度分布における最頻粒径の体積%を100とした場合に、最頻粒径の1/2の粒径の体積%の値が10以上である粒度分布を有する、<1>又は<2>に記載の中空シリカ粒子。
<4> 最頻粒径の1/2の粒径の体積%の値は、10以上が好ましく、15以上がより好ましく、20以上が更に好ましく、30以上がより更に好ましく、40以上がより更に好ましく、そして、90以下が好ましく、70以下がより好ましく、50以下が更に好ましい、<1>から<3>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<5> 中空シリカ粒子の平均粒径が、0.1μm以上50μm以下が好ましく、0.5μm以上50μm以下がより好ましく、1.0μm以上50μm以下が更に好ましい、<1>から<4>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<6> 中空シリカ粒子のBET比表面積は、20m2/g以下が好ましく、15m2/g以下がより好ましく、10m2/g以下が更に好ましい、<1>から<5>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<7> 中空シリカ粒子の嵩密度は、0.44g/cm3以上が好ましく、0.66g/cm3以上がより好ましく、0.88g/cm3以上が更に好ましい、<1>から<6>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<8> 中空シリカ粒子の嵩密度は、1.98g/cm3以下が好ましく、1.76g/cm3以下がより好ましく、1.54g/cm3以下が更に好ましい、<1>から<7>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<9> 中空シリカ粒子の嵩密度は、0.44g/cm3以上1.98g/cm3以下が好ましく、0.66g/cm3以上1.76g/cm3以下がより好ましく、0.88g/cm3以上1.54g/cm3以下が更に好ましい、<1>から<8>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<10> 中空シリカ粒子の空孔率は、10%以上が好ましく、15%以上がより好ましく、20%以上が更に好ましく、30%以上がより更に好ましい、<1>から<9>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<11> 中空シリカ粒子の空孔率は、80%以下が好ましく、70%以下がより好ましく、60%以下が更に好ましい、<1>から<10>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<12> 中空シリカ粒子の空孔率は、10%以上80%以下が好ましく、15%以上80%以下がより好ましく、20%以上70%以下が更に好ましく、30%以上60%以下がより更に好ましい、<1>から<11>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<13> 中空シリカ粒子中のアルカリ金属の合計含有量は、0.1質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更に好ましい、<1>から<12>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<14> シランカップリング剤は末端に少なくとも一つのアミノ基を有するシランカップリング剤である、<1>から<13>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<15> シランカップリング剤は、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、[3−(メチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、[3−(ブチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、N−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N,N−ジメチル−3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン及び3−ウレイドプロピルトリアルコキシシランから選ばれる少なくとも1種であり、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、[3−(メチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン及び[3−(ブチルアミノ)プロピル]トリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種が好ましく、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、及びN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種がより好ましく、3−アミノプロピルトリメトキシシラン又は3−アミノプロピルトリエトキシシランが更に好ましい、<1>から<14>のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
<16> 下記工程(1)、(2)及び(3)を含む、中空シリカ粒子の製造方法。
(1)シリカを有機アルカリ水溶液に溶解したシリカ溶解液を噴霧乾燥し、中空シリカ前駆体を得る工程。
(2)前記中空シリカ前駆体を焼成し、中空シリカ粒子を得る工程。
(3)前記中空シリカを窒素含有シランカップリング剤で表面処理する工程。
<17> 前記有機アルカリは、第四級アンモニウム塩である、<16>に記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<18> シリカ溶解液中のシリカ濃度は、2質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましい、<16>又は<17>に記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<19> シリカ溶解液中のシリカ濃度は、30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい、<16>から<18>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<20> シリカ溶解液中のシリカ濃度は、2質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上25質量%以下がより好ましく、10質量%以上20質量%以下が更に好ましい、<16>から<19>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<21> シリカ溶解液中の有機アルカリに対するシリカのモル比(シリカ/有機アルカリ)は、0.5以上が好ましく、1.0以上がより好ましく、1.5以上が更に好ましい、<16>から<20>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<22> モル比(シリカ/有機アルカリ)は、3.5以下が好ましく、3.0以下がより好ましく、2.5以下が更に好ましい、<16>から<21>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<23> モル比(シリカ/有機アルカリ)は、0.5以上3.5以下が好ましく、1.0以上3.0以下がより好ましく、1.5以上2.5以下が更に好ましい、<16>から<22>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<24> 工程(3)において、シランカップリング剤は末端に少なくとも一つのアミノ基を有するシランカップリング剤である、<16>から<23>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<25> 工程(3)において、シランカップリング剤は、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、[3−(メチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、[3−(ブチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、N−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N,N−ジメチル−3−(トリメトキシシリル)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン及び3−ウレイドプロピルトリアルコキシシランから選ばれる少なくとも1種であり、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、[3−(メチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン及び[3−(ブチルアミノ)プロピル]トリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種が好ましく、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、及びN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種がより好ましく、3−アミノプロピルトリメトキシシラン又は3−アミノプロピルトリエトキシシランが更に好ましい、<16>から<24>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<26> 工程(2)と工程(3)との間に、焼成により得られた中空シリカを空気分級して選択的に回収する分級工程を含む、<16>から<25>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<27> 工程(2)と工程(3)との間に、焼成により得られた中空シリカを解砕する解砕工程と、解砕された中空シリカ粒子を空気分級して選択的に回収する分級工程と、を含む、<16>から<26>のいずれかに記載の中空シリカ粒子の製造方法。
<28> <1>から<15>のいずれかに記載の中空シリカ粒子を含有する、樹脂組成物。
<29> 樹脂組成物に含まれる樹脂は、熱硬化樹脂が好ましく、エポキシ樹脂がより好ましい、<28>に記載の樹脂組成物。
<30> 熱硬化樹脂を硬化させるための硬化剤をさらに含有する、<29>又は<30>に記載の樹脂組成物。
後述する実施例及び比較例の粒子の各種測定は、以下の方法により行った。
全自動ピクノメーター(カンタクローム・インスツルメンツ・ジャパン合同会社製「Ultrapyc1200e」)を用いて、1分間の脱気処理後に嵩密度の測定を行った。該測定を10回行い、その平均値を中空シリカ粒子の嵩密度(g/cm3)とした。
空孔率は、全自動ピクノメーター(カンタクローム・インスツルメンツ・ジャパン合同会社製「Ultrapyc1200e」)を用いて測定した密度より、下記式により算出した。シリカ粒子の真密度は2.2g/cm3である。
空孔率(%)=[1−(中空シリカ粒子の真密度÷シリカ粒子の真密度)]×100
流動式比表面積自動測定装置(株式会社島津製作所製「フローソーブIII2305」)を使用し、中空シリカ粒子のBET比表面積を測定した。試料は、200℃で15分加熱する前処理を行った。
中空シリカ粒子の平均粒径は、精密粒度分布測定装置(ベックマン・コールター株式会社製「Multisizer3」、50μmアパチャーチューブを使用)を用いて測定した。平均粒径は体積平均径である。
中空シリカ粒子の粒度分布は、精密粒度分布測定装置(ベックマン・コールター株式会社製「Multisizer3」、50μmアパチャーチューブを使用)を用いて測定した。得られた体積頻度分布における最頻粒径の体積%を100とし、最頻粒径の1/2の粒径の体積%を算出した。最頻粒径の1/2の粒径の体積%が大きいほど粒度分布が広く、平均粒径よりも小粒径の粒子が多いことを示す。
中空シリカ粒子中のアルカリ金属含有量は、JIS−K0133に準拠し、ICP−MS(アジレント社製「7700S」)を用いて測定した。フッ化水素酸により中空シリカ粒子を完全溶解させた水溶液を試料として用いた。ここでは、中空シリカ粒子中に含まれるNaの含有量を、シリカ溶解液中のアルカリ金属含有量とした。
(中空シリカ粒子Aの製造例1)
中空シリカ粒子Aは、噴霧乾燥工程(1)、焼成工程(2)、解砕工程(3)及び分級工程(4)の4工程を経て製造される。
<噴霧乾燥工程>
まず、噴霧乾燥工程(1)に用いるシリカ溶解液を調製した。すなわち、撹拌機のついた反応槽(耐圧硝子工業株式会社製「TEM−D1500M」)に、シリカ(株式会社アドマテックス製「アドマファインSO−E2」):200g、水酸化テトラメチルアンモニウム25%水溶液(セイケムアジア株式会社製):640g、及び、イオン交換水:160gを入れて撹拌しながら、1時間30分で180℃まで昇温し、その後、180℃で1時間撹拌することにより、シリカ溶解液(シリカ濃度:20質量%、モル比(シリカ/有機アルカリ):1.9)を得た。180℃で撹拌中の反応槽内の圧力は0.85MPaであった。
次いで、調製したシリカ溶解液をそのまま噴霧液として、噴霧乾燥機(藤崎電機株式会社製「マイクロミストスプレードライヤMDL−050M」)を用いて噴霧乾燥し、乾燥粉末(中空シリカ前駆体)を得た。噴霧乾燥機の噴霧ノズルには、ペンシルエッジノズルを用いた。噴霧条件は、入口温度:160℃、出口温度:95℃、噴霧ノズル流量25L/分、風量1.0m3/分、噴霧液量20mL/分であった。
<焼成工程>
次いで、噴霧乾燥により得られた乾燥粉末(中空シリカ前駆体)を電気炉(株式会社モトヤマ製「SL−2035D」)にて焼成温度の1100℃まで100℃/時間で昇温し、その後、焼成温度を1時間保持し焼成することで、中空シリカ焼成粉末を得た。焼成により得られた中空シリカ焼成粉末の物性を測定した結果、嵩密度1.25g/cm3、空孔率43.2%、BET比表面積0.68m2/g、であった。
<解砕工程>
焼成により得られた中空シリカ焼成粉末をジェットミル(株式会社セイシン企業製「CO−JET SYSTEMα MARKIII」)にてP.NOZZLE圧力:0.2MPa、G.NOZZLE圧力:0.2MPa、試料供給量:5g/分で解砕を行い、中空シリカ解砕粉末を得た。解砕により得られた中空シリカ解砕粉末の物性を測定した結果、嵩密度1.30g/cm3、空孔率40.9%、BET比表面積1.05m2/gであった。
<分級工程>
解砕により得られた中空シリカ解砕粉末を分級機(日鉄鉱業株式会社製「ELBOW−JET L−3」)にて分級点1:14μm、分級点2:25μm、比重:1.3g/cm3、試料供給量:10g/分の条件にて分級処理を行い、分級点14μm以下より回収された粉末(中空シリカA)を得た。中空シリカAのアルカリ金属含有量は0.005質量%以下であった。中空シリカAの物性の測定結果を表1に示した。
中空シリカ粒子B及びCは、下記に示す噴霧乾燥工程、焼成工程、解砕工程及び分級工程の4工程を経て製造される。
<噴霧乾燥工程>
まず、噴霧乾燥工程に用いるシリカ溶解液を調製した。すなわち、撹拌機のついた反応槽(耐圧硝子工業株式会社製「TEM−D1500M」)に、シリカ(株式会社アドマテックス製「アドマファインSO−E2」):200g、水酸化テトラメチルアンモニウム25%水溶液(セイケムアジア株式会社製):640g、及び、イオン交換水:160gを入れて撹拌しながら、1時間30分で180℃まで昇温し、その後、180℃で1時間撹拌することにより、シリカ溶解液(シリカ濃度:20質量%、モル比(シリカ/有機アルカリ):1.9)を得た。180℃で撹拌中の反応槽内の圧力は0.85MPaであった。
次いで、調製したシリカ溶解液1000gにイオン交換水1000gを入れ均一混合した溶液を噴霧液として、噴霧乾燥機(藤崎電機株式会社製「マイクロミストスプレードライヤMDL−050M」)を用いて噴霧乾燥し、乾燥粉末(中空シリカ前駆体)を得た。噴霧乾燥機の噴霧ノズルには、ペンシルエッジノズルを用いた。噴霧条件は、入口温度:150℃、出口温度:95℃、噴霧ノズル流量50L/分、風量1.0m3/分、噴霧液量10mL/分であった。
<焼成工程>
次いで、噴霧乾燥により得られた乾燥粉末(中空シリカ前駆体)を電気炉(株式会社モトヤマ製「SL−2035D」)にて焼成温度の1100℃まで100℃/時間で昇温し、その後、焼成温度を1時間保持し焼成することで、中空シリカ焼成粉末を得た。
焼成により得られた中空シリカ焼成粉末の物性を測定した結果、嵩密度1.36g/cm3、空孔率38.2%、BET比表面積1.81m2/g、であった。
<解砕工程>
焼成により得られた中空シリカ焼成粉末をジェットミル(株式会社セイシン企業製「CO−JET SYSTEMα MARKIII」)にてP.NOZZLE圧力:0.2MPa、G.NOZZLE圧力:0.2MPa、試料供給量:5g/分で解砕を行い、中空シリカ解砕粉末を得た。
解砕により得られた中空シリカ解砕粉末の物性を測定した結果、嵩密度1.43g/cm3、空孔率35.0%、BET比表面積2.51m2/gであった。
<分級工程>
解砕により得られた中空シリカ解砕粉末を分級機(日鉄鉱業株式会社製「ELBOW−JET L−3」)にて分級点1:5μm、分級点2:20μm、比重:1.4g/cm3、試料供給量:10g/分の条件にて分級処理を行い、分級点5μm以下より回収された粉末(中空シリカB)と、分級点5μm〜20μmの間で回収された粉末(中空シリカC)を得た。中空シリカ粒子B及びCのアルカリ金属含有量は0.005質量%以下であった。中空シリカB及びCの物性の測定結果は表1に示した。
上記製造例等で準備した中空シリカ粒子及び中実シリカの表面処理を、下記シランカップリング剤を用いて行った。
<シランカップリング剤>
A:3−アミノプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−903]
B:3−アミノプロピルトリエトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBE−903]
C:N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−603]
D:N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−573]
E:ビニルトリエトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBE−1003]
F:3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−403]
G:トリメチルメトキシシラン[富士フィルム和光純薬株式会社製]
H:ジメチルジメトキシシラン[富士フィルム和光純薬株式会社製]
1000mLガラスビーカーに、中空シリカ粒子A100g、1質量%アンモニア水80g、エタノール320g、シランカップリング剤A1gを添加し、室温で12時間攪拌した。その後、中空シリカ粒子を濾別し、水洗後、110℃に温度調整した恒温槽にて3時間乾燥し、実施例1の表面処理されたシリカ粒子を調製した。
実施例1と同様の手順で、表2に示すシリカ粒子とシランカップリング剤との組み合わせで実施例2〜5及び比較例4〜7の表面処理されたシリカ粒子を調製した。
調製した実施例1〜5及び比較例1〜7の中空シリカ粒子を用いて、下記手順でシリカ分散樹脂を作製し、せん断粘度を測定した。
各中空シリカ粒子5g、エポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、三菱ケミカル株式会社製、商品名:jER828)2.3g、硬化剤(三菱ケミカル株式会社製、酸無水物グレード、商品名:YH306)2.7gをロールミルで20分間混練し、真空脱泡を行い、中空シリカ粒子を含有する樹脂組成物を得た。
調製した樹脂組成物を用い、25℃に設定した恒温槽で1時間静置させた後に、アントンパール社製レオメーター(MCR−302)、パラレルプレート(PP−50)を用いて測定し、せん断速度0.2秒-1におけるせん断粘度で評価した。結果を表2に示す。
Claims (10)
- 内部空間を形成する外殻部を備え、前記外殻部がシリカを含む成分から構成される中空シリカ粒子であって、
中空シリカ粒子の表面が、窒素含有シランカップリング剤で表面処理された、中空シリカ粒子。 - 中空シリカ粒子は、体積頻度分布における最頻粒径の体積%を100とした場合に、最頻粒径の1/2の粒径の体積%が10以上である粒度分布を有する、請求項1に記載の中空シリカ粒子。
- 中空シリカ粒子の空孔率が、10%以上80%以下である、請求項1又は2に記載の中空シリカ粒子。
- 中空シリカ粒子の平均粒径が、0.1μm以上50μm以下である、請求項1から3のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
- シランカップリング剤が末端に少なくとも一つのアミノ基を有するシランカップリング剤である、請求項1から4のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
- シランカップリング剤が、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、[3−(メチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン及び[3−(ブチルアミノ)プロピル]トリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種である、請求項1から5のいずれかに記載の中空シリカ粒子。
- 下記工程(1)、(2)及び(3)を含む、中空シリカ粒子の製造方法。
(1)シリカを有機アルカリ水溶液に溶解したシリカ溶解液を噴霧乾燥し、中空シリカ前駆体を得る工程。
(2)前記中空シリカ前駆体を焼成し、中空シリカ粒子を得る工程。
(3)前記中空シリカを窒素含有シランカップリング剤で表面処理する工程。 - 前記有機アルカリは、第四級アンモニウム塩である、請求項7に記載の中空シリカ粒子の製造方法。
- 中空シリカ粒子は、体積頻度分布における最頻粒径の体積%を100とした場合に、最頻粒径の1/2の粒径の体積%の値が10以上である粒度分布を有する、請求項7又は8に記載の中空シリカ粒子の製造方法。
- 請求項1から6のいずれかに記載の中空シリカ粒子を含有する、樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224905A JP7261570B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 中空シリカ粒子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224905A JP7261570B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 中空シリカ粒子及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020083736A true JP2020083736A (ja) | 2020-06-04 |
JP7261570B2 JP7261570B2 (ja) | 2023-04-20 |
Family
ID=70906379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018224905A Active JP7261570B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 中空シリカ粒子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7261570B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115304071A (zh) * | 2021-05-07 | 2022-11-08 | 协和化学工业株式会社 | 中空颗粒及其制造方法、树脂组合物、成型体和层叠体 |
WO2023090135A1 (ja) * | 2021-11-18 | 2023-05-25 | 日揮触媒化成株式会社 | 官能基および珪素を含む外殻と、その内側の空洞とを有する粒子の分散液、及び、この分散液の製造方法 |
WO2023218948A1 (ja) * | 2022-05-09 | 2023-11-16 | Agc株式会社 | シリカ粒子分散液 |
JP7584959B2 (ja) | 2020-09-15 | 2024-11-18 | 太平洋セメント株式会社 | 表面被覆無機酸化物中空粒子 |
CN119290684A (zh) * | 2024-11-01 | 2025-01-10 | 湖北鼎汇微电子材料有限公司 | 一种导热材料中导热粉体配方的分析方法 |
WO2025013394A1 (ja) * | 2023-07-10 | 2025-01-16 | 積水化学工業株式会社 | 樹脂材料、硬化物及び多層プリント配線板 |
KR20250039479A (ko) | 2022-08-30 | 2025-03-20 | 가부시키가이샤 아도마텍쿠스 | 구상 실리카 입자, 슬러리 조성물, 수지 조성물 및 구상 실리카 입자의 제조 방법 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59182223A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-17 | Agency Of Ind Science & Technol | 中空シリカ球状体及びその製造方法 |
JP2009203116A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Kao Corp | 中空シリカ粒子 |
JP2013173841A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Ajinomoto Co Inc | 樹脂組成物 |
JP2013237601A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Nagoya Institute Of Technology | 表面改質されたシリカ殻からなる中空粒子およびその製造方法 |
JP2017193462A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 花王株式会社 | 中空シリカ粒子及びその製造方法 |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018224905A patent/JP7261570B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59182223A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-17 | Agency Of Ind Science & Technol | 中空シリカ球状体及びその製造方法 |
JP2009203116A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Kao Corp | 中空シリカ粒子 |
JP2013173841A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Ajinomoto Co Inc | 樹脂組成物 |
JP2013237601A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Nagoya Institute Of Technology | 表面改質されたシリカ殻からなる中空粒子およびその製造方法 |
JP2017193462A (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | 花王株式会社 | 中空シリカ粒子及びその製造方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7584959B2 (ja) | 2020-09-15 | 2024-11-18 | 太平洋セメント株式会社 | 表面被覆無機酸化物中空粒子 |
CN115304071A (zh) * | 2021-05-07 | 2022-11-08 | 协和化学工业株式会社 | 中空颗粒及其制造方法、树脂组合物、成型体和层叠体 |
WO2023090135A1 (ja) * | 2021-11-18 | 2023-05-25 | 日揮触媒化成株式会社 | 官能基および珪素を含む外殻と、その内側の空洞とを有する粒子の分散液、及び、この分散液の製造方法 |
WO2023218948A1 (ja) * | 2022-05-09 | 2023-11-16 | Agc株式会社 | シリカ粒子分散液 |
KR20250039479A (ko) | 2022-08-30 | 2025-03-20 | 가부시키가이샤 아도마텍쿠스 | 구상 실리카 입자, 슬러리 조성물, 수지 조성물 및 구상 실리카 입자의 제조 방법 |
WO2025013394A1 (ja) * | 2023-07-10 | 2025-01-16 | 積水化学工業株式会社 | 樹脂材料、硬化物及び多層プリント配線板 |
CN119290684A (zh) * | 2024-11-01 | 2025-01-10 | 湖北鼎汇微电子材料有限公司 | 一种导热材料中导热粉体配方的分析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7261570B2 (ja) | 2023-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7261570B2 (ja) | 中空シリカ粒子及びその製造方法 | |
JP6255053B2 (ja) | 中空シリカ粒子及びその製造方法 | |
CN102656119B (zh) | 介孔二氧化硅颗粒的制造方法 | |
WO2015107961A1 (ja) | 疎水化球状ポリアルキルシルセスキオキサン微粒子、トナー用外添剤、電子写真用乾式トナー、および、疎水化球状ポリアルキルシルセスキオキサン微粒子の製造方法 | |
JP5148971B2 (ja) | 球状シリカ粒子およびその製造方法 | |
KR20140010056A (ko) | 내수성 질화알루미늄의 제조 방법 | |
JP6284443B2 (ja) | コアシェル型シリカ粒子を含有するコロイダルシリカの製造方法 | |
JP2008297183A (ja) | 多孔質酸化物粒子およびその製造方法 | |
JP6323861B2 (ja) | 表面修飾メソポーラスシリカナノ粒子の製造方法 | |
US20150274538A1 (en) | Core-shell silica nanoparticles, method for manufacturing the same, method for manufacturing hollow silica nanoparticles therefrom, and hollow silica nanoparticles manufactured thereby | |
JP4605864B2 (ja) | 真球状シリカ粒子集合体の製造方法 | |
TW201915108A (zh) | 塗液、塗膜的製造方法及塗膜 | |
US20190127587A1 (en) | SO2 Containing Dispersion With High Salt Stability | |
JP2020084128A (ja) | 電子材料用封止剤 | |
JP7132827B2 (ja) | 中空シリカ粒子及びその製造方法 | |
JP5480497B2 (ja) | 表面封止シリカ系粒子の製造方法、表面封止シリカ系粒子および該粒子を混合してなる半導体封止用樹脂組成物 | |
JP5915555B2 (ja) | シリカ複合粒子及びその製造方法 | |
TWI712560B (zh) | 矽烷處理鎂橄欖石微粒子及其製造方法、以及矽烷處理鎂橄欖石微粒子之有機溶劑分散液及其製造方法 | |
JP5974683B2 (ja) | 粒子内部に空隙を有する粒子及びその製造方法 | |
JP5505900B2 (ja) | 高濃度シリカゾル | |
JP6195524B2 (ja) | 疎水性シリカ粉末およびその製造方法 | |
JP4883967B2 (ja) | 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子 | |
CN115124044A (zh) | 二氧化硅颗粒及其制造方法 | |
JP2022151523A (ja) | シリカ粒子及びその製造方法 | |
JP6028420B2 (ja) | 中空粒子及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220715 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230410 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7261570 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |