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JP2020075765A - 包装箱 - Google Patents

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JP2020075765A
JP2020075765A JP2019196158A JP2019196158A JP2020075765A JP 2020075765 A JP2020075765 A JP 2020075765A JP 2019196158 A JP2019196158 A JP 2019196158A JP 2019196158 A JP2019196158 A JP 2019196158A JP 2020075765 A JP2020075765 A JP 2020075765A
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JP2019196158A
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雅之 半田
Masayuki Handa
雅之 半田
杉田 裕紀
Hironori Sugita
裕紀 杉田
耕太郎 長原
Kotaro Nagahara
耕太郎 長原
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】破断線に沿って内フラップを綺麗に破断でき、開封した包装箱の幅面の美観を向上する。【解決手段】包装箱10は、天板16と、一対の側板20A,20Bと、二対の内フラップ26と、一対の外フラップ28とを備える。天板16には、天板16を起点として開封するための操作部35と、操作部35から一対の折曲線17a,17bに向けてそれぞれ延びる一対の第1破断線41とが設けられている。一対の側板20A,20Bにはそれぞれ、折曲線27に沿って延びる一対の第2破断線42と、第2破断線42の一側に設けられた一対の第3破断線43と、第2破断線42の他側に設けられた一対の第4破断線44とが設けられている。二対の内フラップ26にはそれぞれ、折曲線29に沿って延びる二対の第5破断線45が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
天板、第1の側板、底板、及び第2の側板の順で連設された四角筒状の外周壁の一対の開口端を、一対の内フラップと一対の外フラップとからなる蓋壁によってそれぞれ塞いだラップアラウンド形式の包装箱が知られている。特許文献1に記載された包装箱は、天板に設けられた第1破断線と、天板に連続した一対の外フラップにそれぞれ設けられた一対の第2破断線と、二対の内フラップにそれぞれ設けられた二対の第3破断線と、一対の側板にそれぞれ設けられた一対の第4破断線とを備える。
特許文献1の包装箱を開封する場合、作業者は、中央の操作部に手を差し込んで把持した天板を、一対の側板に向けて両側へ開くように操作する。これにより、第1破断線に沿って操作部から一対の外フラップまで天板を横向きに破断し、引き続いて第2破断線に沿って外フラップをそれぞれ縦向きに破断する。その後、第3破断線に沿って内フラップをそれぞれ横向きに破断し、引き続いて第4破断線に沿って側板をそれぞれ横向きに破断する。これにより、包装箱における第3破断線及び第4破断線の上側部分を分離し、包装箱をトレイ状に開封できる。
特開2015−110446号公報
トレイ状の包装箱に収容したまま商品を陳列販売する場合、破断部分が少ないフラップ側(幅面側)を消費者に向けて配置することがある。しかし、特許文献1の包装箱では、開封時、内フラップが延びる平面に沿って開封操作による力を内フラップに加えるため、第3破断線に沿って引き裂くように内フラップが破断される。その結果、第3破断線を構成する複数の切断線間の連続部分が切断線から突出した状態で破断され、包装箱の外観が悪くなることがある。
本発明は、破断線に沿って内フラップを綺麗に破断でき、開封した包装箱の幅面の美観を向上することを課題とする。
本発明の一態様は、対向する一対の第1辺と、それぞれ前記一対の第1辺に交差するように延びる一対の第2辺とを有する天板と、前記一対の第1辺にそれぞれ連設され、前記天板に対してそれぞれ同じ向きに折り曲げられ、前記第1辺に交差するように延びる第3辺を両側にそれぞれ有する一対の側板と、前記一対の側板の前記第3辺にそれぞれ連設され、前記第2辺に沿って延びるように前記側板に対してそれぞれ折り曲げられた二対の内フラップと、前記一対の第2辺にそれぞれ連設され、前記天板に対して前記側板と同じ向きにそれぞれ折り曲げられ、内側に位置する前記内フラップに固着された一対の外フラップと、前記天板に設けられ、前記天板を起点として開封するための操作部と、前記天板にそれぞれ設けられ、前記操作部側から前記一対の第1辺側に向けて延びる一対の第1破断線と、前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第1破断線又は前記第1破断線の延長線と前記第1辺との交点から前記第3辺に沿って延びる一対の第2破断線と、前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第2破断線から前記第3辺のうちの一方に向けて延びる一対の第3破断線と、前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第2破断線から前記第3辺のうちの他方に向けて延びる一対の第4破断線と、前記二対の内フラップにそれぞれ設けられ、前記第3破断線又は前記第3破断線の延長線と前記第3辺との交点、及び前記第4破断線又は前記第4破断線の延長線と前記第3辺との交点のうち、いずれかから前記第2辺に沿って延びる二対の第5破断線とを備える、包装箱を提供する。
この包装箱を開封する場合、作業者は、操作部に手を差し込んで把持した天板を、一対の外フラップ(包装箱の幅面)に向けて両側へ開くように操作する。これにより、第1破断線に沿って操作部から一対の側板まで天板を破断し、引き続いて第2破断線に沿って側板をそれぞれ破断する。その後、第3破断線及び第4破断線に沿って側板をそれぞれ破断し、最後に第5破断線に沿って内フラップをそれぞれ破断する。その結果、包装箱における第3破断線、第4破断線及び第5破断線の上側部分を分離し、包装箱をトレイ状に開封できる。
幅面を構成する内フラップは最後に破断されるため、内フラップには、内フラップが延びる平面に沿う方向及び内フラップの平面に交差する方向に、力を加えることができる。また、第5破断線の全長は他の破断線と比較して短いため、全長が長い第3破断線及び第4破断線に沿って破断する場合と比較して、破断作業性は良好である。よって、第5破断線を構成する切断線から突出した部分を生じさせることなく、第5破断線に沿って内フラップを綺麗に破断できる。その結果、トレイ状に開封した包装箱の幅面の美観を効果的に向上できる。しかも、外フラップには破断線を形成しないため、封緘状態(未開封)の包装箱を落としても外フラップが破れることはないし、封緘時に意図しない折れ曲がりが外フラップに生じることはない。
前記一対の第2破断線、前記一対の第3破断線、及び前記一対の第4破断線はそれぞれ、間隔をあけて設けた複数の切断線を有し、前記第2破断線の特定の切断線又は前記第2破断線の延長線と、前記第3破断線の特定の切断線及び前記第4破断線の特定の切断線のうちの少なくとも一方とは、交差している。
この態様によれば、第2破断線に沿った側板の破断後、引き続いて第3破断線及び第4破断線に沿って側板を確実に破断できる。
前記一対の第1破断線及び前記一対の第2破断線のうち、前記一対の側板のうちの一方側に位置する方と他方側に位置する方とは、前記天板の中心を通り前記第1辺に沿って延びる中心線に対して非対称な形状である。ここで、非対称な形状とは、一対の第1破断線のうちの一方と他方、及び一対の第2破断線のうちの一方と他方の全体形状が異なる構成、及び全体形状は対称(同一)であって破断線を構成する切断線と連続部の位置が異なる構成が含まれる。
具体的には、前記一対の側板のうちの一方に設けられた前記第2破断線は、前記一対の外フラップのうちの一方側へ傾斜又は湾曲し、前記一対の側板のうちの他方に設けられた前記第2破断線は、前記一対の外フラップのうちの他方側へ傾斜又は湾曲している。また、前記一対の第2破断線はそれぞれ、間隔をあけて設けた複数の切断線と、隣接した切断線間に位置する複数の連続部とを有し、前記第1辺から個々の前記連続部までの距離はそれぞれ、前記一対の第2破断線のうちの一方と他方とで異なっている。
これらの態様によれば、一対の側板のうちの一方側と他方側とで、連続部を破断するタイミングに差が生じる。よって、多数の連続部を1箇所ずつ破断できるため、破断に要する力を平均化及び省力化できる。
前記一対の側板のうちの第1側板及び前記天板のうち、一方に連設され、他方に固着された付代部を備え、前記付代部は、前記固着された方の破断線に対応する破断線を有する。この場合、前記操作部は、前記天板の中心よりも前記付代部側に形成されている。また、前記天板の前記第1側板側に設けられ、前記操作部側から前記第1側板側の前記第1辺に向けて延び、その第1辺に近づくに従って前記第1破断線から離れる向きに傾斜する第1折曲線と、前記天板に設けられ、前記第1折曲線又は前記第1折曲線の延長線と前記第1辺との交点から前記第1側板とは反対の第2側板に向けて延び、前記第2側板近づくに従って前記第1破断線から離れる向きに傾斜する第2折曲線とを備える。
これらの態様によれば、二重構造になった付代部分に大きな力を加えることができるため、第1破断線及び第2破断線に沿って天板及び側板を確実に破断できる。また、付代部が側板に連設されて天板の内面に固着されている場合、その固着部分が開封操作の力によって剥離する虞があるが、この態様によれば、開封操作の力によって側板を変形させて付代部を傾けることができるため、天板における付代部の固着部分の剥離を防止できる。また、付代部が天板に連設されて側板の外面に固着されている場合、開封操作の力によって第1辺に沿って天板と側板との間が破断する虞があるが、この態様によれば、開封操作の力によって側板を変形させて付代部を傾けることができるため、第1辺に沿った意図しない破断を防止できる。
前記天板の前記第2側板側に設けられ、前記操作部から前記第2折曲線又は前記第2折曲線の延長線と前記第1辺との交点に向けて延びる第3折曲線を備える。又は、前記天板に設けられ、前記操作部から前記一対の第1辺の両端に向けてそれぞれ延びる二対の第3折曲線を備える。これらの態様によれば、第1破断線に沿った天板の破断を効果的に促進できる。
前記第1破断線の両側に位置するように前記天板に設けられ、前記第1辺から離れるに従って前記第1破断線に近づく向きに傾斜する二対の第4折曲線と、前記第2破断線の両側に位置するように前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第4折曲線又は前記第4折曲線の延長線と前記第1辺との交点から離れるに従って前記第2破断線に近づく向きに傾斜する二対の第5折曲線とを備える。また、前記包装箱は段ボールシート製であり、前記一対の第4折曲線と前記一対の第5折曲線とで囲まれた四角形状の領域は、前記段ボールシートの厚みを圧縮した段潰部である。
これらの態様によれば、開封操作によって一対の第5折曲線と一対の第6折曲線で囲まれた領域(段潰部)が変形するため、第1破断線に沿って天板を破断した後、第1辺に沿った意図しない破断を防止でき、第2破断線に沿って側板を確実に破断できる。
前記第4破断線の一部は前記第1辺上に位置する。
この態様によれば、側板に対して、第2破断線の一側に第3破断線を設けるとともに、第2破断線の他側に第3破断線とは異なる第4破断線を設けるため、個々の破断線の設計の自由度を向上できる。よって、開封したトレイ状態の包装箱の美観を向上できる。
本発明の包装箱では、第5破断線に沿って内フラップを綺麗かつ確実に破断できる。よって、トレイ状に開封した包装箱の幅面の美観を効果的に向上できる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱の斜視図。 図1の側面図。 図1の包装箱の開封状態を示す分解斜視図。 図1の包装箱のブランクを示す平面図。 包装箱を構成する段ボールシートの断面図。 汎用罫線を設けた段ボールシートの断面図。 切断線を設けた段ボールシートの断面図。 逆罫線を設けた段ボールシートの断面図。 段潰部を設けた段ボールシートの断面図。 図1の包装箱の開封過程を示す平面図。 図1の包装箱の他の開封過程を示す側面図。 第2実施形態の包装箱のブランクを示す平面図。 第2実施形態の包装箱の平面図。 図9の側面図。 第3実施形態の包装箱の斜視図。 図11の包装箱のブランクを示す平面図。 第4実施形態の包装箱の斜視図。 図13の包装箱の開封状態を示す分解斜視図。 図13の包装箱のブランクを示す平面図。 図13の包装箱の開封過程を示す平面図。 第4実施形態の包装箱の変形例を示す斜視図。 第5実施形態の包装箱の斜視図。 図18の包装箱のブランクを示す平面図。 図18の包装箱の開封過程を示す平面図。 第6実施形態の包装箱の斜視図。 図21の包装箱の開封状態を示す分解斜視図。 図21の包装箱のブランクを示す平面図。 変形例の包装箱を示す分解斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係る包装箱10を示す。図1及び図2に示すように、包装箱10は、四角筒状の外周壁15と、外周壁15の両端の開口を塞ぐ一対の蓋壁25とを備えるラップアラウンドケースである。この包装箱10は、5種の破断線41〜45に沿って外周壁15と蓋壁25を破断することで、図3に示すように、トレイ状の下側部分11と一対の上側部分12A,12Bとに分離した状態に開封できる。
以下の説明では、一対の蓋壁25が対向する長さ方向をX方向といい、外周壁15を構成する一対の側板20A,20Bが対向する幅方向をY方向といい、外周壁15を構成する天板16と底板18が対向する高さ方向をZ方向ということがある。本実施形態の包装箱10は、X方向の寸法がY方向の寸法よりも長く、Y方向の寸法がZ方向の寸法よりも長く形成されているが、これらの寸法は内部に収容する物品に応じて変更される。
包装箱10は、図4に示す一枚のブランクを、所定部位で折り曲げて所定部位を固着することで形成されている。ブランクは、周知の紙器打抜装置によって、紙製の段ボールシートを打ち抜いて形成されている。図5Aに示すように、段ボールシート1は、表ライナ2と、表ライナ2と間隔をあけて位置する裏ライナ3と、これらの間に配置された波状の中しん4とを備える。中しん4は、複数の凹条と凸条を交互に連続させた波板形状である。中しん4が波状に見える図5Aに示す切断面が段目であり、凹条と凸条が延びる図5Aにおいて紙面に垂直な方向が段方向である。
図4中の一点鎖線は、図5Bに示すように、裏ライナ3の方から罫6(図5E参照)を入れて段ボールシート1の厚みを部分的に薄くした汎用罫線である。図4中の実線は、図5Cに示すように、裏ライナ3から表ライナ2にかけて刃を入れて段ボールシート1を部分的に切断した切断線である。
(包装箱の概要)
図1及び図2に示すように、外周壁15は、Z方向に間隔をあけて位置する天板16と底板18、及びY方向に間隔をあけて位置する側板20A,20Bを備える。個々の蓋壁25は、Y方向に間隔をあけて配置された一対の内フラップ26と、Z方向に間隔をあけて配置された一対の外フラップ28とを備える。一対の外フラップ28の両端内面に一対の内フラップ26が位置し、これらの重畳部分が例えば熱溶融樹脂(ホットメルト)等の接着剤によって貼着(固着)されることで、蓋壁25が形成されている。
天板16と底板18は同一の四角形状に形成され、一対の側板20A,20Bは同一の四角形状に形成されている。Y方向における天板16の両端(第1辺)には、折曲部を構成する折曲線17a,17bを介して側板20A,20Bの上端がそれぞれ連続している。折曲線17a,17bは、汎用罫線からなり、X方向に延びている。Y方向における底板18の両端には、折曲部を構成する折曲線19a,19bを介して側板20A,20Bの下端がそれぞれ連続している。折曲線19a,19bは、汎用罫線上に間隔をあけて複数の切断線を設けたリード罫からなり、X方向に延びている。側板20A,20Bは、天板16及び底板18に対して直交方向に折り曲げられている。本実施形態の天板16は、天板部21と付代部22とを備え、これらの重畳部分を例えば熱溶融樹脂等の接着剤によって貼着した構成である。
図4を参照すると、天板部21、一方の側板20A、底板18、他方の側板20B、及び付代部22は、この順で上側から下側へ折曲線17a,19a,19b,17bを介して連続している。折曲線19bに沿って底板18に対して側板20Bを折り曲げ、折曲線17aに沿って側板20Aに対して天板部21を折り曲げ、天板部21の内面(裏ライナ3)に付代部22を貼着する。これにより、天板部21と付代部22が天板16として一体化され、連続した無端状の外周壁15が形成される。
図1及び図2を参照すると、内フラップ26と外フラップ28は所謂ショートフラップであり、一対の内フラップ26の先端同士、及び一対の外フラップ28の先端同士は、間隔をあけて位置する。これにより、蓋壁25中央には矩形状の開口が形成されている。
個々の内フラップ26は、折曲部を構成する折曲線27を介して側板20A,20BのX方向の両端(第3辺)にそれぞれ連続している。内フラップ26は、後述する折曲線29に沿って延びるように、側板20A,20Bに対してY方向内向きに折り曲げられている。折曲線27は、汎用罫線からなり、折曲線17a,17bに対して直交するようにZ方向に延びている。
個々の外フラップ28は、折曲部を構成する折曲線29を介して天板部21と底板18のX方向の両端(第2辺)にそれぞれ連続している。外フラップ28は、折曲線27に沿って延びるように、天板部21と底板18に対してZ方向内向き(側板20A,20Bと同じ向き)に折り曲げられている。折曲線29は、折曲線19a,19bと同様のリード罫からなり、折曲線17a,17bに対して直交するようにY方向に延びている。
図4を参照すると、合計4枚(二対)の内フラップ26は同一の四角形状に形成され、合計4枚(二対)の外フラップ28は同一の四角形状に形成されている。折曲線27,29は概ね直線上に形成され、内フラップ26及び外フラップ28の先端も直線上に形成されている。
(開封構造の概要)
包装箱10に収容したままの商品を店頭で陳列販売するために、包装箱10には、トレイ状の下側部分11と一対の上側部分12A,12Bとに分離するための開封構造が設けられている。図1から図3に示すように、この開封構造は、天板16を起点として開封するための操作部35と、外周壁15及び蓋壁25を破断するための破断線41〜45とを備える。破断線41〜45は、Y方向における側板20A側に形成される方と側板20B側に形成される方とに大別される。以下の説明では、必要に応じて、側板20A側を破断線41A〜45Aといい、側板20B側を破断線41B〜45Bという。
図1及び図4に示すように、操作部35は、X方向及びY方向における天板16の中央に設けられている。操作部35は、一対の差込部36と1本の破断線37とを備える。
一対の差込部36は、Y方向に間隔をあけて設けられ、天板16の中心を通り、折曲線17a,17bに対して平行に延びる中心線Aに対して対称な形状を有する。個々の差込部36は、一対の折曲線36aと一対の切断線36bとで画定され、平面視で六角形状をなすように形成されている。一対の折曲線36aは、汎用罫線からなり、X方向に間隔をあけて設けられ、Y方向へ平行に延びている。一対の切断線36bは、一対の折曲線36aの両端間に設けられている。具体的には、側板20A側に位置する切断線36bは、一対の折曲線36aにおいて側板20A側に位置する端の一方から他方にかけて延び、山型をなすように側板20A側に突出している。側板20B側に位置する切断線36bは、一対の折曲線36aにおいて側板20B側に位置する端の一方から他方にかけて延び、山型をなすように側板20B側に突出している。
破断線37は、ミシン目状をなすように間隔をあけて設けた複数の切断線37aからなる。隣接した切断線37a間には、非切断の連続部37bが残存している。破断線37の一端は、側板20A側に位置する差込部36の外端(切断線36bの頂部)に位置し、破断線37の他端は、側板20B側に位置する差込部36の外端に位置する。つまり、破断線37を構成する切断線37aと連続部37bは、隣接した差込部36間及び差込部36内にそれぞれ形成されている。
引き続いて図1及び図4を参照すると、天板16には、天板破断用の破断線(第1破断線)41が一対設けられている。一対の側板20A,20Bには、3種の側板破断用の破断線42〜44(第2〜第4破断線)がそれぞれ設けられている。二対の内フラップ26には、内フラップ破断用の破断線(第5破断線)45がそれぞれ設けられている。これらの破断線41〜45はそれぞれ、間隔をあけて設けた複数の切断線41a〜45aと、隣接した切断線41a〜45a間に位置する連続部41b〜45bとを備えるミシン目状に形成されている。
側板20A側に位置する破断線群41A〜45Aと、側板20B側に位置する破断線群41B〜45Bとは、中心線Aに対して非対称に形成されている。本実施形態では、一対の破断線41A,41B及び一対の破断線42A,42Bが非対称に形成され、その他の一対の破断線43A,43B〜45A,45Bはそれぞれ対称に形成されている。ここで、非対称な形状とは、一対の破断線41A,41B及び一対の破断線42A,42Bのうち、一方の破断線群と他方の破断線群の全体形状が異なる構成、及び全体形状は対称(同一)であって破断線を構成する切断線と連続部の位置が異なる構成が含まれる。
一対の破断線(第1破断線)41は、Y方向における操作部35の外端から、一対の折曲線17a,17bのうちの近い方に向けてそれぞれ延びている。本実施形態の天板16は天板部21と付代部22とを備えるため、付代部22(側板20B)側に位置する破断線41Bは、天板部21と付代部22の両者に形成されている。具体的には、図4に最も明瞭に示すように、天板部21には破断線41B1が設けられ、付代部22には破断線41B2が設けられている。図3を参照すると、これらは内外に対応する。
Y方向における破断線41A,41Bの内端は、破断線37の外端上に位置している。これにより、一対の破断線41A,41Bと破断線37とが連続している。但し、破断線37に沿った破断に引き続いて破断線41A,41Bに沿って破断できる範囲で、破断線41A,41Bと破断線37とは間隔をあけて設けてもよい。Y方向における破断線41A,41Bの外端は、折曲線17a,17b上に位置しているが、折曲線17a,17bに対して間隔をあけて設けてもよい。
側板20A側の破断線41Aと側板20B側の破断線41Bとは、中心線Aに対して非対称な形状を有する。図6を併せて参照すると、複数の切断線41aと連続部41bによって、側板20A側の破断線41AはX方向の一方(左側の外フラップ28の方)に湾曲し、側板20B側の破断線41BはX方向の他方(右側の外フラップ28の方)に湾曲する曲線状に形成されている。中心線Aから破断線41Aの個々の連続部41bまでの距離と、中心線Aから破断線41Bの個々の連続部41bまでの距離とは、同じである。
図1から図4に示すように、一対の破断線(第2破断線)42は、破断線41と折曲線17a,17bの交点から、折曲線27に沿って延びている。但し、破断線41の端が折曲線17a,17b上に位置しない場合、破断線42は、破断線41の延長線と折曲線17a,17bとの交点から、折曲線27に沿って延びるように形成される。ここで、本明細書において「交点」から延びるとは、破断線42の一端が交点上に位置する厳密な構成に限られず、破断線41に沿った天板16の破断に引き続いて、破断線42に沿って側板20A,20Bを破断できるが、厳密には破断線42の一端が交点上に位置しない実質的な構成、つまり「交点の近傍」が含まれる。なお、以下で説明する「交点」にも実質的な構成である「交点の近傍」が含まれる。
Z方向における破断線42A,42Bの上端は、折曲線17a,17b上に位置している。これにより、破断線41Aと破断線42Aとが連続し、破断線41Bと破断線42Bとが連続している。但し、破断線41A,41Bに沿った天板16の破断に引き続いて、破断線42A,42Bに沿って側板20A,20Bを破断できる範囲で、破断線42A,42Bと破断線41A,41Bとは間隔をあけて設けてもよい。
Z方向における破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの全高の中間領域に位置している。中間領域とは、側板20A,20BをZ方向に三等分した場合の中央の範囲である。破断線42A,42Bの下端を中間領域よりも上方に配置した場合、トレイ状の下側部分11における側板20A,20Bの残存部分の全高が高くなるため、収容した商品の露出面積が少なくなる。破断線42A,42Bの下端を中間領域よりも下方に配置した場合、下側部分11の剛性が低くなるため、下側部分11が商品の収容状態を保持できない虞がある。これらの不都合を防ぐために、破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域に配置することが好ましく、本実施形態では側板20A,20Bの中間領域の下部に配置している。但し、破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域以外に配置してもよい。
側板20A側の破断線42Aと側板20B側の破断線42Bとは、中心線Aに対して非対称な形状を有する。図2に最も明瞭に示すように、複数の切断線42aと連続部42bによって、側板20A側の破断線41AはX方向の一方(左側の外フラップ28の方)に湾曲し、側板20B側の破断線41BはX方向の他方(右側の外フラップ28の方)に湾曲する曲線状に形成されている。但し、破断線42A,42Bは、左下がり又は右下がりの横向きに傾斜させてもよい。折曲線17aから破断線42Aの個々の連続部42bまでの距離と、折曲線17bから破断線41Bの個々の連続部42bまでの距離とは、同じである。
引き続いて図1から図4を参照すると、破断線(第3破断線)43は、側板20A,20Bにおいて、破断線42A,42Bから一対の折曲線27のうちの一方(図1において左側)に向けて延びている。これに対して、破断線(第4破断線)44は、側板20A,20Bにおいて、破断線42A,42Bから一対の折曲線27のうちの他方(図1において右側)に向けて延びている。
つまり、図1において、破断線43は側板20A,20Bの左半分の領域に設けられ、破断線44は側板20A,20Bの右半分の領域に設けられている。なお、図4に示すブランクでは、破断線43は側板20A,20Bの右半分の領域に位置し、破断線44は側板20A,20Bの左半分の領域に位置する。以下の説明では、一対の蓋壁25のうち、破断線43が位置する方を蓋壁25A側といい、破断線44が位置する方を蓋壁25B側ということがある。
側板20A側の破断線43Aと側板20B側の破断線43Bとは、中心線Aに対して対称な形状を有する。X方向における破断線43の外端は、折曲線27上に配置されているが、折曲線27に対して間隔をあけて配置してもよい。複数の切断線43aと連続部43bによって、破断線43A,43Bは、側板20A,20BのX方向の中央部分が最も下端に位置するように下向きに湾曲した曲線状に形成されている。
図2に最も明瞭に示すように、個々の切断線43aには、側板20A,20BのX方向中央側の端に、折曲線27に沿って延びる切断線43cが設けられている。但し、側板20A,20BのX方向中央に位置する特定の切断線43a1の端には、切断線43cは設けられていない。この切断線43a1は、破断線43A,43Bに沿って側板20A,20Bの左半分の領域を破断する際の起点であり、この切断線43a1に、破断線42の下端に位置する特定の切断線42a1が交差している。但し、破断線42に沿った破断に引き続いて破断線43に沿って破断できる範囲で、切断線43a1と破断線42の下端とは間隔をあけて配置してもよい。この場合、破断線42の延長線が特定の切断線43a1に交差する。
破断線44は、側板20A,20BのX方向中央を通りZ方向に延びる中心線(図示せず)に対して、破断線43と対称に設けられている。側板20A側の破断線44Aと側板20B側の破断線44Bとは、中心線Aに対して対称な形状を有する。破断線44の外端は、折曲線27上に配置されているが、折曲線27に対して間隔をあけて配置してもよい。複数の切断線44aと連続部44bによって、破断線44A,44Bは、側板20A,20BのX方向の中央部分が最も下端に位置するように下向きに湾曲した曲線状に形成されている。
図2に最も明瞭に示すように、個々の切断線44aには、側板20A,20BのX方向中央側の端に、折曲線27に沿って延びる切断線44cが設けられている。但し、側板20A,20BのX方向中央に位置する特定の切断線44a1の端には、切断線44cは設けられていない。この切断線44a1は、破断線44A,44Bに沿って側板20A,20Bの右半分の領域を破断する際の起点であり、この切断線44a1に、破断線42の下端に位置する特定の切断線42a1が交差している。但し、破断線42に沿った破断に引き続いて破断線44に沿って破断できる範囲で、切断線44a1と破断線42の下端とは間隔をあけて配置してもよい。この場合、破断線42の延長線が特定の切断線44a1に交差する。本実施形態では、破断線44の特定の切断線44a1と破断線43の特定の切断線43a1とは、連続した1本の切断線からなるが、別々に形成されてもよい。
図1及び図4に示すように、破断線(第5破断線)45は、上下の外フラップ28,28間に位置するように内フラップ26に設けられている。破断線45は、破断線43,44と折曲線27の交点から、折曲線29に沿って内フラップ26の先端まで延びている。但し、破断線43,44の端が折曲線27上に位置しない場合、破断線45は、破断線43,44の延長線と折曲線27との交点から内フラップ26の先端にかけて形成される。
Y方向における破断線45A,45Bの外端は、折曲線27上に位置している。これにより、破断線43Aと破断線45Aとが連続し、破断線43Bと破断線45Bとが連続し、また、破断線44Aと破断線45Aとが連続し、破断線44Bと破断線45Bとが連続している。但し、破断線43,44に沿った側板20A,20Bの破断に引き続いて、破断線45に沿って内フラップ26を破断できる範囲で、破断線45と破断線43,44とは間隔をあけて設けてもよい。
側板20A側の破断線45Aと側板20B側の破断線45Bとは、蓋壁25の中心を通り、折曲線27に対して平行に延びる中心線(図示せず)に対して対称な形状を有する。複数の切断線45aと連続部45bによって、破断線45は、全体としてY方向に延びる直線状に形成されている。また、所定の切断線45aには、Y方向の外端に、折曲線27に沿って延びる切断線45cが設けられている。
引き続いて図1及び図4を参照すると、天板16には更に、操作部35(差込部36)から折曲線17a,17bの両端に向けて延びる二対の補助折曲線(第3折曲線)46が設けられている。これらの補助折曲線46は、汎用罫線からなり、破断線41に沿った天板16の破断をサポートするために設けられている。
詳しくは、補助折曲線46は、X方向における破断線41の両側にそれぞれ一対設けられている。側板20A側に位置する2本の補助折曲線46は、側板20A側の差込部36から折曲線17aの両端に向けてそれぞれ延びている。側板20B側に位置する2本の補助折曲線46は、側板20B側の差込部36から折曲線17bの両端に向けてそれぞれ延びている。本実施形態の天板16は天板部21と付代部22を備えるため、補助折曲線46は内外に対応するように両者に設けられている。X方向において、補助折曲線46の内端は差込部36に対して間隔をあけて位置し、補助折曲線46の外端は折曲線17a,17bの外端に対して間隔をあけて位置している。
この包装箱10を開封する場合、作業者は、一対の差込部36にそれぞれ指を差し込み、天板16における破断線37の両側に指を引っ掛けて、天板16をX方向の両側(包装箱10の幅面)へ開くように操作する。これにより、図6に示すように、差込部36間の破断線37に沿って天板16が破断され、引き続いて破断線41A,41Bに沿って操作部35から折曲線17a,17bまで天板16が破断される。
この際、本実施形態では、中心線Aから個々の連続部41bまでの距離は、側板20A側の破断線41Aと側板20B側の破断線41Bとで同一である。しかし、開封操作によって破断線41A,41Bに作用する力の伝わり方は、作業者に近い方と作業者から離れた方とで異なり、作業者に近い方が早い。よって、作業者側に側板20Aが位置する場合、破断線41Aに沿った破断が完了した後、破断線41Bに沿った破断が完了する。逆に、作業者側に側板20Bが位置する場合、破断線41Bに沿った破断が完了した後、破断線41Aに沿った破断が完了する。
また、本実施形態の天板16には二対の補助折曲線46が設けられているため、前述した開封操作によって、補助折曲線46に沿って天板16が山折れする。これにより、図6のように、天板16に連続した一対の側板20A,20BがY方向中央に向けて撓むことで、天板16には、天板16に直交するせん断力の他に、破断線41A,41Bを引き裂くような引っ張り力が作用する。よって、破断線41A,41Bに沿った天板16の破断を効果的に促進できる。
このようにして天板16を破断すると、引き続いて破断線42A,42Bに沿って側板20A,20Bが破断される。この際も破断線41A,41Bと同様に、破断線42A,42Bに作用する力の伝わり方は、作業者に近い方と作業者から離れた方とで異なり、作業者に近い方が早い。よって、一対の側板20A,20Bのうち、作業者に近い方の破断が先に完了した後、作業者から遠い方の破断が完了する。
続いて、図7に示すように、側板20A,20Bが、破断線43A,43Bに沿って破断されるとともに、破断線44A,44Bに沿って破断される。この際、内フラップ26の破断線45を中心として、下側部分11に対して上側部分12A,12Bが回転する。また、破断線43A,43B及び44A,44Bに作用する力の伝わり方は、作業者に近い方と作業者から離れた方とで異なり、作業者に近い方が早い。よって、一対の側板20A,20Bのうち、作業者に近い方の破断が先に完了した後、作業者から遠い方の破断が完了する。
破断線45を中心とした上側部分12A,12Bの回転操作では、破断線43,44に沿った側板20A,20Bの破断に引き続いて、破断線45に沿って内フラップ26を破断するのは困難である。よって、操作部35の操作による包装箱10の破断は天板16と側板20A,20Bだけであり、トレイ状の下側部分11に対して上側部分12A,12Bは、破断線45の連続部45bを介して連続(ヒンジ接続)した状態になる。
破断線45に沿って内フラップ26を破断する場合、一方の手で下側部分11を押さえ、他方の手で把持した上側部分12A及び12Bを、例えばYZ平面に沿って上向きに引っ張る。この際、内フラップ26の破断は最後であるため、内フラップ26(連続部45b)には、YZ平面に沿う方向だけでなく、X方向にも力を加えることができる。また、破断線45の全長は、他の破断線41〜44と比較して短いため、破断作業性は良好である。よって、連続部45bに切断線45aから突出した部分を生じさせることなく、破断線45に沿って内フラップ26を綺麗に破断できる。これにより、図3に示すように、下側部分11から上側部分12A,12Bを分離し、包装箱10をトレイ状に開封できる。
以上のように、本実施形態の包装箱10では、幅面を構成する内フラップ26を破断線45に沿って綺麗に破断できる。よって、トレイ状に開封した包装箱10の幅面の美観を効果的に向上できる。しかも、外フラップ28には破断線(切断線)を形成しないため、封緘状態(未開封)の包装箱10を落としても外フラップ28が破れることはない。また、封緘時に意図しない折れ曲がりが外フラップ28に生じることもない。よって、包装箱10の美観を向上でき、その美しい封緘状態を維持できる。
側板20A側に位置する破断線41A,42Aと、側板20B側に位置する破断線41B,42Bとは、中心線Aに対して非対称な形状であるため、これらの連続部41b,42bを破断するタイミングに差が生じる。よって、多数の連続部41b,42bを1箇所ずつ破断できるため、破断に要する力を平均化及び省力化できる。
しかも、開封時の起点である天板に対して長手方向(X方向)に延びるように破断線を設けた場合、天板の破断が困難であり、包装箱全体の開封性も悪くなる。しかし、本実施形態の包装箱10では、短手方向(Y方向)に延びるように天板16に破断線41が設けられ、天板16を長手方向(X方向)に操作する構成であるため、天板16の破断は容易であり、包装箱10全体の開封性も向上できる。
(第2実施形態)
図8から図10は第2実施形態の包装箱10を示す。この第2実施形態では、破断線41Aの連続部41bの形成位置と破断線41Bの連続部41bの形成位置、及び、破断線42Aの連続部42bの形成位置と破断線42Bの連続部42bの形成位置を、それぞれ側板20A側と側板20B側とで異なるようにした点で、第1実施形態と相違している。
図8及び図9に示すように、天板16(天板部21)の破断線41A,41Bは、複数(2箇所)の連続部41bをそれぞれ備える。中心線Aから個々の連続部41bまでの距離Dは、破断線41Aと破断線41Bとで異なっている。より具体的には、破断線41Aにおいて、中心線Aから中心線Aに近い方の連続部41bまでの距離DA11は、破断線41Bにおいて、中心線Aから中心線Aに近い方の連続部41bまでの距離DB11よりも長い(離れている)。破断線41Aにおいて、中心線Aから中心線Aに対して遠い方の連続部41bまでの距離DA12は、破断線41Bにおいて、中心線Aから中心線Aに対して遠い方の連続部41bまでの距離DB12よりも長い。
図8及び図10に示すように、側板20A,20Bの破断線42A,42Bは、複数(7箇所)の連続部42bをそれぞれ備える。折曲線17a,17bから個々の連続部42bまでの距離Dは、破断線42Aと破断線42Bとで異なっている。より具体的には、破断線42Aにおいて、折曲線17aから折曲線17aに一番近い連続部42bまでの距離DA21は、破断線42Bにおいて、折曲線17bから折曲線17bに一番近い連続部42bまでの距離DB21よりも長い。破断線42Aにおいて、折曲線17aから折曲線17aに二番目に近い連続部42bまでの距離DA22は、破断線42Bにおいて、折曲線17bから折曲線17bに二番目に近い連続部42bまでの距離DB22よりも長い。破断線42Aにおいて三番目から七番目に位置する連続部42bの距離DA23〜DA27も、破断線42Bにおいて三番目から七番目に位置する連続部42bの距離DB23〜DB27よりもそれぞれ長い。
この第2実施形態では、側板20A側の破断線41A,42Aと側板20B側の破断線41B,42Bとで、連続部41b,42bを破断するタイミングに差を確実に設けることができる。よって、多数の連続部41b,42bを1箇所ずつ確実に破断できるため、破断に要する力を効果的に平均化及び省力化できる。
なお、第2実施形態のように側板20A側と側板20B側とで連続部41b,42bの位置を異ならせる場合、破断線41A,41Bの形状及び破断線42A,42Bの形状を、中心線Aに対して対称に形成してもよい。そして、このようにしても、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図11及び図12は第3実施形態の包装箱10を示す。この第3実施形態では、内フラップ26と外フラップ28の先端形状を変更した点で、第1実施形態と相違する。具体的には、内フラップ26はZ方向の両端にY方向へ突出する突出部26aを備え、外フラップ28はY方向の両端にZ方向へ突出する突出部28aを備える。外フラップ28の突出部28aの突出寸法は、内フラップ26の破断線45を覆わない程度である。
内フラップ26の突出部26aは外フラップ28の内面(裏ライナ3)に重畳する横幅であり、外フラップ28の突出部28aは内フラップ26の外面(表ライナ2)に重畳する横幅である。よって、内フラップ26と外フラップ28の重畳面積を確保できるため、内フラップ26と外フラップ28の固着強度を向上できる。また、包装箱10の開封時には第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図13から図16は第4実施形態の包装箱10を示す。この第4実施形態の包装箱10は、操作部35の位置をY方向の付代部22側へ偏らせた点、及び4種の補助折曲線46〜49を設けた点で、第1実施形態の包装箱10と相違する。また、蓋壁25を構成する一対の外フラップ28は、互いの先端が接触する寸法で形成され、一対の内フラップ26は、図15のブランクの状態で先端が外フラップ28の先端と直線上に位置する寸法で形成されている。
図13から図15に示すように、操作部35は、連続した1個の差込部によって構成され、天板16の中心線Aを基準として付代部22側に形成されている。操作部35は、1本の折曲線36aと、全体としてC字状をなすように設けられた複数の切断線36bによって画定されている。折曲線36aは、汎用罫線からなり、破断線41の一側に間隔をあけて設けられ、折曲線29に沿って平行に延びている。切断線36bは、破断線41の一側から他側を迂回するように、折曲線36aの一端から他端にかけて間隔をあけて複数設けられている。
破断線(第1破断線)41は、Y方向における操作部35の両側に直線状をなすように設けられている。操作部35内に破断線41は設けられていない。操作部35の形成位置によって、側板20A側の破断線41Aは、側板20B側の破断線41Bよりも長くなっている。破断線41を構成する個々の切断線41aは、操作部35側の端に傾斜した一対の切断線を備え、全体としてY字状に形成されている。
破断線(第2破断線)42は、破断線41(又は破断線41の延長線)と折曲線17a,17bの交点から折曲線27に沿って延びている。側板20A側の破断線42Aと側板20B側の破断線42Bとは、X方向において逆向きに傾斜する直線状に形成されている。側板20Aを正対視した状態で破断線42Aが傾斜する方向と、側板20Bを正対視した状態で破断線42Bが傾斜する方向とは、同じである。破断線42を構成する個々の切断線42aは、天板16側の端に傾斜した一対の切断線を備え、全体としてY字状に形成されている。Z方向における破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域の上部に配置されている。但し、破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域以外に配置してもよい。
破断線(第3破断線)43は、側板20A,20Bにおいて、破断線42から一対の折曲線27のうちの一方(図13において左側)に向けて延びている。破断線(第4破断線)44は、側板20A,20Bにおいて、破断線42から一対の折曲線27のうちの他方(図13において右側)に向けて延びている。これらの破断線43,44は、全体としてX方向の中央(両者の内側端)を天板16に向けて突出させた円弧状に形成されている。個々の切断線43a,44aはS字状に湾曲した形状を有し、その端に切断線43c,44c(図4参照)は設けられていない。側板20A,20BのX方向中央に位置する破断線43,44の端の切断線と破断線42の下端とは、間隔をあけて位置しているが、交差していてもよい。
破断線(第5破断線)45は、破断線43,44の延長線(又は破断線43,44自体)と折曲線27との交点から内フラップ26の先端に向けて、全体として直線状に設けられている。図13及び図15を参照すると、個々の切断線45aは、折曲線27から内フラップ26の先端に向かうに従って、天板16側へ傾斜している。破断線45の端と破断線43,44の端とは、間隔をあけて位置しているが、L字状に連なっていてもよい。
破断線41,42に沿った天板16と側板20A,20Bの破断性を向上するために、天板16には3種の補助折曲線46〜48が設けられ、側板20Bには1種の補助折曲線49が設けられている。そのうち、補助折曲線47〜49は、付代部22が位置する天板16の側板(第1側板)20B側の破断と側板20B自体の破断をサポートするために設けられている。
補助折曲線(第3折曲線)46は、天板16の側板(第2側板)20A側だけに設けられ、X方向における破断線41の両側に配置されている。2本の補助折曲線46は、操作部35における側板20A側の端から折曲線17aの両端に向けてそれぞれ延びている。補助折曲線46の内端(天板16の中央側の端)は操作部35に対して間隔をあけて位置し、補助折曲線46の外端(側板20A側の端)は折曲線17aに対して間隔をあけて位置している。但し、補助折曲線46の内端を操作部35上に配置し、補助折曲線46の外端を折曲線17a上に配置してもよい。
補助折曲線(第1折曲線)47は、天板16の側板20B側だけに設けられ、X方向における破断線41の両側に配置されている。なお、本実施形態の天板16は天板部21と付代部22を備えるため、補助折曲線47は内外に対応するように両者に設けられている。補助折曲線47は、汎用罫線からなり、操作部35の側板20B側の端から折曲線17bに近づくに従って、破断線41から離れる向きに傾斜している。補助折曲線47の内端は操作部35に対して間隔をあけて位置している。補助折曲線47の外端は、X方向において破断線41と折曲線17bの端との間(概ね中央)に位置し、折曲線17bに対して間隔をあけて位置している。但し、補助折曲線47の内端を操作部35上に配置してもよいし、補助折曲線47の外端を折曲線17b上に配置してもよい。
図13及び図15に二点鎖線で示すように、補助折曲線(第2折曲線)48は、天板16に設けられ、X方向における破断線41の両側に配置されている。補助折曲線48は、逆罫線からなり、側板20Bから側板20Aに向けて延び、側板20Aに近づくに従って破断線41から離れる向きに傾斜している。図5Dに示すように、逆罫線は、表ライナ2の方から罫6(図5E参照)を入れて段ボールシート1の厚みを部分的に薄くした構成である。
図13及び図15を参照すると、補助折曲線48は、補助折曲線47の延長線と折曲線17bの交点から、補助折曲線46の延長線と折曲線17aの交点に向けて延びている。補助折曲線48の側板20B側の端は、折曲線17bに対して間隔をあけて位置している。補助折曲線48の側板20A側の端は、折曲線17aに対して間隔をあけて位置している。つまり、補助折曲線48の延長線が、補助折曲線46の延長線と折曲線17aの交点に交差する。但し、補助折曲線48の側板20B側の端は折曲線17b上に配置してもよいし、補助折曲線48の側板20A側の端は折曲線17a上に配置してもよい。
補助折曲線49は、側板20Bに設けられ、補助折曲線47の延長線と折曲線17bとの交点から折曲線27に沿ってZ方向に延びている。補助折曲線49は、折曲線19a,19bと同様のリード罫からなり、天板16側の端は折曲線17bと間隔をあけて位置し、底板18側の端は破断線43,44と間隔をあけて位置している。但し、補助折曲線49の天板16側の端は折曲線17b上に配置してもよいし、補助折曲線49の底板18側の端は破断線43,44上に配置してもよい。
第4実施形態の包装箱10を開封する場合、第1実施形態と同様に、操作部35に手を差し込んで天板16を把持し、X方向の両側へ操作する。これにより、破断線41Bに沿った天板16の破断が完了した後、破断線41Aに沿った天板16の破断が完了する。その後、引き続いて破断線42Bに沿った側板20Bの破断が完了した後、破断線42Aに沿った側板20Aの破断が完了する。
天板16の破断時、本実施形態のように付代部22が側板20Bに連設されて天板部21の内面に固着されている場合、その固着部分が開封操作の力によって剥離する虞がある。しかし、本実施形態の天板16には補助折曲線46〜49が設けられているため、天板16は、補助折曲線46,47,49に沿って山折れし、補助折曲線48に沿って谷折れする。そして、この天板16の折れ曲がりによって、図16に示すように、側板20Bを変形させて付代部22を傾けることができる。また、付代部22の近傍に操作部35が配置されているため、付代部22に大きな力を加えることができる。よって、天板部21と付代部22との固着部分の剥離を防止し、破断線41に沿って天板16を確実に破断できる。
一方、図17の変形例に示すように、付代部22が天板16に連設されて側板(側板部)20Bの外面に固着されている場合、開封操作の力によって天板16と付代部22の間の折曲線17bに沿って破断が進む虞がある。しかし、本実施形態のように、操作部35と補助折曲線47〜49が側板20B側に設けられている場合、開封操作の力によって側板20Bを変形させて付代部22を傾けることができる。よって、折曲線17bに沿った意図しない破断を防止し、破断線41に沿って天板16を破断し、引き続いて破断線42に沿って側板20Bを確実に破断できる。
以上のように破断線41A,41Bに沿って天板16を破断し、破断線42A,42Bに沿って側板20A,20Bを破断した後には、第1実施形態と同様に、破断線43A,43B及び44A,44Bに沿って側板20A,20Bが破断される。その後、破断線45に沿って内フラップ26を破断することで、第1実施形態と同様に、トレイ状の下側部分11と一対の上側部分12A,12Bに分離し、包装箱10を開封できる。そして、このようにした包装箱10では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第5実施形態)
図18から図20は第5実施形態の包装箱10を示す。この第5実施形態の包装箱10は、操作部35を1個の差込部によって構成し、破断線41,42の交差部分に可撓部50を設けた点で、第1実施形態と相違する。また、内フラップ26と外フラップ28は、第4実施形態と同様に、外フラップ28の先端が接触する寸法で形成している。
図18及び図19に示すように、操作部35は、天板16においてX方向及びY方向の中央に設けられている。第4実施形態と同様に、操作部35は、1本の折曲線36aと、全体としてC字状をなすように設けられた複数の切断線36bによって画定されている。
第4実施形態と同様に、天板16には破断線41が設けられ、側板20A,20Bには破断線42〜44が設けられ、内フラップ26には破断線45が設けられている。また、天板16には、第1実施形態と同様に4本の補助折曲線46が形成されている。
可撓部50は、天板16から側板20A,20Bにかけて設けられている。この可撓部50は、天板16に二対設けられた補助折曲線(第4折曲線)51と、側板20A,20Bにそれぞれ一対設けられた補助折曲線(第5折曲線)52と、これらで囲まれた内部に設けられた段潰部53とを備える。
補助折曲線51は、破断線41の両側に位置するように、天板16の側板20A側に一対設けられ、天板16の側板20B側に一対設けられている。本実施形態の天板16は天板部21と付代部22とを備えるため、側板20B側には、天板部21と付代部22の両者に補助折曲線51が設けられている。補助折曲線51は、汎用罫線からなり、折曲線17a,17bからY方向へ離れるに従って、破断線41に近づく向きに傾斜している。
具体的には、折曲線17a,17bに近接した補助折曲線51の端は、破断線41に対してX方向へ定められた間隔I1をあけて位置し、折曲線17a,17bに対してY方向へ間隔をあけて位置している。折曲線17a,17bから離れた補助折曲線51の端は、破断線41の近傍に位置し、折曲線17a,17bに対してY方向へ定められた間隔I2をあけて位置している。
補助折曲線52は、破断線42の両側に位置するように、側板20A,20Bの天板16側にそれぞれ一対設けられている。補助折曲線52は、汎用罫線からなり、補助折曲線51の延長線(又は補助折曲線51自体)と折曲線17a,17bとの交点からZ方向へ離れるに従って、破断線42に近づく向きに傾斜している。補助折曲線51と同様に、折曲線17a,17bに近接した補助折曲線52の端は、破断線42に対してX方向へ定められた間隔I1をあけて位置し、折曲線17a,17bに対してZ方向へ間隔をあけて位置している。折曲線17a,17bから離れた補助折曲線52の端は、破断線42の近傍に位置し、折曲線17a,17bに対してZ方向へ定められた間隔I2をあけて位置している。
補助折曲線51,52の間隔I1,I2は、包装箱10内に収容する物品に応じて設定される。例えば500ml容量のペットボトルを収容する包装箱10の場合、補助折曲線51,52に沿った折り曲げが促進され、ペットボトルのキャップや肩部分に接触しない程度の寸法に、間隔I1,I2が設定される。具体的には、補助折曲線51,52の間隔I1は、40mm以上120mm以下に設定され(40mm≦I1≦120mm)、望ましくは50mm以上100mm以下に設定され(50mm≦I1≦100mm)、本実施形態では60mmに設定されている。補助折曲線51,52の間隔I2は、10mm以上50mm以下に設定され(10mm≦I2≦50mm)、望ましくは15mm以上30mm以下に設定され(15mm≦I2≦30mm)、本実施形態では19mmに設定されている。
図19にクロスハッチングで示すように、段潰部53は、一対の補助折曲線51及び一対の補助折曲線52で囲まれた概ね四角形状の領域に設けられている。図5Eに示すように、段潰部53は、裏ライナ3の方からコルク7等で圧縮して段ボールシート1の厚みを部分的に薄くした構成である。段潰部53(コルク7)の幅は、補助折曲線51,52を形成する汎用罫線(罫6)の横幅よりも広い。
この包装箱10では、破断線41,42が交差する部分に設けられた可撓部50が容易に変形可能である。よって、図20に示すように、包装箱10を開封する際、天板16をX方向の両側へ操作すると、補助折曲線46に沿って天板16が変形し、可撓部50が内側へ変形する。そのため、破断線41A,41Bに沿って天板16を破断した後、折曲線17a,17bに沿った意図しない破断を防止し、破断線42A,42Bに沿って側板20A,20Bを確実に破断できる。
(第6実施形態)
図21から図23は第6実施形態の包装箱10を示す。この第6実施形態の包装箱10は、破断線(第3破断線)43と破断線(第4破断線)44とを非対称な形状で形成した点で、第1実施形態と相違する。また、第4実施形態と同様に、内フラップ26と外フラップ28は外フラップ28の先端が接触する寸法で形成され、第5実施形態と同様に、操作部35は天板16の中央に形成された1個の差込部によって構成されている。
図21及び図22に示すように、破断線(第1破断線)41は、Y方向における操作部35の両端にそれぞれ形成されている。これらの破断線41A,41Bはいずれも、操作部35の端から折曲線29に沿って外向きに延びており、側壁20A,20Bに近づくに従って、蓋壁25Aに近づく向きに湾曲(傾斜)している。
破断線41のうちの操作部35側の端は、Y方向における操作部35の外端上に位置している。破断線41のうちの側板20A,20B側の端は、折曲線17a,17b上に位置している。但し、破断線41の一端は操作部35の外端と間隔をあけて配置されてもよいし、破断線41の他端は折曲線17a,17bと間隔をあけて配置されてもよい。また、破断線41A,41Bのうちの側板20A,20B側の端はいずれも、折曲線17a,17bにおけるX方向の中心点と間隔をあけて位置し、蓋壁25A側に偏って配置されている。
破断線(第2破断線)42は、破断線41(又は破断線41の延長線)と折曲線17a,17bの交点から折曲線27に沿って延びている。側板20A側の破断線42Aと側板20B側の破断線42Bとはいずれも、X方向において蓋壁25A側に傾斜し、蓋壁25Bに向けて突出する曲線状に形成されている。Z方向における破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域の下部に配置されている。但し、破断線42A,42Bの下端は、側板20A,20Bの中間領域以外に配置してもよい。
破断線(第3破断線)43は、側板20A,20Bにおいて、破断線42の下端から蓋壁25A側の折曲線27に向けて、折曲線17a,17bに沿って延びている。破断線42の個々の切断線42a、及び破断線43の個々の切断線43aはいずれも、側板20A,20Bを破断する向きの上流側に誘導用の傾斜部を有する片ジッパーからなる。破断線42における下端の切断線42a1と、破断線43において最も蓋壁25B側に位置する切断線43a1とは、L字状に連なっている。但し、これらは、破断線42に沿った破断に引き続いて破断線43に沿って破断できる範囲で、間隔をあけて配置されてもよい。
破断線(第4破断線)44は、複数の切断線44aと連続部44bによって構成されており、側板20A,20Bにおいて、破断線42の上端から蓋壁25B側の折曲線27に向けて延びている。本実施形態の破断線44は、デザインカット線によって構成されている。詳しくは、破断線44は、折曲線17a,17b上をX方向に延びる第1部分44dと、Z方向に延びる第2部分44eと、側板20A,20Bの中間領域をX方向に延びる第3部分44fとを備える。
第1部分44dは、破断線42の上端から蓋壁25Bに向けて延びている。第1部分44dを構成する個々の切断線44aは、破断する向きの上流側(破断線42側)の端に誘導用の傾斜部を有する片ジッパーからなる。第1部分44dのX方向中央と折曲線17a,17bのX方向中央とは、同一点上に位置する。つまり、側板20A,20BのX方向中央を通りZ方向に延びる中心線(図示せず)に対して、第1部分44dのうち、最も蓋壁25B側に位置する端は、最も蓋壁25A側に位置する端と対称に位置する。第1部分44dを構成する切断線44aのうち、最も破断線42側に位置する特定の切断線44aは、破断線42の上端の切断線42aと間隔をあけて位置しているが、交差していてもよい。
第2部分44eは、第1部分44dの蓋壁25B側の端からZ方向下向きに延びている。第2部分44eを構成する個々の切断線44aは、破断する向きの上流側の上端に誘導用の傾斜部を有する片ジッパーからなる。側板20A,20BのX方向中央を通りZ方向に延びる中心線(図示せず)に対して、第2部分44eは第2破断線42と対称に形成されている。
第3部分44fは、第2部分44eの下端から蓋壁25B側の折曲線27に向けて、折曲線17a,17bに沿って延びている。第3部分44fを構成する個々の切断線44aは、破断する向きの上流側の左端に誘導用の傾斜部を有する片ジッパーからなる。側板20A,20BのX方向中央を通りZ方向に延びる中心線(図示せず)に対して、第3部分44fは第3破断線43と対称に形成されている。
破断線(第5破断線)45は、第4実施形態と同様に、破断線43,44の延長線(又は破断線43,44自体)と折曲線27との交点から内フラップ26の先端に向けて、折曲線29に沿って延びている。
破断線41,42に沿った天板16と側板20A,20Bの破断性を向上するために、天板16には、4本の補助折曲線46と、2本の補助折曲線54とが設けられている。補助折曲線46は、第1実施形態と同様に設けられている。補助折曲線54は、操作部35の両側にそれぞれ設けられている。個々の補助折曲線54は、天板16において、Y方向の中心を通り、X方向に延びる中心線(図示せず)上に設けられている。補助折曲線54のうち、操作部35側に位置する端は操作部35と間隔をあけて位置し、折曲線29側に位置する端は折曲線29と間隔をあけて位置する。
なお、本実施形態の天板16は、各実施形態と同様に、天板部21と付代部22とで構成されている。付代部22には、破断線41B上に位置するように、破断促進用の切欠部22aが設けられている。切欠部22aは、付代部22の先端から側板20Bに向けて切り欠かれている。
第6実施形態の包装箱10を開封する場合、第1実施形態と同様に、操作部35に手を差し込んで天板16を把持し、X方向の両側へ操作し、破断線41に沿って天板16を破断する。この際、補助折曲線46,54に沿って天板16が山折れする。これにより、天板16に連続した一対の側板20A,20BがY方向中央に向けて撓むことで、天板16には、天板16に直交するせん断力の他に、破断線41A,41Bを引き裂くような引っ張り力が作用する。よって、破断線41A,41Bに沿った天板16の破断を効果的に促進できる。
天板16の破断後、開封操作を続けると、天板16に引き続いて破断線42,43に沿って側板20A,20Bが破断されるとともに、破断線44に沿って側板20A,20Bが破断される。この際も、補助折曲線46,54に沿った天板16の山折れによって、側板20A,20Bには、破断線42〜44に沿って側面20A,20Bを引き裂くような引っ張り力の他に、側板20A,20Bに直交するせん断力が作用する。よって、側板20A,20Bの破断を効果的に促進できる。
以上のように天板16と側板20A,20Bを破断した後には、破断線45に沿って内フラップ26を破断することで、第1実施形態と同様に、トレイ状の下側部分11と一対の上側部分12A,12Bに分離し、包装箱10を開封できる。このようにした包装箱10では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
第6実施形態では、側板20A,20Bに対して、破断線42の一側に破断線43を設けるとともに、破断線42の他側に破断線43とは異なる破断線43を設けるため、個々の破断線42〜44の設計の自由度を向上できる。そして、本実施形態では、第1部分44dから第3部分44fを備えるデザインカット線によって破断線44を構成している。よって、開封によって形成されたトレイ状の下側部分11には、破断線44の形状に応じた凸部が形成されるため、開封状態の包装箱10の美観を向上できる。
なお、本発明の包装箱10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、破断線41〜45は、所定の壁を破断可能な構成であれば、必要に応じて変更が可能である。また、連続部の位置を含む破断線41〜45の全体形状も必要に応じて変更が可能である。また、操作部35(差込部36)は、折曲線と複数の切断線とで画定された切起構造に限られず、貫通した孔であってもよい。また、一対の破断線41A,41Bを一体に設け、その上又はX方向に隣接して操作部35を設けてもよい。
天板部21に対して付代部22を、内面(裏ライナ3)に貼着したが(内グルー)、外面(表ライナ2)に貼着してもよい(外グルー)。図17の変形例では、側板(側板部)20Bに対して付代部22を、外面(表ライナ2)に貼着したが(外グルー)、内面(裏ライナ3)に貼着してもよい(内グルー)。
包装箱10は、六面体構造に限られず、必要に応じて変更が可能である。例えば、天板16と一対の側板20A,20Bの間に面取り部をそれぞれ設け、蓋壁25を正対する方向から見た形状が六角形状をなすようにしてもよい。また、側板20A,20Bと内フラップ26の間に面取り部をそれぞれ設け、天板16を上方から見た形状が八角形状をなすようにしてもよい。
図24に示すように、包装箱10は、1枚のブランクからなる構成に限られず、2枚のブランクからなる2ピース構造としてもよい。この包装箱10は、トレイ状の本体55と、この本体55を覆う蓋体60とを備える。本体55は、底板18と、底板18の両端に立設された端板56と、底板18の両側に立設された側板57とを備える。蓋体60は、概ね第1実施形態の包装箱10の底板18を無くした構成である。つまり、蓋体60は、天板16と、天板16の両側に連設した側板20A,20Bと、側板20A,20Bの両端に連設した二対の内フラップ26と、天板16の両端に連設した一対の外フラップ28とを備え、操作部35と破断線41〜45を更に備える。本体55の外側に蓋体60が被せられ、これらの重畳部分が熱溶融樹脂等の接着剤によって貼着されている。
一対の側板20A,20Bのうち、一方にデザインカット線を設け、他方には露出面積のみを考慮した破断線を設けてもよい。つまり、一対の側板20A,20Bのうち、一方に第6実施形態に示す破断線42〜44を設け、他方に第1実施形態から第5実施形態に示す破断線42〜44を設けてもよい。
包装箱10の素材は、紙製の段ボールシートに限らず、樹脂製の段ボールシートであってもよい。また、包装箱包装箱の素材は、段ボールシートに限られず、単層の厚紙や樹脂シートであってもよい。
1…段ボールシート
2…表ライナ
3…裏ライナ
4…中しん
6…罫
7…コルク
10…包装箱
11…下側部分
12A,12B…上側部分
15…外周壁
16…天板
17a,17b…折曲線(第1辺)
18…底板
19a,19b…折曲線
20A…側板(第2側板)
20B…側板(第1側板)
21…天板部
22…付代部
22a…切欠部
25,25A,25B…蓋壁
26…内フラップ
26a…突出部
27…折曲線(第3辺)
28…外フラップ
28a…突出部
29…折曲線(第2辺)
35…操作部
36…差込部
36a…折曲線
36b…切断線
37…破断線
37a…切断線
37b…連続部
41,41A,41B…破断線(第1破断線)
41B1,41B2…破断線
41a…切断線
41b…連続部
42,42A,42B…破断線(第2破断線)
42a…切断線
42a1…特定の切断線
42b…連続部
43,43A,43B…破断線(第3破断線)
43a…切断線
43a1…特定の切断線
43b…連続部
43c…切断線
44,44A,44B…破断線(第4破断線)
44a…切断線
44a1…特定の切断線
44b…連続部
44c…切断線
44d…第1部分
44e…第2部分
44f…第3部分
45,45A,45B…破断線(第5破断線)
45a…切断線
45b…連続部
45c…切断線
46…補助折曲線(第3折曲線)
47…補助折曲線(第1折曲線)
48…補助折曲線(第2折曲線)
49…補助折曲線
50…可撓部
51…補助折曲線(第4折曲線)
52…補助折曲線(第5折曲線)
53…段潰部
54…補助折曲線
55…本体
56…端板
57…側板
60…蓋体
A…天板の中心線

Claims (13)

  1. 対向する一対の第1辺と、それぞれ前記一対の第1辺に交差するように延びる一対の第2辺とを有する天板と、
    前記一対の第1辺にそれぞれ連設され、前記天板に対してそれぞれ同じ向きに折り曲げられ、前記第1辺に交差するように延びる第3辺を両側にそれぞれ有する一対の側板と、
    前記一対の側板の前記第3辺にそれぞれ連設され、前記第2辺に沿って延びるように前記側板に対してそれぞれ折り曲げられた二対の内フラップと、
    前記一対の第2辺にそれぞれ連設され、前記天板に対して前記側板と同じ向きにそれぞれ折り曲げられ、内側に位置する前記内フラップに固着された一対の外フラップと、
    前記天板に設けられ、前記天板を起点として開封するための操作部と、
    前記天板にそれぞれ設けられ、前記操作部側から前記一対の第1辺側に向けて延びる一対の第1破断線と、
    前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第1破断線又は前記第1破断線の延長線と前記第1辺との交点から前記第3辺に沿って延びる一対の第2破断線と、
    前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第2破断線から前記第3辺のうちの一方に向けて延びる一対の第3破断線と、
    前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第2破断線から前記第3辺のうちの他方に向けて延びる一対の第4破断線と、
    前記二対の内フラップにそれぞれ設けられ、前記第3破断線又は前記第3破断線の延長線と前記第3辺との交点、及び前記第4破断線又は前記第4破断線の延長線と前記第3辺との交点のうち、いずれかから前記第2辺に沿って延びる二対の第5破断線と
    を備える、包装箱。
  2. 前記一対の第2破断線、前記一対の第3破断線、及び前記一対の第4破断線はそれぞれ、間隔をあけて設けた複数の切断線を有し、
    前記第2破断線の特定の切断線又は前記第2破断線の延長線と、前記第3破断線の特定の切断線及び前記第4破断線の特定の切断線のうちの少なくとも一方とは、交差している、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記一対の第1破断線及び前記一対の第2破断線のうち、前記一対の側板のうちの一方側に位置する方と他方側に位置する方とは、前記天板の中心を通り前記第1辺に沿って延びる中心線に対して非対称な形状である、請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記一対の側板のうちの一方に設けられた前記第2破断線は、前記一対の外フラップのうちの一方側へ傾斜又は湾曲し、
    前記一対の側板のうちの他方に設けられた前記第2破断線は、前記一対の外フラップのうちの他方側へ傾斜又は湾曲している、請求項1から3のいずれか1項に記載の包装箱。
  5. 前記一対の第2破断線はそれぞれ、間隔をあけて設けた複数の切断線と、隣接した切断線間に位置する複数の連続部とを有し、
    前記第1辺から個々の前記連続部までの距離はそれぞれ、前記一対の第2破断線のうちの一方と他方とで異なっている、請求項1から4のいずれか1項に記載の包装箱。
  6. 前記一対の側板のうちの第1側板及び前記天板のうち、一方に連設され、他方に固着された付代部を備え、
    前記付代部は、前記固着された方の破断線に対応する破断線を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の包装箱。
  7. 前記操作部は、前記天板の中心よりも前記付代部側に形成されている、請求項6に記載の包装箱。
  8. 前記天板の前記第1側板側に設けられ、前記操作部側から前記第1側板側の前記第1辺に向けて延び、その第1辺に近づくに従って前記第1破断線から離れる向きに傾斜する第1折曲線と、
    前記天板に設けられ、前記第1折曲線又は前記第1折曲線の延長線と前記第1辺との交点から前記第1側板とは反対の第2側板に向けて延び、前記第2側板近づくに従って前記第1破断線から離れる向きに傾斜する第2折曲線と
    を備える、請求項6又は7に記載の包装箱。
  9. 前記天板の前記第2側板側に設けられ、前記操作部から前記第2折曲線又は前記第2折曲線の延長線と前記第1辺との交点に向けて延びる第3折曲線を備える、請求項8に記載の包装箱。
  10. 前記天板に設けられ、前記操作部から前記一対の第1辺の両端に向けてそれぞれ延びる二対の第3折曲線を備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の包装箱。
  11. 前記第1破断線の両側に位置するように前記天板に設けられ、前記第1辺から離れるに従って前記第1破断線に近づく向きに傾斜する二対の第4折曲線と、
    前記第2破断線の両側に位置するように前記一対の側板にそれぞれ設けられ、前記第4折曲線又は前記第4折曲線の延長線と前記第1辺との交点から離れるに従って前記第2破断線に近づく向きに傾斜する二対の第5折曲線と
    を備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の包装箱。
  12. 前記包装箱は段ボールシート製であり、
    前記一対の第4折曲線と前記一対の第5折曲線とで囲まれた四角形状の領域は、前記段ボールシートの厚みを圧縮した段潰部である、請求項11に記載の包装箱。
  13. 前記第4破断線の一部は前記第1辺上に位置する、請求項1から12のいずれか1項に記載の包装箱。
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