JP2020075016A - 起き上がり補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストかつ簡易な機構を用いて、横臥者を床から起き上がらせて、車いすやベッド等に移乗しやすいようにすることができる起き上がり補助装置を提供する。【解決手段】起き上がり補助装置1は、空気を充填することによって膨らますことが可能な袋によって構成されており、非充填時に横臥者4の背中に差し込んで、空気を充填させることで、横臥者4を床から持ち上げることができる。当該袋は、空気の充填によって、横臥者4の腰部分を持ち上げることが可能となっている。当該袋の膨張時の頭側の高さは、太もも側の高さよりも高い。好ましくは、当該袋の膨張時の太もも側の高さは、300mm〜650mmの範囲のいずれかを取り得る。さらに、好ましくは、当該袋の膨張時の太もも側の高さは、400mm〜500mmの範囲のいずれかを取り得る。【選択図】図3
Description
本発明は、高齢者や身障者など介護を必要とする人(以下、「被介護者」という。)が倒れて自力で起き上がることができない状況において、被介護者を起き上がらせて、車いすやベッド等に移乗することを容易に行なうことができるようにするための起き上がり補助装置である。
従来、特許文献1及び2に記載の装置のように、横臥者(おうがしゃ)を起き上がらせる装置として、椅子に変形する装置が提案されており、実用化もされている。
また、特許文献3に記載のように、エアーバッグの膨張力を用いて横臥者の上体を起こす装置も提案されている。
たとえば、ベッドから落ちてしまった場合や、歩行中に倒れてしまった場合など、被介護者が横転して床に寝そべってしまって横臥者となった場合、横臥者を、車いすかベッドに移乗する必要がある。
装置に頼らない場合、介護者が床の横臥者を人力で起き上がらして、車いすやベッドに移すこととなるが、人力で横臥者を床から起き上がらせるのは、重労働である。
特許文献1及び2に記載のように、椅子に変形する装置であれば、最終的には、横臥者が椅子に座った状態となるように、装置が変形するので、その状態で、車いすやベッドに移乗することが可能となる。
仮に、特許文献3に記載の装置を横臥者に適用するとした場合、横臥者と床との間に、特許文献3の装置を差し込んで、横臥者の背中を起こすこととなる。しかし、背中が起き上がった状態から、介護者が、被介護者の腰を床から持ち上げるようにして、車いす等に移乗しなければならないが、その状態から、被介護者を車いす等に移乗するのは、非常に力の必要とする作業である。よって、特許文献3の装置は、横臥者を車いす等に移乗するために使用するのには適していない。
一方、特許文献1及び2に記載の装置であれば、被介護者が椅子に座った状態となるため、車いす等への移乗が容易となる。しかし、特許文献1及び2に記載の装置は、椅子に変形するために複雑な機構を備える装置でなければならず、高コストな装置となってしまう。
それゆえ、本発明は、低コストかつ簡易な機構を用いて、横臥者を床から起き上がらせて、車いすやベッド等に移乗しやすいようにすることができる起き上がり補助装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、空気を充填することによって膨らますことが可能な少なくとも1つの袋によって構成されており、非充填時に横臥者の背中に差し込んで、空気を充填させることで、横臥者を床から持ち上げることができる起き上がり補助装置である。
当該袋は、空気の充填によって、横臥者の腰部分を持ち上げることが可能となっている。
好ましくは、当該袋の膨張時の頭側の高さは、太もも側の高さよりも高いとよい。
好ましくは、当該袋の膨張時の太もも側の高さは、300mm〜650mmの範囲のいずれかを取り得るとよい。
さらに好ましくは、当該袋の膨張時の太もも側の高さは、400mm〜500mmの範囲のいずれかを取り得るとよい。
好ましくは、当該袋の膨張時の頭側の高さは、500mm〜800mmの範囲のいずれかを取り得るとよい。
好ましくは、少なくとも1つの袋は、横臥者の太もも部分を持ち上げる第1の袋と、横臥者の背中部分を持ち上げる第2の袋と、によって構成されているとよい。
本発明によれば、空気で袋を膨らませることで、横臥者を床から持ち上げることができ、低コストかつ簡易な構造の起き上がり補助装置を提供することが可能となる。当該袋は、空気の充填によって、横臥者の腰部分を持ち上げることができるので、介護者は、横臥者を床から起き上がらせて、車いすやベッド等に容易に移乗することが可能となる。
膨張時の頭側の高さを太もも側よりも高くすることで、横臥者の背中を起き上がらせた状態にすることができるので、移乗が楽になる。
膨張時に太もも側の高さが300mm〜650mmの範囲を取れるようにしておくことで、移乗が楽になる。
さらに、太もも側の高さが400mm〜500mmの範囲を取れるようにしておけば、横臥者の腰の高さが、移乗が楽な高さとなる。
膨張時に頭側の高さが500mm〜800mmの範囲のいずれかを取れるようにしておくことでも、移乗が楽になる。
第1の袋と第2の袋を用いることで、横臥者の腰やお尻から太もも部分を先に持ち上げることが可能となるので、横臥者が滑り落ちてしまうことを防止できる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の一実施形態における起き上がり補助装置1の斜視図である。起き上がり補助装置1は、全体が空気を充填することが可能な密閉可能な袋で出来ている。起き上がり補助装置1の素材は、ポリ塩化ビニール等であるが、特に、素材は限定されない。起き上がり補助装置1の側面には、逆止弁付きの空気注入口2が設けられている。空気注入口2に、図示しないエアーポンプから、空気が供給されることで、起き上がり補助装置1は、膨らむ仕組みとなっている。
なお、エアーポンプは、電動式でも、手動式でも、油圧式でもよく、特に限定されない。また、エアーポンプを逆側に回転させることで、起き上がり補助装置1の空気を容易に抜けるようにしてもよい。逆止弁を押し開けるようにして、空気を抜けるようにするとよい。その他、空気の供給及び抜き取りについては、周知のあらゆる手段を使用することできる。当然、横臥者の体重を持ち上げることが出来る力を有するエアーポンプを用いるべきであることは、言うまでもない。
図1において、起き上がり補助装置1は、取っ手3を有している。取っ手3は、介護者が起き上がり補助装置1を持ち運ぶ際に使用したり、若しくは、横臥者が取っ手3を持てるようにしている。ただし、取っ手3は、無くてもよい。
空気を抜いた状態では、起き上がり補助装置1は、素材となるポリ塩化ビニールの厚み分程度の厚みしかない。また、空気を抜いた状態の起き上がり補助装置1は、折り畳むことが容易な状態となっている。
被介護者が横転し床に寝転んでしまった場合、介護者は、横臥者4の頭部分4a、背中部分4b、腰部分4c、お尻部分4d、及び太もも部分4eを少し持ち上げるなどして、被介護者の下に、空気が抜けた状態の起き上がり補助装置1を差し込む。なお、ひざ部分4fは、起き上がり補助装置1の上に位置しないようにしておくとよい。なお、横臥者4が仰向けになっていない場合は、介護者は、まず、横臥者4を仰向けにする。
図2は、横臥者4の背中に起き上がり補助装置1が差し込まれたときの状態を示す図である。図2に示すように、起き上がり補助装置1は、少なくとも、横臥者4の頭部分4aから太もも部分4eまでの全長を有している。当然、被介護者の身長には個人差があるが、身長の高い被介護者用に、起き上がり補助装置1の全長を設定しておけば、身長の低い被介護者であっても、頭部分4aから太もも部分4eまでを起き上がり補助装置1に載せることが可能である。
たとえば、起き上がり補助装置1の全長は、1400mm程度、全幅は、700mm程度であるとよいが、特に、限定されるものではない。
図2の状態において、起き上がり補助装置1に空気を入れる。図3は、空気を入れた後の起き上がり補助装置1の状態を示す図である。図3は、最大限に膨らんだ場合の図である。なお、最大限に膨らむとは、袋が破裂する寸前まで膨らますという意味ではなく、袋が安定した状態を保つ程度に、撓むことなく膨らました状態をいうのであり、技術常識的意味において、最大限と表現している。
図3に示すように、横臥者4は、起き上がり補助装置1に空気が入ることで、頭部分4aから太もも部分4eまでが地面よりも高い位置に来ることとなる。ただし、持ち上がった腰部分4eの高さがあまり低すぎると、介護者が横臥者を移乗するのに、力が必要になるので、移乗に楽な程度の高さまで、腰部分4eが持ち上げられるのが好ましい。具体的には、たとえば、図3において、起き上がり補助装置1の左側の側面(太もも側高さと図示)が、最大450mm程度まで、膨張するとよい。
また、頭部分4aの方が、太もも部分4eに比べて、高くなっていた方が、介護者による移乗が楽になる。そのため、図3において、起き上がり補助装置1の右側の側面(頭側高さと図示)の方が、左側の側面よりも高くなっている。たとえば、図3において、起き上がり補助装置1の右側の側面が最大650mm程度まで膨らむとよい。
このように、起き上がり補助装置1は、膨張後、頭部側の方が太もも側よりも高くなる構造を有しており、かつ、移乗が容易な程度の高さまで、太もも側が膨張する構造を有している。
従来技術と比較して、本発明の特徴は、横臥者の腰の部分が空圧によって持ち上げられる点にある。腰の部分の持ち上がりの高さは、介護者が楽に移乗させることができる程度であるとよいが、たとえば、起き上がり補助装置1の太もも側(図3では、左側の側面側)が最大限に膨らんだときの高さが300mm〜650mmの範囲のいずれかであるとよく、好ましくは、400mm〜500mmの範囲のいずれかであるとよい。
ただし、使用方法としては、最大限に膨らますことに限定されるものではない。たとえば、太もも側の最大膨張高さが600mmの起き上がり補助装置1の場合、膨らんでいる途中で、450mm程度になる場合がある。足の短い横臥者であれば、450mm程度にくらんだ状態であれば、介護者が楽に移乗することができる。よって、本発明の使用方法としては、起き上がり補助装置1が最大限に膨らんだ状態の場合に限定されるものではなく、膨らんでいる途中において、移乗が行なわれてもよい。
したがって、太もも側の最大膨張高さが、たとえば、700mmであったとしても、途中で、300mm〜650mmの範囲の高さに膨らむことができる起き上がり補助装置1も、本発明の範囲に含まれることとなる。
ゆえに、本発明における起き上がり補助装置1では、太もも側の高さとして、最大膨張高さが300mm〜650mmの範囲のいずれかである場合だけでなく、膨張途中において、太もも側の高さが300mm〜650mmの範囲のいずれかに入る装置も含まれることとなる。言い換えるならば、起き上がり補助装置1の膨張時の太もも側の高さが300mm〜650mmの範囲のいずれかを取り得るものが、本発明に含まれるのである。そして、好ましくは、起き上がり補助装置1の膨張時の太もも側の高さが400mm〜500mmの範囲のいずれかを取り得るとよい。
これらの数値限定は、有利な効果を有する限定として認定されるべきであるが、太もも側の高さが290mmや660mmの場合に、本発明から除外されると限定的に解釈される趣旨ではない。あくまでも本発明の起き上がり補助装置1においては、少なくとも、横臥者の腰が床から持ち上がるように、空気によって膨らむ構造を有していればよい。
図3に示すように、起き上がり補助装置1の右側の側面側(頭側)の最大膨張高さは、できれば、太もも側の最大膨張高さよりも高い方が好ましい。それによって、頭側が、太もも側よりも高くなるので、介護者が横臥者の背中を持ち上げるのが容易となる。
頭側の高さは、好ましくは、500mm〜800mmの範囲のいずれかであるとよい。頭側の高さについても、最大膨張高さに限るものではなく、膨張途中に、500mm〜800mmの範囲のいずれかを取ることができればよい。言い換えるならば、起き上がり補助装置1の膨張時の頭側の高さが500mm〜800mmの範囲のいずれかを取り得るものが、本発明に含まれるのである。
これらの数値限定は、有利な効果を有する限定として認定されるべきであるが、頭側の高さが490mmや810mmの場合に、本発明から除外されると限定的に解釈される趣旨ではない。あくまでも本発明の起き上がり補助装置1においては、少なくとも、横臥者の頭が床から持ち上がるように、空気によって膨らむ構造を有していればよい。
図4ないし図6は、他の実施形態を示す斜視図である。図4ないし図6に示した実施形態において、図1に示した実施形態と同様の構造を有する部分については、同一の参照符号を付す。図4に示す起き上がり補助装置1a、図5に示す起き上がり補助装置1b、図6に示す起き上がり補助装置1cは、図1の実施形態と同様、空気が供給されることで、膨らむ構造となっており、頭側の高さが太もも側の高さよりも高くなっている点で、共通している。
図1の実施形態と異なる点について、以下に説明する。
図4の起き上がり補助装置1aは、頭部分が直方体5aの形状に膨張する構造となっている。すなわち、最大膨張後は、直方体5aの部分が枕のようになって、横臥者が床から持ち上げられるようになっている。
図5の起き上がり補助装置1bは、頭部分が三角柱5bの形状に膨張する構造となっている。すなわち、最大膨張後は、三角柱5bの部分が背中を少し起こすようにして、横臥者が床から持ち上げられるようになっている。
図6の起き上がり補助装置1cは、図5と同様、頭部分が三角柱5cの形状に膨張する構造となっている。ただし、図5の実施形態よりも、三角柱5cの傾斜角度が大きくなっている。また、右上辺部が、少し平らになっており、頭が載せやすい構造となっている。
図6に示すように、背中側の傾斜角度は適宜設計すればよく、また、起き上がり補助装置1の端部は適宜、心地よい形状に加工されているとよい。
図7は、図1の実施形態に対して、横臥者の両腕側を持ち上げる形状とした場合の起き上がり補助装置1dの斜視図である。図7に示すように、横臥者の両腕部分であるところの外辺部分5d,5dを、横臥者の背骨があたる中心部分よりも高くすることで、横臥者が起き上がり補助装置1dから転げ落ちてしまうことを防止することが可能である。なお、図7の構造は、図1の実施形態以外に、図4ないし図6の実施形態や、その他の本発明の変形例に全て適用可能である。
さらに、両腕部分を中心部分より高くするために、別の袋を用いるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、太もも部分と頭部分とを1つの袋として構成しているが、別々の袋で構成してもよい。さらに、袋を細かく分割して、起き上がり補助装置を構成するようにしてよい。その場合、エアーポンプ側から、空気を供給する際に、所定の順番で、袋を膨張して、横臥者を安全に床から持ち上げるようにするとよい。すなわち、少なくとも1つの袋によって、起き上がり補助装置が構成されているとよい。
変形例の一例として、2つの袋を用いた例を図8に示す。図8に示す起き上がり補助装置1fは、お尻から太ももの下に位置する第1の袋10aと、背中の下に位置する第2の袋10bとによって、構成されている。第1の袋10aと第2の袋10bとは、仕切られた別々の袋である。第1の袋10aは、空気注入口2aからの供給する空気で膨らむ。第2の袋10bは、空気注入口2bからの供給する空気で膨らむ。空気注入口2a及び2bには、それぞれ別々に空気が供給されてもよいし、同時に空気が供給されてもよい。
たとえば、図2に示すような状態で空気を供給した場合、まず、体重がかかっていない部分から膨らむこととなる。すなわち、体の周りの袋から膨らみ始める。ある程度膨らんだところで、背中や腰、太ももあたりの袋が膨らむこととなるが、軽い箇所から順に膨らんでいく。したがって、典型的には、背中のあたりから膨らみ始める。すると、横臥者4は、背中から起き上がることになってしまうので、太もも側に滑り落ちてしまう可能性もある。
そこで、図8の起き上がり補助装置1fに示すように、袋10a,10bを2つに分けることとする。袋10a,10bの膨らませ方としては、種々考えられるが、たとえば、2つのエアーポンプを用いて、同時に袋10a,10bを膨らませるとよい。これによって、お尻から太もも部分と、背中部分とが同時期に膨らみ始めることとなるので、横臥者4が滑り落ちてしまうという危険を回避出来る。
また、たとえば、最初に、お尻部分の袋10aをある程度膨らませた後、背中部分の袋10bを膨らませ、そのあと、袋10aを膨らませるようにしてもよい。この場合、エアーポンプを1つだけ用いてもよい。
また、空気注入口2a,2bに連通させる二股に分かれた管を用いて、1つのエアーポンプだけで、袋10a,10bを同時に膨らませるようにしてもよい。
また、図8に示すように、袋10a,10bの形状は、その一部が互いに、上下に重なるようにすることで、持ち上げを安定して行なうことができるようにしてもよいが、限定されない。
その他、図1、及び、図4ないし図7に示した起き上がり補助装置において、たとえば、腰から下の部分と、腰から上の部分とを、単に、2つの袋に分けてしまうような構成であってもよい。
すなわち、袋を、横臥者の太もも部分を持ち上げる第1の袋と、横臥者の背中部分を持ち上げる第2の袋とに分けることで、横臥者が滑り落ちてしまうことを防止できる。
また、たとえば、図1に示した起き上がり補助装置1を安定させるために、袋の底面の周辺に、トーラス状の別な袋を設けて、底を安定させるようにしてもよい。
また、袋の底に、板状部材を取り付けるようにして、底を安定させるようにしてもよい。
また、袋に空気が最大限入ったことを使用者に知らせるために、エアーポンプに空気圧の検知装置を設けておいてもよい。
また、袋の中心位置や腰の位置などが分かるように、適宜、色分けや目印等を設けるようにしてもよい。
また、横臥者の転倒を防止するために、横臥者の周囲を別な袋で先に囲うようにしてもよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本明細書に開示されている発明の構成要件は、それぞれ独立に単独した発明として成立するものとする。各構成要件をあらゆる組み合わせ方法で組み合わせた発明も、本発明に含まれることとする。
本発明は、横臥者の起き上がり補助装置であり、産業上利用可能である。
1,1a,1b,1c,1d,1f 起き上がり補助装置
2,2a,2b 空気注入口
3 取っ手
4 横臥者
5a 直方体
5b,5c 三角柱
5d 両腕部分
10a 第1の袋
10b 第2の袋
2,2a,2b 空気注入口
3 取っ手
4 横臥者
5a 直方体
5b,5c 三角柱
5d 両腕部分
10a 第1の袋
10b 第2の袋
Claims (6)
- 空気を充填することによって膨らますことが可能な少なくとも1つの袋によって構成されており、非充填時に横臥者の背中に差し込んで、空気を充填させることで、前記横臥者を床から持ち上げることができ、前記袋は、空気の充填によって、前記横臥者の腰部分を持ち上げることが可能となっていることを特徴とする、起き上がり補助装置。
- 前記袋の膨張時の頭側の高さは、太もも側の高さよりも高いことを特徴とする、請求項1に記載の起き上がり補助装置。
- 前記袋の膨張時の太もも側の高さは、300mm〜650mmの範囲のいずれかを取り得ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の起き上がり補助装置。
- 前記袋の膨張時の太もも側の高さは、400mm〜500mmの範囲のいずれかを取り得ることを特徴とする、請求項3に記載の起き上がり補助装置。
- 前記袋の膨張時の頭側の高さは、500mm〜800mmの範囲のいずれかを取り得ることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の起き上がり補助装置。
- 前記少なくとも1つの袋は、
前記横臥者の太もも部分を持ち上げる第1の袋と、
前記横臥者の背中部分を持ち上げる第2の袋と、
によって構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の起き上がり補助装置。
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