JP2020071292A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の頭部装着型表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の頭部装着型表示装置は、画像光生成装置と、画像光を第1方向に偏向する第1偏向部と画像光を第2方向に偏向する第2偏向部とを有する第1偏向素子と、第1回折素子と、第2回折素子と、を備える。仮想平面上に第1方向を射影した方向を第3方向とし、第3方向に直交する方向を第4方向とし、表示領域から射出された画像光の主光線が仮想平面上を通過する平面を主光線通過平面とし、主光線通過平面の第1端を通過する主光線を第1主光線とし、第2端を通過する主光線を第2主光線とし、主光線通過平面と第1主光線と第2主光線と第1偏向部とで囲まれた平面を第1平面とし、第2偏向部と第1主光線と第2主光線と第1回折素子とで囲まれた平面を第2平面としたとき、第1平面は、第3方向から見て第2平面の少なくとも一部と重なり、かつ、第4方向から見て第2平面と重ならない。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の頭部装着型表示装置は、画像光生成装置と、画像光を第1方向に偏向する第1偏向部と画像光を第2方向に偏向する第2偏向部とを有する第1偏向素子と、第1回折素子と、第2回折素子と、を備える。仮想平面上に第1方向を射影した方向を第3方向とし、第3方向に直交する方向を第4方向とし、表示領域から射出された画像光の主光線が仮想平面上を通過する平面を主光線通過平面とし、主光線通過平面の第1端を通過する主光線を第1主光線とし、第2端を通過する主光線を第2主光線とし、主光線通過平面と第1主光線と第2主光線と第1偏向部とで囲まれた平面を第1平面とし、第2偏向部と第1主光線と第2主光線と第1回折素子とで囲まれた平面を第2平面としたとき、第1平面は、第3方向から見て第2平面の少なくとも一部と重なり、かつ、第4方向から見て第2平面と重ならない。
【選択図】図3
Description
本発明は、頭部装着型表示装置に関する。
複数の反射面を用いて画像光を反射させつつ観察者の眼に導く形態の頭部装着型表示装置が知られている。下記の特許文献1には、画像光を発生する空間光変調器と、投影レンズと、投影画面と、ビームスプリッターと、反射鏡と、を備えた頭部装着型表示装置が開示されている。
特許文献1の頭部装着型表示装置では、投影レンズの後段に複数の反射面が設けられたことによって画像を拡大することができる反面、複数の光学部材を顔の周囲に配置する必要があるため、装置が大型化するという問題がある。また、各種光学部材のサイズ、重量、配置等の設計パラメーターによっては、使用者の鼻に過重がかかり、使い心地が悪いという問題がある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置は、画像光生成装置と、前記画像光生成装置から射出された画像光を第1方向に偏向する第1偏向部と、前記第1偏向部により偏向された画像光を前記第1方向に交差する第2方向に偏向する第2偏向部と、を有する第1偏向素子と、前記第2偏向部により偏向された画像光を回折する第1回折素子と、前記第1回折素子により回折された画像光を回折して射出瞳を形成する第2回折素子と、を備える。前記画像光生成装置の表示領域の中心から射出されて前記第1偏向素子に入射する画像光の主光線を中心主光線としたとき、前記中心主光線は、前記画像光生成装置から前記第1偏向部までの間に位置する仮想平面の法線に一致し、前記仮想平面上に前記第1方向を射影した方向を前記仮想平面の第3方向とし、前記第3方向に直交する方向を第4方向とし、前記表示領域の全領域から射出された画像光の主光線が前記仮想平面上を通過する平面を主光線通過平面とし、前記主光線通過平面の前記第3方向における中心であって、前記主光線通過平面の前記第4方向における第1端を通過する主光線を第1主光線とし、前記主光線通過平面の前記第4方向における第2端を通過する主光線を第2主光線とし、前記主光線通過平面と、前記第1主光線と、前記第2主光線と、前記第1偏向部と、で囲まれた平面を第1平面とし、前記第2偏向部と、前記第1主光線と、前記第2主光線と、前記第1回折素子と、で囲まれた平面を第2平面としたとき、前記第1平面は、前記第3方向から見て前記第2平面の少なくとも一部と重なり、かつ、前記第4方向から見て前記第2平面と重なっていない。
本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置において、前記第1平面は、前記第4方向から見て前記第2平面に対して非平行であってもよい。
本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置は、前記中心主光線の光路上における前記画像光生成装置と前記第1偏向素子との間に絞りを備えてもよい。その場合、前記中心主光線の光路上における前記絞りの位置と、前記第2方向における前記第1回折素子の位置とは、一致していてもよい。
本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置は、前記第1回折素子により回折された画像光を前記第2回折素子に向けて反射する第2偏向素子をさらに備えていてもよい。
本発明の一つの態様の頭部装着型表示装置において、前記第1回折素子および前記第2回折素子は、反射型体積ホログラムで構成されていてもよい。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、頭部装着型表示装置の外観を示す斜視図である。図2は、頭部装着型表示装置における光学系の構成を示す上面図である。図3は、頭部装着型表示装置の光学系の構成を示す側面図である。
以下の説明においては、頭部装着型表示装置を単に表示装置と称する。また、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、頭部装着型表示装置の外観を示す斜視図である。図2は、頭部装着型表示装置における光学系の構成を示す上面図である。図3は、頭部装着型表示装置の光学系の構成を示す側面図である。
以下の説明においては、頭部装着型表示装置を単に表示装置と称する。また、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下の各図面では、使用者が表示装置100を頭部に装着した状態での前後方向、左右方向および上下方向を用いて以下の方向を規定する。上下方向を第1方向Yとし、上方から下方に向かう側を第1方向Yの一方側Y1とし、下方から上方に向かう側を第1方向Yの他方側Y2とする。前後方向を第2方向Zとし、前方から後方に向かう側を第2方向Zの一方側Z1とし、後方から前方に向かう側を第2方向Zの他方側Z2とする。左右方向を第3方向Xとし、左から右に向かう側を第3方向Xの一方側X1とし、右から左に向かう側を第3方向Xの他方側X2とする。第1方向Y、第2方向Zおよび第3方向Xは、互いに交差する。
また、表示装置100の構成要素を用いて上記の方向を定義すると、右眼用光学系10aの第2回折素子70aと左眼用光学系10bの第2回折素子70bとが並ぶ方向を第3方向Xとし、第2回折素子70bから第2回折素子70aに向かう側をX1とし、第2回折素子70aから第2回折素子70bに向かう側をX2とする。後述する光学系10において、第1偏向部351と第2偏向部352とが並ぶ方向を第1方向Yとし、一方側をY1とし、他方側をY2とする。画像光投射装置30と第1偏向部351とが並ぶ方向を第2方向Zとし、第1偏向部351から画像光投射装置30に向かう側をZ1とし、画像光投射装置30から第1偏向部351に向かう側をZ2とする。
また、表示装置100の構成要素を用いて上記の方向を定義すると、右眼用光学系10aの第2回折素子70aと左眼用光学系10bの第2回折素子70bとが並ぶ方向を第3方向Xとし、第2回折素子70bから第2回折素子70aに向かう側をX1とし、第2回折素子70aから第2回折素子70bに向かう側をX2とする。後述する光学系10において、第1偏向部351と第2偏向部352とが並ぶ方向を第1方向Yとし、一方側をY1とし、他方側をY2とする。画像光投射装置30と第1偏向部351とが並ぶ方向を第2方向Zとし、第1偏向部351から画像光投射装置30に向かう側をZ1とし、画像光投射装置30から第1偏向部351に向かう側をZ2とする。
図1に示すように、表示装置100は、画像光L0aを右眼Eaに入射させる右眼用光学系10aと、画像光L0bを左眼Ebに入射させる左眼用光学系10bと、を備えている。表示装置100は、例えば眼鏡のような形状を有する。具体的に、表示装置100は、右眼用光学系10aと左眼用光学系10bとを保持する筐体90をさらに備えている。表示装置100は、筐体90によって観察者の頭部に装着される。
表示装置100は、筐体90として、フレーム91と、フレーム91の右側に設けられ、観察者の右耳に係止されるテンプル92aと、フレーム91の左側に設けられ、観察者の左耳に係止されるテンプル92bと、を備えている。フレーム91は、両側部に収納空間91sを有しており、収納空間91s内に、後述する光学系10を構成する画像光投射装置30、導光光学系33、第1回折素子50等の光学素子が収容されている。テンプル92a,92bは、ヒンジ95によってフレーム91に対して折り畳み可能に連結されている。
右眼用光学系10aと左眼用光学系10bとは基本構成が同一である。したがって、以下の説明では、右眼用光学系10aと左眼用光学系10bとを区別せず、光学系10として説明する。
図2および図3に示すように、表示装置100は、光学系10として、画像光投射装置30と、導光光学系33と、第1回折素子50と、第2ミラー60(第2偏向素子)と、第2回折素子70と、を備えている。導光光学系33は、レンズ系34と、第1ミラー35(第1偏向素子)と、を有している。第1回折素子50および第2回折素子70は、後述する反射型体積ホログラムから構成されている。
光学系10において、画像光L0の進行方向に着目すると、画像光生成装置31は、投射光学系32によって導光光学系33に向けて画像光L0を射出し、導光光学系33は、入射した画像光L0を第1ミラー35に向けて射出する。第1ミラー35は、入射した画像光L0を偏向して第1回折素子50に向けて射出する。第1回折素子50は、第2ミラー60を介して画像光L0を第2回折素子70に向けて射出する。第2回折素子70は、入射した画像光L0を観察者の眼Eに向けて射出する。
画像光投射装置30は、画像光生成装置31と、投射光学系32と、を備えている。画像光生成装置31は、画像光L0を生成する。投射光学系32は、画像光生成装置31により生成された画像光L0を投射する。投射光学系32は、複数のレンズから構成されている。画像光生成装置31は、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等の表示パネルから構成されている。この構成によれば、小型で高画質な画像表示が可能な表示装置100を提供することができる。
また、画像光生成装置31は、照明光源(図示せず)と、照明光源から射出された照明光を変調する液晶表示素子等の表示パネルと、から構成されていてもよい。この構成によれば、照明光源を適宜選択できるため、画像光L0の波長特性の選択の自由度が広がるという利点がある。この場合、画像光生成装置31は、カラー表示が可能な1枚の表示パネルを有していてもよい。もしくは、画像光生成装置31は、各色に対応する複数の表示パネルと、複数の表示パネルから射出された各色の画像光を合成するダイクロイックプリズム等の合成光学系と、を有していてもよい。もしくは、画像光投射装置30は、レーザー光をマイクロミラーデバイスで変調する構成であってもよい。
以下の説明では、画像光生成装置31の表示領域31aの中心Cから射出されて第1ミラー35に入射する画像光L0の主光線を中心主光線L11と称する。また、画像光生成装置31から第1偏向部351までの間の中心主光線L11の光路に一致する軸を第1光軸AX1と称する。画像光L0が第1偏向部351で偏向された後の第1偏向部351から第2偏向部352までの間の中心主光線L11の光路に一致する軸を第2光軸AX2と称する。画像光L0が第2偏向部352で偏向された後の第2偏向部352から第1回折素子50までの間の中心主光線L11の光路に一致する軸を第3光軸AX3と称する。
第1光軸AX1および第3光軸AX3は、概ね第2方向Zと一致しており、互いに平行である。第2光軸AX2は、概ね第1方向Yと一致しており、第1光軸AX1および第3光軸AX3と直交している。
導光光学系33は、画像光投射装置30から射出された画像光L0が入射するレンズ系34と、レンズ系34から射出された画像光L0を偏向し、光路を折り返す第1ミラー35と、を有している。レンズ系34は、第1光軸AX1上に配置された複数のレンズから構成されている。
本実施形態において、レンズ系34は、第1光軸AX1上において画像光投射装置30に近い側から順に配置された第1レンズ341、第2レンズ342、第3レンズ343、および第4レンズ344を有している。第1レンズ341、第2レンズ342、第3レンズ343、および第4レンズ344の各々は、自由曲面レンズあるいは球面レンズから構成されている。レンズ系34を構成する複数のレンズの形状および枚数は、適宜変更が可能である。
図3に示すように、第1ミラー35は、第1偏向部351と、第2偏向部352と、を有する。第1偏向部351および第2偏向部352の各々は、全反射ミラーから構成されている。第1偏向部351は、第1光軸AX1上のレンズ系34の光射出側において第1光軸AX1および第2光軸AX2と略45°の角度をなすように傾いて配置されている。
第2偏向部352は、第2光軸AX2上の第1偏向部351の光射出側において第2光軸AX2および第3光軸AX3と略45°の角度をなすように傾いて配置されている。これにより、第1偏向部351は、画像光生成装置31から射出された画像光L0を第1方向Yの一方側Y1(下側)に偏向する。また、第2偏向部352は、第1偏向部351により偏向された画像光L0を第2方向Zの一方側Z1(後側)に偏向する。
本実施形態において、第1偏向部351と第2偏向部352とは別体のミラーから構成されているが、一体のミラーから構成されていてもよい。その場合、平面状の反射面が折れ曲がった形状のミラーであってもよいし、曲面状の反射面を有するミラーであってもよい。また、第1偏向部351および第2偏向部352の各々は、ハーフミラーから構成されていてもよい。この構成によれば、外光を視認できる範囲を拡大することができる。
図4は、第2回折素子70の干渉縞751の説明図である。
図4に示すように、第2回折素子70は、反射型体積ホログラム75を備えており、反射型体積ホログラム75は部分反射型回折光学素子である。そのため、第2回折素子70は、部分透過反射性のコンバイナーを構成している。したがって、外光が第2回折素子70を介して観察者の眼Eに入射するため、観察者は、画像光生成装置31で形成した画像光L0と外光(背景)とが重畳した画像を視認することができる。
図4に示すように、第2回折素子70は、反射型体積ホログラム75を備えており、反射型体積ホログラム75は部分反射型回折光学素子である。そのため、第2回折素子70は、部分透過反射性のコンバイナーを構成している。したがって、外光が第2回折素子70を介して観察者の眼Eに入射するため、観察者は、画像光生成装置31で形成した画像光L0と外光(背景)とが重畳した画像を視認することができる。
第2回折素子70は、観察者の眼Eと対向しており、画像光L0が入射する第2回折素子70の入射面71は、眼Eから離れる方向に凹んだ凹曲面になっている。換言すると、入射面71は、画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状となっている。このため、画像光L0を観察者の眼Eに向けて効率良く集光させることができる。
第2回折素子70は、特定の波長に対応するピッチを有した干渉縞751を有している。干渉縞751は屈折率差としてホログラム感光層に記録されており、干渉縞751は特定の入射角度に対応するように、第2回折素子70の入射面71に対して一方方向に傾いている。したがって、第2回折素子70は、画像光L0を所定の方向に回折して偏向する。特定の波長および特定の入射角度とは、画像光L0の波長と入射角度に対応する。この種の干渉縞751は、参照光Lrおよび物体光Lsを用いてホログラフィック感光層に干渉露光を行うことにより形成することができる。
本実施形態では、画像光L0はカラー表示用の光である。このため、第2回折素子70においては、特定波長に対応するピッチで干渉縞751R、751G、751Bが形成されている。例えば、干渉縞751Rは、赤色域の波長580nmから700nmの波長範囲のうち、例えば波長615nmに対応するピッチで形成されている。干渉縞751Gは、緑色域の波長500nmから580nmの波長範囲のうち、例えば波長535nmに対応するピッチで形成されている。干渉縞751Bは、青色域の波長400nmから500nmの波長範囲のうち、例えば波長460nmに対応するピッチで形成されている。
上記の構成は、各波長に対応する感度を有するホログラフィック感光層を形成した状態で、各波長の参照光LrR、LrG、LrB、および物体光LsR、LsG、LsBを用いてホログラフィック感光層に干渉露光を行うことにより形成することができる。
なお、各波長に対応する感度を有する感光材料をホログラフィック感光層に分散させておき、各波長の参照光LrR、LrG、LrBおよび物体光LsR、LsG、LsBを用いてホログラフィック感光層に干渉露光を行うことによって、1つの層に干渉縞751R、751G、751Bを重畳して形成することもできる。また、参照光LrR、LrG、LrBおよび物体光LsR、LsG、LsBとして球面波の光を用いることもできる。
第1回折素子50および第2回折素子70は基本的な構成が同一であるため、第1回折素子50の詳細な説明を省略するが、第1回折素子50は、反射型体積ホログラム55を備えている。第1回折素子50は、画像光L0が入射する入射面50aが、凹んだ凹曲面になっている。換言すると、入射面50aは、画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状となっている。そのため、画像光L0を第2ミラー60に向けて効率良く偏向させることができる。
図5は、第1回折素子50および第2回折素子70の回折特性を示す説明図である。図5は、体積ホログラム上の1点に光線が入射したときの特定波長と周辺波長の回折角の差を示したものである。図5には、特定波長を531nmとしたとき、波長が526nmの周辺波長の光の回折角度のずれを実線L526で示し、波長が536nmの周辺波長の光の回折角度のずれを破線L536で示してある。
図5に示すように、体積ホログラムに記録された同じ干渉縞に光線が入射した場合でも、光線の波長が長い程、大きく回折し、光線の波長が短い程、小さく回折する。したがって、2つの回折素子(第1回折素子50および第2回折素子70)を用いた場合、特定波長に対して長波長の光および短波長の光の入射角度を考慮して入射させないと、収差を適切に補償することができない。また、干渉縞の本数によって回折角が異なるため、干渉縞の構成を考慮する必要がある。図2および図3に示す光学系10では、第1回折素子50と第2回折素子70との間での中間像の形成回数と、第2ミラー60での反射回数の和が奇数か偶数かに対応して、第2回折素子70への入射方向等を適正化してあるため、収差の補償が可能である。
第2ミラー60は、周辺部よりも中央部が凹んだ反射面60aを有する。反射面60aは、球面、非球面もしくは自由曲面からなる。第2ミラー60は、第1回折素子50から射出された画像光L0を反射して第2回折素子70に向けて射出する。第2ミラー60は、ハーフミラーから構成されている。これにより、外光を視認できる範囲を拡大することができる。
図3に示すように、画像光投射装置30、レンズ系34を構成する第1レンズ341、第2レンズ342、第3レンズ343および第4レンズ344、および第1ミラー35の第1偏向部351は、第1方向Y(上下方向)において第1の高さに配置されている。また、第1回折素子50、第1ミラー35の第2偏向部352、第2ミラー60、および第2回折素子70は、第1方向Y(上下方向)において第2の高さに配置されている。第2の高さは、第1の高さよりも低い。
言い換えると、画像光投射装置30から射出された画像光L0の進行方向に沿ってみると、画像光L0は、レンズ系34を経て第1ミラー35に到達するまで略一定の高さで進み、第1ミラー35によって光路が下方に折り曲げられた後、第1ミラー35に入射する前よりも低い位置において略一定の高さで進み、第1回折素子50および第2ミラー60を経て第2回折素子70に到達する。
上記の光学素子の配置を、光の経路で表現すると、以下のようになる。
図6は、画像光生成装置31から射出される画像光L0の光路を立体的に示す図である。図6においては、表示装置100の構成要素のうち、画像光生成装置31、第1ミラー35、第1回折素子50、および第2回折素子70のみを抜き出して図示している。
図6は、画像光生成装置31から射出される画像光L0の光路を立体的に示す図である。図6においては、表示装置100の構成要素のうち、画像光生成装置31、第1ミラー35、第1回折素子50、および第2回折素子70のみを抜き出して図示している。
図6に示すように、画像光生成装置31から第1偏向部351までの間に、画像光生成装置31の表示面31cに平行な仮想平面Kを想定する。この場合、画像光生成装置31からの中心主光線L11は、画像光生成装置31から第1偏向部351までの間に位置する仮想平面Kの法線に一致する。
ここで、仮想平面K上に第1方向Yを射影した方向を仮想平面Kの第3方向K3とし、第3方向K3に直交する方向を第4方向K4とする。また、表示領域31a内の全領域から射出された画像光L0の主光線が仮想平面K上を通過する平面を主光線通過平面KCとする。主光線通過平面KCの第3方向K3における中心であって、主光線通過平面KCの第4方向K4における第1端H1を通過する主光線を第1主光線L12とし、主光線通過平面KCの第4方向K4における第2端H2を通過する主光線を第2主光線L13とする。
また、主光線通過平面KCと、第1主光線L12と、第2主光線L13と、第1偏向部351と、で囲まれた平面を第1平面F1とする。第2偏向部352と、第1主光線L12と、第2主光線L13と、第1回折素子50と、で囲まれた平面を第2平面F2とする。以上のように、第1平面F1および第2平面F2を定義する。
上記の定義を用いると、本実施形態の表示装置100において、第1平面F1は、第3方向K3から見て第2平面F2の少なくとも一部と重なり、かつ、第4方向K4から見て第2平面F2とは重ならない。特に本実施形態の場合、第4方向K4から見たとき、第1平面F1と第2平面F2とは概ね平行である。
概略言い換えると、図2で示すように、画像光生成装置31から射出された後に第1ミラー35に入射するまでの画像光L0と、第1ミラー35によって折り返された後に第1回折素子50に入射するまでの画像光L0とは、上下方向(第1方向Y)から見たとき、少なくとも一部が重なっている。一方、図3で示すように、画像光生成装置31から射出された後に第1ミラー35に入射するまでの画像光L0と、第1ミラー35によって折り返された後に第1回折素子50に入射するまでの画像光L0とは、左右方向(第3方向X)から見たとき、重なっていない。
本実施形態の表示装置100においては、図2および図3に示すように、画像光生成装置31から第2回折素子70までに至る画像光L0の光路が上下方向に折り曲げられ、高さの異なる2つの平面のそれぞれに各種光学部品が配置されている。これにより、第1方向Y(上下方向)から見たときの面積を従来よりも小さくすることができ、表示装置100の小型化を図ることができる。
また、第1回折素子50と第2回折素子70との間では画像光L0を空中で導波させており、導光板等の部材が用いられていない。そのため、表示装置100の重心が観察者の耳Mの近くに位置し、鼻Nに掛かる荷重を低減することができる。これにより、表示装置100がずれ落ちにくく、表示装置100の使い心地を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図7を用いて説明する。
第2実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図7は、第2実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態について、図7を用いて説明する。
第2実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図7は、第2実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の表示装置102において、第1光軸AX1は、第3光軸AX3と平行ではなく、第3光軸AX3に対して略10°傾いている。この説明では、第1光軸AX1の傾斜角は、時計回りで見た角度を正の値で表し、反時計回りで見た角度を負の値で表す。画像光投射装置30とレンズ系34とは、第1光軸AX1上に配置されている。画像光投射装置30とレンズ系34とは、画像光投射装置30の位置が第1実施形態における画像光投射装置30の位置よりも高くなる向きに傾いている。
第3光軸AX3は、第1実施形態と同様、概ね第2方向Zと一致している。したがって、第1回折素子50、第2ミラー60および第2回折素子70の配置は、第1実施形態と同様である。また、第1光軸AX1が第3光軸AX3に対して傾いていることに伴って、第2光軸AX2も第1方向Yに対して略10°傾いている。
表示装置102のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
表示装置102のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態において、第1実施形態と同様、図6に示した各平面を用いて各光学素子の配置を表現すると、第1平面F1は、第4方向K4から見て第2平面F2に対して非平行である。
本実施形態においても、第1方向Y(上下方向)から見たときの面積を従来よりも小さくでき、表示装置102の小型化を図ることができる、鼻に掛かる荷重を低減し、表示装置102の使い心地を向上させることができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
例えば第1光軸AX1上に配置された各レンズ341,342,343,344の位置と第3光軸AX3上に配置された第1回折素子50の位置とが接近し、これらの素子同士の干渉が問題となる場合には、本実施形態の表示装置102のように、第1光軸AX1を第3光軸AX3に対して傾けて配置することにより、上記の問題を改善することができる。
なお、第1光軸AX1の傾斜角は、表示装置102の上下方向の寸法の増加を許容できる範囲内で大きくすることができる。ただし、第3光軸AX3に対する第1光軸AX1の傾斜角は、概ね45°以下であることが望ましい。また、各素子の配置によっては、第1光軸AX1の傾斜角が負になる向き、すなわち、画像光投射装置30の位置が第1実施形態における画像光投射装置30の位置よりも低くなる向きに第1光軸AX1を傾けてもよい。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図8を用いて説明する。
第3実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図8は、第3実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図8において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、本発明の第3実施形態について、図8を用いて説明する。
第3実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図8は、第3実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図8において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態の表示装置103は、画像光投射装置30と、導光光学系33と、第1回折素子50と、第2ミラー60と、第2回折素子70と、絞り80と、を備えている。絞り80は、中心主光線L11の光路上、すなわち第1光軸AX1上における画像光生成装置31と第1ミラー35との間に設けられている。より具体的には、絞り80は、レンズ系34において画像光L0の光束径が最も細く絞られた位置である第2レンズ342と第3レンズ343との間に設けられている。
第1実施形態と同様、第1光軸AX1および第3光軸AX3は、概ね第2方向Zと一致しており、互いに平行である。中心主光線L11の光路上、すなわち第1光軸AX1上における絞り80の位置と、第2方向Z、すなわち第3光軸AX3上における第1回折素子50の位置とは、一致している。
表示装置103のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
表示装置103のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、第1方向Y(上下方向)から見たときの面積を従来よりも小さくでき、表示装置103の小型化を図ることができる、鼻に掛かる荷重を低減し、表示装置103の使い心地を向上させることができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
第1回折素子50は、画像光L0の光束径が比較的に広がった位置に配置され、上下方向の寸法が大きくなる場合がある。この場合であっても、本実施形態の表示装置103によれば、画像光L0が最もくびれた位置に第1回折素子50を収めることができる。その結果、表示装置103の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図9を用いて説明する。
第4実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図9は、第4実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図9において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、本発明の第4実施形態について、図9を用いて説明する。
第4実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、一部の光学部品の配置が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置の全体構成の説明は省略する。
図9は、第4実施形態の表示装置における光学系の構成を示す側面図である。
図9において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9に示すように、第4実施形態の表示装置104は、画像光投射装置30と、導光光学系33と、第1回折素子50と、第2ミラー60と、第2回折素子70と、を備えている。
導光光学系33を構成する第1ミラー35は、第1実施形態と同様、第1偏向部351と、第2偏向部352と、を有する。ただし、第1ミラー35の向きは、第1実施形態における第1ミラー35の向きに対して180°回転しており、第1偏向部351が下側に位置し、第2偏向部352が上側に位置している。これにより、第1偏向部351は、画像光生成装置31から射出された画像光L0を第1方向Yの他方側Y2(上側)に偏向する。また、第2偏向部352は、第1偏向部351により偏向された画像光L0を第2方向Zの一方側Z1(後側)に偏向する。
画像光投射装置30、レンズ系34を構成する第1レンズ341、第2レンズ342、第3レンズ343、第4レンズ344、および第1ミラー35の第1偏向部351は、第1方向Y(上下方向)において第1の高さに配置されている。また、第1回折素子50、第1ミラー35の第2偏向部352、第2ミラー60、および第2回折素子70は、第1方向Y(上下方向)において第2の高さに配置されている。本実施形態の場合、第1実施形態とは逆に、第2の高さは、第1の高さよりも高い。
すなわち、画像光投射装置30から射出された画像光L0の進行方向に沿ってみると、画像光L0は、第1ミラーに到達するまでレンズ系34を経て略一定の高さで進み、第1ミラー35によって光路が上方に折り曲げられた後、第1ミラー35に入射する前よりも高い位置で略一定の高さで進み、第1回折素子50、第2ミラー60を経て第2回折素子70に到達する。
表示装置104のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
表示装置104のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、第1方向Y(上下方向)から見たときの面積を従来よりも小さくでき、表示装置104の小型化を図ることができる、鼻に掛かる荷重を低減し、表示装置104の使い心地を向上させることができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、観察者が表示装置104を装着した状態での表示装置104の姿勢として、図3に示した第1実施形態のように、第1光軸AX1および第3光軸AX3が略水平方向に一致していてもよい。もしくは、図9に示した第4実施形態のように、第2回折素子70の側が下がる方向に第1光軸AX1および第3光軸AX3が前傾していてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、第1偏向素子が全反射ミラーで構成されている例を挙げたが、例えば全反射プリズムで構成されていてもよい。また、表示装置は、必ずしも第2偏向素子を備えていなくてもよい。
例えば上記実施形態では、第1偏向素子が全反射ミラーで構成されている例を挙げたが、例えば全反射プリズムで構成されていてもよい。また、表示装置は、必ずしも第2偏向素子を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、第1回折素子および第2回折素子が反射型体積ホログラムで構成されている例を示したが、第1回折素子および第2回折素子が他のホログラム素子、例えば表面レリーフホログラム、ブレーズドホログラムなどで構成されていてもよい。これらのホログラム素子を用いた場合であっても、薄型で回折効率が高い回折素子が得られる。
また、上記実施形態で例示した頭部装着型表示装置の各構成要素の数、配置、形状等の具体的構成については、適宜変更が可能である。
31…画像光生成装置、31a…表示領域、35…第1ミラー(第1偏向素子)、50…第1回折素子、60…第2ミラー(第2偏向素子)、70,70a,70b…第2回折素子、75…反射型体積ホログラム、80…絞り、100,102,103,104…表示装置(頭部装着型表示装置)、351…第1偏向部、352…第2偏向部、F1…第1平面、F2…第2平面、H1…第1端、H2…第2端、K…仮想平面、K3…第3方向、K4…第4方向、KC…主光線通過平面、L0,L0a,L0b…画像光、L11…中心主光線、L12…第1主光線、L13…第2主光線、Y…第1方向、Z…第2方向。
Claims (5)
- 画像光生成装置と、
前記画像光生成装置から射出された画像光を第1方向に偏向する第1偏向部と、前記第1偏向部により偏向された画像光を前記第1方向に交差する第2方向に偏向する第2偏向部と、を有する第1偏向素子と、
前記第2偏向部により偏向された画像光を回折する第1回折素子と、
前記第1回折素子により回折された画像光を回折して射出瞳を形成する第2回折素子と、
を備え、
前記画像光生成装置の表示領域の中心から射出されて前記第1偏向素子に入射する画像光の主光線を中心主光線としたとき、
前記中心主光線は、前記画像光生成装置から前記第1偏向部までの間に位置する仮想平面の法線に一致し、
前記仮想平面上に前記第1方向を射影した方向を前記仮想平面の第3方向とし、前記第3方向に直交する方向を第4方向とし、
前記表示領域の全領域から射出された画像光の主光線が前記仮想平面上を通過する平面を主光線通過平面とし、
前記主光線通過平面の前記第3方向における中心であって、前記主光線通過平面の前記第4方向における第1端を通過する主光線を第1主光線とし、前記主光線通過平面の前記第4方向における第2端を通過する主光線を第2主光線とし、
前記主光線通過平面と、前記第1主光線と、前記第2主光線と、前記第1偏向部と、で囲まれた平面を第1平面とし、
前記第2偏向部と、前記第1主光線と、前記第2主光線と、前記第1回折素子と、で囲まれた平面を第2平面としたとき、
前記第1平面は、前記第3方向から見て前記第2平面の少なくとも一部と重なり、かつ、前記第4方向から見て前記第2平面と重ならない、頭部装着型表示装置。 - 前記第1平面は、前記第4方向から見て前記第2平面に対して非平行である、請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
- 前記中心主光線の光路上における前記画像光生成装置と前記第1偏向素子との間に絞りを備え、
前記中心主光線の光路上における前記絞りの位置と、前記第2方向における前記第1回折素子の位置とは、一致している、請求項1または請求項2に記載の頭部装着型表示装置。 - 前記第1回折素子により回折された画像光を前記第2回折素子に向けて反射するとともに、外界光を透過させる第2偏向素子をさらに備えた、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置。
- 前記第1回折素子および前記第2回折素子は、反射型体積ホログラムで構成されている、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置。
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