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JP2020060062A - 便器装置及び付属部材 - Google Patents

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JP2020060062A
JP2020060062A JP2018192804A JP2018192804A JP2020060062A JP 2020060062 A JP2020060062 A JP 2020060062A JP 2018192804 A JP2018192804 A JP 2018192804A JP 2018192804 A JP2018192804 A JP 2018192804A JP 2020060062 A JP2020060062 A JP 2020060062A
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晴生 山▲崎▼
Haruo Yamazaki
晴生 山▲崎▼
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Abstract

【課題】便器装置により停電対策を図れる技術を提供する。
【解決手段】便器を有する装置本体と、装置本体に搭載される光源52と、外部電源20が停電した場合に、バックアップ電源54から供給される電力を用いて光源52を点灯させる制御部58と、を備える。外部電源20が停電した場合でも、制御部58によって、便器装置の光源52を動作させることができ、停電対策を図れる。便器は小便器であり、光源52は、床面から立ち上がる壁体を照射可能でもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、便器装置に関する。
従来、便器を有する装置本体の他に、装置本体に搭載される電気機器とを備えた便器装置が提案される。特許文献1の便器装置は、大便器の下方を照明するための光源を電気機器として備える。
特開平01−223232号公報
外部電源が停電した場合、通常、外部電源を利用している電気機器が機能しなくなり、それに起因して不具合が生じる。この対策を講じた便器装置は未だ提案されていない。
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、便器装置により停電対策を図れる技術を提供する。
前述の課題を解決するための本発明の第1態様は便器装置である。この便器装置は、便器を有する装置本体と、前記装置本体に搭載される光源と、外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる制御部と、を備える。
第1態様によれば、外部電源が停電した場合でも、制御部によって、便器装置の光源を動作させることができ、停電対策を図れる。
前述の課題を解決するための本発明の他の態様は便器装置である。この便器装置は、便器を有する装置本体と、前記装置本体に搭載される電気機器と、外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記電気機器を動作させる制御部と、を備える。
この態様によれば、外部電源が停電した場合でも、制御部によって、便器装置の電気機器を動作させることができ、停電対策を図れる。
第1実施形態の便器装置が用いられるトイレシステムの説明図である。 第1実施形態の便器装置の斜視図である。 第1実施形態の便器装置の一部の側面断面図である。 第1実施形態の便器装置の一部の機能ブロックを示すブロック図である。 図5(A)は、第1実施形態の分離規制構造が分離規制状態にあり、図5(B)は、分離規制構造が分離許容状態にある図である。 第2実施形態の便器装置の斜視図である。 第2実施形態の便器装置の一部の正面断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、その寸法を適宜拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接触」、「接続」、「固定」、「取り付け」、「搭載」とは、特に明示がない限り、言及している条件を二者が直接的に満たす場合の他に、他の部材を介して満たす場合も含む。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、便器装置10はトイレシステム12に用いられる。トイレシステム12は、トイレ室14内に配置される装置本体16を有する便器装置10と、トイレ室14に設けられる外部照明18と、外部照明18に電気的に接続される外部電源20とを備える。外部照明18は、外部電源20から供給される電力を用いて動作し、トイレ室14内に照明光を照射する。外部電源20は、商用電源等である。
外部電源20が停電した場合、外部照明18に対する電力の供給が停止し、外部照明18の照射が停止する。これに起因して、トイレ室14内が真っ暗になると、トイレ室14の床や壁、更にはトイレ室14内の物体の位置をユーザが認識できず、トイレ室14の利用が困難になる。本実施形態では、この対策を講じた便器装置10を説明する。
図2、図3は便器装置10を模式的に示す図である。便器装置10は、装置本体16の他に、装置本体16の便鉢部22(後述する)内に給水するための給水路24と、給水路24上に設けられる電磁弁、電動弁等の電気駆動弁26とを備える。
装置本体16は、ねじ等の固定具を用いて、トイレ室14の被固定面に固定される。本実施形態の被固定面は、装置本体16の背面側に設けられる壁体28の壁面や床面30である。壁体28はトイレ室14の床面30から立ち上がるように設けられる。
装置本体16は、便器32と、装置本体16を支持するベース33とを備える。ベース33は、たとえば、プレート等である。ベース33はトイレ室14の被固定面に固定され、便器32はベース33に固定される。
便器32は、汚物を受ける便鉢部22を備え、便鉢部22内の汚物を排出可能である。本実施形態の便器32は、小便器であり、セラミックス、樹脂等を素材とする。便器32は、便鉢部22を備える本体部材34と、本体部材34に着脱可能に取り付けられる付属部材36とを備える。
本体部材34は、付属部材36が配置される配置部38を備える。本実施形態の配置部38は凹状をなし、本体部材34は配置部38の内側に配置される。配置部38は、本体部材34の外面部となる上面部に形成される。本実施形態において、付属部材36の外面(上面)と本体部材34の外面(上面)は実質的に面一に設けられる。ここでの「実質的」とは、言及している条件を厳密に満たす場合に限らず、寸法公差や製造誤差等の誤差の分だけ位置がずれる場合も含まれる。
本実施形態の本体部材34は、物品を収納する収納部40を備える。収納部40には、物品の出し入れに用いられる開口部42が形成される。ここでの物品とは、本実施形態において、後述のコントローラ46である。
本実施形態の本体部材34には物体検知センサ44が取り付けられる。物体検知センサ44は、外部電源20からコントローラ46を介して供給される電力を用いて動作する。物体検知センサ44は、本体部材34の前面側の物体を検知可能である。
本実施形態の本体部材34にはコントローラ46が搭載される。コントローラ46は、外部電源20から供給される電力を用いて動作する。コントローラ46は、物体検知センサ44や電気駆動弁26に電気的に接続される。コントローラ46は、物体検知センサ44の検知結果に基づいて、電気駆動弁26を開閉可能である。これにより、給水路24から便鉢部22内に洗浄水が供給され、その洗浄水により便鉢部22内の汚物が排出される。
本実施形態の付属部材36は、本体部材34の開口部42を塞ぐ蓋部材である。蓋部材は、収納部40の内部の物品(コントローラ46)の点検のために本体部材34から着け外しされる。本実施形態の付属部材36は、便器32の上部に取り付けられる。
付属部材36と本体部材34との間には、これらの間をシールする第1シール部材48が配置される。付属部材36と壁体28の間には、これらの間をシールする第2シール部材50が配置される。
図2〜図4を参照する。図4の機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子(電子部品)や機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現される。ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描く。
便器装置10は、装置本体16に搭載される電気機器としての光源52と、光源52に電気的に接続されるバックアップ電源54と、外部電源20の停電を検知する停電検知部56と、光源52を制御する制御部58と、を備える。本実施形態では、バックアップ電源54、停電検知部56、制御部58がケーシング60内に収容され、これらがケーシング60を介して付属部材36に搭載される例を示す。
光源52は、装置本体16の外面部の一部となる上面部に搭載される。本実施形態の光源52は、付属部材36の上面部に搭載される。本実施形態では複数の光源52が搭載される。光源52は、LED、放電灯等である。光源52は、バックアップ電源54の電力を用いて動作する。光源52は、照明光を出射可能な光出射部62を備える。図3では、その照明光が伝搬する範囲Sbを模式的に示す。照明光は、拡散光を例示するが、平行光等でもよい。光出射部62は、装置本体16の外面部の一部を構成する。
光源52は、壁体28の壁面に照明光を照射可能である。本実施形態の光源52は、上向きに照明光を照射する。本実施形態での光源52による壁体28の照射範囲Saには、装置本体16の上面から上方の範囲が含まれる。この照射範囲Saには、装置本体16を正面から見て、装置本体16と上下に重なる箇所が含まれる。
バックアップ電源54は、外部電源20が停電した場合に他の電気機器に電力を供給するためのものである。バックアップ電源54は、たとえば、一次電池、二次電池等である。
停電検知部56は、たとえば、停電検知器である。停電検知部56は、バックアップ電源54に電気的に接続され、バックアップ電源54から供給される電力を用いて動作する。停電検知部56は、外部電源20と電気的に接続される。停電検知部56は、外部電源20の電圧を監視することで、外部電源20の停電を検知可能である。停電検知部56は、たとえば、外部電源20の電圧が予め定められた閾値を下回る場合に、外部電源20の停電を検知する。停電検知部56は、外部電源20の停電を検知すると、外部電源20の停電を示す停電検知信号を制御部58に出力する。
制御部58は、たとえば、CPU、ROM、RAMの組み合わせにより構成される。制御部58は、バックアップ電源54に電気的に接続され、バックアップ電源54から供給される電力を用いて動作する。制御部58は、停電検知部56の検知結果に基づき光源52を制御する。詳しくは、制御部58は、停電検知部56から出力される停電検知信号を取得した場合、光源52を点灯させるように制御する。制御部58は、外部電源20が停電した場合、この制御を行うことになる。この制御では、光源52を点灯させ続けてもよいし、光源52を点滅させてもよい。制御部58は、所定の制御停止条件を満たすと、光源52を動作させる制御を停止する。この制御停止条件は、たとえば、停電検知部56の停電検知信号の出力が停止することである。
以上の便器装置10の効果を説明する。
便器装置10は、外部電源20が停電した場合に、バックアップ電源54の電力を用いて便器装置10の電気機器(光源52)を動作させる制御部58を備える。よって、外部電源20が停電した場合でも、制御部58によって、便器装置10の電気機器(光源52)を動作させることができ、停電対策を図れる。
このように動作する電気機器は光源52である。よって、便器装置10または便器装置10の周囲を照明する非常用照明として光源52を利用でき、トイレ室14内が真っ暗になる事態を避けられる。
特に、光源52は装置本体16に搭載されるため、トイレ室14内の他の箇所が真っ暗な場合でも、他の箇所より明るい光源52の点灯箇所や周辺箇所を装置本体16の配置位置や近傍位置として認識できる。よって、この場合でも、装置本体16の利用が容易となる。ここでの装置本体16の利用とは、トイレ室14内で便器32に近づくように移動したり、便器32に用便することをいう。
装置本体16の便器32は小便器である。便器32が小便器の場合、通常、便器32から離れた箇所に立った状態で排尿する。よって、外部電源20の停電により外部照明18が機能しない状況のもとでは、小便器の位置を認識し難くなる。本実施形態によれば、この状況のもとでも、光源52の点灯によって、小便器(便器32)の位置を認識したうえで排尿できる。よって、この状況のもとでも小便器の外部に尿が飛散する事態を避けられ、トイレ室14の衛生化に寄与できる。
また、外部電源20の停電の他に、水道の給水も停止する場合がある。たとえば、豪雨、地震等の自然現象による災害時である。このとき、水洗大便器は、通常、水道水により汚物を排出できないため利用不能となる。これに対して、水洗小便器は、水道水がなくとも尿を排出できるため、その利用を試みるユーザが多い。このため、前述のように外部照明18が機能しない状況のもとで小便器に排尿しようとすると、その外部に尿が飛散する事態が頻繁に生じる。これに伴い、尿の飛散箇所で雑菌が繁殖するリスクが大きくなる。本実施形態によれば、このようなリスクを大幅に低減できる利点がある。
光源52は、床面30から立ち上がる壁体28を照射可能である。よって、トイレ室14内の他の箇所が真っ暗な場合でも、トイレ室14内での壁体28の位置を認識でき、トイレ室14の三次元的な位置関係を認識し易くなる。ここでの三次元的な位置関係とは、特に、トイレ室14内での壁体28の水平方向での位置関係をいう。これに伴い、トイレ室14内でのユーザの相対位置を認識し易くなり、壁体28にぶつからないように、トイレ室14内でユーザが移動し易くなる
便器32は小便器であり、光源52は装置本体16の背面側の壁体28を照射可能である。よって、トイレ室14内の他の箇所が真っ暗な場合でも、明るい壁体28がユーザの視界に入った状態のままユーザが便器32に排尿できる。これは、トイレ室14内での壁体28と装置本体16の相対位置を認識した状態のまま便器32に排尿できることを意味する。このため、この場合でも、便器32の便鉢部22内に狙いを定めてユーザが排尿し易くなり、その外部への尿の飛散を避け易くなる。このような効果を得るうえで、光源52の照射範囲Saは装置本体16の上面から上方の範囲が含まれていると好ましい。
光源52は、付属部材36に搭載されるため、次の利点がある。既設の本体部材34に、光源52を搭載していない既設の付属部材36(以下、既設付属部材という)が取り付けられている場合を考える。この場合に、光源52を搭載している新設の付属部材36(以下、新設付属部材という)を既設付属部材と取り替えることで、既設の本体部材34を交換せずに停電対策を図れる。よって、既設の本体部材34の交換に要する製品コストや施工コストの削減を図れる。この製品コストとは、新設の本体部材34の製造や設計に要するものをいう。この施工コストとは、既設の本体部材34の交換に伴う配管作業に要するものをいう。
バックアップ電源54も付属部材36に搭載される。よって、既設の本体部材34にバックアップ電源54が搭載されていない場合でも、バックアップ電源54を搭載している新設付属部材36を既設の本体部材34と取り替えることで、本体部材34を交換せずに停電対策を図れる。停電検知部56や制御部58も付属部材36に搭載される。よって、既設の本体部材34にこれらが搭載されていない場合でも、上と同様、既設の本体部材34を交換せずに停電対策を図れる。
便器装置10の他の特徴を説明する。図3を参照する。便器32は、便器32の外面部に設けられる凹部64を備える。本実施形態の凹部64は、付属部材36の外面部の一部となる上面部に設けられる。凹部64は、装置本体16の正面側の前面部とは異なる箇所で装置本体16の外面部に設けられることになる。本実施形態の凹部64は溝部が構成し、その溝部が延びる延び方向Xの両側に開放する開放口64aを備える。
光源52の光出射部62は、凹部64の内側に設けられる。本実施形態の光出射部62は、凹部64の内底部に設けられる。凹部64は、付属部材36の上面部で壁体28側の端部に設けられ、その壁体28との間に凹空間66を形成する。これにより、光源52が装置本体16の外観に見え難くなり、装置本体16に光源52を搭載しつつ良好な意匠性を得られる。
図5は、便器装置10の一部を正面から見た断面図である。本体部材34の配置部38には、前述の既設付属部材36の他にも新設付属部材36を配置できる。新設付属部材36と既設付属部材36のいずれもが、本体部材34の配置部38に配置した状態で、次に説明する分離規制構造68により本体部材34からの分離が規制される。
本実施形態の分離規制構造68は、付属部材36の内面部に設けられる固定部70に移動可能に支持される可動部材72と、可動部材72と一体的に可動部材72の可動方向Bに移動可能な規制部材74とを備える。
本実施形態の可動部材72はねじ部材であり、固定部70に設けられる雌ねじ孔にねじ込まれている。これにより、可動部材72を正逆回転させることにより、可動部材72を可動方向Bの両側に移動可能となる。可動部材72は、規制部材74に進退自在に挿通され、規制部材74を回転自在に支持する。可動部材72の軸部には、規制部材74を間に挟んで一対のナット76がねじ込まれる。これにより、可動部材72の正逆回転により可動部材72が可動方向Bに移動すると、規制部材74の回転を伴うことなく、ナット76により規制部材74が可動部材72と一体的に移動可能となる。
規制部材74は、可動部材72と一体的に移動することによって、第1位置Pa1と第2位置Pa2の間を移動可能である。規制部材74が第1位置Pa1にあるとき、付属部材36を離脱方向Pcに動かそうとしたとき、本体部材34の一部34aと規制部材74が接触する。これにより、分離規制構造68は、本体部材34に対する付属部材36の分離を規制する分離規制状態となる。規制部材74が第2位置Pa2にあるとき、付属部材36を離脱方向Pcに動かそうとしたとき、本体部材34の一部34aと規制部材74が接触しない。これにより、分離規制構造68は、本体部材34に対する付属部材36の分離を許容する分離許容状態となる。
本実施形態では、次の手順を経て、既設付属部材36や新設付属部材36を本体部材34から分離する。まず、分離規制構造68が分離規制状態にあるとき、付属部材36を離脱方向Pcに動かして、付属部材36と本体部材34の間に隙間78を設ける。この隙間78からドライバー等の工具や手指を差し込んで、可動部材72を回転させて、規制部材74を第1位置Pa1から第2位置Pa2に移動させる(方向Pd参照)。これにより、分離規制構造68が分離許容状態となるので、付属部材36を離脱方向Pcに動かして本体部材34から分離する。
本実施形態では、次の手順を経て、新設付属部材36を本体部材34に取り付ける。まず、分離規制構造68を分離許容状態にあるとき、付属部材36を離脱方向Pcとは反対の取付方向に動かして、本体部材34の配置部38の近傍に配置する。次に、前述と同様に付属部材36と本体部材34の間の隙間78から工具等を差し込んで、可動部材72を回転させて、規制部材74を第2位置Pa2から第1位置Pa1に移動させる。これにより、分離規制構造68が分離規制状態となるので、付属部材36を取付方向に動かして本体部材34の配置部38内に配置する。
(第2の実施の形態)
図6、図7を参照する。図7は、便器装置10の一部の正面断面を模式的に示す。本実施形態の便器装置10も、第1実施形態と同様、バックアップ電源54、停電検知部56、制御部58を備えるが、図示を省略する。
本体部材34の左右両側の外面(側面)と、付属部材36の左右両側の外面(側面)とは実質的に面一に設けられる。本体部材34の配置部38は、付属部材36と上下方向に対向する箇所にて左右方向Yの端部に設けられる本体凹部80を備える。本体凹部80は、前述の凹部64を構成しているとも捉えられる。本体凹部80は、凹状の配置部38の底部にて下向きに窪むように設けられる。本実施形態の本体凹部80の外面は、付属部材36から上下方向に遠ざかるにつれて左右方向Yの外側に向かうように設けられる。本実施形態の本体凹部80の外面は、このような条件を満たす曲面状をなす。
光源52は、複数の第1光源52−Aと、複数の第2光源52−Bとを含む。第1光源52−Aの光出射部62は、付属部材36の上面部に設けられる。第1光源52−Aは、上向きに照明光を照射する。第1光源52−Aによる壁体28の照射範囲Saは、第1実施形態と同様、装置本体16の上面から上方の範囲が含まれる。
第2光源52−Bの光出射部62は、付属部材36の下面部であって、本体凹部80と上下方向に対向する箇所に設けられる。第2光源52−Bは、下向きであって左右方向Yの外向きに照明光を照射する。第2光源52−Bによる壁体28の照射範囲Saは、装置本体16の左右両側にて装置本体16の上面から下方の範囲が含まれる。第2光源52−Bが照射する照明光は本体凹部80の内側を伝播する。このような本体凹部80があることで、付属部材36の下面部から照明光を照射する場合でも、第2光源52−Bの照明光を広い範囲に届かせ易くなる。
なお、本実施形態の装置本体16は、ベース33を備えていない。このように、装置本体16はベース33の有無を問わない。
(その他の変形例)
便器32は、大便器でもよい。便器32は本体部材34と付属部材36に分かれずに、これらが一体化されていてもよい。
付属部材36は蓋部材を例に説明したが、その具体例は特に限定されない。付属部材36は、たとえば、本体部材34に給水する給水管、本体部材34から排水する排水管、手洗付便器の手洗器等でもよい。
光源52は、便器32の付属部材36に搭載される例を説明したが、その本体部材34に搭載されてもよい。この他にも、光源52は、便器32以外の箇所で装置本体16に搭載されてもよい。この便器32以外の箇所とは、たとえば、ベース33である。
光源52は、装置本体16の上面や側面を照射可能でもよい。また、光源52は、トイレ室14の床面30や天井面、または、装置本体16の背面側とは異なる箇所の壁体28を照射可能でもよい。光源52は、装置本体16の背面側の壁体28の照射の有無によらず、ここで挙げた箇所の何れかを照射してもよい。
光源52は、装置本体16に搭載される電気機器の一例として説明した。この電気機器は、外部電源20が停電した場合に、バックアップ電源54から供給される電力を用いて制御部58より動作する。このような電気機器の具体例は特に限定されない。この電気機器は、たとえば、物体検知センサ44、コントローラ46等でもよい。
バックアップ電源54、停電検知部56、制御部58は、付属部材36に搭載される例を説明したが、本体部材34に搭載されてもよい。また、これらの何れか一つ又は二つを本体部材34に搭載し、他は付属部材36に搭載してもよい。いずれにしても装置本体16に搭載することになる。この他にも、これらは、装置本体16に搭載せずに装置本体16とは別の箇所に配置されていてもよい。
凹部64は、付属部材36の外面部の他に、本体部材34の外面部に設けられてもよい。いずれにしても、便器32の外面部に設けられることになる。
分離規制構造68は、可動部材72と規制部材74の組み合わせを例に説明したが、その具体例は特に限定されない。分離規制構造68は、たとえば、ねじ等の固定具を用いて構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態や変形例について詳細に説明した。前述した実施形態や変形例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態や変形例の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態」との表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。以下、発明が解決しようとする課題に記載の態様を用いて説明する。
第2態様の便器装置は、第1態様において、前記便器は、小便器であってもよい。この態様によれば、外部電源の停電により外部照明が機能しない状況のもとでも、光源の点灯によって、小便器の位置を認識したうえで排尿できる。
第3態様の便器装置は、第1または第2態様において、前記光源は、床面から立ち上がる壁体を照射可能であってもよい。この態様によれば、トイレ室内の他の箇所が真っ暗な場合でも、トイレ室内での壁体の位置を認識でき、トイレ室の三次元的な位置関係を認識し易くなる。
第4態様の便器装置は、第3態様において、前記便器は、小便器であり、前記壁体は、前記装置本体の背面側に設けられてもよい。この態様によれば、トイレ室内の他の箇所が真っ暗な場合でも、明るい壁体がユーザの視界に入った状態のまま便器に排尿できる。よって、この場合でも、便器の便鉢部内に狙いを定めてユーザが排尿し易くなり、その外部への尿の飛散を避け易くなる。
第5態様の便器装置は、第1から第4態様のいずれかにおいて、前記便器は、便鉢部を有する本体部材と、前記本体部材に取り付けられる付属部材と、を備え、前記光源は、前記付属部材に搭載されてもよい。この態様によれば、光源を搭載している新設の付属部材を、光源を搭載していない既設の付属部材と取り替えることで、既設の本体部材を交換せずに停電対策を図れる。
第6態様の便器装置は、第1から第5態様のいずれかにおいて、前記便器は、前記便器の外面部に設けられる凹部を備え、前記光源の光出射部は、前記凹部の内側に設けられてもよい。この態様によれば、光源が装置本体の外観に見え難くなり、装置本体に光源を搭載しつつ良好な意匠性を得られる
本発明の他の態様は付属部材である。これは、便器を有する装置本体と、前記装置本体に搭載される光源と、外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる制御部と、を備える便器装置に用いられる付属部材であって、前記便器は、便鉢部を備える本体部材を備え、前記本体部材に取り付けられ、前記光源が搭載される。この態様によれば、光源を搭載している新設の付属部材を、光源を搭載していない既設の付属部材と取り替えることで、既設の本体部材を交換せずに停電対策を図れる。
10…便器装置、16…装置本体、20…外部電源、22…便鉢部、28…壁体、30…床面、32…便器、34…本体部材、36…付属部材、52…光源、54…バックアップ電源、58…制御部、62…光出射部、64…凹部。

Claims (8)

  1. 便器を有する装置本体と、
    前記装置本体に搭載される光源と、
    外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる制御部と、を備える便器装置。
  2. 前記便器は、小便器である請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記光源は、床面から立ち上がる壁体を照射可能である請求項1または2に記載の便器装置。
  4. 前記便器は、小便器であり、
    前記壁体は、前記装置本体の背面側に設けられる請求項3に記載の便器装置。
  5. 前記便器は、便鉢部を有する本体部材と、前記本体部材に取り付けられる付属部材と、を備え、
    前記光源は、前記付属部材に搭載される請求項1から4のいずれかに記載の便器装置。
  6. 前記便器は、前記便器本体の外面部に設けられる凹部を備え、
    前記光源の光出射部は、前記凹部の内側に設けられる請求項1から5のいずれかに記載の便器装置。
  7. 便器を有する装置本体と、
    前記装置本体に搭載される光源と、
    外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる制御部と、を備える便器装置に用いられる付属部材であって、
    前記便器は、便鉢部を備える本体部材を備え、
    前記本体部材に取り付けられ、前記光源が搭載される付属部材。
  8. 便器を有する装置本体と、
    前記装置本体に搭載される電気機器と、
    外部電源が停電した場合に、バックアップ電源から供給される電力を用いて前記電気機器を動作させる制御部と、を備える便器装置。
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