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JP2020033663A - かつらベース及びかつら - Google Patents

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小百合 重松
Sayuri Shigematsu
小百合 重松
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    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】装着感を損なわず、かつらの価格を高騰させず、優れた吸湿性及び消臭性を発揮するかつらベース及びこれを用いたかつらを提供する。【解決手段】ベースネット11と人工皮膚12とを含むかつらベース10であって、人工皮膚12が、紙糸12aを編んだ第1ネット素材からなり、紙糸12aが、スリッティングされたテープ状の紙を撚った構成であり、第1ネット素材が、40メッシュ/インチ以上の細かい網目を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、吸湿性及び消臭性に優れたかつらベース及びこれを用いたかつらに関する。
かつらは、頭部の全部又は一部を覆うので、暑い季節には、汗や皮脂の湿気、臭いがかつらに付く。そこで、かつらから湿気、臭いを除去することが試みられている。例えば、特開2014−9425号公報(特許文献1)には、かつらの裏面側に貼着する吸湿・発熱性シートが提案されている。この吸湿・発熱性シートは、吸湿発熱繊維又は遠赤外線放射繊維からなる。
特開2004−353127号公報(特許文献2)には、頭部全体を覆う全かつらの内面に取り付けるインナーキャップが提案されている。このインナーキャップは、ポリエステル100%の吸水速乾性繊維素材に、シルクプロテイン加工を施した素材によって形成されている。
特開2002−8851号公報(特許文献3)には、かつらのネット状ベースを中空のアクリル繊維で形成したかつらが提案されている。中空のアクリル繊維は、内部の空洞へつながる無数の微細孔を有する。微細孔は、毛細管現象で頭皮の汗を空洞へ吸い上げて発散させる。
特開2001−3218号公報及び特開2001−3217号公報(特許文献4、5)には、かつらに付着した汗等の臭いを除去するかつら収納ケースが提案されている。このかつら収納ケースの内面には、細粒化したトルマリンが付着される。
特開2014−9425号公報 特開2004−353127号公報 特開2002−8851号公報 特開2001−3218号公報 特開2001−3217号公報
特許文献1の吸湿・発熱性シート及び特許文献2のインナーキャップは、かつらの構成要素に付加され、装着者の頭部とかつらとの間に介在される。このため、かつらのダイレクトな装着感が損なわれるとともに、頭部に装着したかつらの外観が不自然になる場合がある。
特許文献3の中空のアクリル繊維は、高い吸湿性能を有する反面、一般的な天然繊維及び合成繊維と比べてコストが極めて高い。一方、かつらは、装着者によって常用されるので、その製品寿命は比較的に短い。このように、中空のアクリル繊維は、短命のかつらの価格を大幅に高騰させ、現実的なかつらの素材ではない。
特許文献4、5のかつら収納ケースは、装着していない状態のかつらから湿気、臭いを除去することはできるが、装着した状態のかつらから湿気、臭いを除去することはできない。したがって、特許文献4、5のかつら収納ケースでは、かつらを装着しているときにかいた汗や皮脂の湿気、臭いによる不快感を解消することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、装着感を損なわず、かつらの価格を高騰させず、優れた吸湿性及び消臭性を発揮するかつらベース及びこれを用いたかつらを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のかつらベースは、紙糸を編んだ第1ネット素材からなり、前記紙糸が、スリッティングされたテープ状の紙を撚った構成であり、前記第1ネット素材が、40メッシュ/インチ以上の細かい網目を有する。
(2)上記目的を達成するために、本発明のかつらベースは、合成繊維糸と紙糸とを編み込んだ第2ネット素材からなり、前記紙糸が、スリッティングされたテープ状の紙を撚った構成であり、前記第2ネット素材が、10〜80メッシュ/インチの範囲内の網目を有する。
(3)上記目的を達成するために、本発明のかつらベースは、人工皮膚とベースネットとを含むかつらベースであって、前記人工皮膚が、40メッシュ/インチ以上の網目を有する前記第1ネット素材からなり、前記ベースネットが、10〜40メッシュ/インチ未満の範囲内の網目を有する前記第2ネット素材からなる。
(4)好ましくは、上記(1)又は(3)のかつらベースにおいて、絶乾状態にした300mm×300mmの大きさの前記第1ネット素材が、温度21℃及び相対湿度65%の環境下において、7%以上の吸湿率を発揮する。
(5)好ましくは、上記(2)又は(3)のかつらベースにおいて、前記第2ネット素材が、少なくとも40%以上の前記紙糸を含む。
(6)好ましくは、上記(3)のかつらベースにおいて、社団法人繊維評価技術協議会の平成30年4月1日改定日の「SEKマーク繊維製品認証基準」で定める検知管法によって測定したアンモニアの臭気成分減少率が70%以上である。
(7)好ましくは、上記(6)のかつらベースにおいて、社団法人繊維評価技術協議会の平成30年4月1日改定日の「SEKマーク繊維製品認証基準」で定める検知管法によって測定した酢酸の臭気成分減少率が80%以上である。
(8)上記目的を達成するために、本発明のかつらは、上記(3)のかつらベースを用いたかつらであって、前記ベースネットと前記人工皮膚とのそれぞれに毛髪が植設された構成となっている。
(9)上記目的を達成するために、本発明のかつらは、上記(3)のかつらベースを用いたかつらであって、前記ベースネットの上に前記人工皮膚が積層され、前記ベースネットに植設された毛髪が前記人工皮膚の網目から引き出された構成となっている。
本発明のかつらベース及びこれを用いたかつらは、装着感を損なわず、かつらの価格を高騰させず、優れた吸湿性及び消臭性を発揮する。
図1は、本発明の実施形態に係るかつらの裏面を示す概略図である。 図2(a)は、前記かつらのかつらベースを構成する人工皮膚を示す部分拡大図である。図2(b)は、前記かつらベースを構成するベースネットを示す部分拡大図である。図2(c)は、前記ベースネットの構成を示す図2(b)の部分拡大図である。 図3(a)は、前記かつらの第1実施形態に係る構成を示す断面図である。図3(b)は、前記かつらの第2実施形態に係る構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るかつらベース及びかつらについて、図面を参照しつつ説明する。
<全体構成>
図1において、本実施形態のかつら1は、主として、かつらベース10、毛髪20及びストッパ30で構成される。かつらベース10は、装着者の頭部の湾曲に対応する形状のベースネット11と、装着者の額の生え際及び分け目に対応する形状の人工皮膚12とで構成される。ベースネット11及び人工皮膚12は、網目の大きさが互いに異なるネット素材からなる。毛髪20は、人工毛又は人毛であり、かつらベース10に植設される。
ストッパ30は、弧状に反転動作可能なベース部31に、櫛歯状の挟持部32を設けた構成になっている。挟持部32は、ベース部31の反転動作によって、ベース部31に圧接した状態、又はベース部31から離反した状態になる。挟持部32は、ベース部31に圧接した状態となったときに装着者の自毛を挟持する。
本実施形態のかつら1は、特に、かつらベース10を構成するベースネット11及び人工皮膚12に特徴がある。以下、人工皮膚12及びベースネット11の詳細について、順に説明する。
<人工皮膚>
図1及び図2(a)に示すように、人工皮膚12は、紙糸12aを編んだ第1ネット素材からなる。本実施形態では、紙糸12aの糸径を0.15mmとし、この紙糸12aを縦横の格子状に編んで50メッシュ/インチの第1ネット素材を作成した。この第1ネット素材を肌色に着色し、装着者の額の生え際及び分け目に対応する形状の人工皮膚12を作成した。なお、「メッシュ/インチ」は、1インチ(25.4mm)あたりの網目の数を意味し、50メッシュ/インチは、1インチあたりの網目の数が50であることを意味する。
人工皮膚12を構成する第1ネット素材を40メッシュ/インチ以上の細かい網目とすることによって、頭皮の如き肌理の細かい外観と、頭部の汗や皮脂に対する十分な吸湿性及び消臭性とが得られる。
ここで、本発明者は、ネット素材のメッシュ数と通気性との関係について比較試験を行った。その結果、一般的な人工皮膚に用いられる合成繊維のネット素材は、40メッシュ/インチを境にして通気性が低下し、80メッシュ/インチ以上で殆ど通気しなくなる。これに対し、紙糸12aを編んだ第1ネット素材は、79メッシュ/インチまで良好な通気性を発揮し、80メッシュ/インチ以上で通気性がやや低下する。最終的に、紙糸を編んだ第1ネット素材は、100メッシュ/インチを超えても低い通気性を保った。
ネット素材のメッシュ数が大きい程(つまり、網目が細かい程)、人工皮膚の外観は自然に見えるようになるが、合成繊維のネット素材では、40メッシュ/インチ以上で通気性が低下してしまう。そこで、紙糸12aを編んだ第1ネット素材で人工皮膚12を構成すれば、79メッシュ/インチまで網目を細かくしても、良好な通気性を確保することができる。また、紙糸12aを編んだ第1ネット素材は、80メッシュ/インチ以上で通気性が低下する傾向を示すが、メッシュ数が大きくなる程、吸湿性及び消臭性が高くなるので、通気性の低下は十分に補われる。さらに、メッシュ数が大きくなる程、第1ネット素材の強度は高くなり、植設可能な毛髪の量も増大する。
なお、人工皮膚12の網目の大きさは、40メッシュ/インチ以上であれば、特に限定されるものではないが、200メッシュ/インチ程度が細かさの上限と考える。また、人工皮膚12に好適な紙糸12aの糸径は、0.1mm〜0.5mmの範囲内である。
<ベースネット>
図1及び図2(b)、(c)に示すように、ベースネット11は、紙糸11aとポリエステル繊維糸11bとを編み込んだハイブリッド構造の第2ネット素材からなる。第2ネット素材は、少なくとも40%以上、好ましくは50%程度の紙糸11aを含む。図2(c)に示すように、本実施形態のベースネット11の構成比率は、紙糸11aが52%、ポリエステル繊維糸11bが48%となっている。
ベースネット11を構成する紙糸11aは、上述した人工皮膚12とともに、頭部の汗や皮脂に対する吸湿性及び消臭性を発揮する。一方、ポリエステル繊維糸11bは、かつら1として常用するのに十分な強度、耐久性を発揮する。
なお、ベースネット11の網目の大きさは、特に限定されるものではないが、10〜80メッシュ/インチの範囲内が好ましい。ベースネット11が10メッシュ/インチ未満の大きい網目になると、植設可能な毛髪20の本数が少なくなる。一方、ベースネット11が80メッシュ/インチ超の細かい網目になると、通気性が低くなり、暑い季節に頭部の発汗を促す。
<紙糸>
ここで、ベースネット11及び人工皮膚12を構成する紙糸11a、12aについて、好ましい原材料や製造方法などを詳細に説明する。
<<原材料>>
紙糸11a、12aは、スリッティングされたテープ状の紙を撚って糸状にしたものである。紙糸11a、12aの原材料となる紙は、いわゆる洋紙よりも和紙が好ましい。和紙の植物原料として、例えば、楮、三椏、雁皮、麻、桑又は竹などの熱帯性多年植物が好ましい。なお、ここでいう和紙は、日本で製造されたものに限定されない。植物原料の種類、製紙に用いられる植物繊維の長さ及び製造方法などから客観的に和紙といえるものであれば、製造された場所は、日本以外の外国であってもよい。
<<和紙の製造>>
熱帯性多年植物から抽出した植物繊維に叩解、もみ、摩擦等の処理を施した後、機械又は手漉きで湿紙を得る。得られた湿紙をプレスして脱水した後、乾燥させて和紙とする。紙糸11a、12aの原材料となる和紙の重さは、10〜18g/mが好ましく、10〜14g/mがより好ましい。
<<スリッティング>>
紙糸11a、12aの原材料となる和紙は、例えば、1.5〜2.0mmのスリット幅でテープ状にスリッティングされる。和紙のスリット幅を1.5mmとした場合、紙糸11a、12aの太さは、196dtex(177d)になる。和紙のスリット幅を2.0mmとした場合、紙糸11a、12aの太さは、269dtex(242d)になる。
<<撚糸>>
スリッティングされたテープ状の和紙を撚って、紙糸11a、12aを製造する。撚りの方法として、乾式撚りと湿式撚りの両方を行うことが好ましい。撚りの工程は、正逆方向に3回行うことが好ましい。例えば、テープ状の和紙は、正方向に300〜700T/m撚った後、逆方向に500〜800T/m撚り戻し、再度、正方向に700〜1000T/m撚る。
<<伸縮性の付与・仕上げ>>
上述した撚りの工程を経た紙糸11a、12aを筒状に編んだ状態で洗浄し、自然乾燥させた後に編みを解く。これにより、紙糸11a、12aに捩じり癖がつき、伸縮性が付与される。その後、仕上げとして、紙糸11a、12aを天日干し、ゆっくりと乾燥させる。これにより、紙糸11a、12aが完成する。完成した紙糸11a、12aを走査電子顕微鏡で観察したところ、非常に多くの微細孔が形成されていることを確認した。
<紙糸の諸特性>
スリット幅1.5mmにスリッティングされたテープ状の和紙を、上記の製造方法に従って加工し、太さが196dtex(177d)の紙糸12aを製造した。この紙糸12aの引っ張り強さは156〜204gfであり、伸び率は6.5〜7.5%であった。
<人工皮膚の吸湿性>
上記の製造方法により製造した紙糸12aを用いて、300mm×300mmの大きさの第1ネット素材(人工皮膚12を構成する50メッシュ/インチの生地)を作成した。この第1ネット素材を、105℃の環境下に静置して絶乾状態にした後、21℃、相対湿度63%の環境下に48時間静置した。絶乾状態と吸湿後の第1ネット素材の重量差に基づいて、第1ネット素材の吸湿率を算出した(下記の式(1)を参照)。その結果、第1ネット素材の吸湿率は、7.6%であった。
<かつらベースの消臭性>
社団法人繊維評価技術協議会の平成30年4月1日改定日の「SEKマーク繊維製品認証基準」で定める検知管法に従って、アンモニア及び酢酸の臭気成分減少率を測定した。アンモニア及び酢酸は、汗臭の臭気成分である。測定に用いたアンモニアの初発濃度は100ppmであり、酢酸の初発濃度は30ppmである。試験体には、ベースネット11及び人工皮膚12のみからなるかつらベース10を用いた。その結果、アンモニアの臭気成分減少率は91.4%であった。酢酸の臭気成分減少率は80.0%であった。
<かつらベースの実施形態>
図3(a)、(b)は、かつらベース10の二通りの構成を示す。まず、図3(a)に示すかつらベース10は、ベースネット11の上に人工皮膚12を積層した構成となっている。この構成の場合、毛髪20は、ベースネット11の全体に植設される。ベースネット11の生え際及び分け目に対応する部分に植設された毛髪20は、人工皮膚12の網目から引き出される。一方、図3(b)に示すかつらベース10は、ベースネット11の生え際及び分け目に対応する部分が切り欠きになっており、この切り欠きの縁に沿って人工皮膚12を縫着した構成となっている。この構成の場合、毛髪20は、ベースネット11及び人工皮膚12のそれぞれに植設される。
<作用効果>
以上のように、本実施形態のかつら1は、かつらベース10を構成するベースネット11及び人工皮膚12のそれ自体が、優れた吸湿性及び消臭性を発揮する。これにより、吸湿及び消臭のためのシートやインナーキャップを、装着者の頭部とかつらとの間に介在させる必要がない。この結果、本実施形態のかつら1によれば、頭部へのダイレクトな装着感が損なわれることがなく、また、頭部に装着したかつら1の外観が不自然になることもない。
また、ベースネット11及び人工皮膚12を構成する紙糸11a、12aは、優れた吸湿性及び消臭性を発揮するものでありながら、中空のアクリル繊維と比べて安価であり、かつら1の価格を従来品と同等に抑えることが可能である。
<その他の変更>
本発明は、上述した実施形態のかつらベース10及びかつら1の構成に限定されるものではない。本発明のかつらベース及びかつらは、ベースネット及び人工皮膚のネット素材に紙糸を適用した点(紙糸の用途)に特徴がある。すなわち、紙糸は、産業廃棄物や放射性廃棄物で汚染された水、海水、空気を浄化するためのフィルターに用いられていたが、本発明は、産業用浄化材である紙糸でかつらベースを構成した点に特徴がある。したがって、かつらの技術分野に属する当業者であれば、本発明のかつらベース及びかつらが、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更可能であると理解することができる。例えば、本発明のかつらベースは、人工皮膚を構成する第1ネット素材のみ、又はベースネットを構成する第2ネット素材のみで構成されるものであってもよい。
1 かつら
10 かつらベース
11 ベースネット
11a 紙糸
11b ポリエステル繊維
12 人工皮膚
12a 紙糸
20 毛髪
30 ストッパ

Claims (9)

  1. 紙糸を編んだ第1ネット素材からなり、
    前記紙糸が、スリッティングされたテープ状の紙を撚った構成であり、
    前記第1ネット素材が、40メッシュ/インチ以上の細かい網目を有する
    ことを特徴とするかつらベース。
  2. 合成繊維糸と紙糸とを編み込んだ第2ネット素材からなり、
    前記紙糸が、スリッティングされたテープ状の紙を撚った構成であり、
    前記第2ネット素材が、10〜80メッシュ/インチの範囲内の網目を有する
    ことを特徴とするかつらベース。
  3. 人工皮膚とベースネットとを含むかつらベースであって、
    前記人工皮膚が、40メッシュ/インチ以上の網目を有する前記第1ネット素材からなり、
    前記ベースネットが、10〜40メッシュ/インチ未満の範囲内の網目を有する前記第2ネット素材からなる
    ことを特徴とするかつらベース。
  4. 絶乾状態にした300mm×300mmの大きさの前記第1ネット素材が、温度21℃及び相対湿度65%の環境下において、7%以上の吸湿率を発揮する請求項1又は3に記載のかつらベース。
  5. 前記第2ネット素材が、少なくとも40%以上の前記紙糸を含む請求項2又は3に記載のかつらベース。
  6. 社団法人繊維評価技術協議会の平成30年4月1日改定日の「SEKマーク繊維製品認証基準」で定める検知管法によって測定したアンモニアの臭気成分減少率が70%以上である請求項3に記載のかつらベース。
  7. 社団法人繊維評価技術協議会の平成30年4月1日改定日の「SEKマーク繊維製品認証基準」で定める検知管法によって測定した酢酸の臭気成分減少率が80%以上である請求項6に記載のかつらベース。
  8. 請求項3に記載のかつらベースを用いたかつらであって、
    前記ベースネットと前記人工皮膚とのそれぞれに毛髪が植設された
    ことを特徴とするかつら。
  9. 請求項3に記載のかつらベースを用いたかつらであって、
    前記ベースネットの上に前記人工皮膚が積層され、
    前記ベースネットに植設された毛髪が前記人工皮膚の網目から引き出された
    ことを特徴とするかつら。
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