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JP2020030697A - 情報処理装置、端末装置、設定画面表示システム、設定画面表示方法 - Google Patents

情報処理装置、端末装置、設定画面表示システム、設定画面表示方法 Download PDF

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JP2020030697A JP2018156660A JP2018156660A JP2020030697A JP 2020030697 A JP2020030697 A JP 2020030697A JP 2018156660 A JP2018156660 A JP 2018156660A JP 2018156660 A JP2018156660 A JP 2018156660A JP 2020030697 A JP2020030697 A JP 2020030697A
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紘士 小林
Koji Kobayashi
紘士 小林
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Abstract

【課題】設定画面を改変することができる情報処理装置及び設定画面表示システムを提供する。【解決手段】設定画面表示システム100において、機器にジョブ情報を送信する端末装置10とネットワークを介して通信する情報処理装置50は、端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段541と、設定画面のレイアウトに関する端末情報を端末装置から受信する通信手段と、レイアウト情報と端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段542と、対応付情報記憶手段を参照して、通信手段が受信した端末情報に対応付けられたレイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、レイアウト決定手段が決定したレイアウト情報でレイアウトされた設定画面の情報を端末装置に提供する設定画面提供手段と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、端末装置、設定画面表示システム、及び、設定画面表示方法に関する。
PC(Personal Computer)がプリンタを制御して文書などを印刷する場合、プリンタに対応した機器制御ソフト(以下、プリンタドライバという)がジョブ情報をプリンタに送信する。従来は、プリンタに対応したプリンタドライバをユーザ又は管理者が各PCにインストールしているが、このプリンタドライバの管理に要する負担を低減することが望まれている。
そのような技術の1つとして、画像形成装置がプリンタドライバの設定画面を提供する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、PCからの要求にしたがって、プリンタを制御するための情報の設定画面をWebブラウザで閲覧可能な形式で生成するWeb画面生成手段を有し、PCはWeb画面生成手段により生成された設定画面を表示する印刷設定方法が開示されている。
また、特許文献1では、画像形成装置を制御するための情報である機器制御データのデフォルト値を取得し、PCのユーザ用の設定値に書き換え設定画面を生成することが可能である。
しかしながら、従来の設定画面は、改変することが困難であるという問題があった。補足すると、プリンタドライバの設定画面はプリンタの機能に対応して用意されるが、プリンタの機能が増えるにつれて設定可能な項目が非常に多くなった。また、プリンタのオプションの状態も含めると設定項目間の関係も複雑になっている。このため、ユーザからはプリンタドライバの設定画面の改善を求める声が多い。
また、プリンタドライバはOS(Operating System)との関係が深く、プリンタが同じでもOSの種類やバージョンによって異なるプリンタドライバが用意される。このため、OSの種類やバージョンによってプリンタドライバの設定画面が異なる場合があり、この点からも設定画面の改善を求める声がある。
また、常に決まった項目しか設定しないような印刷を行う顧客からはより簡略化した設定画面を求める声がある。また、個別のユーザごとに使いやすい設定画面が異なることも考えられる。
しかし、このような要請があっても、ユーザインタフェースを含むプリンタドライバの開発には工数が必要であるし、新しいプリンタドライバのリリースにはOSのメーカの承認が必要な場合もあるため、速やかな改変が困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、設定画面を改変することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、機器にジョブ情報を送信する端末装置とネットワークを介して通信する情報処理装置であって、前記端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、前記設定画面のレイアウトに関する端末情報を前記端末装置から受信する通信手段と、前記レイアウト情報と前記端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段と、前記対応付情報記憶手段を参照して、前記通信手段が受信した前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、前記レイアウト決定手段が決定した前記レイアウト情報で表示部品がレイアウトされた前記設定画面の情報を前記端末装置に提供する設定画面提供手段と、を有することを特徴とする。
設定画面を改変することができる情報処理装置を提供することができる。
印刷設定画面の一例を示す図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。 PCがプリンタドライバの設定画面を表示する処理の概略を説明する図である。 設定画面表示システムのシステム構成図の一例である。 コンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。 プリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 PCが有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(V3プリンタドライバ)。 PCが有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(V4プリンタドライバ)。 UI表示用サーバの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 プリンタドライバからUI表示用サーバに送信する端末情報の一例を示す図である。 表示情報フォーマット保持部が保持する情報を模式的に示す図である。 キー情報で決定されたレイアウトの設定画面をPCが表示する手順を示すシーケンス図の一例である。 図13のステップS9で設定値解釈部53がレイアウトを決定する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、設定画面表示システムと設定画面表示システムが行う設定画面表示方法について図面を参照しながら説明する。
<Windows OSのプリンタドライバについて>
まず、プリンタドライバの設定画面を容易に変更したいという要請について補足する。
プリンタドライバは、印刷設定画面、デバイス設定画面、又はFAX設定画面などのユーザが操作する各種のユーザインタフェース(画面)を表示する。
また、Windows 2000(登録商標。以下、省略する。)からWindows7までのWindows OSでは、Version3(以下、V3という)プリンタドライバと呼ばれるアーキテクチャのプリンタドライバが採用されていた。Windows8からはV3プリンタドライバに加えて、Version 4(以下、V4という)プリンタドライバと呼ばれる新しいアーキテクチャのプリンタドライバが採用されるようになった。
また、Windows8以降は、従来のアプリケーション(デスクトップアプリケーション)の他にWindowsStoreAppという新しいタイプのアプリケーションが存在する。これはWindowsStoreからダウンロード及びインストールすることができるアプリケーションである。
更にWindows10Sというエディションでは、従来のアプリケーションはインストール不可となり、WindowsStoreAppからのみアプリケーションをインストール可能であると告知されている。
したがって、同じ機種のプリンタドライバであっても、アーキテクチャにより複数種類の設定画面が存在している。
図1〜図3はそれぞれ印刷設定画面であるが、図1〜図3では項目の配置、項目、配色などが大きく異なることが分かる。同じ機種でも設定画面が異なるとユーザの操作性が低下する場合があり、ユーザからはプリンタドライバの設定画面の改変を求める声が多い。しかし、プリンタドライバのリリースにはMicrosoft社(Windows OSの場合)の認証テストに合格する必要があるため、速やかな改変が困難である。
また、顧客や顧客内の各ユーザによって、使いやすい設定画面は異なると考えられるが、従来、顧客やユーザごとにプリンタドライバの設定画面を改変する技術は知られていなかった。また、プリンタドライバが動作しているPCや印刷に利用しているアプリケーションごとに設定画面を統一できれば、操作性がより向上することが期待できる。
<設定画面の表示方法の概略>
図4は、本実施形態においてPC10がプリンタドライバの設定画面を表示する処理の概略を説明する図である。
(1)まず、PC10はプリンタドライバの設定画面を表示する際にUI表示用サーバ50と通信して、端末情報を送信する。端末情報について詳細は後述するが、設定画面のレイアウトを決定するための情報である。例えば、プリンタ30の機器名、顧客名、又はユーザ名などである。
(2)UI表示用サーバ50は、プリンタドライバの設定画面のレイアウトを規定する複数のレイアウト情報をレイアウト情報DB541に記憶している。また、端末情報とレイアウト情報を対応付けるための振り分け情報DB542を記憶している。UI表示用サーバ50は、PC10から送信された端末情報に対応付けられたレイアウト情報を振り分け情報DB542を参照して特定する。
(3)UI表示用サーバ50は特定したレイアウト情報でパーツがレイアウトされた設定画面を提供するURLをPC10に送信する。すなわち、UI表示用サーバ50はURLに接続したPC10に対しWebサーバとして設定画面を提供する。
(4)PC10のプリンタドライバはURLに接続し、レイアウト情報に基づく設定画面の情報を受信する。これにより、PC10は端末情報に応じたレイアウトで設定画面を表示できる。
このように、本実施形態のUI表示用サーバ50は複数のレイアウト情報を保持し、要求元(PC10のプリンタドライバ)から受信した端末情報に基づいてどのレイアウト情報を適用するかを決定するので、PC10は端末情報に応じた設定画面を表示できる。したがって、機器名が同じであればOSのバージョンに関係なく同じ設定画面を提供できるし、顧客やユーザごとに異なる設定画面を提供することもできる。
<用語について>
ジョブ情報とは、画像形成装置が処理作業を実行するための情報である。本実施形態では例えば印刷のジョブ情報が生成される。印刷のジョブ情報を印刷ジョブという。FAX送信のジョブ情報であればFAXジョブという。
ジョブの設定画面は、端末装置がジョブ情報を生成するためにユーザが値の入力、値の選択、値の変更等を行うための画面である。
プリンタドライバはプリンタを制御する機器制御プログラムの1つである。機器制御プログラムをデバイスドライバという場合がある。
機器とは、プリンタドライバなどの機器制御ソフトが動作するPCから機器制御ソフトで制御される各種の器具、機械をいう。パソコンの周辺機器と呼ばれる場合がある。本実施形態ではプリンタという用語で説明される。この他、FAXドライバで制御される機器であればFAX装置が機器である。この他、キーボード、マウス、ディスプレイ、スキャナなどもデバイスドライバで制御されるものは機器に相当する。
端末情報は、設定画面のレイアウトに決定に用いられる情報であればよい。直接的に用いられる情報の他、間接的に用いられる情報でもよい。
レイアウト情報とは、設定画面の各パーツ(文字の表示欄や設定値の入力欄などの表示部品)をどこに配置するかに関する情報である。
設定画面の情報とは、設定画面をPC10が表示するための情報であり、後述するようにHTML、スクリプト言語、CSS(Cascade Style Sheet)等により記述された情報を言う。設定画面の表示用データ、表示情報、画面情報などと称してもよい。
<システム構成例>
図5は、設定画面表示システム100のシステム構成図の一例である。設定画面表示システム100は、ネットワークを介して通信するPC10、プリンタ30、及び、UI表示用サーバ50を有する。
ネットワークNは、LANやインターネットなどの一般的なネットワークが想定されている。LANは例えばPC10やプリンタ30が配置されている社内などの施設内のLANである。UI表示用サーバ50はクラウドにあっても社内にあってもよい。ネットワークNには、広域イーサネット(登録商標)、VPN(Virtual Private Network)又は複数のLANから成るWANが含まれていてよい。ネットワークは、一部又は全体が無線化されていてもよい。無線のネットワークには、無線LAN、WiMAXの他、3G,4G、5Gなどの携帯電話網が含まれてよい。
PC10は、ユーザが操作することで印刷ジョブをプリンタ30に送信する端末装置である。プリンタ30に送信する前にプリントサーバを経由してもよい。PC10上ではアプリケーションが動作しており、アプリケーションが作成した文書データを有している。PC10はプリンタドライバを使って文書データから印刷ジョブを生成し、プリンタ30に送信する。印刷ジョブは、PDL(Page Description Language)で記述された印刷データと印刷設定を含み、プリンタ30が行う1つの印刷処理の対象となる情報である。
PC10は、パソコンなどの他、例えば、タブレット端末、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェアラブルコンピュータなどである。PC10はプリンタドライバが動作する装置であればよい。この他、テレビ会議端末、電子黒板、プロジェクタ、カーナビゲーション端末、カメラ、又は、ゲーム機等でもよい。
プリンタ30は、用紙などのシート材に画像を形成する画像形成装置と呼ばれるものである。画像形成の方式として、例えば電子写真方式又はインクジェット方式があるが、画像形成の方式はどのようなものでもよい。プリンタ30は画像形成機能の他、コピー機能、ファクシミリ機能、及びスキャナ機能等の機能を有していてもよい。このようなプリンタ30を複合機又はMFP(Multifunction Peripherals)という。また、3DCADの設計データをもとにして、スライスされた2次元の層を1枚ずつ積み重ねていくことによって、立体モデルを造形する3Dプリンタでもよい。
UI表示用サーバ50は、プリンタドライバの設定画面をPC10に提供する情報処理装置である。サーバの機能を有する情報処理装置をサーバ装置という場合がある。プリンタドライバの設定画面はユーザの入力画面となるため、設定画面をユーザインタフェースと称する場合がある。UI表示用サーバ50は、設定画面の表示に必要な情報をPC10に提供するという意味でWebサーバの1つである。Webサーバは、Webシステム上で利用者側のコンピュータに対しネットワークを通じて情報や機能を提供するコンピュータ(必要なソフトウェアを含む)をいう。
なお、UI表示用サーバ50はオンプレミスのサーバであってもよいし、クラウドサービスとして提供されるサーバでもよい。UI表示用サーバ50は、設定画面の提供以外の機能を有していてもよい。また、UI表示用サーバ50が複数、存在してもよい。また、いわゆる仮想化技術により仮想化されていてもよい。
<ハードウェア構成例>
続いて、本実施形態の設定画面表示システム100におけるPC10、UI表示用サーバ50のハードウェア構成について説明する。
<<PC、UI表示用サーバのハードウェア構成例>>
PC10及びUI表示用サーバ50は、例えば図6に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。図6は本実施形態に係るコンピュータシステム200の一例のハードウェア構成図である。
図6に示したコンピュータシステム200は、入力装置201、表示装置202、外部I/F203、RAM(Random Access Memory)204、ROM(Read Only Memory)205、CPU(Central Processing Unit)206、通信I/F207、及びHDD(Hard Disk Drive)208などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置201はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置202はディスプレイなどを含み、コンピュータシステム200による処理結果を表示する。
通信I/F207はコンピュータシステム200を社内ネットワーク及びインターネット等に接続させるインタフェースである。これにより、コンピュータシステム200は通信I/F207を介してデータ通信を行うことができる。
HDD208はプログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばコンピュータシステム200全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。HDD208は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。
外部I/F203は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203aなどがある。これにより、コンピュータシステム200は外部I/F203を介して記録媒体203aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体203aにはフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM205は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM205には、コンピュータシステム200の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM204は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU206は、ROM205やHDD208などの記憶装置からプログラムやデータをRAM204上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータシステム200全体の制御や機能を実現する演算装置である。
なお、UI表示用サーバ50はクラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<<プリンタのハードウェア構成例>>
図7は、プリンタ30のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、プリンタ30は、本体装置98と、操作部99と、を備える。本体装置98と操作部99は、専用の通信路29を介して相互に通信可能に接続されている。通信路29は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体装置98は、操作部99で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体装置98は、PC10等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
次に、本体装置98のハードウェア構成について説明する。図7に示すように、本体装置98は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(Interface)15と、接続I/F16と、エンジン部17と、を備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図7では、本体装置98がHDD14を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばHDD14を有していない構成(例えばフラッシュメモリを有する構成)もあり得る。
CPU11は、本体装置98の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体装置98全体の動作を制御し、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ30機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路29を介して操作部99と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ30機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部99のハードウェア構成について説明する。図7に示すように、操作部99は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、を備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図7では、操作部99はフラッシュメモリ24を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばフラッシュメモリ24を有していない構成もあり得る。
<機能について>
図8は、PC10が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。まず、V3プリンタドライバの場合を説明する。図8のPC10ではアプリケーション31とプリンタドライバ32が動作している。アプリケーション31は作成した文書を、プリンタドライバ32を呼び出してプリンタ30で印刷するソフトウェアである。例えば、ワープロソフトウェア、ブラウザソフトなどプリンタドライバ32を呼び出すアプリケーションであればよい。
プリンタドライバ32とは、プリンタ30を制御するためのソフトウェアである。文書に配置されている文字の位置、書体、文書に配置されている画像の位置などを、プリンタ30が解釈できるPDLで記述された印刷データに変換する。
PC10は、このプリンタドライバ32の機能を含め、ブラウザ33及び通信部34を有している。ブラウザ33は、マークアップ言語で記述された情報を解析して画面を表示するソフトウェアである。マークアップ言語としてHTMLやXML等が知られている。また、ブラウザ33はJavaScript(登録商標)を実行したり、CSSにより設定画面のデザインを調整したりする。ブラウザ33はこのように表示部としての機能を有するだけでなく、ユーザの操作を受け付ける操作受付部の機能も有している。
通信部34は、図6に示したCPU206がプログラムを実行することと通信I/F207等により実現されており、ネットワークNを介してプリンタ30と通信し、印刷ジョブを送信したり、プリンタ30の稼働状態やオプション設定状態などの情報を受信したりする。
次に、プリンタドライバ32について説明する。プリンタドライバ32は印刷設定部321、ドライバ通信部322、及び、描画部323を有する。プリンタドライバ32が有するこれら各機能部は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HDD208からRAM204に展開されたプリンタドライバ32に従ったCPU206からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプリンタドライバ32は、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
プリンタドライバ32の印刷設定部321は、ユーザがアプリケーションに対して文書の印刷操作を入力することで、印刷設定画面を表示装置202に表示する。ユーザは、印刷設定画面に対し、用紙サイズ、白黒/カラー、両面・集約・製本・変倍、ステープルやパンチ、部数等の印刷に関する印刷設定を行うことができる。印刷設定部321はユーザからの印刷設定を受け付ける。本実施形態では印刷設定画面はブラウザ33により表示される。
ドライバ通信部322はUI表示用サーバ50と通信する。端末情報をUI表示用サーバ50に送信し、端末情報に対応した設定画面の情報をPC10が受信するためのURLをUI表示用サーバ50から受信する。設定画面の表示はブラウザ33が行うため、プリンタドライバ32の印刷設定部321は表示部を有さない。
描画部323は、印刷設定部321が受け付けた印刷設定を参照して、アプリケーションによって作成された印刷対象の文書データから印刷設定を反映した印刷データを作成する。印刷データには描画データ(例えばPDLデータ)と制御データ(例えばPJLの印刷コマンド)が含まれる。
図9も同様にPC10の機能を示す機能ブロック図であるが、図9はV4プリンタドライバの場合を説明する。図9の説明においては主に図8との相違を説明する。
V3プリンタドライバとの相違は、PC10がWindowsStoreDeviceApp35を有すること、及び、プリンタドライバ32が禁則スクリプト324を有することである。
WindowsStoreDeviceApp35は更に通信部351を有している。WindowsStoreDeviceApp35はカスタマイズされた印刷設定ポップアップや通知機能など、そのプリンタ30の特殊な機能をユーザに提示する。また、WindowsStoreDeviceApp35は、プリンタ状態の表示、印刷ジョブの管理、プリンタメンテナンスタスクの実行等も行うことができる。このようにWindowsStoreDeviceApp35はユーザインタフェースの表示を行うため、WindowsStoreDeviceApp35は通信部351を有し、この通信部351はUI表示用サーバ50と通信する。通信部351もこれら表示を行うURLをUI表示用サーバ50から受信するので、ブラウザ33はWindowsStoreDeviceApp35が受け持つ各種の画面を表示できる。
禁則スクリプト324は、印刷設定画面における禁則を規定する情報である。すなわち、表示される設定項目、各項目の選択肢(選択しうる値や範囲)、及び、機能間の禁則が記述されている。機能間の禁則とは、例えば、ある項目を選択すると別の項目は選択できないことなどをいう。
<<UI表示用サーバ>>
図10は、UI表示用サーバ50の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。UI表示用サーバ50は、表示情報整形部51を有する。UI表示用サーバ50が有するこれら各機能部は、図6に示された各構成要素のいずれかが、HDD208からRAM204に展開されたプログラムに従ったCPU206からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
表示情報整形部51は設定画面の情報を生成するWebサーバの機能を有している。設定画面の情報は、上記のマークアップ言語、JavaScript(登録商標)、及び、CSS等により記述されている。また、JavaScript(登録商標)のようなスクリプト言語をブラウザ33が実行することで動的な設定画面を実現できる。ブラウザ上で動作するプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって、適切な設定画面を提供する仕組みをWebアプリという。表示情報整形部51はレイアウト決定部54が決定したレイアウトでパーツがレイアウトされた設定画面の情報を生成する。この設定画面の情報をブラウザ33が表示する。
表示情報整形部51は更に、サーバ通信部52、設定値解釈部53、及び、レイアウト決定部54を有している。サーバ通信部52は、プリンタドライバ32の印刷設定部321(ドライバ通信部322)からWebAPI(Web Application Interface)経由で、印刷設定画面に入力された設定値(文字列や数値)を受信し、これに基づいて表示情報整形部51が生成した設定画面の情報をプリンタドライバ32に送信する。また、サーバ通信部52は端末情報をPC10から受信し、レイアウト決定部54が決定したレイアウトで表示される設定画面の情報を提供するURLをPC10に送信する。
なお、Web APIとは、コンピュータプログラムの提供する機能を外部の別のプログラムから呼び出して利用するための手順・規約の類型の1つで、HTTPなどWebの技術を用いて利用できるものをいう。
設定値解釈部53は、XMLやJSON形式で送信された、設定画面に対して入力された設定値を解釈し、設定画面の情報に反映する。例えば、選択された項目の色を変更することなどを行う。なお、解釈のことをパースという。パースとは文法にしたがって構文解析し、目的のデータを取り出すことをいう。
また、設定値解釈部53は、ユーザの操作又は入力に対し、印刷設定部321に返却する設定値文字列を生成する。例えば、ユーザが設定した数値や文字列の反映を表示情報整形部51に要求する。
また、設定値解釈部53は、ユーザの操作によって設定値が変わった場合、文字列として渡された機能間禁則情報にもとづき設定画面の情報に反映する。つまり、禁則処理を行う。
レイアウト決定部54は、PC10から送信された端末情報と、表示情報フォーマット保持部55とに基づいて、設定画面のレイアウトを決定する。詳細は後述する。
また、UI表示用サーバ50は表示情報フォーマット保持部55を有する。表示情報フォーマット保持部55は、図6に示したHDD208等に構築されている。表示情報フォーマット保持部55は、機器名、顧客名、環境(ログインしているユーザ名、プリンタドライバ32が動作しているPC名(PCのホスト名)、印刷に利用しているアプリケーション名)などに合わせた設定画面の情報を生成するためのレイアウトを保持している。このレイアウトを差し替える又は追加することで設定画面を柔軟に改変できる。なお、表示情報フォーマット保持部55が有する情報については図12にて詳細に説明する。
<プリンタドライバからUI表示用サーバに送信する端末情報>
次に、図11を用いて端末情報について説明する。図11は、プリンタドライバ32からUI表示用サーバ50に送信する端末情報の一例を示す。端末情報は、UIタイプ、印刷設定、機器情報、PCシステム情報、及び、機能間の禁則情報を有する。
UIタイプは、プリンタドライバ32が開く画面がどの設定画面かを示す情報である。プリンタドライバ32は
印刷設定画面
デバイス設定画面
FAX送信画面
のように複数種類の設定画面をもつためどの設定画面かの識別情報がUIタイプである。
印刷設定は、プリンタドライバ32がOS又はアプリケーションから受け取る印刷設定が格納されているメモリ(DEVMODE構造体)、又は、PrintTicket/PrintCapabilityである。なお、DEVMODE構造体はOS上で動作する各種のプリンタドライバが印刷設定を使用するためのメンバ変数が定義されたデータ構造体である。PrintTicket/PrintCapabilityは、両面印刷、ホチキス(登録商標)止めなどがXML形式で設定された印刷用の構造体である。
機器情報は、プリンタドライバ32が接続されているプリンタ30の情報であり、プリンタドライバ32がドライバ通信部322を経由して双方向通信にてプリンタ30から取得した情報である。例えば、以下のような情報が含まれる。
オプションの接続状態
用紙のセット情報
機器名
PCシステム情報は、ログインしているユーザ名、プリンタドライバ32が動作しているPC名(PCのホスト名)、印刷に利用しているアプリケーション名など、上記以外の環境情報である。
機能間の禁則情報は、ある機能が他の機能に与える影響があるか否かを示す情報である。プリンタドライバ32は機能と機能の排他、機器のオプション設定と機能の排他など、機能間に排他が多くあり、これは機器によって異なる。例えば、一方の機能がONの場合、他方の機能はOFFでなければならない。このような機能間の情報が禁則情報である。
プリンタドライバ32は、以上の情報を文字列形式にシリアライズして、WebAPI経由でUI表示用サーバ50に送信する。シリアライズとは、複数の並列データを直列化して送信することをいう。具体的には、メモリ上に存在する情報を、ファイルとして保存したり、ネットワークで送受信したりできるように変換することをいう。
<表示情報フォーマット保持部が保持する情報>
図12は、表示情報フォーマット保持部55が保持する情報を模式的に示す。プリンタドライバ32からUI表示用サーバ50に送信される端末情報に基づいて、UI表示用サーバ50のレイアウト決定部54は、プリンタドライバ32に表示させる設定画面のレイアウトを決定する。このため、表示情報フォーマット保持部55はレイアウトの決定に必要な情報を記憶している。
表示情報フォーマット保持部55は、レイアウト情報DB541、振り分け情報DB542、及び、振り分け適用順543を有している。
振り分け情報DB542は、端末情報に含まれるキー情報とレイアウト情報の対応付けを記憶する(対応付情報記憶手段の一例)。図12では、機器名、顧客名、環境などが、端末情報に含まれるキー情報である。各キー情報にはレイアウト情報(より正確にはレイアウト情報の識別情報)が対応付けられている。例えば、機器名MPC3500に対しては、LayoutA1というレイアウト情報が対応付けられている。
レイアウト情報DB541は設定画面のレイアウトを規定する複数のレイアウト情報64を記憶している(レイアウト情報記憶手段の一例)。レイアウト情報64は、各設定項目がどういうパーツで表現されどこに配置されるのかを定義する。レイアウト情報64は、従来はプリンタドライバ32内で保持されていたが、本実施形態ではUI表示用サーバ50が設定画面の情報を生成するため、UI表示用サーバ50が保持している。
UI表示用サーバ50のレイアウト決定部54は、振り分け情報DB542に記憶されているキー情報で端末情報を検索する。キー情報が端末情報に含まれている場合、このキー情報に対応付けられているレイアウト情報を、設定画面のレイアウト情報に決定する。
振り分け適用順543は、プリンタドライバ32から送信される端末情報の検索により複数のキー情報が合致する場合に、振り分け情報DB542のどのキー情報を優先するかという優先順位を規定する。例えば、「"機器名","環境","顧客名"」の振り分け適用順の場合、機器名が端末情報に含まれていれば機器名をキー情報にしてレイアウトを決定し、機器名が含まれておらず環境が含まれていれば環境をキー情報にしてレイアウトを決定し、機器名と環境が含まれておらず顧客が含まれていれば顧客名をキー情報にしてレイアウトを決定する。
<設定画面表示システムの動作手順>
図13は、キー情報で決定されたレイアウトの設定画面をPC10が表示する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:アプリケーションは印刷設定画面の表示を伴わない場合でも、印刷設定確認要求をOSに送出する。
S2:OSは印刷設定部321に対し印刷設定確認要求を送出する。印刷設定確認要求は、印刷設定画面の表示が可能か否かを確認する要求である。実際に印刷設定画面を表示しない場合は、印刷設定部321はUI表示用サーバ50と通信しない。
S3:ユーザがアプリケーション31に対し印刷設定画面を開く操作を入力する。アプリケーション31はユーザの操作を受け付ける。
S4:アプリケーション31はOSに対し印刷設定画面表示要求を送出する。
S5:OSは印刷設定画面表示要求を印刷設定部321に送出する。
S6:プリンタドライバ32の印刷設定部321は自身で印刷設定画面の表示を行わず、印刷設定画面の表示に必要な情報を収集する。この情報は図11で説明した端末情報である。印刷設定部321は、端末情報をWebAPI等で送信可能な形式(文字列のXMLやJSONなど)にシリアライズする。なお、ここで収集される印刷設定は、最後にユーザが設定した印刷設定の設定値又は初期値である。
S7:印刷設定部321のドライバ通信部322は端末情報をUI表示用サーバ50のWebAPIを利用してHTTP、HTTPsの通信プロトコルで送信する。
S8:UI表示用サーバ50のサーバ通信部52は端末情報を受信し、設定値解釈部53が端末情報に含まれる設定値を解釈する。この設定値は設定画面の情報に含まれる。
S9:次に、レイアウト決定部54は端末情報を、振り分け情報DB542のキー情報で検索することで、端末情報に対し適切なレイアウト情報を決定する。レイアウト情報の決定の詳細について図14にて説明する。
S10:レイアウト決定部54は決定したレイアウトで構成された設定画面の情報を提供するためのURLを決定する。URLは予め決まっていても生成されもよい。また、表示情報整形部51はステップS7で受信した設定値を用いて決定したレイアウトで構成された設定画面の情報を生成する。サーバ通信部52はURLを印刷設定部321に送信する。
S11:プリンタドライバ32の印刷設定部321はブラウザ33にURLを送出し、ブラウザ33はURLに接続して設定画面の情報を受信する。これによりブラウザ33は印刷設定画面を表示装置202に表示する。
S12:ユーザはブラウザ33が表示した印刷設定画面において印刷に関する設定を行う。ブラウザ33はユーザの操作を受け付ける。
S13:ブラウザ33は印刷設定画面を表示している間は常に、UI表示用サーバ50と通信している。すなわち、ブラウザ33はユーザが印刷設定画面で設定した印刷設定(設定値)を適宜、UI表示用サーバ50に送信する。
S14:UI表示用サーバ50のサーバ通信部52は印刷設定の設定値を受信し、設定値解釈部53が受信した印刷設定に応じて、保持している現在値を更新する。保持している現在値とはステップS7で送信された印刷設定の設定値である。また、設定値解釈部53は送信された印刷設定を印刷設定画面に反映させるように表示情報整形部51に要求する。これにより、表示情報整形部51はユーザが入力した印刷設定が反映された設定画面の情報を生成する。また、設定値解釈部53は禁則情報に基づいて印刷設定画面を随時変更するよう表示情報整形部51に要求する。したがって、設定値解釈部53が印刷設定の設定値を受信するごとに、表示情報整形部51はユーザが入力した印刷設定が反映された設定画面の情報を生成する。
S15:ユーザが印刷設定画面の設定値を確定する操作を行う。確定とはこの印刷設定で印刷を実行する旨の入力であり、ユーザは例えばOKボタンを押下する。ブラウザ33はユーザの操作を受け付ける。
S16:ブラウザ33は設定値が確定された旨をUI表示用サーバ50に送信する。
S17:UI表示用サーバ50のサーバ通信部52は設定値が確定された旨を受信し、確定した設定値を通信可能な形式で保持しておく。通信可能な形式とはXMLやJSONなどである。
S18:印刷設定部321のドライバ通信部322はブラウザ33を起動した後、常に、UI表示用サーバ50との通信を行い、設定値の確定を待っている。例えば、ポーリングにより繰り返し、設定値が確定されたか否かを問い合わせている。印刷設定部321のドライバ通信部322は、設定値が確定されたという通知をUI表示用サーバ50から受信すると、UI表示用サーバ50から確定した印刷設定の設定値を取得する。
S19:印刷設定部321は確定した印刷設定を取得すると、ブラウザ33を終了させる。
S20:印刷設定部321は、アプリケーションやOSに返却することが可能な形式(DEVMODEやPrintTicket)に印刷設定の設定値をデシリアライズする。デシリアライズとは、シリアライズにより独自の形式に変換され、ファイルに保存されたりネットワークを通じて送信されたりデータを、ソフトウェアが扱うことのできる元のデータ形式に復元することをいう。デシリアライズにより、プリンタドライバ32の描画部323は印刷データを生成できる。以降は、従来と同様に、通信部34が印刷ジョブをプリンタ30に送信する。
このように、本実施形態の設定画面表示システム100は、端末情報に応じて印刷設定画面を変更できるため、改変が容易である。
<レイアウトを決定する処理の詳細>
続いて、図14のフローチャート図を用いて、UI表示用サーバ50がレイアウトを決定する処理について説明する。図14は、図13のステップS9で設定値解釈部53がレイアウトを決定する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、UI表示用サーバ50のサーバ通信部52がプリンタドライバ32から端末情報を受信する(S101)。
次に、設定値解釈部53は、送信された端末情報を解釈(パース)する(S102)。
そして、振り分け情報DB542のキー情報を端末情報から検出する(S103)。
端末情報にキー情報が含まれていない場合(S104のNo)、レイアウト決定部54はデフォルトのレイアウト情報を採用する(S108)。
端末情報にキー情報が含まれている場合(S104のYes)、レイアウト決定部54は端末情報に複数のキー情報が含まれているか否かを判断する(S105)。
ステップS105の判断がNoの場合、処理はステップS107に進む。
ステップS105の判断がYesの場合、レイアウト決定部54は振り分け適用順543に基づいて、優先順位の最も高いキー情報を採用する(S106)。
そして、レイアウト決定部54は振り分け情報DB542において優先順位が最も高いキー情報に対応付けられたレイアウト情報を決定する(S107)。
以上説明したように、本実施形態のプリンタドライバ32はUI表示用サーバ50から、プリンタ30の機器名、顧客名、又は、環境に応じた設定画面の情報を受信して設定画面を表示するので、改変しやすいプリンタドライバの設定画面を提供できる。設定画面は、プリンタ30の機器名、顧客名、又は、環境に応じて改変されるので、OSが異なってもPC10は同じ設定画面を表示できる。また、UI表示用サーバ50は同じ機種のプリンタでも顧客ごとに使いやすい設定画面を速やかに提供できる。更に、ユーザ個人ごとに使いやすい設定画面を速やかに提供できる。プリンタごとに改変した場合は標準利用の設定画面を提供でき、顧客ごとやユーザごとに改変した場合は特注利用の設定画面を提供できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では主に印刷設定画面の表示方法を説明したが、FAX送信の設定画面やデバイスの設定画面など、プリンタドライバ(又はFAXドライバ)が表示する画面であれば適用できる。
また、プリンタドライバはプリンタ30に固有のプリンタドライバでもよいし、複数の機種に共通の機種共通プリンタドライバでもよい。
また、本実施形態では、ユーザインタフェースが多様になる前提としてWindows OSの場合を説明したが、プリンタドライバが動作するOSはWindows OSに限らない。例えば、macOS(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)などでもよい。
なお、サーバ通信部52は通信手段の一例であり、レイアウト決定部54はレイアウト決定手段の一例であり、表示情報整形部51は設定画面提供手段の一例であり、ドライバ通信部322は第2の通信手段の一例であり、ブラウザ33は表示処理手段の一例である。
10 PC
30 プリンタ
50 UI表示用サーバ
100 設定画面表示システム
特開2011−059783号公報

Claims (8)

  1. 機器にジョブ情報を送信する端末装置とネットワークを介して通信する情報処理装置であって、
    前記端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、
    前記設定画面のレイアウトに関する端末情報を前記端末装置から受信する通信手段と、
    前記レイアウト情報と前記端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段と、
    前記対応付情報記憶手段を参照して、前記通信手段が受信した前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、
    前記レイアウト決定手段が決定した前記レイアウト情報で表示部品がレイアウトされた前記設定画面の情報を前記端末装置に提供する設定画面提供手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記端末情報から、前記レイアウト情報との複数の対応付けが検出された場合、
    前記レイアウト決定手段は予め設定されている優先順位に基づいて1つの前記端末情報を決定し、決定した前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定画面提供手段は、前記レイアウト決定手段が決定した前記レイアウト情報に基づいてブラウザソフトが表示するための設定画面の情報を生成し、
    前記レイアウト決定手段は、前記レイアウト情報に対応する前記設定画面の情報を提供するURLを決定し、
    前記通信手段は前記URLを前記端末装置に送信し、
    前記設定画面提供手段は、前記端末装置からの前記URLに対する要求に応じて前記レイアウト情報に対応する前記設定画面の情報を提供することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ブラウザソフトが表示する前記設定画面に対し入力された設定値が送信されるごとに、
    前記設定画面提供手段は、前記設定値を反映させた前記設定画面の情報を生成し、
    前記通信手段は前記設定画面の情報を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記端末情報は、前記機器の機器名、顧客名、ユーザ名、プリンタドライバが動作している前記端末装置のホスト名、又は、前記端末装置で動作しているアプリケーション名であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、
    前記レイアウト情報と前記設定画面のレイアウトに関する端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段と、を有する情報処理装置とネットワークを介して通信し、
    アプリケーションが作成する文書データをジョブ情報に変換して機器に送信する端末装置であって、
    ネットワークを介して前記端末情報を情報処理装置に送信する第2の通信手段と、
    前記情報処理装置が前記対応付情報記憶手段を参照して決定した、前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報でレイアウトされた前記設定画面の情報を、前記情報処理装置から受信し、前記設定画面の情報に基づいて前記設定画面を表示装置に表示する表示処理手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  7. アプリケーションが作成する文書データをジョブ情報に変換して機器に送信する端末装置と、前記端末装置とネットワークを介して通信する情報処理装置とを有する設定画面表示システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、
    前記設定画面のレイアウトに関する端末情報を前記端末装置から受信する通信手段と、
    前記レイアウト情報と前記端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段と、
    前記対応付情報記憶手段を参照して、前記通信手段が受信した前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、
    前記レイアウト決定手段が決定した前記レイアウト情報でレイアウトされた前記設定画面の情報を前記端末装置に提供する設定画面提供手段と、を有し、
    前記端末装置は、
    ネットワークを介して前記端末情報を情報処理装置に送信する第2の通信手段と、
    前記情報処理装置が前記対応付情報記憶手段を参照して決定した、前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報でレイアウトされた前記設定画面の情報を、前記情報処理装置から受信し、前記設定画面の情報に基づいて前記設定画面を表示装置に表示する表示処理手段と、
    を有することを特徴とする設定画面表示システム。
  8. アプリケーションが作成する文書データをジョブ情報に変換して機器に送信する端末装置と、前記端末装置とネットワークを介して通信する情報処理装置とを有する設定画面表示システムの設定画面表示方法であって、
    前記情報処理装置は、
    端末装置が表示するジョブの設定画面の複数のレイアウト情報を記憶するレイアウト情報記憶手段と、前記レイアウト情報と前記設定画面のレイアウトに関する端末情報との対応付けを記憶する対応付情報記憶手段、を有し、
    通信手段が、前記端末情報を前記端末装置から受信するステップと、
    レイアウト決定手段が、前記対応付情報記憶手段を参照して、前記通信手段が受信した前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報を決定するステップと、
    設定画面提供手段が、前記レイアウト決定手段が決定した前記レイアウト情報でレイアウトされた前記設定画面の情報を前記端末装置に提供するステップと、を有し、
    前記端末装置は、
    第2の通信手段が、ネットワークを介して前記端末情報を情報処理装置に送信するステップと、
    表示処理手段が、前記情報処理装置が前記対応付情報記憶手段を参照して決定した、前記端末情報に対応付けられた前記レイアウト情報でレイアウトされた前記設定画面の情報を、前記情報処理装置から受信し、前記設定画面の情報に基づいて前記設定画面を表示装置に表示するステップと、
    を有することを特徴とする設定画面表示方法。
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