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JP2020029304A - フレキシブルコンテナ - Google Patents

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JP2020029304A
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勝彦 坂口
Katsuhiko Sakaguchi
勝彦 坂口
亮太 新藤
Ryota Shindo
亮太 新藤
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Abstract

【課題】段積みするための支柱を着脱可能に固定して安定させることが可能なフレキシブルコンテナを提供する。【解決手段】本発明に係るフレキシブルコンテナは、上下が解放されたコンテナ本体と、前記コンテナ本体の解放された上部を塞ぐとともに、前記コンテナ本体の内外を連通させる注入口が形成された本体上面と、前記コンテナ本体の解放された下部を塞ぐ本体下面とを有し、前記コンテナ本体の側面には、面ファスナーを有する支柱保持部材が複数設けられており、前記コンテナ本体の側面に支柱を配置した状態で、前記支柱保持部材が有する面ファスナーを、それと対をなす面ファスナーと接続することで、前記支柱保持部材により前記支柱が保持された状態となる。【選択図】図1

Description

本発明は、段積みするための支柱を着脱可能に固定して安定させることが可能なフレキシブルコンテナに関する。
現在、幅広い産業において、各種物質(例えば、樹脂ペレット、化成品、無機物、鉱物、穀物、飼料などの粉粒体)を輸送し、保管する用途で、フレキシブルコンテナが使用されている。フレキシブルコンテナは、一般に、上下が解放されたコンテナ本体と、コンテナ本体の解放された上部を塞ぐ本体上面と、コンテナ本体の解放された下部を塞ぐ本体下面と、コンテナ本体の側面に取り付けられる吊りベルトとからなる。本体上面の中央領域には封止可能な注入口が設けられ、また必要に応じて本体下面の中央領域には封止可能な排出口が設けられている。
フレキシブルコンテナに内容物を充填した状態で保管・輸送する際に、できるだけ空間を有効に活用する観点から、フレキシブルコンテナを段積みしたいという要望がある。フレキシブルコンテナを段積みする方法としては、フレキシブルコンテナを設置する場所に支柱を立てて、その上にパレットなどの板を設置し、その上に2段目のフレキシブルコンテナを載置する方法が考えられる。このとき、支柱の安定性を考慮すると、フレキシブルコンテナと支柱とを接続して互いに安定的に固定することが好ましい。
特許文献1には、強力な基布で形成され、周壁部に上下方向に伸びる複数本の支柱部材が固着してある筒状の外容器と、該外容器の内部に密着した状態で保持される流動物を密閉する着脱自在な中袋と、該外容器の上下面を夫々塞ぐ上蓋と底蓋とから成り、充填した流動物が前記外容器の内周壁に及ぼす内圧によって全体が円筒形に保形され、且つ自立性を備えていることを特徴とするコンテナバッグが記載されている。支柱部材の固定方法としては、鋲やネジ、ボルト・ナットを使って止めたり、支柱部材に布地を被せて縫い付けたり、外容器の生地で支柱部材を巻き込んだ上で鋲等で止めたりする方法が記載されている。
特許文献2には、円柱形若しくは角柱形の織布製のバッグ本体の胴部周壁に、複数本の支柱を間隔をおいて縦方向に配設したものであって、該支柱は折れ防止のために周囲を補強部材で被った上で、全長に亘ってバッグ本体に密着固定されていることを特徴とするコンテナバッグが記載されている。支柱部材の固定方法としては、バッグ本体に当てがった支柱を布地で被い、その布地をバッグ本体に縫い付ける方法が最も好ましいとされており、それ以外に、支柱の長手方向に分散して設けた連結部を介してバッグ本体に取り付け、前記連結部に脆弱部材(例えば結束紐)又は伸縮部材(例えばゴム輪)を使用した支柱の保護手段を設ける方法が記載されている。
特許文献3には、運搬台の四方に四本の支柱を有し、前記支柱の少なくとも一本が、積載対象物に応じて異なる高さに設置された複数個の積載量指示部を備えることを特徴とする運搬台車が記載されている。そして、運搬台上には、揚重するためのベルトを備えた袋体が載置され、ベルトが支柱の袋体接続部材と接続されることにより、袋体は上部開口部が開いた状態で維持されることが記載されている。
特開2001−55293公報 特開2001−213496号公報 特開2017−136911号公報
しかし、特許文献1〜2に記載された方法は、基本的には、予めコンテナバッグに支柱を固定しており、その後に取り外すことが考慮されていないことから、状況に応じて支柱を着脱することは難しい。さらに支柱がコンテナバッグ本体の外部にあるほか、支柱が四角柱によるものであるほか、さらに紐などで支柱の外側で固定するため、コンテナバッグの表面に角ばった凹凸が生じ、平面的に整列させると無駄なスペースが生じるばかりか、任意の1つのコンテナバッグを引き出す際、その角ばった凹凸が互いに引っかかり、転倒するおそれもあった。特許文献2に記載されている結束紐やゴム輪を使った場合には、状況に応じて支柱を着脱することも可能と考えられるが、支柱は安定せずグラグラしてしまうため、その上にコンテナバッグを段積みすることは難しかった。特許文献3に記載された運搬台車の支柱は、そもそも載置物を段積みするためのものではなく、載置物を支柱に固定しても載置物は安定性に欠けていた。
そこで、本発明は、段積みするための支柱を着脱可能に固定して安定させることが可能なフレキシブルコンテナを提供することを目的とする。
本発明は、上下が解放されたコンテナ本体と、
前記コンテナ本体の解放された上部を塞ぐとともに、前記コンテナ本体の内外を連通させる注入口が形成された本体上面と、
前記コンテナ本体の解放された下部を塞ぐ本体下面と
を有し、
前記コンテナ本体の側面には、面ファスナーを有する支柱保持部材が複数設けられており、
前記コンテナ本体の側面に支柱を配置した状態で、前記支柱保持部材が有する面ファスナーを、それと対をなす面ファスナーと接続することで、前記支柱保持部材により前記支柱が保持された状態となる
フレキシブルコンテナである。
本発明によれば、段積みするための支柱を着脱可能に固定して安定させることが可能なフレキシブルコンテナを提供することができる。
本発明に係るフレキシブルコンテナの構成例を示す斜視図である。 本発明に係るフレキシブルコンテナの構成例を示す平面図である。 本発明に係るフレキシブルコンテナの支柱保持部材に支柱を取り付けた状態の構成例を示す平面図である。 本発明に係るフレキシブルコンテナを段積みした状態を示す正面図である。
本発明の一実施形態に係るフレキシブルコンテナの構成を図1(斜視図)及び図2(平面図)に示す。このフレキシブルコンテナ1は、上下が解放された略円筒状のコンテナ本体11と、コンテナ本体11の解放された上部を塞ぐ本体上面12と、コンテナ本体11の解放された下部を塞ぐ本体下面13とを有している。
コンテナ本体11は、柔軟な材料からなる筒状体である。コンテナ本体11を構成する筒状体は、シームレスであってもよく、1枚のシート材料を巻いて端同士を接合して筒状に成形してものであってもよい。コンテナ本体11は、水平方向の断面形状が円又は楕円である略円筒状でもよく、水平方向の断面形状が多角形又は角が丸まった多角形である略角筒状でもよい。多角形としては、角が3つの三角形、角が4つの四角形、角が5つの五角形、角が6つの六角形などが挙げられるが、四角形が好ましく、長方形又は正方形がより好ましい。コンテナ本体11(筒状体)の直径(コンテナ本体11が円筒以外の筒状体の場合は、水平方向の断面における外接円の直径を意味する。以下同様。)は、フレキシブルコンテナ1の設計充填量などを考慮して適宜設定することができ、通常は600〜1400mmとされる。コンテナ本体11の直径は、標準品では、900mm、1000mm、又は1100mmとされることが多い。また、コンテナ本体11(筒状体)の高さHは、フレキシブルコンテナ1の設計充填量などを考慮して適宜設定することができ、通常は700〜1500mmとされる。コンテナ本体11の高さは、標準品では、1000mm、1050mm、1100mm、又は1150mmとされることが多い。
コンテナ本体11を構成する筒状体の材料としては、従来よりクロス形やランニング形のフレキシブルコンテナ1に使用されている各種の材料を用いることができる。クロス形のフレキシブルコンテナ1に使用される材料の具体例としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂を原料とするフラットヤーンを縦糸及び横糸として織機で織ることで得られたヤーン生地などが挙げられる。また、ランニング形のフレキシブルコンテナ1に使用される材料の具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、各種ゴム、ポリエチレンなどの織布や樹脂加工布などが挙げられる。
コンテナ本体11の解放された上部は、本体上面12により塞がれている。すなわち、本体上面12の外周は、コンテナ本体11上部の外周と略同一に形成され、本体上面12の外周とコンテナ本体11上部の外周とが接続されている。接続の形式に関しては、フレキシブルコンテナ1の作りやすさや強度などを考慮して適宜設定することができる。例えば、別体として形成されたコンテナ本体11と本体上面12とを縫合・接着・融着等により接続することができる。また、後述するように、本体上面12をコンテナ本体11と略同一の断面形状を有する筒状体とする場合などは、コンテナ本体11と本体上面12を一体として形成することもできる。本体上面12を形成する材料の具体例としては、コンテナ本体11を形成する材料として例示した材料が挙げられるが、コンテナ本体11を形成する材料と同じであることが好ましい。
本体上面12には、コンテナ本体11の内外を連通させる注入口12xが形成されている。すなわち、注入口12xから、コンテナ本体11の内部に保管する材料を注入することができ、またコンテナ本体11の内部に保管されていた材料を取り出すことができる。コンテナ本体11の内部に保管されていた材料を取り出す方法としては、上方から吸引する方法や、フレキシブルコンテナ1を逆さにする方法が挙げられる。注入口12xの形状及び大きさは、フレキシブルコンテナ1の設計充填量などを考慮して適宜設定することができる。例えば、注入口12xは、直径300〜700mmの略円筒状又は略角筒状とされ、標準品では、直径450mm、500mm、又は550mmの略円筒状又は略角筒状とされることが多い。この場合における注入口12xの高さは、通常300〜700mmとされ、標準品では、500mm、580mm、又は590mmとされることが多い。また、例えば、本体上面12をコンテナ本体11と略同一の断面形状を有する筒状体とし、その本体上面12を折り畳むことで、コンテナ本体11の解放された上部を塞ぐことができる形態でもよい。なお、本体上面12の構造等は、特に制限されないが、空間を有効活用する観点から、注入口12xを閉じた状態において本体上面12が平面状になることが好ましい。
コンテナ本体11の解放された下部は、本体下面13により塞がれている。すなわち、本体下面13の外周は、コンテナ本体11下部の外周と略同一に形成され、本体下面13の外周とコンテナ本体11上部の外周とが接続されている。接続の形式に関しては、フレキシブルコンテナ1の作りやすさや強度などを考慮して適宜設定することができる。例えば、別体として形成されたコンテナ本体11と本体下面13とを縫合・接着・融着等により接続することができる。また、後述するように、本体下面13をコンテナ本体11と略同一の断面形状を有する筒状体とする場合などは、コンテナ本体11と本体下面13を一体として形成することもできる。本体下面13を形成する材料の具体例としては、コンテナ本体11を形成する材料として例示した材料が挙げられるが、コンテナ本体11を形成する材料と同じであることが好ましい。
フレキシブルコンテナ1の用途によっては、本体下面13に、コンテナ本体11の内外を連通させる排出口(不図示)を形成することもできる。この場合、排出口から、コンテナ本体11の内部に保管されていた材料を排出することができる。排出口の形状及び大きさは、フレキシブルコンテナ1の設計充填量などを考慮して適宜設定することができる。例えば、排出口は、直径300〜700mmの略円筒状又は略角筒状とされ、標準品では、直径450mm、500mm、又は550mmの略円筒状又は略角筒状とされることが多い。この場合における排出口の高さは、通常300〜700mmとされ、標準品では、500mm、580mm、又は590mmとされることが多い。また、例えば、本体下面13をコンテナ本体11と略同一の断面形状を有する筒状体とし、その本体下面13を折り畳むことで、コンテナ本体11の解放された下部を塞ぐことができる形態でもよい。
本発明においては、コンテナ本体11の側面に支柱保持部材14が複数設けられており、その支柱保持部材14の表面の少なくとも一部に、面ファスナーが配置されている。そして、支柱保持部材14が有する面ファスナーを、それと対をなす面ファスナーと接続することで、支柱保持部材14により支柱2が保持された状態となる。すなわち、支柱保持部材14が有する面ファスナーと、それと係止可能な面ファスナーとが、支柱保持部材14により支柱2を保持可能な位置に配置されている。こうすることで、支柱2の形状やサイズに関わらず、支柱保持部材14により支柱2が安定して保持された状態となり、支柱2をフレキシブルコンテナ1に固定して安定させることができる。なお、支柱固定部材14は、面ファスナーにより係止されていることから、支柱2は容易に着脱可能となる。
支柱保持部材14は、その表面に配置されている面ファスナーを、それと対をなす面ファスナーと接続することで、支柱2を保持可能なものであればよいが、支柱2をフレキシブルコンテナ1に固定して安定させる観点から、支柱保持部材14は、コンテナ本体11の側面に垂直方向に取り付けられていることが好ましい。例えば、図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1では、支柱保持部材14として、第一の面ファスナー15aを有する第一のベルト部材14aと、第一の面ファスナー15aと対をなす第二の面ファスナー15bを有する第二のベルト部材14bとのセットが、コンテナ本体11の側面に垂直方向に取り付けられている。この場合、コンテナ本体11の側面に支柱2を配置した状態で、第一の面ファスナー15aと第二の面ファスナー15bとを接続することで、第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14bからなる支柱保持部材14により支柱2が保持された状態となり(図3参照)、支柱2をフレキシブルコンテナ1に固定して安定させることができる。逆に、フレキシブルコンテナ1が支柱2に固定されることで、コンテナ本体11そのものの形状が維持され、コンテナ本体11が転倒することを防止する効果があり、支柱2の重量の分加重されることによりコンテナ本体11の底面(本体下面13)と床面との摩擦が増え、輸送中にコンテナ本体11の設置場所がずれることを防止する効果もある。同時に、フレキシブルコンテナ1が、コンテナ本体11単体で設置されている場合より、より直立した形で設置されるので、平面的に複数列配置されたフレキシブルコンテナ1から任意のフレキシブルコンテナ1のみを移動させても、隣のフレキシブルコンテナ1が倒れてきたりすることがなく、安全性に優れているといえる。なお、図3では、第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14bは、単に支柱2を囲んだ状態で接続されているが、特に径が細い支柱2を用いる場合には、第一のベルト部材14a及び/又は第二のベルト部材14bは、その一部が折り畳まれた状態で接続されていてもよい。また、第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14bは、第一の面ファスナー15a及び第二の面ファスナー15bにより係止されていることから、支柱2は容易に着脱可能となる。
支柱保持部材14(第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14b)のサイズに関しては、支柱保持部材14により支柱2が保持された状態となることを考慮して適宜設定すればよいが、保持された支柱2の安定性を考慮すると、支柱保持部材14の高さ方向の幅Hは、400〜1000mmであることが好ましく、500〜900mmであることがより好ましく、600〜800mmであることが更に好ましい。支柱保持部材14の高さ方向の幅Hが上記の範囲内であれば、支柱保持部材14により支柱2が面で保持されることになるため、支柱2の安定性が増す。支柱保持部材14の水平方向の長さは、固定する支柱の太さ等を考慮して、適宜設定すればよい。
支柱保持部材14(第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14b)における面ファスナーの設置場所及び面積は、それと対をなす面ファスナーと接続することで支柱2を保持可能な位置である限りにおいて、適宜設定することができる。例えば、第一のベルト部材14aの片面全面に第一の面ファスナー15aが配置され、第二のベルト部材14bの片面全面に第二の面ファスナー15bが配置されていてもよい。ただし、着脱の容易さ及びコストを考慮し、図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1のように、第一のベルト部材14aの表面には、幅10〜80mmの第一の面ファスナー15aが水平方向に延在するように複数(図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1においては4つ)設置されており、第二のベルト部材14bの表面には、幅10〜80mmの第二の面ファスナー15bが水平方向に延在するように複数(図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1においては4つ)設置されていることが好ましい。
コンテナ本体11の側面における支柱保持部材14(第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14b)の高さ方向の取り付け位置は、コンテナ本体11の側面に設置される他の部材を考慮して適宜設定すればよい。例えば、コンテナ本体11の側面にはフレキシブルコンテナ1を吊り上げて移動させるための吊りベルト(不図示)が設けられることが多く、その吊りベルトの接続位置はコンテナ本体11の側面の上端寄りとすることが一般的であることから、支柱保持部材14の接続位置はコンテナ本体11の側面の下端寄りとすることが好ましい。なお、コンテナ本体11の側面に吊りベルトを設置する場合における吊りベルト設置位置は、特に制限されない。
特に、コンテナ本体11の側面における第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14bの取り付け位置は、第一の面ファスナー15aと第二の面ファスナー15bとを接続することで、第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14bからなる支柱保持部材14により支柱2が保持された状態となることを考慮して適宜設定すればよいが、保持された支柱2の安定性を考慮すると、コンテナ本体11の側面における、第一のベルト部材14aの取り付け位置と第二のベルト部材14bの取り付け位置との距離Dが、100〜500mmであることが好ましく、200〜400mmであることがより好ましい。
コンテナ本体11の側面に設けられる支柱保持部材14の数は、コンテナ本体11の内容物の重量や支柱2の強度、必要とするフレキシブルコンテナ1の安定性を考慮して調整すればよく、複数(2以上)であることが好ましく、加重が全体(左右または前後)に均等にかかる点から、偶数であることがより好ましい。また、支柱保持部材14の数は、3以上10以下であることが好ましく、4以上8以下であることがより好ましく、4又は6であることが更に好ましい。また、コンテナ本体11が略角筒状の場合、コンテナ本体11の側面に設けられる支柱保持部材14の数は、略角筒状の角の数と同数であることが好ましい。そして、その複数の支柱保持部材14の各々に支柱2が保持された状態において、上方からみたコンテナ本体11の外周に沿って複数の支柱2が略等間隔に配置されることが好ましい。例えば、図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1では、コンテナ本体11の側面に4つの支柱保持部材14(第一のベルト部材14a及び第二のベルト部材14b)が設けられており、その4つの支柱保持部材14の各々に支柱2が保持された状態において、上方からみたコンテナ本体11の外周に沿って4本の支柱2が略等間隔に配置される。こうすることで、複数の支柱2の上部にパレット3を設置した場合、そのパレット3が非常に安定した状態になり、そのパレット3の上にフレキシブルコンテナ1を積むことで、図4に示すように、フレキシブルコンテナ1を段積みすることが可能となる。段積みは、フレキシブルコンテナ1とパレット3の設置を繰り返すことで、3段以上任意に積み上げることができる。また、支柱2の両端をパレット3に固定したり、貫通させることで、フレキシブルコンテナ1の安定性がより向上する。なお、フレキシブルコンテナ1の内容物が、キメの細かい粉粒物、ゲル、または液体のような定形性を有しないものである場合、フレキシブルコンテナ1の上部に凹凸が生じないことから、パレット3を用いずとも、直接フレキシブルコンテナ1を積載することができ、パレット3を省略した分、省スペース化することができる。
特に、図1及び図2に示すフレキシブルコンテナ1のように、コンテナ本体11が略円筒状をなしており、その側面に4つの支柱保持部材14が設けられている場合、その4つの支柱保持部材14の各々に支柱2が保持された状態において、上方からみてコンテナ本体11に外接する四角形Sの内側に、4本の支柱2が配置されることが好ましい。こうすることで、フレキシブルコンテナ1を積んだ状態で前後左右に整列させた場合、フレキシブルコンテナ1に固定された4本の支柱2は、整列配置されたフレキシブルコンテナ1のデッドスペースとなる領域に配置されることとなるため、空間を有効に活用することができる。なお、四角形Sは、通常は正方形であるが、コンテナ本体11の形状によっては長方形になることもある。コンテナ本体11が略角筒状である場合、コンテナ本体11の側面に設ける支柱保持部材14の位置は、コンテナ本体11の生地の可撓性を利用して、水平方向の断面形状である多角形又は角が丸まった多角形の各角とすることもできるが、胴部分が膨れることを防止する観点から、水平方向の断面形状である多角形又は角が丸まった多角形の各辺の中央部が好ましい。
支柱2は、その断面の形状を問わないが、支柱2と支柱保持部材14がより密着するという観点から、その断面の形状は支柱保持部材14と支柱2が密接する箇所が少なくともシームレスなものならよく、円形(半円を含む)又は円錐形が好ましい。また、支柱2の材質については木製でもよく、金属製でもよく、樹脂製でもよく、紙製でもよく、そのサイズに関しても目的に応じて適宜選択すればよいが、支柱2として、例えば、直径50〜250mmの円柱状の紙管を使用することができる。
以上のような構成を有する本発明のフレキシブルコンテナであれば、支柱を着脱可能に固定して安定させることが可能であり、その支柱を用いてフレキシブルコンテナを段積みすることができる。また、フレキシブルコンテナを段積みした場合に、下段のフレキシブルコンテナにかかる負荷を低減でき、上段からの荷重により下段の内容物が凝固してしまうことを防ぐことができる。
1 フレキシブルコンテナ
2 支柱
3 パレット
11 コンテナ本体
12 本体上面
12x 注入口
13 本体下面
14 支柱保持部材
14a 第一のベルト部材
14b 第二のベルト部材
15a 第一の面ファスナー
15b 第二の面ファスナー
D 第一のベルト部材の接続位置と第二のベルト部材の接続位置との距離
H 支柱保持部材の高さ方向の幅
S コンテナ本体に外接する四角形

Claims (9)

  1. 上下が解放されたコンテナ本体と、
    前記コンテナ本体の解放された上部を塞ぐとともに、前記コンテナ本体の内外を連通させる注入口が形成された本体上面と、
    前記コンテナ本体の解放された下部を塞ぐ本体下面と
    を有し、
    前記コンテナ本体の側面には、面ファスナーを有する支柱保持部材が設けられており、
    前記コンテナ本体の側面に支柱を配置した状態で、前記支柱保持部材が有する面ファスナーを、それと対をなす面ファスナーと接続することで、前記支柱保持部材により前記支柱が保持された状態となる
    フレキシブルコンテナ。
  2. 前記コンテナ本体の側面には、前記支柱保持部材が複数設けられており、
    前記複数の支柱保持部材の各々に支柱が保持された状態において、上方からみた前記コンテナ本体の外周に沿って前記複数の支柱が略等間隔に配置されている
    請求項1に記載のフレキシブルコンテナ。
  3. 前記コンテナ本体の側面に設けられている前記支柱保持部材の数が4である
    請求項1又は2に記載のフレキシブルコンテナ。
  4. 前記コンテナ本体が略円筒状をなしており、
    前記4つの支柱保持部材の各々に支柱が保持された状態において、上方からみて前記コンテナ本体に外接する四角形の内側に、前記4本の支柱が配置される
    請求項3に記載のフレキシブルコンテナ。
  5. 前記支柱保持部材の高さ方向の幅が、400〜1000mmである
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブルコンテナ。
  6. 前記支柱保持部材は、
    第一の面ファスナーを有する第一のベルト部材と、
    前記第一の面ファスナーと対をなす第二の面ファスナーを有する第二のベルト部材と
    を有し、
    前記コンテナ本体の側面に支柱を配置した状態で、前記第一の面ファスナーと前記第二の面ファスナーとを接続することで、前記支柱保持部材により前記支柱が保持された状態となる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のフレキシブルコンテナ。
  7. 前記第一のベルト部材の表面には、幅10〜80mmの前記第一の面ファスナーが水平方向に延在するように複数設置されており、
    前記第二のベルト部材の表面には、幅10〜80mmの前記第二の面ファスナーが水平方向に延在するように複数設置されている
    請求項6に記載のフレキシブルコンテナ。
  8. 前記コンテナ本体の側面における、前記第一のベルト部材の取り付け位置と前記第二のベルト部材の取り付け位置との距離が、100〜500mmである
    請求項5〜7のいずれか1項に記載のフレキシブルコンテナ。
  9. 前記支柱が、直径50〜250mmの円柱状のものである
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のフレキシブルコンテナ。
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Citations (9)

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