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JP2020020675A - 計測装置 - Google Patents

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JP2020020675A JP2018144862A JP2018144862A JP2020020675A JP 2020020675 A JP2020020675 A JP 2020020675A JP 2018144862 A JP2018144862 A JP 2018144862A JP 2018144862 A JP2018144862 A JP 2018144862A JP 2020020675 A JP2020020675 A JP 2020020675A
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拓郎 村瀬
Takuro Murase
拓郎 村瀬
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Sony Semiconductor Solutions Corp
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Abstract

【課題】計測精度を高めることができる計測装置を得る。【解決手段】本開示の計測装置は、光に基づいて光電変換を行うことにより受光電荷を生成可能な受光素子と、受光電荷を蓄積可能であり、第1の蓄積部および第2の蓄積部を含む複数の蓄積部と、受光素子により生成された受光電荷を複数の蓄積部に選択的に供給可能な電荷供給部とを有する画素と、第1の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値を生成可能であり、第2の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値を生成可能であり、第1の検出値と第2の検出値との差に基づいて第1の画素値を生成可能な処理部とを備える。【選択図】図8

Description

本開示は、デジタルホログラフィに用いられる計測装置に関する。
デジタルホログラフィでは、例えば、光源から出射した光と、計測対象物により反射された光とを干渉させ、これらの光の干渉により生成された干渉縞を検出することにより、その計測対象物の立体形状についての情報を得ることができる。例えば、特許文献1には、予め検出された背景光を用いて、干渉縞を検出するときの検出光に含まれる背景光成分の除去を図る技術が開示されている。
特開平11−194011号公報
デジタルホログラフィでは、計測精度が高いことがのぞまれており、さらなる計測精度の向上が期待されている。
計測精度を高めることができる計測装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態における計測装置は、画素と、処理部とを備えている。画素は、受光素子と、複数の蓄積部と、電荷供給部とを有している。受光素子は、光に基づいて光電変換を行うことにより受光電荷を生成可能に構成される。複数の蓄積部は、受光電荷を蓄積可能に構成される。この複数の蓄積部は、第1の蓄積部および第2の蓄積部を含む。電荷供給部は、受光素子により生成された受光電荷を複数の蓄積部に選択的に供給可能に構成される。処理部は、第1の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値を生成可能であり、第2の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値を生成可能であり、第1の検出値と第2の検出値との差に基づいて第1の画素値を生成可能に構成される。
本開示の一実施の形態における計測装置では、画素に、受光素子、複数の蓄積部、および電荷供給部が設けられる。受光素子では、光に基づいて光電変換を行うことにより、受光電荷が生成される。受光素子により生成された受光電荷は、電荷供給部により、複数の蓄積部に選択的に供給される。処理部では、この複数の蓄積部のうちの、第1の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値が生成され、第2の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値が生成される。そして、第1の検出値と第2の検出値との差に基づいて第1の画素値が生成される。
本開示の一実施の形態における計測装置によれば、第1の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値を生成し、第2の蓄積部に蓄積された受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値を生成し、第1の検出値と第2の検出値との差に基づいて第1の画素値を生成するようにしたので、計測精度を高めることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果があってもよい。
本開示の一実施の形態に係る計測装置の一構成例を表す構成図である。 図1に示したセンサの一構成例を表すブロック図である。 図2に示した画素の一構成例を表す回路図である。 図3に示した画素の要部の一構成例を表す説明図である。 図2に示した読出部の一構成例を表す回路図である。 図1に示した計測装置の一動作例を表すタイミング図である。 第1の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表すタイミング図である。 第1の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表す他のタイミング図である。 第1の実施の形態に係る計測装置における読出動作の一例を表す他のタイミング図である。 第1の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表す他のタイミング図である。 第1の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表す他のタイミング図である。 第2の実施の形態に係る画素の一構成例を表す回路図である。 図12に示した電荷分配部の一動作例を表す説明図である。 図12に示した電荷分配部の一動作例を表す他の説明図である。 第3の実施の形態に係る画素の一構成例を表す回路図である。 第3の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表すタイミング図である。 第3の実施の形態に係る計測装置における露光動作の一例を表す他のタイミング図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、一実施の形態に係る計測装置(計測装置1)の一構成例を表すものである。計測装置1は、光源から出射した光と、計測対象物により反射された光とを干渉させ、これらの光の干渉により生成された干渉縞を検出することにより、その計測対象物の立体形状を示すデプス画像を生成するように構成される。計測装置1は、光源11と、光源制御部12と、ビームスプリッタ13と、平面ミラー14と、ビームコンバイナ15と、センサ20と、制御部17とを備えている。
光源11は、ビームスプリッタ13に向かってコヒーレントな光パルスL1を出射するように構成される。光源11は、例えばレーザ光源を用いて構成される。光源制御部12は、制御部17からの指示に基づいて、光源11の動作を制御するように構成される。光源11は、光源制御部12からの指示に基づいて、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うことにより光パルスL1を出射するようになっている。
ビームスプリッタ13は、入射した光パルスL1を2つの光パルスL10,L11に分離するように構成される。具体的には、ビームスプリッタ13は、入射した光パルスL1の一部を透過させることにより、その透過光を光パルスL10として出射させ、入射した光パルスL1の一部を反射させることにより、その反射光を光パルスL11として出射させる。
平面ミラー14は、ビームスプリッタ13から出射した光パルスL10をビームコンバイナ15に向かって反射させるように構成される。
計測対象物9は、計測装置1の計測対象であり、立体形状を有している。ビームスプリッタ13から出射した光パルスL11は、この計測対象物9により反射され、反射光パルスL20として、ビームコンバイナ15に入射するようになっている。
ビームコンバイナ15は、入射した光パルスL10および入射した反射光パルスL20を結合するように構成される。具体的には、ビームコンバイナ15は、入射した光パルスL10を反射させるとともに、入射した反射光パルスL20を透過させることにより、光パルスL10および反射光パルスL20をセンサ20の受光面Sに向かって出射する。光パルスL10の光軸および、反射光パルスL20の光軸は、互いに一致していてもよいし、互いに異なっていてもよい。
ビームコンバイナ15から出射した反射光パルスL20の光は、計測対象物9の立体形状についての情報を含む光である。また、ビームコンバイナ15から出射した光パルスL10の光は、計測対象物9の立体形状についての情報を含まない光である。すなわち、光パルスL10の光は、いわゆるリファレンス光である。反射光パルスL20における光波の位相は、計測対象物9の立体形状に応じて、リファレンス光である光パルスL10における光波の位相からずれる。よって、ビームコンバイナ15から出射した光パルスL10における光波および反射光パルスL20における光波は、計測対象物9の立体形状に応じて干渉する。その結果、センサ20の受光面Sには、計測対象物9の立体形状に応じた干渉縞が形成されるようになっている。
センサ20は、ビームコンバイナ15から出射した光パルスL10および反射光パルスL20により形成された干渉縞を検出することにより、デプス画像PICを生成するように構成される。そして、センサ20は、生成したデプス画像PICを画像信号DATAとして出力するようになっている。センサ20は、例えば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)イメージセンサを用いて構成される。
制御部17は、光源制御部12およびセンサ20に制御信号を供給し、これらの動作を制御することにより、計測装置1の動作を制御するように構成される。
図2は、センサ20の一構成例を表すものである。センサ20は、画素アレイ21と、駆動部22と、読出部30と、画像処理部24と、センサ制御部25とを有している。
画素アレイ21は、マトリックス状に配置された複数の画素Pを有している。各画素Pは、受光量に応じた画素信号SIGを出力するように構成される。
図3は、画素Pの一構成例を表すものである。画素アレイ21は、複数の制御線TRGL0と、複数の制御線TRGL1と、複数の制御線TRGL2と、複数の制御線TRGL3と、複数の選択制御線SELLAと、複数の選択制御線SELLBと、複数のリセット制御線RSTL0と、複数のリセット制御線RSTL1と、複数のリセット制御線RSTL2と、複数のリセット制御線RSTL3と、複数のリセット制御線RSTLと、複数の信号線SGL0と、複数の信号線SGL1とを有している。制御線TRGL0,TRGL1,TRGL2,TRGL3は、水平方向(図2,3における横方向)に延伸する。制御線TRGL0には、駆動部22により制御信号STRG0が印加され、制御線TRGL1には、駆動部22により制御信号STRG1が印加され、制御線TRGL2には、駆動部22により制御信号STRG2が印加され、制御線TRGL3には、駆動部22により制御信号STRG3が印加される。選択制御線SELLA,SELLBは、水平方向に延伸する。選択制御線SELLAには、駆動部22により選択制御信号SSELAが印加され、選択制御線SELLBには、駆動部22により選択制御信号SSELBが印加される。リセット制御線RSTL0,RSTL1,RSTL2,RSTL3,RSTLは、水平方向に延伸する。リセット制御線RSTL0には、駆動部22によりリセット制御信号SRST0が印加され、リセット制御線RSTL1には、駆動部22によりリセット制御信号SRST1が印加され、リセット制御線RSTL2には、駆動部22によりリセット制御信号SRST2が印加され、リセット制御線RSTL3には、駆動部22によりリセット制御信号SRST3が印加され、リセット制御線RSTLには、駆動部22によりリセット制御信号SRSTが印加される。信号線SGL0,SGL1は、垂直方向(図2,3における縦方向)に延伸する。信号線SGL0,SGL1は、読出部30に対して画素信号SIGを伝える。1行分の画素Pは、画素ラインLを構成する。
画素Pは、フォトダイオードPDと、トランジスタTRG0,TRG1,TRG2,TRG3と、フローティングディフュージョンFD0,FD1,FD2,FD3と、トランジスタRST0,RST1,RST2,RST3,RSTと、トランジスタAMP0,AMP1,AMP2,AMP3と、トランジスタSEL0,SEL1,SEL2,SEL3とを有している。トランジスタTRG0〜TRG3,RST0〜RST3,RST,AMP0〜AMP3,SEL0〜SEL3は、この例では、N型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
フォトダイオードPDは、受光量に応じて電荷を発生させる光電変換素子である。フォトダイオードPDのアノードは接地され、カソードはトランジスタTRG0,TRG1,TRG2,TRG3のソースおよびトランジスタRSTのソースに接続される。
トランジスタRSTのゲートはリセット制御線RSTLに接続され、ドレインには電圧VRSTXが供給され、ソースはフォトダイオードPDのカソードおよびトランジスタTRG0〜TRG3のソースに接続されている。
トランジスタTRG0のゲートは制御線TRGL0に接続され、ソースはフォトダイオードPDのカソードおよびトランジスタTRG1,TRG2,TRG3,RSTのソースに接続され、ドレインはフローティングディフュージョンFD0、トランジスタRST0のソース、およびトランジスタAMP0のゲートに接続される。フローティングディフュージョンFD0は、フォトダイオードPDからトランジスタTRG0を介して供給された電荷を蓄積するように構成される。フローティングディフュージョンFD0は、例えば、半導体基板の表面に形成された拡散層を用いて構成される。この図3では、フローティングディフュージョンFD0を、容量素子のシンボルを用いて示している。トランジスタRST0のゲートはリセット制御線RSTL0に接続され、ドレインには電圧VRSTが供給され、ソースはフローティングディフュージョンFD0、トランジスタTRG0のドレイン、およびトランジスタAMP0のゲートに接続される。トランジスタAMP0のゲートはフローティングディフュージョンFD0、トランジスタTRG0のドレイン、およびトランジスタRST0のソースに接続され、ドレインには電源電圧VDDが供給され、ソースはトランジスタSEL0のドレインに接続される。トランジスタSEL0のゲートは選択制御線SELLAに接続され、ドレインはトランジスタAMP0のソースに接続され、ソースは信号線SGL0に接続される。
トランジスタTRG1のゲートは制御線TRGL1に接続され、ソースはフォトダイオードPDのカソードおよびトランジスタTRG0,TRG2,TRG3,RSTのソースに接続され、ドレインはフローティングディフュージョンFD1、トランジスタRST1のソース、およびトランジスタAMP1のゲートに接続される。フローティングディフュージョンFD1は、フォトダイオードPDからトランジスタTRG1を介して供給された電荷を蓄積するように構成される。トランジスタRST1のゲートはリセット制御線RSTL1に接続され、ドレインには電圧VRSTが供給され、ソースはフローティングディフュージョンFD1、トランジスタTRG1のドレイン、およびトランジスタAMP1のゲートに接続される。トランジスタAMP1のゲートはフローティングディフュージョンFD1、トランジスタTRG1のドレイン、およびトランジスタRST1のソースに接続され、ドレインには電源電圧VDDが供給され、ソースはトランジスタSEL1のドレインに接続される。トランジスタSEL1のゲートは選択制御線SELLAに接続され、ドレインはトランジスタAMP1のソースに接続され、ソースは信号線SGL1に接続される。
トランジスタTRG2のゲートは制御線TRGL2に接続され、ソースはフォトダイオードPDのカソードおよびトランジスタTRG0,TRG1,TRG3,RSTのソースに接続され、ドレインはフローティングディフュージョンFD2、トランジスタRST2のソース、およびトランジスタAMP2のゲートに接続される。フローティングディフュージョンFD2は、フォトダイオードPDからトランジスタTRG2を介して供給された電荷を蓄積するように構成される。トランジスタRST2のゲートはリセット制御線RSTL2に接続され、ドレインには電圧VRSTが供給され、ソースはフローティングディフュージョンFD2、トランジスタTRG2のドレイン、およびトランジスタAMP2のゲートに接続される。トランジスタAMP2のゲートはフローティングディフュージョンFD2、トランジスタTRG2のドレイン、およびトランジスタRST2のソースに接続され、ドレインには電源電圧VDDが供給され、ソースはトランジスタSEL2のドレインに接続される。トランジスタSEL2のゲートは選択制御線SELLBに接続され、ドレインはトランジスタAMP2のソースに接続され、ソースは信号線SGL0に接続される。
トランジスタTRG3のゲートは制御線TRGL3に接続され、ソースはフォトダイオードPDのカソードおよびトランジスタTRG0,TRG1,TRG2,RSTのソースに接続され、ドレインはフローティングディフュージョンFD3、トランジスタRST3のソース、およびトランジスタAMP3のゲートに接続される。フローティングディフュージョンFD3は、フォトダイオードPDからトランジスタTRG3を介して供給された電荷を蓄積するように構成される。トランジスタRST3のゲートはリセット制御線RSTL3に接続され、ドレインには電圧VRSTが供給され、ソースはフローティングディフュージョンFD3、トランジスタTRG3のドレイン、およびトランジスタAMP3のゲートに接続される。トランジスタAMP3のゲートはフローティングディフュージョンFD3、トランジスタTRG3のドレイン、およびトランジスタRST3のソースに接続され、ドレインには電源電圧VDDが供給され、ソースはトランジスタSEL3のドレインに接続される。トランジスタSEL3のゲートは選択制御線SELLBに接続され、ドレインはトランジスタAMP3のソースに接続され、ソースは信号線SGL1に接続される。
この構成により、画素Pでは、露光動作D1において、トランジスタTRG0〜TRG3は、いずれか1つがオン状態になるようにオンオフし、フォトダイオードPDにより生成された電荷がフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積される。そして、その後に、画素Pは、読出動作D2において、フローティングディフュージョンFD0〜FD3における電荷の量に応じた電圧を、画素信号SIGとして、信号線SGL0,SGL1を介して読出部30に供給するようになっている。
図4は、画素Pの要部を模式的に表すものである。この図4は、フォトダイオードPDおよびトランジスタTRG0,TRG1を示している。基板100Nは、N型の半導体基板である。トランジスタTRG0は、拡散層101Pと、ゲート電極102とを有している。拡散層101Pは、基板100Nの表面に形成されたP型の半導体層であり、トランジスタTRG0のドレインに対応する。トランジスタTRG1は、拡散層111Pと、ゲート電極112とを有している。拡散層111Pは、基板100Nの表面に形成されたP型の半導体層であり、トランジスタTRG1のドレインに対応する。なお、受光面Sは、トランジスタTRG0,TRG1が設けられた側の面(図4における上側の面)であってもよいし、トランジスタTRG0,TRG1が設けられた側とは反対側の面(図4における下側の面)であってもよい。
駆動部22(図2)は、センサ制御部25からの指示に基づいて、画素アレイ21における複数の画素Pを駆動するように構成される。具体的には、駆動部22は、複数の制御線TRGL0(図3)に対して制御信号STRG0を印加し、複数の制御線TRGL1に対して制御信号STRG1を印加し、複数の制御線TRGL2に対して制御信号STRG2を印加し、複数の制御線TRGL3に対して制御信号STRG3を印加する。また、駆動部22は、複数の選択制御線SELLAに対して選択制御信号SSELAを印加し、複数の選択制御線SELLBに対して選択制御信号SSELBを印加する。また、駆動部22は、複数のリセット制御線RSTL0に対してリセット制御信号SRST0を印加し、複数のリセット制御線RSTL1に対してリセット制御信号SRST1を印加し、複数のリセット制御線RSTL2に対してリセット制御信号SRST2を印加し、複数のリセット制御線RSTL3に対してリセット制御信号SRST3を印加し、複数のリセット制御線RSTLに対してリセット制御信号SRSTを印加する。また、駆動部22は、電圧VRST,VRSTXを生成するようになっている。
読出部30(図2)は、画素アレイ21から信号線SGL(信号線SGL0,SGL1)を介して供給された画素信号SIGに基づいてAD変換を行うことにより、画像信号DATA0を生成するように構成される。
図5は、読出部30の一構成例を表すものである。なお、図5には、読出部30に加え、画像処理部24およびセンサ制御部25をも描いている。読出部30は、複数のAD(Analog to Digital)変換部ADC(AD変換部ADC[0],ADC[1],ADC[2],…)と、複数のスイッチ部SW(スイッチ部SW[0],SW[1],SW[2],…)と、バス配線BUSとを有している。
複数のAD変換部ADCのそれぞれは、画素アレイ21から供給された画素信号SIGに基づいてAD変換を行うことにより、画素信号SIGの電圧をデジタルコードCODEに変換するように構成される。複数のAD変換部ADCは、複数の信号線SGLに対応して設けられている。具体的には、0番目のAD変換部ADC[0]は、0番目の信号線SGL[0]に対応して設けられ、1番目のAD変換部ADC[1]は、1番目の信号線SGL[1]に対応して設けられ、2番目のAD変換部ADC[2]は、2番目の信号線SGL[2]に対応して設けられている。AD変換部ADCは、容量素子31,32と、電流源33と、コンパレータ34と、カウンタ35と、ラッチ36とを有している。
容量素子31の一端には、センサ制御部25から参照信号REFが供給され、他端はコンパレータ34の正入力端子に接続される。この参照信号REFは、後述するように、AD変換を行う2つの期間(変換期間T1,T2)において、時間の経過に応じて電圧レベルが徐々に低下する、いわゆるランプ波形を有している。容量素子32の一端は信号線SGLに接続され、他端はコンパレータ34の負入力端子に接続されている。電流源33は、信号線SGLから接地に所定の電流値の電流を流すように構成される。
コンパレータ34の正入力端子は容量素子31の他端に接続され、負入力端子は容量素子32の他端に接続され、出力端子はカウンタ35に接続される。コンパレータ34は、正入力端子における電圧と負入力端子における電圧とを比較して、その比較結果を信号CMPとして出力するように構成される。また、このコンパレータ34は、容量素子31,32における電圧値を設定するゼロ調整を行うことができるように構成される。カウンタ35は、コンパレータ34から供給された信号CMP、センサ制御部25から供給されたクロック信号CLKおよび制御信号CCに基づいて、カウント動作を行うように構成される。ラッチ36は、カウンタ35により得られたカウント値CNTを、複数のビットを有するデジタルコードCODEとして出力するように構成される。
複数のスイッチ部SWのそれぞれは、センサ制御部25から供給された制御信号SSWに基づいて、AD変換部ADCから出力されたデジタルコードCODEをバス配線BUSに供給するように構成される。複数のスイッチ部SWは、複数のAD変換部ADCに対応して設けられている。具体的には、0番目のスイッチ部SW[0]は、0番目のAD変換部ADC[0]に対応して設けられ、1番目のスイッチ部SW[1]は、1番目のAD変換部ADC[1]に対応して設けられ、2番目のスイッチ部SW[2]は、2番目のAD変換部ADC[2]に対応して設けられている。
スイッチ部SWは、この例では、デジタルコードCODEのビット数と同じ数のトランジスタを用いて構成される。これらのトランジスタは、センサ制御部25から供給された制御信号SSWの各ビット(制御信号SSW[0],SSW[1],SSW[2],…)に基づいて、オンオフ制御される。具体的には、例えば、0番目のスイッチ部SW[0]は、制御信号SSW[0]に基づいて各トランジスタがオン状態になることにより、0番目のAD変換部ADC[0]から出力されたデジタルコードCODEをバス配線BUSに供給する。同様に、例えば、1番目のスイッチ部SW[1]は、制御信号SSW[1]に基づいて各トランジスタがオン状態になることにより、1番目のAD変換部ADC[1]から出力されたデジタルコードCODEをバス配線BUSに供給する。他のスイッチ部SWについても同様である。
バス配線BUSは、複数の配線を有し、AD変換部ADCから出力されたデジタルコードCODEを伝えるように構成される。バス配線BUSは、複数のスイッチ部SWに接続されるとともに、画像処理部24に接続される。読出部30は、このバス配線BUSを用いて、AD変換部ADCから供給された複数のデジタルコードCODEを、画像信号DATA0として、画像処理部24に順次転送するようになっている(データ転送動作)。
画像処理部24は、画像信号DATA0に基づいて、デプス画像PICを生成するように構成される。具体的には、画像処理部24は、画像信号DATA0に含まれる、センサ20の受光面Sにおける干渉縞についての情報に基づいて、例えばフレネル変換などを含む所定の演算処理を行うことにより、位相情報INFを求める。この位相情報INFは、計測対象物9により生じた、光パルスL10における光波の位相および反射光パルスL20における光波の位相の間の位相差についての情報である。そして、画像処理部24は、この位相情報INFに基づいて、デプス画像PICを生成する。デプス画像PICに含まれる複数の画素値のそれぞれは、深度(距離)についての値を示す。すなわち、デプス画像PICは、計測対象物9の立体形状を示している。そして、画像処理部24は、このデプス画像PICを、画像信号DATAとして出力するようになっている。
センサ制御部25(図2)は、駆動部22、読出部30、および画像処理部24に制御信号を供給し、これらの回路の動作を制御することにより、センサ20の動作を制御するように構成される。具体的には、センサ制御部25は、例えば、駆動部22に対して制御信号を供給することにより、駆動部22が画素アレイ21における複数の画素Pを駆動するように制御する。また、センサ制御部25は、読出部30に対して、参照信号REF、クロック信号CLK、制御信号CC、および制御信号SSW(制御信号SSW[0],SSW[1],SSW[2],…)を供給することにより、読出部30が、画素信号SIGに基づいて画像信号DATA0を生成するように制御する。また、センサ制御部25は、画像処理部24に対して制御信号を供給することにより、画像処理部24の動作を制御するようになっている。
センサ制御部25は、図5に示したように、参照信号生成部26を有している。参照信号生成部26は、参照信号REFを生成するように構成される。参照信号REFは、AD変換を行う2つの期間(変換期間T1,T2)において、時間の経過に応じて電圧レベルが徐々に低下する、いわゆるランプ波形を有している。参照信号生成部26は、生成した参照信号REFを、読出部30の複数のAD変換部ADCに供給するようになっている。
制御部17(図1)は、光源制御部12およびセンサ20に制御信号を供給し、これらの回路の動作を制御することにより、計測装置1の動作を制御するように構成される。
ここで、フォトダイオードPDは、本開示における「受光素子」の一具体例に対応する。フローティングディフュージョンFD0〜FD3は、本開示における「複数の蓄積部」の一具体例に対応する。フローティングディフュージョンFD1は、本開示における「第1の蓄積部」の一具体例に対応する。フローティングディフュージョンFD3は、本開示における「第2の蓄積部」の一具体例に対応する。フローティングディフュージョンFD2は、本開示における「第3の蓄積部」の一具体例に対応する。フローティングディフュージョンFD0は、本開示における「第4の蓄積部」の一具体例に対応する。トランジスタTRG0〜TRG3は、本開示における「電荷供給部」および「複数のトランジスタ」の一具体例に対応する。読出部30および画像処理部24は、本開示における「処理部」の一具体例に対応する。ビームスプリッタ13、平面ミラー14、およびビームコンバイナ15は、本開示における「光学系」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の計測装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1〜3を参照して、計測装置1の全体動作概要を説明する。光源制御部12(図1)は、制御部17からの指示に基づいて、光源11の動作を制御する。光源11は、光源制御部12からの指示に基づいて、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うことにより、光パルスL1を出射する。ビームスプリッタ13は、入射した光パルスL1を2つの光パルスL10,L11に分離する。ビームスプリッタ13から出射した光パルスL11は、計測対象物9により反射され、反射光パルスL20として、ビームコンバイナ15に入射する。平面ミラー14は、ビームスプリッタ13から出射した光パルスL10をビームコンバイナ15に向かって反射させる。ビームコンバイナ15は、入射した光パルスL10および入射した反射光パルスL20を結合する。センサ20は、ビームコンバイナ15から出射した光パルスL10および反射光パルスL20により形成された干渉縞を検出することにより、デプス画像PICを生成する。具体的には、センサ20の画素アレイ21における複数の画素Pは、光を検出することにより画素信号SIGを生成する。読出部30は、画素アレイ21から供給された画素信号SIGに基づいてAD変換を行うことにより、画像信号DATA0を生成する。画像処理部24は、画像信号DATA0に基づいてデプス画像PICを生成し、このデプス画像PICを画像信号DATAとして出力する。
(詳細動作)
計測装置1は、まず、露光動作D1を行うことにより、複数の画素Pのそれぞれにおける4つのフローティングディフュージョンFD0〜FD3に電荷を蓄積する。そして、計測装置1は、読出動作D2を行うことにより、複数の画素Pから信号線SGLを介して供給された画素信号SIGに基づいてAD変換を行い、画像信号DATA0を生成する。そして、計測装置1は、画像信号DATA0に基づいてデプス画像PICを生成する。以下に、この動作について詳細に説明する。
図6は、計測装置1における露光動作D1および読出動作D2の一例を表すものである。この図6において、上端は画素アレイ21の最上部を示し、下端は画素アレイ21の最下部を示す。
計測装置1は、タイミングt1〜t2の期間において、露光動作D1を行う。具体的には、光源制御部12は、光源11の動作を制御し、光源11は、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うことにより、光パルスL1を射出する。また、駆動部22は、画素アレイ21における複数の画素Pを駆動し、複数の画素Pは、光パルスL10および反射光パルスL20を受光する。このように、計測装置1は、いわゆるグローバルシャッタ方式で、露光動作D1を行う。
そして、計測装置1は、タイミングt2〜t3の期間において、読出動作D2を行う。具体的には、駆動部22は、画素アレイ21における複数の画素Pを、画素ラインL単位で順次駆動する。複数の画素Pは、画素信号SIGを、信号線SGL(信号線SGL0,SGL1)を介して読出部30に供給する。読出部30は、この画素信号SIGに基づいてAD変換を行うことにより、画像信号DATA0を生成する。
画像処理部24は、この読出動作D2により生成された画像信号DATA0に基づいて、デプス画像PICを生成する。そして、画像処理部24は、生成したデプス画像PICを画像信号DATAとして出力する。
そして、タイミングt3以降において、計測装置1は、図6に示したように、露光動作D1および読出動作D2を交互に繰り返す。
(露光動作D1について)
次に、計測装置1における露光動作D1について、詳細に説明する。以下に、画素アレイ21における複数の画素Pのうちのある画素P1に着目し、この画素P1に係る露光動作D1について詳細に説明する。
図7は、露光動作D1の一例を表すものであり、(A)は光源11から出射する光パルスL1の波形を示し、(B)はリセット制御信号SRST0,SRST2の波形を示し、(C)はリセット制御信号SRST1,SRST3,SRSTの波形を示し、(D)はフローティングディフュージョンFD0〜FD3における電圧VFD0〜VFD3の波形を示し、(E)は制御信号STRG0の波形を示し、(F)は制御信号STRG1の波形を示し、(G)は制御信号STRG2の波形を示し、(H)は制御信号STRG3の波形を示す。
この露光動作D1では、駆動部22は、選択制御信号SSELA,SSELBの電圧を低レベルにする。これにより、画素P1のトランジスタSEL0〜SEL3はオフ状態になる。そして、駆動部22は、制御信号STRG0〜STRG3を生成する。これにより、トランジスタTRG0〜TRG3は、いずれか1つがオン状態になるようにオンオフし、フォトダイオードPDにより生成された電荷がフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積される。以下に、この動作について詳細に説明する。
タイミングt11より前の期間において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0〜SRST3,SRSTの電圧を高レベルにする(図7(B),(C))。これにより、画素P1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオン状態になり、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に電圧VRSTが供給され、フォトダイオードPDのカソードに電圧VRSTXが供給される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、この電圧VRSTに応じた電圧V1に設定される(図7(D))。
次に、タイミングt11において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0〜SRST3,SRSTの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図7(B),(C))。これにより、画素P1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオフ状態になる。
また、光源11は、このタイミングt11において、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を開始する(図7(A))。具体的には、光源11は、タイミングt11〜t13の期間において発光状態になり、タイミングt13〜t15の期間において非発光状態になる。光パルスL1の発光デューティ比は、この例では50%である。すなわち、発光期間(タイミングt11〜t13)の長さと、非発光期間(タイミングt13〜t15)の長さは、互いに等しい。光源11は、このタイミングt11〜t15の動作を繰り返す。
また、駆動部22は、このタイミングt11において、制御信号STRG0〜STRG3を選択的に順次高レベルにし始める(図7(E)〜(H))。具体的には、駆動部22は、タイミングt11〜t12の期間において制御信号STRG0を高レベルにし、タイミングt12〜t13の期間において制御信号STRG1を高レベルにし、タイミングt13〜t14の期間において制御信号STRG2を高レベルにし、タイミングt14〜t15の期間において制御信号STRG3を高レベルにする。制御信号STRG0〜STRG3のデューティ比は、この例では25%である。すなわち、制御信号STRG0〜STRG3のパルス幅は互いに等しい。駆動部22は、このタイミングt11〜t15の動作を繰り返す。
図7(A),(E)〜(H)に示したように、制御信号STRG0〜STRG3の周波数は、光源11の発光動作の周波数と同じであり、制御信号STRG0〜STRG3は、光源11の発光動作に同期している。すなわち、制御部17は、センサ20のセンサ制御部25に対して制御信号を供給し、センサ制御部25は、駆動部22に対して、制御信号STRG0〜STRG3を生成するように指示する。また、制御部17は、光源制御部12に対して制御信号を供給し、光源制御部12は、光源11に対して、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を開始するように指示する。これにより、計測装置1では、制御信号STRG0〜STRG3を、光源11の発光動作に同期させることができる。
このようにして、このタイミングt11において露光期間TEが開始する。この露光期間TEにおいて、フォトダイオードPDは、計測装置1に入射する背景光L0、光パルスL10、および反射光パルスL20に基づいて電荷を生成する。トランジスタTRG0は制御信号STRG0に基づいてオンオフし、トランジスタTRG1は制御信号STRG1に基づいてオンオフし、トランジスタTRG2は制御信号STRG2に基づいてオンオフし、トランジスタTRG3は制御信号STRG3に基づいてオンオフする。すなわち、トランジスタTRG0〜TRG3は、いずれか1つがオン状態になる。これにより、フォトダイオードPDにより生成された電荷が、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積される。
図8は、フローティングディフュージョンFD0〜FD3における電荷の蓄積動作の一例を表すものであり、(A)は計測装置1に入射する背景光L0を示し、(B)は光パルスL10の波形を示し、(C)は反射光パルスL20の波形を示し、(D)〜(G)は制御信号STRG0〜STRG3の波形をそれぞれ示し、(H)〜(K)はフローティングディフュージョンFD0〜FD3に蓄積される電荷Q0〜Q3をそれぞれ示す。
まず、光パルスL10は、タイミングt21において立ち上がり、タイミングt24において立ち下がる(図8(B))。この光パルスL10は、図7(A)に示した光パルスL1に対応するものである。
また、制御信号STRG0は、タイミングt21において立ち上がり、このタイミングt21から位相が90度だけ遅れたタイミングt23において立ち下がる(図8(D))。制御信号STRG1は、タイミングt23において立ち上がり、このタイミングt23から位相が90度だけ遅れたタイミングt24において立ち下がる(図8(E))。制御信号STRG2は、タイミングt24において立ち上がり、このタイミングt24から位相が90度だけ遅れたタイミングt26において立ち下がる(図8(F))。制御信号STRG3は、タイミングt26において立ち上がり、このタイミングt26から位相が90度だけ遅れたタイミングt27において立ち下がる(図8(G))。このように、制御信号STRG0〜STRG3は、光パルスL10に同期している。
反射光パルスL20の位相は、光パルスL10の位相よりも位相φだけずれる(図8(C))。この位相φは、ビームスプリッタ13から平面ミラー14を経由してセンサ20に到達するまでの光路と、ビームスプリッタ13から計測対象物9を経由してセンサ20に到達するまでの光路との光路差に対応する。この例では、タイミングt21よりも位相φに対応する時間だけ遅れたタイミングt22において反射光パルスL20が立ち上がり、タイミングt24よりも位相φに対応する時間だけ遅れたタイミングt25において反射光パルスL20が立ち下がる。
画素P1のフォトダイオードPDは、図8(A)〜(C)に示したように、タイミングt21〜t22の期間において、背景光L0および光パルスL10の光を検出し、検出した光に基づいて電荷を生成する。また、フォトダイオードPDは、タイミングt22〜t24の期間において、背景光L0と、光パルスL10および反射光パルスL20の干渉光とを検出し、検出した光に基づいて電荷を生成する。また、フォトダイオードPDは、タイミングt24〜t25の期間において、背景光L0および反射光パルスL20の光を検出し、検出した光に基づいて電荷を生成する。また、フォトダイオードPDは、タイミングt25〜t27の期間において、背景光L0を検出し、検出した光に基づいて電荷を生成する。
トランジスタTRG0は、制御信号STRG0が高レベルであるタイミングt21〜t23の期間において、フォトダイオードPDにより生成された電荷をフローティングディフュージョンFD0に転送する(図8(D))。これにより、タイミングt21〜t23の期間において、フローティングディフュージョンFD0に、背景光L0、光パルスL10、および反射光パルスL20に基づく電荷が蓄積される(図8(H))。この電荷Q0は、以下の式で表すことができる。
Q0=Ir[φ]+In[90]−In[φ]+Am[90]
ここで、Ir[φ]は、タイミングt21〜t22の期間において蓄積された、光パルスL10に係る位相φ分の電荷を示し、In[90]−In[φ]は、タイミングt22〜t23の期間において蓄積された、光パルスL10および反射光パルスL20の干渉光に係る位相(90―φ)度分の電荷を示し、Am[90]は、タイミングt21〜t23の期間において蓄積された、背景光L0に係る90度分の位相に対応する電荷を示す。
トランジスタTRG1は、制御信号STRG1が高レベルであるタイミングt23〜t24の期間において、フォトダイオードPDにより生成された電荷をフローティングディフュージョンFD1に転送する(図8(E))。これにより、タイミングt23〜t24の期間において、フローティングディフュージョンFD1に、背景光L0、光パルスL10、および反射光パルスL20に基づく電荷が蓄積される(図8(I))。この電荷Q1は、以下の式で表すことができる。
Q1=In[90]+Am[90]
ここで、In[90]は、タイミングt23〜t24の期間において蓄積された、光パルスL10および反射光パルスL20の干渉光に係る90度分の位相に対応する電荷を示し、Am[90]は、タイミングt23〜t24の期間において蓄積された、背景光L0に係る90度分の位相に対応する電荷を示す。
トランジスタTRG2は、制御信号STRG2が高レベルであるタイミングt24〜t26の期間において、フォトダイオードPDにより生成された電荷をフローティングディフュージョンFD2に転送する(図8(F))。これにより、タイミングt24〜t26の期間において、フローティングディフュージョンFD2に、背景光L0および反射光パルスL20に基づく電荷が蓄積される(図8(J))。この電荷Q2は、以下の式で表すことができる。
Q2=Re[φ]+Am[90]
ここで、Re[φ]は、タイミングt24〜t25の期間において蓄積された、反射光パルスL20の干渉光に係る位相φ分の電荷を示し、Am[90]は、タイミングt24〜t26において蓄積された、背景光L0に係る90度分の位相に対応する電荷を示す。
トランジスタTRG3は、制御信号STRG3が高レベルであるタイミングt26〜t27の期間において、フォトダイオードPDにより生成された電荷をフローティングディフュージョンFD3に転送する(図8(G))。これにより、タイミングt26〜t27の期間において、フローティングディフュージョンFD3に、背景光L0に基づく電荷が蓄積される(図8(K))。この電荷Q3は、以下の式で表すことができる。
Q3=Am[90]
ここで、Am[90]は、タイミングt26〜t27において蓄積された、背景光L0に係る、90度分の位相に対応する電荷を示す。
電荷Q1と電荷Q3の差は、以下の式で表すことができる。
Q1−Q3=In[90]+Am[90]−Am[90]=In[90]
すなわち、背景光L0に係る90度分の位相に対応する電荷であるAm[90]が相殺され、光パルスL10および反射光パルスL20の干渉光に係る90度分の位相に対応する電荷であるIn[90]が残る。後述するように、計測装置1は、画素アレイ21における全ての画素Pにおける、この電荷In[90]に応じた画素値VAL(後述)を得る。すなわち、この電荷In[90]は、光パルスL10および反射光パルスL20の干渉光に応じて生成されるので、計測装置1は、画素アレイ21における全ての画素Pにおける、この電荷In[90]に応じた画素値VALに基づいて、干渉縞についての情報を得ることができる。
画素P1は、図8に示したタイミングt21〜t27における動作を繰り返す。これにより、フローティングディフュージョンFD0には、電荷Q0が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD1には、電荷Q1が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD2には、電荷Q2が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD3には、電荷Q3が繰り返し蓄積される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、徐々に低下していく(図7(D))。電圧VFD0における電圧変化量は電荷Q0に対応し、電圧VFD1における電圧変化量は電荷Q1に対応し、電圧VFD2における電圧変化量は電荷Q2に対応し、電圧VFD3における電圧変化量は電荷Q3に対応する。
そして、図7に示したように、タイミングt16において、光源11は、発光動作を終了する(図7(A))。また、駆動部22は、このタイミングt16において、制御信号STRG0〜STRG3を低レベルに設定する。これにより、トランジスタTRG0〜TRG3は、オフ状態になる。その結果、これ以降、フォトダイオードPDとフローティングディフュージョンFD0〜FD3は、電気的に切断される。このようにして、タイミングt16において露光期間TEが終了する。
そして、タイミングt17において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0,SRST2の電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図7(B))。これにより、画素P1のトランジスタRST0,RST2はオン状態になり、フローティングディフュージョンFD0,FD2の電圧VFD0,VFD2は、この電圧VRSTに応じた電圧V1に設定される(図7(D))。このようにして、フローティングディフュージョンFD0,FD2に蓄積された電荷は排出される。図8における“Q0=0”および“Q2=0”は、フローティングディフュージョンFD0,FD2に蓄積された電荷が排出されたことを示している。そして、タイミングt18において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0,SRST2の電圧を高レベルから低レベルに変化させる。これにより、画素P1のトランジスタRST0,RST2はオフ状態になる。
一方、このタイミングt17〜t18の期間において、リセット制御信号SRST1,SRST3は低レベルに維持されるので、画素P1のトランジスタRST1,RST3はオフ状態を維持するため、フローティングディフュージョンFD1,FD3の電圧VFD1,VFD3は維持される(図7(C),(D))。
そして、その後に、計測装置1は、以下に説明する読出動作D2を行う。
(読出動作D2)
次に、計測装置1における読出動作D2について、詳細に説明する。以下に、画素P1におけるフローティングディフュージョンFD1に係る画素信号SIGを読み出す動作を例に説明する。
図9は、読出動作D2の一例を表すものであり、(A)は選択制御信号SSELAの波形を示し、(B)はリセット制御信号SRST1の波形を示し、(C)は参照信号REFの波形を示し、(D)は画素信号SIGの波形を示し、(E)はAD変換部ADCのコンパレータ34から出力される信号CMPの波形を示し、(F)はクロック信号CLKの波形を示し、(G)はAD変換部ADCのカウンタ35におけるカウント値CNTを示す。ここで、図9(C),(D)では、各信号の波形を同じ電圧軸で示している。図9(C)の参照信号REFは、コンパレータ34の正入力端子における波形を示し、図9(D)の画素信号SIGは、コンパレータ34の負入力端子における波形を示す。
この読出動作D2では、駆動部22は、選択制御信号SSELAの電圧を高レベルにするとともに、選択制御信号SSELBの電圧を低レベルにする。これにより、トランジスタSEL0,SEL1はオン状態になり、トランジスタSEL2,SEL3はオフ状態になる。これにより、画素P1は、信号線SGL0を介して、フローティングディフュージョンFD0の電圧VFD0に応じた電圧を読出部30に供給するとともに、信号線SGL1を介して、フローティングディフュージョンFD1の電圧VFD1に応じた電圧を読出部30に供給する。そして、読出部30のAD変換部ADCが、変換期間T1において、画素P1が出力した画素信号SIGに基づいてAD変換を行う。そして、駆動部22が、フローティングディフュージョンFD0,FD1に対してリセット動作を行い、AD変換部ADCが、変換期間T2において、画素P1が出力した画素信号SIGに基づいてAD変換を行う。以下にこの動作について詳細に説明する。なお、以下の説明では、フローティングディフュージョンFD1に係る動作を例に挙げて説明するが、フローティングディフュージョンFD0,FD2,FD3に係る動作についても同様である。
まず、タイミングt31において、駆動部22は、選択制御信号SSELAの電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図9(A))。これにより、画素P1では、トランジスタSEL0,SEL1がオン状態になり、画素P1が信号線SGL0,SGL1と電気的に接続される。これにより、画素P1は、信号線SGL1を介して、フローティングディフュージョンFD1の電圧VFD1に応じた電圧を画素信号SIGとして読出部30に供給する。
次に、タイミングt32〜t34の期間(変換期間T1)において、この信号線SGL1に接続されたAD変換部ADCは、この画素信号SIGに基づいてAD変換を行う。具体的には、タイミングt32において、センサ制御部25は、クロック信号CLKの生成を開始し(図9(F))、これと同時に、参照信号生成部26は、参照信号REFの電圧を、電圧V2から所定の変化度合いで低下させ始める(図9(C))。これに応じて、AD変換部ADCのカウンタ35は、カウント値CNTを“0”から減らすようにカウント動作を開始する(図9(G))。
そして、タイミングt33において、参照信号REFの電圧が画素信号SIGの電圧を下回る(図9(C),(D))。これに応じて、AD変換部ADCのコンパレータ34は、信号CMPの電圧を高レベルから低レベルに変化させ(図9(E))、その結果、カウンタ35は、カウント動作を停止する(図9(G))。このときのカウント値CNTは負の値“−CNT1”である。
次に、タイミングt34において、センサ制御部25は、変換期間T1の終了に伴い、クロック信号CLKの生成を停止する(図9(F))。これと同時に、参照信号生成部26は、参照信号REFの電圧の変化を停止させ、その後のタイミングt35において、参照信号REFの電圧を電圧V2に変化させる(図9(C))。これに伴い、参照信号REFの電圧が画素信号SIGの電圧を上回るので(図9(C),(D))、AD変換部ADCのコンパレータ34は、信号CMPの電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図9(E))。
次に、タイミングt36において、AD変換部ADCのカウンタ35は、制御信号CCに基づいて、カウント値CNTの極性を反転する(図9(G))。これにより、カウント値CNTは正の値“CNT1”になる。
次に、タイミングt37において、駆動部22は、リセット制御信号SRST1の電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図9(B))。これにより、画素P1では、トランジスタRST1がオン状態になり、フローティングディフュージョンFD1に電圧VRSTが供給される(リセット動作)。これにより、画素信号SIGの電圧は、電圧VRSTに応じた電圧V1に向かって上昇する。
次に、タイミングt38において、駆動部22は、リセット制御信号SRST1の電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図9(B))。これにより、画素P1では、トランジスタRST1がオフ状態になる。
次に、タイミングt39〜t41の期間(変換期間T2)において、AD変換部ADCは、この画素信号SIGに基づいてAD変換を行う。具体的には、タイミングt39において、センサ制御部25は、クロック信号CLKの生成を開始し(図9(F))、これと同時に、参照信号生成部26は、参照信号REFの電圧を、電圧V2から所定の変化度合いで低下させ始める(図9(C))。これに応じて、AD変換部ADCのカウンタ35は、カウント値を減らすようにカウント動作を開始する(図9(G))。
そして、タイミングt40において、参照信号REFの電圧が画素信号SIGの電圧を下回る(図9(C),(D))。これに応じて、AD変換部ADCのコンパレータ34は、信号CMPの電圧を高レベルから低レベルに変化させ(図9(E))、その結果、カウンタ35は、カウント動作を停止する(図9(G))。タイミングt39〜t40の期間において、カウント値CNTは、カウント値CNT2だけ減少する。そして、AD変換部ADCのラッチ36は、カウンタ35におけるカウント値CNT(CNT1−CNT2)を、デジタルコードCODE(デジタルコードCODE1)として出力する。
次に、タイミングt41において、センサ制御部25は、変換期間T2の終了に伴い、クロック信号CLKの生成を停止する(図9(F))。これと同時に、参照信号生成部26は、参照信号REFの電圧の変化を停止させ、その後のタイミングt42において、参照信号REFの電圧を電圧V2に変化させる(図9(C))。これに伴い、参照信号REFの電圧が画素信号SIGの電圧を上回るので(図9(C),(D))、AD変換部ADCのコンパレータ34は、信号CMPの電圧を低レベルから高レベルに変化させる。(図9(E))。
そして、タイミングt43において、駆動部22は、選択制御信号SSELAの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図9(A))。これにより、画素P1では、トランジスタSEL0,SEL1がオフ状態になり、画素P1が信号線SGL0,SGL1から電気的に切り離される。
このように、計測装置1では、画素P1から供給された画素信号SIGに基づいて変換期間T1においてカウント動作を行い、カウント値CNTの極性を反転するようにした。そして、計測装置1では、画素P1のフローティングディフュージョンFD1をリセットし、この画素P1から供給された画素信号SIGに基づいて変換期間T2においてカウント動作を行うようにした。計測装置1では、このようないわゆる2重データサンプリング(DDS;Double Data Sampling)を行うようにしたので、画素信号SIGに含まれるノイズ成分を取り除くことができ、その結果、例えば深度(距離)の計測精度を高めることができる。
読出部30は、このように、画素P1におけるフローティングディフュージョンFD1に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE(デジタルコードCODE1)を生成する。同様に、読出部30は、フローティングディフュージョンFD0に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE(デジタルコードCODE0)を生成し、フローティングディフュージョンFD2に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE(デジタルコードCODE2)を生成し、フローティングディフュージョンFD3に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE(デジタルコードCODE3)を生成する。
デジタルコードCODE1は、電荷Q1に対応するコードであり、デジタルコードCODE3は、電荷Q3に対応するコードである。一方、デジタルコードCODE0,CODE2の値は、ほぼ“0”である。すなわち、フローティングディフュージョンFD0,FD2に蓄積された電荷は、図7に示したように、この読出動作D2の前のタイミングt17〜t18の期間においてすでに排出されているので、デジタルコードCODE0,CODE2の値は、ほぼ“0”である。
そして、読出部30は、これらのデジタルコードCODE0〜CODE3を含む画像信号DATA0を画像処理部24に供給する。
画像処理部24は、画像信号DATA0に基づいて、デプス画像PICを生成する。具体的には、画像処理部24は、画像信号DATA0に含まれる、複数の画素Pのそれぞれに係る4つのデジタルコードCODE0〜CODE3に基づいて、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、その画素Pの画素値VALを求める。すなわち、デジタルコードCODE1は、干渉光成分および背景光成分を含んでおり、デジタルコードCODE3は背景光成分を含んでいるので、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、干渉光成分を求めることができる。画素アレイ21における全ての画素Pの画素値VALは、センサ20の受光面Sにおける干渉縞についての情報を含んでいる。画像処理部24は、この干渉縞についての情報に基づいて、例えばフレネル変換などを含む所定の演算処理を行うことにより、位相情報INFを求める。そして、画像処理部24は、この位相情報INFに基づいて、デプス画像PICを生成する。
ここで、露光期間TEは、本開示における「第1の期間」の一具体例に対応する。タイミングt23〜t24の期間は、本開示における「第2の期間」の一具体例に対応する。タイミングt26〜t27の期間は、本開示における「第3の期間」の一具体例に対応する。画素値VALは、本開示における「第1の画素値」の一具体例に対応する。
以上のように、計測装置1では、光源11が、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うようにするとともに、フォトダイオードPDにより生成された電荷がフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積されるようにした。そして、フローティングディフュージョンFD1に係るデジタルコードCODE1と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差に基づいて、デプス画像PICを求めるようにした。これにより、計測装置1では、デジタルコードCODE1に含まれる背景光成分を効果的に取り除くことができる。その結果、計測装置1では、深度(距離)の計測精度を高めることができる。
すなわち、例えば、予め背景光を検出しておき、この背景光の検出結果を用いて、干渉縞を検出するときの検出光に含まれる背景光成分の除去を図る場合には、十分に背景光成分を除去できないおそれがある。つまり、背景光を検出する期間と、干渉光を検出する期間とが互いに離れている場合には、例えば、空気密度のゆらぎや、計測対象物9の動きなどにより、背景光が変化するおそれがある。その場合には、干渉縞を検出するときの検出光に含まれる背景光成分を効果的に取り除くことができなくなってしまう。
一方、計測装置1では、フォトダイオードPDにより生成された電荷がフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積されるようにした。これにより、フローティングディフュージョンFD1は、例えば図8におけるタイミングt23〜t24の期間において、干渉光および背景光L0に基づく電荷Q1を蓄積し、フローティングディフュージョンFD3は、例えば図8におけるタイミングt26〜t27の期間において、背景光L0に基づく電荷Q3を蓄積することができる。すなわち、計測装置1では、干渉光および背景光L0の検出と、背景光L0の検出とを並行して時分割的に行うことができる。そして、計測装置1では、フローティングディフュージョンFD1に係るデジタルコードCODE1と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差を求めるようにした。これにより、デジタルコードCODE1に含まれる背景光成分を効果的に取り除くことができる。その結果、計測装置1では、深度(距離)の計測精度を高めることができる。
(撮像画像PIC2について)
以上、デプス画像PICの生成について説明したが、計測装置1は、デプス画像PICに加えて、撮像画像PIC2をも生成することができる。以下に、この動作について説明する。
図10は、撮像画像PIC2を生成する場合の露光動作D1の一例を表すものであり、(A)は光源11から出射する光パルスL1の波形を示し、(B)はリセット制御信号SRST0,SRST1の波形を示し、(C)はリセット制御信号SRST2,SRST3,SRSTの波形を示し、(D)はフローティングディフュージョンFD0〜FD3における電圧VFD0〜VFD3の波形を示し、(E)は制御信号STRG0の波形を示し、(F)は制御信号STRG1の波形を示し、(G)は制御信号STRG2の波形を示し、(H)は制御信号STRG3の波形を示す。
デプス画像PICを生成する場合(図7)と同様に、タイミングt51より前の期間において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0〜SRST3,SRSTの電圧を高レベルにする(図10(B),(C))。これにより、画素P1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオン状態になり、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に電圧VRSTが供給され、フォトダイオードPDのカソードに電圧VRSTXが供給される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、この電圧VRSTに応じた電圧V1に設定される(図10(D))。
次に、タイミングt51において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0〜SRST3,SRSTの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図10(B),(C))。これにより、画素P1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオフ状態になる。また、光源11は、このタイミングt51において、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を開始する(図10(A))。また、駆動部22は、このタイミングt51において、制御信号STRG0〜STRG3を選択的に順次高レベルにし始める(図10(E)〜(H))。
このようにして、このタイミングt51において露光期間TEが開始する。この露光期間TEにおいて、フォトダイオードPDは、計測装置1に入射する背景光L0、光パルスL10、および反射光パルスL20に基づいて電荷を生成する。そして、フォトダイオードPDにより生成された電荷が、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積される。
図11は、撮像画像PIC2を生成する場合におけるフローティングディフュージョンFD0〜FD3における電荷の蓄積動作の一例を表すものである。電荷の蓄積動作は、デプス画像PICを生成する場合の動作(図8)と同様である。
電荷Q2と電荷Q3の差は、以下の式で表すことができる。
Q2−Q3=Re[φ]+Am[90]−Am[90]=Re[φ]
すなわち、背景光L0に係る90度分の位相に対応する電荷であるAm[90]が相殺され、反射光パルスL20に係る位相φ分の電荷であるRe[φ]が残る。後述するように、計測装置1は、画素アレイ21における全ての画素Pにおける、この電荷Re[φ]に応じた画素値VAL2(後述)を得る。すなわち、この電荷Re[φ]は、反射光パルスL20に応じて生成されるので、計測装置1は、画素アレイ21における全ての画素Pにおける、この電荷Re[φ]に応じた画素値VAL2に基づいて、撮像画像PIC2を得ることができる。
画素P1は、図11に示したタイミングt61〜t67における動作を繰り返す。これにより、フローティングディフュージョンFD0には、電荷Q0が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD1には、電荷Q1が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD2には、電荷Q2が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD3には、電荷Q3が繰り返し蓄積される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、徐々に低下していく(図10(D))。
そして、図10に示したように、タイミングt56において、光源11は、発光動作を終了する(図10(A))。また、駆動部22は、このタイミングt56において、制御信号STRG0〜STRG3を低レベルに設定する。このようにして、タイミングt56において露光期間TEが終了する。
そして、タイミングt57において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0,SRST1の電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図10(B))。これにより、画素P1のトランジスタRST0,RST1はオン状態になり、フローティングディフュージョンFD0,FD1の電圧VFD0,VFD2は、この電圧VRSTに応じた電圧V1に設定される(図10(D))。このようにして、フローティングディフュージョンFD0,FD1に蓄積された電荷は排出される。図11における“Q0=0”および“Q1=0”は、フローティングディフュージョンFD0,FD1に蓄積された電荷が排出されたことを示している。そして、タイミングt58において、駆動部22は、リセット制御信号SRST0,SRST1の電圧を高レベルから低レベルに変化させる。これにより、画素P1のトランジスタRST0,RST1はオフ状態になる。
そして、その後に、計測装置1は、デプス画像PICを生成する場合と同様に、読出動作D2を行う。読出部30は、画素P1におけるフローティングディフュージョンFD0〜FD3に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE0〜CODE3を生成する。デジタルコードCODE2は、電荷Q2に対応するコードであり、デジタルコードCODE3は、電荷Q3に対応するコードである。一方、デジタルコードCODE0,CODE1の値は、ほぼ“0”である。すなわち、フローティングディフュージョンFD0,FD1に蓄積された電荷は、図10に示したように、この読出動作D2の前のタイミングt57〜t58の期間においてすでに排出されているので、デジタルコードCODE0,CODE1の値は、ほぼ“0”である。読出部30は、これらのデジタルコードCODE0〜CODE3を含む画像信号DATA0を画像処理部24に供給する。
画像処理部24は、画像信号DATA0に基づいて、撮像画像PIC2を生成する。具体的には、画像処理部24は、画像信号DATA0に含まれる、複数の画素Pのそれぞれに係る4つのデジタルコードCODE0〜CODE3に基づいて、デジタルコードCODE2とデジタルコードCODE3との差(CODE2−CODE3)を求めることにより、その画素Pの画素値VAL2を求める。すなわち、デジタルコードCODE2は、反射光成分および背景光成分を含んでおり、デジタルコードCODE3は背景光成分を含んでいるので、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、反射光成分を求めることができる。よって、画素アレイ21における全ての画素Pの画素値VAL2は、撮像画像PIC2を構成する。画像処理部24は、このようにして、撮像画像PIC2を生成する。
ここで、タイミングt66〜t67の期間は、本開示における「第3の期間」の一具体例に対応する。タイミングt64〜t66の期間は、本開示における「第4の期間」の一具体例に対応する。画素値VAL2は、本開示における「第2の画素値」の一具体例に対応する。
このように、計測装置1では、光源11が、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うようにするとともに、フォトダイオードPDにより生成された電荷がフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積されるようにした。そして、フローティングディフュージョンFD2に係るデジタルコードCODE2と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差に基づいて、撮像画像PIC2を生成するようにした。これにより、計測装置1では、デジタルコードCODE2に含まれる背景光成分を効果的に取り除くことができる。その結果、計測装置1では、撮像画像PIC2の画質を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、光源が、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うようにするとともに、フォトダイオードにより生成された電荷が複数のフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積されるようにした。そして、フローティングディフュージョンFD1に係るデジタルコードCODE1と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差に基づいて、デプス画像を求めるようにした。これにより、計測精度を高めることができる。
本実施の形態では、光源が、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を行うようにするとともに、フォトダイオードにより生成された電荷が複数のフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積されるようにした。そして、フローティングディフュージョンFD2に係るデジタルコードCODE2と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差に基づいて、撮像画像を生成するようにした。これにより、撮像画像の画質を高めることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る計測装置2について説明する。本実施の形態は、光電変換により生成された電荷を、複数のフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積する方法が、上記第1の実施の形態と異なるものである。なお、上記第1の実施の形態に係る計測装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、計測装置2は、センサ40を備えている。図2に示したように、センサ40は、画素アレイ41と、駆動部42とを有している。
図12は、画素アレイ41の画素Qの一構成例を表すものである。画素アレイ41は、複数の制御線GUL0と、複数の制御線GUL1と、複数の制御線GUL2と、複数の制御線GUL3と、複数の選択制御線SELLAと、複数の選択制御線SELLBと、複数のリセット制御線RSTL0と、複数のリセット制御線RSTL1と、複数のリセット制御線RSTL2と、複数のリセット制御線RSTL3と、複数の信号線SGL0と、複数の信号線SGL1とを有している。制御線GUL0,GUL1,GUL2,GUL3は、水平方向(図2,12における横方向)に延伸する。制御線GUL0には、駆動部42により制御信号SGU0が印加され、制御線GUL1には、駆動部42により制御信号SGU1が印加され、制御線GUL2には、駆動部42により制御信号SGU2が印加され、制御線GUL3には、駆動部42により制御信号SGU3が印加される。1行分の画素Qは、画素ラインLを構成する。
画素Qは、光電変換素子51と、電荷分配部50と、フローティングディフュージョンFD0,FD1,FD2,FD3と、トランジスタRST0,RST1,RST2,RST3と、トランジスタAMP0,AMP1,AMP2,AMP3と、トランジスタSEL0,SEL1,SEL2,SEL3とを有している。
光電変換素子51は、受光量に応じて電荷を発生させるように構成される。光電変換素子51の一端は電荷分配部50に接続され、他端は接地される。
電荷分配部50は、光電変換素子51により生成された電荷を、4つのフローティングディフュージョンFD0〜FD3に分配可能に構成される。電荷分配部50は、等価的に、4つのスイッチS0〜S3を有している。スイッチS0の一端は光電変換素子51に接続され、他端はフローティングディフュージョンFD0、トランジスタRST0のソース、およびトランジスタAMP0のゲートに接続される。スイッチS1の一端は光電変換素子51に接続され、他端はフローティングディフュージョンFD1、トランジスタRST1のソース、およびトランジスタAMP1のゲートに接続される。スイッチS2の一端は光電変換素子51に接続され、他端はフローティングディフュージョンFD2、トランジスタRST2のソース、およびトランジスタAMP2のゲートに接続される。スイッチS3の一端は光電変換素子51に接続され、他端はフローティングディフュージョンFD3、トランジスタRST3のソース、およびトランジスタAMP3のゲートに接続される。これらのスイッチS0〜S3は、制御線GUL0〜GUL3における制御信号SGU0〜SGU3の電圧の組み合わせに基づいて動作するようになっている。
図13A,13Bは、電荷分配部50の一構成例を模式的に表すものであり、図13Aは電荷分配部50の一動作状態を示し、図13Bは電荷分配部50の他の動作状態を示す。基板200Pは、P型の半導体基板である。電荷分配部50は、拡散層201P,202N,211P,212Nを有している。拡散層201Pは、基板200Pの表面に形成されたP型の半導体層である。この拡散層201Pは、制御線GUL0に接続され、制御信号SGU0が印加される。拡散層202Nは、基板200Pの表面に形成されたN型の半導体層である。この拡散層202Nは、フローティングディフュージョンFD0、トランジスタRST0のソース、およびトランジスタAMP0のゲートに接続される。拡散層211Pは、基板200Pの表面に形成されたP型の半導体層である。この拡散層211Pは、制御線GUL1に接続され、制御信号SGU1が印加される。拡散層212Nは、基板200Pの表面に形成されたN型の半導体層である。この拡散層212Nは、フローティングディフュージョンFD1、トランジスタRST1のソース、およびトランジスタAMP1のゲートに接続される。
図13Aに示したように、例えば、拡散層201Pに正の電圧VPが印加され、拡散層211Pに負の電圧VMが印加された場合には、基板200P内に、これらの電圧VP,VMに応じた電界が生じる。図13Aには、電気力線を描いている。そして、光電変換素子51により生成された電子は、その電界に応じて拡散層202Nに向かって移動し、この拡散層202Nを介してフローティングディフュージョンFD0に蓄積される。この動作は、図12に示したスイッチS0がオン状態であり、スイッチS1〜S3がオフ状態であるときの動作に対応する。
また、図13Bに示したように、例えば、拡散層201Pに負の電圧VMが印加され、拡散層211Pに正の電圧VPが印加された場合には、基板200P内に、これらの電圧VP,VMに応じた電界が生じる。そして、光電変換素子51により生成された電子は、その電界に応じて拡散層212Nに向かって移動し、この拡散層212Nを介してフローティングディフュージョンFD1に蓄積される。この動作は、図12に示したスイッチS1がオン状態であり、スイッチS0,S2,S3がオフ状態であるときの動作に対応する。
このようにして、電荷分配部50は、光電変換素子51により生成された電荷をフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積するようになっている。
駆動部42(図2)は、センサ制御部25からの指示に基づいて、画素アレイ41における複数の画素Qを駆動するように構成される。具体的には、駆動部42は、複数の制御線GUL0(図12)に対して制御信号SGU0を印加し、複数の制御線GUL1に対して制御信号SGU1を印加し、複数の制御線GUL2に対して制御信号SGU2を印加し、複数の制御線GUL3に対して制御信号SGU3を印加する。また、駆動部42は、複数の選択制御線SELLAに対して選択制御信号SSELAを印加し、複数の選択制御線SELLBに対して選択制御信号SSELBを印加する。また、駆動部42は、複数のリセット制御線RSTL0に対してリセット制御信号SRST0を印加し、複数のリセット制御線RSTL1に対してリセット制御信号SRST1を印加し、複数のリセット制御線RSTL2に対してリセット制御信号SRST2を印加し、複数のリセット制御線RSTL3に対してリセット制御信号SRST3を印加する。また、駆動部42は、電圧VRSTを生成するようになっている。
ここで、光電変換素子51は、本開示における「受光素子」の一具体例に対応する。電荷分配部50は、本開示における「電荷供給部」の一具体例に対応する。拡散層201P,211Pは、本開示における「複数の電圧印加部」の一具体例に対応する。
このように、計測装置2では、基板200P内に電荷を形成することにより、光電変換素子51により生成された電荷を、複数のフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積するようにした。この場合でも、例えば、フローティングディフュージョンFD1に係るデジタルコードCODE1と、フローティングディフュージョンFD3に係るデジタルコードCODE3との差に基づいてデプス画像PICを求めることにより、上記第1の実施の形態の場合と同様に、計測精度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、基板内に電荷を形成することにより、光電変換素子により生成された電荷を、複数のフローティングディフュージョンに選択的に蓄積するようにしたので、上記第1の実施の形態の場合と同様に、計測精度を高めることができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る計測装置3について説明する。本実施の形態は、デプス画像PICの生成と、撮像画像PIC2の生成とを並行して行うものである。なお、上記第1の実施の形態に係る計測装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1に示したように、計測装置3は、センサ60を備えている。図2に示したように、センサ60は、画素アレイ61と、駆動部62と、画像処理部64とを有している。
図14は、画素アレイ61の画素Rの一構成例を表すものである。画素アレイ61は、複数の制御線TRGL0と、複数の制御線TRGL1と、複数の制御線TRGL2と、複数の制御線TRGL3と、複数の選択制御線SELLAと、複数の選択制御線SELLBと、複数のリセット制御線RSTLAと、複数のリセット制御線RSTLBと、複数の信号線SGL0と、複数の信号線SGL1とを有している。リセット制御線RSTLA,RSTLBは、水平方向(図2,14における横方向)に延伸する。リセット制御線RSTLAには、駆動部62によりリセット制御信号SRSTAが印加され、リセット制御線RSTLBには、駆動部62によりリセット制御信号SRSTBが印加される。1行分の画素Rは、画素ラインLを構成する。
トランジスタRST0,RST1,RSTのゲートはリセット制御線RSTLAに接続される。トランジスタRST2,RST3のゲートはリセット制御線RSTLBに接続される。
駆動部62(図2)は、センサ制御部25からの指示に基づいて、画素アレイ61における複数の画素Rを駆動するように構成される。具体的には、駆動部62は、複数の制御線TRGL0(図14)に対して制御信号STRG0を印加し、複数の制御線TRGL1に対して制御信号STRG1を印加し、複数の制御線TRGL2に対して制御信号STRG2を印加し、複数の制御線TRGL3に対して制御信号STRG3を印加する。また、駆動部62は、複数の選択制御線SELLAに対して選択制御信号SSELAを印加し、複数の選択制御線SELLBに対して選択制御信号SSELBを印加する。また、駆動部62は、複数のリセット制御線RSTLAに対してリセット制御信号SRSTAを印加し、複数のリセット制御線RSTLBに対してリセット制御信号SRSTBを印加する。また、駆動部62は、電圧VRST,VRSTXを生成するようになっている。
画像処理部64は、画像信号DATA0に基づいて、デプス画像PICおよび撮像画像PIC2を生成するように構成される。
ここで、読出部30および画像処理部64は、本開示における「処理部」の一具体例に対応する。
図15は、露光動作D1の一例を表すものであり、(A)は光源11から出射する光パルスL1の波形を示し、(B)はリセット制御信号SRSTA,SRSTBの波形を示し、(C)はフローティングディフュージョンFD0〜FD3における電圧VFD0〜VFD3の波形を示し、(D)は制御信号STRG0の波形を示し、(E)は制御信号STRG1の波形を示し、(F)は制御信号STRG2の波形を示し、(G)は制御信号STRG3の波形を示す。
上記第1の実施の形態に係る計測装置1の場合(図7,10)と同様に、タイミングt71より前の期間において、駆動部62は、リセット制御信号SRSTA,SRSTBの電圧を高レベルにする(図15(B))。これにより、画素R1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオン状態になり、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に電圧VRSTが供給され、フォトダイオードPDのカソードに電圧VRSTXが供給される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、この電圧VRSTに応じた電圧V1に設定される(図15(C))。
次に、タイミングt71において、駆動部62は、リセット制御信号SRSTA,SRSTBの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図15(B))。これにより、画素R1のトランジスタRST0〜RST3,RSTはオフ状態になる。また、光源11は、このタイミングt71において、発光および非発光を交互に繰り返す発光動作を開始する(図15(A))。また、駆動部62は、このタイミングt71において、制御信号STRG0〜STRG3を選択的に順次高レベルにし始める(図15(D)〜(G))。
このようにして、このタイミングt71において露光期間TEが開始する。この露光期間TEにおいて、フォトダイオードPDは、計測装置3に入射する背景光L0、光パルスL10、および反射光パルスL20に基づいて電荷を生成する。そして、フォトダイオードPDにより生成された電荷が、フローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積される。
図16は、フローティングディフュージョンFD0〜FD3における電荷の蓄積動作の一例を表すものである。電荷の蓄積動作は、上記第1の実施の形態に係る計測装置1の場合の動作(図8,11)と同様である。
電荷Q1と電荷Q3の差は、以下の式で表すことができる。
Q1−Q3=In[90]+Am[90]−Am[90]=In[90]
よって、計測装置3は、第1の実施の形態に係る計測装置1と同様に、画素アレイ61における全ての画素Rにおける、この電荷In[90]に応じた画素値VALに基づいて、干渉縞についての情報を得ることができる。
また、電荷Q2と電荷Q3の差は、以下の式で表すことができる。
Q2−Q3=Re[φ]+Am[90]−Am[90]=Re[φ]
よって、計測装置3は、画素アレイ61における全ての画素Rにおける、この電荷Re[φ]に応じた画素値VAL2に基づいて、撮像画像PIC2を得ることができる。
画素R1は、図16に示したタイミングt81〜t87における動作を繰り返す。これにより、フローティングディフュージョンFD0には、電荷Q0が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD1には、電荷Q1が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD2には、電荷Q2が繰り返し蓄積され、フローティングディフュージョンFD3には、電荷Q3が繰り返し蓄積される。これにより、フローティングディフュージョンFD0〜FD3の電圧VFD0〜VFD3は、徐々に低下していく(図15(C))。
そして、図15に示したように、タイミングt76において、光源11は、発光動作を終了する(図15(A))。また、駆動部62は、このタイミングt76において、制御信号STRG0〜STRG3を低レベルに設定する。このようにして、タイミングt76において露光期間TEが終了する。
そして、その後に、計測装置3は、読出動作D2を行う。読出部30は、画素R1におけるフローティングディフュージョンFD0〜FD3に係る画素信号SIGを読み出すことにより、デジタルコードCODE0〜CODE3を生成する。読出部30は、これらのデジタルコードCODE0〜CODE3を含む画像信号DATA0を画像処理部64に供給する。
画像処理部64は、画像信号DATA0に基づいて、デプス画像PICおよび撮像画像PIC2を生成する。
具体的には、画像処理部64は、画像信号DATA0に含まれる、複数の画素Rのそれぞれに係る4つのデジタルコードCODE0〜CODE3に基づいて、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、その画素Rの画素値VALを求める。画素アレイ61における全ての画素Rの画素値VALは、センサ60の受光面Sにおける干渉縞についての情報を含んでいる。画像処理部64は、この干渉縞についての情報に基づいて、例えばフレネル変換などを含む所定の演算処理を行うことにより、位相情報INFを求める。そして、画像処理部64は、この位相情報INFに基づいて、デプス画像PICを生成する。
また、画像処理部64は、画像信号DATA0に含まれる、複数の画素Rのそれぞれに係る4つのデジタルコードCODE0〜CODE3に基づいて、デジタルコードCODE2とデジタルコードCODE3との差(CODE2−CODE3)を求めることにより、その画素Rの画素値VAL2を求める。画素アレイ61における全ての画素Rの画素値VAL2は、撮像画像PIC2を構成する。画像処理部64は、このようにして、撮像画像PIC2を生成する。
ここで、タイミングt83〜t84の期間は、本開示における「第2の期間」の一具体例に対応する。タイミングt86〜t87の期間は、本開示における「第3の期間」の一具体例に対応する。タイミングt84〜t86の期間は、本開示における「第4の期間」の一具体例に対応する。
このように、計測装置3では、画像信号DATA0に含まれる、複数の画素Rのそれぞれに係る4つのデジタルコードCODE0〜CODE3に基づいて、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、その画素Rの画素値VALを求めるとともに、デジタルコードCODE2とデジタルコードCODE3との差(CODE2−CODE3)を求めることにより、その画素Rの画素値VAL2を求めるようにした。そして、計測装置3では、画素値VALに基づいてデプス画像PICを生成するとともに、画素値VAL2に基づいて撮像画像PIC2を生成するようにした。これにより、計測装置3では、デプス画像PICの生成と、撮像画像PIC2の生成とを並行して行うことができる。
以上のように本実施の形態では、デジタルコードCODE1とデジタルコードCODE3との差(CODE1−CODE3)を求めることにより、その画素の画素値VALを求めるとともに、デジタルコードCODE2とデジタルコードCODE3との差(CODE2−CODE3)を求めることにより、その画素の画素値VAL2を求めるようにしたので、デプス画像の生成と、撮像画像の生成とを並行して行うことができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例]
第2の実施の形態における電荷分配部50を、第3の実施の形態に係る計測装置3に適用してもよい。
以上、いくつかの実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、4つのフローティングディフュージョンFD0〜FD3を設け、フォトダイオードPDにより生成された電荷を4つのフローティングディフュージョンFD0〜FD3に選択的に蓄積したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、5つ以上の複数のフローティングディフュージョンを設け、フォトダイオードPDにより生成された電荷をこれらのフローティングディフュージョンに選択的に蓄積してもよい。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。
(1)光に基づいて光電変換を行うことにより受光電荷を生成可能な受光素子と、前記受光電荷を蓄積可能であり、第1の蓄積部および第2の蓄積部を含む複数の蓄積部と、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給可能な電荷供給部とを有する画素と、
前記第1の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値を生成可能であり、前記第2の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値を生成可能であり、前記第1の検出値と前記第2の検出値との差に基づいて第1の画素値を生成可能な処理部と
を備えた計測装置。
(2)前記受光素子は、第1の期間において発光と非発光を交互に繰り返す発光動作を行うことが可能な光源から射出された光パルスと、前記光パルスに応じた反射光パルスとを受光可能であり、
前記電荷供給部は、前記第1の期間において、前記発光動作と同期するように、前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給可能である
前記(1)に記載の計測装置。
(3)前記電荷供給部は、前記光源が発光する期間内の第2の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第1の蓄積部に供給可能であり、前記光源が発光しない期間内の第3の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第2の蓄積部に供給可能である
前記(2)に記載の計測装置。
(4)前記複数の蓄積部は、第3の蓄積部をさらに含み、
前記処理部は、前記第3の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第3の検出値を生成可能であり、前記第2の検出値と前記第3の検出値との差に基づいて第2の画素値を生成可能である
前記(2)または(3)に記載の計測装置。
(5)前記電荷供給部は、前記光源が発光しない期間内の第4の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第3の蓄積部に供給可能である
前記(4)に記載の計測装置。
(6)前記複数の蓄積部は、第4の蓄積部をさらに含み、
前記電荷供給部は、前記第1の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を、前記第4の蓄積部、前記第1の蓄積部、前記第3の蓄積部、前記第2の蓄積部に、この順に巡回するように選択的に供給可能である
前記(4)または(5)に記載の計測装置。
(7)前記画素を複数備え、
複数の前記画素は、受光面に並設され、
前記受光面には、前記光パルスにおける光波と前記反射光パルスにおける光波との干渉縞が形成され、
前記処理部は、前記複数の画素のそれぞれにおける、前記第1の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量および前記第2の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて前記第1の画素値を生成可能であり、複数の前記第1の画素値に基づいて、前記光パルスにおける光波の位相および前記反射光パルスにおける光波の位相の間の位相差についての位相情報を生成可能である
前記(2)から(6)のいずれかに記載の計測装置。
(8)前記処理部は、前記位相情報に基づいてデプス画像を生成可能である
前記(7)に記載の計測装置。
(9)前記干渉縞を前記受光面に形成させる光学系をさらに備えた
前記(7)または(8)に記載の計測装置。
(10)前記光源をさらに備えた
前記(2)から(9)のいずれかに記載の計測装置。
(11)前記電荷供給部は、前記複数の蓄積部に対応して設けられ、それぞれが、オン状態になることにより、前記受光素子により生成された前記受光電荷を、対応する前記蓄積部に供給可能な複数のトランジスタを有する
前記(1)から(10)のいずれかに記載の計測装置。
(12)前記電荷供給部は、前記複数の蓄積部に対応して設けられ、それぞれが、前記受光素子が形成された半導体基板に対して電圧を印加可能な複数の電圧印加部を有し、
前記複数の電圧印加部は、前記半導体基板に電界を形成することにより、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給することが可能である
前記(1)から(11)のいずれかに記載の計測装置。
1〜3…計測装置、11…光源、12…光源制御部、13…ビームスプリッタ、14…平面ミラー、15…ビームコンバイナ、17…制御部、20,40,60…センサ、21…画素アレイ、22,42,62…駆動部、24,64…画像処理部、25…センサ制御部、26…参照信号生成部、31,32…容量素子、33…電流源、34…コンパレータ、35…カウンタ、36…ラッチ、50…電荷分配部、51…光電変換素子、100N,200P…基板、101P,111P,201P,202N,211P,212N…拡散層、102,112…ゲート電極、ADC…AD変換部、AMP0〜AMP3,RST,RST0〜RST3,SEL0〜SEL3…トランジスタ、BUS…バス配線、CC…制御信号、CLK…クロック信号、CMP…信号、CNT,CNT1,CNT2…カウント値、CODE…デジタルコード、DATA,DATA0…画像信号、D1…露光動作、D2…読出動作、FD0〜FD3…フローティングディフュージョン、GUL0〜GUL3…制御線、L1,L10,L11…光パルス、L20…反射光パルス、P,Q,R…画素、PD…フォトダイオード、REF…参照信号、RSTL0〜RSTL3,RSTL,RSTLA,RSTLB…リセット制御線、S…受光面、SELLA,SELLB…選択制御線、SIG…画素信号、SGL,SGL0,SGL1…信号線、SGU0〜SGU3…制御信号、SRST0〜SRST3,SRST,SRSTA,SRSTB…リセット制御信号、SSELA,SSELB…選択制御信号、SSW…制御信号、STRG0〜STRG3…制御信号、SW…スイッチ部、S0〜S3…スイッチ、TE…露光期間、TRGL0〜TRGL3…制御線、T1,T2…変換期間、VDD…電源電圧、VFD0〜VFD3…電圧、VRST,VRSTX…電圧、Q0〜Q3…電荷、φ…位相。

Claims (12)

  1. 光に基づいて光電変換を行うことにより受光電荷を生成可能な受光素子と、前記受光電荷を蓄積可能であり、第1の蓄積部および第2の蓄積部を含む複数の蓄積部と、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給可能な電荷供給部とを有する画素と、
    前記第1の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第1の検出値を生成可能であり、前記第2の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第2の検出値を生成可能であり、前記第1の検出値と前記第2の検出値との差に基づいて第1の画素値を生成可能な処理部と
    を備えた計測装置。
  2. 前記受光素子は、第1の期間において発光と非発光を交互に繰り返す発光動作を行うことが可能な光源から射出された光パルスと、前記光パルスに応じた反射光パルスとを受光可能であり、
    前記電荷供給部は、前記第1の期間において、前記発光動作と同期するように、前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給可能である
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記電荷供給部は、前記光源が発光する期間内の第2の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第1の蓄積部に供給可能であり、前記光源が発光しない期間内の第3の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第2の蓄積部に供給可能である
    請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記複数の蓄積部は、第3の蓄積部をさらに含み、
    前記処理部は、前記第3の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて第3の検出値を生成可能であり、前記第2の検出値と前記第3の検出値との差に基づいて第2の画素値を生成可能である
    請求項2に記載の計測装置。
  5. 前記電荷供給部は、前記光源が発光しない期間内の第4の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記第3の蓄積部に供給可能である
    請求項4に記載の計測装置。
  6. 前記複数の蓄積部は、第4の蓄積部をさらに含み、
    前記電荷供給部は、前記第1の期間において、前記受光素子により生成された前記受光電荷を、前記第4の蓄積部、前記第1の蓄積部、前記第3の蓄積部、前記第2の蓄積部に、この順に巡回するように選択的に供給可能である
    請求項4に記載の計測装置。
  7. 前記画素を複数備え、
    複数の前記画素は、受光面に並設され、
    前記受光面には、前記光パルスにおける光波と前記反射光パルスにおける光波との干渉縞が形成され、
    前記処理部は、前記複数の画素のそれぞれにおける、前記第1の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量および前記第2の蓄積部に蓄積された前記受光電荷の電荷量に基づいて前記第1の画素値を生成可能であり、複数の前記第1の画素値に基づいて、前記光パルスにおける光波の位相および前記反射光パルスにおける光波の位相の間の位相差についての位相情報を生成可能である
    請求項2に記載の計測装置。
  8. 前記処理部は、前記位相情報に基づいてデプス画像を生成可能である
    請求項7に記載の計測装置。
  9. 前記干渉縞を前記受光面に形成させる光学系をさらに備えた
    請求項7に記載の計測装置。
  10. 前記光源をさらに備えた
    請求項2に記載の計測装置。
  11. 前記電荷供給部は、前記複数の蓄積部に対応して設けられ、それぞれが、オン状態になることにより、前記受光素子により生成された前記受光電荷を、対応する前記蓄積部に供給可能な複数のトランジスタを有する
    請求項1に記載の計測装置。
  12. 前記電荷供給部は、前記複数の蓄積部に対応して設けられ、それぞれが、前記受光素子が形成された半導体基板に対して電圧を印加可能な複数の電圧印加部を有し、
    前記複数の電圧印加部は、前記半導体基板に電界を形成することにより、前記受光素子により生成された前記受光電荷を前記複数の蓄積部に選択的に供給することが可能である
    請求項1に記載の計測装置。


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